メインスタジアム建設計画白紙撤回に続き、今度は公式エンブレムのデザインが盗用疑惑にさらされている2020年東京五輪。相次ぐ混乱の様子は、お隣・韓国でも詳しく報じられている。 「安倍政権、東京五輪競技場計画白紙化、“安い競技場”を探すことに」(一般紙「京郷新聞」)、「東京五輪、今度はエンブレム盗用疑惑、“似ているにしてもあまりにも似すぎている”」(ニュースサイト「news1」)、「2020年東京五輪、エンブレム盗用論争勃発」(国営テレビ局KBS)。韓国最大発行部数を誇る保守系一般紙「朝鮮日報」などは、スタジアム建設計画白紙化決定やエンブレム騒動が起きる前の7月24日付の朝刊で「日本、右翼の人種主義攻撃、本当に五輪開催国なのか?」と題する社説を掲載していたが、昨今の騒動を受けて「それ見たことか!!」と言わんばかりに、東京五輪にまつわる相次ぐ失態を詳細に報じている。ネット上では、さらに辛辣な言葉が並ぶ。 「東京五輪は歴代最悪の赤字大会になる」 「IOC総会のプレゼンはウソだったのか。約束を守らない日本人」 「日章旗の赤丸を入れただけの完全コピーだな」 「エンブレム、見れば見るほど笑える。サル真似は日本の特技じゃないか」 「日本の真似体質は今さら始まったことじゃない。日本人は複写気質の大家だ」 まさに、韓国のネットユーザーたちはこれ見よがしに日本の迷走をあざ笑っているわけだが、韓国とて東京五輪と同じような問題を抱えていることを忘れてはならないだろう。2018年冬に行われる予定の平昌冬季五輪の公式エンブレムは盗用疑惑こそなかったものの、公式応募したにもかかわらず、フタを開けてみれば国内大手広告代理店の単独入札という“出来レース”だったことが一時問題になったこともあるし、何よりも平昌冬季五輪は依然としてメインスタジアム建設費用や分散開催など多くの懸案を抱えている。そうした現状への危機感から、7月21日付の京郷新聞には「東京五輪施設白紙化、平昌にも適用できる」との社説も掲載された。平昌のメインスタジアム建設費用も高額で、開会式と閉会式のためだけに1000億ウォン(約100億円)をつぎ込むことが合理的なのかという議論が絶えないが、同紙はその社説の中で「韓国政府は日本の安倍首相の言及を省みる必要がある。安倍首相が下した決定を、我々は他山の石にしなければいけない」としているのだ。 また、ニュースサイト「ノーカットニュース」は、「韓日五輪・ジレンマ、平昌は新築、日本は全面白紙化」と両国の対照的な結論を比較しながら、最後にこんな警鐘も鳴らしている。 「五輪の莫大な開催費用は、韓日両国にとって明らかに大きな負担となっている。 果たして相反した選択をする韓日の五輪がどんな結果になるか、見守る必要があるだろう」 平昌冬季五輪まで3年、東京五輪まではあと5年。韓国も日本も、互いの迷走や失態を皮肉ったり、あざ笑っている余裕はなさそうだ。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
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20歳女がスマホ買ってもらえず、車道に寝転がって親に抗議!? 中国一人っ子政策が生んだ、困ったちゃんたち
22日午後3時頃、春秋戦国時代から古都として栄えた湖北省荊州市の車道で、父親にスマホを買ってもらえなかった20歳の娘が車道中央に横たわって駄々をこね、最後にはスマホを買わせたことが報道され、ユーザーから批判が殺到している。 父親は娘とスマホを買いに来たものの、欲しかった機種は2,000元強(約4万円)と、父にとっては経済的に厳しい価格だった。「高くて買えない」と娘に告げると、娘は突然、車道に飛びだし路上で寝転んでしまったという。あまりにも大人げない、そして危険な行為を目の当たりにした交通警察は、車との接触事故を防ぐため、直ちに数人で娘を囲んだという。 その後、警察官は父と娘を別々に説得し、歩道へ連れ戻すことに成功。娘には、「交通法規を違反しており、捕まってもおかしくない」と注意したが、今度はその場に座り込んで駄々をこね始めたという。様子を見かねた携帯電話販売店の店主が値引き交渉に応じ、定価より安くスマホを売ってくれたため、事態は収まったという。 この娘の行為が報じられると、中国のネットは騒然となり、ユーザーからは多くの批判が寄せられた。中でも同年代からの批判が顕著で、 「私は18歳で働きに出て、今まで一度も両親にお金を要求したことはない」 「この女は20歳まで無駄に養われた。車にはねられればよかったのに」 「路上で寝たらスマホが安く買えるのか! 俺もやってみようかな」 などなど、厳しい意見が相次いだ。一方で、「2,000元ちょっとのスマホも買えない父親なんて、死んでいい」「欲しい物を買ってもらえないのに、父親なんているの?」といったコメントも見られた。90后と呼ばれる、1990年代に生まれたある中国ゆとり世代のユーザーは、「大学に入った時にアップル3セット(iPhone、iPad、iPod touchの3つ)を親にねだり、買ってもらったことがある」といったコメントも……。騒動になった20歳女性。あり得ない行動に批判が殺到した
こうした“大きな駄々っ子”は、中国では珍しくないという。上海市在住の日本人大学院生は、こう証言する。 「つい先週も、デパートで見ましたよ。化粧品のセットを親に買ってもらおうと、20代の女が大声で泣きわめいていた。『自分の娘がみすぼらしい格好をしてたら、お前も笑われるんだからな!』って文句を言いながら、ハンドバッグで父親とおぼしき男性の顔をバンバン殴っていた。自動車が欲しくて、ディーラーの前で寝転んで駄々をこねてる20代後半の男も見たことがある。特に中国の若い女性は、親だけでなく、彼氏に駄々をこねて買ってもらう時も同じ方法を使います。80后、90后は子どもの頃から染み付いているんでしょうね。中国の玩具売り場では、そこら中でガキが駄々をこねています」 中国では、男の親が結婚資金やマンション購入費を援助するのは有名な話。親孝行という昔ながらの美徳は一人っ子の弊害から忘れ去られ、「親から搾り取れるだけ搾り取り、親が年を取ったらその時に面倒を見るか決める」というふうに変わってしまったという。そんな社会に、果たして明るい未来はやってくるのだろうか? (取材・文=棟方笙子)中国の「小皇帝」たち。ワガママに育った彼らの未来を心配せずにはいられない
母親が未成年の息子2人に、実父と祖父からの“性的虐待告発”を強要!? 国民的詐欺劇「3母子事件」の顛末
とある母子が引き起こしたトンデモ事件によって、韓国国内でちょっとした騒ぎになっている。この“3母子事件”は、母親と息子2人が、夫とその父親(祖父)から性的虐待を受けていたというもので、母子らが昨年10月に記者会見を開いて被害を告白したことに端を発している。 母子の主張はこうだ。韓国でも有名な教会の牧師を務める夫とその父親は権力と莫大な財力を持っており、家族にも日常的に暴力を振るう乱暴な人物だったという。それどころか、母子へのレイプを繰り返し、さらに親戚や教会信者たちにも母子との乱交を強要させ、その際には媚薬を使って母子たちを弄んでいたという。さらに、まだ10代の子たちは、今まで300人以上の相手を強要されたと訴えたのだ。 この衝撃的な告発を受けて、警察も捜査を開始。しかし、いくら捜査しても性的虐待に関する証拠は何ひとつ出てこなかったため、「証拠不十分」で捜査は打ち切られた。だが、それでも母子はあきらめない。記者会見から約8カ月が過ぎた最近では、ネット上に息子2人が「我々が父親にレイプされたのは本当です」という動画をアップし、それが拡散。ネット上で大騒ぎとなったのである。世論は、母子に対して深く同情的だった。 ただ、そんな母子に対して、懐疑的なメディアもあった。地上波SBSの人気時事番組『それが知りたい』のスタッフたちだ。昨年10月の記者会見から取材を続けていた彼らは、母子たちへの密着取材を開始。その過程で、長男は性的虐待を受けたトラウマから精神科病院に入院しており、母親と次男は告訴のため全国を回る日々を送っていることがわかり、その様子は全国ネットで放映された。番組内では、特に14歳の次男が事実を立証するべく母親よりも積極的に行動しており、番組スタッフとのインタビューでは「肛門から血が出ても、治療を受けさせてもらえなかった」と淡々と語ったり、母子たちが“セックス村”と呼ぶ地方の片田舎で、とある男性に詰め寄って「僕をレイプしたじゃないですか!」と責め立てるシーンもテレビで流れた。 ところが、スタッフは母子たちのもうひとつの顔を見逃さなかった。 例えば、自分が受けた被害を神妙な面持ちで語る次男の横で、クスクス笑う母親。思い出すのもツラいであろう経験を書いた次男の陳述書の最後には、なぜか“ニコちゃんマーク”まであった。取材を続けるうちに、番組スタッフは母子3人の様子がおかしいことに気付いたのである。 そして、決定的な出来事が起きる。インタビューの途中、「少し休憩しましょう」とスタッフが席を外したときのことだ。収録カメラがOFFの状態だと勘違いした兄弟が、驚くべきセリフを口にしたのだ。 次男:「この人たちにウソだと思われたらどうしよう……」 長男:「さっきのお前の発言、説得力あったよ」 番組スタッフたちが自分たちの話を信じてくれるかどうかを不安がっていた次男と、その次男を励ます長男。明らかに不自然な会話が、音声として残っていたのである。しかも、次男はテーブルの上に置かれたマイクがONだったことに気付くと、激しく動揺して落ち着きのない行動を取り始める始末。まさに、大どんでん返しである。 『それが知りたい』の7月25日放送分で公開されたこれらの映像は、視聴者たちに大きなショックを与え、ネット上は大炎上。「今の見た? マジで?」「結局、全部ウソだってことだな」「これはショックすぎる」といったコメントがあふれ、母子たちを応援していたコミュニティーサイト運営陣は「いろんな方に迷惑をかけてしまった」という謝罪文を掲載するとともに、サイトを即座に閉鎖するなど大混乱となったのである。 現在、韓国の一部メディアでは母子3人の虚言じみたこの事件を“国民的詐欺劇”として真相究明に乗り出している。『それが知りたい』番組スタッフは、加害者扱いされていた父親への取材にも成功し、彼と父親が教会運営と財産問題で揉めていることもわかった。彼は現在、釜山で宅配ピザのバイトをしながら生計を立てているという。彼によると、母子の背後には第3の人物がおり、その人物にそそのかされて母子たちは教会から金をせびり取ろうとしたのではないかと推測されているが、気になるのは子どもたちの今後だろう。 というのも、これまで散々主張してきたレイプ描写は、母親によって吹き込まれたものであり、兄弟は利用されていたことになる。専門家はこの母親に対して、「立派な虐待で、子どもたちの精神状態は相当危険なレベル」と危惧している。 「事実は小説よりも奇なり」というが、どうかこれ以上騒ぎが大きくならないことを願うばかりである。 (文=李ハナ)記者会見の様子
冤罪で11年間投獄され、国から1,300万円の賠償金を得た男が5年で一文無しになったワケ
無実の罪で11年間も獄中にいた男が、出所してわずか5年で国から支払われた賠償金を使い果たし、ホームレスになりかけていると中国メディアで話題になっている。「中華網」ほかが伝えた。 趙作海さんは、河南省の小さな村の農民だった。1998年のある日、かねてより趙さんと不仲で、ケンカが絶えなかった男が失踪。しばらくすると、首と膝から下がない、激しく腐乱した遺体が村の井戸から発見された。趙さんは容疑者として捕らえられ、2002年10月に故意殺人罪で投獄された。同年12月には執行猶予2年付きの死刑が確定、翌年3月に刑が確定した。 しかし10年4月、被害者とされていた、死んだはずの男が、なんとひょっこりと村に現れた。この男いわく、趙さんとケンカして頭を切りつけ、自分が趙さんを殺してしまったかもしれないと思い、逃亡したという。男の帰省により、趙さんは無罪となった。こうして無実の罪で11年もの間、獄中生活を余儀なくされた趙さんは国に賠償金請求し、翌5月に賠償金および生活補助として65万元(約1,300万円)を得た(記事参照)。 中国の農民にとって大金である65万元が、なぜわずか5年間でなくなってしまったのか? 出所から2カ月後、趙さんの息子が結婚することになり、その準備で6万元(約120万円)を使った。さらに息子は、趙さんの口座からこっそり14万元(約280万円)を盗んでいた。その後、夫婦で小さな旅行会社を経営するも、8カ月で倒産。4万元(約80万円)の損失となる。次にマルチ商法にハマり、17.5万元(約350万円)をだまし取られる。そして、妻のポケットマネー10万元(約200万円)と合わせて、夫婦で40万元(約800万円)を地元の企業に投資。毎月2%の利益を得るはずだったが、責任者が失踪……。 最後の投資について、趙さんは「もう60歳だし、自分で働けないから、利子で食べていけるようにしようと思った。1年間の期限付きの投資だったし、毎月入金予定日の1~2日早く入金してくれていたのに……」と語る。さらに不運なことに、趙さんは投資回収の取り立てに行った際、人とぶつかり、ケガを負った。一文無しとなり、入院費も払えないので、自宅療養をしているという。 趙はマルチ商法の詐欺に遭った後、裁判所から地域清掃の仕事をあてがわれていた。月給1,000元(約2万円)にしかならない仕事だったが、労働で収入を得る喜びをひしひしと感じていた。しかしながら、道路事情の変化により通勤が遠回りとなり、そのために早朝から家を出なければならなくなり、ウンザリして辞めてしまった。その後は、それまで以上に投資生活をもくろんだが、完全に失敗した。国から賠償金を勝ち取った際の趙さん
「自分は商売に向いていないと、よくよくわかった。農家に戻る。投資した金が戻ってきたとしても、もう二度としない。本当に金がなくなったら、ホームレスになるしかないな」と話す趙さんには、実はさらなる困難が迫っている。それは妻との離婚。妻の言い分としては、これまで苦労があっても夫に尽くしてきたのに「一文なしになったのは、金遣いの荒い女房のせいだ!」と知らない人にまで言われることに疲れ切ったためだそうだ。 言わずもがな、2000年あたりから10年間の中国はバブルを謳歌した時代であり、まさにその10年間を無実の罪により獄中で過ごした趙さんの心理的な焦りと、それによる無知が招いた結果であることは間違いない。 ネットでは「苦労の多い人生、本当にかわいそう」という声が多いが、「賠償金をもらってそのまま農業をやっていたら、一生悠々自適に過ごせただろうに。強欲すぎるからだ」という声も少なくない。とはいえ、今の中国で、突然の大金が手に入っても投資などせず、農家に戻ったほうがバカにされるのではないだろうか。 しかしながら、ここまで運の悪い人も珍しい。映画化などされて、さらに奇異な人生を送るのかもしれない!?趙さんと妻
愛人、隠し子に尼さんレイプ疑惑まで! 内部告発で、少林寺の“守銭奴住職”がいよいよ失脚か!?
悪党をカンフーでバッタバッタとなぎ倒す、映画『少林寺』。ところが、現実の少林寺は、映画の世界とはだいぶ違うようだ。 7月25日、「少林寺住職釈永信、この大老虎(汚職犯)を誰が監督するのか」と題する文章がインターネット上の掲示板に投稿された。筆名は「釈正義」で、「事情をよく知る者の代表」と記されている。その声明によると、嵩山少林寺住職の釈永信氏には、2つの戸籍と身分証があり、別人に成りすますことで奔放な性生活を送っているのだという。 正義氏によれば、永信氏には2人の隠し子がいる。ただし母親は別で、尼僧とハルピン人の愛人だ。さらには別の尼僧を強姦したり、深セン人の愛人をはらませ堕胎させたりと、仏をも恐れぬ奔放ぶりが赤裸々に記されている。反社会的組織とのつながりもあり、1980年代には2度にわたり、寺から除籍処分を受けたこともあるという。 永信氏のスキャンダルはこれが初めてではないが、今日に至るまで、失脚することなく少林寺のトップとして君臨してきた。全国人民代表大会(全人代)の代表を務め、中国共産党との関係が深いことが要因なのかもしれないが、今回はこれまで以上のインパクトを与えた。 当初、嵩山少林寺は、弁護士を通じて疑惑を完全否定。ところが28日、正義氏が新たな証拠を投稿すると、沈黙してしまう。その証拠とは、永信氏が除名処分を受けた際の書類や愛人の身分証などだ。それらが本物か否かは定かでないが、少林寺がだんまりを決め込んでいるのをみると、まったくのデマではなさそうだ。2つの身分証を使い分けていた、少林寺のトップ・釈永信住職
中国では、僧侶は尊敬される存在である。にもかかわらず、今回の件に関して人民からは、まったくといっていいほど同情の声が上がっていない。それは、少林寺とその住職が、日頃どんな見方をされているかをよく表している。 少林寺は商業主義が色濃く、純粋な宗教施設とは言いがたい。入場料は100元(約2,000円)と高額で、映画のようなカンフーショーが上演される、まるでテーマパークのようなところだ。今年3月には、3億6,000万豪ドル(約326億円)もの巨額を投じ、オーストラリアに分寺を建立すると発表したが、なぜかリゾートホテルまで併設する計画も。永信氏が「仏門CEO」や「経済和尚」と揶揄されるゆえんだ。報道によると、少なくとも30億米ドル(約3,700億円)以上の資産を海外に隠し持っているという。 もちろん、真面目に仏道に励んでいる僧侶もいるが、永信氏が説明責任を果たせないのであれば、仏教そのものへの信頼が揺らぐ事態となりかねない。 (文=大橋史彦)釈永信氏が関係を持った女性との相関図。厳しい修行を積んでいるだけあって絶倫だ
済州島の新名所!? 韓国版秘宝館「済州ラブランド」がカップルに大人気!
若い世代にはあまり認知されていないかもしれないが、40代以上であれば「秘宝館」と聞くと昔懐かしく思う人が多いだろう。1969年に徳島県に造られた「男女神社秘宝館」を皮切りに、団体旅行全盛時代であった70年代後半から80年代にかけて盛んに造られた、“性のテーマパーク”である。全盛期には全国津々浦々の観光地や温泉街などに40カ所以上あったが、今ではその名前を聞くこともめっきり少なくなり、ほぼ廃館。数カ所が辛うじて営業している状況だ。しかし最近、韓国ではこの秘宝館が大人気なのだという。 秘宝館の始まりは、60年代にヨーロッパなどの売春地区やポルノショップの点在する地区に造られたセックスミュージアムだといわれ、世界的に歴史がある。 韓国で「秘宝館」は“性博物館”という包み隠さぬ名前で呼ばれており、今ここをデートで訪れる若者が多いのだという。韓国南部のリゾート地として栄える済州島の「JEJULOVELAND(済州ラブランド)」は、済州国際空港から車で10分ほどでの場所にある。 日本でおなじみの「熱海秘宝館」と比べると、営業時間の長さと入館料の安さが特徴的。「熱海秘宝館」が9:30~17:30で1,700円なのに対し、「済州ラブランド」は9:00~24:00までで9,000ウォン(約900円)と、サービス精神満点。それを証明するかのように、ネットユーザーたちの声に耳を傾けると、「済州島には夜間に見て回れるようなところが特にない」ことが足を運ぶ理由の一つだという。
「済州ラブランド」は2002年から2年間、ソウルの美術大学の彫刻科出身の新人、中堅作家をはじめ全国の有名作家によって、約140点の作品を制作、04年11月にオープンした。屋内はもとより、屋外の広大な庭園にも数々の作品が並ぶ。どちらかというと、箱根 彫刻の森美術館に近いイメージだ。敷地内に入り、“男性のシンボル形”の案内板に従って歩いていくと、数々のオブジェたちが迎えてくれる。さまざまな体位を楽しむ男女、交尾しながら笑顔でピースサインの犬、『犬神家』のスケキヨのように池に浮かぶ裸体の下半身など、めじろ押し。
館内に足を踏み入れると、日常のエロいシーンを再現したジオラマ、木彫りの男性シンボルをはじめ、シュールなエロ美術作品のオンパレードだ。
印象深いのは、屋外に置かれた「美女三銃士」と「選ぶ面白み」と名付けられた2つの作品。前者は塀の上に美女が裸で並んで座りこちらを見下ろしている作品で、後者は男性4人の像なのだが、ガリ、ジジイ、デブ、マッチョが横に並び、シンボルが蛇口となった洗面台だ。 デートスポットとして流行しているという「済州ラブランド」。韓国人男性の下心を満足させるだけでなく、ここへの誘いに乗るかどうか、何に目を光らせているかで、女性の“性の開放度”や“趣味”といった「秘宝」を見つける、文字通り「愛の国」なのかもしれない。ここを訪れ、何かを共有した恋人たちは、その後、さぞかし盛り上がることだろう。 (文=梅田ナリフミ)
“ジリ貧”マックが韓国でもピンチ! 「労働契約書がない」「時給をケチられた」アルバイト店員たちが怒りのデモを連発!
2014年の若者の失業率が、IMF危機後の1999年以降、過去最悪を記録した韓国。2015年4月の段階では、“就職未経験”の20~30代の若者の数が9万5,000人まで増加し、12年ぶりに過去最悪の数値をマークした。そんな若者たちが生きづらい時世も象徴してか、野党・民主統合党代表のムン・ジェイン氏が“情熱ペイ”(店主の恣意的な判断で時給を決める行為)根絶を訴え、コーヒーショップでアルバイトの1日体験などのパフォーマンスを行い、世間の注目を浴びている。 一方、ある企業に対して、若者たちのフラストレーションの矛先が向けられている。その対象となっているのは、韓国上陸27年目を迎えるマクドナルドだ。今年に入り、韓国ではマクドナルドを対象にした若者のデモが頻発している。 デモ隊に参加している若者たちは、「労働契約書もなく、働いた分の時給が出なかった」「時給を“節約”するために、早期退勤を強要された」と訴え、「最低賃金の引き上げ」と「労働環境の改善」を迫っている。中には、「i’m Lovin’ it.McDonald’s」をもじった「i’m hatin’ it. McDonald’s」という文字が書かれた垂れ幕を掲げ、「マクドナルドの存在を拒否する」とする過激な若者もいた。ソウルを中心に繰り広げられているデモは時に警官隊との衝突も招いているようで、5月にはデモ隊側に8人の逮捕者が出ている。 韓国のアルバイト労働組合の幹部は「スタッフを最も大きな財産と話す本社CEOの時給は100万円に迫ろうとしているのに、アルバイトは雀の涙ほどの最低賃金しかもらえない。最低賃金を引き上げ、労働環境を改善するべき」と主張。マクドナルド側は「事実無根」とデモを牽制しつつ、自社が韓国社会で雇用創出に寄与しているとの立場を表明している。韓国では最近、物価の上昇が著しい。最低賃金が約550円なので、ヘタしたらコーヒー1杯飲めない状況である。 昨年、品質管理や異物混入などのスキャンダルが暴露され、日本でも大規模な赤字と店舗閉鎖に追い込まれたマクドナルドだが、本場のアメリカでも人気が落ちているという。今年、7万人の顧客を対象に行われたACSI(顧客満足度調査)で、ファストフード部門最下位となった。同調査には、KFCやSUBWAY、ドミノ・ピザ、スターバックスコーヒー、ダンキンドーナツなど、さまざまな形態のファスト店が含まれる。そのACSIで、顧客から厳しい現実を突きつけられてしまったのだ。 SNSやインターネットが普及した現在、ウソをついたり、社会に利益を還元できない企業のウワサやスキャンダルは、すぐに世界中に拡散する。世界的に、顧客にも労働者にも敬遠され始めているマクドナルド。その衰退を止めるすべはあるのだろうか? (取材・文=河鐘基)イメージ画像 Photo By Mike Mozart from Flickr.
父親が面接官に「給料はいくら払うんだ?」 中国超ゆとり世代“小皇帝”のびっくり就活
1979年から国策として導入された一人っ子政策によって、人口増加に歯止めをかけてきた中国。両親や親戚の寵愛を一人で受け、過保護に大切に育てられてきた子どもたちの中には、協調性や人間性に問題を抱えている者も少なくない。彼らが、そのワガママっぷりから、「小皇帝」と呼ばれていることは有名な話だろう。 そんな中、いま社会問題になっているのが、90后と呼ばれる1990年代以降に生まれた若者たちの就職活動だ。「重慶晩報訊」(7月19日付)では、今年、重慶市内で行われた大学生向けの就職説明会で目撃された、驚くべき小皇帝の実態についてレポートしている。 (1)両親と一緒にやってきた小皇帝/女子大生A(女性・21歳) 就職説明会の会場では、たくさんの会社がブースごとに学生たちの面接を行っている。現地のアパレル会社の人事担当者が、Aのエントリーシートを見ながら質問をする。 「興味のある部署はありますか? 長所はなんですか?」 すると突然、Aの父親が人事担当者に逆質問をしだしたのだ。 「うちの子には、どれくらいの給料を保証してくれるんだ? 職場の環境は?」 矢継ぎ早に面接官に逆質問をする父親の横にいるAは、とても気まずそうにしていたが、やがて退屈になったのか、携帯でゲームを始めたという。 就職をするのは、親と子のいったいどちらなのだろうか……。とりあえずゲームはやめろ! (2)自分が何をしたいのかがわからない/専門学校卒Bさん(女性・21歳) Bは昨年、専門学校を卒業したのだが、残念ながら就職浪人になってしまった。この1年間、条件に合った仕事を見つけることができなかった。就職説明会のこの会場で、ふらふらさまよい歩く彼女を見かねて、IT企業の人事担当者が声をかけた。 「あなたは学校で何を専攻していたの? どんな仕事を探しているの?」 Bの答えに、人事担当者は言葉を失った。 「自分でも、何がしたいのかわからない……。専門学校では一応、経済について勉強しました。アルバイトで子ども服を販売したことがありますが、これからなんの仕事をしたらいいのかわかりません」 この就職説明会の関係者の話によると、両親と共に就職説明会に現れる就活生や、履歴書などの書類すら持ってこない就活生が急増しているという。「微博」(中国版Twitter)でも、小皇帝の就職活動に苦言を呈するユーザーが多い。 「就活に親が同行するって、めっちゃ恥ずかしいな」 「親が子どもを信用していない証拠。つまり、親が子どもにしてきた教育を親自身が否定してしまっている。子どもへの教育に自信がないから、なんでも親がやろうとしているんだ」 「研修や入社式も親子で来るんじゃないか」 深セン市に住む、就職活動中の中国人大学生はこう語る。 「同じ大学の寮に住む室友(同部屋の同級生)は毎日、親と電話していて、親の選んだ会社にしかエントリーシートを送っていませんでした。大学で専攻した学部も親が選んだと言っていましたよ。しかも、本人は企業に送る志望動機書がまったく書けないので、これも親に書いてもらっているみたいです」 小皇帝の中でも、特に都市部の小皇帝は学校の成績は優秀でもメンタルが弱く、企業に入社しても2週間もたたず辞めてしまう人が多く、中国でも社会問題となっている。広東省で下請け工場を経営する日本人社長はこう分析する。 「都市部の若者と農村部の若者では、親孝行の考え方が違うのです。都市部の若者にとっては、親が敷いたレールの通りに人生を歩むことが親孝行。農村の若者にとっては、都市部で頑張っていい会社に入り、お金を稼いで親に楽をさせるのが親孝行だと考えている。ウチでも辞めずに頑張っているのは、意外と地方出身の若いヤツが多い」 小皇帝世代が中国社会の中心となる数十年後だが、その頃、中国はどうなってしまうのだろうか? (取材・文=青山大樹)中国の就職合同説明会の模様。大卒の就職難も社会問題となっている
団地の貯水タンクから男性の遺体!? 現地人も飲めない、中国“キケンすぎる”水事情
末期的な水質汚染が国家存亡の危機となっている中国。汚染水には慣れっこのはずの中国人だが、そんな彼らも思わず嘔吐してしまいそうな事件が発生した。 福建省の地元紙「福州日報」が7月19日に伝えたところによると、福州市内にある団地で、同じ棟に住む住民らから「水道水から異臭がする」との苦情が相次いだ。そこで、屋上にある水道タンクを調べてみたところ、そこで見つけたのは……なんと男性の死体だった。 調べによると、この男性は、近所で警備員として働く40代の男性で、この団地には友人がいたため、よく遊びにきていたという。ところが先日、この男性が団地に出かけたまま帰ってこないため、男性の家族から警察に捜索願いが出されていたところだった。事件が起こった団地の貯水タンク
屋上の水道タンクにはふだんは鍵がかけられており、どうやって男性が中に入り込めたのかはわかっていない。すでに警察は、事件の面から捜査を進めているという。 この水道タンクは業者によって徹底的に洗浄されたが、すでに死体エキス入り水道水を飲んでしまった団地の住民たちは「心理的にもう水道水は飲めない……」とボヤいている。貯水タンクの中。タンクというより、深い湯船のよう。下の黒いものは水垢か……
中国の水道水は浄水技術が未発達であるために、直接の飲用には適していない。地元の人でさえ、必ず一度煮立ててお茶にして飲むか、ペットボトルやタンクに入ったミネラルウォーターを購入して飲んでいるほどだ。 高層のマンションや団地などの場合、水道水は屋上に水道タンクを備え付け、そこから階下の住民たちに給水しているのだが、この水道タンクがクセモノ。定期的な清掃を行わず、タンク内に垢やサビが発生しているところも多いという。 上海在住の日本人男性はこう話す。 「かつて築30年のアパートに住んでいたときのこと、蛇口から出た水の中に糸ミミズのような赤い線状の小さい虫がうごめいていることがたびたびあった。朝起きると、台所のシンクの水たまりで動いていたこともある。中国の水は川の水と同じと思ったほうがいい。ハミガキやうがいなど、口に含む水はすべてミネラルウォーターというのがこの国の常識です」 中国の水道水は煮立てようが浄水器でろ過しようが、飲まないほうがよさそうだ。 (文=佐久間賢三)水道の蛇口から時折出てくる、糸ミミズ状の虫
韓国人トップ夜逃げで現地下請け企業が倒産……失速中のサムスンが中国で完全にオワコンか
主力となるスマホの販売不振で、韓国サムスン電子の凋落が指摘されて久しいが、頼みの綱である中国市場でも同社をめぐって混乱が起きている。 7月20日、サムスンの部品メーカーとして受託生産(OEM)を手掛けていた蘇州普光が倒産したというニュースが報道され、ネット上ではさまざまな臆測が飛び交った。「中国毎日経済新聞」が伝えたところによると、影響は同社が大株主である広東省の「東莞普光」にも波及。液晶ディスプレイをサムスンに提供する東莞普光は7月1日から現在まで約1カ月間、生産ラインがストップしている状況だという。 倒産した蘇州普光は、韓国財閥の普光グループが07年4月、蘇州市東南部に位置する呉江開発区に設立した企業で、主要な業務は新型電子部品の開発と生産だった。しかし、実質的な顧客はサムスン1社のみで、サムスンのあらゆる製品を受託していたため、親会社である韓国普光グループが破産申し立てを行うと、中国の現地法人も自然と立ち行かなくなった。蘇州普光はサムスンからの発注が減少していく中、徐々に経営困難に陥ったが、状況を悪化させたのは、現地法人で働く韓国人責任者が6月中旬に突如、“夜逃げ”するがごとく帰国してしまったことだ。管理責任者のいなくなった現場は大混乱に陥り、資産は債権回収のため銀行に差し押さえられたという。倒産した蘇州普光の工場。途方に暮れる若い従業員の姿も
蘇州普光は約1,900平米の敷地に800人余りの従業員を抱えており、従業員への補償問題が未解決状態だ。銀行から4億元余り(約80億円)の負債を抱え、下請け企業への支払いも滞っているため、債権者たちが集まって紛糾している。こうした状況の中、蘇州サムスンは話し合いの末、職員の給与と賠償金については開発区の管理委員会が債務状況を清算整理することが決まったものの、下請け企業への多額の支払いは依然、どうなるかわからない状況だという。 広東省東莞市に住む日本人ビジネスマンは、こう証言する。 「操業停止した東莞普光には、もともと3,000人以上の従業員がいたんですが、いまや200人以下しかいないそうです。管理職を含め、7月1日~8月1日まで給与なしの休暇通知が出されたタイミングで蘇州普光の韓国人責任者の夜逃げが伝わってきたので、若い従業員が朝から晩まで韓国人責任者の逃走を阻止しようと軟禁したそうです。併せて工場内でもかなりの乱闘騒ぎがあったみたいですが、東莞市の労働部門が介入し、職員との間に支払いを確約する取り決めが交わされ、やっと事態は収束しました」突然、操業を停止した東莞普光。韓国人責任者が軟禁される事態に
サムスンはこの数年、モバイル部門の売り上げが中国でも不調だ。高機能で低価格なスマホを商品化する国産メーカーが次々と台頭してきたため、iPhoneとGalaxyが競り合う勢力図はあっという間に塗り替えられたからだ。2015年第二四半期の中国国内のスマホのシェア統計では、小米(シャオミ)が18%、華為技術(ファーウェイ)16%、Appleが12%と続き、vivo(歩歩高)が10%、サムスンが9%という結果となり、低迷感は拭えない。中国サムスンは利益の60%前後をモバイル部門が占めており、スマホの売り上げが傾けば企業全体への影響は避けられない。 中国の“アキバ”こと深セン市・華強北に住む日本人バイヤーは言う。 「つい2年ほど前までサムスンがひとり勝ちだったのに、いまや見る陰もない。サムスンのスマホを売っていた代理店も、みんなシャオミやOPPOなど国産メーカーの販売店になってしまった。例えば、最新のGalaxy S6はこっちで10万円以上するのに、同等スペックの中国製スマホは4万円くらいで買える。デザインも中国製は良くなってきているのに対し、サムスンは基本的に数年前からあまり変わってない。若い女性たちから見放されていて、いまやGalaxyを使っているのは農民工や田舎のオッサンだけ。中国でも、完全にオワコンです」 日本だけでなく、中国でもサムスン離れが加速する中、韓国経済を牽引する動力の失速は、世界経済にどんな影響を与えるのか? (取材・文=五月花子)中国で一世を風靡したGalaxyも、いまや完全にオワコンか




















