加藤浩次、吉本興業上層部との対立を『スッキリ』が忖度? 一日伸びたことで運勢が激変のワケ

 吉本芸人の「闇営業問題」はよもやの「分裂危機」に発展しそうな勢いだ。

 7月22日に行われた吉本興業の岡本明彦社長の会見を観た加藤浩次は、翌23日の『スッキリ』(日本テレビ系)で不満と怒りをぶちまけ、改めて吉本の体制を批判。「今の社長、(大崎洋)会長の体制が続くんだったら、僕は吉本興業を辞める」と声を荒らげた。

「今や焦点は吉本の経営陣の進退に移っています。社長、会長が退けばダウンタウン・松本人志が辞め、逆に退かなければ加藤浩次が辞めるという構図になり、すでに平成ノブシコブシ・吉村崇や友近が加藤支持を表明するなど、芸人たちによるクーデーターも起こりうる様相を呈しています」(芸能記者)

 そんななか、岡本社長の会見が5時間にも及んだことが、加藤の「運命」を大きく変えるかもしれないという。

「加藤は22日中に吉本の上層部と話し合いの場を持つことになっていましたが、会見が大幅に伸びたことでそれが23日にずれ込みました。実は、『スッキリ』の占いコーナー『誕生月占いスッキリす』によれば、4月生まれの加藤の22日の運勢は12カ月の中で7位の『まあまあスッキリす』。しかも『立ち振る舞いには気をつけよう』というメッセージがついていました。それが23日になると全体の4位となる『スッキリす』に運勢がアップ。メッセージも『愛をたくさんもらってモテ運UP』となっている。これを読み解くと、前日に会談していれば“狂犬モード”が発動し、周囲の支持を得られなかった可能性がある。1日伸びたことで、周囲の芸人も加藤に賛同して、彼の元に結集する動きが出てくるかもしれません」(テレビ誌ライター)

 ひょっとすると、スタッフや占い師が“忖度”していたのもかしれないが、番組側も加藤を応援する立場だろう。加藤が会談でラッキーカラーとなっていた「オレンジ」を身につけていたのかも気になるところだ。

加藤浩次と吉本興業で内紛の様相に 善後策として「松本人志の経営陣入り」が急浮上

 仲裁の結果がこれとは……。

 7月22日、吉本興業の岡本昭彦社長が会見を開き、20日に行われた宮迫博之と田村亮の謝罪会見を受ける形で、所属タレントの闇営業問題について5時間に及ぶ釈明を行った。

 前日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、ダウンタウン・松本人志が元マネージャーである岡本社長に直談判。社長の会見と宮迫らとの再度の話し合いを要請したことを明かしていた。

「松本の狙いどおり、会見では宮迫、亮の処分が撤回され、ミーティングの場をもうけたい意向が示された。しかし一方で、終始、記者からの質問とかみ合わない答弁が続いたばかりか、謎の涙を流し始めるなど、視聴者からは怒りや不満の声が湧き上がりました。宮迫らの契約解除を撤回するのであれば、岡本社長の辞任は必須だと思っていましたが、結局、1年間の50%減棒のみ。報道陣は、あっけにとられていました」(芸能記者)

 これが、松本が直談判してまで、させたかったことだとしたら、とんだ茶番だが……。

「今回の件で改めて驚いたのは、吉本の上層部がすべて元ダウンタウンのマネージャーで占められており、実態は『松本興業』だったこと。おそらく多くの芸人たちは松本に経営陣に加わってもらいたいと思っているはずです。『スッキリ』(日本テレビ系)では加藤浩次が『経営陣の交代がなければ吉本を辞める』といって波紋を広げていますが、岡本社長の辞任がなくても、松本が取締役になるなら納得するのではないでしょうか」(放送作家)

 23日のツイッターでは、「寝不足芸人がいっぱいやろな~ でもプロ根性で乗り越えましょう、私達は生まれつきオモロイ」とつぶやいていた松本。現状では後輩たちの不安は解消されないままだが、何を思うだろうか。

吉本興業とジャニーズ――宮迫博之&田村亮の会見、SMAP解散騒動での“公開処刑”に思うこと

 雨上がり決死隊の宮迫博之や、ロンドンブーツ1号2号の田村亮ら芸人による、反社会勢力への「闇営業」問題。これを受け、7月19日に吉本興業から契約解消された宮迫と謹慎中の亮が、会社を通さずに“手作り”の謝罪会見を行ったことにより、事態は大きく急変した。

 当初、世間からの風当たりが強かった二人だが、会見で吉本興業の隠ぺい体質とパワハラが明らかにされると、風向きが変わった。二人は会見で、先月から謝罪会見を願い出ていたのに、吉本興業の方が退けていたこと、岡本昭彦社長が「一人で会見したらええわ。全員連帯責任としてクビにするからな」と亮に言ったことなど、信じられない内容を涙ながらに赤裸々に告白。すると世論は一気に覆り、吉本興業への批判が噴出したのだ。

 会見後には、ダウンタウン・松本人志と東野幸治が岡本社長に会見を開くよう働きかけ、『スッキリ』(日本テレビ系)では極楽とんぼ・加藤浩次が吉本興業を猛批判、「状況が変わらないなら退社する」と発言するなど、件の芸人たちへの「援護射撃」が広がっている。

 そんな中、7月22日に行われた岡本社長の会見は、まったく煮え切らない内容で、批判がさらに噴出。事態はまだまだ収束しそうにないが、一連の問題は、吉本興業のみならず芸能界を揺るがす大きな転換点となりそうだ。

 そしてこれらの隠ぺい・パワハラ問題は、ジャニーズファンにとっても、他人事としてそれこそ「静観」できないものだろう。

 宮迫や亮の会見を見ながら、SMAP解散騒動での“公開処刑”といわれる謝罪生放送を思い出した人は少なくないのではないか。この解散騒動でも、ジャニーズ事務所のパワハラが盛んに指摘されていたからだ。

 もちろん事情はどうあれ、実際に反社と付き合いがあり、金銭を受け取っていないと嘘をついた宮迫らと、SMAPを一緒に語るわけにはいかない。しかし、SNSには以下のようなコメントが多数見られた。

「会見をフル放送したのはAbema TVだけ。宮迫&亮、SMAPの3人を見ると、事務所とテレビ局の関係に不信感を持つ。芸能事務所とのしがらみがないメディアを中心に、新しい報道ができればいいのに」
「宮迫と田村亮を脅した吉本、SMAPに圧力をかけたジャニーズ、能年玲奈を干したレプロ。この3社を糾弾できないんじゃ、報道機関として機能してないわ」
「宮迫と亮は、大変だろうけどまだ幸せ者だと思う。大御所が寄り添ってくれるんだから。SMAP解散騒動の当時、彼ら5人は本当につらかったと思う」

 宮迫と亮の“手作り”会見は、同情を集める内容だった。情報を整理しつつ、臆測や主観を避けて「事実」を伝えようとする宮迫には、会見開始当初は「口がうますぎる」「芝居がかっている」という声もあった。しかし、そこから語られる吉本興業の対応のディティールが、具体的かつ信ぴょう性に富んでいたこと、また天然の正直者ゆえに、 岡本社長が「民放各局と吉本興業がズブズブの関係」と話したことを明かした亮とのタッグは、世論を味方につけ、事務所の異常さを伝えるのに最適だったと思う。

 SMAPを解散した本人たちが懸命に前を向いて進んでいるときに、いつまでも過去にしがみつくのは失礼かもしれない。しかし、この会見を見ながらどうしても考えてしまうのは、「もし解散前にSMAPもAbemaなどとの接点を持ち、こうした会見ができていたら……」ということ。

 宮迫と亮の姿を見ながら、つい「あのとき、頭が良く人脈が広く、大御所からの信頼も厚い中居正広と、真実しか語れない正直者の草なぎ剛とが会見をすることができていたら」などと重ね合わせて見てしまう。

 一部ファンの中には、何も語らず、自分たちだけが全てを抱えたまま解散したSMAPを讃える声もある。でも、やっぱりあの「公開処刑」を彼ら自身が決して忘れることはないだろうし、SMAPファンのみならず、ジャニーズファンの多くも決して忘れることができないだろう。

 AKSによるNGT48メンバーへの暴行事件の隠ぺい、ジャニーズ事務所への公正取引委員会の「注意」、そして吉本興業の「闇営業」とパワハラ・隠ぺいなど、芸能界の闇が噴き出している2018~2019年。今後の展開を見逃せない。
(南山ヒロミ)

 

吉本興業とジャニーズ――宮迫博之&田村亮の会見、SMAP解散騒動での“公開処刑”に思うこと

 雨上がり決死隊の宮迫博之や、ロンドンブーツ1号2号の田村亮ら芸人による、反社会勢力への「闇営業」問題。これを受け、7月19日に吉本興業から契約解消された宮迫と謹慎中の亮が、会社を通さずに“手作り”の謝罪会見を行ったことにより、事態は大きく急変した。

 当初、世間からの風当たりが強かった二人だが、会見で吉本興業の隠ぺい体質とパワハラが明らかにされると、風向きが変わった。二人は会見で、先月から謝罪会見を願い出ていたのに、吉本興業の方が退けていたこと、岡本昭彦社長が「一人で会見したらええわ。全員連帯責任としてクビにするからな」と亮に言ったことなど、信じられない内容を涙ながらに赤裸々に告白。すると世論は一気に覆り、吉本興業への批判が噴出したのだ。

 会見後には、ダウンタウン・松本人志と東野幸治が岡本社長に会見を開くよう働きかけ、『スッキリ』(日本テレビ系)では極楽とんぼ・加藤浩次が吉本興業を猛批判、「状況が変わらないなら退社する」と発言するなど、件の芸人たちへの「援護射撃」が広がっている。

 そんな中、7月22日に行われた岡本社長の会見は、まったく煮え切らない内容で、批判がさらに噴出。事態はまだまだ収束しそうにないが、一連の問題は、吉本興業のみならず芸能界を揺るがす大きな転換点となりそうだ。

 そしてこれらの隠ぺい・パワハラ問題は、ジャニーズファンにとっても、他人事としてそれこそ「静観」できないものだろう。

 宮迫や亮の会見を見ながら、SMAP解散騒動での“公開処刑”といわれる謝罪生放送を思い出した人は少なくないのではないか。この解散騒動でも、ジャニーズ事務所のパワハラが盛んに指摘されていたからだ。

 もちろん事情はどうあれ、実際に反社と付き合いがあり、金銭を受け取っていないと嘘をついた宮迫らと、SMAPを一緒に語るわけにはいかない。しかし、SNSには以下のようなコメントが多数見られた。

「会見をフル放送したのはAbema TVだけ。宮迫&亮、SMAPの3人を見ると、事務所とテレビ局の関係に不信感を持つ。芸能事務所とのしがらみがないメディアを中心に、新しい報道ができればいいのに」
「宮迫と田村亮を脅した吉本、SMAPに圧力をかけたジャニーズ、能年玲奈を干したレプロ。この3社を糾弾できないんじゃ、報道機関として機能してないわ」
「宮迫と亮は、大変だろうけどまだ幸せ者だと思う。大御所が寄り添ってくれるんだから。SMAP解散騒動の当時、彼ら5人は本当につらかったと思う」

 宮迫と亮の“手作り”会見は、同情を集める内容だった。情報を整理しつつ、臆測や主観を避けて「事実」を伝えようとする宮迫には、会見開始当初は「口がうますぎる」「芝居がかっている」という声もあった。しかし、そこから語られる吉本興業の対応のディティールが、具体的かつ信ぴょう性に富んでいたこと、また天然の正直者ゆえに、 岡本社長が「民放各局と吉本興業がズブズブの関係」と話したことを明かした亮とのタッグは、世論を味方につけ、事務所の異常さを伝えるのに最適だったと思う。

 SMAPを解散した本人たちが懸命に前を向いて進んでいるときに、いつまでも過去にしがみつくのは失礼かもしれない。しかし、この会見を見ながらどうしても考えてしまうのは、「もし解散前にSMAPもAbemaなどとの接点を持ち、こうした会見ができていたら……」ということ。

 宮迫と亮の姿を見ながら、つい「あのとき、頭が良く人脈が広く、大御所からの信頼も厚い中居正広と、真実しか語れない正直者の草なぎ剛とが会見をすることができていたら」などと重ね合わせて見てしまう。

 一部ファンの中には、何も語らず、自分たちだけが全てを抱えたまま解散したSMAPを讃える声もある。でも、やっぱりあの「公開処刑」を彼ら自身が決して忘れることはないだろうし、SMAPファンのみならず、ジャニーズファンの多くも決して忘れることができないだろう。

 AKSによるNGT48メンバーへの暴行事件の隠ぺい、ジャニーズ事務所への公正取引委員会の「注意」、そして吉本興業の「闇営業」とパワハラ・隠ぺいなど、芸能界の闇が噴き出している2018~2019年。今後の展開を見逃せない。
(南山ヒロミ)

 

『ワイドナショー』、“吉本特需”で16.7%自己ベスト! 松本人志の「大崎会長擁護」に冷めた声

 梅雨明け寸前、まさに“雨上がりの決死の行動”となった雨上がり決死隊・宮迫博之、そしてロンドンブーツ1号2号・田村亮による緊急記者会見。7月20日に行われたこの会見を受け、東野幸治がMCを務め、ダウンタウン・松本人志がコメンテーターで出演する『ワイドナショー』(フジテレビ系)は、翌21日に異例の生放送対応となった。

 これが世間の注目を大いに集め、視聴率は過去最高の16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2016年2月14日に叩きだした11.6%を大幅に更新する結果となった。

「前週の視聴率は7.0%でしたから9.7ポイントのジャンプアップです。瞬間最高は、無期限謹慎となっているスリムクラブ、2700らに東野が涙で言及したシーンで、19.4%を獲得。Twitterでは『ワイドナショー』のタグが世界トレンドにもランクインするほど、大反響となりました」(芸能ライター)

 吉本興業に所属する大御所の松本の発言に、お茶の間が注目した結果といえるだろう。対して、同時間帯で常勝を続けている裏番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)は、どうだったのだろうか。

「21日放送は10.6%と惨敗です。『サンジャポ』ももちろん生放送で、また同じように宮迫・亮の会見について議論していましたが、やはり吉本の問題ということもあり『ワイドナ』に分がありました。ちなみに、『サンジャポ』は10人以上の出演者が出ている一方、『ワイドナ』は松本と東野幸治、佐々木恭子アナと、宮迫・亮の会見に同席していた駒井千佳子リポーターのみ。コスパが良かったともいえます」(同)

 “吉本特需”の状況にある中、『ワイドナショー』と松本への注目は続くものとみられ、今後しばらく生放送対応にすれば、数字も穫れるだろう。

「岡本昭彦社長に会見を開くよう詰め寄ったという、松本の言動を『男気ある』『後輩思い』などと称賛する声が続出していますが、違和感しかない。松本は批判の矛先を社長に向け、世間の不満のガス抜きをしただけでしょう。だいたい、事態がこれほど大きなものとなったにもかかわらず、大崎洋会長が議論に登場していないのは気味が悪い」(週刊誌記者)

『スッキリ』(日本テレビ系)では、極楽とんぼ・加藤浩次が「会長には責任があると思う」「大崎さんはなにも知らないって言うかもしれないけど、絶対知ってる」と糾弾したように、会長も関与しているとみるのが普通だろう。

「しかし、松本は決して会長を批判しない。それどころか、『(会長が辞めるとなったら)僕は全力で止めます。大崎会長が辞めるなら僕も辞める』と口にした。ダウンタウンを育てた“産みの親”大崎会長がいなくなって一番困るのは松本ですから。『僕の意見はほとんど可能なところまでやってくれているので、絶対に悪い会社ではないはず』と言った通り、結果が伴わなくても映画を4本も撮らせてくれた存在ですしね」(週刊誌記者)

 松本の立ち回りにきな臭さが見えてきたが、来週の『ワイドナショー』は生放送となるのだろうか? 番組視聴率の自己ベスト更新は手堅いと思うのだが――。
(村上春虎)

『ワイドナショー』、“吉本特需”で16.7%自己ベスト! 松本人志の「大崎会長擁護」に冷めた声

 梅雨明け寸前、まさに“雨上がりの決死の行動”となった雨上がり決死隊・宮迫博之、そしてロンドンブーツ1号2号・田村亮による緊急記者会見。7月20日に行われたこの会見を受け、東野幸治がMCを務め、ダウンタウン・松本人志がコメンテーターで出演する『ワイドナショー』(フジテレビ系)は、翌21日に異例の生放送対応となった。

 これが世間の注目を大いに集め、視聴率は過去最高の16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2016年2月14日に叩きだした11.6%を大幅に更新する結果となった。

「前週の視聴率は7.0%でしたから9.7ポイントのジャンプアップです。瞬間最高は、無期限謹慎となっているスリムクラブ、2700らに東野が涙で言及したシーンで、19.4%を獲得。Twitterでは『ワイドナショー』のタグが世界トレンドにもランクインするほど、大反響となりました」(芸能ライター)

 吉本興業に所属する大御所の松本の発言に、お茶の間が注目した結果といえるだろう。対して、同時間帯で常勝を続けている裏番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)は、どうだったのだろうか。

「21日放送は10.6%と惨敗です。『サンジャポ』ももちろん生放送で、また同じように宮迫・亮の会見について議論していましたが、やはり吉本の問題ということもあり『ワイドナ』に分がありました。ちなみに、『サンジャポ』は10人以上の出演者が出ている一方、『ワイドナ』は松本と東野幸治、佐々木恭子アナと、宮迫・亮の会見に同席していた駒井千佳子リポーターのみ。コスパが良かったともいえます」(同)

 “吉本特需”の状況にある中、『ワイドナショー』と松本への注目は続くものとみられ、今後しばらく生放送対応にすれば、数字も穫れるだろう。

「岡本昭彦社長に会見を開くよう詰め寄ったという、松本の言動を『男気ある』『後輩思い』などと称賛する声が続出していますが、違和感しかない。松本は批判の矛先を社長に向け、世間の不満のガス抜きをしただけでしょう。だいたい、事態がこれほど大きなものとなったにもかかわらず、大崎洋会長が議論に登場していないのは気味が悪い」(週刊誌記者)

『スッキリ』(日本テレビ系)では、極楽とんぼ・加藤浩次が「会長には責任があると思う」「大崎さんはなにも知らないって言うかもしれないけど、絶対知ってる」と糾弾したように、会長も関与しているとみるのが普通だろう。

「しかし、松本は決して会長を批判しない。それどころか、『(会長が辞めるとなったら)僕は全力で止めます。大崎会長が辞めるなら僕も辞める』と口にした。ダウンタウンを育てた“産みの親”大崎会長がいなくなって一番困るのは松本ですから。『僕の意見はほとんど可能なところまでやってくれているので、絶対に悪い会社ではないはず』と言った通り、結果が伴わなくても映画を4本も撮らせてくれた存在ですしね」(週刊誌記者)

 松本の立ち回りにきな臭さが見えてきたが、来週の『ワイドナショー』は生放送となるのだろうか? 番組視聴率の自己ベスト更新は手堅いと思うのだが――。
(村上春虎)

加藤浩次「このままなら吉本興業辞める」 ノブコブ吉村崇らも追随で、別組織が誕生か

 

 これはもうひと波乱ありそう?

 7月22日、2日前に行われた宮迫博之と田村亮の「号泣会見」を受ける形で、吉本興業の岡本昭彦社長が会見を開いたが、そのぐだぐだな答弁に視聴者はイライラさせられっぱなしだった。

「とにかく記者からの質問と答弁がかみ合わず、イエスかノーかも言えない。あれほど要領の得ない人がお笑い界のトップたる吉本興業の社長なのかと愕然としましたね。身内の芸人たちからも呆れ声を通り越して怒りの声まで挙がっています」(芸能記者)

 岡本社長の会見で繰り返された『テープ回してないやろな』『全員クビにするぞ』といった恫喝、パワハラ発言についての『和ませようと思った』という弁明は、典型的なパワハラする側の論理だった。

「50%の減俸などでは誰も納得するわけもなく、『このままの体制が続くなら吉本を辞める』と公言した加藤浩次が行動を起こせば、すでに賛同の意思を示している平成ノブシコブシ・吉村崇らほかの芸人も追随する可能性もある。下手をすれば、ヤクザ組織の山口組のように『任侠吉本』が誕生してもおかしくない状況となったように思います」(同)

 一方で、今回のこうした顛末はすべて吉本興業サイドの”台本どおり”と見る向きもある。

「叩かれはしましたが、結果的に宮迫や亮も解雇せずに済み、岡本社長も大崎洋会長のクビもつながりましたからね。今のところ得をしたのは吉本だけです。このままだと吉本は何も変わらないまま宮迫、亮はひとまず明石家さんまの個人事務所に在籍して、慈善活動などをしながら禊を済ませた後に元サヤに収まりそう。しかし、加藤の『辞める』発言だけは想定外だったはず。世論の風向きとともに幹部陣営は相当頭を悩ませているでしょう」(同)

 キーマンが松本人志から加藤に代わったことで、仁義なき戦い第2章が始まりそうだ。

吉本興業 岡本社長の会見失敗で、“幹部サイド”松本人志への批判が高まる恐れ

 所属タレントらが特殊詐欺グループとの間に行った闇営業に発する一連の騒動で、吉本興業の岡本昭彦社長が22日、東京都新宿区内で問題発覚後初めて記者会見を開いた。

 この日の岡本社長の会見は、雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮が20日に行った謝罪会見を受ける形で行われたが、5時間を超える異例のロング会見となった。

 とはいえ、その中身は要領を得ないもので、インターネット上にはテレビなどを通じて会見を見た一般視聴者から不満の声があふれ、所属芸人からもSNSなどを通じて批判の声が上がる結果に。

 加えて業界内の見方も厳しいようだ。大手芸能事務所の幹部はこう語る。

「宮迫さんや田村さんの謝罪会見と比べると、岡本社長は終始歯切れが悪く、的を射ない回答に終始している印象でした。パワハラ疑惑も浮上している『お前ら全員クビにする力があるんだ』発言についても場を和ませようとする冗談のつもりだったと話していましたが、言い訳としてはかなり苦しい。宮迫さんも田村さんもこれまでお笑いの第一線で活躍してきた芸人です。人並み以上に“空気”を読む力には長けているわけで、冗談か本気かくらいの判別はつくでしょう。会社とタレントのギャラ配分についても『5:5から6:4』などと説明していましたがそんなわけはないですし、実際に複数の所属芸人がSNSで真っ向から反論していますからね」

 そのうえで、今回の会見に関してはダウンタウンの松本人志の“動き”が裏目に出たと語る。

「岡本社長からしてみれば、かつて自身がマネジャーを務めて大恩ある松本さんから『会見をしろ』と要求され、居ても立ってもいられず会見を開いたのでしょうが、あまりに準備が不足していた。その結果、自身や会社はさらなる窮地に立たされて、世間の風向きとしては岡本社長やその上の大崎(洋)会長を擁護しようとした松本さんにまで懐疑的な目が向けられるようになっていますからね」(別の大手芸能プロ幹部)

 松本にしてみれば、子飼いの後輩の宮迫やかつてのマネジャーの岡本社長、恩人の大崎会長、みんなを守ろうとしたつもりだろうが、ことはそう簡単には進まなかったようだ。

「極楽とんぼの加藤浩次さんが『スッキリ』(日本テレビ系)で涙の訴えをしていましたが、中堅、若手芸人からすると、“ダウンタウン閥”が幹部を占める今の吉本興業内で松本さんは“芸人代表”というよりは“幹部サイド”と見られている。そういう意味では、まだ明石家さんまさんの方が“芸人側”の立ち位置ですからね。今後は松本さんへの批判が高まる可能性もあり、そうなれば松本さんを守る意味でも大崎会長や岡本社長の辞任は避けられないのではないでしょうか」(同・幹部)

 今後もまだまだ吉本に激震が走りそうだ。

吉本興業と衝突してテレビから干された大物芸人の嘆き「そんな状態が12年近く続いている」

 “闇営業騒動“に端を発し、”パワハラ”、”隠蔽工作”問題で目下、激震中の吉本興業。岡本社長は会見で、雨上がり決死隊・宮迫博之とロンドンブーツ1号2号・田村亮への処分を撤回するとし、今後2人がどのような決断を下すのか注目が集まるが、かつて一世を風靡した漫才コンビ『B&B』の島田洋七は、吉本を退社してフリーになった後、12年近くもテレビ界から干されている状態が続いている。

 お笑い芸人を目指していた洋七は、当初、吉本に所属したものの、その後、結成した漫才コンビ・B&Bで東京進出するため、吉本を退社。

 上京後、『お笑いスター誕生』(日本テレビ系)で優勝し、ビートたけしのツービートらと80年代の漫才ブームを牽引したが、漫才ブームの終焉にともない、仕事が激減。洋七は相方の島田洋八とともに吉本に出戻った。

 吉本に出戻った後、洋七は自叙伝『佐賀のがばいばあちゃん』を自費出版。その後、徳間書店がこれを文庫化して全国発売すると、大ヒット。累計600万部を超す大ベストセラーになり、映画やドラマ、舞台化もされたが、この出版印税をめぐって会社と揉め、07年8月に吉本を退社している。

 当時、会長だった吉野伊佐男氏は円満退社を強調したが、大崎洋会長(当時、副社長)は、筆者に「吉本に所属している、しかも、売れなくなった洋七さんを吉本は2度も戻したんです。他の所属タレントの手前、1円でもいいから、形だけでも、会社に印税を入れくれと言ったんですが、洋七さんは『自分の力で売ったんだ、吉本には力を貸してもらってない』の一点張り。示しがつかないから辞めてもらったんです」と語っていた。

 ちなみに、出版印税をめぐっては、同社所属のピース・又吉直樹が、著書『火花』で芥川賞を受賞した際、印税の約半分が事務所に入ることが明らかになり、「とり過ぎでは」と疑問の声があがったこともある。

 ともあれ、吉本を退社した洋七は、“がばい御殿”を建築した佐賀県に移住。個人事務所「島田オフィス」を設立したが、独立後、仕事が全く入ってこなくなったという。

「たまにテレビ局の若手スタッフから、『こんな面白い企画があるんですが』と出演依頼がきて打ち合わせをするんですが、その後、『企画が潰れました』と言ってくる。上層部に企画を上げると、吉本に忖度して話がなくなるというんです。そんな状態が12年近く続いてますよ」(島田洋七・談)

 洋七は14年に再起を狙って、大手プロ「オスカープロモーション」に所属するが、状況は変わらず。それも実力がないならば仕方ないが、その話芸は、ビートたけしが「洋七ほどしゃべりが上手いやつはいない」と絶賛するほどなのだ。にもかかわらず、現在のレギュラー番組はTOKYO MXテレビの『バラいろダンディ』の金曜MC1本のみ。この仕事は洋七自身が取ったものだという。

「そのほかは、たまにたけしが自分の番組に誘ってくれるくらい。講演会の依頼があるからなんとかやって行けるんです」

 テレビ局への圧力や忖度といえば、先日、SMAPの元メンバーである稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人に対して、ジャニーズ事務所がテレビ出演させないようテレビ局に圧力をかけた疑いにつながる行為があったとしてて、公正取引委員会から注意を受けたばかり。

 また、この報道を受けて、3年前に「レプロエンタテインメント」との“奴隷契約“を訴えて独立した女優ののん(能年玲奈)のマネジメントを担当する事務所社長は、現場からは企画のオファーがくるものの、「上司や担当役員によって突然潰されてしまうことが繰り返されてきました。その状態が3年も続いております」「のんが3年間テレビ局で1つのドラマにも出演が叶わないことは、あまりにも異常ではないでしょうか?」という訴えを公式サイトに掲載した。

 今後、宮迫と田村が吉本に戻るのか、“フリー”として活動していくのかはまだ不明だが、いずれにしろ、洋七やSMAPの元メンバー、のんのような犠牲者を出さないためにも、テレビ局には大手芸能プロの圧力に屈しない姿勢が求められる。

吉本が芸人側と分裂してでも守りたかった政府との「蜜月」……クールジャパン機構の100億円融資もパァに⁉ 

 吉本芸人による闇営業問題が、泥沼化の様相を呈している。

 20日午後に行われた雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮による爆弾会見によって、「芸人側」と「会社側」の分裂が顕在化。吉本興業の岡本昭彦社長が放ったとされるパワハラ的な言動も表沙汰になり、世論の激しいバッシングにさらされている。

「宮迫らは会見で、岡本社長との面談の際の会話を暴露。岡本社長は『テープ回してないやろな?』と会話の録音を警戒するようなそぶりを見せた上で、『謝罪会見をするなら、全員クビにする』と恫喝まがいに宮迫らに迫ったというのです。会見後、宮迫らの告発に賛同する芸人が相次ぎ、ついには吉本内で絶大な発言力を持つダウンタウンの松本人志までもが吉本の企業姿勢について苦言を呈する事態にまで発展しました。吉本は以前からマネジメントに関して芸人との間できちんとした雇用契約を交わさないなど、前時代的な運営手法を取っていると批判を浴びがちだったこともあり、今回の一件で世間から猛反発を食う格好になったのです」(スポーツ紙記者)

 関係者によると、事態がここまでこじれた原因は、問題発覚後のかなり早い段階で、カラテカ・入江慎也との契約を解消したことにあったという。

「吉本は問題の早期決着を図るために、入江に厳しい処分を科したようです。それは、芸人としてトップクラスの人気を持つ宮迫や田村を守るためでもあった。ところが、その措置が、逆に宮迫らの会社への不信感をあおる結果となり、事態がここまでこじれてしまったわけです」(同)

 それほどまでに入江の処分を急いだのは、吉本のお家事情が関係しているという。

「吉本はこの4月から、NTTグループと組んで教育関連のコンテンツを配信するサービスをスタートさせた。この事業には官民ファンドの『クールジャパン機構』が最大100億円を出資する予定で、これを足がかりに教育分野に本格参入するプランがある。また吉本は、経済産業省などの中央省庁と協業する事業を多数受注している。コンプライアンスの順守が求められる国がらみの案件を多く抱える中で、今回のようなスキャンダルが出るのはかなりの痛手。できるだけ早く問題を収束させたいという焦りがあった事実は否めない」(事情を知る関係者)

 吉本といえば、新喜劇の舞台に安倍晋三首相がサプライズ登場したことが話題を集めた。安倍首相は吉本芸人たちと上機嫌でトークを繰り広げたが、この蜜月ぶりからも、吉本が現政府との距離を急速に縮めていることは明らかだろう。

 今回の騒動の成り行き次第では、こうした「官」との事業の継続も危ぶまれる事態になってくる。いろいろな意味で、吉本が岐路に立たされていることは間違いないようだ。