現役の皇族が大炎上するのは「歴史的なこと」? 眞子さま・秋篠宮家バッシングが象徴する「特権」と「私らしさ」の相克

「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます!

▼前回▼

――前回に引き続き、皇室史上、最大の”アウト”になりかねない小室圭さんと眞子さまの結婚問題について、お話をお伺いしていきます。9月下旬、ニューヨークから日本に戻ってきた時の小室さんの姿には驚かされました。

堀江宏樹氏(以下、堀江) ポニーテールにはびっくりしました。

 長髪がダメだというわけではないのです。「皇族がたとの面会の予定はない」と聞いていたにせよ、秋篠宮家の眞子さまとの結婚のために、ニューヨークから帰国する自分の“人生の大事に、いっそうの注目を浴びることがわかっているのに、あの伸びっぱなしの髪形……。TPOの感覚がなっていないし、眞子さまにも失礼な行為だと思いました。

――帰国後しばらくしてから、襟足までさっぱりと切りましたね。短髪姿はネット上で好評だったそうですが……。

堀江 人さまの外見センスに口を挟むのは控えます(笑)。伝統的な観点からのコメントさせていただければ、と。伸び放題の髪形で、就職活動を行ったとすれば、内定先に顔も出していたということですよね? 驚きです。いくらアメリカが「自由の国」とはいえ、弁護士として生きていくことは上流社会の一員となることを意味します。

 19世紀中盤のアメリカ大統領だったエイブラハム・リンカーンは、貧困層の象徴だった丸太小屋に生まれ育ち、政治家になる前には独学で弁護士となった人なんですね。

 弁護士になって、上流社会にはじめて足を踏み入れることになった彼は、服装や髪形のTPOがなっていない! との批判を受けました。フィアンセのメアリー・トッドという女性から一番注意されまくったのですが(笑)、そのたびに、リンカーンはストレスを感じながらも改善の努力を続けました。

 社会的なステイタスにふさわしい服装を公の場でするのは、欧米社会における常識中の常識です。あの長髪で「プリンセス・マコのフィアンセ」と経歴書に堂々と記していたらしいですが……情けない限りです。

――しかし報道陣も、帰国寸前になって、あのロングヘアの映像をしつこく放送してきましたよね。

堀江 一斉砲火は怖いですねぇ。しかも、一番大炎上するであろうタイミングで公開されましたからね。使われる写真も、ポニテが乱れてボサボサになっているやつだったり(笑)。

 あれも”大人の世界の怖さ”です。マスコミ各社にはニューヨークにも駐在員がいるのです。当地で暮らしていた彼をマスコミが追いかけ続けていたことは明らかです。当初、報道陣を完全無視する小室さんの態度、かなり堂に入っていましたから。

――でも、これから眞子さんや小室さんはああいう”怖い人”たちの中に、これから放り込まれてしまうのですよね。

堀江 いくらボディガードなど付けたところで、マスコミ相手にはほとんど丸腰状態だと思います。

 一部のマスコミは、何を言われてもヘコたれない小室さん母子について語る時、「自己肯定感が強すぎる」などの言葉を使いたがりました。本来、「自己肯定感が高い」というのは良い意味しかありません。しかし小室さんのようなケースは、むしろ「自己評価だけが異様に高いから無敵」なんです。それがあの伸び放題のポニーテールなどにも表れているような気がしてならないんですよね。

――その一方、眞子さまは、複雑性PTSDになってしまわれたと公表されました。

堀江 体調不良はウソではないと思いますが、あの診断の公表は実にまずい対応でした。宮内庁に批判が殺到したのでしょう、すぐに診断名公表は「眞子さまのご意思のままに」行われたとの釈明が宮内庁からありました。すべて完全な悪手(あくしゅ)……取ってはいけない選択です。

 さらに最悪なことに、実際の複雑性PTSDはあんな症状ではありえないとする精神科医・和田秀樹さんの見解がすぐに発表されるなど、簡単にメッキは剥がれてしまいました。それも含めて、結婚に関して眞子さまが行った対応は、ほとんどすべての点で猛批判に油を注ぐような結果となっています。

――Yahoo!コメントなどを見ていたら憎悪のすさまじさに、関係のない私でさえ恐ろしくなってきました……。最悪のタイミングで、大炎上のための燃料が、眞子さまからは投下されつづけているように思えます。

堀江 はい。小室さんが霞んで見えるくらいに眞子さまは現在、大炎上中であられます。現役の皇族が、これほどまでに国民の大部分から批判されたことはかつてないです。歴史的な瞬間ですよ。

 複雑性PTSDという発表には、“正当な批判であったとしても、正論でなぐりつけるような言葉を受け続けたから、心にキズを負ってしまった。もう少し大事にして”といわんがばかりと感じる方も多かったのでしょう。

 眞子さま、そして秋篠宮家の問題を象徴する言葉として「秋篠宮家の方々はそれ(=厳重な警備や、手厚い保障など)を当たり前の特権として享受しながら、さらなる自由を主張されている」(新潮社「週刊新潮」2021年9月23日号)以上に的確なものがない気もします。

――学習院OGでジャーナリスト・藤澤志穂子さんのコメントですね。以前はたしか秋篠宮家は世間から礼賛されていましたよね。そのムードは一変してしまっています。

堀江 はい。ざっくり資料を見渡した限りでは、15年前後が、手放しの礼賛からバッシングの対象に傾いていった転換点だと思われます。

 「文藝春秋」14年5月号(文藝春秋)、“秋篠宮さまと親交の深い”江森敬治さん(毎日新聞編集委員)による寄稿をまとめると、秋篠宮家は少ない人数の宮内庁職員の手でコンパクトに運用されているが、それは彼らへの感謝を忘れない宮家と職員の連携がうまく取れているからできること。

 これに限らず、秋篠宮家は質素倹約を重んじておられること。また、情愛に満ち、教育熱心な紀子さま、(眞子さま・佳子さまと同じように)悠仁さまにも自主性を重んじる教育を望む秋篠宮さまのお姿が描かれています。

 こういう論調が一昔前までは中心だったとは思うのですが、秋篠宮家の自主性を重んじる教育が、不干渉主義すぎたのではないか……と懸念する記事が目立ちはじめるのが15年以降ですね。

――15年に、なにかきっかけがあったんでしょうか?

堀江 15年には、国際基督教大学の学生だった佳子さまが、タンクトップ姿の私服で通学する様子に批判が集まりました。

堀江 その流れの中で17年、眞子さまが小室圭さんとの結婚が内定したとの報道が流れた直後から、小室家の金銭問題や数々の問題が噴出しはじめた。また、19年には同じく佳子さまが「へそ出しダンス写真」を公開されて批判を浴びる中で、秋篠宮家では将来の天皇とも目される悠仁親王に、適切な教育が本当に行われているのだろうか? という懸念が国民の中で高まり、いまや爆発してしまっている状況ではないでしょうか。

 しかし、礼賛から批判へのターニングポイントは、眞子さまと小室圭さんの婚約発表だったと思われます。

――海外での報道も気がかりなものばかりです。「天皇陛下の反抗的な姪」などといわれてしまっているらしいですね

堀江 王族・皇族は世界中の例をとっても”正しさの象徴”であるべきなのです。

 絶対王政の時代……たとえば17世紀のフランス国王ルイ14世の時代では、国王は神の化身である、と。一方、庶民の立場の説明として、“初期のキリスト教徒はネロのために祈ることにおいて、その義務を果たしたのである”という当時の言葉があります。

 わかりやすくいえば、国王が暴君でも、それは国民に与えられた神からの試練としてありがたく受け取り、国王が持ち直すよう、祈りなさい……とまで説かれていたのですけれど、革命を経験した後の世界では王族・皇族の問題行動に寛容でいてくれる国民はいません。

 また、皇族は日本の顔でもあります。正しさを体現すべき皇族がモラルなき行為を連発中の問題家庭に嫁ぐことに執着し、反対を押し切る際に複雑性PTSDまで発症したという “ストーリー”が全世界に発信され、最悪でした。「皇室外交」なる言葉もありますが、眞子さまの例は日本や日本人、日本文化などのブランド性を全世界に向けて貶めたと思われます。

――しかし、ひとりの人間として心に傷を……という眞子さまの言葉には胸が痛くなるところがありました。皇族だけど、やはり人間ではあるわけで。

堀江 そうなんですよね。それでも「公」を生きるべき皇族でありながら、「私」を求めすぎているのでは、という批判は正論であり、それゆえに看過できません。

 人気のある男性皇族、王族はスーパースターの扱いになることが多く、多少、おイタがすぎても許される部分はあるのです。「王様らしい」などといって。その時の、その方の好感度に左右されますが。

 ところが、女性の皇族・王族が、同じようなことをしたり、たとえば「私らしさ」を重視するようになると、世間の批判はすさまじいものになりがちです。たとえば19世紀末のオーストリアのエリザベート皇后や、18世紀のフランスのマリー・アントワネット王妃もそうですよね。

 皇族・王族であったところで、一人の女性として幸せに生きたいという願いは当然至極ですが、「特権を享受しながら、さらなる自由を主張」と見られてしまった時点で大失敗なのです。間違えた道を突き進むのではなく、手遅れになる前に改善の努力をするべきでした。

――女性皇族は「公」に尽くすしかない、と。それはあまりにも残酷に思えますが。

堀江 ジェンダーの問題もあるかと思います。(元)麻薬中毒患者のシングルマザーから、ノルウェー王室の将来の王妃、つまり王太子妃になったメッテ=マリット妃のお話もこの前にしましたが、彼らの性別が入れ替わっていたのなら……。

 たとえば、ヨーロッパの王室では女性が国王として即位する「女王」が認められるケースが多めです。しかし、ノルウェー王室の将来の女王が、麻薬の売人で、シングルファーザーの男性との結婚を望み、またその男性が会見で泣いて過去を反省したところで、国民の支持は、メッテ=マリット妃がそうだったように急激に上がってくれるのものか? という懸念はあるような気がします。

 たとえば、小室さんが、今度の会見で泣きわめいて過去を悔いたところで、評価が上がると思いますか?

――うーむ、たしかに難しいですね。よしながふみの『大奥』(白泉社)という漫画も、史実をベースとしながらもキャラクターの男女を逆転させていたのですが、側室(男性)をとっかえひっかえする行為を将軍(女性)がしていると、なんとなく心の闇を感じてしまったりしました。

堀江 そうですね。綱吉などのエピソードはとくに……。それはともかく、眞子さまと小室さんのケースは、メッテ=マリット妃に比べると解決は本来、容易だったのです。

 小室さんは問題行動が多すぎるお母様のいる家庭の出身者かもしれないけれど、母親を諭し、懸命に正しい方向へ導こうとしている “苦労人の好青年”との印象を国民に早期に与えることができていたら、こんな悲惨なことにはならなかったでしょう。

 そして、過去のある男性とあえて結ばれ、支えていく覚悟の眞子さまはご立派という印象も与えられていたら、ご自身や、日本の皇室の株も上がっていたかもしれない。眞子さまは現在でもそういうふうに、ご自分や小室さんのことを世間に評価してもらいたいのでしょうが……。

 もう少し、宮内庁の方が世論を読んだ対応をしてくださっていたら……と嘆かわしいですね。

――次回は宮内庁の一連の対応について考えます。10月25日公開

社長がヤクザと食事したら会社が倒産! 元極妻が考える「過剰な暴力団排除」の影響

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

「野田聖子の夫は元暴力団員」は真実か

 自民党の総裁選が終わって、あっという間に総選挙ですね。当初は「10月26日公示・11月7日投開票」といわれていましたが、1週間早まって「10月19日公示・10月31日投開票」となり、関係者は大慌てのようです。

 暴力団排除条例(暴排条例)が施行されるまでは、ヤクザが選挙を手伝うのは普通でしたから、今もご縁をいただいているんですよ。

 総選挙もいろいろ気になるところですが、総裁選では、やはり野田聖子さんのお連れ合いの件が気になりましたね。「週刊新潮」(新潮社)のウェブ版「デイリー新潮」は、「上半期ベスト15」の記事として、「野田聖子の夫は『元暴力団員』」と延々と報じています。これって、どなたかの「お願い」か「忖度」か、あるいは両方っぽいですが、どうでしょうか?

 この報道に対して、野田さんはブログで否定されていますし、お連れ合いが提訴した名誉棄損訴訟で「週刊文春」(文藝春秋)は敗訴しています。

 報道には、「『夫は元暴力団員』とした部分は『真実と信じる相当な理由がある』とし、名誉毀損は成立しないとした」とありますが、野田さんのブログによると「暴力団員であるという事実認定」まではされていないようです。

 「週刊新潮」の報道については、取材に応じた「元暴力団組長」も偽証罪で刑事告発されているそうです。裁判で「自分の子分だった」と証言した元・組長ですね。警察もすでに動いているそうで、こちらも注目です。

 この「元・組長氏」は、証拠(一緒に写っている写真とか)を提出されたのでしょうか? 「アレはワシの子分やった」と言っただけで、裁判所が「子分認定」するとは思いたくないですね。それだと、なんでもアリになってしまいます。以前も書かせていただいていますが、そもそも「元暴力団員」であったとしても20年も前の話ですしね。

 大切なのは、更生されている方や更生しようとされている方を見守ることであって、叩くことではないと思います。

 そんなことを考えていたら、アメリカ・カリフォルニア州の矯正更生局と州立大学が提携して刑務所内での大学教育プログラムを進めているというニュースを見つけました。今年が1期生で25人が卒業だそうです。

 大学を出ればいいというものでもないですが、何かで結果を出せると自信を持てます。アメリカは黒人差別とか問題も多い一方で、いい面もありますね。10月9日付の日刊ゲンダイは、「過去にやってしまったことを変えることはできません。私にできることは、これから自分が行うことを変えることだけなんです」という卒業生の言葉を紹介しています。

 日本にも自分を変えられるチャンスがもっとあったらいいのですが、過剰な暴力団排除など、残念な事例しかありません。

 たとえば、この夏に倒産した九州の設備工事会社はお気の毒すぎました。

 会社の社長さんが暴力団関係者と密接交際をしていたと福岡県警が公表したことで、メインバンクが口座を凍結、それから2週間で倒産しています。従業員さん76人が路頭に迷い、取引先約200社に対する負債は約30億円だそうです。県警としては、「暴力団員と付き合うからだ」ということなのでしょうが、ちょっと被害が大きすぎますよね。

 また、社長さんは「相手が暴力団関係者とは知らなかったが、警察の取り調べに知っていたと答えてしまった」と釈明しているそうです。もう少しソフトランディングは図れなかったのでしょうか?

 再就職先を探そうにも、「ハンシャ(反社会的勢力)の会社の人」に認定されてしまうとアウトですから、十数社に断られた方もいるそうです。元従業員さんたちが元社長さんに文句を言っても、「泣き声で謝るばかり」だったとか。

 「ヤクザとごはんを食べたっていいじゃないか」とは申しませんが、死屍累々すぎます。これこそ国会で問題にしていただきたいレベルです。排除する前に更生を支援し、更生している元ヤクザの皆さんを温かい目で見守る体制づくりが必要だと思います。

藤木由貴“実家グラビア”写真集! 激レア特典付き限定200部オークション開催

藤木由貴“実家グラビア”写真集『沼津の由貴』オークションで限定200部発売!

 女優でモデルの藤木由貴さんが3rd写真集『沼津の由貴』を発売する。沼津出身の彼女が、思い出の地を巡りながら素顔を覗かせ、不意に大胆な姿を見せている写真集です。

 特に貴重なのは実家でのグラビア。生まれ育った自分の部屋や一家を支えた1階の工場、ゴーヤの伸…

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中学受験を毛嫌いする担任に「勉強漬け」と言われ……『二月の勝者』は将来が心配!?

“親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 中学受験関係者の間では今、日本テレビ系列で放映中の連続ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』が話題。塾の先生たちも注目しているようで「当たらずとも遠からず」「いやいや、なかなかにリアル」などという感想を多く耳にしている。

 その原作マンガ(高瀬志帆作)の中に「なんで『勉強ができる』って特技は、(中略)褒めてもらえないんだろうね?」という台詞がある。つい最近、筆者が受けたお悩み相談はこの台詞を思い出すものであった。

 勇人くん(仮名)は6年生。活発な男の子で好奇心旺盛。幼い頃から利発で、3歳頃には平仮名もアルファベットもマスター。記憶力もよく、それこそ「一を聞いて十を知るタイプ」らしく、親も期待を寄せての中学受験組である。

 勇人くんの小学校では受験組は少数派で、多くの子たちは地元公立中に進学するそうだ。しかし、特に受験組・非受験組に軋轢はなく、みんな、普通に仲良し。事実、勇人くんは5年生までは塾も学校も大好きで、受験組、非受験組関係なくクラスメートとも仲良くしていたという。

 ところが、6年生になり、担任の先生が代わった途端、雲行きが怪しくなってきたのだそうだ。明らかに中学受験組と非中学受験組との間に見えない溝が広がっているとか……。勇人くんの母である希美さん(仮名)はこう話す。

「とにかく担任が最悪なんです。中学受験に恨みがあるとしか思えないんですよ」

 中学受験塾Sの最上位クラスにいる勇人くんにとっては、今の学校の授業は苦痛の時間。わかりきっていることを延々と演習させられることも、同じ漢字を30回も書かせられることも、うんざりする原因になっているという。

 希美さんが問題視する点は、出された課題を正答しても、勝手に次の単元に進むことも許されず、そもそも先に正答を発言することはご法度だということ。これは「有能アピール」に当たるらしく、担任から忌み嫌われる行為なのだそう。

「担任は何かにつけて『塾に行っているからって偉いわけじゃありません』とか『わかっていない子の立場に立って待っててあげなさい』とか言うそうです。わけがわかりません。勇人も『いや、一度も偉そうにしたことはないし、わかってない子をバカにしたこともないんだけど……。考えられるとしたら、あまりに退屈な時間なのでボーっとしているように見えるってことくらい?』と言うくらい先生への対応に苦慮しているようなんです」

 4年生と5年生の担任の先生は「勇人! オマエが黒板に立って、みんなにわかりやすく講義してやれ! 勇人なら、わからない子にどうアプローチする?」と言われることも多く、理解している子にはさらに上のレベルの問題をドンドン出してくれていたのだそうだ。

「受験勉強が本格化してきた4年から、そういう担任の先生に当たったので、勇人も私もそれが普通だと思っていたんです。ところが、今の担任は、中学受験組が授業中に手を上げても一切、無視だそうです。おかげで、すごく雰囲気がいいクラスだったのに、微妙にシラけているんですよね。最終学年になって、こんな“ハズレ先生”に当たるとは思ってもみませんでした……」

 希美さんの怒りは担任の先生との直接対決で沸点に達する。

「こないだPTAの役員会で学校に行った時に担任の先生にお会いしたんです。そしたら、先生がわざわざ私に近付いてきて、こうおっしゃったんです。『S塾に行かれているそうですが、小学生が勉強漬けとはいかがなものかと思いますね。将来が心配です』と。確かに勇人は勉強していないとは言いませんが、本人にはどうしても行きたい学校があり、そこを目指して頑張っているんですよ。学校で授業妨害をしているわけでもないのに、なんで、こんなことを面と向かって言われないといけないのか……。応援してくれなくていいから、せめて邪魔しないでほしいです」

 中学受験組を目の敵にしているとしか思えない先生は少なくはなっているが、少数派ながら存在し続けていることも事実。たいてい、過去に中学受験組の子どもが生意気な態度を取ったとか、行事に非協力的であったとか、受験直前の1月に長期で欠席したというような「負の記憶」を抱えているように感じる。

 そんな憤慨するできごとがあったばかりの希美さんだが、ちょうど、その日に勇人くんが発した疑問には考えさせられたという。

「Bくんって足が速い子がいるでしょ? Bくんが、こないだサッカーでスカウトっていうの? そういう対象者に選ばれたんだって。Bくんは教室でもボールの練習を欠かさないし、サッカーに賭ける情熱はホントすごい。で、担任の先生は皆の前でBくんのことをめちゃくちゃ褒めたんだよ。それはいいんだけど、同じように一生懸命やっていることなのに、サッカーなら良くて、勉強はなんでダメなのかな?」

 時に大人は子どもに対して運動を頑張ることは正しくて、勉強を頑張ることはかわいそうなことだと否定する。サッカー少年に「サッカー漬けでかわいそう」とは聞かないが、中学受験生は「勉強漬けでかわいそう」などという言い方で、その批判をまともに受けることが多い。

 勇人くんが指摘するように、何かに頑張るのはスポーツでも勉強でもすごいこと。自分自身のレベルを上げていきたいという目標を持てるのは幸せな生き方だ。変な先入観を持つのは、きっといつも大人のほうなのだ。

日曜劇場『日本沈没』第2話、視聴率15.8%で好調維持も……「見るのしんどい」「不安」と視聴者は恐怖感!?

 小栗旬主演のTBS系「日曜劇場」枠ドラマ『日本沈没―希望のひと―』の第2話が、10月17日に放送された。世帯平均視聴率は15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、初回の15.8%とほぼ同じ数字を記録して好調を維持。そんな中、ネット上では「ドラマと現実がリンクしすぎ」と驚きの声が続出した。

 同作は、1973年に発表された小松左京のSF小説『日本沈没』(光文社文庫)を現代の設定に合わせて実写化。第1話のラストでは、政府が推し進める地下エネルギー発掘システム「COMS<コムス>」によって、“関東が沈没する”と主張する風変わりな地震学者・田所雄介(香川照之)の予言通り、伊豆沖にある日之島が沈没してしまう衝撃の展開が起こった。

 続く第2話では、環境省の官僚で、COMSの取りまとめを行った「日本未来推進会議」の一員・天海啓示(小栗)が対策を行うべきだと主張するも、政府に協力する物理学者・世良徹(國村隼)は沈没の可能性を否定し、真っ向から意見がぶつかることに。そんな中、天海はある企業との癒着疑惑が週刊誌で報じられ、謹慎させられてしまう……という内容だった。

「なお、第2話も田所が“1年以内に関東沈没が始まる”と予言する、衝撃のラストを迎えました。ネット上では『スケールが大きくて面白い!』『原作あるのに、全然先が予測できない。さすが日曜劇場』などと絶賛する声もありますが、『現実とリンクしすぎてて、見るのがしんどくなってきた』『本当に日本が沈没しそうで不安になってきた』といった、恐怖感を覚える視聴者も多い」(芸能ライター)

 というのも、8月13日に海底火山・福徳岡ノ場で大規模な噴火が発生、翌日の14日にも西ノ島が約1年ぶりに噴火するなど、今年は小笠原諸島で火山活動が活発化。さらに、10月7日には関東地区で最大震度5強の地震が観測されており、まるで『日本沈没』が現実になっているかのような事態が多発しているのだ。

「もともと、日本がパニックに陥るような内容のドラマをコロナ禍で放送することに対して、ネット上には『今はこういう暗いドラマは見たくない』『このご時世に放送するものか?』といった、否定的な声も少なくなかったんです。現実とドラマがリンクすると臨場感が出る一方で、視聴者はより一層、不安や恐怖を覚えてしまうかもしれません」(同)

 なお、本作で地震学の監修を務める地震学者・山岡耕春氏は、TBSの取材に対して「日本が沈没することはあり得ない」と断言している。しかし、実際には起こり得ないことだとわかっていても、不安を感じて視聴をやめる人はゼロではないだろう。次回以降の視聴率に影響が出なければよいのだが……。

【アラフォー婚活ルポ】42歳、結婚前提の彼と破局! また婚活再開しなきゃ……

――合コン歴20年以上、累計回数2,500回以上、30代なかばに乳がんで闘病するも、現在は絶賛婚活中のライター・漫画家の白戸ミフルが「アラフォー婚活」の実体験をほぼリアルタイムでお届けします! アラフォー中の結婚は成就するのか……!? 

【前回まで】

 42歳同士で結婚を見据えた交際を始めた私たち。しかし、互いに多忙な日々を過ごし、1カ月も会わない生活が続いていた。話し合いをして、今後はしっかり連絡を取り合って、関係を深めていこう、となったけど、心はモヤモヤ……。私、彼のこと好きなのか? ただ結婚できそうな相手だから付き合ってるだけ?

第76話
「42歳、結婚前提の彼と破局! また婚活再開しなきゃ……」

――続きは10月27日公開!

『真犯人フラグ』の犯人は公式サイトで一目瞭然? “3番目の男”に視聴者がザワつく理由

 24日に第3話が放送される西島秀俊主演の日本テレビ系ドラマ『真犯人フラグ』。総勢30名以上のキャストが登場する、2クール連続放送のノンストップ考察ミステリーだ。初回から衝撃の展開が続き、SNSやネット上ではさまざまな考察がなされ、盛り上がりを見せている。

 同作は、ある日突然妻子が姿を消し、世間から疑いの目を向けられることになってしまった相良凌介(西島)が、真実を暴き家族を探…

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デヴィ夫人、“ヒグマ”を口笛で呼ぶ行為に批判噴出! 日テレ『イッテQ!』ロケに「危険行為」と指摘相次ぐ

 10月17日に放送されたバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にて、出演者のある行動がネット上で批判を浴びている。

 今回は「デヴィ夫人の死ぬまでにやりたい10のコト」と題して、番組のレギュラー出演者であるタレント・デヴィ夫人のリクエストに応える企画を放送。北海道・知床半島で、“クマが鮭をキャッチする光景”を見に行くという内容だった。

「タレントの出川哲朗も同行し、2人は船に乗って海から“クマの鮭キャッチ”を見に行くことに。初日は目撃できなかったものの、2日目は2人の目の前に子連れのクマが現れ、鮭を捕まえる場面が無事カメラに収められました」(芸能ライター)

 一方で、視聴者から問題視されたのは、2人が岩尾別温泉に移動していたシーン。ロケバスで山道を進む途中、道の脇にヒグマがいたのを発見したデヴィ夫人は、窓を開けて口笛を吹いて呼び寄せようとしたものの、反応せず。「口笛を吹いても、クマは近くに来てくれません」というナレーションが流れていた。

「この場面について、ネット上では『野生のヒグマにちょっかいを出すのはよくない』『デヴィさん、ヒグマの恐ろしさをわかってないの? スタッフもそれをお笑いにしようとしているし……』など、“危険な行為”だと指摘する声が続出。中には、『この番組を見て、“ヒグマはかわいい”と勘違いする人が出そう』と懸念する視聴者も見受けられました」(同)

 実際に今年に入ってから、北海道ではヒグマの襲撃事件が増加。6月には、札幌市の住宅地にヒグマが現れて4人の負傷者を出した事件が、全国的に報じられていた。

「10月18日配信のニュースサイト『FRIDAYデジタル』では、8月にヒグマの被害に遭ったという牧場長の男性が、その実態を告白。7頭の牛が襲われたといい、『損失は総額250~300万円』と明かしたほか、放牧できない牛が増えたことによって『餌となる牧草を買わないといけないので、1000万円くらいかかります』と嘆いていました。このようなクマの被害を知っている視聴者が『イッテQ!』に疑問を抱くのは当たり前でしょう」(同)

 デヴィ夫人はもちろん、それを笑いに変えて放送してしまった番組サイドも、現状の認識が甘すぎるのではないだろうか。

西郷隆盛の“不思議ちゃん”な行動の意図──「まだ戦が足りん!」発言や突然の渋沢邸訪問にあった真意とは

──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回は続きを読む