坂上忍、加藤浩次、ラサール石井……森会長「女性蔑視発言」批判も、ブーメランになったワケ

 女性蔑視発言の責任を取り、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会会長を辞任した森喜朗氏。辞任に至るまで、各報道番組やSNS上では厳しい意見が飛び交っていたが、「森氏を批判しながら、同じように女性蔑視や女性差別で“炎上”した芸能人もいる」(テレビ局関係者)ようだ。

「森氏は、2月3日の『日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会』にて『女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる』などと発言し、国内外から問題視され、同12日に辞任を表明。18日には、2019年から五輪担当大臣を務めていた橋本聖子氏が新会長に就任しましたが、一連の騒動は、テレビやネットでも大きく取り上げられました」(同)

 例えば、フジテレビ系『バイキングMORE』では、MCの坂上忍が森氏について「呆れる」などと苦言を呈していた。

「しかしネット上では、坂上に対して『さんざん女性を貶してきたくせに』との指摘も。実際、坂上は06年7月発売の雑誌『CIRCUS』(KKベストセラーズ、現休刊)のインタビューにて『飲み会で目の前にブス3人組が座ったんですよ。「景色が汚れるから帰れ」って言いましたもん』と語っており、12年2月放送の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)でも『仕事とブスが大嫌い』と豪語。その後もさまざまな場面で“ブス嫌い”を公言していた坂上だけに、『森氏を責められる立場かよ』というツッコミが続出しました」(同)

 また今月17日になって、フジテレビコンテンツストアで配信されていた坂上の着ボイスが削除されたことが判明。これは「好きなタイプは美人! 嫌いなタイプはブス…」といった、坂上の女性蔑視発言を着ボイスとして販売していたものだが、フジは「不適切な内容が含まれていた」という理由で販売を停止。この件がネットニュースになると、坂上だけでなく局に対する非難の声も噴出した。

「またラサール石井は、森氏の問題発言が飛び出した翌日、2月4日付のTwitterで『海外にも報道され日本の恥晒し』と、痛烈に批判。12日には夕刊紙『日刊ゲンダイ』で連載中の自身のコラム『ラサール石井 東憤西笑』の記事画像をアップしました。同コラムでは、ラサールが『森元首相の女性差別発言』について『「それくらいのこと」と思うオジサンたちの感覚がもう駄目駄目なのだ』との見解を述べていたんです」(スポーツ紙記者)

 そんな中、一部のネットユーザーがラサールの過去の問題ツイートを掘り返した。それは、11年5月に投稿した「浅田真央ちゃんは早く彼氏を作るべき。エッチしなきゃミキティやキムヨナには勝てないよ。棒っ切れが滑ってるみたい。女になって表現力を身に付けて欲しい」など、女子フィギュアスケート・浅田真央選手とほかの女性選手を比較し、持論を交えて侮辱していたものだった。

「当時、ラサールは世間から大バッシングを浴びた末『全女性の皆様、お名前を出してしまった各選手の方々、関係者各位、何より浅田選手ご本人とファンの皆様に心より謝罪いたします』と投稿し、問題のツイートは削除しました。そんな過去を棚に上げて森氏を非難していたことで、『ラサールもひどかった』などと蒸し返されています」(同)

 一方、『スッキリ』(日本テレビ系)のMCを務める極楽とんぼ・加藤浩次も、森氏が「コロナがどういう形であろうと必ず(オリンピックを)やる」と言っていた翌日に女性蔑視発言をしたことに対し、今月4日放送の同番組で「(この状況での会議は)時間かけてやらなきゃいけない」「女性蔑視プラス、『やるって決めたらやるんだよ』って下に言ってる“昔ながらのトップ”って感じ」と批判していた。

「そんな加藤は、18年9月にAbemaTV『極楽とんぼKAKERUTV』で共演した女性ラブグッズ評論家・桃子氏から“パワハラ”を告発され、ネット上でも『女性を軽視している』と物議を醸したことがあります。桃子氏は、評論家として活動する際は仮面をつけており、番組にもその状態で出演したのですが、加藤は『仮面を取れ』と収録中に迫ってきたとのこと。また、ほかの女性出演者に『クソババア』と暴言を吐いたことも明かし、『公開いじめ』と訴えたんです。同番組では、出演者が酒を交わしながらトークを展開するため、当時は『そういう趣旨の企画』『加藤は飲みすぎただけ』などと擁護する声もありましたが、一方で『共演者のプライバシーを何だと思っているのか』『嫌がる女性に絡んで、最低』といった批判も続出。坂上やラサールのように現在進行形で批判されていませんが、現在なら、加藤のこの言動はさらに問題視されていたと思います」(芸能プロ関係者)

 森氏の発言も問題だが、“ブーメラン”になってしまった芸能人たちも、自身の言動を省みてほしいものだ。

嵐・松本潤主演『99.9』、劇場版新ヒロインに早くも“ガッカリ”!? 「榮倉奈々じゃないなんて」ファンの悲鳴

 嵐・松本潤主演のドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)の映画化が決定。『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮)』として、今冬の公開が予定されている。

 個性的な弁護士たちが、裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)99.9%といわれる刑事事件に隠された0.1%の真実を追い求める姿を描くリーガル・エンターテインメント。2016年にTBS「日曜劇場」で放送されてヒットし、18年に続編となるシーズン2が同枠で放送された。
 
 主人公である型破りな弁護士・深山大翔を松本が、深山とチームを組む敏腕弁護士・佐田篤弘役を香川照之が続投することが明らかになっている一方、シーズン1で榮倉奈々、シーズン2では木村文乃が務めたヒロイン役は未発表。ファンの間では新ヒロインが誰なのか、予想合戦も勃発している。

「特報では『新たなヒロインが!?』というテロップとシルエットだけが登場するのですが、その前にほんの一瞬、『1=7 II=23 M=87』というメモ書きが映るシーンがあるんです。これが『シーズン1=榮倉奈々(7)、シーズンII=文(23)乃、Movie=ハナ』という暗号だという説が広まって、新ヒロインは名前に『ハナ』が付くのでは……と予想されています。黒木華(はる)、多部未華子などが候補に上がる中、現時点では杉咲花が最有力視されています」(芸能ライター)

 発表前から注目を集める新ヒロイン。その分、プレッシャーも大きくなりそうだ。

「シーズン1の榮倉は実に評判が高かっただけに、シーズン2では、木村が榮倉と比較され続けていました。放送中は『榮倉に続投してほしかった』という声が多く、ネット上では『木村文乃にチェンジして見る気失った』『榮倉のほうが華がある』『榮倉のほうが、劇中のテンポもよかった』など、木村は散々な言われようでした。いまだ、同シリーズファンの間で榮倉人気は高く、劇場版発表に際しても『奈々ちゃん戻って来ないかなぁ』『榮倉奈々じゃないなんてガッカリ』『断然、榮倉派』など、復活を待望する同作ファンの声が数多く見られます。まだ確定していないものの、新ヒロインは、榮倉の呪縛に苦しめられることになりそうです」(同)

 ともあれ、同シリーズにはシーズン1から見続けている熱心なファンが多いだけに、映画自体は大ヒット間違いなしだろう。新ヒロインの正式な発表を待ちたい。

King&Prince・永瀬廉、二宮和也からのメールに動揺! 「手が震えながら」返信したワケ

 King&Prince・永瀬廉がパーソナリティを務めるラジオ番組『King&Prince 永瀬廉のRadioGARDEN』(文化放送)が2月18日に放送された。

 主演を務めた人気漫画の実写映画『弱虫ペダル』(2020)で、「第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞」を受賞した永瀬。自分が受賞したことは、嵐・二宮和也から「日本アカデミー賞新人賞おめでとう」とメールをもらって初めて知ったようで、「なんのドッキリ!?」と思いながらも、すでに受賞を知っていたふうを装って「ありがとうございます」と返信したという。ただ、実は「手が震えながら打ってたよ、二宮くんへの返信」とかなり動揺していたようだ。

 そして『弱虫ペダル』の出演者やスタッフのほかに、ジャニーズWESTの小瀧望やHey!Say!JUMPの山田涼介、関西ジャニーズJr.で同期のAぇ!group・正門良規やなにわ男子・大橋和也からもお祝いの言葉をもらったという。

 また、初回を見逃して嘆いていたが、最近は玉森裕太が出演するドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)を欠かさずチェックしているという永瀬。「もうお芝居してるの? っていうくらい玉さん。ナチュラル」「普段の玉さんを知ってるからこそ、女性と過ごすときはこんな感じなんやって。もう最高のドラマじゃないですか!」と、ドラマの中の玉森にも夢中のようで、4話のエンディングで主人公を演じている上白石萌音とのキスシーンに「チューしてた!」と大興奮。

 そのキスシーンについて「上白石さんの目を見てなかったじゃないですか。ちょっと伏し目がちでいくんですけど、その顔がまぁ……」と饒舌に語るも、途中で「なんかファンみたいなこと言ってる。やべぇよ……」と恥ずかしくなってきたようだ。とはいえ、「その顔がよかったよね」と玉森演じる“子犬系男子”・宝来潤之介にすっかり虜になっているようで「キュンキュンしました。ドキドキもしちゃいました」と告白していた。

 その後は、King&Princeのカレンダー撮影裏話についてトーク。撮影待ちのメンバーで“鬼ごっこ”をしていたというが「参加してよかった」というほど楽しかった様子。「“リアル鬼ごっこ”ばりに追い掛け回してタッチしてという」とかなり本気で遊んでいたというが、中でもすごかったのが平野紫耀だったとか。走りづらい砂浜の上も爆走していたようで「野生に戻ってたあれ。野生の紫耀を見た」と言い、メンバー同士わちゃわちゃしながらの楽しい撮影だったと振り返った。

 一方、プライベートでは、自宅に賞味期限切れのカップラーメンがたくさんあったとか。「腐りようがない」とカップラーメンに賞味期限はないと思っていたのが原因のようだ。ほかにも日用品をストックするタイプのようで、シャンプー、トリートメント、ボディソープ、洗剤・柔軟剤は常に2~3個のストックを常備していないと安心できないという。

 中でもボディソープに関してはお風呂場に4種類、シャンプーとトリートメントはお風呂に違う種類が3セット置いてあったこともと明かし、「いつ俺の(お気に入りの)シャンプーが売り切れてもいいように」と備えているとか。ほかにも、マヨネーズの大と小、ロックアイス2つ、トイレットペーパーはたくさん……と、「2つ以上揃えないと無理な人かな、俺」と、ストック好きであることを明かしていた。

King&Prince・永瀬廉、二宮和也からのメールに動揺! 「手が震えながら」返信したワケ

 King&Prince・永瀬廉がパーソナリティを務めるラジオ番組『King&Prince 永瀬廉のRadioGARDEN』(文化放送)が2月18日に放送された。

 主演を務めた人気漫画の実写映画『弱虫ペダル』(2020)で、「第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞」を受賞した永瀬。自分が受賞したことは、嵐・二宮和也から「日本アカデミー賞新人賞おめでとう」とメールをもらって初めて知ったようで、「なんのドッキリ!?」と思いながらも、すでに受賞を知っていたふうを装って「ありがとうございます」と返信したという。ただ、実は「手が震えながら打ってたよ、二宮くんへの返信」とかなり動揺していたようだ。

 そして『弱虫ペダル』の出演者やスタッフのほかに、ジャニーズWESTの小瀧望やHey!Say!JUMPの山田涼介、関西ジャニーズJr.で同期のAぇ!group・正門良規やなにわ男子・大橋和也からもお祝いの言葉をもらったという。

 また、初回を見逃して嘆いていたが、最近は玉森裕太が出演するドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)を欠かさずチェックしているという永瀬。「もうお芝居してるの? っていうくらい玉さん。ナチュラル」「普段の玉さんを知ってるからこそ、女性と過ごすときはこんな感じなんやって。もう最高のドラマじゃないですか!」と、ドラマの中の玉森にも夢中のようで、4話のエンディングで主人公を演じている上白石萌音とのキスシーンに「チューしてた!」と大興奮。

 そのキスシーンについて「上白石さんの目を見てなかったじゃないですか。ちょっと伏し目がちでいくんですけど、その顔がまぁ……」と饒舌に語るも、途中で「なんかファンみたいなこと言ってる。やべぇよ……」と恥ずかしくなってきたようだ。とはいえ、「その顔がよかったよね」と玉森演じる“子犬系男子”・宝来潤之介にすっかり虜になっているようで「キュンキュンしました。ドキドキもしちゃいました」と告白していた。

 その後は、King&Princeのカレンダー撮影裏話についてトーク。撮影待ちのメンバーで“鬼ごっこ”をしていたというが「参加してよかった」というほど楽しかった様子。「“リアル鬼ごっこ”ばりに追い掛け回してタッチしてという」とかなり本気で遊んでいたというが、中でもすごかったのが平野紫耀だったとか。走りづらい砂浜の上も爆走していたようで「野生に戻ってたあれ。野生の紫耀を見た」と言い、メンバー同士わちゃわちゃしながらの楽しい撮影だったと振り返った。

 一方、プライベートでは、自宅に賞味期限切れのカップラーメンがたくさんあったとか。「腐りようがない」とカップラーメンに賞味期限はないと思っていたのが原因のようだ。ほかにも日用品をストックするタイプのようで、シャンプー、トリートメント、ボディソープ、洗剤・柔軟剤は常に2~3個のストックを常備していないと安心できないという。

 中でもボディソープに関してはお風呂場に4種類、シャンプーとトリートメントはお風呂に違う種類が3セット置いてあったこともと明かし、「いつ俺の(お気に入りの)シャンプーが売り切れてもいいように」と備えているとか。ほかにも、マヨネーズの大と小、ロックアイス2つ、トイレットペーパーはたくさん……と、「2つ以上揃えないと無理な人かな、俺」と、ストック好きであることを明かしていた。

サイゼリヤ、“500円以下”コスパ最強テイクアウトメニュー9選! 「ダイエットにもいい」とプロ太鼓判の商品はコレ

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

サイゼリヤ、テイクアウト“コスパ最強メニュー”を発見!

 「サイゼ飲み」や「カスタムメニュー」が話題になった、大人気ファミレス・サイゼリヤ。コロナ禍の今、テイクアウトの利用も可能で、高コスパなメニューがおうちでも楽しめます。前菜からメインメニューまでそろっていますが、何を注文しようか迷いますよね。ということで今回は、サイゼリヤのテイクアウトメニューを、コスパやカロリーの視点から管理栄養士の川村先生にチェックしてもらい、おすすめを教えてもらいました!

――テイクアウトメニューを見て、川村先生的に「これはコスパが高い」と思う一品を教えてください。

川村郁子先生(以下、川村) サイゼリヤのテイクアウトメニュー、どれも素晴らしいですよね。低価格が維持されていますし、店内で食べるよりお得なものもあります。

 単純に比較すれば、やはり定番の「ミラノ風ドリア」(290円、税込/以下同)はコスパが高い。チーズやホワイトソース、ミートソースの組み合わせなので、脂質がちょっと多めにはなりますが、300円未満で満足感も得られて、しかもおいしいなんてすごいです。ミートソースからはタンパク質や食物繊維、ホワイトソースやチーズからカルシウムなどの栄養素を補うこともできます。

 「エビクリームグラタン」(390円)も、トマトクリームソースのグラタンをこの価格で楽しめるのは魅力的。栄養面から見ても、エビは高タンパク質低カロリーで、ポイントが高いですね。ちなみに、外出自粛による運動不足などで、カロリーが気になる方も多そうですが、「ミラノ風ドリア」は521kcal、「エビクリームグラタン」は517kcalと大きな差はありません。

――今ちょうど話が出ましたが、「なるべくカロリーを抑えて食事を楽しみたい」という場合は、どんな主食メニューを選ぶといいですか?

川村 パスタメニューから選ぶなら、568kcalの「ミートソースボロニア風」か、550kcalの「たらこソースシシリー風」(どちらも390円)が、比較的低カロリーでしょうか。500kcal台でパスタを楽しめるのは、ダイエット中の方にもうれしいと思います。特にミートソースには、牛肉のタンパク質や鉄、玉ねぎの食物繊維、トマトのβカロテンやカリウムなど、いろんな栄養素が入っていておすすめです。

 ハンバーグ2品は、カロリー的にはどちらも変わらないようなので、お好みで選んで大丈夫。「ディアボラ風ハンバーグ」(490円)は玉ねぎがたっぷりのっているので、食物繊維やカリウム、ビタミンB6などを補えるのが魅力的ですね。

――栄養面でいうと、「糖質を抑えつつタンパク質を摂りたい」という、ダイエット中の人も多いと思います。そんな人におすすめのメニューはありますか?

川村 タンパク質を摂るなら、鶏肉を使った「辛味チキン(5ピース)」(290円)、ラム肉の「アロスティチーニ」(390円)、ベジタブル前菜の「柔らか青豆のサラダ」(190円)がいいでしょう。「アロスティチーニ」は2本で390円ですが、300円台でラム肉が食べられるのはすごい! かなりコスパが高いですね。

 しかし、栄養価や価格など総合的に考えると、この中では「柔らか青豆のサラダ」が最も高コスパなメニューかなと思います。食物繊維、タンパク質、βカロテン、鉄、亜鉛、カリウムなどが摂れる青豆に、タンパク質やビタミンB群を含む温泉卵がのっており、サラダとしても、タンパク質を補うダイエットメニューにもいいですね。しかも、お値段はイートインだと200円なので、テイクアウトで頼んだほうがお得なんです。お財布にもうれしく、栄養もたっぷり摂取できるメニューだといえます。

――その他、川村先生がおすすめしたい“注目メニュー”はありますか?

川村 ベジタブル前菜は2種類ありますが、「ほうれん草ソテー」も190円という低価格なのに、βカロテンや鉄、食物繊維、カリウムなどを補えていいですね。「柔らか青豆のサラダ」も先述した通り栄養豊富なので、どちらかを食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 カロリーは「ほうれん草のソテー」が123kcalと低めですが……総合的に考えると、やはり「柔らか青豆のサラダ」(214kcal)のコスパが最強。注目メニューを一品選ぶならば、今回は「柔らか青豆のサラダ」をイチオシします!
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

日本一緊張感がない酒場「白木屋」、モンテローザの象徴で“雑に酒を飲む”という至福! 居酒屋ブームの火付け役はいま……

 酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、モンテローザの象徴的酒場、居楽屋「白木屋」で泥酔してきました。

モンテローザ10軒目:白木屋

 白木屋は、1983年に東京・中野南口駅前に1号店をオープンし、93年には100号店を達成。モンテローザグループの起源となった居酒屋、否、“居楽屋”です。なんと、居酒屋の定番メニューである「鶏なんこつの唐揚げ」と「たこわさ」は、白木屋が発祥だそうです。

 そんな居酒屋ブームの火付け役となった白木屋ですが、庶民から愛され求められていたのは一昔前。時代の移り変わりとともに磯丸水産や鳥貴族など、新しい酒場が登場してはブームになり、白木屋のチェーン居酒屋界での地位は下降の一途……。より安く、おいしいものを食べたいというコスパを重視する風潮を無視して、いまだに安いわけでもうまいわけでもない中途半端メニューで勝負しているのだから仕方ないのかもしれませんが。

 白木屋のアルコール類は、一番搾り中ジョッキ398円(税抜、以下同)、レモンサワー420円、ウーロンハイなどの定番サワーが398円……と、大衆的な酒場にしては若干高め。雰囲気のいいおしゃれなお店なら文句言いませんが、鳥貴族の298円均一に慣れている現代人にとってはやや抵抗がある価格帯ではないでしょうか。

 安さを求めるなら、ジムビームハイボール(298円)や、オリジナルむぎ焼酎白木屋(298円)を。この「白木屋」という焼酎は、ロック、水割り、炭酸割り、お湯割り……どの飲み方を選んでも同価格。タッチパネルで選べます。

 複数で飲むならボトルを頼んだほうがお得。安いのは700mlで1,148円の鏡月ボトルですが、酔いたいなら鏡月よりアルコール度数が高く(25度)、720mlで1,698円の泡盛大神が手っ取り早そうです。

  また、期間限定ではありますが、ポテトフライ食べ飲み放題というサービスが120分980円と破格。コスパを重視するならこのサービス一択かと……。また、3種類の唐揚げとハイボール食べ飲み放題も60分999円で開催されています。

 白木屋のつまみは、刺身、焼き鳥、だし巻き卵、ポテトフライ……など居酒屋の王道メニューが中心。価格はアルコール同様、安酒場よりは100円〜200円ほど高めで、オリジナリティや個性をあえて出さないようにしているのか、冒険しているのは、富山ブラックまぜ麺(798円)くらいです。

 1人飲みなら、料理を何品も頼むより、モンテローザ名物のもつ鍋がお得です。1人前(880円)から注文可能で、具はもやしでカサ増しされていますが、ちゃんともつが3〜4個入っていて、一口サイズの豆腐入り。九州醤油仕立てのスープが濃厚で酒のアテになります。

 300円程度で味がいいと感じたつまみは、味付け半熟玉子(298円)。半熟玉子にネギとマヨネーズがトッピングされている定番の品ですが、ネギが食感のアクセントになり、かつ食べごたえもあります。プラス100円で味玉が入ったおつまみ3種盛りも用意されているのですが、残りの2品がキムチとメンマというしょぼさなので(せめてチャーシューがほしい)、半熟玉子単品の方がお得感があります。

 また、子持ちししゃも(298円)も、小ぶりですが熱々のうちに食べればほくほくで美味。マヨネーズがたっぷりついてくるのもありがたく、値段相応の満足度でした。

 無個性なメニューが並ぶ中、唐揚げの卵とじ(398円)は、ちょっと攻めています。しかし、食べてみると濃厚な味付けの卵のせいで唐揚げの良さを台無しにしていて、飾られた三つ葉も枯れていました。

 アルコールの値段がやや高く、料理も系列店の魚民や笑笑同様、残念なクオリティの白木屋。しかも、お通し代に350円も取られます。

 おいしい酒と食事を求めるなら別の店に行った方がいいのは明白なのですが、どうでもいい空間で一切の気負いなく、雑に酒を飲むというのもある種の至福。

 例えば、はやりの店で1人飲みすると、まわりの客がおしゃれな美男美女ばかりだったりして、なんとなく虚しい気持ちになることも。また、しっかりおいしいお店だと、ちゃんと料理と向き合わないと……、インスタ用の写真を撮らないと……、などと心底リラックスできません。

 白木屋には、おしゃれな客も映える料理も皆無。日本一緊張感がない酒場なので、スマホでYouTubeでも見ながら、適当に飲み食いしたい日に最適なのです。

白木屋:総評

味 ★★☆☆☆
品数 ★★★☆☆
雰囲気 ★☆☆☆☆
コスパ ★★☆☆☆
また行きたい度 ★☆☆☆☆

ダウンタウン・とんねるずはなぜ「共演NG」なのか 不仲説の真相を暴露「テレビ局側が…」

ダウンダウンととんねるずの共演NG説について、2月18日のラジオ『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)でおぎやはぎが言及している。

 この日は番組冒頭で、南海キャンディーズの山里亮太の話に。山里は10年前のラジオ番組で品川庄司の品川祐について暴露トークをして以降、今もなお品川とは共演NGだと16日のラジオ番組で公言し話題になった。

 おぎやはぎの2人は山里に会うとついそのことを考えてしまうといい、「(今回の山里のラジオの話が)また品川くんの耳に入る」「めちゃくちゃキレられるよ」と山里を心配。そこから芸人の共演NGの話題に発展した。

 大御所芸人のとんねるずとダウンタウンは、共演NGだという噂が長年絶えない。その理由としては、「ダウンタウンの東京進出によってとんねるずの仕事が奪われた」「ダウンタウンがとんねるずを目の敵にしていた」などと囁かれているが、決定的なものはなかった。

 おぎやはぎによると本人たちは一切NGを出しておらず、テレビ局側が勝手に気を遣って2組を合わせないようにしていただけだという。矢作兼はとんねるずとダウンタウン双方に不仲説の真相を聞いたことがあるが、どちらも「嫌いじゃない」と答えていたそうだ。

 おぎやはぎの2人は芸人界隈においては「本人がNG出してるってことはあんまないんじゃない?」「俺らも出してないしね」と発言。以前、自分たちにも「おぎやはぎが大物司会者に共演NG」というニュースが出たことがあるものの、「(NGを)出せるような相手じゃない」と一蹴した。

 共演NGと言われている芸人の中には、テレビ局側など周囲のスタッフが気を遣っているだけというパターンも少なくないのかもしれない。一方で、山里亮太が品川祐との共年NGを告白したように、自ら共演NGをネタにしている芸人もいる。

千原せいじとなだぎ武は犬猿の仲「成立せえへんやろ」
 千原せいじとなだぎ武は「共演NG」を公言。せいじは2015年に出演したテレビ番組の中で、自らなだぎ武とは共演NGにしていると明かす。理由は<あいつ(なだぎ)は俺をイジるくせに、こちらがイジるとスカしよるから成立せえへんやろ。プロとしての仕事がでけへん。お互いが良いところを殺し合うから>とのことであった。

 昨年10月に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)では弟の千原ジュニアが兄となだぎ武は共年NGだと突然ぶっこみ、再び2人の不仲が注目を浴びる。バラエティ番組としては“美味しい話”に思うが、なぜかジュニアの暴露を聞いた他の出演者らは「今言わなあかんか?」「やめなよ~」と制止し、この話題は終了。現在はあまり触れない方がいい話題なのだろうか。

 また、とろサーモンの久保田かずのぶも、名前は出さなかったものの共演NG芸人が2人いると明かしたことがある。久保田が共演NGについて話したのは昨年10月放送の『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系)でのこと。

 共演NGひとり目は芸人Mで、久保田いわく「やり方が姑息」とのこと。Mはイベントで久保田の悪口を言ったり、久保田の写真を床に置き、お客さんに踏み絵のようにして踏ませたこともあったそうだ。

 もうひとりは大阪時代の先輩芸人S。久保田はSに紹介された病院でレーシック手術を受けたというが、術後の通院に行かなかったという。それを知ったSは「お前がそんなことで目が見えなくなったら、他の後輩が治療できなくなるだろう」と激怒。久保田は後日、改めて謝罪したというが、Sの怒りは収まらず「覚えておけよ! お前らの仕事減らすから、マジで」と告げられ、実際に仕事が減ったという。

 久保田はこれらの芸人を「大嫌い」と明言したが、MCのネプチューン・名倉潤からは<お前も同じようなこと言うてるからね>とツッコまれていた。

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石橋貴明、『THE夜会』で“戦力外通告”発言語る……YouTubeで復活も「なぜテレビ視聴者から嫌われた」のか?

 とんねるず・石橋貴明が、2月18日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)にゲスト出演し、番組MCの嵐・櫻井翔と対談を行った。

 かつて石橋と中居正広がMCを務めた音楽番組『うたばん』(同)では、嵐・大野智が、先輩である中居に食ってかかるという「下剋上コント」が定番のネタになっており、これがきっかけで嵐のファンになったという人も多かったが、対談では、このコントが生まれたきっかけや裏話も披露。

 また、石橋は嵐と接すると「自分が親戚のおじさんのような気持ちになっちゃって」と、その心境を明かすとともに、昨年末の嵐の活動休止については「5人が出した答えだから、俺らはそれをちゃんと応援していくしかない」と、見守るような気持ちで見ていたとも話していた。

 一方、対談では、2018年に『とんねるずみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が終了したことを、石橋が「戦力外通告」と表現したことも話題に。櫻井は、この発言を「意外だった」と語ったが、「ボロボロですよ」「ユニフォーム脱がされてしまうんだなって」と、当時の気持ちを吐露していた。

 ところが、石橋は20年にYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」を開設し、これが大当たり。チャンネル登録者数は150万人を突破し、再生回数100万回を超える動画を連発するようになった。対談ではYouTubeを始める前までは精神的に落ち込んでいた時期もあったというが、現在ではYouTubeでの成功を機に、テレビ界からも再注目されている状況といえるだろう。

 そもそも石橋は、なぜテレビ界から戦力外通告をされたのか。『みなさんのおかげでした』が終了し、深夜番組『石橋貴明のたいむとんねる』がスタートした際には、ネット上で「石橋のバブルノリが嫌だ」という声が多数飛び交っていたものだったが、サイゾーウーマンでは当時、「バブルノリとは何か?」「なぜ今の時代に合わないのか?」について迫る記事を掲載していた。

 取材に協力いただいた、元吉本芸人で、“コミュニケーション学”や“笑い”に関する研究をしている桜美林大学講師・瀬沼文彰氏は、石橋のバブル期の武勇伝は「若者には“ギャグ”に聞こえない」と指摘、またその笑いについて「パワハラ上司的に見える」と評していた。また今から2年以上前に、瀬沼氏は早くもYouTubeに活路を見いだす可能性を示していたのだが、その理由とは……。石橋が“再ブレーク”を果たした今、同記事をあらためて掲載する。
(編集部)

(初出:2018年5月23日)

 「バブル世代に武勇伝を語られても面白くない」――そんな痛烈な批判を巻き起こしたのが、4月にスタートした深夜バラエティ『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)だ。

 今年3月、とんねるずのご長寿番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)が終了、そして新たに石橋をMCに据えて『たいむとんねる』が始まったのだが、「石橋貴明とミッツ・マングローブがゲストと『勝手に語り継ぎたい昔のアレコレ』を掘り起し『あったねぇ~!懐かしい~!』を共有する」(公式サイトより)という内容が視聴者にウケにくかったのか、工藤静香をゲストに迎えた「イケイケだった80年代テレビ業界」という初回の視聴率は、3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大コケしてしまった。

 いったい同番組の何が不評を買ったのか。ネット上に飛び交う初回視聴者の声を見ていくと、「石橋が80年代のイケイケ話をドヤ顔で語るってダサい」「バブル時代はとっくに終わってるんだけど……」「石橋はもうオワコンでしょ」など、「石橋×バブル」の組み合わせに、時代遅れ感を抱いている若い世代が多く見受けられた。しかし昨今メディアでは、バブルカルチャーを目にする機会が多い。特に昨年は、「OK!バブリー!!」のギャグで知られるバブル芸人こと平野ノラ、また大阪府登美丘高校ダンス部のバブリーダンスが若者を中心に大ブレーク。バブルカルチャーのリバイバルイベントも各地で盛んに行われているという。

 そんな人気コンテンツであるバブルが、石橋と組み合わさることで、なぜ人に煙たがられてしまうのだろうか? そんな疑問を解消すべく、元吉本芸人で、“コミュニケーション学”や“笑い”に関する研究をしている桜美林大学講師・瀬沼文彰氏に取材を行った。

若者はバブルを“ネタ”として消費する

 最初に、瀬沼氏は、若者間のバブルブームをどのように見ているのだろうか。

「若者は、バブルを“ネタ”として消費をしていると思います。そういった流れを牽引したのは、やはり平野ノラさんなのではないでしょうか。ノラさんから『バブルってこういうふうに見ると面白いよね』というヒントをもらい、若者がネタとして楽しむようになったと見ています。また、バブルの自由さ、存在感、キラキラした感じは、SNSとの相性がよく、例えば“バブル的な写真”をインスタグラムに投稿すると『いいね!』がもらえる……みたいなところから、ブームになっていったと感じています」

 いまの若者が、バブルを本気で実践しようとすると、圧倒的にお金が足りないのは事実。しかし、「今はシェアの文化が発達し、高級バックやハイブランドファッションのレンタルシステムがあったり、リムジンもみんなお金を出し合って借りることができるんです。あと、SNOWなど、デジタル加工が発達しているので、写真にバブル的なキラキラ加工を施せる。意外とバブルって実践できるんですよ」とのこと。

「若者は、バブル的なキラキラした日が、ずっと続くのではなく、“たまにあるといいな”という感覚のようです。リアルが充実していることをアピールしたい半面、『私、すごいでしょ?』と自慢して周りから浮くことを避けたいという思いがあるのでしょうね。バブルを“ネタ”として消費するのも、“これは冗談だよ”と予防線を張っているように思いますし、むしろ、バブル的なキラキラ感を楽しむのではなく、『私はバブルを面白いと思っている』という自分のセンスをSNSでアピールさえできれば、満足なのかもしれません」

 ただし、メディアで騒がれるバブルブームは、「マスコミ主導なブームという印象がある」という瀬沼氏。若者の間で生まれたのではなく、「ノラさんのような影響力のある人から“降りてきた”ものだと思います」。

 若者にとって、“周りから浮かない、適度なキラキラ感の自己演出ツール”の1つになっているというバブル。一方で、石橋はなぜ嫌われるのだろうか? まず瀬沼氏は、人々が石橋に感じる“バブル感”を紐解いてくれた。

「『みなさんのおかげでした』でよく見られた“フジテレビの大掛かりなセット”での企画がそういったイメージを生んだのかなと。また、『“イマココ”を最大限楽しむ、先のことを考えない』といったノリや、内輪の業界ネタ、上から目線でガンガンものを言うスタイルなども、バブルっぽいと受け止められるのではないでしょうか。あと石橋さん……というか、とんねるずは、素人として出場したお笑いコンクールで活躍し、デビューを果たしたんですが、そのままの勢いで、素人やアイドル、テレビにあまり出ていない俳優、ときには大御所までもイジる、スタジオを壊して暴れまくるといったノリでどんどん成り上がっていったコンビなんです。その勢いこそバブルノリだと捉えられるのではないでしょうか」

 そんな石橋のバブルノリが若い世代にウケないのは、ズバリ「“冗談だから”“ネタだから”という予防線が張り巡らされていないから」と瀬沼氏は考察を繰り広げる。

「石橋さんが『たいむとんねる』で語った80年代のイケイケエピソードは、視聴者の若者からしたら、直接的すぎてしまい、“ギャグ”に聞こえないと思うんです。もしかしたら本人は、ネタとして言っているのかもしれませんが、視聴者は、ガチの自慢話をされているとしか受け取れないのでは。あと単純に、昔話だから共感できないというのもあると思いますね。それから、いまの若者は、“話している内容+見た目”に面白さを見いだす傾向があり、ノラさんも、あの“見た目”でのバブル感もあるからこそ、若者にウケたと思うんです。そう考えると、石橋さんにはそういった見た目としての面白さは演出できていないので、ウケにくいのかもしれませんね」

 若者の感性に合わないという石橋のバブルノリは、同様に今の芸能界やバラエティの空気からもズレてしまい、“オワコン”化して見えるという。

「今の芸能界やテレビって、“礼儀と挨拶”が徹底され、番組内でも空気を乱さぬように謙虚にならざるを得ないんです。またバラエティでは、“よしもと的な笑い”が寡占化している状態。“よしもと的な笑い”とは、基本的にボケとツッコミの笑いが大半で、みんなで協力して盛り上げていくスタイルなのですが、これは1954年、よしもとが『吉本ヴァラエティ』(毎日放送)という新喜劇の前進となる舞台をテレビで放送し始めた頃から、ずっと受け継がれているものなんです。MCの仕切りがいて、誰かが何かを言ったらそれをみんなで拾う。また、面白いキャラの人がいてそれをみんなでイジる――そういった、みんなで面白くしていくスタイルの今のバラエティに、石橋さんのような1人のパワーで全てを壊せてしまうような人は合わないと感じます」

 確かに、石橋はワンマンスタイルで、みんなで協力し合って笑いを作り上げていくというタイプではない。一方で、わかりやすく濃いキャラの持ち主でもないだろう。

「“みんなで一緒に”という、よしもと的笑いに慣れた人からすると、石橋さんの場を壊すことによる笑いは、パワハラ上司的に見えるかもしれません。若手芸人と絡んでいても、接待されているように見え、“現実を忘れられる”というバラエティの良さを感じにくいんですね。また、コンプライアンス重視の今のテレビ局では、“めちゃくちゃやる”という芸風の石橋さんを起用しづらい面もありますね。以前、『みなさんのおかげでした』で保毛尾田保毛男をリバイバルした際、『差別的な笑いってどうなの?』と炎上したように、世間でポリティカル・コレクトネスが定着したことも、石橋さんが敬遠される理由だと考えられます」

 そんな石橋について、瀬沼氏は、「年とともにバブルノリ自体は弱まっていると思う」といった印象も受けるそうだ。

「『たいむとんねる』を見ると、昔に比べると落ち着いたなぁとも思います。当時の勢いを面白く求めている人は絶対にいると思うので、個人的には、ネットやSNSに活路を見いだしてほしいですね。本人はそういったものに否定的みたいですが、例えばTwitterでの素人いじり、YouTubeで大暴れするなど、“炎上”も含めて面白くなるのではないかと。規制のないところで、自由に暴れて、日本をかき乱してほしいです」

 ただ、『たいむとんねる』に対しても、このまま“大爆死”だけで終わるのはもったいないという。

「売れ続けている芸人って、ちょっとずつ新しいキャラをプラスしていこうとするんです。例えば、ダウンタウンの松本人志さん、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、“知的な面”を出し、コメンテーターなどをするようになったのですが、一方で、石橋さんは、こうした“新たなキャラを見せること”をあまりしてこなかった。だからこそ、石橋さんは、『たいむとんねる』で新たなキャラを確立してみてはどうだろうと思いますね。過去のアレコレを振り返るという番組内容は、視聴者の『僕も、私も話したい!』という気持ちをくすぐると思うので、石橋さんには“人の共感を引き出す”新たなキャラを目指して、番組を盛り上げてほしいです」

 「バブル的な勢いを失くして落ち着いた」というネガティブな面も、見ようによっては、新たな魅力につながるということか。ご長寿番組が終わった今、石橋がどのような進化を遂げるのか見守っていきたい。

【著書紹介】
『ユーモア力の時代―日常生活をもっと笑うために』(日本地域社会研究所)
生活の中にユーモアがあると、自分が見ている世界や日常はもっと面白くなる――そんな“ユーモア”について分析、その効果の大きさと影響力を示すとともに、誰にでもできるユーモア力アップの方法と技術を具体的に紹介した1冊。

石橋貴明、『THE夜会』で“戦力外通告”発言語る……YouTubeで復活も「なぜテレビ視聴者から嫌われた」のか?

 とんねるず・石橋貴明が、2月18日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)にゲスト出演し、番組MCの嵐・櫻井翔と対談を行った。

 かつて石橋と中居正広がMCを務めた音楽番組『うたばん』(同)では、嵐・大野智が、先輩である中居に食ってかかるという「下剋上コント」が定番のネタになっており、これがきっかけで嵐のファンになったという人も多かったが、対談では、このコントが生まれたきっかけや裏話も披露。

 また、石橋は嵐と接すると「自分が親戚のおじさんのような気持ちになっちゃって」と、その心境を明かすとともに、昨年末の嵐の活動休止については「5人が出した答えだから、俺らはそれをちゃんと応援していくしかない」と、見守るような気持ちで見ていたとも話していた。

 一方、対談では、2018年に『とんねるずみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が終了したことを、石橋が「戦力外通告」と表現したことも話題に。櫻井は、この発言を「意外だった」と語ったが、「ボロボロですよ」「ユニフォーム脱がされてしまうんだなって」と、当時の気持ちを吐露していた。

 ところが、石橋は20年にYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」を開設し、これが大当たり。チャンネル登録者数は150万人を突破し、再生回数100万回を超える動画を連発するようになった。対談ではYouTubeを始める前までは精神的に落ち込んでいた時期もあったというが、現在ではYouTubeでの成功を機に、テレビ界からも再注目されている状況といえるだろう。

 そもそも石橋は、なぜテレビ界から戦力外通告をされたのか。『みなさんのおかげでした』が終了し、深夜番組『石橋貴明のたいむとんねる』がスタートした際には、ネット上で「石橋のバブルノリが嫌だ」という声が多数飛び交っていたものだったが、サイゾーウーマンでは当時、「バブルノリとは何か?」「なぜ今の時代に合わないのか?」について迫る記事を掲載していた。

 取材に協力いただいた、元吉本芸人で、“コミュニケーション学”や“笑い”に関する研究をしている桜美林大学講師・瀬沼文彰氏は、石橋のバブル期の武勇伝は「若者には“ギャグ”に聞こえない」と指摘、またその笑いについて「パワハラ上司的に見える」と評していた。また今から2年以上前に、瀬沼氏は早くもYouTubeに活路を見いだす可能性を示していたのだが、その理由とは……。石橋が“再ブレーク”を果たした今、同記事をあらためて掲載する。
(編集部)

(初出:2018年5月23日)

 「バブル世代に武勇伝を語られても面白くない」――そんな痛烈な批判を巻き起こしたのが、4月にスタートした深夜バラエティ『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)だ。

 今年3月、とんねるずのご長寿番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)が終了、そして新たに石橋をMCに据えて『たいむとんねる』が始まったのだが、「石橋貴明とミッツ・マングローブがゲストと『勝手に語り継ぎたい昔のアレコレ』を掘り起し『あったねぇ~!懐かしい~!』を共有する」(公式サイトより)という内容が視聴者にウケにくかったのか、工藤静香をゲストに迎えた「イケイケだった80年代テレビ業界」という初回の視聴率は、3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大コケしてしまった。

 いったい同番組の何が不評を買ったのか。ネット上に飛び交う初回視聴者の声を見ていくと、「石橋が80年代のイケイケ話をドヤ顔で語るってダサい」「バブル時代はとっくに終わってるんだけど……」「石橋はもうオワコンでしょ」など、「石橋×バブル」の組み合わせに、時代遅れ感を抱いている若い世代が多く見受けられた。しかし昨今メディアでは、バブルカルチャーを目にする機会が多い。特に昨年は、「OK!バブリー!!」のギャグで知られるバブル芸人こと平野ノラ、また大阪府登美丘高校ダンス部のバブリーダンスが若者を中心に大ブレーク。バブルカルチャーのリバイバルイベントも各地で盛んに行われているという。

 そんな人気コンテンツであるバブルが、石橋と組み合わさることで、なぜ人に煙たがられてしまうのだろうか? そんな疑問を解消すべく、元吉本芸人で、“コミュニケーション学”や“笑い”に関する研究をしている桜美林大学講師・瀬沼文彰氏に取材を行った。

若者はバブルを“ネタ”として消費する

 最初に、瀬沼氏は、若者間のバブルブームをどのように見ているのだろうか。

「若者は、バブルを“ネタ”として消費をしていると思います。そういった流れを牽引したのは、やはり平野ノラさんなのではないでしょうか。ノラさんから『バブルってこういうふうに見ると面白いよね』というヒントをもらい、若者がネタとして楽しむようになったと見ています。また、バブルの自由さ、存在感、キラキラした感じは、SNSとの相性がよく、例えば“バブル的な写真”をインスタグラムに投稿すると『いいね!』がもらえる……みたいなところから、ブームになっていったと感じています」

 いまの若者が、バブルを本気で実践しようとすると、圧倒的にお金が足りないのは事実。しかし、「今はシェアの文化が発達し、高級バックやハイブランドファッションのレンタルシステムがあったり、リムジンもみんなお金を出し合って借りることができるんです。あと、SNOWなど、デジタル加工が発達しているので、写真にバブル的なキラキラ加工を施せる。意外とバブルって実践できるんですよ」とのこと。

「若者は、バブル的なキラキラした日が、ずっと続くのではなく、“たまにあるといいな”という感覚のようです。リアルが充実していることをアピールしたい半面、『私、すごいでしょ?』と自慢して周りから浮くことを避けたいという思いがあるのでしょうね。バブルを“ネタ”として消費するのも、“これは冗談だよ”と予防線を張っているように思いますし、むしろ、バブル的なキラキラ感を楽しむのではなく、『私はバブルを面白いと思っている』という自分のセンスをSNSでアピールさえできれば、満足なのかもしれません」

 ただし、メディアで騒がれるバブルブームは、「マスコミ主導なブームという印象がある」という瀬沼氏。若者の間で生まれたのではなく、「ノラさんのような影響力のある人から“降りてきた”ものだと思います」。

 若者にとって、“周りから浮かない、適度なキラキラ感の自己演出ツール”の1つになっているというバブル。一方で、石橋はなぜ嫌われるのだろうか? まず瀬沼氏は、人々が石橋に感じる“バブル感”を紐解いてくれた。

「『みなさんのおかげでした』でよく見られた“フジテレビの大掛かりなセット”での企画がそういったイメージを生んだのかなと。また、『“イマココ”を最大限楽しむ、先のことを考えない』といったノリや、内輪の業界ネタ、上から目線でガンガンものを言うスタイルなども、バブルっぽいと受け止められるのではないでしょうか。あと石橋さん……というか、とんねるずは、素人として出場したお笑いコンクールで活躍し、デビューを果たしたんですが、そのままの勢いで、素人やアイドル、テレビにあまり出ていない俳優、ときには大御所までもイジる、スタジオを壊して暴れまくるといったノリでどんどん成り上がっていったコンビなんです。その勢いこそバブルノリだと捉えられるのではないでしょうか」

 そんな石橋のバブルノリが若い世代にウケないのは、ズバリ「“冗談だから”“ネタだから”という予防線が張り巡らされていないから」と瀬沼氏は考察を繰り広げる。

「石橋さんが『たいむとんねる』で語った80年代のイケイケエピソードは、視聴者の若者からしたら、直接的すぎてしまい、“ギャグ”に聞こえないと思うんです。もしかしたら本人は、ネタとして言っているのかもしれませんが、視聴者は、ガチの自慢話をされているとしか受け取れないのでは。あと単純に、昔話だから共感できないというのもあると思いますね。それから、いまの若者は、“話している内容+見た目”に面白さを見いだす傾向があり、ノラさんも、あの“見た目”でのバブル感もあるからこそ、若者にウケたと思うんです。そう考えると、石橋さんにはそういった見た目としての面白さは演出できていないので、ウケにくいのかもしれませんね」

 若者の感性に合わないという石橋のバブルノリは、同様に今の芸能界やバラエティの空気からもズレてしまい、“オワコン”化して見えるという。

「今の芸能界やテレビって、“礼儀と挨拶”が徹底され、番組内でも空気を乱さぬように謙虚にならざるを得ないんです。またバラエティでは、“よしもと的な笑い”が寡占化している状態。“よしもと的な笑い”とは、基本的にボケとツッコミの笑いが大半で、みんなで協力して盛り上げていくスタイルなのですが、これは1954年、よしもとが『吉本ヴァラエティ』(毎日放送)という新喜劇の前進となる舞台をテレビで放送し始めた頃から、ずっと受け継がれているものなんです。MCの仕切りがいて、誰かが何かを言ったらそれをみんなで拾う。また、面白いキャラの人がいてそれをみんなでイジる――そういった、みんなで面白くしていくスタイルの今のバラエティに、石橋さんのような1人のパワーで全てを壊せてしまうような人は合わないと感じます」

 確かに、石橋はワンマンスタイルで、みんなで協力し合って笑いを作り上げていくというタイプではない。一方で、わかりやすく濃いキャラの持ち主でもないだろう。

「“みんなで一緒に”という、よしもと的笑いに慣れた人からすると、石橋さんの場を壊すことによる笑いは、パワハラ上司的に見えるかもしれません。若手芸人と絡んでいても、接待されているように見え、“現実を忘れられる”というバラエティの良さを感じにくいんですね。また、コンプライアンス重視の今のテレビ局では、“めちゃくちゃやる”という芸風の石橋さんを起用しづらい面もありますね。以前、『みなさんのおかげでした』で保毛尾田保毛男をリバイバルした際、『差別的な笑いってどうなの?』と炎上したように、世間でポリティカル・コレクトネスが定着したことも、石橋さんが敬遠される理由だと考えられます」

 そんな石橋について、瀬沼氏は、「年とともにバブルノリ自体は弱まっていると思う」といった印象も受けるそうだ。

「『たいむとんねる』を見ると、昔に比べると落ち着いたなぁとも思います。当時の勢いを面白く求めている人は絶対にいると思うので、個人的には、ネットやSNSに活路を見いだしてほしいですね。本人はそういったものに否定的みたいですが、例えばTwitterでの素人いじり、YouTubeで大暴れするなど、“炎上”も含めて面白くなるのではないかと。規制のないところで、自由に暴れて、日本をかき乱してほしいです」

 ただ、『たいむとんねる』に対しても、このまま“大爆死”だけで終わるのはもったいないという。

「売れ続けている芸人って、ちょっとずつ新しいキャラをプラスしていこうとするんです。例えば、ダウンタウンの松本人志さん、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、“知的な面”を出し、コメンテーターなどをするようになったのですが、一方で、石橋さんは、こうした“新たなキャラを見せること”をあまりしてこなかった。だからこそ、石橋さんは、『たいむとんねる』で新たなキャラを確立してみてはどうだろうと思いますね。過去のアレコレを振り返るという番組内容は、視聴者の『僕も、私も話したい!』という気持ちをくすぐると思うので、石橋さんには“人の共感を引き出す”新たなキャラを目指して、番組を盛り上げてほしいです」

 「バブル的な勢いを失くして落ち着いた」というネガティブな面も、見ようによっては、新たな魅力につながるということか。ご長寿番組が終わった今、石橋がどのような進化を遂げるのか見守っていきたい。

【著書紹介】
『ユーモア力の時代―日常生活をもっと笑うために』(日本地域社会研究所)
生活の中にユーモアがあると、自分が見ている世界や日常はもっと面白くなる――そんな“ユーモア”について分析、その効果の大きさと影響力を示すとともに、誰にでもできるユーモア力アップの方法と技術を具体的に紹介した1冊。