『イカゲーム』パクリ論争の背景にある「なぜ日本のコンテンツは売れない!?」怨嗟の念

 Netflixオリジナル韓国ドラマ『イカゲーム』が世界的に大ヒットしている。日本でも多くのメディアや評論家がすでに取り上げており、ここで改めて解説の必要がないほどの盛況ぶりである。

 イカゲームに対する日本社会の反応として多いものに、「日本のマンガが原作の『賭博黙示録カイジ』のパクリではないか」というものがあるが、これは専門家たちも巻き込んで一部、論争化する気配を見せている。…

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西島秀俊&内野聖陽主演の人気ドラマが映画に! 同性カップルの日常を描いた劇場版『きのう何食べた?』鑑賞券プレゼント

 西島秀俊&内野聖陽がダブル主演する、劇場版『きのう何食べた?』が11月3日に公開されるということで、劇場鑑賞券を3名の方にプレゼントいたします! 本作は、累計発行部数815万部を突破した、よしながふみ原作の人気コミックの実写版。食を通して同性カップルの暮らしを描いた物語で、2019年4月期にテレビ東京の「ドラマ24」枠で連続ドラマ化を果たし、20年の元日にはスペシャルドラマも放送されました。今回の劇場版では、原作第8巻で描かれ、ファン人気も高い「京都旅行編」が描かれるそうです。さっそく詳しいあらすじを見ていきましょう!
 
 法律事務所で働く弁護士の“シロさん”こと筧史朗(西島) は、同居する美容師の恋人“ケンジ”こと矢吹賢二(内野)の誕生日に京都旅行をプレゼント。しかし、旅行中に起きたある出来事によって、2人の仲はギクシャクしてしまう。そんなある日、シロさんは仕事帰りに、ケンジが見知らぬイケメン(SixTONES・松村北斗)と仲睦まじげに歩いているところを目撃。動揺するシロさんは、ケンジにイケメンとのことを聞くことができず悶々とする中、友人の小日向大策(山本耕史)から、恋人の井上航(磯村勇斗)がいなくなったと相談を受けて――。

 深夜ドラマながら、Twitterの世界トレンド1位を記録するなど、ネット上で大きな盛り上がりをみせ、「第16回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」作品賞、「第101回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」最優秀作品賞、「東京ドラマアウォード2019」連続ドラマ部門優秀賞など、多くの賞に輝いた『きのう何食べた?』。映画版では、中江和仁監督や脚本家・安達奈緒子氏など、スタッフが再集結し、シロさん役の西島、ケンジ役の内野らおなじみのキャストも続投。さらに、新キャストとしてジャニーズからSixTONE・松村北斗が物語のカギを握る田渕剛役で出演します!
 
 シロさんとケンジのほっこりする日常や2人を取り巻く人間関係の機微を繊細に描き、物語に登場する料理のレシピも丁寧細に紹介されるこの作品。6日に都内で行われた映画の完成報告会では、西島が「テレビシリーズと変わらず、(史朗と賢二は)お互いのことを思いやり、おいしいご飯を食べて過ごしています」とコメントしていました。いろんな意味でおなかいっぱいにしてくれそうなこの映画を、ぜひ劇場でお楽しみださい。皆様からのご応募をお待ちしています!

※10月18日正午〆西島秀俊&内野聖陽主演の人気ドラマが映画に! 同性カップルの日常を描いた劇場版『きのう何食べた?』鑑賞券プレゼント の画像2

広瀬アリス、『エヴァ』庵野監督を知らない! オタクキャラ崩壊で“にわかの矢口”後継者に?

 今後の“キャラ”に悪影響が出そうな大失態となってしまったかも?

 女優の広瀬アリスが10月4日放送の『ネプリーグSP』(フジテレビ系)に出演した。

 広瀬は自身が出演する同日スタートの月9ドラマ『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』のメンバーと共にクイズに挑戦。「顔と作品名を見て映画監督を答えろ!」というコーナーで、広瀬に『シン・エヴァンゲリオン劇…

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バズレシピ【納豆キムチユッケ】で新米を爆食い! むちゃくちゃ食欲増進、完全な白米泥棒メニューだった!

料理がまったくできない主婦の私。料理は夫担当になっていますが、子どもが大きくなるにつれ、私も作らなアカンときに見舞われるように。まずはSNSで人気の簡単レシピから料理にチャレンジ!

今日のレシピ:【納豆キムチユッケ】バズレシピ・リュウジさん

 秋めいてきましたね。我が家には実家から新米が届いた。新米のうまさを最大限楽しめるレシピはないものかと検索していた時に見つけた、料理のおにいさんこと「リュウジさん」のバズレシピ【納豆キムチユッケ】。

 「作るのも食べるのも秒殺です。3分で出来る低糖質痩せおつまみ【秒殺酒泥棒ユッケ】」という動画を見つけた。低糖質に関しては全く知識のない筆者なので注目したのはそこではなかったのですが、今回はホカホカの炊きたて新米を【納豆キムチユッケ】で、がっつり食べてみることにしました。秒殺酒泥棒ユッケと書かれていたが、酒はもちろん白米も一瞬でなくなった食欲爆速にそそるレシピが完成したのでレポしていきます。

 材料はこちら!

・キムチ(日本産の甘めのもの)…120g
・納豆(小粒/タレ、辛子は除く)…1パック
・A[焼き肉のタレ…小さじ1強 ゴマ油…小さじ1 みそ…小さじ1/3 味の素…1ふり]
・卵黄…1個分
・万能ネギ、ゴマ、ラー油、焼きのり…適量

 料理手順はこちら

1)キムチを刻み、納豆、Aとボウルに入れてよく混ぜる。
2)器に盛って万能ネギ、ゴマを散らし、卵黄をのせてラー油をかける。好みで焼きのりに巻いて食べる。
(レシピは料理研究家リュウジのバズレシピチャンネルより)

 実際に作ってみましょう!

 材料を用意しました。キムチは甘めが良いそうです。画像には写っていませんが最後にトッピングする万能ネギ・ゴマ・ラー油も準備しました。最後にこちらをトッピングするだけで味がグッと締まるのでこの3品は本当にオススメです!

 キムチを刻んで、納豆とAの調味料を混ぜます。正直いってこの全体を混ぜた時の香りは、お世辞にも良いにおいとは言えませんでした。納豆とキムチが混ざるとこんな匂いがするのか……ちょっとショックでした。

 器に盛って卵黄をのせました。納豆キムチユッケ……めっちゃ簡単にできてしまった。万能ネギとラー油、ごま油もトッピングして完成!

 今回は、そのまんまユッケバージョンと、ご飯の上に乗せたバージョン、2つを食べ比べしてみます。ご飯バージョンには勝手に刻み海苔もトッピング。

 見た目は普通のユッケと何も変わりはない。しかし何度も言いますが、においは結構ショッキングな香りがします。

 ご飯にのせてないバージョンのユッケは、まだひんやりしています。

 食べてみました!

 ご飯にのせてないので、ユッケがひんやりして真夏に食べたくなります。なぜだろう……本当にユッケの風味がして食欲そそる。濃厚になった卵黄が納豆やキムチにしっかり絡みます。そこにきてキムチのシャキシャキ感は予想していなかった食感。

 ではご飯にのせたバージョンはどうでしょうか? こちらは期待していた「新米をおいしく食べる」を楽々クリア! めっちゃご飯が進みます。ユッケは冷たいほうがおいしいと感じるものの、納豆キムチユッケはご飯にのせても全然いける味。新米のネットリした旨みに、さらにネットリしたキムチと卵黄が絡んでラー油とごま油で食欲増進! 完全な酒、白米泥棒だった。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★☆(キムチは甘めが相性良し)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(混ぜて乗せるだけ1分で完成します)
子どもウケまたは夫ウケ:★★☆☆☆(子どもにはウケ悪し。主人受けは予想外に良かったです)

ニューヨークはなぜ最下位に沈んだか? 1年で激変したキングオブコント決勝の空気

 お笑いブームがいよいよ極まってきている。ただただ楽しく観るのもいいが、ふとした瞬間に現代社会を映す鏡となるのもお笑いの面白いところ。だったらちょっと真面目にお笑いを語ってみてもいいのではないか──というわけで、お笑いウォッチャー・タカ&ユージが気になる動きを勝手に読み解く!

決勝の空気を読みきれなかったニューヨーク

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アナウンサーのフリー転身はもう古い! TBS安住紳一郎は「取締役社長」を狙う?

 TBSで朝の情報番組としてスタートした『THE TIME,』。人気アナウンサーの安住紳一郎が司会を担当し、滑り出しは上々のようだ。

「初回の視聴率は、夏目三久さんが司会をしていた前番組『あさチャン!』の最終回よりも高く、TBSとしてはホッと胸を撫で下ろしているようです。10月7日の放送では、中継先となる系列局のCBC若狭敬一アナがズブ濡れで登場し、さっそくネットで話題となりま…

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東海オンエア・てつやと熱愛の峯岸みなみ、“文春砲”に本音! 優里のファンがヒカルに「感謝」するワケ【YouTube急上昇ランキング】

 24時間365日更新されるYouTubeの中でも、特に注目を集めるのが「急上昇」動画。ランキングを見てみると、芸能人や有名人が出演しているのに、意外と世間で話題になっていない“名作(迷作!?)”もチラホラあります。「見逃した!」なんてことのないように、急上昇No.1とおすすめポイントを毎週振り返っていきましょう!

9月27日~10月1日 YouTube急上昇ランキング 曜日別No.1

月:渡辺直美「【生配信】直美の刃、無限列車編 え?【6ヶ月ぶりの帰国】
火:優里「ヒカルさんと高級寿司を食べながら相談乗ってもらった
水:峯岸みなみ「【近況報告】指原さん家に、遊びに行った!!
木:本田圭佑「【必見】初コラボで本物と感じたDJ社長の世界観【Repezen Foxx】
金:オリエンタルラジオ・藤森慎吾「藤森がカジサックさんに誕生日凸!世界に一つだけのプレゼントを渡しにいきました。

東海オンエア・てつやと熱愛の峯岸みなみ、“文春砲”への本音

 元AKB48の峯岸みなみが、元HKT48・指原莉乃とのコラボ動画を公開。9月17日付ニュースサイト「文春オンライン」に報じられた、人気YouTuber「東海オンエア」のリーダー・てつやとの熱愛報道に触れ、ファンに「温かく見守ってください」とメッセージを送りました。

 峯岸といえば、2013年にGENERATIONS from EXILE TRIBE・白濱亜嵐との“お泊まり”が「週刊文春」(文藝春秋)にスクープされましたが、今回の報道について「『文春』っていう文化に久しぶりに触れて、びっくりしました」と本音を吐露。すると、自身も同じ経験があるという指原は、「正直(峯岸の)交際どうこうより、『文春』との向き合い方について聞きたいよ……」と、“追われる身”ならではのアドバイスを要求するなど、人気者ならではの苦労がにじみ出る動画となったようです。

 動画のコメント欄には、「体を張って全力で仲間を応援できるてつやが、みぃちゃんを選んだことにしっくりきた!」「てっちゃんがずっと憧れていたみぃちゃんとお付き合いしていると聞いて、とてもうれしいよ!」などと、2人の交際を喜ぶ声が寄せられているほか、「やっぱり何か公表するとき、さっしーが一緒だと心強い」といった、指原の“安定感”を褒める視聴者も散見されました。

 「優里ちゃんねる」で“毎日投稿”に挑戦しているアーティストの優里が、人気YouTuber・ヒカルとのコラボ動画「ヒカルさんと高級寿司を食べながら相談乗ってもらった」を公開。10月8日現在、チャンネル登録者数59.2万人の優里ですが、50万人までは順調に伸びたものの、最近は“伸び悩み”を感じているそうです。

 そんな優里に対し、ヒカルは「(アーティストが)ガチでYouTubeやるっていうのは、素晴らしいと思う」と評価した上で、「毎日投稿だから仕方ない弊害でもあるんだけど、1本1本が、ちょっと雑になってるのかな」と「優里ちゃんねる」の印象を伝えるなど、真剣にアドバイス。

 コメント欄には、優里のファンから「とうとうヒカルくんとコラボできる日が来たなんて! 的確なアドバイスもさすがですね」「ヒカルさん、優里くんのチャンネルがどうやったら伸びるのか、すごく真剣に考えてくれてうれしい」「いろんなアドバイス頂いて、これからの『優里ちゃんねる』楽しみです。ヒカルさんに感謝!」などと、ヒカルに好意的な書き込みが寄せられていました。

 オリエンタルラジオ・藤森慎吾が芸人の先輩であるカジサック(キングコング・梶原雄太)の自宅を訪れ、サプライズで41歳の誕生日を祝福。カジサックのユニフォームである“赤ジャージ”と“白タオル”の生地で手作りしたスニーカーをプレゼントし、カジサックを驚かせました。

 近頃、カジサックとYouTube上で頻繁にコラボしている藤森は、自身に「○○サック」の愛称をもらっていないことが不満だと明かし、カジサックは「森サック」を提案。過去には、藤森のほうから距離を置き、疎遠になっていた時期もあるという2人ですが、これで藤森は“カジサックファミリー”と認められたようです。

 2人の仲睦まじい様子に、コメント欄では「手の込んだというか、とても愛にあふれた手作りスニーカー、すごく素敵!」「素敵な友情に心が癒やされ、温かい気持ちになりました」「これからは、堂々と“森サック”を名乗ってくださいね!」といった声が寄せられていました。

氷川きよしことkiiちゃんが「婦人公論」で語る! “演じてきた別人格”と“私”の2つの表現と覚悟

 「婦人公論」(中央公論新社)の10月12日号が発売中です。表紙を飾るのは、萬田久子氏。リーゼントにしか見えない萬田氏が振り返りざまにガンを飛ばすかのような構図の写真で、書店でとても見つけやすくなっています。

 そんな今号の特集は、リーゼント・萬田と特に関連なさそうな「認知症 発症させない、悪化させない」。コロナ下で長引く自粛生活は「『認知症リスク』を高める」とし、予防法、症状との向き合い方、認知症介護のストレスとの付き合い方など多岐に渡って特集しています。ためになる内容ではありますが、ここでは主にそれ以外のページの中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎カータン×村井理子 親の介護ストレスは書いて吹き飛ばせ
◎横尾忠則 肉体が衰えた今こそ自由に描ける
◎氷川きよし 迷わないと決めたら世界が大きく広がった

“介護もネタに!”の軽やかな覚悟

 まずは特集から、ブロガーのカータン氏×ライターの村井理子氏の対談「親の介護ストレスは書いて吹き飛ばせ」。認知症特集の中でも、こちらの企画は“介護する側”に目が向けられています。カータン氏は発売中のコミックエッセイ『健康以下、介護未満 親のトリセツ』(KADOKAWA)で、村井氏は認知症の義母目線でつづったエッセイ『全員悪人』(CCCメディアハウス)で、ともに“親の介護ストレス”をテーマにしていることから対談が実現した模様。

 タイトルに「親の介護ストレスは書いて吹き飛ばせ」とあるとおり、対談から立ち昇るのは、二人の“表現する覚悟”のようなもの。義母の介護についてつづった村井氏は、「『よくこんなのを書いたな』と散々言われましたけど、ネタに昇華したほうが勝ち」と堂々。カータン氏も「描くことで発散できるし、笑いにも変えられる。親に対して、『新しい経験やネタを提供してくれてありがとう』という思い」と前向きに語っています。元祖(?)インフルエンサー・はあちゅう氏の座右の銘「人生全部コンテンツ」に通ずる、軽やかな覚悟が感じられます。

 読者手記コーナーが充実し、自己表現が好きなイメージがある「婦人公論」読者に、この“ストレスは書いてネタにして発散!”というアドバイスは響きやすいのではないでしょうか。

 高齢化社会が進む今、カータン氏や村井氏の後を追う人気“介護インフルエンサー”が読者から続々と誕生する日も遠くないかもしれません。

 続いては、85歳の世界的美術家・横尾忠則氏のインタビュー「肉体が衰えた今こそ自由に描ける」を見ていきます。こちらにも、先ほどの「親の介護ストレスは書いて吹き飛ばせ」に通じる“表現する覚悟”に触れられた部分が見られました。

 「今ではほとんど耳が聞こえません。目もよく見えないんです」と言う横尾氏ですが、「初めて、『アートが始まった』という感覚があります」と語り、現在もほぼ一日アトリエで創作と向き合っているそう。「ものを創造する人間にとっては、毎日が地獄です」「僕も毎日ダンテの『神曲』を生きているつもりです」と言い、交友のあった三島由紀夫についても「晩年はそれこそ毎日、切腹するような気持ちで生きておられたのではないかと思います。毎日が切腹」と回想する横尾氏。

 毎日が地獄、毎日が切腹! “表現することで発散されるものと、犠牲になっていくもののバランス”を取る力が必要なのかもしれないと考えさせられます。はあちゅう的な生き方も、軽やかそうに見えて実は「毎日が切腹」な心境なのでしょうか。

 最後に見ていくのは、氷川きよしのグラビア&インタビュー「迷わないと決めたら世界が大きく広がった」。“表現する覚悟”という、今号の裏テーマ的なものを統括するかのような内容になっています。

 最近では演歌だけでなくポップスにも挑戦し、園芸番組『趣味の園芸』(Eテレ)、料理番組『氷川きよし kiiのおかえりごはん』(ポッドキャスト配信)など活躍の幅を広げている我らがkiiちゃん。いわく、「ずっと演歌を歌ってきましたが、『男の生きざま』みたいなものをテーマにした楽曲も多く、私は歌の主人公になりきることでその世界を表現してきたつもりです。以前は、『歌の主人公のように自分も生きなければ!』と思い、男らしくあろうとさまざま努力もしました。(中略)でも、今は違います。歌の主人公になりきって歌うけれど、現実の私は、お料理と園芸、ファッションが好きな『私』であり、歌の主人公とは別人格なのだとはっきり分けて考えられるようになりました」とのこと。

 「自分を肯定したら、臆さず自己表現することができるようになり、同時に、世界が大きく柔らかく広がり始めた」と話していて、よかったねkiiちゃん……! という思いがあふれます。

 kiiちゃんでさえ、それができるようになるまでに歌手デビューから約20年が必要だったように、簡単なことではないのは百も承知ですが、“自分ではない何かを演じる表現”と“ありのままの自分で行う表現”の2つを、半々にバランスを取ってできるようになってやっと、kiiちゃんのように柔らかな世界を手に入れることができるのかもしれません。

「お父さん、助けて!」顔認証システムで捕まった万引き老女を警察が逮捕しない理由とは?

 こんにちは、保安員の澄江です。

 先日、JR東日本が顔認証カメラに刑務所から出た出所者と仮釈放者の一部を情報登録して、駅構内などで検知する防犯対策を講じていることが明らかになりました。必要に応じて職務質問や所持品検査を行うとしており、刑期を終えて出所したにもかかわらず、出所者の行動を監視、制限をするような状況に批判の声が出ています。報道によると、検知の対象は、過去にJR東日本の駅構内などで重大事件を起こして服役した者や指名手配中の容疑者のほか、駅構内を徘徊するなどの行動不審者とのこと。主要な駅や変電所に設置される8,350台(稼働台数は非公表)に及ぶネットワーク化されたカメラで情報照合され、データが一致すれば警備員などが目視で確認した後、警察に通報し、必要に応じて手荷物検査をする流れになっています。

 JRの駅構内で重大犯罪を起こした出所者については、加害者の処遇や出所を被害者に知らせる「被害者等通知制度」により情報提供を受けており、事件当時の報道に基づいて氏名と罪名を含めた形で報道された顔写真データを登録。痴漢や窃盗などの加害者は対象外で、登録者はいないとされていますが、運用の実態はセキュリティー上の理由で秘匿されているのでわかりません。

 東京五輪中のテロ対策を理由に顔認証システムの導入を発表したJR東日本は、その設置をHPなどで公表しています。しかし、商店やアミューズメント施設などにおいては、設置していること自体を秘匿しながら運用しているところも珍しくなく、その運用実態に疑問を感じることも少なくありません。一度顔認証機器に登録されてしまえば、たとえ声をかけられなくても、いつでも対応できる措置をとられることに違いなく、行くたびに居心地の悪い思いをすることにもなるでしょう。しかしながら、少し変わった動きをしたというだけで警戒登録している商店もあり、人のことは言えない立場にございますが、その偏見ぶりに驚かされることも珍しくありません。データ共有も簡易で、その扱いを間違えれば人権が侵害される事態を招きかねず、我が国においても法整備が必要な時期が到来しているのではないでしょうか。

 今回は、顔認証システムを利用した店内防犯の実態について、お話ししたいと思います。

 当日の現場は、ショッピングセンターR。関東近県にある比較的大きな駅の前に位置する8階建ての商業施設です。老朽化したビルの立て替えに合わせて、最先端の防犯機器を導入しており、この日は顔認証機器の端末を持たされました。どことなく宮迫博之さんに似ている50代後半と思しき警備隊長によれば、最新機器が導入されたらしく、その精度は高いと解説されます。

「リニューアルオープンしてから日が浅くて、まだ数人しか登録されていないけど持っておいてもらえますか」
「どんな方を登録されているのですか」
「基本は、出禁(出入禁止のこと)にした人たちですね。今のところは、休憩スペースに居座っていたホームレスの人と、店内で大声を出して暴れた酔っ払いくらいかな。おかる(万引き犯のこと)も出禁にするから、もれなく登録しますよ」

 以前であれば、出入禁止にされた被疑者の写真は事務所などに貼り出すほか、ファイリングするなどして対応していました。たとえ、そうした人が入店してきても、声をかけることは稀で、見て見ぬふりをしながら遠巻きに見守ってきたものです。ところが昨今は、さまざまな理由を以って迷惑客を遠ざけようとする風潮が垣間見え、徐々に暗黙の了解が通用しない状況が構築されていると感じます。

「出禁の人が入ってきたら、どうしましょう?」
「酔っ払いとホームレスは、制服組がやるから大丈夫。おかるが来たら、おねがいしますね」

 聞けば、不審者の入店と共に対象人物の映像と検知位置、それに登録日時や種別までもが瞬時に表示されるそうで、今まで持たされてきたモノより役に立ちそうな気がしてきました。この日の勤務は、午前10時から午後6時まで。ポシェットに顔認証端末を忍ばせ、各階の巡回を始めます。

 昼下がりの午後、閑散とする店内で巡回を続けていると、登録者の入店を知らせる発報がありました。メールを読む体で内容を確認すると、さまざまな情報と併せて、全身からだらしのない感じが滲みでている80歳くらいにみえる女性の全身写真が画面いっぱいに表示されています。画面表示された情報によれば、2週間ほど前に万引きをして捕まり登録された人のようで、行動確認するほかありません。不自然にならない程度の早足で店内を歩き回り、地下の食品売場で対象女性の姿を見つけて追尾を開始すると、まもなくしてウインドブレーカーを羽織った警備隊長がそばにやってきました。同じ端末を持たれているため、私自身の行動も監視されているのと変わらず、いつにも増して気の抜けない気持ちにさせられます。

「あのばあさん、改装前から何度も捕まっているんだけど、認知症の診断が出ている人で、警察に扱ってもらえないの。出て行ってもらうのはかわいそうだから、もしやったら、その場で声をかけましょう」
「わかりました。暴れたりしないですよね?」
「わからないけど、大丈夫じゃない?」

 犯意を成立させることを重要視する私たちは、たとえバッグに商品を隠匿されたとしても、店内で声をかけることはありません。万引きの既遂時期についてはさまざまな法解釈がなされていますが、後のトラブルを防ぐためには、言い訳のできない状況まで犯行を見守り犯罪を成立させるのが一番なのです。しかしながら、警察から犯行を防止するよう指示がある場合は、その限りではありません。認知症の常習者を短期間にたびたび捕まえた時には、顔もわかっていることだし警察を呼んでも罪に問えない人であるから、みんなの手を煩わせることなく防止してくれと懇願されたこともありました。

 二手に分かれて追尾をすると、鮮魚売場で足を止めた女性は、そこで手にしたサケの切り身と真鯛の刺身を、カゴの中にある自分のバッグに躊躇なく入れてしまいます。堂々と商品を隠匿する姿は、慣れた手口を用いているようにも見えますが、万引き犯特有の挙動をひとつも示すことなく隠匿したところをみれば、認知症の方だという話に合点がいきました。女性の向こう側で、隠匿行為を確認した警備隊長と歩調を合わせ、挟み撃ちする形で声をかけます。

「いとうさん(仮名)、こんにちは」
「へ?」
「ちょっと、こっち来てもらっていいですか」
「あんたたち、なんだよお」

 ちょっとお話があると宥めながら、すぐそばにある調理場に通じるドアに女性を押し込み、関係者専用の通路を通って防災センターの応接室まで連れていきます。その道中、カゴにあるバッグの中を上から覗きみると、先程隠した商品の下に大きなトマトがあるのも確認できました。

「ねえ、いとうさん。私のこと、覚えていますか? ついこないだ、もう入ってきたらダメって、お約束した者だけど」
「いやあ、ちょっとわからないねえ。なんで入ってきちゃダメなのよ?」
「お金払わないで、持っていっちゃうからでしょ! そのバッグの中に入れたらダメだって、前にも約束したじゃない。それ、一回全部出してよ」

 バッグに入れた商品を出すのを手伝い、トレーニングレシートで合計額を出してもらうと、有機栽培トマトを含めた計3点の合計は1,600円ほどになりました。現認のとれていないトマトは除外するよう進言すると、防犯カメラの映像で立証できたというので、それもあわせて請求します。

 バッグから出てきた年季の入ったワインレッドのガマグチの中には、折りたたまれた千円札以外の現金は見当たらず、そのほかには後期高齢者医療被保険証とどこかの電話番号が書かれた単語カードの切れ端が入っていました。保険証によれば、この店から少し離れた町のマンションに住むらしい女性は82歳。前回は、単語カードに記載された電話番号に連絡をして、息子さんに迎えにこさせたとのこと。早速に、受話器を上げた警備隊長が電話をかけ始めると、突然に老女が叫びました。

「お父さん、助けて! 私は、ここです! 早くー!」

 およそ1時間後。お迎えに来られた60代と思しき調理服姿の息子さんによれば、長年夫婦で中華料理屋を営んできた女性は、旦那さんに先立たれてから様子が変わってしまったそうで、いまや意思の疎通が図れないに近い状態にあるということでした。買い物には付き添うようにしているものの、後継した中華料理店が忙しい時間には、どうしても目が離れてしまうそうで、たびたび迷惑をかけて申し訳ないと話しています。

「ご事情はわかりましたが、こちらのルールもあるものですから、今後も入店されないようお願いいたします」

 淡々と話す警備隊長の冷淡な発言に、一言言ってやりたい気持ちにもなりましたが、自分の立場を考えれば意見を申し上げる立場にありません。

(文=澄江、監修=伊東ゆう)

綾野剛、石原さとみとダブル主演ドラマが黒歴史化!? フジ『アバランチ』予告映像に「私の好きな剛くん」ファン歓喜

 綾野剛主演のフジテレビ系連続ドラマ『アバランチ』が、10月18日からスタートする。同局が“月曜夜10時台”に新しく連ドラ枠を設け、『アバランチ』はその第1作目として放送されることとなり、業界内外から期待が寄せられているが、「成功すれば、綾野の直近の主演作は一層“黒歴史”とみなされるかもしれない」(芸能ライター)という。

「『アバランチ』で綾野が演じるのは、常識外れのアウトロー集団“アバランチ”の一員・羽生誠一。現時点で、羽生らの目的は不明ですが、“令和ニッポン”で生きる人々の正義感に訴えかけるような、過激で痛快な活躍を見せてくれるそうです」(同)

 ドラマ放送開始に向けて、新情報も段階的に解禁されている。綾野以外のキャストとして、まずは警視庁特別犯罪対策企画室室長・山守美智代役に木村佳乃、山守の部下・西城英輔役に福士蒼汰、元自衛官・明石リナ役に高橋メアリージュン、元所轄刑事・打本鉄治役に田中要次の起用が発表され、その後、アバランチのメンバー・牧原大志役の千葉雄大や、内閣官房副長官・大山健吾役の渡部篤郎らの出演も明らかになった。

「“主役級”の顔ぶれがそろう豪華キャストも話題ですが、4日にドラマの公式YouTubeチャンネルにアップされた第1話の予告映像では、綾野の登場シーンが一部公開されていて、ネット上のファンは『影のある役みたいだし、綾野さんにピッタリ』『綾野剛の良さが生かされるドラマっぽいね!』などと喜んでいます」(同)

 一方、綾野は今年4月期に日本テレビ系連ドラ『恋はDeepに』(以下『恋ぷに』)で石原さとみとダブル主演を務めていたが、同作を引き合いに出して「『恋ぷに』はストーリーがイマイチだった上に、綾野の雰囲気とも合ってなかったから残念だったけど、『アバランチ』で挽回できそう」「『恋ぷに』にはガッカリさせられたけど、『アバランチ』ではみんなの好きな綾野剛が見られそうで良かった!」などと、期待するネットユーザーも少なくない。

「『恋ぷに』は、巨大不動産企業の御曹司・蓮田倫太郎(綾野)と海洋学者・渚海音(石原)のラブストーリーでしたが、海音に“ファンタジー要素満載の秘密”があったり、倫太郎の言動にも違和感があったりと、一部ネット上で『感情移入しにくい』『非現実的すぎてついていけない』などと不評を買うことに。中には、『綾野剛の無駄遣い』『この役、綾野剛がやる必要あったの?』といった厳しい声もありました」(同)

 賛否が飛び交った『恋ぷに』だが、最終回の平均世帯視聴率は8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、その後に放送されたスペシャルドラマも8.5%と、そこそこの結果に。なお、綾野は昨年6月期に『MIU404』(TBS系)で星野源とダブル主演を務めたが、こちらは“刑事バディもの”で、社会問題を扱ったストーリーも視聴者にウケて、全話2ケタの高視聴率をマーク。最終回は、自己最高の14.5%を記録する人気ぶりだった。

「そんな『MIU404』と同様に『アバランチ』も“社会派ドラマ”ですし、綾野が所属するトライストーン・エンタテイメントの関連会社であるトライストーン・ピクチャーズが制作に携わっているとあって、ネット上では、今から羽生誠一というキャラクターが『ハマリ役になりそう』と期待されています。ただ、そうなると『恋ぷに』は綾野にとって“黒歴史”と化してしまいそうで、ダブル主演した石原は複雑な思いかもしれません」(同)

 『アバランチ』は、『MIU404』に続いて“綾野剛の代表作”として挙げられる作品になるだろうか。