児童養護施設を舞台にした芦田愛菜主演の日本テレビ系連続ドラマ『明日、ママがいない』に人権問題が浮上している。抗議の声を上げたのは、親が育てられない子どもを匿名で受け入れる、通称「赤ちゃんポスト」を設置する熊本市の慈恵病院。ドラマ内で「赤ちゃんポスト」に預けられた過去を持つ芦田演じる主人公を「ポスト」と呼ぶことに「同じ立場の子どもが聞いたら、どれだけ傷つくか」と厳しく批判した。 さらに、三上博史演じる施設長が子どもたちに「お前たちはペットだ!」と暴言を吐くシーンにも「施設の現状を知る視聴者は少ない。フィクションといえども、誤解されかねない」と訴え、同局に放送中止を申し入れた。 同ドラマの脚本監修は『家なき子』(日本テレビ系)や『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)で知られる野島伸司氏。テレビ関係者は「ここまでモメたのは、事前取材の欠如が原因。テーマがテーマだけに、普通なら施設の職員や専門家に入念にヒアリングする。ただ、今回の脚本を監修したのは、事前取材しないことで有名な野島さん。真面目にヒアリングをしていたら、彼の独創性は生かされないし、顔も潰すことになる。日テレは野島さんを起用した時点で、一蓮托生。こうなることは想定していたと思う。視聴率は良くても、決してホメられることではない」と話す。 似たようなシリアスなテーマを題材にしているのが、米倉涼子主演のテレビ朝日系連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』だ。どんなに難しい手術でもミスをしない天才外科医の話だが、制作過程では「同じような難病で苦しむ患者の心を傷つけないか」という意見が寄せられたという。 そこでテレ朝は対応を協議、リサーチャーを全国に飛ばし、医療関係者を徹底取材したという。 「複数の医療ジャーナリストや名医と呼ばれる先生にも意見を伺い、素人ながら難しい手術についてもイチから勉強した。リサーチャーの中には、医学部を受験できるほどの知識を身につけた人もいるそうですよ(笑)。ブッ飛んだストーリーに見られがちですが、その裏では本物の医師も思わずうなる中身になっている。今のところ、抗議は寄せられていませんね」(テレ朝関係者) このところ好調のテレ朝だが、それは制作現場の姿勢にも表れているようだ。『明日、ママがいない』日本テレビ
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CM自粛で日テレ悲鳴……芦田愛菜主演『明日、ママがいない』は「松嶋菜々子のドタキャン」の産物だった!?
22日、芦田愛菜主演のドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)の第2話が予定通り放送された。熊本市の慈恵病院、全国児童養護施設協議会および全国里親会が会見を開き、放送内容の改善を要請している同作。この騒動により「視聴率が上がるのでは?」との見方もあったが、第2話は平均視聴率13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、初回から0.5%ダウンとなった。
初回のスポンサークレジットに表示されていた企業は、花王、日清食品、スバル、エバラ食品、小林製薬、三菱地所、ENEOS、キューピーの8社。しかし第2話では、スポンサークレジットの表示がなくなったほか、エバラ、ENEOS、キューピーの3社はCMを自粛。代わりに、ACジャパンのCMが3本放送された。
慈恵病院による会見後も、「ぜひ最後までご覧いただきたいと思います」と姿勢を崩さなかった日本テレビ。だが、CM自粛ムードが今後さらに高まれば、大きな痛手となりそうだ。
「CMを自粛する企業が増えた場合、脚本をマイルドに書き換える事態に追い込まれるかもしれません。そもそも、この水曜10時枠では、2011年に大ヒットした『家政婦のミタ』と同じ脚本家と制作会社が手掛ける、松嶋菜々子主演のホームドラマが放送される予定でした。しかし、12月のクランクインを前に、松嶋さんが『次女の小学校受験で忙しい』という理由で、出演を急きょキャンセル。しかし、本当の原因は、飼い犬のドーベルマンが起こしたトラブルの裁判だともっぱらです。すでにキャストを含め細部まで内容が固まっていましたが、主演女優のドタキャンで企画は白紙に。スタッフは大わらわとなりました。そこで、白羽の矢が立ったのが、脚本監修の野島伸司と芦田だった。短い時間でほかの子役もかき集め、なんとか間に合わせたそうです」(芸能記者)
飼い犬のトラブルとは、おととし5月に、松嶋と夫の反町隆史の飼い犬だったドーベルマンが、同じマンションに住んでいたアートディレクター・佐藤可士和氏の妻の太ももにかみついた事故。この後、佐藤夫妻がこのマンションを引っ越したため、賃料収入を失ったとして不動産管理会社が松嶋夫妻に訴訟を起こした。
「『明日、ママがいない』は、『話題性を狙った確信犯』などという声もありますが、さすがにスポンサーの自粛までは想定していなかったでしょう。オリジナル脚本の場合、事前に専門家などと設定や演出のすり合わせを行うことが多いのですが、今回はそういったことをする時間がなかった可能性もあります」(同)
今後、CMが“ACジャパンだらけ”になることも懸念されている同作。最終回まで無事に完走できるだろうか?
『明日、ママがいない』騒動で、日テレ総合広報部に業界からは称賛の声も!?「一方、TBSは……」
芦田愛菜主演の日本テレビ系連続ドラマ『明日、ママがいない』に降って湧いた人権騒動。児童養護施設が舞台の同ドラマの過激な描写をめぐり、熊本市の慈恵病院が「養護施設の子どもや職員への誤解偏見を与え、人権侵害だ」と訴え、同局に放送中止を申し入れたほか、21日には全国約600の施設から成る全国児童養護施設協議会と全国里親会が厚生労働省で会見を行い、同様に放送内容の改善を要請した。 だが、日本テレビは放送中止はおろか、表現の差し替えなども行わず、同局の総合広報部は一貫して「最後まで見てください」というスタンスを崩していない。これにネット住民の一部から「一連の騒動を宣伝に使うつもりか!」と批判の声が上がっているが、業界内では意外にも「この対応は正しい」と称賛の声が相次いでいる。芸能プロ関係者の話。 「“作品には絶対の自信を持っている”という、作り手の強い意志がうかがえる。弱腰になって謝罪したら終わり。あの対応は素晴らしい」 主演の芦田を溺愛する“芸能界のドン”も日テレに対応を任せ、自らは静観するつもりという。 一方、同じ広報対応でも、マスコミから集中砲火を食らっているのがTBSだ。 20日、15日放送のTBS系『奥様はモンスター2』の収録中にデヴィ夫人から平手打ちの暴行を受けたとして、一般の出演女性が警視庁に被害届を提出したことがニュースになった。マスコミ各社は裏取り作業に追われたが、TBS広報は「当事者同士の発生事案なので、今後どう対応していくか、スタンスは決めていない。実際に収録の時に何があったのか、女性が被害届を出したのかどうかは、把握していない」の一点張り。某スポーツ紙記者は「被害届が出て、警察が捜査に着手しているれっきとした事件なのに、この対応はありえない。しかも、被害者女性に対してTBSがデヴィ夫人を怒らせるよう持ちかけたという情報もある。事実ならTBSも“共犯”ですよ」と憤る。 「臭いものにはフタ」の理論なのだろうが、それでは世間は納得しないだろう。『明日、ママがいない』日本テレビ
日テレ『戦力外捜査官』、TBS『隠蔽捜査』、テレ朝『緊急取調室』……今期だけで8作!! 各局がミステリーに走るワケ
年明けから続々とスタートし、ほぼ出そろった1月クールの連続ドラマ。今期の特徴は、刑事や探偵が事件を解決するミステリーものがやたらと多いことだろう。
日本テレビ系列では、武井咲演じる美少女刑事と、EXILE・TAKAHIRO演じるイケメン刑事が難事件へ立ち向かう『戦力外捜査官』を放送。これが俳優デビューとなるTAKAHIROの演技が好評で、平均視聴率も13%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と悪くない。
TBS系列では、杉本哲太と古田新太がW主演を務める刑事ドラマ『隠蔽捜査』がスタート。視聴者の評判はすこぶるいいが、数字は7~8%台と振るわない。
フジテレビ系列では、檀れいが“変わり者刑事”を演じる『福家警部補の挨拶』を放送。初回平均視聴率は14.2%と好調だったが、「檀が主人公を演じきれていない」「期待はずれ」と酷評が相次ぎ、今後の視聴率低下が懸念されている。
テレビ朝日系列では、天海祐希がキャリア不合格組の警部補を演じる『緊急取調室』と、剛力彩芽が大学のミステリー研究会会長を演じる『私の嫌いな探偵』の2作がスタート。『私の~』は、初回平均視聴率10.0%と、夜11時台にしては健闘中だ。
さらにNHKの時代劇枠でも、赤川次郎原作のミステリー『鼠、江戸を疾る』を放送。滝沢秀明演じる“鼠小僧”が、江戸の難解な事件を解決する物語となっている。
このように、民放キー局とNHKだけで6作ものミステリードラマがスタート。さらに、前クールから放送中の『相棒season12』『科捜研の女』(共にテレビ朝日系)を加えると、8作にも及ぶ。なぜ、これほどまでにジャンルが偏ってしまったのだろうか?
「偶然といえば偶然ですが、『各局が“守り”に入っている』という見方も。ミステリーは、ある程度決まったフォーマットの中で、いかに登場人物が魅力的に動くかかという勝負になってくる。実は、犯人のアリバイなんかは、大したことない話が多いんです。逆に、『福家警部補の挨拶』の檀さんのように、主人公に魅力が感じられないと、途端に『つまらない』と言われてしまう怖さもある。要は、演者がうまければ形になりやすいため、局にとって比較的気楽なジャンルなんです。さらに、ヒットすればシリーズ化もしやすいという“うま味”も。ただし、テレ朝は別格です。あそこは、技術スタッフの質も、ミステリーにかける執念も、突出してますから。また、一話完結ドラマのほうが、各局が力を入れているオンデマンドサービスで“売りやすい”という利点もあるようです」(テレビ制作会社関係者)
月曜から土曜まで、毎日何かしらの難事件を解決している今期のテレビドラマ。視聴率で見ると、やはり初回平均視聴率19.7%を記録した『相棒season12』が抜きん出ているようだが、今後、この中から新たなヒット作は生まれるだろうか?
“EXILEは大根”の定説を払拭!? 武井咲主演『戦力外捜査官』EXILE・TAKAHIROの演技が大好評!
放送中の武井咲主演ドラマ『戦力外捜査官』(日本テレビ系)で俳優デビューを果たしたEXILEのボーカル・TAKAHIROの演技が好評だ。
同作は、推理オタクの美少女刑事(武井)と、武闘派イケメン刑事(TAKAHIRO)の珍コンビが、ベテラン刑事たちにお荷物にされながらも難事件へ立ち向かうコメディドラマ。
初回平均視聴率13.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と及第点でのスタートを切った同作は、18日放送の第2話でも13.1%を記録した。
EXILEといえば、HIROやATSUSHIを除くほとんどのメンバーがすでに俳優デビューしている。中でもAKIRAは、『ハニー・トラップ』(フジテレビ系)や、『GTO』(同)で主演。しかし、未だに演技力に疑問の声は少なくない。また、MAKIDAIも昨年、『町医者ジャンボ!!』(日本テレビ系)で連ドラ初主演を務めたものの、あまりの“棒読みゼリフ”に、視聴者から「MAKI大根」「ジャン棒」などと散々な評価を受けた。
この悪評のイメージが定着したためか、一部ファンの間で「TAKAHIROは大丈夫?」と不安の声が上がっていた。だが、『戦力外捜査官』の放送が始まると、視聴者から「TAKAHIROは俳優でもいける」「演技がうまくてびっくり!」「演技が初めてとは思えない!」と称賛や驚きの声が相次いだ。
また、放送前には「TAKAHIROの俳優デビューは、シリアスな作品がよかった」「コメディは似合わない」と、作風を懸念する声も多かったが、放送後は「TAKAHIROはコメディも似合う」「コミカルな役がはまってる!」「彼がEXILEであることを忘れて、笑ってしまった」という声が上がり、普段のパフォーマンスでは見せない三枚目の顔も好評のようだ。
「思いのほかTAKAHIROの演技がうまく、業界内で『事務所はなんでもっと早く、俳優デビューさせなかったんだ?』と言われているほど。彼にとって、今作が俳優デビューであることに間違いありませんが、演技経験がないわけではない。EXILE加入前の2006年には、人気ミュージカル『テニスの王子様』の3代目・海堂薫役として出演が決まっていた(当時、田崎敬浩)。しかし、ミュージカルの稽古中に受けていたEXILEオーディションで勝ち進み、公演の約10日前に突然“体調不良”を理由に降板を発表。その2カ月後にEXILEの正式加入が発表された過去があります。彼の俳優デビューは、今回が2度目のチャンスなんです」(芸能記者)
07年に、HIROがゼネラルプロデューサーを務める「劇団EXILE」を旗揚げするなど、役者の育成にも力を入れてきた“EXILE一族”。これまでネット上などで持たれてきた「EXILE一族は大根」というイメージを、TAKAHIROは払拭できるだろうか?
「ドラマのTBS」は今クールも苦境……向井理『S -最後の警官-』以外、ほぼ全滅状態に
1月にスタートしたTBSの連続ドラマが不調だ。 『半沢直樹』の大ヒット以来、注目を集めている「日曜劇場」枠では、向井理主演の警察ドラマ『S -最後の警官-』(日曜夜9時)がスタート。初回平均視聴率18.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話15.2%と健闘している。 だが、これを除く作品は、どれも苦戦を強いられているようだ。関ジャニ∞・大倉忠義が連ドラ初主演を務める医療ドラマ『Dr.DMAT』(木曜夜9時)は、大人気コミックの実写化として期待されていたが、初回平均視聴率7.9%、第2話7.2%と寂しい結果に。 さらに、杉本哲太と古田新太がダブル主演を務める刑事ドラマ『隠蔽捜査』(月曜夜8時)は、大ヒットドラマ『あまちゃん』(NHK)の主要キャストであった2人がそろったとして話題となったが、初回平均視聴率は8.2%。同枠前クールの『刑事のまなざし』の初回平均を0.2%下回る結果となってしまった。 また、17日には、観月ありさ主演『夜のせんせい』(金曜夜10時)がスタート。さまざまな職業を転々とした後、場末のスナックのママに収まった主人公が、強引なスカウトで定時制高校の教職に就くことに……という、観月お得意のコメディだが、初回から平均視聴率10.6%と、前クールのTOKIO・長瀬智也主演『クロコーチ』を1.4%下回った。 「人命救助の最前線を描く『Dr.DMAT』は、主人公が止まって考え込む時間が長く、『緊急事態が発生してるのにスピード感がない』『テンポが悪い』という指摘が目立つ。また、『隠蔽捜査』は、『キャストがいい!』『面白い』と視聴者の満足度は高いものの、数字はなぜかイマイチ。『夜のせんせい』も評判は上々ですが、放送前から『設定がありきたりで、見る気にならない』という声は少なくない。放送前から映画化が決定し、局が宣伝に多額を投じる『S -最後の警官-』以外は、全話平均視聴率において2ケタは厳しそうだ」(テレビ誌ライター) このほかに、2本の深夜ドラマを放送するTBS。今のところ、『S -最後の警官-』の好調に助けられている格好だが、巻き返しはあるだろうか?TBS『S -最後の警官-』番組サイトより
「逆に視聴率アップも!?」猛抗議の芦田愛菜主演『明日、ママがいない』打ち切りの可能性は?
15日にスタートした芦田愛菜(9)主演の『明日、ママがいない』(日本テレビ系)に対し、赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を設置している熊本市の慈恵病院が会見を開き、「養護施設の子供や職員への誤解偏見を与える」と、謝罪や放送中止を訴えた。
これを受け、日本テレビは「ドラマは子どもたちの心根の純粋さや強さ、たくましさを全面に表し、子どもたちの視点から『愛情とは何か』を描くという趣旨のもと、子どもたちを愛する方々の思いも真摯に描いていきたい。ぜひ最後までご覧いただきたいと思います」と、予定通り放送する意向を示した。また、同作の脚本を手掛ける松田沙也氏も、自身のTwitterで「このフィクションを通して、まずは子ども達に興味を持ってもらうこと、そして彼女達が問題に立ち向かう姿を見た同年代の子どもたちにも少しでもプラスの感情を抱いてもらえればと思います」「伝えたいことはドラマをご覧頂ければ、と」とツイートしている。
同作は、児童養護施設「コガモの家」を舞台にした物語。芦田が演じる主人公は、赤ちゃんポストに置いていかれたことから“ポスト”というあだ名で呼ばれている。そのため、フィクションながら、国内唯一の赤ちゃんポストである「こうのとりのゆりかご」を連想する視聴者も多かったようだ。
慈恵病院は、放送倫理・番組向上機構(BPO)への審議の申し入れも検討しているというが、果たして今後、放送が打ち切られる可能性はあるのだろうか?
「CMの世界では、視聴者からの抗議を受けて、映像を取り下げることがよくありますが、連ドラの場合は、ほぼ“ない”といっていい。過去には、北乃きい主演で壮絶ないじめを描いた『ライフ』(フジテレビ系)が、学校や視聴者から2,000件を超える抗議を受けたものの、『最後まで見てほしい』として放送を継続。また、吉瀬美智子主演の『ハガネの女』(テレビ朝日系)は、放送中に『教師としょうがい児童と保護者の描写に同意しない』として原作者が猛抗議。原作者は降板したものの、クレジットが消えただけで、何事もなかったかのように放送は続いた。今回も放送は続け、DVDなどのパッケージ化もするが、“再放送はしない”というところに落ち着くのでは?」(映像制作会社関係者)
『明日、ママがいない』には、“脚本監修”として野島伸司が携わっており、過去の作品を見ても、工場で奴隷のように扱われる知的障害者を描いた『聖者の行進』(TBS系)や、近親相姦や同性愛を描いた『高校教師』(同)、主人公が教師や同級生からイジメにあった後、死亡してしまう『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』(同)など、大きな物議を醸した連ドラを多く手掛けている。ゆえに、ネット上では「野島ドラマだからしょうがない」「野島伸司は、抗議も想定内だ」といった声も少なくない。
病院側と真っ向対立する形となった日本テレビ。先の関係者は「連ドラは、視聴率が不振でない限り、放送を中止することはないだろう。逆に、今回の騒動で上がるのでは?」というが、今後、大きな動きはあるのだろうか?
三浦春馬主演『僕のいた時間』大好評なのに“視聴率1ケタ転落”のワケ
三浦春馬主演の連ドラ『僕のいた時間』(フジテレビ系/水曜夜10時~)の視聴率が、第2話で早くも1ケタを記録し、ピンチに追い込まれている。 同作は、筋肉が徐々に衰えて呼吸困難に陥り、最終的には人工呼吸器をつけないと死に至ってしまう難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)と戦う若者を描く、ヒューマンストーリー。 15日放送の第2話では、大学を卒業し、家具販売会社で働き始めた拓人(三浦)のマンションに、就職活動に失敗した恵(多部未華子)が訪れ、拓人が職場の不満を口にしたことで2人は衝突。そんな折、拓人がペットボトルのふたを開けようとするが、左手に力が入らない。不安を抱き、「手に力が入らない」とネット検索すると、ALSに関する情報が目に飛び込む……というストーリーであった。 女性から絶大な人気を誇る三浦だが、同作の初回平均視聴率は11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とイマイチ。第2話では、さらに9.4%まで下がってしまった。 しかし、視聴者の評判は決して悪くない。三浦や多部の自然な演技を評価する視聴者は多く、「わざとらしさがない分、切ない!」「三浦さんの演技に引き込まれて、思わず見入ってしまった」「涙腺崩壊は必至」「今期、間違いなく一番面白いドラマ」などと絶賛する声は多い。 「1ケタに落ちたのは、裏でスタートした芦田愛菜主演の『明日、ママがいない』(日本テレビ系)が、平均視聴率14.0%を記録した影響でしょう。水曜夜10時の連ドラ枠は、昨年4月以降、フジと日テレが熾烈な視聴率争いを繰り広げている。その結果はというと、前クールでは『リーガルハイ』を放送したフジが圧勝。その前は、日テレの『Woman』が勝利。さらにその前はフジの『家族ゲーム』が上回った。今期は、どちらも評判がいい上、題材は違えど共に“お涙系”。どちらを見ようかと、頭を悩ませている視聴者も少なくないのでは?」(テレビ誌ライター) 天才子役の芦田という強敵が立ちはだかった『僕のいた時間』。今後、巻き返しはあるか!?フジテレビ『僕のいた時間』番組サイトより
初回視聴率14.0%、野島伸司ドラマ『明日、ママがいない』の「やさぐれる芦田愛菜」が新鮮!?
9歳の子役・芦田愛菜が主演を務める連続ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)が15日にスタート。初回平均視聴率は14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、同枠で前期に放送された竹内結子主演『ダンダリン 労働基準監督官』の初回11.3%を上回った。
脚本監修を、『高校教師』(TBS系)や『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)の野島伸司が手掛ける同作は、児童養護施設「コガモの家」で生活する子どもたちを描く“愛”の物語。母親(酒井美紀)が傷害事件を起こし、施設へ一時預けられることになった真希(鈴木梨央)。そこで出会ったのは、「赤ちゃんポスト」に捨てられたポスト(芦田)、ピアノが得意なピア美(桜田ひより)、家が貧しいボンビ(渡邉このみ)と、奇妙なあだ名で呼び合う少女たち。真希も、母親が起こした事件の凶器から“ドンキ”というあだ名が付けられる。その理由を、ポストは「親からもらったものは全部捨てるんだ、名前もね」とあっけらかんと話した――。
「21世紀で一番泣けるドラマ」をうたう同作は、「私たち、誰も知らなかった。昨日も今日もいたママが突然いなくなるなんて。明日、ママがいない……」など、悲劇的なセリフも多い。その一方で、「私たちの目標は、いいお家にもらわれて、誰よりも幸せな生活をすること。究極の夢は、アンジェリーナ・ジョリーと、ブラット・ピットの養子になること!」「あのババア、過保護すぎてちょっと頭おかしいんだよ。知ってる? 娘の名前に月の姫って書いて“かぐや”って読むらしいよ。DQNだよDQN」など、子役にコミカルなセリフも多く、視聴者からは「どんよりした気持ちになりすぎなくていい」「おませな子どもたちがかわいすぎる!」「子役の“子どもらしからぬ”セリフ回しを、うまく逆手に取った脚本」と好評のようだ。
「芦田を世に知らしめた『Mother』(日本テレビ系)や、満島ひかりがシングルマザーを演じた『Woman』(同)のようなシリアス路線を期待していた一部視聴者からは、『軽すぎる』『リアリティーがない』と不満も漏れているようですが、重すぎると脱落する視聴者もいますから、高視聴率を狙うならこのくらいがちょうどいいという見方も。また、芦田が演じるポストは、けんかっ早く、男っぽい性格。笑顔や、泣きの演技の印象が強い芦田が、しかめっ面でやさぐれる姿は、視聴者の目にも新鮮に映っているようです」(芸能記者)
芦田の新たな一面が見られるとして評判の『明日、ママがいない』。今後、ますます注目を浴びそうだ。
初回視聴率14.2%『福家警部補の挨拶』民放初主演の檀れいに酷評の嵐!「相棒のパクリ」「キャラが薄い」の声
14日にスタートした刑事ドラマ『福家警部補の挨拶』(フジテレビ系)で主人公を演じる檀れいの演技に、酷評が相次いでいる。 檀にとって民放連ドラ初主演となる同作は、米ドラマ『刑事コロンボ』や、田村正和主演でヒットした『古畑任三郎』(同)のように、まず犯人の視点で犯行が描かれ、その後、犯行経緯を暴いていく一話完結の“倒叙モノ”。共演にSMAPの稲垣吾郎や、柄本時生など。初回は反町隆史が犯人を演じ、平均視聴率は14.2%であった。 檀が演じる福家警部補は、ほぼ表情を変えず飄々としながらも、「あともう一つだけ聞きたいことが……」としつこく相手に詰め寄る“変わり者刑事”という役柄。 だが、残念ながら、檀の演技に対し視聴者からキャラを演じきれていない」「主人公に特徴がなさすぎる」「犯人役のほうが合ってる」「檀にセリフの多い役は難しいのかも」「深津絵里だったら、愛すべき警部補になった気がする」といった声が上がっている。 また、主人公の“変わり者だが頭は切れる”という設定や、鑑識員を使いっぱしりにしながら、「細かいことが気になるんですよね~」などと言う様子が、放送中の『相棒』(テレビ朝日系)の主人公・杉下右京(水谷豊)を彷彿とさせることから、『相棒』ファンからは「パクリ」「女版・右京」などと反感を買っているようだ。 「原作小説のファンからも『期待外れだった』『キャラの表現が薄すぎる』という感想が目立つ。放送前は、檀が民放連ドラ初出演ということも話題となり、宝塚仕込みの演技に期待が寄せられていたが、このままでは次回以降、数字を下げる可能性は高い。映画『武士の一分』で演じた主人公(木村拓哉)の妻役や、NHK大河ドラマ『平清盛』の待賢門院役などは“ハマり役”と好評だっただけに、今回の刑事役で女優としての評価を下げてしまうのは、もったいないですね」(テレビ誌ライター) 公式サイトでは「見たことのない刑事ドラマ」をうたいながらも、早々に「女版・古畑任三郎」「女版・相棒」などと“既視感”ばかりが取り沙汰されている同作。今後の視聴率が心配だ。フジテレビ『福家警部補の挨拶』番組サイト


