14日にスタートする日本テレビ系の新ドラマ『あなたの番です』は、田中圭と原田知世がW主演し、異例の2クール(半年)連続放送で話題をさらっている。日本テレビが2クールかけて放送するドラマは1994年の『静かなるドン』以来、じつに25年ぶり。
ストーリーは、とあるマンションに引越してきた新婚の田中と原田の周囲で、謎の連続死が起こる。じつはマンション住民は「交換殺人ゲーム」に与しており、夫婦は事件に巻き込まれていく……という本格ミステリーだ。
日テレ・日曜のドラマ枠は、『今日から俺は!!』『3年A組~今から皆さんは、人質です~』と、連続ヒットを生んでいる。主に小中学生というひときわ若い視聴者層を取り込んだことがヒットの要因と見られているが、『あなたの番です』の挑戦はどう評価されるだろうか。
さて、この長いドラマが放送開始する前から、主演の田中圭をめぐる妙な噂がネット上で拡散していた。このネガティブPRは一体何だったのか。
薬物疑惑で逮捕間近の「超売れっ子俳優のT」とは
今年3月12日、ピエール瀧容疑者が麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、芸能界に激震が走った。この大捕物以降、各週刊誌やスポーツ紙は「次は誰だ?」と言わんばかりに、薬物疑惑が浮上しているタレントをイニシャルで伝えている。
3月22日発売の「フライデー」(小学館)は、「いまだ薬物使用の噂が絶えない芸能人」と題して、逮捕候補として数名のイニシャルを列記したが、まず挙げられたのは「超売れっ子俳優のT」だった。
<一般的には爽やかなルックスが売りの彼ですが、下積み時代から素行が悪いことで知られている。クスリを覚えたのもその頃だといいます。テレビに映画にと引っ張りダコなだけに、もし逮捕となれば、その影響は今回の瀧容疑者以上のものになります>
記事では、ほかにも「歌手のM」や「ミュージシャンO」などが挙げられており、<彼らはかねてから警察や厚生労働省の麻薬取締部(麻取)の捜査対象として名前が挙がっている。いつ事件化してもおかしくありません>というのだ。
さらに、この「フライデー」を受けて、3月25日配信の「Asagei plus」は「超売れっ子俳優のT」について次のように補足している。
<イニシャルにTが付く俳優は何人もいますが、今回の報道後、特に疑われているのが、昨年放送された連続ドラマへの出演で大ブレイクしたイケメン俳優のTです。彼はギャンブルの借金で首が回らなくなり、事務所に肩代わりしてもらった過去なども報じられており、素性の悪い噂が度々飛び交っている。そんなTはバラエティでも活躍し、春からは長期間放送される話題ドラマにも出演しますから、もし不祥事が発覚すれば、業界は大パニックになることでしょう>
この2記事で伝えられた「超売れっ子俳優のT」の特徴をまとめると、次のようになる。
・下積み時代から素行が悪いことで知られている
・昨年放送された連続ドラマへの出演で大ブレイクしたイケメン俳優
・ギャンブルの借金で首が回らなくなり、事務所に肩代わりしてもらった過去がある
・春からは長期間放送される話題ドラマにも出演
これらすべてに田中圭が当てはまっているとネットで話題となり、「超売れっ子俳優のT=田中圭」という説が出回ってしまったのだ。
・下積み時代から素行が悪いことで知られている
2015年2月の「フラッシュ」(光文社)は、「妻子あり田中圭 グラドルにセクハラ泥酔合コン」というタイトルで、田中圭とグラビアアイドル西崎莉麻らの合コンを報じていた。また、その後も共演者女優との熱愛が噂されている。
・ギャンブルの借金で首が回らなくなり、事務所に肩代わりしてもらった過去がある
2018年8月の「フライデー」では、<麻雀などのギャンブル好きを公言する田中圭が、26歳の頃に競馬で負けが込み、借金で首が回らなくなったことがある>としたが、<借金返済のために安定した仕事に就くことを決意した田中だが、事務所から「お前には才能があるんだから、気持ちを入れ替えて本気で働け!」と叱咤され、借金を肩代わりしてもらえた>と伝えている。
・昨年放送された連続ドラマへの出演で大ブレイクしたイケメン俳優
2018年4月期ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)への出演で田中圭が一躍大ブレイクを果たしたことは周知の通り。
・春からは長期間放送される話題ドラマにも出演
田中圭は2クールドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)に出演する。
しかし、ここまであからさまなイニシャル報道には、違和感を覚える。捜査筋が水面下で「あのタレントはヤバい」などと目しているとしたら、田中が今これほどまで多くのドラマや映画に出演し、CM起用も増加しているなどありえないはずだ。
田中圭は8月23日に映画『おっさんずラブ』の公開が控えており、3月にクランクインしていた。またCMも、今年だけでサントリー、森永乳業、ボートレース振興会の3社に出演が決定している。CM契約は長期にわたるため、わざわざリスクのある俳優を起用するとは考えにくい。
もちろん日本テレビも、2クールにわたるドラマの主演に降板の可能性すらある役者を抜擢するはずがない。少なくとも現状を見る限り、逮捕候補だという「超売れっ子俳優のT」が田中圭だということはないはずだ。
いくらイニシャルだとしても、 多くの人が田中の名前を想起するような報道やネットの風評は名誉毀損に該当してもおかしくないはずだが、 田中自身や所属事務所は今のところ、なんの反応もしていない。 有名税として割り切っているということだろうか。