聖火ランナー、みやぞん決定で「選考基準がナゾ」「なぜ岐阜県枠?」と疑問の声噴出

 12月17日、2020年の東京オリンピックの聖火リレーにおいて、岐阜県は県内を走行する44人のランナーのうち「著名人枠」として内定した22名を発表。その多くが岐阜県に由来する人物の中、お笑いコンビのANZEN漫才・みやぞんの選出について「岐阜代表は違和感しかない」「選考基準がナゾ」と疑問の声が上がっている。

 聖火は、3月12日にギリシャで聖火採火式を終えた後、同20日に宮城県で聖火到着式を行い、その後は宮城県、岩手県、福島県で「復興の火」として展示を行う。聖火リレーは、翌26日に福島県でグランドスタートを切る予定で、7月24日まで日本全国47都道府県を周りながらゴールを目指し、岐阜県は4月4~5日の2日間で行われる予定だ。

「岐阜県のランナーとして内定している著名人には、同県出身の顔ぶれがズラリ。俳優・伊藤英明、女優・鈴木ちえみ、『ねんりんピック岐阜2020』で応援大使を務める流れ星・ちゅうえいなどが並んでいます。中には、東京出身の俳優・山本耕史もいますが、大河ドラマ『真田丸』(NHK、16年放送)で、“関ケ原の戦い”(現在の岐阜県不破郡関ケ原町)に敗れた石田三成を演じていたというつながりがある。そんな中、東京出身のみやぞんについて、ネット上では『何で選ばれた?』『どんな選考基準なんだろう』と疑問の声が広がっています」(芸能ライター)

 県地域スポーツ課が窓口になっている県実行委員会によると、著名人枠で内定に至ったタレントは「聖火リレーのPRに資する県ゆかりの方」とのことで、公開されている内定者一覧表には、みやぞんについて「松尾芭蕉の『奥の細道』の出発地とされる東京都足立区出身」と記載されている。

「岐阜県大垣市は『奥の細道』の“結びの地”とされているそうですが、現在のところ聖火リレーで大垣市を走るかどうか未定だとか。『岐阜新聞』の取材によると、同市の職員でさえも『なぜみやぞんさんが選定されたのか分からない』と困惑していたといいますから、ますます謎が深まるばかりです。足立区出身の著名人はほかにもいますし、ネット上では『客寄せパンダ的な立ち位置』『いくらなんでもこじつけがすごい』『縁もゆかりもない人が走るくらいなら、地元の子どもたちを走らせたほうがいいのでは?』といった指摘も相次いでいます」(同)

 謎が深まる岐阜県聖火ランナーの選考基準。これから、ほかの県も聖火ランナーを発表していくと思われるが、どんな基準で選考されたのかにも注目が集まりそうだ。

関西ジャニーズJr.・末澤誠也、「完全に失言」「ありえない」とファン激怒! “出待ち”発言が物議

 関西ジャニーズJr.のメンバーがパーソナリティーを務めるラジオ番組『関西ジャニーズJr.のバリバリサウンド』(FM OH!85.1)。12月17日の放送は、関西Jr.内ユニット「Aぇ!group」の正門良規、末澤誠也、小島健が登場した。この日はメッセージテーマ「クリスマス」でトークが展開されていったが、その中で末澤のある発言が、ファンの間で物議を醸している。

 リスナーから「クリスマスは会社の従業員にケーキ配りをしている。つらいけど、『ありがとう』と言われてうれしい」という旨のメッセージが寄せられ、末澤が「俺らもそういうふうになれたらいいよね。ファンの人らに、俺らが気持ちとしてパフォーマンス届けて、『楽しかった』『元気出た』とか(感じてもらえるのが)日々クリスマスプレゼントというか。日々、そういうふうになれたらいいなと思いますよね」と真剣に話すと、小島は「今日の誠也くんはいつもと全然違う! どうしたん、今日!?」と驚き。

 その流れで、末澤が「クリスマスのエピソードなんかあります?」と話を振ると、正門は「それこそやっぱり、松竹座とかになってくるんですけど……」と、毎年大阪松竹座で行われる『X'mas Show』の思い出が強いという。末澤も共感しつつ、「ステージ、コンサートがあること多いから、この時期。俺は逆に舞台多いから。それこそ舞台のときは“受け取り”とかあったりして、ファンの子とそれこそクリスマスにしゃべったりするから」と振り返る。

 これに正門と小島が「え~! すげえ!」「めっちゃいいじゃないですか!」と驚くと、末澤はさらに「クリスマス、25日に公演があることが結構多いから、そのときにサンタさんの服着て(ファンからのプレゼントを受け取りに)行ったりとか。クリスマスっぽくしていって、俺も」など、ファンからのプレゼントを“歓迎”しているような口ぶりに。

 そしてそのまま、12月25日から東京芸術劇場・シアターイーストにて、末澤主演の舞台『キオスク』が始まると宣伝し、「なんか、クリスマスっぽいことできたらいいなと思いますけど」と一言。これに2人は「ちょっと初日見に行こうや。サンタさんの誠也くん見に行こうや」「ホンマに見たいな」「気になる~!」と盛り上がっていた。

 末澤本人から具体的な状況の説明はなかったものの、放送を聞いていたファンは、3人が“出待ち”の話をしていると解釈したよう。ジャニーズの出待ちといえば、昨今は大きな騒動に発展することもあり、関ジャニ∞やHey!Say!JUMPのメンバーは、自らファンに苦言を呈している。Hey!Say!JUMPに至っては、駅や空港で出待ちをするファンが減らなかったことを理由に、今年のアリーナツアーを「見送る」と公式な発表をしたほどだ。

 一方で、舞台後に会場付近で出待ちを行うことについては、現状はっきりとした規制がなく、“グレーゾーン”という認識を持つファンは多い。とはいえ、会場関係者などに迷惑をかける可能性もあり、それを自ら迎え入れるかのような末澤の発言には、ファンから批判が続出。ネット上には「許容どころか歓迎って……? 劇場や一般の方に迷惑かける行為を助長するなんて最低」「末澤くんの発言もありえないし、なんで2人はツッコまないの? 関西Jr.はみんな出待ちを歓迎してると思われてもいいの?」など、厳しい意見が多数投稿されている。

 また、今回は生放送ではなく“録音”とのアナウンスがあっただけに、「収録なのになんでこの発言カットしなかったの?」「マネジャーも出待ちが迷惑ってわかってないのか……」とスタッフに向けた指摘もあるが、「そもそも、ラジオで出待ちの話なんかすんなよ。言っていいことと悪いことの分別がつかないなら、露出を控えるべき」「グレーゾーンなことを番組で話すなんて、完全に失言。スタッフがどうのこうのじゃなく、3人の意識が低い」という意見も。3人はこうしたファンの声に対し、何を思うのだろうか。

頼みの綱は前番組だった!? 木村拓哉『グランメゾン東京』自己最高視聴率の要因とは?

 木村拓哉が主演するドラマ『グランメゾン東京』(TBS系、日曜午後9時~)の第9話が15日に放送され、視聴率は自己最高の14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)をマークした。

 初回は12.4%で発進し、第2話13.2%、第3話11.8%、第4話13.3%、第5話12.6%と推移。以降、第6、7話は11.8%、第8話は自己最低の11.0%にとどまり、3週連続11%台と伸び悩んでいた。

「木村の主演ドラマですから、TBSは当然15%を目標にしていました。ところが、第8話までの最高が13.3%で、11%台が定位置になりつつあって、局内も沈滞ムードが漂っていたようです。しかし、ここに来て、ようやく14%台後半が出て、制作陣もホッと胸をなで下ろしていると思います。同日、裏の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)、『警視庁・捜査一課長スペシャル』(テレビ朝日系)は、いずれも12%を超えていますから、第9話の視聴率が伸びた要因は、決して裏がコケたからではないでしょうね」(テレビ誌記者)

 それでは、第9話の視聴率が自己最高を記録したのはなぜなのか。

「前番組の『坂上&指原のつぶれない店』2時間半スペシャルが8.1%と、まずまずの数字を獲ったからじゃないでしょうか。視聴者にチャンネルを替えさせないためには、やはりタテの流れは大事なんです。8月まで、午後8時台には『消えた天才』がオンエアされていて、7~8%程度獲っていたんです。ところが、同番組でヤラセを行っていたことが発覚し、放送休止の後、打ち切りになってしまいました。9月からは、急場しのぎの特番や、『つぶれない店』のスペシャルで対応してきましたが、いずれも低視聴率で『グランメゾン東京』にうまくつながらなかった。『消えた天才』のヤラセが発覚せず、番組が継続していたら、『グランメゾン東京』も、もう少し数字が獲れていたのでは」(テレビ制作関係者)

 なにはともあれ、ようやく光が見えた『グランメゾン東京』も残すところはあと2回。最終回(第11話、29日)の前番組は『明石家さんまの爆笑!ご長寿グランプリ2019』の予定。TBSとしては、“さんま頼み”で、視聴者をクギ付けにしてもらい、『グランメゾン東京』にいい流れをつくってくれることを願うばかりだろう。

未練タラタラ!? 剛力彩芽、ハンドメイド作品での“匂わせメッセージ”に呆れ声

 女優の剛力彩芽がインスタグラムにアップしたある写真について、ネット上で戸惑いの声がよせられている。

 ファッション通販サイト・ZOZO創業者の前澤友作氏と破局した剛力。破局前後はまったくSNSを更新していなかったものの、今月13日になり一転、「毎日、何かしらアップしてみようかな笑」と毎日更新を宣言していた。

 そんな中、剛力は16日にインスタグラムを更新し、「手作り 自分でコトバ決めて描いたよ~」とコメントし、アクリル板に「you make me happy」とつづられた作品を披露した。

 剛力やハッシュタグで「ブラッシュレタリング」「ワークショップ」と作品が作られた経緯について紹介。「楽しかった 絵描きたい」と心境をつづっていた。

 このポストに剛力のインスタグラムには、「めっちゃ上手ですね!」「スゴイ上手です」など絶賛が集まっていたが、一方ネットでは、「何か匂わせ発言しないと気か済まないんだね」「もうこの人は匂わせタレントになったの?」「未練タラタラなんだね」という声も集まってしまっていた。

 前澤との交際時もインスタグラムで何度も匂わせ投稿をしていた剛力。それだけに「you」の単語に“匂わせ”を感じたネットユーザーが多かったようだ。

台湾企業がGoogleをしのぐ高性能「モザイク除去ソフト」をリリースも、実力は“マユツバ”?

 ITをはじめとする技術革新は私たちの生活に大きな利便性をもたらせてきたが、それはエロの世界とて例外ではない。AR(拡張現実)を取り入れたAVがその最たるものだが、台湾では先日、モザイク除去ソフトがリリースされ、話題となっている。

 モザイク除去装置といえば、かつては成人誌の通販広告に必ず入っていたインチキ商品だが、やがてそんなものにだまされる者もいなくなり、いつしかその名を聞くこともなくなった。

 ところが2017年には、あのGoogleがモザイク除去機を発表し、話題になった。AI(人工知能)の判断により元画像を再現するというものだが、それでも再現性が高いとはいえなかった。

 しかし今回、台湾の「JavLens」が開発したモザイク除去ソフトは、かなりの再現性を誇っているという。「三立新聞網」(12月10日付)によれば、サンプルではモザイク処理されたアワビやイチジクのオリジナル画像が見事に再現されている。もっとも、これがヤラセでなければだが……。

 動画の処理も可能で、サイトのアドレスを入力すれば処理される。ポイント制になっており、500ポイント(約720円)から購入が可能。写真1点の処理には50ポイントが必要で、動画の場合は1分ごとに10ポイント。動画に字幕翻訳を入れることも可能で、それも1分ごとに10ポイントが加算される。同サイトによると、ユーザー数は7,300を超え、これまで処理した件数は3万6,000を超える。英語はもちろん、日本語や韓国語にも対応しており、世界中のユーザーを狙う野心がうかがえる。

 しかし、その実力は“マユツバ”だ。ユーザーからは、「たかだか2分の動画を処理し始めてすでに1日がたつ」とのコメントもある。確かに同サイトには、3回まで無料で試せると記されているものの、実際に動画のアドレスを入力してもなぜだかうまく処理されない。ポイントを購入しないとダメということだろうか?

 興味のある方はぜひ試してみてほしいが、くれぐれも自己責任で。

 

ジャガー横田の夫・木下博勝氏、パワハラ疑惑! “沖縄の愛人”騒動はスルーも「今回は謝罪必須」

 12月17日配信の「週刊文春デジタル」が、ジャガー横田の夫である医師・木下博勝氏の“パワハラ疑惑”を報じた。木下氏は消化器外科を専門とする医師である一方、テレビ番組にコメンテーターなどとして出演することも多いが、マスコミ関係者の間では「過去のスキャンダルも踏まえると、今回は謝罪なくして風化は免れないだろう」と言われている。

「『週刊文春デジタル』は今回、木下氏と2年間仕事をともにしていたという准看護師・Aさんの告発を掲載。これによると、木下氏はAさんを怒鳴るなどしていたほか、ほかの医師やスタッフを退職に追い込んだり、担当した患者からクレームが出るような態度を取っていたそうです。同サイトでは、Aさんが録音していた木下氏の“パワハラ音声”も公開されています」(テレビ局関係者)

 木下氏といえば2004年に横田と結婚し、06年には長男・大維志くんが誕生。大維志くんは今年、中学受験に挑戦し、昨年9月から、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)がその様子を密着取材。木下氏が勉強を教えるなど“良い父親”としての姿も放送されていたが、その裏に“パワハラ医師”の顔があったということなのか。

「同誌の取材に対し、木下氏側は『事実無根』と回答しているものの、本人のインスタグラムにはすでに批判コメントが殺到中。そんな木下氏は14年、『フライデー』(講談社)に“沖縄の愛人”との不倫疑惑を報じられた際も、LINEのやりとりまで公開されたにもかかわらず、『まったく記憶にありません』と主張していました」(同)

 不倫スキャンダル時も当然、それなりにバッシングはあったものの、木下氏はスルーを貫いた。横田も「主人を信じています」とコメントしていたことで、騒動はいつの間にか沈静化し、昨年から今年にかけては『スッキリ』のお受験企画で、世間に“家族の絆”を印象づけていたが……。

「医師としての木下氏がパワハラ三昧だった疑惑が浮上し、ネット上には『テレビでのイメージとギャップがありすぎて怖い』『不倫にパワハラってクズじゃん。こんな医者、もう信用できないだろ』『愛人騒動の時も言い訳に無理があったけど、今回はパワハラ音声があるんだから「事実無根」は通用しない!』『謝罪コメントと、それ相応の処分を求めたい』などと厳しい意見が寄せられています。この状況を見るに、今度こそ謝罪なり釈明なりしなければ、騒動は収束しないでしょう」(同)

 木下氏がコメンテーター出演する情報番組では、この件をどう扱うのだろうか。

NEWS・小山慶一郎、SixTONES・ジェシーに「自由すぎ」「ひどい」と苦言を呈したワケ

 NEWS・小山慶一郎がパーソナリティを務めるラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送)。12月17日深夜の放送回では、来年1月22日にCDデビュー予定のSixTONES・ジェシーとの交流が語られた。

 この日、SixTONESの単独ライブ『Rough“xxxxxx”』に参加したというリスナーから、「MCでジェシーくんが『小山くんとご飯に行った』と言っていました。ジェシーくんとの食事の話やSixTONESとのエピソードがあれば、ぜひ教えてください」とメッセージが届き、小山は「そう! ジェシーと週1くらいでご飯に行ってて」と、かなりの頻度で会っていることを明かす。

 なんでも、ジェシーから「小山くん、今日は?」「小山くん、○日空いてますか?」などと声を掛けてくるそうで、今まで後輩から誘われる機会が少なかったという小山は、慕ってくれる後輩ができて喜んでいる様子。また、ジェシーが小さかった頃から知っているということもあり、「大人になったジェシーと……これからデビューを迎えるジェシーとご飯を食べに行くのは、会話も全然昔と違って。デビューしてからのことを俺に聞いてくれるんだよ」と感慨深いものがあるようだ。

 東京国際フォーラムで行われた『Rough“xxxxxx”』を見学したという小山は、「やっぱりクオリティ高いと思うし、みんなキャラも立ってて」とSixTONESのパフォーマンスに感心しつつも、「ジェシーがマジ、MC自由すぎて……」とチクリ。さすがの小山も見過ごせなかったようで、「これ言った、注意した。『ひどいよ!』って」とジェシーに直接意見したのだという。

 ただ、ジェシーは普段から“自由なタイプ”らしく、小山と食事をしているときも「ちょっとボケたりしてくる」のだとか。しかもそれは、真面目な話をしているタイミングだそうで、小山は「ツッコめなかったりするの」と戸惑っているよう。しかし、当のジェシーはめげずに「小山くん、今ボケましたよ!」とアピールしてくるらしく、なんだかんだ言っても「でもね、かわいいんだよね」と優しく見守っている小山だった。

 この放送に、ファンからは「ジェシーくんと慶ちゃん、めちゃくちゃ仲良いね! 意外な組み合わせだ~!」「仲良しでありながら、言うことはキチッと言う慶ちゃんさすが。素敵な関係だね」などの声が続出。さらに、小山がジェシーの話をしている際、BGMとしてSixTONESのデビュー曲「Imitation Rain」が流れていたため、SixTONESファンから「『Imitation Rain』流してくださってありがとうございます!」「小山さん、ジェシーくんの話ありがとうございます! ぜひいつかラジオに呼んでください!」など、感謝の声が寄せられていた。

【エッセイマンガ】統合失調症にかかりました~にゃんside〜【25話・シンクロ】

 サイゾーウーマンにて連載していた、自身の統合失調症の発症から社会復帰までを描いた闘病エッセイマンガ『統合失調症にかかりました』(著:さいこ)。今回、飼い猫の視点から病気を振り返る特別編がスタート。

 猫から見た、人間の“生き辛さ”とは……。

【過去話はこちらから】

第25話 『シンクロ』

 

ー次回26話は12月25日(水)更新予定です。

【前作『統合失調症にかかりました』はこちらから】
自己紹介編
まとめ前編1~9話/まとめ後編10~18話
19話/20話/21話/22話/23話/24話/25話/26話/27話/28話/29話/30話/31話/32話/最終話

※本作品は個人の経験に基づいたものです。統合失調症の症状もあくまでもその一部であり、絶対ではありません。個人差がありますことをご理解ください。

さいこ/@s_______ic
インスタグラムにて、統合失調症にかかった自身の体験マンガを日々投稿。
https://www.instagram.com/s_______ic/

『M-1』予選を騒がせた”野良芸人”! ラランド「会社員しながらお笑いをやる理由」

『M-1』グランプリの決勝が近づいている。今年は過去最多となる5,040組がエントリーし、夏から予選でしのぎを削ってきた。現在の『M-1』は予選出場者のネタ動画をGYAO!で配信しており、そこで要注目の新星を見つけるのも好事家たちの楽しみのひとつになっている。そして今年、「漫才うますぎる」「アマチュアってウソでしょ」と一躍話題をさらったのが「ラランド」だ。大学生と会社員、若き男女コンビは、いったい何者なのか?

***

――「『M-1』グランプリ」3回戦のネタ動画がGYAO!で公開されて、一躍話題になりましたね。お笑いファンがTwitterで反応しているのをたくさん見かけました(本インタビューは準決勝開催前の11月下旬に実施)。

さーや そうですね。お笑いのコアなファンの人たちが起点になってくれて、広がりました。私、毎分くらいの勢いでエゴサーチするんですけど、著名人の方もGYAO!の動画をリンク貼ってくれて「面白い」みたいにツイートしてくれてるんですよ。それがきっかけで、ライブを観に来てくれる人が増えてます。

――もともと上智大学のお笑いサークル出身の同級生なんですよね?

さーや そうです。SCS(Sophia Comedy Society)というお笑いサークルにいました。

ニシダ 同じ学部・学科の同級生です。

――ニシダさんはまだ大学生で、さーやさんが社会人2年目。

ニシダ 恥ずかしながら、僕は今も大学生ですね。ちょっと、退学したり復学したりとか、いろいろありまして……。

さーや 本来、社会人2年目くらいになってないといけないけど、足踏みしてるよね(笑)。

――さーやさんは広告系のお仕事をしながらお笑いをやっているとのことですが、これまで両立を続けてみてどうですか?

さーや 週5で働いて土日にライブ出るようなスケジュールでやってみて、意外といけるなって感じです。卒業のタイミングでいろんな事務所からオファーをいただいて、すごい迷ったし葛藤したんですけど、中学から大学まで私立に通わせてもらったとてつもない恩義が親にあるし、これは一回社会人にならないとなってことで就職したんです。でも、お笑いも諦めたくなかったので、両立してみよう、って。最近は平日もちょっとずつ依頼が増えてきてるんですけど、会社の制度を使いながらうまく空き時間を見つけてできているので、そんなに苦ではないですね。今日も午前休もらってて、このあと普通に出社します。

――おつかれさまです! ニシダさんは、相方が社会人になって自分だけ学生という状態に、不安はなかったですか?

ニシダ 最初は不安でしたけど、やってみたら学生の頃よりも活動できてるくらいなので、現状はそんなにないですね。ライブの数も、今のほうが増えてますし。

――ネタは2人で書いてるんですか?

さーや 2人で話し合いながら、私が大喜利部分を考えて、ニシダが笑ったところを使う感じです。

――さーやさんが社会人になって、ネタの中身が変わってきたところはありますか?

さーや どう……ですかねぇ。社会に出たらもうちょい鈍るのかなと思ってたんですけど、逆に人間観察がはかどった部分もあります。ネタの中でよくおばさん役を演じるんですけど、社会人になってからのほうがリアルさが増したんじゃないかなって思ってます。仕事の中でおじさん、おばさんと会って、リアルなところを見るので。

ニシダ 確かに、それはあるかもね。

――過去の『M-1』は2回戦進出が最高成績だったのが、今年は準決勝まで進めた理由は、どこにあると思いますか? 

さーや 大学お笑いって、やっぱりお笑いマニアが集まってるから、どうしてもそこに向けたネタを作っちゃうんですよね。すごい伝わりづらいボケを楽しむみたいな文化があって、自分たちも、わりとそっち寄りになっちゃってたのかなと思います。それが社会人になって、「このボケはもうちょっと伝わりやすく変えよう」とか考えるようになりました。広告関係の仕事というのもあって、「伝える」「広める」ことに対してどんどん意識が変わってきたのを実感してます。多くの人に伝わって、それでいてちゃんとお笑いファンの人にも届くようなネタ作りになってきたというか。それは今年の結果に関係してると思います。もし大学を卒業したあとそのままお笑い一 本でやってたら、そういう発想になってなかったと思うので、そこはよかったかな。

ニシダ 場数も、学生の頃に比べると増えたよね。K-PROさんがよく呼んでくださって、いろんなプロの方たちと同じライブに出させていただいてます。それで新ネタもよく作るようになりました。今年は、月1~2本は作ってました。

さーや 大学お笑いのファンだけじゃない、普通のお笑いファンがいっぱいいるハコにたくさん出て、「どうやったらウケるのか」を考え直した感じはしますね。

――視界が広がった部分があるんですね。ただこの数年、大学お笑いに注目が集まる中で、「その代でいちばん面白いと言われる人ほど、芸人にならないで普通に就職する」と聞いたことがあります。

さーや それは本当にそうです。面白い人ほど就職しちゃう。しかもそういう人って、大企業にいくんですよ。大学お笑いで出した結果を武器に就活するので、いいところに入れる(笑)。それで揺らいじゃう部分があるみたいですね。最初から「お笑いをやるのはサークルの間だけ」と決めている人もいます。(小声で)信じらんない……。

――一緒にやっていた人からすると、「あんなに面白いのに続けないんだ……」って寂しくありませんか?

さーや でも逆に、プロになってスベってるところを観たくないとも思うんですよ。「あんなに輝いてた人が、(ヨシモト)∞ホール立つとこんなになっちゃうんだ!」って時がたまにあるので。

ニシダ あるある。

――さーやさんは、さっき小声で「信じらんない」って言ってましたが……?

さーや (笑)。私みたいに両方バリバリやるスタイルの人は今まであんまりいなかったので、後輩や先輩からも「頑張れ」「切り開け」って言ってもらえてます。今回の私たちを機に、同じような立場の人が「もっと活動しようって思っていいんだ」って思ってくれたらいいですよね。社会人をやりながらお笑いやるのってどうしても引け目を感じがちで、みんな「趣味です」って控えめな感じにしてるんですよ。私もちょっと前まではそうだったんですけど、そこに引け目を感じる必要はないのかなって最近は思い始めました。それでここ数カ月はオフィシャル感を出すというか、「趣味じゃないよ」って見せるやり方を結構考えてます。

ニシダ TwitterやSNSの発信の仕方を変えよう、って話は2人でしてるよね。

――それでいうと、今は事務所に所属しないフリーの芸人さんが増えてますよね。『M-1』はずっとアマチュアにも門戸を開いているけど、“フリーとアマチュアの違いってなんだろう?”と思うんです。「その仕事で食べている人」と定義すると、事務所に入っていてもお笑い一本で食べられてない若手の方はたくさんいるわけですし。

さーや そうなんですよね。『M-1』に出ているアマチュアの人を見てても、プロと差がないくらい面白い人はいっぱいいるので、「どう違うの?」って聞かれると……。

ニシダ 難しいとこだよね。何が違うんだろう。心意気?

さーや 「プロフェッショナルです」って言えるかどうか? でもそうなってくると、私たちも「プロ」って言いたいもんね。

ニシダ 頑張ってはいるからね。ただ、僕らは「アマチュア」で注目されてる部分も絶対あるから、難しいですね。「フリーです」って名乗ってたら、こんなに上がれてないのかもなと思う。

さーや そうだね。その恩恵はありがたく受けつつ、「アマチュアだからこれくらいでいいでしょ」っていうことではないものを見せたいなという思いはあります。

――しかしニシダさんはいま学生なので、今後は就活するかどうかというのもありますよね。

さーや それ、私も聞きたい。

ニシダ どうしようね?

さーや 知らん。ニシダは全然せかせかしないんですよ。

ニシダ 先のこと、あんまり考えないからね。俺の長所、1個だけしかなくて。「未来に不安を抱かない」なんですよ。

――かっこいいですね!

さーや いや、すっごいよく言ってますけど、なんもしてないだけですから。明日テストでヤバいときでも、普通にタバコ吸ってぼーっとしてるし。うらやましいくらい焦りがない。それを長所って言われたらもう「そうですか」としか言えないよ。

ニシダ でも、もし今年の『M-1』きっかけで事務所から声かかって、それなのに就職活動したらヤバくない?

さーや 意外と大丈夫じゃない? 私もそうだけど、副業OKの会社も今は多いし。メディアの人から見て「会社員でもある」というのが面白みになれば仕事につながるし、芸人一本でやってる人より見せられるところが増えるんじゃないかと思ってます。

――一方で、やっぱりいずれはお笑い一本でやっていけるようになりたい考えもあるんでしょうか?

さーや そうですね……お笑いだけでやっていけるくらいになったら、会社の仕事にも支障を来しちゃうと思うので、そうするかもしれません。でも今の仕事もすごい楽しいし、相乗効果みたいになってるので、あんまり簡単には手放せないかな。上司もすごい応援体制で、『M-1』予選の前日には「練習あるだろうから休みなよ」って言ってくれるんですよ。お笑い大好きな上司で、すごく恵まれてます。ニシダは……?

ニシダ 両親には、お笑いやってるって言ってないんですよ。

さーや 今回の『M-1』を機に、バレる可能性あるよね。敗者復活でテレビ出るし。

ニシダ ちょっと嫌ですね。

――Twitterに「家族仲が悪い」って書いてましたね。

ニシダ そうなんですよ、めちゃくちゃ仲悪いです。家庭内の序列は犬より下です。

さーや 犬のほうが高いヨーグルト食べてたんでしょ?

ニシダ そう、俺よりいいヨーグルト食べて、もりもりウンコしてる。

――バレて好転するといいですね……。話は変わりますが、さーやさんはTwitterのプロフィールに「ニートtokyoに出るのが夢」って書いてますよね。ヒップホップ好きなんですか?

さーや すごい好きです。

ニシダ 2人とも好きなんですよ。

――いま一番よく聴いてるのは誰ですか?

さーや dodo君が好きです。同い年だし、彼も仕事しながらラップやってるので、自分と通ずる部分があると思って。社会人になってから、ずっと聴いて励まされてます。いつかどこかで仕事で出会いたいです。

ニシダ 僕は最近だとwebnokusoyaroですね。

さーや 服装も、表舞台に立たないときはストリートっぽいのが多くて、そういうカルチャーも含めて好きですね。

――プロじゃなくても自分たちでやっていく、道は自分たちでつくっていくというラランドさんのスタイルは、ヒップホップと通じる部分があるのかもしれません。

さーや そういう歌詞も多いじゃないですか。般若の曲でも「メジャーもインディーも違いはねぇ」「ウソつけ(ライブの客)8割身内だろ」とかあって(「はいしんだ feat. SAMI-T from Mighty Crown」)、すごい通じる部分があるなって(笑)。

ニシダ そういう人、いるもんね。俺らもストリートっていうか野良みたいなもんだからね。野良芸人。

さーや 犬より高価なもん食べれてない、マジの野良ね(笑)。

●ラランド
さーや(1995年12月13日、東京都出身 )とニシダ(1994年07月24日、山口県出身)のコンビ。2014年結成。12月22日放送の「『M-1』グランプリ2019」敗者復活戦に出場予定。
Twitter@RRND01

『M-1』予選を騒がせた”野良芸人”! ラランド「会社員しながらお笑いをやる理由」

『M-1』グランプリの決勝が近づいている。今年は過去最多となる5,040組がエントリーし、夏から予選でしのぎを削ってきた。現在の『M-1』は予選出場者のネタ動画をGYAO!で配信しており、そこで要注目の新星を見つけるのも好事家たちの楽しみのひとつになっている。そして今年、「漫才うますぎる」「アマチュアってウソでしょ」と一躍話題をさらったのが「ラランド」だ。大学生と会社員、若き男女コンビは、いったい何者なのか?

***

――「『M-1』グランプリ」3回戦のネタ動画がGYAO!で公開されて、一躍話題になりましたね。お笑いファンがTwitterで反応しているのをたくさん見かけました(本インタビューは準決勝開催前の11月下旬に実施)。

さーや そうですね。お笑いのコアなファンの人たちが起点になってくれて、広がりました。私、毎分くらいの勢いでエゴサーチするんですけど、著名人の方もGYAO!の動画をリンク貼ってくれて「面白い」みたいにツイートしてくれてるんですよ。それがきっかけで、ライブを観に来てくれる人が増えてます。

――もともと上智大学のお笑いサークル出身の同級生なんですよね?

さーや そうです。SCS(Sophia Comedy Society)というお笑いサークルにいました。

ニシダ 同じ学部・学科の同級生です。

――ニシダさんはまだ大学生で、さーやさんが社会人2年目。

ニシダ 恥ずかしながら、僕は今も大学生ですね。ちょっと、退学したり復学したりとか、いろいろありまして……。

さーや 本来、社会人2年目くらいになってないといけないけど、足踏みしてるよね(笑)。

――さーやさんは広告系のお仕事をしながらお笑いをやっているとのことですが、これまで両立を続けてみてどうですか?

さーや 週5で働いて土日にライブ出るようなスケジュールでやってみて、意外といけるなって感じです。卒業のタイミングでいろんな事務所からオファーをいただいて、すごい迷ったし葛藤したんですけど、中学から大学まで私立に通わせてもらったとてつもない恩義が親にあるし、これは一回社会人にならないとなってことで就職したんです。でも、お笑いも諦めたくなかったので、両立してみよう、って。最近は平日もちょっとずつ依頼が増えてきてるんですけど、会社の制度を使いながらうまく空き時間を見つけてできているので、そんなに苦ではないですね。今日も午前休もらってて、このあと普通に出社します。

――おつかれさまです! ニシダさんは、相方が社会人になって自分だけ学生という状態に、不安はなかったですか?

ニシダ 最初は不安でしたけど、やってみたら学生の頃よりも活動できてるくらいなので、現状はそんなにないですね。ライブの数も、今のほうが増えてますし。

――ネタは2人で書いてるんですか?

さーや 2人で話し合いながら、私が大喜利部分を考えて、ニシダが笑ったところを使う感じです。

――さーやさんが社会人になって、ネタの中身が変わってきたところはありますか?

さーや どう……ですかねぇ。社会に出たらもうちょい鈍るのかなと思ってたんですけど、逆に人間観察がはかどった部分もあります。ネタの中でよくおばさん役を演じるんですけど、社会人になってからのほうがリアルさが増したんじゃないかなって思ってます。仕事の中でおじさん、おばさんと会って、リアルなところを見るので。

ニシダ 確かに、それはあるかもね。

――過去の『M-1』は2回戦進出が最高成績だったのが、今年は準決勝まで進めた理由は、どこにあると思いますか? 

さーや 大学お笑いって、やっぱりお笑いマニアが集まってるから、どうしてもそこに向けたネタを作っちゃうんですよね。すごい伝わりづらいボケを楽しむみたいな文化があって、自分たちも、わりとそっち寄りになっちゃってたのかなと思います。それが社会人になって、「このボケはもうちょっと伝わりやすく変えよう」とか考えるようになりました。広告関係の仕事というのもあって、「伝える」「広める」ことに対してどんどん意識が変わってきたのを実感してます。多くの人に伝わって、それでいてちゃんとお笑いファンの人にも届くようなネタ作りになってきたというか。それは今年の結果に関係してると思います。もし大学を卒業したあとそのままお笑い一 本でやってたら、そういう発想になってなかったと思うので、そこはよかったかな。

ニシダ 場数も、学生の頃に比べると増えたよね。K-PROさんがよく呼んでくださって、いろんなプロの方たちと同じライブに出させていただいてます。それで新ネタもよく作るようになりました。今年は、月1~2本は作ってました。

さーや 大学お笑いのファンだけじゃない、普通のお笑いファンがいっぱいいるハコにたくさん出て、「どうやったらウケるのか」を考え直した感じはしますね。

――視界が広がった部分があるんですね。ただこの数年、大学お笑いに注目が集まる中で、「その代でいちばん面白いと言われる人ほど、芸人にならないで普通に就職する」と聞いたことがあります。

さーや それは本当にそうです。面白い人ほど就職しちゃう。しかもそういう人って、大企業にいくんですよ。大学お笑いで出した結果を武器に就活するので、いいところに入れる(笑)。それで揺らいじゃう部分があるみたいですね。最初から「お笑いをやるのはサークルの間だけ」と決めている人もいます。(小声で)信じらんない……。

――一緒にやっていた人からすると、「あんなに面白いのに続けないんだ……」って寂しくありませんか?

さーや でも逆に、プロになってスベってるところを観たくないとも思うんですよ。「あんなに輝いてた人が、(ヨシモト)∞ホール立つとこんなになっちゃうんだ!」って時がたまにあるので。

ニシダ あるある。

――さーやさんは、さっき小声で「信じらんない」って言ってましたが……?

さーや (笑)。私みたいに両方バリバリやるスタイルの人は今まであんまりいなかったので、後輩や先輩からも「頑張れ」「切り開け」って言ってもらえてます。今回の私たちを機に、同じような立場の人が「もっと活動しようって思っていいんだ」って思ってくれたらいいですよね。社会人をやりながらお笑いやるのってどうしても引け目を感じがちで、みんな「趣味です」って控えめな感じにしてるんですよ。私もちょっと前まではそうだったんですけど、そこに引け目を感じる必要はないのかなって最近は思い始めました。それでここ数カ月はオフィシャル感を出すというか、「趣味じゃないよ」って見せるやり方を結構考えてます。

ニシダ TwitterやSNSの発信の仕方を変えよう、って話は2人でしてるよね。

――それでいうと、今は事務所に所属しないフリーの芸人さんが増えてますよね。『M-1』はずっとアマチュアにも門戸を開いているけど、“フリーとアマチュアの違いってなんだろう?”と思うんです。「その仕事で食べている人」と定義すると、事務所に入っていてもお笑い一本で食べられてない若手の方はたくさんいるわけですし。

さーや そうなんですよね。『M-1』に出ているアマチュアの人を見てても、プロと差がないくらい面白い人はいっぱいいるので、「どう違うの?」って聞かれると……。

ニシダ 難しいとこだよね。何が違うんだろう。心意気?

さーや 「プロフェッショナルです」って言えるかどうか? でもそうなってくると、私たちも「プロ」って言いたいもんね。

ニシダ 頑張ってはいるからね。ただ、僕らは「アマチュア」で注目されてる部分も絶対あるから、難しいですね。「フリーです」って名乗ってたら、こんなに上がれてないのかもなと思う。

さーや そうだね。その恩恵はありがたく受けつつ、「アマチュアだからこれくらいでいいでしょ」っていうことではないものを見せたいなという思いはあります。

――しかしニシダさんはいま学生なので、今後は就活するかどうかというのもありますよね。

さーや それ、私も聞きたい。

ニシダ どうしようね?

さーや 知らん。ニシダは全然せかせかしないんですよ。

ニシダ 先のこと、あんまり考えないからね。俺の長所、1個だけしかなくて。「未来に不安を抱かない」なんですよ。

――かっこいいですね!

さーや いや、すっごいよく言ってますけど、なんもしてないだけですから。明日テストでヤバいときでも、普通にタバコ吸ってぼーっとしてるし。うらやましいくらい焦りがない。それを長所って言われたらもう「そうですか」としか言えないよ。

ニシダ でも、もし今年の『M-1』きっかけで事務所から声かかって、それなのに就職活動したらヤバくない?

さーや 意外と大丈夫じゃない? 私もそうだけど、副業OKの会社も今は多いし。メディアの人から見て「会社員でもある」というのが面白みになれば仕事につながるし、芸人一本でやってる人より見せられるところが増えるんじゃないかと思ってます。

――一方で、やっぱりいずれはお笑い一本でやっていけるようになりたい考えもあるんでしょうか?

さーや そうですね……お笑いだけでやっていけるくらいになったら、会社の仕事にも支障を来しちゃうと思うので、そうするかもしれません。でも今の仕事もすごい楽しいし、相乗効果みたいになってるので、あんまり簡単には手放せないかな。上司もすごい応援体制で、『M-1』予選の前日には「練習あるだろうから休みなよ」って言ってくれるんですよ。お笑い大好きな上司で、すごく恵まれてます。ニシダは……?

ニシダ 両親には、お笑いやってるって言ってないんですよ。

さーや 今回の『M-1』を機に、バレる可能性あるよね。敗者復活でテレビ出るし。

ニシダ ちょっと嫌ですね。

――Twitterに「家族仲が悪い」って書いてましたね。

ニシダ そうなんですよ、めちゃくちゃ仲悪いです。家庭内の序列は犬より下です。

さーや 犬のほうが高いヨーグルト食べてたんでしょ?

ニシダ そう、俺よりいいヨーグルト食べて、もりもりウンコしてる。

――バレて好転するといいですね……。話は変わりますが、さーやさんはTwitterのプロフィールに「ニートtokyoに出るのが夢」って書いてますよね。ヒップホップ好きなんですか?

さーや すごい好きです。

ニシダ 2人とも好きなんですよ。

――いま一番よく聴いてるのは誰ですか?

さーや dodo君が好きです。同い年だし、彼も仕事しながらラップやってるので、自分と通ずる部分があると思って。社会人になってから、ずっと聴いて励まされてます。いつかどこかで仕事で出会いたいです。

ニシダ 僕は最近だとwebnokusoyaroですね。

さーや 服装も、表舞台に立たないときはストリートっぽいのが多くて、そういうカルチャーも含めて好きですね。

――プロじゃなくても自分たちでやっていく、道は自分たちでつくっていくというラランドさんのスタイルは、ヒップホップと通じる部分があるのかもしれません。

さーや そういう歌詞も多いじゃないですか。般若の曲でも「メジャーもインディーも違いはねぇ」「ウソつけ(ライブの客)8割身内だろ」とかあって(「はいしんだ feat. SAMI-T from Mighty Crown」)、すごい通じる部分があるなって(笑)。

ニシダ そういう人、いるもんね。俺らもストリートっていうか野良みたいなもんだからね。野良芸人。

さーや 犬より高価なもん食べれてない、マジの野良ね(笑)。

●ラランド
さーや(1995年12月13日、東京都出身 )とニシダ(1994年07月24日、山口県出身)のコンビ。2014年結成。12月22日放送の「『M-1』グランプリ2019」敗者復活戦に出場予定。
Twitter@RRND01