
爆乳女に女装した盗撮犯。あまりに不自然だ……
中国メディア「騰訊新聞」などによると、5月24日、山東省南部の滕州で、女装して図書館の女性トイレでのぞき行為をしていた男が現行犯逮捕された。中国では女装での盗撮やのぞきは珍しいものではないが、この男は予想の斜め上をいくものだった。
男は腹部を覆い隠すほどの爆乳だったからだ。タイトなミニスカートとハイヒールをはいており、骨格のつくりが大きく、誰が見ても一目で男とわかる不自然さだった。あまりのバカさ加減にネットユーザーからは「のぞきどうこう以前に、頭が悪すぎる。誰が見ても偽物の胸だってわかるだろ」「もうちょっと小さくできなかったのか」と批判が寄せられていた。

これでバレないと思った犯人は、別の意味ですごい
最近、中国で増え続ける盗撮やのぞきでよく狙われる場所は、図書館、病院などの公共トイレ、シェアハウス形態のアパート共同バスルームだという。「華龍網」(21日付)によると、重慶市内のルームシェア型マンションに隠しカメラを設置し、毎日住人たちの入浴姿を盗撮していた男性が逮捕されたのだ。男はネットで70元(約1,400円)の隠しカメラを購入。連日生放送を楽しんでいたという。警察は男のパソコンから大量の写真と映像を押収し、現在その男は拘束されている。
さらに5月、南京で、入浴中の女性を窓の隙間からのぞいていた男が、女性の彼氏に見つかり捕まった。男は1998年生まれの17歳。同じマンションの同居人で、窓に隙間があることを熟知していたという。夢中になりすぎて、女性の彼氏が怒鳴っても気がつかないほどだったというから、とんでもないマセガキだ。あやまちを認め、態度もよかったため、警察は厳重注意で釈放したという(「中国江蘇網」26日付)。

中国での盗撮事件の際に流出した画像
のぞきが暴行に発展したケースも。28日、湖北省宜昌市で、共同トイレのアパートに住む40代の男が、19歳の女性の部屋に押し入った容疑で逮捕された。なんと彼女の入浴姿を盗撮した映像を見せ、「映像を公開する」と脅して性的暴行を加えたというのだ。女性は当時シェアしている部屋のドアを開けたまま洗濯物を干しており、侵入を阻止できなかったという(「三峡晩報」)。ほかにも29日には、病院に家族をお見舞いする“ついで”に女子トイレに入って盗撮した男も逮捕されている。

中国におけるトイレ盗撮(2014年、アモイ大学の集団盗撮事件で流出した写真)
5月だけでも相次いで盗撮事件が頻発しているが、中国での盗撮犯罪が日常化していることについて、中国在住のフリーライター・吉井透氏はこう解説する。
「『日本の盗撮モノAVの影響だ』なんていう人もいますが、女性側が無防備すぎることも理由です。窓を明けたままシャワーしたり、トイレも鍵をかけずにする女性も多い。中国の海水浴場なんかに行くと、何も隠さずに水着に着替えちゃう女性もいるくらいです。もうひとつの理由が、盗撮グッズの低価格化です。ライター型やスマホ型の小型盗撮カメラは近年、価格が下がり、1,000~3,000円も出せば種類も豊富にそろう。中学生でも小遣いで買えてしまうので、盗撮の低年齢化も引き起こしている」
くれぐれも、日本への上陸だけは勘弁願いたいものだが……。
(取材・文=五月花子)