『劇場版おっさんずラブ』公開も”OL民”の劣悪マナーが問題化!『おそ松さん』の悪例を踏襲か

 2018年にテレビ朝日系で連続ドラマ版が放送され大ブームとなった『おっさんずラブ』。その劇場版となる『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』が8月23日に公開された。

「初日には、全国で舞台挨拶のライブビューイング付き上映が開催されるなど、なかなかの盛り上がりでした。主演の田中圭の仕事も好調だし、人気は健在ですね」(映画関係者)

 上々の滑り出しとなったようだが、その一方で観客のマナーの悪さを指摘する声も少なくない。SNSを見てみると、「ふつーに爆笑してるマナー悪い人多すぎてちょっと萎え」「劇場版おっさんずラブ楽しかったけどマナー悪い奴多すぎない?ライビュだから?」などといった投稿もあった。

「実は、ちょっと前から“OL民”と呼ばれる『おっさんずラブ』のファンや田中圭ファンの一部には、マナーが悪い人も多いという声も少なくありません。ブームになるといろんな人が出てくるから仕方ないこととはいえ、作品や田中圭のイメージを損ねる可能性もあるでしょう」(同)

「ブレイクするということはバカに見つかること」とは有吉弘行の名言だが、まさに『おっさんずラブ』周辺もそういった空気が漂っているようだ。

「男性同士の恋愛模様に悶絶して、思わず劇場で悲鳴をあげてしまったり、大きく体を動かしてしまったりする人がいるのは分かるんですが、“応援上映”のような特別な上映以外では、基本的にNG行為です。

 しかし、“OL民”などと呼ばれてファンが集団化したことで、周りが見えなくなってきているのか、現場で大きな声で騒ぐようなファンも多くなっているようです。さらに、BLというジャンルはそもそも“密かな嗜み”であり、だからこそ様々なしきたりがあるわけですが、そういった慣習を知らない初心者も多く、熱心なBL愛好者から疎まれている部分もあるようです」(ウェブメディア関係者)

 ただし、SNSでは「劇場でのOL民のマナーが良かった」という投稿も見受けられる。

「もちろんしっかりマナーを守るOL民が多いのは事実。そういったOL民がイメージの悪化を阻止するべく、SNS上で“火消し”を行っているという側面もあるでしょう。これはかつて“おそ松さんクラスタ”と呼ばれる『おそ松さん』ファンのマナー悪化が指摘された際も、同様な動きがありました」(同)

 テレビシリーズ第1期放送時に爆発的な人気を誇っていた『おそ松さん』だったが、第2期放送時にはブームは沈静化。『おっさんずラブ』もその二の舞にならなければいいが……。

大森南朋『サイン』が視聴率2ケタキープの大健闘! 低予算&地味なキャスティングの舞台ウラ

 テレビ業界で、いったい誰が、この高視聴率を予想しただろうか?

 極めて下馬評が低かった、テレビ朝日系木曜ドラマ『サインー法医学者 柚木貴志の事件―』(大森南朋主演)が大健闘を見せている。

 初回は14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で、今期の民放連ドラの中でトップの好発進。第2話で9.5%と急降下したものの、以降、11.5%→9.5%→10.7%→9.9%と、1回おきに2ケタと1ケタを行ったり来たりしているが、ここまでの平均視聴率は11.1%と2ケタ台をガッチリキープしているのだ。

 同作は2011年に韓国で放送されたドラマ『サイン』のリメイク版で、「日本法医学研究院」の解剖医・柚木貴志(大森)が、新人解剖医・中園景(飯豊まりえ)とタッグを組んで、権力に屈することなく、真実と正義を追求していくストーリー。ヒロインで、警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖役の松雪泰子、国立大学の法医学教授・伊達明義役で、仲村トオルが出演しているが、それ以外のレギュラーキャストはほぼ無名な俳優・女優ばかりだ。

「大森は実力派俳優として知られていますが、ほとんどが脇役。『サイン』はプライム帯の民放連ドラで初主演となります。正直、演技がうまくても必ずしも数字が獲れるというわけではありません。このキャストでは、あまりにもしょぼすぎて、深夜帯でも十分なくらい。爆死も予想されていただけに、平均で10%超えているのは上出来。万々歳でしょう。テレ朝の『木曜ドラマ』は、米倉涼子や木村拓哉の主演ドラマ、絶対的な人気を誇る『緊急取調室』(天海祐希主演)などがオンエアされている看板枠で、元来数字をもっているので、『サイン』もそのあたりの事情が奏功している。ほかの枠なら、それこそ爆死だったかもしれません」(テレビ誌関係者)

 しかし、同局の看板枠という割に『サイン』は、キャストの乏しさが目に付いてしまう。なぜこのような地味な面々になってしまったのか。

「ズバリ、10月期に2年ぶりに放送する『ドクターX~外科医・大門未知子~』(米倉涼子主演)との兼ね合いでしょう。『ドクターX』はもともとキャスト陣の出演料が高く、莫大な制作費がかかっている。待望の第6シリーズは、やりたくなかった米倉を、大幅ギャラアップで翻意させたと言いますから、米倉一人の出演料だけでも、かなり高騰している。ましてや、米倉だけ上げて、ほかのメインキャストの出演料は据え置きなんてわけにはいきませんから、全体的なギャラアップは避けられません。『サイン』に西田敏行が特別出演しているのは、アップ分の補てんの意味がありそうです。そんな背景があるから、今期の『サイン』は低予算にならざるを得なかったのでしょう。ある意味、『ドクターX』のために爆死も覚悟していた『サイン』が、なかなかの健闘ぶりを見せているのですから、テレ朝の制作陣としてはホッと胸をなで下ろしていると思いますよ」(テレビ制作関係者)

 テレ朝としては、放送すれば20%超えが期待できる『ドクターX』は、まさにキラーコンテンツで、スポンサー受けもいい。それだけに待望の復活となるが、その影で犠牲となってしまった『サイン』の出演者、関係者は気の毒というしかない?

カテゴリー: 未分類 | タグ:

漫才のレベルは飛躍的にアップも……『べしゃり暮らし』に感動がない理由

 8月17日に放送された『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)の第4話。今回のテーマは「成長」と「中途半端」と「清算」である。

第4話あらすじ

 母・美津子(篠原ゆき子)が過労で亡くなった原因は、上妻圭右(間宮祥太朗)の父・潔(寺島進)の蕎麦店「きそば上妻」を、お笑いコンビ「ねずみ花火」が漫才で貶したことが原因だった。なのに、圭右の姉・しのぶ(徳永えり)と元“ねず花”の根津孝介(田中幸太朗)が交際しているらしい。芸人時代の根津には、女性絡みの悪いウワサがたくさんあった。

 そんな中、久保田はるみ(遊井亮子)に言い寄られる根津の姿を目撃した圭右は、根津をいきなり殴り飛す。しかし、はるみは根津の元マネジャーで、お笑いの世界へ復帰するよう説得していただけだった。根津のゴシップも、ねず花が自ら発信したネタが元になっていると判明。

 美津子が亡くなって以来、美津子への罪悪感にさいなまれた根津はネタをやることが怖くなり、ねず花は解散。根津の元相方・花田稔(駒木根隆介)は「MCフラワー」という名前でピン芸人として活動中だ。根津はあれ以来、美津子の月命日に欠かさず墓参りをしており、花田も潔に謝罪の手紙を何通も送っていた。2人はきそば上妻にそろって謝罪に行き、「いつまでもつまんねえこと言ってんじゃないよ」と潔は2人を許した。

 その後、花田は単独ライブを開催。しかし、かつてより毒がマイルドになった花田のネタを観た潔は「毒舌芸人が遠慮してちゃ売れねえ」とバッサリ。客席にいた根津は花田に直訴し、ねず花は復活漫才をすることになった。ネタは「きそば上妻」を貶した例の漫才で、結果、館内は大爆笑。ネタを観た潔は「今聞けば、こんなネタで店の客が減るようじゃ、俺の精進が足んねえってことだ」とつぶやいた。

 漫才が終わると、根津は舞台上からしのぶにプロポーズ。芸人を引退した根津はきそば上妻に入り、潔の跡取りになるべく修業を開始した。一方、潔は圭右に対し「芸人になることは認めてやる。その代わり、高校卒業したら家を出て行け」と言い渡した。

 いろいろな意味で、間宮の成長が見て取れる第4話だった。まず、機材トラブルが原因で花田のライブが20分遅れの開演になったとき。あの場面で「行こうぜ」と辻本潤(渡辺大知)を伴い、間宮は前説を買って出る。なかなかできることではないが、楽屋裏で「やらせてください!」と頭を下げて頼み込む姿には感銘を受けた。漫才コンクールで「客が馬鹿」とキレて帰ってしまった醜態が記憶に新しいだけに、すごく安心したのだ。

 そして、舞台である。今まで、間宮と渡辺はわざと拙く漫才していたのだろうか? 通常時は2人とも外側を向き、ツッコむ(ツッコまれる)ときだけ内側に体を向ける。テンポも以前とは見違えるように安定している。このドラマの漫才監修・ヤマザキモータースと小林知之(火災報知器)の指導の賜物だろうが、にしても、以前とは明らかにレベルが違って見える。観て笑えるレベルを漫才素人の2人に求めるのは酷だが、なんとか“らしく”なってきた。初回から順に成長の跡が見えるよう、以前は意図的に技術レベルを調節しながら漫才を演じていた可能性がある。感心した。

 寺島は間宮と渡辺の2人に、蕎麦屋を由来としたコンビ名「きそばAT」の使用を禁じた。つまり、「蕎麦屋を継ぐ」という間宮の選択肢をあえて潰す父からの厳しいエールである。間宮に残されたのは芸人への一本道だけ。正直、やっと始まったという感じだ。こうして、間宮は精神的な面でも成長した。

 息子の退路を断った父。これは、しのぶと田中の交際を認め、蕎麦屋の跡継ぎとして田中を認めたからにほかならない。「蕎麦屋の跡継ぎ」という保険を手放した間宮と、芸人にすがる自分を捨てた田中。2人は”中途半端”から脱した。そして、毒舌なネタを恐れる過去を清算したねず花と、芸人を恨む過去を清算した寺島。過去を捨て、前へ進む人間を描いた回だった。

 テレ朝土曜深夜枠のドラマは、全7話に設定されていることが多い。そして、原作『べしゃり暮らし』のコミックスは全19巻である。この長編を7話に収めるのは至難の業だと思う。だからこそ、エピソードの取捨選択が重要になってくる。時に、不要な箇所をバッサリ切り捨てる勇気も必要だろう。今回のドラマ化は、その辺がうまくない。多くのエピソードを網羅しようとするから、各話がいつもダイジェスト的になってしまう。駆け足すぎるのだ。

 ねずみ花火のエピソードを取り上げるなら、潔がねず花に「お前は花田っぽくないしお前は根津っぽくないから、名前が逆だろ」と指摘し、笑って許す場面をマストで描いてほしかった(花田役の駒木根がねずみっぽい顔ではないので難しいのもわかるが)。また、蕎麦屋を保険として考える圭右の甘さも描いてほしかった。そんな細部を端折っているため、観ていて感動がないのだ。

 次回予告によると、『べしゃり暮らし』で最もエグいエピソードが描かれる模様。「デジタルきんぎょ」を演じる駿河太郎と尾上寛之の演技力はわかっているので、そこについては心配していない。あとは、異常に濃いあのストーリーを腰を据えて再現し、心に響く重要回にしてほしいと願うだけだ。

(文=寺西ジャジューカ)

広瀬すず『なつぞら』視聴率急降下! 主人公なつの生き方が共感得られず大迷走

 広瀬すずがヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『なつぞら』が20日深夜に撮了した。NHKの“働き方改革”により、これまでより制作期間を長く取ったため、撮影は1年3カ月にも及んだ。放送自体は終盤に差し掛かろうとしているが、ここにきて、視聴率の下落が目立つのだ。

 同作は初回22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で好発進。週間視聴率も初週から第4週まで22%台を記録する好調ぶりだった。

 その後、やや下降傾向にはあったものの、週間視聴率は20%台をキープしていた。だが、第19週(8月5日~10日)は、6日の放送開始時間が「広島平和記念式典」中継のため、38分繰り下げになり、同日の視聴率が14.0%まで落ちた影響もあり、19.7%と初の大台割れ。続く第20週(12日~17日)は20.2%で、すぐ大台に戻したが、ここ最近どうも低調なのだ。

 17日土曜が18.5%、週明け19日が19.1%、以降20日が19.5%、21日が19.8%と4回連続で20%を割ってしまった。

 物語としては、主人公・なつ(広瀬)が妊娠発覚後、会社の仲間たちの応援があって、出産後も東洋動画で正社員として働くことができるようになった。

 夫の坂場一久(中川大志)は結婚後、家で翻訳の仕事をしながら、家事全般をこなしていた。そんな折、元同僚で、結婚してイタリアに渡っていた大沢麻子(貫地谷しほり)が帰国。

 麻子はマコプロという制作会社を立ち上げており、一久に演出家としての協力を打診。しかし、一久が勤めに出ると、子どもの面倒を見る者がいなくなるため、1年後の入社を決意。産まれたばかりの乳児を預かってくれる保育施設がなかなかないがゆえの決断だった。

 かくして、出産後も仕事を続けることになったなつの犠牲になる形で、一久はやりたい仕事を1年間我慢することになったのだ。

 それより以前に、なつの先輩アニメーターであった下山茜(渡辺麻友)は、妊娠がわかると会社から出産後は“契約”での仕事を持ち掛けられ、結局退職している。

 話の流れから、「女性が子どもを産んでも、働けるような社会になってほしい」との問題提起をするかのようなストーリーになっているが、なんせ時代背景は昭和40年代前半だ。女性が子どもを産んだら家庭に入るのは、現代でも一般的なことで、かなり無理がある展開になっている。

 ネット上では、「なつは結婚して、召し使いができて、出世して、子どもまで授かって、苦しい場面になると、みんなが助けてくれる人生楽勝ストーリー。これで視聴者に何を訴えたいの?」「『おしん』は子どものために我慢して、一緒に野良仕事。なつは仕事優先のため、夫の就職まで犠牲にさせた。『おしん』が伝えている大切なことを、なつが否定して、ぶち壊してるみたい」「働く母親の共感を得ようとしてるけど、スベってる。展開がご都合主義」「妊娠がわかってから、『いかに子どもを置いて働きに行くか』ばかりに一生懸命で、自分の子どもに対する愛情が感じられない」「何がなんでも子どもの預け先を探すなつ。我が子より、仕事。会社のどんな要職でも代わりはきくけど、実母の代わりはいない。1年我慢するのはなつで、一久が今求められているマコプロで働くべきって、なぜ誰も言わないの?」「一久の実家は東京だったはずだけど、なぜ夫の親に子どもの面倒を見てもらおうという発想がまったく出てこないの?」といった調子で、出産後、即仕事復帰することしか頭にない、なつに疑問の声が多々聞こえてくる。

『なつぞら』は朝ドラ100作目の記念作品とあって、NHKは全勢力を傾け、松嶋菜々子、山口智子、比嘉愛未、貫地谷、小林綾子ら、歴代の朝ドラヒロインが多数出演するなど、豪華キャストで臨んでいるが、その割に視聴率はイマイチ伸び悩んでいる。

「朝ドラは、『おしん』に代表されるように、ヒロインが苦労して、それを乗り越えるのが見せ場なのです。固定視聴者は、がんばっているヒロインに共感するのであって、自分勝手で苦労を伴わないヒロインには、なかなか共感できないでしょう。

 その点、『なつぞら』のなつは、北海道・十勝の柴田家に引き取られた当初こそ、多少の苦労はありましたが、家族同様に大切に育てられ、東京編になってからは、私生活の面でも仕事の面でも、何をやっても順風満帆で、すべてがうまくいっているのです。

 こんな挫折のない、サクセスストーリーでは、朝ドラでなくても、視聴者の共感を得ることは難しいでしょうね。己の仕事のために、夫の仕事を犠牲にするなんて、行き過ぎのように映ります」(テレビ誌関係者)

 すでに撮影は終わっているため、今さら脚本の手直しはできない。今の調子で、ドラマが進行してしまうようなら、大詰めで“感動”が生まれるどころか、視聴者はさらにソッポを向きかねないだろう。

 

『ボイス』真木よう子も見習うべき? 手術で滑舌の悪さを克服した有名人とは

 今期のドラマで好調をキープしているのが、唐沢寿明主演の『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系)だ。

 8月17日放送の第6話では視聴率11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。このままいけば、全話平均でも2桁をクリアしそうな勢いを見せている。

 緊迫した展開が話題の同ドラマで、緊急指令室の室長であり、絶対聴感能力を持つボイスプロファイラーを演じている真木よう子。その彼女には警察官の制服の上からでもわかるこんもりバストの好評とは裏腹に、ネット上ではある問題が囁かれているという。

「緊急指令室という緊迫した現場ですから、真木の演技が早口になってしまうのは仕方がない面もある。しかし、視聴者からは『真木の話すことを聞き取ろうとして見ているからすごく疲れる』『真木のセリフだけ字幕を出してほしい』と、放送のたびに滑舌の悪さを指摘する声がネット上であふれています」(テレビ誌ライター)

 芸能界に目を向ければ、滑舌の悪さを克服しようと手術に踏み切った人たちも多い。

「有名なのは土屋太鳳ですね。彼女の滑舌は自分の名前もうまく発音できないほど“致命的”だったため、舌の一部の除去手術に踏み切りました。術後、1カ月ほどのリハビリ期間中にはしびれたような違和感が続き、かなり苦しかったそうです。他にも、ロッチのコカドケンタロウや菊地亜美、元AKB48・増田有華も同じ手術を受けています。真木もプロ意識の高い女優ですから、視聴者の指摘を受けて手術を検討しているかもしれません」(芸能ライター)

 真木に“棒演技”との評価がつきまとうのは、この弱点のせいだったのかも?

『Iターン』義理人情を重んじる古田新太の親分肌に影響を受けたムロツヨシが、”いい上司”に!

 

 8月16日に放送された『Iターン』(テレビ東京系)の第6話。主役の狛江光雄(ムロツヨシ)は、岩切組組長・岩切猛(古田新太)に振り回され続けている。しかし岩切からの影響が、次第に狛江の言動にいい形で表れ始めた。

第6話あらすじ ぼられたムロツヨシを助けに来た古田新太

 狛江が帰宅すると、妻・敦子(渡辺真紀子)は若い男と不倫していた。敦子は狛江が女性部下に手を出し、ヤクザと付き合っていることも知っており、離婚を切り出してきた。……という悪夢から目が覚める狛江。

 会社に出社すると、キックバックの金を渡しに来た土沼印刷社長・土沼庄吉(笹野高史)から、岩切組と竜崎組の戦争が始まることを狛江は聞かされた。土沼から受け取ったお金を持参してきた狛江に、岩切はBB弾の銃を撃ちながら「(戦争のために)チャカ、山ほど買う金がいるんや。早よ、ゼニ持ってこい!」と発破をかける。

 そんな中、竜崎剣司(田中圭)は刑事の城島豊(河原雅彦)と企み、岩切組がケツ持ちする風俗店を次々に摘発していく。連行される「ヌキヌキ万次郎」の店長(矢部太郎)から文句を言われ、岩切は黙って頭を下げた。

 失恋した部下の柳直樹(渡辺大知)と吉村美月(鈴木愛理)を見かね、お金もないのに狛江は「僕が奢るから」と2人を飲みに誘う。しかし、この日行った店は竜崎組の傘下になっており、狛江は法外な金額を請求されてしまう。切羽詰まった狛江は岩切に電話したが、岩切は「つまらんことで電話してくんな!」と一喝。無銭飲食の嫌疑で警察から城島がやって来て、狛江はそのまま竜崎の元へ連行された。竜崎は狛江に”岩切組の情報を流すスパイになれ”と要求。そのとき、狛江の携帯に岩切から連絡が入る。狛江が引っかかったぼったくり店の前に岩切が来ているというのだ。狛江が駆けつけると岩切は店の店員に話をつけており、従業員は岩切に土下座していた。岩切は狛江が請求された以上の金額を店に置いていき、狛江は岩切にお礼を言う。すると、岩切は「何か隠していることはないか?」と狛江に質問。「いえ、何も」と答える狛江に「ほな、ええわ」と返答し帰っていく岩切の後ろ姿を、狛江は申し訳なさそうに見つめた。

 第1話から一貫してムロが転落し続けている。あまりに希望が感じられない現状だ。

 このドラマのオープニングはムロが必ずひどい目に遭う……からの夢オチという流れが常なのだが、悪夢の内容もだんだんハードになってきた。現実がつらいので、夢さえも真に受けて疑心暗鬼になるムロ。単身赴任先のアパートの一室に飾る家族写真が泣ける。

 古田と田中の板挟みに遭い、窮地に陥るムロはドツボだ。しかし、それよりも、妻や娘からATM扱いされ、窮地の原因である土沼と仲良さげに付き合わなければならない姿に世の不条理を感じてしまう。今回はチワワの昌三さんの出番がなく、笑いどころは古田がムロにBB弾のエアガンを撃ったくだりくらい。この6話は特に暗かったのだ。確かに撃たれるムロの姿は、岩切組の牧歌的な雰囲気を強調する大事な場面でもあったのだが。

 ちなみに『Iターン』の監督・内田英治は、今話題の問題作『全裸監督』(Netflix)のほうでもメガホンを握っている。同作で黒木香役を務めた森田望智は、今作でスナック「来夢来都」のホステス・めぐみ役を演じている。スナックのママを演じる黒木瞳と2人が並ぶシーンを見ると、「黒木瞳と黒木香が共演してる!」と今さらながらテンションが上がってしまった。

古田の親分肌に影響を受け、いい上司になるムロ

 第6話のテーマは、義理と人情を重んじる岩切組と、「世の中、金」と言わんばかりに冷酷な竜崎組のコントラストだ。警察と癒着する竜崎組の策略で、岩切組がケツ持ちする風俗店は次々に摘発された。「こげんことなら岩切組に頼むんじゃなかった!」と吐き捨てる風俗店店長に、頭を下げて侘びる古田。

「風俗店言うて城島のガキどもが目の敵にするけどな、女の子も従業員もこれでメシ食うとるんじゃ。ワシらは、守ってやれんかったんじゃ」(古田)

 前々クールに同じ枠で放送されていたデリヘルのドラマ『フルーツ宅配便』と関連付けて古田のセリフを聞くと、彼の言葉はより重く響いてくる。風俗店店員の生活まで気に掛けるヤクザの組長というのもなかなかいないはずだ。仁義を重んじる古田の性分が伝わってくる。

 ムロは竜崎組の息がかかった居酒屋で、絵に描いたようにぼったくられた。ムロは岩切組に電話し、助けを求めた。

ムロ「お金が足らなくなりまして、ちょっと、どなたかにお願いできませんか……?」

古田「やかましい! つまらんことで電話してくんなっ!」

 いや、なんだかんだで古田は優しいのだ。口では冷たいことを言っておきながら、数分後に自ら店にやって来ているのだから。

「ワシの舎弟からぼったくるとは……ええ根性しとんな、コラ!」(古田)

 義理堅く、舎弟の面倒見はいい。古田の親分肌は、明らかにムロに響いた。田中に「岩切組のスパイになれ」と脅されたムロは、自分を助けてくれた古田の後ろ姿を申し訳なさそうに見つめていた。

 第5話にて激しく失恋した渡辺と愛理。金欠も顧みず、ムロは奢るつもりで2人を飲みに誘う。部下の恋と奮起をムロなりに応援する心意気だ。実は、ムロは少しずついい上司になってきている。コワモテの割に子分から慕われる古田の人間性が、ムロに影響を与えている気がしてならない。

 古田と田中の板挟みに遭い、どちらの組に付くべきか岐路に立たされたムロ。しかし、最近のムロを見ていると、もう答えは出ている気がする。

(文=寺西ジャジューカ)

 

 

 

 

 

Hey!Say!JUMP・山田涼介『セミオトコ』、2.4%で「もはや瀕死」――「歴代ワースト更新」か

 テレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠にて放送中のHey!Say!JUMP・山田涼介主演連続ドラマ『セミオトコ』が、「同枠のワースト作品になるのではないか」(芸能ライター)と、業界内で密かに注目されているという。

「同ドラマは、セミから人間の青年に変身したセミオトコのセミオ(山田)と、冴えないアラサー女子・おかゆこと大川由香(木南晴夏)の切ないラブストーリー。山田はこの作品で、同局のドラマに初出演&初主演を果たし、初回の平均視聴率は4.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした」(同)

 夜11時15分スタートと遅い時間帯ではあるが、前クールに放送されていたTOKIO・松岡昌宏主演の『家政夫のミタゾノ』第3シリーズは、初回8.2%を記録。同じく“ジャニーズ主演ドラマ”だと、昨年10月期に嵐・相葉雅紀が『僕とシッポと神楽坂』で主演を務め、こちらは初回6.6%だった。

「『セミオトコ』は、初回から5%を下回っていたものの、それでも放送時には、Twitterで『セミオトコ』というワードが国内トレンド1位、世界トレンドでも5位に入るほど、ネットは盛り上がっていました。そのおかげか、第2話は4.4%とやや上昇していましたが、第3話で3.6%に下落。8月16日放送の第4話に至っては2.4%と、もはや“瀕死”の状態です」(テレビ局関係者)

 ネット上には「山田くんが可愛くて癒やされる!」「切なさもあるけど、全体的にほんわかした雰囲気で良い」などと好意的なコメントも多数上がっているが、「深夜帯なのもあって、ファンしか見てなさそう」「そもそもこのドラマの存在があまり知られてない」といった指摘も目立つ。

「『金曜ナイトドラマ』全話平均視聴率ワースト作品は、現時点で、昨年7月期放送の山田孝之&菅田将暉ダブル主演ドラマ『dele』で4.5%。一方、『セミオトコ』は1~4話までの平均が3.6%なので、このまま視聴率が上昇しなければ、ワースト記録を大幅に塗り替えてしまうかもしれません」(同)

 ここから奇跡の逆転劇を見せ、“ワースト”回避となるか。今後も見守っていきたい。

広瀬すず、『なつぞら』撮影終了コメントに批判……「呆れる」「チヤホヤされてた?」声上がるワケ

 広瀬すず主演で現在放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』の公式Twitterが、8月21日にクランクアップを報告。広瀬は「常に楽しいが勝ちすぎて(いた)」などとコメントしていたが、ネットユーザーからは呆れた声も寄せられている。

「“朝ドラ100作目”の記念作品となった同作は、戦災孤児である主人公・奥原なつ(広瀬)が北海道で過ごした幼少期や、上京してアニメーターを目指す姿などが描かれています。NHKの発表によると、クランクアップは20日深夜。朝ドラとしては今回初めて、クランクアップ時の動画をSNSや公式サイトで公開し、広瀬は『100作品目という本当に大切な節目だと思うんですけど、全部(には)応えられていなかった』と悔しさを滲ませながらも、『常に楽しいが勝ちすぎて、体調を崩すこともなく、だんだん「大丈夫?」とも聞かれなくなり、なんか本当に大丈夫でした!』と笑顔を見せました」(芸能ライター)

 そんな『なつぞら』は、初回平均視聴率22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好発進して以降、週ごとの平均視聴率もほとんど20%を超えている。一方、ドラマの内容には「なつの人生は“イージーモード”すぎて全然共感できない」「サクセスストーリーにしても、重みが足りなくてつまらない」「広瀬すずをかわいく撮ってるだけのドラマで飽きてきた」といった不満も少なくない。

「広瀬自体についても『いつも“キョトン顔”か、ふてくされたような表情でワンパターン。これを毎日見るのはしんどい』『特別ヘタではないけど、うまくもない。印象に残らない軽い演技』『声も抑揚がないし、聞き取りづらいまま。一向に上達しないなあ……』との指摘が多いこともあり、クランクアップのコメントに対して『成長が見えないのに「楽しい」って言えちゃうところに呆れる』『なつと同じで、広瀬も周りにチヤホヤされてたんじゃない? それなら楽しかったでしょうよ』といった皮肉も、ネット上に書き込まれています」(同)

 一方で、“朝ドラヒロイン”の重圧に苦しんだことを、赤裸々に明かした女優も。

「12~13年にかけて放送された『純と愛』で主演を務めた夏菜は、17年の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)にて、『飲まなきゃやってらんない生活(だった)』と当時を振り返っていました。また、15~16年放送の『あさが来た』ヒロインを務めた波瑠も、16年4月27日に更新された自身のブログで『何も話せなくなり、挙句に誰かと目を合わせるのも怖くなった』とつづり、朝ドラ撮影現場で何かあったと思われる“意味深”な告白をしています」(同)

 そんな過酷な現場で「常に楽しい」と笑顔を見せた広瀬には、「この強靭なメンタルは間違いなく芸能人向き」と感心の声も。今後もこの強みを生かしていけるだろうか。

木村拓哉の新ドラマ『グランメゾン東京』、あのジャニーズがバーターでねじ込まれ不安要素に

 10月期に木村拓哉が主演する、TBS日曜劇場『グランメゾン東京』(日曜午後9時~)の第2弾キャストが明らかになったが、早くも不安の声が広がっている。

 同ドラマは、その天賦の才能でフランス・パリに二つ星の店を持っていた天才シェフ・尾花夏樹(木村)が、己の慢心から重大事件を起こし、店や仲間など、すべてを失う。ドン底まで転落した尾花だが、女性シェフ・早見倫子(鈴木京香)と出会い、シェフとして生き直し、世界最高の三つ星レストラン「グランメゾン東京」をつくり上げようと奮闘する姿を描いた作品だ。

 すでに、ヒロイン役で鈴木の起用は発表済みだったが、新たに、尾上菊之助、及川光博、沢村一樹、Kis-My-Ft2・玉森裕太の出演が明らかになった。そんな中、”3番手”に起用された玉森への不安はいっぱいだ

 玉森は尾花のフランス時代の弟子・平古祥平役で、日本の一流ホテルのブッフェレストランのシェフを29歳という最年少で務めているという設定だ。

「ジャニーズ事務所に限ったことではありませんが、所属タレントが主演するドラマに、別のタレントをバーターでねじ込むことは多々あります。ただ、木村の主演ドラマは制作費も高騰し、“高視聴率”を義務づけられます。その作品で、とても数字を持っているとは思えない玉森が3番手扱いで出演したのでは、足を引っ張りかねません。木村にとっても、かえって迷惑なのでは? また、料理の世界は厳しくて、20代で一流ホテルのシェフなんて設定は非現実的で、視聴者も感情移入しにくいのではないでしょうか?」(テレビ制作関係者)

 これまで、ジャニーズから俳優としてもプッシュされてきた玉森は、数々の連続ドラマで主演の経験がある。しかし、ゴールデン帯で主演を務めた作品は、『ぴんとこな』(2013年7月期、TBS系)が平均7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)、『信長のシェフ』第2シリーズ(14年7月期、テレビ朝日系)が7.3%と、いずれも大爆死を遂げている。5月31日に公開された主演映画『パラレルワールド・ラブストーリー』も振るわなかった。

 バーター出演自体が必ずしも悪とはいえないが、数字に結びつかず、話題性もないようであれば、意味がない。TBS日曜劇場の固定視聴者は硬派のドラマファンが多いだけに、玉森の“ゴリ押し出演”が視聴率に響かなければいいのだが……。

 

『いだてん』奇跡的なV字回復で「上白石萌歌を競泳水着にしろ」がテレビ業界の合言葉に⁉

 視聴率を1%上げるのに四苦八苦しているテレビ関係者は、この結果にさぞかし驚いたことだろう。

 8月18日に放送されたNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』第31話の視聴率が、7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。8月11日には大河ドラマ史上ワーストの視聴率5.9%という絶望的な数字だっただけに、大きな話題を呼んでいる。

 今回、突如として奇跡的なV字回復した理由をテレビ誌ライターはこう分析する。

「200メートル女子平泳ぎの選手・前畑秀子を演じた上白石萌歌の『水着効果』で間違いありませんよ。ドラマの前半で、上白石はボディラインがハッキリとわかる競泳用水着で登場。ネット上でも『水着がカラダに張り付いているのがエロい』『録画して永久保存したい』『萌歌ちゃんの水着シーンがあるなら次週も絶対見る』との声が上がり、男性視聴者がクギ付けになっていたようです。プールに飛び込む瞬間に突き出されたヒップ、平泳ぎでの開脚ショット、はちきれんばかりの豊満バストなどサービスシーンのテンコ盛り。彼女は今回の役作りのために1日5食で7キロ増量。そのため、水着がパツパツになり艶っぽさが倍増していました」

 そんな上白石といえば、今年1月期に放送されたドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)でも高校競泳界のスターを演じている。

「劇中で彼女はたびたび水着姿を披露していましたが、ネット上で『意外におっぱいデカい!』『Dカップはある』と話題に。ドラマの高視聴率に貢献しました。上白石は『東宝シンデレラオーディション』でグランプリを獲得して芸能界入りした清楚系女優。ビキニではなくてもその水着姿にはプレミア価値があるということでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

「上白石を水着にしろ!」が、テレビ関係者の合言葉になりそうだ。