遺族デモに“催涙剤”高圧放水! 異常だらけの「セウォル号1周年」は韓国政府の謀略か

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国民不在との論調で冷笑された「第1回国民安全の日・国民安全確約大会」。主催は、セウォル号事故を受けて新設された行政機関「国民安全処」(KTVウェブサイトより)
 修学旅行中の高校生250人を含む304人もの犠牲者を出した韓国・セウォル号沈没事故。今月16日に事故発生から1年を迎えたが、事態は終息どころか日増しに混迷を深めている。  ソウル市中心部・大統領官邸からもほど近い光化門広場では、犠牲者遺族と市民団体が3月30日から4月16日まで416時間デモを敢行。一方、警察は機動隊車両で官邸に向かう道を封鎖するバリケードを築くなど、異様な空気が高まった。11日には官邸への行進を試みた集団が警察と衝突し、警察が催涙剤入りの高圧放水で鎮圧。その後もデモ隊や遺族らと警察が盛んにもみ合い、多数の逮捕者が出た。だが光化門広場の熱気は衰えず、5月1日のメーデーまで異常事態が続く見込みだ。  あれだけの大惨事の割に、政府の1周年追悼行事は異常を呈している。朴槿恵大統領は16日正午に事故海域近くの焼香所で献花を予定していたが、遺族らは到着前に焼香所を施錠して面会を拒否。朴大統領は仕方なく港の防波堤でメディア相手にメッセージを読んだ後、その足で南米歴訪に出発した。李完九首相(当時)も同じ日に京畿道の合同焼香所を訪れたが、やはり遺族に追い返されている。  一方、韓国政府はこの日、セウォル号事故1周年行事「第1回国民安全の日・国民安全確約大会」を開催。軍楽隊の華々しい演奏とともに、ライフジャケットや潜水服などの救助装備が誇らしげに展示された。ところがセウォル号事故の写真展示や追悼の準備は一切なく、遺族も不在。会場外で若い男女が政府批判のビラをまくなど、式典は異様なムードに包まれた。また、行事に合わせ、船上で救助訓練を行うはずだったが、中止されたことも後に判明。これらを受け、行政がセウォル号事故の風化を図っているとの批判が噴出した。
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「国民安全確約大会」で展示されたライフジャケットや潜水服などの救助装備(KTVウェブサイト)
 未曾有の事故から1年。真相究明と再発防止の取り組みは、暗礁に乗り上げている。昨年11月可決の通称「セウォル号特別法」では「特別調査委員会」が設置され、中立な立場で事故の真相を究明するはずだった。だが行政当局は公務員主導とする「セウォル号特別法施行令案」を発表し、特別調査委の権限を縮小した。この露骨な骨抜きに遺族らが猛抗議し、冒頭で伝えた光化門広場での警察との衝突につながったわけだ。  また同法の施行令として、遺族に対する賠償・補償金の規模と申請手続きも示された。金額は1人当たり8億2,000万ウォン(約9,000万円)と大きく報じられたが、これは行政当局が勝手に損害保険の保険金まで上乗せして水増しした数字。また財源は海運会社の差し押さえで捻出され、国費は使われない。だがメディアを通じて遺族が税金をせびっているというイメージが作られ、世論の分断が進んだ。賠償・補償金の申請期限は今年9月まで。遺族は特別調査委の結論を待たずに、国との和解を迫られる。  特別調査委の骨抜きと賠償・補償金の確定で、事故の幕引きを急ぐ韓国政府。メディアでは「韓国は何も変わらなかった」との声も相次ぐ。光化門広場の怒号は、まだやむ気配はない。 (文=コリアラボ)

復讐か、弔いか──中国“女好き”夫の葬儀にビキニ美女ダンサーを呼んだ妻の真意とは

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葬儀でセクシーダンスを披露するダンサーたち
 生前、女に目がなかった夫のために、妻が葬儀にセクシーダンサーを呼んだことが話題となっている。台湾紙「聯合報」(4月14日)などが伝えた。  4月12日、台湾台中市にある葬儀場――本来は重たい空気に包まれるはずの場所は、朝からクラブミュージックが爆音で鳴り響いた。間もなく、2人のセクシー美女が白い布のかかった棺桶の周りでダンスを踊り始めたのだ。最後はビキニになってセクシーダンスを披露、現場を魅了した。生前、夫が美女を見るのが好きだったことから、妻が特別に手配したという。彼女たちは黒い下着を身につけているようにも見えるが、葬儀の場にふさわしい格好とは言いがたい。
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 棺を安置している部屋に現れた、膝上まであるブーツを履いた2人の美女の姿に、参列者は騒然。遺族と事前に打ち合わせをし、葬儀の進行中は静かに部屋の外で待っていたという。2人が踊っている間、参列者が携帯で写真を撮る場面も見られ、驚きを隠せない様子だった。微博(中国版Twitter)など、SNS上でも大きな話題となったようだ。 「怖くないの? 興奮して棺桶から出てくるわよ」 「台湾でよかったな。もし大陸だったら、罵られるなんてもんじゃ済まないよ」 「奥さん恨んでたんじゃないのか。死んだら女遊びもできないからな。この日が来るのを、ずっと待っていたみたいだ」 「俺も美女が好きだ。生をしっかりかみしめながら、たくさん美女を見るよ!」 「2人とも一緒に埋葬してやれよ」
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こちらは福建省の大富豪の葬列の様子。同じくダンサーたちが踊っている
 愛した夫のために、というのは建前で、実は女遊びが好きな夫を恨んでいたのではないかというコメントが多く見られた。また、不謹慎であるといった意見も。死んでまでセクシーダンスを見られるなんてうらやましい、という声もあり、今後このような葬儀を希望する人が増えるかもしれない。  台湾だけではなく、大陸でも同様の例がある。2014年に話題となった福建省長楽市の大富豪の葬儀では、大きなスピーカーとセクシーダンサーを搭載したトラックが大葬列に加わったという。台湾やその対岸の福建省では、大陸とは違って葬儀の風習も独特なようだ。 (文=棟方笙子)

「当局が販売規制に動く可能性も!?」首相官邸に墜落した“中国製ドローン”の正体とは――

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首相官邸に落ちたとみられるPhantom 2
 4月22日、首相官邸の屋上にドローン(小型無人機/マルチコプター)が落下していた事件で、次世代技術が抱える危険性があらためて浮き彫りとなった。一方、捜査関係者はこのドローンが中国DJI製の「Phantom 2」という機種だったと伝え、各メディアが一斉に報じた。今年1月、米ホワイトハウスの敷地内に墜落したドローンも、このPhantomだった。  では、このDJIとはどんな会社なのか? 一部マスコミでは「香港のメーカー」という記載も見られるが、DJIのHPや百度百科(中国版Wikipedia)によると、どうやら会社の登記地が香港で、本社や拠点は中国広東省深セン市にある。従業員数は2,500人(2014年末時点)で、大陸出身の創設者フランク・ワン氏が香港科技大学を卒業後、06年に資本金約3,000万円でDJIを設立したという。12年、ホビー機よりも高性能で、業務用より安価なPhantomを発売し、世界的なヒットとなった。15年現在、世界のドローンの約7割がDJI製で、市場の売り上げの約半分を独占しているのこと。14年の販売額は、1.3億ドル(約156億円)に上ったという。
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創設者のフランク・ワン氏。中国浙江省杭州市生まれで、まだまだ若い
 一方、現在DJIの社長を務める李沢湘氏は、電子工学の博士で、香港科技大学やグーグル香港の責任者を経て、現在は上海交通大学の教授も務めているという。湖南省の農村出身で、アメリカ留学経験もある有名な人物だ。ドローンに詳しいホビー機販売業の男性は言う。 「日本でドローンといえばPhantom 2です。価格もフルセットで15~20万円とお手頃で、空撮ファンや、映像製作会社の人がこぞって購入しています。高性能な3軸ジンバル(回転台)と1,400万画素のカメラを装備しているので、とてもキレイな映像が撮れます。飛行時間は満充電で20分程度。これでも、かなり飛行時間が長くなりました。DJIのドローンは、20~50万円するホビー機と業務用の間の幅広い需要に対応した機種を販売しており、世界中で人気。品薄状態ですね」
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2014年上海エアホビー展に出展していたDJIのブース
 国産ドローンは、千葉大学の野波健蔵教授が手がけたMS-06が有名だが、こちらは災害や警備での使用が想定され、完全受注製で価格も1機200~300万円と高めだ。もちろん、性能や技術力はDJI製より勝るといわれているが、価格と納期に課題があり、テレビ局を含め映像関連の業務用では圧倒的にDJI製が人気だという。 「首相官邸に落ちたドローンは黒く塗装されており、趣味で飛ばしていて落ちたホワイトハウスの例とは違う。ペットボトルや発煙筒を装着していたとも報じられており、明らかに攻撃の意図があったのではないか。日本で販売されているドローンの7割はDJI製です。中国製ということもあり、過剰反応した当局が販売規制に動くのでは、と心配しています」(同)  事件でドローンをめぐる状況が一変する中、DJI製品にも大きな影響が出ると思われる。 (取材・文=金地名津)

韓国でも名門高校サッカー部員が不祥事! 未成年を中毒に陥れる「違法スポーツ賭博」の甘い誘惑

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イメージ画像 Photo By USAG- Humphreys from Flickr.
 韓国・ソウルで起こった、日本の高校サッカー部員たちによる集団万引騒動。高校サッカーの強豪チームだけにその衝撃は大きかったが、同じ頃、実は韓国高校サッカーの強豪校の不祥事も発覚していた。名門・浦項製鉄高校のサッカー部員たちが、違法なスポーツ賭博サイトを常習的に利用していたというのだ。  浦項製鉄高校といえば、数多くの優勝タイトルを誇る名門中の名門。昨年も大統領杯・全国高校サッカー大会、文化体育部長官旗・全国高校サッカー大会で優勝している。Kリーグの強豪・浦項スティーラースの下部組織的な位置付けにあり、イ・ドングッなど数多くの韓国代表選手を輩出してきた。  独占スクープした韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」によると、2013年9月に一部の生徒たちが違法スポーツ賭博サイトを利用していたことが発覚するが、高校側は「穏便に済ませよう」と生徒の処分を見送った。だが、翌年4月にも、一部の生徒たちが賭博をしていたことが発覚。中には2年近く違法スポーツ賭博に興じていた生徒がいたこともわかり、そのうち3人は数回にわたって数十万ウォンを賭けるなど、深刻な賭博中毒になっていたという。韓国では日本の「toto」同様に、合法的なサッカーくじ(体育振興投票券)があるが、未成年者は違法スポーツ賭博はもちろん、合法的なスポーツ・べッティングも禁じられている。にもかかわらず、サッカー名門校の生徒たちが常習的に違法賭博に手を染めていたというのだから衝撃だ。  ただ、ネット上に氾濫する違法スポーツ賭博は、未成年でも気軽に手を出せてしまうという罠がある。ほとんどの違法スポーツ賭博サイトが100ウォン(約11円)から賭けられるだけではなく(上限は100万ウォン/約11万円)、携帯番号と送入金可能な銀行口座を登録すれば誰でも会員登録できる仕組みだ。つまり、成人認証もなく、誰でも気軽にできるわけだ。  そんな罠にはまり、賭博中毒になってしまう未成年も増えている。京畿道に住む18歳のとある男子生徒は、13年くらいから好奇心で違法スポーツ賭博サイトを利用するようになり、次第に中毒化。友人から金を借りたり、自宅のノートブックPCや両親の貴金属を勝手に売却して金を工面していたという。それでも足らず、やがてインターネットの中古品販売サイトで偽のブランド品を売るようになり総額1,500万ウォン(約166万円)をだまし取り、15件の詐欺容疑で保護観察処分になったという事例もある。違法スポーツ賭博サイトに金をつぎ込むため、犯罪に手を染めるケースが増えているのだ。  名門サッカー部員たちも、思わず手を染めてしまった違法スポーツ賭博。日本の高校サッカー部員たちの集団万引も問題だが、未成年者たちが気軽に利用できる違法スポーツサイトを野放しにしている韓国社会もいかがなものか。日本も韓国も、大人たちの管理不足が問われている。

「50kgの彼女を独占したい」→「90kgに太らせた!」中国で束縛男が“養豚”プロポーズに大成功!?

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太らせる前の彼女……果たしてどんな姿になったのか?
 妻や恋人への独占欲が膨らみ、異常な行動をとってしまう男性は世界中にいるが、中国・広東省に住む束縛男の信じられない行動がニュースになった。  「銭江晩報」(4月11日付)などによると、広東省に住むこの男性は、かわいい彼女をほかの男に奪われるのを恐れ、彼女を太らせたのちにプロポーズに成功したとして注目を集めている。  彼女がかわいすぎるため、ほかの男たちが寄りついて困った男性は、彼女を連れて毎日、外食をするようになったという。3食すべて外食にして、さらに深夜は夜食を食べに外へ繰り出したという。1日4食を絶えず食べさせた結果、50㎏だった彼女の体重は90㎏まで増加。男性は養豚が成功したかのように太った彼女を見て満足し、おいしい食べ物が集まるレストラン街の前で彼女にプロポーズ。見事、成功を勝ち取ったのだった。「微博」(中国版Twitter)などSNS上でのユーザーの反応は賛否両論だ。
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これが彼氏。
「こいつすごいな。結婚した後、また彼女を飢えさせて戻せばいいんだからな」 「これで安心だと思うか? 俺はポッチャリ系が好きだぞ! 気をつけろよ!」 「男の自己満足ね。これから男性は彼女を嫌いになるわ。恋愛にだって消費期限がある」 「ウソだろ……? 顔変わりすぎだろ? フォトショップで修正した?」 「彼はなんで自分も同じぐらい太らないの? 2人とも頭悪そう。豚!」 「変態で自分勝手な男だな。彼女の健康を考えたことあるのかよ」
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これが90kgになった彼女の姿だ!
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公衆の面前でプロポーズを受け入れ、誓いのキス!
などなどの声が多数、寄せられている。ビフォーの画像を見ると、確かに男ウケしそうなかわいらしい顔立ちだが、アフターはメガネをかけた太ったおばさん風情で、まるで別人だ。姿かたちが変わってしまっても、愛してる――これこそ本当の愛だという人と、彼氏の独りよがり、彼女がかわいそうという声も。2人が幸せならば、それはそれでいいのだが……。  ただし、イギリスでは2011年、17年連れ添った妻への独占欲から、食事にステロイドを混入して太らせた夫が逮捕される事件も起きている。中国では美談と捉える向きもいるようだが、同様の行為は先進国では世間からの批判にさらされるだろう。 (文=棟方笙子)

韓国“おっぱい丸出しで踊る”アウディ女 今度は街頭で「トップレスデモ」を展開中

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 以前、日刊サイゾーで報じ、大反響を呼んだ、アウディ女(記事参照)。自称、韓国・アウディ社で働くディーラーで、自身の裸体をSNS上にアップしたり、クラブでおっぱい丸出しで踊るなど、その破天荒な行動が世間の注目を浴びた彼女だが、4月に入ってさらに精力的に活動を続けている。まず目を惹いたのは、「食肉反対」というスローガンを掲げながら、自分の体を肉の部位に見立てる画像をアップした騒動だ。「カルビ」「肩ロース」「お尻の肉」などと自身の体に説明を書き込み、動物愛護を訴えた。アウディ女はその後、その姿のまま韓国の山手線「地下鉄2号線」に出現し、周囲をアッと驚かせている。ほかにも「食用じゃありません! 人間の友達です。犬食反対」というスローガンを掲げながら、愛犬と思わしき白い犬とのツーショットを公開したり、またある日は「毛皮反対」を訴え、ソウルの名所・光化門の世宗大王の像の前にトップレスで出現した。
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 その数日前には、自宅で撮影したとおぼしき1枚の写真をアップ。こちらのボードには「世の中には、売買できないものがあります。性売買反対!」と書かれていた。最近では、18日に清渓川に再度登場。「AVに出演した女性も誰かの母親」というプラカードを掲げ、街頭活動にいそしんだ。
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 韓国社会では、人前で肌をさらすという行動はあまり歓迎されない。例えば、普段は放送禁止ギリギリのセクシーダンスを踊るアイドルたちでさえ、水着撮影はNGである。とても矛盾しているのだが、いずれにせよ、肌を出す女性=下品な仕事をしているという社会的通念がある。アウディ女の行動は、そんな韓国の社会的常識に冷や水を浴びせ、物議を醸しているのだ。  彼女のインスタグラムアカウントをのぞいてみると、過去に海外でヌードデモをした女性たちの写真が多数アップロードされている。彼女が行っているパフォーマンスのほとんどは、そのオマージュである。ただの目立ちたがり屋か、それとも社会運動家なのか――。アウディ女の正体はいまだ不明だが、その動向は今後さらに注目が高まりそうだ。 (取材・文=河鐘基)

「上海アダルト展」ゲストの日本人AV女優がリストラに!? 当局の締め付け強化が原因か

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 4月9~12日までの4日間、毎年恒例の上海アダルト展(中国国際成人保健及び生殖健康展覧会)が開催され、今年は200以上の企業がアダルトグッズの販売や展示を行った。   アダルト展の大きな目玉企画といえば、日本人AV女優によるファンとの交流イベントだが、今年のゲストはJULIAと桜井あゆの2人のみ。昨年はJULIA、北川エリカ、北川瞳の3名が招かれており、AVファンにとっては残念な規模縮小となった。
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会場で展示されていたアダルト商品。写真は中国製ダッチワイフ。見るからに粗悪だ……。
 しかし現地メディアによると、今回のアダルト展では当初、5名の日本人AV女優が招かれることになっていたという。  突然行われた“リストラ”に、中国版Twitter「微博」では、AVファンらを中心に 「年に一度の楽しみなのに……」 「運営者は事の経緯を説明すべきだ!」 と、怒りの声も上がった。
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削減されたAV女優の代わりに導入されたポールダンスだが、AVファンの怒りは収まらない……
 一方、「背後には中国政府の意向がある」と指摘するのは、中国在住フリーライターの吉井透氏だ。 「最近、中国のテレビ番組では、各地で開催される自動車ショーでも、露出度の高いコンパニオンの起用が禁止されるなど、政府の主導による風紀引き締めが行われている。今回のAV女優の起用に関しても、政府の指導があったと考えられます。12回を数えたアダルト展ですが、現在のようなエンタメ型の展示は、今年が最後になってしまうかもしれません……」  とはいえ、中国人男性にとって彼女たちは依然、女神のような存在だ。中国で、いまだ人気ナンバーワンAV女優の座に君臨する蒼井そらは、微博アカウントのフォロワー数が1,500万人以上。さらに、微博に開設されている日本人AV女優アカウントのフォロワーは、合計3,000万人を超えている。広告業界では、フォロワー1,000万人クラスのアカウントは、テレビ局に匹敵する情報発信力があるとされている。政府が恐れているのは、彼女たちの影響力なのかもしれない!? (文=青山大樹)

韓国で大ヒット! ドラマ『未生』に見る、“日本以上にシビア”な韓国非正規社員の実態とは

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『未生』
 昨年末に韓ドラ史を塗り替えた、話題のドラマがある。『未生』(2014年tvNドラマ)がそれだ。このドラマ、有料放送であるにもかかわらず、民放を含む同時間帯視聴率1位(一部年齢層を除く)を記録。囲碁の世界で天才と称され、プロの道を目指した主人公が、夢を諦め、26歳で一流貿易会社のインターンとして働くことに。貧困家庭で育った高卒の主人公が、周りにバカにされながらも必死に努力し、成長していく姿を描いている。一見するとよくあるサクセスストーリーに思えるが、既存のドラマと大きく異なるのは、出生の秘密や四角関係、記憶喪失といったような、韓ドラではおなじみの要素がまったく登場しないところにある。それだけではなく、財閥や悲劇のヒロインすら出てこない。にもかかわらず、ヒットした理由はどこにあるのだろうか?  その一番の要因は、等身大の若者を主人公に据え、韓国の厳しい“格差社会”の現実と、サラリーマンの悲哀をリアルに描いたところにあるだろう。本作は、韓国の契約社員の実情や低賃金問題、離職率の問題、セクハラ問題などがこと細かに描かれているのが特徴で、実際、韓国の非正規雇用問題は日本以上に深刻だ。昨年8月には、パートタイマーを含んだ非正規社員の数は600万人の大台を突破。6~8月の正社員の平均月収は260万4,000ウォン(約28万7,000円)だったのに対し、同時期の非正規社員の平均月収は145万3,000ウォン(約17万2,000円)にとどまっている。下請け会社の非正規雇用者を簡単に解雇したり、差別したりというのは日常茶飯事。学歴や男女差別もある。そんな理不尽な立場に立たされている契約社員の姿を、あざとい演出なしに丁寧に描くことで、視聴者の共感を呼んだのだ。  そんな『未生』フィーバーは放送終了後、4カ月以上たった現在でも続いていており、本作に対するSNSを中心にネットへの書き込みは後を絶たない。中には「サラリーマンの教科書」と絶賛する若者や、「まるで自分の会社の話のようだ」と共感する声も多い。  韓国のマスメディアも、毎日のように『未生』の話題をひっきりなしに取り上げ、ヒットの要因を分析する研究者まで出てくるほどだ。すでに、続編も製作中だという。  ただし、『未生』の大ヒットは、現代韓国の社会問題の深刻性の反映でもある。そう考えると、手放しで喜んでばかりいてはならないのかもしれないが。 (文=平松相善)

交換ベルト需要で日本人バイヤーも殺到! 中国でApple Watchバブル到来中

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パチモンのApple Watch。本家より多機能なものもあるというが……
 4月10日から予約開始となり、24日に発売が予定されているApple Watchが大きな注目を集めている。そんな中、お隣中国・深セン市では久々の大バブルが到来しているという。  Apple Watchをめぐっては、2014年末頃から“中国のアキバ”こと同市の華強北路でパチモンが出現。当初は外観を似せただけの粗悪な時計が多かったが、今年3月に入って精巧さを増し、アンドロイドOSを搭載し、かつSIMカードスロット付きで単独で電話として機能するハイテク機種まで登場している。値段も6,000~1万円程度で、中国メディアも「Apple Watchの全機能を搭載した、最高峰のパチモンも登場」と報じた。
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Apple Watchバブルに沸く深センの華強北路
「パチモンのApple Watchを売る店はどこも大盛況で、値段も上がってきています。7,000円くらいだったものが、8,000円、1万円くらいになっていて、どこも品薄状態です。中国国内の需要はもちろんですが、中東やロシア、南米のバイヤーたちが買い占めていますよ。ホンモノの一次販売国に入っていない国では、当分の間、パチモン需要が続くと思われるので、ホンモノが発売されてもしばらくApple Watchバブルは続きそうです。私のなじみの店では1日50~60個以上のパチモンApple Watchが売れているらしく、ホクホク顔でした」(スマホ関連グッズの仕入れ業者)  一方で、Apple Watchをめぐっては、別のバブルも起こっているという。深セン市でiPhone関連商品の企画・製造を行っている日本人バイヤーは言う。
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中国大手ショッピングサイト「タオバオ」で売られている交換ベルト
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約2,000円で販売されている交換ベルト(タオバオより)
「パチモンよりすごいのが、交換ベルトですよ。交換ベルトの発注・製造がピークを迎えていて、どこも盛り上がっていますね。サードパーティー製の交換ベルトの需要は、今年春以降、世界中で多くなってくることが予想されています。iPhoneのケースや周辺機器を作っている日本の業者も、こぞって交換ベルトの企画・製造を検討しているみたいですが、作ってくれる業者はどこも夏まで手いっぱいだと言われました。ゴムや皮革、金属製といろいろ種類があるんですが、こうした素材を大量に扱う工場は今は深センにあまりなく、広東省でも内陸のほうの業者を経由しなければいけないので苦労します」  交換ベルトはプラスチック製の安いもので500円ほど、皮革製の高いもので3,000円ほどするという。こちらは日本を含め、アメリカやフランスなど一次販売国のバイヤーが大挙して押し寄せる。「今後、欧米有名ブランドの交換ベルトが発売されれば、そのパチモンの需要も出てくるので、二重三重で商機がある」(同)とのこと。  日本でもすでに東京・秋葉原の一部の店舗でApple Watchの交換ベルトの販売が開始されたようだが、ことApple関連製品では、まだまだMade in Chinaが主流だ。世界中の需要を受け、パチモンや関連グッズで、しばらく深センのバブルは続きそうだ。 (取材・文=金地名津)

『嫌われる勇気』が韓国でもベストセラー “日本式”自己啓発本が韓国出版界を席巻するワケ

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『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)
 日本で話題のベストセラー『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(著:岸見一郎・古賀史健/ダイヤモンド社)が、韓国でも大ヒットしている。フロイト、ユングと並び“心理学の三大巨頭”と称される、アルフレッド・アドラーの思想を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめたこの本、去年11月に出版された韓国語版は、最近25万部を突破。現在、ベストセラー1位の座を10週連続で守り続けている。この異例の現象は「アドラーシンドローム」と呼ばれ、心理学者アルフレッド・アドラーに対する関心が非常に高まっている状況だ。  今年に入って韓国の書店に登場した、アドラー心理学に関する書籍は約10冊。中には『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎の『アドラー心理学入門』(ベストセラーズ)や『アドラー 人生を生き抜く心理学』(NHKブックス)、『困った時のアドラー心理学』(中央公論新社)や、星一郎の『アドラー博士が教える「失敗に負けない子」に育てる本』(青春出版社)などの翻訳版が多数を占めている。  近年、韓国の出版業界は、非文学や自己啓発書がベストセラー上位を独占する傾向にある。20代の青年たちを励ます『つらいから青春だ』(キム・ナンド著)や、社会現象にもなった“ヒーリング”を代表する『立ち止まれば、見えてくるもの』(恵敏著)が爆発的に売れたのは、韓国社会の厳しい状況を直接表すもの。『嫌われる勇気』の人気もまた、そのような潮流を受け継いだものと見ていいだろう。  例えば、世界的にもニュースになった大韓航空の「ナッツリターン事件」。厳しい上下関係や権力者による不当な待遇問題が明らかとなったこの事件で、韓国人は現代社会の複雑な人間関係にどううまく対処していくかを、あらためて考え始めた。また、Facebookの“いいね!”やTwitterの“RT”の数によって自分の価値が左右されると勘違いして、自分を偽る人が増えている。社会的に欠乏している「勇気」と「自由」に対する答えを求める韓国人から見ると、嫌われる勇気を持てというのはまさに目からウロコ。多くの人々が共感せざるを得ないのだ。  読者からは「今まで求めてきた“ヒーリング”が、究極の解決法にはならないと気付かされた」「もう一歩踏み出せる勇気を与えてくれた」「ジークムント・フロイトの時代は終わってほしい。これからは希望を持ちたい」といった好意的な感想が寄せられている。  最近韓国でも、日本の“さとり世代”と似たような“達観世代”が登場し、問題になりつつある。就職難、劣等感と闘う達観世代に、他人に認められたい欲望を捨てて主体的な人生を歩むように語りかけるアドラーの教えは、果たしてどのように彼らを導くか気になるところだ。 (文=イ・ハナ)