Snow Man・岩本照に見るジャニーズのすごさとは? どんな無茶苦茶な服装でも“キメてくれる”信頼感

 滝沢秀明氏の新会社「TOBE」の引き抜き疑惑をはじめ、タレントの熱愛や密会報道が続出するなど、ここ最近話題が尽きないジャニーズ事務所。ジャニーズファンでなくても、こうしたスキャンダルは気になってしまうものです。そこで今回は、1992年から発売されているアイドル誌「ポポロ」10月号(麻布台出版社)を、“非オタのゴシッパー”目線でレビューしていきますよ!

<トピックス>
◎朝から夜まで24時間! 僕の休日アルバム 岸優太
◎タレント的ハヤリモノ 
◎Styling AWARD’23 Snow Man

岸優太、退所するからこそ? わたあめのようにかる~い企画の真意

 今年5月にKing&Princeから脱退し、9月末にはジャニーズ事務所も退所する岸優太。各アイドル誌には脱退後もソロとして登場しています。

 今回の「ポポロ」では、「朝から夜まで24時間! 僕の休日アルバム」と題し、岸の休日の過ごし方を取材しているのですが、その質問内容と岸くんの回答はわたあめのようにフワフワとかる~いのです。

 例えば、「歯みがきは何分くらい?」という質問には、「時間は決めずに、電動歯ブラシを使って、みがけたかなって感じるまでみがいているよ」との回答。うん、歯ブラシの種類はともかく、だいたいの人はみがけたかなって思うまでみがきます。また、「体を洗う順番を教えて!」には、「頭→体→顔かな。とくにこだわりはなくて、手にボディソープをつけて洗っているよ」とのこと。

 質問は計24個あるのですが、すべてがこのような調子。とにかく普通すぎて薄っぺらい……。退所にあたってジャニーズでの思い出とか、そういうのを振り返らなくていいの? と思ってしまうのですが、退所前提の内容は事務所がNGを出しているのでしょうか。それとも、最後が近いからこそ、通常運転で終わらせるのが「ポポロ」の流儀? そして、ファンもそれを望んでいるのか? 

 とはいえ、1個だけ非常に心配になる記述が。岸くんはプライベートログとして、知らない番号から迷惑電話(営業など)が大量にかかってくるため、「もしこれを読んでいたらやめてください(笑)!!」と呼び掛けているのです。いや笑いごとじゃないでしょ! 人気アイドルの電話番号が流出しているなんて由々しき事態。岸くん、面倒くさい気持ちはわかりますが、なるべく早く番号を変えてください。

なにわ男子・長尾謙杜、誰の気持ちが読みたいのかな?

 もうひとつ気になってしまったのが、「タレント的ハヤリモノ」のなにわ男子・長尾謙杜のコメント。同企画では、「どんな特殊能力がほしい?」という質問にジャニーズタレントたちが答えているのですが、長尾は「人の気持ちが読める能力」だそう。

 長尾といえば、先日のニュースサイト「文春オンライン」で元AV女優・三上悠亜との深夜密会が報じられたメンバー。しかも、長尾が三上の家に行く数時間前には、ジャニーズ事務所の先輩・Kis-My-Ft2の千賀健永が彼女の家を訪問していたという……。しかもしかも、「文春」によると千賀と三上は元恋人関係であり、なんとも気まず~い恋のトライアングル!!

 そんなスキャンダルがあったものですから、つい「人の気持ちが読める能力」がほしいという意味深発言の理由を妄想してしまうのです。長尾が千賀と三上のつながりを知っているのか知らないのかわかりませんが、霧がかかったように読めない年上のお姉さん(三上と長尾の年の差は9歳)の気持ちが知りたいのでは? はて、この恋の結末はどこにたどり着くのか。ファンにとっては続報などないほうがいいでしょうが、非オタの私は続きが気になってしまいます。

さすがジャニーズ! Snow Manは破天荒ファッションでも様になる

 ここまでゴシッパー目線で「ポポロ」を見てきましたが、やっぱりジャニーズってすごいなと感心する企画もありました。

 今、最も勢いのあるジャニーズと言っても過言ではないSnow Man。今回は「Styling AWARD’23」として、メンバー同士で洋服のコーディネーターをし合っています。

 渡辺翔太による向井康二のコーディネート、岩本照による深澤辰哉のコーディネートなどは普通にオシャレ。イマドキ男子感満載のファッションです。一方で、おふざけに走って笑いを取ろうとするメンバーもおり、特にラウールによる岩本のコーディネートは意味不明! 

 頭にはウサギにもヒツジにも見える動物の被り物で、目には大きなゴーグルがドンッ。首には手錠を巻き巻きし、「POLICE」と胸元に書かれたシャツを羽織って、片方の足首にはスパンコールの付いた黄色のリボン……という破天荒なスタイルです。しいて言うなら、ディズニー映画『ズートピア』シリーズの主人公・ジュディ・ホップス風?

 それでも岩本さん、なぜか様になってるんですよ。ポーズの取り方なのかスタイルの良さなのか……理由はよくわかりませんが、とりあえずジャニーズってすごいなぁ。どんなにダサい格好をしても、しっかりキメるのがジャニーズというものなのでしょう!

【今回覚えたジャニーズアイドル一口メモ】
Snow Man・岩本照……彼ならどんな無茶苦茶な服装でも、絶対にカッコよくキメてくれるはずという、信頼感が芽生えた。

「早くカンニング竹山さんみたいな位置にいかないといけない」ザコシショウの覚悟

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世界的大ヒットの映画『バービー』、日本は怒りの大爆死 “キノコ雲騒動”の重いツケ

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和田明日香さん【赤身のニンニク醤油漬け】はズボラの極みレシピ! なのに抜群にうまくて最高!

料理がまったくできない主婦の私。もう何年も夫が料理を担当していますが、子どもの成長とともに「いやでも作らなあかん時」に見舞われるように……。そこで「かんたん」「ラクチン」とTwitterで話題のレシピにチャレンジしていきます!

今日のレシピ:【赤身のニンニク醤油漬け】和田明日香さん

 2023年9月5日放送の『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)で、和田明日香さんが【赤身のニンニク醤油漬け&つまきゅうり】を紹介していました。テーマは「新鮮食材で作る居酒屋の小料理4品」。リアルタイムで番組を見ていたら、ちょうど冷蔵庫に材料がそろってる! なんてタイムリーなんでしょう。番組終了を待たずに、さっそく作ってみることにしました。

材料 分量
マグロ  200g
しょう油  大さじ4
みりん  大さじ3
きゅうり  2本
卵黄  適量

 スーパーでマグロを買ってきていたけど、「今日はマグロはなしだな」と、なんとなく冷蔵庫で待機していたマグロが登場。ほかはシンプルな材料でいいのもうれしいポイントです。

(1)マグロ(200g)は2cm角に切る
(2)ボウルにニンニクスライス(1片)、しょう油(大さじ4)みりん(大さじ3)を入れ、ニンニクをつぶすように混ぜ①を加え10分ほど漬け込む

 好みでニンニクを多めに入れてみました。

(3)きゅうり(2本)の皮をところどころ剥き、スライサーでスライスしてから千切りにし、水にさらしてパリッとさせたら水気を切る

 マグロを漬けている間に、きゅうりの準備をしました。

(4)器につまきゅうりと漬けマグロ盛り付け、上に卵黄をトッピングして完成

 和田明日香さんの、スゴ技レシピがあっという間に完成しました。調理時間はマグロを漬けていた10分間ほど。

 ピリッとした辛味のあるニンニクスライスとマグロは、結構濃いめの味なのに、なんだか甘味も感じるおいしさ。

 2口目、3口目を食べて気がついた。そうきたか……。きゅうりをわざわざ「つまきゅうり」にして、パリッとさせた理由は、ニンニクとしょう油にしっかり浸かった濃いめの味のマグロとの味のバランスのためなのかも。

 新鮮でパリパリのきゅうりの甘みとマグロの旨みがギュッと濃縮されて、米がほしくなりました。結局、丼にしてガッツリ完食。これは夜のメインの一品でも、酒のお供にもいける! 和田明日香さん流の居酒屋メニュー、とってもおすすめです!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(夫受け抜群です)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(ズボラの極み、漬けるだけ)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(たまにくる、ニンニクのパンチが完全に大人向け)

指原莉乃『ゼロイチ』早期打ち切りのワケ、『アンビリ』は賞味期限切れ――2023年10月改編を考察

▼タイトル
――『ブランチ』に勝つのは容易ではない?
指原莉乃『ゼロイチ』はなぜ終了する? 関係者が語る『ブランチ』に勝てなかった理由

 10月は改編の季節。視聴率低迷にあえぐ番組の関係者は、いつ打ち切りの目に遭うか恐怖におびえていることだろう。むろんすでに新しいタイムテーブルが各局発表されている。まずは枠移動する番組だ。

「木曜よる8時にフジテレビで放送されてきた『奇跡体験!アンビリバボー』は、10月から水曜よる8時に枠移動します。裏には人気番組の『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』(日本テレビ系)『くりぃむクイズ ミラクル9』(テレビ朝日系)が控える激戦区。『笑コラ』の個人平均視聴率が5%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『ミラクル9』は4%台。それに対して『アンビリ』はこれまで2%台ですから、今後も苦戦することは目に見えています。スタートから26年。フジテレビのゴールデンプライムタイムで最も長く放送され続けているバラエティ番組ですが、もう賞味期限は過ぎてしまっているでしょう」(儀容会関係者)

 一方、リニューアルによって生き残りを図ろうとする番組もあるよう。今年4月から始まった『隣のブラボー様 ごほうび☆覗き見バラエティ』(テレビ朝日系)だ。

「9月9日からは『1泊(わんぱく)家族』と名を変えてリスタート。『日本全国の驚きの暮らしをする家庭の元でスタッフが1泊し、わんぱくな人生を歩む家族から楽しく生きる術を学ぶ密着ドキュメントバラエティ』と謳っています。『隣のブラボー様』は、『自分の人生を少しでも楽しくするために“ブラボー”に生きる人々の生活をのぞき見する“ごほうびのぞき見バラエティ”』というコンセプトでした。“ディレクターが泊まる”というのを売りにしていましたが、なぜかタレントが泊まる放送回もあり、方向性がブレていた印象です」(同)

 なお、『隣のブラボー様』はもともと『ノブナカなんなん?〜アノ人なんなん?人生のぞき見ドキュメント〜』として始まったプログラムであり、リニューアルは2度目ということになるが、「マイナーチェンジを繰り返していった先に、新機軸が見つかるといいのですが、半年後どうなっているのか……」(同)。

指原莉乃『ゼロイチ』は2年半で終了

 そして、残念ながら打ち切られるのが、指原莉乃がMCを務める情報番組『ゼロイチ』(日本テレビ系)だ。

「『王様のブランチ』(TBS系)の裏で始まった『ゼロイチ』ですが、2年半という短い期間で終了。映画や書籍、グルメなど王道のエンタメ情報番組である『ブランチ』の向こうを張り、豪邸訪問や美容法、不用品査定と、雑多な企画を乱発しており、どこをターゲットにしているのかよくわからないまま終わってしまいました。何か1つでもヒット企画があれば突破口になると思っていたのでしょうが、今や企画単体で番組がブレークするような時代ではなくなっています」(同)
 
 『ゼロイチ』の後枠として、10月からはマツコ・デラックスを擁した番組などがスタートするという。企画、構成、演者とスタッフのチームワーク、いずれも安定感のある『ブランチ』に打ち勝つのは容易ではないだろうが、果たして、日テレはどのような番組で対抗してくるのだろうか。

『らんまん』神木演じる主人公、“性のエネルギー”が破天荒! 女遊びで数百万円放蕩、セクハラで大問題に

天才植物学者・牧野富太郎をモデルにしたNHKの連続テレビ小説『らんまん』。そんな牧野について「私生活はクズの中のクズ。横綱級のクズだったといえるでしょう」と語るのは、歴史エッセイストの堀江宏樹氏。同氏が朝ドラ『らんまん』主人公の史実をひもとく!

 天才なのかもしれないけれど、凄まじい浪費家で、借金だらけの植物学者・牧野富太郎。彼の尻拭いをし続けたのは、牧野より11歳年下の妻・寿衛(すえ)でした。

 十代半ばで彼の妻となった寿衛も、40代後半を迎えると、あいかわらず身勝手な夫の世話だけでなく、成長してきた7人の子どもたちの学費捻出に苦労を感じるようになります。

 そんな寿衛が金策のため、宴会場つきのラブホテルに相当する「待合」といわれる営業形態のお店を、東京・渋谷の荒木山(現在の円山町)で経営していたことは有名です。牧野は回想録の中で、寿衛だけが家族を置いて家を出て、渋谷で待合を経営していたといっているようですが、実情としては渋谷の色街に牧野一家全員が越したというのに近かったのではないか、と推察されます。

 現在の文京区で駄菓子屋の経営をしていたとされる寿衛ですが、知人女性の勧めもあって、大正15年(1926年)、荒木山に古い一軒家を借り、待合兼料理屋を開業しました。渋谷・荒木山は明治後半に発展しはじめたばかりの新興の色街ゆえに、一般家庭が暮らす住宅もまだまだ混在していたようです。

 牧野の回想によると、開業費用はわずか3円だったそうですが(現在の数万円程度)、当時の貨幣価値に照らし合わせても、あまりに安すぎるため、寿衛が牧野には嘘の数字を教え、夫に有り金を奪われることに備えた結果かもしれません。

 寿衛は最初から経営に挑戦したというより、渋谷の待合の女中としてパートタイム勤務した結果、なかなか稼げると踏んだ末の決断だったようですが、「いまむら」開業時は、すでに53歳になっていました(ちなみに牧野は64歳)。

 これ以前にも、牧野家の財政問題には紆余(うよ)曲折があったのですが、ここで少し、振り返ってみましょう。

数億円の借金を抱えても女遊びにセクハラ?

 明治26年(1893年)、31歳の牧野は、東大に助手として採用されることになりました。後には講師に昇格しています。しかし、稼ぎといえるほどの稼ぎはないまま、例によって莫大な私費を投じた研究生活だけでなく、植物関係のフィールドワークに出かける時も、一流仕立ての洋服に身を包み、一等車に乗って、一流旅館に泊まるという奇癖のせいで、借金は膨れ上がる一方でした。

 その頃、岩崎弥之助(三菱の創業者・岩崎弥太郎の弟)が、土佐(現在の高知県)を同郷とする者同士のよしみということで、牧野の数千円(現在の数千万円)の借金を肩代わりしてくれたそうです。しかし、それからわずか10年足らずの大正初期には借金はふたたび膨れ上がり、今度は以前の約10倍、数万円(=数億円)にも達していたとか。「東大の先生」という牧野の肩書が、それだけの巨額の借金を可能にしていたことにも驚きを禁じえませんが……。

 こうして首が完全に回らなくなった50代の牧野ですが、岩崎弥之助に次ぐ、救いの神が現れました。当時25歳で、学生だったにもかかわらず、莫大な遺産を継承した池長孟(いけなが・たけし)という神戸在住の篤志家が支援を申し出てくれたので、牧野とその家族の生命は首の皮一枚で繋がりました。この話は新聞でも大きく報道され、美談として世間の話題となっています。

 このような幸運が牧野の人生にはなぜか何度も訪れたそうですが、今回も、現在の貨幣価値で数億円もの借金が帳消しになって気が大きくなった牧野は、福原地区の安女郎屋・長谷川楼にいりびたり、「数百円(=数百万円)」を女遊びで一気に蕩尽してしまいました。

 さらに池長所有の別荘に滞在している時、そこで彼の世話をするメイドにセクハラをして大問題となり、池長孟からは見捨てられるという実に不名誉な結末となりました。当時、牧野は50代後半ですが、自分の年齢よりも半分くらいの若者から正論で殴られるような説教をされても、何一つ言い返せなかったそうですね。

東大関係者の間で広がった牧野の怪情報とは

 結局、こんなダメ人間の夫がいるからこそ、寿衛も40代後半くらいから、駄菓子屋の女将、新興色街の渋谷・荒木山の待合の女中、そして同地で待合を経営する女将として、夫以上に稼がざるをえなくなったのでした。大勢いる子どもたちの世話も大変だったでしょうが、一般的には更年期といわれる体調不良の時期ですから、つらかったと思いますよ。しかし、寿衛の待合開業は、他人に支えられっぱなしの牧野の人生における、3度目の幸運の到来となりました。

 荒木山の待合「いまむら」は評判で、一流とまではいえないまでも、二流くらいの待合として人気を取るようになりました。待合は料亭とは異なり、基本的に調理設備はなく、料理は他店から取り寄せなのですが、「いまむら」は、古い民家を利用した店だったので、台所もついていたのでしょう。小料理も提供していたそうです。

 しかし、待合には宿泊用の布団が用意されているのが常でした。荒木山には評判のよい銭湯がありましたし、近くの飲み屋で酔っ払った男たちが枕営業の芸者たちを連れて来店したり、人目を避けたカップルが訪れたり……そういう客が「いまむら」にも多かったのではないかと推察されます。そして、その中には、どうやら東大の学生や教授たちもいたようですね。

 一流の待合に近づけば近づくほど、政治家たちが談合する場所として利用もされたそうです。「料亭政治」の少しカジュアルなバージョンが「待合政治」でしたが、二流の待合「いまむら」では毎晩、何が繰り広げられていたのやら……。しかし、「牧野が荒木山の待合に出入りしている」という怪情報は徐々に東大関係者の間で広がっていったのです。

 待合の経営は想像以上に儲かりました。純利益が毎月60円(=60万円)はあったそうですし、チップを受け取ることもできたので、寿衛はかなり貯蓄できたようです。しかし、水商売で失敗したのならともかく、稼げてしまっていたので、ついに東大からクレームが入りました。ある意味、嫉妬なのですが、「東大関係者・牧野富太郎の妻が何をして稼いでいようが、文句は挟めない」といいながらも、やんわり批判されてしまった寿衛と牧野は、「いまむら」を畳むことにしました。

牧野富太郎は欲求に忠実だった

 不幸中の幸いだったのは、「いまむら」の営業権を知り合いに譲渡するという形態での閉業で、この時に得られた現金によって、寿衛は生活力のない牧野と、子どもたちのために現在の練馬区・東大泉に700坪もの土地を買い取り、家屋も新築することができたそうです。

 無理を重ねた結果、昭和3年(1928年)、寿衛は55歳の若さで、亡くなりました。死因は公表されていませんが、子宮がんだったようです。牧野は「恋女房」だった寿衛の名前を自身で発見した新種の笹に付けて悼んだといいます。

 その後は90歳ごろまでは60代の若さに見え、彼女もいたらしい牧野ですが、さすがに最晩年にあたる94、5歳にもなると自慢の足腰も弱りがちとなり、寝ている時間が増えていきました。

 牧野が、壁に貼られた寿衛の写真を黙って見つめている姿が家族に目撃される一方、亡くなる数カ月前まで、牧野が訪問看護婦を「美しい」といって口説く姿が同居の孫にも目撃されており、最後の最後まで、牧野富太郎は自身の欲求に忠実でした。

〈性(せい)の力の尽きたる人は/呼吸(いき)をしている/死んだ人〉。

 牧野が残した川柳を見れば、植物学者としての牧野の偉業も、そして一人の男としての破天荒な私生活も、すべては彼に備わった膨大な性のエネルギーを駆使した結果なのかもしれません。

中学受験の大手塾に憤慨! 算数の成績下落、「先生が無理」という娘の主張はわがままなのか?

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 中学受験は、難関校になればなるほど試験の難易度が高く 、出題範囲も非常に広い。それゆえ、受験生は専門塾に通うのが一般的だ。

 もちろん、子どもが喜んで塾に通っているのであれば、親としては 万々歳なのだが、子どもによっては塾通いが苦痛でしかないケースもある。「勉強が嫌い」「成績が上がらない」「友人関係がうまくいかない」など、その理由はさまざまで、意外と「塾の先生との相性が悪い」という事例も多い。

 現在、中学1年生の娘・桃花さん(仮名)を持つ詩織さん(仮名)も、この問題で苦労した経験者だ。

 桃花さんは小3から大手塾に入り、難関校T学園を目指して頑張っていたという。その甲斐あって、小5春のクラス替えでは、念願の最上位クラスに。桃花さんは、この結果をすごく喜び、「クラス落ちしないように、勉強、頑張る!」と、より一層、身を入れて勉強するようになったそうだ。

 ところが、クラスアップしたその月から、算数の成績だけが、ズルズルと下がっていったという。

「それまでは、算数も決して苦手ではなかったと思います。けれど、下のクラスにいた時よりも偏差値が下がっていくので、『最上位クラスの算数にはついていけないのかな?』と心配していました」

 そこで詩織さんは、桃花さんに「算数の成績が下がってるけど、何か 心当たりはある?」と聞いてみたそうだ。すると桃花さんが「算数のA先生が 無理!」と言うので驚いたという。

 桃花さんの言う「A先生が無理な理由」はこれだった。

・お気に入りの女の子の名前だけを呼び捨てにする
・上から目線で常に偉そう
・自分勝手で生徒の話を聞かない

「最上位クラスの講師は、下のクラスとは違う先生方でした。最上位クラスは優秀なやり手の先生で固められていると聞いていたので、期待感があっただけに、すごくショックでしたね。桃花は『A先生が教えるなら、もう算数の授業は受けない!』とまで言い出す始末で……。私としてはやっぱり、最上位クラスにいてほしいという欲目があったので、『出会う人すべてが『いい人』とは限らない、中には『苦手』と感じる人もいるよ。 それにA先生とは受験終了までのお付き合いなんだから、やり過ごせば? なんたって、最上位クラスを受け持っている優秀な先生なんでしょ?』と説得したんですが、桃花には『ママって、そんな人だったんだ……』と軽蔑されてしまって。どうしたものか……と悩んでいました」

 しかし、桃花さんによくよく授業の様子を聞いてみたところ、以下のような状態だということもわかってきたという。

・解説もなく、いきなり問題ばかり解かせる
・授業中の質問を受け付けずに一方的に講義する
・黒板の文字を写し終えていないのに、すごいスピードで消してしまうが、自分の流儀だと言ってあらためない

「桃花がA先生を毛嫌いしている理由が、『なんとなく生理的に無理』というだけなら、室長に抗議にはいかなかったと思うんです。でも、もし講義方法が桃花の言っている通りならば、桃花の成績は上がらない。『算数が入試のカギ 』といわれるT学園が、このままでは高嶺の花になってしまう! と焦りました」

 詩織さんは、室長にアポを取り、面談してもらうことに。ところが、面談結果は芳しいものではなかったという。

「最初、『こういうわけなので、算数だけ、下のクラスでいいので受講できないか?』と聞いたんです。でも、答えは『NO』でした。それで、思いきって『だったら4科とも、元のクラスにしてもらえないか?』と言ったんですが、『それだとT学園には届きませんよ。それでいいんですか?』と言われ、最後に『私は、A先生は人気のある良い先生だと思いますけどね』と。まるで、桃花のわがままだと言わんばかりの口ぶりだったので憤慨しました」

 詩織さんが桃花さんに転塾を勧めても、「仲良しの友達ができたから、今さら、出たくない」と首を縦に振らず。なにより「A先生の算数は受けない!」という桃花さんの決意は固く、算数のみ自主休講し、ウェブ講座で自宅学習をしていたという。

 しかし、時は5年生の秋。新単元が目白押しの大事な時期ゆえに、融通が利かない塾にも、頑なな娘の態度にも、詩織さんのイライラは募るばかりだったそうだ。

「夫は海外に単身赴任をしているので、なかなか相談とかもできなかったんです。でも、夏休みに一時帰国をした際、夫が桃花に言ったんです。『根性あるな!』って。『嫌なことは嫌! って言えるのは、すごくいいことだ。日本人にはそれが足らない! ってパパはいつも思っている』って。そして、『別にA先生でなくても、T学園に合格すればいいんだろ? パパと一緒に勉強しないか?』と提案したんです。桃花も最初は乗り気だったんですが、すぐに思惑は外れました。やはり“父親塾”はうまくいくはずもなく、あえなく決裂です(笑)」

 そうこうしているうちに、新6年生になる時期が間近に迫った。その頃、ようやく予約していたプロ家庭教師の枠が空いたため、算数をお任せすることができたそうだ。

「地獄に仏でしたね……。さすがプロだけあって、教え上手で、褒め上手で、乗せ上手。桃花に『自習だけで、こんなに理解できているのはすごい!』と言って、自信を付けてくださって、理解が及んでいない部分とT学園対策を並行してやってくださったんです。わずか1年の間に、桃花は『算数、大好き!』というくらい成績が伸びました。まあ、お金は余分にかかりましたが、結果オーライです」

 こうして、桃花さんは初志貫徹で、無事にT学園に合格。

「りんこさん、私、学んだんです。人間関係には相性があります。私たちの世代は、どんなに嫌でも、目上の相手に対しては、我慢しながら、折り合いをつけて付き合っていく のが正しいとされてきました。でも、どうしても嫌ならば、人でもなんでも、その我慢は必要とは言えません。もちろん、我慢を放棄した分、より一層の努力は必要でしょうが、嫌なことを跳ねのけるパワーを見せてくれた桃花のことは、ちょっと見直しました」

 そんな誇らし気な詩織さんだが、最近、彼女にも変化があったという。

「私、転職したんです。実は、長年、理不尽な上司に振り回されてメンタルをやられそうになっていたんですが、この年齢では転職は無理だと思って、ずっと我慢していました。でも、それって美談でもなんでもないなって思って、辞めました。それで一念発起して、資格を取得し、先日、無事希望の職場に採用されたんです!」

 「今、私が楽しい毎日が送れているのも、桃花の決断を見守った 経験があったからですよね」と笑う詩織さん。その表情はとても明るいものだった。

菅田将暉『ミステリと言う勿れ』特別編放送――原作ファンを“改悪”とブチギレさせた設定とは?

 菅田将暉が主演を務める映画『ミステリと言う勿れ』が、9月15日より全国で公開される。それに先立ち、同9日にはフジテレビ系「土曜プレミアム」枠で特別編のドラマが放送されるものの、「昨年1月期の連続ドラマ版は、一部原作ファンの間で酷評されていただけに、特別編や映画にも心配が募る」(芸能ライター)という。

 シリーズの原作は漫画家・田村由美氏が「月刊フラワーズ」(小学館)で連載中の同題作品。初の実写化となった昨年の連ドラ版では、菅田が主人公・久能整役を務め、初回世帯平均視聴率13.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好発進。その後も2ケタ台をキープし、全話平均11.8%でフィニッシュした。

「同作は、昨今のドラマ界で人気の推理モノで、視聴率が好調だっただけでなく、内容についても好評を博しました。これから公開される映画、その前に放送される特別編にも期待が高まる一方、連ドラ版の“ある設定”は、一部原作ファンを激怒させていたとあって、同じような事態を招かないか一抹の不安があります」(同)

 原作ファンの怒りを買ってしまったのは、連ドラ版でヒロインポジションとなった風呂光聖子(伊藤沙莉)の扱いだ。

「風呂光は大隣署の女性刑事で、原作では脇役程度のキャラクターなのですが、連ドラ版では出番が大幅に増えていました。それはまだいいとして、原作では“有能キャラ”だったのに、連ドラでは“おどおどしたキャラ”に変更。また、原作では風呂光が出てこないはずの話にもちゃっかり姿を現し、その代わりに出番がなくなった原作キャラクターが出てきたため、ネット上には『違和感がある』『残念』といった声が多数寄せられたんです」(同)

『ミステリと言う勿れ』原作ファンが「改悪すぎる」と憤った恋愛要素

 さらに、風呂光が久能に恋愛感情を抱くという設定まで追加され、原作ファンからは「改悪すぎる」「恋愛要素はいらなかった」「恋愛要素がないとドラマにならないってこと?」「原作の良さが台無し」などとブーイングが巻き起こった。

「映画版では、原作でも人気のエピソードだという通称『広島編』を、特別編では原作コミックス11巻に収録されている『タイムカプセル編』を描いているそう。なお、連ドラ版で風呂光に出番を取られた大学生のキャラクター・相良レンも、志尊淳が演じる形でこの特別編に登場。果たして、原作ファンからどのような反響が寄せられるのか見ものです」(同)

 今回の新作が、連ドラに続き良い結果を残すには、何をおいてもまずは原作ファンに受け入れられる必要ありそうだ。果たして評価はいかに――。

「ジャニーズの暗部をすべて抱えて去った」前副社長・白波瀬傑氏に見る、絶対的な忠誠心

 9月7日、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所が会見を行った。同問題の隠ぺい以外にも、同社が抱えるさまざまな問題が浮上する中、取材陣からは副社長を務めていた白波瀬傑氏の責任について、厳しい指摘が相次いだ。

 白波瀬氏は会見の2日前、藤島ジュリー景子氏の社長辞任、東山紀之の新社長就任と同時に、引責辞任していたことが判明。しかし、現役のジャニーズ関係者では最古参である白波瀬氏が、一連の問題について沈黙したまま、会見にも出席しなかったことには、報道陣並びにネット上から批判が噴出している。

 先月29日に再発防止特別チームが公表した調査報告内でも、白波瀬氏についての記述は多数見受けられた。ジュリー氏のように辞任を求められてこそいないものの、同氏は今年になって代表取締役に就任しており、実質的にジャニーズ事務所はジュリー氏と白波瀬氏のツートップ体制だったことも明らかに。

「白波瀬氏は70年代に渡辺プロダクションからジャニーズに移籍し、藤島メリー氏(前名誉会長、21年に死去)の直属で、豊川誕ら当時のジャニーズ所属タレントのマネジメントを行っていました。その後、宣伝部署のトップになると、専務取締役、取締役副社長、最終的に今年1月に副社長のまま代表取締役にまで登りつめ、それでもなお現場に立ち続けてきた生粋の叩き上げ。調査報告では、主に宣伝業務を担当していたとされていますが、スポーツ紙や週刊誌、情報番組など、芸能メディアの窓口業務を一手に担っていたことでも有名です」(週刊誌記者)

 かねてより芸能界では、芸能プロでマスコミ対応を行うポジションの人物を“番頭”と呼称する文化があり、会見中も記者が、白波瀬氏を「番頭」と呼ぶ場面があった。

「白波瀬氏は、ジャニー氏による性加害に関して『最近になって認識した』という調査結果が出ています。しかし、それ以上に会見で問題視されたのは、彼がメディアに対して圧力をかけ続け、ジャニーズに有利な状況を作りだしていたのではないかという疑惑。現在でもテレビ局をはじめ、ジャニーズに忖度するメディアが残っている現状について、井ノ原快彦は『白波瀬さんも、(ジャニーズ以外のタレントを番組に起用するのは)止めろと最初は言ったかもしれない。ただ、その後はずっとそれが続いているだけ。それを正さないといけない』と踏み込んだ発言をしていました」(同)

白波瀬傑氏は、メリー氏に絶対に逆らえない? 2人の主従関係

 ジャニーズがこれまでに特定のメディアとのみ懇意な関係を築き、意図的に情報を操作していたことは紛れもない事実。アメとムチの“アメ”をもらえていないメディアからすれば、白波瀬氏に対してここぞとばかりに批判的になるのは当然だろう。

「その結果、ジャニー、メリー両氏がこの世を去り、またジュリー氏が辞任した今、白波瀬氏は“諸悪の根源”として、会見中に記者から猛批判を受けました。ただ、メディアへの圧力を主導していたのはメリー氏なのは間違いなく、白波瀬氏はその罪を一身に引き受けた格好にも見える。会見場にさえ姿を見せなかった白波瀬氏は、ジャニー・メリー体制が生んだジャニーズの暗部を、すべて抱え込んで去っていったといえるでしょう」(テレビ局関係者)

 ジャニー、メリー両氏の生前から、白波瀬氏のジャニーズ事務所への忠誠は絶対的なものだったといわれる。特にメリー氏には「絶対に逆らえないというか、2人の間には確固たる主従関係があるように見えた」(同)という。

「ただ、彼が半世紀にもわたり、この仕事を続けてきたのは、“ジャニーズ愛”があってのことでしょう。メディアとの折衝だけにとどまらず、直近でも、タレントのグラビアの打ち合わせ、舞台・コンサートの宣伝や観劇、ジャニーズJr.のプロモーションに奔走していましたから。これらはやはり、紛うことなき“ジャニーズ愛”がなければ務まらない業務だと思います」(同)

 白波瀬氏は現在70代半ば。彼が去り、現社長の東山、取締役の面々も50代が中心となって、図らずもジャニーズ事務所は世代交代が果たされることになった。

 新世代の経営陣には、白波瀬氏をスケープゴート扱いにして終わりとせず、誰からも愛される新たなジャニーズ事務所をつくり上げていってほしい。

『最高の教師』九条は犯人に気づいている? 星崎の映像が新たな波乱を呼ぶのか

 松岡茉優主演の日本テレビ系土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』は9月2日に放送された第7話で“新章”が幕を開けた。生徒である鵜久森叶(芦田愛菜)の死という想定外の出来事が起こった第6話の放送から2週間、鵜久森に手をかけた犯人に鉄槌をくだす九条里奈(松岡茉優)の復讐劇を期待していた視聴者も多いはずだが、繰り広げられたのは同級生の死と向き合う魂の授業だった。

 鳳…

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