「小室圭さん結婚会見拒否」の誤報をスルー! バッシングと自己保身の「女性自身」に見るマスコミご都合主義

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 10月、新ドラマが続々だが、今のところダントツで今後が期待できそうなのが、吉高由里子主演の『最愛』(TBS系)だった。初回での怒涛のスピード展開、謎がてんこ盛りのサスペンスにドキドキワクワク。そして恐怖もフツフツ。最後はきっと泣かせるのだろうと思わせる重厚感。今後が楽しみだ。

第574回(10/14〜10/19発売号より)
1位「小室圭さん 『私も中傷被害者』――結婚会見で金銭トラブル釈明拒絶」(「女性自身」11月2日号)
2位「新田真剣佑 “先延ばしにされ続け…”いまだに遺骨に会えぬ日々」(「週刊女性」11月2日号)
3位「神田うの 今度は『750万円ピアス盗られた!』“2度目の裏切り”に悲嘆!」(「女性自身」11月2日号)

 またしても申し訳ないが小室圭さんネタだ。だって世間も、テレビを筆頭とするマスコミも、もちろん女性週刊誌も、ますますバッシングをエスカレートさせているから。その急先鋒でもある「女性自身」の論調が、ますますひどいものになっているから。

 そもそも「自身」は小室さん帰国後の10月12日号で、「小室圭さん『結婚会見には出ない!』『呆れた逃避癖で』眞子さま単独釈明へ」と題し、“逃避癖のある小室さんが会見を拒否する”と非難していた。会見では金銭トラブルに関し、まともな説明ができる状況になく、会見出席に乗り気ではない。また眞子さまに対して記者は厳しい質問はできないだろうから、眞子さまも小室さんを守るために単独会見も辞さない、と。

 もちろん現在、これは大誤報だと明らかになったわけだが、しかし、これが今回のマスコミ報道の実態でもある。勝手に推測したフェイク(虚偽の事実)をもとに、バッシングを展開する――。さらにそんな誤報をしても「自身」はその後、謝罪することも訂正することもなく、記事そのものをスルーするように重ねて小室バッシングを続けているのだ。

 もちろん今週号もそうだ。眞子さまの単独会見をぶちあげながら、一転「二人そろっての会見は眞子さまのご希望だという」といけしゃあしゃあと解説した上で、今月26日に予定されている会見についてもケチョンケチョン。たとえば国民の批判を考えた秋篠宮さまが、皇室関連の使用を許さず、会見を自腹で、そして高額な民間ホテルで行うしかなかったのに、そんな事情と矛盾する揚げ足取りとしかいいようのない、こんな批判を繰り広げている。

「皇室ではなく“小室夫妻”主催の会見となれば、もはや宮内庁が会見での発言を事前に指示することはできないでしょう。
 小室さんがいまさら、国民の“納得と祝福”を求めて釈明するとは思えません。(中略)
 むしろ“私こそが中傷の被害者”と、堂々と主張する可能性も否定できません」

 まるで小室夫妻が自分たちの主張をするために会見を開くと批判する「自身」。何をか言わんやだが、さらに“中傷の被害者”というのも、これまた事実だが、しかし「自身」はそうは思っていないらしい。いや、そう主張されて自分たちマスコミが窮地に立たされるのを恐れているか。

 一方、自己保身も忘れない。

「眞子さま同席の会見ですから、小室さんを追い詰めるような質問は難しいでしょう」
「眞子さまが隣に座られる以上、記者たちは小室さんへの厳しい追及を控えざるをえないでしょう」

 バッシング報道に反論することが不可能な立場だった小室さんだが、いざ、会見で口を開くとなると、会見前にもかかわらず自分たちの弱腰をエクスキューズ。さらに海外メディアが日本国民やマスコミに疑問を投げかける記事を掲載したことを受け、反省するどころか「小室さんにとって、会見の場は海外に自分たちの存在を知らしめる、絶好のチャンスになるかもしれません」だって。完全なる言い訳だが、これだけバッシングに勤しんできたのに、なんとも情けないというかご都合主義というかクズというか。

 そしていよいよ来週26日、どんな展開が待っているのか。超超注目だ。

 やはり泥沼化してしまうのか。千葉真一(本名・前田禎穂)がコロナで急逝して以来、その遺骨や墓をめぐっての報道が盛んになされている。千葉の遺骨は、今回の喪主であり、野際陽子との間にできた長女・真瀬樹里さんが納骨までしばらく預かることになっていた。そして千葉県内にある前田家の先祖代々の墓に納骨されるとみられていた。

 しかし、ここで登場したのが千葉さんを支援してきたOさんという女性。この女性は生前に千葉と話をした上で、別のお墓を購入していると主張したのだ。これに親族や関係者も困惑しているというものだが、その後、Oさん、樹里さん、そしてアメリカから帰宅した長男である新田真剣佑を交えて、なにやらきな臭い方向へ。さらに千葉が生前改宗していたという証言も浮上、遺骨をめぐってトラブルに発展しそうな雲行きとなっていた。

 そして今回の「週刊女性」報道を超簡単に要約すると、遺骨を持っている長女の樹里さんが長男の真剣佑にそれを渡そうとしないというのだが、その論調、トーンは樹里さんを批判し、真剣佑に同情・擁護するというもの。そして問題のOさんだが、記事には登場すらせず、その存在は“なかった”かのようだ。

 相次ぐ報道に対し2週間ほど前、千葉の所属事務所は親族間のトラブルは一切ないとコメントしているが、その後も今回の「週女」のように一方を悪者にしたいような、なにか思惑のある情報戦のような記事が出る現状――。 

 今後もまだ波乱がありそう。

 この人のトラブルはなぜか笑ってしまう。神田うのが事務所で身につけていたピアスを外して机に置いたら、その片方がなくなったという。そのピアスは3カラットのダイヤで作られた特注品であり、片方のお値段だけで約750万円! すごい。神田うの、まだまだバブル! とまずは感嘆。しかも、それが盗まれた。現場にいた女性スタッフに。

 神田は2015年にもベビーシッターに高級バッグやジュエリー約3,000万円なり! を盗まれ大きな話題になった。そしてまたもや――。本人は憔悴しているというが、もし金銭に困った人が高価なものを目の前にされれば“間違えを誘発される”こともあるかもしれない。神田の2度のジュエリー窃盗、今後はきちんと管理してほしい。これ以上犯罪を犯すひとを出さないためにも。

乃木坂46星野みなみ、活動自粛でレギュラー番組が大パニックも東京ドームライブには出演する?

 熱愛報道により事実上の活動休止となっている乃木坂46の星野みなみ。そのことで、レギュラーだったNHKのラジオ番組『らじらー!サンデー』の出演メンバーが安定しなくなっているという。

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「俺をモデルに」前田敦子&勝地涼の“離婚ネタ”解禁の指南役はまさかのあの人だった!?

 元AKB48で女優の前田敦子が10月13日、都内で行われた自身初のフォトエッセイ『明け方の空』(宝島社)の刊行記念イベントに出席。今年4月に離婚した元夫で俳優の勝地涼との現在の関係性について言及した。

「交際4カ月のスピード婚からの電撃離婚で世間を騒がせた2人ですが、前田によれば、子どもと3人で出かけたり食事をすることもあるようで、現在は『仲良しなお友だち』『親友』だと表現。…

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ズボラ育児を、姑が「意識高い」自然派育児と勘違い!

 物事を自分の辞書で翻訳する、という経験は誰しもあるでしょう。理解を深めるため、身近に感じられるように、自分を納得させるため。いろいろな理由がありそうです。最近では、現代の常識やビジネス視点で語られる、昔話や神話などもよく見かけます。それらには笑いや学びがあるものの、見ていて困惑してしまうのは、発達障害を当事者以外の人が「ギフテッドの天才!」とタグ付けしたり、「宇宙から来た、地球を救うための魂である」などと壮大なスケールで語ったりすること。ほかにも、トラブルを「魂の修業のため」「自分の人生に必要なことだった」という精神世界解釈で納得させるというのもよく見かける言説です。

 今回は、そんな「超解釈」が思わぬ助けになったという体験談をお届けしましょう。お話してくれたのは、元・自然派沼の住人、S子さん。30代、2児の母です。

 自称「ただのズボラ」な育児を、「意識高い自然派育児」として解釈し、ほめちぎってくれるのは姑。姑は元教師で破天荒な自由人、そして「宗教やトレンド的な趣味など、とにかく何かにハマっていたい人」なのだとか。

S子さん(以下、S子):姑がハマっていた宗教に個人情報を流されるなど、トラブルがあったので一時期疎遠になっていたのですが、少し交流が復活するようになると「無農薬だから」が口癖になっていることに気づきました。そのころの私も、子どもの生活用品や食べ物は自然なものにこだわっていたので共感できる部分も多く、ある意味姑と仲間意識が芽生えたかもしれません。宗教でのいざこざはあったものの、子どもにむやみやたら市販のお菓子を食べさせようとする他の親類より、よっぽど安心して付き合えました。

 ところがその後、第2子が生まれると、子どもをふたり抱える生活の大変さから、S子さんは脱・自然派。「ていねいな育児」もすべて投げ捨てたと言います。

S子:2子がやんちゃすぎて大変で、こだわりの自然派生活なんて優雅なことをやっていられなくなりました。知育遊び? 体力づくり? 食べたものが体をつくる? そんなこと考えているゆとりは、まったくありません。ところが「ズボラ」としか言いようのない私の育児を見て、姑がこんなことを言い始めました。

 以下、S子さん姑のコメントをまとめてみました。

脳も活性化する裸育児
▼S子さん視点

1歳半の2子は裸族。服はもちろんおむつすらつけさせてくれず、追いかけ回し、叱る毎日に限界。結果、裸で放置することに。当然靴も履いてくれず、すぐに素足で脱走します。

▼姑コメント

裸育児は素晴らしい! 刺激を全身で受け止めることができるのよ! そして素足で感覚が鍛えられているからこそ、この体つきで運動能力……(うっとりしながら)。S子さんの子育ては、本当に徹底してますね。

▼ノジル補足

「裸育児」とは、赤ちゃんは裸が大好きで、裸でいると脳の発達にいいことだらけ! と謳われる育児法です(Sさん姑の言う裸育児が何を指すかは不明)。裸育児を推す育児書のトンデモっぷりは過去に当連載でも取り入れたことがあり、さらにこれを取り入れている幼稚園のHPを見ると、「健康に付随するあらゆる能力がぐんぐん伸びた」「開放的、寛容、明朗な性格になる」「親の過保護から解放される」「病気に対する抵抗力が出来た」「病気をしても回復が早くなった」「小児喘息が治った」といった怪しげな効果効能が書かれていることからも、だいぶ「信仰」が入っている気配が伝わってきます。

体幹を育てる育児
▼S子さん視点

裸族であると同時にとにかく落ち着きがなく、ひとときもじっとしていいられない2子。家の中でもテーブルにぶらさがったり、ソファから飛び降りたり……(ため息)。

▼姑コメント

体幹ができているのよ! 背筋もバッチリ! しっかり体を作る遊びをさせていて素晴らしい!(スタンディングオペレーション)

▼ノジル補足

特に自然派のあいだでは「現代の子どもは姿勢が崩れている。それは体幹が弱いからだ」という主張がよく見られ、野外で遊ぶ場所の少ない現代の環境だけでなく、抱っこ紐などの便利育児グッズが原因として批判されることも多々あります。そこからいかに体幹を使う遊びをさせるか~といったアドバイスが登場するものの、そんなにがんばらなくても子どもってほっとけばサルみたいに全身で遊び回るよね~というのが個人的な実感です。

私の孫は左利き
▼S子さん視点

長女に使っていた教材を引っ張り出して遊んでいた姉妹。ふたりとも、現時点はどちらかというと左利きかな……? という程度なのですが。

▼姑コメント

両方の脳を使えているわああ~! そんなふうに育てたのね……すごい!

▼ノジル補足

「左利きは右脳と左脳の両方をバランスよく使えている」とか「天才が多い」とか、いろいろなことが言われておりますね。脳科学をウリにした幼児教育メソッドでも、利き手がどうとかよく言われますが……正直乳児のうちって、ハサミやお箸、えんぴつなど日常の道具をスムーズに使えるように見守るだけでも結構大変です。右脳や左脳まで考えて訓練まで取り組めるご家庭は、相当意識高そうです。

アーシングで電磁波放出
▼S子さん視点

さほど遠くない義実家ですが、子どもをふたり連れてこまめに顔を出すのは、このうえなく億劫。だからコロナ禍を言い訳に「人の少ない場所を選び、休日はいつも海や山で過ごしているものですみません~」とごまかしている。

▼姑コメント

アーシング!! 裸&素足で大地とつながる、素晴らしい育児よ!

▼ノジル補足

アーシングとは素足や素手で大地と触れ合うことが、地球のエネルギーに触れるこであり、人間にとって必要なことであると考える健康法です。太古の昔から人間は大地と触れ合ってきたのに、現代の生活ではビルや衣類で大地と断絶され、常に電磁波を放つ機械を身に着けている。体内の電気を放出させるためにも、地面と触れ合いましょう~というお説です(これを聞くたび、ラピュタの「土から離れては生きられないのよ」を思い出してしまう)。そこからバッチリ商売に誘導され「アーシングマット」「アーシングシューズ」など、いろいろな謎グッズが販売されています。自然の中で過ごすのは普通にいいものですが、あれこれいわれるとめんどくさくなりますね。

ヴィーガンは、感性が研ぎ澄まされている証!?
▼S子さん視点

長女は肉や魚をまったく食べてくれず、ひょろっとした体型をしています。実母から「もっと肉を食べさせない」と小言を言われるレベルで……。

▼姑コメント

動物性の食品を食べないのは、ここまで丁寧に味覚や感覚を育ててきたからよ! 長女ちゃんが肉を食べないのは、ヒトに合わないって本能的に分かっているのよ。私もプラントベースに切り替えたいけど、職場で給食があるからどうしてもねえ~。

▼ノジル補足

子どもの偏食は気にしすぎなくて大丈夫! であるようですが、病気・体質以外の理由で、親の思想による意図的なヴィーガン食だけはダメ絶対! 

*     *     *

S子:そのほかいろいろありますが、姑は基本体育会系の経歴なので、それと自然派が相まってストイックな生活を喜びがちです。さらに舅も一緒になって、「自作のオーガニックハーブティの味を、子どもたちはわかってるぞ!」と喜んでいる始末です。まったく違うわ!と思うものの、私の親が裸族で落ち着きのない子どもたちを見て「恥ずかしいからやめさせなさい」とか嫌味っぽく、私の育児を非難してくるんですよね。だから方向はややアレなのですが、義実家が肯定してくれることそのものはうれしく、育児で疲れた心も軽くなりました(笑)。

 これまで、「身内が過激自然派」というエピソードではどれもシリアスで、聞いているほうも心が削られるものばかりでしたが、こんなやさしい(?)世界を生み出すケースがあったとは。

S子:姑は破天荒というか、ガサツなんですよ。私が言うのもなんですが。以前は断捨離にハマり、物がない家に憧れた結果、炊飯器をはじめとする調理器具も捨ててしまい「サトウのごはん」を食べる生活をしていました。かと思えばガランとした家の壁が枯れ葉だらけになっていて、よく聞いてみるとハーブを作っているとの話。夫は過去に痛い目にあったのか、「俺の実家で出されるものは絶対口にするな!」といつも言っています。また、自然生活の延長なのか、最近ではカマキリの卵を家に持ち込みテレビの裏に放置して、大量の卵が孵ってしまう事件もありました。それは舅がさすがにブチ切れ、掃除機で赤ちゃんを吸ってたそうですが……。近所の子どもたちから、「猫ババア」と呼ばれています。いわゆるエサやりおばさんだったようですが、最近では家猫にすべく、せっせと勝手口で餌付け中です。

 要はS子さんのズボラも容認できる、共通点があったということでは……という気がしなくもありませんが、心温まる平和(カマキリ事件は除く)なお話をありがとうございました。ちなみに姑のコメントがところどころ敬語なのは、宗教トラブルでの確執が微妙に残っているからだそうです。

 最後にひとつだけ、このエピソードの注意点をお伝えしておきましょう。S子さんが姑翻訳をほどよくうまく受け止められるのは、自身が元自然派沼の住人で、姑の語るそれがどういうものかをよく知っているからです。もしよく知らずにいたら、褒められた喜びから興味を持ちはじめ、一緒に自然派育児の沼へ入り込んでいた可能性も大いにあるでしょう。スピリチュアル教祖様にのめりこんだ体験談でも、肯定感を手軽に与えてくれたのがきっかけだという話もありました。

 今回はお互いの距離感も上手く作用し、平和な展開となったようでなによりです。

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ドラマ『二月の勝者』、金で「不可能を可能にする」のは受験だけではない【最強最悪の中学受験塾講師!痛快人生攻略ドラマが始まる!】

 中学受験をリアルに描く連続ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系/土曜午後10時~)の放送が10月16日にスタートした。原作は、2017年12月から「週刊ビックコミックスピリッツ」(小学館)で大ヒット連載中の同名漫画。

あらすじ

 第1話(サブタイトル「最強最悪の中学受験塾講師!痛快人生攻略ドラマが始まる!」)では、中堅中学受験塾「桜花ゼミナール吉祥寺校」の新校長に、スーパー塾講師の黒木蔵人(柳楽優弥)が赴任する。黒木は大手中学受験塾「ルトワック」から、合格実績の振るわない桜花を立て直すべく迎えられたのだ。

 保護者や新6年生の生徒たちに「全員を第一志望校に合格させる」と高らかに宣言する黒木。その一方で、桜花の塾講師たちには「合格のために最も必要なものは、父親の経済力と母親の狂気」であり、生徒の親は「スポンサー」「金脈」「金のなる木」「ATM」、塾は教育者ではなく「サービス業」「子どもの将来を売る場所」と言い切る。

 6年生からの入塾を考えるサッカー少年の三浦佑星(佐野祐徠)は、学校の成績はクラスで一番だが、桜花のオープンテストの結果は偏差値40の最下位。というのも、「中学受験模試の偏差値」は、首都圏の6年生の約2割にあたる中学受験生のみで算出される。

 その多くが4年生から塾に通い、5年生までに6年間のカリキュラムを終えた成績上位者。そういった子たちに混ざって受けたテストで偏差値40(一般の偏差値60に相当)が取れた佑星は、むしろ6年生全体の中では優秀なほうなのだ。

 とはいえ、中学受験とサッカーの両立は厳しい。サッカークラブのコーチを務める佑星の父は、小6の伸び盛りでサッカーを中断するのはもったいない、偏差値40ならサッカーを続けたほうが可能性があると中学受験に反対する。

 そんな父親に対して、佑星のサッカーの実力を「平凡」と評し、「凡人こそ中学受験すべき」と力説する黒木。サッカー人口から考えてプロになれる確率は0.1%もないが、中学受験で名門私立に入れる確率は10%。勉強はスポーツや芸術よりも努力のリターンが得られやすく、中学受験で受かれば15歳の「伸び盛り」にサッカーを中断しなくてよい、大学付属なら18歳での中断もなし、と説く。

 結果、佑星の父は「サッカーも勉強もやるのは本人」と考えを改め、佑星は正式に入塾した。実際にやるのは子ども。けれどお金を出すのは親。それも、多くは父親。そのことを見据え、黒木は佑星の父、つまり「ATM」を揺さぶったのだ。

 実は黒木は、オープンテストを受けた佑星に「解こうと粘ったのがよくわかる答案です。スポーツか何か長い期間取り組んできたものがあるでしょう。粘って頑張った経験のある人は受験でも強いですよ」と激励していた。

 佑星にかけた言葉も、黒木にとっては「新規顧客」を獲得し、父親という「ATM」から金を引き出す手段のようだ。それでも、期待をかけてくる父親の顔色をうかがいながら長らくサッカーに打ち込んできた、11歳の子どもである佑星にとって、自分個人に向けられた「自分のこれまで」を明確に肯定する言葉はうれしく、背中を押してくれるものとなった。

 黒木は桜花の生徒たちに「不可能を可能にする。それが中学受験です」とも語っていた。「中学受験」のドラマと聞くと、都会の一部の子どもたちの話と思いそうだが、親が経済力を使って子どもの「不可能」を「可能」にする場所は受験塾だけではない。

 たとえば、我が子をスイミングスクールに通わせる親は珍しくない。私もその1人だ。小学校の水泳の授業だけで泳ぎを習得するのは「不可能」かもしれないから、あえてお金を払い「可能」にしようとしている。

 スイミングは比較的親の負担が軽いほうだ。サッカー、ピアノ、バレエなどは、親のエゴであろうが子どもの意思であろうが、子どもがある程度の技術を習得するには、親も熱心にならざるを得ないだろう。

 スケジュール調整、送迎、係や役員の負担、関係者とのコミュニケーション、食事管理。自宅練習が必要なら子どもに促す。レッスンについていけているのか、適切な指導を受けられているのか、気を配る。「経済力」以外にも求められることがあるのだ。

 塾にしろ習い事にしろ、親がある意味自分自身の時間を犠牲にし、我が子をサポートする行為は、「教育熱心」を通り越して「狂気」に駆り立てるリスクが確かにあると思う。そして子どもは基本的に弱者で、親の価値観や状況次第で、自分の不可能を可能にする機会を得られるかどうかも左右される。

 我が子に少なからず期待を持ちながら子育てをしている親の立場からすると、黒木の過激な言動は、一言でいうと「だよね」というような共感を持って刺さるのではないか。「子どものやりたいことをやらせたほうが」「そこまでしなくても」とか、きれいごとを言われるよりずっと。

 『二月の勝者』は、現代の子育てで生じがちなジレンマをリアルに映し出していく。超現実主義の黒木はいかにして中学受験に挑む親子の「狂気」と対峙し、「勝者」へと導いていくのだろうか。

 次回の第2話は、退塾を希望する生徒とその家族の悩みを描く。

TBSの胸キュン枠が迷走中? 『婚姻届に判を捺しただけですが』公式サイトに現れた“新機能”とは

 TBSの新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』が、10月19日の今夜10時から放送開始される。ヒロインは清野菜名、相手役は坂口健太郎、原作は有⽣⻘春(ゆき・あおはる)による同名マンガ。独身を謳歌するヒロインが、ある事情から既婚者の肩書きを必要とするイケメン広告マンと出会い、偽装結婚を申し込まれるといったラブコメディーだ。

 火曜夜10時からのTBSドラマといえば、ラブストー…

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元ジャニーズJr.・山本亮太と稲葉光、“金銭トラブル”めぐり齟齬? 「笑って話せる仲に戻りたい」「もう一緒にやれない」双方の言い分は……【後編】

 ジャニーズJr.内ユニット「宇宙Six」の元メンバー・山本亮太と、かつて「MADE」として活動していた稲葉光の“辞めジャニ”2人の間に“亀裂”が生じていたことが判明した。稲葉は山本が4月に開催した舞台公演『Re:Born もう一つの物語』名古屋公演にゲスト出演するも、その際に承諾が交わされたという東京公演へのゲストオファーをキャンセルしたことで、金銭トラブルに発展。「サイゾーウーマン」がこの件について当人たちに取材したところ、双方から回答を得ることができたが、それぞれの言い分には齟齬が生じている。

「山本は、稲葉のドタキャンが原因で、会場のキャンセル費など100万円の損害金が発生したとして、支払いを求めました。結局、両者間で金銭のやりとりこそ発生しなかったものの、2人の間には深い溝が生まれ、今後一緒に活動をする可能性は限りなくゼロに近い状況に陥った」(制作会社関係者)

 一連のトラブルについて、山本に事実確認を求めると、「光のことを信じています」として以下の通り回答し、トラブルそのものを否定した。

「Re:Bornの追加公演は光をはじめゲストありきで進めていました。光も舞台に出たいと前向きに話しをしてくれており、4月16日の段階で追加公演にも出ると本人から承諾を頂きました。5月22日に光から突然『出られない』と連絡をいただき、『その理由を聞かせて欲しい』と伝えると、共通の知り合いであるある方から『横槍が入った』と説明を受けました。その横槍を入れたある方については光のマネージャーのKさん(※原文では実名)からも詳しく説明を受けています。それなら仕方がないとお互いに納得し、追加公演は諦めることになりました。このとき、光に『キャンセル料100万円だー』と愚痴ることはありましたが、請求をした事実は絶対にありません」(山本からのメールより、原文ママ)

 山本によると、稲葉の関係者が介入してきたため、当人同士のコミュニケーションが取れなくなってしまっているという。しかし、稲葉本人に対しては「ずっと昔からの仲間であり、唯一の相談相手だと思っています」「光は最後まで泣きながら一緒にやりたいと話をしてくれていました」「できれば本人と話をして笑って話せる仲に戻りたいと切に願っております」と、関係を修復したいという思いを吐露したのだった。

 対して稲葉のマネジメント担当者は、「特にお答えすることはありません」とトラブルについて否定も肯定もしなかったが、山本の主張について再度確認すると、あらためて取材に応じた。

「“横槍”という言い方には語弊がありますが、稲葉が業務提携するエージェントから、山本氏との共演に難色を示されたというのは事実です」

■稲葉は山本の「威圧的な言動に怯えていた」!?

 なお、詳細については「稲葉、山本双方や、ファンのためにも控える」ということだったが、金銭請求は「冗談ではなかった」と考えているという。

「山本氏からは『本来なら請求するものだった』『その後、費用が発生した場合は請求します』とハッキリと伝えられています。長年の付き合いである山本氏との縁を切る形になってしまい、稲葉が泣いていたことは事実ですが、『もう一緒にやれないという決断をした』ことに加えて、山本氏の『威圧的な言動に怯えていた』ことによる涙だと考えています」

 双方の言い分はこのまま平行線をたどりそうだが、匿名を条件に取材に応じた稲葉の知人も、現状では関係修復は不可能だろうと明かす。

「稲葉は最近になって新しいスタッフと出会い、ファンのために仕切り直して芸能活動を始動させようと、ようやく立ち直ったばかり。自分の口から、トラブルを広めるつもりはないでしょう。しかし、山本や江田とは『もう関わりたくないし、思い出したくもない』というのが彼の本心だと思いますよ」

 かつては同じジャニーズ事務所に所属し、互いに切磋琢磨していた両者。ほぼ同じタイミングで再スタートを切ったものの、わずか半年足らずで袂を分かつことになってしまったようだ。

山下美月は小悪魔じゃなくてイイ子!? 『乃木坂工事中』料理対決で見せた“神対応”

 小悪魔キャラでありながらも、しっかり気配りができるギャップがファンの信頼を勝ち取っている要因かもしれない。

 10月11日から、濱田岳主演のドラマ『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)がスタート。濱田と乃木坂46メンバーの山下美月のラブシーンが話題を呼んでいる。

「『じゃない方~』は濱田演じる既婚者と、山下演じる魔性の女子大生との不倫を描いたコメディ。第1話では、…

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関ジャニ∞・横山裕、“気遣いエピソード”に安田章大が困惑!? 過去に断れなかった「勝手なお願い」とは?

 関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞クロニクルF』(フジテレビ系)の10月18日放送回は、新企画「KTカード」を実施。横山裕の“気遣いエピソード”が明かされた。

 今企画は、関ジャニ∞イチ気を使う横山と、女性芸人随一の気遣い屋であるお笑いコンビ・蛙亭のイワクラが、テーマに合わせた自身の気遣いエピソードを披露。より気を遣いすぎだと思ったほうを支配人の安田章大が判定するというルールだ。

 まずは、イワクラが「電話・メール」をテーマとして、「連絡先を交換した人からメールをもらって返事をする時に“!”をつけるかどうか迷って3時間くらいかかってしまう」と告白。このエピソードに横山は「確かにちょっとわかるわ」と共感し、「例えばこっちから“今日はありがとうございました”みたいなのを送った時に、スタンプで返ってきたら、もうその人にはLINEできんわ」と、“返事が面倒なのでスタンプを返した”と思うのだとか。判定人の安田は「ちょっと待って。これ自分の見解じゃ追いつかんわ!」と困惑し、2人の会話は理解不能な様子。

 一方、横山のテーマは「食」ということで、焼肉屋に行ったときのエピソードを披露。店のサービスとして、自身が苦手な脂身の多い肉や、嫌いなキムチ、漬物を出されたものの、「お店の方のご好意なので、『ありがとうございます。めちゃくちゃおいしそうじゃないですか』って一応言うんですけど、(店員に)見えてない瞬間に弟に一気食いさせて……」と、店のサービスを断れないと告白。なお、この対決はイワクラの勝利となった。

 第2対決では、イワクラが「メイクさんに右眉を描いてもらって、左眉を描き忘れてるのに気を使って言えない」と告白。化粧道具を持っているのにもかかわらず、自分で描いたらメイクさんに失礼だと思い、左眉はそのままにしていたという。横山はまたしても「いやわかる、その気持ちわかる」と共感したが、やはり安田は「なんでわかるん? なんなんもう、異世界なんやけど」と戸惑うばかり。

 その後、横山は「電話・メール」をテーマとして、タクシーに乗った時のエピソードを披露。運転手の娘が横山のファンだったため、運転手が娘の携帯に電話して横山と話をさせようとしたが、「タクシー運転手からの勝手なお願いも断れない」とのこと。

 運転手の娘と話をした結果、「目的地着いて2,270円ぐらいだったんですけど、そしたらその運転手さんに『あーもう2,200円でいいです』って言われたの」と料金をおまけしてくれたものの、たったの“70円引き”だったため、「え、70円? と思って。言いたくないよ俺も。でもめちゃくちゃ悲しくなって……」と本音を吐露し、安田も「俺のメンバー横山を70円にすんなよ!」と笑いながらツッコんでいた。ちなみに、この判定は横山の勝利だった。

 この放送にネット上では、「横山くんも蛙亭イワクラさんも、意味がわからないほど気を使ってて疲れそう」「横山くんの優しいところ、大好きだけどね」「横山さんってめっちゃ気遣いの人なのに、メンバーにはほぼ気遣いしないの尊い」などコメントが寄せられていた。

西武・辻監督の「辞任一転留任」報道に関係者失笑の理由

 プロ野球・埼玉西武ライオンズの辻発彦監督が来シーズンも続投する可能性が浮上していることを12日から13日にかけてスポーツ紙などが一斉に報道した。一旦は今シーズン限りで退任すると報じられていたのが、話が二転三転する珍事。プロ野球関係者からは失笑が漏れている。

 2017年シーズンからチームの監督として着任した辻氏は、3年連続パ・リーグ4位以下だったチームをいきなりAクラスへと押…

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