――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
私には、長年使っているお気に入りのポーチがあります。しかし、その汚いこと、汚いこと……。ポーチって、なんであんなに汚くなるんですかね。特に化粧ポーチ。どんなに慎重に使っていても、いつの間にかファンデやらリップやらが付着しています。
オシャレ雑誌に載っている、キレイなお姉さんたちのバッグの中身拝見コーナー。あれはファンタジーなのか? あの「買ったばかりの新品です」と言わんばかりの綺麗なポーチ。あたいもあんなポーチを持ちたい。突然、街角で「バッグの中身を見せてください」と言われても、「ハイハイ、良いざんす」と見せて差し上げたい。欲しい、欲しいぞ、ポーチ!
そんなわけでやってきました、フリマアプリ。今回、ファンデーションを入れるのはやめようと決めていた千葉N子が探すのは、リップとマスクと鍵が入るだけのミニポーチです。予算は……そうねえ、1万円も出せばいいのが買えるんじゃないかしら?
とりあえず「ポーチ」で検索すると、ズラズラとポーチが出てきました。価格は300~500円くらい。うーん、悪いわけじゃないんだけど、「ギャー! 欲しい!」っていう熱情も感じないわねえ……。すぐに私は、なるべく使わないように封印していた禁じ手「高いもの順に見る」ことを解禁しました。さすがにリップしか入らないようなポーチに、べらぼうに高いものがあるとは思えなかったからです。しかし……。
「ブッ!!」
私はあまりの値段に目を見張りました。ルイヴィトンの「ポシェット・アクセソワール」、お値段7万9,800円也。リップとファンデくらいしか入らなそうなポシェットが約8万……。マジかよ、ヒリヒリするぜ……。
確かにそのポシェットはとても可愛いものでした。ただのルイヴィトンのモノグラムのポシェットではないのです。キリンのイラストがプリントされているのです。それがとてつもなくオシャレ。調べていくと、このプリント柄は毎年限定で発売されるものらしい。絵柄は毎回変わり、これは2018年のモデルだそう。めちゃくちゃ可愛いけど8万かよ……。リップ入れるポシェットに8万……。ウウム、悩ましい……。一旦保留にして、ほかの絵柄が出品されていないか見てみようと「アクセソワール ヴィトン」で検索し直すことに。
すると、「5万8,000円」というめちゃくちゃ可愛い柄のポーチ・アクセソワールを発見しました。オシャレな婦人がお買い物をしている柄で、なかなか見ないデザイン。えーと、「購入時期は20年以上前」? ほほう……?
出品者さんは売りたいと話しているし、値引きNGとも書いてない……。一か八かこの出品者さんに「5万円で買わせてもらえないですか?」って言ってみようかな……?
嗚呼、これも私の悪い癖。最初から5万円のポーチには見向きもしないくせに、「安くなる」と思うと急激にお得なような気がして買いたくなってしまうという……。ま、どうせ無理だろうからダメ元でね、と私は思い立ち、出品者さんに値引き交渉をすることにしました。
10分たち、20分たち……なかなかコメントへの返信は来ません。やっぱりダメだったかあ~、と思い、ほかのアクセソワールを見ていると、これまた可愛い気球柄のアクセソワールを発見。こちらは白のダミエ柄。白は汚れるよねえ、ウンウンと思っていると、ピコンとコメントが。
「5万円で大丈夫です。価格変更します」
や、や、やったー!!!! ダメ元でお願いしたのにミラクルヒット~~~~!!!! 私は心の中で拍手喝采し、商品ページに飛んでいきました。さーて、お会計、お会計……とボタンを探したときです。次の瞬間、私は目がテンになりました。
あれ……売り切れとる……!? なんと、5万円になった瞬間、何者かがサッと横から現れ平然と購入していたのです。や、やられた~~~~~~~!!!!!!!! てか、横取りしたあんた!! あたいらのやりとり、どう考えても見てたでしょーがよ!! それを価格が変わった瞬間に横取りするってどうなのよ! え、どうなのよ!!
しかし、私がどんなに口汚く罵ろうが、もはや後の祭り……。私は半ばヤケになり、5万円の白ダミエのアクセソワールを勢いで購入しました。ああ……いつものことだけど、深く考えずにやっちまった……。ほんと私、どんだけ学習能力がないんだよ。全国バカ女選手権があったらぶっちぎりで優勝しちゃうよ……。
後から調べたところ、白ダミエはやはりとても汚れやすいとのこと。ヴィトンのアイテムを買う多くの人は「丈夫で長持ちするから」という理由で買うらしいですが、白ダミエは別。「どうせ汚くなる」とわかった上で、それでも「可愛いから」という理由で買うのだそうです。そして、1~2年使ったら買い替えるんですって! ちょっと、5万のポシェットを1年で買い替えるって!! どこのマリーアントワネットだよ、あたしゃ!! そんなわけで私の元にはあと数日で白ダミエが届きます。読者のみなさん、本当にすぐ劣化してしまうのかレポートするから待っててね……涙。
余談ですが、メルカリで価格変更してもらう際、ほかのユーザーにどうしても商品を横取りされたくない場合は「○○様専用」と専用出品してもらえないか、出品者に相談してみることも一つの手です。ただ、メルカリのルール上、購入は早い者勝ちなので、専用出品によりトラブルが生じた場合はメルカリ事務局のサポートは受けられず、当事者同士で解決をしなければなりません。また、専用出品になったとしても、誰かに買われてしまう可能性があるため注意が必要です。
一方、ラクマの場合は、出品者が購入者を選ぶことができる「購入申請」というシステムがあるので、「購入申請あり」で出品し直してもらえないかお願いしてみるといいでしょう。それでも出品者の中には、「買ってくれるならどんな人でもOK」という人も多いので、やっぱり商品を見つけたら値下げ交渉をせずに購入するのが一番ですが……(泣)。
■今回の出費 5万円(ルイ・ヴィトン「ポシェット・アクセソワール」)