野性爆弾・くっきー「礼儀作法のよさ」評判も、意外な“共演NG宣言”に周囲もビックリ!

 露出が急激に増えているお笑いコンビ・野性爆弾の「くっきー」こと川島邦裕が引っ張りだこだ。

 くっきーといえば、顔を白塗りにする独特の芸風や、少しきわどい下ネタ、時にテレビではピー音を入れられるグロテスクネタが話題を呼び、大人気。私生活では、その芸風から破天荒で常識がないと思われがちだが、礼儀や挨拶がキチンとできていることから、中堅芸人の小籔千豊や千原ジュニアらにかわいがられているのは、有名な話だ。

 そんなくっきーに、ある“心配な声”が上がっている。

「礼儀作法がきちんとしているといわれているくっきーさんですが、最近、周囲を驚かせる出来事がありました。先日、地方局でトミーズ健さんと共演してロケをするという企画が持ち上がったのですが『ある一定年齢以上の師匠みたいな人と絡むのは嫌』と言って、拒否したんですよ。近くにはFUJIWARAの藤本(敏史)さんらもいらっしゃったのですが、びっくりしていたのと同時に、苦笑いしていましたよ」(芸能関係者)

 最近では、アーティストとしての才能が開花。オブジェなどを展示したイベント「超くっきーランド」を先月3月から台湾で開催して、10万以上の人を集めた。4月からは東京・広島・愛知・石川・愛媛・大阪のショッピングモールで同様のイベントを開くこともあり、その準備で多忙な日々を送っている。

「あまり『お笑い』という仕事に執着するタイプではなく、天才肌の芸術家タイプ。アーティストとしての仕事の比重が増えたことで、ロケのような番組企画をセーブしたいという気持ちが出たのかもしれません。彼に悪意はなく、芸術面で忙しくなったからこその態度だったのかなと思います」(同)

 今月4日放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)に出演した際には、「1年くらい前に、真剣に吉本興業からの独立を考え、営業に強い芸人を集めた」と暴露。お笑い関係者を、またまたびっくりさせた。結局、独立話は流れたようだが、芸風同様、何をやらかすか予測不能なところがあるだけに、これからもくっきーがどういった活動するのか、楽しみだ。

くりぃむしちゅー・上田晋也の“俳優進出”に鼻息が荒くなる「ネクストMC」たち

 お笑いコンビ、くりぃむしちゅーの上田晋也が、5月4日放送のスペシャルドラマ『天才バカボン3~愛と青春のバカ田大学』(日本テレビ系)にバカボンのパパ役で主演する。

『バカボン』の実写ドラマは2016年3月に放送され、平均視聴率12.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、17年1月に放送された第2弾は、9.5%をそれぞれ記録している。

「第2弾の視聴率は下落したものの、日テレ内での評価は上々。とりわけ上田の演技力は予想以上の高評価を得ました。まさに“開眼した”と言っていい出来だったと思います」(テレビ誌ライター)

 上田といえば、現在のテレビ界で、もっとも売れているタレントの一人。

「安心感のある語り口に加え、進行しながらも、お笑い芸人として巧みなツッコミで笑いを取ろうとしているのは、まさに職人芸です。しかし、当の上田本人はこのままMC業だけをやっていても芸の幅が広がっていかないと感じているようで、『バカボン』をきっかけに役者業の割合を増やしていきたい考えもあるといいます」(テレビ関係者)

 そんな上田に対して、“ぜひ俳優として成功してほしい”と熱いエールを送っているのが、ほかでもない同業者たちだ。

「バナナマン、おぎやはぎ、雨上がり決死隊ら、業界関係者が『ネクストMC』と呼ぶ面々です。なんせ、上田は週レギュラー14本というモンスター。相方の有田哲平も週10本の超売れっ子ですが、上田の場合は、いったいいつ休んでいるのか心配になってくるレベルです。上田が俳優に転身してくれれば、そのイスがごそっと空く可能性があるわけですから、みんな本気で応援しているようですよ(笑)」(バラエティ番組スタッフ)

 もっとも、“超人”上田のこと、バラエティでの活動はそのままに連ドラ出演までしてしまいそうだが。

野沢雅子モノマネで月収100万円! 「給料手渡し」だけじゃない“老舗”太田プロの特殊な事情

 声優の野沢雅子のものまねでブレーク中のアイデンティティ・田島直弥が、4月14日に放送された『ジョブチューン』(TBS系)に出演し、月収が「100万円にいくかどうかの数字」であると、現在のギャラ事情を暴露した。さらに所属の太田プロダクションは、若手芸人に対する給料が手渡しのため、100万円をまとめる帯封を記念に取ってあるようだ。

 太田プロは関東の芸能事務所の老舗である。山田邦子や片岡鶴太郎が所属するほか、かつてはビートたけしや爆笑問題が在籍したことでも知られる。たけしは円満独立だが、一方的に独立した爆笑問題は3年間にわたって業界の仕事を干されるなど、1990年代までは圧倒的な影響力を保持していた。太田プロは給料手渡しのほかにも、ほかの事務所と異なる特殊事情が多い。

「よく知られているのは夕方4時の電話ですね。所属タレントは自ら電話をかけて明日の仕事の予定を問い合わせるそうです。現在は司会者として再ブレークを果たした有吉弘行は、猿岩石解散後、長きに渡るどん底時代を経験しますが、そのころは夕方の電話がその日、唯一の予定でした。もちろん仕事なしの日が続き、電話のあとはスーパーの商品が見切り販売になる時間をじっと待つだけの日々だったようですね」(放送作家)

 仕事がない芸人にとっては、なんともツライ行事である。だが、それによって己の需要を知る芸能界の厳しさ知らしめる目的もあったのだろう。かつては、太田プロは金にもシビアであった。

「土田晃之は若手時代はU-turnというコンビ活躍しており『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)への出演でブレークを果たします。しかし給料制のため、どれだけ稼いでも給料は20万円程度だったそうですね。ほかの事務所に所属するボキャブラ芸人が外車を買うなどウハウハな中、ワンメーターだけタクシーに乗って電車で帰る暮らしでした。これはつらいと、土田が上層部に直談判したことにより、若手芸人の歩合制が導入されたともいわれています」(同)

 ただ、仕事がなければ歩合制も地獄となる。有吉は仕事が減ってくるタイミングで給料制から歩合制に切り替えられたというから、タレントの浮き沈みをしっかりと見ている事務所なのは確かだろう。
(文=平田宏利)

野沢雅子モノマネで月収100万円! 「給料手渡し」だけじゃない“老舗”太田プロの特殊な事情

 声優の野沢雅子のものまねでブレーク中のアイデンティティ・田島直弥が、4月14日に放送された『ジョブチューン』(TBS系)に出演し、月収が「100万円にいくかどうかの数字」であると、現在のギャラ事情を暴露した。さらに所属の太田プロダクションは、若手芸人に対する給料が手渡しのため、100万円をまとめる帯封を記念に取ってあるようだ。

 太田プロは関東の芸能事務所の老舗である。山田邦子や片岡鶴太郎が所属するほか、かつてはビートたけしや爆笑問題が在籍したことでも知られる。たけしは円満独立だが、一方的に独立した爆笑問題は3年間にわたって業界の仕事を干されるなど、1990年代までは圧倒的な影響力を保持していた。太田プロは給料手渡しのほかにも、ほかの事務所と異なる特殊事情が多い。

「よく知られているのは夕方4時の電話ですね。所属タレントは自ら電話をかけて明日の仕事の予定を問い合わせるそうです。現在は司会者として再ブレークを果たした有吉弘行は、猿岩石解散後、長きに渡るどん底時代を経験しますが、そのころは夕方の電話がその日、唯一の予定でした。もちろん仕事なしの日が続き、電話のあとはスーパーの商品が見切り販売になる時間をじっと待つだけの日々だったようですね」(放送作家)

 仕事がない芸人にとっては、なんともツライ行事である。だが、それによって己の需要を知る芸能界の厳しさ知らしめる目的もあったのだろう。かつては、太田プロは金にもシビアであった。

「土田晃之は若手時代はU-turnというコンビ活躍しており『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)への出演でブレークを果たします。しかし給料制のため、どれだけ稼いでも給料は20万円程度だったそうですね。ほかの事務所に所属するボキャブラ芸人が外車を買うなどウハウハな中、ワンメーターだけタクシーに乗って電車で帰る暮らしでした。これはつらいと、土田が上層部に直談判したことにより、若手芸人の歩合制が導入されたともいわれています」(同)

 ただ、仕事がなければ歩合制も地獄となる。有吉は仕事が減ってくるタイミングで給料制から歩合制に切り替えられたというから、タレントの浮き沈みをしっかりと見ている事務所なのは確かだろう。
(文=平田宏利)

ガリットチュウ・福島善成が到達した「出オチ」「無言」という最強ポジション

 今回取り上げるのは、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成だ。

 

■泥の97年デビュー組

 

 彼らのことを語るときに、9年前に出演した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)は避けて通れない。彼らは番組の中で、「泥の97年デビュー組芸人」というくくりで登場。その中で福島は、「周りのスタッフから毎年『5年後売れるよ』と言われ続けて、13年たった」「休日が多いことを嫁が心配するため、休みなのに仕事に行くフリをする」といったエピソードを披露。翌年に放送された「Part2」では、雨上がり決死隊・宮迫博之が「やったらアカン企画なんです。羽ばたいてもらわないと」と、出演していた芸人たちに活を入れていたが、福島はその中で、奥様からの手紙に、こみあげるものをおさえていた。

 そんなガリットチュウを含め、「泥の97年デビュー組」の芸人は、若手時代こそテレビに多少なりとも出させてもらっていたものの、トークなり雰囲気なりリアクションなり、とりたてて決め手がなかったことから次第にテレビから遠ざかっていった。

 

■一時期はユーチューバーになったことも

 

 そんな福島は、デビュー当初から得意だったモノマネをやり続けながらも、数年前にはYouTubeからのブレークを狙って、家族全員で、ディズニーランドのアトクラクションを何個制覇できるか挑戦したり、自宅をDIYする動画をアップするも、なかなか鉱脈は見いだせずにいた。その「ネットでの売り方」が、結果的に、現在フォロワーが急増中のインスタグラムに流れていく。もちろんそのインスタを始めたきっかけは、盟友・くっきー(野生爆弾)からの助言もあったとされている。

 

■出オチでも許されるポジション

 

 そんな福島の姿をテレビで見かける機会は年に1~2回、日テレの各番組が集結する『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦』(日本テレビ系)の中に見かけるくらいだった。その尺、長くても“15秒”程度の、いわば「出オチ」だった。

 だが、船越英一郎、ダレノガレ明美、貴乃花親方と旬な芸能人のものまねをして注目を集めることによって、そうしたポジションをさらに確立。各番組からの「出オチ」でのオファーを得ることに成功したのだ。

 

■無言キャラという前代未聞の芸

 

 さらにトークではあまり評価がされない彼にとって好都合だったのが、言葉少なに答えることで知られた貴乃花親方のモノマネだった。顔の表情と服装だけで笑いが取れるのである。

 14日に放送された土曜スペシャル『たけしが行く!わがままオヤジ旅3 古都金沢…爆笑珍道中』(テレビ東京系)では、ビートたけしや國村隼、岸本加世子を前に、いつもの長いストールにスーツという親方スタイルで、何も言わずに突っ立っているだけで、笑いを誘っていた。

 そんな彼が受け入れられる土壌には、近年、芸人というくくりが多様化したことで、無理にトークで笑いを取らなくても許されるようになった背景もあろう。

 

■「換気」芸人

 

 テレビ業界には「チェンジ・オブ・ペース」という言葉がある。言葉のごとく「気分転換」、つまり空気を変えるといった意味合いだが、同じメンバーによる展開が続くことで硬直化しそうなスタジオの流れを変化させるべく、あえて作為的に登場することで、さらに場をもたせるやり方だ。この役割に福島がハマった。空気を換える男、福島善成。今後、どんな風を吹かせてくれるのか楽しみだ。
(文=都築雄一郎)

◆「ズバッと!芸能人」過去記事はこちらから

ガリットチュウ・福島善成が到達した「出オチ」「無言」という最強ポジション

 今回取り上げるのは、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成だ。

 

■泥の97年デビュー組

 

 彼らのことを語るときに、9年前に出演した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)は避けて通れない。彼らは番組の中で、「泥の97年デビュー組芸人」というくくりで登場。その中で福島は、「周りのスタッフから毎年『5年後売れるよ』と言われ続けて、13年たった」「休日が多いことを嫁が心配するため、休みなのに仕事に行くフリをする」といったエピソードを披露。翌年に放送された「Part2」では、雨上がり決死隊・宮迫博之が「やったらアカン企画なんです。羽ばたいてもらわないと」と、出演していた芸人たちに活を入れていたが、福島はその中で、奥様からの手紙に、こみあげるものをおさえていた。

 そんなガリットチュウを含め、「泥の97年デビュー組」の芸人は、若手時代こそテレビに多少なりとも出させてもらっていたものの、トークなり雰囲気なりリアクションなり、とりたてて決め手がなかったことから次第にテレビから遠ざかっていった。

 

■一時期はユーチューバーになったことも

 

 そんな福島は、デビュー当初から得意だったモノマネをやり続けながらも、数年前にはYouTubeからのブレークを狙って、家族全員で、ディズニーランドのアトクラクションを何個制覇できるか挑戦したり、自宅をDIYする動画をアップするも、なかなか鉱脈は見いだせずにいた。その「ネットでの売り方」が、結果的に、現在フォロワーが急増中のインスタグラムに流れていく。もちろんそのインスタを始めたきっかけは、盟友・くっきー(野生爆弾)からの助言もあったとされている。

 

■出オチでも許されるポジション

 

 そんな福島の姿をテレビで見かける機会は年に1~2回、日テレの各番組が集結する『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦』(日本テレビ系)の中に見かけるくらいだった。その尺、長くても“15秒”程度の、いわば「出オチ」だった。

 だが、船越英一郎、ダレノガレ明美、貴乃花親方と旬な芸能人のものまねをして注目を集めることによって、そうしたポジションをさらに確立。各番組からの「出オチ」でのオファーを得ることに成功したのだ。

 

■無言キャラという前代未聞の芸

 

 さらにトークではあまり評価がされない彼にとって好都合だったのが、言葉少なに答えることで知られた貴乃花親方のモノマネだった。顔の表情と服装だけで笑いが取れるのである。

 14日に放送された土曜スペシャル『たけしが行く!わがままオヤジ旅3 古都金沢…爆笑珍道中』(テレビ東京系)では、ビートたけしや國村隼、岸本加世子を前に、いつもの長いストールにスーツという親方スタイルで、何も言わずに突っ立っているだけで、笑いを誘っていた。

 そんな彼が受け入れられる土壌には、近年、芸人というくくりが多様化したことで、無理にトークで笑いを取らなくても許されるようになった背景もあろう。

 

■「換気」芸人

 

 テレビ業界には「チェンジ・オブ・ペース」という言葉がある。言葉のごとく「気分転換」、つまり空気を変えるといった意味合いだが、同じメンバーによる展開が続くことで硬直化しそうなスタジオの流れを変化させるべく、あえて作為的に登場することで、さらに場をもたせるやり方だ。この役割に福島がハマった。空気を換える男、福島善成。今後、どんな風を吹かせてくれるのか楽しみだ。
(文=都築雄一郎)

◆「ズバッと!芸能人」過去記事はこちらから

バナナマン・日村勇紀と神田愛花、山崎夕貴とおばたのお兄さん……女子アナ&芸人の“手堅い”結婚事情

 かねてより交際していた元NHKアナウンサーで現在はフリーで活躍する神田愛花と、バナナマンの日村勇紀が結婚した。4月6日深夜に放送されたラジオ番組『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)内で“生発表”がなされた。婚姻届の証人は、相方の設楽統が務めたという。

 女子アナの結婚相手といえば、かつてはプロ野球選手、同僚テレビマン、実業家といったラインが代名詞であった。しかし、このところフジテレビの山崎夕貴アナウンサーとおばたのお兄さん、同じくフジの松村未央アナウンサーと陣内智則など、女子アナとお笑い芸人の組み合わせが増えている。これはなぜだろうか。

「かつてのお笑い芸人のイメージといえば、遊び人でした。しかし、近年のコンプライアンス重視の空気もあってか、そうしたキャラは前面に出ることはありません。ダウンタウンの松本人志が結婚して家庭を持ち、ナインティナインの矢部浩之がお受験パパになったように、現在のお笑い芸人は良き家庭人キャラの方が受けるといえるでしょうし、実際にそうした人が増えつつあるのではないでしょうか」(放送作家)

 さらに、お笑い芸人には経済的なメリットもあるようだ。

「お笑い芸人は、浮き沈みの激しい世界ですが、ある程度のポジションにつけば末長く活躍できる存在だといえるでしょう。バナナマンは、すでに関東芸人の中堅どころというポジションをしっかりと固めています。陣内智則もMC仕事を多くこなしていますね。さらには、元フジテレビの中村仁美アナウンサーと結婚したさまぁ~ずの大竹一樹は、トーク、紀行、クイズ番組司会と幅広いジャンルをこなせるバラエティタレントとして安定の地位を築いています。元テレビ朝日アナウンサーの徳永有美と結婚した、ウッチャンナンチャンの内村光良は『NHK紅白歌合戦』の総合司会を務めるなど、名MCとして名を馳せているのは言わずもがなでしょう」(同)

 おばたのお兄さんも、頑張って彼らのようなポジションを目指し、奥さんの山崎アナを安心させてほしいものだ。
(文=平田宏利)

バナナマン・日村勇紀と神田愛花、山崎夕貴とおばたのお兄さん……女子アナ&芸人の“手堅い”結婚事情

 かねてより交際していた元NHKアナウンサーで現在はフリーで活躍する神田愛花と、バナナマンの日村勇紀が結婚した。4月6日深夜に放送されたラジオ番組『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)内で“生発表”がなされた。婚姻届の証人は、相方の設楽統が務めたという。

 女子アナの結婚相手といえば、かつてはプロ野球選手、同僚テレビマン、実業家といったラインが代名詞であった。しかし、このところフジテレビの山崎夕貴アナウンサーとおばたのお兄さん、同じくフジの松村未央アナウンサーと陣内智則など、女子アナとお笑い芸人の組み合わせが増えている。これはなぜだろうか。

「かつてのお笑い芸人のイメージといえば、遊び人でした。しかし、近年のコンプライアンス重視の空気もあってか、そうしたキャラは前面に出ることはありません。ダウンタウンの松本人志が結婚して家庭を持ち、ナインティナインの矢部浩之がお受験パパになったように、現在のお笑い芸人は良き家庭人キャラの方が受けるといえるでしょうし、実際にそうした人が増えつつあるのではないでしょうか」(放送作家)

 さらに、お笑い芸人には経済的なメリットもあるようだ。

「お笑い芸人は、浮き沈みの激しい世界ですが、ある程度のポジションにつけば末長く活躍できる存在だといえるでしょう。バナナマンは、すでに関東芸人の中堅どころというポジションをしっかりと固めています。陣内智則もMC仕事を多くこなしていますね。さらには、元フジテレビの中村仁美アナウンサーと結婚したさまぁ~ずの大竹一樹は、トーク、紀行、クイズ番組司会と幅広いジャンルをこなせるバラエティタレントとして安定の地位を築いています。元テレビ朝日アナウンサーの徳永有美と結婚した、ウッチャンナンチャンの内村光良は『NHK紅白歌合戦』の総合司会を務めるなど、名MCとして名を馳せているのは言わずもがなでしょう」(同)

 おばたのお兄さんも、頑張って彼らのようなポジションを目指し、奥さんの山崎アナを安心させてほしいものだ。
(文=平田宏利)

『さんまのお笑い向上委員会』でザブングル・加藤とコロチキ・ナダルが見せた「虚構でしか描けない真実」

 尼神インターの渚は、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)のことを「でっかい大会」と称し、銀シャリの橋本直は「スケジュール見て『でっかい大会入った』って言ってます」と告白する。(ともに3月17日放送分)

 もちろん、あくまでギャグとして放たれた一言だが、芸人にとって、それくらい無駄にプレッシャーの掛かる番組であることは間違いない。

 爪痕を残そうと奮闘する者、空回りから脱出できず震えが止まらなくなる者、怖気づいたがゆえ、波風立てず無傷であろうとする者。

 明石家さんまが好むのは、当然“爪痕を残そうと奮闘する者”である。「俺らがなんとかフォローしたるさかい!」「空回りしたって笑いになったらええやないか!」、場所を提供する向上長の懐は意外に深いが、そこには「自己責任」の4文字も付いて回る。だからこそ、芸人からは感情の揺れ動きがあからさまに透けて見える。あのスタジオで起こる出来事は、バラエティであり、もはやドキュメンタリーでもある。

 

■見せ場をナダルに横取りされた加藤が立ちすくむ

 

 面白い流れが発生すると夢中になり、バランスの喪失も厭わなくなるさんまの司会術。ひな壇トークはチームプレイだとよく言われるが、前に出ようとする芸人が複数存在すると、途端にチームワークは破綻する。

 同番組の4月7日放送分がすごかった。ケガを恐れ、置きに行く芸人も少なくない中、異常なモチベーションで前に出ていくのはザブングルの加藤歩とコロコロチキチキペッパーズのナダルだ。

 この日、ゲストとして出演した加藤は意気込んでいた。「芸人は芸一筋であるべき!」と主張し、「いろんな特技がある奴は芸人辞めてしまえ!」というクレームを用意して、アート界で活躍する野性爆弾のくっきーや、コメンテーターでもあるカンニング竹山を攻撃するのだ。

 すると、ナダルが「僕も特技ないんです」と、話の流れに割り込み始める。彼は基本的に、チームワーク無視だ。流れを止めておいて、なのに「手押し相撲が特技です」と中途半端なことを言い、不思議な形で流れを着地させてしまった。まさに、インターセプト! すっかり、話の主役は加藤からナダルへと移ってしまう。立ちすくむ加藤は、黙っていられない。

「ナダル! お前、やってくれたなあ。僕もいろいろあったんですよ。いつ言おうかなと思ったら、こいつがやってくれましたわ!」

 見せ場を奪われた加藤とナダルの対立構造が、見事にできあがった。

■本気のネタを見せ、本気で心が折れたナダルに、本気で心配する加藤

 

 ゆりやんレトリィバァは、世界進出を狙っているらしい。番組はチャド・マレーンを呼び、各芸人の“世界に寄せたネタ”を披露させる。

 もちろん、爪痕を残したい加藤とナダルも名乗りを上げた。まずは、ナダルの出番。想像の架空の友だちを紹介するというネタを、チャドの前で行ったのだ。

「チャドさん、紹介します。鹿児島から来た青森君です。2人目は、世界の山ちゃんで働いてる松ちゃんです。3人目は、のっぽ王国から来てくれたチビです」

 いつまで経っても笑いは起きない。次第に、ナダルの表情は引きつり始める。今度は、加藤が割り込んだ。

加藤 なんやねん、今の。スベる前提でやってるやんけ。

ナダル そんなことない、あと5人やったらメチャメチャ爆笑になっとたんや!

加藤 本気のやつやってくれよ!

ナダル わかった、わかった。……座っとってくださいよっ!!

 爪痕を残したいナダルはネタを続行する。

「デジタル帝国から来た手作業です。大自然王国から来たメトロポリスです。……(ふてくされた表情で)おもろいやろ」

 勝手に舞台を降りようとするナダルに、加藤が近付いて行った。

「待てよ。ちょっ、マジで。なんや、芸人辞めるんか?」

 この日一番の爆笑は、ここだ。手練の芸人らの笑い声がスタジオにこだまする。真剣にネタをやり、ガチで心の折れたナダルに、ドンピシャの言葉をかける加藤。心象風景が痛いほどわかる芸人らは、うれしくて仕方がない。身に覚えがあるし、シンパシーを感じるし、バラエティ番組に不相応なガチ展開との温度差に笑いを禁じ得ない。

 ナダルに続いて加藤もネタを披露したが、彼もスベってしまっている。涙を流す加藤と、うなだれるナダルに、さんまは「まだやれるって、明日があんねんから! やまない雨はないもんな!」と言葉を掛けた。芸人の悲哀を見せた2人に、酸いも甘いも知り尽くした大御所が掛けるねぎらいの言葉。素晴らしい大団円だ。

 社会生活を送る上で、人間は生身の感情を出すことに抵抗を感じている。空気を読み、大人の態度を貫いてカモフラージュしがちだ。

「虚構の中でしか描けない真実」というものは、絶対にある。芸人が流れの中で道化を演じ、笑いを起こすために生身をさらけ出すことも厭わない。そこで浮かび上がるのは、人間としての“本気”だ。

 この日の『さんまのお笑い向上委員会』は、「虚構の中でしか描けない真実」を確実にあぶり出していた。日常生活では滅多に目撃できない真実が見れたからこそ、笑いは発生した。すごいものを見たからこそ起こる種類の笑い。

 勇気を持ってまな板の上の鯉になった加藤とナダルにも、拍手を贈りたい。
(文=寺西ジャジューカ)

『さんまのお笑い向上委員会』でザブングル・加藤とコロチキ・ナダルが見せた「虚構でしか描けない真実」

 尼神インターの渚は、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)のことを「でっかい大会」と称し、銀シャリの橋本直は「スケジュール見て『でっかい大会入った』って言ってます」と告白する。(ともに3月17日放送分)

 もちろん、あくまでギャグとして放たれた一言だが、芸人にとって、それくらい無駄にプレッシャーの掛かる番組であることは間違いない。

 爪痕を残そうと奮闘する者、空回りから脱出できず震えが止まらなくなる者、怖気づいたがゆえ、波風立てず無傷であろうとする者。

 明石家さんまが好むのは、当然“爪痕を残そうと奮闘する者”である。「俺らがなんとかフォローしたるさかい!」「空回りしたって笑いになったらええやないか!」、場所を提供する向上長の懐は意外に深いが、そこには「自己責任」の4文字も付いて回る。だからこそ、芸人からは感情の揺れ動きがあからさまに透けて見える。あのスタジオで起こる出来事は、バラエティであり、もはやドキュメンタリーでもある。

 

■見せ場をナダルに横取りされた加藤が立ちすくむ

 

 面白い流れが発生すると夢中になり、バランスの喪失も厭わなくなるさんまの司会術。ひな壇トークはチームプレイだとよく言われるが、前に出ようとする芸人が複数存在すると、途端にチームワークは破綻する。

 同番組の4月7日放送分がすごかった。ケガを恐れ、置きに行く芸人も少なくない中、異常なモチベーションで前に出ていくのはザブングルの加藤歩とコロコロチキチキペッパーズのナダルだ。

 この日、ゲストとして出演した加藤は意気込んでいた。「芸人は芸一筋であるべき!」と主張し、「いろんな特技がある奴は芸人辞めてしまえ!」というクレームを用意して、アート界で活躍する野性爆弾のくっきーや、コメンテーターでもあるカンニング竹山を攻撃するのだ。

 すると、ナダルが「僕も特技ないんです」と、話の流れに割り込み始める。彼は基本的に、チームワーク無視だ。流れを止めておいて、なのに「手押し相撲が特技です」と中途半端なことを言い、不思議な形で流れを着地させてしまった。まさに、インターセプト! すっかり、話の主役は加藤からナダルへと移ってしまう。立ちすくむ加藤は、黙っていられない。

「ナダル! お前、やってくれたなあ。僕もいろいろあったんですよ。いつ言おうかなと思ったら、こいつがやってくれましたわ!」

 見せ場を奪われた加藤とナダルの対立構造が、見事にできあがった。

■本気のネタを見せ、本気で心が折れたナダルに、本気で心配する加藤

 

 ゆりやんレトリィバァは、世界進出を狙っているらしい。番組はチャド・マレーンを呼び、各芸人の“世界に寄せたネタ”を披露させる。

 もちろん、爪痕を残したい加藤とナダルも名乗りを上げた。まずは、ナダルの出番。想像の架空の友だちを紹介するというネタを、チャドの前で行ったのだ。

「チャドさん、紹介します。鹿児島から来た青森君です。2人目は、世界の山ちゃんで働いてる松ちゃんです。3人目は、のっぽ王国から来てくれたチビです」

 いつまで経っても笑いは起きない。次第に、ナダルの表情は引きつり始める。今度は、加藤が割り込んだ。

加藤 なんやねん、今の。スベる前提でやってるやんけ。

ナダル そんなことない、あと5人やったらメチャメチャ爆笑になっとたんや!

加藤 本気のやつやってくれよ!

ナダル わかった、わかった。……座っとってくださいよっ!!

 爪痕を残したいナダルはネタを続行する。

「デジタル帝国から来た手作業です。大自然王国から来たメトロポリスです。……(ふてくされた表情で)おもろいやろ」

 勝手に舞台を降りようとするナダルに、加藤が近付いて行った。

「待てよ。ちょっ、マジで。なんや、芸人辞めるんか?」

 この日一番の爆笑は、ここだ。手練の芸人らの笑い声がスタジオにこだまする。真剣にネタをやり、ガチで心の折れたナダルに、ドンピシャの言葉をかける加藤。心象風景が痛いほどわかる芸人らは、うれしくて仕方がない。身に覚えがあるし、シンパシーを感じるし、バラエティ番組に不相応なガチ展開との温度差に笑いを禁じ得ない。

 ナダルに続いて加藤もネタを披露したが、彼もスベってしまっている。涙を流す加藤と、うなだれるナダルに、さんまは「まだやれるって、明日があんねんから! やまない雨はないもんな!」と言葉を掛けた。芸人の悲哀を見せた2人に、酸いも甘いも知り尽くした大御所が掛けるねぎらいの言葉。素晴らしい大団円だ。

 社会生活を送る上で、人間は生身の感情を出すことに抵抗を感じている。空気を読み、大人の態度を貫いてカモフラージュしがちだ。

「虚構の中でしか描けない真実」というものは、絶対にある。芸人が流れの中で道化を演じ、笑いを起こすために生身をさらけ出すことも厭わない。そこで浮かび上がるのは、人間としての“本気”だ。

 この日の『さんまのお笑い向上委員会』は、「虚構の中でしか描けない真実」を確実にあぶり出していた。日常生活では滅多に目撃できない真実が見れたからこそ、笑いは発生した。すごいものを見たからこそ起こる種類の笑い。

 勇気を持ってまな板の上の鯉になった加藤とナダルにも、拍手を贈りたい。
(文=寺西ジャジューカ)