イメージ回復で再び注目を浴びることができるだろうか。
台風16号で関東が暴風域に入った10月1日、元NEWSの手越祐也がひとり親家庭に向けた弁当配達の活動をツイッター上で報告した。
「手越は昨年6月、コロナ禍でひとり親家庭を支援する弁当無償配達プロジェクト『INGプロジェクト』にスペシャルサポーターに就任し、弁当の配達にも定期的に参加していました。このプロジェ…
イメージ回復で再び注目を浴びることができるだろうか。
台風16号で関東が暴風域に入った10月1日、元NEWSの手越祐也がひとり親家庭に向けた弁当配達の活動をツイッター上で報告した。
「手越は昨年6月、コロナ禍でひとり親家庭を支援する弁当無償配達プロジェクト『INGプロジェクト』にスペシャルサポーターに就任し、弁当の配達にも定期的に参加していました。このプロジェ…
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
自炊が面倒なときに便利な冷凍食品は、“安くておいしい”メニューが多く、頻繁に利用されている人も多いのでは? しかし、なんとなく栄養が偏ってしまうイメージがあるかもしれません。ということで今回は、冷凍食品の中でも「肉を使ったおかず」に注目し、大手スーパー「イオン」「イトーヨーカドー」で買えるプライベートブランド商品(以下、PB)のうち、栄養面から見たおすすめを猪坂先生に教えてもらいました!
――「冷凍食品」が優れている点は、どんなところでしょうか?
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 大きく分けて「手間がかからないこと」と「おいしいこと」でしょう。冷凍食品は、食べ物を非常に低い温度で一気に凍らせていますが、そうすることで、食材の組織がダメージを受けにくく、保存期間を延ばすための添加物も必要なくなるため、できたての料理に近い味わいを再現することができるんです。
現在では、メーカー各社が長年研究・開発をした結果、自然解凍でもおいしい揚げ物や、レンジ解凍でもパラパラの食感を味わえるチャーハンなどが登場し、非常に質の高い商品が増えています。「手間をかけずにおいしい食事が食べられる」ことが、冷凍食品の優れている点といえるでしょう。
――漠然と「冷凍食品は栄養が少ない」というイメージがあるのですが……。
猪坂 いいえ、そんなことはありませんよ。実際に、凍らせた野菜をマイナス24℃の冷凍庫に保管して1年後に検査したところ、含まれているビタミンは、大きく損なわれていなかったという実験もあります。工場で殺菌や加熱調理をする工程があるため、生の野菜に比べたらビタミンやミネラルは多少減ってしまいますが、これは普通に加熱調理しても同じ結果です。
なお、家庭用の冷凍庫は、上記の実験のようにマイナス24℃もの低温にはなりません。低い温度で保存すればするほど、品質の劣化は抑えられますが、頻繁に開閉するだろう家庭用冷凍庫の場合、庫内の温度が上昇しやすいので、実は冷凍食材がダメージを受けやすい環境なのです。購入したら、できるだけ早めに食べるようにしましょう。
――それではまず、イオンで買えるPB「トップバリュ」の「冷凍肉おかず」から、おすすめを教えてください。
猪坂 あらびきの豚肉や、たけのこ、玉ねぎ、椎茸などが入った、ごろっと食感のシューマイ。1袋に9個入っていますが、トレーは3つに切り離せるようになっていて、必要な分だけ温められるので、一人暮らしの方にも重宝しそうです。
猪坂 鶏もも肉のジューシーさと、サクサクの衣を味わえる竜田揚げ。衣に米粉が配合されており、サクッとした食感が味わえると評判なようです。自分で揚げ物を調理するのは大変ですが、これならレンジで加熱するだけで手軽に楽しめますよ。生姜とニンニクでしっかりと味付けされているので、ごはんのおかずだけでなく、おつまみにも最適でしょう。
猪坂 「冷蔵庫が空っぽで、おかずが何もない……」という時に助けてくれるのが、こちらの商品。豚肉にしょうがのたれを絡めたメインのおかずだけでなく、副菜に「こまつ菜と油揚げのごまあえ」「海老と茄子の煮浸し」の2品がセットされています。お肉だけでなく、キャベツ、にんじん、小松菜、ナスなどの野菜も摂れるため、栄養バランスも考えられていて、とても便利。塩分が1.5gと少なめな点も、健康に良いですね。
――続いて、イトーヨーカドーのPB「セブンプレミアム」のおすすめを教えてください。
猪坂 「セブンプレミアム」の商品はイトーヨーカドーだけでなく、セブン-イレブンでも購入できるので、手に入りやすく便利ですよね。冷凍餃子はフライパンで調理するものが多いですが、この商品はレンジでもおいしく仕上がります。
中の具には豚肉と鶏肉のひき肉、国産の野菜(キャベツ、たまねぎ、ニラ)が入っており、キャベツのシャキシャキとした食感が楽しめますよ。しっかり味付けされているので、タレをつけなくてもおいしい。また、袋のままレンジで解凍できるので、お皿に移し替える手間を省けるのもうれしいです。
猪坂 シャキシャキしたれんこんの食感が楽しい、鶏肉のつくね。甘酸っぱい黒酢あんのたれが絡められているので、ごはんによく合います。お肉だけでなく野菜も入っているため、食物繊維不足を感じる方には特におすすめです。
猪坂 牛バラ肉を砂糖や醤油、みりんなどで甘辛く味付けしたメニュー。ニンニクと炭火の風味が強いので、ごはんが進みそう。バラ肉は脂身の多い部位なので、とにかくガッツリ&こってりした味を楽しみたい時におすすめです。この商品もトレーに入っていて、お皿がいらない点がとても便利だと思います。
どの商品もレンジで加熱するだけで食べられるので、自炊をする時間が取れなかったり、面倒な時にはとても便利。プラス1品のおかずとして利用するのも良いでしょう。ただし、どれも味付けがしっかりしているので、塩分の摂りすぎには注意。家事の負担を減らし、時間を有効活用するためにも、手軽でおいしい冷凍食品を上手に活用してみてください!
(文:佐藤真琴)
猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
HP「Diet Solution Lab」
10月1日放送『チコちゃんに叱られる!』(NHK)のゲストは、今回で3回目の登場となる関根麻里と、今回で17回目の出演となる“シティボーイズ1号”こと大竹まこと。大竹は3月26日放送回以来、約半年ぶりの登場だ。
大竹 「あのさあ、ちょっと今回期間空かなかった?」
チコちゃん 「えっ(笑)。そうでした?」…
連日のように報じられる盗撮事件。階段やエスカレーターに乗った女性のスカートの中を背後から撮影する、駅や学校の女子トイレ、更衣室に小型カメラを設置する……。なぜ、これほどまでに多くの男性が盗撮に耽溺し、依存してしまうのか。その背景を、加害者521人の統計データをもとに解き明かした日本初の盗撮の実態を明らかにした一冊が『盗撮をやめられない男たち』(扶桑社)です。
著者である斉藤章佳さん(精神保健福祉士/社会福祉士)と恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表である清田隆之さんのオンライントークイベントを開催。盗撮依存と男社会の深い関係について対談していただきます。
斉藤章佳×清田隆之 オンライントークイベント「盗撮依存と男社会」
★本商品は【オンラインライブ配信視聴チケット】です。
開催日:10月22日
時間:19:00~20:30
料金:1,500円(税込)
配信:Zoomウェビナー(PC、スマホ、タブレットから視聴できます)
チケットをご購入後、視聴用URLをお送りいたします。
※ イベントの録音・録画、撮影、アップロード、頒布、URLの共有は禁止いたします。
※ イベント終了後、アーカイブ動画を販売予定です。
チケットのご購入はコチラから
斉藤章佳
大船榎本クリニック精神保健福祉部長(精神保健福祉士/社会福祉士) 1979年生まれ。アジア最大規模といわれる依存症施設である榎本クリニックにソーシャルワーカーとして、約20年に渡りアルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・児童虐待・DV・クレプトマニアなど様々なアディクション問題に携わる。専門は加害者臨床で現在まで2000名以上の性犯罪者の治療に関わる。著書に『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス/2017)、『万引き依存症』(イースト・プレス/2018)、『小児性愛という病-それは、愛ではない』(ブックマン社/2019)、『しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには』(集英社/2020)、『セックス依存症』(幻冬舎/2020)、『盗撮をやめられない男たち』(扶桑社/2021)などがある。
清田隆之
文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表 1980年東京都生まれ。 これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。『QJWeb』『日経doors』『臨床心理学』『すばる』『現代思想』など幅広いメディアに寄稿。朝日新聞beの人生相談「悩みのるつぼ」では回答者を務める。桃山商事としての著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』『どうして男は恋人より男友達を優先しがちなのか』(ともにイースト・プレス)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(晶文社)『さよなら、俺たち』(スタンド・ブックス)がある。
近年、K-POPや映画・ドラマを通じて韓国カルチャーの認知度は高まっている。しかし、作品の根底にある国民性・価値観の理解にまでは至っていないのではないだろうか。このコラムでは韓国映画を通じて韓国近現代史を振り返り、社会として抱える問題、日本へのまなざし、価値観の変化を学んでみたい。
現在韓国では、2022年3月に控えた大統領選挙をめぐって、与野党が擁立する候補者選びの真っ最中だ。軍事政権時代、権力の長期化がもたらした政治腐敗への反省から、任期5年、再選不可というシステムになっている韓国大統領制だが、それでも在任中は大統領に強大な権力が集中することから、時には欲に負けて本人や家族が罪を犯し、時には疑惑をかけられて、その後不幸な末路を迎えた大統領経験者も少なくない。野党・保守政党は、親友で占い師でもあった女性に政権の舵取りを頼っていたパク・クネ前大統領の記憶の払拭に躍起になり、与党・革新政党は珍しくクリーンなイメージを維持し続けたムン・ジェイン現大統領の成果作りと、保守寄りのメディアが野党と組んで仕掛けてくるネガティブキャンペーン(韓国では「黒色宣伝」という)をかいくぐるのに必死である。
そんな中、最近メディアやインターネット上で「역주행」(ヨクチュヘン、逆走行)という言葉が多く見られるようになった。本来は日本語の「逆走」の意味にあたる言葉だが、音楽やドラマ、映画などで「最初の反応はイマイチだったが、時間がたってから何らかの理由により社会的に大きく注目される現象」として、ここ数年使われるようになったものだ。そして、この大統領選挙をめぐって、1本の映画がまさに「逆走行」的に大きな話題を呼んでいる。権力の横暴を極端な暴力にデフォルメして象徴的に描いた『アシュラ』(キム・ソンス監督、16)だ。
二枚目俳優として高い人気を誇り、これまでは「善い人」役を演じることの多かったチョン・ウソンが、権力と癒着した腐れ刑事に挑戦し、目を覆うほどの悪態ぶりを発揮した意欲作だったが、公開当時の観客の反応はあまり好意的ではなかった。誰一人として善い人間が登場せず、ファン・ジョンミンやクァク・ドウォンといった実力派俳優たちが喜々として悪を演じているが、「最高級食材を使ったまずいビビンパ」といった冷笑的なレビューが多かったのだ。それなのに公開から5年もたって、本作は突如「逆走行」を巻き起こし、韓国のNetflixでは人気ランキング第2位にまでのし上がった(10月1日付)。
今回のコラムでは、この『アシュラ』と大統領選挙がどのように絡み合い、映画の「逆走行」をもたらしたのか、そして映画のテーマでもある「政経癒着」が韓国の現代史をいかに覆い、この国の暗部を形成してきたかについて紹介することにしよう。
<物語>
再開発を控える韓国の地方都市・アンナム。刑事のハン・ドギョン(チョン・ウソン)は、権力と利権のためなら手段を選ばない市長のパク・ソンベ(ファン・ジョンミン)の悪行の後始末を行い、カネをもらっている。末期がんを患うハン刑事の妻は市長の妹でもあり、2人は義理の兄弟関係であった。妻の治療費が必要なハン刑事は、市長の不正を暴露しようとする動きを暴力で潰すなど、パク市長の言いなりになっていた。一方、市長を内密に捜査している検事のキム・チャイン(クァク・ドウォン)は、ハンの弱みを握り、市長の悪事の決定的な証拠を手に入れるスパイとして利用しようと画策。市長と検事の間で板挟みになっていくハン刑事は、ついに両者を直接対峙させ、事態は修羅場と化していく……。
本作の「逆走行」の要因となったのは、与党側の次期大統領最有力候補とされる、現・京畿道(キョンギド)知事のイ・ジェミョンに対して、野党側から映画そっくりの疑惑を告発されたことに始まる。つまり、映画に登場するファン・ジョンミン演じる悪徳市長の、政治的権力維持と経済的利権のためなら殺人も辞さないやり方が、京畿道・城南市長時代のイ・ジェミョンをモデルにしたのではないかと野党側が指摘したため、本作が一気に国民の関心を引いたのだ。
野党が指摘した、イ・ジェミョンの実際の疑惑とは、次のようなものである。
イ・ジェミョンが市長を務めていた2015年、城南市の都市開発のために建設施工会社が設立された。市と多数の民間企業がこれに投資したが、株の半分以上を市が保有していたため、実質的に経営権は市側が握っていた。ところが、開発に伴う利益の多くが、持ち株の少ない特定の民間企業ファチョンデユ社に流れていたことが発覚し、その企業の背後に、イ・ジェミョン市長(当時)がいたのではないかというのである。疑惑に対し、イ・ジェミョンはもちろん全面否定。「市が開発を主導することで、自分はむしろ利益のすべてが民間企業に持っていかれるのを阻止したのだ」「市が得た利益は市民のために使われた」と真逆の主張を展開した。
だが、面白いのはここからである。こうして疑惑をめぐり与野党の対立が激化し、『アシュラ』の逆走行が起こる中、つい先日、事態は驚きの展開を迎えた。ファチョンデユ社に6年間勤務したのち退職した30代の男性社員が、50億ウォン(約5億円)という巨額の退職金を得ていたことが発覚したのだが、その男性社員はなんと、イ・ジェミョンを告発した野党の国会議員クァク・サンドの息子だったのだ。野党にとっては、超特大のブーメランとなったわけである。
この事実に怒りを爆発させたのが、厳しい就職難や失業による貧困に苦しむ20~30代の若者たちだった。一生働いても手に入れることのできない夢のような巨額の金を、たった6年働いただけで受け取れるというのは、クァク・サンドへの賄賂以外の何ものでもないではないか――高まる批判の中、結局クァク・サンドは国民に謝罪し辞職に追い込まれたが、こうなると野党側の主張が完全に矛盾することになる。果たして民間企業の背後にいたのは誰なのか? 捜査中の事案であるため、今の時点で書けるのはここまでである。
ただ、現在争点になっているのは、開発が始まった15年当時はパク・クネ政権下であり、クァク・サンドは大統領の最側近だったという事実だ。真の「悪徳市長」とは誰なのか、疑惑の行方はどう着地し、次期大統領選挙にどんな影響が及ぶのか、韓国の政局からますます目が離せない。
映画の中では詳しく描かれていないものの、パク市長の最大の目標は都市の再開発であり、それによって発生する莫大な利益の一部を自分のものにすることだ。ではそのためにはどうすればいいのだろうか? それは、単純だが典型的な「政経癒着」の構図を通してである。最も多くのリベートを約束する建設業者(中には本作のようにヤクザが経営するフロント企業もある)に再開発を任せればいいのだ。そして、その過程で当然必要になってくる不正・犯罪行為は、カネで買収した警察や検察を利用すれば簡単にもみ消すことができる。映画のストーリーや、パク市長・ハン刑事・キム検事の関係性は、まさにこの構図の中でつながり合っているのである。
韓国現代史を振り返ってみると、その規模の大小はともかく、政経癒着はどの政権下でも存在していた。とりわけ、1940年代後半のイ・スンマンから90年代前半のノ・テウまでの独裁政権時代は、政経癒着の全盛期と言ってもいいほど「慣習化」していた。その中から、政経癒着の現実を最も象徴的に国民に知らしめた「チ・ガンホン人質事件」と「チョン・ギョンファン横領/脱税事件」を紹介しよう。ソウルオリンピック直後の88年に起きたこの2つの事件は一見何の関連もないように見えるが、実は強く結びついている。
88年10月8日、刑務所に護送中の囚人12人が拳銃を奪い、護送車から脱走した。ほとんどは間もなく捕まったが、チ・ガンホンを含めた4人は、一般市民の住宅に侵入して身を隠しながら逃げ続けていた。15日、侵入先の家族の1人が脱出して通報、警察が駆け付けると、チ・ガンホンらは残りの家族を人質にして立てこもったのである。警察をはじめ、囚人の家族らも総出で説得を続ける様子が全国に生中継され、韓国中がかたずをのみながらテレビにかじりついた。その間にチ・ガンホンは、逃走のための自動車とBee Geesの名曲「Holiday」の入ったカセットテープを要求し、警察に用意させた逃走用の車の確認をするため外に出た1人が取り押さえられると、仲間の2人は絶望して拳銃自殺を遂げ、事件は悲劇に向かって加速。
残りの銃弾数を見誤り、1人残されてしまったチ・ガンホンは、人質を連れて窓際に立ち、外に群がる警察や報道陣、周辺の住民たちに向かって「腐った世の中への不満」を叫ぶと、ガラスの破片で自らの首を刺し、同時に突撃してきた警察の銃に撃たれて絶命、こうして事件は終結した。
事件の展開が生中継された点や、立てこもった犯人が世の中への痛切な思いを叫ぶといった点から、68年に日本で起こった「金嬉老事件」を想起する人も多いかもしれない。また事件が社会に与えたインパクトは、72年の「連合赤軍事件」に匹敵するものがあるだろう。だがそれ以上に、この事件が現在でも重要な意味を持つのは、チ・ガンホンの壮絶な叫びであった。
それは、「無銭有罪、有銭無罪」という、権力とカネによって牛耳られた韓国社会に対する心の底からの批判だった。チ・ガンホンは500万ウォン(約50万円)あまりを窃盗した容疑で懲役・保護監護17年の実刑判決を言い渡されていた(ほかの脱走犯も、おおむね似たような罪だった)。だがちょうどその頃、70億ウォン(約7億円)以上の横領と4億ウォン(約4000万円)以上の利権介入の罪で逮捕されたチョン・ギョンファンという人物に対しては、金額の大きさにもかかわらず、懲役7年という短い判決が下された。
そのことを知ったチ・ガンホンは「無銭有罪、有銭無罪」と叫び、貧しい人間ばかりが罪を着せられ、カネを持った人間は悪事を働いても罪にならない現実を突きつけたのだ。これこそまさに政経癒着という韓国の暗部を言い当てた言葉であり、多くの人々は「彼のやったことは犯罪だが、彼が言ったことは正しい」と、今でも格言のように人口に膾炙している。
ところで、巨額の横領等を行ったチョン・ギョンファンとは誰だろうか? 勘の良い人はすでにお気づきかもしれないが、彼はあの悪名高き元大統領チョン・ドファンの弟である。
チョン・ドファンの大統領在任中、チョン・ギョンファンは大統領の弟というだけで、国土開発組織「새마을운동본부(セマウル運動本部)」の会長の座に就き、再開発や建設事業を利用して莫大なリベートや賄賂を受けてきた。にもかかわらず、50万円を盗んで17年の罪となったチ・ガンホンと、7億円以上でたった7年の罪(しかも2年後には恩赦で釈放された)で済んだチョン・ギョンファンの、理不尽な判決の違いは、どう説明できるのだろうか。「カネがあれば無罪、なければ有罪」という現実を思い知ったチ・ガンホンは、チョン・ギョンファンに対する判決を知って脱走を試みたのだ。「延禧洞(当時、チョン・ドファンが住んでいた街)に行って殺したかった」と言ったように、彼の怒りが最終的には権力欲とカネにまみれたチョン・ドファンに向けられていたことがよくわかる。
チ・ガンホンがなぜBee Geesの「Holiday」を要求したかは謎のままだ。人質になった家族の証言によれば、立てこもっている間ずっと繰り返し聴いていたといい、事件はこの名曲とともに人々の記憶に焼き付けられた。さらに、人質に対する紳士的な態度が明らかになるにつれ、チ・ガンホンに対する人々の共感は高まり、2006年には『ホリデイ』(ヤン・ユンホ監督)というタイトルで映画化もされている。
大統領選挙に向けた状況や報道は、日々刻々と変化している。与党側の最有力候補イ・ジェミョンは、仕事はできると評判だが、その厳しさゆえ敵も多く、次から次へとスキャンダル疑惑が湧いては消え、ネガティブキャンペーンも絶えない。一方、野党側の最有力候補ユン・ソクヨルは、元検察トップという立場から一転大統領候補に浮上した人物で、ムン・ジェイン政権下での元法務大臣チョ・グクのスキャンダルを追及した人物である。そんな彼もつい最近、テレビの討論会に出演した際、手のひらにまじないのような文字「王」と書いていたことがわかり、国民は再び、迷信に惑わされたパク・クネのトラウマに襲われている。さあ、この選挙はどのような決着を見せるだろうか。
崔盛旭(チェ・ソンウク)
1969年韓国生まれ。映画研究者。明治学院大学大学院で芸術学(映画専攻)博士号取得。著書に『今井正 戦時と戦後のあいだ』(クレイン)、共著に『韓国映画で学ぶ韓国社会と歴史』(キネマ旬報社)、『日本映画は生きている 第4巻 スクリーンのなかの他者』(岩波書店)など。韓国映画の魅力を、文化や社会的背景を交えながら伝える仕事に取り組んでいる。
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
――9月28日、嵐の櫻井翔と相葉雅紀が結婚をダブル発表しましたね。櫻井は39歳、相葉は38歳、大野智の祝福コメントにあったように、「もうおじさん」なので結婚もアリだと思いますが、やっぱりファンは複雑な気持ちのようです。
10月4日、櫻井さんが月曜…
嵐の相葉雅紀がキャプテンを務めるバラエティ番組『VS魂』(フジテレビ系)。10月7日放送の終盤では、新企画が始動することが発表された。
事の発端となったのは、9月9日に放送された学校を使用しての対決後に魂メンバーのみで行われたホームルーム。そこで「今後やってみたいこと」を募る場面があったが、相葉は「主題歌。このメンバーでやって、『FNS歌謡祭』(同)に出よう」と提案していた。
この発案について、今回の放送では相葉の本気度を確かめることに。本番前の相葉の楽屋にスタッフが突撃して本意を確かめると、相葉は「本気よ、本気」と言って「今までやってきてないことに挑戦していきたいな~って単純に思ってたから」と、『VS魂』ならではのことに挑戦したいと意欲を語った。
その中でも“主題歌”を選んだことについては、「そういえば主題歌ってやってないな。(前身の)『VS嵐』時代からも含めて」と振り返り「だから、魂メンバーとしての団結感も出るし、番組も盛り上がったらいいのかな」と番組を盛り上げるための真剣な提案だと明かした。
また、作曲をしてもらいたいアーティストのイメージについて聞かれた相葉は、「この番組のテーマとして、戦って……見ている視聴者の方も日々何かと戦っているから、ちょっとでも勇気づけることができたらっていうのが番組の大きなテーマだと思うんですよ」とした上で、「そのことを考えると、サンボマスターさんの歌って、すごい応援歌で、力強くて、勝っても負けても頑張ってる人が勇気づけられるというか、背中を押してもらえる歌」とし、「だから俺、サンボマスターさんにやってほしいな」と話していた。
最後にも「本気で思ってます、本気で」と繰り返していた相葉。実は『VS魂』、スタジオを飛び出して外で芸人やタレントチーム相手にゲームをするようになってからは、魂メンバー全員がゲームに登場することも少なくなり、視聴者からは番組方針に不評が集まっている状況だ。
「リニューアル失敗」という指摘が聞かれることも少なくないが、相葉の今回の提案に視聴者からは、「やっとメンバー主体の企画! うれしい!」「相葉ちゃんありがとう、期待してる!」「お願いだから楽しい番組にして」という期待の声が集まっていた。
乃木坂46の偉大なる1期生、齋藤飛鳥にスクープが出た! 一報は10月5日の『NEWSポストセブン』にて公表されたが、その内容に「さすが!」とファンから拍手喝采が送られているという。
「今回の報道は、齋藤がスタッフと焼肉(しかも特大のカルビ)をハイスピードで食していたという内容でした。さらに個室ではなく、一般客から丸見えの場所だったとのこと。何とも潔いスクープ…
Sexy Zoneメンバーが交代でパーソナリティを務めるラジオ『Sexy ZoneのQrzone』(文化放送)の10月4~7日の放送回に、松島聡が登場。7日の放送回で、松島が出演していたジャニーズWEST・桐山照史主演の舞台『赤シャツ』の裏話と、Sexy Zoneのファンミーティングについて語った。
舞台中は、コロナ禍のため基本的に自分の楽屋で過ごしていたというが、千秋楽の日に桐山にささやかなプレゼントを渡したという松島。すると、逆に桐山から「あ、これ受け取ってよ! 次、また(松島に)仕事がくるからさ」と、さらりとオーダーメイドで作った“オリジナルの台本カバー”をプレゼントされたといい、興奮気味に「かっこいい! 照史くん、めっちゃかっちょいいー! って思って。そんな先輩になりたいなって思いました」と憧れを抱いたよう。
そんな松島だが、今回の舞台に対し「(Sexy Zoneの)メンバーがいないのは違和感。正直さみしい気持ちがあった」と本音を明かしながらも、「それぞれが違うフィールドで活躍し、集まったときに大きな力になったらいい」とソロ活動への考え方を告白。続けて、「久しぶりにファンミーティングで(メンバーが)集まったと思ったら、みんなやっぱり久しぶりすぎて、ああいう感じのファンミーティングになりまして(笑)」と話し出した。
このファンミーティングとは、シングル「夏のハイドレンジア」の“3形態同時予約購入特典”として、9月29日に開催されたオンラインファンミーティングのこと。グダグダなトークを展開するメンバーに対し、一部ファンから「見るのがしんどかった」「あのクオリティはない」などと批判が噴出し、ちょっとした炎上騒動に発展していたのだ。
そうしたファンの声を耳にしたのか、松島は「あれが良いって言ってくれるファンの方もいれば、ちょっと心配になってしまったファンの方もいるかも」「これからもっともっとトークを勉強して、Sexy Zoneが集まれた時に力になれたらいいなって思ってます」とコメント。その上で「やっぱり(メンバーと)久しぶりに会うと、ぎこちなくなっちゃいますね、Sexy Zoneは」と言い、「それが露骨に出やすい」と爆笑した。
ちなみに、メンバーの菊池風磨も今月3日放送の『ニノさん』(日本テレビ系)で、YouTubeチャンネル「ジャニのちゃんねる」のメンバーである嵐・二宮和也、KAT-TUN・中丸雄一、Hey!Say!JUMP・山田涼介のほうがSexy Zoneよりも会う機会が多いと明かし、「(Sexy Zoneの)メンバーに人見知りしちゃう」と告白している。
この放送回にネット上では「ファンミ、グダグダだったけどとっても楽しかったよ!」「ファンミ炎上したことを気にかける聡ちゃん……心配かけてごめんね」「メンバーが人見知りで、ぎこちなかったの自覚してるの笑った。またやってほしい!」などとフォローするファンが続出していた。
還暦を迎えてもハリウッドから引っ張りだこの大御所俳優ジョージ・クルーニー。コロナ禍においては、家事、裁縫から日曜大工までもこなし「理想の夫」だと称えられているが、自分の黒歴史である主演映画『バットマン&ロビン Mr. フリーズの逆襲』(以下『Mr. フリーズの逆襲』、1997)は「妻には絶対に見せない」と断言。自らの尊厳を保つため、4歳になる双子の子どもたちの鑑賞も阻止すると明かした。
『Mr. フリーズの逆襲』でヒーローのバットマン役を演じたジョージ。敵のMr.フリーズ役にはアーノルド・シュワルツェネッガー、ポイズン・アイビー役にはユマ・サーマンといった豪華な顔ぶれだったが、興行成績は不振。乳首つきバットマンスーツが「キモい」と大不評で、バットマンのお尻や股間を無意味にクローズアップするシーンも多く、「スーパーヒーロー映画なのに不適切」といった指摘が相次いだ。批判家からは酷評され、駄作を決めるゴールデン・ラジー賞の各部門にも軒並みノミネートされた。ジョージ自身も「自分の演技はひどかった」「あれを見るのは身体的な痛みを伴う」と認めている。
そんなジョージが、監督を務めた新作映画『The Tender Bar』の試写会場で米誌「Variety」のインタビューを受け、改めて『Mr. フリーズの逆襲』は自身にとっての“黒歴史”との認識を示した。
インタビュアーから、歴代バットマンであるマイケル・キートンとベン・アフレックが2022年に公開を予定している『ザ・フラッシュ』でバットマンとして復活する話を振られたジョージは、「自分にはオファーが来なかったんだ」と告白。「自分のようにシリーズを破壊してしまうとね…… ほかに演じた役者たちから選ぼうと、そっぽを向かれてしまうんだよ」と寂しい言葉を口にした。
インタビューに同席していた妻アマルが、「この作品は見せてもらえないのよ」と言うと、「『自分の尊厳が揺らぐ』映画がいくつかあるんだよ」と説明。アマルに「双子の子どもたちも、きっと見たいと思うようになるわ」と言われると、ジョージは白目をむき、「4歳児たちから『これ最悪!』と言われたら、さぞかし傷つくだろうよ」と苦笑いした。
ジョージは90年代にレギュラー出演した『ER 緊急救命室』で人気を博したが、映画俳優としては苦戦。2000年後半から『オーシャンズ』シリーズが大ヒットし、製作者としても成功を収めた。A級セレブになっても飾らず、偉ぶることもなく、友人を大事にするエピソードも知られている。14年に結婚した弁護士のアマルと共に慈善団体「Clooney Foundation for Justice(正義のためのクルーニー財団)」を立ち上げ、世界中の多くのファンから、人柄も含めて支持されている。
そんな完璧なイメージを持つ彼にも“黒歴史”があったということに親しみを感じる人も多く、今回のインタビュー記事について、ネット上では「ドンマイ」「意外と好きだった」などと励ます声が多数上がっている。
ちなみに、今なおネタにされる乳首つきバットマンスーツだが、95年公開の『バットマン フォーエヴァー』も同様のスーツを着ていたことから、これは両作品の監督を務めたジョエル・シュマッカーの趣味だったとみられている。
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