「連絡帳の自作」を保護者に指示――“時代錯誤”な小学校と“よき母になりたい”親はなぜすれ違う?

 先日、小学1年生の子どもを持つという、とあるTwitterユーザーが、学校から「指定のノート全ページに、赤ペンでラインを引いて連絡帳を作ってください」といった指示を受けたという内容のツイートを投稿し、ネット上を騒がせた。連絡帳とは一般的に、児童が翌日の持ち物や予定などを書き記すノートで、文房具店には専用のノートも販売されており、誰もが小学生時代に一度は使用したことがあるだろうメジャーなもの。しかしそれを、保護者が自作しなければならないという話は「初めて聞いた」と驚く人が多く、「なぜ保護者にこんな苦行を」「市販の連絡帳を買えばいいのに」「この文具メーカーと癒着しているのではないか」と、批判の声がネット上を渦巻いている状況だ。

 投稿者は、埼玉県さいたま市在住とみられる。周辺の学校でも同様の指示がされているそうだが、同じさいたま市の小学校に子どもを通わせている別の人物からは、「うちの地域ではない」との声も少なくない。つまり、この保護者による連絡帳づくりは、さいたま市のごく一部の小学校で行われているものとみられ、ネット上には、「さいたま市教育委員会は把握しているのか?」といった疑問も出ている。

 そこで、幼児教育、小学校教育、中学校教育、国際教育等にかかわる事業を行っている同市教育委員会の「学校教育部指導1課」に問い合わせたところ、「(連絡帳についてそのような指示を出している小学校については)把握していません」とのこと。学校が独自に行っている指示のようだが、“児童の持ち物に名前を記入する”のと同様に、「子どもを育んでいくために、学校からご家庭に協力を依頼するものの1つではないか」という。その依頼内容については、各校の判断に委ねられているそうだ。

 小学校が“子どもを育んでいく”場であるのは、学校側と保護者側の共通認識だろうが、それでも、市販の連絡帳をなぜ使用してはいけないのかという疑問は拭えない。投稿者の子どもは小学1年生のため、まだ文字のサイズやバランスの調節ができず、市販用は使いづらいとも想像できるが、わざわざ保護者がラインを引かなくてはいけない理由には当たらないと感じる人も多いだろう。

 学校からの依頼が、保護者の許容範囲を超えてしまう――それは、今回の連絡帳の一件に限ったことではなく、全国各地で見られる現象のようだ。

 「(連絡帳の話を知って)脱力してしまいましたね。『いつの時代の話かな?』と思って、あらためて確認して、『あ、やっぱり今年の話なんだ』って(笑)」と語るのは、『PTAをけっこうラクにたのしくする本』『PTAがやっぱりコワい人のための本』(ともに太郎次郎社エディタス)などの著者であるジャーナリストの大塚玲子氏。保護者が学校側からの依頼に慌てふためいてしまうという事例を、次のように解説してくれた。

「例えば、算数セットの数え棒(数を数える学習や、図形作り、長さ比べ、立体図形作りなどに用いられる棒。数十本~100本で1セットとなっている)への名前つけ。ものすごく小さな細長い専用のシールがあって、それにペンで名前を書いて一本一本に貼るという作業で、実際に私もやったんですが、途中で『何なんだろう、これは……』と、ぼう然としてしまいました。Twitterなどを見ていると、同じく数え棒への名前つけに苦労されている方をよく見かけますね。もちろん、名前が書いてあった方が、もし失くしても持ち主の元に戻ってきやすいというのはわかるんですが、それにしても数え棒は名前を貼るのに不向きだと思うんです」

 ほかにも、「明日の図工で使うからと、“2Lのペットボトル”や“粘土”“牛乳パック”などを突然持ってきてくださいといわれ、苦労する保護者もいる」そうで、「私も仕事から疲れて帰って来て、夜、泣きながら紙粘土を買いに出たことがあります(笑)」とのこと。

「そのときのお母さんは、『何なの学校!?』『何なの子ども!?』という心境なのでは。学校は、2~3日前に伝えていたのに、子どもが忘れていた場合もあるかもしれませんしね。正直、低学年だったら、ちゃんと親に伝えられない場合もあるので、『1週間前までにはにお便りで教えてもらわないと対応できない』という保護者は多いような気がします。あと、平日日中に保護者会や参観日が設定され、『仕事が休めない!』と困り果てる保護者も多いのではないでしょうか」

 共働きの家庭が増えている中、確かに、“ちょっとしたこと”でも、それが積み重なると保護者にとって多大な負担になることはあるだろう。では、なぜ学校側の“これくらいはお願いしても大丈夫”という認識と、保護者の許容範囲に大きなズレが生じてしまうのだろうか。

「まず先生たちの思考停止状態があると思います。『もし自分が保護者側だったらどう思うのかな?』と、ちょっと想像したら、『すぐ変えなければ』と感じるはずなんですが。きつい言い方ですが、『学校は、“考えないことが大事”とされ、“言われたことをやるのが最優先”の世界なのでは』と思ってしまいます。学校の先生が多忙すぎるとよくいわれるのも、頭を使って考えれば、改善される部分もあるのではないかと。PTAでもそうなんですが、その場では『前年通りにやる』のが、一番話がスムーズで、何か変えるとなるとさまざまな調整が必要となるんです。忙しい中だと特に、“前年通り”“言われた通りにやる”方に流されてしまうのではないかと感じます。そうやって、横着してきた結果、保護者への負担も大きくなってしまったのではないでしょうか」

 負担を減らすために何かを変えようとすると、逆に手がかかりすぎて大変。そんな背景が学校にはあるのだろうか。しかし一方で大塚氏は、保護者側にも責任があるという。

「保護者も、学校側に要望を“伝えてこなかった”んです。確かに、忙しそうにしている先生に言いづらいのはわかります。特に子どもが入学したばかりだと、学校側の指示をこなすのにいっぱいいっぱいで、とても言う暇がない。お母さんたちって、基本的に、“いいお母さんにならなきゃプレッシャー”をものすごく受けていて、ノートにラインを引くとか、数え棒への名前つけだとかでも、子どものためにやらなきゃいけないといわれると、断れない。『おかしい』という感情を殺してしまうんですね。でも、その『おかしい』という気持ちを、学校側に言わないことには、何も変わらないですから」

 今の保護者たちは、学校側から「モンスターペアレンツ」と見られてしまうことをとても恐れている傾向があり、一方、学校側もモンスターペアレンツに目をつけられないように気を使っている面があるという。そういった背景から、保護者も先生も、お互い「こういった点が負担になっているから、改善しましょう」と言いづらい空気が出来上がっているようだ。

「保護者と先生が、“お互いに負担を減らして、楽になる方法”を考えられるようになるといいですね。例えば、数え棒の名前つけにしても、もっとほかにやり方があるはず。数え棒ってたいてい、小1でしか使わないので、例えば、1人1セットではなく、みんなで共有のものにして、数本なくなったら、次の年に買い足せばいいと思います。学校側は、『子どもが数え棒をなくしたときに、保護者から苦情がくる』という理由で、名前つけを指示していると思うのですが、であれば、『子どもが数え棒をなくしても、学校に文句言いません』と保護者のコンセンサスを取ってもいいかもしれません。それに、自作の連絡帳だって、最初からそういうノートを買えばいいし、そもそもさいたま市の一部の小学校以外の子は、普通に連絡ノートを使っていますよね」

 古くから、努力は美徳であるとされる日本。特に学校では、その考えが深く浸透している気もするが、保護者の不必要な負担が減ることは、「何より子どものためになります。ノートにラインを引いたり、名前つけの作業がなくなれば、その分子どもと遊べますもんね」と大塚氏は言う。冷静に考えて、子どものために何をすべきか――それを考えることが、保護者と学校双方にとって、思考停止状態から脱却する突破口となるのかもしれない。

「連絡帳の自作」を保護者に指示――“時代錯誤”な小学校と“よき母になりたい”親はなぜすれ違う?

 先日、小学1年生の子どもを持つという、とあるTwitterユーザーが、学校から「指定のノート全ページに、赤ペンでラインを引いて連絡帳を作ってください」といった指示を受けたという内容のツイートを投稿し、ネット上を騒がせた。連絡帳とは一般的に、児童が翌日の持ち物や予定などを書き記すノートで、文房具店には専用のノートも販売されており、誰もが小学生時代に一度は使用したことがあるだろうメジャーなもの。しかしそれを、保護者が自作しなければならないという話は「初めて聞いた」と驚く人が多く、「なぜ保護者にこんな苦行を」「市販の連絡帳を買えばいいのに」「この文具メーカーと癒着しているのではないか」と、批判の声がネット上を渦巻いている状況だ。

 投稿者は、埼玉県さいたま市在住とみられる。周辺の学校でも同様の指示がされているそうだが、同じさいたま市の小学校に子どもを通わせている別の人物からは、「うちの地域ではない」との声も少なくない。つまり、この保護者による連絡帳づくりは、さいたま市のごく一部の小学校で行われているものとみられ、ネット上には、「さいたま市教育委員会は把握しているのか?」といった疑問も出ている。

 そこで、幼児教育、小学校教育、中学校教育、国際教育等にかかわる事業を行っている同市教育委員会の「学校教育部指導1課」に問い合わせたところ、「(連絡帳についてそのような指示を出している小学校については)把握していません」とのこと。学校が独自に行っている指示のようだが、“児童の持ち物に名前を記入する”のと同様に、「子どもを育んでいくために、学校からご家庭に協力を依頼するものの1つではないか」という。その依頼内容については、各校の判断に委ねられているそうだ。

 小学校が“子どもを育んでいく”場であるのは、学校側と保護者側の共通認識だろうが、それでも、市販の連絡帳をなぜ使用してはいけないのかという疑問は拭えない。投稿者の子どもは小学1年生のため、まだ文字のサイズやバランスの調節ができず、市販用は使いづらいとも想像できるが、わざわざ保護者がラインを引かなくてはいけない理由には当たらないと感じる人も多いだろう。

 学校からの依頼が、保護者の許容範囲を超えてしまう――それは、今回の連絡帳の一件に限ったことではなく、全国各地で見られる現象のようだ。

 「(連絡帳の話を知って)脱力してしまいましたね。『いつの時代の話かな?』と思って、あらためて確認して、『あ、やっぱり今年の話なんだ』って(笑)」と語るのは、『PTAをけっこうラクにたのしくする本』『PTAがやっぱりコワい人のための本』(ともに太郎次郎社エディタス)などの著者であるジャーナリストの大塚玲子氏。保護者が学校側からの依頼に慌てふためいてしまうという事例を、次のように解説してくれた。

「例えば、算数セットの数え棒(数を数える学習や、図形作り、長さ比べ、立体図形作りなどに用いられる棒。数十本~100本で1セットとなっている)への名前つけ。ものすごく小さな細長い専用のシールがあって、それにペンで名前を書いて一本一本に貼るという作業で、実際に私もやったんですが、途中で『何なんだろう、これは……』と、ぼう然としてしまいました。Twitterなどを見ていると、同じく数え棒への名前つけに苦労されている方をよく見かけますね。もちろん、名前が書いてあった方が、もし失くしても持ち主の元に戻ってきやすいというのはわかるんですが、それにしても数え棒は名前を貼るのに不向きだと思うんです」

 ほかにも、「明日の図工で使うからと、“2Lのペットボトル”や“粘土”“牛乳パック”などを突然持ってきてくださいといわれ、苦労する保護者もいる」そうで、「私も仕事から疲れて帰って来て、夜、泣きながら紙粘土を買いに出たことがあります(笑)」とのこと。

「そのときのお母さんは、『何なの学校!?』『何なの子ども!?』という心境なのでは。学校は、2~3日前に伝えていたのに、子どもが忘れていた場合もあるかもしれませんしね。正直、低学年だったら、ちゃんと親に伝えられない場合もあるので、『1週間前までにはにお便りで教えてもらわないと対応できない』という保護者は多いような気がします。あと、平日日中に保護者会や参観日が設定され、『仕事が休めない!』と困り果てる保護者も多いのではないでしょうか」

 共働きの家庭が増えている中、確かに、“ちょっとしたこと”でも、それが積み重なると保護者にとって多大な負担になることはあるだろう。では、なぜ学校側の“これくらいはお願いしても大丈夫”という認識と、保護者の許容範囲に大きなズレが生じてしまうのだろうか。

「まず先生たちの思考停止状態があると思います。『もし自分が保護者側だったらどう思うのかな?』と、ちょっと想像したら、『すぐ変えなければ』と感じるはずなんですが。きつい言い方ですが、『学校は、“考えないことが大事”とされ、“言われたことをやるのが最優先”の世界なのでは』と思ってしまいます。学校の先生が多忙すぎるとよくいわれるのも、頭を使って考えれば、改善される部分もあるのではないかと。PTAでもそうなんですが、その場では『前年通りにやる』のが、一番話がスムーズで、何か変えるとなるとさまざまな調整が必要となるんです。忙しい中だと特に、“前年通り”“言われた通りにやる”方に流されてしまうのではないかと感じます。そうやって、横着してきた結果、保護者への負担も大きくなってしまったのではないでしょうか」

 負担を減らすために何かを変えようとすると、逆に手がかかりすぎて大変。そんな背景が学校にはあるのだろうか。しかし一方で大塚氏は、保護者側にも責任があるという。

「保護者も、学校側に要望を“伝えてこなかった”んです。確かに、忙しそうにしている先生に言いづらいのはわかります。特に子どもが入学したばかりだと、学校側の指示をこなすのにいっぱいいっぱいで、とても言う暇がない。お母さんたちって、基本的に、“いいお母さんにならなきゃプレッシャー”をものすごく受けていて、ノートにラインを引くとか、数え棒への名前つけだとかでも、子どものためにやらなきゃいけないといわれると、断れない。『おかしい』という感情を殺してしまうんですね。でも、その『おかしい』という気持ちを、学校側に言わないことには、何も変わらないですから」

 今の保護者たちは、学校側から「モンスターペアレンツ」と見られてしまうことをとても恐れている傾向があり、一方、学校側もモンスターペアレンツに目をつけられないように気を使っている面があるという。そういった背景から、保護者も先生も、お互い「こういった点が負担になっているから、改善しましょう」と言いづらい空気が出来上がっているようだ。

「保護者と先生が、“お互いに負担を減らして、楽になる方法”を考えられるようになるといいですね。例えば、数え棒の名前つけにしても、もっとほかにやり方があるはず。数え棒ってたいてい、小1でしか使わないので、例えば、1人1セットではなく、みんなで共有のものにして、数本なくなったら、次の年に買い足せばいいと思います。学校側は、『子どもが数え棒をなくしたときに、保護者から苦情がくる』という理由で、名前つけを指示していると思うのですが、であれば、『子どもが数え棒をなくしても、学校に文句言いません』と保護者のコンセンサスを取ってもいいかもしれません。それに、自作の連絡帳だって、最初からそういうノートを買えばいいし、そもそもさいたま市の一部の小学校以外の子は、普通に連絡ノートを使っていますよね」

 古くから、努力は美徳であるとされる日本。特に学校では、その考えが深く浸透している気もするが、保護者の不必要な負担が減ることは、「何より子どものためになります。ノートにラインを引いたり、名前つけの作業がなくなれば、その分子どもと遊べますもんね」と大塚氏は言う。冷静に考えて、子どものために何をすべきか――それを考えることが、保護者と学校双方にとって、思考停止状態から脱却する突破口となるのかもしれない。

なぜなんだ中国! 胃袋から「飲み込んだライター」が摘出される例が続出する怪現象

 当サイトではこれまで、肛門に異物挿入を試みた中国人が、病院に緊急搬送されるという事件についてたびたび報じてきた。タウナギや小さなコップなど、実にさまざまなものが摘出されてきたわけだが今回、ある男性の体内から信じられない異物が摘出されたのだ。香港メディア「東網」(4月14日付)が伝えた。

 先日、四川省都江堰市の病院に、胃痛を訴える男性が緊急性搬送されてきた。担当医が男性の胃を内視鏡を使って検査したところ、黒い小型の物体が姿を現したという。医師は男性に心当たりを聞いたところ、なんと「20年ほど前に、誤ってライターを飲み込んでしまったことがある。黒い物体はその時のライターかもしれない」と、話したのだ。

 男性の話を聞いた医師は、すぐに異物の摘出手術を実施。男性の言葉通り、手術から10分ほどで、胃から約9センチのライターが摘出されたのだ。このときの様子について、手術を担当した医師は「男性の胃は、ライターの影響で、至るところに潰瘍ができており、出血箇所も多かった。胃液の影響で、ライターは20年間もの歳月の中で黒く変色してしまったようだ。体内に時限爆弾を抱えていたようなものだ。助かったのは奇跡的だ」とメディアの取材に答えた。無事、手術を終えた男性は、すでに退院したという。

 飲み込んだライターが、長期間に渡り体内に留まるという珍しい事件だが、実は同様の事件はこれまでに何度か報じられている。

 昨年末には、武漢市の病院に胃痛を訴える中年男性が、診察にやってきた。病院で検査が行われたのだが、胃には10センチほどの影が確認できたという。男性は「10年くらい前に友人たちに禁煙を誓い、その時、意気込みを示すためライターを飲み込んだ。影の正体は、飲み込んでしまったライターかもしれない」と話したのだ。摘出手術の結果、やはり黒く変色し、金属部分が胃液によって腐食したライターが摘出されたのだった。

 いずれの事件も、ライターは腐食により、中のガスがいつ漏れ出しても不思議ではなかったという。上からも下からも、中国の意志は異物摘出手術に大忙し!?
(文=青山大樹)

中国人差別で「バレンシアガ不買運動」勃発……フランスの“中国人蔑視”がひどすぎる!?

「爆買い」という言葉が定着して久しいが、中国人観光客による買い占め行為は、世界中でたびたび問題になっている。中には現地の人とケンカなどトラブルに発展し、騒動がSNSで拡散して「中国人差別」だと中国国内で炎上するパターンも少なくない。

 今回も、中国人のある行動をめぐり、中国国内で海外ブランドの不買運動が巻き起こっている。

 中国ファッションメディア「新浪時尚」(4月26日付)などによると、25日にフランス・パリ市内にある百貨店のプランタンで、仏高級ブランド「バレンシアガ」のスニーカーの新作が発売され、多くの中国人観光客や現地の転売ヤーが集まったという。このバレンシアガのスニーカー「Triple S」は日本でも大人気の商品だが、価格は10万円以上と高額。ハリウッドセレブなどが着用していることもあり、世界的に品不足で、転売価格は20万円以上になることもある。

 さて、同店で行儀よく行列に並んでいた中国人観光客の老婆と、その息子。そこへ突然、アルバニア系フランス人の男5人組が割り込んできたというのだ。老婆がそれを注意すると、男たちは老婆を押し倒した。その後、息子と男たちによる乱闘騒ぎに発展したという。しかし、店側の警備員は中国人観光客が割り込みをしたと勘違いしたらしく、男たちは引き離されてそのまま列に復帰することを許されたが、この老婆と息子は退店させられてしまう。しかも店員は他の中国人観光客に向かっても「出て行け!」と怒鳴ったというのだ。

 この一部始終を別の中国人観光客がスマホで撮影していた。中国版Twitter「微博」で瞬時に拡散され、明らかな中国人差別だとしてバレンシアガに対するボイコットに発展した。「中国市場がなければバレンシアガなんて終わり」「上客に対してその態度か、よろしい。おまえたちは倒産だ」などのハッシュタグは2,000万回以上も転載されたという。昨年、世界の高級ブランドにおける中国人の購入比率は32%にも達しており、中国人自身も「チャイナマネーが欧米高級ブランドを支えている」という自負があるようだ。ちなみにバレンシアガ側は公式コメントを発表していない。

 最近、フランスでは中国人差別に関する騒動が相次いでいる。4月17日、フランスの喜劇役者が演じた「中国人」という題名のパロディ劇が仏テレビで放送され、中国人からのクレームが殺到。同劇は2016年に制作されたもので再放送だったが、放送前に喜劇役者は再放送を歓迎するコメントをSNSに上げていたため、炎上してしまった。

 1月には、フランスの幼稚園で中国人を侮辱する差別的な童謡を園児に歌わせていたことが発覚し、中仏で社会問題に発展した。「チビの中国人チャン」と題されたこの歌には「チャンは地べたに座ってお米を食べる」「チャンはとても目が小さい」という歌詞が並んでいた。

 フランスではたびたびこうした中国人差別騒動が起こっている上、中国人観光客を狙った強盗・襲撃事件も相次いでいる。しかし、観光旅行の渡航先にフランスを選ぶ中国人はまだまだ増え続けており、昨年は前年比で約20%も訪仏客が増えたという。フランスは中国人にとって、差別されても行きたい国なのだろうか?
(文=五月花子)

ウンコを投げ付け、建設現場放火! 中国で“風水狂信者”による「トンデモ行動」が横行中!!

 中国では、役所や学校を建設する際、風水によって建物の向きや位置を決める文化がある。風水の起源は殷・周時代にさかのぼるというから、実に3,000年に渡って中国社会に影響を与えていると言っても過言ではない。

 しかし、風水を過信するあまり、過激な行動に出る者もいるようだ。

「新浪新聞」(4月14日付)によると、先月29日、広西チワン族自治区南寧市の住宅に、何者かによって大便がバラ撒かれる事件が発生した。

 記事によると、南寧市に暮らす男性・カさんは、数日に渡り自宅の玄関先に置いた荷物が盗まれる被害に悩まされていたという。そこで、防犯のため玄関先に監視カメラを設置。それから数日後の先月29日、異変は突然起こった。玄関先から異様な悪臭が立ち込めてきたのだ。

 そこで、玄関を開け辺りを見回すと、なんと軒先に大便や小便がバラ撒かれていたのを発見したのだという。軒先には大量の小便で尿だまりができており、その中に大量の大便が確認できたという。

 カさんがさっそく玄関先に取り付けた監視カメラで犯人の姿を確認したところ、隣に住む中年女性がペットボトルに入れた液体をカさんの軒先に撒いている姿が映っていた。怒り心頭のカさんが隣に住む中年女性を問いただすと、女性は「あなたが防犯カメラを設置したことで、我が家の風水に悪影響を及ぼすようになった。腹が立ったので、自分の排泄物を撒いた」と、信じられない犯行動機を口にしたのだ。

 カさんは警察に被害届を提出し、警察は犯人の女性を逮捕した。女性は罪を認め謝罪を申し出たため、2人は和解に向け協議しているという。

 このほかにも中国では風水にまつわる事件が実に多い。昨年末、福建省で仏具の生産工場が放火され全焼する事件が発生した。犯人は工場の付近に住む住民で、犯行動機について「風水によると、先祖の墓が工場によって悪い影響を受けていたことが分かったから」と、供述したのだった。

 長く人々の拠り所とされてきた風水だが、風水狂信者のトンデモ行動に巻き込まれる被害者はたまったものではないだろう。
(文=青山大樹)

超監視国家・中国の恐怖……外国人通報システム稼働開始! 自国民にはAI監視網

 かつて中国で逮捕される日本人と言えば、せいぜい風俗絡みか違法薬物の密輸関連といったところだった。ところが近年、スパイ容疑で逮捕される事例が増えている。実は今、中国では国を挙げて外国人スパイを摘発しようと取り組みを始めているのだ。2期目の習近平政権発足以降、この傾向が一段と強くなってきている。

「北京日報」(4月16日付)によると、中国政府は一般の国民が、スパイ活動を行う怪しい人物や、組織の存在に気が付いた場合、すぐに当局に通報できるよう専用の窓口(ネットと電話番号)を設けたという。中国の公安機関といわれる「国家安全部」が開設したこの専用サイトは「国家安全機関挙報受理平台」と名付けられ、中国の治安や安全を脅かす活動をしている人物や組織を発見した場合、すぐにサイトの専用窓口から通報するよう呼びかけている。

 通報の対象となる行為については「中国の主権、領土、安全に危害を加えたり、中国の国家分裂や破壊を企むこと」や「公務員や、武装部隊、警察などを買収し動乱を引き起こすこと」、「国家転覆や、社会主義制度を否定すること」、「スパイ活動により、中国の安全を脅かすこと」、「国家の機密情報を違法に収集したりすること」と主に5つの行為に関して記載されている。

 さらに、サイト上には情報提供者に報奨金が支払われることが明記されており、情報の重要度にもよるが最大で50万元(約860万円)が支払われるという。近年、中国では外国人の締め出しを強化しており、2016年からは外国人をランク付けして高度人材の居住は歓迎する一方、出稼ぎ目的など国家に直接的なメリットのないフツーの外国人への就労ビザ発給や外国人工作許可証を厳格化し、国外へ追いやろうとしている。

 今回の試みも、外国人への監視体制の強化という意味合いがありそうだが、こうした動きは外国人だけにとどまらず、自国民にも向いている。

「中国政府は最新のAI技術を使った“超監視社会“の実現を推し進めています。中国では、監視カメラとAI顔認識技術を組み合わせた『天網システム』と呼ばれる監視システムを導入しており、すでに中国全土には1億7,000万台以上の監視カメラが繁華街や公共施設などで稼働しています。AIによる顔認識技術の進歩は凄まじく、指名手配犯や行方不明者の顔のデータと、監視カメラに映る通行人とを常時、照合しています。先日も、ライブ会場にいる5万人の中から、指名手配犯1人が即逮捕されたニュースも話題になっていました。この天網システムによって、過去2年間だけで約2,000人の指名手配犯が逮捕されたといわれています」(香港在住の日本人ジャーナリスト)

 まさに市民の目と、AI技術のダブルパワーで最強の監視体制を敷く中国だが、民主運動家や少数民族弾圧の手段としても、悪用される危険性が指摘されている。外国人だけでなく、中国人にとっても「息苦しい国」であることは変わりないようだ。
(取材・文=青山大樹)

大学構内に「女子大生の卵子買います」広告! 最低60万円、見た目が良ければ“さらに倍”

 中国では、以前から違法な卵子売買が行われている。その多くは金に困った貧困層の女性たちが提供するもので、1回あたり1万元から2万元(約17万~34万円)ともいわれている。2年半前には、悪徳業者に卵子を大量に採取されたため、17歳の少女が一時重体になるという事件も起こっている(参考記事)。

 現地メディアでも、たびたびこういった違法な卵子売買の問題が取り上げられているが、状況は改善するどころか、堂々と「卵子募集」の貼り紙広告を出していたりする業者もあるほどだ。

 そういった貼り紙広告は、普通は病院の近くの壁や、貧困層が多く住むエリアなどに貼られていることが多いのだが、つい先日、大学の校舎内や学生寮に広告が貼られていることがわかり、問題となっている。

「卵子提供者募集」の広告が貼られていたのは、上海建橋学院という、2000年に創立された比較的新しい大学。今月初め、学内の教室や寮の廊下などで大量に発見された。

 そこに書かれていたのは、「病院が卵子提供ボランティアを募集。謝礼は3万5,000元から8万元(約60万~136万円)。謝礼があなたに与える無限の可能性を享受しましょう」という文言。

 連絡を取った女子学生によると、対応した担当者は「これは合法ではない」と正直に認めたものの、その一方で「だが違法でもない」と強調したという。

 さらに、「毎月少なくとも10人の女子学生が卵子を提供しており、学生は謝礼の金額が高く、その額は外見や学歴によって決まってくる」のだという。

 卵子提供を希望する人は、事前に細かいアンケート資料を提出する必要があり、さらには、素顔の写真と両親の写真、そしてウェブ面接を受ける必要まであるのだという。

 中国の法律では、卵子の商業的な売買は許されておらず、たとえそれがボランティアの形であったとしても、謝礼を受け取ることは違法となっている。

 誰がこの広告を大学内に貼ったかは判明していないが、大学側はこの広告をすぐに撤去し、再発防止のためにキャンパス内の監視を強化するという。

 これまでの違法な卵子売買の報道を見る限り、こうした業者による卵子採取の方法はかなりずさんで、女性の体の安全をほとんど考慮していない場合が多いといえる。

 中国JDのみなさん、「卵子募集」広告にはくれぐれもご注意を!
(文=佐久間賢三)

16歳の少女を、村の男5人が4年間代わる代わる……少女は妊娠するも、父親は不明

 貧しい農村で、両親が大都市への出稼ぎで家を長期間不在にし、残された子どもたちが年老いた祖父母や親戚の家で育てられる「留守児童」の問題は、中国で大きな社会問題となって久しい。

 親の目が行き届かないために子どもたちが教育をまともに受けることができなかったり、悪い誘惑にからめとられて犯罪の道に走ったり、特に少女たちは性的暴行を受けるケースも多い。

 そんな中、中国内陸部にある湖南省の農村で、16歳の少女が妊娠していることが発覚した。帰郷した両親が問い詰めたところ、少女は12歳のときに村の男に犯され、以降、5人の男に犯され続けていたのだという。

 これを報じたニュースサイトの「ホウハイ新聞」によると、その男たちは上は80歳、下は19歳の村の男たちで、そのうちの一人などは、少女は名前さえ知らなかったという。

 少女の家は貧困家庭で、両親は出稼ぎに出ており、少女と2人の妹は耳が不自由な祖母が面倒を見ていた。少女の妊娠には誰も気づいておらず、ある日突然、少女は学校をやめて働きに出たいと言い出し、実際、しばらく隣の広東省で働いていた。ただ、それが一区切りつくと今度は失踪し、両親がなんとか見つけ出して理由を聞くと、ようやく少女は強姦被害を告白したのである。

 最初は12歳の時、村の外から来た50歳ほどの男が来て、「体重はどれくらいだ?」と抱きかかえられ、そのまま部屋に押し込まれ、犯されたのだという。事が終わると男は少女に30元(約500円)を渡し、以降も村に来るたびに少女を犯しては小遣いを渡していたという。

 それ以降、今度は村の男たち4人が代わる代わるやって来ては、少女を犯すようになっていった。80歳の男は、劇を見に連れていくと騙して少女を家に連れ込んで暴行。19歳の男は少女を遊びに誘って、山に連れ出して暴行。40歳の男は少女を何度も家に連れ込んで犯していた。

 この40歳の男は、少女が妊娠したことに気づき、病院に連れていって堕胎させようとしたという。さらには、少女が広東省に働きに出ていたとき、わざわざ彼女を探しに来て、そこでも体の関係を強要したという。

 少女は自分が妊娠してお腹が大きくなってきて学校の同級生たちにからかわれることを恐れ、学校に行きたくなくなったのだという。少女は「お腹の子はもう5カ月。お父さんは誰だかわからないわ」と話している。

 少女の母親は事情を知るとすぐに警察に通報。警察は直ちに捜査に乗り出し、5人のうちの4人を逮捕、もう一人の容疑者も特定しているが、まだ逮捕には至っていない。

 逮捕された4人のうち、一人は少女を犯したことを認め、もう一人は性的関係を持ったことすら認めず、残りの2人は合意の上だったと話しているという。

 すでに少女は妊娠6カ月を過ぎ、まだ幼いだけに堕胎をすると体に大きな負担を与え、大人になってから再度妊娠できる可能性が低くなると、産婦人科医は指摘しているという。

 貧しい農村の「留守児童」の問題と、村の男たちによる野獣同然の行為。中国の経済発展の裏側に潜む闇は深い。
(文=佐久間賢三)

ヤバすぎブラック企業……「生理休暇申請」のために人事担当者がトイレ同行、経血量をチェック!

 中国で「黒企」という言葉が広まりつつある。日本のブラック企業を直訳した新語で、意味もそのままだ。

 そんな中、ネットメディア「網易新聞」(4月11日付)が報じたブラック企業は、なんと女性従業員の生理を監視していたというのだから、開いた口が塞がらない。

 浙江省杭州市で、主に幼児教育に関わる事業を行う同企業の実態を告白したのは、昨年11月にこの会社に採用された事務職の女性従業員だ。当初、彼女は希望していた幼児教育に携わることができ、とても充実した生活を送っていたという。

 ところが3月末、彼女が会社の人事部に生理休暇の申請をしたところ、部門の女性担当者が「本当に生理なのかわからないので、トイレに一緒に行って確認をさせてもらう」と言い出したという。彼女はしぶしぶこれに応じたが、「この程度では生理とは認められない。生理休暇は却下する」と、休暇が認められなかった。

 女性は、会社に対し謝罪を求めたが、会社側からは誠実な態度が見られなかったため、メディアへ告発するに至ったのだった。

 この件についてインタビューに応じた同社の社長は、「これまで女性の福利厚生に努めてきたが、こうした制度を悪用する女性社員が多く困っていた。トラブルの温床となってしまう生理休暇という制度など、作るべきではなかった。今回の彼女も毎月、不定期な日付けで生理休暇を申請していたため、本当かどうか確認する必要があった」と弁明している。

 これに対し、女性従業員は「私の場合、毎月定期的に生理が来ない体質だったので、どうすることもできない。今後は法的手段を取らざるを得ない」と、会社側と真っ向対立する姿勢を見せている。

 この女性従業員によれば、同社は給与の遅配など、生理休暇以外にもいくつか問題があったという。
(文=青山大樹)

ヤバすぎブラック企業……「生理休暇申請」のために人事担当者がトイレ同行、経血量をチェック!

 中国で「黒企」という言葉が広まりつつある。日本のブラック企業を直訳した新語で、意味もそのままだ。

 そんな中、ネットメディア「網易新聞」(4月11日付)が報じたブラック企業は、なんと女性従業員の生理を監視していたというのだから、開いた口が塞がらない。

 浙江省杭州市で、主に幼児教育に関わる事業を行う同企業の実態を告白したのは、昨年11月にこの会社に採用された事務職の女性従業員だ。当初、彼女は希望していた幼児教育に携わることができ、とても充実した生活を送っていたという。

 ところが3月末、彼女が会社の人事部に生理休暇の申請をしたところ、部門の女性担当者が「本当に生理なのかわからないので、トイレに一緒に行って確認をさせてもらう」と言い出したという。彼女はしぶしぶこれに応じたが、「この程度では生理とは認められない。生理休暇は却下する」と、休暇が認められなかった。

 女性は、会社に対し謝罪を求めたが、会社側からは誠実な態度が見られなかったため、メディアへ告発するに至ったのだった。

 この件についてインタビューに応じた同社の社長は、「これまで女性の福利厚生に努めてきたが、こうした制度を悪用する女性社員が多く困っていた。トラブルの温床となってしまう生理休暇という制度など、作るべきではなかった。今回の彼女も毎月、不定期な日付けで生理休暇を申請していたため、本当かどうか確認する必要があった」と弁明している。

 これに対し、女性従業員は「私の場合、毎月定期的に生理が来ない体質だったので、どうすることもできない。今後は法的手段を取らざるを得ない」と、会社側と真っ向対立する姿勢を見せている。

 この女性従業員によれば、同社は給与の遅配など、生理休暇以外にもいくつか問題があったという。
(文=青山大樹)