「ここで汚職役人たちの酒池肉林が……!?」中国“腐敗レストラン”に潜入してみた

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ハイソサエティーな客層。安い食堂でよく見る、「カーッ、ペッ!」と魚の骨を床に吐き出すような者は誰一人いない。
 中国南部の都市・広東省広州市に、通称「腐敗レストラン」と呼ばれる店がある。といっても、腐ったものを出すわけではない。かつては官僚にしか扉を開かず、酒池肉林や黒い交際の舞台となったとされる高級飲食店だ。  ところが、習近平政権が「虎もハエも叩く」として展開する反腐敗運動により、それまでの得意客だった官僚たちも利用を手控えざるを得なくなった。そこで最近、一般客の利用も認めるようになったという。  お得なランチタイムも設けられ、庶民にも手が届く価格設定だというので、筆者も潜入してみた。  店の名前は「Li Chateu(茘雅図)」。市内中心部にある4ツ星ホテル、広州マリオット・ホテル天河と同じ建物にある。しかし店へはホテルの玄関脇にある、独立した隠し扉のような入口からアクセスする。
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店の入口。看板こそ建てられているが、今でも目立たない。
 現地在住の日本人によると、このレストランが一般開放されたのは、去年の6月頃のこと。それまでは固く閉ざされていた扉が開かれ、店の看板が出ていたのだという。  扉をくぐり、地下へと続く階段を進む。すでに十分「秘密の場所」といった感じである。階段を下りきると、そこにはモノトーンベースのインテリアに間接照明を多用した重厚な雰囲気が漂っていた。中国の飲食店にありがちな、古びた油のにおいや喧騒とは無縁である……。
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かつてはこの長卓で、「黒い交際」が夜な夜な繰り広げられたのだろうか……。
 モデルのような美人案内係の誘導で席に通される。その後、メニューを持ってきたウェイトレスは「ニーハオ。ようこそいらっしゃいました」と、深々と一礼した。これほどのサービスは、この国ではなかなかお目にかかれない。  周囲のテーブルでは、身なりのいい人々が優雅な所作で食事をしていた。自分が浮いているような気がして、心なしか緊張してくる。  注文したのは「仔羊のパッパルデッレ」。中国のフレンチやイタリアンでは、「本物喰ったことないだろ!」と言いたくなる料理が出てくることも多いが、この店は違っていた。  ラム肉はふんわりと柔らかく、臭みもない。パスタの茹で加減も完璧だ。普段、ランチで舌が肥えていそうな青山OLに食べさせても恥ずかしくない一品だった。  今回はランチタイムであったため、2,800円(サラダ、デザート、ドリンク付き)ほどの会計で済んだが、ディナーのメニューを見ると、メインの価格帯は5,000円前後。さらにワインリストには、1~5万円といったボトルが列挙されていた。
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仔羊のパッパルデッレと、サラダ、デザートで約2,800円也。ランチタイムとはいえ、それなりの値段だ。
 こんなところで毎日食事していたら、庶民の暮らしぶりなど分かるはずもないだろう。  中国在住フリーライターの吉井透氏によると、「飲食店のほかにも、ホテルの特別室やスパ、スポーツジムなど、かつては党幹部専用の施設が多数あった。反腐敗運動が本格化して以降は、やはり一般開放されたり、閉鎖されたりしている」という。  店を出る前、馬にまたがった肥満体型の武将のオブジェが目に入った。それはまるで、人民にのしかかって私腹を肥やす、汚職官僚を象徴しているかのようだった。
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馬にまたがる太った武将。このほかにも、店内には高そうな壺やオブジェが多数鎮座していた。

3年で8倍以上! フィリピンで韓国人襲撃事件激増も「警察は動かず」住民が自警団結成へ

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イメージ画像 Photo By Republic of Korea from Flickr.
 フィリピンで韓国人が襲われる事件が頻発している。韓国外交部の発表によると、韓国人が被害者となった事件は2010年に94件だったが、13年には780件と、8倍以上も増加している。これは、同年に中国で起きた韓国人相手の事件数(598件)を抜いて世界トップとなる。15年に入ってからも事件は多発しており、すでに5人の韓国人が強盗事件などに巻き込まれ死亡した。また、現地でフィリピンのガイドを雇ったところ騙され、そのまま拉致されるケースなども確認されている。  現在、フィリピン在住の韓国人は約9万人で、また韓国からの年間旅行者は100万人を超える。そもそも人数が多いため、おのずと巻き込まれる事件数も増えているとも考えられるが、理由はそれだけではないらしい。 「フィリピンでは、韓国人は現地の人間よりいい水準の生活をしていると思われている。日本人も中国人もいるのに、どういうわけか韓国人をうまく見分けて犯罪の対象にしているふしがあります」(韓国紙記者)  加えて、フィリピン在住の韓国人の中には、違法インターネットサイトの運営など、不法な事業に手を染める者も少なくないそうだが、それが被害に遭う可能性を高めているともいわれている。警察に頼れない状況を自ら作り出しているため、フィリピンのアウトローが犯す強盗などの対象になりやすいのだ。その場合、自業自得とも言えなくもないのだが、反対になんの罪もない定住者や旅行客がいきなり撃ち殺される事件なども起きており、韓国国内でも問題視する声が上がっている。  フィリピン在住の韓人協会関係者は「フィリピン警察は金を出さなければ動かない。同胞がお金を出し合い、警察の捜査支援金や懸賞金を捻出している状況」と困惑気味。  事態にしびれを切らせたのか、現地の韓国大使館や韓人協会自ら防犯に本腰を入れ始めている。例えば、韓国人が食堂やナイトクラブ、事務所を多く構えるマニラ・マラテ地域では、窃盗、強盗、拉致などが相次いでいるが、4月下旬には韓国人による自警組織が組まれ、専用の派出所も設置された。すでに、地元警察と協力して、数人の窃盗犯を逮捕したというニュースも聞こえている。駐フィリピン韓国大使館・パク・ヨンジュン大使も、「今後、自警用の派出所を他の韓国人密集地域に追加で設置することを検討している」と宣言しており、積極的に自警活動を展開していく構えだ。    果たして、自警活動を展開することで、韓国人相手の犯罪は減るのだろうか? (取材・文=河鐘基)

被害女性は自業自得? “毒パック”で140万円を荒稼ぎしたカリスマ美人バイヤーが失踪

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毒パックで顔中が腫れ上がった被害者の写真
 健康食品や美容グッズなどを個人で大量に仕入れたり、海外から輸入してネットで販売することを、中国語で「代購」という。この代購をめぐり、ひとりの美人カリスマバイヤーに注目が集まっている。  香港紙「アップルデイリー」(4月21日付)によると、22歳の女性が販売した美容パックを使用した多数の女性が、顔に異常を訴えたという。パックを使用した購入者たちは、顔面が赤く腫れ上がった様子をネットに次々とアップ。中には、パックを使用した直後、なぜか顔から毛が生えてしまった人もいたという。  このパックは蚕糸を原料にしており、定価19元(約380円)で販売されていた。製品の包装には、製造年月日が記載されているだけで、製造会社や生産工場などの情報は一切、示されていなかった。  この“毒パック”を販売していた女性は、河南省商丘市に住む22歳の周夢★(★は女へんに「韋」)という人物。オーストリアに留学経験があり、帰国後、海外から商品を輸入してネット上で販売していた。外見はアイドルのような美しいルックスで、彼女の微博(中国版Twitter)は10万人を超えるフォロワーがおり、ファッション・美容界のカリスマとして人気だったという。彼女は微博上で、そのフォロワーに対し商品を販売していた。「この美容パックのお陰で、美しい肌を手に入れることができた!」と商品を派手に宣伝、それを信じた若い女性たちがこぞって購入したのだ。  肌に異常を感じた女性たちが病院で診断したところ、過敏性皮膚炎を引き起こしていたという。少なくともこれまでに39人が、彼女から合計で7万元(約140万円)分のパックを購入していたことが判明している。責任から逃れるためか、周は事件発覚から3カ月後の今年2月、突然姿を消し、行方不明となっている。  現在、被害に遭った女性たちは法的手段を検討中だという。今回の事件に関して、微博にはコメントが多数寄せられているが、購入者も「自業自得」と指摘する声が多い。
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“毒パック”を販売していた美女バイヤーの周。タレント並みの美貌で有名に。カネを持って逃げたのだろうか?
「この女は商売人としても、人間としても失格だ」 「こんな危ない商品を販売した女も悪いが、安さに負けて成分もわからないようなものを使う奴もバカだ」 「道徳心のない人間が商売やると、こうなるんだよ」 「正直、被害者には同情できないよ。自業自得だ」  「こうした代購によるトラブルは多い」と話すのは、中国のeコマースに詳しい上海在住の商社マンだ。 「代購は数年前から流行しています。物を仕入れて売るだけなので参入障壁が低く、いまや中国のネット副業の代名詞となっています。そんな中、過当競争になってライバルも増えているので、利ざやを手っ取り早く稼ごうとすると、安く仕入れられる怪しい商品を引っ張ってくるしかない。偽ブランドや毒製品を避けたい人が、目利きのカリスマバイヤーから購入するのが代購なのですが、本末転倒な状況になっています。カネ欲しさに、業者の誘いにのってしまうカリスマバイヤーもいます」(同)  中国で大ブームとなっている代購だが、製品に対する責任の所在が曖昧なままマーケットは日々、巨大化しているようだ。 (取材・文=青山大樹)

芸能人顔負け! 韓国ネット上を騒がす、“かわいすぎる”素人女たち

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韓国ネットニュースより
 最近、韓国のネット上でにわかに人気を集める美女たちがいる。例えば “ベンツ女”。「また裸で踊る目立ちたがり屋の女か」と早合点してはならない。“アウディ女”(記事参照)とは次元が違う。“ベンツ女”はかわいく、清楚だ。本名はアン・ユジョン。数え年で20歳になる彼女は、先だって行われた「ソウル・モーターショー」でメルセデス・ベンツ社のガイドを務めていたが、清純な外見がネット上で瞬く間に話題となり、インスタグラムのフォロワーが一挙に8,000人に増加。Facebookでは2万人以上がフォローするようになり、それが「世界日報」などの一般紙でニュースにもなったほどである。
YouTubeより
 “民俗村妓生トリオ”のグループ名で人気の美女たちもいる。彼女たちはソウル市郊外に位置する韓国民俗村で妓生に扮しているアルバイト3人組だったが、彼女たちの姿を収めた動画をYouTubeで公開したところ、人気が爆発。今では「微笑妓生」「美狐妓生」「美香妓生」とそれぞれキャラ付けもされて、固定ファンを形成しているほどだ。  
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 さらに、ネット上で掲載された大学の広報誌がキッカケで人気に火がついた美女もいる。その名はカン・ウヌク。彼女は、昨年11月に発行された広報誌「大学の明日」で表紙モデルを務めたところ、その脚線美とダイナマイトボディが話題となり、ネチズンたちが身辺調査に乗り出した。その結果、ソウルの私立大学である東国大学の物理学科に通う“リケジョ”であることが判明し、ブログやインスタグラムにもアクセスが殺到したという。  彼女たちに共通するのは、いずれも一般人でありながら、その外見やルックスが話題になり、ネット上で熱烈な支持を集めていることだ。もともと韓国ではネットで話題になり、ついには芸能界デビューしてしまったケースも少なくない。韓国版リメイクのドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』でヒロインを務めた人気女優ク・ヘソンなどはその代表例だが、最近はSNSの普及で素人美女探しがさらに過熱化。Facebookには「芸能人をスルメイカにしてしまう一般人」と題された素人美女ばかりを集めたファンページが存在し、「いいね!」の数は3万2,000にも及ぶほどなのだ。
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 そんな中、“Facebookの女神”と呼ばれているのが、チェ・ボミ。清純な外見とは対照的なダイナマイトボディが男性たちの間で熱烈な支持を集め、彼女のFacebookには12万を超える「いいね!」が寄せられている。そのあまりの人気ぶりへの反動から整形疑惑も浮上し、彼女が「鼻だけイジりました」と告白したほど。それが大手一般紙「中央日報」ネット版でも報じられたのだから、どれだけの人気ぶりかがうかがえるだろう。そうした人気を受けて、2012年にネットで話題となり芸能人デビューしたコ・ドゥリムと同じ芸能事務所と契約し、今後は本格的な芸能活動を始めるという。  ネットで話題になり、芸能界デビューまでしてしまう韓国の素人美女たち。果たして次なるシンデレラは誰か。気になる方は、「芸能人をスルメイカにしてしまう一般人」(https://www.facebook.com/ordinarybutnot?fref=photo)をチェックしてみては?

「第2の文化大革命」が起こる可能性も!? “毛沢東信仰”深まる中国は大丈夫か

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 今回は、中国の各メディアが「レーニン誕生145周年記念日」の模様を報道していたので、これについて書いてみたいと思います。一見、中国とは関係なさそうなニュースですが、実は、中国国民にとっては他人事ではない話でした。  2015年4月22日は、レーニン誕生145周年記念日。ロシア政府は、モスクワにあるレーニンの墓を一般市民に公開しました。レーニンの遺体は、死亡してから91年たった現在も、まるで生きているかのように水晶の棺桶の中で保存されています。室温は16度に保たれ、定期的に化粧が施されています。体内の内臓と血液と体液はすべて抜き取られ、代わりに化学物質が注入され、漂白剤や防腐剤が大量に使用されています。そのメンテナンス料はバカにならないでしょう。  遺体を維持するなんて、考えただけでもゾッとする話ですが、それと同じことをやっている国があります。それは、中国(毛沢東)、ベトナム(ホー・チ・ミン)、北朝鮮(金日成、金正日)です。  これらの国に共通するのは、共産主義(社会主義)国家であること、そして、保存されている遺体は独裁者か、独裁者にまつわる家系の人物であることです。つまり、いまだに過去の独裁者を崇め、その独裁者の価値観に縛られている国なのです。ロシアの場合、ソ連体制が崩壊後、資本主義体制に移り変わりましたが、今も社会主義の名残が残っているという点で、ほかの3国と大差ありません。 ■“毛沢東信仰”を深めている中国人  ここ2年ほど、中国においては、“毛沢東信仰”が日増しに強まっているのを感じています。昨年12月26日、毛沢東の生誕祭の際には、「毛沢東の生誕を祝おう」という書き込みが中国のネット上で渦巻きました。中には「毛沢東の遺体から遺伝子を取り出し、クローン毛沢東を作ろう!」といった、本気なのか冗談なのかわからないような書き込みもありました。  毛沢東時代は、文化大革命や、大躍進政策の失敗による大飢饉が起こり、6,000万人もの中国人が亡くなりました。毛沢東は間違いなく、世界でもワースト5に入る独裁者でしょう。  ですが、格差社会やら大気汚染やら、少数民族の反乱やら、さまざまな問題を抱えている現代の中国において、多くの国民がこの悪魔のような毛沢東の再来を望んでいるのです。毛沢東のような強い指導者であれば、この最悪な事態を打開してくれるのではないかという期待を抱いているのです。  現中国のトップである習近平も、毛沢東への憧れを隠そうともせず、「毛沢東語録」を真似て習近平語録(『習近平の治国と理政』)を作ったり、毛沢東を真似て文化人を集めて文芸講話を行っています。  そして、13年の毛沢東生誕祭の折、習近平は、毛沢東のご神体(遺体)を崇めにいきました。この日は奇しくも安倍総理の靖国参拝と日にちが重なったのですが、中国の良識ある人の中には「自国民を大量虐殺した毛沢東を弔う習近平よりも、敵国(中国人)を殺した日本兵を弔う安倍のほうがまとも」という皮肉を漏らす人もいました。  今、中国はかつてないほど不穏な方向へと進んでいるようにも思えます。ネットもエンタテインメントも規制に次ぐ規制。このままだと、「第2の文化大革命」が起こるのではないかと危惧する声も国民の間から上がっています。  それを食い止める最も有効な手立ては、ご神体として祀られている毛沢東の遺体を焼き払い、毛沢東の呪縛から国民を解き放つことでしょう。学校教育で幼いころから毛沢東の素晴らしさを叩き込まれてきた僕ら中国人は、「毛沢東教」を信仰している民族だと言っても過言ではありません。  なお、今回のレーニンの報道に関しては、ネット上でこんな声が上がっていました。 「独裁者の遺体を保存している国家の国民は、まず幸せになれない」 「死体のメンテナンス費用は国民の税金の無駄遣いだ」 「なるほど、これが独裁を維持する手口なんだな。ロシアと中国は全く同じ手を使っている!」 「ネクロフィリアだ、気持ち悪い!」  いやはや、本当に気持ち悪いですね。
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>

韓国で国民的大ヒット『国際市場で逢いましょう』日本公開で、釜山が日本人観光客招致に躍起!

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『国際市場で逢いましょう』公式サイトより
 5月16日に日本公開を控える映画『国際市場で逢いましょう』。観客動員数1,425万人を突破し、歴代動員ランキング第2位という大ヒットを記録した、韓国の国民的名作だ。  同作は、1950年に開戦した朝鮮戦争の激動と混乱の中で、避難民が釜山で形成した国際市場を舞台に、家族のために生涯を捧げた父親の物語。主人公ドクスは、内戦中に父、妹と離れ離れになったトラウマを抱えている。残された家族の大黒柱として、西ドイツへの出稼ぎやベトナム戦争従事など危険な仕事にも進んで身を投じていくが……。  ところで国際市場とは、いったいどんなところなのか? 戦時中、アメリカ軍部隊で雑用を任されていた庶民たちが、軍からもらってきたアメリカの缶詰や戦闘食料を路上で売り始めたことが、市場を立ち上げるきっかけだったといわれている。朝鮮戦争休戦後、釜山港を通じてあらゆる外国の商品が輸入され、ドクスが生涯をかけて守り抜く輸入品店「コップニネ」のような店がどんどん増え、市場の原型が形成された。現在は日本製品が売られているのをよく見かけるが、釜山の立地を考えると極当たり前の現象かもしれない。釜山は日本との長年にわたる貿易によって、お菓子やキャラクター商品、雑貨など、あらゆる日本のモノが送り込まれてきたのだ。  そんな昔の面影は現在も残っており、毎日モノや人であふれる国際市場だが、映画の大ヒットによって多くの“聖地巡礼者”が現れた。特に「コップニネ」のロケ地の前は、ものすごい人ごみで騒がしい。この店はもともと「ヨンシン商会」という名前の雑貨屋だったが、映画に合わせて店名を「コップニネ」に変更。その看板を一目見ようと、韓国各地から人が集まってくるという。  しかし、たくさんの人々が訪れることで、売り上げがアップするだろうと踏んでいた店主の予想は見事外れた。一見すると繁盛しているようだが、実際はロケ地巡りのためだけに訪れる人ばかり。彼らは記念写真を撮ったら、さっさと帰ってしまうという。それどころか、あまりの人ごみでむしろ商売の邪魔になる上、周りの店にまで被害が及び、苦情が殺到。さらに、最初は敷金500万ウォン(約55万円)で借りた店舗だったはずが、映画公開後再契約を目前にして、賃貸人から権利金5,000万ウォン(約554万円)を要求されたという。閉店の危機に追い込まれた店主は、こんな事情をメディアに訴え、釜山市の仲裁と市民たちの協力を得てなんとか起死回生したのだった。  このコップニネ事件を通じて、釜山市は大きな課題を抱えるようになった。映画に感動した観光客が次々とやってくるものの、“何か物足りない”気持ちにさせている国際市場。「コップニネ」を名乗ってしまった以上、店側もそれなりの覚悟が必要だったかもしれない。もちろん、さまざまな楽しみ方のある国際市場だが、今後観光地として本当の“国際的”な市場にするために、市レベルでの改善策が必要だという声も上がっている。  釜山観光公社は、映画の日本でのヒットも当て込んで、国際市場を含めた釜山観光ツアーを企画。日本語ガイドを教育するなど、日本人観光客を呼び寄せるために必死だ。円安や日韓の外交問題などで日本人観光客が去年に比べ8%減少している釜山だからこそ、映画『国際市場で逢いましょう』に寄せる期待は大きいのだろう。 (文=イ・ハナ)

韓国に“売春の季節”到来中!? 政府関係者の相次ぐ逮捕と「合法化」求める売春婦の“1人デモ”

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イメージ画像 Photo By General Eccentric from Flickr.
 日本と同じく、すっかり春の陽気となった韓国。その陽気にやられたのかどうかは定かではないが、性売買に関する話題が後を断たない。4月23日には、理髪店を装った性売買斡旋所が摘発された。理髪店に変装していた同店舗では、7つの客室で不法マッサージや性交渉サービスが提供されていたという。また、マカオでは19日、カジノ客と性売買を行った容疑で25人もの韓国人売春婦が逮捕されている。韓国人男性10人、中国人男性8人も捕まっており、彼らが性売買の斡旋に関わったとされている。  国内外を問わず、韓国人の性売買が盛んなのは今に始まったことではないが、ここ最近目に付くのは、政府や行政機関と距離の近い人たちの性売買だ。  例えば、4月3日夜、朴槿恵大統領も所属するセヌリ党議員の秘書官が性売買容疑で逮捕された。秘書官本人は「友人とお酒を飲んでいただけ」と否定しているが、彼が捕まったモーテルは、性売買の温床として警察が以前からマークしていた場所。苦しい言い訳と見られてしまっても仕方がないことだろう。  また、去る3月にも国税庁の幹部2人が性売買容疑で逮捕されている。なんでも国内有数の会計法人の職員とともにルームサロンで酒を飲んでいて、酒代と性売買の費用を接待されたという。警察関係者は韓国メディアに、「その日、会計法人職員たちは、ルームサロンの女性従業員2人への花代を含めて、400万ウォン(約40万円)も支払っている」と明かした。ただの飲み代にしてはあまり高額であり、国税庁と会計法人に間にははっきりとした力関係があるだけに、接待の一環として性売買が行われたと考えられている。  韓国では現在、姦通罪に続いて「性売買特別法」も憲法違反ではないかという憲法裁判が行われている。争点は少しややこしいが、“性的な自己決定権”は“自己運命決定権”であり、そこに国家が介入するのは、国民の基本権利である“幸福追求権”を侵害するのではないかという点。要するに「セックスする相手を決めるのは、個人の自由ではないか」という話だろう。  そんな議論が巻き起こる中、とある売春婦が韓国メディアのインタビューに答えている。彼女は性売買の合法化を訴え続けており、憲法裁判所前で“1人デモ”を行っているほどだ。 「実際のところ、性売買特別法が合憲であろうと違憲であろうと、売春婦たちにとっては関係がない。彼女たちはこれまでも、そしてこれからも営業していくだろう。性売買が合法化されて、この仕事を行う女性たちが安心して仕事ができるようになってほしい」(同) 「性売買というのは韓国で数百年間も行われてきたことなのに、もし突然なくなったら、男性たちの性欲はどう解消するというのか。むしろ、性売買を内密に行うようになるほうが、より危険ではないか。ここ数年、児童に対する性的暴行、強姦が増えた理由は何か。性売買特別法のせいで増えたのだ」(同)  違憲決定がなされるためには、裁判官9人のうち6人の賛成が必要とのこと。現状については「賛成5人、反対4人」と伝える韓国メディアもある。性売買特別法が違憲と判断され、さらに性売買が合法化されれば、売春婦たちにとって本当の春が来そうだが、果たして――。

使うとアソコが腫れ上がる!? 中国闇工場一斉摘発で、300万個の粗悪品コンドームを押収

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摘発された粗悪品コンドーム工場
 4月21日付の「人民網」によると、上海市公安局が、上海や広東などの6省1市で、粗悪なコンドームを製造販売していた複数の犯罪グループを一斉摘発。約300万個のコンドームのほか、包装袋を作る機械など大量の機械設備が差し押さえられた。また、一部のコンドームからは金属成分が検出され、人体に大きな害を及ぼす可能性が指摘されている。  事件発覚のきっかけは、昨年5月、上海市公安局に寄せられた複数の告発だった。ある女が、偽コンドームを地方から仕入れ、有名ブランドそっくりの包装を施し大量販売しているというものだ。その後、公安局の捜査により、この女の仕入先が判明。上海市、浙江省、福建省、安徽省、湖北省、広東省、江蘇省にまたがる複数の工場から粗悪品コンドームを1個当たり2~3円で仕入れ、有名ブランドの正規品をうたい、ラブホテルなどに約60円で卸していたことが判明。利益率にして、実に20~30倍である。この女は、約2億3,000万円余りを売り上げていたとみられる。
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 ちなみに中国では、粗悪品コンドームがたびたび問題となっている。昨年11月には湖南省長沙市で、48億円余りを売り上げていた偽コンドーム工場が摘発されている。2013年には、ガーナで1億1,000万個もの中国製コンドームが回収される事態も起きている。「封を開けたら、穴が開いていた」といったクレームが相次いだためだ。  中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏も、中国製コンドームの粗悪ぶりについて話す。 「コトが終わったら破れていてオメデタ、なんてことは日常茶飯事。有毒物質により、男女とも性器が腫れ上がったという話も聞く。こうした事情から、日本製コンドームは日本を訪れる中国人観光客の爆買い対象でもある」  毒入りコンドームをつかまされるリスクを取るか、コンドーム未使用による性病感染のリスクを取るか、人民にとっては悩ましい限り!?

韓国・安倍首相“米議会演説”叩きの裏で、日本の青年に“反日現地実習”「さすがにやりすぎ!?」

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 安倍晋三首相が米議会の上下両院合同会議で、日本の歴代首相として初となる演説を行ったが、「またか」と言えばいいのか、「やはり」と言うべきか、韓国メディアが敏感な反応を示している。もちろん、全体的な論調は、慰安婦問題や植民地支配に対する具体的な言及がなかったことに対する批判だ。  そんな韓国では現在、日本の市民団体が設けた「日韓青年フォーラム」が行われており、日本の青年が韓国に滞在しているという。5月1日まで現地で過ごし、両国ゆかりの地を訪れるそうだ。青年たちの交流自体は悪いことではないが、注目したいのはその訪問先のチョイスだ。詳細に見てみると、かなり偏っていると言わざるを得ない。  例えば、4月30日に見学したのは、ソウル市内にある「西大門刑務所歴史館」という場所。1998年に韓国政府樹立50周年を記念して建てられた歴史館なのだが、韓国では“日本の植民地支配に抵抗した民族の象徴”ともいわれている。植民地時代に独立運動を行った韓国人を収容した地下獄舎や拷問室、死刑場などが展示されている場所だからだ。展示されている内容はかなり強烈で、逆さ吊りにされたまま容器に頭を入れられる水拷問のシーンを再現した模型などもある。ある韓国メディアは、同地を訪れた日本の青年たちの様子を「見学した青年たちは、写真すらほとんど撮らないほど真剣だった」と紹介。見ていて気持ちのいいものではないので、写真を撮らないのは当たり前のようにも感じるが……。  この前日は、さらに居心地が悪かったかもしれない。駐韓日本大使館で毎週水曜日に行われている“水曜集会”に参加したのだ。同集会は、慰安婦問題の早期解決を訴える趣旨で、現在までに通算1,100回以上も継続的に行われている。ちなみに、日本の青年たちが参加した4月29日は、元慰安婦2人も駆けつけている。確かに日本では絶対に体験できないことだろうが、決して楽しいものではない。  さらに、「東北亜歴史財団」も訪れる予定だ。日本の歴史教科書問題、竹島問題をはじめとする、日本や中国の“歴史歪曲”に対応する国家機構だ。この歴史財団は、竹島問題に取り組む市民団体に対する支援、交流、広報なども行っており、地図に「日本海(韓国では東海と呼ぶ)」「竹島(韓国では独島と呼ぶ)」と表記した場合、その機関や媒体に対する監査活動も行うというのだから、かなり急進的な組織といえるだろう。最近では、ネットを通じて韓国の情報宣伝活動を行う「VANK」とともに、“大学生グローバル歴史外交大使”を募集。歪曲された歴史認識が世界に拡散されることを防ぐというのが名目だった。    ほかにも挙げればきりがないが、韓国滞在中に日本の青年たちはかなり偏った“反日実習”を経験したことになる。その経験は日韓関係において、果たしてプラスに作用するのだろうか? 最後に、韓国メディアが報じた日本の参加者のコメントを紹介しよう。西大門刑務所歴史館を見学し終わったときのものだ。 「韓国の学生たちと一緒に歴史を勉強するのはいいことですが、互いに難しい問題を話すしかない状況というのは残念です」

19歳から飲酒OKでも、24歳までCM出演不可……韓国「青少年の飲酒問題」をめぐる歪みとは

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JINRO公式サイトより
 日本でも活動する韓国の人気女性歌手IU(アイユー)が4月24日、韓国の検索ワードランキングに急上昇した。人気者とはいえ突然のことに、ネット上では「一体どんなスキャンダルをすっぱ抜かれたのか」と話題になったが、その理由はCMにまつわるものだった。  かつて、“韓流四天王”の一人として人気を集めたチャン・ドンゴン。彼が日本で認知されるきっかけとなった「チャミスルチュセヨ(チャミスルください)」というCMを覚えているだろうか? 韓国の人気焼酎「チャミスル」のCMだ。現在、その広告モデルを務めているのがIUである。  23日、韓国では「国民健康増進法」の改正案が、国会保険福祉委員会を通過した。その内容とは「新聞、インターネット、ポスターなど酒類広告に満24歳以下の芸能人やスポーツ選手を起用することを禁ずる」というもの。IUは1993年生まれの21歳。改正案のタイミングで、たまたま白羽の矢が立ってしまったといわけだ。  この改正案はセヌリ党のイ・エリサ議員が発議したもので、“青少年の保護”がその動機だという。まだ飲酒を許されていない青少年たちにとって、憧れの対象である、ほぼ同世代の有名人が広告に登場すると、それに影響を受けて飲酒を誘発してしまうのではないかと懸念しての改正案だという。  改正の動機は至極真っ当なのだが、なぜ24歳がラインなのか? 実は韓国の「青少年基本法」において、9歳以上24歳以下を青少年と規定しているためなのだ。だが、法律上、飲酒自体は満19歳から認められている。したがって、もしこの酒類広告に関する法律の改正案が本会議も通ると、飲酒可能な年齢であっても、24歳以下の有名人は公な活動としては飲酒が許されない、というかなりいびつな状況に。そのため韓国では今、「有名人たちの広告が、それほど未成年者の飲酒に影響を与えるのか?」という議論が巻き起こっている。イ・エリサ議員は、実際にアメリカやイギリスなどでは満25歳以下の登場人物を起用していないという他国の実例も挙げ、未成年者の飲酒率を低下させようと努める姿勢を崩していない。業界の自主規制だけには任せられない、といったところだろう。  とある調査では、韓国の未成年者の飲酒率は16.7%で、6人に1人が飲酒しているという世界的にも高い数字が出ている。成長途上にある未成年者の飲酒は憂慮すべき社会的な問題だが、法律で縛りすぎているとも感じられる今回の改正案。まだまだ議論が続きそうだ。 (文=梅田ナリフミ)