福山雅治のかわいいおじさんぶりが空振り残念!! 廃店銀行に預金が増える謎『集団左遷!!』第4話

 福山雅治が主演する超ライトなサラリーマンもの『集団左遷!!』(TBS系)。共演が香川照之、三上博史ら演技派だけに、より福山の芝居の軽さが目立ちます。軽さの中に味わいが出てくるといいのですが、さてどうでしょうか。早くも前半戦クライマックスを迎えた第4話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 三友銀行蒲田支店は半年で100億円のノルマを達成しないと廃店になることが決まっています。片岡支店長(福山雅治)たちは何とかノルマを達成しようとがんばっているのですが、本部の横山常務(三上博史)からいつも横やりが入ってしまいます。横山常務に蒲田支店の情報を流しているスパイを、片岡支店長はようやく見つけます。着任してきたばかりの片岡に最初に懐いてきた花沢課長(高橋和也)でした。娘の結婚を控えている花沢課長は、三友銀行の行員として結婚式に出席したいというあまり、自分だけはリストラされないという条件でスパイ活動に従事していたのでした。

 花沢課長役の高橋和也は、かつてジャニーズの人気バンド「男呼闘組」のベーシストでした。初めてサインを求めてきたファン第1号と結婚し、ジャニーズを解雇されています。その後は俳優としてかなりの苦労を積んできましたが、家庭に帰れば6児の父親でもあります。そんな家族LOVEな高橋にスパイ役をやらせるのは、なかなかナイスな配役です。

 スパイであることがバレ、蒲田支店から追い出されると観念した花沢課長に、片岡支店長は優しい言葉を投げ掛けます。「ここでやり直しましょうよ。きれいさっぱり忘れますから」と人間としての器の大きさを見せる片岡支店長でした。花沢課長を二重スパイに仕立て、逆に横山常務にフェイクニュースを流すなどの作戦も考えられましたが、NHK大河ドラマ『龍馬伝』に主演した福山雅治はそんな小細工には頼りません。「横山さんからの電話にはもう出なくていいんですよ」とスパイ活動の件は不問に処するのでした。

 ましゃのユルかわぶりがさらに発揮されます。駅前にて蒲田支店のみんなで「大商談会」のお知らせのチラシを配るシーン。蒲田のゆるキャラ「かまたん」の着ぐるみが首を外すと、中から50歳になった福山雅治の顔が。かわいいおじさんぶりをアピールします。このシーン、せっかく福山に着ぐるみを着せるのなら、単なるファン向けのサービスカットで終わらせるのはもったいないなと思いました。若手行員たちが片岡支店長のことを「相変わらず、がんばろうしか言わないよ」「あの年齢で、あの軽さ。ヤバくねぇ」とディスってる最中に、実は着ぐるみの中身は片岡支店長でした……などのギャグに使えたんじゃないでしょうか。福山の演技も軽ければ、脚本の甘さもずいぶん目立ちます。

 第4話では、その脚本の甘々さがくっきりと露呈します。木田(中村アン)たち蒲田支店の女性行員たちを、経済誌の編集者(猫背椿)がグラビア撮影するために訪れました。1週間後、片岡支店長たちが発売されたばかりの経済誌を開くと、お目当てのグラビアページはなく、蒲田支店が廃店&リストラの危機にあることをスクープした特集記事にすり替わっていたのです。三友銀行全体の財政内情が悪化していることにも言及した内容でしょうから、数日で裏どりしてサクッと書ける記事ではありません。そもそも大手銀行の内情を暴露した記事を掲載することは、普段から大量に広告出稿してもらっているクライアントタブーに抵触するため、容易ではありません。

 その後の展開はさらに「はぁ?」と首を捻りたくなるものでした。取引先の銀行の経営状態がヤバいとなれば、みんな預金を引き揚げる取り付け騒ぎが起きるはずです。当然のように蒲田支店の窓口にはお客が殺到しました。ところが驚いたことに解約を求める客はひとりもおらず、みんな「ここがなくなったら困るからさ」と新たに預金を預けたいと言うのです。片岡支店長はウハウハです。

 これが地域密着型のプロスポーツや地元で長年愛されてきた老舗の食堂などなら分かります。でも、シビアな金融業界を舞台にしたサラリーマンもので、この安直な展開はありえないでしょう。預金を預けにきたお客の中には、ブタ型貯金箱を手にした子どもも混じっています。脚本家は過去に『ROOKIES』(TBS系)などのヒット作を放っているいずみ吉紘ですが、ご都合主義が目に余ります。この脚本でOKしたディレクターとプロデューサーもどうかしています。視聴者を舐めきっています。サラリーマンドラマを軽快に描くことと、軽薄化することを完全に履き違えています。

 

信用を失ったら終わりだ

 第4話では、片岡支店長が本部へと走り、横山常務と直接対決するシーンが2度にわたって描かれました。花沢課長にスパイ行為をやらせていたことに加え、地面師(戸次重幸)の詐欺行為に気づきながら蒲田支店に40億円もの融資をさせようとしていたことを糾弾する片岡支店長。これに対し、横山常務は明後日の方向を向いて「ひどい言いがかりですね~」とシラを切ります。この明後日の向き方は、性格俳優・三上博史ならではの実に素晴しい妙演でした。

 片岡課長の直訴の甲斐なく、花沢課長は別会社に出向することが決まり、1人寂しく蒲田支店から去っていきます。多摩川沿いの暗い夜道、花沢課長の「がんばれ~、蒲田~。がんばれ~、蒲田~」というエールだけが響き渡ります。泣けるシーンのはずでしたが、せっかくの高橋和也の味のある演技も、ご都合主義が目立つ脚本のせいで感情移入できずに終わってしまいました。

 今回、横山常務は「組織の中で一度信用を失ったら、おしまいです」と語っていましたが、いくら俳優陣が熱演してもリアリティーのまるでない脚本が採用されているドラマを視聴者も信用することができません。最終的には蒲田支店は100億円のノルマを達成するのかもしれませんが、視聴者の信用を回復することは恐らく難しいでしょう。

 

気になるメガネ女子行員

 どうしても不満ばかり出てきてしまいますが、ここに来て女性キャストのひとりが気になってきました。三友銀行イメージガールの生田絵梨花ではなく、蒲田支店の窓口にいるメガネ女子行員の橋本真実です。経済誌のグラビア撮影では、中村アンと張り合ってポージングする姿がありました。地味な銀行の制服姿が似合っており、いい感じです。ドラマの本筋とは直接関係のない、中村アンvs.橋本真実の女性行員同士の影バトルを楽しみにしたいと思います。

 さて、気になる視聴率は? 第1話13.8%、第2話8.9%、第3話10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という推移でしたが、第4話は9.2%という結果でした。二ケタを守ることはできませんでしたが、あのズボラな脚本では仕方ありません。頼りない片岡支店長を支える真山副支店長役の香川照之や哀愁漂う高橋和也たちの名演があったから、まだこの程度の数字の落ち込みで済んだのでしょう。

 第5話はキムタク主演映画『検察側の罪人』(18年)の犯人役で注目を集めた酒向芳、支店総括部の宿利部長がクローズアップされるようです。脇役ひと筋で生きてきたおじさん俳優たちの熱演に応える、真っ当なドラマになることをせつに希望します。

(文=長野辰次)

「フジは非を認めない」「テレ東がこんなこと……」“パクリ疑惑”浮上で批判浴びたドラマ

 中条あやみと水川あさみのダブル主演で現在放送中のドラマ『白衣の戦士!』(日本テレビ系)。初回平均視聴率10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、滑り出しはまずまずだったものの、ネット上では放送前から“パクリ疑惑”が取り沙汰されていた。

「『白衣の戦士!』は“新人&先輩ナース”の物語ですが、この組み合わせは1996~2002年に放送されていたドラマシリーズ『ナースのお仕事』(フジテレビ系)とまったく同じ。観月ありさと松下由樹のコンビで人気を集めていただけに、『白衣の戦士!』の情報解禁時には『「ナースのお仕事」と何が違うの?』『恋愛要素がある点も一緒。何もかもパクリじゃん』と、驚きの声が上がりました」(芸能記者)

 また、『白衣の戦士!』の脚本を担当する梅田みか氏の“経歴”にも問題が。

「実は、梅田氏が95年に脚本を手がけた連ドラ『終らない夏』(日本テレビ系)にも、“盗作疑惑”が浮上していました。同ドラマの設定やキャラクターのセリフなどが、紡木たく氏の人気漫画『ホットロード』(集英社)からの盗用ではないかと報じられ、ドラマ放送終了後に日テレが謝罪する事態にまで発展。そのため『終らない夏』は、再放送や映像ソフト化もされていません」(同)

 こうした“パクリ疑惑”のあるドラマはほかにもみられる。たとえば、17年にジョーカーフィルムズにより製作され、アマゾンジャパンが配信したオリジナルのネットドラマ『チェイス 第1章』は、18年放送のNHK連続テレビ小説『まんぷく』の福田靖氏が脚本を務めたが……。

「主演・大谷亮平、ヒロインに本田翼が起用されていた同作は、“フィクション”として配信されたものの、その内容が実際の幼女殺害事件を取材した清水潔氏のノンフィクション『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(新潮社)や、同事件を扱った『NNNドキュメント』(日本テレビ系)の内容に酷似していると指摘されました。にもかかわらず、ドラマの制作にあたって被害者遺族へまったく取材をしておらず、当然、許諾も取らないまま殺害シーンを配信したことで、『被害者感情を無視している』と問題になったんです」(同)

 新潮社は『チェイス 第1章』の配信中止を文書で申し入れ、日テレも「抗議文」を発表。ネット上にも「『チェイス』が清水氏の本を参考にしてるのは明らか。言い逃れできるレベルじゃない」「人のふんどしで相撲をとることも、被害者の気持ちを考えないことも最低」といった批判が殺到した。

「これを受け、アマゾンジャパンは第1章の最終話のみ一時的に配信中止の措置を取りましたが、現在は配信されています。また、ジョーカーフィルムズ側は一貫して“フィクション”だと主張し続けており、はっきりとした決着がついていないままです」(同)

 12年にオダギリジョーがフジ系ドラマで初めて単独主演を務めた『家族のうた』は、87年放送の連ドラ『パパはニュースキャスター』(TBS系)と設定が類似していることが、放送前に発覚した。

「『家族のうた』は、かつて一生を風靡したロックバンドのボーカルだった早川正義(オダギリ)が、ある日3人の子どもの父親になるというドラマ。一方で『パパはニュースキャスター』は、子ども嫌いのキャスター・鏡竜太郎(田村正和)が突然、3人の娘の父親になるといった内容でした」(テレビ局関係者)

 これに対し、フジ側は“盗作”を否定しつつも、類似していた設定の一部を変更することに。しかし、ネット上では「『パパはニュースキャスター』の続編かと思うくらい似てたのに、フジはパクリを認めないのか」「フジは話題性のために、わざとやったんじゃ?」「ある意味、宣伝になったもんね。汚いやり方」などと批判されていた。

「そんな『家族のうた』ですが、初回平均視聴率6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタート後、第4話で3.1%に落ち込むなど、“歴史的爆死作”としてもテレビ史に名を残しました。低視聴率により3話分カットされ、全8話で終了しましたが、全話平均はなんと3.9%。もし“宣伝”のためにパクリ騒動を起こしたのだとしたら、まったく効果がなかったどころか、大失敗といえるでしょう」(同)

 最後は、14年に林遣都主演で放送された連ドラ『玉川区役所 OF THE DEAD』(テレ東)。“パクられた”側の告発が物議を醸した作品だ。

「同ドラマは、ゾンビ対策と捕獲を担当する玉川区特別福祉課を舞台にした物語ですが、これが漫画家・福満しげゆき氏によって12年から『モーニング』(講談社)で連載していた『就職難!! ゾンビ取りガール』(現在は休載中)に酷似しているとして、ネット上で検証されました。同漫画は、そもそも福満氏が03年に漫画雑誌『アックス』(青林工藝舎)で発表した作品をリメイクしたもので、ゾンビが徘徊する街のゾンビ回収会社が舞台となっています」(同)

 ネット上の漫画ファンからも、「どう見てもテレ東が丸パクリしてる」「ここまで似てるとさすがに擁護できないな」「テレ東がこんなことやるとは思わなかった」といったコメントが殺到。福満氏も当時、「実話BUNKAタブー」(コアマガジン)内の連載で「無断でドラマ化されたよ」と、心境を吐露している。同騒動を受け、『GANTZ』(集英社)などで知られる漫画家・奥浩哉氏も、自身のTwitterで「福満さんのゾンビ取りガールの件、僕もテレビ局に やられたことあるけど 結局泣き寝入りだったんだよなあ」と明かしていた。

「有名漫画家も巻き込んだ騒動に発展しましたが、『玉川区役所 OF THE DEAD』に関しては、制作側は“オリジナル”を主張し、打ち切りなどの措置は取られず、DVDも発売されています。福満氏もまた、泣き寝入りするしかなかったわけです」(同)

 果たして『ナースのお仕事』を制作したフジは、日テレの『白衣の戦士!』に対してどのような感情を抱いているのだろうか。

『あなたの番です』第4話のクオリティは文句なし! ……も、伏線が多すぎる?

 5月5日に『あなたの番です』(日本テレビ系)の第4話が放送された。

 中国人留学生のシンイー(金澤美穂)が働くブータン料理店でガス爆発が起こり、店長の田中政雄(名倉右喬)が死亡した。そんな中で開かれた定例の住民会。マンション周辺で次々と起こる死に、誰もが「住民の誰かが殺したのでは……?」という疑いを抱いていた。

 会が終わり、浮田啓輔(田中要次)は自分が引いた交換殺人ゲームの紙に「赤池幸子」と書かれていたと告白した。一見、仲の良い嫁姑に見える幸子(大方斐紗子)と美里(峯村リエ)だが、マンション前で揉めているところを住人たちは目撃している。「この混乱に乗じて美里が幸子を殺すのではないか?」と、不吉な臆測をする浮田。手塚菜奈(原田知世)の不安は高まった。

 後日、菜奈はクライアントのスポーツ用品メーカーを訪ねた。そこで、菜奈に夫として声を掛けてきたのは、翔太(田中圭)ではなく、翔太のスポーツジムの客・細川朝男(野間口徹)だった。

 ある日、浮田の言葉を気にした菜奈は赤池宅を訪ね、幸子にジャージをプレゼントした。そのとき、「美里にも持ってきた」と菜奈が伝えると、幸子は不愉快そうな表情になる。

 そんな矢先、また恐ろしい事件が起こってしまった。赤池宅から大きな音を聞き、菜奈と翔太、榎本早苗(木村多江)、藤井淳史(片桐仁)が駆け付けると、美里と夫の吾朗(徳井優)が首を切られて死んでいたのだ。幸子は無事だったが、彼女の頭からはビニール袋がかぶせられていた。

 今回、菜奈と朝男が夫婦ということが発覚した。すでに離婚した元夫婦なのか、現在も籍が入ったままなのかは不明である。翔太が用意した未提出の婚姻届を見ると、菜奈は平成27年12月25日に離婚していることになっているが、これも本当かはわからない。

 何にせよ、菜奈はかなり怪しい存在だ。前から怪しかったが、今回でさらに怪しさが増した。もし朝男と籍が入ったままだとしたら、その状態でマンションを購入しているのが解せない。というか、翔太とは不倫関係ということになる。考えてみると、結構な悪女だ。菜奈は翔太から30回も告白されている。その間に「私には夫がいる」と伝えれば済むはずなのに、彼女はそれも言っていない。変な人である。

 もう1つ、変なことがある。赤池夫妻が殺された(無理心中の可能性もあり)直前、菜奈は唐突に赤池宅を訪問、そしてジャージをプレゼントしている。「あの嫁が婆さんを殺すんじゃないか」という浮田の言葉が気になったとも考えられるが、ならばジャージをあげるのは幸子にだけで十分だ。菜奈は幸子と美里の不仲を知っているはず。犬猿の仲にペアルックを勧めるなんて無神経すぎないだろうか。2人の不仲の火に油を注ぐような真似をしないでも……。

 その直後、赤池夫妻は殺された。妄想を飛躍させると、菜奈は事前に赤池宅の間取りを確認し、殺人の下準備をするため訪問したとも考えられる。そういえば、美里の死に顔が不自然に安らかだったことも気になった。あれは、どういう意味なのだろう?

 赤池夫妻が死んだことで、介護が必要な幸子はもう1人きりだ。後の人生を考えると、かなりつらい。幸子だけ残されたというのも、それはそれで残酷な仕打ちに思えてしまう。

 菜奈以外に第4話で気になったのは、黒島沙和(西野七瀬)だ。今まで、包帯と眼帯を必ずつけていた彼女なのに、いきなり無傷になっていた。無口だった口数も、不可解なほどに増えた。

 かねてから、黒島はDVを受けていた気がする。その彼氏が死んだから、彼女は変わったのではないか? というのも、黒島のゴミ袋を漁った木下あかね(山田真歩)は、そこから御仏前の袋を発見しているのだ。あと、交換殺人について菜奈が「私たちが知らないどこかで誰かがとっくに殺されてるかもしれない」と考察したのも伏線な気がする。これらを踏まえると、黒島は“殺したい人”にDV彼氏の名前を書き、すでに殺してもらっているとも考えられる。

伏線が多すぎて、ついていける気がしない

 このドラマ、はっきり言って面白い。初回はかなり微妙だったが、右上がりにクオリティは上がっていき、第4話のクオリティは文句なしだった。

 難点は、伏線を匂わせる描写が多すぎること。第1~2話の伏線については、すでに忘れてしまっているものも多い。無論、次回以降も遠慮なく伏線は追加されていくはずだ。この記事を書くため、筆者は過去放送分をかなり見返している。じゃないと、追いつけないのだ。視聴者が費やすカロリーもなかなか多いはず。

 2クールもあるのに、果たしてついていけるだろうか? それが心配だ。

(文=寺西ジャジューカ)

水谷豊が『相棒』俳優・神保悟志に不快感? 最悪“降板”の可能性も……

 テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒』の“天皇”水谷豊が、共演者の演技派俳優・神保悟志に不快感を示しているとのウワサが聞こえてくる。神保は同ドラマで、警視庁警務部首席監察官・大河内春樹警視正役を演じているのだが、いったい何が起きているのか?

 その理由は、神保が現在放送中のフジテレビ系連続ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(KAT-TUN・亀梨和也、二階堂ふみ主演)に、警視庁捜査一課殺人犯捜査第十係・日下班主任の日下守警部補役の“刑事”として出演していることに起因しているというから、話がチトややこしい。

「『相棒』のキャスティングは、おおむね水谷に委ねられているといいます。水谷はできるだけ、メインキャストが『相棒』に専念してくれることを望んでいそうです。従って、映画や舞台ならともかく、連ドラに関しては、ほかの作品にレギュラーで出ることをあまり快く思っていないのです。“4代目相棒”として、シーズン14(2015年10月~16年3月)から出演している反町隆史は、同ドラマに出るようになってから出演したほかのドラマは、昨年4月期『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)のみで、これもさほど重要な役ではなく、水谷の顔色を窺いながらオファーを受けたと伝え聞きます。その点、今回の神保は相応に重要な役で、『相棒』と同じ刑事役とあって、大河内春樹のイメージが損なわれかねないということで、水谷が不快感を覚えているようですよ」(テレビ制作関係者)

 神保はシーズン2(03年10月~04年3月)から、16シーズンの長きにわたって出演しており、『相棒』には欠かせないメンバーといえる。それでも、水谷のご機嫌を損ねるわけにはいかないというのだから大変だ。

 とはいえ、各キャストも生活があり、ほかの役を演じてみたいとの希望もあるだけに、『相棒』の撮影がない期間は、どのドラマに出ようが自由な気がする。これまでも、神保は昨年のNHK大河ドラマ『西郷どん』などに出演しているが、近年では単発ドラマ、連ドラでのゲスト出演が多く、水谷に気を遣っているようにも思われるが、さすがに『相棒』と同じ刑事役となると、話は別なのだろうか。

 現実として、ゲスト出演をへて、シーズン10(11年10月~12年3月)第12話から、レギュラーになって、杉下右京(水谷)行きつけの小料理屋「花の里」の2代目女将・月本幸子役に起用された鈴木杏樹は、今年3月で終了したシーズン17をもって、よもやの卒業となってしまった。

「鈴木は、ここ数年、『相棒』以外の連ドラには出ていませんでしたが、4月に放送開始したNHK連続ドラマ小説『なつぞら』への出演が決まり、どうも水谷のご機嫌を損ねたといわれています。『なつぞら』のオンエア期間は、『相棒』の放送期間とかぶらないので、問題ない気もしますが、『相棒』に専念しない姿勢が気に入らなかったのかもしれませんね。その意味で、功労者とはいえ、他局の刑事ドラマに出ている神保だって、キャスティングから外されてしまいかねません。それくらい、水谷が権限を持っているということなんです」(同)

 神保は『相棒』には、外せないキャストであるが、降板なんてことが起こり得るかもしれない。ファンにとっては、それは避けてほしいものだろうが……。
(文=田中七男)

視聴率7%のNHK大河『いだてん』、実際の視聴者は……?

 NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』が絶不調だ。4月28日放送の第16回が7.1%(関東地区平均・ビデオリサーチ調べ/以下同)と過去最低の数値を記録し、翌週以降も7%台であり、最低記録更新が続いている。

『いだてん』は1月の放送開始以来、視聴率の下落が止まらない。さらに物語で重要な役どころで出演した電気グルーヴのピエール瀧が3月12日にコカイン使用容疑で逮捕される激震も走った。そもそも視聴率7%とはどれくらいの人間が見ているのだろう。

「俗説では視聴率は1%で100万人といわれていましたね。これは日本の総人口を1億人と仮定した場合の計算です。[F1] ただ、これはテレビは家庭に1台しかないという前提の上でしょう。現在ならば、各部屋にテレビはあるケースも多いでしょうし、ワンセグによる視聴、録画による視聴などもあります。しかしながら視聴率は依然としてリアルタイムで、どの番組を見ていたかが調査対象となります」(業界関係者)

 さらに視聴率とともに占拠率の問題もある。

「占拠率とは、テレビを見ていた総数に対する数値ですね。例えば視聴率10%の番組があり、もし調査世帯の100%が見ているならば占拠率も10%となりますが、例えば深夜帯で、全体の2割しかテレビを見ていなかったとすると、10%を獲得すれば占拠率は50%となります。『いだてん』は日曜8時というゴールデンタイムど真ん中ですから、そこで視聴率7%なのは占拠率から見ても寂しい数値になりそうですね」(同)

 視聴率の最低記録を更新し続ける作品のテーマが、「東京オリンピック」というのはなんとも皮肉な話ではあろう。
(文=平田宏利)

米倉涼子主演『ドクターX』復活へ “お色気秘書”役に宇垣美里が浮上!

 米倉涼子が主演する人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)が今秋、2年ぶりに復活することが内定したという。

 4月30日に同局で放送された『羽鳥慎一モーニングショー夜の拡大版 今夜決定!あなたが選ぶ平成ニッポンのヒーロー総選挙』に米倉がVTRで出演。羽鳥アナとのインタビューで、「大門未知子、次はいつ見られるんでしょうか?」と聞かれると、米倉は「私も、そろそろ見たいかな」と注目の発言。羽鳥アナが「米倉さんが見たいというなら、もう決定ですね!」と続けると、米倉は「やっぱり、白衣とかほしいなと思うときあります」と同ドラマの続編に意欲を見せた。

 同作は2012年10月期に第1シリーズがオンエアされ、平均19.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を獲得。その後、第2シリーズ(13年)は23.0%、第3シリーズ(14年)は22.9%、第4シリーズ(16年)は21.5%、第5シリーズ(17年)は20.9%をマークし、4シリーズ連続で大台を突破した超優良コンテンツ。“マンネリ”も叫ばれる中、第5シリーズの最終回(第10話)は25.3%を記録するなど、根強い人気を示した。
 しかし、米倉の「役のイメージをつけたくない」との意向から、昨年は同作が封印され、米倉主演による『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』が放送され、15.7%の高視聴率をはじき出していた。その流れから、今年は同作の第2シリーズがオンエアされる可能性もあったのだが……。

「米倉は『ドクターXは、もうやりたくない』という意思が強かったのですが、今年開局60周年イヤーを迎えたテレ朝では粘り強い交渉の結果、米倉を翻意させることに成功したのでしょう。一部では、これまでの出演料1本500万円から、1本800万円にアップを提示されたとの報道もあります。番組で、続編放送を示唆したからには、米倉も乗り気になっているということです。同局としては、記念イヤーで、なんとか日本テレビの視聴率3冠王を阻止して、一矢報いたいわけです。その決意の表れの一つが、『相棒』(水谷豊主演)と並ぶ鉄板ドラマ『科捜研の女』(沢口靖子主演)の通年放送です。そのうえ、確実に20%超えを期待できる『ドクターX』を復活させられれば、“打倒日テレ”に向け、大きな力になるはず。出演料が高騰しても、同作なら、スポンサーにつきたい企業がたくさん出てきますから、十分ペイできますよ」(スポーツ紙記者)

 いよいよ、10月期に『ドクターX』第6シリーズ放送の気配が漂ってきたが、早くもある人物の同作への起用が取りざたされている。それは、3月いっぱいでTBSを退社して、米倉と同じオスカープロモーション入りした宇垣美里アナだ。

「これまで、『ドクターX』の外科部長や院長の“お色気秘書”役は“オスカー枠”で、同プロからのバーター起用が慣例で、笛木優子、内藤理沙、田中道子、是永瞳がキャスティングされています。田中や是永は、当時ほとんど演技は素人でした。しかし、セリフが少ないため、どうにでもなったのです。宇垣アナならルックス的にも申し分なく、女優業にも意欲をもっているようですので、『ドクターX』で女優デビューとなると話題性も抜群です。当然オスカー側としては、秘書役に宇垣アナを候補の一人として検討していくことになるでしょう」(芸能プロ関係者)

 2年ぶりの『ドクターX』復活で、宇垣アナが女優デビューを果たせば、大きな注目を集めることは間違いない。
(文=田中七男)

『俺のスカート、どこ行った?』は正統派学園ドラマだった! 古田新太が女装する必然性はあるのか……

 5月4日に『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第3話が放送された。

 原田のぶお(古田新太)は、明日に迫ったテストに向け張り切って授業を行っている。しかし、光岡慎之介(阿久津仁愛)が相変わらず欠席のままだった。テスト当日、校門の前で光岡と会った教師・里見萌(白石麻衣)は、彼の手を引いて教室へ連れていき、光岡はテストを受けることに。しかし、不登校が続いていた光岡は問題が解けず、隣の席の女生徒の解答をカンニングしてしまった。

 光岡は父を亡くし、働く母親(須藤理彩)の代わりに幼い弟妹の面倒を見ている。それを知った原田は、保育園へ弟妹を迎えに行く光岡に付いていった。そして、そのまま光岡の家に上がり込み、「全国の母親が幸せになれるようなサービスをつくりたい」という目標を持っていると光岡から打ち明けられた。

 後日、光岡のカンニング行為が学校に発覚する。決まりでは光岡は全教科0点になるが、「私たちが教えなきゃいけないのは、間違えてももう一度挑戦できる社会の優しさ」と原田は異を唱え、光岡のために2年3組全員が再テストを行うこととなった。

 この決定に不満を口にする生徒は多かった。3組の中心人物である明智秀一(永瀬廉)は、原田に「国語のテストでクラスの平均点が前回より高かったら1つだけ言うこと聞いてくれ」と持ちかけた。

 再テスト2日目、クラスメイトに責められることを気にした光岡は登校しなかった。原田は「お前のカンニングを許さない奴もいるだろう。私がミスくらい許せるクラス作ってやる」と、光岡を学校に連れてきた。クラスメイトに謝罪する光岡。しかし、みんなはあまり気にしていない様子である。テスト終了後、光岡はクラスメイトと仲良く下校した。一方、明智は誰もいない家に帰宅し、1人で涙を流していた。

毎週おなじみ原田の名言

 次第に脚本が整理されてきたか、1、2話に比べ今回はかなり見やすくなった印象だ。真っ先に印象に残るのは、毎度おなじみとも言える原田からの名言。カンニング行為が発覚した光岡に、同僚の長井あゆみ(松下奈緒)は「社会に出ると、一度間違えたら大変なことになる。間違いは許されない」と叱った。原田はそれを否定する。

「間違えることが許されないほうが間違えてるのよ。私たちが教えなきゃいけないのは、一度でも間違えちゃいけない社会の厳しさより、間違えてももう一度挑戦できる社会の優しさじゃないかしら」

 最近は、一度の失敗で集中砲火を浴びる芸能人が多い。子どもたちも、その姿をよく見ているはずだ。でも、「それだけの世の中ではない」と生徒に伝えていきたい。それが、原田の教育方針だった。

 クラス内の人間関係に動きが見え始めた第3話。ようやく、このドラマもエンジンがかかってきた感がある。

 何より、明智と衝突した東条正義(道枝駿佑)のハブられ方にリアリティがあった。といっても、明智が先導して東条をのけ者にしているわけではなさそう。周囲が勝手に明智と東条と天秤にかけ、パワーバランスで明智に付いたという感じだ。

 最も印象的だったのは、放課後の1シーンである。明智に声を掛けたクラスメイトが、勢いで東条の机の上にあった筆箱を落とした場面。すでに、視界に東条が入っていない事実を残酷なまでに表している。筆箱を拾う際の東条の表情には、憤りと切なさがにじみ出ていた。初回であれだけ威勢よく原田に突っかかっていたのに、落差がえぐすぎである。

 さらにリアルだったのは、この場面を目にしながら若林優馬(長尾謙杜)が何もしなかったこと。平凡な学園ドラマなら、若林も一緒に筆箱を拾うだろう。そして、仲良くなったりする。でも、若林は逡巡した。東条は自分をいじめていた張本人。自分をいじめの標的にしていた。最近まで的にしていた自分に助けられても……というためらいが彼にはあったはずだ。加えて、明智への恐怖心もある。原田の檄でマスクは取ったものの、ヒーローに変身したわけじゃない。この辺の心理描写はリアルだった。

『マツコ会議』へのバトンタッチは自然

 帰宅した明智は、なぜか1人で泣いていた。サッカーをやめ、夜はアルバイトに励む日々。家で家族は待っていない。成績優秀でスクールカースト最上位にいる明智は、クラスメイトに本当の自分を見せていないのだ。完璧を演じることで自分を守っているようにも見える。明智は闇を抱えている。

 第3話の主役は光岡だった。学校でトラブルを起こしても、家庭では彼は愛に包まれていた。明智とのコントラストはあまりに鮮明だ。

……と、生徒にフォーカスしてこのドラマを見ると、ちゃんと見どころはつかめてくる。つまり、今作はあまりにも正統派な学園ドラマなのだ。『俺のスカート、どこ行った?』というタイトルだが、教師より生徒に注目したほうがストーリーを楽しむことができる。このドラマが、とりわけジャニーズファンに好評なのも当然だろう。

 そうなると、古田新太が女装をする設定の必然性が疑問に思えてくる。風変わりな教師が過激なメッセージを放てば、実はなんでも良かった?

 ただ、このドラマを見て、後に続く『マツコ会議』(日本テレビ系)をそのまま見続けるのは、自然なバトンタッチではあると思う。

(文=寺西ジャジューカ)

まさかの爆弾処理も!? 『執事 西園寺の名推理2』スーパー執事・西園寺が有能すぎるも、脚本は粗だらけ

 上川隆也がハイスペックな執事役で主演を務めるドラマ『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系)の第2話が3日に放送され、平均視聴率5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回から3.4ポイントの大幅下落となってしまいました。

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 資産家の奥様・伊集院百合子(吉行和子)に仕える西園寺一(上川)は、百合子が支援する養護施設の兄妹を招待し、まもなくネジ工場への建て替えが決定している遊園地へ足を運びます。

 事件が発生したのは、百合子と兄妹が観覧車に乗った直後のことでした。突如として爆発音が園内に響き渡り、観覧車はストップ。コントロール室へ向かった西園寺は、ネジ工場を経営する相良重工の社長・相楽洋介を発見し、犯人からネジ工場建設プロジェクトの中止を命じられたことや、観覧車に相良重工の社員・野本保(松尾諭)が乗っていることを知らされるのでした。

 西園寺は百合子を救うため、執事見習いの松本松五郎(森永悠希)を引き連れて独自の捜査を開始。相楽の専属運転手・涌井敏弘(佐戸井けん太)や元社員に聞き込みを行い、野本がプロジェクトの担当者だということや、相良重工に勤めていた風間るみ子という女性が最近、事故で死亡したことなどを突き止めます。

 また、ネジ工場建設にあたって相良重工が買収した仁科精機が、これまで作っていたネジとは材質がまったく異なるスーパースクリューというネジを作製し始めたことを知った西園寺は、野本がどこか別のところから技術を盗んできたのではないかと疑います。

 そして、野本が経理に提出した領収書を頼りに捜査を続けた結果、藤波義男(斉藤暁)が経営する町工場に頻繁に出入りしていたことが判明。藤波はスーパースクリューを設計したものの、放火にあって工場を失ってしまったのです。

 遊園地内をくまなく捜査したところ、着ぐるみを着て隠れている藤波を発見。すぐさま爆弾の解除、と思いきや、リモコン操作が効きません。実は藤波に犯行を促した真犯人が、爆弾解除のパスワードを密かに変えてしまっていました。

 真犯人は一体誰なのか、と考える間もなく、西園寺は涌井のもとへと駆け付けます。実は、涌井が使っているスマホケースと、写真で見た風間のそれとがまったく同じものであることや、ごく一部の人間しか知らないハズの、犯人がスマホで爆弾の操作をしていることを知っていたため、西園寺は涌井が真犯人ではないかと疑っていたのです。

 追い詰められた涌井は、風間が実の娘であることや、野本の子どもを妊娠していたこと、取引先の令嬢との縁談が決まった野本が娘のことを邪魔に思って殺したのではないかと疑い、犯行に至ったことなどを白状します。

 真犯人を逮捕したことで、あとは爆弾を解除するパスワードを入力するだけ。かと思われたのですが、野本は爆弾を時限装置式のものにすり替えていたのです。そのことを知った西園寺は、爆弾が設置された観覧車のハシゴをよじ登り、自力で解除。百合子を無事に助け出し、一件落着となったのでした。

 頭脳明晰で身体能力も高い完璧執事の西園寺ですが、まさか爆弾処理までこなすとは恐れ入りました。「いくらなんでも有能すぎるだろ」とツッコミたくなるところですが、上川が演じることで妙に説得力があるんですよね。なぜか今回、犯人“様”や、黒幕“様”と敬称で呼んでいましたが、生真面目な西園寺だからこそのユニークさを際立たせていたように思います。

 そんな完璧すぎる西園寺に嫉妬し、露骨にライバル心を燃やす新米執事・澤田慎次(浅利陽介)の存在も、第1シーズンからドラマにコミカルな色を添えていたのですが、前回でケガをしたためなのか、あるいは浅利の他ドラマ出演の影響なのか、今回は出演していませんでした。それに代わって、前回出演した松本が新たに西園寺の相棒として登場したのですが、こちらは西園寺をヨイショするばかりの添え物状態。澤田のように面白い関係性を築けそうな期待はもてませんでした。

 その澤田が恋するメイドの前田美佳(岡本玲)が、今回はイギリス留学中という設定で不在。さらに、百合子役は八千草薫が療養中のため吉行と交代と、第1シーズンから視聴するファンにとっては、キャスティングが少し残念な方向へ向かっている感が否めないのではないでしょうか。

 脚本に関しては、前シーズン同様に粗が目立ちます。今回でいえば、藤波工場に放火するぐらいならば特許料を払うなり買収するなりすれば良かったのでは? という点や、一介の運転手にすぎないハズの涌井がなぜ爆弾を製造できたのか、など疑問に感じる点がいくつかありました。

 ただ、このドラマはあくまでも、西園寺の美しい所作が最大のウリであり、その魅力を伝えることに力点が置かれているのでしょう。次回はフィギュアスケートがテーマということで、華麗なジャンプを披露してくれるのでしょうかね。放送を楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『インハンド』山下智久、ボソボソしゃべりのアンドロイドから徐々に人間味あふれるキャラに変化

 山下智久が寄生虫専門のドSな医学者を演じるドラマ『インハンド』(TBS系)の第4話が3日に放送され、平均視聴率7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。ゴールデンウィークの影響か、前回から1.4ポイントの下落となってしまいました。

(前回までのレビューはこちらから)

 今回、サイエンス・メディカル対策室の牧野巴(菜々緒)が、寄生虫学者・紐倉哲(山下)のもとへ持ち込んだ案件は、“人を自殺させる病原体”の有無について。外務事務次官・源田創子(紫吹淳)宛てに、その病原体を娘の恵奈(吉川愛)に感染させるという脅迫状が届いたというのです。

 実際、その脅迫状に記されている水原舞という女性が自殺し、菊池香織が自殺未遂、緒田貴成という男性が行方不明という状況に置かれているため、興味を抱いた紐倉は調査に協力することに。助手の高家春馬(濱田岳)を引き連れて香織の入院先を訪れたところ、屋上から飛び降りようとする香織を恵奈が必死に食い止める場面に出くわします。

 その恵奈によれば、4人は幼少期に田舎で遊んだ接点があり、大学になって再会。恵奈が見つけてきた、セクメント・ジャパンという製薬会社が実施するSQ-61という非ステロイド性消炎鎮痛薬の治験のバイトに参加した後、自殺騒動が起こったというのです。さらに、母親への脅迫状は、事件を解決するために恵奈自身が書いたものであることも判明。

 恵奈の話を聞いた紐倉は、高家を治験へと送り込んでデータを盗ませ、恵奈の友人たちが全員、ボルナ病ウイルスに感染していたことを突き止めます。このウイルスとSQ-61が結びつくことによって脳症が発症し、自殺未遂を起こしていたのです。また、ウイルスの感染源は、幼少期に度胸試しで侵入した馬小屋だったのですが、恵奈だけは馬を怖がって入らなかったために感染しませんでした。

 紐倉と恵奈がその馬小屋へ向かったところ、昏睡状態の緒田を発見。医学部に在籍する緒田は、ボルナ病ウイルスとSQ-61の成分によって脳症が起きるのではないかと疑い、その調査の途中で倒れてしまったのでした。

 この事態に責任を感じた恵奈は、衝動的に飛び降り自殺を図ろうとしてしまいます。そんな彼女に対して紐倉は、「感情の奴隷にはなるな」と諭しつつ、「感情があるから人間なんだ」との持論を展開し、「人間は笑顔になれる唯一の生物だ。だからもっと笑えばいい」と励まします。その後、香織と緒田は快方に向かい、一件落着。

 今回に関しては、1時間があっという間、というのが率直な感想。ドラマの序盤、恵奈が牧場で過ごした幼少期の回想シーンが出た時点で、“人を自殺させる病原体”の正体についてはある程度の察しがついたのですが、紐倉がかつて助手を自殺に追い込んだのではないかという疑惑や、それに関連して失った右手の幻肢痛に苦しむシーンなどが随所に挿入されたため、まったく飽きることがありませんでした。

 難しい専門用語をアニメーションを用いて伝える演出の工夫や、脚本のテンポの良さに加え、山下の演技が回を増すごとに良くなっている印象ですね。抑揚なくボソボソとしゃべるため、初回はまるでアンドロイドのようでしたけど、今回は恵奈を相手にまごついたことで、女の子が苦手だと発覚したり、その恵奈が自殺しそうになった時には熱い言葉で語りかけたりと、徐々に人間味あふれるキャラに変化しています。

 その姿を見て、高家と牧野が驚く表情を浮かべたのも印象的でした。紐倉が変わってきたのは間違いなくこの2人の影響。特に高家はドSな命令に振り回されながらも、良き理解者になりつつあります。だからこそ、紐倉が過去に入谷という助手を自殺に追いやったかもしれないという疑惑が、2人の今後の関係性に強く影響してくることになりそうです。

 その紐倉の過去について今のところ明らかになったのは、セクメント・ジャパンで働いていた入谷を引き抜き、CDC(アメリカ疫病予防管理センター)に入所させ、東南アジアの村で“危険な実験”を実施。その結果、アメリカ陸軍を敵に回すことになり、入谷を自殺に追い込み、その際に右手も失った? というものです。

 紐倉はどうやら、東南アジアの村でエボラウイルスについて研究していたようですが、当時の事件を伝える新聞記事では“村が消えた”と表現されているのが気になるところ。次回、その過去と義手の謎が明らかになるということで、ますます見逃せない展開となっていきそうです。
(文=大羽鴨乃)

広瀬アリス、妹・すずが朝ドラ多忙中で代わりに仕事増加も、熱愛スキャンダルが不安?

 広瀬すずが主演を務めるNHK連続テレビ小説『なつぞら』が、4月のスタートから5週連続で週間平均視聴率20%超えを記録するなど絶好調だ。

「すずの演技は、かなり好評。これで女優としての“格“は、間違いなく上がりましたね。若手女優のトップランナーというポジションから、日本を代表する女優へと育っていくでしょう」(ドラマ関係者)

 一方で、姉の広瀬アリスも絶好調だ。フジテレビの月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』に出演するほか、公開中の映画『ドラえもん のび太の月面探査記』では声優を担当、さらに8社のCM・広告に出演している。

「最近のメディア露出は、すずに負けないほどに増加中です。すずのほうが朝ドラの撮影でスケジュールを押さえられていて、なかなか稼働できないという事情もあり、注目を集めている可能性があります」(広告関係者)

 また、起用する側としても、アリスのほうが“安い“というメリットがありそうだ。

「単純にタレントとしての“格”でいえば、すずのほうがかなり上。ギャラについても、すずのほうが余裕で高いでしょう。スケジュールが取れないし、ギャラも高いすずに比べれば、アリスは“すずの姉”というバリューがあるし、もちろん本人もドラマや映画で活躍している。ギャラも比較的安いということならば、アリスに多くの仕事が舞い込んでくるのは当然だと思います」(同)

 アリスは、2017年2月にプロバスケットボール選手の田中大貴との交際が週刊文春に報じられると、本人も交際を認めた。

「その後、結婚が近いのではないかとの情報もありましたが、そこまで大きな動きはない模様。ただ、アリスは結構な“肉食系”だといわれていて、別の男性とのスキャンダルが出てきやしないかと心配されているのも事実です」(週刊誌記者)

 昨今の芸能界ではちょっとした熱愛スキャンダルが原因で、すべての仕事を失うことも少なくない。せっかく上り調子のアリスが、肉食系であるがゆえに失敗しないことを願うばかりだ。