生理をオープンにするかしないかの前に「正しい情報」は知られているか

 大丸梅田店5階フロアに新たにオープンした「ミチカケ(michi kake)」の売り場従業員が任意で“生理バッジ”をつける試みが、中止となった。

 この売り場では「隠すべきこと」「恥ずかしいこと」とタブー視されてきた女性の性と生理をオープンにし、“月のみちかけのように、あなたのリズムに寄り添う”をコンセプトに生理用品や下着、セルフプレジャーグッズや漢方など様々な商品を販売していく。

 その取り組みの一環として、「生理バッジをつけて生理中であることを知らせれば、従業員同士の互いを気遣うコミュニケーションにつながるのでは」という意見が社内で上がり、試験的に生理バッジを導入。

 強制ではなく任意だが、「生理にかかわらず体調の悪い人は気遣えばいい」「セクハラを受けるかも」といった懸念から批判も巻き起こり、大丸はバッジ着用の中止を判断したという。「つけなくてはならない」という同調圧力を心配する声や、「生理バッジよりも生理休暇の取得が大切」という指摘もあった。

 生理も性も、隠すべきでも恥ずべきでもないが、同時に個人のプライバシーである。「隠したほうがいい」と言うことと、「隠さずオープンにしたほうがいい」と言うこと、どちらも個人のプライバシーに踏み込みすぎている。

 たとえば、生理用ナプキンを購入した際に紙袋や黒いビニール袋など“中身が隠れる袋”に入れることが“普通”とされているが、「私は透明なビニール袋でいい」という女性もいれば、「紙袋に包んでもらいたい」と希望する女性もいるだろう。ユニ・チャームの生理用品ブランド「ソフィ」は隠さなくて済むようなデザインのパッケージをデザインし、12月3日から全国で限定発売を開始するが、これは選択肢の幅を広げるものであり、「隠さずオープンにすべき」と強要しているわけではない。

 性も生理も、生物としての自然な現象だ。特別な意味を持たせて隠したり、エッチな扱いをしたりという偏見が、個人の選択を狭めてしまう。オープンにするかどうかは個々の判断であり「どちらがいいか」などと議論すること自体おかしいが、まず偏見や誤解をほどく性教育の学び直しが全世代に必要だろう。

「痛み止め飲まずに生理痛我慢」の誤解
 今月27日放送の『あさイチ』(NHK)の特集は生理についてだった。番組では、産婦人科医の・高尾美穂氏を招き、生理についての「正しい知識」を紹介した。

 そこで紹介された生理についての「正しい知識」はたとえばこうだ。一般的に生理中は睡眠の質が悪くなるため、日中に眠気を感じてしまう。そういった場合は、昼寝をとるなどの対策も有効だ。また鎮痛剤の使い方についても誤解が生じている。

 生理がある・あったはずの女性でも、その体感は千差万別で、他者の体調を思いやれないことは多々ある。生理痛で辛い時に痛み止めを飲むか否かについてゲストの坂下千里子は、痛み止めは飲めば飲むほど効果が薄れると考え、極限になるまで飲むことを我慢したこともあるという。また同じくゲストのLiLiCoも、<(痛み止めは)一切飲まない。痛くてもこれは生きている証拠>と話した。

 しかし高尾氏は「それは誤解」と説いた。「痛み止めを飲み過ぎると効かなくなっちゃう」と懸念する患者の声が多いそうだが、用法用量を守れば効果が薄れる等の心配はないという。

 高尾氏<今の考え方としては、生理は病気じゃないです。でも、生理痛は病気なんです。なので、『困っていることには対策をしよう』というのが私たちからのおすすめにはなっています>

 生理の知識は当事者である女性だけが持っていればいいわけではない。男女が共に暮らしていくためには、男性も生理がどういったものなかのか知っておく必要がある。でなければ相手の体調不良を気遣うことも出来ないからだ。

 番組では生理について誤解している男性からの何気ない一言で女性が傷つくなど、具体的なエピソードも紹介された。しかし女性の側にもまた、生理や性への偏見および知識不足がないわけではない。

 MCの博多華丸・大吉は生理用品を「見たことはもちろんある」けれど、「どうやって開けたらいいか、どうやって使ったらいいかは、わかってるようでわかってないですよ」と率直に話した。すると坂下千里子が「すごい詳しかったら、やだ~、逆に」と苦笑する場面があった。坂下の反応は残念だが、珍しいものでもないだろう。

 番組では、男の子に生理を教える活動をしている医師夫婦のプロジェクト「アストロン」を紹介。アストロンは公立学校の保健の授業で4年生を対象に性教育を教えているという。生理用品の使い方、仕組み、個人差まで具体的に教える。番組では生理について扱うにとどまったが、性教育の範囲はその限りではない。

 男女ともに生理の正しい知識を身に着けること、および性教育を受けることは、自分や他者の体を気遣い、大切に扱うことにつながっていくだろう。今の子供だけにすればいいというものでもなく、生殖に関する簡単な知識しか教わらなかった、あるいはそれすら学ばなかった世代も多い。テレビというマスメディアを使い、性にまつわる行動の誤解や偏見をほどく企画は、何度繰り返し放送しても「やりすぎ」ということはないだろう。

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King&Prince・永瀬廉、マネジャーを酷評! ラジオ収録での仕事ぶりは「限りなくマイナスに近いゼロ」

 King&Prince・永瀬廉がパーソナリティを務めるラジオ番組『King&Prince 永瀬廉のRadioGARDEN』(文化放送)。11月28日の放送回では、永瀬とマネジャーN氏とのやりとりが話題になった。

 普段、永瀬は、「ガイさん」という人物とラジオの収録をしているようだが、この日はガイさんが別の仕事で欠席。ラジオ内で、ガイさんが積極的に発言することはないものの、永瀬は「いいタイミングでくる相槌とか笑い声がなくなってしまいました」と残念そう。そこで、ピンチヒッターとして、永瀬のマネジャーであるN氏が収録に参加することになった。

 そんな中、永瀬は12月8日から始まる舞台『JOHNNYS' ISLAND』を観覧予定のファンに向けて忠告。インフルエンザや風邪が流行する時期ということもあり、「体調管理に気を付けて。あかんよ、体調が悪いのに来たら。来たいのはわかるけど、インフルなのに見に来たりとか、絶対ダメよ」と、ほかの観客や出演者に移る可能性があるため「万全な状態で来てください」と呼びかけた。ちなみに、永瀬を筆頭にKing&Princeのメンバーは風邪に強いといい、舞台中に熱が出たことはないと語っていた。

 その後、リスナーの悩みに、永瀬が甘い一言をかけるコーナー「王様のお悩みスイーツ」に移ったが、“相槌担当”として参加しているN氏の声は、一切聞こえず。どうやら、N氏は筆談で相槌を入れていたようで、しびれを切らした永瀬は「違うのよ、肉声として(相槌が)ほしいのよ」と文句を言う。

 続いて、最近「潔癖症が治った」という永瀬に、「私は潔癖症で素の姿を見られるのが嫌で、友達と旅行にも行けず、人付き合いが悪いと思われていそうです。これは慣れなのでしょうか? 廉くんは何をキッカケに潔癖症を治したのか教えてほしいです」という相談が寄せられる。すると、永瀬は完全に治ったわけではなく、「正直、人によって違う」と告白。その上で、「一番は慣れること」とアドバイスを送ったが、N氏から筆談で「僕ならどうですか?」と質問がくる。これに永瀬は「まだ無理ね」と即答し、「手を洗ってもらって、足も洗わして。すぐ部屋着、渡すね」とコメント。それに対しN氏は「頑張る」と書いて返事をしたという。

 また、N氏から「今日の僕は何点?」と、またしても“筆談”で感想を求められると、「ゼロです。限りなくマイナスに近いゼロです」と、永瀬は厳しく採点。最後に「次は50点までいこ」と永瀬が声を掛けたものの、N氏は無反応だったようで、「出さんのかい! 紙」とツッコミを入れた。

 この放送にファンからは「マネジャーとのやりとりが面白い」「なんだかんだ、マネジャーと仲良しだね!」などの感想が寄せられた。
(華山いの)

Sexy Zone・中島健人、過酷な表紙撮影で思い出した「V6・岡田准一の言葉」とは?

 Sexy Zoneメンバーが交代でパーソナリティーを務めるラジオ『Sexy ZoneのQrzone』(文化放送)の11月25~28日放送回に、中島健人と佐藤勝利が登場。Sexy Zoneが表紙を飾った「Myojo」(集英社)の撮影裏話を明かした。

 老舗アイドル雑誌「Myojo」では、これまで数多くのジャニーズタレントが“キラキラ”とした笑顔で表紙を飾っている。しかし、Sexy Zoneが表紙を務めた2020年1月号の表紙では、クールな表情の白黒写真が採用されており、中島も「すごくない? ちょっと結構今回アーティスティックですよね!」と、その仕上がりに満足げだった。

 表紙を務めるにあたって、「Myojo」編集長・小林亘氏からうれしい言葉があったという佐藤。なんでも、小林編集長は「(スタイリッシュな表紙に)文字はいらねぇんだ」という考えを持っているといい、そこで「文字がない時に、もう君たちしかいない」と指名されたのがSexy Zoneだったんだとか。

 「うれしかった」という一方、「すっごい大変だったのよ」と撮影には苦労したと中島。表紙のメンバーの並びは前後2列に分かれており、左前が菊池風磨、右前がマリウス葉、左後に中島、右後に佐藤という並びになっているが、指定されたポージングは、「(前列の)菊池の体に、俺(の体)を密着させないといけなかった」という。さらに、「顔は(隣の)勝利に近づけて」との指示もあったため、2つの指示を守ると「めちゃめちゃ開脚した状態で菊池にくっついて、頭だけ勝利に傾くわけじゃない? すげぇ体勢きつくて」と撮影現場での苦労を語った。

 そんな苦しい体勢を保ちながら、中島は「岡田くんの言葉を思い出したの。『ツライ体勢こそ美しい』って」と、V6・岡田准一の言葉を励みにしていたとのこと。中島がレギュラー出演している『林先生の初耳学』(TBS系)に岡田が出演した際、ロダンの“考える人”を例に挙げ「(銅像のポーズは)楽な姿勢ではなく、楽ではないワザとツライ体勢を取って(いる)。余裕があると美しくないという美意識がつまっている」と語っていたという。

 そんな岡田の言葉を大切にする中島は、「ちょっとツライ体勢をするっていうところに美しさがあるんだって」と話し、「そのくらいの美しい表紙なので、ぜひご覧ください」とファンに呼びかけた。

 さらに、この日は休養中のメンバー・松島聡の誕生日ということもあり、エンディングで佐藤は「聡ちゃんの誕生日ということで。おめでたいですね。ハッピバースデー」とメッセージを送った。一方の中島も「いえーい! おめでとう」「おめでたい日ですね」と祝福していたのだった。

 この放送にファンからは「数多くのアイドルがいる中で、文字がないこの表紙は君たちしかいないって本当にすごいね」「小林編集長! 一生ついていきます!!」などの声が寄せられた。
(華山いの)

「Seventeen」“モテ”に必死なJK、「計算ずく」でも男子の反応は……思わぬ大誤算!?

「Seventeen」(集英社、以下ST)12月号は、「JKは毎日カワイイ冬をすごさなくちゃ☆」をテーマに、“モテ”を意識した1冊になっています。表紙をパーっと見ただけでも、「高見え服でおしゃれも恋も手に入れるのよ」「ひとめぼれ確!! 本気の冬モテコーデ」「+1メンズ服でモテちゃう法則」「最終結論は、エモいモテメイク」「坂道系×ニット=最強モテ」など、男ウケを狙った企画が、これでもか! と並んでおり、“モテ”への貪欲さがうかがえます。とは言いつつ、実際のところは毎号「男子ウケ」に必死なわけですが、早速12月号の中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎ひとめぼれ確!! 本気の冬モテコーデ
◎エモいモテメイク
◎とっさの友情トラブル辞典

恋を勝ち取るコーディネート、男子の感想は子ども程度……

 初めにチェックしていくのは「アウター着てても脱いでもカワイイひとめぼれ確!! 本気の冬モテコーデ」です。男子読者の意見を取り入れた「計算づく」のコーディネートを紹介する企画で、真似をすれば冬の恋を勝ち取れると豪語しています。

 「落ち着きトーンが大人っぽい」という理由で紹介されている、「赤ニットカーデ×黒花柄ワンピ」のコーディネートを見ると、「カフェで僕を探す君。揺れるワンピースが素敵すぎてもう少しだけ見ていよう」といったロマンチックな文章が添えられています。どうやら、男子に「こう思ってほしい」という“心の声”のようですが、実際の男子読者のコメントは「待ち合わせしててもすぐ見つけられそう」と、女子が意図する“モテ”に対し、的外れのことしか言っていません。そのほか、公園や広い場所で遊ぶことを想定した「赤ダウンジャケット×白プチロゴTシャツ×太めチノパン」というコーディネートが提案されているものの、またしても男子読者は「赤のダウンが目立つのがいい」と、“モテ”(TPOに合わせたコーデができる)には関係ない点を評価するようなコメントを寄せています。

 さらに、お化け屋敷デートでは、あえて落ち着いた「くすみニットピンクカーデ×甘色マルチボーダーニット×スキニーデニム」というコーディネートが推されており、なんでも大人っぽいファッションと、怖がる様子で“ギャップ”を見せけつける意図があるそうですが、男子は「やっぱりピンクを着てるコは文句なし!」という、女子側の狙いが一切伝わっていない反応を見せていました。

 一応、「チェックの色で季節感が出る」や「セットアップは無条件でおしゃれ」といったセンスを評価する男子読者のコメントもあったものの、「白がかわいい」や「白のコートはやっぱり最高」など、“色”ばかりに目がいっているようです。

「アウター脱いでもカワイイ」などと、女子が頭をひねったコーディネートを考えても、男子は子どもでもわかる程度の感想しか持たないようで、本当に「冬の恋を勝ち取れる」のか、疑問を抱く企画でした。

 続いて見ていく企画は「あまりにも君が眩しくて、見つめるだけでキュンとなる。エモいモテメイク」。そもそも、皆さん、「エモい」という言葉の意味をご存じでしょうか? インターネットによると、「感情が動いた様などを表現する造語」だそうですが、メイクだけで人の感情を動かすって、なんだか難しそうですよね。

 ここでは、「アイドル的」「おしゃ美人的」「明るく人気者系」の3パターンを掲載しています。例えば「明るく人気者系」では、「オレンジで元気な目元」「日焼け風チーク」「カジュアルな唇」などのテクニックが紹介されているのですが……正直、何十回いや何百回聞いたことがあるようなテクニックばかり! ほかの「アイドル的」「おしゃ美人的」メイクも、「リップはツヤと透けが大事」「毛流れ眉で大人っぽ」など、毎月STを熟読している読者なら知っている情報ばかりなのではないでしょうか。何の目新しさもありません。「存在自体がエモいコ」を目指すためのページでしたが、であれば、彼女たちはとっくに「エモいコ」になっているはず……。「エモい」という言葉を使って、新企画風に見せるという編集部の“荒技”を感じたメイクページでした。

「言いたいことも言えない」ST読者は悩みだらけ……親友にも心理作戦!?

 最後は、「ケンカした! グループから抜けたい! 部活間で格差が! こんなときどうする!? とっさの友情トラブル辞典」をチェックしていきましょう。“女子特有の危機”を乗り越えてきたスーパー先輩3人として、STモデル・大友花恋、タレント・ファーストサマーウイカ、行動心理士・長谷川ミナ氏が、「親友」「グループ」「部活、塾、バイトちょい友」というテーマのもと、ST読者の悩みを解決するという企画です。

 例えば、「親友」の項目を見てみると、「親友が毎回、遅刻してくること」に悩んでいる読者が。長谷川氏は「怒らずに大切にされていないようで悲しい」という気持ちを伝えるようアドバイスしており、一方的に意見をぶつけずに、相手の気持ちに訴えた方が効果的と述べますが、遅刻程度の注意もできず、心理作戦が必要となる相手を、そもそも「親友」と呼べるのでしょうか。

 さらに、「親友」に関しては、「スマホの画面をいつものぞかれる!!」「誰かと話してると、毎回『なんの話?』とあとから聞いてくる!」など“小さな”悩みを抱えている読者が少なくない様子。「多少のイヤなことをガマンしていたら、ストレスがたまっちゃった」という相談もあったのですが、このページに出てくるようなことでいちいち悩んでいたら、「そりゃストレスもたまるよ」とツッコミたくなりました。

 そんな彼女たちに、大友は「お母さんや姉妹」に悩みを打ち明けて、ストレス解消することをオススメしているのですが、確かに“一瞬”はスッキリするかもしれないものの、 ちょっとした“悩み”は日々積み重なっていきますし、根本は何も解決していないような気がしてなりません。みんな、STに投稿するのではなく、「親友」に直接言えばいいのでは……と思わずアドバイスしたくなります。

「男子ウケ」を真正面から狙うさまには、“図太さ”も感じさせるST読者ですが、友達の前では気を使いすぎてしまうようです。小さいストレスの蓄積で、学校生活を謳歌できないのはもったいないですし、“モテ”よりも、言いたいことを言える強さを身に付けた方が楽しく過ごせるのでは。

(藤本なつき)

浜崎あゆみ、「そう私達は女優女優女優」カウコンに向けた凛々しい近影に反響渦巻く

 浜崎あゆみが披露した最新写真が話題となっている。

 今年の大みそかもカウントダウンライブを行う浜崎。しかし、チケット価格にAIが価格を変動させる「ダイナミックプライシング」を導入したことを発表し、ファンからも反発を集めている。

 そんな浜崎だが、27日にインスタグラムを更新し、「どうかあなたがあなた自身を見失いませんようにと毎日想うことしか出来ませんが、毎日願って祈っています」とつづり、黒いキャップを被り、胸元が空いた7分袖の黒いTシャツを着用した自身の写真を披露した。

 カウントダウンのリハーサル中だったのか、浜崎は真剣な目でまっすぐ前を見つめていたが、浜崎は「目指す場所は実態のない完璧さじゃなくて、不完全でもいいからリアルな場所」という決意のような言葉を吐露。ハッシュタグでは、「ゆけ一座」「ゆけわたし」「そう私達は女優女優女優」と力強く記していた。

 しかし、浜崎のこのいで立ちにネットからは、「あゆ可愛い」「カウコン楽しみなってきた」といった声の他に「全部含めてのコント感あるなあ」「顔ちょっと小さめに加工してない?」「二の腕隠しにそのポーズかなって感じる」といった散々なツッコミまで反響が渦巻いていた。

 ファンからの評判もさまざまな最近の浜崎。果たしてカウントダウンライブはどんな盛り上がりを見せるのだろうか。

「桜を見る会」問題、野党批判のデマ記事を量産する正体不明のニュースサイトが乱立中!

 総理大臣主催の「桜を見る会」問題の余波が収まらない。

 安倍晋三首相の講演会関係者が多数招待されていたことが明らかになったほか、昭恵夫人の「枠」があることまでもが発覚。野党は公的行事の「私物化」疑惑を徹底追及している。さらには、悪質なマルチ商法を行っていた疑いがあるとして警視庁が強制捜査を行っていたジャパンライフの元会長や、「反社会的勢力」としてマークする人物も招待されていたことも、問題をさらに炎上させている。

「『桜を見る会』問題がメディアで盛んに報じられるようになったのは11月初旬。しんぶん赤旗の報道をもとに、共産党議員が参院予算委員会で取り上げたことで一気に火がついた。途中で女優・沢尻エリカの薬物逮捕という大ニュースもあったものの、スキャンダルにかき消されることもなく、いまだに官邸は野党やメディアの厳しい追及で劣勢に立たされたままです」(週刊誌記者)

 そんな中、これまで安倍首相に好意的な報道を続けてきた、産経新聞などのいわゆる「アベ友」メディアは、「鳩山由紀夫政権時代にも会への後援会関係者の招待があった」として、「ブーメラン」などと旧民主党を揶揄する際に使われるお決まりのフレーズを連発しながら「批判返し」の論陣を張っている。

 しかし、こうした援護射撃は、既存メディアを使ったものばかりではなさそうだ。「桜を見る会」問題が報じられて以降、FacebookなどのSNS上では奇妙な現象が起きているのだ。

「Facebookのタイムラインには、自身やオンラインでつながった知人・友人の書き込み以外にも、広告と連動した動画やニュースサイト、ゲームアプリの宣伝など、さまざまなコンテンツが表示されます。そうしたコンテンツの一種で、『桜を見る会』の報道が盛り上がって以降、ある傾向に沿った記事ばかりを大量に垂れ流すニュースサイトが目立つようになってきたんです」(前出記者)

 例えば、「Share News Japan」なるニュースサイトもそのひとつだ。サイトでは「時事」「話題」「芸能」「スポーツ」の各ジャンルで記事を配信。「政治・経済情報を中心に、ニュースとネット上の反応を見やすくまとめてお届けするウェブメディア」を自称しているが、「その実態は、ネット上の情報を寄せ集めて記事の体裁を整えて配信する、いわゆる『まとめサイト』の一種」(同)だという。

 サイトに掲載されている情報によると代表者は「SAITO」となっているが、運営元の住所や連絡先の記載はなく、その正体は判然としない。なにより不気味なのが、「桜を見る会」についてやたら大量の記事を配信しているのと、その多くが「アベ友」メディアと同様に、疑惑を追及するというよりも、旧民主党など野党の過去の行状をあげつらう情報が目立つという点だ。

 たとえば11月28日に配信された記事のタイトルはこうだ。

【「桜を見る会」反社出席】ほんこんさん「民主党政権時、反社が官邸に出入りしてた事なかった?あと2人の女性野党議員が静かなのは何故?」

 内容は、吉本芸人のほんこんのTwitterの投稿とそれに対する世間の反応を紹介するというもので、「2人の女性野党議員」の名前こそ明かしていないが、その「2人」が、過去に二重国籍問題でバッシングを受けた蓮舫議員や警察当局の捜査対象となったセメント業者との関係が週刊誌に取り上げられた辻元清美議員であることをほのめかしている。

 ほかにも、ネット右翼的発言が目立つ美容整形外科医・高須克弥院長による野党批判のTwitter投稿を取り上げるなど、「野党叩き」の論調がとにかく目立つのだ。

「配信する記事には、不確かな情報や明らかなデマも含まれている。記事の中で批判のターゲットとしている議員の名前を明かさないのは、訴訟リスクを考えてのことでしょう。野党のネガティブな情報ばかりが流されているのには、なんらかの意図を感じます。自民党はSEO対策を請け負う業者と契約するなど、インターネット対策に以前から力を入れていると聞きます。出所不明の怪しいサイトの暗躍に、官邸や与党側にくみする勢力の関与があってもおかしくはありません」(前出記者)

 ネットの世界には、有象無象が跋扈しているということを肝に銘じておいたほうがよさそうだ。

(文=伊芸有象)

 

『スター・ウォーズ』最新作の台本がeBayに!? J.J.エイブラムスをムッとさせた“犯人”はあの俳優だった!

 1977年にシリーズ1作目となる『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が公開されてからというもの、世界中に熱狂的なファンを持つ映画『スター・ウォーズ』シリーズ。ストーリーの内容が流出しないよう細心の注意を払い撮影されるため、新作公開前はファンが米インターネット掲示板「Reddit」やTwitterなどのSNSでストーリーを予測し、大盛り上がりするのが恒例だ。

 12月20日に最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を控え、11月に入ってから、J.J.エイブラムス監督をはじめ、主要キャストたちがテレビや雑誌などメディアでのプロモーション活動を開始。「ストーリーに関する発言をポロリするのでは」と注目を集める中、25日にエイブラムス監督が米ABC局の国民的朝の報道番組『グッド・モーニング・アメリカ』に出演した。

 監督は、前日に映画の編集作業を終えたばかりであることを明かし、今回もストーリーがリークしないように、「脚本はコピーできない紙に印刷され、ごくわずかだけ配布された」などと、制作プロダクションの「ルーカスフィルム」と、同社を傘下に持つ「ウォルト・ディズニー・カンパニー」が厳重にセキュリティ対策を施したと説明。それなのに、“とある俳優”がベッドの下に脚本を置き忘れ、それを掃除しに来た人に見つけられたのだそう。そこからさらに別人の手に渡り、大手オークションサイト「eBay」に出品されたと告白し、会場を驚かせた。

 幸いなことにすぐにルーカスフィルム関係者が「本物のようだ」と気づき、落札される前に介入して取り戻すことができたそうだが、監督はその俳優について「名前は言わない……本当は言いたいけど」とムスッとし、不注意にもほどがあるといった表情を浮かべていた。

 その翌日、同番組にレイ役のデイジー・リドリーが出演。司会者から「誰かのせいで脚本がeBayに流れちゃったそうだけど……」と話を振られると、「私だって思ってる人がいるようだけど、違うわ。犯人が誰かは言わないけど、今週、ここに来る人よ」と楽しそうに明かした。

 そして監督が出演した2日後の27日、同番組にフィン役のジョン・ボイエガが出演。司会者から「デイジーは自分じゃないって言ってるんだけど……」と脚本の話を振られると、肩をすくめて「オーライ、オーライ、犯人はオレだよ」と、あっさり認めたのだ。

 ジョンは「そのときは引っ越しの最中でさ。翌朝起きたら持って行こうと、ベッドの下に脚本を置いたんだよ。でも友達が来ちゃって、ちょっとしたパーティが始まっちゃってさ。脚本を置きっ放しになっちゃったんだよ」「それから数週間後に掃除の人たちが来て、脚本を見つけてさ。eBayに65ポンド(約9,000円)の値をつけて出しちゃったんだ。そいつはモノの真の価値がわかってなかったわけでさ」と説明。

 「オレは、“公開前にファンが映画の台本を読めるいい機会じゃん”って思ったんだけど」と言いつつ、台本の流出危機にディズニー側がよほど神経をとがらせたようで、「もう怖くって。だって、いろんな人から電話がかかってきてさ。ミッキーマウスまでかけてきたんだぜ。『なにしてくれたんだよ~』って!」とミッキーマウスのモノマネをしながら訴え、会場を爆笑の渦に巻いた。

 脚本が流出することがどれだけのリスクなのか、いまいち理解していないような口ぶりのジョン。しかし彼の前にも『スター・ウォーズ』公開前にストーリーをバラしたとしてクビになり、ルーカスフィルム関連の公式イベントから追放された役者がいる。それが、初代ダース・ベイダー(エピソード4~6)を演じた元ボディビルダーのデヴィッド・プラウズだ。

 デヴィッドは78年に開催されたファンイベントで「『スター・ウォーズ2』の後には3が撮影される」「ダース・ベイダーとルーク・スカイウォーカーの対決シーンがあるが、殺し合いではない。親子だからね」と暴露。また『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(83)が公開されるかなり前に、「デヴィッドが『ダース・ベーダーが殺される』と明かした」と新聞に書かれてしまい、ジョージ・ルーカスの逆鱗に触れた。シリーズすべての脚本が仕上がる前の話だったので、「たまたま予想が当たっただけ」「記者にリードされての発言」とみられているが、ジョージは「ストーリーは極秘扱いで、厳戒態勢を敷いて撮影を行っているのを知っているのに、軽率な発言をした」と感じたのだろう。最終的に『スター・ウォーズ』関連のイベントに出ることを禁じられ、シリーズとの縁を切られてしまったのだ。

 ファンの中には、今回のジョンの脚本紛失は、デヴィッドの暴露どころではないと心配する人も。一方で、ジョンは「別にいいじゃん」とあまり反省しておらず、もしかしたら、これからなんらかの制裁を加えられる可能性もありそうだ。

 脚本紛失騒動の行方も気になるところだが、ファンが最も知りたい『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の全容は、日米同時公開となる12月20日に明らかになる。

米倉涼子『ドクターX』、内田有紀が“お休み”でも18.6%の高視聴率で復調の兆し

 米倉涼子が主演する人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』第6シリーズ(テレビ朝日系、木曜午後)時~)の第7話が28日に放送され、視聴率は18.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)だった。前週より、0.7ポイントダウンしたものの、ハイレベルな数字をキープした。

 同ドラマは初回20.3%と大台突破で好発進。第2話19.0%、第3話18.1%、第4話17.8%と高い視聴率を維持。第5話で15.9%と落としたものの、第6話では19.3%と盛り返していた。第7話までの平均は18.5%で、全話平均での大台乗せの可能性を残している。

 同作は、米倉を筆頭に出演料が高くて、制作コストがかかっており、経費削減のため、第5話から主要キャストの“お休み”を交代制でスタートさせた。第7話では、内田有紀とユースケ・サンタマリアの出演がなかった。

 ドラマの構成上、神原名医紹介所の神原晶所長(岸部一徳)と、大門未知子(米倉)とタッグを組む、同所所属の麻酔科医・城之内博美(内田)の二人は絶対に欠かせない出演者だが、その内田を休ませても、18.6%を獲得できたのは収穫。終盤には、初回、第5話に続き、米倉の入浴シーンでのV字開脚も披露され、男性視聴者の溜飲を下げてくれたようだ。

 同ドラマシリーズは、第1シリーズ(2012年)こそ、全話平均19.1%だったが、その後、第2シリーズ(13年)は23.0%、第3シリーズ(14年)は22.9%、第4シリーズ(16年)は21.5%、第5シリーズは20.9%と、4シリーズ連続で大台を超えている。

 今シリーズは、ここまで20%台に乗せたことが1度しかなく、やや伸び悩んでいるものの、なんとか全話平均で大台を超えたいところ。前シリーズの最終回では「これで『ドクターX』は最後」と匂わせて、25.3%の高視聴率をマークした。数字を上げるためには、今シリーズも最終回でなんらかの仕掛けが必要なのかもしれない。

(文・田中七男)

シャープ公式Twitter、一般人との絡みに「気持ち悪い」の苦言も――専門家に問う「炎上リスク」

 大手企業の公式Twitterアカウントらしからぬ“ゆるい”ツイートが話題を集め、2019年11月末現在で62万以上のフォロワー数を誇るシャープ株式会社。SNS上で「シャープさん」と呼ばれている同アカウントは、時に一般ユーザーとシャープ製品についてざっくばらんにやりとりをしたり、自社に対する赤裸々な本音を漏らしたり、時事に絡めた笑えるネタ投稿をしたり、はたまた他社の企業公式アカウントとの絡みも見せるなど、活発なTwitter活動を展開している。

 「デジタルマーケティング戦略」情報サイト「DIGIDAY」に掲載された記事「中の人が語る、『 シャープさん 』が受け入れられる理由:公式 Twitter アカウント運営の極意」では、同アカウントを運営するシャープマーケティングジャパンのマーケティング統括部・デジタルマーケティング部主任、山本隆博氏が、「シャープさん」を、「企業アカウントでありながらできるだけ生活者から承認され、友人・知人になれないか、というTwitter上での試み」と、説明しており、事実、「シャープさん」を身近な存在に感じ、ファンになった一般ユーザーは多いものとみられる。

 しかし、そんな「シャープさん」に、先ごろTwitter上で、一般ユーザーから“苦言”が呈される一幕があった。これまでも、一般ユーザーと積極的に交流を図ってきた「シャープさん」だが、ある特定の女性ユーザーと以前から特に懇意にやりとりをしていることに、「企業公式アカウントとして、いかがなものか?」「ノリが寒いし、気持ち悪い」「マイナスイメージにしかならない」などの声が上がったのだ。この女性ユーザーも、「シャープさん」を上回る67万人超のフォロワーを抱える人物だけに、ネットユーザーの注目が否が応でも集まる中、両者のやりとりは続けられてきたのだが、「シャープさん」の振る舞いは、企業にとって「リスク」になってしまうのではないか――そこで今回、『ネットで勝つ情報リテラシー』(筑摩書房)の著者であり、講演活動などを通して「ネットで絶対に失敗しない方法」を伝えている、ネットリテラシー専門家の小木曽健氏に取材を行い、「シャープさん」の一件を踏まえ、企業公式アカウントが“炎上しないために気をつけるべきこと”を聞いた。

「シャープさん」はインフルエンサー

 まず、小木曽氏は、「シャープさん」について、ゆるいツイートをするさまざまな企業公式アカウントの中でも「別格」の存在であり、「人気No.1企業公式アカウント」と言っても過言ではないと、評価する。

「『シャープさん』は、企業公式アカウントでありながら、もはやインフルエンサーと同レベルの影響力を持っています。例えば冷蔵庫を購入する際、『特にこだわりはない。だったら「シャープさん」のところの製品を買おう』というケースもあり得るレベルです。『この人の意見を聞こう』と思わせることも、インフルエンサーの特徴ですから、もう十分その定義に当てはまるでしょう」

 インフルエンサーレベルにまで登り詰めた企業公式アカウントは、小木曽氏いわく「ほかに思い当たらない」とのこと。「近いところで言えば、防衛大臣の河野太郎さんの公式アカウントくらいでしょうか。河野さんはTwitter上で、自分を攻撃してくる敵までも巻き込んで、“笑い”を作り出し、味方にしてしまうという、ずば抜けたコミュニケーション能力を持っています」。

「同様に『シャープさん』も、ツイートの視点は斬新だし、言い回しも巧み、また投稿タイミングが的確であるなど、コミュニケーション能力がずば抜けて高い。“中の人”である山本さんは、ご自身を『現実では途端に喋らなくなる人』と評しているそうですが、きっと現実でもコミュニケーション能力が高いはずです。『現実世界でだけ・・、ネットの世界でだけ・・、コミュニケーション能力が高い人』というのは、普通いないですからね。もし山本さんが個人でSNSアカウントを開設したら、『シャープさん』ほどではないにせよ、人気のアカウントになると思います」

 そんな「シャープさん」が企業にとってリスクになり得るとすれば、「もちろんそれは、山本さんが会社を辞めた時。『シャープさん』の代わりなんて誰もできません。『アニメ声優の交代』以上のインパクトがあるでしょうね」と小木曽氏。ほかの企業でも、公式アカウントが、ある程度の人気を博したものの、“中の人”がプレッシャーに耐え切れなくなって辞めてしまう例は決して珍しくないそうだ。そんな中、「山本さんは2011年からの長期間、公式アカウントを運営されています。その点もまたすごいなと感じます」という。

 では、そんな「シャープさん」が、特定の女性ユーザーと懇意にやりとりをしていることに対し、苦言が出ている今回の騒動についてはどうだろう。企業公式アカウントとしては、炎上を招きかねない行為のようにも思うが……。

「そもそもこんなネタが話題になるのは、『シャープさん』が人気者で、好かれているからでしょう。『シャープさん』と女性ユーザーとのやりとり内容は、違法性も反社会性もなく、Twitterの利用規約にも違反していない、つまり“炎上の文脈”がないんです。相手の女性ユーザーは、時にセクシャラスなツイートも投稿するので、そんなアカウントに絡む『シャープさん』を不快に感じる人がいてもおかしくはないのですが、でも、それは単に『好き嫌い』の問題です。『企業公式アカウントとして、羽目を外しすぎている』と不快に思う向きもあるかもしれませんが、もともと『羽目を外したアカウント』で人気を得たわけですし、なにより『好き嫌い』は『良し悪し』ではありません。この件は『嫌なら見なければ良い』というたぐいの話でしょう。今後もし、この話題が拡大しても、大して炎上しないと思います」

 企業公式アカウントが、一般ユーザーと絡むことが珍しい中、「シャープさん」はそれを積極的に行っており、「中には『自分も絡んでほしい』と思っている人もいるのでは」と、小木曽氏。ある種、アイドル的存在となった「シャープさん」だけに、特定のユーザーと絡むことに批判が出るのは、「アイドルが恋愛したら怒るファンの気持ちに通ずるように思う」そうだ。

「『シャープさん』は、人間ではないけど人格はあるという『ゆるキャラ』に近い存在なのではないか。もともと『シャープさん』は、中性的で落ち着いており、安心感を与えるキャラクターです。そんなアカウントが、きわどい投稿もする特定ユーザーと絡む姿は、ファンにとって『着ぐるみを脱ぎかけている』ように映るのかもしれません」

 “中の人”の個性が見えるのが面白い、けれど見えすぎるのも嫌――ということかもしれないが、何をもって「見えすぎ」とするかは、人それぞれの感覚なのだろう。

 なお、小木曽氏いわく、一般的に企業公式アカウントの炎上事例では、圧倒的に「誤爆」が多いという。2016年、フォロワー数100万人のマクドナルド公式Twitterアカウントが、会社への愚痴をツイートし、即座に削除する一件もあった。

「中の人の個性を活かしている『シャープさん』とは違い、マクドナルドの公式アカウントはインフォメーションに特化したものでした。なのに突然、社内会議の愚痴がツイートされたのですから、大騒ぎ。ある意味、非常に面白かったのですが、“中の人”は泣きたかったでしょうね。こうした“誤爆”が起こるのは、併用しているプライベートアカウントの切り替えミスが原因です」

 また、人気アカウントになると、“中の人”が「個人的な主義・主張」を発信して炎上するケースもあるそうで、政治や外交に関する持論を展開して大炎上、アカウント閉鎖に追い込まれるケースもあるそうだ。

「おそらく『シャープさん』は、公式アカウント専用の端末を使うなど、誤爆を防ぐ対策をちゃんとしていると思います。また“中の人”が、『シャープさん』という人格を、ちゃんと定義して、継続的に演じられているようにも感じますね。だからこそ、大きな事故もなく長年続けてこられたのではないでしょうか」

 さらに、小木曽氏は、最近ネット上に増えている「お気持ちヤクザ」についても言及。「今回の騒動とはちょっと異なりますが、最近は『自分が不快だから』とか『私が傷つくから』という理由だけで、気に食わないポスターや広告などの『表現』を撤回させようとする人たち、いわゆる『お気持ちヤクザ』が増えています。その表現が『嫌いだと主張する』のと、『存在することを認めない』のは全く別。前者は表現の自由だし、後者はその否定ですから。情報リテラシーを理解している人から見れば、彼らの主張は『表現の自由』の全否定で、自らの首を絞める行為でしかありません」と苦言を呈する。一方、そういった人たちからの言いがかりを避けるためにも、「企業のアカウントなら『政治』『外交』『宗教』『下ネタ』の投稿は避けた方が無難でしょうね」という。

 もし企業が「公式アカウントは作りたいが、一切のリスク、批判は避けたい」というスタンスであれば、「そもそもアカウントを作らない方がいい」と小木曽氏はピシャリと指摘。ネット時代を迎え、日本の企業は“批判されること”を極端に恐れ、批判回避を最重視する傾向が、以前にも増して強くなったそうだ。しかし、それでは、「多くの人に突き刺さる情報発信はできないし、ファンになってもらうことも難しいでしょうね」という。

「絶大な人気を誇る『シャープさん』だって、今回のように、一部から『不快』『嫌い』と言われるのです。情報発信には必ずレスポンスがあり、その中には批判や雑音も存在します。これは避けられない。その事実を認め、それを前提にどう備えるのか、どんな社内体制を整備するのか、そういった議論ができる企業こそが、今後SNSの時代で強みを発揮できるのだと思います」

 批判があるのは「大前提」と腹を据えることが大事だと、小木曽氏は言う。「シャープさん」は、さまざまな批判をどう受け止め、また対応しているのか、ぜひ聞いてみたいところだ。

小木曽健(おぎそ・けん)
IT企業でCSR部門の責任者を務める傍ら、書籍執筆や連載、メディア出演などを通じて、情報リテラシーに関する情報発信を幅広くおこなっている。著書に『ネットで勝つ情報リテラシー』(筑摩書房)、『11歳からの正しく怖がるインターネット: 大人もネットで失敗しなくなる本』(晶文社)など。

【アラサー独女マンガ】9話『毛むくじゃらの悲劇! 念願の犬との散歩で気をつけること』

 ――独身、一人暮らし、彼氏なしのアラサー・いとうぽよん。平日は仕事に追われ、会社と家を往復するだけの毎日。 せっかくの休日も、ダラダラ過ごしているうちに終わり、気づけば月曜日……。そんな退屈な日々に嫌気がしたある日、彼女の前に“天使”が現れた――。その名は、「ジップ」。

 このお話は、1匹のワンちゃんとの出会いによって、最高な生活を手に入れたアラサー独身女の日常をゆる〜く描いた実話である。  

★過去話はこちらから

第9話 『毛むくじゃらの悲劇! 念願の犬との散歩で気をつけること』

 この枯れた草木……とるのにえらい時間がかかるんです!

 でも取ってる間の嬉しそうな顔ったら!

――毎週、金曜日に最新話を更新。次回10話は12月6日(金)の更新予定です。

いとうぽよん
1988年生まれのイラストレーター。イラスト以外にも、版画、裁縫、グッズ制作など幅広く活動中。 インスタグラムにて、自身の日常生活を描いたエッセイマンガを不定期投稿。
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