【甲斐まりか】女性ファッション誌を席巻する人気モデルのハイスペックすぎる経歴

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――数多のビューティー・ファッション誌に登場し、語学に堪能な才色兼備! 持ち前のチャレンジ精神で切り開く新しい世界とは?

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(写真/河西遼)

 バスの後部座席で物憂げな表情を浮かべる美女は、美容雑誌「VoCE」(講談社)などでモデルを務める甲斐まりか。今年リニューアルを迎えた化粧品ブランド「dejavu」で、イメージキャラクターを務めているため、CMなどで彼女を見かけた読者も多いかもしれない。

 彼女は父の仕事の都合で幼少期をマレーシア、小学生時代をタイで過ごした後、ドイツに移り、中学・高校を卒業。インターナショナルスクールで学生時代を送り、大学は親元を離れてスコットランドの名門エジンバラ大学に進学した才女だ。

「大学3年生の頃、慶應義塾大学に1年間留学したときに少しフリーランスモデルのバイトをしていたことで、今の事務所からスカウトを受けました。パリの大学院へ進むつもりだったので一度は断ったんですが、1年飛び級していたこともあり、『私、なんか生き急いでいるな』と思って。広告関係の仕事を目指して大学で国際ビジネスやマーケティングを学んでいたんですが、モデル経験も生かせるかなという思いもあり、卒業後、本格的にモデルの仕事を始めました」

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美 少年のゲーム実況動画は“問題作”!?  SnowMan・ラウールは“舌好調”【ジャニーズJr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、11月14日~20日公開の動画をチェックします!

美 少年のゲーム実況「楽しい」「つまらない」と評価真っ二つ

 16日に公開されたのは「美 少年【はじめしゃちょーとガチ対決】スマブラでゲーム実況!」。前週、ドッキリで人気YouTuber・はじめしゃちょーと対面した美 少年の6人。今回は、はじめしゃちょー宅の大スクリーンを借りて、ゲーム「大乱闘!スマッシュブラザーズSPECIAL」(略称:スマブラ)のガチ対決を行っている。「ジャニーズJr.チャンネル初のゲーム実況」と銘打っていたものの、概要欄に「実況というか・・・ただ遊んでるだけとか言わないでねWWW」と記載がある通り、いわゆる一般的なゲーム実況とは全く異なるようだ。

 動画自体は、24分の長尺。出演者は美 少年、はじめしゃちょー、その後輩・たて面ステーションの8名で、「2人1組のトーナメント形式で争う」「チーム決め」といった過程は見せていたが、スマブラに関する詳しい説明はないままに1回戦目がスタートした。ゲームに疎い筆者は、正直に言って格闘の模様を凝視しても何がどう展開しているのか、イマイチついていけず……。「皆さんご存じのスマブラ」的なノリで急に始められたところで、下に表示されているパーセンテージの意味や、どんな技を使う人が上手なのか説明されないので、知らない人は“置いてけぼり”状態だろう(不親切な構成)。

 もちろん、スマブラ経験者、ゲーム好き・興味がある人は楽しめると思うが、どれにも当てはまらない場合は、ただただ退屈な時間になってしまうかもしれない。視聴者へのフォローが少ない分、はじめしゃちょーが「Jr.チャンネル」ファン向けに編集した方が、もう少し遊び心のある作りになっていたのでは……という考えすら頭をよぎる。この流れについていけないこっちが悪いのか!? 面白さを感じてないのは自分だけ!? と、自己嫌悪にさえ陥ってしまいそうだ。しかも、倉庫のような部屋での撮影だけに、個々の声が聞き取りづらい点や、プレイ中は室内の照明を暗くしているため、ワイプを含めて合間に映るメンバーの表情が見えにくいあたりも、マイナスポイント。とはいえ、普段のゲーマーぶりなどがわかることもあって、美 少年ファンにとっては貴重な映像だろう(特に岩崎大昇が強いらしい)。

 SNSやコメント欄の感想を見てみると、「ゲーム実況待ってた~! これを機にどんどんゲーム実況動画が増えますように!」「スマブラ見るの楽しいし、美 少年のゲーム姿が見られるなんて最高」「ゲームはよくわからないけど、みんなが楽しそうにやってるのが見れて幸せ」「面白すぎ! 24分も見れて満足」「ゲームしてる姿は普通の男の子たちだなって感じてうれしい」と、ファンの鑑みのような好意的な声が相次いでいる。

 一方で、「今回の美Tube、過去一つまらない」「スマブラのルールわからなくて、最後まで見れてない。つまらなくて毎回途中で変えちゃう」「はじめしゃちょーとのコラボなのに無駄にしてる感じ……顔すらちゃんと映ってないし、ルールがわからない人なんていっぱいいるのに、あれで楽しめると思う?」「ゲーム実況に求められる操作方法や技の説明だったり、アイドルの顔を大映しすることもなくて、企画が中途半端」「スマブラ自体、女の子なら知らない人も多そうだし、画もずっと似た感じ。ルール説明もなけりゃ、ほとんどテロップもない。これはスマブラ好きと相当な美 少年好きじゃないと見ない」と、辛らつな指摘も。

 また、美 少年以外のJr.ファンからは「自分が応援するグループにはやらないでほしい」と、「Jr.チャンネル」におけるゲーム実況動画に否定的な意見もあった。再生回数は22万台(22日時点)と、トップYouTuberが参加したわりには意外と伸びていないが、果たしてゲーム実況は恒例化していくのだろうか?

 Snow Manの動画は、プロモーションの「【クリスマスケーキどれが好き?】聖なる夜に向けて…プレゼンバトル!」(18日)と、通常回の「【絶品海鮮づくし】阿部亮平の食べたいものは?」(20日)の2本が配信されている。1本目は「株式会社不二家」とのコラボレーションで、クリスマスケーキのPR企画。進行役の深澤辰哉を除いて、プレゼンチーム(阿部・佐久間大介・目黒蓮・ラウール)が行うケーキの紹介に対し、投票チーム(岩本照・宮舘涼太・向井康二・渡辺翔太)が評価をつけるという対決だ。

 トップバッターの目黒が「僕が選んだケーキはですね、『クリスマスショートケーキ』といいまして。まさにこれからの時期、ピッタリ。ちょっと思ったんですけど、匂いでわかるクリームが濃厚なパターンのやつ」などとアピールした後、審査する側の渡辺が「ラベルも可愛い」と、デザインを絶賛。ここで、すかさずラウールは目黒に向けて「でも、そういうことを自分で言わないといけないんだよ」(3分22秒頃)と、手厳しくダメ出しした。

 自身のケーキ説明は、少々グダついてしまったものの、この日のラウールは“切れ味抜群”。深澤が4人目の阿部をスルーしようとすると、本人が「おいおいおい! 待て待て待て!」と、ツッコんだ。これを受け、阿部の隣に座るラウールは「ちょっと今、入り弱かったね」と、グサリ。さらに、プレゼンの結果によって、一部メンバーのみがケーキを味わう流れになると、「え、YouTubeさん側って、負けつくんないと気が済まないの?」と、スタッフの方をチラ見するラウールだった(ド正論)。

 2本目は、阿部の強い希望で海鮮居酒屋チェーン「磯丸水産」(自由が丘しらかば通り店)へ。もはやレギュラーの「○○の食べたいものを当てろ」編で、こちらの回でもラウールの“ブラックな一面”が垣間見えた。冒頭のルール確認では、不安からなのか、険しい顔でMCの深澤を見つめるラウール。「大丈夫、食べれるよ! ラウール!」と励まされ、「今日、ママに『ご飯大丈夫』って言っちゃったんで……」と、最年少・16歳らしい発言もあった。第1・2問は予想が外れてしまうも、3問目の「蟹味噌甲羅焼」で阿部と答えが一致。いきなり渋いメニューを食べることになったが、ラウールはおもちゃを与えられた子どものように「ヤッター! ヤッター!」と、大ハシャギした。

 阿部と勝者のラウール、岩本、深澤がハイタッチで喜びを分かち合う中、「イカの浜焼」を選んで負けた向井は「めめ(目黒)が悪い」と、愚痴をポロリ。なんでも、阿部は山梨の「富士急ハイランド」ロケ(6日・13日配信)でイカ焼を見つけた際、目黒に「食べたい」と、漏らしていたのだという。目黒がその状況を振り返ると、ラウールは半笑いで「まぁでもさ、負けたんだから」と、コメント。言い返す言葉もなく、目黒は眉間を押さえてガックリ。今度は、目黒が「頭がおかしくなってきた……」と空腹の限界に達すると、初勝利で図に乗るラウールは「あ、何も食べてないんだ。まだ」と、嫌味たっぷりにイジっていたのだった。

 1月に加入した直後の“借りてきた猫”状態から脱皮し、思ったままを口にできるようになった様子のラウール。今後もこの調子でストレートに斬り込んでいってほしいものだ。再生回数は、22日時点で1本目が46万台、2本目は30万台。

 Travis Japanの動画は、通常回の「【ジャニーズ愛】メンバーも知らない秘密暴露でクイズ」(14日)と、パフォーマンス動画の「『Talk it! Make it!』『Happy Groovy』(AUSTIN MAHONE Japan Tour 2019@横浜アリーナ)」(19日)の2本が配信されている。1本目は、ジャニーズタレントにまつわるディープな話や、マル秘トークをクイズ形式で明かすゲーム企画。メンバー1人がそれぞれお題を考え、残り6人が誰も答えられないようなマニアックなクイズを出せたら勝ちというルールだ。

 トップバッターの川島如恵留が思いついたのは、“最強のシンメ”と評価するSexy Zone・中島健人&菊池風磨の入所日を当てる問題。正解は中島が2008年4月20日、菊池は同4月27日だったが、「たった1週間の違いで入ってきて、ほぼ同期のように活動していくっていう、このエモさを紹介したかった」(川島)と、まるで熱心なジャニーズファンさながらにプレゼンしていた。続いて、七五三掛龍也は、プライベートで親交のある嵐・相葉雅紀に関するとっておきのネタを告白。「相葉くんが好きな、室内でやるゲームは?」と、相葉の自宅を訪れたことのある七五三掛ならではの問題だった。

 さらに、七五三掛は「これ雑誌で俺、言ってない。いくつかゲームやった中の1つを雑誌で言ってたんだけど。相葉くん家に行くと、絶対最後にはそれをやる」と話し、メンバーは「かくれんぼ」(松倉海斗)「ババ抜き」(吉澤閑也)「タクシーじゃんけん」(川島)「プロレス」(中村海人)「ぬるぬるA・LA・SHI」(松田元太)「裸ツイスター」(宮近海斗)と、予想。ちなみに、中村が想像した「プロレス」について、七五三掛は「絶対やらないけど、ザキさん(ふぉ~ゆ~・松崎祐介)と幸大くん(宇宙Six・松本幸大)はそれっぽいことしてた」と、暴露している。

 実際の答えは「ジェンガ」で、七五三掛いわく、相葉は「めっちゃ強い。なんかそういうゲームが結構あって。ワニのやつとか」とのこと。どうやら、相葉の自宅はワニの歯を押していく「どきどきワニゲーム」といったパーティーグッズを数多く取り揃えているようだ。一方、松田は8月8日に行われた『ジャニーズJr.8・8祭~東京ドームから始まる~』の本番前、Hey!Say!JUMP・山田涼介に相談したという裏話を披露。まずは、「なんかやっぱいろいろあって、ぐっちゃぐちゃになって、気持ちが。それを相談した時に、ある返信が返ってきて。それを答えてほしい」と、投げかけた。

 なんでも、山田からの返信は「長文」「本番10分前とか」に来たそう。6人は山田になりきって、「Travis Japanは必ずテッペン取れるから大丈夫!」(七五三掛)など、それらしい熱いメッセージを記入。その頃、松田はスケッチブックに長文を書いており、「マジでこれ、まんまで来たの」と前置きした上で、「他と比べるからじゃない? 他は他。オレはオレって思うタイプだからね。あんまり周りを見るんじゃなく、自分と戦った方がいいよ。今自分がすべきことを全力でやるのが表現者としての役割だから」と、読み上げた。

 おそらく大半の視聴者が山田のプロ意識に感動させられる場面だが、ページをめくった先には、なぜか「パキスタン」の文字が。これは、別件で書いたワードだったようで、あらためて松田は「ファンの皆に喜んでもらえるようにがんばれ」と、後半の内容を紹介していた。不意打ちの「パキスタン」によって山田のクールさが微減した感はあるものの、Travis Japanは「カッケー!」と絶賛。松田も「やっぱ先輩はスゲーよな。ジャニーズの先輩って」「カッケー、マジで。そうなろうぜ、みんなで!」と、山田へのあこがれを口にしていた。この『ジャニーズJr.8・8祭』といえば、Snow Man&SixTONESが同時CDデビューを発表した公演。松田は事前に何らかの予兆を感じ取っていたからこそ、どうステージに立つべきか、山田の助言を求めたくなったのかもしれない。

 V6・井ノ原快彦とドラマ『特捜9』(テレビ朝日系)で共演している宮近は、「V6・井ノ原さんがJr.の頃、ジャニーズ人生を救ってもらった先輩は誰でしょう?」と、出題。4人が少年隊・東山紀之ではないかと想像したところ、宮近が「このお話はですね、東山さんのおウチでですね……」と切り出し、思わず川島は「東山さんのおウチに(行ったことがある)!?」と、ビックリ。宮近はSexy Zone・中島、菊池、佐藤勝利とともに東山の自宅に行ったといい、「井ノ原さんがずっとしゃべってるんですけど。『俺、ヒガシくんに救われたんだよ』っていう話で」と、語り出した。

 それは、井ノ原が少年隊主演のミュージカル『PLAYZONE』に出演していた時代のエピソード。当時、井ノ原はJr.の先輩に「客席を横に走って」と無茶振りを受けて実行。すると、故・ジャニー喜多川社長に「誰だよ! 走ってたの!」と、舞台に出してもらえなくなるほど怒られたんだとか。そして、ジャニー社長が東山に事の顛末を伝えると、東山は「でも、そいつは人ができないことをやったんでしょ。そういうやつなんでしょ。スゴいじゃん。言われたことできるやつだし」と井ノ原を褒め、ジャニー社長もついつい「そうだね」と、納得してしまったという。

 中村が「その話はめちゃめちゃいい話だね!」と感動する中、松田は「まずその場にいるチャカがすげぇ」と、豪華メンバーと過ごしたひとときを羨ましがっていた。ほかに、A.B.C-Z・戸塚祥太、Kis-My-Ft2・宮田俊哉&北山宏光、V6・森田剛らの名前も挙がり、Travis Japan以外のファンにとってもうれしい情報が盛りだくさんの回。解答順の関係で“ボケ枠”になってしまった宮近の発想力にも注目だ。再生回数は1本目が28万台、2本目は19万台(22日時点)。

 15日の動画は「7 MEN 侍【超美味】最新グッズで楽チンBBQ!」(再生回数は22日時点で12万台)。「江戸時代のキャンプを体験せよ!」(1日配信)より続くキャンプ&バーベキュー企画で、前週は本高克樹、今野大輝、矢花黎が火起こしに奮闘した一方、佐々木大光&中村嶺亜が買い物をエンジョイする模様が公開されていた。今回、まずは2人が調達した「江戸時代にあったと思われる食材」のチェックからスタート。鶏のもも肉、焼きそばなどを取り出すうち、矢花たちが“中身の入っていないお菓子の袋”を発見した。

 実は帰り道のコンビニエンスストアで肉まんやお菓子を買い込み、スタッフ用の車内でちゃっかり食べていた佐々木と中村。本来は処分すべき“証拠”が見つかってしまい、顔を見合わせて「捨ててないの?」と確認する買い出しチーム。本高が「おいおいおい、ちょっと待てよ!」と騒ぐと、佐々木はスタッフを指差して「イトウさん! ホントに!」と、責め立てた。あえて火起こし班に見つけさせるためにスタッフがゴミを入れ込んだのか、単なるミスなのかは不明ながら(だとしたら、迂闊すぎる)、「俺が頼んだ肉まん食ってんだけど」(今野)「肉まん2個食ってんやん」(矢花)と、案の定怒りをあらわに。しかし、“姫気質”の中村が「いいじゃん、食べたって。ダメなの!? 逆に」と開き直ったことで、さほど大事にならず見過ごされたのだった。

 そんな中で、助っ人としてBBQ芸人・たけだバーベキューが登場。ポカーンとする今野、中村、佐々木をよそに、本高&矢花は「知ってますよ! スゴい人、マジで!」と大興奮した。第一段階は江戸時代の「駕籠(かご)」で移動、次は火起こしと買い出し係に分かれ、何かと体を張ってきただけに、てっきり料理も苦労を強いられるのかと思いきや、たけだバーベキューが「令和のバーベキューでおもてなし」するという(江戸時代から突然のジャンプ)。

 以降は、最新アイテムを用いてしつこいほどの“令和推し”を繰り返しつつ、スピーディーに火起こしや調理を進めていくたけだ。その間、矢花はなるべくたけだの近くに立ち、積極的に声を出す、大きめのリアクションをとるなど、場を盛り上げていた。メンバーはステーキ、マッシュルーム缶を使ったアヒージョ、イタリアントマト焼きそば、焼きバナナを堪能し、大満足の表情。エンディングでは佐々木が「アヒージョはヒジョーにうまい」とダジャレを飛ばす場面もあったのだが、一部視聴者はこの部分に食いついている。

 というのも、これはスキャンダルで活動を自粛しているHiHi Jets・作間龍斗が、過去に発したギャグなんだとか。昨年2月、エンタメショー『ジャニーズ銀座2018』の制作発表会見にて作間のグループ加入が発表された時、高橋優斗が「オヤジギャグがひどい」と、彼の特徴を紹介。そのフリを受け、作間は「アヒージョが来たんですね、テーブルに。“ああヒジョー”にうまい」 と話し、笑いを誘っていた。

 佐々木と作間は仲が良いことで知られており、ファンは「さくたいエモい。泣いた。作間ファンとしては、YouTubeに久しぶりに作間くんが登場したみたいな気分」「大光くん、『アヒージョ、ヒジョーにうまい』って、本当にありがとう」「大光が言った『アヒージョ、ヒジョーにうまい』って作間くんのギャグじゃん」と、感激。作間の発言を知った上で“ぶっこんだ”のか、たまたま同じギャグを思いついたのかはわからないが、多くのファンは佐々木に感謝していた。

 17日に配信されたのは「HiHi Jets【真ん中争奪】横浜中華街で値段予想バトル!」(再生回数は22日時点で18万台)。10月6日配信の「【真ん中選手権】値段を予想して自分好みの定食作り!」の第2弾で、今回は神奈川・横浜中華街にある「清香園」にて、グルメ企画にチャレンジしている。これは、指定されたジャンルの中からメニューの値段を予想し、真ん中の金額だった人のみ食べることができるという対決。

 一回戦のテーマは前菜だが、選択肢に「ピータン」が入っていることを確認した3人は「ジャニーさん、大好きだからね」(高橋)「ピータンね」(猪狩蒼弥)「懐かしのピータン」(井上瑞稀)「ジャニーさん、大好きだからな」(高橋)と、今年7月に亡くなった故・ジャニー社長に思いを馳せる一幕も。会話の中で自然と名前が出るあたり、彼らにとっていかにジャニー社長が身近で、かつ特別な存在だったかが伺い知れる場面となっていた。

 一方、先述の「定食作り」動画や、「【絶品ホルモン】正解者しか食べれない!」(同20日)といったグルメロケ2本を通じて11連敗中の高橋は「今までとは一味違うのよ」「今日はもう下剋上よ」と宣言したものの……。今回も、ある意味で“持ってる”展開になっており、視聴者をハラハラさせてくれた。また、8分頃には猪狩が、井上と美 少年・浮所飛貴&佐藤龍我からの誕生日プレゼントだというスニーカーに言及。ここで、高橋が「俺の望遠鏡は!?」と問いかけたところ、「あの望遠鏡は、まだ1回も開けてない」と判明(ひたすら不憫)。そんな高橋は、ジャニーズのステージで歴代引き継がれている「アンダルシアに憧れて」(近藤真彦の楽曲)ふうのダンスを披露するシーンもあった(12分24秒頃~)。

 そして、この勝負を通じて“メンバー愛”を思い出したHiHi Jets。高橋のある言葉をきっかけに、猪狩は「俺、勝つことに夢中になりすぎて、みんなで食べるっていう選択肢がなかった。ヤバい。大事なこと忘れてた。本当にありがとう」「俺、自分のことしか考えてなかった」と、反省していたのだった。次回のグルメ企画は、誰かが損をするのではなく、平等に幸せを感じられるルールに変わる可能性もありそうだ。
(中村チズ子)

「専業主婦」には女性をめぐる社会問題が集約されている

 女性の社会進出が進んだことや、日本経済の低迷で給料が下がっていることなどにより、専業主婦モデルは日本の家族の在り方の象徴ではなくなりつつある。

 いまや、「専業主婦」という言葉には「裕福な生活」「勝ち組」というイメージをもつ人も一部おり、羨望や嫉妬がない交ぜとなった視線が送られる状況にあるが、そのイメージは誤解を孕む。

 「専業主婦」の実相を見ると、そこには、保守的な家族の在り方への呪縛、女性の二重負担、日本的な労働市場の問題などが、知恵の輪のように複雑に絡んでいることが分かるのだ。

 『貧困専業主婦』(新潮社)というショッキングなタイトルの本を出版した、周燕飛氏に話を聞いた。

【周燕飛】
1975年、中国生まれ。独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)主任研究員。専門は労働経済学・社会保障論。

専業主婦世帯の12%が貧困世帯だった
──「貧困」という言葉と「専業主婦」の組み合わせに違和感を覚える読者も多いと思います。「貧困専業主婦」とはいったいどういう意味なのでしょうか?

周燕飛(以下、周)  専業主婦といえば、お料理教室に通ったり、主婦同士の集まりでお茶タイムを満喫したりと、優雅な生活をしているイメージがあります。しかし、それが実情ではないことが調査で分かりました。大多数は経済的余裕のあまりない家庭の女性が、専業主婦を選んでいます。中には、貧困家庭の女性も相当数含まれています。
『貧困専業主婦』という本の中では、世帯所得が貧困線(4人世帯では244万円)を下回る世帯のうち、妻が無職で18歳未満の子どもがいる夫婦世帯を貧困専業主婦と定義しました。08年のリーマン・ショック後の2011年では、専業主婦世帯の12%、約50万人が貧困専業主婦と推計されました。

──自身や子どもの健康上の問題や、どうしても保育所が見つからないなどの事情で働きに出られないケースもあるとは思いますが、そうでない場合、どうして貧困世帯なのにも関わらず専業主婦の状況を続けているのでしょうか?

周 原因は、複合的です。端的にいえば、専業主婦になるのは、本人が直面している市場賃金と家庭での時間の価値を天秤にかけた結果なのです。一定収入以下の有配偶女性に対する税や社会保障の優遇政策が、意図せずに「専業主婦」コースに誘導する側面があります。そして、多くの女性は、自分が働きに出ることによって子どもの躾がうまくいかなくなるとか、子どもの成長にマイナスの影響があるのではないかと考えています。

──なるほど、「子どものため」という理由があるのですね。

周 でも実は、多くの母親が思っていることと現実とは、ズレがあります。

──えっ? どういうことですか?

周 まず、親が家にいるほうが子どものためになるという客観的な証拠はないのです。最新の調査によれば、幼稚園と保育園とで、学校入学後に生活面や学習面ではそれほどの差異が見られません。貧困家庭に限ってみると、保育所の利用が、子どもの入学後の成長には、むしろ良い影響があるようです。
 ここでの最新の調査というは、東京都が2016年に墨田区、豊島区、調布市、日野市のすべての子ども(小5、中2、高2)とその保護者を対象に行った「子どもの生活実態調査」というアンケートです。
 この調査の報告書では、小中高校生のいる家庭を「困窮層」「周辺層」と「一般層」に分けて、乳幼児期の生活環境や親の働き方が、その後の子どもの生活と学習に与える影響を調べています。
 それによると、「困窮層」の家庭においては、就学前に保育所を利用していた子どもの方が、そうでなかった子どもより健康状態も良く、授業が分からない割合も低いのです。一方、「周辺層」と「一般層」には、保育所の影響が確認できないのです。

──数字として実証されているわけですね。

周 同様のデータは海外にもあります。
 たとえば、アメリカではヘッドスタート(低所得家庭の幼児と身体障害児を対象に1965年からアメリカ連邦政府が実施している支援)を受けた子どもは、大学進学率、10代出産率、犯罪率、健康状態などの6項目において、受けなかった子どもよりも良い結果が出ているという研究があります。

──なぜそんなことが起きるのでしょうか?

周 私自身の子育ての経験が答えのヒントになると思います。
 私自身は正直言って、母親としての子育て能力は高くないほうです。離乳食をつくることにしても、子どもを相手に遊ぶことにしても、決して上手い方ではなかった。トイレトレーニングやお箸の練習もどっちかというと苦手でした。
 だから子どもを保育所に預けたとき、すごく安心しました。保育所の手助けがあったから、私は心の余裕を持って子どもに接することができました。
 保育所は栄養バランスを考えて離乳食を用意してくれたし、みんなと一緒に知的な遊びをすることにより集団活動のなかで子どもの能力を伸ばすプログラムも組み込まれていました。トイレやお箸の使い方も、子どもが保育所を通っているうちに何時の間にか覚えましたね。
 だから、経済的にも精神的にも余裕がないなかで毎日子育てに追われているお母さんにとっては、保育所は大切なよりどころです。余裕のない状況においては、保育所に預けてお母さんも働きに出た方が、子どもにとっては良い環境を提供できる場合もあるのですね。

──とはいえ、「子どものそばにいてあげたい」という思いも分かります。

周 子どもと過ごす時間は、「長さ」よりも「質」が大事だとの研究結果が発表されています。心身ともに疲れ、金銭に欠乏した状態では、母親が多くのストレスを抱えてしまうため、四六時中子どもと一緒にいても質の高い時間を過ごすのが難しいのです。一方、働く女性は、食事やお風呂のタイム、就寝前の読み聞かせなど工夫をして、短くても子どもとじっくり向き合う濃厚な時間を作ることができます。
 もちろん、母親自身が幼稚園育ちで、周囲の人も幼稚園組ばかりだとすると、「保育所のことがよく分からない」、「(利用したくても)申請手続きの煩雑さで心が折れそうになる」というような問題が確かにあります。そうなると、保育所に大事な子どもを預けて仕事に出ようという気にはなかなか起らないのですね。とくに、日本では古くから、保育所は低所得家庭向けの福祉サービスであり、子どもの教育や躾をしっかりやらずに野放しするところという誤解が根強く残っています。
しかし、そのような認識は時代遅れです。現在の保育所は、様々な家庭の子どもたちが利用しています。福祉サービスの機能よりも、女性が社会で活躍するための就労支援の部分が強化されてきています。
 だから、貧困専業世帯に保育所の利用体験を与え、保育所への偏見と無理解をなくすよう、仕組みをつくることが必要だと思います。

男性も2~3週間の育休をとるべき
──共働き世帯として家庭をまわしていくためには、男性の家事および育児への参加が必須です。
 ただ、男性の育休取得率は6.16%(2018年度。厚生労働省発表)と低い数字にとどまっていますし、内閣府が出したデータによると、6歳未満の子どもを持つ男性の家事・育児関連時間は1日当たり83分と先進国のなかでも群を抜いて低い水準にとどまっています。

周 制度上は男性も育休を取得することができますけど、実際にはとりにくいですよね。
 なぜなら、取らない人が圧倒的に多いから。そういった状況のなかで育休をとることは、仕事へのコミットメントのシグナルと捉えられてしまう恐れがあります。
 「あいつはやる気がないな」「仕事に対する情熱がないな」と思われてしまう状況は、男性たちに育休を取得する気を失わせている。このようなことが、男性育休率の比較的高いスウェーデンでも確認されています。ある研究によれば、育休取得による賃金ペナルティは、男性のほうが女性の約4倍もの大きさです。
 そこで最近、研究者の間で盛んに議論されているのは、男性の育児休暇取得を義務化することです。女性のように半年や1年の育児休業は難しいとしても、2~3週間ぐらいの育休なら、工夫次第では容易に達成できるはずです。

──2~3週間という数字には意味があるのですか?

周 産後の2~3週間というのが、とりわけ大事な期間だからです。
 家事や育児のスキルは、女性の方が始めから高いわけではないです。授乳以外は、最初は横並びのスタートです。そこから、やればやるほどに上手くなっていきます。
 例えば、子どもが生まれたばかりのときは、おむつを替えるスピードは夫婦ともに大して変わらない。でも、最初の時期にすべてお母さんがやってしまったら、どうなることでしょう。何週間か経つうちに夫婦間でスキルの差が生まれ、その差はどんどん広がっていきます。
 だから、子どもが生まれた後、最初の1カ月間は重要です。その期間に子育てや家事をやっていれば、「ここからここまでは自分が担当できる」という、ある程度の役割が分かります。この期間中に夫が一通りの家事・育児をこなせるようになれれば、夫婦で協力するやり方の選択肢はさらに広がります。

──なるほど。腑に落ちました。

周 あと、日本の女性は家事に対する要求水準が非常に高い。夫が雑に家事や育児を行うと、ついついイライラしてしまいます。そこも変えていかなくてはならないと思います。
 たとえば子どもの弁当なんかすごいですよね。作りがモットーで、野菜が多く、栄養バランスも良く色鮮やかな弁当にする必要などないのに、まるで競い合うかのように豪華な内容にしています。
 国民性もあるのだと思いますが、日本人には周囲に合わせようとする「同調圧力」が強いのです。その結果、ものすごい時間と労力を家事・育児に投入しなければならないと思い込んでしまう傾向があります。
 忙しい時期はスーパーで総菜を買うとか、家の掃除は多少適当にやるとか、そうした手抜きって非常に重要です。メリハリを持って子育てと仕事に当たらないと、当然へとへとに疲れてしまいますよ。

日本型雇用だからこそ、辞めないメリット
──日本における働き方の問題としてあげられるのは、一度仕事をやめた後に社会復帰すると、給与や待遇が前職と比べて悪くなってしまう問題です。特に、出産前は大手企業で働いていた人の場合、そのギャップは大きいと思います。

周 私が『貧困専業主婦』という本を通じて女性たちに伝えたかったメッセージのひとつは、「なるべくキャリアブランクをつくらないこと」です。労働市場に踏みとどまることによって得られるものは大きいからです。
 たとえば会社に入りたての20代の頃は、賃金が低い割にはやらなくてはならない仕事がたくさんあるので苦しい。仕事にやりがいを感じなかったり、キャリアの展望が見えなかったりして、多くの人が仕事の行き詰まりに焦りを感じた経験があるはずです。
でも、日本型長期雇用の重要なポイントは、年功賃金と企業内訓練です。長期勤続とともに上がって行くのは、賃金とポジションだけではなく、仕事の内容(やりがい)も同時に上がっていきます。周囲の環境に流されず、仕事を辞めたい衝動を克服して、この行き詰まり期から抜け出せば、やりたいことができるようになる。だから、仕事を継続するメリットは大きいのです。

──終身雇用も切り崩され、だいぶ変化した面もあるかとは思いますが、基本的な構造はそこまで変わっていないんですね。

周 最近では中途採用を拡大する企業の動きが見られています。1つの会社で一生働く人が今後ますます減っていくことでしょう。しかし、正社員の「新卒一括採用」は今も主流です。大企業の中途採用は主婦にとってはあいかわらず狭き門です。子育て期に家庭に入るという決断は、レギュラー雇用のレールから自ら降りることに等しいと言えます。電車と同じで、レールの上であれば速度の調整が比較的容易です。一度レールから外れてしまうと、後々追いつくのがとても大変。それが日本社会の雇用の現実です。
 ですから、子育てが大変な時期はゆっくり走ってみたらどうか。国や会社の子育て支援制度をバックに、出張や残業の免除、土日休みという条件交渉を胸張ってしっかりやる。
 でも、子育てが少し楽になったら、残業や出張も少しずつ入れるなどしてスピードを上げる。それはすべて「レールに乗っている」からこそできることですよ。
 もちろん、各々の人生の選択ですから、仕事を中断することのデメリットを十分に認識したうえで「仕事をやめる」というのならば、これ以上の「おせっかい」はすべきではありません。働き続けることは、日本経済にとっても女性本人にとっても良い話です。しかし、それが国を挙げての大合唱ともなれば、個人の選択の自由を縛る恐れがあります。

女性の労働市場は格差が大きい
──子育てしながら働くためには保育所の整備にもっと力を入れる必要がありますね。

周 私自身、専業主婦になるか本気で迷ったことがあります。10年前、3歳になっていた長男が待機児童になってしまったのです。
 認可保育所はもちろん無認可保育所にも断られ、一時保育を転々とするか、劣悪な環境のベビーホテルかを選ぶことになり、絶体絶命でした。
 しばらくの間は、夫と交代で有給休暇をとって自宅保育をしたり、週に3回まで利用できる認可保育所の一時保育を利用していましたが、そんな生活が2カ月ほど続くなか、だんだんと長男の表情が暗くなっていき、私は自責の念に駆られました。
 キャリアを中断して専業主婦になる選択肢が現実的なものになるなか、偶然にも東京都認証保育所から空きが出たとの連絡が来て、仕事を辞めなくて済んだのです。いまでもその認証保育所には感謝しています。
 あのとき仕事を辞めていたら、いまのような研究職に再び就けていたかは分かりません。おそらくは無理だったんじゃないかと思う。そうしたら、いまごろはどこかでパートをしているかもしれません。
 それぐらい、女性の労働市場は「敗者復活」の機会が少ないのです。

──「貧困世帯の専業主婦」を通じて日本社会を見ていくと、子育てに関する偏見の問題、女性の二重負担の問題、働き方や企業の人材育成の問題、保育所の問題といった複数の課題が複雑に絡み合っているのだと分かります。

周 夫婦と子ども2人の4人世帯で専業主婦家庭ならば、夫は最低限年間500万円弱くらいを稼がないと中流的な生活を送ることができません。しかし、いまこの収入をクリアしている男性は4割強しかいないのが現状です。男性一般労働者の生涯賃金がピーク時の8割程度までに低下しています。
 少子高齢化が進み、経済の成長率も低下していくなかで、負担は家庭に押し付けられています。経済が右肩上がりの時代では、企業が「会社にすべてを捧げれば、家族ごと定年まで面倒を見てあげる」といえる状況でした。成長の見通しが立たない現在、多くの日本企業はとその家族の面倒を見る部分がかなり少なくなりました。それにもかかわらず、従来と同様に社員に奉仕を求めています。
 そのアンバランスが、家庭のなかで歪みとなってあらわれています。もっと多くの女性が働き続けられるよう、保育所の整備、男性の働き方改革、家事代行サービスの拡大など、政府が対策をとるべき課題は、まだまだ多いですね。

(取材、構成:編集部)

カテゴリー: 未分類

「老人ホームに入れるしかない」82歳の“意地悪ばあさん”、ボケるどころか……娘・息子の暗澹たる思い

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。今回は老いた母親と娘の関係を考える後編をお送りする(前編はこちら)

 稲村幸助さん(仮名・52)の妹・真知子さん(仮名・50)は、30代で夫を亡くし、同居していた舅姑を見送ったあと、遺産ももらえず家も失った。稲村さんは真知子さんに母親(82)が住むマンションで同居することを提案した。母親も老いてきたので、真知子さんが同居してくれるなら一挙両得だと考えたのだ。

 だが、稲村さんはすっかり忘れていた。大学入学とともに実家を離れ、母親と密に付き合うことのなかった稲村さんは気がつかなかったが、「あなたのためだから」「あなたはできないんだから」という母親の呪縛は今も消えてはいなかったのだ。

ドアチェーンをかけて娘を締め出す

 母親と真知子さんが同居を開始するとまもなく、二人の不和は明らかになった。50歳になろうとする娘を縛ろうとする母親との同居が、うまくいくわけがない。

 真知子さんは、引っ越しが済むと何十年かぶりにフルタイムの仕事をはじめた。稲村さんが「自分の生活費くらい自分で稼げ」と言ったのだ。地元の小さな会社にパート社員として入ったのだが、皮肉なことに母親仕込みの辛抱強い性格が社長の目に留まり、しばらくすると正社員に採用された。

「会社での人間関係も良好で、私もすっかり安心していたのですが……」

 母親はまるで高校生の娘にするように真知子さんの生活にいちいち口を出した。帰りが遅い、女が飲みに出かけるなんてとんでもない……。そして、とうとう真知子さんを家から閉め出したのだ。

「妹が職場の友人と旅行に行ったらしいのですが、自宅に帰るとドアチェーンがかけられていて、家に入ることができないというんです」

 真知子さんが何回チャイムを鳴らしても、電話を掛けても、母親は知らん顔。ドアを開けようとしない。困り切った真知子さんが稲村さんに助けを求めたことで、この締め出し事件が発覚した。

「母は、妹が楽しそうにしているのが面白くないんです。亭主がボンクラだったせいで苦労が絶えなかった妹の結婚生活でしたが、そんな状況にも母は満足していたのかもしれません。それが、今は仕事も順調で、母を置いて旅行に行って楽しんでいる。自分のいないところで妹が楽しい思いをしているのが許せないんでしょう。家から閉め出すなんて、50の娘に対して82の親がすることですか。まったく、情けないですよ」

 稲村さんが母親をきつく叱ったことで何とか落ち着いたものの、稲村さんと真知子さんは、母親が年を取って弱くなるどころか、昔よりも偏狭になっていることを認識し、暗澹たる気持ちになった。

「意地悪ばあさんだから、ボケるどころか長生きしますよ。数か月前にマンションのエントランスの段差につまずいて転び、大腿骨を折ったときは、これはもう歩けなくなって介護が必要になるだろうと覚悟しましたが、また歩けるようになったんですから見上げたものです」

 喜んでいいのか、悲しんでいいのか、真知子さんと苦笑したという。母親は最近とみに耳が遠くなったが、これでさらに「ひがむ」という新しい武器を身につけた。

「私と妹が話していると、自分の悪口を言っているとか、いつも自分にわからないことを言っているとか、ひがむようになった。骨折のあと、要支援になった母をデイサービスに行かせても、周りと話が合わないと言って行かなくなりました。そりゃ、あの性格なら友達もできるわけがありません」

 さすがにこのままでは真知子さんも精神的に参るし、これ以上母親との同居を続けるのはむずかしいのではないかと考えている。となると、母親を老人ホームに入れるしかない。だが、気性の激しい母親が気に入りそうなホームがなかなか見つからないとため息をつく。

「母と妹のバトルを見ていると、幸せとか価値観は人それぞれだなとあらためて思います。母のために、妹も子どものころからずっとつらい思いをしてきたので、この辺でいい人を見つけて幸せになってほしいとも思います。それでも、前の亭主がいたころよりはまだ幸せなんじゃないかと思いたいんですがねぇ」

 女、三界に家なし――稲村さんの話を聞きながら、そんなことわざを思い出した。稲村さんの母親は、幸せなのだろうか?

坂口鈴香(さかぐち・すずか)
終の棲家や高齢の親と家族の関係などに関する記事を中心に執筆する“終末ライター”。訪問した施設は100か所以上。 20年ほど前に親を呼び寄せ、母を見送った経験から、 人生の終末期や家族の思いなどについて探求している。 

【老いゆく親と向き合う】シリーズ

明るく聡明な母で尊敬していたが――「せん妄」で知った母の本心
介護施設は虐待が心配――生活が破綻寸前でも母を手放せない娘
父は被害者なのに――老人ホーム、認知症の入居者とのトラブル
・父の遺産は1円ももらっていないのに――仲睦まじい姉妹の本音
認知症の母は壊れてなんかいない。本質があらわになっただけ

【介護をめぐる親子・家族模様】シリーズ

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 稲村幸助さん(仮名・52)の妹・真知子さん(仮名・50)は、30代で夫を亡くし、同居していた舅姑を見送ったあと、遺産ももらえず家も失った。稲村さんは真知子さんに母親(82)が住むマンションで同居することを提案した。母親も老いてきたので、真知子さんが同居してくれるなら一挙両得だと考えたのだ。

 だが、稲村さんはすっかり忘れていた。大学入学とともに実家を離れ、母親と密に付き合うことのなかった稲村さんは気がつかなかったが、「あなたのためだから」「あなたはできないんだから」という母親の呪縛は今も消えてはいなかったのだ。

ドアチェーンをかけて娘を締め出す

 母親と真知子さんが同居を開始するとまもなく、二人の不和は明らかになった。50歳になろうとする娘を縛ろうとする母親との同居が、うまくいくわけがない。

 真知子さんは、引っ越しが済むと何十年かぶりにフルタイムの仕事をはじめた。稲村さんが「自分の生活費くらい自分で稼げ」と言ったのだ。地元の小さな会社にパート社員として入ったのだが、皮肉なことに母親仕込みの辛抱強い性格が社長の目に留まり、しばらくすると正社員に採用された。

「会社での人間関係も良好で、私もすっかり安心していたのですが……」

 母親はまるで高校生の娘にするように真知子さんの生活にいちいち口を出した。帰りが遅い、女が飲みに出かけるなんてとんでもない……。そして、とうとう真知子さんを家から閉め出したのだ。

「妹が職場の友人と旅行に行ったらしいのですが、自宅に帰るとドアチェーンがかけられていて、家に入ることができないというんです」

 真知子さんが何回チャイムを鳴らしても、電話を掛けても、母親は知らん顔。ドアを開けようとしない。困り切った真知子さんが稲村さんに助けを求めたことで、この締め出し事件が発覚した。

「母は、妹が楽しそうにしているのが面白くないんです。亭主がボンクラだったせいで苦労が絶えなかった妹の結婚生活でしたが、そんな状況にも母は満足していたのかもしれません。それが、今は仕事も順調で、母を置いて旅行に行って楽しんでいる。自分のいないところで妹が楽しい思いをしているのが許せないんでしょう。家から閉め出すなんて、50の娘に対して82の親がすることですか。まったく、情けないですよ」

 稲村さんが母親をきつく叱ったことで何とか落ち着いたものの、稲村さんと真知子さんは、母親が年を取って弱くなるどころか、昔よりも偏狭になっていることを認識し、暗澹たる気持ちになった。

「意地悪ばあさんだから、ボケるどころか長生きしますよ。数か月前にマンションのエントランスの段差につまずいて転び、大腿骨を折ったときは、これはもう歩けなくなって介護が必要になるだろうと覚悟しましたが、また歩けるようになったんですから見上げたものです」

 喜んでいいのか、悲しんでいいのか、真知子さんと苦笑したという。母親は最近とみに耳が遠くなったが、これでさらに「ひがむ」という新しい武器を身につけた。

「私と妹が話していると、自分の悪口を言っているとか、いつも自分にわからないことを言っているとか、ひがむようになった。骨折のあと、要支援になった母をデイサービスに行かせても、周りと話が合わないと言って行かなくなりました。そりゃ、あの性格なら友達もできるわけがありません」

 さすがにこのままでは真知子さんも精神的に参るし、これ以上母親との同居を続けるのはむずかしいのではないかと考えている。となると、母親を老人ホームに入れるしかない。だが、気性の激しい母親が気に入りそうなホームがなかなか見つからないとため息をつく。

「母と妹のバトルを見ていると、幸せとか価値観は人それぞれだなとあらためて思います。母のために、妹も子どものころからずっとつらい思いをしてきたので、この辺でいい人を見つけて幸せになってほしいとも思います。それでも、前の亭主がいたころよりはまだ幸せなんじゃないかと思いたいんですがねぇ」

 女、三界に家なし――稲村さんの話を聞きながら、そんなことわざを思い出した。稲村さんの母親は、幸せなのだろうか?

坂口鈴香(さかぐち・すずか)
終の棲家や高齢の親と家族の関係などに関する記事を中心に執筆する“終末ライター”。訪問した施設は100か所以上。 20年ほど前に親を呼び寄せ、母を見送った経験から、 人生の終末期や家族の思いなどについて探求している。 

【老いゆく親と向き合う】シリーズ

明るく聡明な母で尊敬していたが――「せん妄」で知った母の本心
介護施設は虐待が心配――生活が破綻寸前でも母を手放せない娘
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認知症の母は壊れてなんかいない。本質があらわになっただけ

【介護をめぐる親子・家族模様】シリーズ

「ママ友付き合い苦手」「LINEやりたくない」娘の友達の“頑なすぎる母親”にイライラ爆発!

 今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 3連休が多い2019年。子どもがいる家庭では、「ずっと家にこもっているわけにはいかない」と、例年より出かける機会が増えたという人もいるのではないか。ママ友付き合いの延長線上で、平日には出かけられないようなレジャースポットや子ども向けイベントに、ママ友と子どもたちで出かけるケースも多いようだ。

LINEを頑なにやらないママにイライラ!?

 紀子さん(仮名)は、都下で夫と8歳の男児、5歳の女児と暮らしている。5歳になる女児は、地元の幼稚園に通っており、そこでのママ友付き合いに困っているという。

「娘と仲が良い女の子のママ3~4人と、ランチに行ったり、ハロウィンイベントに一緒に仮装して参加したりと、交流しています。日程調整や相談をするのは、LINEのグループチャット。長男が幼稚園に通っていた時は、まだLINEをやっているママたちが少なかったので、個別にメールで連絡を取っていましたが、今はもうクラスのほとんどのママさんがLINEをやっているため、みんな仲が良いママだけのグループチャットを作って、そこでやりとりをしていますね。本当に便利な時代になりましたよ。ただ、私のいるママ友グループの中に1人、『どうしてもLINEをやりたくない』というママさんがいて困っているんです……」

 面倒見の良い紀子さんは、子ども向けイベントを見つけると、仲が良いママたちに声をかけて誘っているという。

「その『どうしてもLINEをやりたくない』というママさんの娘とうちの娘は、とても仲が良いんです。娘から『〇〇ちゃんも誘って』と言われるため、声をかけないわけにもいかず、毎回、どこかに遊びに行く計画がママ友達の間で持ち上がるたびに、そのママにだけショートメッセージで連絡するんですけど、すごく面倒に感じています」

 幼稚園に関するやりとりではなく、あくまでプライベートな連絡のため、ママ友にLINEを始めることを強要することはできない。しかし、紀子さんいわく「そのママ友がいると、子ども連れでみんなと一緒に買い物をしていて、途中で別行動した際に『〇時に〇〇で待ち合わせでね』という連絡を、個別でショートメッセージに送る手間が必要なんです。LINEをやっててくれてれば、グループチャットに一通メッセージを送るだけなのに。あと、LINEのアルバム機能で写真を共有しているのに、わざわざメールで送らなきゃいけないのも、非常に面倒ですね」とのこと。

「実は『うちらと過ごす時だけ、LINEを使うようにしたらどうかな?』とお願いしたこともありました。でも『人付き合いが面倒なのでやりたくない』の一点張り。それなら、ママ友付き合いもたまににしてほしいと思ってしまうのですが、子ども同士の会話で遊ぶ計画を知ったのか、幼稚園で会った時に『うちも行きたい』って言ってくるので困ってしまいます。この前、彼女のSNSのアカウントを見つけて覗いてみたら、『ママ友付き合いが苦手』と書いてあって、『こっちの方が気を使ってるのに!』ってモヤモヤしましたね」

 都内にある保育園に4歳になる男児を通わせている友恵さん(仮名)は、保育園で親しいママ友の子どもに落ち着きがないため、一緒に外出するのが億劫だと語る。

「息子は、電車や車が大好き。今は、消防車やパトカーなど働く車に興味津々で、おもちゃの車があれば、ずっと遊んでいられるタイプ。ある日、ママ友からグループチャットに、『安くチケットを手に入れたので、おもちゃのイベントに行こう』というお誘いがあったときは、私も息子も大喜び。ほかのママ友もみんな乗り気だったのですが……」

 それは、男児に絶大な人気を誇るおもちゃイベントで、ネットで調べると連日混雑している様子だったという。

「働いているママが多いため、混雑は承知で休日に行くことになりました。グループチャットで相談して、開場時間の1時間前に並ぼうということになったのですが、当日、一緒に電車で向かおうと、待ち合わせ場所の駅で待っていると、誘ってくれたママ友から『息子がぐずって遅れそう』という連絡が来たんです。実はその子は、お友達のおもちゃを取り上げたり、“たたかいごっこ”をしたがったりと、落ち着きがない子で……。電車内でも、『これ見てみて』などと、大きな声を出したり、靴のまま座席に上ってはしゃいでいたので、年配の男性から注意されました。それでみんなちょっと、チケットをもらったことを後悔しだす雰囲気になってしまったんです」

 楽しみにしていたイベントだが、混雑のためどのアトラクションも数十分から1時間近く待つことに。列に並んでいる間、そのママ友の子どもが飽きてしまったのか、また騒ぎ出したという。

「そのママ友が、『空いているアトラクションにしよう』と言ってきたのですが、息子を含め、何人かのお友達も楽しみにしているアトラクションだったので、『別行動にしない?』と提案したんです。そうしたら、そのママ友の子どもが泣き出してしまって……。結局、ずっと振り回されましたね。彼女自身が一番大変なのはわかりつつも、その後、ほかのママ友とLINEで『今日は大変だったね』と言い合いました」

 首都圏にある幼稚園に4歳になる娘を通わせている有希さん(仮名)は、あるママ友が原因で、SNSにママ友同士で外出した投稿をしづらいという。

「子どもが幼稚園で同じクラスというママ友同士でグループチャットをやっています。その中の1人が、都内にある有名大学を出て、大手企業で働いていたらしくて、よくグループチャットで、過去の自慢話をするんです。それだけならまぁ、『すごいねぇ』と適当に返して、スルーしてればいいのですが、やたらと、『うちに食べにおいでよ』って誘ってくるんです」

 ママ友同士の外出の場合、どうしてもネックになるのが食事場所。子連れだと「ファミレスやフードコートくらいしか選択肢がない。もしくはテイクアウトしたものを外で食べたりですね」という。

「彼女は、旦那さんがとあるIT企業の役員をしていて、タワマンに住んでいるんです。そこに、私たちママ友を、やたら呼びたがる。自慢したいんでしょうね。私は今、妊娠中なのですが、ほかのママ友と近所の大型ショッピングモールのフードコートに行ったというのが、SNSの投稿でばれてしまったことがあって。『えー、〇〇さんは妊婦なのに、あんな混んでいるところに行ったの? 空気が悪いよ。うち来ればよかったのに』と、わざわざグループチャットで言ってきたときは、あぜんとしましたよ。一気に険悪なムードになってしまい、うっかりネットに書いたりできないって思いましたね」

 LINEの普及により、ママ同士のコミュニケーションも取りやすくなったが、その半面、ママ友付き合いの煩わしさが増えたとも言える。円滑なコミュニケーションをするには、LINEだけに頼らず、相手と日ごろからどれくらい交流が持てているかがカギなのかもしれない。
(池守りぜね)

元極妻が考える今後の山口組抗争――札幌の“車両特攻”は「号砲」だった?

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

神戸山口組二次団体の会長宅にワゴン車が突っ込む

 12月13日の事始めまで1カ月を切ったところで、札幌で車両特攻事件が起こりましたね。神戸山口組の二次団体・五龍会の会長宅の車庫にワゴン車が突っ込んだそうです。

 報道によると、11月19日の朝、対立関係にある六代目山口組の三次団体・福島連合の関係者がワゴン車でバックで突っ込み、車庫でスコップを振り回して暴れていたそうです。車庫内の車のフロントガラスが割られ、建物の窓ガラスには鉄パイプが刺さっていたようですが、会長などにはケガはなかったようです。現行犯逮捕された時は拳銃なども持っておらず、逮捕容疑は建造物損壊の疑いだけでした。

 そして、すぐに福島連合に家宅捜索が入っています。ちなみに家宅捜索を「ガサ」または「ガサ入れ」といいますが、これは「家捜し」(サガしを逆から読んでガサ)から来ているそうですよ(豆知識)。

今後は車両特攻や火炎瓶投てきが増加?

 六代目山口組の高山清司若頭の出所が10月18日でしたから、ちょうど1カ月後の特攻でした。背景には、六代目山口組と神戸山口組の対立があるのは間違いないでしょう。

 建造物損壊罪(最高刑で5年以下の懲役、刑法第260条)なら、殺人や暴行傷害などよりも罪が軽くて若い衆も嫌がらないので、わりと常套手段といえます。運転席のドアが壊れて出られなくならないように、バックで突っ込むのですが、エアバッグも膨らんじゃいます。

 とはいえ暴対法施行(1992年)前くらいまでの車両特攻といえば、ワゴン車じゃなくてショベルカーとかでしたし、制止に来たパトカーを引きずって発砲されたりもしているので、だいぶ時代は変わりましたね。

 若頭が出所する直前の10月10日に神戸山口組の中核組織・山健組の事務所前で2人が射殺されて、六代目山口組の司忍組長の出身母体である弘道会の関係者が逮捕されていますが、それ以降は目立った動きはなかったので、マスコミ的には今回の車両特攻が「抗争への号砲かっ?」となってますが、どうでしょうね。

長い懲役の間に、所属する組がなくなっているかも

 このまま大抗争には至らず、なんとなく車両特攻や、同じく罪があまり重くない火炎瓶投てきが続く気もします。火炎瓶を誰もいない車庫などに投げた場合、非現住建造物等放火罪なら「懲役2年以上」(刑法109条)ですが、組織犯罪対策法などが絡まなければ、そんなに長い懲役にはならないと思います。

 やはり最近は重罰化が進んでいますから、若い衆も殺人はやりたがらないのです。10月10日の事件もヒットマンは「闘病中の68歳」でしたしね。それに、この暴排の世の中では、長い懲役に行っている間に所属する組がなくなっているかもしれません。以前なら「長い懲役に行って出世する」のが俠(おとこ)の花道と言われたものですが、そんな時代ではなくなってしまいました。元極妻の私が言うことでもないのですが、今は、抗争は意味がないと思います。

中学受験生の娘は「O女子」志望! 「女子校」でイジメ経験……トラウマを持つ母の葛藤

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 

 私立中高一貫校の受験校を選ぶ時のポイントの1つに「別学か共学か問題」がある。別学とはいわゆる「女子校」「男子校」を指すのだが、数は少ないものの「併学」という学校もある。これは、同じ学校敷地内で、女子と男子が別々に授業を受け、部活動や学校行事を一緒に行う学校のことである。

 中学受験は「自分の行きたい学校に行く」ということが基本なので、「別学か共学か問題」にしても、各家庭の好みで選べば良いだけの話である。しかし、親自身が女子校・男子校出身であれば共学校のことが、逆に共学校出身であれば別学校のことがイメージしにくい面もあり、これがなかなかに悩みの種になりやすい。

「女子特有のイジメは男子がストッパーになる」と信じていた母

 明奈さん(仮名)は女子校出身者であるが、自分の母校に良い印象を持っていなかったために、娘である由奈ちゃん(仮名)には共学校に行ってほしいと望んでいた。

「私、共学の公立中学から、女子だけの高校に入学したんですが、合わなかったんです。仲間外れっていうんですかね、軽いイジメの対象になっていて、すごくつらい青春時代を過ごしました。もちろん、暴力などはありませんでしたが、微妙にハブられているのが、空気でわかるんですよ。しかも、グループが固定化されるので、ほかに移ることも難しい……。でも、女の子は賢くて、先生の前では絶対にそういう素振りを見せない。ですから、先生に言っても無駄だったんです……」

 大学生になった明奈さんが、共学の高校出身の子に話を聞いてみると、「『そういうことはなかった』ってことがわかって、すごくショックでした。私は中学の頃は、楽しく学校に通えていたので、そのとき私は、『やっぱり男子がいるということが、女子特有のイジメのストッパーになるんだな』って思いました。だから、娘にだけは、そういう思いをさせたくなかったんです」。

 ところが、由奈ちゃんが志望した学校は女子校。明奈さんがいくら共学校を勧めても、「私はO女子に行く!」と言って聞かなかったそうだ。小5の時、近所の憧れのお姉さんが通っているO女子の学園祭に行って以来、その魅力に惹きつけられたという。制服の可愛さ、図書館の木漏れ日、大好きな英語を思いきりできる環境、そして何よりも部活の素晴らしさに目を輝かせたそうだ。

 明奈さんはO女子の先生にも生徒にも、繰り返し「イジメ問題」を尋ねたというが、そのたびに、いつも明るく否定する声が返ってきたという。

 O女子は「学校生活では、友人同士のトラブルが必ず起こる」という前提で、入学直後から3日に一度の席替え(高3でも2週間に一度という頻度)を実施している。これは「女子は『秘密の共有』で結び付くことが多く、それに縛られて、小さな集団で固まる傾向がある」「そのことがトラブルにつながる」という考えによる取り組みであり、実際にこの席替えを繰り返すことで、子どもたちは30人のクラスメイトみんなと自然な形で友達になれる環境がつくられているという。O女子は、「焦って友達をつくり、小さな集団にまとまるな」「さまざまな子と交流せよ!」という方針を貫いている女子校として有名なのである。

 このように、女子校や男子校は、長年の経験から、「女子の生態」「男子の生態」を知り尽くしているケースが多い。それをうまく活用している別学校は、進学面でも十分な成果を上げている。由奈ちゃんは初心を貫いて、無事にO女子に入学。「毎日、楽しくて仕方ない!」という話を明奈さんにしているらしい。

「結局、『共学校より女子校の方が、イジメが多い』というのは、私の偏見でしかなかったんですよね……。女子校、共学校ってくくりではなく、その学校特有の文化が醸し出す空気が我が子に合うかどうかが大事なんだなってことが、よくわかりました」

 逆に、「共学校がまったくイメージできなかった」という聖子さん(仮名)はこう語る。

「うちの息子が共学校に行きたいと言い出したときは、『え!』と思いました(笑)。というのも、私自身が小学校から大学まで女子校だったものですから、共学校がよくわからなくて。主人もずっと男子校だったので、同じく共学のことはまったくわからない(笑)。うちの子は、ただでさえ体が小さい上に、おとなしいので、『女の子に負かされちゃうじゃないか?』って心配でした……」

 聖子さんの息子、拓海君(仮名)は「近いから!」という理由で、自ら志望した共学校Y学園に入学したが、高校生になった今、聖子さんの目にも「まさに『青春を楽しんでいるなぁ』という感じ」が見て取れるそうだ。

「自宅が学校と近いせいもあり、男女問わず、よく家に部活仲間やクラスメイトが来てくれるのですが、そういう姿を見ても、本当に男女仲が良いんだなぁって思って、素直に羨ましくなります。何て言うのか、男女の垣根がないって感じで、対等な友達同士なんですよ。この子たち、きっと一生ずっと友達なんだなぁと思うと、私には10代の頃、男友達とこうやって遊ぶという経験がまったくなかったので、逆に新鮮で(笑)。もちろん私にだって、女子校時代のいい思い出がいっぱいありますし、共学・別学に優劣はありませんが、息子がした決断は正しかったんだって、すごく満足しています」

 結局、男子校・女子校・共学校、それぞれに良さがある。中学受験の最大のメリットは「自分で行きたい学校を選ぶ」という主体性だ。この問題に限っては、子どもの意志を尊重するということに尽きると思っている。
(鳥居りんこ)

「本当にアホ」「自分に酔っている」ライブ中の写真をSNSに投稿しブーイングされた有名人3人

 11月11日、セレッソ大阪・柿谷曜一朗が自身のインスタグラムを更新。同月10日に京セラドーム大阪で行われた三代目 J SOUL BROTHERSのコンサート『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2019 “RAISE THE FLAG” FINAL SEASON』の会場内の写真を投稿し(現在は削除済み)、謝罪することになった。

「三代目 J SOUL BROTHERSが所属するLDHは、会場内での撮影について『ライブやイベント中はもちろん、ライブの前後やアーティスト・出演者がいない場合でも、基本的に会場内での撮影・録音は禁止しています』と規則を設けています。さらに、『入場前に撮影・録音機器のチェックを行っており、対象となる機器をお持ちの際はスタッフが一旦お預かりし、終演後に返却しています。携帯電話に関してはお預かり対象外となりますが、会場内ではお席に着かれましたら電源を切ってご使用を控えていただくようご協力いただいています』などと、携帯電話の使用についても注意をしているんです。そのため、柿谷の投稿に“禁止行為”という指摘が寄せられ、写真を削除することになりました」(芸能ライター)

 その後、柿谷は三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーとの集合写真とともに「先程は自分の軽率な行動でファンの皆様に不快な思いをさせてしまってすいませんでした。確認はしていたんですが、僕もファンの皆様と同じルールを守ってこれからも応援させてもらいます。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。しかし、ネットユーザーからは「モラルがあればそもそも撮影しないのでは!?」「会場で撮影禁止のアナウンスが何度も流れているし、知らなかったはずがない」「招待客でいろいろと優遇されているのかもしれないけど、SNSに投稿しないのがマナーでしょ」と辛口コメントが寄せられることに。

「ライブ中の写真を投稿した有名人は柿谷だけではなく、タレント・ローラもその一人です。2018年8月18日、ローラはインスタグラムのストーリー機能に、音楽フェス『SUMMER SONIC 2018』で、ロックバンド・ONE OK ROCKが演奏しているステージをバックに、関係者席と思われる場所で腹筋する自身の姿を投稿。撮影・録音が禁止なのはもちろんのこと、盛り上がるステージと観客席を尻目にトレーニングしていたため、ネット上は『アホなキャラだと思っていたけど、本当にアホ』『アーティストやファンの気持ちより自分が優先なんだろうね……』『この状況で腹筋をしていること、それをインスタにアップする神経が理解できない』とあきれた様子でした」(同)

 また、モデル・野崎萌香と七菜香はライブ中にマナー違反をしたことで、世界的な人気を誇るアーティストであるブルーノ・マーズを激怒させたと言われている。

「18年4月15日、野崎と七菜香はさいたまスーパーアリーナで行われたブルーノの来日公演を鑑賞。2人はステージとの距離が近い最前列でステージに背を向けて、自撮り動画を撮影し、インスタグラムのストーリーに投稿したんです。そこには苛立ったように見えるブルーノが、2人に向かってタオルを投げつける様子が映っていましたが、2人はファンサービスだと勘違いしたようで、ブルーノファンを中心にバッシングが起きることに。ネットユーザーからは『マナーが悪いと今後来日しない可能性もあるし、最低すぎる』『ライブ中に自撮りって、何しに来てんの?』『ライブよりもライブにいる自分に酔っていそう』などと批判が噴出し、炎上しました」(同)

 有名人だからといって、特別なルールはないだろう。今後は、アーティストに敬意を払った行動をしてほしいものだ。
(立花はるか)

恋愛から大気汚染、猛暑まで……中国で保険市場が急拡大「保険金は支払われてナンボ!」

 不動産市場や金融市場を過熱させてきた、中国人のハイリスク・ハイリターンを好む国民性にも、変化の兆しが現れ始めているのだろうか? ここへきて、保険市場が急成長している。中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の公表データによれば、昨年の生命保険の収入保険料総額は約3兆8,000億元(約61兆円)となり、前年比の伸び率は過去最高にして世界最高の約42%を達成。すでに2007年に米国に次ぐ世界第2位となっており、昨年もその座を守った格好だ。

 成長しているのは生命保険だけではない。中国では、日本では聞きなれない一風変わった保険も、数多く登場している。

 たとえば、15年10月に登場した「恋愛保険」もそのひとつ。中国メディア「金羊網」(11月8日付)によると、この保険は中国国有企業である中国人寿保険から販売されており、月額299元(約4,700円)で、病気や事故の際に支払われる医療保険に加え、加入後3~10年以内に入籍し挙式を行った場合、1万本のバラ、もしくは1万元(約16万円)の祝い金が送られるという内容となっている。

 実際、この保険に加入し入籍した男性が、2万元(約32万円)の祝い金を手にした事例もあるという。男性は恋愛保険の中でも最も高額の月額495元(約7,900円)コースに加入後、交際していた女性とゴールインしたという。

 男女交際や結婚に際し、男性の経済的負担が大きい中国ならではの保険といえるが、この恋愛保険、残念ながら現在は販売停止となっている。中国国内の保険業を管理監督する銀保監会が「保険会社は本来の保険の性質を有さない保険商品の販売は行うべきではない」と通達を出したためだ。

 中国で社会問題となっている大気汚染を対象にした保険が話題になったこともある。中国保険大手・平安保険が14年に取り扱いを開始した「スモッグ保険」がそれだ。この保険は、大気汚染の指数を示す空気質指数が300(健康に良くない)を5日連続で超えた場合、加入者に300元(約4,800円)を支払うというものだ。同年には、中国初のネット保険会社・衆安保険から、気温が37℃を超えた日は保険加入者に5元(約80円)が支払われる「高温保険」も登場している。

 ただこれらの保険は、「もしもの時」のための備えではなく、保険金が支払われることを期待して加入する人がほとんどだったため、「ギャンブルと変わらない」との批判を受け、現在は販売停止となっている。

 中国人にとって、保険は安心のために入るものではないようだ。

(文=青山大樹)