ドラマ『ボーイフレンド降臨!』第1話、まるで「高橋海人のPV」――“働く女が言われたいセリフ”の大喜利状態か

 King&Prince・高橋海人が主演を務める連続ドラマ『ボーイフレンド降臨!』(テレビ朝日系/午後11時~)が10月15日よりスタート。脚本の“当て書き”ぶりに、ネット上では「まるで海人くんのプロモーションビデオ」との指摘が相次いでいる。

 完全オリジナル脚本の同作は、記憶喪失となった23歳の青年・アサヒ(高橋)と、人生の分岐点で行き詰まる35歳の女性・茶谷かしこ(桜井ユキ)と佐藤歩(田中みな実)という男女3人が織りなす“トライアングル・ラブコメディー”。このほか、関西ジャニーズJr.内ユニット・Aぇ!groupの末澤誠也がデザイナー・黒瀬顕介役を務め、元V6・三宅健も渉と同棲中の交際相手役として特別出演している。

※本記事は、『ボーイフレンド降臨!』第1話のネタバレを含みます。

 1時間スペシャルの第1話では、広告代理店に勤めるかしこが、警察から連絡を受けて病院へ向かうと、数日前に街でぶつかった謎の男と再会。男は記憶喪失となっており、唯一の手掛かりが、ポケットに入っていたかしこの名刺であった。かしこは、男の第一発見者である渉を紹介されるが、実は渉とかしこは高校時代の友人。あることがきっかけで距離を取っていたのだった。

 その後、男は渉から“アサヒ”と命名され、かしこの会社で働くことに。そんな中、渉がたまたま読んでいた雑誌のインタビュー記事から、アサヒの正体が著名な現代美術家・漆畑澄人(うるしばた・すみと)であると発覚する……という展開だった。

「劇中では、まるで少女漫画の王子様のようなアサヒの言動が目立ちました。例えば、細かい仕事にも手を抜かないかしこに『こんなことまでやってるから、かしこさんは商品の本当の良さに気づいたり、お客さんの気持ちに寄り添ったりできるんですね。すごいです。かしこさん、めっちゃリスペクトです!』と伝えるシーンや、夜中まで残業するかしこに『頑張りすぎ。こんなになるまで頑張って。もっと自分労わってあげないと』と優しく声をかけた上に、お姫様抱っこでソファに寝かせ、『何か食べたいものある?』と問いかける場面も。カメラのアングルも含めて、俳優・竹内涼真が“ビューネくん”に扮するメナード『薬用ビューネ』のCMを彷彿とさせます」(芸能記者)

 ネット上では、「『働く女性ってイケメンにコレ言われたいんでしょ?』の押し売りが強くて、私には合わなかった」「かしこがナンパされたと見栄を張るシーンしかり、女性をバカにしすぎでは?」とネガティブな声も一部で見られるものの、一方で「桜井さん&みな実さんのいい女コンビのドタバタが面白い」「何も考えずに見られるラブコメは、この時間帯に最高!」「今期、テーマが重いドラマも多いから、気楽な明るいドラマは助かる」と好意的な声も多い。

 また、ピュアな年下キャラである主人公に対し、「海人くんのプロモーションビデオのような、見事なほどの当て書き」「みんなが見たい海人くんが詰まってる」「マジで海人さんの使い方うまいし、当て書き完ぺきすぎる」と歓喜する声が続出している。

 加えて、4月期でKing&Prince・神宮寺勇太がドラマ単独初主演を務めた『受付のジョー』(日本テレビ系)も、やはり主人公のキャラクターが「神宮寺のイメージに近い」と評されていたため、「じん(神宮寺の愛称)も海人くんも、初単独主演ドラマで当て書きしてもらえるのはうれしい」「キンプリは大切にされてるなあ」と喜ぶファンも目立つ。

 なお、『ボーイフレンド降臨!』の脚本を手掛けるのは、田辺茂範氏。近年では、上白石萌音とKis-My-Ft2・玉森裕太のラブシーンが話題を呼んだ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)や、主演のHey!Say!JUMP・山田涼介が“ハマり役”と好評だった『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(テレビ朝日系)などを手がけており、ジャニーズからの信頼も厚そうだ。

「高橋はもともと絵が上手なことで知られており、『実は芸術家だった』という第1話のオチは、素の高橋とリンクさせた“仕掛け”でしょうね。第2話以降も、“女性が高橋に言ってほしい言葉”が大喜利状態でセリフに盛り込まれているのではと、多くのキンプリファンから期待されているようです」(同)

 ピュアで癒やし系の主人公が「海人くんのまんま」と評されている『ボーイフレンド降臨!』。今後、ラブシーンがあるのかどうかも含め、三角関係の行く末に注目したい。

弘中綾香&玉川徹のテレ朝「2枚看板」が退社“決意”で…揃ってあの事務所入り?

 テレビ朝日に降って湧いたおめでたいニュースと不穏なニュース。そして、ほくそ笑むのは宮根誠司――。

 テレ朝のエース・弘中綾香アナは9月30日、同局を通じ「私ごとで大変恐縮ですが、先日かねてよりお付き合いしていた方と結婚いたしました」と発表。10月3日放送のバラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』では番組ラストで「私的なお知らせがあります……じゃじゃじゃじゃーん! 結婚したと…

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『ねほりんぱほりん』ギリギリFIRE回――早期リタイアした自由人に見る「節約を楽しむ才能」と「強いメンタル」

 NHK Eテレの人気番組『ねほりんぱほりん』のシーズン7が10月7日よりスタートした。かわいらしいモグラの人形ねほりん(山里亮太)とぱほりん(YOU)が、ブタの人形に扮した“顔出しNG”の訳ありゲストに、聞きにくい話題を“ねほりはほり”聞き出す新感覚トークショーだ。

※本記事は『ねほりんぱほりん』シーズン7「ギリギリFIRE」のネタバレを含みます

『ねほりんぱほりん』ギリギリFIRE、『ヒルナンデス!』もびっくりのガチ節約

 10月14日放送回のテーマは「ギリギリFIRE」。決して余裕があるわけではない資産額ながら早期リタイア=FIREを決め、“ギリギリ”の自由生活を送るゲスト2名が登場した。

 1人目のカツさんはFIRE歴9カ月の20代後半、900万円を投資信託で運用中。2人目のタイチさんはFIRE歴11カ月の30代後半、3000万円で株を購入し、株主優待を活用しながら生活しているとのこと。このまま一生働かずに生きて行くには心もとない金額だが、その生活は並々ならぬ努力で維持されていることが明かされた。

 彼らの過酷な節約はFIRE前から始まっていた。3000万円貯めてから退職したタイチさんは、在職中もガラケーの最安プランで過ごしたり、アパートのガス契約をせず会社のシャワーを使うなどしていたそう。しかし悲壮感はなく、「苦しかったんですけど、節約も結構、楽しい部分もあって。自分の考えで動けるところは楽しいですね」とイキイキ語っていた。

 カツさんも「節約をひたすら」で900万円貯蓄。趣味のアニメグッズを売ったほか、同棲していた彼女(交際4年、同棲2年)まで「断捨離」したそう。カツさんにもやはり、切羽詰まった感じはない。「彼女に『私も断捨離するん?』って言われました。うまいこと言いすぎて、彼女も笑ってましたね(笑)」と、ほがらかに回想。その元カノの証言VTRも流れたが、「かわいいでしょ(笑)」「あの子が幸せになってくれたらもういいです」と穏やかに語っていた。

 FIRE実現後も節約は続く。タイチさんは首都圏の事故物件に住み、家賃は2万2,000円。光熱費5,000円、食費は飲食店の株主優待を使って月5,000円と切り詰めている。

 地方に家を借りたカツさんは、ネット込みで家賃が1万円と激安。朝食は抜き、昼食はお味噌汁・プロテイン・納豆、夕食は玄米・鍋(白菜と鶏肉)というルーチンで、食費を1万円に抑えているそうだ。そのへんの土手に生えている野草も、鍋に入れるなど活用。「普通に散歩してたときはただの草に見えてたんですけど、勉強してわかってくると、『これ野菜売り場じゃない?』みたいな(笑)」と、たくましい。

 『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)や『サンキュ!』(ベネッセコーポレーション)の節約企画など甘々に思えてくるガチぶりである。

 仕事を辞めて毎日何をしているのか? ヒマじゃないのか!? というのも気になるところだが、アニメ好きのカツさんは「もうひたすらアニメを見てる感じです。多い日だと8時間くらい」「めちゃくちゃ楽しいです」と、充実感にあふれた日々を送っているそう。

 一方、アイドルオタクだというタイチさんは、「コーヒー飲みながら、クラシックの音楽とか聞きながら、まず朝を過ごして……」と優雅な朝からスタートし、「そのあとはAKBの子のYouTube見たり、生配信を見たり」と趣味に時間を使っていた。さらに退職後は、オカリナも始めたそう。収録にもオカリナを持参しており、素朴な音色で「大きな古時計」を響かせた。

 ぱほりん(YOU)に「音いいよね~」、ねほりん(山ちゃん)に「優しい音」と褒められ、「うれしいです」と喜ぶタイチさん。学ぶ意思さえあれば人はいつでも成長できる――という尊い姿を見せてもらった気がして、心洗われた。

『ねほりんぱほりん』ギリギリFIRE、3,400円で孤独感を紛らわせる

 カツさん、タイチさんによれば、FIRE後は女性と話す機会が減るらしい。結婚願望について聞かれると、カツさんは「自分の面倒見るので精一杯。結婚しないと今は決めてます」。タイチさんも「私みたいに無職になってしまった以上、女性にとって価値はゼロ。期待してないです結婚に」と、あきらめている様子だった。

 しかしその気持ちが揺らぐときもあるよう。「サンリオピューロランドに株主優待で1年に6回行ける」というタイチさんは、「アトラクション乗ったり、キャラクターと写真撮ったりしているとき、周りの家族連れとかカップルと比較しちゃって……」と、寂しさを感じるとのこと。いや、1人でピューロランドに年6回行き、キャラクターと写真まで撮ってもらう強いメンタルがあるなら、この先もきっとやっていけるよ! と励ましたくなる。

 その上、タイチさん、節約中ながらAKB48の劇場公演には足を運んでいるらしい。「推しに自分の名前を呼んでもらえて、すごいうれしかったです。チケット代が3,400円したんで後ろめたかったですけど、名前呼んでもらえたんで満足しました」と納得している様子。3,400円で孤独感を紛らわせるのならば、タイチさんはこの先も絶対大丈夫である。

 最後まで見て感じたのは、「ギリギリFIREは勝ち組だ!」ということだった。今回登場した2人は、ギリギリといえども、20代、30代でFIREできるくらいの資産を貯めたわけだが、これは、余程の根性がないとできないこと。節約生活に悲壮感はなく、むしろ「楽しい」とやってのけてしまうのは、もはや才能なのではないだろうか。

 また、無職で毎日が休日状態だと、つい自堕落になって、張り合いのない生活を送り、結果、ウツ気味になる人も多いように思う。しかしこの2人は食生活や睡眠時間を自ら律するだけでなく、趣味を楽しみながら、実にイキイキと生活しているようだ。これは、なかなかできることではないだろう。

 カツさんは、「月曜のしんどさみたいなのが絶対来ない。土・土・土・土……みたいな」「正直、将来の不安はなくて。それこそ野草を摘んでいれば、お金がいらない生活もできると自信がついた」とも語っていた。将来への不安も仕事のストレスもなく、あるのは永遠の土曜日。これこそ最強の人間では……? カツさんとタイチさんの、今後のギリギリ生活に幸あれ。

『相棒 season21』スタート! 歴代最高だと思う杉下右京の“相棒”は誰?【サイゾーウーマン世論調査】

 2022年10月12日からスタートした『相棒 season21』(テレビ朝日系)。主人公・杉下右京(水谷豊)とタッグを組む“相棒”には、約14年ぶりに初代・亀山薫(寺脇康文)が復帰し、大きな話題になりました。薫以外の歴代相棒は、2代目・神戸尊(及川光博)、3代目・甲斐享(成宮寛貴)、4代目・冠城亘(反町隆史)だが、作品ファンの間でも、各相棒への思い入れはさまざまなようで、好みが分かれているようです。

 そこで今回は、「歴代最高の相棒は?」をアンケート調査。下記から1人を選んで回答してください。

※回答締め切り:10月23日(日)0時

“巨大イカ像”経済効果6億円で掌返しの称賛を浴びる能登町に聞く騒動の舞台裏

 2021年4月、石川県能登町に巨大なイカのモニュメントが設置された。新型コロナウイルス感染症対策として配分された地方創生臨時交付金をつかったこの取組に、「交付金の無駄使いではないか」と批判的な論調の報道が相次ぎ、BBCでも取り上げられるほどの騒ぎとなった。

 当時、本連載でもこのトピックを取り上げている。その内容は、吹き荒れる批判が本質的には”的外れ”…

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吉沢亮『PICU』初回で早くも暗雲? 『監察医 朝顔』陣が集結も……好調月9枠に不調の兆し

 10月10日に第1話が放送された、吉沢亮主演の月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)。その内容にネット上でさまざまな意見が噴出している。

 同作品では、同じく月9枠で放送され、人気を博した『監察医 朝顔』シリーズの制作陣が再び集結。小児専門の集中治療室・PICUに配属された駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢)が、過酷な環境の中で、医師という職業に向き合う様を描くメディカル・ヒューマンドラマだ。

「第1話では、志子田が勤務する北海道の丘珠病院に新設されたPICUへの移動を命じられます。最初こそ栄転とも言える人事に喜んでいた志子田でしたが、PICUを訪れると、看護師の羽生仁子(高梨臨)が自身のことを『右も左も分からない小児科医』とこき下ろしているところに遭遇。さらに、PICU科長の植野元(安田顕)、ヘッドハンティングされた救急救命医の綿貫りさ(木村文乃)など、クセ者ぞろいの面子に囲まれることに……という内容でした」(芸能ライター)

 慣れない環境に戸惑う志子田だったが、そんな折、急性腹症の発症から4時間以上経過した女児がPICUに運びこまれる。しかし、手術室が埋まっていたうえ、そもそも女児が手術に耐えられる状態ではなかったことから、懸命の治療の甲斐なく女児は亡くなってしまった。

「その後、治療に関わった小児科医や救命医、麻酔医なども交えて、PICUはカンファレンスをしますが、淡々と話す植野に向かって志子田が『さっき女の子が亡くなったんですよ』と突っかかりる事態に。すると植野は、『亡くなったから、話すんです。人間が1人死んでしまったから、まだ皆の記憶が新しいうちに、正しい情報が集められる今のうちに、考えるんです。どうしたら助かったのか』と諭しました」(同)

 この展開に、ネット上では「重い内容だけど、本格的な医療ドラマだと思う」「1話から見応えがあった」と評価する声も多い一方で、「最初からヘビーすぎてつらい」「今後も見続けられる自信がない」「月曜日から重い内容のドラマはちょっと……」など、内容が重すぎるという指摘も上がっている。

「初回の視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、ギリギリ2ケタを保ったものの、7月から9月にかけて放送されていた『競争の番人』の初回視聴率11.8%と比較すると、1.5ポイントダウンという微妙な結果に。その前クールで放送されていた『元彼の遺言状』の初回は12.1%だったので、不安を覚える滑り出しと言えるかもしれません」(同)

 2020年11月から21年3月の2クールで放送された『監察医 朝顔』の第2シリーズから、5作連続で全話平均視聴率2ケタ超えを記録してきた月9だが、『元彼の遺言状』と『競争の番人』は2ケタを割り、不調の兆しも見えている。

 初回からの衝撃展開にさまざまな意見が寄せられ、暗雲が立ち込めている『PICU』。今後、どのくらいの視聴者がついて来られるのだろうか。

キングオブコント2022、や団が決勝に行けたのには意外な理由があった!

 今回、「キングオブコント2022」で最も結成年数が高いのが、結成2007年のトリオ・や団です。

 ロングコートダディ結成2009年、いぬ結成2010年、ネルソンズ結成2010年、ビスケットブラザーズ結成2011年、コットン結成2012年、ニッポンの社長結成2013年、クロコップ結成2013年、かが屋結成2015年、最高の人間結成2022年。

 この出場者の中でや…

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=LOVE、新曲「Be Selfish」でわがままに!「東京に移住してくれん?」

 指原莉乃プロデュースのアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ、以下イコラブ)」が、9月28日、12nd シングル「Be Selfish」を発売。これを記念した『=LOVE 12th シングル「Be Selfish」発売記者発表会』が10月4日、代アニライブステーションで開催された。

 本発表会では、今回のシングルタイトル「Be Selfish(わがままになる)」にちなみ、…

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TBS田村真子アナ『ラヴィット!』で大号泣 川島「リビングじゃないんですよ」

 TBSの田村真子アナウンサーが14日放送の同系『ラヴィット!』で大号泣し、司会の麒麟・川島明を驚かせる場面があった。

 この日のオープニングテーマは「オススメの涙がこぼれそうなもの」。

 ゲストの東京03・飯塚悟志は長崎県が作った『パパ検定』の動画を紹介した。パパ検定とは子どもがパパの事をどれだけ知っているのかの検定で、パパが何歳か、好きな物はなにか、仕事はなに…

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令和版『うる星やつら』声優・神谷浩史&上坂すみれに絶賛の声も、業界関係者が「いやらしい」と評価するワケ

 10月13日深夜より、フジテレビ系の「ノイタミナ」枠でテレビアニメ『うる星やつら』(フジテレビ系等)の放送がスタートした。1980年代に大ヒットした人気作が完全新作となって36年ぶりに帰ってくるということで、放送前からアニメファンを中心に注目を集めていたが、第1話の放送を終え、ネット上では早くも「神アニメ」と絶賛の声が上がっているようだ。

 漫画家・高橋留美子氏の代表作の一つである同名SFラブコメディ(小学館)が原作の『うる星やつら』。高校生の主人公・諸星あたると、彼の前に突如現れた宇宙人・ラムの日常を描いた作品で、81年10月~86年3月までテレビアニメ(フジテレビ系)が放送。原作やアニメファンのみならず一般層からも熱烈な支持を集め、オリジナル・ビデオ・アニメ(OVA)が制作されたほか、劇場版も6作公開。当時の若者カルチャーに大きな影響を与えた。

 小学館創業100周年記念企画の一つである今回のリメーク版は、原作から選び抜かれた人気エピソードを全4クールで放送。出演キャストは一新され、あたる役に神谷浩史、ラム役には上坂すみれ、あたるの幼なじみ・三宅しのぶ役を内田真礼、あたるのクラスメイト・面堂終太郎役は宮野真守が演じることに。

 さらに、旧アニメ版であたるを演じた古川登志夫があたるの父親役、ラムを演じた平野文がラムの母親役を務めるということで、発表時、ネット上では「新キャストが豪華すぎる」「初代が父親と母親を演じるなんてエモい」と喜ぶ声が上がった一方、往年のファンからは「声優が変わるの嫌だな」「年齢的な理由もあるのかもしれないけど、旧作のままがよかった」とネガティブな意見も挙がっていた。

 しかし、あたるとラムの出会いが描かれた第1話の放送終了後、視聴者からは神谷と上坂の声について「そこまで違和感なかった」「旧作に寄せてる感じがしたし、演技にも初代へのリスペクトを感じる」と好意的な感想が続出。全体を通しても、「ほぼ昔のままだった」「時代設定が昭和から変わってないから、ブラウン管テレビや黒電話が懐かしい」「間違いなく今期の神アニメ」と、概ね好評のようだ。

 実際に放送を見たという声優業界関係者は、リメーク版について次のように評価する。

「メインキャストの神谷、上坂ともに、声がすごく役に合っていると思いました。旧作のイメージも踏襲しつつ、キャラクターを自分のものにしてしっかり演じている。素晴らしいと思いますよ。キャスティングにあたっては、オーディションが行われたそうです。とはいえ、主要キャストの名前を見たところ、『数字を持っている』声優たちを徹底的に選んでいる印象。視聴率とSNSの反響狙いなのが透けて見えて、いやらしさも感じます。正直、顔ぶれに真新しさや新鮮味はありませんが、盤石な布陣であることに違いなく、それだけ気合の入った作品ということなのでしょう。なお、原作者の高橋氏は、今回のリメークにとても喜んでいたとか」(同)

 『うる星やつら』と同時期に放送がスタートした作品でアニメファンから最も話題を集めている作品が、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の人気同名マンガのアニメ版『チェンソーマン』(テレビ東京系)だ。こちらは対照的に、新人や知名度の低い声優をメインキャストに起用している。

「オーディション開催の知らせを受けた各事務所から、有名だったり、数字を持っている人気声優たちが多数参加したそうですが、誰一人起用されず仕切り直しに。それから半年ほど時間をかけてじっくりキャスティングが行われました。影響力よりも、“本当にキャラクターに合う声優であること”が優先され、出演者が決定したといいます。同作には津田健次郎や内田真礼など、有名声優も起用されていますが、彼らが演じているのはメインキャラではないため、純粋に声と芝居が評価された結果であることがわかります」(同)

 『うる星やつら』と対照的なキャスティングだったといえそうだが、同作は昭和のアニメを代表する人気作でもあるため、「新人や無名声優を起用できなかった、という裏事情もあるのでは。そういった意味では、出演者を含め、製作陣は“絶対にコケられない”というプレッシャーを少なからず感じているはず」(同)だという。

 では、万が一作品が“コケてしまった”場合、局からお咎めを受けるのはどの立場の人間なのだろうか。

「作品のクレジットに『製作委員会』とある場合は、アニメ制作会社や配信会社、放送局、広告代理店など、さまざまな企業が製作に関わっています。これはコケたときのリスクを分散させるためで、『うる星やつら』の場合、小学館やフジテレビ、アニプレックス、david productionなどで結成されている様子。ただ、視聴率が振るわなかった場合、一番責められるのは、そうした製作委員会ではなく、キャスティングに携わった監督やプロデューサーらでしょう」(同)

 すでに「神アニメ」とファンから絶賛されている令和版『うる星やつら』。話題作が多い秋アニメの中で、このまま高い評価を維持できるだろうか。