『子育てとばして介護かよ』『親の介護をしないとダメですか?』:同居も無理もしない介護のリアルを描く

――本屋にあまた並ぶ新刊の中から、サイゾーウーマン読者の本棚に入れたい書籍・コミックを紹介します。

 

『子育てとばして介護かよ』(島影 真奈美、KADOKAWA)

 別居している義母からのかみ合わない電話をきっかけに、義父母の認知症が立て続けに発覚。「仕事は続ける」「同居はできない」という前提で挑む、「介護1年生」エッセイ。義父母が拒む中でどう認知症の認定を受けてもらい、ケアサービスまでこぎ着けるか、お役所仕事の介護申請とどう折り合うか、夫との危機感の差をどう受け止めるか――。初めての介護に振り回された日々を、イラストを交え、軽やかにつづる。現在も仕事と大学院研究と介護の「3足のわらじ」をはく著者の、途中報告リポート。

『親の介護をしないとダメですか?』(吉田 潮、ベストセラーズ)

 コラムニスト・吉田潮が、自身の父の老化を見つめ、母による介護の限界を経て、特別養護老人ホーム(特養)に入所してもらった日々を、母と共同の介護日誌とともに振り返る。元新聞記者で闊達だった父から意欲が減少し「文化」がなくなる経緯や、頻繁な転倒や排泄の失敗を家族で介護する困難さ、施設選びに際する注意点や特養の実態、実際にかかった費用など、介護の現実が淡々と書かれている。「美談でもないし、悲惨な状況にも陥っていないし、自宅介護は一ミリもお勧めしない」、異色の介護エッセイ。

************

 年に1度か2度会うたびに、親が小さくなり、老いていく。一定の年齢になれば、それは当たり前のことなのに、普段親と離れて暮らしていると、その事実に心ひそかにうろたえてしまう。それは、私が「老い」をよく知らないからだ。

 「老い」とは、年を取ることで体や精神的機能が衰えていくこと。頭では理解していても、核家族で育ち、進学で地元を離れそのまま就職し、仕事でも私生活でも高齢者と深く関わらない日常を過ごしていると、老化が具体的にどういう状態なのか、実はまったくわかっていない。「老い」という科目を履修しそびれたまま大人になっている不安が、時折頭をよぎって、しかし「まだ大丈夫」と先送りにしている。

 9月中旬に、そんな老化と介護の現実の一端を見せてくれる本が、2冊ほぼ同時に刊行された。『子育てとばして介護かよ』と『親の介護をしないとダメですか?』は、どちらも40代女性著者による、「親の介護」「親の認知症」の始まりを書いたエッセイ。前者は、別居する義父母の認知症に気づき、ケアサービスを受けるまでを振り返り、後者は、急激に身体機能が衰えた実父が特養に入所する過程を語っている。状況はそれぞれ異なっているが、両作とも「仕事を辞めない、同居もしない」というスタンスをとっている点が共通する。

 大学院で老年学を研究している島影氏と、過去にホームヘルパー2級を取得している吉田氏。ある程度の知識があるといっていい両者が、エッセイを通して強く訴えているのは、介護において「自分(もしくは家族)が『少し無理すればなんとかなる』」という考えの危うさだ。

 別居したまま、義父母の介護の窓口となった島影氏は、「少し無理すればできること」を重ねて、次第に精神的に追いつめられる。彼女は、介護への対応を強制されたわけではない。しかし、周囲の空気を読んで「自分がやったほうが早い」と対処しているうちに、無意識のうちに抱えきれない負担を抱えてしまう。そのような状況は珍しくはないだろう。そんな彼女が、小さなことからでも周りに「できない」と発信することで、新たな選択肢が増え、環境が変わった過程も丁寧につづられている。

 一方、『親の介護を―』は、「同居介護はしない」「介護はその道のプロに任せるべき」という著者の姿勢は当初から一貫している。しかし、著者の母の根強い「夫の介護は妻がやるもの」という意識を変えることは難しい。病に倒れて身動きが取れなくなった両親を助けながら、安易な「自宅介護」が、悲劇を生み出す種になり得ることに警鐘を鳴らす。

 「自分がやらなくては」という精神は一見美徳だが、“火事場の馬鹿力”は永遠には出せない。介護者が疲弊してしまえば、最終的には被介護者も十分なケアを受けられなくなってしまう。被介護者のためにも、持続性のある介護環境を作るために、どのように情報を集め、公共サービスをどのように活用していくか、両作にはその対策がちりばめられている。

 手続きや費用面の解説など、実用的に役立てられる面も多くあるが、両作の一番の魅力は、「要介護」に至る前の段階から、日常生活を送ることが困難になるまでの「老い」の実態の一端が、美化されず、深刻にもなりすぎずに具体的に描かれている点だ。『子育て―』には、身体的には健康で一見何の問題もないように見えるのに、会話に妄想が入り込む「認知症」と向き合う難しさが、『親の介護を―』には、身体的な衰えに加え、好奇心旺盛だった父から「文化」が削がれていくさまがつづられる。

 老化とは、普通にできたことが、まだらに欠けていくこと。本人も自覚しないまま、約束や待ち合わせが守れなくなる。理路整然と会話ができているのに、行きたいところに自力でたどり着けなくなる。それまで好きだった娯楽が楽しめなくなる。予備知識なしに直面すると戸惑ってしまうような、わかりにくい老化を、両者とも時にユーモアを交えながら描写することで、さりげなく読者が「老い」に向き合う心構えをも軽くしてくれる。

 老化は、生きていれば誰もが通過する自然現象だ。さらに言えば、自分もいずれ歩む道でもある。親も、自分自身も、できないことが増えていく中、限られた時間で何ができるのか改めて見直すきっかけにもなるだろう。

 現在進行形で別居介護に直面している人にとっては、心強い友人を得たようなエッセイになっているであろう両作。しかし私は「介護はまだ先の話だから」と、親の老いの兆しと向き合うことそのものも先送りにしている人にも、読んでおくことを勧めたい。ある日突然、「親 介護」「両親 認知症」で検索する必要に迫られる前に。
(保田夏子)

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『親の介護をしないとダメですか?』(吉田 潮、ベストセラーズ)

 コラムニスト・吉田潮が、自身の父の老化を見つめ、母による介護の限界を経て、特別養護老人ホーム(特養)に入所してもらった日々を、母と共同の介護日誌とともに振り返る。元新聞記者で闊達だった父から意欲が減少し「文化」がなくなる経緯や、頻繁な転倒や排泄の失敗を家族で介護する困難さ、施設選びに際する注意点や特養の実態、実際にかかった費用など、介護の現実が淡々と書かれている。「美談でもないし、悲惨な状況にも陥っていないし、自宅介護は一ミリもお勧めしない」、異色の介護エッセイ。

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 年に1度か2度会うたびに、親が小さくなり、老いていく。一定の年齢になれば、それは当たり前のことなのに、普段親と離れて暮らしていると、その事実に心ひそかにうろたえてしまう。それは、私が「老い」をよく知らないからだ。

 「老い」とは、年を取ることで体や精神的機能が衰えていくこと。頭では理解していても、核家族で育ち、進学で地元を離れそのまま就職し、仕事でも私生活でも高齢者と深く関わらない日常を過ごしていると、老化が具体的にどういう状態なのか、実はまったくわかっていない。「老い」という科目を履修しそびれたまま大人になっている不安が、時折頭をよぎって、しかし「まだ大丈夫」と先送りにしている。

 9月中旬に、そんな老化と介護の現実の一端を見せてくれる本が、2冊ほぼ同時に刊行された。『子育てとばして介護かよ』と『親の介護をしないとダメですか?』は、どちらも40代女性著者による、「親の介護」「親の認知症」の始まりを書いたエッセイ。前者は、別居する義父母の認知症に気づき、ケアサービスを受けるまでを振り返り、後者は、急激に身体機能が衰えた実父が特養に入所する過程を語っている。状況はそれぞれ異なっているが、両作とも「仕事を辞めない、同居もしない」というスタンスをとっている点が共通する。

 大学院で老年学を研究している島影氏と、過去にホームヘルパー2級を取得している吉田氏。ある程度の知識があるといっていい両者が、エッセイを通して強く訴えているのは、介護において「自分(もしくは家族)が『少し無理すればなんとかなる』」という考えの危うさだ。

 別居したまま、義父母の介護の窓口となった島影氏は、「少し無理すればできること」を重ねて、次第に精神的に追いつめられる。彼女は、介護への対応を強制されたわけではない。しかし、周囲の空気を読んで「自分がやったほうが早い」と対処しているうちに、無意識のうちに抱えきれない負担を抱えてしまう。そのような状況は珍しくはないだろう。そんな彼女が、小さなことからでも周りに「できない」と発信することで、新たな選択肢が増え、環境が変わった過程も丁寧につづられている。

 一方、『親の介護を―』は、「同居介護はしない」「介護はその道のプロに任せるべき」という著者の姿勢は当初から一貫している。しかし、著者の母の根強い「夫の介護は妻がやるもの」という意識を変えることは難しい。病に倒れて身動きが取れなくなった両親を助けながら、安易な「自宅介護」が、悲劇を生み出す種になり得ることに警鐘を鳴らす。

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 老化とは、普通にできたことが、まだらに欠けていくこと。本人も自覚しないまま、約束や待ち合わせが守れなくなる。理路整然と会話ができているのに、行きたいところに自力でたどり着けなくなる。それまで好きだった娯楽が楽しめなくなる。予備知識なしに直面すると戸惑ってしまうような、わかりにくい老化を、両者とも時にユーモアを交えながら描写することで、さりげなく読者が「老い」に向き合う心構えをも軽くしてくれる。

 老化は、生きていれば誰もが通過する自然現象だ。さらに言えば、自分もいずれ歩む道でもある。親も、自分自身も、できないことが増えていく中、限られた時間で何ができるのか改めて見直すきっかけにもなるだろう。

 現在進行形で別居介護に直面している人にとっては、心強い友人を得たようなエッセイになっているであろう両作。しかし私は「介護はまだ先の話だから」と、親の老いの兆しと向き合うことそのものも先送りにしている人にも、読んでおくことを勧めたい。ある日突然、「親 介護」「両親 認知症」で検索する必要に迫られる前に。
(保田夏子)

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認知症の母は壊れてなんかいない。本質があらわになっただけ

【介護をめぐる親子・家族模様】シリーズ

インフルエンザ予防に「紅茶」は真っ赤なウソ!? 「予防接種が一番」と感染症の医師語る

 11月15日、国立感染症研究所が、「インフルエンザが全国的な流行期に入った」と発表。例年より数週間から1カ月ほど早く流行期が訪れたといい、早めのインフルエンザ対策が呼びかけられている。

 インフルエンザ対策として、最も一般的なのは「予防接種」だろうが、一方で、毎年この時期になると、テレビや雑誌などでは食べ物や飲み物によって「インフルエンザを撃破しよう」といった情報が飛び交うことも。最近では、紅茶や緑茶、ヨーグルト、はちみつなどが、インフルエンザ予防に効果的とされ、世間でちょっとしたブームになっているといった話も耳にする。

 しかし、ネット上では、こうしたメディアの情報は「ニセ医学」だと、医師から注意喚起されることが珍しくない。そこで今回、ちまたでうわさされるインフルエンザ予防に効果的な食品や飲み物に関して、“感染症のプロ”である、神戸大学病院感染症内科教授・岩田健太郎氏に話をうかがった。

「紅茶」「緑茶」はインフルエンザを予防しない!?

――ここ数年、紅茶がインフルエンザウイルスを“無効化”する説が話題になっています。なんでも、紅茶ポリフェノール「テアフラビン」にそのような効果があるそうで、10月27日付の「食品産業新聞社ニュースWEB」で「紅茶市場が復調 “抗インフルエンザ活性”報道で特需、“タピオカミルクティー”も追い風に」といった記事が掲載されたほどです。

岩田健太郎氏(以下、岩田) 実際に「予防のために紅茶を飲んでいる」という患者さんはいらっしゃいますが、紅茶に関しては「説」以上でも以下でもないといったところですね。本当にインフルエンザウイルスが無効化されるか、立証はされていないので、「そういった意見もある」程度の話と言えるでしょう。

――緑茶はかなり昔から、緑茶のポリフェノール成分の一種「カテキン」に、抗ウイルス作用があると言われていますが、こちらも怪しいのでしょうか。

岩田 緑茶に関しては、飲むというより「うがいをする」と、インフルエンザ予防に役立つのではないかという研究は確かにされています。しかし、それほど質の高い研究ではなく、現状、「緑茶は紅茶に比べて、ちょっとマシな研究データはあるものの、たいしたデータはない」「どれほど予防できるかはさっぱりわからない」というのが実際のところでしょう。少なくとも私は、自分の患者さんに、紅茶や緑茶でインフルエンザを予防しようとは言わないですね。

――実験データを用いながら「紅茶や緑茶が効果的」と説明する番組や雑誌なども数多く見かけますが……。

岩田 それは、実験室内で得られた「インフルエンザウイルスを抑制する」というデータを、あたかも「人間のインフルエンザという病気を予防する」と錯覚させるように伝えているということでは。詳しく説明すると、インフルエンザウイルスは「モノ」であり、インフルエンザは「病気」であって、ウイルスは病気の原因ではあるけれど、病気そのものではありません。また、「実験室内」と「人間の体」というのも、また別物なのです。多くの方がその2つを勘違いしているのではないでしょうか。

 紅茶や緑茶に、「人間のインフルエンザという病気を予防する」というデータは、全然ないかほとんどない。したがって、プロの医者であれば、そんなものは勧めないのです。実験室内でのウイルス抑制に関するデータを針小棒大に語る研究者もよくないし、それを「インフルエンザ対策にもってこい」などとテロップで流すメディアもよくありませんね。ちなみにインフルエンザ治療に関しても、「インフルエンザウイルスを抑える薬がある」のと、「それを飲むとインフルエンザが治る」というのは、全然意味が違います。

――ハチミツも「インフルエンザウイルスの増殖を抑制する働きがある」などと言われているのですが、これも同様に、インフルエンザという「病気」に利益があるかどうかはわからないですね。

岩田 そうですね。ただハチミツは、咳が出る際、咳を抑える効果があるというのは立証されています。理由はよくわかっていないのですが。

――ほかにも、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌を摂取すると、免疫力がアップし、インフルエンザ予防に役立つと言われています。

岩田 まず「免疫力が高まる」というキーワードを使っている人がいたら、ほぼ「インチキ」と思ってもらって構いません。というのも、免疫力はいわば「調整機能」なので、そもそも「高まる」ことはあまりなく、高まりすぎると、自分の体を攻撃し始め、リウマチなどの自己免疫疾患の原因にもなります。一方、免疫力が低くなることはあり、典型的な例で言うと、エイズは免疫力が低すぎる状態になる病気です。つまり免疫力は高すぎても低すぎてもよくないもので、「免疫力が高まる」ことを「よいこと」という前提で話している時点で、それはほぼインチキと言えるでしょう。「免疫力を上げよう」という書籍や雑誌、また自費診療のクリニックもありますが、これらはほぼインチキでぼったくり。しかしそんな中、唯一わかっている免疫力を上げるものが、ワクチン。これは、「ある病原体」に対する免疫力を上げることによって、その病気にかからなくすることが立証されているのです。

――ということは、乳酸菌は「免疫力を整える」効果はあるのでしょうか。

岩田 多少はあります。しかし、そもそも乳酸菌という名前の単一の菌は存在しません。乳酸をつくる菌の総称を「乳酸菌」と呼んでいるに過ぎず、どの乳酸菌なのかによって、それぞれ作用が違うものなのです。乳酸菌の一つである菌が、確かに健康に利益をもたらすという研究はあるのですが、一方で利益はないとの研究もある。どの菌がどの病気のどういうことに利益があったり不利益があるかは、一つひとつの論文を検証しなければならず、ざっくり「乳酸菌がインフルエンザ予防にいい」と言われても、いいか悪いかは判断できません。

――ちなみに、食品以外にも、インフルエンザ予防として推奨されているさまざまなものがあります。例えば、体を温かくすること。ただ、これも結局、「それによって免疫力が上がる」と言われているのですが……。

岩田 人間の体温は一定の範囲に調整されていて、極端に体温が上がったり下がったりしないようになっています。しかし、例えば冬の海に長時間浸かっていたりした場合、極端に体温が下がり、免疫力も下がって、病気にかかりやすい状態になることはわかっています。ただそういう方は、救急車で運ばれてくるような状況の人であり、日常生活を送っている人が、一定の範囲内で、体温を少し上げたところで、何かあるのか……というのは、その人の基礎体温にもよりますし、一概には言えないこと。「体を温めれば、インフルエンザを予防できる」というのは、真っ赤なウソと言えます。

――そのほかに、先生がよく見聞きする「インフルエンザ予防」で、「効果があまり望めない」と感じるものはありますか。

岩田 「手洗い」「うがい」「マスク」は、インフルエンザ予防にほとんど役に立たないでしょうね。感染症の予防で一番大事なのは、感染経路を遮断すること。病原体がやって来る場所をブロックするのです。例えば、性感染症は、感染経路がセックスなので、コンドームで予防しますよね。とてもシンプルな話なのです。

 インフルエンザは、持つ人の咳やくしゃみなどによって、ウイルスが口や鼻に入ってきて、感染する。手から感染することもありますが、めったにないので、手洗いは予防としてあまり意味がない。また、ウイルスは鼻の奥に定着し、のどだけにウイルスがいることはないので、うがいも有効とは言えません。それに、一度体内に入ってしまったら、すぐにのどの奥に進んでいくので、うがいをしたところで、焼け石に水なのです。

 そして、マスクについても、鼻の横やあごの下にすき間がたくさんあるので、ウイルスをブロックできていません。よく花粉やウイルスなどを99.9%ブロックする、などと喧伝するマスクが売られていますが、あれも全然ブロックしていない。実験室において、使用されている布そのものは99.9%花粉やウイルスを遮断したかもしれませんが、実際には、すき間から入ってきてしまいます。じゃあ、すき間を全て塞ごうとすると、今度は息ができなくなります。なので、基本的に、予防のためにマスクをすることには、何の意味もないのです。むしろマスクは、病気になった人が、自分の咳やくしゃみを広げないためにするためのものと言えるでしょう。

――やはり、インフルエンザ対策には、予防接種を打つというのが一番なのでしょうか。

岩田 そういうことです。インフルエンザ予防には、ワクチンが最も効果的だとわかっています。私には小学生の娘がいるのですが、学校から「手洗い、うがい、マスクでインフルエンザを予防しましょう」との呼びかけがあり、「なぜ、『インフルエンザワクチンを打ちましょう』と言わないのか?」と、疑問を抱いてしまいます。経済的にワクチンを打つことができないご家庭に配慮しているようなのですが、私は、助かる人がいるのであれば、助かるように推奨すべきだと考えます。全員横並びで助からない、という変な平等思考は間違っています。

――なぜ、食品や生活習慣からインフルエンザを予防しようという動きがなくならないのでしょうか。

岩田 そうしたネタは、“セクシー”だからです。アメリカでもそのような言い方がされています。「病院で予防接種を打つ」より「自然食品で病気の予防をする」方が、何だかファッショナブルでカッコいいし、もっと言うと、人に「意識が高い裕福な人が実践しているようなイメージ」を抱かせるのです。この世には、有名人しか知らない特殊な健康法があるなどと言われますが、そんなことはあり得ませんし、有名人発信の健康法がデマであることもよくあります。健康に効くことは全部公開されており、「みんなが知っていること」の方が、確実なのです。現実世界は、そんなセクシーにできていないということを、心に留めておいてほしいと思います。

岩田健太郎(いわた・けんたろう)
神戸大学医学部感染症内科教授。1997年島根医科大学(現・島根大学)卒業。沖縄県立中部病院研修医、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院内科研修医を経て、アルバートアインシュタイン大学ベス・イスラエル・メディカルセンター感染症フェローとなる。2003年に中国へ渡り北京インターナショナルSOSクリニックで勤務。04年に帰国、亀田総合病院(千葉県)で感染内科部長、同総合診療・感染症科部長歴任。08年より現職。

インフルエンザ予防に「紅茶」は真っ赤なウソ!? 「予防接種が一番」と感染症の医師語る

 11月15日、国立感染症研究所が、「インフルエンザが全国的な流行期に入った」と発表。例年より数週間から1カ月ほど早く流行期が訪れたといい、早めのインフルエンザ対策が呼びかけられている。

 インフルエンザ対策として、最も一般的なのは「予防接種」だろうが、一方で、毎年この時期になると、テレビや雑誌などでは食べ物や飲み物によって「インフルエンザを撃破しよう」といった情報が飛び交うことも。最近では、紅茶や緑茶、ヨーグルト、はちみつなどが、インフルエンザ予防に効果的とされ、世間でちょっとしたブームになっているといった話も耳にする。

 しかし、ネット上では、こうしたメディアの情報は「ニセ医学」だと、医師から注意喚起されることが珍しくない。そこで今回、ちまたでうわさされるインフルエンザ予防に効果的な食品や飲み物に関して、“感染症のプロ”である、神戸大学病院感染症内科教授・岩田健太郎氏に話をうかがった。

「紅茶」「緑茶」はインフルエンザを予防しない!?

――ここ数年、紅茶がインフルエンザウイルスを“無効化”する説が話題になっています。なんでも、紅茶ポリフェノール「テアフラビン」にそのような効果があるそうで、10月27日付の「食品産業新聞社ニュースWEB」で「紅茶市場が復調 “抗インフルエンザ活性”報道で特需、“タピオカミルクティー”も追い風に」といった記事が掲載されたほどです。

岩田健太郎氏(以下、岩田) 実際に「予防のために紅茶を飲んでいる」という患者さんはいらっしゃいますが、紅茶に関しては「説」以上でも以下でもないといったところですね。本当にインフルエンザウイルスが無効化されるか、立証はされていないので、「そういった意見もある」程度の話と言えるでしょう。

――緑茶はかなり昔から、緑茶のポリフェノール成分の一種「カテキン」に、抗ウイルス作用があると言われていますが、こちらも怪しいのでしょうか。

岩田 緑茶に関しては、飲むというより「うがいをする」と、インフルエンザ予防に役立つのではないかという研究は確かにされています。しかし、それほど質の高い研究ではなく、現状、「緑茶は紅茶に比べて、ちょっとマシな研究データはあるものの、たいしたデータはない」「どれほど予防できるかはさっぱりわからない」というのが実際のところでしょう。少なくとも私は、自分の患者さんに、紅茶や緑茶でインフルエンザを予防しようとは言わないですね。

――実験データを用いながら「紅茶や緑茶が効果的」と説明する番組や雑誌なども数多く見かけますが……。

岩田 それは、実験室内で得られた「インフルエンザウイルスを抑制する」というデータを、あたかも「人間のインフルエンザという病気を予防する」と錯覚させるように伝えているということでは。詳しく説明すると、インフルエンザウイルスは「モノ」であり、インフルエンザは「病気」であって、ウイルスは病気の原因ではあるけれど、病気そのものではありません。また、「実験室内」と「人間の体」というのも、また別物なのです。多くの方がその2つを勘違いしているのではないでしょうか。

 紅茶や緑茶に、「人間のインフルエンザという病気を予防する」というデータは、全然ないかほとんどない。したがって、プロの医者であれば、そんなものは勧めないのです。実験室内でのウイルス抑制に関するデータを針小棒大に語る研究者もよくないし、それを「インフルエンザ対策にもってこい」などとテロップで流すメディアもよくありませんね。ちなみにインフルエンザ治療に関しても、「インフルエンザウイルスを抑える薬がある」のと、「それを飲むとインフルエンザが治る」というのは、全然意味が違います。

――ハチミツも「インフルエンザウイルスの増殖を抑制する働きがある」などと言われているのですが、これも同様に、インフルエンザという「病気」に利益があるかどうかはわからないですね。

岩田 そうですね。ただハチミツは、咳が出る際、咳を抑える効果があるというのは立証されています。理由はよくわかっていないのですが。

――ほかにも、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌を摂取すると、免疫力がアップし、インフルエンザ予防に役立つと言われています。

岩田 まず「免疫力が高まる」というキーワードを使っている人がいたら、ほぼ「インチキ」と思ってもらって構いません。というのも、免疫力はいわば「調整機能」なので、そもそも「高まる」ことはあまりなく、高まりすぎると、自分の体を攻撃し始め、リウマチなどの自己免疫疾患の原因にもなります。一方、免疫力が低くなることはあり、典型的な例で言うと、エイズは免疫力が低すぎる状態になる病気です。つまり免疫力は高すぎても低すぎてもよくないもので、「免疫力が高まる」ことを「よいこと」という前提で話している時点で、それはほぼインチキと言えるでしょう。「免疫力を上げよう」という書籍や雑誌、また自費診療のクリニックもありますが、これらはほぼインチキでぼったくり。しかしそんな中、唯一わかっている免疫力を上げるものが、ワクチン。これは、「ある病原体」に対する免疫力を上げることによって、その病気にかからなくすることが立証されているのです。

――ということは、乳酸菌は「免疫力を整える」効果はあるのでしょうか。

岩田 多少はあります。しかし、そもそも乳酸菌という名前の単一の菌は存在しません。乳酸をつくる菌の総称を「乳酸菌」と呼んでいるに過ぎず、どの乳酸菌なのかによって、それぞれ作用が違うものなのです。乳酸菌の一つである菌が、確かに健康に利益をもたらすという研究はあるのですが、一方で利益はないとの研究もある。どの菌がどの病気のどういうことに利益があったり不利益があるかは、一つひとつの論文を検証しなければならず、ざっくり「乳酸菌がインフルエンザ予防にいい」と言われても、いいか悪いかは判断できません。

――ちなみに、食品以外にも、インフルエンザ予防として推奨されているさまざまなものがあります。例えば、体を温かくすること。ただ、これも結局、「それによって免疫力が上がる」と言われているのですが……。

岩田 人間の体温は一定の範囲に調整されていて、極端に体温が上がったり下がったりしないようになっています。しかし、例えば冬の海に長時間浸かっていたりした場合、極端に体温が下がり、免疫力も下がって、病気にかかりやすい状態になることはわかっています。ただそういう方は、救急車で運ばれてくるような状況の人であり、日常生活を送っている人が、一定の範囲内で、体温を少し上げたところで、何かあるのか……というのは、その人の基礎体温にもよりますし、一概には言えないこと。「体を温めれば、インフルエンザを予防できる」というのは、真っ赤なウソと言えます。

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岩田 「手洗い」「うがい」「マスク」は、インフルエンザ予防にほとんど役に立たないでしょうね。感染症の予防で一番大事なのは、感染経路を遮断すること。病原体がやって来る場所をブロックするのです。例えば、性感染症は、感染経路がセックスなので、コンドームで予防しますよね。とてもシンプルな話なのです。

 インフルエンザは、持つ人の咳やくしゃみなどによって、ウイルスが口や鼻に入ってきて、感染する。手から感染することもありますが、めったにないので、手洗いは予防としてあまり意味がない。また、ウイルスは鼻の奥に定着し、のどだけにウイルスがいることはないので、うがいも有効とは言えません。それに、一度体内に入ってしまったら、すぐにのどの奥に進んでいくので、うがいをしたところで、焼け石に水なのです。

 そして、マスクについても、鼻の横やあごの下にすき間がたくさんあるので、ウイルスをブロックできていません。よく花粉やウイルスなどを99.9%ブロックする、などと喧伝するマスクが売られていますが、あれも全然ブロックしていない。実験室において、使用されている布そのものは99.9%花粉やウイルスを遮断したかもしれませんが、実際には、すき間から入ってきてしまいます。じゃあ、すき間を全て塞ごうとすると、今度は息ができなくなります。なので、基本的に、予防のためにマスクをすることには、何の意味もないのです。むしろマスクは、病気になった人が、自分の咳やくしゃみを広げないためにするためのものと言えるでしょう。

――やはり、インフルエンザ対策には、予防接種を打つというのが一番なのでしょうか。

岩田 そういうことです。インフルエンザ予防には、ワクチンが最も効果的だとわかっています。私には小学生の娘がいるのですが、学校から「手洗い、うがい、マスクでインフルエンザを予防しましょう」との呼びかけがあり、「なぜ、『インフルエンザワクチンを打ちましょう』と言わないのか?」と、疑問を抱いてしまいます。経済的にワクチンを打つことができないご家庭に配慮しているようなのですが、私は、助かる人がいるのであれば、助かるように推奨すべきだと考えます。全員横並びで助からない、という変な平等思考は間違っています。

――なぜ、食品や生活習慣からインフルエンザを予防しようという動きがなくならないのでしょうか。

岩田 そうしたネタは、“セクシー”だからです。アメリカでもそのような言い方がされています。「病院で予防接種を打つ」より「自然食品で病気の予防をする」方が、何だかファッショナブルでカッコいいし、もっと言うと、人に「意識が高い裕福な人が実践しているようなイメージ」を抱かせるのです。この世には、有名人しか知らない特殊な健康法があるなどと言われますが、そんなことはあり得ませんし、有名人発信の健康法がデマであることもよくあります。健康に効くことは全部公開されており、「みんなが知っていること」の方が、確実なのです。現実世界は、そんなセクシーにできていないということを、心に留めておいてほしいと思います。

岩田健太郎(いわた・けんたろう)
神戸大学医学部感染症内科教授。1997年島根医科大学(現・島根大学)卒業。沖縄県立中部病院研修医、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院内科研修医を経て、アルバートアインシュタイン大学ベス・イスラエル・メディカルセンター感染症フェローとなる。2003年に中国へ渡り北京インターナショナルSOSクリニックで勤務。04年に帰国、亀田総合病院(千葉県)で感染内科部長、同総合診療・感染症科部長歴任。08年より現職。

「若手芸人でもかわいそう」「番組タイトルがおかしい」撮影中にケガをした芸能人3人

 11月7日、俳優・佐野史郎が『ガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル(仮)』(日本テレビ系)の撮影中にけがを負ったことが明らかになった。同局によると、佐野が「液体窒素を入れたペットボトルが破裂する力で空中に数センチ浮く」という企画に挑戦した後、腰に痛みを訴えたそう。その後、病院で診察を受け、「第三腰椎骨折」と診断された。

「けがの公表後、佐野は『私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております』とコメントを寄せており、ネットユーザーからは『佐野さんの気遣いが感じられるコメントに感動した』と称賛する声も。一方、『本業ならまだしも、バラエティーでこうなるのは気の毒』『ヘタしたら寝たきりになる可能性もある』といった制作側への批判が噴出しました」(芸能ライター)

 また、『ガキ使』のメイン出演者であるダウンタウン・松本人志は、17日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「本当に佐野さんに対して申し訳ないとしか我々は言いようがない」とし、「すごく大人の対応をしていただいた。スタッフも反省と感謝しかない」と語っている。

「テレビ番組の収録中にけがをした芸能人は佐野だけではありません。お笑い芸人・宮川大輔は7月18日、『炎の体育会TV』(TBS系)の収録中に腰を打撲し、約2週間の加療が必要という診断を受けたと発表されました。宮川はボードに乗って坂を滑ってジャンプするという企画のリハーサルで、ウレタンマットに着地した際、バランスを崩してその下にあった台の角に腰を打ちつけたそうです」(同)

 宮川のけがに、ネット上では「40代後半で体を張り続けるのも、つらいだろうね」と気遣う言葉や、「無茶すれば面白いってわけじゃないし、安全面に気を配った番組にしてほしい」「体を張る仕事ばかり引き受けるのをやめたら?」など、さまざまな意見が飛び交った。

「さらに、お笑いトリオ・ネルソンズの青山フォール勝ちは『笑いが無理なら体張れ』(TBS系)の撮影中に、全治8週間のけがを負っています。9月15日、ローションを塗ったターンテーブルでジャンプして上からつるされた賞金をキャッチする企画で、着地した際に腕をひねり右肩を負傷。『右肩関節脱臼、右肩甲骨関節窩(かんせつか)骨折』と診断されたんです」(同)

 ネットユーザーからは「若手芸人とはいえ、ほかの仕事に支障をきたすほど体を張らせるのはかわいそう」という同情するコメントのほかに、「番組のタイトルからしておかしい」「こんな企画が通ることに驚く……」など番組への非難の声が噴出した。

 笑いや高視聴率を取るためとはいえ、危険な演出に不快感を覚えるネットユーザーは多いようだ。
(立花はるか)

片瀬那奈”スナックバカ食い”で窮地、川口春奈メンタルは大丈夫?……週末芸能ニュース雑話

沢尻エリカ逮捕で、親友・片瀬那奈に疑惑の目

デスクH 沢尻エリカ逮捕で、芸能マスコミはお祭り騒ぎだね。

記者I 沢尻は10年前からMDMAをはじめ、大麻、コカイン、LSDなどの薬物を使用していたことを認めましたが、尿検査ではすべて陰性。NHK大河『麒麟がくる』の撮影に合わせ、ヤク断ちしていたとみられます。今回所持していたMDMAも彼氏から預かったもので少量だったことから、起訴が見送られる可能性も出てきています。

デスク そんな中、所属事務所エイベックスが用意した弁護団は、スゴ腕って話だよね。

記者 主任弁護人は“無罪請負人”と呼ばれる弘中惇一郎弁護士とタッグを組んできた、若手人権派の河津博史弁護士。同氏は郵便不正事件で厚生労働省の村木厚子元事務次官の無罪を勝ち取ったほか、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告の主任弁護士も務めています。この起用は、過熱するマスコミ報道へニラミを利かすため、とみられています(参照記事)。

デスク 今回の逮捕を受け、2012年6月、当時離婚騒動渦中にあった元夫・高城剛氏が「週刊文春」(文藝春秋社)に語った内容が再注目を集めているよね。「09年に前所属事務所スターダストの薬物検査で大麻の陽性反応が出て解雇されたことをエイベックスに知られ、離婚を条件に同社に所属するよう松浦社長に迫られた」って。さらに、「沢尻を脱がしてカネにすることが目的だった」とも。当時は“ハイパーメディアクリエイター”という前衛的すぎる肩書で何かとキワモノ扱いされていた高城氏だったけど、実は結婚前から薬物中毒だった沢尻を更生させようと尽力してたそう。めっちゃいい人じゃん!

記者 それに引き換え、松浦氏は……。芸能界って、本当怖いですね。

デスク 各所で沢尻にまつわるいろんなウワサが出回っているけど、その中でも僕のツボだったのは、クラブでノリノリで踊る沢尻の横で、「小さなばかうけ ペヤング やきそば風味」を食べながら踊る親友・片瀬那奈の動画。同じ日に撮られた別の動画では、「堅あげポテト うすしお味」を食べながら踊ってるんだけど、ネット上では「完全にマンチじゃん(笑)」って、話題になってるね。マンチって、大麻吸引による食欲増進作用のことなんだけど、なんでもおいしく感じて、特に脂っこいものとかスナック菓子が最高らしいよ(参照記事)。よく海外の映画とかでも、大麻といえばピザだもんね!

記者 そもそも、クラブでスナック菓子を食べてる人なんていませんしね(苦笑)。沢尻逮捕を受け、片瀬はMCを務める『シューイチ』(日本テレビ系)で「悲しくて、もうショックで……裏切られたような気持ち」などと涙ながらに語っていましたが、ドラッグでキマっている人間の間近にいて、気づかないはずがありません。

デスク いずれにせよ、捜査の本丸は別にあるっていうし、今後さらにスクープが続く可能性はありそうだね。

記者 そんな中、NHK大河『麒麟がくる』で沢尻が演じる予定だった濃姫役の代役に、川口春奈が決まりました(参照記事)。

デスク 代役をめぐっては貫地谷しほり、水川あさみ、満島ひかりなどの名前が取り沙汰されていたけど、川口とは意外だったね。なんでも、NHKは本命に断られてしまったとか。人気女優は来年上半期のスケジュールなんてとっくに埋まっているだろうし、苦肉の策だったんだろうね。

記者 川口といえば先日、格闘家の矢地祐介選手との熱愛がスクープされたばかりですが、インスタグラムでのかまってちゃんぶりがたびたび話題になるなど、以前からメンタルが繊細なことで知られています。沢尻の代役というプレッシャーに加え、本格的な時代劇は初とあって、撮影開始までに所作など覚えることは山ほどある。多忙なスケジュールを乗り越えられるのか、心配ですね。

デスク それに川口は、出演ドラマの視聴率が毎回振るわず、“低視聴率女王”ともいわれている。もし、『麒麟がくる』が大コケしたら、川口が真っ先に戦犯扱いされてしまいそうだね。

記者 ただ、演技力は確かですし、少し大きめの顔は画面映えする。ここで成功すれば、一気に国民的女優の仲間入りですからね。頑張れ、はーちゃん!!

デスク 『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で始まったクロちゃんの連載企画「モンスターアイドル」見てる? 20日に第2話が放送されたんだけど、クロちゃんのヤバさが増してて、ゾワゾワしっぱなしだったよ(参照記事)。

記者 安田大サーカス・クロちゃんがメンバーを選抜し、新たなアイドルグループをつくるってヤツですよね。沖縄4日間合宿を行い、毎日1人ずつ脱落し、最終的に残った4人がデビューできるという。表向きはリアリティー番組×アイドル選抜という今っぽい企画ですが、プロデューサーの肩書を利用して恋人もGETしようとやりたい放題&キモさ全開のクロちゃんに、視聴者からは悲鳴が上がっていますね。

デスク 水着審査と称して候補生と一緒にプールに入って、「みんなが入ってるプールの水はおいしいね」って水を飲んだり、2ショットになって手を握ったり頭をナデナデしたり、スパイを使ってお気に入りの子の本音を探ったり……セクハラし放題なんだよ! デビュー曲の作詞はクロちゃんが担当することになっていて、今回、その歌詞の原案となるポエムが箇条書きで発表されたんだけど、「私をラビリンスの住人にしたてあげたのは誰」「おりひめとひこぼしの関係をロマンティックに感じなくなったのはいつから?」「方程式じゃ答えられない感情にうつむいて逃げだしてしまったんだ」という迷フレーズに、候補生たちはみんな笑いをこらえてたよ。「マジでこれ歌うの!?」って。

記者 クロちゃんってアイドル好きで知られてますが、そもそもは自身がアイドルになりたかったんですよね? 夢のような企画じゃないですか! 『水ダウ』スタッフ、優しすぎる!!

デスク 前にクロちゃん取材したことあるんだけど(参照記事)、素であの感じなんだよね。普通の顔して、怖いこと平気で言う。お気に入りの女の子をわざと泣かして喜んだり、候補生の中にスパイがいることを匂わせて意中の子をマインドコントロールしたり……。まさに“最恐メンタル”だよ。バラエティ番組だから成立してるけど、あの人、マジでヤバすぎるよ……。

記者 『水ダウ』のことですから、このまますんなりメンバーを選んでデビューさせる、っていうだけでは終わらないですよね。一体どんな結末が待ち受けているのか、今後も引き続きウォッチしていきましょう!

M-1準決勝メンバーに異論噴出! 漫才の実力より「運営にハマるかどうか」を審査する大会に!?

 漫才日本一を決める『M-1グランプリ2019』(テレビ朝日系・12月22日放送)の準決勝進出25組が11月20日に発表された。ここに、動画サイト『GYAO!』で配信されるネタ動画の視聴人数1位のグループがワイルドカードとして加わり、放送に先駆けて12月4日に全26組で準決勝を戦うこととなる。

 和牛、ミキ、かまいたち、トム・ブラウン、見取り図、マヂカルラブリー、カミナリなどといった決勝進出経験があるコンビのほか、アインシュタイン、四千頭身といったバラエティー番組でも活躍する人気芸人が名を連ねた今回の準決勝メンバー。お笑い業界内でも物議を醸している。とある構成作家はこう話す。

「良くも悪くも“M-1らしい”メンツですね。過去にM-1で実績をあげているコンビと、まだテレビなどのメディアではあまり注目されていないコンビをバランスよく揃えたという印象。“M-1発のスター”を発掘したいという狙いが透けて見えます」

 以前から指摘されている“西高東低”の傾向は相変わらずのようだ。

「番組の経緯的にも“大阪吉本の大会”みたいなものなので仕方ないとはいえ、東京の芸人が冷遇されているのは間違いありません。特に非吉本の東京芸人はかなり厳しい戦いになっています。それこそ、三四郎、宮下草薙、納言など、バラエティー番組でも活躍している東京芸人が準々決勝でこぞって落ちている。運営側としては、ネタに力を入れている無名の若手を引き上げたいという思いが強いのでしょうが、世間一般から支持されているコンビを早い段階で落とすことで、“あまり面白くないコンビばかりが出る大会”というイメージがついてしまう恐れもある。特にEXITまで落とされたのは致命的。世間との温度差がM-1の価値を下げることになりかねません」(同)

 M-1の審査に対して批判的な声が出てくるのは、毎年の恒例行事のようなもの。別のお笑い事務所関係者も、今回の準決勝メンバーには違和感を抱いているという。

「バラエティーとネタは別モノだという明確な意志が感じられる。ある意味、M-1以外の場で名前を売った芸人はほぼノーチャンスといった排他的な雰囲気すらありますね。テレビで放送されているネタ番組に対して、“M-1こそが最高のネタ披露の場なのだ”とアピールしているかのような審査結果で、結局、“M-1運営にハマっているかどうか”が重要な審査基準になっているのでしょう。その点については、ちょっとガッカリです」

 審査に対する不満はさておき、決勝に進出して新たなスターとなる可能性が高い芸人はいるのだろうか。バラエティー番組関係者が、数組をピックアップする。

「すでにブレイクしている『アインシュタイン』。ネタのクオリティーは文句なしですよ。あとは『からし蓮根』ですね。M-1運営にもハマっているようだし、十分にチャンスはある。一見キャラ物ネタに見えて、漫才の構造自体に疑問を投げかける『ぺこぱ』も侮れません」

 いろいろな意見があるが、何だかんだで業界内の注目度はすこぶる高いM-1グランプリ。次なる王者が誰になるのか、12月22日に決定する。

卓球・水谷隼を晒し者にした “女性週刊誌”は恐喝グループの片棒を担いだのか!?

 これでようやくプレーに集中できるようになるだろうか。

 警視庁池袋署は20日までに卓球界のエース・水谷隼から金銭を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで、駒澤大学3年の沢野祐輝容疑者、同鈴木瞬容疑者、アルバイトの女の3人を逮捕した。

「水谷と女がホテルでキスしたとして、『お子さんも家族もいて有名人なので週刊誌に載ると思います。お金を支払ってほしい』などとLINEでメッセージを送信し金銭を脅し取ろうとした疑いです。水谷サイドの説明によるとそれ以外にも電話で、数百万円を要求されたこともあったといいます。女は5月ごろ、当時働いていたラウンジで水谷と知り合い、7月に女と交際していた沢野容疑者がLINEの履歴から2人がやりとりしているのを知り、鈴木容疑者と金を脅し取ろうと計画。鈴木容疑者が週刊誌の知り合いを沢野容疑者に紹介したようです」(スポーツ紙記者)

 その週刊誌というのが、某女性週刊誌だったと思われる。同誌は9月下旬の発売号で『卓球王子水谷準選手の“禁じられた恋”の話』として女の告白を掲載。それによると、水谷が女を気に入ったことで2人は電話をすれば1時間話すほどの仲となり、女は妻子のいる水谷との関係に不安を抱きながらも、ある日、水谷にホテルへ誘われる。そこでキスされてベッドに押し倒されたものの、一線は越えなかったという内容でした」(週刊誌記者)

 しかし、結果的に件の女性週刊誌は恐喝の片棒を担ぐことになったとも言える。

「似たようなケースで、先日発売された『週刊文春』(文藝春秋)にて、ZOZO前社長の前澤友作氏が秘書に応募した女性と男女の仲になったことから生じたトラブルを報じています。女性が週刊誌に暴露することをほのめかしたことで、前澤氏はそれを阻止しようとし、女性は前澤氏と話した結果、『なんか色々と良い事を言われました。文春さんに出たら、それはしないと言うので、とりあえず2人で会って、色々契約しようと思いました』と文春に掲載を見送るよう要請した。

 しかし、掲載を見送り、前澤氏が女性に金銭を払えば恐喝が成立することになり、日本を代表する経営者である前澤氏の採用を巡るトラブルを報じる公共性、公益性は十分あるとして、文春は掲載に踏み切りました。しかし、今回の女性週刊誌の場合、妻子がいる身で未成年とキスしたとはいえ、合意のうえでホテルに行っていることから、元TOKIO・山口達也の未成年への強制わいせつ事件ともニュアンスは違うとも思われますが、水谷自身にも否があったことは明らか。ただ、水谷側から被害届が出ていたにもかかわらず恐喝していた側の言い分をまんま掲載し、水谷を晒し者にしたのは、いささか問題があったのではないでしょうか」(前出の記者)

 スクープ欲しさにこうした情報に飛びつくのはマスコミの性だが、メディア関係者は他山の石とするべきだろう。

卓球・水谷隼を晒し者にした “女性週刊誌”は恐喝グループの片棒を担いだのか!?

 これでようやくプレーに集中できるようになるだろうか。

 警視庁池袋署は20日までに卓球界のエース・水谷隼から金銭を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで、駒澤大学3年の沢野祐輝容疑者、同鈴木瞬容疑者、アルバイトの女の3人を逮捕した。

「水谷と女がホテルでキスしたとして、『お子さんも家族もいて有名人なので週刊誌に載ると思います。お金を支払ってほしい』などとLINEでメッセージを送信し金銭を脅し取ろうとした疑いです。水谷サイドの説明によるとそれ以外にも電話で、数百万円を要求されたこともあったといいます。女は5月ごろ、当時働いていたラウンジで水谷と知り合い、7月に女と交際していた沢野容疑者がLINEの履歴から2人がやりとりしているのを知り、鈴木容疑者と金を脅し取ろうと計画。鈴木容疑者が週刊誌の知り合いを沢野容疑者に紹介したようです」(スポーツ紙記者)

 その週刊誌というのが、某女性週刊誌だったと思われる。同誌は9月下旬の発売号で『卓球王子水谷準選手の“禁じられた恋”の話』として女の告白を掲載。それによると、水谷が女を気に入ったことで2人は電話をすれば1時間話すほどの仲となり、女は妻子のいる水谷との関係に不安を抱きながらも、ある日、水谷にホテルへ誘われる。そこでキスされてベッドに押し倒されたものの、一線は越えなかったという内容でした」(週刊誌記者)

 しかし、結果的に件の女性週刊誌は恐喝の片棒を担ぐことになったとも言える。

「似たようなケースで、先日発売された『週刊文春』(文藝春秋)にて、ZOZO前社長の前澤友作氏が秘書に応募した女性と男女の仲になったことから生じたトラブルを報じています。女性が週刊誌に暴露することをほのめかしたことで、前澤氏はそれを阻止しようとし、女性は前澤氏と話した結果、『なんか色々と良い事を言われました。文春さんに出たら、それはしないと言うので、とりあえず2人で会って、色々契約しようと思いました』と文春に掲載を見送るよう要請した。

 しかし、掲載を見送り、前澤氏が女性に金銭を払えば恐喝が成立することになり、日本を代表する経営者である前澤氏の採用を巡るトラブルを報じる公共性、公益性は十分あるとして、文春は掲載に踏み切りました。しかし、今回の女性週刊誌の場合、妻子がいる身で未成年とキスしたとはいえ、合意のうえでホテルに行っていることから、元TOKIO・山口達也の未成年への強制わいせつ事件ともニュアンスは違うとも思われますが、水谷自身にも否があったことは明らか。ただ、水谷側から被害届が出ていたにもかかわらず恐喝していた側の言い分をまんま掲載し、水谷を晒し者にしたのは、いささか問題があったのではないでしょうか」(前出の記者)

 スクープ欲しさにこうした情報に飛びつくのはマスコミの性だが、メディア関係者は他山の石とするべきだろう。

【100均ずぼらシュラン】ダイソー「ディズニー爪切り」他5アイテム【週間まとめ11/18~11/22】

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドのアイテムを、ズボラなアラサー女子が私見全開で斬る「ダイソーずぼらシュラン」、今週のまとめです。

ダイソー【吸汗速乾左右カバー かかと滑り止め付き(ブラック 23-25)】

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左右の形が違うフットカバー。かかと滑り止め付きで、今までにないフィット感?

ダイソー【ペンホルダー】

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“どんなペンや手帳にも対応する”というキャッチコピーのペンホルダーです。

ダイソー【エクササイズストレッチャー(8の字)】

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エクササイズに活躍する“8字型チューブ”。家にいながら運動不足を解消できる?

ダイソー【ディズニー爪切り】

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ミッキーのシルエットと小さなハートが2つデザインされた小型の爪切りです。

ダイソー【カード型ミラー(BT)】

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名刺サイズのコンパクトミラー。シンプルな黒いケースが意外な高級感を漂わせています。

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