夫は元上司、不倫相手は後輩男子――社内セックスに溺れた、結婚3年目・葵の決断とは

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 ママ友から衝撃の告白を受けてしまいました。夫以外の男とセックスしたと……。年末年始、自分の親が体調を崩したこともあって、子どもは旦那に預け、実家に帰ったそうです。親の体調はそこまで悪くなくて、良かったとホッとしていたら地元の友達が戻っていることを聞きつけて、飲み会のお誘い。いつもなら、子どもが小さいし、お酒を飲む席なんて断るけど、今くらいは羽を伸ばしてもいいやと参加を決意したそう。

 お店に着くと中学の同級生が集まっていて、プチ同窓会の様相。みんなは毎年集まっているみたいだけど、彼女は初参加なので、いろいろと近況を聞かれたり、注目を集めて良い気分に。そして、久しぶりに飲んだお酒が思ったよりも自分を酔わせ、気が付いたらラブホテルにいたとか……! 相手は、昔ちょっと気になっていた人。学生時代よりちょっとぽっちゃりしたかもだけど、夫と比べればシュッとした体形。夫とはセックスレスだし、一度火が着いた体は止められず、思わず自分からキスして、そのままセックスしてしまった……とのことで。「お互いに家庭もあるってことで、それでおしまいなんだけど、今も連絡が来るんだよね~。困っちゃう」と言いながら、彼女はうれしそうなんです。

 正直言って、私より“生活に疲れてる感”が出ていた彼女に、そんな劇的なことが起きるなんて、悔しくてたまらない。彼女にもそんなチャンスがあるのなら、私だって不倫してみたいという欲望が湧いてきちゃいました。思わず、「不倫」と検索したら「不倫モノ」のTLコミックを発見。読んでみると、不倫といってもバラエティ豊富だし、内容も過激で、こんな作品があるってことは、不倫願望のある人妻は多いんだな~って、なんか安心しちゃいました。

 後輩社員との社内セックスにハマる結婚3年目の葵

 不倫のきっかけは、やはり夫の浮気が多そう。私の周りでも、確証はないけど疑っている奥さんは多くて、裏切られたというショックと、夫だけセックスを楽しんでいるのが悔しい、自分だってほかの男性を知ってみたいという欲望も出てくるみたい。『2つの躰~どちらの躰も欲しいのです~』に出てくる人妻・葵も、夫の浮気が悔しくて不倫を始めたら、相手とのセックスにハマってしまった……という、誰にでも起こるかもしれない話。

 結婚3年目の葵は、職場の元上司で10歳近く年上の夫のパソコンをたまたま見てしまい浮気を疑い始める。勇気をもって、浮気しているのか問いただそうとすると、夫にセックスへとなだれ込まれ、追及することができない。そんなモヤモヤを抱えながら、結婚を機に異動した部署で、チャラ男と社内で有名な年下の男・駿太と飲み会で急接近。夫が浮気しているなら私も1回くらいいいだろうと、誘いに乗り体を重ねた葵。夫とは違う若い男との獣のようなセックスを忘れらず、1回だったはずが回を重ねることに。一回り離れた夫と、年下のセフレ男子とセックスを重ねるうちに、ウブだった葵はどんどん性に奔放になっていく……。

 この作品は、「オフィスラブ」から浮かぶエッチな妄想をかなり具体的に叶えてくれるから、私のお気に入り。年下の後輩は、葵をどこでも求める。誰もいない備品倉庫でセックス、会社の非常階段や屋上で、人の気配を気にしながらセックス。そんな危険な場所ですることに興奮を覚える自分の性癖を発見したり……。後輩との関係に思いっきりハマりながらも、やっぱり夫とのセックスも好きな葵。どちらもなくしたくないって気持ち、不倫経験者ならわかるんだと思う。

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 DV夫が用意した男たちに輪姦される専業主婦の深雪(25)

 もっと激しい愛情と愛欲を見せてくれたのは、『背徳純愛~たとえ不倫と言われても』。昼ドラみたいな展開とアブノーマルなセックスにドキドキしながら、読み進める手が止まらない。

 25歳の深雪は、高校卒業を機に有名画家と結婚した専業主婦。しかし、夫は結婚後に本性を現し、深雪を家に縛り付け、気に食わないと暴力を振るうDV男だった。そんな夫が海外に仕事で行っている間に、内緒で高校の同窓会へ参加した深雪。好きだった穂高と再会し、良い雰囲気になるものの、仕事から急に戻った夫が迎えに来る。家に連れ戻された深雪は、夫が用意した男たち3人から輪姦されることに……。その光景に興奮した夫は、「お前は一生私の所有物だ」と言って強姦。深雪は自殺しようと屋上に行くと、そこへ穂高から電話が入り……。

 お互いを思っていた2人は結ばれ、深雪は家を出る決意を固める。穂高の部屋で、心の通ったセックスを初めて知り、快楽におぼれる深雪だが、その幸せは長く続かず、夫が嗅ぎつける。深雪は、病気の弟の医療費や、穂高の未来を考え、夫の元へ帰ることを決意する。だが、そこは輪姦される日々が続く、地獄の家。愛し合う深雪と穂高のたどり着く先とは……。

 妻の泣き顔みたさに輪姦させる夫、なんて現実にある話と思いたくないけど、そんな環境から助け出して、愛あるセックスをしてくれる男性がいたら、最高すぎて興奮しちゃいます。

 まんが王国なら2018年2月28日までの期間限定で、人妻たちの不倫セックスが描かれた『2つの躰~どちらの躰も欲しいのです~』は2巻無料、『背徳純愛~たとえ不倫と言われても』は1巻無料で読めちゃう! 愛情も性欲も満たされる不倫をお楽しみください!

※当記事はPRです。

仕事&男を捨てリスタート、『凪のお暇』が現代女性の“リセット後”の困難を描く

 

 東京の片隅、立川に『聖☆おにいさん』(講談社)以来のマンガ的ビッグウェーブがやって来ようとしています。1巻が口コミでじわじわと話題になり、2巻は発売直後に完売&重版、「an・an」(マガジンハウス)マンガ大賞も獲得して、3巻は大部数で展開、遂には2018年のマンガ大賞にもノミネートされた、飛ぶ鳥を落とす勢いのそのマンガ作品の名は、コナリミサト先生の『凪のお暇』(秋田書店)です。舞台は立川のボロアパート。仕事でもプライベートでも空気を読みすぎていた自分が嫌になり、人生をリセットしたいと願った主人公・凪(28)は、会社もSNSも辞めて人間関係を断ち切り、この街で裸一貫やり直そうと決意したのでした。

 節約が唯一の趣味だという凪の節約テクニックがふんだんに盛り込まれた本作は、それだけでも十二分に役に立つ実用エンタテインメント作品に仕上がっているのですが、なによりも秀逸なのはクズ男の描写であります。本作には2人のクズ男が登場し、いずれも完全な極悪人というわけでもなく、いかにもそこらへんにいそうな普通の男どもであり、だからこそ生々しくてドキドキしてしまうのです。

 まず1人目は凪の元彼。勤め先では人当たりの良い営業部のエースとして全方位から人気を集める彼ですが、「抑圧支配型」とでも言いましょうか、凪に対して「ブス」だの「おまえは絶対変われない」だの、言葉によって呪いをかけて、逃げようとする凪をその場に押し止めようとするモラハラ糞野郎です。ところが実は心の底から凪のことが好きで、なんとかして関係を修復したいと願っているのですが、肝心なところで不器用なものだから、モラハラ的な物言いしかできないのでした。

 2人目は新天地、立川のアパートで隣室に住むイベントオーガナイザー(怪しい……)の男。人との距離感が異常に近く、自由に楽しく生きていて、誰とでもすぐに親密な関係に持ち込める彼は、目の前にいる人にはそれなりに誠実なのですが、目の前からいなくなると途端にどうでもよくなるという、ややこしいやつ。一緒にいるととても楽しく、言ってほしい言葉も言ってくれる彼に、凪もうっかり接近してしまうのですが、自分の目が届かないところではどうしているのかさっぱりわからないものですから、途端に不安感に襲われてなにも手につかなくなってしまうのです。「メンヘラ製造機」という二つ名が言い得て妙で、近くにいるときの心地よさと、離れているときの不安感の落差がクセになって、凪も案の定、メンタルがヘラりつつあるのでした。

 まさに前門の虎、後門の狼というやつです。このマンガの世界にはクズ男しかいないのでしょうか。コナリ先生、まさかこの2択なんですか!?

 1つ確実に言えることは、いずれか一方にのみ過大な負担を要求する人間関係は、とても健全なものとは言えないということです。元彼はもちろんのこと、自由すぎる隣人も、意図的ではないものの、人の心を弄び、支配しています(ちなみに双方に過大な負担を要求する関係性は「共依存」と言って、精神科の領域になります)。

 それは恋愛関係のみならず、たとえば凪が疲れ果ててしまった「空気を読む」という行為も、マジョリティがマイノリティに対してある振る舞いを強要する暴力であります。

 消耗戦に持ち込まれた人間関係は長続きしません。本作を読む限り、凪が求めているのは、たとえ1人でも感じることのできる、ささやかだけど豊かな幸せと、安定的でサスティナブルな人間関係であるように思います。これって現代人の多くが共感し得る理想ですよね。

 コナリミサト先生のことはずっと応援し続けてきましたが、ここにきて、ついにブレークの予感です。ユーモアのセンス、キャラクターの作り込み、かわいらしい絵。どれを取っても売れる要素しかないので、この作品を機にぜひご注目ください。

小田真琴(おだ・まこと)
女子マンガ研究家。1977年生まれ。男。片思いしていた女子と共通の話題がほしかったから……という不純な理由で少女マンガを読み始めるものの、いつの間にやらどっぷりはまって、ついには仕事にしてしまった。自宅の1室に本棚14架を押しこみ、ほぼマンガ専用の書庫にしている。「FRaU」「SPUR」「ダ・ヴィンチ」「婦人画報」などで主に女子マンガに関して執筆。2017年12月12日OA『マツコの知らない世界』(TBS系)出演。

仕事&男を捨てリスタート、『凪のお暇』が現代女性の“リセット後”の困難を描く

 

 東京の片隅、立川に『聖☆おにいさん』(講談社)以来のマンガ的ビッグウェーブがやって来ようとしています。1巻が口コミでじわじわと話題になり、2巻は発売直後に完売&重版、「an・an」(マガジンハウス)マンガ大賞も獲得して、3巻は大部数で展開、遂には2018年のマンガ大賞にもノミネートされた、飛ぶ鳥を落とす勢いのそのマンガ作品の名は、コナリミサト先生の『凪のお暇』(秋田書店)です。舞台は立川のボロアパート。仕事でもプライベートでも空気を読みすぎていた自分が嫌になり、人生をリセットしたいと願った主人公・凪(28)は、会社もSNSも辞めて人間関係を断ち切り、この街で裸一貫やり直そうと決意したのでした。

 節約が唯一の趣味だという凪の節約テクニックがふんだんに盛り込まれた本作は、それだけでも十二分に役に立つ実用エンタテインメント作品に仕上がっているのですが、なによりも秀逸なのはクズ男の描写であります。本作には2人のクズ男が登場し、いずれも完全な極悪人というわけでもなく、いかにもそこらへんにいそうな普通の男どもであり、だからこそ生々しくてドキドキしてしまうのです。

 まず1人目は凪の元彼。勤め先では人当たりの良い営業部のエースとして全方位から人気を集める彼ですが、「抑圧支配型」とでも言いましょうか、凪に対して「ブス」だの「おまえは絶対変われない」だの、言葉によって呪いをかけて、逃げようとする凪をその場に押し止めようとするモラハラ糞野郎です。ところが実は心の底から凪のことが好きで、なんとかして関係を修復したいと願っているのですが、肝心なところで不器用なものだから、モラハラ的な物言いしかできないのでした。

 2人目は新天地、立川のアパートで隣室に住むイベントオーガナイザー(怪しい……)の男。人との距離感が異常に近く、自由に楽しく生きていて、誰とでもすぐに親密な関係に持ち込める彼は、目の前にいる人にはそれなりに誠実なのですが、目の前からいなくなると途端にどうでもよくなるという、ややこしいやつ。一緒にいるととても楽しく、言ってほしい言葉も言ってくれる彼に、凪もうっかり接近してしまうのですが、自分の目が届かないところではどうしているのかさっぱりわからないものですから、途端に不安感に襲われてなにも手につかなくなってしまうのです。「メンヘラ製造機」という二つ名が言い得て妙で、近くにいるときの心地よさと、離れているときの不安感の落差がクセになって、凪も案の定、メンタルがヘラりつつあるのでした。

 まさに前門の虎、後門の狼というやつです。このマンガの世界にはクズ男しかいないのでしょうか。コナリ先生、まさかこの2択なんですか!?

 1つ確実に言えることは、いずれか一方にのみ過大な負担を要求する人間関係は、とても健全なものとは言えないということです。元彼はもちろんのこと、自由すぎる隣人も、意図的ではないものの、人の心を弄び、支配しています(ちなみに双方に過大な負担を要求する関係性は「共依存」と言って、精神科の領域になります)。

 それは恋愛関係のみならず、たとえば凪が疲れ果ててしまった「空気を読む」という行為も、マジョリティがマイノリティに対してある振る舞いを強要する暴力であります。

 消耗戦に持ち込まれた人間関係は長続きしません。本作を読む限り、凪が求めているのは、たとえ1人でも感じることのできる、ささやかだけど豊かな幸せと、安定的でサスティナブルな人間関係であるように思います。これって現代人の多くが共感し得る理想ですよね。

 コナリミサト先生のことはずっと応援し続けてきましたが、ここにきて、ついにブレークの予感です。ユーモアのセンス、キャラクターの作り込み、かわいらしい絵。どれを取っても売れる要素しかないので、この作品を機にぜひご注目ください。

小田真琴(おだ・まこと)
女子マンガ研究家。1977年生まれ。男。片思いしていた女子と共通の話題がほしかったから……という不純な理由で少女マンガを読み始めるものの、いつの間にやらどっぷりはまって、ついには仕事にしてしまった。自宅の1室に本棚14架を押しこみ、ほぼマンガ専用の書庫にしている。「FRaU」「SPUR」「ダ・ヴィンチ」「婦人画報」などで主に女子マンガに関して執筆。2017年12月12日OA『マツコの知らない世界』(TBS系)出演。

強そうな武将は大体トモダチ!『花の慶次』に学ぶビジネスコミュニケーション術

 みなさまは『花の慶次 -雲のかなたに-』(集英社ほか)というマンガをご存知でしょうか。隆慶一郎先生の歴史小説『一夢庵風流記』を原作とした、原哲夫先生作画のマンガです。原先生といえば『北斗の拳」 があまりに有名すぎるため、その陰に隠れて若干印象薄めではありますが、『CR花の慶次』シリーズならパチンコ店でかなりよく見かけますね。

 舞台は世紀末ではなく戦国時代ですので、当然ながらモヒカン雑魚キャラもいなければ、「あべし」「ひでぶ」といった断末魔の叫びも出てきません。しかし主人公・前田慶次の持つ主人公としての魅力を比較するならば、むしろケンシロウよりも上かもしれません。何より特筆すべきは、そのコミュニケーション能力の高さです。というわけで、今回はビジネスに役立つかもしれない(?)前田慶次という男の魅力に迫っていきたいと思います。

『花の慶次』は、豊臣秀吉や徳川家康も一目置く傾奇者「前田慶次」が、戦国の世を自由気ままに生きる物語です。「傾奇者(かぶきもの)」というのは、本作品で一躍有名になったキーワードで、実際、戦国時代末期から江戸時代初期にかけて存在した、ド派手なファッションに身を包み、異風を好み、常識を逸脱した行動に走る人たち……つまりは、変人ってことですね。現在の歌舞伎の語源にもなったと言われています

 そして、こういった常識外れな行動をかたくなに取り続けることを「傾く(かぶく)」というのです。現代のビジネスの現場で使うとすれば……。

「あいつ、いつもセグウェイで通勤してきて、傾いてるよなあ!」とか、「あいつ、全裸にスーツしか着ていないなんて、まるで傾奇者だな!!」とかいったケースで使うことになりますね。まあ「変な人」で置き換えられるので、無理に使う必要ないんですけど。

 ただ、「傾奇者」前田慶次の凄さというのは、一見ふざけているだけのように見えて、実は命がけで傾いているということです。自分のポリシーを曲げるぐらいなら死んだほうがマシという覚悟で、真剣にふざけているのです。「やってみた」のノリとはちょっとレベルが違います。

 主である前田利家を騙して水風呂にダイブさせるとか……。

 千利久の息子、千道安をボッコボコにするとか……。

 豊臣秀吉の前で猿回し芸をするとか……。

 いずれも無礼を働いたら即刻打ち首になりそうな大物たちを相手に、命がけで傾いています。慶次のレベルの高いおふざけにより、戦国時代のすぐブチ切れそうなジジイどもが、ことごとく一杯食わされてしまうシーンが痛快なのです。

 特に、戦国時代のスーパーモンキーこと豊臣秀吉に至っては、命がけで自分を小馬鹿にしてきた慶次の傾きっぷりをいたく気に入り、「傾奇御免状」を与えます。時の天下人・秀吉から「傾いていいとも!」って言われた慶次は、一躍有名人となり日本中でやりたい放題。その勢いで戦国時代の有名人と次々にお友達になっていきます。

 その人脈はそうそうたるもので、豊臣秀吉、徳川家康、千利休、伊達政宗、上杉景勝、直江兼続、真田幸村、服部半蔵、猿飛佐助、石田三成、風魔小太郎、尚寧王などなど……まるでテレホンショッキングのよう。そう、前田慶次は戦国時代のタモさんといっても過言ではないのです。

 しかし、戦国の世で傾奇者を貫くということは、さまざまな権力者との対立を生みます。それでも傾き続けることができたのは、前田慶次が権力にも暴力にも屈しない腕っ節の強さを持っていたことが大きな要因です。

 

■日本人とは思えないほどのデカさ

 

 前田慶次は、とにかくデカいという設定です。戦国時代の男性の平均身長が157cmぐらいと推定されている中、慶次は190cm・90kgの巨漢で、普通の馬にまたがると、馬のほうがつぶれてしまうという有様。何食ったらこんなにデカくなるんでしょうか。

 とはいえ、原哲夫先生の作品ですから基本的に他の登場キャラもデカイです。というか、同じキャラでも、その時のストーリーの都合に合わせて、デカくなったり小さくなったりします。また、ハリウッドスター並みに顔の彫りが深いのも特徴。肉体に至っては、日本人なのに、アーノルド・シュワルツェネッガーみたいなガチムチの武将がバンバン出てきます。こいつら絶対、主食が肉に違いありません。

 

■どう考えても戦国時代最強の強さ

 

 前述の通り巨漢であり怪力を持つ慶次は、槍を振り回すだけで数十人をまとめてぶった斬ります。その破壊力は北斗の拳でいえばラオウ、キングダムでいえば王騎クラス。しかも、甲賀忍術までマスターしており、刺客が寝込みを襲って暗殺をしようとしても、ゴルゴのように目を覚まして反撃するというスキのなさ。加えて、慶次の乗る愛馬「松風」も、ゾウのように巨大で凶暴なため、それだけで敵が数十人まとめて蹴散らされます。

 結局のところ、自分のポリシーを貫くにはケンカも強くないといけないってことですね!

 

■負けるとわかっていてもあえて戦う漢っぷり

 

 戦国時代ってぐらいですから、そこらじゅうで戦いが起こっているわけで、それこそ勝つことがステイタス、負けはタブーなわけです。しかし慶次はそんな戦国の世でも独自の考えを持っています。

「戦ってやつは、負け戦こそおもしろいのよ!」

「ふふ、負け戦もいいじゃあないか」

 ……など、形勢不利な戦いでも自分の信念や友情のために、あえて向かっていく漢っぷり。しかも最終的に逆転して勝ち戦にしてしまうクレバーさまで見せつけてくれます。慶次のこういうところに戦国女子たちは惚れてしまうんですよね。見習いたいものです。

■ビジネスに使える名ゼリフ「だがそれがいい」

 

 数々の名ゼリフが飛び出す『花の慶次』ですが、いちばん有名なセリフと言えば、主人公・前田慶次の「だがそれがいい」ではないでしょうか?

 前田利家に仕える老臣・村井若水の不始末に怒った利家は、若水に切腹を命じます。そこに追い打ちをかけるように慶次が……。

「戦場で傷だらけになった、きたねえツラだ」

 と無礼とも言える発言。しかし間髪入れずに……。

「だがそれがいい!! その傷がいい!! これこそ生涯をかけ、殿を守り通した忠義の甲冑ではござらんか」

 と続け、利家の怒りを沈めて若水の切腹を回避するという名シーンがあります。

 このセリフ、直前に行った悪口を全て無効化するどころか、むしろ逆にいい印象を与えてしまう。これって、ビジネスの現場でめちゃくちゃ使えるセリフではないでしょうか?

「お前って同じミスを何度も繰り返して、ほんと使えねーやつだよな」

「だがそれがいい!!」

「やだー課長ってアニオタなの? キモーい!」

「だがそれがいい!!」

 ……などなど、冷静に考えると何がいいんだかサッパリわからない気もするんですが、なんとなくその場の寒い雰囲気をポジティブに転換できますよね。

 このように、ピンチをチャンスに変える卓越したコミュニケーション術と、己のポリシーを貫く芯の強さをもった前田慶次の能力こそ、現代のビジネスにおいて必要なスキルとはいえないでしょうか?

 とりあえず、明日からさっそく職場で「だがそれがいい」をこんな感じで使ってみてはいかがでしょうか。

「来月から給料20%カットだ!」

「だがそれがいい!!」

 いや、それはダメだろ……。

(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

◆「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから

結婚歴7年の優希奈、妊活中の亜樹「不倫アプリでセックスはアリ」!?  30代の不倫事情

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 久しぶりに学生時代の友達と女子会を開きました。女子会といえば、今はやりのインスタ映えするお店で華やかに楽しむのが人気だけど、人妻率の高い30代の女子会は、カラオケの密閉された空間で、人には言えないゲスい話をしたり、歌ったり、日ごろのストレスを大発散する場所。

 そして既婚者ばかりだと、話はだんだん浮気の話に。夫の行動が怪しいって話はよく出てきて、「残業が多くなった」「スマホをトイレに持っていく」など一度疑いだすと行動の全てが怪しく見えてくる。そうすると、こっちもどんどん大胆になって、「旦那が浮気してるなら、私もいいでしょ」って気持ちに。そこからは、事実なのか妄想なのかはわざと曖昧にした不倫話で大盛り上がり……。

 SNSでつながった元彼なんてベタなところから、保育園のイベントで知り合ったパパさんと、なんてバレたら修羅場確定のきわどい話も。正直、私も結婚7年目で旦那との生活に楽しみがなくなっているところで、みんなの話を聞いてたら不倫願望が……。そんな中みつけたのが「不倫モノ」のTLコミック。女子会で盛り上がった「人妻専用の出会い系サイト」「人妻合コン」の話が急に生々しく感じられちゃったんです。

「不倫アプリでセックスはアリ」結婚歴7年の優希奈、結婚3年目の亜樹

 出会い系サイトに登録している人妻は、口に出さないだけで実際はかなりいるらしい。「不倫 アプリ」で検索すれば、いくらでもサービスが見つかるから、「その気になれば、いつでも不倫できる」とおかしな安心感も持ってしまう。女子会で「久しぶりに口説かれる感覚だけで十分」とか「メッセージでちやほやされるだけでうれしい」と友達は言ってたけど、ホントはセックスまでしてる気がする。

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 結婚歴7年の優希奈(30)。夫(35)がSMプレイの素人写真投稿サイトを見ていることを知って、「自分とはまともにHもしていないのに……」とセックスの妄想が止まらなくなってしまう。思い切って不倫アプリでアブノーマルなプレイをしてくれる人を探すと、期待に応えてくれる男・HIROKIと出会う。HIROKIは目隠しプレイや拘束ベルトで、優希奈の体に新しい快楽を覚えさせていく。今まで知らなかった激しい快感で、このままだとHIROKIにハマってしまうと不安を覚える一方、本当は夫とセックスがしたいのだと気付いた優希奈は、勇気を出して、夫にSMプレイをしてほしいと伝えると……。

 もう1人の不倫に走る女は、結婚3年目で妊活中の亜樹。夫とのセックスは排卵日だけの義務的なものになり、体の疼きを抑えられない亜樹は、元カレとのセックスを思い出して激しいオナニーをする毎日。そんな日々から抜け出したくて、セックス目当てで不倫アプリに登録する。そこで出会った男「クマダ」をセックスに誘うが、亜樹はホテルに行くのも我慢できなくて、日中にもかかわらず公園で露出セックスすることを提案。ストッキングを乱暴に破いて、生で挿入するようお願いすると、クマダは大喜び。自分よりもクマダのセックス経験が少ないこと知った亜樹は、男をリードすることに興奮を覚え、条件を出して関係を継続することにする。その条件は「言うことにNOと言わないこと」……。

 一歩踏み出せば、こんなに簡単にセックスの快楽を味わえるなんてドキドキです。もちろんマンガだからフィクションだけど、そうとわかっても興奮しちゃいます。人妻たちの不倫セックスが描かれた『不倫専用アプリ~彼女たちの事情~』を、まずはまんが王国で試し読み! 不倫願望と性欲に火がつくかもしれませんが、お楽しみください!

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「弟子なのか職業なのか」漫画家・三田紀房氏の“残業代請求”騒動、アシスタントの本音は?

 漫画家アシスタントは“ブラック”なのか――? そんな疑問が、今ネット上で話題を呼んでいる。昨年12月上旬、Yahoo!ニュースが配信した「週休3日、残業禁止、『作画完全外注』――漫画家・三田紀房が『ドラゴン桜2』で挑む働き方改革」という漫画家・三田紀房のインタビュー記事に、かつて同氏のアシスタントを11年7カ月間務めていた漫画家・カクイシシュンスケ氏が、「残業はあった」などとブログで反論。ほかの漫画家たちも、カクイシ氏のブログ内容やアシスタントの労働環境に関する意見を述べるなど、大論争に発展しているのだ。

 三田氏は、『ドラゴン桜』(講談社)などで知られる人気漫画家で、インタビューによると、アシスタントの労働環境を整えるべく、「アシスタントは週休3日、残業禁止」「絵を描く作業はデザイン会社に外注」しているとのこと。しかし、カクイシ氏は、三田氏の職場に関して「だいたい平和な11年7カ月であったと思います」「(それは)業界の水準に比べても三田先生の職場が時間にきっちりしていたことが大きいと思います」としながらも、「完全にホワイトかと言われるとそうではありませんでした。労働基準法にきちんと則った職場であったかというと、そうは言えないでしょう」と苦言を呈したのだ。

 三田氏の記事にある「現在、三田のアシスタントが働くのは9時30分から18時30分まで。休憩は自由にとることができるが、残業は禁止されている」という部分には、「残業は今までさんざんしました」「(休憩は)15時00分から15時15分くらいまでの10~15分間だけ」と反論。また残業代に関しては11年7カ月の間一度も支払われなかったといい、請求を考えているとのこと。

 さらに、三田氏が自身の公式サイトで「漫画家の公務員化を行った」と述べている点に関して、「平成17年に三田先生のもとで働き始めた時は、私の記憶が確かなら月給13万円からのスタートだったはずです(中略)最終的な私の月収は23万円でした(中略)公務員とは程遠い収入です」といった異議を申し立てたのだ。

 知られざる漫画業界の慣習に、ネット上では「ブラックすぎる」「残業代は請求すべき」といった声が飛び交う中、これに反論したのは『ピューと吹く!ジャガー』(集英社)の漫画家・うすた京介氏。カクイシ氏に対して「漫画業界は使う側使われる側に関係なく結局は実力社会」「そもそも漫画家なんてまともな仕事じゃないんだから嫌なら就職しなさい」と、業界の実情をツイートし(現在は削除済み)、波紋を呼んだ。

 こうした一連の騒動を、実際に現在アシスタントをしている人はどう見ているのだろうか? 漫画雑誌に投稿を続けながら、編集者から紹介を受けたアシスタント業に就く20代のA氏は、「カクイシ先生のブログを読んだけれど、共感できない部分が多かった」と語る。

「アシスタントは、自分の漫画だけでは食っていけない新人漫画家や、漫画雑誌に投稿をしているタマゴたち。あくまで私の経験による意見ですが、そもそもアシスタントって、漫画家の“お弟子さん”みたいなものだと思っています。お手伝いすることで技術を学ばせてもらい、たまにいいもん食べさせてもらったり(笑)。それに労働時間などに関して、前もって契約を交わすことはあまりありませんし、お給料についても、時給なのか、日給なのか、月給なのか、どのように算出されているのか、またそこに食費や交通費は含まれているのかなど、全て先生にゆだねられていて、明細がもらえないところもあります。だから、師匠が弟子におこづかいをあげてるみたいなものなのかなぁと。三田先生が労働時間について語っていたので、カクイシ先生から“残業”という言葉が出たのでしょうが、私はお給料の算出方法も知らないので、残業という概念自体なかったです」

 A氏は「アシスタント=職業」といった認識があまりないようで、お給料に関しても「確かなのは、売れてる先生のアシ代は高いことぐらい」だそう。カクイシ氏に対しては、「最初に三田先生と契約を交わしていたのか。もし交わしていたとしたらどんな内容だったのか知りたいですね。ただ、先生にいきなり『契約内容をはっきりさせてくれ』なんて言いづらいですが」という。

■不満があっても「早く独り立ちしろ」と言われるだけ

 一方で、A氏の意見を、「通い制度のアシスタントの意見」と語るのは、20代の新人漫画家・Bさん。最近はデジタルで描くマンガ家が多いため、通いではなく自宅で作業を行う“デジタルアシスタント”が増えており、「彼らは1コマいくら、時給いくらと、最初に細かくお給料を設定するケースが多い」という。

「僕も実際に、デジアシさんに手伝ってもらったことがありますが、最初に細かくお給料についてはお話しましたよ。でも、昔ながらの通いのアシスタントはなぁなぁですよね。カクイシ先生は、休憩時間に関しても疑問を呈していましたが、それはどこの現場でも同じだなぁと思いました。休憩時間は自由と言われていても、例えば、お菓子を食べながらゴロゴロしたり……みたいな時間はない。月刊だと、週刊よりはゆるいと聞きますけど、それでもみんな手は動かしてると思いますよ」

 さらにB氏は、うすた氏が「結局は実力社会」と指摘した点について、プロアシスタントという存在を解説してくれた。

「うすた先生が言っていた“実力社会”というのはまさにその通りなんです。アシスタントの中には、“プロアシスタント”と呼ばれる高い技術力を持った人たちがいて、中には月給40万円近く稼ぐ人もいますよ。彼らはアシスタントを“職業”にしている。自分がいないと現場が回らないことを理解しているから、先生に対しても待遇に関して強気の交渉ができるんです」

 しかし、「普通のアシスタントにそういった権限を持つことはなかなかできない」と語るB氏。アシスタントの待遇に不満を持っていたとしても、「『だったら早くうまくなって、独り立ちしなさい』と言われてしまうでしょうね。漫画業界って、昔からそういうところなんですよ」という。

 昨今芸能界では、タレントの雇用問題が表面化し、古くからの慣習に世間が疑問を投げかけるケースも増えている。漫画業界でも同様に、これまで業界内のルールとして通用していたアシスタントの労働環境や賃金制度が、世間一般に知れ渡るところとなった。アシスタントは、弟子なのか、職業なのか――今後どういった議論に発展していくか、注目していきたい。

シャンシャンブームに物申す!! 読めばパンダが嫌いになる? パンダマンガ3選

 上野動物園に新しく生まれたジャイアントパンダ「シャンシャン」のブームがスゴいですね!! 久々のパンダのお祭り騒ぎで、日本人のパンダ好きが改めて証明された感じです。なんでも観覧希望者の抽選倍率が40倍とか……。

 マスコミも連日の加熱報道で、木から落ちた! とか、自力で排便できた! とか、フンに竹の葉が混じっていた!! とかとか……文字通り尻の穴まで覗くレベルの密着取材。もはやパンダのプライベートはゼロですよ。

 ところで、こんなに人気のパンダですから、当然ながらマンガの世界でもパンダをフィーチャーしたマンガというのがいろいろあります。本日はそんなパンダマンガたちをご紹介したいと思いますが、もしかしたらこれらを読んだらパンダのことが嫌いになってしまうかもしれません。

■『ささひと』(花月仁/日本文芸社)

 下野動物園で生まれたパンダ「ロンロン」のお話。まさしく今のシャンシャン同様、かわいらしい赤ちゃんパンダの登場で日本中に「ロンロン」ブームが巻き起こるのですが、なんと成長するにつれて二足歩行で歩き、人の言葉をしゃべり始め、人間並みの知能を持ち始めるのです。そして天才パンダ「ロンロン」は一般家庭の養子となって、小学生「鈴木笹人(ささひと)」という名前で生活を始めます。

「笹だけは食べさせないで。嫌いなんだあれ臭うから」

「二度とパンダ扱いするな、絶対にだ!!」

 などと、どうみてもパンダなのに、パンダらしからぬドギツいセリフをしゃべるささひと。

 しかし、巨乳の美女を見つけると、普段のクールな態度が180度豹変。全力で愛玩動物を演じ、かわいさ全開でにじり寄ったあげく、オッパイに顔をうずめたり、むしゃぶりつくというエロパンダぶり。その一方で、男子や貧乳の女子に対しては、冷たくそっけない態度をとるという二面性を持っているのです。

 そう、この作品に出てくるパンダは、かわいいのに中年スケベオヤジのようなエロさと性格の悪さを兼ね備えた、パンダのイメージを覆す胸糞悪いパンダ物語だったのです。

 中学生になると、童貞を卒業したささひとは、そのエロパンダぶりがさらにタチが悪くなり、インターネットを使って「パイパイ会員」なるファンクラブを作り、自分だけの巨乳ハーレムを築き上げて毎日エロ三昧の日々を送ります。

 ……なんなんでしょうか、この邪悪なパンダ。僕らがパンダに求めていたほのぼの動物癒やし系とは真逆な、まるで昨今のパンダブームに対するアンチテーゼのような展開が斬新なマンガといえます。もしシャンシャンがこんなにエロかったらやだなー。

■『パンダラブー』(松本正彦/青林工藝舎 ※復刻版)

 1972年、日中国交正常化のシンボルとして初めて中国から日本にやってきたパンダ「カンカン」と「ランラン」。そのブームに乗じて1973年に刊行された摩訶不思議なパンダ(?)のマンガが『パンダラブー』です。

 パッと見は、パンダなのにどことなくブタっぽい、愛らしいのか愛らしくないのか微妙なゆるキャラが「ブバーブバブバブヘバー」という間の抜けたセリフとともに、大好物のたこ焼きを食って巨大なウ○コをするという、シンプル・イズ・ザ・お下品なギャグマンガとなっています。

 このマンガの凄いところは、動物愛護団体が発狂しそうな雑なパンダの扱いにあります。

 裸にネクタイ姿、股間にはキン○マがブーラブラという、変態っぽいスタイルのパンダラブーが、ドブ川に逆さ吊りにされたり、土管に閉じ込められて凶暴なブルドックを放たれたり、包丁で毛皮を剥ぎ取られそうになったりという、昭和のマンガならではのハチャメチャ残酷ギャグのオンパレード。日中友好のシンボルとかいう意識は皆無で、これほど愛され要素のないパンダ作品は他に見たことがありません。

 ちなみにこの『パンダラブー』は、そのあまりに凄まじい内容のため、カルト的なファンがいることも有名で、廃盤になっていた作品がファンの熱い要望により2002年に復刻されたという伝説を持つ作品でもあります。

■『やさぐれぱんだ』(山賊/小学館)

 ここまで読んで、だいぶパンダのことが嫌いになってきたことと思いますが、安心してください、最後にご紹介するのは一番大丈夫なやつです。どのくらい大丈夫かというと、堺雅人主演で実写版になっているぐらいの品質です。

 毎回、作者の山賊氏とパンダが会話するというだけのシンプルな構成のマンガですが、そのパンダが愛玩動物らしからぬ妙にやさぐれた発言をするところがシュールなのです。

「パンダさんには鳴き声とかないんすか?」

「ああん?」

「ほら、犬だったらワンワン、猫だったらニャーニャーみたいな」

「ばか野郎おめえ、男が泣いていいのは、生まれた時と親が死んだときだけでぇ」

 このような会話の応酬なのですが、これをパンダに言わせるだけで、とたんにかわいらしく、どこか憎めない雰囲気を醸し出すのです。

 もし、これがパンダではなくサラリーマンのオッサン同士の会話だったら面白くともなんともなく、ただのスベっている会話です。同僚のOLからはさぞかし冷たくあしらわれることでしょう。憎めないどころか憎悪の対象にすらなりえます。しかしパンダだったらスベり知らず。いわゆるパンダマジックを決して侮ってはいけないのです。

 というわけで、日本を代表する(?)パンダマンガを3作品紹介してみました。これを読んだら、行列に並んでまでパンダをみなくてもいいかなーと思うようになるかもしれません。でも19年には中国に返還されるというウワサもありますし、チャンスがあればやっぱり見ておくべきですね!(どっちだよ)
(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

◆「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから

業界騒然!! エロマンガ読み放題サービス「Komiflo」が修整基準を緩和に踏み切った理由を直撃する

 成人向けコミック雑誌の読み放題サービスを展開する「Komiflo」が、これまで紙媒体
よりも厳しかった修整基準を緩和。紙媒体と同等に変更することを発表し注目を集めている。

 この発表に併せて昨年12月26日配信の『COMIC X-EROS』62号から修整基準の変更が行われている。

 さまざまなネットサービスでアダルトコンテンツの規制が強まっていると感じられた2017年。その中にあって、規制の緩和にはいかなる戦略があるのか。話を聞いた。

 まず確認したのは、修整基準の変更の内容だ。発表では「紙媒体と同等の基準」という言葉を用いているが、修整が完全に雑誌とイコールになるのということなのか。念を押すような問いに、担当者はこう答えた。

「その通りです。また、今後もし新たな雑誌が加わる場合、許諾をいただけるようであれば基本的に紙雑誌と同等の基準で掲載できればと考えております。もともとの基準からさらに緩和されるわけではないので、その点はユーザーにもご理解いただく必要はあります」

 ならば、今回の基準変更は、かなり強気にも思われる。というのも「Komiflo」では、これまで白抜き修整を用いていた。これが、紙媒体と同等となるというのは、劇的な変化に見えるからだ。だが、取材に応じた担当者は「特に強気な行動というわけではない」と話す。

「今回の修正に関してはあるべき形に戻したというニュアンスが強いので、特に強気の行動というわけではありません。今後も各出版社と協力しながら、あくまで配信会社としてコンテンツをお借りできればと考えております」

 修整基準の変更を決断した、最大の理由はユーザーからの要望であった。実は、サービス開始当初から、雑誌と同等の修整を求めるユーザーからの声は多かった。それを受けて「Komiflo」は関係各者と交渉。結果、なんとか2017年内に基準を変更することができたというわけだ。

 ここで、疑問なのは読者にとって修整の濃淡は、そんなに重要な問題なのかということ。これにはさまざまな議論もあるが、「Komiflo」では売り上げへの影響はあり得ると考えている。

「ある程度は存在するように思われます。特に、オリジナルの修正からさらに厳しいものになった場合、既存のユーザーにとってはあまり喜ばしいものではないでしょう。そういった意味でも紙雑誌と同等の修正はKomifloの重要な課題となっておりました」

 17年、アダルトコンテンツでは劇的ではないものの、さまざまな規制の強化が見られた。こうした中で「Komiflo」の修整基準の変更は、明るい話題だ。それについて尋ねると担当者は、言葉を選びながら、こう話した。

「各社それぞれの方針は存在するので、何ともいえない面は大きいです。ただ、弊社としてはルールを守りながら、極力ユーザー・作家の希望に近い形で配信を行えるように努めたいと考えております」

 現在では、紙雑誌の電子配信がメインの「Komiflo」であるが、オリジナル作品も次第に数を増やしている。そうした作品の修整についても「可能であれば、その予定です」という。

「現在進めているサイトデザインの改善・自動再生機能の追加と合わせて、2018年は、より“使いやすい”サービスの展開を行えればと考えております」

 サービス開始以来、1年あまりの間に、日本、台湾、シンガポール、マレーシアの4カ国で展開される国際的なサービスとなった「Komiflo」。18年は、さらなる参入雑誌の増加など、日本の成人向けコミックを飛躍させる起爆剤となりそうだ。
(文=昼間たかし)

■Komiflo公式サイト
https://komiflo.com/
公式Twitterアカウント
@komiflo

子どもまで当たり前に使ってる……マジコンに続く新たな社会問題「漫画村」を見てはいけない

 また悪質なサイトが登場した。雑誌や単行本などを違法にアップロードし公開するサイトの登場と摘発のいたちごっこは、やむことがない。

 2017年には、日本最大級の海賊サイトとまで呼ばれた「はるか夢の址」が摘発され、運営者ら9人が逮捕された。

 だが、類似のサイトは雨後の筍のように登場する。その中でも、特に悪質なサイトとして話題になっているのが「漫画村」である。このサイトが扱うのは単行本から雑誌まで多岐にわたる。

「漫画村は日本国内のいかなる企業・個人との関わりはありません」とし、漫画村内のサーバーには画像を保管していないので違法ではない、あるいは、運営は海外なので日本の法律は適用されないなど、さまざまな方便を用いて著作権権利者からの批判や摘発から逃れようとしている。

 この巨大な海賊サイトの問題は、あまりに浸透しすぎていること。17年12月頃からはネットのあちこちで「小中学生が当たり前のように使っている」といった書き込みに始まり、子どもだけでなく親までもが、違法だと知りながら利用しているという証言が見られるようになっているのだ。

 子を持つ親世代が「うちは貧乏だから」などと無理矢理に泥棒を正当化する行為。かつて「マジコン」で起こった現象が、再び繰り返されているようだ。

 だが、そうした人々の小さな悪は、より巨大な悪に使用されているのである。この漫画村は会員登録も不要で、まったく無料で閲覧することができる。だが、おいしい話には裏がある。

 17年10月時点の報告では、漫画村のサイトには、仮想通貨マイニングのスクリプトを埋め込み、閲覧する機器のCPUと電力を使って閲覧者にマイニング(採掘)させることが可能になっていたというのである。

 結論だけいえば、ここでマンガを読んでいると、その裏では新規発行される仮想通貨が運営者にジャラジャラと流れ込むといったプログラムが埋め込まれているというわけである。

 同様の行為は、さまざまな海賊サイトで行われてるとされ、多くの小さな悪がマンガをタダで読むという代償を払っているのである。

 こうした悪質な企みに対して、17年12月末には、オペラが最新ブラウザ「Opera 50」のベータ版で主要ブラウザとしては初となる仮想通貨マイニングスクリプトのブロック機能を内蔵するなど、ブラウザ側の対策も始まっている。

 とはいえ、最良の方法は怪しげな海賊サイトを使用しないこと。これが原因で好きな作家が心が折れたら困る。そういえば、少しはわかってもらえるだろうか?
(文=是枝了以)

『鋼の錬金術師』も黒歴史になるのか……誰も止められない“マンガの実写化”という悲劇

 今回も、やっぱり賛否両論というヤツだ。

 12月1日から公開になった『鋼の錬金術師』の実写版をめぐって、さまざまな意見が出ている。映画としては、普通に面白いという意見から、原作と比べるとどうしても違和感が拭えないというものまで。とにかく、観た人だけでなく観ていない人まで混じって、さまざまな意見が飛び交っているのだ。

 これまで、数多くのマンガが実写化されては黒歴史となってきた。中でも後世にまで語り継がれるであろう実写版として挙げられるのは、まず『デビルマン』(2004年公開)。制作費10億円をつぎ込んだというこの作品は、映画史上に残る「反面教師」として観ておかなければならない映画として、その地位を不動のものにしている。

 特に必要もないのに出てくるゲストたち。完全に棒読みの出演陣。そして、何がどうなっているのか、本と末がつながらない脚本。例えば、前評判からして最悪で、原作者の鳥山明が異例の「別モノ」コメントをした『ドラゴンボール エボリューション』は、それでも映画としては成立しているから、まだマシといえる。

 もはや、実写化→公開前から「観てないけど酷評」はテンプレ状態。2010年代に限っても『ルパン三世』『進撃の巨人』など「なんで、こんなふうに実写化をしてしまったんだ」と、映画館に入場料を払ってしまった自分の頬を殴りたくなる作品は後を絶たない。もう実写になったことすら忘れられていそうな『ワイルド7』とか『ガッチャマン』は、怒りの記憶がない分、まだマシな部類かも知れない。

 でも、こうした「原作レイプ」的な実写化は、現代になって始まったものではない。人気マンガの実写化というのは『あんみつ姫』や『サザエさん』の時代から行われてきたものだ。

『ゴルゴ13』は1970年代に二度にわたって実写化されているが、とりわけ千葉真一がゴルゴを演じる『ゴルゴ13 九竜の首』(1977年公開)は、標的を撃つシーン以外は、ほぼゴルゴ的要素が皆無の珍作。同年、千葉は『ドーベルマン刑事』でも主演しているが、こちらも主人公が44マグナム弾くらいしか使わない残念な作品になっている。

 とはいえ、80年代あたりは黒歴史的な作品もある一方で、一定の評価を得る実写化も存在した。『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズは比較的話題になった作品といえる。テレビドラマからの派生で劇場版も製作された『スケバン刑事』も同様だろう。

 また『女囚さそり』シリーズや『0課の女』など原作とは、キャラ設定も物語もまったく異なるのに、名作になった作品もある。

 実は製作サイドも、たいていの場合は「こんな実写化は、誰も面白いハズがない」とは、気づいている。でも、それを止めることのできない“大人の事情”が、数々の黒歴史を作っているのだ。

 そんな“大人の事情”の最たるものが「失敗したくない」という甘えだ。

 現在では、多くの作品が製作委員会方式となっている。そこでは「俺についてこい!!」と、旗を振るようなプロデューサーもいない。各出資企業の腹の中にあるのは、出資を回収して、損のない程度に儲けて、また来期も事業を存続させる。ただ、それだけである。

 そこに集まるのは「ナンタラの賞を取ったり実績のある有名な監督」「今、話題の俳優・アイドル」を使うという無難な意見だけ。そもそも、原作のマンガだって「これだけ単行本が売れている」という理由で出資が集めやすいから使われているに過ぎないのだ。

 結局、問題はマンガの実写化のみならず、次々と企画を立てて製作しなくては、お金が回らないという企業の都合にある。

 誰もが止められない負のスパイラルが続く限り、駄作は永遠に量産されていく。
(文=是枝了以)