ryuchellはまるで「昭和のお父さん」――pecoとの離婚後、失望する人が多い理由

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。

<今回の有名人>
「愛をちゃんとくれた」ryuchell(りゅうちぇる)
『サンデー・ジャポン』(1月22日、TBS系)

 芸能人が夫婦仲、家族仲をウリにして、それをビジネスにつなげるというのは案外リスクがあることなのかもしれない。

 夫婦仲、家族仲というのは、日々変化するもので、いい時もあれば悪い時もある。しかし、良き妻・夫、良き母・父として、ママタレ・パパタレ活動をしてしまうと、夫婦仲も家族仲も、“常に完璧な状態”を保つ義務が発生する。

 例えば、夫愛や家族愛をアピールしていたママタレが、夫の不倫報道をきっかけに離婚したとする。世間はなんとなく「この人が今まで言ってきたことはウソだったのでは?」と感じ、彼女の発言や行動そのものの信ぴょう性も低下してしまう可能性は否めないだろう。夫婦ウリ、家族ウリをしていた芸能人の“離婚後のキャラ設定”というのは、実は非常に難しいと思う。

 今、その難しさに直面しているのは、タレント・ryuchellかもしれない。2022年8月、妻のpecoと離婚したものの、「新しい家族の形」と称して、同居しながら子育てを行い、家族を続けていくと発表した。

 そんなryuchellは1月10日、自身のYouTubeチャンネルで、高校時代、お母さんに「男の人が好き」と打ち明けたことを告白。お母さんが「育て方を間違えた」と自分を責めるような反応を見せたため、ryuchellはショックを受け、お母さんを傷つけまいと「嘘だよ」とお茶をにごしてしまったそうだ。

 この「男の人が好き」発言の経緯について、ryuchellは同22日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、「本当の自分を出して、応援していただきたいと思った」と説明しているが、残念ながら、すべての人が応援してくれるとは言い難いようだ。

 それは、世間の性に対する理解が追い付いていないこともあるが、「結婚していた時のryuchell」と「現在のryuchell」では、その言動に隔たりがありすぎることも原因ではないだろうか。

 結婚時代のryuchellといえば、家族を大事にするキャラクターで売ってきた。例えばpecoは、19年10月16日付のツイートで、

「寝る前に洗濯物たたむの嫌になったわたし『これ、もう明日―!』

りゅうちぇる『そうしよっ。がんばりすぎないところもだいすきだよ』

たった今のはなし!あらためてやさしいなぁと感動してしまった」

と、ryuchellのいい夫ぶりを明かしており、多くの「いいね!」がついた。

 また、新型コロナウイルスの影響で外出自粛が求められていた20年4月、記者から「自宅での過ごし方」を問われた際には、「やっぱり子どもを第一に考えることが大事なので、子どもがストレスのないように、子どもの個性に合わせて遊びを用意してあげることを大切にしています」と、やはり良きパパぶりが伝わるコメントをしていた。

 さらに昨年4月、ウェブサイト「VERY Web」で連載していた「RYUCHELL のパパの子育て悩み相談室」でも、良き夫・良きパパぶりを発揮。“子育てを妻まかせにしてきたため、娘との接し方がわからない。異性ということもあって、より難しい”というお悩みに対して、「娘の心を摑まなきゃとあれこれ頑張るよりも まず夫婦の雰囲気を作って」「夫婦でちゃんと時間を作って仲良くする意識も持って、家族の雰囲気を作る」とアドバイスしていた。

 ryuchellのこうした発言は、家族をチームと考えていることの表れといえるのではないか。家族間で役割を固定せず、上下関係もなく、同じチームと考え、メンバー同士でいたわり合い、助け合うことでチームをよりよくする――この考え方は、ジェンダーフリーの時代にぴったりで、ryuchellは夫婦や子育てを語れるタレントとしての地位を確立していったのだ。

 しかし、インスタグラムの画像だけで判断するに、離婚後のryuchellは変わってしまったように見える。女性らしいメイクやファッションの画像が頻繁にアップされるのと反比例するかのように、今のryuchellは自分のことばかりで、離婚してもパートナーであるはずのpecoと、お子さんへの関心が薄れていると感じるのだ。

 pecoは昨年のクリスマス、インスタグラムで「もちろん家族みんなでクリスマス過ごすはずが、どうしても急遽ダダが過ごせなくなってしまって残念やったけど、ダダへの『来年はいっしょに過ごそうね!』というポジティブでやさしい声かけにまたほっこり。そんなクリスマスでした」とryuchellの不在を明かした(現在、この記述は削除されている)。

 いろいろ事情はあったと思うが、お子さんが楽しみにしていたであろうクリスマスにパパが不在とは、“芸能人として”のイメージを下げる結果となったのではないか。

 婚姻を解消しても、見た目が変わっても、元妻をいたわり、子どもを第一に考えている姿が垣間見られれば、ryuchellは「新しい家族の形」を実践していると称賛されただろう。しかし、数少ない情報で判断するなら、今のryuchellから受ける印象は、お子さんと一緒に暮らしながらも、子育てを元妻にまかせ、ファッションや外出の自由は謳歌するという“いいとこどり”。もっというと、パートナーに育児を押し付けて、自分は遊び歩く“昭和のお父さん”のように感じてしまうのだ。これは結婚していた時のryuchellと真逆の姿だけに、失望する人も多いと思われる。

 「男性が好き」と打ち明けたとき、ryuchellのお母さんは混乱したが、理解してくれたそうだ。そんなお母さんについて、ryuuchellは「愛をちゃんとくれた」と『サンデー・ジャポン』内で話していた。自分が抱いた印象にバイアスがかかっていることは否めないが、元妻や子どもについての愛は口にしないけれど、母親のすごさについて能弁なのも、なんだか昭和のマザコン男のように思えなくもない。

 今のryuchellが愛を注がなくてはいけないのは、お子さんである。加えて、一緒に子育てをするpecoのことをねぎらわらなくてはいけないはず。なので、今は自分について発信することは少し控え、大切な2人への思いを語るほうが、世間に「新しい家族の形」と認められる確率が高くなるのではないか。そんな余計なことを考えたりした。

 

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 そんな中、国分太一は、先日テレビでダチョウ俱楽部と絡む機会があり、「押すなよ! 押すなよ!」の流れから熱湯風呂に入れられるという“伝統芸”に挑戦した企画を、娘が視聴した際のエピソードを告白。番組を見ていた娘は、「あの人(ダチョウ俱楽部)悪い人。パパのこと押して悪い人」と言い出したという。

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 しかし、その放送を見た娘は、父の扱いに納得していなかったようで、この話を聞いた一同は大爆笑。松岡は「そっか。伝統芸を知らないもんね!」と子どもの純粋さに感心しきり。

 ちなみに国分は、「朝起きて、(娘の)一言目が『警察呼んだほうがいいよ』って」と、まさかのアドバイスを受けたとのこと。一同は大笑いし、「いいなぁ~」(城島茂)「たまんねーな、それは!」(伊藤)と悶絶。TOKIOメンバーの中で唯一子どもがいない松岡も、「これはいい話だな」とポツリ。国分の娘の純粋さに癒されたようだった。

 その後、行きつけのサウナが同じで、多いときは週に4回顔を合わせているという伊藤と松岡が、出会いについて回顧。20年来の親友だという2人は、松岡が矢沢永吉の初主演ドラマ『アリよさらば』(TBS系、1994年4月期放送)に出演している頃、共演者の加藤晴彦の紹介で知り合ったそう。同ドラマには元TOKIOの長瀬智也も出演しており、「長瀬と同じ日に会ってる」(松岡)という。伊藤は「おおらかだし、お兄ちゃん気質だし、頼りがいがあるし」と、松岡の印象を語った。

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 この日の放送にネット上からは、「可愛い~太一くんのお子さん」「マボが長瀬くんの名前出してくれた」「木村くんと長瀬くん感性が同じなのかな」「伊藤英明さんと松岡くん相性良いのわかる! お二人とも真っ直ぐでお仕事に熱があるタイプだと思う」という反響が集まっていた。

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