さんまが「タピオカ騒動」をNGにしたのはフジモン&木下優樹菜の離婚危機を知っていたから?

 11月2日放送のバラエティ番組「FNS 27時間テレビ にほんのスポーツは強いっ!」(フジテレビ系)内の『さんまのお笑い向上委員会』にFUJIWARA・藤本敏史が出演。明石家さんまの発言が話題を呼んでいる。

「藤本といえば、妻・木下優樹菜がタピオカ店の女性店長に対する暴言や恫喝が明るみに出たことで、ネット上で大騒動に。番組では藤本が自己紹介した際、爆笑問題・太田光が立ち上がり、何かを言おうとしたのですが、MCのさんまは『言うたらあかんねん!』とすかさず制止。藤本が『すいませんでした!』と謝罪する一幕がありました。視聴者には不可解なやりとにうつったかもしれませんが、太田がタピオカ騒動の件をツッコみたかったのを察しての謝罪だったのは間違いありません」(テレビ誌ライター)

 木下のタピオカ騒動以来、本人だけでなく夫の藤本も“腫れもの”状態が続いている。番組ではさんまから藤本が「ハワイ逃亡」を考えているとの発言も出ていた。

 そんななか、11月5日発売の『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)によれば、藤本と木下の関係は結婚以来、最悪の状態にまで冷え込んでいるという。

「この一件で、藤本の仕事は激減。キャンセルになったものもあったことで、愚行に走った木下に対し、交際していた頃から一度もないレベルで叱責したそうです。これに木下が逆ギレしたことで、夫婦仲が深刻なものとなり、離婚届を出す、出さないという話も出るほど揉めているのだといいます。一部では、木下の所属事務所が番組スタッフに圧力をかけたり、さんまに口止めを頼んでいたりしたとも報じられていますが、離婚危機を知っていたさんまが、気を使ったというのが真相かもしれません」(週刊誌記者)

 ママタレとしてブレイクした木下だけに、離婚となれば致命傷。“事務所総出”で夫婦仲の収束に動くのだろうか。

関ジャニ∞・大倉忠義、ジャニーズSNSで「偶像性薄れる」と懸念――ファンから共感続出

 11月3日にCDデビュー20周年の節目を迎えた嵐が、5つのSNS公式アカウントを一斉に“解禁”し、大きな話題になっている。嵐は、10月にも動画配信サイト・Youtubeに公式チャンネルを立ち上げてファンを喜ばせたが、今回はTwitter、Facebook、インスタグラム、ショートムービーアプリ・TikTok、中国版TwitterのWeiboアカウントを開設。今後の展開に注目が集まっている。

 これまで「肖像権保護」の観点などから、ネット上での画像や動画の公開に消極的だったジャニーズ事務所。しかし、昨年3月にYouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」がスタートしたほか、今年5月には山下智久がジャニーズ史上初の公式インスタグラムアカウントを取得。同8月にもジャニーズJr.のSixTONES、Travis Japanのアカウントが誕生し、weiboは山下、木村拓哉、Jr.のSnow Manが取り組んでいる。また、6月に4人組ユニット・ふぉ~ゆ~が、ジャニーズ所属グループで初めてLINEの公式アカウントを開設しており、ネットやSNS進出が相次いでいる。

 嵐は2020年末での活動休止が決まっているだけに、11月3日に行われた会見ではメンバーの松本潤が「僕らは期限が決まっている。だからこそできるチャレンジもある」と、SNS始動についてコメント。嵐ファンからは「SNSで嵐とつながることができてうれしい!」「ジャニーズのSNSは反対派だったけど、いざ始まると楽しくてしょうがない! 嵐、ありがとう!」と、歓喜の声が続出している。

 とはいえ、一部ジャニーズファンの間では「ジャニーズは手の届かない場所にいてほしい派。チャレンジなんて理由つけられても納得いかない」「ジャニーズのSNSをやらないスタンスは、時代に染まってなくてかっこよかったんだけど……」「嵐みたいなスゴいアイドルは、ずっとレアな存在でいてほしい」「アイドルは安売りしなくていいし、近くなりすぎるといろいろ歪みが生じる」と、批判的な声も少なくない。

 こうしてさまざまな反応が出る中、関ジャニ∞・大倉忠義が偶然にもラジオ番組でSNSにまつわる持論を展開した。ライブ配信サービス・SHOWROOMを手掛ける前田裕二社長がパーソナリティを務めた『前田裕二のオールナイトニッポン』(ニッポン放送、11月4日深夜放送)にゲスト出演し、昨年から携わっている関西ジャニーズJr.のコンサートの演出・構成について語ったのだ。

「プロデュースでいうと、ジャニーズの場合はたぶんファンの人が考えることが一番のものだと思うんですよね。一番のプロデューサーになれると思うんですけど。一番はたぶん、“自分がファンになること”だと思うんですよ。関西Jr.をなんかするってなるんだったら、自分が一番たぶん好きでいなきゃいけないし……っていうのが前提であるとして」

 と、後輩の面倒を見る上で相手に愛を持って接することが重要だと説明。このほか、ファンとの距離感について、

「あまりにも僕たちの裏側を見せすぎるのもよくないな、というのもあって。今や全部、身近になりすぎて。SNSがあることにより。(ファンとの距離が)近いことによって、うーん……。いいんですけど、身近な存在になることは。ただ、銀幕時代ですね。映画の時とかっていうのが全てだった時っていうのは、もう国民がほぼほぼ映画館に行って銀幕スターっていうのが現れたっていうのがあって。で、テレビっていう中に夢を見て。っていう時の偶像性が、まぁ薄れてるなっていうのは思うんですけど」

 と、言葉を選びながらも熱弁。さらには「全てに関して、はやりに乗ってやっていいもんじゃないなと思って。やっぱ目的がないと、変な“大多数の1”になるっていうのは、よくないなと思うので。何か目的があって(SNSを)やってるならいいですけど」などと、SNSに関する大倉なりの考えを語った。直接的に嵐の話題に触れたわけではないが、最近のジャニーズの動きに対して、タレント・プロデューサー目線で思うところがあったのかもしれない。

 一方で、自分たちの時代と、今のJr.の異なる点を問われた大倉は「違った部分って、ほぼないんですけど、でもSNSを使いこなしてるとことか」と切り出し、後輩はエゴサーチ(自分の名前を検索すること)などを「普通」にしていると暴露。

「『こういう反応があったんですけど、大倉くんどう思いますか?』みたいなことも言われますし。それは新しいなと思いますね。(中略)僕らで言うと、2ちゃんねる(掲示板の現5ちゃんねる)ですよね、きっと。見てた時もありますけど。でも結構、辛らつな意見が多かったりとか、その“はけ口”みたいになってるところはあったんで。強い感じがスゴくしてたんですよね。(SNSは)それがマイルドになってるからっていうのもあるんですけど。でも、それを見すぎてて、逆にメンタル的にダメージを受けてるなっていう子もいるんで」

 と、SNSがタレントに及ぼす弊害に言及。うまくSNSと付き合える場合は問題ないものの、「心配になる子は『ちょっと見るのやめたら』っていう感じ」はあると話した。

 こうした大倉の言葉に、ジャニーズファンからは「裏側は見たくない派だから、大倉さんの考えに安心した」「手が届かない偶像性があるからこそ、あこがれ続けられるし、お金を払って追いかけたい。大倉くんは信頼できる」「偶像性とかの話も納得だし、大倉プロデューサーの考えは共感できることが多い」「ジャニーズは写真とかSNSに厳しくして、偶像性があったからこそトップに上り詰めた感じがある。そこまで規制をゆるくしないでほしいと思ってたから共感」「大倉くんが『ある程度の距離感で偶像性を……』という考えを持っていることを知れてうれしかった」と、理解を示す声が多数見受けられた。

 嵐のSNS解禁が行われたタイミングとあり、ジャニーズとSNSの関係に考えを巡らせる人も多かった様子だが、今後はタレント自身がSNSで何かのトラブルに巻き込まれぬよう、スタッフのサポートに期待したいものだ。

田中みな実、フォロワー50万人記念のあざとい小芝居に賛否の声「本業頑張ればいいのに」

 

 フリーアナウンサーの田中みな実が、乃木坂46の元メンバーで女優の西野七瀬との抱擁動画を投稿して大きな反響を集めている。

 12月13日に自身初となる写真集(タイトル未定、宝島社)を発売することをきっかけに、先月18日にインスタグラムアカウントを開設していた田中。

 そんな中で、今月1日にインスタグラムを更新し、「こんな拙いInstagramにお付き合い頂き、コメントまでしてくださって、本当にありがとうございます」と、まず感謝を述べ、「記念すべき50万人突破コメントは、『グータンヌーボ2』でご一緒している西野七瀬ちゃんにご協力いただきました」と、フォロワー50万人突破を記念し、西野と撮影した動画を披露した。

 その動画の内容というと、スマホを見た西野が、「はっ! Instagramのフォロワー数が、ご、50万人を超えている」と口に手を当て驚き、後ろにいた田中と抱き合うというもので、田中は満面の笑みで「ありがとう」と照れつつ、お礼を言うというものだった。

 そんな小芝居に付き合ってくれた西野に対し、田中は「妹みたいに可愛くてなんだか放っておけない、ななちゃん。ありがとね」とうれしそうにつづっていた。

 この投稿に田中のコメント欄には、「めっちゃ癒された!」「このコンビ可愛すぎる」といった称賛の声が集まっていたが、その一方でネット上からは、「実際そんなに仲良くないんだろうな」「タレントの真似事ばかりしないで本業頑張ればいいのに」「仲いいアピールって裏勘ぐられるからやめたほうがいい」といった冷ややかな声が飛び交っていた。

 このところアナウンサー業だけではなく女優業にも進出している田中だが、専門外分野での活動が目立っているだけにアンチの声も高まっているようだ。

あいトリと地続きに日本映画は死んでいく――映画業界はなぜ立ち上がらないのか

 10月27日から11月4日にかけて行われた「第25回KAWASAKIしんゆり国際映画祭2019」が、波紋を広げている。

 この映画祭では従軍慰安婦を描いたドキュメンタリー映画『主戦場』が上映される予定だった。しかし、共催の川崎市は、出演者が監督と配給会社を相手に裁判を起こしていることから「裁判になっているようなものを上映するのはどうか」との“懸念”を出す。それを受けて主催者は観客の安全面なども考慮して上映中止を決めた。

 これに対してしんゆり国際映画祭に出品している他の映画の関係者から、抗議の動きが起こる。

 若松プロダクションもそのひとつ。若松プロは製作配給した『止められるか、俺たちを』と『11.25自決の日~三島由紀夫と若者たち』をしんゆり国際映画祭に出品していたが、『主戦場』上映中止への抗議として2作品の出品を取り消した。

 「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展・その後」の中止および助成金不公布、映画『宮本から君へ』の助成金内定取り消し問題に続いて起こった「表現の自由」を脅かすこの事件。『止められるか、俺たちを』で脚本を担当した井上淳一氏に話を聞いた。
(このインタビューは10月31日、若松プロダクションにて収録した)

 

【井上淳一】
1965年、愛知県生まれ。大学在学中より若松孝二監督に師事し、若松プロダクションにて助監督を務める。その後、荒井晴彦氏に師事し脚本家に。『戦争と一人の女』『大地を受け継ぐ』『誰がために憲法はある』といった作品では監督を務めている。主な脚本作品には『男たちの大和』『アジアの純真』『あいときぼうのまち』『止められるか、俺たちを』などがある。

──まず始めに、今回の決定を受けてどのように感じられましたか?

井上淳一(以下、井上) 「あいちトリエンナーレ」や、『宮本から君へ』などの問題の延長線上に起きたことは間違いありませんが、関東のローカルな映画祭ですらこういうことが起こってしまうのかと。深刻な問題だなと感じましたね。

──この事件の一番の問題点はどんなところだと思われますか?

井上 今後、他の映画祭で『主戦場』を上映したいと思っても、もっと言えば歴史認識の問題以外でも、沖縄や原発といったテーマで安倍政権の意向と対立する主張を展開する映画をかけたいと思ったら、主催者の頭に「問題が起きるのではないか? 助成金がおりなくなるのではないか?」という考えがよぎり、社会問題を描いた映画がそもそもラインナップされなくなってしまうかもしれないということですね。
 最も死活問題だなと思うのが公民館など公共の施設。僕の映画(『誰がために憲法はある』)はいま日本全国で観てもらっていますが、そういった映画の上映会をやるのは地方では公民館の場合が多い。でも、「政治的に偏った映画はちょっと……」と貸してもらえなくなる可能性も出てくるかもしれない。そうなったら、もう誰も社会的なドキュメンタリー映画なんてつくることができなくなってしまいます。

──ドキュメンタリーに限らず、劇映画でも同じことが起こるような気がします。

井上 企画段階ではねられるものも出てくるだろうなとは当然思います。
 たとえば、関東大震災の朝鮮人虐殺をテーマにした映画をつくるとします。小池百合子東京都知事が朝鮮人虐殺犠牲者追悼式典への追悼文送付を取りやめて問題になっていますよね。小池都知事がやっていることは、これまで受け継がれてきた、反省すべき日本の負の歴史をなかったことにし、そこに分断線を引くというとんでもないことなわけですよ。
 若松さん(※故・若松孝二監督)だったらこの報道に怒って「朝鮮人虐殺の映画をやってみようか」となったかもしれない。でも、そういった時代の映画をつくるのにはお金がかかる。そのテーマじゃ助成金は受けられない、完成しても上映場所が限られるとなったら、せっかく浮かんだアイデアも動き出す前につぶれてしまうでしょう。
 そうやって日の目を見ずに、水子となって消えていく企画を考えると、これはとんでもないことですよ。

──「忖度」がますます強まるきっかけをつくってしまったわけですね。

井上 川崎市にも映画祭にも当事者意識はないのかもしれない。ただその代わり、強い自己保身だけはある。そのことに怖さを感じますね。
 彼らは『主戦場』の上映中止が「文化を殺す」ことにつながるとはまったく思っていないのでしょうが、今回やったことは「映画を殺す」「映画祭を殺す」ということですよ。
 なぜ、これが色んなことに敷衍していくことだと気づかないのか。

 

『止められるか、俺たちを』©若松プロダクション
最近の日本映画界には社会問題を描いたエンタメ作品が少ない
──そもそも、「映画」と「権力」の関係はどうあるべきなのでしょうか?

井上 「国に異を唱えるような映画をつくるなら自分の金でやれ」という意見はすごくあると思うんです。
 実際、若松さんなんかは自分の映画が助成金を受けられるとは端から思ってなかっただろうし、僕も低予算でやれているというのもあって、個人的にはその信条もなくはないですよ。だって、権力を相手に戦うんだから。
 でも、大原則として、国が芸術に助成金を出すのは、表現の多様性が失われて国策に取り込まれ、戦争を後押ししてしまった戦前のドイツや日本の反省を踏まえてのことであるわけです。
 もっと言えば、権力者を批判したり、その国の負の歴史を振り返るような表現が生まれることは、結果的には国のためになるという理解があった。

──いまの日本ではその発想がどんどん失われているように感じます。

井上 国たるもの、そこらへんはわきまえなければいけない。わきまえる側は僕たちじゃない、国の方なんです。
 だから、ここで原則に立ち返らなければいけない。第二次安倍政権発足以降、74年かけて積み上げてきた民主主義が崩れてしまっていますが、それがついに文化・芸術のところまで来たのかという気が僕はしています。

──出品取り消しの声明文でも触れられていましたが、この騒動で思い浮かべたのは釜山国際映画祭のことです。釜山国際映画祭は2014年に出品されたセウォル号沈没事故を描いたドキュメンタリー映画『ダイビング・ベル セウォル号』の上映をめぐって助成金カットなどの圧力を受けました。しかし、韓国映画業界がサポートし、映画祭も脅しに負けず上映に踏み切りました。釜山と川崎では180度逆のことが起こっています。

井上 それは韓国映画と日本映画の質を比べたら明らかなわけですよ。周回遅れの1位という言葉がありますが、いま、日本映画は世界と比べて10周遅れのどべですから。それはそうですよ。社会と向き合わず、歴史とも向き合わないのだから。
 ここ最近で『万引き家族』と『新聞記者』以外にシネコンでかかった社会を描いた映画ってあるんですか?
 我々のようにポレポレ東中野でやるようなドキュメンタリー映画と、爪の先ほどの劇映画しかないじゃないっていう。本当に由々しき事態だと思いますよ。

──一方、韓国では1980年に起きた軍事独裁政権に対する民主化運動「光州事件」を描いた映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017年公開、日本公開は2018年)がその年の観客動員数1位になっています。

井上 ああいった題材を描きながらも、きちっとエンターテインメントに仕上げて観客を楽しませる技術はすごい。しかも、ソン・ガンホやハ・ジョンウという大スターを起用して、大ヒットさせるという。
 それは、権力と対峙する映画を支持する度量を社会が見せることで、製作者の表現に関する発想も豊かになっているということだと思うんですよ。

──なるほど。

井上 どこかでリミットがかかっていると、表現の発想ってしぼむものなんです。
 たとえば、僕の『誰がために憲法はある』という映画は広島と長崎の原爆に関する朗読劇をやっている女優さんを描いた映画なんですけど、よく言われる「日本の戦争に関する映画は“被害”だけやって“加害”はやらない」という批判がそのまま自分に返ってくる映画になってしまった。
 あとから考えたら単純なことだったんですよ。インタビューをしているとき女優さんに「日本の戦争加害についてどう思っていますか」と聞けばよかった。
 ただ、撮影している間にその質問がまったく思い浮かばなかったんです。自分で規制していたわけではないですが、女優さんとの信頼関係をちゃんと築く前に撮影に入ってしまった。そのことが無意識に発想にリミッターをかけていたと思うんです。編集しているときにそのことに気づいて愕然としました。表現にはそういうことがあるんです。

──アメリカでもエンターテインメント作品に社会的なメッセージが入っていることが多い印象です。

井上 マーベルは映画を通じて「9.11以降の正義とはなにか?」みたいなことを観客に問うているわけですよね。いまやっているDCの『ジョーカー』だってそうです。格差や緊縮財政の問題を描いている。
 僕たちの作る規模の映画はそういう問題に関心のあるしか観に来ません。届く人にしか届かないんです。トランプ大統領の支持者が『ジョーカー』を観に来てそのメッセージを読み取れるかは分かりませんが、それでも「届かない人」にまで届けようという意志は明解です。

──エンターテインメントには政治や社会問題に関心のない人にもメッセージを届かせる力があると思います。

井上 我々は映画をつくっている側の人間だから、映画の力を過大評価しているのかもしれないですけど、やっぱり映画には本や演劇にはない力があるはずなんです。
 1本映画をつくると、観にくるお客さんもそうだけど、それ以外の人にも届かせることができます。たとえば、新聞、テレビ、ラジオ、ネット記事などで映画が紹介されれば、映画を観ない人にも映画の描くテーマは伝わるし、映画から波及するかたちでブックフェアが行われたりイベントが企画されたりもしますよね。

日本映画界全体が立ち上がるべき
──これから日本の映画界はどうしていくべきなのでしょうか?

井上 日本アカデミー賞などで誰かがこの映画祭で起きたことに抗議するため立ち上がるかどうかですね。
 アメリカだったらおそらく、そうなってます。アカデミー賞の受賞スピーチでどれだけの政治的発言を見てきたことか。韓国では釜山国際映画祭のときに立ち上がった。
 でも、いまの日本ではそうなっていない。なんでしんゆり映画祭と同じ時期に開催されている東京国際映画祭の事務局はこの件について声をあげないんだろうって思いますよ。いや、東京国際だけじゃない。他に数多ある映画祭のどこも声を上げない。映画人だって何人声を上げました? 日本映画監督協会だって日本シナリオ作家協会だって、未だに声明ひとつ出していない。
 こういう言い方は傲慢に聞こえるかもしれないけれど、もし若松プロの映画が出品されていない映画祭でこういうことが起こったら、上映ボイコットする映画が出てきたかどうか。ここまで問題が大きく報道されたかどうか。

──なぜ日本の映画界には危機感がないのでしょうか?

井上 映画は想像の産物であるはず。ならば、ちょっとだけ想像力を働かせて、これから起こることを想像して欲しい。いや、想像しなくても歴史を振り返れば、これから起こることは推測がつくはずなんです。「モボ・モガ」なんて言葉が生まれて大衆芸術が花開いた大正デモクラシーの時代から治安維持法成立までは何年も離れていません。
 これまで僕は、「このままでは表現の自由が奪われる」とか「共謀罪は現代の治安維持法だ」とか言ってきた。ただ、その一方でどこかいまの社会ではそんなことは起こらないと、正直、高もくくっていた。
 でも、いまの時代、これまで謳歌してきた自由がいよいよどうなるかわからなくなっている。
 すでに、権力が国民の意見を峻別し、差別と検閲をし始めているわけです。今回、川崎市がやったことはそういうことですよ。
 だから、ここで立ち上がらない映画関係者には「お前ら、ものをつくる資格ないよ」って言いたいぐらいですよ。

(取材、構成:編集部)

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このインタビューの翌々日(11月2日)に、しんゆり映画祭事務局は『主戦場』の再上映を決定、11月4日に上映され、若松プロも同日上映予定だった『止められるか、俺たちを』を復活上映した。このことについて井上氏に追加で話を聞いた。

井上 『主戦場』が上映されたことは素直に良かったと思いますし、映画祭事務局もよく決断したと思います。
 しかし、これをハッピーエンドにしてはいけない。今回は『主戦場』が上映決定していて中止になったから、問題になった。でも、これからはプログラムを決める会議の段階でこういう映画を上映したら、ああいう問題が起きるかもとその段階で切られるようになる可能性が大きい。表面に出ることなく、深く静かに潜航して、第二第三のしんゆり映画祭問題が起こっていく。こうなったら、どうしようもありません。だからこそ、映画に関わる人間も映画祭に関わる人間も、今回の問題を自分の問題と捉えて、ちゃんと見つめ直して欲しい。そういう考えを表現出来なくなってからでは遅いのです。
 まずは、第三者委員会じゃないけれど、今回どういうことが起こり、どういう判断がなされたかを目に見える形で公にしなくてはならない。まずはそこからです。

集英社「ジャンプの編集には『少年の心』が分かる人……」Twitter投稿に、ネット上で議論 

【おたぽるより】

 日本赤十字社の献血ポスターを発端に、近頃何かと騒動に発展している表現の自由と女性蔑視に関する問題。先日は10月28日発売の「週刊少年ジャンプ」48号にて、ミウラタダヒロの『ゆらぎ荘の幽奈さん』のセンターカラーイラストで露骨な“ポルノ描写”があったと炎上したばかりだが、現在ネット上では、あるTwitterユーザーの投稿によって、そのジャンプを発行する集英社のある“発言”が注目を集めている。

 投稿されたのは、「令和1年、都内私立K大学にて行われた企業説明会での出来事」という内容。投稿者が、「女性はジャンプ漫画の編集にはなれませんか?」と質問をしたところ、「前例が無い訳ではありませんが週刊少年ジャンプの編集には『少年の心』が分かる人でないと……」と言われてしまったそうだ。

 この投稿者は、「『女に少年漫画は理解できない』と集英社の代表から直接言われたの一生引き摺るな」「それでも私は毎週本誌を買って単行本もグッズも買って週刊少年ジャンプにお金を落とし続けるよ 少年漫画を理解出来ない女として」と怒りを露わにした(現在、アカウントは非公開)。

 真偽の定かではない、いちTwitterユーザーの発言にもかかわらず、この発言はネットの大きな話題に。一時「少年の心」というワードがトレンド入りするほどだった。

 ついには、ウェブコミック配信サイト「少年ジャンプ+」で『ロッキンニュー!!!』を連載していた漫画家・石川香織がこの投稿に反応。「『女でも採用されるくらい頑張ればいい』じゃなくて『女である限りジャンプ編集部には採用されない』んですが理由はよく分かんないです」「自分は一生偽物の少年漫画を描き続けますので偽物の少年漫画が好きな人はぜひ読んでくださいね」と皮肉たっぷりに綴ったことで、よりネット民たちからの注目を集めることに……。

「女性は雇いたくないという編集部の事情がよく伝わってくる返答」「ジャンプって腐女子向けっぽい要素結構多いし、普通に女性編集者いっぱいいそうと思ってた……」「女性のジャンプ編集者がいてもいいと思う」「でも少年の需要を読むセンスは必要」「そもそも 女性編集がダメなんて一言も言ってない」「『少年の心』があれば女子でもなれるよ、って意味に見えるんだが」「ゆらぎ荘に便乗したんじゃねーのか」などとさまざまな議論がなされ、企業説明会自体の真偽を問う声や臆測も広がっているようだ。

 なお、現時点(5日17時)では、今回の件について特に集英社からの説明はなされていない。

剛力彩芽、久々のインスタ投稿で現在の姿に大きな反響「やっぱりショートが似合う!」

 剛力彩芽が久々にインスタグラムを更新し、ファンから反響を集めている。

 剛力は2日、約1ヶ月ぶりにインスタグラムを更新し、「無事、初日迎えました!そして千穐楽も迎えました! 笑」「朗読劇『ラヴ・レターズ』1夜限りの幸せな時間でした」と、10月31日に新国立劇場 小劇場で上演された朗読劇『ラヴ・レターズ』に出演したことを報告。共演した歌舞伎役者の尾上右近と撮影したツーショット写真を披露した。

 剛力は以前の自身を彷彿とさせるショートカット姿となっていたが、劇について、「メリッサでいられたこと。観に来てくださった皆さまと同じ時間を共有できたこと」「右近さんがアンディーでよかった 真っ直ぐに想いを届け続けてくれて…ずっとメリッサでいることができた」と思いを吐露。

 さらに「観に来て下さった皆さまもありがとうございました」とお礼を述べ、「また、やりたいなぁ‥」と次回への意欲もつづっていた。

 こうした剛力の投稿にファンからは、「髪型可愛すぎです!やっぱり短いの似合う!」「ショート復活?やっぱかわいいね!」「やっぱりショートが好きです!」といった称賛の声が集まっていた。

 剛力と言えばショートカットという印象もあり、ファンからの反応も上々のようだった。

堀ちえみ、手巻き寿司の夕食を披露するも違和感だらけの食卓にツッコミ集まる

 タレントの堀ちえみが4日、自身のブログを更新した。

 堀といえば先日、「ハロウィンのお料理を振り返ってみた!」というタイトルのエントリーを投稿し、過去3年の間に作った歴代ハロウィン料理を披露するもネット上からは「作らなくてもいいのでは?」と困惑の声があがっていたばかり。

 そんな堀はこの日、「今日の夕飯も楽しいよ!」というタイトルでブログを更新し、「主人も揃っての夕飯なので、より一層楽しめるように、手巻き寿司にしました。手巻き寿司は、お魚が沢山摂れるからいいね!」とつづり、手巻き寿司の夕食を披露した。メインの鮪以外にも白身の刺身やいくらが盛りつけられている。

 この投稿に対してネット上からは「手巻きは 簡単で楽できるからいいよねー!」というコメントが寄せられる一方で「手巻き寿司でそれぞれの盛り付けにするの初めてみたかも」「手巻き寿司はお魚がたくさん摂れるって、ほとんどマグロじゃん」「たくさん摂れるってのは、栄養が摂れるって言いたいのかな?刺身で?」という声もあがっている。

 お祝いや休みの日などの家族が集まる日に手巻き寿司をする家庭は多いが、コメントにもある通り刺身があらかじめ一人ずつに盛り付けられていることに違和感を覚えるフォロワーもいるよう。芸能人の手巻き寿司ということで豪勢な船盛をイメージしていたのかもしれない。