グルタチオン配合の「白玉点滴」「美白サプリ」はニセ医学? 医師に聞く「証拠はほぼない」恐るべき実態

 近頃、美白効果が得られるとされる成分「グルタチオン」配合のサプリメントや点滴が、美容意識の高い女性の間でブームになっているのをご存じだろうか。人気有名人がオススメしていることもあってか、経口用サプリ「リプライセル リポソーム GSH グルタチオン」が飛ぶように売れ、また美容クリニックではグルタチオン配合の「白玉点滴」が人気を博しているという。ネット上には、実際に「肌が白くなった」「シミ対策に最適」といった声が飛び交っているが、一方で、その効果や安全性に疑問を抱く人も少なくない様子。そこで今回、『「ニセ医学」に騙されないために』(内外出版社)の著者であり、世にはびこる「医学のデマ情報」に鋭い目を向けている内科医・名取宏氏に取材を行い、グルタチオンの効果や安全性について、話をお聞きした。

1万円もザラの「白玉点滴」――グルタチオン1アンプルは数十円!?

――まず、グルタチオンとはどのようなものでしょうか。

名取宏氏(以下、名取) グルタチオンは「グルタミン酸」「システイン」「グリシン」という3つのアミノ酸によって形成される低分子量のペプチドです。体内にも存在し、抗酸化作用を有するものなので、“理論上”、体に良い可能性は十分あると言えるでしょう。

 また、グルタチオンは、そもそも美容目的で用いられるものではなく、「日本薬局方」(医薬品の規格基準書)に収載されている公的な医薬品で、薬物中毒、慢性肝疾患における肝機能の改善、急性湿疹などに効能または効果があるとされています。

――薬物中毒に慢性肝疾患……「美白」とはまったく異なる病気に用いられる医薬品なのですね。

名取 ただグルタチオンは、一言で言うと「昔の薬」で、現在ではあまり使われない医薬品と言えます。慢性肝疾患は私の専門分野ですが、グルタチオンを実地臨床で使ったことはありませんし、使っているほかの肝臓内科医も知りませんね。また、肝疾患以外のほかの疾患にも、ほとんど使われていないのではないかと思います。グルタチオンの添付文書に掲載されている文献の多くが、和文の、しかも1970年前後のきわめて古いもので、現在の基準ではとうてい保険適用されるレベルの医薬品ではありません。EBM(エビデンスに基づいた医療)という考え方が浸透するずっと以前に保険適用されてしまった医薬品と言えるでしょう。

――「昔の薬」が、いま美容界でブームになっているのも、なかなか不思議な話ですね。グルタチオン配合の「白玉点滴」のように、自費診療のクリニックが、公的な医薬品を保険適用外使用するというのは、珍しくないのでしょうか。

名取 そうですね。国内で承認された医薬品は、薬局を通して容易にかつ安価で購入することができるのですが、それを「こうした効果・効能もありますよ」というふうに付加価値をつけて宣伝し、高額な自費診療で提供することは珍しくないでしょう。注射用グルタチオンも、薬価は実は1アンプル数十円程度なのですが、美容クリニックの「白玉点滴」は、何アンプル使用しているか不明ではあるものの、1万円以上することもザラだと言います。

 また、がんに効果があるとされる「高濃度ビタミンC点滴療法」も同様です。ビタミンCのアンプル自体は医薬品で安く手に入るのですが、それを自費診療として高い値段をつけて提供している。「高濃度ビタミンC点滴療法」自体、あまり根拠のないものなんですけどね。

――経口サプリの「リプライセル リポソーム GSH グルタチオン」が、現在、売れているようなのですが、実際に美白効果は望めるのでしょうか。

名取 私も調べてみて驚いたのですが、経口のグルタチオンについては美白効果があったとする臨床研究が少ないながらあります。ただし、研究の質はあまり高くなく、本当に効果があるかどうかは確定的ではありません。また、どれぐらいの量をどれぐらいの期間摂取すればいいのかも一定の見解はありません。うがった見方をすると、サプリを売りたいメーカー側が、小規模な臨床研究を行い、たまたま良い結果が出たものだけを発表した可能性も否定できません。そもそも「美白」というのは、主観的に判断されがちという点も踏まえ、経口のグルタチオンは、美白に「効かないとは言えないが、効くとも言えない」程度のものなのではないでしょうか。

――安全性の面ではいかがでしょうか。

名取 経口のグルタチオン摂取は、かなり安全だと思われます。ただ、医薬品のグルタチオン錠ではなく、グルタチオンを含むサプリメントの類いだと、安全性が保証されているとは限りません。

――ちなみに「リプライセル リポソーム GSH グルタチオン」は、「栄養素破壊から保護するために不可欠なリン脂質によって作られたリポソームを使用している」点をアピールしています。つまり「グルタチオンが体内に長く残る」ことで、ほかの経口サプリと差別化を図っているようです。

名取 「リプライセル リポソーム GSH グルタチオン」は、医薬品ではなくサプリなので、ちゃんとした論文がない、もしくはあっても提示されていないと思うのですが、本当にリン脂質によって栄養素破壊から保護されるというデータはあるのか、もし保護されたとして美白効果が上がるというデータはあるのか、疑問を抱かざるを得ません。そもそも美白効果自体があるかどうか、わからないですしね。

 もう一つ、グルタチオンが「体内に長く残る」というのは、直感的に「怖い」と思いました。それだけ副作用のリスクが上がるからです。一般的なグルタチオン錠には、これまで大きな副作用はなかったものの、リン脂質という“余計なもの”をくっつけたせいで、副作用が出る可能性もあります。副作用のリスクについては、果たしてちゃんと調べているのでしょうか。もし調べているのであれば、それを提示すべきだと思います。

―― 一方で、「白玉点滴」に関してはいかがでしょうか。

名取 注射によるグルタチオンの美白効果についての証拠はほとんどありません。逆に、効果の乏しさと危険性について、複数の専門家から注意喚起がなされています。臨床医の間でトップレベルに評価されているイギリスの医学雑誌「BMJ」で、ある皮膚科医が「非倫理的(Unethical)」と強く批判していたことも。色素異常症などの病理研究に携わる中、効果のほどがわからない美白目的でのグルタチオン注射の治療を行うのは「危ない」と感じ、警鐘を鳴らしたかったのではないかとも考えられます。また、米国FDA(アメリカ食品医薬品局)も、消費者に対して「潜在的に重大な安全上のリスク(a potentially significant safety risk)」をもたらすとしています。このようにFDAが承認していない製剤が使われているため、米国では「危険性が高い」と考えられているようですね。

――海外で「危険」とされているのに、日本でブームとなっているとは、驚きを隠せません。

名取 ただ、日本では医薬品として承認されている製剤であれば、危険性は低いでしょう。一方で、製剤そのもののリスクとは別に、注射針を刺すこと自体に一定のリスクはありますし、薬液を点滴に混ぜたり、点滴ボトルに通気針を刺したりする一連の行為で、注射液が汚染されるリスクもあります。効果が同じであれば注射・点滴ではなく経口投与するのが医学上の常識です。

――美容クリニックでは、「経口より点滴の方が効果的」と説明されるケースも多いようですが。

名取 美容点滴に限らずですが、確かに「点滴の方が効きそうな気がする」という患者さんはたまにいらっしゃいます。日本では過去に、開業医がサービスの一環として、患者さんに点滴をよく打っていたことがあったそうなのですが、現在では「よろしくない」と認識されているのです。そんな中、美容クリニックでは堂々と行われていると聞くと、「文化が違う」と驚く部分はありますね。

 しかし、美容目的のグルタチオン投与では、効果が同じどころか、むしろ注射製剤の方がエビデンスに乏しい。そうなると、経口製剤ではなく、わざわざ点滴投与する意味がわかりません。「『点滴の方が効果的』と考える患者さんが多そうだから」「点滴の方が高い値段をつけられるから」といった、美容クリニック側のよこしまな動機が働いているとしか思えません。

――美容サプリや美容点滴などを試す際、どのような点に気をつけるべきだと思いますか。

名取 正直に言いまして、私にはわかりません。病気に対する治療であれば、保険適用になっているものを選べば、ほぼ間違いないのですが、美容に関しては、保険適用のようなわかりやすい基準がありません。強いて言えば、「あまりにも高価なものは避ける」「信じすぎない。期待しすぎない」「有名人がオススメしていることは、何ら根拠にならない」などを、肝に銘じることだと思います。

 今回、特に「白玉点滴」を調べてみて思ったのは、美容医療の分野には、信頼できない情報がはびこっているということ。まさに「魑魅魍魎」という感じですね。大きなお金が動く割に、一般的な医学分野のように専門家のチェックが入りにくいから、このような状況が生まれているのではないでしょうか。もちろん、美容クリニックが全て悪だというわけではなく、よろしくないことをやっているクリニックが、「白玉点滴」などの根拠に乏しい美容医療に手を出すイメージです。そういったクリニックは、美容以外にも、自費診療で「高濃度ビタミンC点滴療法」や「血液クレンジング」を提供しているように思います。

――今回の「グルタチオン」に限らず、「ニセ医学」が横行し、しかも流行してしまう背景についてどう思われますか。

名取 残念なことですが、標準的な医療が必ずしも満足のいく結果を出せていないことがその一因でしょう。標準的な医療が、がんでもアトピー性皮膚炎でも副作用なく、全部治せることができれば、「ニセ医学」がはやる余地はありません。ただ、医学は日々進歩しています。100%治すことはできなくても、少しでも治る確率の高い治療を提供することはできます。

 誇大な宣伝や嘘も、「ニセ医学」がはやる理由の一つです。標準的な医療を提供する医師は、治療の限界や副作用について、正確な情報を提供しなければなりません。治らないときは「治りません」と説明します。その際、医師は患者さんを不安にさせないよう、伝え方などに工夫を凝らすものですが、中には、患者さんに不信感を抱かせてしまうケースもあるように思います。そんなとき、しばしば治療の効果を誇大に宣伝したり、副作用がないと嘘をついたりする「ニセ医学」を求めてしまう患者さんが一定数出てくるのではないでしょうか。

――なかなか一般人が、エビデンスに基づく正しい情報を得るのは難しい面もあるように感じます。

名取 実際に、クリニックで横行する未承認の“インチキ”幹細胞療法に対し、日本再生医療学会が声明を出して、法律がつくられた例もあります。このように、医学会などの専門家集団が、もっと注意喚起をしていくべきなのかもしれませんね。

名取宏(なとり・ひろむ)
内科医。医学部を卒業後、大学病院勤務、大学院などを経て、現在は市中病院に勤務。Twitterやブログで情報を発信している。著書に『「ニセ医学」に騙されないために』(内外出版社)がある。
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田代まさし5度目の逮捕、嵐サブスク解禁の裏事情……週末芸能ニュース雑話

5度目の逮捕・田代まさしに同情の声

デスクH 田代まさしが、また覚せい剤で逮捕されちゃったね。最近は芸能活動も少しずつ軌道に乗ってきていただけに、残念だよ。

記者T 宮城県警は、田代容疑者が今年8月、塩釜市内のホテルで覚せい剤を所持していた疑いで逮捕状を取り、11月7日に都内で接触。その際に、田代容疑者が覚せい剤を持っていたことから、現行犯逮捕しました。

デスク 逮捕前にはパーティーで陽気に踊る姿や、電車内での奇行も目撃されていたことから、再犯を疑う人も多かったみたいだね。

記者T ただSNSでは、「またかよ!」という声よりも、覚せい剤を断ち続ける難しさや、カモにされ続ける怖さに言及している人が多い印象ですね。これまでに薬物事件で4度逮捕され、懲役刑も受けている田代ですが、14年に仮釈放後、民間施設「ダルク」で薬物依存リハビリプログラムを受け始め、自身もスタッフとして、講演会などに登壇するようになりました。また、今年6月にYouTubeチャンネルを開設。7月には『バリバラ』(NHK Eテレ)、8月には『NEWSな2人』(TBS系)と、地上波のトーク番組にも出演。絶縁状態だった子どもたちとも普通に会えるようになったりと、公私共に順調のように見えたんですが……。

デスク 一度信頼をすべて失って、少しずつそれを取り戻していった矢先、薬物に手を出してしまう、というのが田代のパターン。以前、日刊サイゾーのインタビュー(参照記事)で、芸能界でのプレッシャーに耐えきれず、薬物に頼ってしまったと語っていたけど、今回も芸能の仕事がうまく回りだしたことで、またプレッシャーに負けちゃったのかな。「薬物は意志ではやめたくても、脳が覚えているんです。そうなると、どうにもならない」「今までハッピーになりたいとか仕事がうまくいくようにとか、そういう気持ちで使っていたのが、そのうち生活のために使うようになってくる」って言葉、リアルだったなぁ。

記者 過去にはテレビ番組で、握手会で握手してきた男が覚醒剤の小袋を渡し、包み紙に電話番号が書かれていたことで再び薬物に手を染めたと明かしていましたが、こうやって足を引っ張る人間が周りにいくらでもいるから、そこを断ち切るのも難しいですよね。

デスク 薬物乱用はダメ。ゼッタイ。

記者 薬物事件といえば、元スノーボード日本代表の国母和宏容疑者も、大麻取締法違反で逮捕されました。2010年のバンクーバー五輪後は、指導者やプロスノーボーダーとして活躍。14年ソチ五輪、18年平昌五輪で銀メダルを獲得した平野歩夢選手のコーチも務めていたんですが、18年にアメリカから国際郵便で大麻を送り、日本に密輸した容疑がかけられています。大麻に限らず、薬物事件では国際郵便を使った手口が横行していて、手慣れた犯行だと見る声も多いです。

デスク 今回動いたのは、警視庁ではなく、またしても厚生労働省麻薬取締部(マトリ)。5月に大麻取締法違反で逮捕、起訴された元KAT-TUN・田口淳之介に続いて、見せしめ的な面も大きいだろうね。ちょうど麻薬・覚醒剤乱用防止運動月間だし。そういえば、時を同じくして元女優・高樹沙耶が大麻合法化を訴える会見を開いて、「日本の法律は大麻に厳しすぎる」と国母容疑者を擁護していたけど、執行猶予中でありながら大麻礼賛をやめない姿勢はマトリへの挑発に近い。彼女はいまだにマトリの監視対象から外されていないというし、人のことより、まずは自分のことだよ。懲役刑食らったら、大麻解禁の活動どころじゃないからね。

デスク 解禁といえば、嵐がついに楽曲配信を解禁したけど、出だしは好調みたいだね(参照記事)。

記者 デビュー20周年を迎えた11月3日、新曲「Turning Up」を含めたデビューからの全シングル65曲のサブスクリプション型ストリーミング配信を開始。初日から抜群の注目度で、各音楽配信サイトでは嵐の楽曲が大量ランクインしました。これまでかたくなにCDにこだわっていたジャニーズでしたが、2020年をもって活動を休止する嵐の売り上げを確保したい、という思惑があるのでしょう。サブスク配信であれば、ユーザーが再生するごとにアーティスト側にお金が入るシステムなので、活動休止後の重要な収入源になりますからね。さらに、今回のサブスク解禁を海外進出への足掛かりにするのでは、とみられています。

デスク 日本ではまだまだ根強い人気があるジャニーズだけど、世界で戦えるレベルではない。それこそ、BTSをはじめとしたK-POPに続け、ってことだね。最近では『Produce101 Japan(プデュ)』(TBS系)がドルヲタを中心に人気を集めてて、次々とプデュ沼にハマるジャニヲタも続出してるとか。アイドルを夢見る練習生たちがデビューを勝ち取るために熾烈なバトルを繰り広げる視聴者参加型のオーディション番組なんだけど、往年の『ASAYAN』(テレビ東京系)進化版みたいで、確かに面白い。

記者 ただこのプデュの本家・韓国では、11人組ボーイズグループ「X1」誕生に際し、番組プロデューサーら制作スタッフ2名が投票操作をしたとして逮捕されました(参照記事)。同番組では過去3シリーズが放送され、I.O.I、Wanna Oneや、HKT48・宮脇咲良らが所属するIZ*ONEといった人気グループが誕生していますが、逮捕されたプロデューサーはこのすべて関わっていたことから、他グループでもヤラセがあったのではと疑われています。日本版は9月からTBSで放送されていますが、ヤラセ問題で世間を騒がせているTBSとあって、こちらにも疑いの目が向けられています。

デスク えっ、ヤラセで逮捕されちゃうの!? 韓国こえ~!!

記者 練習生の人生懸かってますからね。日本のヤラセ番組も、韓国を見習って、緊張感をもって番組作りをしてほしいものです。

「逆ギレできる立場じゃない」「子作りより先に納税」税金滞納が物議を醸した有名人3人

 10月23日、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が、2016年から3年間で法人所得約1億1800万円を無申告だったことが、ニュースサイト「FNN.jpプライムオンライン」の報道により発覚。その後、過去にも国税局から15年までの所得が無申告だったと指摘され、さらに個人会社「チューリップ」および徳井個人が社会保険の加入手続きをしていなかったという新事実も明らかになっている。同月24日には都内で謝罪会見を行い、26日に所属事務所の吉本興業が徳井の芸能活動自粛を発表した。

「すでに修正申告と追加徴税約3700万円の納付は済ませたそうですが、次々と明らかになった徳井のルーズさに、『何度も指摘されているなら、「忘れていた」で済まされる話じゃない』『バレなければ、しらばっくれようとしていたんでしょ?』『国民の義務を果たしてない人間は最低』とネット上はシビアな反応を見せています」(芸能ライター)  

 税金滞納が取り沙汰された有名人は徳井以外にもいる。ビッグダディこと林下清志もその一人だ。

「13年5月30日号の『女性セブン』(小学館)が、林下の税金滞納を報じました。林下は同年3月に預金を引き出そうとしたところ残高が“0”になっていたといい、『いくらなんでも、0はねえだろと思って記帳したら、カタカナで『サシオサエ』って印字されて出てきたの。初めてみたよ、そんなの……』と語っています。原因は2年間で約100万の税金が未払いだったことだといい、ネットユーザーからは『林下自身は自業自得だから仕方ないけど、子どもたちの生活はどうするの』『テレビでの言動から常識がないと思っていたけど、ここまでアホだったんだね』『子作りより先に、税金を支払え』と厳しい声が続出したんです」(同)  

 また、脳科学者の茂木健一郎氏は09年11月、東京国税局から08年までの3年間で、約4億円の所得の申告漏れを指摘されていたことが報じられた。報道の時点で無申告分の税金を納め、その後、無申告加算税分も納付したという。

「しかし、報道から4年以上経過した後も、Twitter上では一般ユーザーから『脱税した人間が、他者に意見を言う資格はない』など、茂木に対して批判的なコメントが寄せられたそうなんです。そして、14年6月18日に茂木は自身のTwitterに『オレが申告してなかったのは悪いよ。謝る、ごめんな。でも、倍返しでたくさん払ったんだよ。ものすごく損した。その後も毎年たくさん納税して、国家の財政に貢献している。お前らにごちゃごちゃ言われる筋合いはない!』(現在は削除済み)と投稿しました。茂木の“逆ギレ”とも取れる投稿に、ネット上からは『批判されても仕方ないことをした茂木が悪い』『逆ギレできる立場じゃないでしょ』『「倍返しでたくさん払った」って、当然のことなのでは?』と厳しい意見が相次ぎました」(同)  

 国民の3大義務の1つである“納税”。義務を怠った有名人の信用や好感度が落ちてしまうのは仕方がないことのようだ。
(立花はるか)

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「13年5月30日号の『女性セブン』(小学館)が、林下の税金滞納を報じました。林下は同年3月に預金を引き出そうとしたところ残高が“0”になっていたといい、『いくらなんでも、0はねえだろと思って記帳したら、カタカナで『サシオサエ』って印字されて出てきたの。初めてみたよ、そんなの……』と語っています。原因は2年間で約100万の税金が未払いだったことだといい、ネットユーザーからは『林下自身は自業自得だから仕方ないけど、子どもたちの生活はどうするの』『テレビでの言動から常識がないと思っていたけど、ここまでアホだったんだね』『子作りより先に、税金を支払え』と厳しい声が続出したんです」(同)  

 また、脳科学者の茂木健一郎氏は09年11月、東京国税局から08年までの3年間で、約4億円の所得の申告漏れを指摘されていたことが報じられた。報道の時点で無申告分の税金を納め、その後、無申告加算税分も納付したという。

「しかし、報道から4年以上経過した後も、Twitter上では一般ユーザーから『脱税した人間が、他者に意見を言う資格はない』など、茂木に対して批判的なコメントが寄せられたそうなんです。そして、14年6月18日に茂木は自身のTwitterに『オレが申告してなかったのは悪いよ。謝る、ごめんな。でも、倍返しでたくさん払ったんだよ。ものすごく損した。その後も毎年たくさん納税して、国家の財政に貢献している。お前らにごちゃごちゃ言われる筋合いはない!』(現在は削除済み)と投稿しました。茂木の“逆ギレ”とも取れる投稿に、ネット上からは『批判されても仕方ないことをした茂木が悪い』『逆ギレできる立場じゃないでしょ』『「倍返しでたくさん払った」って、当然のことなのでは?』と厳しい意見が相次ぎました」(同)  

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【100均ずぼらシュラン】セリア「Tシャツロール」他5アイテム【週間まとめ11/4~11/8】

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドのアイテムを、ズボラなアラサー女子が私見全開で斬る「ダイソーずぼらシュラン」、今週のまとめです。

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セリア【Tシャツロール】

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洋服を筒状に収納できる画期的なアイテム・Tシャツロール。10枚入り。

ダイソー【ファンデーションブラシ】

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セリア【ロングピンセット 25cm(直型)】

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鑑賞用の植物標本“ハーバリウム”作りに使えるロングピンセット。直さ25cm。

ダイソー【収納ボックス 木目柄 カラーBOX対応 ハーフ】

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カラーボックスの中に2つ入る大きさの収納ボックス。柄は濃いめの茶色の木目調。

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田代まさしの再犯にみる「薬物依存リハビリ」の大きな遅れ…薬物の怖さではなく快楽を伝える本末転倒な施設も

 元タレントの田代まさし(本名・田代政)容疑者が11月6日、覚せい剤を所持していたとして、宮城県警に逮捕された。

 8月に田代容疑者が塩釜市のホテルに泊まった際、覚せい剤を使用した痕跡が発見され、宮城県警は内偵調査を行っていたという。そして、11月6日に都内で覚せい剤を所持していたところを現行犯逮捕された形だ。

 逮捕は今回で5度目、過去2度の懲役で約7年間服役している田代容疑者。2014年に出所した後は、薬物依存症のリハビリ施設である「ダルク」の職員として勤務しながら、メディアに登場し、薬物の危険性を訴えていた。

「田代は“薬物は一生やめられない”ということをよく話していました。だからこそ、毎日毎日“今日はクスリをやらなかった”という努力を重ねていかなくてはならないとも話していた。たしかに、そういう考え方のリハビリもあるとは思いますが、実際には“一生やめられない”という言葉に甘えて、またクスリに手を出していただけのこと。これじゃあリハビリの効果なんてまったくないようなものです」(薬物問題に詳しいジャーナリスト)

 日本は諸外国に比べて、薬物依存克服支援が著しく遅れていると言われている。

「ダルクのような支援施設はいくつかありますが、数も種類も少なすぎる。それこそ、田代についてもダルクのリハビリの方向性が合わないのであれば、別の克服プログラムを受けるべき。でも、そういった選択肢が圧倒的に少ないがゆえに、再犯してしまう。これは由々しき事態だといえるでしょう」(同)

 また、薬物依存の克服支援施設のなかには、ろくでもないものもあるようだ。大手芸能事務所関係者はこんなエピソードを明かす。

「某芸能事務所が、とある薬物依存者支援団体に頼んで、所属タレントや社員向けに薬物の怖さを知ってもらうための講演を開いたことがあるんですよ。そこでは元薬物依存者が出てきたんですが、ヘラヘラ笑いながら“いかに覚せい剤で気持ちよくなれるか”という話を延々とするんです。もちろん、それだけ気持ちいいということは絶対に抜けられるものではないので、手を出してはいけない…といういうことを伝えたいのはわかりますが、あれだと逆にどれだけ気持ちよくなれるのか、興味を持ってしまう。完全に逆効果ですよね。まるで薬物依存者を作り出したいかのような講演で、ああいった団体は絶対に信用できません」

 本気で薬物依存の問題に立ち向かうのであれば、克服支援は絶対になくてはならないもの。さまざまなケースに対応できるような支援プログラムの充実化を図らない限り、田代容疑者のような再犯者を生み続けることとなるだろう。

『モトカレマニア』打ち切り決定的! 連ドラ史上ワースト2位記録の「戦犯」は?

 11月7日放送の連続ドラマ『モトカレマニア』(フジテレビ系)第4話が、記録的な低視聴率を叩き出したことにより、業界で波紋を呼んでいるという。現時点で、21世紀以降、テレビ東京を除いたゴールデン・プライム帯(午後7時~11時台)の連続ドラマで、史上ワースト単話視聴率を記録しているのは、2015年放送『HEAT』(同)第6話の2.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だが、『モトカレマニア』第4話は、それに次ぐ3.0%。すでに「打ち切りは決定的」(テレビ局関係者)という声も上がっているそうだ。

 『HEAT』第6話が史上最低記録を更新するまでは、13年の『夫のカノジョ』(TBS系)第5話が3.0%でワーストの座に君臨していた。今回の『モトカレマニア』第4話は、ワースト2位タイとなる。

「新木優子と高良健吾がダブル主演する『モトカレマニア』は、難波ユカリ氏の同名漫画を実写化した恋愛ドラマ。過去の恋愛を引きずるヒロインが、そのモトカレと再会するところから物語がスタートします。最新話となる第4話は、直前まで放送されていた『ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝戦』井上尚弥選手対ノニト・ドネア選手の中継が延長になったため、スタートが30分遅れとなりました。ただ、放送時間が変更になったとはいえ、この数字は“狙っても出せない”ほどの低い水準。『HEAT』が記録したワーストの2%台も視野に入ってきています」(同)

 なお、打ち切りが検討され始めるのは、5%を割った段階と言われており、事実『HEAT』も『夫のカノジョ』も “打ち切り”になっている。そのため、『モトカレマニア』も「話数がカットされることになるはず」(同)という。

「ワースト視聴率もさることながら、『HEAT』はさらなる悪夢もありました。ドラマ放送前から続編映画化の制作が決定していたものの、あまりの低視聴率ぶりに映画の計画まで消滅するという珍事が起きました」(同)

 不幸中の幸いか、『モトカレマニア』にはマルチメディア化の予定はないそうで、放送回数を減らすことで、少しでも傷口を小さくする形で放送を終えるとみられる。

「当然この責任は、主演2人とプロデューサーが負うことになりますが、ダブル主演で責任が分散されたのは、新木、高良にとってはラッキーだったかもしれません。またプロデューサーも、実は元々予定されていた人物から、諸事情で急きょ“バトンタッチ”された局員なんです。優秀なプロデューサーではあるものの、準備期間の少なさもあってか、結果は悲惨なことに。今回の爆死で『人事異動』ということにならなければいいのですが……」(芸能プロ関係者)

 同情的な声も聞かれる『モトカレマニア』だが、ワースト視聴率の更新に、注目が集まっているのも事実だろう。次週以降の視聴率推移を見守っていきたい。

松本人志、『ナイトスクープ』200万円オファーに“実質ノーギャラ”を逆提案の舞台裏

 テレビ界の「帝王」をして、緊張せしめる番組はなかなかないだろう。

 ダウンタウンの松本人志が11月8日、第3代局長に就任した『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の初収録に臨んだ。

 スタジオに入った松本は、「カンペ読んだことないからな。意外と遠いな。いけるかな」と緊張した面持ち。「探偵ナイトスクープの時間がやってまいりました。複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、さまざまな……。もうちょっとカンペ前! カンペ遠いねん! もう一回やらせてください」と、まさかのNGスタートとなった。

「テイク2は無難にまとめ、出演者から局長就任を祝福された松本は、『新鮮さしかない。私も初めてですけど、秘書も初めて。しばらくはこのグズグズ感を楽しんでいただきたい』と話し、新秘書に就任したABCテレビの増田紗織アナとのタッグにも慣れない様子でした」(テレビ誌ライター)

 松本は2001年から19年間局長を務めてきた西田敏行からバトンを受けた際にも、相当緊張したことを明かしているが、その理由をテレビ関係者が明かす。

「関東の人にはピンと来ないでしょうが、『ナイトスクープ』は関西では“神番組”です。松本にとっても子どもの頃から観ていた憧れの番組。スタッフはダメ元で松本にオファーしたようですが、2つ返事でOKが出たことに、逆に驚いたのだとか」

 そんな松本が、同番組の出演を熱望していたことは、そのギャラからもわかるという。前出のテレビ関係者が明かす。

「聞いたところによれば、松本のギャラは1本30万円なんだそうです。番組サイドが200万円でオファーしたところ、松本は『ロケに使って』と断った。その30万円の内訳も、東京からの交通費とマネージャーの人件費だといいますから、実質ノーギャラで受けたようなものですよ」

 悲願の番組出演を果たした松本が、3代目局長として神番組をどう仕切っていくのか見ものである。

King&Prince・神宮寺勇太、『ZIP!』で「絶対無理!」「コイツの方が強かった」と完敗したものは?

 現在、朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)では、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向け、King&Princeがさまざまなスポーツに挑戦するコーナー「MEDAL RUSH」が放送されている。11月4~8日は、神宮寺勇太が「110メートルハードル走」に挑戦した。

 男子110メートルハードル走で使うハードルの高さは約106.7センチ。あまりの高さに、スタッフから「こちらになります!」とハードルを見せられても「えっ、こんな雑な紹介あります?」「盛ってる?」と、神宮寺は正式な高さだと信じてない様子。神宮寺の腰より高いハードルに「絶対無理!」と、始める前から諦めムードが漂っていた。

 今回は、東京オリンピック出場の期待がかかっているミズノトラッククラブ・金井大旺選手に指導してもらうことになったが、目の前で約106.7センチのハードルを軽々と超える金井選手の姿に、神宮寺は口をあんぐり。「まぁマネしてもらえれば」という金井選手の無茶ぶりに、「そんな俺モノマネ王だったっけ?」と疑問を抱きつつ挑戦するも「怖すぎる」と断念。そこで今回は、女子100メートルハードル走で使われる約83.8センチの高さで挑戦することになった。

 以前、番組で100メートル走に挑戦したときは13秒10を記録した神宮寺だが、初めてのハードル走は27秒06と散々な結果。そこで、タイムを縮めるために重要な“歩幅”を決めることに。ほとんどの選手が、スタートから最初のハードルまでの13.72メートルの距離に「8歩」を使うとのことで、とりあえず同じ「8歩」で挑戦したところ、意外にもクリア。そして今度は、9.14メートル離れたハードルとハードルの間を、こちらも選手と同じく「3歩」と決めたのだが、初日は「5歩」も使ってしまった。

 金井選手にお手本を見せてもらうも、またも「マネしてもらえば……」と言うだけで多くを語らず。そのため、スタッフたちはまったく神宮寺に期待しておらず、むしろ失敗した後の展開を考えていたというが、練習もしていないのにまさかの一発成功。これには神宮寺本人が「えっ?」と一番驚いていた。

 ただ、110メートルを走り切るには、「踏切前で減速してしまう」という問題を解決しないといけない様子。というのも、神宮寺は踏み切る瞬間の体が後ろに傾き、ブレーキをかけてしまっているそう。そのため、ハードルを越えるごとにスピードが失速してしまうのだとか。そこで、ハードルとハードルの間を距離を短くし、踏切と着地に重点を置いた練習をする。

 最初はうまくいかなかった神宮寺も、何度も練習を重ねて上手にできるように。そして最終日のタイムアタックでは20秒68と初挑戦時よりも約7秒も縮めることに成功。すると、スタッフから「あれ? 高い方のハードルもいけるのでは?」と無茶ぶりが。そこで、あらためて正式な高さに挑戦した神宮寺だったのだが、スタートと同時に「無理! 無理、無理、無理だ!」と即断念。「絶対跳んでやろうと思ったんですけど」と気持ちとしては跳ぶつもりだったようだが、「コイツ(ハードル)の方が強かった」と負けを認めていたのだった。

 そして「やっぱり選手としてのスゴさ、ほんとハードルの高さをすごい感じれたスポーツになりました」と締めくくったのだが、金井選手はまさかの無言。これに、ネット上では「神宮寺のコメント、冴えまくりだと思ったけどなぁ」「最後にオチをつけるあたり最高です」などの声が集まっていた。
(華山いの)

IZ*ONEが事実上の活動休止状態に 韓国でなにが起こっているのか?

 日韓合同アイドルグループIZ*ONE(アイズワン)の活動が危機的状況になっている。

 IZ*ONEは人気オーディション番組『PRODUCE 101』(Mnet)の第3シーズンとして製作された『PRODUCE 48』(Mnet/2018年6月~8月放送)を通じてつくられたグループ。日本からは、宮脇咲良、矢吹奈子(HKT48)、本田仁美(AKB48)の3人がAKB48グループからの出向のようなかたちでIZ*ONEに参加している。

 『PRODUCE 101』シリーズは、視聴者が直接投票することでオーディション合格者を選ぶ仕組みが売りで(そのため視聴者は番組内で「国民プロデューサー」と呼ばれる)、自らグループの結成に関わることのできる当事者性が多くの視聴者を熱狂させてきた。

 しかし、『PRODUCE 48』の次のシーズンとして放送されX1を輩出した『PRODUCE X 101』(Mnet/2019年5月~7月放送)の最終結果をめぐり放送直後から不正疑惑が浮上。Mnetの運営会社であるCJ ENMや番組に参加した芸能プロダクションが家宅捜索を受けるなどしてきた。

 その結果、今月5日に『PRODUCE 101』シリーズのプロデューサーであるアン・ジュニョン氏らが逮捕。取り調べの結果、『PRODUCE X 101』および『PRODUCE 48』において投票結果を操作して順位を変えたことを認めた。アン・ジュニョン氏は芸能プロダクションから40回以上接待を受け、その金額は1000万円近いとの報道も出ている。

 IZ*ONEはちょうど今月11日に初めてのフルアルバム『BLOOM*IZ』のリリースを控えており、それにともなって映画の公開やバラエティ番組への出演が多数決まっていただけに、この事件は活動に大きな影響を及ぼしている。

 まず『BLOOM*IZ』は報道を受けて発売を延期。予約分に関しては返金すると発表されている。また、アルバム発売日に予定されていた特別番組『COMEBACK IZ*ONE BLOOM*IZ』(Mnetなど)の放送も急きょキャンセルとなった。

 バラエティ番組にも影響が出た。IZ*ONEのメンバーが出演した『アイドルルーム』(JTBC)、『驚きの土曜日-ドレミマーケット』(tvN)の放送が中止になるなど、彼女らが出演した番組は放送を中止したり、IZ*ONEメンバーの出演シーンをカットしたりなどの対応に追われている。

 不正投票事件の影響は、韓国国内のみならず日本にも波及。今月15日にはIZ*ONEの初めてのワールドツアーを追ったコンサートフィルム『EYES ON ME : The Movie』が公開される予定だったが、日本においては公開が中止に。配給元の東宝は<諸般の事情を受け、関係各所と協議のうえ、本作の公開を中止させていただくことに決定いたしました>とコメントしている。

IZ*ONEの不正問題にファンや世間はどう反応したか?
 こういった状況に対し、IZ*ONEのメンバーに同情的な声は大きい。不正をしたのは番組製作サイドであり、IZ*ONEのメンバーも、番組に参加していた練習生たちも、皆が被害者である。

 ツイッター上では「#WIZONELOVEIZONE」(「WIZ*ONE」はIZ*ONEのファンクラブおよびファンダムの名称)というハッシュタグが生まれ各国でトレンド入り。彼女たちを守ろうという声をあげている。

 とはいえ、Mnetの不正に対して韓国社会から怒りの声が起きているのも、また事実だ。

 大統領府のホームページ上にある国民請願掲示板にはIZ*ONEとX1が地上波のテレビ番組に出演することを防ぐ旨の請願が出された。そこには「順位操作は番組を見ていた視聴者を馬鹿にしたものであり、社会に蔓延する採用不正や就職詐欺とまったく同じ文脈の罪」といった主張があるという。

 この文言の根っこには、横行するコネ就職や、それによって解決されない貧富の格差・格差の固定といった社会問題への怒りがある。そのような社会状況がある以上、不正投票が明るみになったにもかかわらず何事もなかったかのようにグループが活動再開できるかは疑問だ。

 もともと不正投票の疑惑がもちあがっていたX1は2019年8月にデビューしたが、デビュー曲のプロモーションにおいて『ミュージックバンク』(KBS 2TV)、『音楽中心』(MBC)、『人気歌謡』(SBS)といった地上波の音楽番組に出演することはできていない。

IZ*ONEの今後はどうなるのか?
 IZ*ONEは昨年10月のデビュー以降、女子中高生を中心に人気が爆発。BTS、SEVENTEEN、TWICE、BLACKPINKらと並んでK-POPブームを牽引するグループとなっている。

 今年8月から9月にかけて行われたワールドツアーの日本公演では、幕張メッセ、さいたまスーパーアリーナといった大会場でソールドアウトに。年末の『NHK紅白歌合戦』の出演者としてあげる下馬評もある。

 IZ*ONEはもともと2021年4月までの期間限定で結成されたグループ。活動できる時間が限られているだけに、最も大事なアルバムリリースタイミングで突如生まれてしまった活動休止期間を惜しむ声は大きい。IZ*ONEのメンバーも被害者である。

 とはいえ、放送局と芸能プロダクションが行った不正の問題が解決されない限り、世論はこれまで通りの活動を受け入れないだろう。今後の展開を見守りたい。