梅宮辰夫さんが苦悩した「アンナと羽賀研二」、本当の出会いは山口組5代目人脈絡みだった

 最後まで“昭和の俳優”にこだわり続けた銀幕のスター・梅宮辰夫さんが、12月12日早朝、慢性腎不全のため亡くなった。81歳だった。

 日大法学部在籍中に銀座でスカウトされた梅宮さんは、1958年、東映ニューフェイス5期に合格すると、翌年、『少年探偵団』シリーズで主演デビュー。その後、アクション映画や任侠映画で硬派な役を演じたが、70年から始まった『帝王』シリーズでプレーボーイ役を演じて注目された。

 私生活でも“夜の銀座の帝王“の異名をとるほど、プレーボーイぶりを発揮した梅宮さんは、女優の北条きく子と婚約したものの、解消。かと思えば、当時、銀座の超有名クラブだった『姫』のナンバー1ホステス・大門節子さんと結婚。しかし、こちらも半年で離婚した。

 その後、72年にクラウディアさんと再婚するが、出会った当時、銀座のホステスをしていたモデルのクラウディアさんは既婚だった。遊び人の男と結婚した彼女は、男児を授かったものの、夫婦仲が悪く、事情を知った梅宮さんが、相手の男性に直談判し、多額の手切れ金を渡して別れさせたという。

 そうして72年には長女のアンナを授かった梅宮さんだが、2年後に睾丸がんを発症。しかも、左の肺に転移し、一時は助からないと宣告された。しかし、放射線科の権威といわれたM医師が執刀。梅宮さんを救った。筆者は、この執刀医と親交があったが、梅宮さんはM医師に「これからは夜遊びをやめて、娘のアンナのために生きる」と語っていたという。

 梅宮さんがアンナを溺愛していたのは広く知られていたが、94年、そんなアンナに熱愛騒動が浮上する。お相手は、“遊び人”と言われていたタレント・羽賀研二だった。梅宮さんは交際に大反対したものの、アンナがこれに反発。年頃の娘と父親の親子対決ということもあって、ワイドショーの格好のネタになった。

 ちなみに、後になってアンナは「羽賀とはバラエティ番組で出会って交際に発展した」と語っていたが、真相は違う。

 実は梅宮さんは『仁義なき戦い』などの任侠映画に出演した縁で、12年に他界した山口組5代目の故・渡辺芳則組長と昵懇の仲となり、その関係で、同じく5代目と親しかった大阪の不動産会社「末野興産」の末野謙一氏と親しかった。

 末野氏といえば、住宅金融専門会社(住専)をめぐる資産隠し事件で、その後、逮捕されているが、当時、末野氏は羽賀のタニマチだった。その末野氏がハワイのホノルルで主催したゴルフコンペに、梅宮さんがアンナを連れて参加。その時に、ゴルフをやらない羽賀とアンナが急接近したという。

 ともあれ、アンナは羽賀との交際を続け、95年には羽賀との“ペアヌード”写真集を出版。“平成のバカップル“としてワイドショーを賑わせ続けた。この騒動を受け、『梅宮辰夫の漬物本舗』の“辰ちゃん漬け”や”辰ちゃんコロッケ“もバカ売れしたが、それでも梅宮さんが2人の交際に反対する気持ちは変わらなかった。

 筆者は、当時、梅宮さんが所属していた「長良プロダクション」の会長から「一度梅宮に会って話を聞いてくれないか」と頼まれ、2人で食事をしたことがある。梅宮さんによれば、ある日アンナから2人が同棲する家で飼っている犬の面倒を頼まれたことがあったという。

 梅宮さんがその犬を動物病院に連れて行った後、2人が暮らす部屋のベッドメーキングまでして帰ってきたところ、その夜、アンナが「(羽賀とは)別れる」と言って、実家に帰って来たという。聞けば、羽賀が地方ロケで留守にするというので父親に犬の面倒を頼んだにもかかわらず、アンナが帰宅すると、羽賀が他の女と情事の真っ最中だったという。ところが、2人はその翌日にヨリを戻したそうで、梅宮さんの悩みは尽きないようだった。

 結局、その後、羽賀の借金と嘘が積み重なったことで、2人は破局。さらに、しばらく経ってから梅宮さんが長良プロから移籍したため、筆者との関係は遠ざかったが、梅宮さんはずっとアンナの男性スキャンダルに泣かされていた。

 しかし、晩年はアンナとの父娘関係も良好だったようで、それがせめてもの救いだ。また、かつて仲間だった銀幕のスターたちが次々と他界するなか、18年に開催された『梅宮辰夫生誕80年・芸能生活60年を祝う会』では、その直前に30針を縫う大怪我を負いながら、ステージに立ったほか、最近では、ドラマ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)で役者復帰。最期まで昭和の俳優にこだわり続け、生涯をまっとうした。改めて、梅宮さんの俳優魂に合掌!

文春が「売れないアイドル」と名指し! 小野真弓が森田健作千葉県知事叩きの巻き添えに⁉

「♪はっじめて~のアコム」から17年。そういえば、最近お見かけしていない気が……。

 森田健作千葉県知事が所属するサンミュージックのタレントを、県が株主の地元テレビ局で積極的に重用していることを12月19日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が取り上げた。

「文春は11月14日号で台風15号で千葉県が被害を受けている最中に森田氏が公用車で別荘に行っていた疑惑を報じていますが、森田氏は記事の多くを否定。それを見て、編集部員たちは“知事を辞任するまで徹底的にやる”と息巻いてましたから、やっぱり追撃が来たかという印象です。記事によると、森田氏は自身の影響力の及ぶ地元メディアや県の事業に、同じサンミュージックの“売れないアイドル”を起用させていたといいます」(週刊誌記者)

 そんな血気盛んな文春に“売れないアイドル”と名指しされた一人が小野真弓だ。

 小野は2002年に消費者金融『アコム』のCMでブレイクするも、以降はそれを上回るようなインパクトは残せないまま。現在ではテレビで見かけることがほとんどない。

「最近の小野の仕事を追ってみると、『熱血BO-SO TV~千葉の元気を世界に届ける広告会社』(チバテレ)、『森田健作 青春スピリッツ!』(bayfm)、『2010年、第65回国民体育大会ゆめ半島千葉国体』開会式司会、社会人野球のクラブチーム『千葉熱血MAKING』のマスコットガールなど、千葉県、もしくは県知事絡みの仕事ばかりが目立つ。一応、小野は千葉県流山市出身なので必然性はあるものの、キー局の地上波では姿を見ないだけに、森田氏が便宜をはかって、芸能活動を続けているようにも映ります」(前出・週刊誌記者)

 かつてはグラビアアイドルとして活動していた小野だが、2011年に水着グラビアを卒業。一時期は歌手デビューするなど、方向性に迷いが見られたことも。

「昨年には36歳でセミヌード写真集を発売しました。作中では、小野自身が書いた短い文章が何編か書かれ、『毎日、まじめそうな顔して過ごしているけど、私だって結構エロいことを考えるよ』と、突然のエロアピール。脱清純派を模索したのでしょうが、大した話題にはなりませんでしたね」(芸能記者)

 森田叩きの流れで、“売れないアイドル”のレッテルを貼られ、あらぬ批判の矛先となってしまった小野。自身の窮状がクローズアップされたことで、トレードマークの笑顔まで曇らないことを祈りたい。

消耗品ではない、アニメーションの豊かな可能性 新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

  異例のロングランヒットを記録し、現在も地方での上映が続いている片渕須直監督の劇場アニメ『この世界の片隅に』の公開スタートから3年。2時間9分あった上映時間が2時間48分に増え、再構成されたのが『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』だ。新シーンが加わったことで、すでに『この世界の片隅に』を観ている人も新しい解釈が楽しめる、新作映画となっている。上映時間は長くなったが、決して冗漫さは感じさせない。

 広島市出身の漫画家・こうの史代が2007年から09年にかけて「漫画アクション」(双葉社)で連載した『この世界の片隅に』は、広島市の海苔農家で育った平凡な女の子・すずが軍港として栄えた呉市へと嫁入りし、戦争のさなかに自分の居場所を築いていく過程を描いたもの。片渕監督は時代考証に徹底的にこだわり、戦時下におけるリアルな日常アニメという特異なジャンルに仕立ててみせた。高畑勲監督の薫陶を受けた片渕監督ならではの労作だった。

 情報量の多い原作コミックをぎゅっと凝縮したようだったオリジナル版『この世界の片隅に』だったが、カット数が増えたことで、絵を描くこと以外は何の取り柄もない新妻・すず(声:のん)の慎ましい日常生活が、より穏やかでユーモラスなものとなった。原作のダイジェストではなく、劇場アニメとしての独自のリズム、独特のコクのようなものが生じているように感じられる。

 オリジナル版とのいちばん大きな違いは、白木リン(声:岩井七世)をめぐるエピソードが大幅に増えた点だ。オリジナル版では割愛されていたが、遊郭に勤めるリンとすずの夫・周作(声:細谷佳正)との間には、かつて男女の関係があったことが明かされる。すずとリン、すずと周作との関係性は、オリジナル版に比べて大きく変わることになる。周作はリンとの結婚を考えていたことをすずは知ることになり、自分はリンの代用品なのかと周作への怒りの感情をたぎらせる。おっとりした印象が強かったすずだが、内面では激しい感情の起伏があったことが分かる。

 周作をめぐって三角関係にあるものの、すずは幼年期を一緒に過ごしたような懐かしさを感じさせるリンのことは憎めずにいる。嫁ぎ先での自分の居場所、役割を探し続けるすずに対し、リンは「子どもでも、売られてもそれなりに生きとる。この世界に居場所はそうそうのうなりゃせんよ」という言葉を投げ掛ける。貧しい家に生まれ、体ひとつで生き延びてきたリンだからこその台詞だ。すずとリンだけでなく、リンと同じ遊郭で働くテルちゃん(声:花澤香菜)とも、すずは束の間のガールズトークを咲かせることになる。

 ガールズトークのシーンは、どれも秀逸だ。リンやテルちゃんとのガールズトークが加わったことで、すでに描かれていた周作の母・サン(声:新谷真弓)、周作の姉・径子(声:尾身美詞)、すずの妹・すみ(声:潘めぐみ)たちとのガールズトークもより際立つものとなった。戦時下の女性たちは不自由を強いられていたが、その分だけ彼女たちは土地にしっかりと根を下ろして生きようとする。女たちのたくましさが、とても愛おしい。

 だが、すずがようやく見つけた居場所は、米軍が投下した爆弾によって、簡単に吹き飛ばされてしまう。すずが最初に仲良くなった径子の娘・晴美(声:稲葉菜月)は、すずの右手と一緒にこの世界から消えてしまう。「この世界に居場所はそうそうのうなりゃせんよ」と話していたリンさえ、花見で出会ったのが最期となった。そして、8月6日。すずの故郷・広島市に新型爆弾が投下される。戦争は、爆弾は無慈悲に、すずが愛したものたちを奪い去ってしまう。

 物語の終盤、右手を失い、得意の絵を描くことも、家事を果たすこともできなくなったすずの頭を、“白い手”が空中からにゅっと現れて、優しくなでる。原作コミックやオリジナル版にも登場した“白い手”は、どうやらすずが空襲で失った右手らしい。でも、オリジナル版の劇場公開、テレビ放送、そして『さらにいくつもの片隅に』と何度も観ているうちに、この“白い手”はもっと深い意味を持つもののように思えてきた。宙に浮かんだ“白い手”は、すずが右手を失わずに済んだ、もうひとつの世界を示唆するものではないだろうか。

 すずが右手を失っていなければ、幼い晴美も無事に生きていたかもしれない。だが、逆に晴美は生き残り、すずが吹き飛んでいた可能性もある。どちらが幸か不幸か、秤で比べることはできない。結局のところ、人間はいくつかの偶然が重なって見つけた居場所で生きていくことしかできない。タイトルバックで描かれた白いタンポポの綿毛のように。

 日本政府が「クールジャパン」として後押しするアニメ産業は、近年ますます華やかなものとなっている。今の日本の映画界は、アニメ作品によって支えられているといってもいいだろう。だが、どんなに企画開発やアニメーションづくりに手間暇を費やしても、劇場公開が終わり、ソフト化された後は、忘れ去られてしまう作品がほとんだ。二次元の世界にアニメーターたちが汗水流して命を吹き込んだアニメーションが、単なる消耗品となってしまっている現状がある。

 今回の『さらにいくつもの片隅に』の試みは、常に新しい情報、新しい刺激を求め続ける消費社会への、片渕監督なりの闘いのように思えてならない。すずの失った右手が、片渕監督を『さらにいくつもの片隅に』へと導いたのではないだろうか。

 この世界には、さまざまな片隅が存在し、それぞれの片隅がお互いを認め合うことで、この世界は成り立っている。そのことに気づいた瞬間、自分のいる世界はとても豊かなものになる。それぞれの世界が豊かなら、戦争をする必要もない。片渕監督の作品は、そんな当たり前のことに気づかせてくれる。

 ひとつの物語を、違った視点を交えて繰り返し味わうことで、新しい発見が生まれ、より豊かな物語へと熟成されていく。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の劇場公開は、そんな贅沢な楽しみ方を観客が体験する場となっている。

(文=長野辰次)

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
原作/こうの史代 監督・脚本/片渕須直 音楽/コトリンゴ
声の出演/のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓、花澤香菜、澁谷天外配給/東京テアトル 12月20日(金)よりテアトル新宿、渋谷ユーロスペースほか全国公開
(c)2019 こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
公式サイト<https://ikutsumono-katasumini.jp

夫婦揃って匂わせか! 嵐・二宮和也が“新婚を連想させる発言”でファンから一斉袋叩き

「さすが匂わせ嫁の旦那やな」と非難ごうごうだ。

 12月16日、嵐・二宮和也が、都内で年賀状受け付け開始セレモニーに出席。嵐のコンサートで結婚について触れなかった理由を明かしたという。

「二宮はこの日、11月12日に元フリーアナウンサーの一般女性と結婚してから初めてマスコミの取材に応じました。その際、嵐のコンサートで、結婚の話には触れない理由について『コンサートは、ファンのみんなも僕らにとっても特別なもの。そこでプライベートなことを報告するのは、僕の判断ではないかな』と説明しました」(女性誌記者)

 そんな二宮といえば、ゲーム好きとして知られるが、MCを務める12月15日放送のラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)では、「二宮君もゲーム実況チャンネルを開設してほしい」というリスナーの便りを紹介。しかし、これに関する二宮のトークが、ファンの間で物議を醸している。

「二宮はリスナーからのメッセージを読み上げた後、『ありますよね。人がゲームしているのを見ているのが好きっての』と、ゲーム配信に理解を示しつつ、『料理とかもそうだもん。やらないけど、やってるのを見てるとかあるもんな』と、自身の体験談と思われる内容を語ったのです。これが、元フリーアナ・一般人女性との新婚生活を彷彿させるとして、二宮ファンが一斉に動揺する事態となりました」(前出・女性誌記者)

 二宮としては新婚生活を匂わせるつもりはなく、ただ普段通りのトークを展開しただけのようにも思えるが、一部ファンは敏感に反応した。ネット上では「二宮、もう結婚発表したから何も隠す気ないね」「料理見るのが好き?はぁ?今の状態わかって言ってる?」「キッチンで嫁が料理をしているのを見るのが好きなんですか、そうですか」「もうわざとだろ」「夫婦揃って匂わせか!」などと叩かれまくりだ。

 これからも二宮が何かしゃべるたびに、アンチが増えていくのだろうか。

我が子を“ブラック部活”から救うために――保護者と顧問が「定時帰宅を徹底」するべき理由

 2016年8月、『クローズアップ現代+』(NHK総合)が「『死ね!バカ!』これが指導? ~広がる“ブラック部活”~」と題し、中学・高校の部活動において、顧問から生徒に“ハラスメント”が行われている実態を特集した。「死ね、消えろ!」といった暴言だけでなく、日常的な体罰、1カ月に3日しか休めない長時間拘束が行われている現状には、視聴者から大きな反響があった。それ以降、「ブラック部活」という言葉が世に広がり、改善へ向けた問題提起や、現場での取り組みが活発に。18年には、政府が部活動に関する「ガイドライン」を策定し、「週当たり2日以上の休養日を設ける」といった具体的な基準や、体罰の禁止について明文化された。

 しかし、それから1年たった現在も、部活の“ブラック化”がもたらす問題はなくなっていない。今年4月には、茨城県高萩市の卓球部で、顧問の男性教諭から「バカ野郎」「殺すぞ」といった暴言を受けた女子生徒が自殺。同部は全国大会の出場歴がある強豪校で、男性教諭もベテランの指導者だったという。また、「ガイドライン」の策定をきっかけに、記載された休養日を守らず、“自主練”と称して強制的な練習を行う「闇部活」も、新たな問題として浮上している。

 時に尊い命を奪うこともある「ブラック部活」は、なぜなくならないのだろうか? そして、子どもが部活動で苦しんでいる時、親には何ができるのだろうか? 名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授であり、前出の番組にも出演した、内田良氏に話を聞いた。

明確な制度がない、無法地帯な部活動

――いち早くこの問題に取り組んできた内田先生は、「ブラック部活」をどういった状態の部活動だと捉えているのでしょうか。

内田良氏(以下、内田) 最も主眼に置いているのは、「やりすぎている部活」です。さらに言えば、「やりすぎているせいで、安全・安心が損なわれている部活」に関心があります。例えば、休養日がなく毎日活動、1日何時間も拘束するといった「練習のやりすぎ」、大会やコンクールが毎週末あって休めない「大会のやりすぎ」、顧問や指導者が生徒に暴言・体罰を加える「指導のやりすぎ」、校内に練習場所が取れず、狭い校庭や体育館をいくつもの部活で分け合って使う「同時にやりすぎ」などがあり、どれも生徒や先生の安全・安心を脅かすものです。

――18年3月には「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」が、同年12月には「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」が、それぞれ策定されました。この中には、体罰の禁止や管理体制のほかに、休養日や適切な練習時間の設定についても基準が設けられています。それにもかかわらず、なぜ「やりすぎ」が起こるのでしょうか。

内田 「健全でない部活=ブラック部活」をなくしていくために、このガイドラインの策定は“前進”でした。しかし、今回策定されたのは「ガイドライン」ですから、必ず守らなければいけない決まりではなく、“目標”レベルのことなんですよね。法的な拘束力はなく、違反した場合にペナルティが科されるわけでもありません。

 部活動は、授業と違ってきちんとした“制度設計”がなく、これが大きな問題です。授業には「学習指導要領」というはっきりとした制度がありますが、部活には「ガイドライン」のみ。すると、狭い校庭を複数の部活が分け合って使うことが問題視されず、ストレッチをしている陸上部の隣で、サッカー部がボールを蹴るといった、事故が起こりやすいシチュエーションができてしまいます。体育の授業で場所が足りないとなれば、体育館か学校自体をもうひとつつくることになります。でも部活には制度設計がないため、そもそも「広さ○平方メートルに対して、活動できる部活はいくつまで」といった決まりもない。なので、なかなか状態が変わらないのだと思います。

――生徒や先生を守るはずの「ガイドライン」ですが、現場からは反発も多いようです。それはなぜでしょうか。

内田 やはり、「部活は楽しいから」「やりがいがあるから」でしょう。練習や大会が大きな負担であっても、そこに楽しさややりがいを感じていると、自粛するのは難しい。子どもたちが楽しんでやっていれば、大人たちも規制しにくいのでしょう。

――学校側が止めても、顧問や部員たちが“自主的な練習”として活動をしてしまう「闇部活」もあると聞きます。

内田 “部活動の練習”として認めると問題があるので、朝や放課後の練習を“自主練”として、学校に届けず活動をする部活もあるようです。しかしこの「闇部活」、とても恐ろしい問題をはらんでいます。“自主練”といっても生徒だけで行うわけではなく、顧問の先生が個人的に引率したり、保護者が付き添ったりするでしょう。しかし、どちらにしても「学校が認めた活動」ではありませんから、何かトラブルが起きた場合に、責任の所在が曖昧になってしまいます。

 「闇部活」中に子どもが大ケガをした、練習場所として借りていた施設を破損した、学校の楽器を運んでいたら落として壊した……そんな時、一体誰が責任を取るのでしょうか? こうした問題が起こる可能性について、顧問・保護者の認識が非常に甘い。近所の友だち同士で勝手に遊んでいるのとは状況がまったく異なりますから、思わぬトラブルに巻き込まれかねません。

――「練習のやりすぎ」をなくすためには、まず大会やイベントが多すぎる「大会のやりすぎ」問題を解決する必要がありそうです。

内田 まさにそうですね。今の部活は、練習試合、大会、地域の交流会など、年に何度も大会やコンクールなどがあります。もしかしたら、社会人より忙しいかもしれません。しかし、大会の数自体を減らすという動きは、実はほとんど起こっていない。例えば吹奏楽部なら、コンクールには参加せず、地域の行事や学内演奏会などの活動をメインにする選択肢があってもいいはずなのに、ほとんどの学校が複数のコンクールを中心にして、1年のスケジュールを組んでいます。大人になったら、スポーツも音楽も“趣味”として楽しみながらやっていますよね。勝利や高みを目指して大会を目標とする活動のほかに、学生でも「趣味として楽しむ部活」という観点があってもいいのではないでしょうか。

――では逆に、「たくさん練習したくても、ガイドラインがあってできない子ども」に対し、顧問や親はどうしてあげるべきなのでしょうか。

内田 「がんばりたい子」のフォローは、部活改革の重要な課題です。ひとつの方法としては、民間のクラブなどに入って、そこで練習をすることが考えられます。誰よりもうまくなりたい、プロを目指したいという子どもに、質の良い指導を受けさせることもできるでしょう。あくまで部活の中で、ということなら、「長い時間練習すれば上達する」という考え方を変える必要があります。例えば、週3日の練習で最大のパフォーマンスを引き出すためにはどうしたらいいか、顧問と生徒が頭を使って考え、密度・濃度の高い練習にシフトしていくのです。週3日のみ活動を行う部活が集まって、年に1回だけ大会を開催するというのもありでしょう。

――部活が過熱したり、「辞めたくても辞められない」生徒がいる背景には、“内申点”の存在があるように思います。「部活をやっていたほうが高く評価される」という“部活神話”も聞きますが……。

内田 学習指導要領の中で、部活は「自主的参加」です。要するに、部活をやっていないからといって、それをわざわざネガティブに書くことは、まずありません。一般論として、スポーツ推薦が欲しいとか、全国大会に進むほどの抜群な成績だったとか、そういった特殊な事情がない限り、部活は内申書において大きな影響力を持たないと言っていいでしょう。内申のため、部活を無理に続けるくらいなら、その時間を使って勉強したほうが、受験には有利ということになります。

 また、学校側が明らかに逸脱した指導を行っているのに、子どもがそれを嫌がっておらず、なかなか止められないという場合もあるかもしれません。保護者としてはもどかしい状況ですよね。そのとき保護者は、「ガイドライン」を持って学校に相談するといいでしょう。法的な拘束力がないとはいえ、表立った基準ができたことで、学校側に意見が言いやすくなったことは確かです。

――「部活は内申点にほとんど影響がない」という事情は、顧問の先生なら知っているはずですが、部活動はなぜブラック化してしまうのでしょうか。

内田 リスクよりも、それによって“得るもの”のほうに目が向いているからではないでしょうか。企業がなぜブラック化するかといえば、従業員の健康被害や離職率よりも、“会社の利益”に目が向いているからですよね。部活だったら、利益の代わりに得られるものは、“子どもの笑顔”や“達成感”でしょう。目標が高ければ高いほど、得られる感動や一体感は増していきます。先ほども言いましたが、部活って楽しいんです。喜びもやりがいもあるから、子どもたちは夢中になる。でもその一方で、苦しむ声が無視されていることを忘れてはなりません。

子どもを“ブラック”から救うために、大人がするべきこと

――現代では、「ブラック企業」に始まり「ブラックバイト」「ブラック部活」などの言葉が生まれ、組織が個人を酷使することが問題視されています。その中でも「ブラック部活」は、人生の中で一番最初に出合う「ブラック」ともいえそうです。

内田 「ここで頑張らないと、将来もっと大変なことがあったときに乗り越えられないぞ!」とは、キツい練習をさせるときの常套句ですよね。なんでこの先も「大変なこと」が起こる前提なんだよ、と思いますが(笑)。でもこの言葉こそが、現代の理不尽を強いる社会構造の表れです。

 人より多く練習・仕事をすることは、「負けたけど頑張った」「成果は出なかったけどよくやった」という形で、“免罪符”になりがちです。練習時間の長さで出し抜こうとしたり、熱意を測ったりするのをやめて、早いうちから“ルールの中で最大のパフォーマンスを発揮すること”を学んでいくのが大事ですね。そのためにはまず、先生や保護者が定時に帰宅することを徹底し、社会人の一人として、子どもに背中を見せる必要があるのではないかと思います。「がむしゃらに頑張る」一辺倒の構造に対し、「おかしい」と言える人間を育てていくべきではないでしょうか。

■内田良(うちだ・りょう)
名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授。学校リスク(スポーツ事故、組み体操事故、転落事故、「体罰」、自殺、2分の1成人式、教員の部活動負担・長時間労働など)の事例やデータを収集し、隠れた実態を明らかにすべく、研究を行う。啓発活動として、教員研修等の場において直接に情報を提供。専門は教育社会学。博士(教育学)。ヤフーオーサーアワード2015受賞。消費者庁消費者安全調査委員会専門委員。著書に『ブラック部活動』(東洋館出版社)、『学校ハラスメント』(朝日新書)、『教育という病』(光文社新書)など。

シャーリーズ・セロン、「あまりに壮絶」と同情集まる――「アルコール依存症&DVの父を母が殺害」の過去

 連続殺人鬼を熱演した『モンスター』(2003)や、世界初のセクハラ訴訟を起こした女性を情熱的に演じた『スタンドアップ』(05)など、華やかなハリウッド女優が敬遠するようなアクの強い役を引き受け、巧みに表現するシャーリーズ・セロン。

 米FOXニュースで実際に起きたセクハラ騒動を描いた新作映画『スキャンダル』(本日12月20日から全米公開、日本公開は2月21日)では、同局の売れっ子キャスターだったメーガン・ケリーを演じた。メーガンは、昨年移籍先の米NBCニュースで人接差別を擁護するような発言をしたとして批判を浴び、番組が打ち切りとなるなど、論議を呼ぶ人物であることから、「一筋縄ではいかぬメーガン役を引き受けたのは、やっぱりシャーリーズだったか」「徹底的に役作りのできるシャーリーズが、どこまでメーガンに近づけるのか楽しみ」と注目が集まっている。

 そんなシャーリーズが『スキャンダル』のプロモーションのために受けた米ラジオ局「NPR」のインタビューで、彼女を語る上では欠かせない「15歳の時に、家庭内暴力を振るっていた父親を母親が正当防衛で殺害した」事件を回想。ネット上では「何度聞いても、鳥肌が立つ」「あまりに壮絶な体験」と同情を集めている。

 シャーリーズは今回のインタビューで、映画の題材であるセクハラについてや、アパルトヘイト政策が残る南アフリカ共和国で生まれ育ったことについて話した。その流れで家族について話が及んだのだが、初めに「父はとても病的な人だった。私は、アルコール依存症だった父しか知らない。生まれた時からずっと依存症だったから……本当に絶望的な状況で、私たち家族はその絶望から抜け出せずにいたの」と、酒におぼれた父親が母親に日常的に暴力を振るう家庭で育ったのだと説明。

「依存症の人との予測不可能な日常を送っていると、これが普通なんだと耐性ができてしまう。そのトラウマは体の中に深く入り込み、死ぬまでずっと持ち続けることになる。(母が父を殺害した)一夜の、一度だけの出来事がトラウマの原因じゃない」「私の家族は信じられないくらい不健康だった。(略)問題の根本にきちんと向き合わないと、不幸なことが起きてしまうのよね」と述べ、父だけでなく共依存だった家族にも問題があったことを示唆した。

 続いて当日のことを回想。「銃を手に持って帰宅した父は、歩くこともままならないほど泥酔していた。寝室にいた母と私は、父が寝室に入ってこられないようにと、必死でドアに背中を押しつけた。父はドアを押し開けようとしていたのだけど、ふと一歩、後ずさりする音がして。直後、私たちが押さえていたドアに向かって銃を3発撃ったの。母と私に1発も命中しなかったのは奇跡としか言いようがないわ。でも、母はその時に、この脅威を終わらせたの。正当防衛でね」と淡々と語った。

 日常的に暴力を受けていた母親は、このままだとシャーリーズも殺されると思い、自分のバッグの中に入れていた拳銃を取り出して父親を銃殺。地元警察は、父親がアルコール依存症でDVしていたことを知っていたため、母親は正当防衛が認められ、殺人罪などで起訴はされなかった。

 シャーリーズは、「DVについて、私はたくさんの人と経験を共有するようにしている。別に恥じていないし、話せば話すほど、『こんなひどい目に遭っているのは自分だけじゃないんだ』と気づいてくれる人が増えるから」とも述べていた。

 しかし、17年に別のラジオ番組に出演した際は、母親が正当防衛で父親を殺害してからしばらくは「何も起きなかったふりをした。誰にも話さなかったし、話したくなかったし。聞かれたら『パパは交通事故で死んだ』と答えていた」と告白。「誰もこんな話はしたくない。それに、聞かされた人だって反応に困るでしょう? 被害者扱いされるのも嫌だったし。本当に何年も苦しんで、最終的にセラピーを受けるようになったの。20代後半~30代初め頃だったかな」と、セラピーにより気持ちが楽になったことを明かした。

 また、「実は、父の死はトラウマになってないのよ。トラウマになっているのは、依存症の人がいる家の中で目を覚まし、『今日は何が起きるんだろう』『今日はお酒を飲むのかな』とおびえていた子ども時代の経験。このトラウマは、大人になった今も自分に影響を与えてるわ」とも激白していた。

 そんな彼女を命がけで守ってくれた母親とは固い絆で結ばれているよう。11年にトーク番組に出演した際、2歳の頃、彼女がプールで溺れるた際に母親が服を着たまま飛び込んで助けてくれたエピソードについて話が及ぶと、「母親として本当に素晴らしい人なの。『夫を正当防衛で殺害した人』という目でしか見られないけど、何度も私の命を助けてくれたのよ。自身は毒母に育てられたのに、私には愛を注いでくれた、母親として最高の女性」と、心からの賛美を送っていた。

 アルコール依存症の父から暴力的支配を受け、逃げ場のない家庭で15年も暮らした経験があるからこそ、シャーリーは人間の奥底に潜む闇や、矛盾した感情などを表現できるのかもしれない。

弘中綾香、宇垣美里…いま好かれる女性アナは、「女子アナ」ではない

 毎年恒例の「好きな女性アナウンサーランキング」「好きな男性アナウンサーランキング」を、今年もORICONが発表した。

 このランキングは5回首位を獲得すると殿堂入りする決まりになっており、日本テレビの桝太一アナや水卜麻美アナ、元フジテレビの高島彩アナらが殿堂入りしている。TBSの安住紳一郎アナも殿堂入りをしたアナウンサーのひとりだ。

 その安住アナが、15日放送の番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)で、「好きなアナウンサーランキング」の弊害を説明し、廃止を求めた。

安住紳一郎アナ「人気を気にすると言えない一言が出てくる」
 番組冒頭で、「好きなアナウンサーランキング」で安住アナが殿堂入りしていることを今まで知らなかったという視聴者からの手紙を紹介。

 安住アナは<本人に(殿堂入りしていたことを)言わせないでください!>と笑いを取りながらも、そろそろこういったランキングは止めにしてほしいと訴え、その理由を明かした。

<アナウンサーは人気(が重要)じゃないっていうことを何度も言ってるんで、そろそろこういうランキングは止めにしていただきたいと個人的には思います>
<人気を気にすると言えない一言とかが出てくるんだけど、それはやっぱりアナウンサーとしてはそういう仕事じゃないから。嫌われると思っても言わなくちゃいけない一言はある>
<若手のみなさんも少しこういうランキングとかを意識してしまうので、コメント、番組の進行も、嫌われないように嫌われないように嫌われないように、こういう意見の人もいるので、と全方位外交になって>
<それはひとつの意味では合ってるんですけど、最近はあらゆる方向に全方位外交になっちゃって、少し前に進まない感じになってますので。そういう風潮も真面目な話として一言お伝えしたいなと思います>

 ランキングという形で自分の人気が顕著になれば、発言には慎重にならざるを得ないだろう。

 また、「好きなアナウンサー」だけでなく、「嫌いなアナウンサー」のランキングを発表する週刊誌もあり、多くのネットニュースがその結果を取り上げる。これは容易に、そのアナウンサー個人へのバッシングへと発展する。

「好き」1位の弘中綾香アナウンサーは“女子アナ”像を壊す
 そもそもアナウンサーとはどういう仕事なのだろうか。女性アナウンサーの場合、清潔感や容姿の美しさ、愛嬌などが求められる “女子アナ”像も根強い。

 難関大学で学び、熾烈な就職活動に勝ってテレビ局に入社したにもかかわらず、バラエティ番組ばかりを担当する女性アナもいる。報道番組に出演しても、自身の意見を述べるより、解説員やゲストに相槌を打ち、つつがなく進行することを求められてきた。

 さらに「30歳定年退社」神話も長くあった。23歳で就職するのに、女性アナウンサーの“賞味期限”は30歳だったのだ。

 近年、ようやく30歳で寿退社という流れは多少変化し、結婚や出産を経てもアナウンス室に残る女性アナウンサーは増えつつある。

 そしてこれまで醸成されてきた“女子アナ”像を壊すように、自分の意見をはっきりと表明する女性アナウンサーも少なからず出てきている。

 特に注目すべきは、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサーだ。弘中アナは「Hanako」(マガジンハウス)のウェブサイト「Hanako.tokyo」で「弘中綾香の純度100%)」という連載コラムを持っているが、そこに綴られる言葉は実に率直だ。

 連載第1回では、テレビに出ているからといって勝手に模索、脚色、拡散されることは生きづらいと告白。

<一度こちら側に立ってみると、なんと息のしづらいこと。仕事のこと、プライベートのことをあれこれ検索され、あること無いこと勝手に書かれる。脚色されたイメージが出来上がり、とんでもない速さで拡散する>
<でも、私はもう、一方的に決めつけられることに飽き飽きした。飽き飽きして、嫌気がさして生きづらくなった>

 そんな弘中アナは今年4月に出演した『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、「結婚=幸せ」という価値観に異を唱えた。当時独身だったオードリーの若林正恭から結婚願望を聞かれた弘中アナは、以下のように答えている。

<私、結婚ってしなきゃいけないのかなって考えているほうの人間なんです。すごい面倒くさい人間なんですけど>
<なんでこうも世間は結婚しなくてはいけないのか、または、結婚イコール幸せと考えているのか。その一元的な発想に、ちょっと『う〜、胃もたれ……』っていう感じ>

空気に流されない宇垣美里アナ
 元TBSの宇垣美里アナも、その場の空気に流されないアナウンサーだ。

 宇垣アナは『サンデージャポン』(TBS系)に準レギュラーとして出演していたが、昨年10月の放送でディレクターから結婚願望を聞かれる、「ある」とは答えながらも、「お相手はいるんですか?」という次の質問には、「ん?」と無表情で返した。そして、ディレクターと宇垣アナの「いるんですか?」「ん?」というやり取りが、3回ほど繰り返された。

 一般的に「笑ってごまかすのが正解」とされてきたような場面で、なぜ宇垣アナは「ん?」を貫いたのか。後日の『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)で、宇垣アナはその理由を明かしている。

<(結婚や恋愛観についての質問は)その人のセクシャリティに関することだから>
<だから私は(「ん?」と返すことによって)その質問あんまり好きじゃないよって伝えたかったんですけど>
<私はずっと気にしていきたいと思うし、できれば人もそうしたほうが、傷つく人も減るんじゃないかな>

 宇垣アナは今月11日の『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ)にゲスト出演。「黙ってオレについてこい」というタイプの男性はどうかと問われると、<私は私の行きたいところに行くので>と、さらりと返していた。

 “女子アナ”らしくない彼女らを「変人」「生意気」「お高く留まっている」など、否定的に扱うメディアもある。

 しかし、弘中綾香アナは昨年の「好きな女性アナウンサーランキング」では2位、今年は1位に輝いた。なお、昨年2位に輝いた際には<お給料は変わらないんで、意味ないんです>と彼女らしいコメントを残していた。

 宇垣美里アナも、彼女の発言に共感する女性は少なくない。彼女たちのような新しい女性アナウンサー像への支持は、着実に増えているだろう。

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米倉涼子『ドクターX』、シリーズ平均で18.5%の最低視聴率に沈むも来年の“続編”が確定事項か

 米倉涼子が主演する人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』第6シリーズ(テレビ朝日系、木曜午後9時~)の最終回(第10話)が19日に放送され、視聴率は19.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で大台には届かなかった。

 全話の平均視聴率は18.5%で、シリーズごとでは、過去ワーストだった第1シリーズ(2012年)の19.1%を下回り、自己最低に沈んでしまった。

「日本テレビが裏で放送した『ぐるナイゴチ大精算!』3時間スペシャルが16.9%の高視聴率をマークしたのが響いたのでしょう。ふだん日テレの裏番組は『秘密のケンミンSHOW!』で10%程度ですから、かなりアップさせました。低視聴率のフジテレビも『全日本フィギュアスケート選手権2019~女子ショートプログラム』をオンエアし、11.1%と2ケタに乗せましたので、これも影響したんでしょうね」(テレビ誌記者)

『ドクターX』は第2シリーズ(13年)で平均23.0%を記録して以降、第3シリーズ(14年)が22.9%、第4シリーズ(16年)が21.5%、第5シリーズ(17年)が20.9%と平均視聴率で、4シリーズ連続で大台を突破していたが、“20%神話”もついに崩壊。そして、シリーズ最低視聴率を更新してしまったことで、同ドラマが終わってしまうのか、はたまた継続していくのか気になるところ。

「もう6シリーズ目ですから、マンネリ化するのは当然ですし、かつての勢いはありません。それでも平均で18.5%をマークしたのはすごいこと。ネット上でも批判的な意見はあまり見受けられません。近年テレビ視聴の動向も変わり、リアルタイムで見なくても、ネットで後から無料で見ることができる、民放公式ポータルサイト『TVer』なども普及しましたので、多少数字が落ちるのは致し方ないかと。すでにテレ朝と米倉の所属事務所オスカープロモーションとの間では、来年10月期も、“米倉枠”にすることで合意しているといいます。昨年は米倉が『「ドクターX」はやらない』との意思が固く、『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』になってしまいましたが、今は米倉の拒絶反応も強くないようですから、来年も『ドクターX』の続編が制作される可能性は高いのでは」(テレビ制作関係者)

 マンネリ化しても、もはや『水戸黄門』の領域に入りつつある『ドクターX』。来年も大門未知子の姿が見られるだろうか。

米倉涼子『ドクターX』、シリーズ平均で18.5%の最低視聴率に沈むも来年の“続編”が確定事項か

 米倉涼子が主演する人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』第6シリーズ(テレビ朝日系、木曜午後9時~)の最終回(第10話)が19日に放送され、視聴率は19.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で大台には届かなかった。

 全話の平均視聴率は18.5%で、シリーズごとでは、過去ワーストだった第1シリーズ(2012年)の19.1%を下回り、自己最低に沈んでしまった。

「日本テレビが裏で放送した『ぐるナイゴチ大精算!』3時間スペシャルが16.9%の高視聴率をマークしたのが響いたのでしょう。ふだん日テレの裏番組は『秘密のケンミンSHOW!』で10%程度ですから、かなりアップさせました。低視聴率のフジテレビも『全日本フィギュアスケート選手権2019~女子ショートプログラム』をオンエアし、11.1%と2ケタに乗せましたので、これも影響したんでしょうね」(テレビ誌記者)

『ドクターX』は第2シリーズ(13年)で平均23.0%を記録して以降、第3シリーズ(14年)が22.9%、第4シリーズ(16年)が21.5%、第5シリーズ(17年)が20.9%と平均視聴率で、4シリーズ連続で大台を突破していたが、“20%神話”もついに崩壊。そして、シリーズ最低視聴率を更新してしまったことで、同ドラマが終わってしまうのか、はたまた継続していくのか気になるところ。

「もう6シリーズ目ですから、マンネリ化するのは当然ですし、かつての勢いはありません。それでも平均で18.5%をマークしたのはすごいこと。ネット上でも批判的な意見はあまり見受けられません。近年テレビ視聴の動向も変わり、リアルタイムで見なくても、ネットで後から無料で見ることができる、民放公式ポータルサイト『TVer』なども普及しましたので、多少数字が落ちるのは致し方ないかと。すでにテレ朝と米倉の所属事務所オスカープロモーションとの間では、来年10月期も、“米倉枠”にすることで合意しているといいます。昨年は米倉が『「ドクターX」はやらない』との意思が固く、『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』になってしまいましたが、今は米倉の拒絶反応も強くないようですから、来年も『ドクターX』の続編が制作される可能性は高いのでは」(テレビ制作関係者)

 マンネリ化しても、もはや『水戸黄門』の領域に入りつつある『ドクターX』。来年も大門未知子の姿が見られるだろうか。

森保監督には戦術がない? 堂安律のコメントから見えてくる「サッカー日本代表の課題」

 あまりにも無策な敗戦だった。東アジアE-1選手権の最終戦を首位で迎えた日本は、2位の韓国に対して引き分け以上で優勝というアドバンテージを持って試合に臨んだ。

 しかし、そのアドバンテージをまったく生かすことができなかった。立ち上がりから韓国は3トップ気味にして、日本の3バックにハイプレッシャーをかける。これに対して日本はなすすべもなく、防戦一方に。さらに、警戒していたセットプレーでも韓国に力負け。ポストに二度助けられて失点は免れたが、前半は完全な韓国ペースとなった。そして、ボールを奪われるとバックラインがずるずると下がる癖が直らず、28分にはファン・インボムにミドルシュートを決められてしまう。

 後半、優勝するために得点が必要になった日本だが、前からのプレッシングもハマらなければ、攻撃も構築できなかった。シュート数は韓国の半分以下 で、決定機は皆無。むしろ、カウンターからピンチを迎え、76分には絶体絶命のシーンを作られる最悪の展開だった。

 なぜ、このような展開になってしまったのか? それをひもとくのが、8日に放送された『密着180日 なぜ森保一は日本代表監督なのか』(フジテレビ系)での、日本代表MF・堂安律のコメントだ。

「たぶん、森保さんは、メチャクチャ戦術あると思うし、僕は。(森保監督は)やりたいサッカーがたくさんあると思うんですが、僕たちの個性を最大限に生かしながら、少しずつ戦術を浸透させていくのが監督のやり方だと思う」

 つまり、森保監督は、現時点では日本代表に細かい戦術を用意していないということだ。これについて、サッカーライターに聞いた。

「堂安の証言と、森保監督の言う“ロシアW杯の西野朗戦術の継承”を照らし合わせると、森保監督は守備に対する簡単な約束事しか用意していないと思います。確かに、スペインやブラジルは大枠の戦術を与えて選手の個を生かしますが、それはトップレベルの戦術理解度を持った選手だから。しかし、日本は欧州や南米に比べ、戦術理解度は低い。ロシアW杯では、戦術理解度の高い、スペインでプレーしていた乾貴士と、一時期はマンチェスター・ ユナイテッドにまで上り詰めた香川真司らがいたから功を奏しましたが、それを今後も日本代表のベースにするのは無策と同じです。それこそ、ジーコジャパンと同じ結果になりますよ」

 森保監督が細かな戦術を用意していないからこそ、招集した選手の明暗が分かれてしまう。たとえば、戦術理解度の高い大島僚太は輝けたが、戦術理解度が低くイングランドで通用しなかった井手口陽介は消えてしまう。また、チームの骨格がないから、今がピークともいえるJリーグMVPの仲川輝人を生かすこともできない。

 堂安の何気ない森保監督批評によって日本代表の内情が明らかになったが、森保監督がこのままのマネジメントを続けるのであれば、解任すべきだろう。

(文=TV Journal編集部)