ミステリー小説界の巨匠・松本清張が生み出した悪女を武井咲が演じるドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の第6話が24日に放送され、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2ケタ割れ目前となってしまいました。 さて、まずはこれまでのあらすじを少し。派遣社員として働いていた銀行員時代に“黒革の手帖”に脱税者の情報を記し、それを脅しのネタに銀行から1億8千万円を横領した原口元子(武井咲)。その資金を元手に銀座でクラブ・カルネを開店し、“銀座で1番若いママ”として脚光を浴びます。 しかし、話題になったのは最初だけ。次第に収益が細り始めてしまうのです。そんな時、銀行員時代の同僚・山田波子(仲里依紗)と再会。地味ながらも気立ての良い波子を雇うことに決めます。 最初は軽いバイト感覚だった波子ですが、すぐに夜の女としての頭角を現し売れっ子に。それと共に自我が強くなり、常連客の楢林クリニック院長・楢林謙治(奥田瑛二)をパトロンに自分の店をもつと言い出します。それもカルネと同じビルに。この裏切り行為に対して元子は、楢林の愛人・中岡市子(高畑淳子)を味方につけ反撃開始。楢林の脱税行為を税務署に密告すると脅し、波子への出資を止めさせるのです。 出る杭を見事に打った元子は、今度は自分が出る杭になることを承知で、3億円で売りに出ている銀座で1番のクラブ・ルダンを購入することを計画。その資金を得るため、クラブの常連客で大手予備校の理事長をしている橋田常雄(高嶋政伸)をターゲットに選びます。 橋田が自分と肉体関係を結びたがっていることを知る元子は、ホテルに呼びつけられた際、カルネの新人ホステス・島崎すみ江(内藤理沙)を身代わりとして行かせます。そして、橋田が裏口入学を斡旋して裏金を得ている証拠となるデータを盗ませるのです。 そのデータを脅しのネタに、橋田が2億円で購入したばかりの料亭・梅村を2千万円で買い取ることに成功した元子は、梅村とカルネを売りに出せば3億円が手に入ると算段。ルダンの売り主・長谷川庄治(伊東四朗)に会いに行き、手付金として5千万円を渡したところで前回は終了となりました。 今回は元子が長谷川とルダン売買の契約を正式に交わすシーンからスタート。前回、仮に2週間以内に残りの2億5千万円を支払えない場合、1億円の違約金が発生するという条件を言い渡された元子ですが、さらにカルネも譲渡しなければならないというシビアな条件を付け加えられてしまうことに。しかし、何としてもルダンを手に入れたい元子はこれを承諾してしまうのです。 梅村とカルネを売却できれば、確実に3億円が手に入る。そう自分に言い聞かせ心を落ち着かせる元子ですが、不動産屋からの連絡によって梅村の名義変更がなされてないことが発覚。慌てて橋田に会いに行くのですが、そこで橋田から、すみ江が盗んだデータは偽物であったことを告げられ、さらに梅村を手渡す気はないと強気で突っぱねられてしまいます。 2億円を手に入れる手立てを失い、さらには黒革の手帖を何者かに盗まれてしまい、途方に暮れてしまう元子。長谷川と懇意にしている安島富夫(江口洋介)に泣きつき、なんとか違約金なしでの契約破棄を取り次いでもらいます。 安島のお陰で手付金5千万円を失っただけで済んだと安心した元子ですが、カルネを譲渡するという違反契約はそのままだったことが発覚。何もかも失ってしまう危機にさらされたところで今回は終了となりました。 さて、感想。これまでは黒革の手帖を脅しの武器に有力者たちから金を奪いまくってきた元子ですが、今回は逆風が吹き荒れる展開となりました。それもこれも、政財界のフィクサーである長谷川とルダンの売買契約を結んでしまったから。裏社会にいくつもの太いパイプがある長谷川によって、安島いわく「君はもう丸裸だ」と、これまでの悪事はすべて暴かれてしまったのです。 そして、これまで元子に泣かされた面々が長谷川の元に集結。譲渡されたカルネの新しい支配人には、元子が大金を横領した銀行で次長を務めていた村井亨(滝藤賢一)が就任し、新しいママには波子が収まることになったのですが、いずれも原作を凌駕するほどにキャラが濃いため次回からの展開が楽しみ。その2人に負けず劣らず強烈な個性を放つ橋田や楢林、市子も元子に復讐をするべく鼻息を荒くさせていますから、ますます目が離せません。 そんなアクの強い顔ぶれが揃う中、頼みの綱である黒革の手帖を奪われてしまった元子。「どうして、バックアップ取っておかなかったの?」と突っ込みたくなりましたが、それも後の祭り。ただ、次回の予告篇ではその手帖に代わる切り札があるとのことで、果たしてどんな展開になっていくのか楽しみです。 (文=大羽鴨乃)テレビ朝日系『黒革の手帖』番組公式サイトより
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ムロツヨシが冷酷な役を熱演も、ホクロ毛がすべてを台無しに!『ハロー張りネズミ』第6話
俳優・瑛太が人情味あふれる探偵役を演じているドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第6話が18日に放送され、平均視聴率6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。 今回は、主人公・七瀬五郎(瑛太)の元に「この手紙が届いたらすぐに私を訪ねてほしい。でも私は死んでいるはずです。部屋の写真立ての裏に犯人の名前を書いておきます」と書かれた手紙が届いたところから始まります。 五郎は早速、手紙の差出人である浅田玲奈(玄理)の家へ。すると、服毒自殺した玲奈の姿を発見。すぐに警察へ通報するのですが、現場には玲奈以外の指紋はなく、誰かと争ったような形跡もない。事件性はないと判断されます。 しかし、五郎には腑に落ちない点があります。警察の検視の結果によれば、玲奈が自殺したのは、2~3週間前。つまり、何らかのトリックを使ってない限り、依頼の手紙は死者が書いたもの、ということになってしまうのです。 事件性を感じ取った五郎は、写真立ての裏に貼ってあるメモ紙に書かれていた、県議会議員候補・伊佐川良二(ムロツヨシ)が住む群馬へと向かいます。 その一方、五郎の同僚・木暮久作(森田剛)は配達員に聞き込みをして、玲奈が手紙を投函したポストの鍵は、一時的に紛失していたこと、ポスト内の天井部分に2枚のガムテープが貼られていたこと、ポストの中が「実家みたいなニオイがした」という証言を得ます。 木暮からの報せを受けた五郎は玲奈の実家を訪れ、玲奈と伊佐川が高校の同級生だったこと、玲奈の日記に伊佐川への愛が書き綴られていることを発見。また、衣装ダンスを開けた際、防虫剤のニオイを嗅いだことで手紙の謎を解き明かします。玲奈はポストの天井にナフタリンをガムテープで張り、そこに手紙を挟んだ。つまり、空気中で昇華して小さくなるというナフタリンの特性を活かしたのです。 玲奈の死因は自殺ではなく他殺。そう確信した五郎は伊佐川の元を訪れます。そして、金を得るために高級クラブや風俗店で玲奈を働かせ続けた挙句、家柄も容姿も文句なしのお嬢様と婚約できたことで玲奈の存在が邪魔になり、自殺に見せかけて殺害したのではないかと指摘します。それに対して伊佐川は、玲奈と恋人関係にあり殺意があったことも認めつつ、殺害は否定。家を訪れるとすでに自殺した後だったということを頑なに主張するのです。 その態度にムッとする五郎ですが、ふと気づきます。玲奈が本当に自殺したのだということを。死体を発見した時にちゃんと弔ってくれれば、自分との関係は世間に大々的に流れることはない。けれど、自分との関係を隠し通すために死体をそのまま見捨てるならば、探偵の調査によってスキャンダルが漏れ、政治家としての未来はなくなる。玲奈が自殺したのは伊佐川を殺人者にさせたくないという愛情からであり、死後2~3週間後に手紙が届くようにしたのは、復讐するための猶予期間だったのです。 結局、玲奈との関係が週刊誌に報じられ、伊佐川は失脚。五郎たちの手によって、見事に死者の復讐が果たされたところで、今回は終了となりました。 さて、感想。CGを使って“本物の幽霊”が登場した前回からは一転、今回はオーソドックスな探偵ものに戻りました。“死者からの手紙”という謎が唯一、前回のホラー色を残した部分でしょうか。ただ、この手紙のトリック、現代のドラマでは少し不自然さがあるように感じました。 確かにナフタリンを使ってタイムラグを発生させるという発想は面白味があります。原作コミックが連載されていた1980年代だったら効果的なミステリー要素になったでしょう。しかし、今だったらメールを予約送信すれば済む話。そのため、リスクを冒してまでわざわざ手の込んだトリックを使う必要性が感じられないのです。 また、ムロツヨシの鼻の下のホクロから1本だけ長い毛が生えているという設定もまったく必要なかったと思います。学生時代から15年間も支え続けてくれた玲奈をあっさり捨ててしまう冷徹な役を演じたのですが、顔がアップになるたびにホクロの毛が気になってしまいすべてが台無し。真面目に過ぎるのは恥ずかしいという作り手側の照れ隠しなのか知りませんが、なぜこんな中途半端なコメディ要素を入れてきたのか疑問に思いました。 それと今回、深田演じる蘭子が調査のために銀座のクラブを訪れるシーンがあるのですが、華やかな店内と深田の雰囲気がぴったり合うため、蘭子がホステスを辞めてまで場末の探偵事務所で働き始めた理由が余計、疑問に思えてしまいました。 次回の予告映像では、その蘭子と五郎が恋仲に発展するようなシーンが流れていたのですが、果たしてどうなるのでしょうか。無理くりに2人をくっつけようとしているようにも感じてしまうのですが。何はともあれ、放送を心待ちにしたいと思います。 (文=大羽鴨乃)TBS系『ハロー張りネズミ』番組公式サイトより
2ケタキープの高畑充希『過保護のカホコ』家族愛への“盲信とエゴ”を描く、ほのぼの悪意
過保護に育った女子大生が社会に飛び出して悪戦苦闘する話と見せかけて、実は家族との付き合い方がテーマっぽいことが見えてきた、遊川和彦脚本の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)第7話。視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、横ばいながら今週も2ケタキープです。 今回は、過保護のカホコ(高畑充希)が周囲の影響で自立を促されたことで、さらに家族への依存を強めていく様が描かれました。カホコは、まったく社会に飛び出しません。というわけで、振り返りです。 (前回までのレビューはこちらから) 前回、「朝も一人で起きるし、駅まで自分で歩く」とママ(黒木瞳)に宣言し、「ママは金輪際、口を出さないから」と言われたカホコ。目覚まし時計を3つセットして、なんとかひとりで起きることに成功しました。さらに、着ていく服を自分で選ぶことにも成功。さらに、お弁当をひとりで作ることにも成功しました(中身はふりかけごはんとバナナ、ゆで卵、ツナ缶ですが)。 一方のママも、カホコの手伝いをしたくて仕方ありません。表向きは「別に……」という素振りですが、心配で仕方がない様子。 そんなカホコには、守らなければならない秘密ができてしまいました。ママのママであるばあば(三田佳子)が重い心筋症で、いつ死んでもおかしくない身体だと知ってしまったのです。ばあばの願いは、実家で静かに死んでいくこと。そして、今までみたいに家族仲良く、たまにみんなで集まってご飯を食べたりするような、普通の生活をしながら余生を生きることでした。 そして、今度の日曜日は孫娘・糸ちゃん(久保田紗友)の誕生日。ばあばは、この日もみんなが仲良く集まってパーティすることを望んでいます。 糸ちゃんといえば、神経の病気でチェリストになる夢が破れてからというもの、すっかりグレています。親戚のことは全員大嫌いだし、カホコのことが特に嫌いだし、当然誕生パーティなんて出るわけがない。糸ちゃんママの節ちゃん(西尾まり)もそれがわかっているので、今年の糸ちゃん誕生日会は中止にしたいとばあばに申し出ます。 また、ママの上の妹である環ちゃん(中島ひろ子)も、親戚に会いたくないと言いだしました。喘息持ちの環ちゃんが入院している病院を訪れたカホコは、またひとつ秘密を抱えてしまうことになりました。 環ちゃんは「私、嫌な人間だから、みんなに合わす顔がない」と言います。そして、喘息が出るとストレスで万引きをしてしまう常習者であることを告白します。旦那の衛くん(佐藤二朗)もそれを知っていて、アル中寸前の自分と万引き常習の環ちゃんが「お互いダメで弱い人間だから、支え合っていかなきゃ」と結婚したのだそうです。 「でもやっぱりダメみたい……」 環ちゃんのこぼすため息に、カホコは言葉をつなぐことができません。人生経験の乏しいカホコには、想像すらできない状況だからです。 想像すらできない相手の心境は、無視するに限る。というのが、カホコのやり方のようです。「それでも家族だから」の一点張りで、糸ちゃん誕生会に全員集合させるために奔走します。それはもちろん、ばあばの願いだから、ということもありますが、それも含めて今回、カホコが実にエゴイスティックな人間として描かれます。せっかく付き合い始めたハジメくん(竹内涼真)の「家族と別れたほうが幸せだってこともあるだろ」という一般論にも耳を貸さず、それどころかハジメくんを捨てた母親に「会いに行かない言い訳?」とか、けっこうひどいことを言い放ちます。 その後、シナリオ的にはいささか強引な段取りでしたが、誕生会にはみんなが揃うことに。糸ちゃんは別に改心してませんから、節ちゃん夫婦の問題も解決していませんし、環ちゃんと衛くんも、わだかまりを抱えたまま。みんな「今は会いたくない」と思っているのに集まってしまった家族は、当然ケンカになってしまいます。互いが互いを「バカにしてるだろ」「見下してるだろ」と言い合い、口汚く罵り合うことに。糸ちゃんだけが、そのケンカの様子を楽しそうに笑って眺めています。いざこざの原因は明らかにカホコの暴走なわけですが、ここでは巧妙に親戚たちの怒りの矛先がママに向くように仕掛けられており、カホコは「せっかく頑張って家族を集めたのに、みんなが勝手にモメ出したために、ばあばの願いを叶えられなかった」という被害者の立場に置かれました。 「ばあばがかわいそう!」 そう叫んで、家を飛び出したカホコ。追いかけてきたハジメくんに「誕生日会さえ開けば、環ちゃんと糸ちゃんの問題も解決すると思っていた」と告げます。するわけないんです。個々の感情にカホコがちゃんと寄り添って考えていれば、解決するわけないことはわかるはずなんです、こういう問題は。 ■依存と盲信を嫌味なく、正しいことのように描く悪意 まるでカホコが自立し、成長し、自分の判断で家族のために奔走できるようになったという、お涙頂戴的なテイストでお話が進みましたが、おそらく遊川さんはカホコの「家族への依存」と「家族愛への盲信」を悪意的なデフォルメで描いたのだと思います。 最後の最後でカホコが唐突に「子どもつくろ、ハジメくん! ばあば、すっごく喜んでくれると思う!」と言い出して、そのエゴっぷりは頂点に達します。それでも冷静にたしなめようとするハジメくんを「ハジメくんは家族がいないからわからないんだよ!」と突き放し、「やっぱ無理だわ俺」と別れを告げられてしまうのでした。 今回のカホコの「家族なんだから仲良くあるべき、それが当たり前」という思想は、第2話で糸ちゃんの病気が発覚したときに、いろいろ張り切って余計なお世話をしまくったママ・泉とまったく同じです。泉のときは、あからさまに「おせっかいをしてますよ」という演出を施し、カホコが同じことをした今回は「頑張り屋さん、成長してる、正しい」といったニュアンスを込めている。実際には、まるで生き写しのような行動原理なのに、描き方を変化させることで視聴者をミスリードしている。それが悪いとかブレてるとか言いたいわけじゃなくて、構造的に高度なテクニックだし、そういうところがこのドラマはホントに面白いという話です。 ママの庇護から離れようとすることで、逆にカホコが“ママ化”してきましたよ、というのが今回の話のキモですので、あと2~3話を残して『過保護のカホコ』は、かなり地獄の様相を呈してきました。それでも全体的にほのぼのしている感じなのが、高畑充希のお芝居の力なのでしょう。 さらに今回、パパ(時任三郎)の妹・教子(濱田マリ)が、どこかから迷子を拾ってくるという飛び道具まで放り込まれました。ご丁寧に遊川さんの前作『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)でも孤児を演じていた横山歩くんです。この投入もかなり唐突ですが、きっとそのほうが面白くなるからそうしたんでしょう。個人的に、そこらへんの遊川さんに対する信頼は厚いので、今後の展開を楽しみにしたいと思います。 (文=どらまっ子AKIちゃん)日本テレビ系『過保護のカホコ』番組公式サイトより
2ケタキープの高畑充希『過保護のカホコ』家族愛への“盲信とエゴ”を描く、ほのぼの悪意
過保護に育った女子大生が社会に飛び出して悪戦苦闘する話と見せかけて、実は家族との付き合い方がテーマっぽいことが見えてきた、遊川和彦脚本の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)第7話。視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、横ばいながら今週も2ケタキープです。 今回は、過保護のカホコ(高畑充希)が周囲の影響で自立を促されたことで、さらに家族への依存を強めていく様が描かれました。カホコは、まったく社会に飛び出しません。というわけで、振り返りです。 (前回までのレビューはこちらから) 前回、「朝も一人で起きるし、駅まで自分で歩く」とママ(黒木瞳)に宣言し、「ママは金輪際、口を出さないから」と言われたカホコ。目覚まし時計を3つセットして、なんとかひとりで起きることに成功しました。さらに、着ていく服を自分で選ぶことにも成功。さらに、お弁当をひとりで作ることにも成功しました(中身はふりかけごはんとバナナ、ゆで卵、ツナ缶ですが)。 一方のママも、カホコの手伝いをしたくて仕方ありません。表向きは「別に……」という素振りですが、心配で仕方がない様子。 そんなカホコには、守らなければならない秘密ができてしまいました。ママのママであるばあば(三田佳子)が重い心筋症で、いつ死んでもおかしくない身体だと知ってしまったのです。ばあばの願いは、実家で静かに死んでいくこと。そして、今までみたいに家族仲良く、たまにみんなで集まってご飯を食べたりするような、普通の生活をしながら余生を生きることでした。 そして、今度の日曜日は孫娘・糸ちゃん(久保田紗友)の誕生日。ばあばは、この日もみんなが仲良く集まってパーティすることを望んでいます。 糸ちゃんといえば、神経の病気でチェリストになる夢が破れてからというもの、すっかりグレています。親戚のことは全員大嫌いだし、カホコのことが特に嫌いだし、当然誕生パーティなんて出るわけがない。糸ちゃんママの節ちゃん(西尾まり)もそれがわかっているので、今年の糸ちゃん誕生日会は中止にしたいとばあばに申し出ます。 また、ママの上の妹である環ちゃん(中島ひろ子)も、親戚に会いたくないと言いだしました。喘息持ちの環ちゃんが入院している病院を訪れたカホコは、またひとつ秘密を抱えてしまうことになりました。 環ちゃんは「私、嫌な人間だから、みんなに合わす顔がない」と言います。そして、喘息が出るとストレスで万引きをしてしまう常習者であることを告白します。旦那の衛くん(佐藤二朗)もそれを知っていて、アル中寸前の自分と万引き常習の環ちゃんが「お互いダメで弱い人間だから、支え合っていかなきゃ」と結婚したのだそうです。 「でもやっぱりダメみたい……」 環ちゃんのこぼすため息に、カホコは言葉をつなぐことができません。人生経験の乏しいカホコには、想像すらできない状況だからです。 想像すらできない相手の心境は、無視するに限る。というのが、カホコのやり方のようです。「それでも家族だから」の一点張りで、糸ちゃん誕生会に全員集合させるために奔走します。それはもちろん、ばあばの願いだから、ということもありますが、それも含めて今回、カホコが実にエゴイスティックな人間として描かれます。せっかく付き合い始めたハジメくん(竹内涼真)の「家族と別れたほうが幸せだってこともあるだろ」という一般論にも耳を貸さず、それどころかハジメくんを捨てた母親に「会いに行かない言い訳?」とか、けっこうひどいことを言い放ちます。 その後、シナリオ的にはいささか強引な段取りでしたが、誕生会にはみんなが揃うことに。糸ちゃんは別に改心してませんから、節ちゃん夫婦の問題も解決していませんし、環ちゃんと衛くんも、わだかまりを抱えたまま。みんな「今は会いたくない」と思っているのに集まってしまった家族は、当然ケンカになってしまいます。互いが互いを「バカにしてるだろ」「見下してるだろ」と言い合い、口汚く罵り合うことに。糸ちゃんだけが、そのケンカの様子を楽しそうに笑って眺めています。いざこざの原因は明らかにカホコの暴走なわけですが、ここでは巧妙に親戚たちの怒りの矛先がママに向くように仕掛けられており、カホコは「せっかく頑張って家族を集めたのに、みんなが勝手にモメ出したために、ばあばの願いを叶えられなかった」という被害者の立場に置かれました。 「ばあばがかわいそう!」 そう叫んで、家を飛び出したカホコ。追いかけてきたハジメくんに「誕生日会さえ開けば、環ちゃんと糸ちゃんの問題も解決すると思っていた」と告げます。するわけないんです。個々の感情にカホコがちゃんと寄り添って考えていれば、解決するわけないことはわかるはずなんです、こういう問題は。 ■依存と盲信を嫌味なく、正しいことのように描く悪意 まるでカホコが自立し、成長し、自分の判断で家族のために奔走できるようになったという、お涙頂戴的なテイストでお話が進みましたが、おそらく遊川さんはカホコの「家族への依存」と「家族愛への盲信」を悪意的なデフォルメで描いたのだと思います。 最後の最後でカホコが唐突に「子どもつくろ、ハジメくん! ばあば、すっごく喜んでくれると思う!」と言い出して、そのエゴっぷりは頂点に達します。それでも冷静にたしなめようとするハジメくんを「ハジメくんは家族がいないからわからないんだよ!」と突き放し、「やっぱ無理だわ俺」と別れを告げられてしまうのでした。 今回のカホコの「家族なんだから仲良くあるべき、それが当たり前」という思想は、第2話で糸ちゃんの病気が発覚したときに、いろいろ張り切って余計なお世話をしまくったママ・泉とまったく同じです。泉のときは、あからさまに「おせっかいをしてますよ」という演出を施し、カホコが同じことをした今回は「頑張り屋さん、成長してる、正しい」といったニュアンスを込めている。実際には、まるで生き写しのような行動原理なのに、描き方を変化させることで視聴者をミスリードしている。それが悪いとかブレてるとか言いたいわけじゃなくて、構造的に高度なテクニックだし、そういうところがこのドラマはホントに面白いという話です。 ママの庇護から離れようとすることで、逆にカホコが“ママ化”してきましたよ、というのが今回の話のキモですので、あと2~3話を残して『過保護のカホコ』は、かなり地獄の様相を呈してきました。それでも全体的にほのぼのしている感じなのが、高畑充希のお芝居の力なのでしょう。 さらに今回、パパ(時任三郎)の妹・教子(濱田マリ)が、どこかから迷子を拾ってくるという飛び道具まで放り込まれました。ご丁寧に遊川さんの前作『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)でも孤児を演じていた横山歩くんです。この投入もかなり唐突ですが、きっとそのほうが面白くなるからそうしたんでしょう。個人的に、そこらへんの遊川さんに対する信頼は厚いので、今後の展開を楽しみにしたいと思います。 (文=どらまっ子AKIちゃん)日本テレビ系『過保護のカホコ』番組公式サイトより
イイ女ぶるカンナにイラッ! イケメン2人との三角関係が非現実的!『カンナさーん!』第6話
お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第6話が22日に放送され、平均視聴率9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2度目の2ケタ割れとなってしまいました。 まずはこれまでのあらすじを少し。ファッションデザイナーとして働く河東カンナ(渡辺直美)は、元夫・鈴木礼(要潤)の不倫が原因で離婚。息子・麗音(川原瑛都)をひとりで育てることを決意するのですが、その直後、ファッション業界の世界的権威・ニック難波(加藤雅也)にデザイナーとしてだけでなく女性としても見初められ、公私ともにパートナー関係を結ぶことになります。 その一方、ニックの存在など知らない礼は、カンナと復縁するためにマンションを購入することを計画。当人たちが知らぬ間に三角関係が進行したところで前回は終了となりました。 さて、ここからが今回の話。なんとかローンを組んでマンションを購入した礼は、早速カンナの元へ向かいます。しかし、そこにはニックの姿が。カンナと麗音の3人でピクニックへ行く約束をしていたのです。ここで男同士の直接対決が始まるのかと思いきや、ニックが大人の対応。礼と一緒にいたそうな麗音の様子を察して、ピクニックを中止にするのです。 ニックの存在にショックを受けつつも、礼はカンナと麗音をマンションへ連れて行くことに。このサプライズにカンナは「勝手なことしないで」と怒るのですが、今まではダラしなかった礼の変わりようや、「会った瞬間にオレ負けてる(と思った)」と、男としてニックに完敗したことを認め、寂しそうに去って行く後ろ姿を見て心を動かされます。 そんなカンナの気持ちに気づいたニックが自ら身を引き、カンナは礼が購入したマンションに引っ越すことに決めます。しかし、間が悪いことにカンナとニックが付き合うものだと思った礼は、母・柳子(斉藤由貴)の勧めで緒川俊子(泉里香)とお見合い。次回からまた新たな三角関係問題が勃発か、というところで今回は終了となりました。 さて、ここから感想になります。今回、序盤でニックと礼が初めて相対するシーンがあったのですが、改めて思いました。こんなイケメン達がカンナを取り合うか? そんな魅力があるのか? と。どちらか一方といるシーンならまだしも、3人で並ぶ絵面を見るとあまりに非現実的に思えてしまうんですよね。それにもかかわらず、「オレにないスペック全部もってる」と、礼がニックのことを褒めた際、「じゃないと、私も好きにならないから」と、カンナが妙に上から目線な発言をしていたのにはイラっとさせられました。 また、ニックに会った途端に礼があっさり負けを認めてしまいますが、これでは3週にわたって三角関係を煽っていたのは一体なんだったんだ、ということになってしまいます。しかも結局、カンナは礼が購入したマンションに住むことに決めるのですが、そんなに簡単に復縁を決めるのならば最初から離婚なんてしなければ良かったのではないでしょうか。 この身勝手な両親の1番の被害者は、ひとり息子の麗音でしょう。カンナとニックが日毎に親密さを増していくものの、自分はいまいちニックに馴染めない。その一方、実の父親である礼と会う時間は次第に削られていってしまう。その寂しさに耐えきれなくなり、保育園に礼を呼び出して泣きじゃくる姿は胸を打つものがありました。 ただ、ふと冷静にこれまでの放送を振り返ってみると、麗音は礼の不倫相手・草壁真理(シシド・カフカ)にはあっさりなつき、公園で楽しく遊んでいました。女性には目がないというゲス男の遺伝子を脈々と受け継いでいるのですかね。そう考えると、泣き演技で心を動かされたのもバカらしい。同じように感じた視聴者は少なくなかったかもしれません。ちなみにこれはあくまでも子役ではなく、脚本と演出への批判です。 次回からはまた、礼の浮気癖のせいでカンナとの関係がこじれ、結局は元鞘に収まるという同じパターンが繰り返されることになるのでしょうか。たまにいますよね、周囲を巻き込んで散々騒いでおきながら、いつのまにか仲直りするカップル。結局は、仲の良さをアピールしたかっただけなんじゃないかって疑いたくなる男女。周囲の人間は段々、そのやり取りにウンザリして取り合わなくなるのですが、ドラマの場合はそれが視聴者離れということになってしまいます。マンネリ化を回避するため、次回からの展開が重要になってくるのではないでしょうか。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
視聴率続落5.2%でも『僕たちがやりました』に、どんどん期待が高まるワケ
カンテレ制作『僕たちがやりました』第6話。視聴率は前回から0.2ポイント下げて5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と過去最低を記録。反面、物語はギアを一段上げた感じで盛り上がってきました。今まででいちばん面白かった回だと思います。というわけで、振り返りです。 (前回までのレビューはこちらから) 10人の死者を出した矢波高爆破事件の容疑者として逮捕されていたパイセン(今野浩喜)でしたが、どっかから真犯人を名乗る男が出頭してきたおかげで、無事に無罪放免。「ええ響きやなー、冤罪!」とニッコニコ顔で、トビオ(窪田正孝)をご自慢のBMWに乗せて伊佐美(間宮祥太朗)とマル(葉山奨之)を迎えに行きます。 トビオはパイセンが逮捕されて以降、雲隠れしている間に伊佐美の彼女である今宵ちゃん(川栄李奈)とセックスしたり、マルに300万円を盗まれたりで、どんな顔で彼らに会ったらいいか逡巡していますが、まあどうでもいいことです。パイセンと“共犯者”の3人の高校生に、普通の日常が戻ってきたのですから。 「ただいま、そこそこの人生──」 トビオが久しぶりに家に帰ると、母さんは大好物のハンバーグカツカレーを作って待っていてくれました。童貞を捨てることに焦ってカラオケボックスで襲い掛かってしまった幼なじみの蓮子(永野芽郁)も、「気にしてない」と言ってくれます。それどころか、「また一緒にカラオケ行かない?」とまで。なんだか蓮子と付き合えそうな雰囲気ですし、むしろ事件前より「そこそこの人生」がいい感じになっています。 ここで描かれるのは、トビオも伊佐美もマルも、事件で10人の高校生が死んだことについては、たいして心を痛めていなかったという事実です。自分たちが犯人でさえなければ、死んだヤツらのことなんてどうでもよかった。彼らは、自分たちが殺したという罪悪感「だけ」に苦しんでいたのでした。だからその罪悪感から解放されてしまえば、もう事件のことなんでどうでもよかったのです。彼ら3人のうちの誰かは「どうでもいいと思い込もう」としていたのかもしれないし、誰かは本当に「どうでもよかった」のかもしれません。ともあれ、何も考えずに4人でスポッチャに通う日常が戻ってきました。 ■そうはいかないよね、そりゃ。 しかし、フットサル場で軽いノリで始めた「暴露大会」で、とんでもないことが起こってしまいました。トビオは逃亡中にホームレスのヤングさんに尻を掘られそうになったエピソードを披露し、爆笑をさらいます。 この暴露大会のルールは、「おもろなかったやつドリンクバー全部混ぜジュース」というもの。トビオの話でハードルが上がってしまったパイセンは、なんとかそれ以上の暴露をひねり出そうとして、言わなくていいことを言ってしまうのです。 「矢波高爆破事件の犯人な、あれやっぱ俺らやねん」 「真犯人、出てきたやろ、でっちあげやねん」 パイセンは「たっはー! そりゃそうやでなー!」とケラケラ笑っていますが、トビオたちは笑えるわけありません。パイセンは自分の暴露トークがスベッたと思ってカメムシ味のジュースを飲み干しますが、そんな問題じゃない。 「今の話、マジっすか……」 茫然とする3人にパイセンが説明したところによると、闇社会のドンであるパイセンパパがホームレスを拾ってきて整形手術させて、自首させたんだそうです。パイセンパパは警察ともズブズブなので、それで捜査を打ち切らせることも容易なんだとか。 「俺らが黙っといたら問題ないやろが!」 うろたえる3人を、パイセンが一喝。切り替えの早いマルは、すぐに「黙ってれば普通に生きていける」と納得しました。伊佐美も「10人殺したけど、闇の中だ……」と、現状を理解したようです。パイセンと3人で、「闇の中! 闇の中!」と闇の中音頭を歌い始めます。 「11人だ、ホームレスも死刑になれば、俺たちが殺したことになる。闇に埋めても、消えない──」 トビオが闇の中音頭に乗れないでいると、そのトビオの心境をダメ押しする人物がやってきます。事件を追っていた刑事・飯室(三浦翔平)です。 事件の真相に辿りついていたという飯室は、「法が許しても俺がお前らを許さない」などというアホでも思いつくようなセリフを言いに来たわけじゃありません。4人に、死んだ10人の高校生の写真を見せながら、「幸せを感じるたびに思い出せ、人の命を奪ったということを」と告げます。そして「一生、苦しめ」と。 ■追っ手がいなくなったことで追い詰められる逃亡者 飯室は、これ以上捜査するつもりはないと言いました。「真実を訴えても、最悪、俺が消される」と。つまり、警察からのオフィシャルな回答として、4人を追う者はもう誰もいないということです。『僕たちがやりました』が逃亡劇だとすれば、もう追っ手がいないので、物語としては一件落着となります。 しかし、トビオはこの日を境に、さらに追い詰められることになります。家に帰ればスキヤキが用意されていて、母さんも妹もなんだかんだ優しくしてくれる。蓮子からは「カラオケいつ行く?」とLINEが入る。そのすべてに吐き気を催す。「幸せが気持ち悪い」トビオはトイレでゲロを吐き続けます。 蓮子へのLINEに返信できないままのトビオ。学校に行けば、マルは平気な顔でクラスの女子に逃亡トークを面白おかしく話している。友だちから金を盗んでもヘーキ、10人殺してもヘーキ、誰にも言わなければヘーキ、それはマルのクズさであり、生き抜く強さでもあります。 「あいつみてえには、なれねえなあ」とトビオ。 廊下の向こうから、伊佐美が来ました。爆破事件の直後に首吊り自殺を図ったこともあった伊佐美は、やっぱりマルよりずっとナイーブです。笑顔で友人と話しながら歩いてきますが、トビオとは目を合わせることもありません。まるで、トビオとコンタクトすることであふれ出てしまいそうな何かにフタをするように、シカトして通り過ぎていきます。 この日、フットサル部の部室には、トビオしか来ませんでした。部活が終わる時間を告げる校内放送が鳴っています。トビオはいつものように、家に帰ろうとします。 画面からはエンディングテーマが流れています。 「♪生きろー、死ぬな、生きろ、生きろ」 夕陽に魅入られるように、トビオはカバンを捨てて駆け出します。その顔には、笑みさえ浮かんでいました。 「♪自由を追いかけてー」 そのままの勢いでトビオは屋上の腰壁を踏み越え、虚空に身を投げてしまいました。というところで、今回はおしまい。 まあ歌詞とシーンのシンクロがびしっと決まって、シーンとして実に気持ちいいラストでした。 ■シーンとして気持ちいいんですけど 今回、パイセンの出番が多かったこともあって、特に前半はだいぶコメディ寄りでしたが、パイセンと飯室の告白以降のシークエンスは心理的に超えぐかったです。 そもそも自分が真犯人だと知っていたのに、作品世界がコメディ寄りに見えてしまうくらい普通にハシャいでいたパイセンもえぐいですし、真相を知った後でもヘーキでいられるマルもえぐい。平静を装いながら全然平静じゃない伊佐美の心中も察するにあまりあるところですし、衝動的に屋上から身を投げてしまうというトビオもえぐいし、それに「♪自由を追いかけてー」という歌詞をかぶせる演出もえぐい。 ポップなフリしてますが、物語は、罪を犯し、その罪を償う機会が与えられないがゆえに苦しむ人間が、それぞれに心の血を流すパートに入ってきました。痛快青春ドラマのように見えて、実にえぐい。 原作がドラマ向きじゃないのは、エログロよりむしろ心理的なグロさだと思うんですが、ここまでは寄り道しつつも本質的な部分はちゃんとトレースしてきているような気がします。なので、そういう心理的ホラー、もしくは心理的スプラッターともいうべき作品が視聴率30%とかの国民的ドラマになるようだと社会がヤバい感じがするので、まあこの程度の視聴率でいいんじゃないかと思います。むしろ、変にライトにならずにちゃんと面白くなりそうなので、期待が高まるところです。 (文=どらまっ子AKIちゃん)関西テレビ『僕たちがやりました』番組公式サイトより
山下智久 月9『コード・ブルー』自己最低視聴率! “恋愛描写ゼロ”に軌道修正か?
山下智久が胸筋をムキムキさせながら患者の頭にギコギコ穴を空ける月9『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)の第6話。初回平均視聴率16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好スタートを切った同作ですが、今回は13.7%と過去最低を記録してしまいました。 確かに、第3話以降、院内での人間ドラマ中心で、「ヘリ飛ばせ!」「外のヘンテコな場所でオペしろ!」と野次を飛ばしたくなる回が続いていました。特に、戸田恵梨香演じる緋山の恋愛展開には、「私が見たいのは、こんな『コード・ブルー』じゃない!」と白けてしまった視聴者が多いのかも……。 今回は、『コード・ブルー』ファンを満足させる展開となっているでしょうか? あらすじを振り返ります。
ドクターヘリ大放出!
今回のドクターヘリ要請は、冷凍倉庫内での荷崩れ事故。早速、ヘリで藍沢(山下)や藤川(浅利陽介)、新人看護師の雪村(馬場ふみか)が駆けつけ、複数の患者への治療を開始。患者を救命センターに搬送する藤川は、灰谷(成田凌)と横峯(新木優子)と現場を交代します。 藍沢の指示で、灰谷と横峯は冷凍室内で挟まって動けなくなっている患者の元へ。救出に時間はかかるものの、患者も元気そうで、肩の骨折だけのようです。 灰谷と横峯が倉庫に入った途端、入り口を誰かが閉めちゃったんですけど、普通、開けっ放しにしませんか? 灰谷も横峯も、超寒がってますけど……。中に入ってる冷凍食品がとけちゃうからですかねえ? とか思っているうちに、送電施設に落雷があり、倉庫が停電に。案の定、扉は電気式のため、灰谷と横峯と患者が閉じ込められてしまいました。ほうら、扉開けっ放しにしとかないから。 倉庫内で骨折の治療にあたっていると、どこかで電話の鳴る音が……。灰谷が懐中電灯片手に音のほうへ近づいていくと、新たに何かの下敷きになった患者のモリグチさんを発見。2,000ccくらい出血していて、「もって10分」だそうです。 倉庫の外では、藍沢が意識不明の患者のオペで手が離せないため、救命センターにいる白石がアシストすることに。灰谷の胸に仕込まれたカメラの映像を見ながら、「足を切開して」と指示を出します。 しかし、「麻酔もないのに? 患者さん意識あるんだよ」とガクブルの灰谷。そんな臆病者の灰谷を見かね、横峯が「いい、私やる」と覚悟を決めます。 白石の指示で、倉庫内のミックスベジタブルで患部を冷やし、感覚を麻痺させてから切開する横峯。切開時は痛がらなかったものの、中の血管を探しているうちに、「いたーーい!! ああああー!!」と絶叫するモリグチさん。結局、切る位置がズレていたため、お目当ての血管が見つかりません。 白石が「もう一度切って」と指示するも、「やめてください。お願いします」と涙を流して懇願するモリグチさん。横峯も怖気づき、「麻酔なしで無理です」と治療をやめてしまいます。こんな患者を不安にさせる医者にあたったら、地獄だわ……。 そんな時、シーバーで「もう一度切れ」と灰谷を説得する藍沢。2度目の切開は灰谷が行い、出血を止めることに成功します。 患者全員の処置を無事に終え、病院へ戻る藍沢たち。今回は、放送時間の前半半分ほどが、外でのドタバタ治療のシーンでした。治療の専門的なことはよくわからないけど、この緊迫感あってこその「コード・ブルー」!! 一方、翔北救命センターでは、17歳の男子高校生・匠くんが、脳死。オペ室には、クーラーボックスやアタッシュケースを抱えた医者が何十人もゾロゾロ……。黙祷を捧げた後、匠くんの心臓、肺、肝臓、すい臓、腎臓、小腸が全国の病院に次々と持ち出されていきます。 心臓の移植が必要な息子を持つ部長の橘(椎名桔平)は、順番が回ってくるかもしれないと期待していましたが、順番は2位。別の病院へ運ばれていく心臓をじっと見つめ、その後、なんだかんだあって、第6話は終了です。不評を目の当たりにし、大慌てで軌道修正か?
冷凍庫の扉をなんで閉めちゃうのよ……といった多少の力技は気になったものの、事態がリアルタイムで変化していく現場の緊迫感が味わえただけでも、今回は満足度高めでした。 そして、なんといっても恋愛描写ゼロ! 緋山(戸田恵梨香)が不倫しかけた緒方(丸山智己)の登場シーンもゼロ! 冴島(比嘉愛未)は先週、流産してしまったため、ドクターヘリに復帰! やっと、『コード・ブルー』の基本体制に戻りました。やったー。 これは、あまりにも院内ドラマ路線が不評だったために、軌道修正したということでしょうか? 最近はヘリのシーンすら申し訳程度にしか出てきませんでしたが、今回は2回もバタバタバタと飛び立ちましたし、正真正銘の『コード・ブルー』でした。 また、フィクションであっても、脳死患者が息を引き取る瞬間や、大人たちが寄ってたかって臓器を持ち出すシーンが淡々と描かれるというのは貴重ですよね。なんとも言えない迫力があり、一生、頭に残りそうな深いシーンでした。 最近では、昔ほど大きなニュースにはならない臓器提供の話題ですが、これをきっかけに臓器提供の意思について考える人が増えるといいですね。ちなみに、今年は臓器移植法施行20周年だそうで、日本臓器移植ネットワークのサイトでは、特設サイトも設置されていました(こちら)。 というわけで、筆者的には大満足だった今回の『コード・ブルー』。今後もこの路線でお願いします! (文=どらまっ子TAMOちゃん)TBS『ごめん、愛してる』は上原多香子こそ見るべき!! 麗子(大竹しのぶ)が37年前の不倫を認めた!
登場人物が、けが人、病人、障がい者のオンパレードも、展開がぶっとんでるせいか「全く泣けない」と話題のTOKIO・長瀬智也主演の日曜劇場『ごめん、愛してる』(TBS系)。20日放送の第6話の平均視聴率は、前回より0.1ポイントアップの9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。 では早速、あらすじを振り返りましょう。
塔子の淫乱っぷりが最高!
有名ピアニスト・麗子(大竹しのぶ)と、病死した天才指揮者・黒川龍臣との37年前の不倫と、2人の間に生まれた隠し子の存在がフリージャーナリスト・加賀美(六角精児)の手によって公となり、麗子の元へマスコミが殺到。麗子は記者会見を開き、不倫は認めたものの、妊娠した子は「死産でした」と説明。さらに、この出来事を「若い頃の失敗」「消してしまいたい過去」と畳み掛けます。 これをテレビで見ていた麗子の息子・律(長瀬)は、しょんぼり。気を紛らわすためか、凛華を誘い、海へ。波打ち際で水をかけ合ったり、追いかけっこをしたり、バス停で手を握ったり、肩を組んだり、そのまま寝ちゃったり、高校生カップルのようにイチャイチャイチャイチャ……。 一方、アイドルピアニストのサトル(坂口健太郎)と婚前旅行のために箱根を訪れていたあばずれサックス奏者・塔子(大西礼芳)は、サトルを連れて植物状態で入院中の父親の元へ。サトルが父親の手を握り「塔子さんを幸せにします」と言った次の瞬間、「ウウウ……」と容態が悪化。そのままご臨終となりました。もはやコント! この直後、塔子が行方不明に。探し回るサトルをよそに、塔子はバーに偶然居合わせた男を家に連れ込み、おセックス。そこへ表れ呆然とするサトルに、塔子は「あなたと結婚しようと思ったのも、パパに見せ付けるためだった。パパのせいで人生めちゃくちゃにされたけど、私はちゃんと幸せになれるって言ってやりたかったの」「私、あなたのこと好きになったこと、一度もないの」と言い放ちます。 振られたショックで自暴自棄になったサトルは、峠を車で暴走。その最中に心臓発作が起き、工事現場に突っ込んで血だらけです。 そんなサトルからの着信にも気付かず、律とガチャガチャをしたり、天ぷら蕎麦の天ぷらを交換したりとイチャついていた凛華は、次の日、やっと帰宅。律といたことを知り「あいつだけはダメだ!」に激オコの父親・恒夫(中村梅雀)に向かって、「あたし、あの人のことが好き」と言い放ち、第6話は終了です。SPEED・上原多香子は見ているか?
とっても今さらなのですが、凛華の父親役の梅雀の演技がしっくりこないのは私だけでしょうか……? どうしても凛華の父親ではなくタヌキに見えるし、ビックリ顔がコミカルすぎてなんか浮いてるんですよね……。ほかのドラマでは違和感ないので、今回の共演者との相性が悪いんだと思います。 そんな梅雀演じる恒夫ですが、ネット上では「サトルの父親なのでは?」との臆測がささやかれていますね。そうなると、坂口健太郎の父親ってことか。ウソだろ……。 で、おそらく今後は、これまで不自然なほど触れられなかったサトルの父親が誰かっていうのが、視聴者へのサプライズになると予想できますが、劇中の世間的には誰ってことになってるんですかねえ? 麗子が記者会見を開いたとき、マスコミは誰も麗子の結婚歴や、「サトルの父親も黒川龍臣なのでは?」的なことについては触れていなかったようですが……。その辺、ぜひ最終回までにはっきりさせてほしいです。 また、今回、37年も前の不倫疑惑を説明するために記者会見を開いた麗子ですが、どうしても3年前の不倫が報じられたSPEED・上原多香子と比較せずにはいられません。小倉智昭は16日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)で「3年も前のことで、芸能活動を休まなきゃいけないのかと思っちゃいますよね」と首を傾げてまいましたが、麗子なんて37年前ですよ。上原さん、見てますか! 不倫に時効はないってことですよ! というわけで、上原が麗子のように堂々と記者会見を開くことを期待しつつ、第6話のレビューを終わりたいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
「帰らせないよぉ」性獣・橋田がふたたび暴走も元子の目力が制す!『黒革の手帖』第5話
脱税者の情報を記した“黒革の手帖”を脅しの武器に、武井咲が銀座で暗躍する悪女役を演じるドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の第5話が17日に放送され、平均視聴率10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.3ポイント減らしましたが、何とか2ケタ台には踏みとどまりました。 さて、まずは前回のあらすじを少し。銀座で1番のクラブ・ルダンが3億円で売りに出されているというウワサを耳にして以来、原口元子(武井咲)は何がなんでも手に入れたいと切望します。現在経営しているクラブ・カルネを売りに出せば1億円が手に入る。残りの2億円をカルネの常連客で大手予備校の理事長を務める橋田常雄(高嶋政伸)から奪い取ろうと画策するのです。 元子の目当ては最初、橋田が裏口入学を斡旋して得た巨額の脱税金だったのですが、神楽坂にある料亭・梅村を2億円で購入し、転売して5千万円の利益を得ようと計画していることを知り、それを横取りするプランを立てます。 その計画の相棒として元子は、カルネに転職してきたばかりの島崎すみ江(内藤理沙)を選びます。ホテルに来いと強引に迫る橋田の元へ、100万円の報酬ですみ江を身代わりに行かせ、橋田が斡旋している裏口入学者のデータを盗ませることに成功。そこで前回は終了となりました。 さて、ここからが今回の話。橋田が梅村を2億円で購入したという情報を得た元子は、脱税と裏口入学斡旋の情報を週刊誌に売りつけると脅し、橋田から梅村を2千万円で買い取ることに成功。梅村とカルネがまだ売れていないにもかかわらず、性急にもルダンの売り主・長谷川庄治(伊東四朗)の元へと向かいます。そして、半月以内に総額3億円を用意できなければ、1億円の違約金が発生するというシビアな契約にその場で応じてしまうのです。 その交渉の場に居合わせた、カルネの常連客で故・国土交通大臣の秘書をしていた安島富夫(江口洋介)が閉店後のカルネに現れ、政財界のフィクサーである長谷川の恐ろしさを説き、契約を取りやめるように助言してきます。しかし、元子はまったく聞き耳もたず。逆に、自身が選挙で有利になるため、お世話になった故・大臣のスキャンダルをリークして、その夫人・若槻貴子(長野里美)の選挙出馬を辞退させた安島の腹黒さの方が恐ろしいと指摘して追い返すのです。 夢の実現に向けて意気揚々となる元子ですが、銀座の街中でふと足を止めて“暗闇”を見つめ、「誰かが私を飲み込もうとしている」と不吉な予感を抱いたところで、今回は終了となりました。 さて、感想。前回の放送で元子と橋田が一緒に梅村を訪れた際、酔いの回った橋田が突如として「愛が欲しいんだ!」と元子に抱きつき、強引に押し倒すシーンについて筆者は「唖然とした」と書いたのですが、今回も同じようなシーンがありました。しかも今回は白昼堂々と理事長室で。逃げようとする元子に対して「帰らせないよぉ」とドアの前に立ちはだかり迫るのですが、時間と場所を問わず襲いかかる様はまさに性獣のようでした。 そして、そんなインパクトのある演技をする高嶋に対して、まったく引けを取っていない武井は見事。声を低めに抑えてのセリフ回しは若干、単調に思えてきましたが、それを補って余りあるほどに目力が凄い。性獣と対峙しても負けない迫力がありました。妖艶な美しさも回を重ねる毎に増し、悪女役をものにしている感があります。 また、今回は安島が、スキャンダルをリークして恩人を裏切るという、利己的な本性をあらわした重要な回にもなりました。同ドラマにおいて重要な役割を担いながらも他の脇役たちのキャラが濃すぎるため、今までは存在感が薄かった安島ですが、ようやくキャラが立ち始めた印象です。 しかし気になるのは、原作では元子と安島が恋仲になるという点。いくら武井が実年齢よりも大人びて見えるとはいえ、親子ほどに年齢差がある江口が相手では無理が生じてしまうのではないでしょうか。視聴者からの批判も殺到しかねません。とはいえ、原作では肉体関係を結んで元子が妊娠。それがクライマックスに向かい重要な設定となるだけに、次回あたりから深い関係へと踏み入っていくことになるのか、あるいは原作を無視するのか。そんなところも見どころになってくると思います。 その次回ですが、これまでは黒革の手帖を武器にトントン拍子で欲しい物を手に入れてきた元子に対して、被害者たちが一斉に復讐を開始。仲里依紗や高畑淳子ら濃いメンツが再登場するということで、波乱必至の展開が期待できそうです。 (文=大羽鴨乃)テレビ朝日系『黒革の手帖』番組公式サイトより
視聴率回復は蒼井優のおかげ? 深田恭子のキャラが曖昧で、ただのお飾り状態に『ハロー張りネズミ』第5話
俳優の瑛太が探偵役を務めるドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第5話が11日に放送され、平均視聴率6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.9ポイント上昇しました。 その前回、人気漫画家・北村アキコ(内田慈)の自宅で起こる心霊現象の調査依頼を受けた七瀬五郎(瑛太)。半信半疑で北村家を訪れたものの、本当に目の前に幽霊が現れたため、霊媒師・河合節子(蒼井優)に助けを求めることに。節子は、北村家の和室にある古びた床柱が幽霊の棲み処になっていることを見抜き、護符縄で結界を張ります。 ただ、その結界はあくまでも簡易的な措置。根本的に解決するためには、新築の家になぜか1本だけあるその床柱の正体を探らなければならない。節子が五郎にそう告げたところで前回は終了となりました。 そして、今回。床柱は、アキコの元夫が奥多摩の山奥にある廃屋から移設したものだということがわかり、五郎は節子を連れて奥多摩に向かいます。そして、その廃屋の主が祈祷師だったことがわかるのです。 節子の推論によると、祈祷師が藁人形を五寸釘で打ち付ける呪いの儀式によって、床柱に元々いた精霊が悪霊化してしまったとのこと。その悪霊は今まで祈祷師の霊力で床柱に閉じ込められていたものの、最近になってさらに強い霊能者が現れたため、その人間の力を利用して外界に出ようとしているというのです。 その強い霊能力者とは、アキコの1人娘・七恵(後藤由依良)。アキコにかまってもらえず寂しさを募らせている七恵の心の隙に入り込み、それを利用しようと幽霊は企んでいるのです。そうと知った五郎は急いで北村家へ引き返すのですが、七恵はすでに霊界(床柱の中)へと引きずり込まれてしまった後でした。 しかし、ここから節子が真価を発揮します。霊力で七恵を“こっちの世界”へと戻すと、その七恵の霊力も借りて悪霊退治に成功。一件落着となり、第5話は終了となりました。 さて、今回の感想ですが、前回同様に蒼井優が抜群の存在感を示していました。オンとオフの切り替えがうまいんですね。普段は飄々としているのに、“霊媒師モード”になるとまるで別人のような顔つきになる。特に、最後の悪霊と対峙するシーンでは、本当の霊媒師のようにすら思えてしまいました。キャラが立っているだけに、節子を主人公にしたスピンオフを制作しても面白いのではないでしょうか。 その反対に、キャラが曖昧になってしまっているのが、あかつか探偵事務所の事務員・四俵蘭子役を演じている深田恭子です。第2話と3話の依頼主として登場し、それからレギュラー出演しているのですが、立ち位置がイマイチわかりません。今回のラスト、五郎が節子の武勇伝を事務所で楽しげに語った際には嫉妬心が垣間見えるのですが、これまで五郎に心を奪われるようなシーンがなかったため、とってつけたように五郎に好意を寄せ始めたように思えてしまいました。 今後、五郎と節子、蘭子の三角関係に発展するのだとしたら、前回と今回、深田の登場シーンをもう少し増やすべきだったと思います。そうならないにしても、このままだと深田は単なるお飾りで終わってしまう可能性が高い。無駄遣いにならないように、うまくストーリーに組み込んでキャラを立たせるべきだと思います。 それと、今後の展開で気になるのがドラマ自体の一貫性のなさ。確かに原作コミックに今回のストーリーは収録されていますが、初回は親子の絆を描いたヒューマンドラマ、第2話と3話は企業サスペンスものだっただけに、まるで違うドラマを観ているように感じてしまった視聴者も少なくなかったのではないでしょうか。 ネット上では第3話から面白くなったという意見もあるようです。そのため、初回から非現実的な依頼を受ける“よろずや”路線でいけばよかったという声もあるのですが、今回は蒼井の演技力に助けられた部分も大きかっただけに判断が難しいところです。 また、原作コミックには“現実路線”の面白いストーリーがいくつもあるのですが、連載されていた1980年代と今とでは時代背景が違いすぎたり、コンプライアンスの問題などでドラマ化できないものも多い。時間配分も考えなければなりませんから、どのストーリーを並べていくかは悩ましいところではあります。ただ、ドラマの色を統一しなければ放送回によって当たり外れの差が大きくなってしまう可能性が高く、視聴者の定着にも繋がりにくいのではないでしょうか。 気になる次回ですが、今回のホラーから一転、県議会議員候補・伊佐川良二(ムロツヨシ)が恋人・浅田玲奈(玄理)を殺害した証拠を五郎が探すという、現実路線のストーリーに再び戻るということで、果たして吉とでるか凶とでるか……。 (文=大羽鴨乃)TBS系『ハロー張りネズミ』番組公式サイトより







