6.5%急落の『僕たちがやりました』過激なエロが描けないドラマは“罪悪感”をどう伝えるか

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関西テレビ『僕たちがやりました』番組公式サイトより
 窪田正孝主演の『僕たちがやりました』(フジテレビ系)。25日に放送された第2話の視聴率は6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、初回より1.4ポイントのダウンです。  けっこう面白いと思うんですが、もとより暴力とエログロが満載のコミックが原作ですし、視聴者を選ぶドラマであることは間違いないのでしょう。逆に原作に忠実であればあるほど、拒否感を示す向きも増えるのかもしれません。  第2話となった今回も、ストーリーを転がすのは20歳無職で超絶ボンボンのパイセン(今野浩喜)です。後輩の現役高校生である主人公・トビオ(窪田正孝)、マル(葉山奨之)、伊佐美(間宮祥太郎)を存分に振り回します。  前回、ちょっとしたイタズラ心で隣の不良高校に小型爆弾を仕掛け、窓ガラスが割れる様子をゲラゲラ笑いながら眺めていた4人ですが、なぜか大爆発が起こってしまいました。  そんなにでかい爆弾を作ったわけじゃないし、理由はわかりませんが、とにかくやっちまったようです。どう考えても、4人が用意した爆弾が原因です。しかし、パイセンはとっさの機転で「テロや! テロリストが来たんや!」と断言。とりあえずそう思い込むことにしたようです。  この事件で、その日のうちに6人が死亡。その後、死者はどんどん増えて10人にまで膨れ上がりました。  そんなニュースが流れる中、4人が何をしていたかというと、パイセンの仕業だろうと気付いているトビオは、以前から約束していた幼なじみのJK蓮子ちゃん(永野芽郁)とカラオケで楽しいひと時を過ごすも、家に帰ればやっぱりガクガクブルブル。伊佐美は巨乳彼女の今宵ちゃん(川栄李奈)をやおら押し倒したりしています。いつの間にかテロリストの仕業だと信じ切ってしまったマルは、自分をボコったヤツが死んだことを知ってニヤリと不気味な笑みを浮かべ、パイセンはタワマンの最上階の自室でひとり、ビッグストリームそうめんスライダーを楽しんでいます。似合うなぁ、ビッグストリームそうめんスライダー。  トビオと伊佐美は、これがテロリストの仕業ではなく、「僕たちがやりました」状態であることを確信しています。パイセンにそれを告げると、パイセンはトビオたち3人に300万円ずつの口止め料を渡そうとします。  まず伊佐美が300万円に手を伸ばし「今後、お前らとは赤の他人ってことで」と言い残して部屋を去っていきます。マルとトビオも受け取りますが、2人はこれで全部なかったことにして、今後も友人として「そこそこ楽しい」人生を送っていくことを誓い合いました。これにて、一件落着。  と思ったら、テレビのニュースで爆破事件の容疑者の似顔絵が公開されました。どう見てもパイセンです。パイセンの顔面は大変独特なので、間違いようがありません。  そんなわけで、パイセンはプーケットに逃げることにしました。トビオとマルも誘われますが、マルは直前で携帯を解約してどこかへ逃亡。トビオは旅支度で空港に現れますが、目の前でパイセンが警察に身柄確保されてしまい、どうしようもなくなってしまいました。もっとどうしようもなくなったのが3人と縁を切った伊佐美で、どうやら薄暗い廃工場のような場所で首を吊ってしまったようです。  というわけで、第2話も前回同様コミックの第2巻をほぼトレースした感じでした。ところどころ小技小ネタを盛り込みつつ、罪と向き合うことから逃げようとしまくるクズどもが、テンポよく描かれました。 ■「攻めてる」どころか、すごく保守的な印象でした  第1話では思い切った暴力シーンを描き、昨今すぐに批判の的になる喫煙シーンも盛りだくさんで「攻めてる」という印象だった本作ですが、同じようにコミックのトレースに尽力した第2話は真逆で、ずいぶん保守的だなという印象でした。  今をときめく永野芽郁と川栄李奈を使ってるんで、まあしょうがないんですが、エロ描写がソフトなんですよね。  例えばプーケットに飛ぶ決心をしたトビオが蓮子に「キスしない?」と申し出てOKをもらい、キスをしてたら勢いがついて押し倒そうとしてしまうシーンがあります。ここ、コミックではすんごいネチッこく演出されてるんです。普通にキスして、蓮子のほうが先に盛り上がってきちゃって、積極的にトビオの口の中に舌を入れてきて、それでスイッチが入っちゃったトビオが押し倒すという流れでした。まあ撮れないよなぁとは思うけど、やっぱり普通にキスしているだけでは、機微の表現は薄くなります。  また、トビオよりさらに「やべーことになった」という自覚が強い伊佐美は、そのドロドロしたヤツのすべてを今宵とのセックスに注ぎ込んでいます。伊佐美のセックスの激しさ、露骨な情感の発露は完全に現実逃避であって、追い詰められた伊佐美の心情を表現するためには不可欠なんですが、まあ撮れないですよねぇ。川栄相手には。  暴力シーンは相変わらず『アウトレイジ』ばりの激しさなので、セックスがソフトだとすごくアンバランスに見えてしまう。  で、映像化にあたってソフトにしか描けないエロの代替要素として、彼らの心情を表現するなんらかの演出があれば、見ているほうもお腹いっぱいになれるんですが、何もないのでただ減点されただけに見えるし、「できる範囲でトレースしました」というだけの保守的なドラマに見えてくる。  9時台で『僕たちがやりました』をドラマ化するというだけで大したチャレンジだとは思うし、全体的には出来もいいんですが、この作品で描かれるセックスって、ほとんどは罪悪感に裏打ちされた行為として登場するんですよね。普通じゃないセックスをしている、ということに意味が込められている。ここが弱いと、だいぶ興が削がれるよなぁと心配になる次第でした。今後、強烈なセックスシーンに代わるテレビドラマなりのやり方で、彼らの追い詰められた心情が表現されることを期待します。  あと、今週もパイセンは最高でした。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

渡辺直美がインスタ芸で“らしさ”を発揮! 視聴率アップも脚本がチープすぎる! ドラマ『カンナさーん!』第2話

渡辺直美がインスタ芸でらしさを発揮! 視聴率アップも脚本がチープすぎる! ドラマ『カンナさーん!』第2話の画像1
TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
 お笑い芸人の渡辺直美が、仕事に子育てに奮闘するシングルマザー役を演じるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)。初回平均視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しましたが、25日に放送された第2話は12.6%とさらに視聴率を伸ばすことに成功しました。  前回、夫・礼(要潤)が元カノの草壁真理(シシド・カフカ)と浮気していることが発覚し、離婚を決意した河東カンナ(渡辺直美)。ファッションデザイナーとして働きつつ、ひとり息子の麗音(川原瑛都)を育てていく道を選んだのです。  しかし、息子と孫を溺愛する義母・鈴木柳子(斉藤由貴)は、離婚に大反対。今回の冒頭シーンでは、家事が滞っていることをネチネチとあげつらって、カンナをいびります。  また、会社の上司・片岡美香(山口紗弥加)からも、離婚は早急だったのではないか、シングルマザーとしてやっていけるのかと心配されてしまいます。それでもカンナは持ち前の明るさで何とか日々の生活をこなしていくのですが、ある日、仕事上で大きなトラブルが発生。同僚の境川翔子(トリンドル玲奈)が、Tシャツの値札の値段設定を間違えて発注したため、翌朝の発送までに6,000枚の値札を張り替えなければならなくなってしまうのです。  落ち込む翔子の代わりに自身のミスということにして、美香や同僚に手伝いを頼むカンナ。姉御肌な一面を見せるのですが、途中で麗音を保育園に迎えに行かなくてはならなくなり、翔子のミスだと知らない同僚たちからは不満の声が飛び交います。  おまけに、麗音を家にひとりにしておくわけにはいかず、柳子に頭を下げて面倒を見てもらうことに。離婚したばかりでいきなり、仕事も育児も壁にぶつかり、普通ならここでガクッと落ち込みそうなものですが、超ポジティブシンキングなカンナはむしろここで燃えます。SNS上でSOSを発信し、普段からカンナのおもしろ画像に元気づけられているというフォロワーたちを集めたのです。彼らの助けもあり、朝までに問題は解決。また、自身の発注ミスであることを翔子が正直に打ち明けたため、同僚とカンナとのわだかまりも解けます。  無事に危機を乗り越えたことで、チームワークの大切さを改めて思い知らされたカンナ。それは家庭でも同じなのではないかと考え、礼とヨリを戻そうかと心がグラつきます。しかし、礼と麗音、そして真理が一緒にいる場面に遭遇し、礼への怒りが再燃。おまけに、麗音が真理になついてしまっていて、カンナの怒りは燃え上がるばかり。真理と睨み合い、バチバチと火花を散らしたところで第2話は終了となりました。  さて、今回の感想。前回のレビューでは渡辺の演技を酷評しました。1児の母親には見えないし、生活感も感じられない。バイタリティー溢れる原作のキャラと比べると控えめだとも指摘しました。しかし、今回はいい感じで肩の力が抜けていたのではないでしょうか。SNSへのおもしろ画像投稿では、変顔など得意の“インスタ芸”を見せていましたし、持ち前の明るいキャラクターを今後もっと発揮していけそうな気がしました。  また、子役の演技の上手さに助けられている部分もありますが、前回よりも母親らしさが出ていたように思います。元姑を演じる斉藤由貴に関しても、前回は何だか弱そうな感じだったのですが、今回は嫌みったらしさがよく出てました。カンナと同じく、テレビの前でイラついた主婦は少なくなかったのではないでしょうか。  ただ、ストーリー展開については疑問を抱かずにはいられませんでした。何だか無理にいい話にもっていこうとして、全体的に安っぽいんですよね。まず、カンナが翔子のミスを庇う意味がわかりませんし、どこの馬の骨かもわからないフォロワーたちにいきなり仕事を手伝わせますか?  また、シングルマザーになったばかりのカンナが最初にぶち当たる壁としては薄っぺらく感じました。視聴者を引き込むためには、脚本家はもっと心を鬼にしてカンナをいじめるべきです。  ドラマを盛り上げるテクニックとして、“困ったらとりあえず主人公を走らせろ”というものがあります。主人公が窮地に立たされていることがパッと見で伝わりやすいからです。今回は、カンナが仕事と育児に追われていることを表現するため、自転車で走り回るシーンが多分に挿入されていました。しかし、脚本が全体的にチープなため、渡辺の走り損といった印象が拭えませんでした。  次回の予告では、真理との全面対決や仕事でのキャリアアップのチャンスなど、カンナの身辺は慌ただしくなる様子。お粗末な展開にならないことを祈りつつ放送を待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)

月9『コード・ブルー』15%超も……比嘉愛未の妊娠展開に、視聴者から「避妊しろよ」の大合唱

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 天才脳外科医役の山下智久がひたすらカッコよく見える月9『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)の第2話。平均視聴率は初回から0.7ポイントダウンの15.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。朝ドラを除けば、放送中の連ドラで15%超は同作のみです。  舞台は、右を見ても左を見ても美男美女だらけの翔北救命救急センターですが、これまで「こんなイケメン医師、どこにいんだよ!」とツッコんでいた筆者。しかし私、先日、熱中症で都内の救急病院に運び込まれたのですが、CTだかMRIだかを撮ってくれた脳神経外科医が、超絶イケメンでした。いや~、いるんですね~。この出来事のお陰で、『コード・ブルー』のリアリティが増してラッキ~。  さて、第2話のあらすじを振り返りましょう。

今週も“ヘンな体勢”でオペする主人公

 センターに藍沢(山下)が戻ってきてから1週間。頼りない新人フェローたちに毒を吐きまくり、雰囲気は最悪。実践主義の藍沢は、人形相手の胸腔ドレナージの練習にオタオタしている横峯(新木優子)に、意識のない重症患者をあてがい、無茶振り。「文句を言わない。最高の練習台だ」とどこまでも冷徹な藍沢に、横峯は泣き出してしまいます。  そんな中、ドクターヘリ要請が。マリーナでクレーンによって吊られた船が落下し、下にいた母親と2人の娘が負傷したとのこと。藍沢と横峯、フライトナースの冴島(比嘉愛未)がヘリで向かう中、藍沢は横峯に「3人全員をどうにかしろ」と患者を丸投げ。「痛い、痛い!」と泣き叫ぶ少女を前に、横峯は半泣きでうろたえながらも、周囲に3人の処置を指示していきます。  母親を運ぶ救急車に乗った藍沢は、車内で緊急オペをすることに。しかし、ストレッチャーが壊れていたため、母親に乗っかった“ヘンな体勢”でのオペを強いられます。  初回でも、少年を挟んでいる山車の上に乗って、頭にギリギリと穴を開けていた藍沢ですが、この“ヘンな体勢”によって、同作は藍沢の起用さと、現場の緊迫感を強調しているのでしょう。きっと。

「ランデブーポイント」にモヤモヤ

 その頃、7歳の少女をヘリで搬送していた横峯は、肺の呼吸運動である換気がうまくできないことを無線で藍沢に報告。藍沢は、「すぐ治療開始しろ。数分で死ぬ」とドレーンを入れて脱気するよう指示。まさかの緊急オペに固まる横峯ですが、白石から無線でサポートを受けながら、どうにか成功させます。  そういえば、瀕死の少女たちを病院にピストン搬送する際、劇中では何度も「ランデブーポイント」という言葉が飛び交いました。患者を車からヘリに乗り換えさせたりする臨時離着陸場のことだそうですが、この言葉を聞くたびに、フランス人の若い男女がちちくり合ってる光景が脳裏に浮かんでしまいました。言葉が持つイメージって怖いですね。  一方、前回、同棲中の冴島が妊娠していることに気付いた藤川(浅利陽介)は、そのことを嬉しそうに白石や緋山(戸田恵梨香)にペラペラ。しかし、冴島は「まだ産むかどうか決めてないから」「今は仕事が面白いの」「今が一番やりがいを感じてるの」と堕胎も視野に入れている様子です。

なぜ避妊しなかった!?

 って、えー! もともと産むつもりがなかったなら、なんで避妊しないの? ましてや、日々、生死と直面してる2人なのに……。冴島って、こんなキャラだったっけ? 初回で妊娠が発覚した際、てっきり子どもを欲しがってたんだと思ってました。  これはもう、藤川の子どもじゃないとか、想像妊娠だとか、そもそも妊娠してないとか、何かしらの大どんでん返しがないとやばそうですよ。医療ドラマだから堕胎はないでしょうけど、休職してデキ婚しても、アクシデントが起きて流産しても、「なぜ避妊しなかった?」というモヤモヤは残りそうです。  それはそうと、専門用語が飛び交う同作ですが、医療監修を行っている千葉北総病院のブログでは、放送後にドラマに出てきた医療シーンの解説を行っています。ドラマの公式サイトからリンクされているのですが、飛んだ先がFC2ブログというのは趣きがありますね。  また、24日の同ブログでは、「重要なお知らせ」として、「今後は医療シーンを含めてドラマ内容に関する個別のご質問には返信致しかねます」との注意書きが。理由は「『コード・ブルー』の魅力であるエンターテインメント性を損ねてしまう可能性もありますため」だそうですが、監修という立場も、いろいろ大変ですね。それでなくても、ジャニヲタが「山下くんのドラマの監修、いつもありがとうございます」とか無駄に送りまくってそう……。  そんな監修のお陰もあって、絶好調の同作。次回予告映像では冴島がぐったりしているシーンが映ってましたが、お腹の子は大丈夫でしょうか。これは気になりますね。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

長瀬智也が吉岡里帆にブッチュー! TBS『ごめん、愛してる』のキスシーンが強烈

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 TOKIO・長瀬智也演じる主人公が死ぬ前に母親探しをする日曜劇場『ごめん、愛してる』(TBS系)の第3話。平均視聴率は前回から0.5ポイントダウンの9.5%でした。TBSが誇るブランド枠にしては、微妙な数字ですね。  前回は、サックス奏者の塔子(大西礼芳)が「ねーー!」と叫んで池にドボーンと落ちたり、助けようと池に飛び込んだサトル(坂口健太郎)が心臓発作を起こしたりと、ぶっ飛びシーンの連続でしたが、今回はどんな展開を見せてくれるのでしょうか? あらすじを振り返ります。

主人公の目的は“どっきり”だった!

 死が近いことから、「生きた証」として自撮り動画の撮影に勤しむ律(長瀬)。真昼間の公園で「あの女が、俺が息子だってことに気がついて、びっくりして腰抜かした顔が見てえ。死ぬほど後悔させてやる」と、ひとりブツブツ……。どうやら、律が母・麗子(大竹しのぶ)に罵倒されても近くを離れないのは、どっきり的な目的があるからのようです。  一方、第2話で塔子と結ばれてルンルンのサトルは、凛華に「塔子はねえ、素敵だよぉ」「何もかもこう、最高なんだ。詳しくは言えないけど」とニヤニヤ。第2話で、突然やってきた島田彗なる大物俳優にもキスされていた塔子ですが、やけにモテるのは床上手なせいかもしれません。  そんな床上手・塔子に、早くもプロポーズすると言いだすサトル。木にくくりつけた風船から婚約指輪が登場する計画を、イラストに起こして凛華(吉岡里帆)に説明。そんな狂気めいた純粋さを持つサトルを、坂口はとても自然に演じています。

膝枕OKの女は、イケる!?

 後日、サトルのサプライズプロポーズをお膳立てする凛華と律。大量の風船を木にくくりつけ、計画を進めるも、サトルがドン臭いせいで大失敗に。そうこうしているうちに、麗子がどこからともなくやってきて、木陰に隠れていた律や凛華も誘ってみんなで食事に行こうと言いだします。  レストランに着いた途端、塔子の過去のスキャンダルをディスり始める麗子。一触即発ムードの中、尾行してきたであろうフリージャーナリストの加賀美(六角精児)が登場。みんなの前で、麗子と有名指揮者・黒川龍臣(山路和弘)の過去の不倫関係を大声で暴露し始めます。  その光景に我慢できなくなった律は、加賀美の顔面をボコボコにして、警察の御用に。塔子は麗子に「あたし、サトルくんを自分のものにしたいと思うほど、好きじゃないです」と言い放ち、帰ってしまいました。  保釈された律と、それを迎えに行った凛華は、2人で飲み屋へ。すると、律はいきなり「膝枕してくれ」「子守唄うたってくれ」と無茶振り。「ちょっとぉ~」と言いながらも、全く嫌がらない凛華が歌い始めると、律は膝の上で涙をツー。そして、すかさず凛華にブッチューッ! で、第3話は終了しました。律ってば、留置所にいたせいで、性欲が爆発しちゃったんでしょうか……。

ナレーションの声が癇に障る

 毎回、昼メロドラマのような回想シーンから始まる同作ですが、この時の男性ナレーションって誰の声なんでしょうか? 副音声で韓国人・ペクランの吹き替えを担当している声優の神谷浩史? TBSの局アナ? 妙にねっとりとした喋り方のせいで、いつも微妙な気分になります。  とはいえ、そもそも展開はハチャメチャだし、長瀬がこういう昼メロちっくなドラマで主演してるのも違和感ありありだし、ナレーションが浮いてるだけで残念な気分になっているのもバカバカしくなってきました。もはや、同作は違和感を楽しむものなのかもしれません。  あと、やっぱり大物俳優・島田彗の登場シーンはなかったですね……。あの、妙に髪の毛がフサフサな、謎のおじさんをもう1度見たい。あのインパクトが忘れられない。今後も、島田彗の登場を期待してしまいそうです。  そんなことより、急におっぱじまった律と凛華ですが、実際、合コンなどで「膝まくらまでいけたら、チューもOK!」なる法則を用いてる男って、わりといる気がします。膝まくらで一端、試す的な。どうか律が、そこまで計算高い男でありませんように。  そして、次号予告映像には、なんと律と塔子のキスシーンが! すでに坂口や島田彗役の合田雅吏ともキスしている塔子ですが、そのうち六角や中村にも行きそうな勢いです。頑張れ! 床上手・塔子! (文=どらまっ子TAMOちゃん)

TOKIO・長瀬智也『ごめん、愛してる』ぶっ飛び展開連発で2ケタ! 番組公式SNSに不在の人物とは?

TOKIO・長瀬智也『ごめん、愛してる』ぶっ飛び展開連発で2ケタ! 番組公式SNSに不在の人物とは?の画像1
 TOKIO・長瀬智也主演の日曜劇場『ごめん、愛してる』(TBS系)の第2話。平均視聴率は前回から0.2ポイントアップの10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。2ケタになんとか食らいつくことができました。  嫌韓の風潮が漂う日本において、初回から韓国ドラマのリメイクであることを全面に押し出し、それどころか最初の舞台をわざわざ韓国に設定し、主人公に韓国語を話させるなど、“韓国臭”を撒き散らしながらスタートした同作。案の定、ネット上では賛否両論が巻き起こっているようです。  それはそうと、同作の公式インスタグラムには、随時、ヒロインの吉岡里帆や坂口健太郎、大竹しのぶなどキャストのオフショットが。しかし、全く姿の見えない人物がいます。はい、そうです、主演の長瀬です。ジャニーズがネットの写真掲載に謎の規制をかけているのは知ってますが、主役不在の番組公式アカウントって、いくらなんでも不自然すぎるでしょう。ジャニーズって、いつになったら時代に追いつくの?  さて、第2話のあらすじを振り返りましょう。

主人公の行動が怪しすぎ

 前回、生き別れになっていた母親の麗子(大竹)の家にズカズカと入り込み、「得体の知らない人間、家に入れないでちょうだい!」とパシッと叩かれたショックが消えない律(長瀬)。勝手に家に上がり、自己紹介もせずにヌボーっと立っていたら、そりゃあ追い出されるわって感じですが、律は「し、信じられない……」という表情でぼんやり。次の日も、その次の日も、麗子の家にとりあえず行き、門の前でぼんやりと家を見つめます。おセンチになってるのはわかりますが、これは怪しすぎる……。  そんな律の謎の行動に疑問も抱かず、「住むとことかあるの?」「仕事ないんだったら、紹介しようか?」と世話を焼きたがる凛華(吉岡)。凛華が付き人をしているピアニスト・サトル(坂口)の運転手になるため、律は履歴書を書いて持って行きますが、麗子から「何? この汚い字。学校もろくに出てないの?」「あなたみたいなチンピラに、大事なサトルの命を預けられるわけないでしょ?」とまたもや追い出されてしまいます。 「クソババア」と言い残し、麗子のもとを後にする律ですが、凛華に引き止められ、サトルをCMの撮影現場まで送り届けることに。現場では、思いを寄せる天才サックス奏者・塔子(大西礼芳)との共演にご機嫌なサトルですが、休憩中、撮影でたまたま来ていたという島田彗(合田雅吏)なる有名俳優が湖畔に登場。偶然にも、アバズレの塔子とただならぬ関係のようで、サトルに見せ付けるように塔子にキスをします。  この後、サトルと島田は塔子を取り合い、小競り合いに。すると、塔子が突然「ねーー!」と言い、次の瞬間、池にダイブ(!)。そんな塔子を助けるため、今度はサトルがドボーン! しかし、持病のあるサトルは、心臓発作を起こしブクブクブク~。これを見た律が池に飛び込み、溺れるサトルを救出。このカオスな状況を前に、泣き出す凛華……って、えええええええええ! いや、もうね、これで確信しましたよ。ツッコみながら見るドラマなんだって。これは、すごい! ダイナミック!  この一件で、サトルとの距離を縮めた律。麗子にも恩を売ることができ、島田彗様様です。っていうか、島田彗って俳優、おそらくもう出てこないんだろうなあ。でも、大きく展開させるための大事な噛ませ犬ですから、なるべく忘れないようにします。島田彗。  その後、静養中のサトルの自宅に、「私は泳げるから。泳げないのに飛び込むとか、まじありえないでしょー」とニヤニヤしながら塔子が登場。お見舞いに来た塔子は、サトルと部屋のドアを全開にしたままベッドイン。案の定、サトルに思いを寄せる凛華が目撃してしまいます。  一方、「話があるの」と律を呼び出す麗子。麗子は律を「野良犬みたい」とディスリながらも、サトルのボディガードになってほしいと金を渡します。  その夜、凛華のヤケ酒に付き合う律。泥酔した凛華をおんぶしたまま、「おれは野良犬だからよ。犬はこうやって、テリトリーを印すんだ」と麗子の自宅の門に向かってジョボーっと立ちション。そこへやってきた凛華の父(中村梅雀)が、律が持っている麗子の指輪を見て、なぜか激情。凛華をいきなりビンタし、律に「消え失せろ!」と言い放ちました。

脳みそがとろけそう

 なんかもう、細かいことは気にしません。この台風に乗っかるか乗っからないかの2拓だと思います。うまく乗っかれる人はかなり楽しめますし、そもそも韓国ドラマや昼ドラのノリが肌に合わない人は、乗っからなければいいと思います。  だって、主人公の頭には、銃弾が埋まってて、取り出せなくて、時限爆弾化してて、韓国で会った凛華が自分の母親の家で偶然働いてて、塔子は「ねーー!」と言って池に飛び込むんですよ? わざわざ「展開がありえない」「現実離れしてる」って真面目に文句言ってる人は、いち早く裏番組の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)にチャンネルを変えるべきだと思います。人気だし。  しかし、長瀬がこんなトンデモ恋愛ドラマで主演する時が来るとは! 長瀬といえば、『タイガー&ドラゴン』(同)や『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)といった“センスいい系”のヒューマンコメディーか、『クロコーチ』(TBS系)的な渋めの本格ドラマのイメージが強かったもので。第2話の時点ではまだ、ドラマを見ながら「これは長瀬でよかったのか?」「じゃあ、長瀬じゃなかったら、誰がしっくりきたんだ?」とグルグル考えてしまいました。  というわけで、第2話にしてぶっ飛びまくっていた『ごめん、愛してる』。最終回までに、何回ぶっ飛んじゃうのでしょうか? (文=どらまっ子TAMOちゃん)

“演技力に賛否”壇蜜がまさかの出ずっぱり! 錦戸亮『ウチの夫は~』1ケタ落下で暗雲

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「日テレ無料 by 日テレオンデマンド」より
 コメディ調の妄想シーンや、同居する男女が敬語で話す点など、随所から『逃げ恥』(TBS系)臭を漂わせている『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)。第2話の平均視聴率は初回から1.9ポイントダウンの9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。  前回のレビューでは、主演の関ジャニ∞・錦戸亮の“しょんぼり顔”の素晴らしさについて熱く語らせていただきましたが、今回はどんなしょんぼり顔を見せてくれるでしょうか? あらすじを振り返ります。

オープニングタイトルが最高

 司(錦戸)が所属するイベント制作部署が、大型イベント「東京おもちゃエキスポ」を手掛けることに。すっかり信用を失った司は「自分は、頑張りたいと思ってます」と上司にアピールしますが、黒川(壇蜜)から「は? あんたは弁当発注でもやってて」と下っ端の仕事を押し付けられてしまいます。  空を見上げ、本日初のロングしょんぼり(目線上気味)をキメる司。すかさず、顔の横にオープニングタイトルが表示されます。いやあ、これですよ。わかりやすくて、平和なオープニング。植田まさしの4コマ漫画でも見ているような気分になります。  妊娠中の妻・沙也加(松岡茉優)は、マタニティー友だちのあかり(イモトアヤコ)たちとランチへ。前回、司に「司さんの良さがわからない会社なんて、辞めていいです!」と啖呵を切っていた沙也加ですが、マタ友から再就職の難しさを聞き、大ショック。『ウチしご』名物の“妄想ミュージカル”へと突入し、貧乏生活の中で「輝きは全て 失われた~♪」「無い 未来が無い 無い お金が無い♪」と歌いだします。  司の崖っぷち加減に焦った沙也加は、本屋で“グッドジョブ博士”なる人物の著書『できない男からできる男への道』を購入。この本のおかげで活路を見いだした沙也加は、本日2度目の“妄想ミュージカル”を開演。司ができる男になって大統領にまで伸し上がるまでのサクセスストーリーを妄想し、「期待のー! プレジデント! 輝くー! プレジデント!」とバックダンサーを従えて踊りだします。 「東京おもちゃエキスポ」当日、司は複数の弁当業者に発注。スタッフが自由に選べるよう、5種類のお弁当を用意しますが、土方チームリーダー(佐藤隆太)は「弁当に金かけてどうすんだよ!」と激怒(司はしょんぼり)。イベントに遊びに来ていた沙也加は、マタ友たちと共にこの現場を目撃してしまいます。  しかし後日、イベントのクライアントが「弁当がよかった」「弁当ひとつで士気が上がった」と司が用意した弁当を絶賛。ただ、クライアントが若手の田所(Hey! Say! JUMP・薮宏太)の仕事だと勘違い。田所に手柄を取られてしまいますが、なぜかそんなにしょんぼりしていません。  この夜、司はこの出来事を沙也加に報告。手柄を取られても「僕はいい仕事ができた」「こんな誇らしい気持ちになったのは初めて」と嬉しそうな司を前に、沙也加は涙。土方から怒られている司を目撃した際、マタ友に「自分の夫です」と言えなかった自分を悔やみ、第2話は終了です。

深刻な“壇蜜、クセ強すぎ問題”

 初回放送以来、「しゃべり方にクセがありすぎ」「演技が気になって、ストーリーが頭に入ってこない」とネット上で賛否を巻き起こしている壇蜜の演技ですが、まさか2話目にしてこんなに出ずっぱりとは……。  壇蜜が出ずっぱりになった理由は、今回から黒川が司の“教育係”に任命されたから。これから沙也加が黒川に嫉妬する展開も予想されるため、登場シーンは今後も多そう。これが同作のネックとならなければいいですが……。  それにしても、沙也加のような能天気で優しい奥さんって素敵ですね。胎児にもストレスかからなさそうだし。筆者は子ありの妻ですが、もし旦那が上司に怒鳴られている場面を目にしたら、まず旦那に怒りの感情が沸き上がり、帰ってくるなり「この、役立たず!」と、ほかほかご飯を顔面に投げつけてしまいそうです。  しかし、このドラマを見ているから、もう大丈夫。これからは沙也加を見習い、旦那のいいところをしっかり見て、悪いところを見ても旦那を傷つけることなく、さりげなくフォローしていきたいと思います!!  って、ムーーリーーー。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

着物姿が色っぽい! 主演・武井咲が前評判を覆す“悪女ぶり”を見せ好発進!『黒革の手帖』第1話

着物姿が色っぽい! 主演・武井咲が前評判を覆す悪女ぶりを見せ好発進!『黒革の手帖』第1話の画像1
テレビ朝日系『黒革の手帖』番組公式サイトより
 社会派ミステリーの大家・松本清張の不朽の名作『黒革の手帖』。これまでに幾度となく映像化された作品ですが、今回は武井咲が歴代最年少となる23歳でヒロイン・原口元子役に挑むということで、今クールのドラマの中でも話題性は抜群。その第1話がテレビ朝日系で20日に放送され、平均視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しました。  放送前から注目度が高かった同ドラマですが、武井が主演を務めることに疑問を投げかける声は少なくありませんでした。というのも、原作の元子は銀行に長年勤める30代の独身女性で、同僚が次々と結婚してしまい、いつの間にか最古参となった、いわゆる売れ残りという設定だったからです。  また、元子は見た目も性格も地味なため、男性行員たちからは異性として見られず、積もりに積もった不満が爆発するカタチで銀行から大金を横領するのですが、今作では派遣として銀行に勤め、同じ業務をしているのに正行員との処遇に差があることに憤りを感じているという設定に変更されています。  主演が武井だからそうせざるを得なかったのか、現代社会を反映するための設定変更で、そこに武井がキャスティングされたのか。恐らく前者でしょう。2004年に同じ枠で放送された同ドラマで元子役を演じたのが、武井と同じ芸能事務所・オスカープロモーションに所属する米倉涼子だったからです。  同ドラマがヒットしたことで、米倉は人気女優へと躍進。それを武井にも期待して、今回のドラマに無理やりねじ込まれたのではないか。そんな臆測が流れたこともあって、余計に武井に対する前評判は良くありませんでした。  そんな厳しい視線が集まる中、武井は元子をどう演じたのか。感想を書く前にざっと第1話の流れを記したいと思います。  ドラマ冒頭、元子が勤める東林銀行に、お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が本人役で登場します。窓口で横柄な態度を見せるのですが、その姿を行員の誰かが携帯電話でこっそり撮影。それをネット上に投稿してしまい、炎上騒ぎが起こってしまいます。  画像をアップした犯人は、元子が教育係を務める新入行員・丸山聖華(ほな・いこか)だと判明。しかし、聖華はコネで入行したため、その身代わりとでもいわんばかりに、元子と、同じく派遣行員の山田波子(仲里依紗)の契約が突然切られてしまいます。これに憤った元子は、銀行への復讐を企てます。  元子はまず、以前から“黒革の手帖”にメモしていた脱税者の口座から、自身の口座へと1億8千万円を送金。そして、手帖に書かれた情報を週刊誌に流すと銀行側を脅し、“1億8千万円の返金を要求しない”という念書を書かせることに成功するのです。  まんまと大金をせしめた元子は、銀座の一等地にクラブ『カルネ(フランス語で手帖の意)』をオープンさせます。地味な銀行員の制服姿から一転して、高価な着物を着た姿を見せたところで第1話は終了となりました。  さて、感想ですが、前述したように武井の前評判は決して芳しくありませんでした。事務所からゴリ押しされていることもあり、演技力にも疑問の声が寄せられていました。しかし、今回のドラマでは実力不足は感じられませんでした。  甲高い声が欠点に挙げられることも少なくない武井ですが、今作では声のトーンを抑え気味にし、悪女の雰囲気をうまく作り出すことに成功。また、ラストで見せた白地の和服もよく似合い、登場した瞬間に画面がパッと華やぐような存在感を放っていました。思いのほか、色気のある姿に驚かされもしました。 “今回の元子”を演じた評価としては、武井は十分に及第点に達していたと思います。不満はありません。不満があるのは、元子の設定そのものです。派遣行員が正行員との処遇の差に不満を募らせて銀行から大金を横領するというのは、かなり無理があると思うんですよね。また、横領するのは親の遺した借金500万円を完済した後というのも、違和感を覚えました。そんな度胸があるなら、とっくに金を奪って借金返済に充てていたのではないでしょうか。  論点は結局、設定を変えてまで武井をねじこんだ意味があったのか、ということに帰してしまいます。ラストの着物姿を見る限り、武井は今後さらに色気が増して女優としても成長していくように思えました。それだけに、せめて米倉が元子役を演じた29歳ぐらいまで待ち、原作の設定通りに演じさせた方が良かったのではないでしょうか。  まあ、将来的にもう一度演じることがあるかもしれませんし、とりあえず今の武井の演技を見守っていくしかありませんね。次回は、元子を追ってホステスになった波子が頭角を現し、反旗を翻して“女のバトル”が勃発。夜の銀座を舞台にどのような人間模様が描かれていくのか乞うご期待です。 (文=大羽鴨乃)

主演・瑛太の緩急巧みな演技に脱帽! 森田剛とのバディもの脚色に高評価 ドラマ『ハロー張りネズミ』第1話

主演・瑛太の緩急巧みな演技に脱帽! 森田剛とのバディもの脚色に高評価  ドラマ『ハロー張りネズミ』第1話の画像1
TBS系『ハロー張りネズミ』番組サイトより
 瑛太主演の連続ドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)が14日から放送開始。原作は『島耕作シリーズ』などで知られる弘兼憲史の同名コミック、脚本・演出を務めるのは映画『モテキ』(2011年)や『バクマン。』(15年)などを世に送り出した大根仁ということで、制作発表時から期待が寄せられていましたが、初回平均視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまずの好スタートとなりました。  ドラマの舞台となるのは、東京都板橋区下赤塚の駅から程近い雑居ビルを拠点にする『あかつか探偵事務所』。そこで働く主人公・ハリネズミ(ハリネズミのような髪型と、寝ずに尾行する“張り寝ず視”が由来)こと七瀬五郎(瑛太)の弁では「人情とお節介」が事務所のウリとのこと。そのため、犯罪に関わりがあったり風変わりなものなど、同業者が扱わないような依頼が舞い込みやすいようです。  その定義でいえば、今回の案件は後者にあたります。依頼主は運送会社を経営する川田洋平(伊藤淳史)。1カ月前に妻と娘が交通事故に遭い、娘は即死。生死の境をさまよう妻に娘の死を伝えられず、娘にそっくりな女の子を探して、一時的にせよ妻を安心させてやりたいという依頼でした。  早速、仕事に取り掛かるハリネズミと同僚の小暮久作(森田剛)の2人ですが、瓜ふたつの女の子なんてそう簡単に見つかるものではありません。小暮の麻雀仲間のTVプロデューサーに頼んで子役オーディションを開いてみるものの、さっぱり。公園で遊ぶ親子連れを眺めながら途方に暮れてしまうのですが、そこで偶然、川田の娘にそっくりな少女・遥(三本采香)を発見します。  しかし、遥もまた母親を亡くした過去をもち、さらに父親から虐待を受けて心に傷を負ってしまっているため、ハリネズミが協力を求めても「(川田の妻は)早く死ねばいい。死ねばこの子(娘)に会える。私も(自分の母親と)死にたかった一緒に」と、聞く耳を持ってはくれません。  そんな折、川田の妻の容体が急変。医師から余命いくばくもないと宣告されてしまいます。その報せを受けたハリネズミは遥の元へ向かい、「死にたかったなんて言うなよ」「遥ちゃんには生まれてきた意味があるんだ」などと熱く語りかけた上で、川田の妻に会ってくれと土下座をして頼み込みます。  ハリネズミに心を動かされた遥は川田の妻に会い、その姿に自身の母親を重ね合わせて「死なないで」と涙を流します。結果的に川田の妻は死んでしまったものの、川田が遥を引き取り、血の繋がりを超えた親子関係が築かれる予感を抱かせつつ事件は一件落着となりました。  さて、注目された第1話の感想ですが、正直、ハリネズミの初登場シーンを見た瞬間、先行きが不安になりました。馴染みのスナックのカラオケで、パンクバンド・THE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」を熱唱しているところから始まったのですが、その姿があまりにもバカ丸出しだったからです。 さらにハリネズミは、スナックに勤める萌美(片山萌美)の胸を揉むというエロガキじみた姿を披露。原作でも“頭が弱い”と“スケベ”という設定は一応あるものの、そこまで露骨に描写はされていません。そのため、ドラマ版では安直なエロコメ路線が展開されるのではないかという一抹の不安が脳裡をよぎりました。  しかし、それは杞憂に過ぎませんでした。ヒット作を量産しているだけあって、大根監督の緩急のつけ方は巧み。BGMに軽快なジャズを多用することで、スタイリッシュさと程良いテンポを生み出しています。何よりもキャスティングの妙が冴えわたっています。“頭は弱いが情に厚い”という、言ってしまえばステレオタイプな主人公を瑛太が演じていますが、演技力があるだけに見応え十分。遥を説得するシーンに関しては、下手な役者だったら安っぽいものになってしまったかもしれませんが、熱量のある芝居で盛り上げていました。  また、原作コミックでは見るからに中年オヤジなルックスの“グレさん”こと小暮役に森田剛を配し、瑛太との絡みを増やしたバディものに脚色したことで、物語の面白味が増した印象を受けます。回を追うごとに2人の息もさらに合い、魅力が増していくのではないでしょうか。  2人のさらなる活躍が気になる次回からは、深田恭子が依頼者・四俵蘭子役で本格的に登場。その依頼内容は、25年前に自殺したことになっている育ての父親・四俵乙吉(平田満)の死の真相を突き止めて欲しいというものです。第1話は弘兼氏作画による人気シリーズ『人間交差点』(小学館)に通じるようなヒューマンドラマ要素が強かった本作ですが、次回からは乙吉の死の裏に隠された企業の陰謀を解き明かしていくサスペンス要素が強くなっていくだけに、どのような演出で原作とは違った味付けがなされるのかも含め、楽しみに待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)

主演・瑛太の緩急巧みな演技に脱帽! 森田剛とのバディもの脚色に高評価 ドラマ『ハロー張りネズミ』第1話

主演・瑛太の緩急巧みな演技に脱帽! 森田剛とのバディもの脚色に高評価  ドラマ『ハロー張りネズミ』第1話の画像1
TBS系『ハロー張りネズミ』番組サイトより
 瑛太主演の連続ドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)が14日から放送開始。原作は『島耕作シリーズ』などで知られる弘兼憲史の同名コミック、脚本・演出を務めるのは映画『モテキ』(2011年)や『バクマン。』(15年)などを世に送り出した大根仁ということで、制作発表時から期待が寄せられていましたが、初回平均視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまずの好スタートとなりました。  ドラマの舞台となるのは、東京都板橋区下赤塚の駅から程近い雑居ビルを拠点にする『あかつか探偵事務所』。そこで働く主人公・ハリネズミ(ハリネズミのような髪型と、寝ずに尾行する“張り寝ず視”が由来)こと七瀬五郎(瑛太)の弁では「人情とお節介」が事務所のウリとのこと。そのため、犯罪に関わりがあったり風変わりなものなど、同業者が扱わないような依頼が舞い込みやすいようです。  その定義でいえば、今回の案件は後者にあたります。依頼主は運送会社を経営する川田洋平(伊藤淳史)。1カ月前に妻と娘が交通事故に遭い、娘は即死。生死の境をさまよう妻に娘の死を伝えられず、娘にそっくりな女の子を探して、一時的にせよ妻を安心させてやりたいという依頼でした。  早速、仕事に取り掛かるハリネズミと同僚の小暮久作(森田剛)の2人ですが、瓜ふたつの女の子なんてそう簡単に見つかるものではありません。小暮の麻雀仲間のTVプロデューサーに頼んで子役オーディションを開いてみるものの、さっぱり。公園で遊ぶ親子連れを眺めながら途方に暮れてしまうのですが、そこで偶然、川田の娘にそっくりな少女・遥(三本采香)を発見します。  しかし、遥もまた母親を亡くした過去をもち、さらに父親から虐待を受けて心に傷を負ってしまっているため、ハリネズミが協力を求めても「(川田の妻は)早く死ねばいい。死ねばこの子(娘)に会える。私も(自分の母親と)死にたかった一緒に」と、聞く耳を持ってはくれません。  そんな折、川田の妻の容体が急変。医師から余命いくばくもないと宣告されてしまいます。その報せを受けたハリネズミは遥の元へ向かい、「死にたかったなんて言うなよ」「遥ちゃんには生まれてきた意味があるんだ」などと熱く語りかけた上で、川田の妻に会ってくれと土下座をして頼み込みます。  ハリネズミに心を動かされた遥は川田の妻に会い、その姿に自身の母親を重ね合わせて「死なないで」と涙を流します。結果的に川田の妻は死んでしまったものの、川田が遥を引き取り、血の繋がりを超えた親子関係が築かれる予感を抱かせつつ事件は一件落着となりました。  さて、注目された第1話の感想ですが、正直、ハリネズミの初登場シーンを見た瞬間、先行きが不安になりました。馴染みのスナックのカラオケで、パンクバンド・THE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」を熱唱しているところから始まったのですが、その姿があまりにもバカ丸出しだったからです。 さらにハリネズミは、スナックに勤める萌美(片山萌美)の胸を揉むというエロガキじみた姿を披露。原作でも“頭が弱い”と“スケベ”という設定は一応あるものの、そこまで露骨に描写はされていません。そのため、ドラマ版では安直なエロコメ路線が展開されるのではないかという一抹の不安が脳裡をよぎりました。  しかし、それは杞憂に過ぎませんでした。ヒット作を量産しているだけあって、大根監督の緩急のつけ方は巧み。BGMに軽快なジャズを多用することで、スタイリッシュさと程良いテンポを生み出しています。何よりもキャスティングの妙が冴えわたっています。“頭は弱いが情に厚い”という、言ってしまえばステレオタイプな主人公を瑛太が演じていますが、演技力があるだけに見応え十分。遥を説得するシーンに関しては、下手な役者だったら安っぽいものになってしまったかもしれませんが、熱量のある芝居で盛り上げていました。  また、原作コミックでは見るからに中年オヤジなルックスの“グレさん”こと小暮役に森田剛を配し、瑛太との絡みを増やしたバディものに脚色したことで、物語の面白味が増した印象を受けます。回を追うごとに2人の息もさらに合い、魅力が増していくのではないでしょうか。  2人のさらなる活躍が気になる次回からは、深田恭子が依頼者・四俵蘭子役で本格的に登場。その依頼内容は、25年前に自殺したことになっている育ての父親・四俵乙吉(平田満)の死の真相を突き止めて欲しいというものです。第1話は弘兼氏作画による人気シリーズ『人間交差点』(小学館)に通じるようなヒューマンドラマ要素が強かった本作ですが、次回からは乙吉の死の裏に隠された企業の陰謀を解き明かしていくサスペンス要素が強くなっていくだけに、どのような演出で原作とは違った味付けがなされるのかも含め、楽しみに待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)

『セシルのもくろみ』4.5%、敗因は真木よう子のヘンなカラコン!?【夏ドラマ初回ランキング】

月9ブランド復活か!?

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 初回平均視聴率のトップ10は以下の通り(ビデオリサーチ調べ、関東地区/クールまたぎの連ドラは除く。放送前の深夜ドラマやテレ東ドラマは割愛)。 1位『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)16.3% 2位『遺留捜査』第4シリーズ(テレビ朝日系)13.1% 3位『カンナさーん!』(TBS系)12.0% 4位『刑事7人』第3シリーズ(テレビ朝日系)11.8% 5位『黒革の手帳』(テレビ朝日系)11.7% 6位『過保護のカホコ』(日本テレビ系)11.6% 7位『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)11.2% 8位『ハロー張りネズミ』(TBS系)10.3% 9位『ごめん、愛してる』(TBS系)9.8% 10位『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)8.9%  トップは、開始6分で登場した山下智久のCカップはあろうかという胸筋が視線を釘付けにした『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON』。崖っぷち状態が続いた“月9”ですが、人気シリーズの約7年半ぶりの復活が功を奏し、15%超えの爆上げとなりました。  初回では、山P演じる天才脳外科医がヒーローか神様のように描かれており、「ああ、木村拓哉における“キムタク像”も、こうやってメディアに作られてきたんだなあ……」と妙に納得させられるものがありました。  また、今シーズンからHey! Say! JUMP・有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみかが、目が泳ぎっぱなしのダメダメ新人フェロー役として加わりました。シリーズファンからは、「邪魔」「でしゃばらないでほしい」なんて声も見受けられますが、今後の評価を左右するキーパーソンたちとも言えそうです。 ※『コード・ブルー』初回レビュー  2位と4位には、安定のテレ朝刑事ドラマがランクイン。上川隆也主演『遺留捜査』は、番組終盤で主人公の刑事が「3分だけ時間をください」と頼み、遺留品に執着する一風変わった作品。『刑事7人』は、少年隊の東山紀之がカッコつけてるシーンが目立つシリアスな作品です。  しかし、今シリーズの『刑事7人』の評判は、すこぶる悪いですね。原因は脚本にありそうですが、第2シリーズでシリアス路線に方向転換して以降、視聴者から不満の声が絶えないようです。ただ、そんな声とは裏腹に、初回の視聴率は前シリーズで過去最高だった11.8%とタイ。さらに、第2話では12.1%まで上昇し、シリーズ最高数字を叩きだしていますから、注目度は高そうです。

フジ『セシルのもくろみ』打ち切り不可避か

 3位は、ドタバタホームコメディ『カンナさーん!』。主演は、インスタグラムフォロワー数で日本トップの686万人を擁する好感度タレントの渡辺直美です。  吉本芸人といえば、昔は明石家さんま主演の『男女7人夏物語』(TBS系)や、ダウンタウン・浜田雅功主演『人生は上々だ』(同)、ダウンタウン・松本人志主演『伝説の教師』(日本テレビ系)、最近だとピース・綾部祐二主演の昼ドラ『別れたら好きな人』(フジテレビ系)のほか、読売テレビ制作の深夜ドラマなんかによく出ているイメージがありますが、女芸人のプライム帯連ドラ主演は、かな~り珍しいケースではないでしょうか? 元漫談家の泉ピン子を女芸人と捉えるか問題を無視すると、とりあえず思い浮かびません。  また、気になるのが渡辺のギャラ。吉本の若手の中では「最もギャラが高い」と言われる渡辺ですが、オスカーあたりの主演女優クラスのギャラには到底及ばないと思われます。『カンナさーん!』が好評を博せば、お財布に優しい主演女優として、今後もテレビ局から引っ張りだこになりそう!? ※『カンナさーん!』初回レビュー
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『セシルのもくろみ』公式サイトより
 今期の大コケドラマといえば、真木よう子主演『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)。ガサツでメイクやファッションに無頓着な主人公を演じる真木が、ファッション誌編集者から容赦なくなじられる同作ですが、この「女は女らしくあるべき」「女はおしゃれをするべき」というフジの揺るがない価値観は、同局前クールの『人は見た目が100パーセント』と全く同じアレでした。ある意味、フジってブレなさがすごい!  また、劇中ですっぴん風メイクなのに、黒目を大きく見せるためのカラコンを容赦なく装着している真木の顔が「怖い」「でっかい黒目で冴えない主婦演じるって、違和感しかない」とネット上で話題に。真木の失敗メイクも、大コケの一因かもしれません。  ちなみに、20日放送の第2話は、初回からさらに0.6ポイントダウンの4.5%。これは間違いなく、早期打ち切りが検討されるでしょう。EXILE・AKIRA主演『HEAT』(同)の悪夢が再び!?  ほかにも、いろんな意味で気になるドラマが目白押しの夏ドラマ。日刊サイゾーでは、今クールも「ドラマっ子全話レビュー」をほぼ毎日掲載していきますので、お楽しみに! (文=どらまっ子TAMOちゃん) ※高畑充希主演『過保護のカホコ』初回レビュー ※TOKIO・長瀬智也主演『ごめん、愛してる』初回レビュー ※窪田正孝主演『僕たちがやりました』(フジテレビ系)初回レビュー ※関ジャニ∞・錦戸亮主演『ウチの夫は仕事ができない』初回レビュー