女子生徒を集団リンチ→全裸画像をネットにアップ 死者も続出する、中国「いじめ」の実態

 中国各地で、学生による校内暴力のニュースが後を絶たない。6月22日、ネット上に「江西省永新中学校の学生がリンチに」というタイトルの動画がアップされ、注目を浴びた。動画では7〜8人の中学生と思われる女子生徒が、つまずかせた女子生徒1人を囲んで代わるがわる平手打ちしたり、後ろから蹴り倒したりと、約5分間にわたる暴行の様子が映されていた。被害を受けた女子生徒はクラスの学級委員をしていたことから、嫉妬と恨みの対象となり、暴行を受けたのだといわれている。  こうした報道が相次ぐ中、過去40件のいじめ、暴力事件から、中国でのいじめとその傾向をまとめた統計が発表され、ユーザーたちから大きな反響を呼んでいる。「法制網」の統計によれば、中国でのいじめでは、外傷を負うケースが9割と暴力行為がほとんどを占めており、集団暴行は75%、うち16.7%は相手を死に至らしめている。
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福建省で起きたいじめ事件。女子生徒が全裸にさせられ、SNSにアップされた
 同統計によれば、校内で起こるいじめの70%が殴る蹴るなど体を使った暴力によるもので、12.5%は器物での攻撃や劇薬を飲ませるというものだった。全裸にした上、陰部を晒すなどの行為も10%を占めたという。ほかにも、レイプや陰部を傷つけるなどの性的暴行や、無視、物を隠す、悪口などの心理的な攻撃要素を含む虐待は、それぞれ2.5%だった。 「地下鉄の駅で、女子中学生のいじめを見たことがありますよ。5人がかりで1人の女子生徒にビンタを食らわせ、最後にはジャージとTシャツを引きちぎって、上半身がブラジャー1枚の哀れな姿にさせられていた。止めに入ったのは僕と1人の老人だけで、ほかの乗客や警備員は無視していた。いじめに対し、社会全体が見て見ぬふりをしている感じがして不気味でしたね」(深セン市在住の日本人ビジネスマン)  日本では今、LINEいじめをはじめとした言葉の暴力や村八分が主流だが、日本のいじめとの大きな違いは校内暴力というくくりが、同じ学年、同じ学校に止まらないところだ。中学生が小学生を集団暴行したかと思えば、高校1年生が中学生から暴行を受け裸にさせられたり、中学生が小学6年生の児童に暴行を加え、火のついたタバコを服に入れたりと、学年、学校を超えて暴力行為が頻発している。
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 特に、女子生徒のいじめは、男子に増して激しい。暴力によるいじめは、男女全体の統計を見ると32.5%で、女子だけの統計では23.9%だった。原因は「話が合わない」が53.8%で、「嫉妬」が21.2%、「相手が嫌い」17.4%、「理由はない」が7.6%だった。  さらに近年顕著なのは、ネットを使ったいじめだ。掲示板や微信(中国版LINE)、微博(中国版Twitter)などを通じて被害者を攻撃し、リンチ動画や裸の画像などをネットに公開、拡散することで被害者を侮辱する行為は、一部の学生の間では流行のようになっており、プライバシーの侵害に対する感覚が麻痺していると「法制網」は伝える。暴力行為に対する学生の考え方も、51%は「やめるべきだ、するべきではない」という回答だったが、25%が「暴力は当たり前」、16%が「自分とは関係ない」、5%「野次馬としてにぎやかな様子を見る」、3%「適度に参加する」と残り5割の学生が暴力行為に対して肯定的、傍観などの態度を示し、道徳的なモラルが欠落し始めていることがうかがえる。  こうした暴力事件で、加害者が刑事責任を負うケースは3割にも満たない。中国の刑法十七条では、傷害罪、強姦罪、殺人罪など多くの罪名を羅列しても14歳以下の未成年に刑事責任を負わせることはできず、14歳以上の未成年も18歳までは減刑、再教育することが前提で裁判が争われる。被害者とその家族は大事にしたくないために謝罪を受けて金を受け取るか、黙って転校するなどの選択をする。学校側は業績を守る為に校内で起きた暴力行為を表沙汰にすることが少ないことも、加害者を増長させる原因となっている。  なぜ、中国ではこうもいじめが社会問題化しているのか。北京市に住む日本人大学講師はこう推測する。 「2000年頃まで、中国の学校では『道徳教育』が重視され、一定の時間を割いて生徒に道徳やマナーを教えていました。しかし03年頃から急激な経済成長と過度な学歴社会化で、そうした授業が英語や数学にどんどん置き換えられ、小さい頃から道徳を教えることがなくなってしまった。また、親たちも『自分の子どもがどうしたらいじめられないか』については熱心に考えるが、『いじめをする側になってはいけない』ということは教えない。教師の側も、いじめる側の親からのクレームを恐れて、傍観者を決め込む者も少なくない。いろんな要因が重なった結果だと思います」  中国のいじめや生徒間暴力行為の頻発に対し、関係機関である「21世紀教育研究院」は世界のいじめに対する取り組みや、研究結果を発表。アメリカの反いじめ法や日本の文部科学省が各地域の教育委員会と連携し設置した「24時間子供SOSダイヤル」に触れ、法整備や道徳教育の強化、いじめ相談や調査を行う機構の設立などを実施するとしている。 (取材・文=五月花子)

中国農村で豚として7年間育てられた男児を保護 3歳児ほどの体格で、言葉も話せず……

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豚とともに、車に乗せられる男児
 めまぐるしい発展を遂げる都市との格差が一向に縮まらない中国の農村で、またしてもショッキングな事件が明るみとなった。  今月初め、河南省東北部の農村で、両親によって、なんと豚と一緒に育てられていた男児が保護されたのだ。7歳になるこの男児は、栄養が足りていないためか3歳児ほどにしか見えず、言葉もまったく話せなかった。  地元紙「濮陽早報」の報道によると、村に入ると鼻を突く臭いがあたりに充満しており、その悪臭は男児とその両親が住む家に近づくと、さらに強烈になっていったという。
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わずかばかりの衣服が散らばる男児の居場所
 男児の家には、母屋があるものの、そこに暮らしていたのは両親のみ。男児の寝床は、豚を飼うためのスペースだった。隣人の話によると、男児は1年中、風が吹こうが雨が降ろうが雪が降ろうが、家の中には入れてもらえず、そこで膝を抱えて寝ていたという。豚ですら夜は屋根のついた小屋で寝起きしており、その扱いは豚以下だったといってもいい。  男児の父親は、村の食堂からもらい受けた生ゴミで豚を育てながら、村人の足となる乗り合い三輪車を夜中までこいで生活の糧としていた。しかも、豚の餌として受け取った生ゴミの中からまだ食べられそうなものを探し出し、家族の食事にしていたというから、その貧しさは相当なものであったようだ。
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母親の暴力によってついた頭の傷
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お菓子をもらって見せる屈託のない笑顔が、かえって痛々しい
 一方の母親は、男児の頭をドアや地面に打ちつけるなど、虐待する姿も目撃されていた。しかし、状況を目の当たりにしていた隣人たちも、どうすることもできなかったという。  ボランティア団体によって保護された男児は、両親のもとから離され、親戚の家に預けられることに。そして18歳になるまで、男児には地方政府から毎月500元(約1万円)の援助金が支給されることが決定した。  しかし中国全土には、彼のような境遇にありながら保護されることのない子どもたちが、何千何万人といることだろう……。 (文=佐久間賢三)

ネットを超え、現実世界でも……韓国人男性の“キムチ女”ディスりが止まらない!

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イメージ画像(Photo By David Sim from Flickr.)
 最近、韓国では「女性嫌悪」が社会的イシューになっている。ネット上をはじめ学校や職場などでも女性に対する侮辱行為や言葉をよく耳にする。そのレベルは、とても女性大統領が牽引する国とは思えないほどだ。  ネット上では昔から女性を卑下する言葉が次々と作られてきたが、最近頻繁に使わるのが“キムチ女”である。もともとは「デート費用はすべて男性が負担して当たり前」と考える図々しい女性を指す俗語だったが、ネット上ではいつの間にか韓国女性全般を指す言葉として使われている。  ちなみに日本女性は“寿司女”というが、「非常識なキムチ女と違って、寿司女の振る舞いは素晴らしい」という褒め言葉として使われているらしい。どちらにせよ、あまりよい響きではないと思うのだが、13万人が「いいね!」を押しているFacebookの「キムチ女(https://www.facebook.com/kimchigirs)」コミュニティページのあらゆる女性卑下コンテンツを見ても、韓国に広まっているミソジニー(女嫌い)が結構深刻な状態であることがわかる。  少し前にも、ある男性お笑い芸人がポッドキャスト番組で「女は頭が悪いから男にはかなわない」「処女じゃない女には怒りを抑えられない」などの侮辱発言を口走った過去が明かされ、大きな話題になった。  彼の発言に最も憤慨したのは、ネットの女性限定コミュニティ「女性時代」の会員たち。女性関連のニュースに敏感に反応し、世論を主導する韓国最大の女性コミュニティだけあって、彼に対し「女性嫌悪勢力だ」「謝罪しろ」など、芸能活動を自粛せざるを得ないほどの非難を浴びせた。  韓国には、日本の2ちゃんねるに例えられる「イルべ(日刊ベスト)」という巨大掲示板をはじめ、数多くの掲示板が存在する。お笑い芸人の女性卑下発言騒ぎをきっかけに、「女性時代」はまさに彼らの公衆の敵となり、いくつものネットバトルも繰り広げられた。  例えば「女性時代」の一部の会員たちが、非公開掲示板で日本のBL漫画や小説、美少年たちのゲイ動画などを違法配信していたことが暴露された。表では道徳的な正義感を振りかざしていたのに、陰で成人コンテンツを楽しんでいる彼女たちの二重性に、ネチズンの多くは激しい嫌悪感を示すことに。ネット上のミソジニストたちはその勢いに乗って一致団結して彼女たちを罵倒した挙げ句、伊藤潤二のホラー漫画のセリフを変えたパロディーを配信。彼女たちを最狂集団に仕立て上げるという“男女対戦”状況を作ったのである。  こうした女性嫌悪はネットを超え、現実世界にも表れている。最も影響を受けているのは、ネットに触れる機会の多い学生たち。最近の高校では、男子生徒が同じクラスの女子生徒に対して「女のくせに」「女は3日に一度、ぶん殴らないと」「お前、ヤリまくってるだろ」といったセクハラや侮辱発言を、なんの罪悪感もなく口にするのが普通だというのだから、彼らの未来が心配になってくる。  いくら儒教の国とはいえ、今は21世紀。いまだに女性は無知で、非合理的な考えを持っているという偏見のある韓国社会は、果たして大丈夫なのだろうか? そんな男性たちに見切りをつけ、近いうちに“おひとりさま”ブームが到来するのは間違いないだろう。 (文=李ハナ)

7歳男児が「お医者さんごっこ」、同級生23名が処女膜断裂などの被害に! 低年齢化する中国の性犯罪

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 性犯罪の低年齢化が問題となっている中国で、またまた社会を震撼させる問題が発生した。  ニュースサイト「雲南網」によると7月6日、雲南省龍陵県の小学校就学前クラスで、7歳の男児3人が、複数の男女児童の性器や肛門に指や木の棒を入れるなどしてケガをさせていたことが明らになった。  当初、学校側はこの事実を隠ぺいしようとしたが、高学年の児童たちから家族へ事情が伝わり、県の教育局が動く事態に発展した。その結果、男児13人、女児10人が被害に遭っていたことが判明。医師による診察の結果、4名の女児は陰部が炎症を起こしており、うち1名は処女膜が破れていることがわかった。  加害児童のうち2人は、学級委員長と副委員長を務めており、それぞれクラスのリーダー的な存在であったようだ。彼らは、こうした行為を「お医者さんごっこ」と称していたというが、その内容たるや子どもらしさのかけらもない、非道なものだった。  ある女児は、5月中旬から6月中旬の間に、8回にわたり被害に遭っていた。場所はすべて昼休みの教室内だったという。手口は、副委員長が女子児童の腕を押さえ、委員長が陰部への異物挿入などの暴行を行っていた。もう一人は見張り役で、さらに教室の外にはほかに4人の男子生徒が控えており、委員長ら3人が事を済ませた後、半ば強制的に暴行に参加させられたという。また、別の女児は毎週日曜日3回にわたって乱暴されたという。
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忌まわしい事件の舞台となった教室
 事件の起こった雲南省西部に位置する龍陵県は、中国内でも特に貧しい地区として知られる。起伏の激しい山々と劣悪な交通事情で、外出したまま行方がわからなくなった老人もいるという。  約200人いる村の子どもたちは1年間の幼稚園課程のある7年制の小学校へ通っており、ほとんどの児童は自宅からの通学が困難なため、親元から離れて寮生活をし、生活のほとんどを校内で過ごしている。こうした環境下で、被害児童たちは逃げ場所がなかったのかもしれない。担任だった50代の男性教師は、いつも放課後はすぐに学校を後にし、付近の自宅に戻っていたという。  発展に取り残された農村部の問題点を浮き彫りにしたような、この事件。中国版Twitter「微博」では、幼少時から親元を離れることによる悪影響や、そうせざるを得ない貧村の劣悪な環境を指摘する書き込みに混じり、「日本のアダルトビデオの悪影響だ」と責任転嫁する声も上がっている。 (文=牧野源)

「ひと夏で数十万円荒稼ぎ!?」セミの幼虫をガムテープで乱獲する“昆虫食大国”中国の村人たち

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中国の屋台で売られる昆虫や幼虫の数々
 夏の風物詩といえば、日本ではセミの鳴き声だろう。セミは幼虫として土の中で5年以上を過ごし、羽化してからわずか数週間でその短い命を終える。子どもの頃、そんなセミのはかなさに夏休みが終わる寂しさを重ねた人も多いだろう。しかし、中国から、はかなさもクソもないニュースが飛び込んできた。  安徽省六安市の農村部では、村人が夜中、数千本もの白楊樹にガムテープを巻き始めた。数時間後、ガムテープには羽化しようと気を登ってきたセミの幼虫が大量に付着していた。なんとも残酷な行為だが、実はセミの幼虫は中国では大人気の食べ物。カラッと揚げたセミの幼虫は、スナックのように露店で売られることになるのだ。
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木にガムテープを巻きつけ、動けなくなった幼虫を一網打尽に……
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一晩でバケツいっぱいの幼虫が取れる
 夏になると、中国各地では屋台や露店で食事する姿が見受けられるが、セミの幼虫もおいしいと大人気。「騰訊新聞」(7月7日付)によると、村人は一晩でおおよそ2.5kgから4kgもの幼虫を捕まえることができるという。バケツいっぱいに詰まった数百匹のセミの幼虫を見ると、なんだか悲しくなってくる……。
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カラッと揚がった幼虫にはビールが合う!?
 村人はこれを屋台に直接売りにいくわけだが、キロ当たり70元(約1,400円)で買い取ってくれるという。村人は、一晩に平均して200~300元(約4,000~6,000円)の収入になるという。中には、ひと夏で数十万円稼ぐツワモノもいるという。地中から湧いて出てくる幼虫を勝手に取って売るだけだから、元手はほぼゼロだ。 「中国では、昆虫食がさほど珍しくない。屋台に行けば、セミの幼虫のほか、サソリや蚕、タガメ、トカゲやバッタなんかが、揚げたり、焼いたりした状態で売られています。日本人にはゲテモノとしか映りませんが、タンパク質が豊富で食感もよく、夏にスタミナをつけるという意味で、現地の人は好んで食べていますよ。ただし近年では、殺虫剤や防腐剤など有害物質が多く含まれていたり、別の昆虫で偽装したりすることもあるようで、私は絶対、食べませんけどね」(中国在住の日本人)  近年、セミの幼虫の価格は上昇し、各地でこうした残酷な乱獲が行われているという。夏の風物詩を食べつくす行為に違和感を覚えずにいられないが、そのうちセミが中国からいなくなる日が来るかもしれない。 (取材・文=金地名津)

サッカー女子W杯、悲願の16強進出で大ブレーク! 韓国“美人すぎる”DFに熱視線

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シン・ソヨン
 カナダで行われた女子サッカーのW杯。連覇を目指した“なでしこジャパン”は決勝でアメリカに敗れ、惜しくも準優勝に終わったが、日本中が盛り上がった。まさに女子サッカー人気再燃の兆しだが、韓国でも今回の女子W杯は大いに盛り上がった。何しろ今大会で韓国は、悲願の1勝と決勝トーナメント進出を達成。2003年大会以来2度目のW杯出場で達成したこの快挙は、「テハンナンジャ(大韓娘子)、新しい歴史を刻む」(朝鮮日報)、「男子は48年かかった偉業、女子は12年で成し遂げた」(週刊京郷)などとたたえられた。帰国時には、空港で凱旋セレモニーも行われたほどだ。  新たなスターも生まれた。もともと韓国女子サッカー界では、元INAC神戸所属で、現在はイングランドのチェルシーでプレーするチ・ソヨンが有名だったが、今大会で一躍、人気者になったのはDFのシン・ソヨンだ。  1989年生まれで26歳になる彼女は、韓国の試合のたびにポータルサイトの検索ランキングで上位に上がり、ついたあだ名が「オルチャン(美顔)DF」「美女サッカースター」「韓国女子サッカー美貌担当」などなど。過去に出演したバラエティ番組やグラビアが再び話題になるなど、一躍人気者に。各メディアも「芸能人級の美貌」「アイドルグループSISTARのボラに似ている」と騒いでいる。彼女のTwitterやInstagramなども人気で、日本とアメリカが決勝を戦った7月6日朝にアップした写真が、ニュースにもなったほどである。  W杯の快挙と新たなスターの誕生に沸く韓国女子サッカー界だが、その環境は決して褒められたものではない。というのも、2014年12月時点でKFA(大韓サッカー協会)に登録されている女子サッカーの選手数は、わずか1,765名。チーム数は小・中・高・大学、実業団合わせて76しかないほど貧弱なのだ。それでも10年にはU-20女子W杯で3位、U-17女子W杯では優勝、今回のカナダW杯ではそのメンバーたちが中心となって16強進出と着実に成長しているが、その底辺の広さと強さは、なでしこジャパンの足元にも及ばない。そのため、韓国メディアでは「日本のように、韓国女子サッカーも底辺拡大と代表強化に取り組むべき」との意見が多く出されている。男子サッカーは宿命のライバル関係にあり“日本には絶対負けない”と息巻く韓国だが、女子サッカーに関しては日本が“目標”であり“お手本”というわけだ。  その一方で、日本への露骨な対抗心をむき出しにする意見もある。例えばスポーツ紙「スポーツソウル」は、「今回のトーナメントは、開催国カナダに有利なように仕組まれたという意見が外国メディアや選手たちから噴出。結果、カナダと同じ山に入った日本は運よく決勝に進めたものの、アメリカに実力の差を見せつけられ、この疑惑を証明した部分もある」と報じている。  しかし、韓国ネチズンたちはこの記事にかなり否定的だ。「運が良くて決勝進出? 日本の実力を認めろ」「日本に対する羨望が感じられる」「日本は嫌いだが、それでも日本女子サッカーの実力は認めなきゃイカンだろう」などの言葉が並んでいる。嫉妬に満ちた記事は、韓国のネット住民たちも食えぬというわけか。いずれにしても、韓国が“なでしこジャパン”をうらやましく思っていることだけは間違いなさそうだ。

くすぶる“嫌がらせ・テロ”の恐怖……世界文化遺産を巡るツアーパックの警備は大丈夫か

07078hashima.JPG“軍艦島”こと端島
 先日の「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録は、歓声が響く一方、不安の声も聞かれる。 「嫌がらせとか、テロみたいなことがなければいいんですが……」  福岡など8県23資産の世界文化遺産登録への登録は、韓国の抵抗で審議の先延ばしもあった。7月5日、ユネスコ世界遺産の仲間入りが決定した際は、韓国も渋々賛成に転じ、21委員国の全会一致となったが、これで収まらないのが韓国内の“反日”勢力。一部施設で朝鮮人労働者を強制的に徴用した話については、「働かされた」とする文言を文書に入れることでの合意が伝えられたが、韓国の一部メディアでは「太平洋戦争の道具は世界遺産にふさわしくない」と、いまだ批判が継続。さらに日本批判を続ける市民団体からは「島を破壊すべき」と、軍艦島の通称で知られる長崎県の端島を指して過激な声すら上がっている。 「軍艦島は、ナチスによるアウシュビッツ強制収容所と同じようなものだ」  今回の登録決定を受け、市民団体「平和と安らぎの心」のメンバーは、ネット上でそう主張。さらに「施設にMERS患者を乗り込ませたい」「テロとは見なされない攻撃方法もある」などと過激な意見を投稿し「準備をして、来年1月に登録された場所で同時行動を行う」と“犯行予告”まで行った。  こうした投稿は一部の良識的な韓国民から「恥を知れ」と批判が持ち上がり、すぐに非公開とされたが、福岡県の八幡製鉄所や長崎県の三菱長崎造船所、佐賀県の三重津海軍所跡など、登録された各所では、こうした反発が形となって現れないかと不安を抱く市民も少なくない。  実際に今年6月、軍艦島には「勤労挺身隊のおばあさんと共にする市民の会」なる市民団体が、20人ほどで上陸を試みた。表向き「強制労働者への追悼で反日感情とは関係ない」としたが、時期的に世界遺産登録を妨害する動きであったことは明らか。結局は船の故障で上陸は断念されたが、別の場所で声高にデモを行なったことで、一行に抗議する日本人との間で騒ぎに発展した。団体の参加者の中には、以前日本で過激な反日デモを行なった人物もおり、入国審査で4時間ほど足止めされていた。  すでに大手観光業者が「明治日本の産業革命遺産」のすべてを巡るツアーの販売を計画しているが、ある業者は「もしも反発する一団とトラブルになったら大変。遺産の中には警備が厳重といえないところもあるので、慎重にツアーを組まないと、万一にもトラブルが起きてしまったら、我々も責任を負うことになりかねない」と複雑な胸中を漏らした。  自民党の谷垣禎一幹事長は登録決定翌日の記者会見で「観光産業に非常に大きなインパクトがある」としたが、大きな集客には相応の警備体制が不可欠であることを認識すべきかもしれない。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)

「forced to work」認定も、ブーイングの嵐! 世界遺産登録をめぐる日韓狂騒曲

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明治日本の産業革命遺産」のひとつ、軍艦島
 日本政府が朝鮮人の“強制労働”を初めて認めた――。   「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録をめぐり、韓国が「強制労働が行われたという事実は無視したまま、産業革命施設だけで美化して登録するのは、世界遺産条約の基本精神に反する」と反発していた問題。5日に行われたユネスコ世界遺産委員会での登録決定時、日韓とも「forced to work」との表現を使用したことから、多くの韓国メディアが第一報として冒頭の内容を報じたのだ。さぞ韓国国内は喜々としているのだろうと思いきや、韓国ネチズンたちは「世界遺産登録は屈辱だ!」などと不満げな様子。特に、日本政府が「forced to workは強制労働を意味しない」という趣旨を発表したことで、韓国メディアも「早くも“言い逃れ”」「巧妙に言葉を変えた日本」などと論調を変えている。ただ、韓国政府の当初の目標が「登録の阻止」だっただけに、実質的には敗北と見る人も少なくない。  例えば、世界遺産登録が発表されたドイツ現地を訪れていた「勤労挺身隊女性と共にする会」という市民団体は、「強制労働という文言ひとつを得た代わりに、安倍の歴史修正シナリオを完成させた」などと不満を漏らした。同団体は、「韓国政府の外交的野合であり、恥だ」とも批判している。  なぜ、韓国が手放しで喜んでいないかというと、強制労働を認めたからといっても、それがすぐに謝罪や賠償にはつながらないからだ。第一報で「強制労働を認定」と勢いよく報じたメディアも、ここにきて若干論調を変えてきている。  「文化日報」は、「日本政府の強制労働認定、歴史を正確に見る転機になるべき」という社説を掲載。同紙は「登録決定直後、日本は“強制労働”を『働くようになった』と翻訳するなど、趣旨を弱めたり否定しようとしたりする行為を見せている。ユン・ビョンセ外交部長官が『韓日が激しく対立することを避け、対話を通じて問題を解決した』と自賛したのとは異なり、両国の雰囲気を考慮するとき、多くの議論は避けられないだろう」と指摘した上で、以下のように続けた。 「(今回の世界遺産登録は)日本政府が強制労働動員に対する法的責任まで認めたのではないため、被害者一人ひとりが日本企業などを相手取った賠償裁判とは別ものといえる。しかし、登録対象23の施設の中に、端島炭鉱など7つに韓国人5万7,900人余りを強制動員して、94人が命を失ったという厳然たる事実を公式には否定してきた日本政府が、国際圧力に押されて変化を見せたのは確かだ」  同じく「国民日報」も強制労働の認定については評価しつつも、「法的な拘束力は担保できない。強制徴用被害者の賠償訴訟に影響を及ぼす可能性があるかどうかは未知数だ」などと報じており、積極的に“賠償”にフォーカスを当てている。  野党側の反発も似たような趣旨だ。ある議員は声明を発表し、「事実を記録するだけで、賠償を二の次にして、さらに謝罪すらなかった」「韓国政府は日本に、歴史的事実の記載以前に、過去我が民族に行った破廉恥な行為に対する反省と謝罪、賠償を要求しなければならない」などと、与党側を強く非難している。  現在、日本のネット上では「東洋のアウシュビッツの誕生」などと今回の世界遺産登録を皮肉る声も上がっているが、韓国では「なぜ謝罪や賠償を要求しないのか」という不満が増えてきているようだ。それぞれの理由はまったく違うが、日韓共にモヤモヤが残る世界遺産登録になったといえるかもしれない。

本物の制服がネットオークションで買える!? 中国で急増する“ニセ警察官”の犯罪

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警察官の制服を着て強盗をし、本物の警察に逮捕された犯人たち
 6月4日、山東省平度市で、女性が使用していた下着やベッドカバーなどを盗んだとして、警察官を装った男が逮捕された。監視カメラの映像から、犯人の乗っていた車は中国国産車メーカー「チェリー自動車(奇瑞汽車)」のオフロード車であることがわかり、車両のナンバーから持ち主を洗い出したところ、付近に住む不動産管理会社に勤務する社員であることが判明。カメラの犯人と容貌が一致したため、逮捕された。  供述によると、女性の使用済み下着や身に着けているものが好きで好きでたまらなく、特に酒に酔った後は我慢しきれず、盗みに入ったこともしばしばあったという。2015年1~6月の間で、下着や衣類のほか、携帯やネックレス、IDや銀行カードなどを窃盗。盗んだ品は賃貸アパートの部屋でコレクションしていた。余罪は20件以上あるとみられている。  とんだ変態男による犯行だが、その手口は笑えない。怪しまれずに済むよう、警察官の制服を着用していたからだ。最近、中国では警察官を装った犯罪が増加の一途をたどっている。6月26日にも、窃盗の前科を持つ男が、出会い系サイトで知り合った女性5人に結婚詐欺を働いた事件の裁判が浙江省杭州市で開かれた。男は女性と性的関係を持った後、虚偽の不動産・土地購入や、礼金の支払い等で前後6回、計14万元(約280万円)を騙し取ったという。  男は、ネットを通じて100元(約2,000円)で購入した警察官の制服を着た姿をブログに載せるなどして、相手を信じ込ませていた。しばらく交際を続けた後、女性の部屋に転がり込み、同居を始めるといった手口だったという。8万元(約160万円)騙し取られた女性が不審に思い警察に相談したところ、身元と身分を詐称していたことがわかり、お縄となった。
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雲南省で、戸籍登録をしようとして逮捕されたニセ警官
 さらに6月25日には、雲南省で制服警察官に扮した男が派出所で戸籍登録を行おうとして捕まり、10日間拘留。あまりの大胆さにネットユーザーも驚いているが、制服は雲南省昆明市で警備員をしていた際に手に入れた本物だったという。同じく25日には、江西省北江市で、警察官に扮した男2人が、デートしていたカップルを“逮捕”。1万5,000元(約30万円)相当の金品や携帯をカツアゲして、本物の警察官に逮捕されるという事件も発生している。  こうしたニセ警察官急増の背景には「本物の警察官の制服が簡単に手に入ってしまう」環境があるという。北京市に住む日本人大学講師は言う。
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女性警官用の制服も簡単に買えるようで、コスプレなどで使用されているという
「地方都市に行けば、まだまだ警察署や警察官の家の軒先に洗濯した制服を干している光景に出くわしますからね。中国では、警察官も城管(都市管理執法官)も保安(公務員である警備員)も、みんな似たような制服なので、腕のワッペンさえ替えてしまえば、警察官に扮することも可能です。特に保安は人員も多く、制服も手に入りやすい。本物やレプリカを含め、ネットオークションでたくさん流通していますよ。中国にも警察官マニアはけっこういるので、制服の盗難や転売は増えていると聞きます」  一方、ニセ警察官に遭遇したことがあるというのは、重慶市在住の日本料理店オーナーだ。 「私の住んでいるエリアで、5月に『警察官を装った人さらい事案が多発しているので要注意』という防犯情報が回ってきた。その直後、2人組の警察官が自宅を訪れたみたいで、私の中国人の妻に家族構成や親類の連絡先、勤務先の情報など根掘り葉掘り聞いていったそうです。あとで判明したのですが、彼らはニセ警察官で、売買目的で個人情報の収集をしている裏業者だったとのこと。ネット系の詐欺や強盗に悪用されるらしいので、恐ろしいですよ」  基本的に疑うことから入る中国人も、警察官の制服を見ると信じてしまうのか・・・・・・。今後も、ニセ警察官が起こす犯罪は増えていきそうだ。 (取材・文=五月花子)

韓国版・香里奈か? “セックス動画流出”デマで韓国人気女優がピンチ!

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イ・シヨン
 昨年、写真誌「フライデー」(講談社)に大股開き写真をスクープされた香里奈のイメチェンが話題を呼んでいるが、お隣・韓国でも人気タレントが“セックス動画流出”のデマに苦しんでいる。  犠牲になったのは、人気女優のイ・シヨン。1982年生まれで、今年33歳となった彼女は、モデルを経て芸能界デビュー。日本でも人気を博したドラマ『花より男子』や『風の国』に出演して注目され、芸能人同士が仮想カップルとなるリアルバラエティ『私たち結婚しました』で、一躍人気者に。以降、『富豪の誕生』『ゴールデンクロス』『一理ある愛』といったドラマでヒロインを務める傍ら、役作りのため始めたボクシングに目覚め、2012年には各種アマチュア大会で優勝。13年には韓国代表の座をかけた全国アマチュアボクシング選手権に準優勝するなど、“ボクサー女優”としても活躍中だ。6月20日からは、ドラマ『美しい私の花嫁』がスタートしたばかりだった。  ところが、その頃から、ある怪文書が出回り始める。そこには、シヨンが所属事務所と不仲にあること、所属事務所が画策したシヨンのセックスビデオがあり、検察が調査中であることなどが書かれていたという。さらに、この件に気を揉んだシヨンが自殺未遂を図ったとのウワサまで上るほど。韓国で“チラシ”と呼ばれるこの怪文書は、SNSなどを通じて瞬く間に拡散。一部メディアで「女優Aのセックスビデオ流出か」と報じられる事態になった。  これを受け、所属事務所は同月30日に公式声明を発表。すべてが事実無根のデマであり、怪文書の流布者を名誉毀損で告訴するとともに、刑事処罰も求める強硬な姿勢を示している。現在、ソウル中央地方検察庁は捜査を進めているが、今回のデマでシヨンが負ったダメージは大きい。ネガティブなイメージが付きまとっているだけでなく、過去に出演したラジオやテレビ番組での発言に、再びスポットライトが当たっているのだ。最近では、13年に出演したバラエティ番組での「デビュー当初、オーディションのために年を2歳ごまかした」「学生の頃に整形した」といった発言が掘り起こされている。デマの流布者が特定され処罰が下されても、彼女の憂鬱は終わらないだろう。  実際、過去にシヨンと同じような“チラシ”を流布された芸能人たちは、その苦痛を告白している。例えば歌手のIVYは、07年に元彼からセックスビデオをネタに脅されているというデマを流され、一時、芸能活動休止を余儀なくされた。彼女はその後に出演したとあるテレビ番組で「女性としての自尊心がとても傷ついた」と涙を見せた。  同じく歌手のソルビは09年、セックスビデオがあるとの“チラシ”が出回り、ネット上では“ソルビ動画”なるものが拡散したが、それはすべて事実無根。“チラシ”は根も葉もないデマで、動画の正体は、彼女に似た女優が出演する日本のアダルトビデオだった。それらを流布したのは、10~20代の男性5人で、悪意的なウソを流布したとして検挙されたが、ソルビは芸能活動休止に追い込まれるどころか、うつ病を患い、精神科で心療カウンセリングを受けるほどだった。こうした事例を考えると、シヨンも事態が長期化すればするほど、精神的苦痛は大きくなるだろう。  現在は、ドラマ『美しい私の花嫁』の撮影に、けなげに取り組んでいるというシヨン。今月5日には、芸能番組『セクションTV』がウワサになった動画を分析し、「シヨンには胸にホクロがないが、動画の女性にはホクロがある。同一人物ではない」とし、あらためて“チラシ”がデマであることが確認されたが、いまだに犯人はわかっていない。香里奈のように、仕事激減とならなければいいのだが……。