友近、「パワハラでマネジャー10人交代?」怪情報は吉本興業反旗芸人への粛清合図か

 吉本興業の反旗芸人に対する粛清が始まるのか?

 7月29日、お笑いタレント、友近が『ゴゴスマ~GOGO! Smile!〜』(TBS系)の取材に応じ、ダウンタウン・松本人志との関係について言及した。

「闇営業騒動に端を発した吉本興業の一連の騒動で、友近は収束に動いた松本に対して、『松本さんは俺についてこいと思っているのでしょうが、私はそこまで追いついていない』と距離を置く発言をしました。そのことで、一部で松本との関係悪化が囁かれていましたが、『こじれることはなく、今まで通りおしゃべりさせてもらって、今後の吉本はどうあるべきかも含め、たくさんお話させてもらいました』と、良好な関係であることを強調しています」(週刊誌記者)

 そんな友近は、マネージャーの教育体制などに疑問を持っていたといい、岡本昭彦社長に一対一で進言する機会を得たという。しかしその際、吉本興業の岡本昭彦社長から「圧」を受けたことを明かしていた。

「友近によれば、岡本社長は会話の最初に威圧的な態度を取り、相手を萎縮させるところがあるのだとか。実際、友近が『これは私だけの意見じゃなくて、他の芸人も思っていることです』と切り出したところ、岡本社長は『他の芸人って誰?』『じゃあその人たちの名前を言って』と圧をかけてきたと暴露しています」(前出・記者)

 現在のところ、吉本経営陣の退陣はなさそうな雲行きだが、逆に、会社批判した芸人たちは追放の危機にさらされているという。

「7月30日発売の『アサヒ芸能』(徳間書店)によれば、岡本社長は懇意のメディアに反目の芸人たちのネガティブ情報をリークして潰そうとしているといいます。友近に関しても『パワハラでマネージャーが10人も替わった』との怪情報が吉本サイドに近い人物によって流されているとも。社長交代を迫った加藤浩次はもちろん、同調した平成ノブシコブシ・吉村崇や、ハリセンボン・近藤春菜も粛清の対象になっているといいます」(週刊誌記者)

 友近が受ける「圧」は、これからが本番なのかもしれない。

吉本興業、地に落ちたイメージは回復できる? リスク管理の専門家が「すべきこと」を解説

 芸能界を代表するプロダクション・吉本興業のイメージが、いま地に落ちている。6月上旬、「フライデー」(講談社)のスクープによって、雨上がり決死隊・宮迫博之やロンドンブーツ1号2号・田村亮ら吉本芸人が、特殊詐欺グループに闇営業をしていたことが明らかとなった。吉本興業は宮迫、亮らに厳重注意処分を下したが、引き続きヒアリングを行う中で、当初「特殊詐欺グループから金銭を受け取っていない」としていた宮迫らの弁が嘘だったと発覚。当面は活動を停止する謹慎処分を科したものの、その後、闇営業報道が過熱する中、7月19日に宮迫との契約を解消するに至ったのだ。

 しかし騒動はここから驚きの展開を見せる。宮迫と亮が翌20日に謝罪会見を開き、その中で、吉本興業の岡本昭彦社長から「パワハラ発言があった」と告白。宮迫らは以前から会見を行いたいと主張していたものの、岡本社長に「お前らテープ(録音)回してないやろな?」「やってもいいけど全員まとめて連帯責任でクビにするからな」などと脅され、また「在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫や」と、同社とテレビ局の癒着を匂わせるような発言もされたという。一方、これを受け、岡本社長が5時間半にも及ぶ会見を行ったが、的を射ない回答が続き、特にパワハラ発言に関して「場を和ませる冗談のつもり」と弁明したことは、世間から大ヒンシュクを買ってしまった。吉本の大物芸人たちも次々と声を上げ出す中、もはやこの騒動は、いつ決着するのか定かではないような状況だ。

 こうして、世間を失望させるに至った吉本興業だが、これから信頼回復に努めなければいけないだろう。今回、リスク管理、危機管理の専門家で、フジテレビ系ドラマ『リスクの神様』の監修も務めた社会情報大学院大学教授(リスクマネジメント)でゼウス・コンサルティング代表取締役社長の白井邦芳氏に、「吉本興業が世間の信頼回復のためにすべきこと」を聞いた。

吉本が設置した「経営アドバイザリー委員会」とは何か?

 現在も混乱の中にあると思われる吉本興業だが、一連の騒動への対応は進めているようだ。6月27日には、闇営業問題について、コンプライアンスの徹底と反社会的勢力排除の方針を述べた「決意表明」を公式サイト上に掲載。また、岡本社長のパワハラ問題が発覚した後の7月25日、コンプライアンス徹底だけでなく、所属タレントとの契約の在り方、ギャラなどの諸課題に取り組んでいくための「経営アドバイザリー委員会の設置」を発表した。

「リスクマネジメントの観点から、『企業ブランドの回復』をどうするのかということを考えると、通常社外向けには、まず行動指針の発表を行います。『この件についてどのように改善していくか』を示すもので、吉本興業の『決意表明』がこれに当たります。次に管理組織の設置です。問題解決に対して自浄能力に懸念が持たれる場合、第三者の助言を得るために客観的な調査や今後の対策を管理する組織を作るのですが、これが今回の事例では『経営アドバイザリー委員会』に当たります」

 一方、社内的には、「管理組織が問題解決のためのルールを決める」ことが一般的だという。

「吉本興業においては、社員に向けてはルールを書面で規定化、タレントに向けては契約を結ぶということになるかと思うのですが、後者に関してはすでに『取り組んでいく』と公表しています。その後、管理組織は作られたルールが適正に運用されているのかを確認し、その監査結果を対外的に公表できるかが国民目線での対応と言えます」

 つまり、現状吉本興業は、「社外向け」に関しては、リスク管理の手順通りに対応を進めているということになるが、白井氏いわく今回の件では「もう一つ重要な点がある」とのこと。それは、問題になっている「コンプライアンス」と「パワハラ」が、「最もリスク管理が難しい」ことだという。

「反社会的組織の遮断という問題は非常に難しいです。例えば、反社と関わる闇営業を『するつもりはない』『過去にもやったことがない』というタレント・Aさんがいたとします。Aさんは、ある人物から闇営業の誘いを受けたものの、話を聞くうちに、相手が反社だと気づいた。そのタイミングで話をなかったことにできればいいのですが、相手から『あなたの事務所のBさんもCさんもやってるよ』『黙ってれば、事務所にはわからないよ』などと言われ、取り込まれてしまう――実はこういうケースは結構あります。このような『反社からの誘いを断りづらい』状況になったときに大事なのが、タレントと会社が“協力して”、拒否することなんです。『反社との関わりについてはタレント個人の責任であり、発覚した場合は懲罰を与える』といった現状のままのルールでは、根本的な問題解決にはならない。会社として本気で反社のつながりを排除していきたいのであれば、タレントと一緒に取り組んでいくべきでしょう」

 また、パワハラに関しては、加害者側が気づかずにやっているケースがほとんどであるため、その改善は簡単なことではないという。

「岡本社長も、『場を和ませる冗談のつもり』と言っていましたが、その言動が相手にどれだけの精神的苦痛を与えたか、気づいていなかったのでは。社内でパワハラのリスクを低減させるためには、かなり細かく『こういうことを言う/すると、パワハラに認定される』と、具体的な事例を社員全体に知らしめ、研修などで現場に落としていくことが大切です。なお各職場の現状によって、パワハラの具体的な事例は変わってきますから、それに応じる内容でなければいけません。経営アドバイザリー委員会が、社内向けのルールを作る際、その点を研修やテストなどに落としていけるかはポイントですね」

 なお、「声の大きな人が、気の弱い人に圧力的に大声出しただけでも、パワハラ。あるいは、『できない』とわかっている社員に重たい業務を振ったり、逆に優秀な社員に無駄な作業をさせるのもパワハラに当たる。その範囲は深くて広いのです」というだけに、「『パワハラはダメです』と言うだけは、まったく効果がないと考えられます」とのことだ。

 白井氏は、2011年に島田紳助が、暴力団関係者との交際を明かし、芸能界を引退した件を振り返りながら、今回の騒動の背景にある吉本興業の“驕り”を指摘する。

「吉本興業は、島田さんをリスク管理で“切った”という過去があります。その際、どんなことをしてでも、反社のリスクをなくすといったスタンスだったにもかかわらず、今回、二度目の問題を起こしてしまった。テレビ局は、取引先の反社との関わりを最も嫌がるものですが、恐らく吉本興業は、『とは言っても、吉本芸人がいなければ、番組の出演者を揃えられないでしょう?』といった傲慢な部分があったのではないでしょうか。今回の騒動に関しても、はっきり言って、芸人を使って“笑い”に変えさせることで、幕引きしようとしていたというか、当初は軽い気持ちで対応していたのではないかと思ってしまいます」

 この騒動では、明石家さんまやダウンタウン・松本人志、極楽とんぼ・加藤浩次、ナインティナイン・岡村隆史など、事務所の大御所がさまざまな意見を発したことで、収拾がつかなくなった面もあるが、これは吉本興業が初動でミスを犯したことの現れだという。

「危機管理の視点から言うと、企業はこういったことを『起こしてはいけない』のです。誰か一人でも口を開けば、次々に意見をする者が出てきます。吉本興業は当然、どのタレントがインフルエンサーなのかわかっているでしょうから、であれば、会社側が騒動勃発当初、インフルエンサーのタレントたちに対し、『ぜひご意見を頂戴したい』と、幹部陣との話し合いの場を提案すればよかったと思います」

 吉本興業ではなく、宮迫と亮が先に会見を開いたのも、白井氏は「順番がおかしい」と感じたそうだ。

「特殊詐欺グループへの闇営業問題発覚後、宮迫さんが先に会見を行い、その中でパワハラ問題が浮上して、岡本社長が会見を開いたという流れですが、ゆえにこの会見は、非常に複雑な内容となってしまいました。本来であれば、まず会社として謝罪会見を行うべきでしたね。会長、社長、コンプライアンス部門の役員が出席したうえで、『これまで反社の遮断に対応してきたが、今回防ぎきれなかったこと』を経営管理視点で謝罪する。またその会見の中で、宮迫さんを含めたタレントに対し、岡本社長にパワハラと疑われる言動があったことがわかり、内部監査を行った結果、本人も認めたのでその点も謝罪を行う……という形が望ましかったのではないでしょうか」

 しかし実際には、岡本社長は個人として会見に登場し、「パワハラ発言を『言ったの、言わないの』の話をして、最終的には『場を和ませる冗談のつもり』だったと。そもそも謝罪会見であるはずなのに、記者から事実確認をされて口ごもるシーンもあるなど、説明会見のような内容となっており、最初から軸がブレていた印象もありました。1,000人の社員、6,000人のタレントを抱えるような大きな会社の社長が、たくさんのマスコミから注目される会見でする対応とは思えませんでした」と、白井氏は厳しく指摘する。

 そんな吉本興業だけに、白井氏は、「信頼回復に時間がかかるかもしれない」と感じているそうだ。

「マスコミ報道は1カ月ほどで鎮静化するでしょう。しかし、3度目の反社に関する問題を起こすことはあってはなりません。今後、経営アドバイザリーが、透明性を確保しながら、新ルールの運用プロセスを世間に公表していくと思われますが、それを人々は『やはり吉本はリーダーカンパニーだ』と受け取るか、はたまた『やっぱりダメな会社だ』と受け取るか。どちらに転ぶかが、今後の吉本興業の一つの試金石になると思います」

 果たして、吉本はこの苦境にどう立ち向かうのか――。今後も注視していきたい。

白井邦芳(しらい・くによし)
社会情報大学院大学教授。米国外資系保険会社で危機管理担当役員などを歴任。一般財団法人リスクマネジメント協会顧問、経営戦略研究所外部講師。ゼウス・コンサルティング株式会社 代表取締役社長。フジテレビドラマ『リスクの神様』、テレビ東京『ハラスメントゲーム』の監修も務めた。

『テレビ千鳥』が『アメトーーク!』の後継番組に? 視聴者から受け入れられない3つのワケ

 特殊詐欺グループへの“闇営業”報道後、吉本興業との対立問題も勃発した雨上がり決死隊・宮迫博之とロンドンブーツ1号2号・田村亮。テレビ朝日は7月30日、それぞれがMCを務める『アメトーーク!』と『ロンドンハーツ』について、10月以降も「放送を継続」すると発表した。

「テレ朝は、両番組について『基本は現在の形態のまま、演出面を強化して放送を継続、営業活動も行ってまいります』と表明した一方、『事態が流動的な面があるため、吉本興業、関係先と協議しながら対応』するとのこと。宮迫と亮が吉本から謹慎処分を受けた後、局は2人の出演シーンをカットして放送していましたが、宮迫は吉本から7月19日に契約解消、22日には処分撤回されたこともあり、テレ朝も振り回されているようです」(芸能プロ関係者)

 そんな中、7月30日配信の「東スポWeb」は、8月15日の『アメトーーク!』放送枠で、同局の深夜バラエティ『テレビ千鳥』を放送する予定だと伝えた。

「『テレビ千鳥』はこれまでにも『アメトーーク!』枠で“特番”として放送されたことがあり、どちらも同じプロデューサー・加地倫三氏が担当しているとあって、テレビ関係者の間でも『「テレビ千鳥」が「アメトーーク!」の後継番組になるのでは』とウワサされています」(同)

 だが、このウワサには、千鳥のファンからも否定的な声が。「『テレビ千鳥』は面白いけど、深夜の25分の放送枠でもグダグダな時がある。午後11時台に1時間も放送するのは厳しい」「酒とかエロとか、深夜ならではの要素が楽しいのに、放送枠が変わればその辺も薄れそう」など、後継番組になった際の“放送時間帯”が物議を醸しているのだ。

「また、現在の『テレビ千鳥』は基本的にレギュラー出演者で固められていますが、放送時間が変われば番組内容もかわり、さまざまなゲストが登場する可能性も。しかし、ファンの間では『千鳥はMCよりゲスト向き』と言われており、『いろんなゲストを上手に扱えるとは思えない』といった指摘が少なくありません」(同)

 そんな大悟は2016年、17年と立て続けに不倫スキャンダルを報じられた過去も。さらに、毎晩のように飲み歩いていること公言しているだけに、「大悟が問題を起こさないか心配」「大悟の素行からして、やらかしそう……」と、番組への影響を心配するコメントも散見された。

 現状、宮迫らのテレビ復帰の見通しは立っていないが、テレ朝は今後、どのような判断を下すだろうか。

【お笑い賞レース】キングオブコントはかが屋、空気階段が注目株 M-1大本命はアインシュタインか

 次なるスター芸人を発掘するために、一般社団法人日本音楽事業者協会とフジテレビが開催したお笑いコンテスト『ツギクル芸人グランプリ2019』で、プロダクション人力舎所属のコンビのザ・マミィが優勝を飾った。

「漫才、コント、ピン芸などのジャンルを問わない『ツギクル芸人グランプリ』は、民放各局のクリエイターが審査員を務めるのが大きな特徴。優勝したザ・マミィはコントのコンビですが、ネタの完成度も高く『キングオブコント』でも期待できそうです」(お笑い事務所関係者)

 有望な若手芸人が名を連ねた『ツギクル芸人グランプリ』の決勝戦。『キングオブコント』の決勝進出大本命と目されているマセキ芸能社のかが屋、すでにバラエティーでもブレイク中で『M-1グランプリ』での活躍も期待されている太田プロダクションの宮下草薙、昨年『ABCお笑いグランプリ』で優勝したナベプロのファイヤーサンダーなどが、しのぎを削った。

「今回、業界内に強くアピールできたのはかが屋。一気に『キングオブコント』の優勝候補に躍り出ました。そして、太田プロダクションの漫才コンビ・納言も良かったですね。ボケの薄幸が実際の街をディスるボケはかなり秀逸。テレビ的ではないものの、大きく跳ねる可能性はあります。今年のM-1にも期待です」(同)

 この『ツギクル芸人グランプリ』の決勝進出者を含め、今年のお笑い賞レースでの注目株はどんな顔ぶれの名前が挙がっているのだろうか。とある構成作家はこう話す。

「『キングオブコント』では、やはりかが屋が強い、そして、東京吉本の空気階段もかなりぶっ飛んだ設定のネタで評価を高めている。また、大阪吉本のヒガシ逢ウサカも注目ですね。こういったメンツに、チョコレートプラネットやアキナなどの決勝進出経験があるメンバーがどう絡んでいくかが見ものです」

『M-1グランプリ』でも、新星の活躍が期待される。

 「やはり、宮下草薙や納言あたりは、かなりの注目株。またEXITや金属バットといった、すでに話題になっているコンビも有力です。そして、一部で優勝の本命とまで言われているのがアインシュタインです。ボケの稲田の特徴的なルックスに注目が集まりがちですが、ネタのクオリティーはそれ以上。稲田はすでに『アメトーーク!』でも取り上げられていますし、近い将来、超売れっ子になると思いますよ」(同)

 吉本のお家騒動で揺れ動きつつも、勢いのある若手芸人が次から次へと登場しているお笑い界。今年も、お笑い賞レースから目が離せない。

【お笑い賞レース】キングオブコントはかが屋、空気階段が注目株 M-1大本命はアインシュタインか

 次なるスター芸人を発掘するために、一般社団法人日本音楽事業者協会とフジテレビが開催したお笑いコンテスト『ツギクル芸人グランプリ2019』で、プロダクション人力舎所属のコンビのザ・マミィが優勝を飾った。

「漫才、コント、ピン芸などのジャンルを問わない『ツギクル芸人グランプリ』は、民放各局のクリエイターが審査員を務めるのが大きな特徴。優勝したザ・マミィはコントのコンビですが、ネタの完成度も高く『キングオブコント』でも期待できそうです」(お笑い事務所関係者)

 有望な若手芸人が名を連ねた『ツギクル芸人グランプリ』の決勝戦。『キングオブコント』の決勝進出大本命と目されているマセキ芸能社のかが屋、すでにバラエティーでもブレイク中で『M-1グランプリ』での活躍も期待されている太田プロダクションの宮下草薙、昨年『ABCお笑いグランプリ』で優勝したナベプロのファイヤーサンダーなどが、しのぎを削った。

「今回、業界内に強くアピールできたのはかが屋。一気に『キングオブコント』の優勝候補に躍り出ました。そして、太田プロダクションの漫才コンビ・納言も良かったですね。ボケの薄幸が実際の街をディスるボケはかなり秀逸。テレビ的ではないものの、大きく跳ねる可能性はあります。今年のM-1にも期待です」(同)

 この『ツギクル芸人グランプリ』の決勝進出者を含め、今年のお笑い賞レースでの注目株はどんな顔ぶれの名前が挙がっているのだろうか。とある構成作家はこう話す。

「『キングオブコント』では、やはりかが屋が強い、そして、東京吉本の空気階段もかなりぶっ飛んだ設定のネタで評価を高めている。また、大阪吉本のヒガシ逢ウサカも注目ですね。こういったメンツに、チョコレートプラネットやアキナなどの決勝進出経験があるメンバーがどう絡んでいくかが見ものです」

『M-1グランプリ』でも、新星の活躍が期待される。

 「やはり、宮下草薙や納言あたりは、かなりの注目株。またEXITや金属バットといった、すでに話題になっているコンビも有力です。そして、一部で優勝の本命とまで言われているのがアインシュタインです。ボケの稲田の特徴的なルックスに注目が集まりがちですが、ネタのクオリティーはそれ以上。稲田はすでに『アメトーーク!』でも取り上げられていますし、近い将来、超売れっ子になると思いますよ」(同)

 吉本のお家騒動で揺れ動きつつも、勢いのある若手芸人が次から次へと登場しているお笑い界。今年も、お笑い賞レースから目が離せない。

吉本芸人、ギャラ取り分が“ブラック”でも「生計成り立つ」? 関係者が語る意外な実態

 闇営業事件を発端にして、吉本興業への批判が高まっている。そもそも所属芸人が反社会的な集団と関わりをもったことが問題だったはずなのに、いつのまにか吉本が「ブラック企業」だということに論点がすり替わっている。果たして吉本は本当に、芸人にとって契約やギャラの取り分が不利な「ブラック企業」なのか、関係者に話を聞いた。

■視聴者は芸人を下に見たい

 会見で岡本昭彦社長もブラック問題について語った。ギャラの取り分が「会社9:芸人1」といわれていることに対して、「5:5」「6:4」が本当のところだと反論した。

 テレビ制作会社の社員が言う。

「少なくとも僕が関与したテレビ番組に関しては、そのぐらいの割合だと思います。酒の席で芸人さんが口にしていたギャラは、まさに僕らが吉本に支払った額の半分より少し下回る額でした」

 では、なぜ、「9:1説」がこれだけ広まったのか?

「視聴者は芸人を下に見たい気持ちがある。そのニーズに合わせて、悲惨さを表現しようと、明石家さんまさんから千鳥さんまで、売れっ子たちが『搾取されている』と面白おかしく話す。芸人たちがそういう話をするのを吉本が放置していたのは、それが視聴者へのサービスだってわかっていたからです。エピソードトークとして盛り上がるなら、会社をネタにしてもかまわないと。そういう意味では、懐が深い会社ですよ」(前出・制作会社社員)

 その一方、9:1ならまだマシで、ギャラが1円ももらえないという若手芸人も実際にいるようだ。岡本社長の説明に、「品川で初単独やった時。445席即完して。グッズも完売して。ギャラ2000円だったなぁ」など、具体的な例を出して反撃した芸人もいる。これに対しては放送作家がこう答える。

「単独公演のギャラに関しては、吉本だけではなくて、ほかのプロダクションの芸人たちも不満を口にしていますから、それは吉本の問題ではなくて、お笑い界全体の問題だと思います。ただ、運営費を考えると、そうそうギャラは払えないんじゃないですかね。単独公演を打つのに、チケットノルマがないだけでもありがたいように思えますよ」

 吉本芸人たちの事務所への不満が爆発しているわけだが、それでも多くの芸人が吉本にいる理由は何なのか。

「吉本芸人の最大のメリットは、劇場に出ていれば食べられる点です。吉本はマネジメント企業であると同時に、多くの劇場を持つ興行主でもあります。2018年の『M-1グランプリ』でファイナリストに残った芸人のうち、バイトをしているのは非吉本芸人だったトム・ブラウンだけでした。つまり、『M-1』決勝戦に残るだけの実力があれば……いや、準決勝に残っている人たちも、吉本ならほぼ舞台の出番で飯が食えているはずですよ」(前出・放送作家)

 ちなみにトム・ブラウンは、翌年の『M-1』開催記者会見で、昨年『M-1』に出た後は、月の給与が「130円ぐらいだったのが200倍、300倍になった」とコメントしている。今でも月の給与が数万円ということだ。知名度は高まり、テレビにも出ているが、舞台のようなほかの仕事がないからだ。

 一方、18年の『M-1』敗者復活戦で注目を浴びた吉本所属の金属バットは、昨年とはまったく違う経済状態にあるという。ツッコミ担当の友保隼平は今年に入ってから給与明細をTwitterに投稿しているが、その額は徐々に増えていき、6月分からは30万円を超えている。彼らは『M-1』後に、吉本の劇場での出番を増やした。昨年はバイトをして生活費を稼いでいたというが、現在は、ほぼ毎日舞台に立つことで生計が成り立っているようだ。

「金属バットさんは『M-1』後に舞台出演料が上がったことで、さかのぼって18年分からの出演料が高くなり、過去1年間の差額が今年の年頭にまとめて支払われていると思います。同じく吉本のさや香さんも17年の『M-1』決勝に出た後に、やはり出演料がアップし、17年分の差額が何十万かまとめて支払われたのでは。それを見ていると、果たして、吉本が他事務所に比べてブラックとは思えない」(同)

■今後の問題点はYouTubeか

 また、他事務所の若手芸人がこう語る。

「僕らの事務所だと、無名の若手が立てる公式な舞台は月に1本です。もっと出たければ、地下ライブ(ファンや知名度を付けるために、ギャラなし、あるいは会場費自腹で出演するライブ)に出るしかない。ところが吉本なら無名の若手の子たちも月に何回も公式の舞台に立てるんですから、うまくなるためにはものすごく有利ですよ。結果、『M-1』の準決勝や決勝は、吉本芸人が占拠していく。賞レースは若手が売れるための最重要ツールですから、吉本にいることは、やっぱりエリートへの道なんですよ」

 一方で、前出の放送作家は、吉本の問題点も指摘する。

「最近、吉本の若手の子たちが不満を口にしているのはYouTubeの収益のマージンですね。YouTubeに関しては機材の手配からスタッフの手配まで芸人たちだけでやっているのに、吉本がしっかり5割ぐらいマージンを取っているそうです。テレビや営業の仕事は吉本が仕事を斡旋するんだから、マージンを半分取るのは当たり前ですが、YouTubeに関しては何もしないのにということで、これは筋が通った不満でしょう。ほかの事務所の中には、若手が食べられるよう、YouTubeに関してはマージンを少なく設定するところもあるそうですから」

 また、契約書を交わさないというのは、今後は通用しないだろう。吉本は特段のブラック事務所ではないように見えるが、変革の時期にあることは事実だろう。
(木原友見)

吉本芸人、ギャラ取り分が“ブラック”でも「生計成り立つ」? 関係者が語る意外な実態

 闇営業事件を発端にして、吉本興業への批判が高まっている。そもそも所属芸人が反社会的な集団と関わりをもったことが問題だったはずなのに、いつのまにか吉本が「ブラック企業」だということに論点がすり替わっている。果たして吉本は本当に、芸人にとって契約やギャラの取り分が不利な「ブラック企業」なのか、関係者に話を聞いた。

■視聴者は芸人を下に見たい

 会見で岡本昭彦社長もブラック問題について語った。ギャラの取り分が「会社9:芸人1」といわれていることに対して、「5:5」「6:4」が本当のところだと反論した。

 テレビ制作会社の社員が言う。

「少なくとも僕が関与したテレビ番組に関しては、そのぐらいの割合だと思います。酒の席で芸人さんが口にしていたギャラは、まさに僕らが吉本に支払った額の半分より少し下回る額でした」

 では、なぜ、「9:1説」がこれだけ広まったのか?

「視聴者は芸人を下に見たい気持ちがある。そのニーズに合わせて、悲惨さを表現しようと、明石家さんまさんから千鳥さんまで、売れっ子たちが『搾取されている』と面白おかしく話す。芸人たちがそういう話をするのを吉本が放置していたのは、それが視聴者へのサービスだってわかっていたからです。エピソードトークとして盛り上がるなら、会社をネタにしてもかまわないと。そういう意味では、懐が深い会社ですよ」(前出・制作会社社員)

 その一方、9:1ならまだマシで、ギャラが1円ももらえないという若手芸人も実際にいるようだ。岡本社長の説明に、「品川で初単独やった時。445席即完して。グッズも完売して。ギャラ2000円だったなぁ」など、具体的な例を出して反撃した芸人もいる。これに対しては放送作家がこう答える。

「単独公演のギャラに関しては、吉本だけではなくて、ほかのプロダクションの芸人たちも不満を口にしていますから、それは吉本の問題ではなくて、お笑い界全体の問題だと思います。ただ、運営費を考えると、そうそうギャラは払えないんじゃないですかね。単独公演を打つのに、チケットノルマがないだけでもありがたいように思えますよ」

 吉本芸人たちの事務所への不満が爆発しているわけだが、それでも多くの芸人が吉本にいる理由は何なのか。

「吉本芸人の最大のメリットは、劇場に出ていれば食べられる点です。吉本はマネジメント企業であると同時に、多くの劇場を持つ興行主でもあります。2018年の『M-1グランプリ』でファイナリストに残った芸人のうち、バイトをしているのは非吉本芸人だったトム・ブラウンだけでした。つまり、『M-1』決勝戦に残るだけの実力があれば……いや、準決勝に残っている人たちも、吉本ならほぼ舞台の出番で飯が食えているはずですよ」(前出・放送作家)

 ちなみにトム・ブラウンは、翌年の『M-1』開催記者会見で、昨年『M-1』に出た後は、月の給与が「130円ぐらいだったのが200倍、300倍になった」とコメントしている。今でも月の給与が数万円ということだ。知名度は高まり、テレビにも出ているが、舞台のようなほかの仕事がないからだ。

 一方、18年の『M-1』敗者復活戦で注目を浴びた吉本所属の金属バットは、昨年とはまったく違う経済状態にあるという。ツッコミ担当の友保隼平は今年に入ってから給与明細をTwitterに投稿しているが、その額は徐々に増えていき、6月分からは30万円を超えている。彼らは『M-1』後に、吉本の劇場での出番を増やした。昨年はバイトをして生活費を稼いでいたというが、現在は、ほぼ毎日舞台に立つことで生計が成り立っているようだ。

「金属バットさんは『M-1』後に舞台出演料が上がったことで、さかのぼって18年分からの出演料が高くなり、過去1年間の差額が今年の年頭にまとめて支払われていると思います。同じく吉本のさや香さんも17年の『M-1』決勝に出た後に、やはり出演料がアップし、17年分の差額が何十万かまとめて支払われたのでは。それを見ていると、果たして、吉本が他事務所に比べてブラックとは思えない」(同)

■今後の問題点はYouTubeか

 また、他事務所の若手芸人がこう語る。

「僕らの事務所だと、無名の若手が立てる公式な舞台は月に1本です。もっと出たければ、地下ライブ(ファンや知名度を付けるために、ギャラなし、あるいは会場費自腹で出演するライブ)に出るしかない。ところが吉本なら無名の若手の子たちも月に何回も公式の舞台に立てるんですから、うまくなるためにはものすごく有利ですよ。結果、『M-1』の準決勝や決勝は、吉本芸人が占拠していく。賞レースは若手が売れるための最重要ツールですから、吉本にいることは、やっぱりエリートへの道なんですよ」

 一方で、前出の放送作家は、吉本の問題点も指摘する。

「最近、吉本の若手の子たちが不満を口にしているのはYouTubeの収益のマージンですね。YouTubeに関しては機材の手配からスタッフの手配まで芸人たちだけでやっているのに、吉本がしっかり5割ぐらいマージンを取っているそうです。テレビや営業の仕事は吉本が仕事を斡旋するんだから、マージンを半分取るのは当たり前ですが、YouTubeに関しては何もしないのにということで、これは筋が通った不満でしょう。ほかの事務所の中には、若手が食べられるよう、YouTubeに関してはマージンを少なく設定するところもあるそうですから」

 また、契約書を交わさないというのは、今後は通用しないだろう。吉本は特段のブラック事務所ではないように見えるが、変革の時期にあることは事実だろう。
(木原友見)

サンドウィッチマンも「いい人イメージはめんどくさい」好感度タレントは叩かれやすい現実

 好感度No.1芸人の名をほしいままにしているサンドウィッチマンの2人。しかし、本人たちはそんな称号を少々窮屈に思っているようだ。

 7月23日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)に掲載されたインタビューでサンドウィッチマンは、「今の状況は好感度のイメージがひとり歩きしちゃってる感じがして……」(伊達みきお)、「“いい人”イメージがつきまとうのは、ちょっとめんどくさいです」(富澤たけし)とコメント。もともとコワモテの風貌で、好感度とはかけ離れた芸風だったということもあり、現在の状況に戸惑いを感じているという。

「たしかに、ブレイク前のサンドウィッチマンは、チンピラ風ルックスのイメージが強すぎて、テレビでは使いづらいと言われていたくらい。“見た目が良ければ、売れるのに……”なんて言われていた時期もあったので、同じルックスのまま好感度が上がっている今の状態が信じられないような部分もあるのでしょう」(お笑い事務所関係者)

 実際に好感度が高いことで“デメリット”となるケースも少なくないという。

「街なかで声をかけた時、好感度が高いタレントがちょっとでも冷たい態度を取ったら、“イメージと違った”なんてSNSに投稿されて、叩かれてしまう可能性も高くなる。逆に好感度が低いタレントであれば、ちょっと優しい態度を取っただけで、絶賛されることもある。サンドウィッチマンなんて、黙っていれば怖い風体なわけで、何もしないでいると“イメージと違う”となってしまいがち。プライベートでも常にいい人を演じていなければならないのは結構たいへんだと思います」(エンタメライター)

 また、好感度が高かったがゆえに、スキャンダルが出たときのダメージが大きいというパターンもある。

「博多大吉さんが、赤江珠緒アナと“寝そべりデート”が報じられた時、実際には不倫関係ではなかったけど、世間からの風当たりは強くなりました。実は女癖が悪いとか、後輩にパワハラまがいの行為を働いているとか、バッシングに近い情報も多く出るようになった。好感度が高いと何かあった時に、“裏切られた”という捉え方をされてしまうことが多く、悪い方向に余波が広がりがちなんです」(同)

 さらに、元々の好感度の高さが致命傷となったのが、ベッキーだ。

「ゲス不倫報道でのダメージがかなり大きく、数年経った今でもかつてのような活躍はできていない状態。元々熱愛スキャンダルが多いタレントだったら、ここまで後を引くことはなかったでしょうね。また、好感度が高いことに対するやっかみもあったのか、一度スキャンダルが出ると、“本当はそんな人ではなかった”といった声が堰を切ったように業界内から溢れ出てくるということも多い。好感度が高すぎると、足を引っ張られやすくなるという側面もある」(同)

 今後サンドウィッチマンは、好感度イメージをどう変えていくのだろうか。

「2人とも根本が普通にいい人なので、なかなかイメージが変わることはないでしょう。ただ、番組に対して“好感度の高さをイジるのはやめてくれ”などと要請するようになれば、“注文が多くて面倒くさい”というイメージがついて、結果的に業界内好感度が下がるかもしれませんが(笑)」(同)

 好感度は低いより高いに越したことはないが、高すぎるのも困りもののよう。サンドウィッチマンの“苦悩”はまだまだ続きそう?

謹慎の吉本芸人は今――「社会貢献コント」で復帰プランに「笑えるわけない」と辛らつな声

 雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮ら13人の吉本芸人が、反社会的勢に「闇営業」を行っていた問題が、吉本興業のお家騒動に発展し、いまだに決着を見せないでいる。そんな中、吉本が宮迫と田村の2人を除く11人の芸人たちの“早期復帰”に向けて、8月上旬にも話し合いの場を持つ予定でいることが7月27日にわかった。しかし、これに対しネット上では「復帰されても、もう笑えない」「“復帰”の話が出るのが早すぎる」といった批判の声が上がっているようだ。

「当初、宮迫らは闇営業を行ったことを認めるも、報酬は受け取っていないと否定。しかし、結局は宮迫が100万円、田村が50万を受け取っていたことが明らかになり、7月20日の会見では、自らの嘘によって後輩たちにまで嘘をつかせてしまったことを謝罪しています。そのため、現在謹慎処分中のガリットチュウ・福島善成やレイザーラモンHGらには、一部のネットユーザーから『先輩の手前、正直に言いたくても言えなかったのはかわいそう』『宮迫に逆らえなかったんだから、処分についてはもう少し考えてあげてもいいと思う』などの擁護する声も出ていました」(芸能ライター)

 しかし、吉本が、ボランティアで施設慰問を行い“詐欺防止を訴える集団コント”を行うという復帰プランを考えていると報じられると、「福祉施設は謝罪の場じゃない!」「笑えるわけがない」と怒りの声が噴出することに。

「現在は、“闇営業問題”と“吉本内部のパワハラ問題”が混同されてうやむやになっていますが、ほかの芸人たちも“10万円以下の報酬”を受け取っていることがわかっています。そのため、相手が反社会組織の人間だとは知らなかったとはいえ『復帰は早い』『芸能界は身内に甘すぎ』という声が出てきるのは仕方がありません。さらに、復帰プランの一つとはいえ、コントを行うということに関しても『社会貢献すれば許されると勘違いしてるのでは』『そういうのはひっそりとやるもの』『見てる側が、笑ってあげる空気になりそう』などと批判の声も飛び交っている状況です」(同)

 この“社会福祉向けた活動”というのは、芸人たちが自ら志願した可能性もあるという。

「レイザーラモンHGの妻・住谷杏奈は、15日に出演した『バラいろダンディ』(TOKYO MX)内で、宮迫と田村を含む当時謹慎処分を受けた13人のメンバーで『“ヒカリ”っていうグループLINEを作って、「これからチャリティーとかいろんなことに貢献していこう」というので動いている』とコメントしています。そのため、芸人たちは謹慎処分を受けたその後の身の振り方として、最初からボランティアや福祉活動を視野に入れていたのでしょう」(同)

 果たして、この騒動はどう決着するのか。とにもかくにも、金銭の大小にかかわらず、反社会的勢力に関わってしまったことについては、全員がしっかりと反省してほしいものだ。

謹慎の吉本芸人は今――「社会貢献コント」で復帰プランに「笑えるわけない」と辛らつな声

 雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮ら13人の吉本芸人が、反社会的勢に「闇営業」を行っていた問題が、吉本興業のお家騒動に発展し、いまだに決着を見せないでいる。そんな中、吉本が宮迫と田村の2人を除く11人の芸人たちの“早期復帰”に向けて、8月上旬にも話し合いの場を持つ予定でいることが7月27日にわかった。しかし、これに対しネット上では「復帰されても、もう笑えない」「“復帰”の話が出るのが早すぎる」といった批判の声が上がっているようだ。

「当初、宮迫らは闇営業を行ったことを認めるも、報酬は受け取っていないと否定。しかし、結局は宮迫が100万円、田村が50万を受け取っていたことが明らかになり、7月20日の会見では、自らの嘘によって後輩たちにまで嘘をつかせてしまったことを謝罪しています。そのため、現在謹慎処分中のガリットチュウ・福島善成やレイザーラモンHGらには、一部のネットユーザーから『先輩の手前、正直に言いたくても言えなかったのはかわいそう』『宮迫に逆らえなかったんだから、処分についてはもう少し考えてあげてもいいと思う』などの擁護する声も出ていました」(芸能ライター)

 しかし、吉本が、ボランティアで施設慰問を行い“詐欺防止を訴える集団コント”を行うという復帰プランを考えていると報じられると、「福祉施設は謝罪の場じゃない!」「笑えるわけがない」と怒りの声が噴出することに。

「現在は、“闇営業問題”と“吉本内部のパワハラ問題”が混同されてうやむやになっていますが、ほかの芸人たちも“10万円以下の報酬”を受け取っていることがわかっています。そのため、相手が反社会組織の人間だとは知らなかったとはいえ『復帰は早い』『芸能界は身内に甘すぎ』という声が出てきるのは仕方がありません。さらに、復帰プランの一つとはいえ、コントを行うということに関しても『社会貢献すれば許されると勘違いしてるのでは』『そういうのはひっそりとやるもの』『見てる側が、笑ってあげる空気になりそう』などと批判の声も飛び交っている状況です」(同)

 この“社会福祉向けた活動”というのは、芸人たちが自ら志願した可能性もあるという。

「レイザーラモンHGの妻・住谷杏奈は、15日に出演した『バラいろダンディ』(TOKYO MX)内で、宮迫と田村を含む当時謹慎処分を受けた13人のメンバーで『“ヒカリ”っていうグループLINEを作って、「これからチャリティーとかいろんなことに貢献していこう」というので動いている』とコメントしています。そのため、芸人たちは謹慎処分を受けたその後の身の振り方として、最初からボランティアや福祉活動を視野に入れていたのでしょう」(同)

 果たして、この騒動はどう決着するのか。とにもかくにも、金銭の大小にかかわらず、反社会的勢力に関わってしまったことについては、全員がしっかりと反省してほしいものだ。