南極が危ない! 中国初の商用旅客機着陸で懸念される観光客“爆流入”と“自然破壊”

 12月16日、南極大陸の地に1機の飛行機が降り立った。なぜか中国メディアは、これを大きく取り上げた。この飛行機は香港を飛び立ち、南アフリカのケープタウンで補給したあと、5時間半かけてこの最果ての地までやってきたのだという。

 意外なことに、南極には20もの空港があり、飛行機が離着陸できるようになっている。だから香港からの飛行機が南極に着陸したこと自体は、大したことではない。だが、通常そこに降り立つ人たちは、ほとんどが研究者限定だ。中国メディアが大きく取り上げたのは、その飛行機が商業用旅客機で、22人の中国人観光客が搭乗していたからだったのだ。中国人の乗客たちはその後、小型飛行機に乗り換えて南極大陸の上空を飛び、南極点にまで達したという。

 中国経済が発展して以降、世界各地に中国人旅行者が観光旅行に出かけるようなっているが、南極大陸にもその波は押し寄せており、2016年には、のべ3,944人もの中国人観光客が白い大陸の地に足を踏み入れている。この数は、アメリカ人観光客に次いで、世界で2番目に多いという。

 通常、観光客が南極へ行くにはアルゼンチンにある港から船に乗って向かうのだが、商用旅客機が南極に行けるようになると、さらに多くの中国人観光客たちが押し寄せてくる可能性がある。実際、中国メディアが今回のニュースを大きく取り上げたのも、今後、飛行機で行く南極へのツアー旅行が始まるのではないかと期待してのものだった。

 だが中国人観光客といえば、世界各地を我が物顔で闊歩し、地元の人たちの迷惑も顧みずに好き勝手なことをすることで悪名が高い。杞憂は現実のものになっており、すでに南極で一部の中国人観光客によるルールを無視した行動がヒンシュクを買っているという。その“被害”に遭っているのは人間ではなく、南極に住むペンギンたちである。

 2015年3月に本サイトでは「“恥さらし”中国人観光客が南極に大挙上陸中! 条約無視の大暴れで、観測隊も大困惑……」(http://www.cyzo.com/2015/03/post_20962.html)というニュースでもお伝えしているが、南極にはさまざまな規制があり、ペンギンなどの野生動物にむやみに近づくことが禁止されている。

 にもかかわらず、中国人観光客たちはペンギンを追いかけたり、群れの中に入って記念写真を撮ったりしているのだ。

 もし中国からの商用旅客機による南極旅行ツアーが始まれば、その状況がさらにひどくなる可能性は高い。当の中国人ネット民でさえ、中には「地球のためには、科学研究以外では、旅行者が南極に行くことを禁止すべきだ」という意見を言う者もいるほど。

 南極に残る自然は、人類全員の貴重な財産だ。それらがこれ以上、蝕ばまれなければいいのだが……。
(文=佐久間賢三)

 

南極が危ない! 中国初の商用旅客機着陸で懸念される観光客“爆流入”と“自然破壊”

 12月16日、南極大陸の地に1機の飛行機が降り立った。なぜか中国メディアは、これを大きく取り上げた。この飛行機は香港を飛び立ち、南アフリカのケープタウンで補給したあと、5時間半かけてこの最果ての地までやってきたのだという。

 意外なことに、南極には20もの空港があり、飛行機が離着陸できるようになっている。だから香港からの飛行機が南極に着陸したこと自体は、大したことではない。だが、通常そこに降り立つ人たちは、ほとんどが研究者限定だ。中国メディアが大きく取り上げたのは、その飛行機が商業用旅客機で、22人の中国人観光客が搭乗していたからだったのだ。中国人の乗客たちはその後、小型飛行機に乗り換えて南極大陸の上空を飛び、南極点にまで達したという。

 中国経済が発展して以降、世界各地に中国人旅行者が観光旅行に出かけるようなっているが、南極大陸にもその波は押し寄せており、2016年には、のべ3,944人もの中国人観光客が白い大陸の地に足を踏み入れている。この数は、アメリカ人観光客に次いで、世界で2番目に多いという。

 通常、観光客が南極へ行くにはアルゼンチンにある港から船に乗って向かうのだが、商用旅客機が南極に行けるようになると、さらに多くの中国人観光客たちが押し寄せてくる可能性がある。実際、中国メディアが今回のニュースを大きく取り上げたのも、今後、飛行機で行く南極へのツアー旅行が始まるのではないかと期待してのものだった。

 だが中国人観光客といえば、世界各地を我が物顔で闊歩し、地元の人たちの迷惑も顧みずに好き勝手なことをすることで悪名が高い。杞憂は現実のものになっており、すでに南極で一部の中国人観光客によるルールを無視した行動がヒンシュクを買っているという。その“被害”に遭っているのは人間ではなく、南極に住むペンギンたちである。

 2015年3月に本サイトでは「“恥さらし”中国人観光客が南極に大挙上陸中! 条約無視の大暴れで、観測隊も大困惑……」(http://www.cyzo.com/2015/03/post_20962.html)というニュースでもお伝えしているが、南極にはさまざまな規制があり、ペンギンなどの野生動物にむやみに近づくことが禁止されている。

 にもかかわらず、中国人観光客たちはペンギンを追いかけたり、群れの中に入って記念写真を撮ったりしているのだ。

 もし中国からの商用旅客機による南極旅行ツアーが始まれば、その状況がさらにひどくなる可能性は高い。当の中国人ネット民でさえ、中には「地球のためには、科学研究以外では、旅行者が南極に行くことを禁止すべきだ」という意見を言う者もいるほど。

 南極に残る自然は、人類全員の貴重な財産だ。それらがこれ以上、蝕ばまれなければいいのだが……。
(文=佐久間賢三)

 

バレなければ問題ない!? 雇用側も共犯関係となる“外国人不法就労”を生み出す人手不足

 コンビニや牛丼屋などで、外国人の店員を見かけるのも今日では当たり前になった。時間帯によっては、店員の全員が外国人ということも、ままある。

 でも、彼らのすべてが法律に則した形で働いているだろうか。人手不足が深刻化する中で、店側は不法就労の可能性に目をつぶってでも雇わざるを得ないところまで追い込まれているのだ。

 11月には、働く資格がない外国人を雇っていたとしてラーメンチェーン・一蘭の本社などが大阪府警に家宅捜索を受ける事件も起こった。

 もはや、人手不足の中にあって外国人のアルバイトは欠かせない戦力だ。しかし、外国人の雇用は企業にとってはなかなか難しい。日本では、外国人の在留資格はいくつもあるが、その中で就労することができる職種は限られている。コンビニや牛丼屋の店員という職種では、許可を受けることはできない。

 彼らのほとんどは、どこかの学校に在籍した留学ビザの持ち主だ。留学ビザを持ち、資格外活動の許可を取得していれば、1週間に28時間までの制限付きで就労が認められるのである。これに対して、外国人の雇用主は雇い入れと離職の際に、その都度ハローワークへの届け出が義務付けられている。

 外国人の在留資格を管理するのは、入国管理局。対して、実際の雇用を把握しているのはハローワークである。ここに法律の抜け穴がある。

 一蘭の事件の場合、外国人本人が学校を辞め、就労資格を失っていたのだが、店舗側もハローワークに届け出を行っていなかった。

 つまり、雇用する側が適切な届け出を行わないことで、週28時間を超過して働くことも可能になるのだ。

「ハローワークへの届け出を怠る雇用主は、けっこう増えているのではないでしょうか。外国人の側も、アルバイトを掛け持ちして週28時間以上働いている場合が多い。人手不足の中で、持ちつ持たれつの関係にあるんですよ」(外食産業関係者)

 とはいえ、雇用主の側にとっても発覚した時のリスクは高いのではなかろうか。

「外国人留学生の数は増えていますから、入管やハローワークのチェックは、かなり甘くなっています。発覚することがあるとすれば、誰かに密告されるくらい……」(同)

 外国人の側にしてみれば週28時間程度のアルバイトでは稼ぎにはならない。人手不足の雇用側とは持ちつ持たれつの関係だ。中には、給与を手渡しにして、書類上は週28時間の勤務がないようにする事例もあるという。

 発覚すれば、外国人側は強制退去の対象となる。雇用側も3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金と罪は意外に重い。そこまでのリスクを冒しても、人手不足を補うためなら仕方のないことなのか。
(文=是枝了以)

監視カメラ業者が盗撮→ネット公開!? 中国“総監視社会”でラブホ動画が超大量流出!

 政権を脅かしかねない民主化運動やテロ活動を恐れる中国共産党は、、不穏な動きを事前に察知しようと、監視網を張り巡らせている。街なかはもちろん、商業施設からオフィス、ホテルに至るまで、ありとあらゆる所で監視カメラが目を光らせている。

 しかしそんな監視社会のとんだ副作用が、あらわとなった。中国誌「IT時代」(12月15日付)などによると、監視カメラで撮影された映像がライブ配信サイト「水滴直播」を通じて簡単に見られることが問題になっているという。

 実際の映像を見ると、「360撮像機」という字幕が入っているが、これはセキュリティソフトウェア大手「奇虎360」が開発したカメラのことである。さらに同サイトは、奇虎360が運営しているサイトだ。つまり、同社は自社製監視カメラで撮影された映像をプロモーションとしてネットで公開しているのだ。

 そんな中、一人の女性が12日、同社の周鴻禕会長宛に「私たちのことをもう見つめ続けないでください」と題した文章を発表。食事している時などの様子を知らぬ間にインターネット上に公開されることに抗議したことで、注目されることになったのだった。

 360カメラによる映像の公開は、水滴直播にとどまらない。ラブホテルでの盗撮動画が投稿されているアダルトサイトでは、カメラメーカーの字幕が付いている動画の8〜9割が360撮像機だったという。カメラは天井や部屋の隅に気づかれないように設置されているようで、カップルたちは、盗撮されているとも知らずにプレイに夢中になっていた。

 騒動を受け奇虎360は、映像を公開するかどうかはあくまでもカメラを購入した店舗次第だと釈明しているが、セキュリティ対策を本業としている企業が盗撮に加担していることは由々しき問題である。ネットでは「気色悪い」「お前らに他人のプライバシーを売る権利はない!」などの厳しいコメントが殺到。批判は収まりそうもない。

 当局も事態を問題視し、中国共産党上海市委員会機関紙「解放日報」(12月19日付)は、個人情報の保護を怠ったネット運営者は行政処罰されると、水滴直播を断罪している。現在、サイトは公開を中断しているが、監視カメラの数が減ったわけではない。中国を訪れる際には、「壁に耳あり障子に目あり」を肝に銘じるべきだ。

(文=中山介石)

 

MP3プレイヤーが手榴弾に! LED風船は散弾銃に! 中国“格安”工業製品の爆発で、被害続出中……

 近年、スマートフォンやドローンなどのハイテク分野で、中国企業の高い技術力に注目が集まる一方、安全性が欠如した粗悪な製品による事故が相次いでいる。

「南方網」(12月17日付)によると16日、江西省萍郷市で爆発事故が発生し、13歳の少年が重傷を負って病院に緊急搬送された。

 少年は意識不明の状態で左手の親指が吹き飛ばされており、左腕、腹部、眼球にも深刻な傷を負っていた。少年の家族が証言した内容によると、少年が地元の商店で15元(約250円)で購入した格安MP3プレイヤーを自宅で使用していたところ、突然爆発。爆発音を聞いた家族がすぐに駆け付けると、そこにはまるで手榴弾の被害にあったように全身が血だらけになった少年が倒れていたという。

 事故当時、プレイヤーは充電器につながれておらず、使用中に爆発したようだ。ちなみに爆発したプレイヤーは、生産会社・生産工場・生産許可証番号の記載がない、いわゆる「三無製品」だったといい、今回の事故の責任の所在について、当局の捜査が続けられている。

 11月には、南京市内の広場で風船が爆発する事故も発生している。「新浪新聞」によると、広場で販売されていたLED電飾付きの風船を4つ購入した男性が、それらを手に持って歩いていたところ、突然爆発。付近にいた子どもを含む4名が重軽傷を負った。男性が吸っていたタバコの火が風船内部のガスに引火したことが事故の原因と見られる。さらに爆風でLED電飾の部品や電池の破片が散弾のように飛び散り、周囲にいた人々に突き刺さったのだった。

 当局によると、風船は5元(約90円)で販売されており、風船に入っていた気体は引火・爆発に危険性が高い水素が使用されていたという。ちなみに日本で売られている風船は、爆発の危険性がない不活性ヘリウムが使用されている。

 欧州委員会は2017年3月、中国製のこうした風船は水素が使用されていることや製品からむき出し状態となっている電池などが子どもにケガを負わす可能性があるとして、欧州市場からの排除命令を下している。

 日本を抜き去ったともいわれる中国のハイテク産業だが、安全性においてはまだまだ発展途上のようだ。
(文=青山大樹)

「営業してるの……?」アドベンチャーワールドの“和歌山のパンダ”が、閑散としすぎてて見やすいぞ!

 日本において、パンダの本場は和歌山県!!

 ついに、和歌山県知事自ら、上野動物園に叩きつけた挑戦状に注目が集まっている。

 和歌山県民の怒りがわき上がったのは、19日に始まった上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん。シャンシャンをめぐる報道だ。

 さまざまなマスコミがシャンシャンのかわいさを書きたて、全国紙やテレビニュースでも報道が止むことはない。

 これに対して、待ったをかけたのが和歌山県の仁坂吉伸知事だ。仁坂知事は20日に開かれた記者会見の中で「上野のシャンシャンしか世の中にいないのか、というくらいの浮かれようだ」と発言。「和歌山にもいるんですよ、と一言くらい入れてくれたらいいのに」と、マスコミに苦言を呈したのである。

 実に和歌山県は日本におけるパンダの本場である。パンダがいるのは、和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールド。ここでは、現在5頭のジャイアントパンダを飼育。昨年には、メスの結浜(ゆいひん)が生まれている。

 だが、それが全国区のニュースになることはない。

 もし、純粋にパンダを見たいならば、上野動物園で行列するほどのことはない。何しろ、アドベンチャーワールドは平日ならば、驚くほどゆったりとパンダを見ることができるのだから。

 そんなウワサを聞いた筆者は、今年5月にアドベンチャーワールドを訪れた。白浜町の温泉地を回るバスでたどり着いたそこで感じた第一印象は「大丈夫か、ここは……」というもの。

 なにしろ、平日のそこは営業しているのが疑わしいレベルで閑散としていたのである。

 あちこちに設置されたパンダのモニュメントなどを横目に、中に入る。やはり、人の数は少ない。次第に不安になる筆者の目に飛び込んできたのは、パンダを囲む人だかりであった。

 閑散とした中で、パンダの前にだけは人だかりができている。とはいえ、人だかりは驚くほどに小さい。これまで、パンダを見るためには行列が必須、あるいは「立ち止まらないでくださーい」と、チラッと白黒の物体が見えたかと思ったら、すぐに移動させられた記憶ばかり。

 ところが、ここでは誰もが思い思いにパンダを眺めて、写真を撮っているではないか。ウワサに聞いた、パンダをゆっくりと見ることができる伝説の地。その存在を、筆者は五感で味わったのである。

 感無量な筆者にこみ上げてきた思い。それは忘れることはできない。

「ホントに、パンダって笹食って寝てるだけなんだな……」

 なお、帰りの白浜駅行きバスが、ほぼ、とれとれ市場に停車する設定になっているという観光地っぽさも忘れがたい。

ソレ とれ とれ とれ とれ とれ とれとれ
とれ とれ とれ とれ とれ とーれ(テーマ曲「とれとれ音頭」)

(文=昼間たかし)

「営業してるの……?」アドベンチャーワールドの“和歌山のパンダ”が、閑散としすぎてて見やすいぞ!

 日本において、パンダの本場は和歌山県!!

 ついに、和歌山県知事自ら、上野動物園に叩きつけた挑戦状に注目が集まっている。

 和歌山県民の怒りがわき上がったのは、19日に始まった上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん。シャンシャンをめぐる報道だ。

 さまざまなマスコミがシャンシャンのかわいさを書きたて、全国紙やテレビニュースでも報道が止むことはない。

 これに対して、待ったをかけたのが和歌山県の仁坂吉伸知事だ。仁坂知事は20日に開かれた記者会見の中で「上野のシャンシャンしか世の中にいないのか、というくらいの浮かれようだ」と発言。「和歌山にもいるんですよ、と一言くらい入れてくれたらいいのに」と、マスコミに苦言を呈したのである。

 実に和歌山県は日本におけるパンダの本場である。パンダがいるのは、和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールド。ここでは、現在5頭のジャイアントパンダを飼育。昨年には、メスの結浜(ゆいひん)が生まれている。

 だが、それが全国区のニュースになることはない。

 もし、純粋にパンダを見たいならば、上野動物園で行列するほどのことはない。何しろ、アドベンチャーワールドは平日ならば、驚くほどゆったりとパンダを見ることができるのだから。

 そんなウワサを聞いた筆者は、今年5月にアドベンチャーワールドを訪れた。白浜町の温泉地を回るバスでたどり着いたそこで感じた第一印象は「大丈夫か、ここは……」というもの。

 なにしろ、平日のそこは営業しているのが疑わしいレベルで閑散としていたのである。

 あちこちに設置されたパンダのモニュメントなどを横目に、中に入る。やはり、人の数は少ない。次第に不安になる筆者の目に飛び込んできたのは、パンダを囲む人だかりであった。

 閑散とした中で、パンダの前にだけは人だかりができている。とはいえ、人だかりは驚くほどに小さい。これまで、パンダを見るためには行列が必須、あるいは「立ち止まらないでくださーい」と、チラッと白黒の物体が見えたかと思ったら、すぐに移動させられた記憶ばかり。

 ところが、ここでは誰もが思い思いにパンダを眺めて、写真を撮っているではないか。ウワサに聞いた、パンダをゆっくりと見ることができる伝説の地。その存在を、筆者は五感で味わったのである。

 感無量な筆者にこみ上げてきた思い。それは忘れることはできない。

「ホントに、パンダって笹食って寝てるだけなんだな……」

 なお、帰りの白浜駅行きバスが、ほぼ、とれとれ市場に停車する設定になっているという観光地っぽさも忘れがたい。

ソレ とれ とれ とれ とれ とれ とれとれ
とれ とれ とれ とれ とれ とーれ(テーマ曲「とれとれ音頭」)

(文=昼間たかし)

男の背中に2メートルの槍がグサッ! 走行車中の人間に命中……中国裏社会に“天才”槍投げヤクザがいた!?

 両足は地面に着いた状態で、ストレッチャーを抱きかかえるように上半身だけをうつ伏せにした男性。驚くべきことに、その背中には、ほぼ垂直に長い棒状のものが突き刺さっている。

 この映像は、安徽省黄山市にある人民病院が公開したものだ。男性に突き刺さっているのは、「紅纓槍」と呼ばれ、過去には実際に戦闘に使用された全長2メートルの中国伝統の武器で、現在でもカンフーの型などで使用されるものだ。映像に音声はないが、足を動かす様子から、男性には意識があるようだ。

「安徽網」などのメディアが伝えたところによると、12月8日深夜、男性はこの状態で搬送されてきたのだという。医師の診察によると、背中から突き刺さった槍の先端は、上腹部にまで達していることが判明。同院では、引き抜くと大量出血を引き起こす恐れがあるとして、背中から突き出た柄の部分を切って短くすることしかできなかったという。

 その後、男性は隣接する浙江省にある先進設備を備えた病院まで搬送され、そこでようやく槍を抜いて取り去ることができたのだった。

 槍は、なぜ男性の背中に刺さったのか。男性によると、同日黄山市を走行する車の後部座席に乗っていたところ、突然、この槍が後部座席の窓を貫通して男性の背中に直撃したのだという。男性は、その寸前に何者かが車に向かって槍を投げる姿を目撃したとも証言しているが、地元警察は事件が故意によるものなのか偶発的なものなのか、いまだ断定していない。

 しかし中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏はこう推測する。

「これはおそらく裏社会の人間による犯行で、被害者も心あたりがあるのでは? 日本のヤクザが日本刀を使って威嚇するように、中国の犯罪集団は青龍刀や槍といった伝統的な武器を使用することが多いんです」

 しかし走行する車の窓越しに被害者に命中させたのだとしたら、犯人の槍投げの腕前は相当なもの。犯罪行為ではなく、陸上競技などに生かすことはできなかったのだろうか……?。

コミケに譲歩案を出したのに!! 東京ビッグサイト会場問題 小池都知事がオタクに激怒していた

 オリンピック・パラリンピック2020東京大会に伴い、東京ビッグサイトの利用が制限される問題。同施設が「国際放送センター」(IBC)や「メインプレスセンター」(MPC)として使用されることによる使用制限に対して、展示会主催者や関連事業者から見直しを求める声はやまない。

 そうした中、今度はこの問題に絡んで、小池百合子東京都知事が「オタクに激怒している」との話が飛び込んできた。

 事の発端は、9月29日。それまで、この問題について明確な言葉を避けてきた小池都知事が突如、見直し案を示したのだ。

 それは使用制限が予定されている2020年の5月1日~5日に、会場の一部をコミックマーケット(以下、コミケ)で使えるようにするというもの。

 これに対して、問題が解決されたと考える声は、ほとんど挙がらなかった。むしろ寄せられたのは「同人誌即売会を理解していないのではないか?」という疑念。

 というのも、例年のゴールデンウィークあたりは「SUPER COMIC CITY」や「Comic1」などの即売会の開催時期。そこに突如コミケが入る形になる。あたかも、あとは即売会同士で調整してくれと言わんばかりの丸投げの構図である。

 Twitterだけ見ても「オタク層に媚びてるって魂胆ミエミエ」「またなんか口当たりのいいこと言ってる」「何一つビッグサイト問題がわかってねーじゃん」など反発の声が続々と上がっている。

 当時の小池都知事には、目前に迫った衆院選でのオタク票への色気があったとも考えられるが、むしろ希望を失わせるものになったのである。

「オタクが反発を強めたことに、小池都知事は『譲歩をしたのに、どういうことか』と、怒っているというのです。それは逆にいえば、会場問題において、オタクたちの声を脅威に感じているということでしょう」

 ある展示会関係者は「ここだけの話としながら」そう、ぶちまける。小池都知事のオタクへの脅威は、現場・実務レベルにも伝染しているそうで……

「ビッグサイト関係者から、即売会などオタク系イベント主催者に<会場問題で騒がしいオタクたちはどうやったら静かになるのか>といった話もあったそうです」

 そんな話も飛び交う中で、また新たな動きが。これまで、署名活動にも注力するなど、強く使用制限の見直しを求める運動を行ってきた同人誌印刷会社「栄光印刷」の岡田一社長が、11月25日、自身のブログに「ここからは主催者様の判断と行動に委ねます」とする記事を投稿したのだ。

 これは運動からの撤退を意味するのだろうか。早速岡田氏に電話で話を聞いたところ、撤退は否定しつつ次のように述べた。

「ブログにも書いたように、うちは直接会場と交渉する立場にない会社です。ですので、主催者にもっと頑張ってもらいたいと思い、ああいう投稿をしたんです。投げ出したワケではありませんよ」

 この問題で、本当に命を懸ける者は誰なのか。
(文=昼間たかし)

広告収入目当てにエスカレート!? 高層ビルから転落した中国人パルクーラー“最期の映像”のお値段

 パルクールというフランス発祥のスポーツが近年、世界的に人気を博している。ネット上で、ビルからビルへと鮮やかに飛び移る映像を一見たことがある人も多いだろう。ところが一部の若者の中には、さらに大きな注目を集めようと高層ビルによじ登るなど、危険を冒す者も少なくない。

 中国でも、命知らずなパルクールに挑んだ結果、命を落とした若者の最後の映像がネット上で拡散している。

「新浪新聞(12月11日付)」によると先月8日、湖南省長沙市内の高層ビルから人が転落したという通報が当局に寄せられた。死亡したのは湖南省出身の男性、呉永寧さん(26)で、中国では高層ビルなどを専門に活動するプロのパルクーラーとして、その世界では有名だったという。

 男性はこの日、長沙市天心区にある高さ263メートル、62階の高層ビルの屋上でパルクールを行っていたとみられている。男性はこれまで、数々の映画やドラマにスタントマンとして出演。今年2月頃から、中国国内の高層ビルでパルクールを行うようになったという。

 男性は自らのパルクールの様子を動画配信サイトなどで生中継をするなどしており、そのフォロワー数は130万人を超えていた。男性のSNSなどを確認すると、ちょうど転落死した11月8日を最後に更新がされておらず、死亡が正式に発表された12月6日までの間、多くのファンから「パルクール中に事故に遭って更新できないのでは?」「ケガだけなら更新が全く止まるのはおかしい。亡くなったのではないか」など、心配する声が多く寄せられていた。

 12月6日にようやく男性の友人を名乗る人物がSNSを更新し、ファンに向け男性が転落死したことを報告した。

 中国では今回の死亡した男性同様、高層ビルなどで危険な行為を繰り返す若者が少なくない。今回の事件を受け、中国国内の動画サイトなどでは危険行為を撮影した動画などが次々と削除されている。中国で最も人気のあるショート動画アプリ《美拍》の関係者は、今回の事故を受け、今後危険な動画をアップしている利用者には厳重警告し、アカウント停止などの対応をしていくことを発表している。

 ただ、危険な行為であればあるほど、動画のアクセス数は増え、広告収入なども増えていく。今回死亡した男性も動画1本あたり5.7万元(約90万円)の収入があったと報じられている。
(文=青山大樹)