関ジャニ∞・丸山隆平、『関ジャム』で“コメント拒否”も「好感持てる」「好き」と言われたワケ

 関ジャニ∞がさまざまなアーティストを迎えてトークを繰り広げる音楽バラエティ『関ジャム完全燃SHOW』(テレビ朝日系)。11月17日の放送回では、「椎名林檎特集」が行われた。

 アーティストゲストとして、作曲家のヒャダインと岩崎太整が登場し、スタジオでは椎名の「音楽的なすごさ」を解説。さらに、椎名本人へのインタビューも行われ、作曲法やメロディーメーカーとしてのプライド、さらには椎名の根底にある“音楽に対する想い”まで、本人から赤裸々に語られた。

 独特な世界観が持ち味の椎名だが、実は匿名掲示板「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)やSNSの書き込みといった、世間の生の声が発想の元になっているという。「(悩みや葛藤など)そのことに対して(曲を)贈りたい」という思いから、楽曲を作り出しているのだそう。

 また、椎名が作詞作曲し、宮本浩次とデュエットしている「獣ゆく細道」(2018年)は、ヒャダインいわくBメロ部分が「難解」なのだとか。これに対し、椎名が「己の中のもう一人の己」を表現し、「“相槌”を入れるための作り」だと解説。ヒャダインは「予想の斜め上を、でしたね……そんな……!」と衝撃を受けていたが、村上信五は「相槌のためにBメロ作るって……俺、意味がわからないです」と苦笑い。本人の解説を聞いても理解できないほど、難解な作品だと証明されたのだった。

 そんな中で村上が「丸は? 林檎さんの曲(どう)?」と丸山隆平に質問すると、「コメントしたくないです」とまさかの返答が。というのも、丸山は椎名の大ファンだそうで、村上に「俺がしゃべってもムダ! 次いって! ホントすごいから。次ちょっと聴きたいです」と進行するよう促し、自分が話すよりも椎名のインタビューを流すことを優先してしまう。

 これには横山裕から「ならなんで(スタジオに)おんねん、今日!」とツッコミが入っていたが、ネット上では「丸山くんのコメントから林檎さんへの相当強い思いが伝わってきてめっちゃいい」「丸山くんの『俺は何もしゃべらない』という姿勢、真のファンだと感じました」など、丸山に共感する声が続出。さらに、椎名のファンからも「関ジャニ∞の丸山さん、ガチすぎて大変好感が持てる」「椎名林檎が好きすぎて発言を控える丸山さんを好きになってしまった……!」との声も寄せられていた。

 10月25日放送の『ミュージックステーション』(同)に椎名が出演した際、女優の吉岡里帆がゲスト出演していたが、彼女もまた椎名の大ファンで、興奮のあまり“半泣き状態”になっていたことがネット上で話題に。「キャー! 最高!」「ヤバいです、とろけました」と破顔する吉岡に対し、視聴者からは「ガチファン」「そんなに好きなんだ!?」と驚きの声が上がった。そして実は、関ジャニ∞も同日に『ミュージックステーション』へ出演していた。目の前で歌う椎名を前に、丸山は一体どんな気持ちだったのだろうか……。
(華山いの)

岡村隆史がビビる松本人志をイジるフワちゃん――お笑い界の新トライアングル

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(11月10~16日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします

岡村隆史「当時のダウンタウンさんって、ホントに真剣振り回してはったんです」

 もう2年近く前のことになる。2018年1月2日、最終回を目前に控えた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で、ナインティナインの2人と中居正広による最後の「日本一周の旅」が放送された。そこに、こんな会話のシーンがあった。

中居「それこそ20年後、何やってんだろうね」

矢部「いやぁ、ホンマやな。何歳?」

中居「65、66、67」

矢部「ちっちゃいおっさんが一番年上(笑)」

岡村「そん時また日本一周しようや。スタッフも半分ぐらい死んでるやろうけど」

 定期的に放送されていたこの日本一周企画は、基本的にナイナイが全国各地へと中居を連れ回し、散々な目に遭わせるという流れで進行する。他方で、オープンカーに乗った3人が一緒に歌う姿など、仲の良さを印象付けるシーンも随所に盛り込まれていた。

 上に引用した会話は、そんなオープンカーでのシーンだ。場所は沖縄。時間は夕暮れ時である。実は、同企画の第1回目が放送された1997年にも、当時まだ20代半ばの3人は夕日に染まる沖縄をオープンカーで走っている。「それこそ20年後」という中居の発言は、3人のこれまでの20年を回顧するとともに、これからの20年に思いをはせたものだ。

 この会話からは、彼らの”特別な”関係も透けて見えるだろう。”特別な”というのは、フィクションとノンフィクションを行き来する『めちゃイケ』の演出も相まった、仕事上の関係とそれを離れた親友の関係、そのはざまにあるような間柄という意味だ。

 そんな『めちゃイケ』の日本一周企画に関し、先週、ある事実が明かされた。岡村をゲストに迎えて放送された15日の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)。そこで当人らが語ったところによると、岡村と中居は一時期、「絶交」と呼べるほど最悪な状態でこの企画に参加していたというのだ。

 話は30年前の99年にさかのぼる。いくつもの番組での共演を通じ、プライベートでも遊ぶほど仲の良かった岡村と中居。その2人の間に亀裂が走った。きっかけは松本人志だ。中居が岡村を誘って居酒屋を訪れたときのこと。偶然そこに先客としていたのが松本だった。

 岡村は振り返る。今でこそダウンタウンの2人は優しいが、当時は違った。

「当時のダウンタウンさんって、ホントに真剣振り回してはったんです」

 岡村は当時、ダウンタウンを恐れていた。番組では触れられなかったけれど、かつて松本は自身の著書で、ナイナイを引き合いに出し若手芸人を批判するということがあった。そんなあれこれが積み重なった上での、恐怖心である。

 岡村は松本と酒席を共にした。しかし、極度の緊張は収まらない。たまらず「明日、朝早いんで」と早々に席を立った。そのとき岡村はこう思っていた。中居は一緒に帰ってくれるだろう。だが、その思いに反し、中居は「あ、そう。じゃあね」と飲み続けるのだった。

 岡村は1人で店を出て帰宅する。その頭には疑念が芽生える。中居は、あの店に松本がいると知って、自分を連れて行ったのではないか。きっとそうだ。そうに違いない。一度そっちのチャンネルに入った思考は、もう後に戻らない。岡村の中で、中居への不信感が募っていく。

 その結果、99年から約5年間にわたる絶交状態が続くことになったというのだ。そして、そんな絶交中にもかかわらず99年と02年の2度にわたり行われた企画が、『めちゃイケ』の日本一周だった。

 先述のように、日本一周企画には3人の仲の良さを印象付けるシーンも随所に織り込まれる。また、収録は2週間と長期にわたる。当然、一緒にいなければならない時間も長い。そんな企画を、仕事とはいえ、仲がこじれている元親友とやらなければならない。中居は当時を「もう地獄だよね」と振り返る。

 さらに、02年の日本一周のクライマックスは、大阪ドームで行われたSMAPのコンサートに岡村が乱入するシーンだった。当然、岡村には事前にダンスを教わる時間が必要だ。そのコーチ役を、中居がやらなければならなかったりもした。それがまたお互いにツラい。それぞれ周囲のスタッフに愚痴を漏らすものの、番組の総合演出は2人の事情を知りつつも「プロとしてできない?」の一点張りだった。中居はこの経験を次のように回顧する。

「(今は)アマチュアみたいなタレントだけど、(今後)プロとしてやっていくためには、っていう(総合演出からの)教えだったかもしれない」

 冷戦状態にあった2人の仲はその後、元に戻る。きっかけは、ナイナイと中居が総合司会を務めた04年の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)で、岡村が中居の仕事への取り組み方に感服したことだったという。絶交中の仕事を「プロとして」乗り切った彼らを再びつないだのは、やはり「プロとして」仕事に向き合う姿勢だったのだ。仕事上の関係と、それを離れた親友の関係、そのはざまにあるような間柄。そんな彼らの“特別な”関係が出来上がったのは、このときだったのかもしれない。

 18年の日本一周の旅の最後、岡村は中居に長い長い手紙を書く。その手紙は、こんな一文で締めくくられる。

「中居さん、『めちゃイケ』と一緒に22年間走り続けてくれて、ありがとうございます。また、友だちの少ない僕の友だちになってくれて、ありがとうございます」

 さて、上のエピソードのもうひとりの登場人物・松本も、当時から大きく変わった。他の芸人を相手に「真剣」を振るう場面も少なくなった。そんなことをあらためて印象付けたのが、10日の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)だ。

 この日、松本は『行列』に初めてゲスト出演した。で、松本に会わせたい人として番組が用意したのがフワちゃんだ。YouTubeで注目を浴びた芸人である彼女。スマホと自撮り棒を片手に、言動は常時ハイテンション、衣装はビビッドな色のスポブラだ。

 この共演には既視感がある。90年代後半、『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)でのシノラーこと篠原ともえとの共演である。常時ハイテンションでダウンタウンに絡む篠原に対し、松本は彼女が持ってきた人形をセット裏に投げ捨てるなどといった塩対応をしていたと記憶する。

 対して、今回のフワちゃんとの共演はどうだったか。フワちゃんは登場するなり松本に「人志松本~」と抱きつき、「Twitterフォローしてるよ」と声をかける。顔がぐにゃぐにゃに変形するアプリで一緒に写真を撮って「ダウンタウンの漫才ぐらい面白い」と言い放つ。そんな彼女に対し、松本は終始なすがままだった。

 そしてフワちゃんは、ある提案する。松本には、もっと周囲がとっつきやすいと思われる存在になってもらいたい。だから、私とおそろいの格好になりませんか? で、松本はスポブラに着替えさせられるのだけれど、そういえば以前、長嶋一茂も別の番組で同じような目に遭っていた。

 その流れの中で、フワちゃんは松本のとっつきにくさを次のように表現したのだ。

「松ちゃんって、基本的にトガってんじゃん」

 岡村と中居は、「トガって」いた松本をきっかけに絶交した。そんな松本はいま、若手から「トガって」いることをイジられるまでになっている。時間は流れ、関係は変わる。そんなありふれたことを、一茂と同じ扱いを受けている松本を見ながら、しみじみと思った。

(文=飲用てれび)

嵐・二宮和也、「そんな姿みたい?」と結婚後“初ラジオ”で警鐘――リアルの姿は「見ちゃいけないもの」

 嵐・二宮和也がパーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』(BayFM)。結婚後初となる11月17日放送回では、「裏嵐」のコーナーで二宮が衝撃の告白をする一幕があった。

 きっかけとなったのは、嵐が10月16日に発売したビデオクリップ『5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019』を購入したというリスナーから寄せられたメッセージ。そのリスナーは「Happiness」(2007年)が一番好きだとつづっており、「二宮くんが一番好きなのはなんですか?」と質問。これに二宮は「全部好きです」と答え、「どれが、とかじゃないんですよね」と話していた。

 その後、二宮は思い出したように「今、YouTubeもやってます、嵐」と、公式YouTubeチャンネルの開設を改めて報告。「すごくないですか?」と驚きつつ、「僕も登録しましたよ」と、自身も“チャンネル登録”したことをサラリと告白した。

 二宮はさらに、「友達のYouTuberとかから、『ついに(YouTube)解禁しましたね』とか言われて。『これでゲーム実況やる日が確実に近づいてきましたね』って」と語り、周囲から“YouTuberデビュー”を期待されている様子。しかし、二宮は「YouTuberの人たちは、何かが開設するとか、何かが開くってことに敏感なんだね。ライバルじゃないけど、同業になるかもしれないってことに関しても」と友人の反応を冷静に分析。その上で、「ゲーム実況ができたら楽しそうだよね」と返信したと明かしていた。

 すると、友人からは「傍から見てても明らかに流れが変わっているので、近いうちにありそうだなって思います」という前のめりな返事があったといい、二宮は「コラボしたいんだよ、みんな」とコメント。そして「嵐のチャンネルに、嵐じゃない人が出てくるっていう……」と妄想し、苦笑いしていた。

 話が少し具体的になってきたところで、ラジオスタッフから「“ニノチャンネル”とかあったら見たいですね」と言われるも、二宮は「全然いいけど、思った以上に楽しくはないと思うよ。俺がゲームやってるのって」とつれない反応。そして「(YouTuberが)楽しそうにしゃべってるから(ゲーム実況は)楽しく見えてるけど、俺がリアルでゲームやってるところ見せたら、そんな楽しくないだろうな。楽しいのかな? そんな姿見たいのかな?」とブツブツ。「要するに、『イエーイ!』とか『ワー!』とか『やったー!』とかがいいんでしょ?」と話していたように、世間が求める“YouTuber像”と、二宮自身のギャップが大きいことを気にしているよう。

 「酒飲んでずーっとパズドラしてしゃべれなくなって寝ちゃうわけでしょ。それを見たいんですか? ってことだよね」「1回は見たいよね。1回見たら『見ちゃいけないもの見た』っていう感覚に襲われて、そっから多分見ないんだろうな」と、ゲーム実況チャンネルを開設しても、再生数が伸びないのではないかと、笑いながら心配する二宮だった。

 この日の放送にファンからは、「本当にゲーム実況やってくれるなら、どんな動画でも見る!」「寝落ちするニノが見られるとか最高じゃん。むしろ素でゲームしてるところが見たい!」「逆にニノちゃんが『イエーイ!』とかはしゃぎながらゲームしてたら違和感ある。だからそのままでいいよ(笑)」という声が集まっていた。
(福田マリ)

TOKIO・松岡昌宏、2026年に脱ガラケー? 「俺だってバカじゃねーんだから!」とスマホ宣言!

 TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『TOKIO WALKER』(NACK5)。11月17日の放送回では、嵐のメンバーに“ガラケー”(ガラパゴス携帯、フィーチャーフォン)をイジられたと告白する場面があった。

 松岡はオープニングトークにて、「『ガラケーが2026年でなくなります』っていう情報を、すごい数いただききました。ありがとうございます」とリスナーに感謝(編注:3G回線を利用している端末のみ使用停止となる。NTTドコモは2026年3月末、auは22年3月末に3G回線停波を発表。ソフトバンクは時期未定)。続いて、「もしガラケーがなくなったらどうする?」という質問が多数寄せられると前置きした上で、「そうなったら、しょうがないですよね。そうするんでしょう」と、スマートフォンに変える心構えがあることを明かした。

 しかし、ガラケーが終了することに納得できない気持ちもあるようで、「こうやって俺たちは“操作”されてるんだなって思いますよね。もう、こんなちっちゃい意見なんて届かないわけですよ」「困るなあ……」と愚痴をポロリ。

 その後、松岡は思い出したように、毎年恒例の正月特番『恒例!元日は、TOKIO×嵐』(日本テレビ系)の収録を、数日前に行ったとリスナーに報告。松岡は嵐が最近、公式Twitterやインスタグラムを開設し、“SNS解禁”となったことに触れながら、「あいつ、本当に天然で言ってるのか何なのか……」と言いながら、嵐とTOKIOのメンバー全員で集まって話していた時、相葉雅紀に「(SNSを)フォローしてくださいよ」と言われた際のエピソードを披露した。

 松岡はガラケーのため、嵐のSNSをフォローできないという話で盛り上がったらしく、松岡は「ニノの『ほら! 松兄、ガラケーじゃん!』の、その冷たさ……」と、二宮和也にイジられてしまったことを笑いながら告白。さらに「横で黙って頷いてる松本(潤)。『うん、うん』みたいな。なんで俺、こんな扱いを朝から食らわなきゃいけないんだ!? みたいな」と、嵐の“ガラケーいじり”に物申す。

 これがよほど悔しかったのか、「(ガラケーが)なくなったら替えるよ、そりゃあ。俺だってバカじゃねーんだから!」と宣言した松岡。とは言いつつ、「今でも両方持ちしてる人、いっぱいいるじゃないですか。ガラケーの方がしゃべりやすい、なんつって。もう少し考えてほしいな、気持ちを」と、少数派の声が届きにくい社会を憂いていたのだった。

 先輩・後輩の仲良しエピソードとしては微笑ましいが、松岡をはじめとした“ガラケー愛用者”にとっては切実な問題なだけに、イジリはほどほどにした方がいいかもしれない。
(小沢由衣子)

TOKIO・松岡昌宏、2026年に脱ガラケー? 「俺だってバカじゃねーんだから!」とスマホ宣言!

 TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『TOKIO WALKER』(NACK5)。11月17日の放送回では、嵐のメンバーに“ガラケー”(ガラパゴス携帯、フィーチャーフォン)をイジられたと告白する場面があった。

 松岡はオープニングトークにて、「『ガラケーが2026年でなくなります』っていう情報を、すごい数いただききました。ありがとうございます」とリスナーに感謝(編注:3G回線を利用している端末のみ使用停止となる。NTTドコモは2026年3月末、auは22年3月末に3G回線停波を発表。ソフトバンクは時期未定)。続いて、「もしガラケーがなくなったらどうする?」という質問が多数寄せられると前置きした上で、「そうなったら、しょうがないですよね。そうするんでしょう」と、スマートフォンに変える心構えがあることを明かした。

 しかし、ガラケーが終了することに納得できない気持ちもあるようで、「こうやって俺たちは“操作”されてるんだなって思いますよね。もう、こんなちっちゃい意見なんて届かないわけですよ」「困るなあ……」と愚痴をポロリ。

 その後、松岡は思い出したように、毎年恒例の正月特番『恒例!元日は、TOKIO×嵐』(日本テレビ系)の収録を、数日前に行ったとリスナーに報告。松岡は嵐が最近、公式Twitterやインスタグラムを開設し、“SNS解禁”となったことに触れながら、「あいつ、本当に天然で言ってるのか何なのか……」と言いながら、嵐とTOKIOのメンバー全員で集まって話していた時、相葉雅紀に「(SNSを)フォローしてくださいよ」と言われた際のエピソードを披露した。

 松岡はガラケーのため、嵐のSNSをフォローできないという話で盛り上がったらしく、松岡は「ニノの『ほら! 松兄、ガラケーじゃん!』の、その冷たさ……」と、二宮和也にイジられてしまったことを笑いながら告白。さらに「横で黙って頷いてる松本(潤)。『うん、うん』みたいな。なんで俺、こんな扱いを朝から食らわなきゃいけないんだ!? みたいな」と、嵐の“ガラケーいじり”に物申す。

 これがよほど悔しかったのか、「(ガラケーが)なくなったら替えるよ、そりゃあ。俺だってバカじゃねーんだから!」と宣言した松岡。とは言いつつ、「今でも両方持ちしてる人、いっぱいいるじゃないですか。ガラケーの方がしゃべりやすい、なんつって。もう少し考えてほしいな、気持ちを」と、少数派の声が届きにくい社会を憂いていたのだった。

 先輩・後輩の仲良しエピソードとしては微笑ましいが、松岡をはじめとした“ガラケー愛用者”にとっては切実な問題なだけに、イジリはほどほどにした方がいいかもしれない。
(小沢由衣子)

沢尻エリカを複数の薬物に依存する“重度ジャンキー”にした周囲の大人たち

 合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕された沢尻エリカ容疑者が、警視庁の調べに対し新たな供述をしていることが18日、明らかになった。

 沢尻容疑者はMDMAのほか合成麻薬LSDとコカイン、大麻の使用も認め、「10年以上前に始めた」と供述。複数の違法薬物に依存していたことを供述した。

「沢尻容疑者は2009年9月、『重大な契約違反があった』として、前所属事務所との契約を解除されたが、今回明らかになった供述により薬物使用が理由だったことは明白。いくら演技力があって事務所にとってプラスにはなったかもしれないが、薬物を使用することによるデメリットを重要視しての賢明な判断だったようだ」(芸能プロ関係者)

 契約を解除された時点で、沢尻容疑者は前夫でハイパーメディアクリエーターの高城剛氏と結婚。高城氏とは“パリピの聖地”と言われるスペイン・イビザ島に渡航していたことなどから、現地でも違法薬物を使用していたことは想像に難くない。

 そしてその後、高城氏との離婚騒動が勃発し、現在の所属事務所である大手レコード会社エイベックスの傘下のマネジメント会社に移籍するのだが……。

「高城氏との離婚協議中には、スペインの大麻インストラクターとの不倫が発覚。12年の主演映画『ヘルタースケルター』のメガホンをとった蜷川実花監督は沢尻に好き勝手にやらせた。高城氏が告白したところによると、エイベックスの松浦勝人会長は高城氏との離婚を条件にエイベックス入りを快諾。そのため、一時期は松浦氏の愛人疑惑が囁かれたことも。結局、周囲の大人たちが沢尻容疑者にドラッグの恐ろしさや一般常識を教えなかったことも、彼女を重度のジャンキーにさせてしまった要因でしょう」(スポーツ紙記者)

 そんな沢尻容疑者を大河ドラマに起用したNHK。とんでもない“ババ”を引かされてしまった格好だ。

沢尻エリカを複数の薬物に依存する“重度ジャンキー”にした周囲の大人たち

 合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕された沢尻エリカ容疑者が、警視庁の調べに対し新たな供述をしていることが18日、明らかになった。

 沢尻容疑者はMDMAのほか合成麻薬LSDとコカイン、大麻の使用も認め、「10年以上前に始めた」と供述。複数の違法薬物に依存していたことを供述した。

「沢尻容疑者は2009年9月、『重大な契約違反があった』として、前所属事務所との契約を解除されたが、今回明らかになった供述により薬物使用が理由だったことは明白。いくら演技力があって事務所にとってプラスにはなったかもしれないが、薬物を使用することによるデメリットを重要視しての賢明な判断だったようだ」(芸能プロ関係者)

 契約を解除された時点で、沢尻容疑者は前夫でハイパーメディアクリエーターの高城剛氏と結婚。高城氏とは“パリピの聖地”と言われるスペイン・イビザ島に渡航していたことなどから、現地でも違法薬物を使用していたことは想像に難くない。

 そしてその後、高城氏との離婚騒動が勃発し、現在の所属事務所である大手レコード会社エイベックスの傘下のマネジメント会社に移籍するのだが……。

「高城氏との離婚協議中には、スペインの大麻インストラクターとの不倫が発覚。12年の主演映画『ヘルタースケルター』のメガホンをとった蜷川実花監督は沢尻に好き勝手にやらせた。高城氏が告白したところによると、エイベックスの松浦勝人会長は高城氏との離婚を条件にエイベックス入りを快諾。そのため、一時期は松浦氏の愛人疑惑が囁かれたことも。結局、周囲の大人たちが沢尻容疑者にドラッグの恐ろしさや一般常識を教えなかったことも、彼女を重度のジャンキーにさせてしまった要因でしょう」(スポーツ紙記者)

 そんな沢尻容疑者を大河ドラマに起用したNHK。とんでもない“ババ”を引かされてしまった格好だ。

平愛梨、第二子出産から17キロ増で本気のダイエット宣言するも、その内容に賛否の声

 平愛梨が15日、自身のインスタグラムを更新して話題になっている。

 平は現在、夫でサッカー選手の長友佑都とともにトルコに在住し、8月に第二子を出産。幸せいっぱいの様子を連日インスタグラムで公開している。

 そんな平が今回「本気で1ヶ月間走ってみようと思う。 好きなものは食べる。その分、歩いて、走って消化させる。」と第二子出産後に体重が17キロ増加したことを明かし、本気でダイエットすることを宣言した。

 この投稿にファンからは「今のままでも素敵だけど愛梨ちゃんの宣言は応援してます!」「頑張ってね!成功を祈ります!」「私も便乗したいです!」といった励ましの声が多く寄せられていた。

 平はこの投稿のハッシュタグに「#2男児寝た後#夜な夜なウォーキングしたり#と言ってもたった4回ぐらいやけども」とつづり、以前もダイエットをしたものの続かなかったことも示唆していた。

 この報告に対し、ネット上からは「子供が寝ている間にウォーキング?シッターさんいるからできるのかな」「子供いたら一般人は簡単にウォーキングに出れないよね。自分の時間があって羨ましい」「なんだ、シッターのいない私たちには真似できないダイエットだ」といった皮肉の声が寄せられてしまった。

 第二子出産によって増えてしまった体重を本気で戻そうとする今回の宣言。結果の報告を楽しみにしているファンの他に、また皮肉な気持ちを持つ人も出てくるかもしれない?

平愛梨、第二子出産から17キロ増で本気のダイエット宣言するも、その内容に賛否の声

 平愛梨が15日、自身のインスタグラムを更新して話題になっている。

 平は現在、夫でサッカー選手の長友佑都とともにトルコに在住し、8月に第二子を出産。幸せいっぱいの様子を連日インスタグラムで公開している。

 そんな平が今回「本気で1ヶ月間走ってみようと思う。 好きなものは食べる。その分、歩いて、走って消化させる。」と第二子出産後に体重が17キロ増加したことを明かし、本気でダイエットすることを宣言した。

 この投稿にファンからは「今のままでも素敵だけど愛梨ちゃんの宣言は応援してます!」「頑張ってね!成功を祈ります!」「私も便乗したいです!」といった励ましの声が多く寄せられていた。

 平はこの投稿のハッシュタグに「#2男児寝た後#夜な夜なウォーキングしたり#と言ってもたった4回ぐらいやけども」とつづり、以前もダイエットをしたものの続かなかったことも示唆していた。

 この報告に対し、ネット上からは「子供が寝ている間にウォーキング?シッターさんいるからできるのかな」「子供いたら一般人は簡単にウォーキングに出れないよね。自分の時間があって羨ましい」「なんだ、シッターのいない私たちには真似できないダイエットだ」といった皮肉の声が寄せられてしまった。

 第二子出産によって増えてしまった体重を本気で戻そうとする今回の宣言。結果の報告を楽しみにしているファンの他に、また皮肉な気持ちを持つ人も出てくるかもしれない?

萱野稔人と巡る【超・人間学】「宇宙生物学と脳の機能から見る人間」(後編)

――人間はどこから来たのか 人間は何者か 人間はどこに行くのか――。最先端の知見を有する学識者と“人間”について語り合う。(前編はこちら)

今月のゲスト
吉田たかよし[医学博士]

多彩な経歴を持つ吉田たかよし氏をゲストに迎えた対談後編。生命の起源とエントロピー、人間特有の高度に発達した脳と癌の意外な関係、全世界的な脳のネットワーク拡大における危惧とは――。

萱野 前回の最後に、吉田先生は生命を生み出したのは“環境の多様性”だとおっしゃいました。それは具体的にはどういうことでしょうか?

吉田 この宇宙ではあらゆるところで常に“エントロピー”が増大しています。水に角砂糖を入れたら砂糖水になりますが、その砂糖水は角砂糖と水に戻ることは絶対にありません。これは「秩序があるものは、やがて秩序が崩壊して、乱雑な方向にしか進まない」というエントロピー増大則で、宇宙を支配している物理法則です。それを考えると生命は不思議な存在です。生きている限り生物は秩序を維持していますし、生命の進化も乱雑とは正反対の方向に進んでいます。これはエントロピー増大則に真っ向から反していることです。では、私たちがどのように生命活動を維持しているかというと、食べ物というエントロピーが低いものを摂取して、エントロピーの大きい便を排泄するという、エントロピーの差を利用しているわけです。人体のエントロピーが増大しなくても、その周囲の環境を含めた全体としてはエントロピーが増大している。宇宙全体を見ても、そんな存在は生命だけなんです。つまり、生命の本質はエントロピーの偏りといっていいし、環境がすべて一様な状態からは絶対に生命は誕生しません。

萱野 その場合、生命とは、エントロピーの低さと高さを利用して、環境の中にそれまで存在しなかった秩序をみずから創造・維持する働きとして定義できるかもしれませんね。

萱野 吉田先生の著書で知ったのですが、生物の中で人間だけが「癌にかかりやすい」という特徴を持っているんですね。これは「人間とは何か」を考える上で、とても興味深いポイントだと感じました。

吉田 確かに癌にかかりやすいというのは、人間ならではの特徴のひとつです。地球上に酸素が増えたことで生物は、酸素のエネルギーを使って細胞を爆発的なスピードで増殖させる能力を手にしました。しかし、人間の体内に入った酸素の一部は活性酸素と呼ばれる不安定で反応性の高い物質となり、細胞膜や遺伝子を傷つけて、細胞が無限に増殖する癌を抑制する機能を壊してしまうのです。人間は大きく発達した脳が大量に酸素を消費するため、それだけ体内の活性酸素の量も増えてしまって癌の発症を助長しているわけです。

萱野 一般には、人間の長寿化が、癌の高い発症率の原因とされています。ただ、遺伝子がかなりの部分で人間と共通するチンパンジーの場合、人間が健康管理を行って高齢になるまで生きたとしても、癌の発症率は人間と比べて低いそうですね。

吉田 はい。チンパンジーが癌で死亡する確率はわずか2パーセントで、人間の場合、例えば日本人だと癌で死亡する割合は約30パーセントにのぼっています。この差は活性酸素の量だけでは説明できません。考えられる原因は、また脳に関わるものなのですが、“脂肪”なのです。人間の脳は膨大な情報を効率よく処理するために神経を脂肪(脂質)で覆うことで絶縁体にしており、実際、人間の脳は約6割が脂肪でできているんです。この脳の絶縁体としての脂肪を作るために、人間は進化の過程で脂肪酸を合成する高性能な酵素を獲得しました。癌細胞はその仕組みを利用することで、通常の細胞なら増殖できない低酸素状態でも、脂肪さえあれば増殖することができます。つまり、人間は脳を発達させるために獲得した酵素の働きによって、癌細胞を増殖させる能力も高めてしまったのです。

萱野 人間は、高性能な脳を手に入れることと引き換えに、癌にかかりやすくなってしまったと。

吉田 人間中心主義的に考えると、脳が大きくなって高度に発達したことは全面的に長所だと思ってしまいますが、生命全体で考えると脳が大きいことは、それだけ大量のエネルギーを消費して餓死のリスクが高まるため、大きな短所ともいえるんです。むしろ、生命進化の王道としては小さくできるものなら極力小さくしたほうがいい。ただ、約700万年前にチンパンジーとの共通祖先から分岐して以降、人類にとって癌のリスクよりも知恵を使って食べ物を得るメリットのほうが圧倒的に大きかった。人間であっても高齢になるまで癌になる可能性は低く、寿命の短かったかつての人類には大きな問題にはならなかったのです。高度な脳の機能で長寿を手にした現代人が癌に苦しめられるというのは、なんとも皮肉なことだと思います。

萱野 人間が長生きできるようになったことは人類社会の“進化”ではありますが、それによって人間は高性能な脳のリスクも大きくしてしまったんですね。

吉田 脳が発達したがための問題ということでいえば、人間の“精神”や“意識”も重要です。人間という生命を物質的な側面から見ることも大事ですが、心療内科医として私はこちらも見落としてはいけないと思います。人間の精神構造ということに関しては、まだその糸口しかわかっていませんが、心の病の治療を通し、日々、人間の“精神の危うさ”みたいなものを実感しています。例えば、鬱病などメンタルの病から回復するプロセスの中で、患者の人格がまったく違うものになっていく。こうしたことは何度も経験していることなんですね。一番衝撃を受けたのは、私が医学生の頃です。とてもお世話になっていた大学教授が髄膜炎になって、人格が一変しました。教授は素晴らしい知性と人格の持ち主で、私も大変尊敬していましたが、入院中は性的に下品な冗談をのべつ幕なしに言うようになって、突然踊りだすような奇行を繰り返すなど、まったく違う人間のようになっていました。これは髄膜炎の症状のひとつで、病気が治ればまた元に戻ったのですが、人格や精神というものは、揺るぎなく絶対的なものではないと、そのとき実感しました。

萱野 身体の状態によって、人格や精神もまったく変わってしまうということですね。

吉田 ところで、萱野先生は“幽体離脱”を体験されたことはありますか?

萱野 ありません。それはどのような感覚ですか?

吉田 正しくは“体外離脱体験”というのですが、自分の意識が体から抜け出て第三者的な視点で外から自分を見るような感覚です。私はこれまでに2回、体験しています。一度目はNHKのアナウンサー時代、テレビ番組の「シャチと仲良くなる」という企画があったのですが、その撮影でシャチに投げ飛ばされて頭を強打してしまったんです。そのとき、体外離脱を経験しました。とても生々しくリアルで、ほとんど信じていなかった超常的な現象について「あってもおかしくない」と感じるようになったのですね。それから人生観が一変して「死ぬまでにこの世に何かを残したい」という意識が芽生え、結果的に政治家を目指して加藤紘一先生の第一秘書になりました。その当時は加藤先生を総理大臣にして、ゆくゆくは自分も……と本気で考えていましたよ。

萱野 頭を強打する、という身体への刺激によって、世界観そのものまでもが変化してしまったと。

吉田 その後、脳の頭頂葉と後頭葉が隣接する“角回”という部位を刺激すると体外離脱体験が起こることがあるという研究論文を読んだのです。そこで試しに自分で角回に磁気刺激を行ってみたところ、シャチに投げ飛ばされたときとまったく同じ体外離脱体験が起き、それで再び人生観が変わってしまいました。最初の体外離脱も超常的な神秘体験などではなく、脳が生み出した幻想に過ぎなかったのだと悟って。それ以降、良くも悪くも自分の人格、自我といったものも、装置としての脳が生み出している現象に過ぎないという冷めた感覚がずっとあります。

萱野 確固とした自我や人格というものは、脳が生み出した虚構に過ぎないのではないか、ということでしょうか?

吉田 そういった自己イメージや世界観を作り出す自我そのものが、私には疑わしいものに感じられます。先ほどもお話ししましたが、鬱病の治療前後で別人のように人が変わることは珍しくありません。メンタルの病を抱えていない人でも、体調が悪くなれば憂鬱になるし、何か嫌なことがあればイライラもします。そういうときの自分と楽しいことがあってワクワクしているときの自分、その2つは果たしてまったく同じ自分であるといえるのか、そういう疑問があるのです。

萱野 意識は身体の状態によって変わり得ると同時に、環境によっても変わりますよね。具体的な環境の変化と意識への影響についてはさまざまな研究がありますが、環境によって意識や考えが変わるというのは経験的にも多くの人が納得することだと思います。その点で言えば、自我や意識を作り出す脳は単体で完結しているわけではありません。それは身体を通じて外の環境ともつながりながら、意識や精神といったものを生み出しています。

吉田 人間の脳は“外側”とのフィードバックで機能している装置なんですよ。この脳の外側には、体内と体外の2つがあります。私たちの世界で注目されているのは“情動末梢説”と呼ばれるもので、人間の原始的な感情=情動は脳で自動的に発生するものではなく、“末梢”で起こる反応が先にあるというものです。末梢とは、頭蓋骨に収まっている脳を“中枢”と呼ぶのに対し、その外側を指すものです。

萱野 具体的にはどういうことでしょうか?

吉田 この分野の研究でエポックメイキングだったのは、“デュシェンヌ・スマイル”です。これは口元を上げるだけじゃなく、目尻が下がってシワができる笑顔のこと。この表情を意識的に作ると、たとえ作り笑顔であっても、表情筋の変化が脳にフィードバックされて、本当に“楽しい”という感情が後から生まれるんです。また、逆に目尻のシワをなくそうと眼輪筋にボトックス注射をすると、望んでいた美容効果を得られたのに、表情筋が動かないために楽しいという感情が生まれにくくなって、鬱が生じやすくなるという研究論文も発表されています。つまり、人間の感情は脳だけで創られているのではなく、末梢からのフィードバックも大きな役割を果たしているんですね。私のクリニックでも、鬱病患者に対し身体の動きのフィードバックを重視した運動療法を行い、大きな治療効果が出ています。

萱野 もう一方の“体外”からのフィードバックは、どのようなものとして考えられますか?

吉田 人間の脳はコンピューターにたとえられることが多いですが、どちらかというとスマートフォンに近いと私は考えています。単体で情報処理を行うマシンではなく、他者とのコミュニケーションツールであるスマートフォンのように、人間の脳は無意識のうちに周りの人間の脳と相互のネットワークでつながり合って働いているということです。例えば、今私がこうして話していることは、萱野先生が目の前にいて、こちらの話に頷いたり、表情を変えたり、手を動かしたりする挙動のひとつ一つに私の脳が反応し、それが話の展開や口調にまで影響を与えてアウトプットされているわけです。この周囲の人間とのフィードバックというのは脳にとって非常に重要なんです。例えば何かのきっかけで引きこもりのように他者と関係を断った状態になると、脳と脳が無意識のうちに行っていた他者とのネットワークが働かなくなり、脳が隔絶されてしまうので、引きこもりから抜け出せなくなってしまうのです。

萱野 悩んでいる人に対して「考え方を変えよう」とアドバイスする人がいます。「もっとポジティブに考えようよ」といったように、ですね。でも自分の考え方はそう簡単に変えられません。自分の考えを変えるためには、まずは行動を変えなくてはならない。行動を変えれば感情や意識も変わってきます。もちろんその行動には、よく笑うといった些細なことから、日常の習慣や他者とのコミュニケーションも含まれます。そういった点からも、脳が機能的に身体や環境とつながってフィードバックを重ねているということがよくわかりますね。ただその場合、脳の境界はどこにあると考えればいいでしょうか?

吉田 解剖学的には中枢神経が脳で、末梢神経は脳ではないと区別されます。これは単純に物理的な位置による定義ですが、機能としての脳の境界は、厳密に言えばどこにも存在しないと私は考えています。表情筋のような身体の動きも情動を生み出している以上、機能的には脳と一体化しているとしていいのではないでしょうか。そして、自分の周囲にいる他者も互いの脳に影響を与え合う意味では、ネットワークでつながった脳の一部になっています。突き詰めて考えれば、現代はインターネットで世界全体がつながったひとつの脳ともいえるでしょう。

萱野 その点で言うと、望遠鏡でもテレビでも、パソコンでもインターネットでも、テクノロジーとは脳がみずからの機能を拡張するために生み出したものだと考えることもできそうですね。それを通じてさらに脳はフィードバックの範囲を広げている、と。

吉田 そうです。相互作用によるフィードバックこそが脳の本質です。脳そのものも統一されたひとつの器官ではなく、大きく分けると自我を作っている前頭前野や原始的な感情を司る大脳辺縁系、さらにその中には扁桃体、海馬など、いくつもの部位が相互作用することで情報処理をして、全体としての意識を創り上げています。そういう意味で考えると、今の私と萱野先生は明らかに強い情報の伝達をし合っているわけで、今この瞬間は萱野先生の脳は私の脳の一部であり、私の脳は萱野先生の脳の一部になっているといえるんです。これは人間の脳にとりわけ顕著な特徴なんですね。

萱野 他者も含めた環境とのコミュニケーションが、人間の脳の本質だということですね。

吉田 他者とのコミュニケーションがインターネットとSNSの普及によって急激に広がり、質量とも大きく変化してきたことに私は一抹の不安を感じています。実際、SNSによって人間のエゴや妬みが増幅していることを検証している論文も数多く出ていますが、それも必然ではないかと。現代社会のネットを介したコミュニケーションは、人間の本来の姿から逸脱していくように感じるし、その延長線で進んでいって人間は大丈夫なのか危惧しています。

萱野 確かに現代は、他者とのコミュニケーションにこれまでにない負荷がかかっている時代だといえるかもしれません。上の世代と比べても、今の若い世代は他者とのコミュニケーションに多大な配慮を注いでいます。今後、そのストレスに人間の脳はどこまで耐えられるのか。大学で学生と接していても、メンタルで悩んでいる人はとても多い。

吉田 “メンタル面での不調”まで広げたら、現代人の9割はなんらかの形で精神的な悩みを抱えているのではないでしょうか。それは文明のあり方として正しいのか疑問を感じますし、近い未来に人類を揺るがすような大きな問題が起こるのではないかと強い危機感を持っています。

萱野 それだけ脳は他者とのコミュニケーションから大きな影響を受けるということですね。

吉田 人間のコミュニケーションは、本来、言語だけによるものではありません。表情や声のトーン、身振り手振りや匂いまで、さまざまな要素が複雑に絡んでいるものです。そのすべてが大なり小なり脳の相互作用を生み出してバランスをとっています。今の社会に不安を感じる最大の要因は、ネットによる限られた情報伝達が支配的になっているために、脳が本来持っている多様な機能がとても偏った状態に歪められていることです。私はそこに、底知れない危うさを感じます。

(月刊サイゾー11月号より)

吉田たかよし
1964年生まれ。医学博士。受験生専門の心療内科「本郷赤門前クリニック」院長。受験医学研究所代表。東京大学大学院工学系研究科卒業後、NHKに入局。その後、東京大学大学院医学研究科・医学博士課程修了。加藤紘一元自民党幹事長の公設第一秘書、東京理科大学客員教授も歴任。主な著書に『受験うつ』(光文社新書)、『宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議 』(講談社現代新書) など。

萱野稔人
1970年生まれ。哲学者。津田塾大学教授。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。主な著書に『国家とは何か』(以文社)、『死刑 その哲学的考察』(ちくま新書)、『社会のしくみが手に取るようにわかる哲学入門』(小社刊行)など。

(写真/永峰拓也)