俳優の瑛太が探偵役を務めるドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第5話が11日に放送され、平均視聴率6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.9ポイント上昇しました。 その前回、人気漫画家・北村アキコ(内田慈)の自宅で起こる心霊現象の調査依頼を受けた七瀬五郎(瑛太)。半信半疑で北村家を訪れたものの、本当に目の前に幽霊が現れたため、霊媒師・河合節子(蒼井優)に助けを求めることに。節子は、北村家の和室にある古びた床柱が幽霊の棲み処になっていることを見抜き、護符縄で結界を張ります。 ただ、その結界はあくまでも簡易的な措置。根本的に解決するためには、新築の家になぜか1本だけあるその床柱の正体を探らなければならない。節子が五郎にそう告げたところで前回は終了となりました。 そして、今回。床柱は、アキコの元夫が奥多摩の山奥にある廃屋から移設したものだということがわかり、五郎は節子を連れて奥多摩に向かいます。そして、その廃屋の主が祈祷師だったことがわかるのです。 節子の推論によると、祈祷師が藁人形を五寸釘で打ち付ける呪いの儀式によって、床柱に元々いた精霊が悪霊化してしまったとのこと。その悪霊は今まで祈祷師の霊力で床柱に閉じ込められていたものの、最近になってさらに強い霊能者が現れたため、その人間の力を利用して外界に出ようとしているというのです。 その強い霊能力者とは、アキコの1人娘・七恵(後藤由依良)。アキコにかまってもらえず寂しさを募らせている七恵の心の隙に入り込み、それを利用しようと幽霊は企んでいるのです。そうと知った五郎は急いで北村家へ引き返すのですが、七恵はすでに霊界(床柱の中)へと引きずり込まれてしまった後でした。 しかし、ここから節子が真価を発揮します。霊力で七恵を“こっちの世界”へと戻すと、その七恵の霊力も借りて悪霊退治に成功。一件落着となり、第5話は終了となりました。 さて、今回の感想ですが、前回同様に蒼井優が抜群の存在感を示していました。オンとオフの切り替えがうまいんですね。普段は飄々としているのに、“霊媒師モード”になるとまるで別人のような顔つきになる。特に、最後の悪霊と対峙するシーンでは、本当の霊媒師のようにすら思えてしまいました。キャラが立っているだけに、節子を主人公にしたスピンオフを制作しても面白いのではないでしょうか。 その反対に、キャラが曖昧になってしまっているのが、あかつか探偵事務所の事務員・四俵蘭子役を演じている深田恭子です。第2話と3話の依頼主として登場し、それからレギュラー出演しているのですが、立ち位置がイマイチわかりません。今回のラスト、五郎が節子の武勇伝を事務所で楽しげに語った際には嫉妬心が垣間見えるのですが、これまで五郎に心を奪われるようなシーンがなかったため、とってつけたように五郎に好意を寄せ始めたように思えてしまいました。 今後、五郎と節子、蘭子の三角関係に発展するのだとしたら、前回と今回、深田の登場シーンをもう少し増やすべきだったと思います。そうならないにしても、このままだと深田は単なるお飾りで終わってしまう可能性が高い。無駄遣いにならないように、うまくストーリーに組み込んでキャラを立たせるべきだと思います。 それと、今後の展開で気になるのがドラマ自体の一貫性のなさ。確かに原作コミックに今回のストーリーは収録されていますが、初回は親子の絆を描いたヒューマンドラマ、第2話と3話は企業サスペンスものだっただけに、まるで違うドラマを観ているように感じてしまった視聴者も少なくなかったのではないでしょうか。 ネット上では第3話から面白くなったという意見もあるようです。そのため、初回から非現実的な依頼を受ける“よろずや”路線でいけばよかったという声もあるのですが、今回は蒼井の演技力に助けられた部分も大きかっただけに判断が難しいところです。 また、原作コミックには“現実路線”の面白いストーリーがいくつもあるのですが、連載されていた1980年代と今とでは時代背景が違いすぎたり、コンプライアンスの問題などでドラマ化できないものも多い。時間配分も考えなければなりませんから、どのストーリーを並べていくかは悩ましいところではあります。ただ、ドラマの色を統一しなければ放送回によって当たり外れの差が大きくなってしまう可能性が高く、視聴者の定着にも繋がりにくいのではないでしょうか。 気になる次回ですが、今回のホラーから一転、県議会議員候補・伊佐川良二(ムロツヨシ)が恋人・浅田玲奈(玄理)を殺害した証拠を五郎が探すという、現実路線のストーリーに再び戻るということで、果たして吉とでるか凶とでるか……。 (文=大羽鴨乃)TBS系『ハロー張りネズミ』番組公式サイトより
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2ケタキープの高畑充希『過保護のカホコ』竹内涼真の「キュン死」演出が、逆に不穏すぎる!
遊川和彦脚本の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)第6話が、16日に放送されました。視聴率は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、あいかわらず2ケタキープです。強い。 さて、公式ホームページでは、主人公カホコ(高畑充希)が「家族の問題を次々と解決していく痛快ホームドラマ」とされている同作品ですが、いよいよ不穏な空気が漂ってまいりました。ここまでも別に痛快ではなかったけど、いよいよです。というわけで、今回も振り返りです。 (前回までのレビューはこちらから) 前回、カホコは、ずっと依存してきたママ(黒木瞳)からの自立を宣言。ママはこれを受けて、仏頂面のまま実家に帰っちゃいました。 ママがいなくなってみると、パパ(時任三郎)もカホコも朝食くらい作れるものの、油の在りかさえわかりません。洗濯機の動かし方もわからないし、掃除もできない。根本家はどんどん荒んでいきます。カホコがママに送ったメールも、一向に既読が付きません。 パパはママを連れ戻そうとママ実家に赴きますが、ママは口さえきいてくれない。「家政婦として必要ってことですか、私が」と、パパが目の前にいるのにメールで返答するのみです。 しかし、問題が勃発していたのは根本家だけではありませんでした。ママの2人の妹も、ともに夫婦生活に亀裂が入り始めていたのです。 下の妹・節ちゃん(西尾まり)は、チェリストの夢破れた娘・糸ちゃん(久保田紗友)がグレちゃったことで夫婦ゲンカに。上の妹・環ちゃん(中島ひろ子)にいたっては、「なんか悪いことが起こりそうだから、離婚したほうがよさそう」という、ワケのわからない理由で実家に戻ってきてしまいました。 そうしてママ実家では、じいじ(西岡徳馬)とばあば(三田佳子)を囲んで久しぶりに家族水入らずの晩餐となったわけですが、ちょっとした言い争いから、今度はじいじが出ていくハメに。カホコ家に身を寄せると、節ちゃんの旦那・厚司(夙川アトム)、環ちゃんの旦那・衛(佐藤二朗)、さらにはパパのほうのおじいちゃん(平泉成)まで集まっています。 パパと厚司くん、衛くんの3人は、しきりに自分たちの奥さんの愚痴を言いながら、ばあばがいかに「できた女房」であるかをじいじに説きます。そして、カホコに対しても「カホコちゃんはいい奥さんになる」「いつまでも純粋なままでいてほしい」などと勝手なことを言い出します。あげく、自分たちの奥さんに「カホコちゃんからなんとか言ってくれないかな」とまで。 カホコはこれに、ややギレしながら「奥さんと仲直りするまで、この家に来ちゃダメだから」と言い放ち、全員(平泉成以外)で今からママ実家にいくことにします。 実家では、ばあばと姉妹3人が縁側でスイカを食べていました。その懐かしさもあって、みんなそれぞれに、姉妹にも言ったことのない心の内を告白していきます。 ママは、ずっと自分が愛されていない、必要とされていない人間なのではないかと悩んでいたと言います。それでも、カホコだけは「天使みたいな笑顔で私の胸に飛び込んできた」「思いっきり抱きついてきた」「この子だけは私のことを無条件に愛してくれる」と思ったんだそうです。 ダメ旦那4人組と一緒に陰でそれを聞いていたカホコは、ママのほうに駆け出します。 「自分が、ママのことなんにも知らなかったんだなって気づいた」 「今までママはママでしかなかったんだけど、ママも女の子だったんだよね」 「ママの愛は当たり前なんかじゃないんだよね、すっばらしい宝物なんだよね、偉大なんだよね」 ママが携帯を取り出すと、そこには読んでいなかったカホコからのメールがたくさん残っています。そのすべてに「大好きだよ」「ママ、大好きだよ」と書いてある。ママの目に、ぶわっ……と涙が浮かびます(このシーンの黒木瞳の芝居がホントすごかった)。 翌日、ママは家に帰ってきますが、出て行ったときの仏頂面に戻っています。そしてカホコとパパに、「あなたたちが望むならカホコのことは自由放任主義でいきましょう」と宣言するのでした。 翌日、カホコがママが帰ってきたことをばあばに報告に行くと、ばあばがひとり、縁側で電話をしています。お医者さんらしき人に、「自分がもうすぐ死ぬことを、家族に黙っていてほしい」とお願いしているようです。一族の精神的支柱であるばあばに、重い心臓病が見つかっていたのでした。 ■ばら撒かれた亀裂の種 ドラマもクール後半に入り、今回は物語の収束へ向けて全体的に「ネタ振り」的な要素の強い回だったと思います。カホコ家だけでなく、親戚一同、どの家族にも亀裂の種がばら撒かれています。しかも、どれもこれも実に深刻で「次々と痛快に解決」できそうな話じゃない。どうあれ、誰かが深く傷つくことになる匂いがプンプンと漂っています。 そういう、まるで家族崩壊・一家離散のモデルケースを複数一気に見せられているような、実に不穏な回だったのです。 ■竹内涼真の「キュン死」演出が意図するもの 一方で、カホコとハジメ(竹内涼真)の恋の行方は、たいへん瑞々しく描かれます。カホコが「カホコって呼んで」「好きって言って」とお願いして、ハジメが照れちゃって言えないという件の繰り返しなんて、超ベタなやつを徹底的にあざとく撮っています。さらにハジメが、カホコの表情に見とれて思わず「大好きだよカホコ」って言っちゃうとか、もうそりゃキュン死でしょう。そうでしょう。 前回の「お姫様抱っこ」からの「玄関グイ!」もそうなんですが、このドラマのロマンティックシーンのロマンティックさは、尋常ではありません。だから不穏なんです。竹内涼真が「キュン」を誘えば誘うほど、不穏になる。 なぜなら、おそらく遊川さんがこれから描こうとする「家族の崩壊と再生」のようなものは、今回までに仕込まれた伏線からすれば、相当にシビアで残酷です。「再生」が訪れない家族だってあるかもしれない。『東京物語』(1953)で原節子が放った「私はずるいんです」並みのパワーワードが発せられるかもしれません。登場人物たちの心の血がドクドクと流れる予感がします。 そういうものを「キュン」目的だけで見てる視聴者にブチかまそうとしているんじゃないか、と感じるんです。だって、あざとすぎませんか、竹内に対する演出だけが。竹内をあえてあざとく演出することで「キュン」な層を引き付けておいて、どえらいものを見せようとしてるんじゃないかと。ドロドロのやつをBUKKAKEするつもりなんじゃないかと。要するに、「キュン」層が全然見たいと思っていないような展開と結末が用意されているような気がするんです。それを、本当に見せたい層に見せるための「キュン死」連発であると。 当然、そのようなことになれば遊川さんは大いに批判を集めることになるでしょう。しかし、遊川さんがそうした批判をまったく恐れない作家であることだけは間違いありません。なので、不穏なのです。うーん、不穏! (文=どらまっ子AKIちゃん)日本テレビ系『過保護のカホコ』番組公式サイトより
2ケタキープの高畑充希『過保護のカホコ』竹内涼真の「キュン死」演出が、逆に不穏すぎる!
遊川和彦脚本の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)第6話が、16日に放送されました。視聴率は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、あいかわらず2ケタキープです。強い。 さて、公式ホームページでは、主人公カホコ(高畑充希)が「家族の問題を次々と解決していく痛快ホームドラマ」とされている同作品ですが、いよいよ不穏な空気が漂ってまいりました。ここまでも別に痛快ではなかったけど、いよいよです。というわけで、今回も振り返りです。 (前回までのレビューはこちらから) 前回、カホコは、ずっと依存してきたママ(黒木瞳)からの自立を宣言。ママはこれを受けて、仏頂面のまま実家に帰っちゃいました。 ママがいなくなってみると、パパ(時任三郎)もカホコも朝食くらい作れるものの、油の在りかさえわかりません。洗濯機の動かし方もわからないし、掃除もできない。根本家はどんどん荒んでいきます。カホコがママに送ったメールも、一向に既読が付きません。 パパはママを連れ戻そうとママ実家に赴きますが、ママは口さえきいてくれない。「家政婦として必要ってことですか、私が」と、パパが目の前にいるのにメールで返答するのみです。 しかし、問題が勃発していたのは根本家だけではありませんでした。ママの2人の妹も、ともに夫婦生活に亀裂が入り始めていたのです。 下の妹・節ちゃん(西尾まり)は、チェリストの夢破れた娘・糸ちゃん(久保田紗友)がグレちゃったことで夫婦ゲンカに。上の妹・環ちゃん(中島ひろ子)にいたっては、「なんか悪いことが起こりそうだから、離婚したほうがよさそう」という、ワケのわからない理由で実家に戻ってきてしまいました。 そうしてママ実家では、じいじ(西岡徳馬)とばあば(三田佳子)を囲んで久しぶりに家族水入らずの晩餐となったわけですが、ちょっとした言い争いから、今度はじいじが出ていくハメに。カホコ家に身を寄せると、節ちゃんの旦那・厚司(夙川アトム)、環ちゃんの旦那・衛(佐藤二朗)、さらにはパパのほうのおじいちゃん(平泉成)まで集まっています。 パパと厚司くん、衛くんの3人は、しきりに自分たちの奥さんの愚痴を言いながら、ばあばがいかに「できた女房」であるかをじいじに説きます。そして、カホコに対しても「カホコちゃんはいい奥さんになる」「いつまでも純粋なままでいてほしい」などと勝手なことを言い出します。あげく、自分たちの奥さんに「カホコちゃんからなんとか言ってくれないかな」とまで。 カホコはこれに、ややギレしながら「奥さんと仲直りするまで、この家に来ちゃダメだから」と言い放ち、全員(平泉成以外)で今からママ実家にいくことにします。 実家では、ばあばと姉妹3人が縁側でスイカを食べていました。その懐かしさもあって、みんなそれぞれに、姉妹にも言ったことのない心の内を告白していきます。 ママは、ずっと自分が愛されていない、必要とされていない人間なのではないかと悩んでいたと言います。それでも、カホコだけは「天使みたいな笑顔で私の胸に飛び込んできた」「思いっきり抱きついてきた」「この子だけは私のことを無条件に愛してくれる」と思ったんだそうです。 ダメ旦那4人組と一緒に陰でそれを聞いていたカホコは、ママのほうに駆け出します。 「自分が、ママのことなんにも知らなかったんだなって気づいた」 「今までママはママでしかなかったんだけど、ママも女の子だったんだよね」 「ママの愛は当たり前なんかじゃないんだよね、すっばらしい宝物なんだよね、偉大なんだよね」 ママが携帯を取り出すと、そこには読んでいなかったカホコからのメールがたくさん残っています。そのすべてに「大好きだよ」「ママ、大好きだよ」と書いてある。ママの目に、ぶわっ……と涙が浮かびます(このシーンの黒木瞳の芝居がホントすごかった)。 翌日、ママは家に帰ってきますが、出て行ったときの仏頂面に戻っています。そしてカホコとパパに、「あなたたちが望むならカホコのことは自由放任主義でいきましょう」と宣言するのでした。 翌日、カホコがママが帰ってきたことをばあばに報告に行くと、ばあばがひとり、縁側で電話をしています。お医者さんらしき人に、「自分がもうすぐ死ぬことを、家族に黙っていてほしい」とお願いしているようです。一族の精神的支柱であるばあばに、重い心臓病が見つかっていたのでした。 ■ばら撒かれた亀裂の種 ドラマもクール後半に入り、今回は物語の収束へ向けて全体的に「ネタ振り」的な要素の強い回だったと思います。カホコ家だけでなく、親戚一同、どの家族にも亀裂の種がばら撒かれています。しかも、どれもこれも実に深刻で「次々と痛快に解決」できそうな話じゃない。どうあれ、誰かが深く傷つくことになる匂いがプンプンと漂っています。 そういう、まるで家族崩壊・一家離散のモデルケースを複数一気に見せられているような、実に不穏な回だったのです。 ■竹内涼真の「キュン死」演出が意図するもの 一方で、カホコとハジメ(竹内涼真)の恋の行方は、たいへん瑞々しく描かれます。カホコが「カホコって呼んで」「好きって言って」とお願いして、ハジメが照れちゃって言えないという件の繰り返しなんて、超ベタなやつを徹底的にあざとく撮っています。さらにハジメが、カホコの表情に見とれて思わず「大好きだよカホコ」って言っちゃうとか、もうそりゃキュン死でしょう。そうでしょう。 前回の「お姫様抱っこ」からの「玄関グイ!」もそうなんですが、このドラマのロマンティックシーンのロマンティックさは、尋常ではありません。だから不穏なんです。竹内涼真が「キュン」を誘えば誘うほど、不穏になる。 なぜなら、おそらく遊川さんがこれから描こうとする「家族の崩壊と再生」のようなものは、今回までに仕込まれた伏線からすれば、相当にシビアで残酷です。「再生」が訪れない家族だってあるかもしれない。『東京物語』(1953)で原節子が放った「私はずるいんです」並みのパワーワードが発せられるかもしれません。登場人物たちの心の血がドクドクと流れる予感がします。 そういうものを「キュン」目的だけで見てる視聴者にブチかまそうとしているんじゃないか、と感じるんです。だって、あざとすぎませんか、竹内に対する演出だけが。竹内をあえてあざとく演出することで「キュン」な層を引き付けておいて、どえらいものを見せようとしてるんじゃないかと。ドロドロのやつをBUKKAKEするつもりなんじゃないかと。要するに、「キュン」層が全然見たいと思っていないような展開と結末が用意されているような気がするんです。それを、本当に見せたい層に見せるための「キュン死」連発であると。 当然、そのようなことになれば遊川さんは大いに批判を集めることになるでしょう。しかし、遊川さんがそうした批判をまったく恐れない作家であることだけは間違いありません。なので、不穏なのです。うーん、不穏! (文=どらまっ子AKIちゃん)日本テレビ系『過保護のカホコ』番組公式サイトより
“脚本ひどすぎ問題”が解消!? 『ウチの夫は仕事ができない』関ジャニ∞・錦戸亮の演技のすごさ!
関ジャニ∞・錦戸亮主演のハートウォーミングお仕事ホームコメディ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)の第6話。平均視聴率は前回より0.7ポイントアップの8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。 開始当初は期待値も高く、筆者も放送を毎週楽しみにしていた同作ですが、前々回、前回と“ハズレ回”が続き、ゲンナリ……。はあ……、なんだか気乗りしませんが、第6話のあらすじを振り返りましょう。
バカップル全開!
ベランダで家庭菜園を始めたサーヤこと沙也加(松岡茉優)。きゅうり、シソ、パプリカを育て、ツカポンこと司(錦戸)のお弁当に入れようとルンルンです。ああ、こういうゆったりとした妊娠生活、憧れるわあ……。会社員の兼業主婦だと、大抵、出産予定日の42日前からしか産休取れませんからね。はあ、憧れの専業主婦生活……。 案の定、ツカポンを会社に送り出したサーヤも、「なんて幸せなんだろう。毎日幸せだ。こんなに幸せで、いいのでしょうか?」とウキウキです。うらやましすぎて、妬ましい……。 そんなサーヤは、いつものごとくマタ友ともんじゃ焼きランチへ。これまで一度もツカポンとケンカしたことがないというサーヤですが、マタ友たちから寄ってたかって「夫婦にケンカは必要」「そういう夫婦は、1回のケンカが離婚につながる」と危機感を煽られまくります。なんなんだ、このマタ友たちは……。 ツカポンとケンカがしたくなってしまったサーヤは、早速、家事を放棄。しかし、優しいツカポンは、全く気にする素振りを見せません。 しかし、あくる日、ツカポンから「水をかけないで」と頼まれていた粘菌「イタモジホコリ」にサーヤがうっかり水をかけてしまい、ツカポンが激怒。「もういいよ!」とツカポンが声を荒げ、この日は別々に寝ることに。が、この2日後、「ごめん、あんなことで怒ったりして」とあっさり仲直り。2人でエコー写真を見ながらラブラブです。 一方、会社では、下請け会社の社長が駆け込んできて、イベント延期の煽りで800万円の支払いが先延ばしになっていることをツカポンに相談。下請け会社の存続が危ぶまれるため、ツカポンは経理部の合田(袴田吉彦)に駆け寄りますが、「無理です。ルールですから」の一点張り。全く取り合ってもらえません。 しかし後日、サーヤとのケンカを乗り越えたツカポンは、合田に「今日はケンカをしに来ました」「直接、上に言ってやろうじゃないかと」と強気。稟議書を持って常務に直談判すると啖呵を切りますが、合田から「おやめなさい。要注意人物のレッテルを貼られて、今後の人事に影響する可能性があります」となだめられます。 しかし、すでに「仕事ができない」というレッテルを貼られているツカポンは、気に留めず常務の元へ。この勇気ある行動が功を奏し、稟議書に判をもらうことに成功。下請け会社を助けることができました。これよ、これ
このところ強引でチープな脚本が続き、ちょっと「見たくないなあ」と思っていた同作ですが、今回は文句ありません! よかった! マタ友がサーヤにやたらとケンカを勧めるシーンはちょっと引きましたが、全体的にはツカポンとサーヤのバカップルぶりをはじめ、同作らしいピースフルな空気で溢れていて、これはもう「神回」と言っても過言ではないのではないでしょうか! また、制作部と経理部のドンパチや、稟議書のくだりといった“会社あるある”も、そこそこリアル。律儀にAPAホテルのポイントを貯めている袴田だからこそ、ルール至上主義の経理部員役がはまったのかもしれませんね。 そして、改めて錦戸の演技が最高! 特に今回は、サーヤに初めて怒るシーンと、怒った後に「粘菌のことになると、自分にこんな一面があるなんて……」と戸惑うシーンの演技が絶妙! 素晴らしいったらありゃしないです。 さらに、前回、突如変更になったオープニングタイトルも、ちゃんと錦戸のしょんぼり顔の隣に出現する仕様に戻っていました。ヤッター! やっぱ、同ドラマの山場は、このオープニングタイトルですよ。これこれ。 といわけで、大満足の仕上がりだった第6話。もう「主人公、仕事できるやんけ」という野暮なツッコミは入れませんので、今後もこういう感じでお願いします。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)視聴率2ケタ台に回復! ゲス夫改心もタイミング悪すぎて次回から波乱の予感『カンナさーん!』第5話
お笑い芸人の渡辺直美が仕事に子育てに奮闘するシングルマザー役を演じるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第5話が15日に放送され、平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回9.3%の2ケタ割れから回復しました。 ファッションデザイナーとして働く河東カンナ(渡辺直美)は前回、世界的に活躍するファッション業界のカリスマ・ニック難波(加藤雅也)にその腕を見込まれ、パートナーシップを結ぶことに。さらには「君を好きになってしまいそうだ」と、恋のアプローチまで受けるという急展開を迎えました。 その告白シーンの続きから始まった今回。魅力的な難波に言い寄られたことに満更でもないカンナですが、元夫・鈴木礼(要潤)の浮気が原因で離婚したばかり。また、大家の都合で3カ月以内に今のマンションから出ていかなければいけないなど、身辺がバタバタしていることもあって、今は仕事と子育てが大事だと交際を断ってしまいます。 そんな折、カンナは息子・麗音(川原瑛都)が通う保育園の保育士・青田壮介(工藤阿須加)から、会社の同僚・境川翔子(トリンドル玲奈)との間を取り持って欲しいとお願いされます。それを承諾したカンナは、麗音を遊ばせるのにもちょうどいいと、週末に4人で遊園地へ行く計画を立てます。 迎えた日曜日。遊園地を満喫するカンナの前に、ピエロに扮した難波がサプライズ登場します。少々強引なアプローチに驚くカンナですが、その心は次第に難波へと惹かれ始めていくのです。 その一方、自分の浮気が原因で離婚したものの、カンナとの復縁を考えている礼は、お詫びのしるしとしてマンションを購入してから交際を申し込むことを画策。カンナには内緒で計画を進めていたのですが、同僚の片桐裕太(お笑いコンビ・シソンヌ・じろう)が、カンナの上司・片岡美香(山口紗弥加)と婚活パーティーでたまたま知り合ったことで、情報が漏れてしまいます。 カンナの心が難波に傾きつつあることを知る美香は、礼の努力が無駄になってしまうことを危惧。カンナの気持ちをそれとなく探ろうと、翔子を連れ立ってカンナの家を訪ねるのですが、そこで難波の姿を目撃してしまうのです。 実は難波は、風邪をひいたカンナを看病しに来ていただけなのですが、そうとは知らない美香と翔子は、2人の仲を邪魔してはまずいと引き返すことに。しかし、そこにタイミング悪く礼が登場。礼と難波が鉢合わせしてしまうことを恐れた美香と翔子は、しどろもどろになりながら何とか礼を追い返します。 そんなハプニングなど知る由もないカンナは、献身的に看病してくれる難波の優しさに心を動かされ、その背中に抱き着いて「私と付き合って下さい」と告白。ここで第5話は終了となりました。 さて感想ですが、今回は特に麗音役の子役の演技が良かったと思います。難波の突然の出現に戸惑い、カンナと親し気にしている様子を見て悲しみの表情を浮かべるシーンは秀逸でした。礼のことが大好きなだけに、それにとって代わろうとしている難波を受け入れがたい。カンナを奪われてしまうのではないかという不安もある。そんな心情を見事に表現していました。 また、難波役を演じる加藤のいかにもファッション業界人的な軽いノリも、このドラマの雰囲気に合っていていいと思います。明るい性格ながらも時折、「家族は僕の憧れ」と真剣な表情で語るなど、家族に関して何か暗い過去があるような雰囲気も漂わせていました。これが次回以降、難波のキャラを掘り下げる伏線になってくるのかもしれません。 その難波に対して気持ちを隠そうとしながらも、感情が顔に出てしまうという渡辺の顔芸も面白かったと思います。シリアスなシーンでは演技の稚拙さが出てしまうところもありますが、コミカルなシーンでは持ち味を存分に発揮。回を重ねるごとにカンナ役を自分のものにしている印象を受けます。 また、忘れてはならないのが礼の存在です。カンナが次の恋に向かっていることなど露知らず、「これ以上、いいかげんな男にはなりたくない」と自身のゲスぶりを改心してマンション購入に奮闘するのですが、その間の悪さ、都合の良い考え方は見ていて面白いものがありました。 次回は、その礼が難波と直接対決。かと思いきや、礼の前に新たな美女が登場して浮気の虫が疼き、四角関係に発展!? と波乱含みな展開になる予感。果たしてカンナと礼の復縁なるか、お楽しみです。 (文=大羽鴨乃)TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
『僕たちがやりました』視聴率5.4%でも悲壮感ゼロ!? 画面から伝わる「やり切ってる感」が心地よい
カンテレ制作の『僕たちがやりました』(フジテレビ系)も第5話。視聴率は5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まるで下げ止まりません。この先、5%を切ってくると、いよいよ「すわ打ち切りか!?」みたいな話題も出てくるでしょうが、同局で同じように低迷している『セシルのもくろみ』なんかに比べて、あんまり悲壮感ないんですよね。なんでかって、やり切ってる感が画面から伝わってくるからです。 脚本はまだ原作トレース以外の改変部分で結論が見えないのでなんとも言えませんが、クロスカッティング多めでテンポを出して、対照的な劇伴を強めに鳴らしてシーンごとのコントラストを出して……という演出の意図は明確に示されているし、何より役者のみなさんが楽しそうに演じているので、普通に考えれば気分が悪くなる筋立てなのに、気持よく見ていられる。視聴率をこっから挽回というのは難しそうですし、このまま、視聴者を選ぶ感じで突っ走っていただければ幸いです。というわけで、今回も振り返りです。 (これまでのレビューはこちらから) 10名の死者を出した矢波高爆破事件は、矢波高教師・熊野(森田甘路)の目撃証言によってパイセン(今野浩喜)が逮捕され、もう自白寸前。しかしそんな折、「おらがやりました」と言って真犯人を名乗る男が出頭してきました。 どうやらこの真犯人は、パイセンパパの輪島(古田新太)の差し金のようです。刑事・飯室(三浦翔平)はこの男が犯人でないことを確信していますが、動機も証拠もばっちり用意して自首してきたし、取り調べでも「おらがやりました」しか言わないので、どうしようもありません。 一方そのころ、逃亡中に出会ったホームレスのヤングさん(桐山漣)にケツを掘られそうになっていたトビオ(窪田正孝)は、意に反して性欲だけを向けられる恐怖を初めて実感し、数日前に幼なじみの蓮子(永野芽郁)に「1回だけやらして」と迫ったことを心の底から反省。もう一度、蓮子に会って謝りたいと涙に咽びます。 「やりたいときにやりたいことをやるだけだ。後ろが嫌なら前を向け」 ヤングさんの超男前な言葉に見送られて、トビオは蓮子を探しに街へ走り出します。蓮子に会いたい、蓮子に会いたい。 ほどなくトビオは蓮子を発見しますが、なんと蓮子は、爆破事件で重傷を負い、トビオの命を狙っている市橋(新田真剣佑)の車イスを押していました。2人はなんだか、とっても楽しそう。蓮子はトビオに気付きますが、「そういう関係かよ!」と誤解したトビオは走って逃げます。蓮子は「トビオに告るため」、市橋は「トビオを殺すため」に2人で一緒にトビオを探していただけなんですが、そんなことはトビオの知ったことじゃない。 ■トビオが「そこそこの人生でいい」思考に至ったワケ 「もうやだ、らしくないことしようとするからほら、こんなクソみたいな気持ちになるんだよ」 「昔からそうだ、熱くなってよかったためしがない、だからそこそこでいいんだよ」 蓮子と市橋の関係を誤解したまま、トビオは何もかもがどうでもよくなっちゃいました。ここ、重要なシーンです。なぜトビオが「そこそこの人生でいい」と、何度も何度も自分に言い聞かせるように語ってきたのか。 「そこそこ」から何度も踏み出そうとして、そのたびに傷ついてきたからでした。 「『好き』とか、そういうの向いてないんだよ、俺」 何度も傷ついたために、いわゆる「もう恋なんてしない」状態が平常運転になってしまった。このへんの主人公の心理に共感できないと、追いかけるのが結構きついんだろうな、と思うんです。痛みを避けることに慣れてしまった生活。それは、10人が死んだ爆破事件を起こしても、あんまり変わることがありませんでした。そして「ケツを掘られる危機」という実感を伴う恐怖によって一度は突き動かされたものの、自分勝手な誤解で、また同じように「やっぱりそこそこでいい」に戻ってしまう。 そうした人物が、いかにして『僕たちがやりました』という表題に帰結していくのか、というのが、この物語が描こうとする若者の生き様なんだと思います。 その後、トビオは都合よく、都合のいいロリ巨乳・今宵ちゃん(川栄李奈)のアパートに転がり込んで、あっさり童貞を捨てます。第1話で「夢も希望もないけど、せめて童貞を捨ててから死にたい」と願っていたトビオの童貞喪失は、単なる成り行きで訪れました。そして何度も今宵ちゃんを抱くうちに、あんなに焦がれたセックスという行為さえ「そこそこ」の「どうしようもない」日常になっていく。慣れていく。意味がなくなっていく。自己嫌悪が募る。母親からの留守電が沁みる。トビオは「もう逃げるのはやめよう」と決意し、ボーリング場で1,680円のプレイ代を踏み倒すと、「警察を呼べよ、早く!」とフロント係を怒鳴りつけます。 そのころ、熱海のキャバクラで逃亡資金をすべて溶かしたマル(葉山奨之)は伊佐美(間宮祥太朗)から金を盗もうとして失敗。伊佐美の金は、そこらへんの外国人観光客にかすめ盗られて、なくなってしまいました。結果、マルと伊佐美は殴り合いに。パイセンからもらった300万円ずつの逃亡資金を全部自分のモノにしようとしたことがバレたマルは「お前たちの正義感が俺の人生をメチャクチャにした、その賠償金だ」と言い出しました。ものすごいクズ! そうしたクズが、いかにして『僕たちがやりました』という表題に帰結していくのか、というのも、この物語が描こうとする若者の生き様なんだと思います。なので、このマルにさえ共感しないと話にノレないというのも、この物語の間口の狭さではあるよね。 さて、トビオがひと暴れして、ようやく警察を呼んでもらえることになったボーリング場に、パイセンが現れました。さくっと料金を立て替え、トビオは解放されます。いわく、「無罪や」とのこと。 「あの爆発と俺らは関係なかった、いたずらとテロが重なっただけやった」 殴り合いをしていた伊佐美とマルも、「真犯人逮捕、パイセン釈放」のニュースを見ていました。 そうしてひとたび、4人は罪悪感から解放されることになります。第5話はここまで。 ■「人生を終わろう」と「人生を終わらせる」の対比 トビオは自首する勇気がないという理由で、ボーリング場での無銭遊戯に走りました。警察に連れて行ってもらって、そこですべてを話して、どうしようもない人生を終わろうという算段でした。 一方、爆破事件で障害を負った市橋は、トビオ以上に何もかもがどうでもよくなっています。ひとりじゃおしっこするのだって大変だし、手下だった同級生は「タイマン張ろうぜ」とか言って車イスを蹴ってくるし、もうバイクにも乗れないし、蓮子と一緒にいたら「トビオを殺したい」という気持ちも萎えてくるし、死んでも悲しむ人は婆ちゃんひとりしかいないので、ほんとにどうでもよくなってる。蓮子だけが以前と変わらず接してくれるので、なんとか生きてるという感じです。 その蓮子が、手下のヤツらに目の前でスタンガンで倒され、目の前で輪姦されそうになります。市橋はナイフで脅されているし、そもそもひとりじゃ何にもできません。 「もうこれ以上、地獄見せんな……」 「もうどうでもいいんだよ、俺には……」 市橋は向けられたナイフを自らの手でつかむと、お腹にブッ刺しました。 「やりたきゃ俺を殺せ。もう終わった人間なんだよ」 さらにぐりぐりと、刃をねじこんで吐血しています。ビビった手下連中は、蓮子を解放して逃げだすしかありません。市橋は、文字通り命がけで蓮子を守ったのでした。 しかし、具体的な描写こそありませんが、こうやって女の子を輪姦したりっていうのは、きっと元気だったころの市橋だってやってきたことなんでしょう。立場が変化して、蓮子しか味方がいない、命を張る対象がいないからそうしただけで、別に正義感や倫理観での行動じゃない。ただの身勝手な自暴自棄が、結果として蓮子を助けることになっただけ。 このへんの一連の市橋って、かなり過剰というかグロいというか、動機と行動と結果のコントラストが激しくてキツイところなんで、ドラマでは緩めてくるかなーと予想していたんですが、しっかり伝えようとしていてよかったと思います。やっぱし、この作品、攻めるところはとことん攻めてると思う。 あと「攻めてる」でいえば、今宵ちゃんとトビオのセックスはどれくらい「攻め」てくれるのかなーと期待していたのですが、やっぱりこれはキスだけでお茶を濁された感じですね。でも、キスのあと別のシーンに飛ぶのではなく、すべからく直後にCMに入ったので、CM中に脳内補完してアレしておいて次の展開を待つことができ、意外に充足感があったように感じます。今後も楽しみです。 (文=どらまっ子AKIちゃん)関西テレビ『僕たちがやりました』番組公式サイトより
フジ月9『コード・ブルー』新キャラ投入でパワーダウン!? 高畑裕太の父も登場!
高視聴率とは裏腹に、「新シーズン、最高ー!」「新キャラが投入されて、パワーアップ!」という声がなかなか聞こえてこない月9『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)。なお、14日放送の第5話の平均視聴率は、前回とタイの13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。 前回、突如投入された緋山(戸田恵梨香)と料理人・緒方(丸山智己)の不倫展開ですが、果たして視聴者が納得する方向へいくでしょうか?
高畑裕太の父が初登場!
つわりが酷く、トマトしか食べられない冴島(比嘉愛未)のために、藤川(浅利陽介)はトマトの箱を抱えて出勤。 緋山は“友人の話”として、好きな男に妻がいたケースについて白石(新垣結衣)に相談。しかし、白石に「不倫はダメだよ!」と大声で返されてしまい、緋山が恋に悩んでいることが新人フェローたちにバレてしまいます。 そんな時、ドクターヘリ要請が。下水道工事中の作業員が増水のため流され、救助に当たっていたレスキュー隊員も負傷しているとか。早速、白石たちがヘリに乗り込み、現場へ。意識のあるベテランレスキュー隊員・倉田正敏(大谷亮介)の処置は新人の名取(Hey! Say! JUMP・有岡大貴)に任せ、白石たちは意識のない若い作業員・吉崎(長谷川慎也)を救命センターに搬送します。 あれ、大谷って、1年前に高畑裕太の父親だって認めてたあの俳優ですよね? 月9に出てるってことは、特にイメージダウンによる仕事の影響などはなかったって感じでしょうか? よかったですね。 さて、白石が吉崎の治療をしていると、冴島が「ううう」と急に苦しみだし、出血。緋山が処置に当たるも、破水。藤川との子どもは、妊娠13週で死産してしまいます。緋山いわく、冴島は流産や早産を引き起こす頸管無力症だったものの、検診で気付かれなかったんだそうです。 その頃、名取が「上腕骨骨折だから」と2次救急病院に運んだ倉田の容態が、急変。ショック状態となり、翔北救命センターに運ばれてきます。ショックの原因は、名取が骨盤骨折を見逃したためで、橘部長(椎名桔平)も「これがわかんないってことあるか?」とおかんむりです。 藤川が急いで処置にあたるも、何も言わず処置室から出て行ってしまう名取。さらに、新人フェロー仲間に「なんか俺がやらかしたみたいでイヤなんですけど。結果、大丈夫だったんだから、いいでしょ。まあ、いい経験だよね」と言い放ち、白石に「患者にとって、次はないのよ」と怒られてしまいます。 あくる日、名取に変わって骨盤骨折の見落としを倉田に謝罪する白石。しかし、倉田はそれよりも、意識不明状態が続いている吉崎を助けられなかったことを悔やみ、食べ物も喉を通りません。そんなプロ意識の高い吉崎を見て、名取もちょっとずつ意識が変わってきます。 一方、入院中の冴島は、トマト以外の入院食がおいしく感じることで、死産を実感。藤川に「もっと早くヘリを降りればよかった。あの日、白石先生の言うとおりにしていればよかった」と後悔を打ち明け、号泣します。 そんな冴島にかける言葉が見つからず、「俺、あいつ幸せにしてられるかな」と悩む藤川。しかし、藍沢(山下智久)から「お前は、毎日悲しみに溢れる救命で、みんなに明るさをもたらしてる。それはすごいことだ」と励まされ、前向きな気持ちを取り戻します。 そんな中、緒方が離婚寸前であることが発覚。緋山は、緒方から離婚届の保証人になることを頼まれ、躊躇することなく署名。 ラストは、藍沢の手術を終えた天才ピアニスト・奏(田鍋梨々花)の手に後遺症の痺れが残ってしまったところで、第5話は終了です。ああ、つらい、つらい。見ていて、つらい……
今回は、比嘉の泣きの演技が素晴らしかったです。ただ、「え? こないだまで堕胎考えてなかった?」とか、「結局、シアン中毒になったのが流産の原因なの? 違うの?」などと気になったり、緋山の口から飛び出した「マクドナルド手術」という名称が頭にこびりついたりしたせいで、なんかいろいろもったいなかったです。ちなみに、マクドナルド手術とは、子宮頸管縫縮術のことだとか。 そうなんです、医療用語の解説テロップが出たり、説明台詞でわかりやすく説明する医療ドラマも多い中、同作はそれをしません。本格派ドラマ感が演出されると同時に、ちょっと引っかかる言葉が出てくると、そこで「ん? 今なんて言った?」と思考が止まってしまうというリスクも。スピード感があれば大丈夫なのですが、最近のようなゆるやかなテンポだと、たまに「ん?」ってなっちゃうんですよね。 それより、もう、怪我人や病人を月曜日の夜9時に毎週見るのって、つらくないですか? いや、それ以上に印象的な展開や感動があればいいんですけど、今のところ見た後に「かわいそう」「痛そう」っていうイヤ~な感情ばかり残ってしまうんですよね……。 この感覚って、1stシーズンや2ndシーズンでは、そうそうなかったんですよ。スピード感もあったし、怪我人や病人にまつわる人間ドラマが濃かった。だから、最後にMr.Childrenの「HANABI」がかかったときに、心地よい余韻に浸れたんだと思うんです。でも、今シーズンは単純につらさばかりが残ってしまって。 唯一の救いは、第5話に、子どもが血だらけになるシーンが出てこなかった点。いやもうね、初回からいたいけな子どもがやたらと血を流しすぎですよ。お祭の山車に挟まったり、船の下敷きになったり、BBQの串が喉に刺さったり、吐血したり……。『コード・ブルー』ならぬ、『コードモでブルー』ですよ、こりゃ。あ、ちなみに、筆者が子どもが痛がるシーンを見たくない理由は、子どもがいるからです、はい。 というわけで、個人的には、次回も子どもが「痛いよう! 痛いよう!」と泣き叫ぶシーンがないことを祈りつつ、1週間を待ちたいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)フジ『セシルのもくろみ』ついに3%台! 後番組の浅野忠信『刑事ゆがみ』は脚本が不安……
真木よう子主演『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)の平均視聴率が、ついに3%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にまで落ち込んでしまった。 初回から5.1%と低調だった同作。第2話以降、4%台が続き、10日放送の第5話で、3.8%を記録してしまった。 同作は、ファッション雑誌業界を舞台に、専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなどさまざまな立場の女性たちがぶつかり合いながらも幸せを探していく女性たちの物語。 第5話では、奈央(真木)が読者モデルを卒業することに。きちんと卒業させたいと考えた担当ライターの江里(伊藤歩)は、奈央の1日寺修行を企画。江里は、奈央とカメラマンの山上(金子ノブアキ)を連れて寺を訪れる、というストーリーだった。 「開始当初から、主人公のガサツさが見るに耐えないと批判された同作ですが、その印象は回を重ねても変わらない。原作の同名小説からのキャラ変も逆効果で、真木のドスをきかせたべらんめえ口調など、一体誰が見たいのかと理解に苦しみます。やたらと怒りを露わにする主人公ですが、彼女が一体何を目指しているのか伝わってこないため、とにかく見続けるのが辛い……」(テレビ誌記者) もはや起死回生は見込めなさそうな同作。次回から後半戦が始まるが、一体どこまで数字を落としてしまうのだろうか? 「この時間帯での3%台は、EXILE・AKIRA主演『HEAT』(同)や、川口春奈主演『夫のカノジョ』(TBS系)に並ぶテレビ史に残る大コケといえます。同枠では、10月から浅野忠信主演の刑事ドラマ『刑事ゆがみ』がスタートしますが、脚本家は大コケした福山雅治主演の月9『ラヴソング』や、西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』(ともにフジテレビ系)を手掛けた人物。どちらも脚本が酷評されていただけに、一抹の不安が過ぎります」(同) 視聴者から見放されてしまった『セシルのもくろみ』。『HEAT』や『夫のカノジョ』同様、早期打ち切りとなってしまうのだろうか?
フジ『セシルのもくろみ』ついに3%台! 後番組の浅野忠信『刑事ゆがみ』は脚本が不安……
真木よう子主演『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)の平均視聴率が、ついに3%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にまで落ち込んでしまった。 初回から5.1%と低調だった同作。第2話以降、4%台が続き、10日放送の第5話で、3.8%を記録してしまった。 同作は、ファッション雑誌業界を舞台に、専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなどさまざまな立場の女性たちがぶつかり合いながらも幸せを探していく女性たちの物語。 第5話では、奈央(真木)が読者モデルを卒業することに。きちんと卒業させたいと考えた担当ライターの江里(伊藤歩)は、奈央の1日寺修行を企画。江里は、奈央とカメラマンの山上(金子ノブアキ)を連れて寺を訪れる、というストーリーだった。 「開始当初から、主人公のガサツさが見るに耐えないと批判された同作ですが、その印象は回を重ねても変わらない。原作の同名小説からのキャラ変も逆効果で、真木のドスをきかせたべらんめえ口調など、一体誰が見たいのかと理解に苦しみます。やたらと怒りを露わにする主人公ですが、彼女が一体何を目指しているのか伝わってこないため、とにかく見続けるのが辛い……」(テレビ誌記者) もはや起死回生は見込めなさそうな同作。次回から後半戦が始まるが、一体どこまで数字を落としてしまうのだろうか? 「この時間帯での3%台は、EXILE・AKIRA主演『HEAT』(同)や、川口春奈主演『夫のカノジョ』(TBS系)に並ぶテレビ史に残る大コケといえます。同枠では、10月から浅野忠信主演の刑事ドラマ『刑事ゆがみ』がスタートしますが、脚本家は大コケした福山雅治主演の月9『ラヴソング』や、西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』(ともにフジテレビ系)を手掛けた人物。どちらも脚本が酷評されていただけに、一抹の不安が過ぎります」(同) 視聴者から見放されてしまった『セシルのもくろみ』。『HEAT』や『夫のカノジョ』同様、早期打ち切りとなってしまうのだろうか?
TBS・長瀬智也『ごめん、愛してる』けが人・病人・障がい者のオンパレードも「まったく泣けないワケ」
TOKIO・長瀬智也主演のメロドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)の第5話。『世界陸上』のため2週ぶりの放送となった今回は、前回より0.2ポイントアップの平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。 長瀬といえば、ジャニーズがCDのジャケ写のネット掲載を今月から解禁したそうですね。今月発売されるTOKIOのニューシングル「クモ」(ジェイ・ストーム)のジャケットで佇む長瀬も、ネット上で拝むことができます。 とはいえ、このドラマの公式インスタグラムや、公式サイトの「フォトギャラリー」、「現場レポート」には主役の長瀬の姿はなし。同作は、塔子役の大西礼芳が撮影秘話を綴るためのアメブロを始めたりと、ネットを使ったPRに力を入れているだけに、主役の姿がバッサリ切られた場面写真の不自然さばかりが目立ちます。協調性のない会社って、ほんと迷惑ですね。さて、第5話のあらすじを振り返ります。







