木下優樹菜、フジ新番組に登場するも視聴者騒然「火に油」の内容でテレビでは見納めか

 恫喝問題で炎上した木下優樹菜に“神風”は吹かなかったか。

 10月30日スタートの新番組『BACK TO SCHOOL!』(フジテレビ系)に出演した木下だが、ネット上では批判的なコメントが吹き荒れた。視聴者からの反感は依然根強く、このままテレビからフェイドアウトする可能性が高まってきた。

 ユッキーナの愛称で人気者となり、2010年にはFUJIWARAの藤本敏史と結婚した木下。“元ヤン”を公言するも、結婚して2児をもうけ、「理想のママ」ランキングで1位になるなど、順風満帆なタレント活動を送ってきたが、化けの皮が剥がれるのはあっという間だった。

 姉が働くタピオカ店オーナーに対し、「事務所総出でやりますね」「頭悪すぎな」「いい年こいたばばあ」など、恫喝まがいのメッセージを送ったことが報じられると、一斉に非難の声が上がり、木下は慌てて謝罪メッセージを公開したが、時すでに遅し。

 そんな中で放送されたのが『BACK TO SCHOOL!』だった。この番組は、学生時代にやり残してしまったことがあるタレントが、現役高校生に混じって高校生活を送る姿を紹介するもの。木下サイドにしてみれば、何とか好感度を回復する最後の手段だったが、結果は最悪だった。週刊誌の芸能担当記者がいう。

「番組内容は、仮に恫喝騒動が無かったとしても炎上したであろう、共感し難いものでした。木下は今回の企画について、『ほとんど高校に行かなかったが、子育てするようになったら、きちんと行かなかったことを後悔した』と語りましたが、高校に行かなかった理由が『学校が渋谷で、渋谷までは行っていたが、学校には行かずにセンター街で遊んでいた』というのですから、言葉がありません。

 しかも木下が番組で訪ねたのは離島の高校で、不登校経験がある生徒が少なくない学校でした。実際、番組中にもそのような生徒が登場しています。しかし木下はかつて、気に入らない同級生を不登校に追い込んだエピソードをバラエティ番組で話しています。不登校の問題で悩んだ子たちの中に、問題の張本人のような人間を送り込む感覚も理解できません」(芸能担当記者)

 木下はお別れの際に涙を流し、MCの川島明(麒麟)や杉原千尋アナも目を潤ませたが、ネットには批判的な声が殺到し、スポンサーに抗議のメールを送ったと報告する者も続出。今後、木下はどうなるのか? テレビ関係者はいう。

「木下は“元ヤンだけど裏はなく、本当は良い人”というのが存在意義だったわけで、恫喝DM騒動でそれが根底から崩れました。開き直って毒舌ヤンキー路線で行けば大炎上でしょうし、丁寧にお詫びをしたところで、永遠に“ウソでしょ”と言われるだけですし、もう八方塞がりですね。未練がましくダラダラ芸能界にいれば、旦那の仕事にも影響しますから、このままおとなしくフェイドアウトするしかないでしょう。少なくともテレビでは当分の間、使えません」(テレビ関係者)

 それもこれもすべて自分で撒いたタネ。木下の姿はもうテレビで見れない?

硬派路線で2ケタ獲れるのか? 竹内涼真がTBS日曜劇場で初主演決定に「時期尚早」の声

 若手俳優・竹内涼真が来年1月期、TBSの看板ドラマ枠「日曜劇場」で放送される『テセウスの船』で主演することがわかった。竹内がゴールデン・プライム帯の連ドラで主演するのは初となるが、早くも「時期尚早では?」との声が多々挙がっているようだ。

 同ドラマの原作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載されていた東元俊哉氏による同名漫画。竹内は警察官の父親が平成元年に起こした殺人事件のナゾを追う青年・田村心役。昔の事件現場に向かうと、事件直前の31年前にタイムスリップし、「過去を変える」というタブーに挑もうとする物語。

『仮面ライダードライブ』(2014年~15年、テレビ朝日系)での主演で注目を集めた竹内は、17年前期のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』で、主人公・谷田部みね子(有村架純)と同じアパートに住む慶応ボーイ・島谷純一郎役を演じて大ブレーク。

 同7月期『過保護のカホコ』(日本テレビ系)では、主演・高畑充希の相手役を好演し、平均11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)の高視聴率をアシスト。

 その後はTBSの日曜劇場枠で、『陸王』(同10月期)、『ブラックペアン』(18年4月期)、『下町ロケット』第2シリーズ(同10月期)と立て続けに重要な役で出演し、キャリアを積んできた。『テセウスの船』での初主演は、満を持してのものとも思われるが、果たしてどうなのか。

「TBSは『竹内を育ててきた』との思いが強く、主役抜擢もうなずけます。所属事務所も、主演起用に向け、1年間、ドラマ出演を封印してきました。しかし、まずは負担が小さい、“火10”か“金10”でトライさせた方がよかったかもしれないですね。日曜劇場枠だと、2ケタ突破が必須で、どうしても視聴率という結果を求められてしまいます。この枠の固定視聴者は硬派のドラマファンが多いので、厳しい目で見られますから、プレッシャーは大きいでしょう。“時期尚早”との声が出ても、致し方ないでしょうね」(テレビ局関係者)

 日曜劇場枠では、18年7月期に、竹内同様、『ひよっこ』で頭角を現した若手の松本穂香を主演に抜擢した『この世界の片隅に』をオンエアしたが、視聴率は9.8%と振るわず、1ケタ台に止まってしまった事例もある。『テセウスの船』は、まだ決まっていないヒロインにも左右されるだろうが、竹内は大役を果たして、高視聴率を挙げることができるだろうか。

お相手は山﨑賢人? 真剣佑? 永野芽郁の「殴られる夢」は誰かに告白される前兆だった!

 意外にいい夢だったのかもしれない?

 10月28日、女優の永野芽郁が自身のツイッターを更新。「ひゃー最近怖い夢ばかりみる」と明かした。

「この日、永野が見た夢は『すっごい痛くない棒で頭コツンコツンされてる夢』だったそうで、自身も『もうーどんな夢ーそれー』と呆れた様子でツッコミを入れていました。公開されている写真では、マスク姿の彼女がハイネックのジャージらしきトップスに顔をすっぽりと収めており、よほど怖かったようです。そのため、ファンからは『ゆっくり休んでください』『大丈夫?』『疲れてるんじゃないですか?』といった心配の声が上がりました」(スポーツ紙記者)

 2020年3月に公開予定の映画『仮面病棟』に出演することも発表されている永野。今やドラマ、映画、CMにと引っ張りだこだけに、疲れが溜まっているのかもしれない。しかし、彼女が見た夢を分析すると、思いがけない好診断となった。

「多くの夢占いでは、『殴られる夢』は吉夢となっています。しかも、誰かからの愛情や好意を受けることを意味していて、殴った相手が異性であれば、告白やプロポーズなどのアプローチを受ける前触れかもしれないそうです。永野といえば、最近では映画で共演した山﨑賢人、新田真剣佑と番宣で行動することが多く『モテる女はつらいな~!』とまんざらでもない表情を浮かべ、『実際にこの2人だったらありがたいなと思います』と公開告白までしている。浮いた話がないだけに、そろそろ熱愛スキャンダルが発覚するかもしれません」(同)

 たかが夢だが、写真週刊誌が彼女を徹底マークしそうだ。

セクシーすぎるビキニはご法度!? フィリピン・ビーチリゾートで観光客女性に罰金刑

 フィリピン中部の海に浮かぶ小さな島、ボラカイ島は、フィリピン有数のビーチリゾート地として知られており、海外からも多くの旅行客が訪れる。

 そんな中、ある女性の水着があまりにも開放的だと、多くの人の目を引いた。

 現地の報道によると、この女性は台湾人のリン(26歳)さん。彼氏と一緒に現地を訪れていたという。

 このリンさんが着ていたビキニというのが、水着というよりも、大事なところがギリギリ隠れているといった程度の面積しかなかった。

 彼女の姿を撮影した人がその写真をFacebookにアップしたところ、これを見た現地の環境団体が警察に通報。彼女が泊まっているホテルが突き止められ、リンさんは翌日夕方、警察に連行された。

 警察の取り調べに対し、リンさんはこのビキニにはなんの問題もないと考えているようで、「台湾でいつも着ているものだし、これを身に 着けることで心地よく感じるのよ」と主張しているのだという。

 これに対し、警察署長は「あれはただの紐だ。私たちの保守的な社会では受け入れられない」と語っており、リンさんは2500ペソ(約5,300円)の罰金を命じられた。

 モザイクがかかっていない写真を見る限り、いくらビーチリゾートでも、ちょっと過激すぎるだろう。この事件を報じた台湾メディアは、リンさんが身に着けていたほとんど紐のような細いビキニを、中国が推進する巨大経済圏構想「一帯一路」にひっかけて、台湾版“一帯一路ビキニ”などと呼んでいるが……。

(文=佐久間賢三)

宮迫博之と徳井義実の「足を引っ張らない」ために――後輩思いの明石家さんまが注意すべきこと

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「かわいい後輩やけど、今回のことは何ともできん」明石家さんま
『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ、10月26日)

 お笑いコンビ、チュートリアル・徳井義実の個人会社が確定申告をしておらず、東京国税局に7年間で1億2000万円の申告漏れを指摘された。

 芸能人の確定申告に税務署の“ご指導”が入るのは、珍しくない。例えば「関西の女帝」として名高い上沼恵美子は、1997年と2005年の確定申告で、経費として申請した衣装代等が経費に当たらないとして、追徴課税されている。しかし、何が経費で何が経費でないのかは一概に言えない部分もあるそうだ。上沼の場合、確定申告したものの「見解の相違」で追徴課税されたわけだが、徳井は確定申告そのものをしていなかったという。

 『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演した細野敦弁護士は、徳井が逮捕されることを免れた理由について「税金逃れなどの裏工作がないので、悪質とはみなされなかったから」と解説したが、法的にはセーフでも、高額所得者が税金を一切払おうとしないというのは、一般人からみれば悪意的とみなされても仕方がないだろう。こうして、徳井は活動自粛に追い込まれた。

 10月26日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で、明石家さんまはこの件に触れ、「かわいい後輩やけど、今回のことは何ともできん」とコメントしている。

 しかし、さんまが「後輩を助けたい」という気持ちを持っていることは、明らかだろう。実際に、反社会的勢力の忘年会に出演し、ギャラをもらったことで、吉本興業から解雇された雨上がり決死隊・宮迫博之を、さんまは救おうとしている。この件は、宮迫が吉本興業にウソの報告をしたことで、話が一気にややこしくなったが、吉本側も臭いものには蓋とばかりに、宮迫に「記者会見するなら全員クビ」と、恫喝まがいの発言をするなど、対応のまずさが明らかになっている。結局、事実上、解雇された宮迫は、再び吉本興業に戻る気にはならないだろうし、かといって別の事務所に行くのも難しいだろう。

 そんな事情をおもんぱかってか、さんまは宮迫を自分の個人事務所で預かるという“救済措置”を申し出たのだ。さんまは最近、宮迫の復帰に向けて「みんなで一緒にオフホワイトからブラックに、そして白紙に戻った男を囲む会」を企画し、テレビ局員や芸能、お笑い関係者に招待状を送ったという。徳井に関しては、そういった救いの手を差し伸べられないが、心配はしているということなのだろう。

 後輩のピンチを先輩が助けるというのは、浪花節的というか日本人ウケする話である。しかし、このSNS時代、さんまのような大物が後輩を助けるのは、かえって復帰の足を引っ張ることになるのではないだろうか。

 そう考える理由として、まず筆者の思う「SNSでの炎上が長引く2つのポイント」について触れたい。1つは当人が「いい思い(カネや異性関係)」をしているかどうか。2つ目は「モラル的・法的に悪いか悪くないか」の二元論で語れるものかどうかである。

 例えば、企業CM内での「女性の描き方」が炎上することがあるが、こういうジェンダーネタは、誰かがカネや異性関係などで「いい思い」をするものではないだろうし、また「悪いか悪くないか」がモラル的・法的に裁きにくいので、炎上してもそう長引かない。

 しかし、不倫や税金未納のようなネタは、当人が「いい思い」をしていることであり、また「悪い」ことだと指摘しやすい。騒動が少し下火になっても、週刊誌などで追加情報がもたらされれば、再び燃える。

 宮迫の場合は、反社会的勢力への闇営業で金銭を得るという「いい思い」をしている。また、本当に反社会的勢力と知らないで宴会に出席したのかもしれないが、「ギャラはもらっていない」とウソをつくという「悪いこと」をしたのは明らかだろう。加えて宮迫は2017年にも「いい思い」をするとともに「悪いこと」をしている。「週刊文春」(文藝春秋)に不倫疑惑を報じられたのだ。不倫したい気持ちはあったが、未遂に終わったとの意味で「オフホワイト」という言葉を使い弁明したが、この一件も、人が叩きやすいことをしたと言えるのではないだろうか。徳井も同じで、高額所得者であるにもかかわらず、カネを払わないで「いい思い」をした上に、納税という法律で決まっていることを回避していたわけだから、「悪い」と断罪しやすい。

 それでは次に、こういう叩かれた人が“復活”するには、どうしたらいいか。音楽プロデューサー・小室哲哉の不倫釈明会見に、その秘訣が隠されているように思う。

 妻であるKEIKOがくも膜下出血に倒れ、実家の大分で療養中、小室は看護師である女性との不倫を「文春」に撮られた。病身の妻がいるにもかかわらず、不倫。「いい思い」をしている、かつ「悪い」ことであるので、SNSは批判で盛り上がったが、小室は会見を開き、冒頭で騒動のけじめとして引退を発表する。それに加え、KEIKOの介護のつらさや、男性機能をなくしているので不貞行為はないとも説明した。ここで世論は一転し、「介護でつらい人が安らぎを求めて何が悪い」「ここまでプライバシーを明らかにされて、ひどい」といった意見や、「『文春』を廃刊にしろ」という過激派も現れたのである。

 SNSが炎上すると、炎上ネタの渦中の人物に「引退しろ」という意見が見られるが、これは必ずしも本当に引退してほしいと思っているわけではなく、「引退に匹敵してもおかしくないくらい、悪いことをした」と責める気持ちの表現として使われることもあるだろう。

 だから、小室のように先手を打って「引退します」と言われてしまうと、「何もそこまですることはないじゃないか」とSNSユーザーは慌てふためくし、マスコミも引退して一般人となった小室を厳しく追及できない。つまり、自分で自分を過剰に罰する姿を見せれば、SNSユーザーの意見は反転する可能性があると言えるだろう。

 もし、そうだとするならば、宮迫や徳井は「もういいよ」と言われる姿を大衆に見せないといけない。とりあえず、年単位で活動を休止し、YouTubeなどもやらず、ほとぼりを冷ますのが一番いいのではないか。活動をしないということは、ギャラも入ってこないのだから、「いい思い」ができないという意味で、わかりやすい禊になるはずである。それに、SNSで叩かれる人は移り変わるので、1年もすれば、みんな「あれ、あの人、何かしたっけ?」となる可能性は高まるはずだ。

 ここであらためて、なぜ私が「このSNS時代、さんまのような大物が後輩を助けるのは、かえって復帰の足を引っ張ることになるのではないか」と思ったかを、考えてみたい。さんまのような大物にお膳立てしてもらい、早々に復帰を狙うと、不祥事を起こした本人たちが「反省が足りていない」と見られる可能性があるからだ。一方、さんま自身も「権力を使った」として、「老害」と言われしまうこともないとは言い切れない。

 さんまが後輩思いなのは、今に始まったことではないようだ。01年、千原ジュニアがバイク事故を起こして、顔がめちゃめちゃになってしまったことがある。もう芸人として活動するのは無理だろうと思っていたところ、先輩後輩含めた芸人の助けがあって復帰にこぎつける。さんまは、ジュニアから、退院祝いとして「レギュラーが欲しい」と頼まれ、一旦は「無理や」と断ったものの、わざわざ冠番組『おかしや?さんま!』(TBS系)のオファーを引き受け、千原兄弟をレギュラーに抜てきしたことがあるそうだ。

 さんまは、ジュニアも宮迫も徳井も、同じように気にかけているつもりかもしれないが、その頃と今では事情が違う。SNSでなんでも拡散できてしまう時代だからこそ、後輩を助ける際、「何を見せないか」がポイントになってくるように思う。公式な場ではあえて厳しめのこと、「助けない」といった旨の発言をして、誰も知らないところで手を差し伸べたり、自分の番組で起用するための根回しをする。SNS時代の「後輩思い」とは、二重人格にも似た複雑な対応が求められるのかもしれない。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

性暴力被害者に対応するスタッフは時給1000円…ワンストップ支援センターには使われない「税金」

 性暴力・性被害者支援のための機関「ワンストップ支援センター」の運営費が圧倒的に足りていない。10月27日付しんぶん赤旗が報じたところによると、国が財政支援するはずだった交付金が8000万円も削減されているというのだ。

 ワンストップ支援センターは各都道府県の事業だが、国がその運営費の半分を補助することになっている。

 しかし、申請された交付金2億5238万円は予算額の1億7280万円を越えていたため、予算に合わせるために交付金が削減されたのだという。

ワンストップ支援センターの役割
 ワンストップ支援センターとは、産婦人科医療、カウンセリングなどの心理的な支援、捜査のための証拠採取、法的な支援など、性暴力被害者にとって必要な相談窓口を1カ所にまとめたもの。

 これまで性被害に遭い心身ともに傷ついた状態で、警察、医療機関など関係各所を被害者自らまわる必要があった。ワンストップ支援センターは、それらが連携した支援を提供することで、被害者の負担を軽減できる重要な機関だ。

 ワンストップ支援センターの数や、警察との連携などにはまだまだ課題が残されている。

 2017年の刑法性犯罪規定の改正の際の衆議院付帯決議では<性犯罪が重大かつ深刻な被害を生じさせる上、性犯罪被害者がその被害の性質上支援を求めることが困難であるという性犯罪による被害の特性を踏まえ、被害者の負担の軽減や被害の潜在化の防止等のため、第三次犯罪被害者等基本計画に従い、ワンストップ支援センターの整備を推進すること>という文言がつけられていた。

 なぜ、整備推進を求めながら、それに必要な予算が充てられないのか。

数が少なく、営業時間も短いワンストップ支援センター
 そもそも、2012年に内閣府が作成した『性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター解説・運営の手引』にある「各都道府県に最低1カ所」とする成果目標はすでに達しているものの、まだまだ足りない。

 都道府県に1つしかない状況では、被害者の居場所が“最寄りの”ワンストップ支援センターから遠い場合、その足でセンターに向かうことが大きな負担になるケースも当然出てくる。それではせっかくのワンストップ支援の意味がなくなってしまう。

 2010年に出された国連の「女性に対する暴力に関する立法ハンドブック」では、女性20万人につき1カ所のワンストップ支援センターを設立すべきとしている。女性の人口がおよそ700万人の東京の場合、35カ所のワンストップセンターが必要ということになる。

 施設の営業時間も問題だ。東京、神奈川、大阪、福岡などの大都市圏では24時間365日対応のワンストップ支援センターがあるが、地方では17時ごろには窓口が締まり、週末や祝日は動かないものも多い。

 警視庁の発表によると、都内で発生した強制性交等は、全体の約51%のケースが午前0時から午前7時までの間に発生しているという。深夜早朝の対応が行われない状況では、ワンストップ支援センターとしての機能を十分に果たせない。

 また、ワンストップセンター自体の認知度の問題もある。

 国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ理事・事務局長の伊藤和子弁護士は、著書『なぜ、それが無罪なのか!? 性被害を軽視する日本の司法』(ディスカバー・トゥエンティワン)のなかで、伊藤詩織氏が被害を受けた後にワンストップ支援センターを利用しなかったため、病院やNPOをたらい回しにされたと証言していることを受け、次のように提言している。

<ワンストップ支援センターの知名度は若い女性の間でそんなに高くないはずです。「借金の相談はこちらへ」という法律事務所のように大々的なテレビコマーシャルで宣伝されているわけでもありません。(中略)今、ワンストップ支援センターはようやく全国各都道府県にいきわたりましたが、認知度の向上についても質の向上という点でも大きな課題を抱えています。(中略)広報については、政府広報など、政府にはもっともっとできることがあるはずではないでしょうか>

 国の支援によって改善しなければならない点はたくさんある。

高度な専門性を有するスタッフの時給が「1000円」でいいのか
 しんぶん赤旗の報道によれば、運営費のほとんどは被害者の支援を担当するスタッフの人件費であるという。

 しかし、その待遇は、性被害に遭った人の一生を左右する重要な責務を追うにはあまりにも悪い。

 3月12日の参院内閣委員会では、日本共産党の田村智子議員から発せられた交付金の積算根拠に関する質問に対し、渡邉清・内閣府大臣官房審議官がこのように回答している。

<平成31年度予算案におきまして、ワンストップ支援センターの相談員の人件費。これは24時間化365日間化をしていないセンターも含めまして共通でございますが、ベースとして、平日8時間、2名分。単価は1時間あたり、申し訳ないながら1000円という積算をしております>

 ワンストップ支援センターにおける相談員は、誰でもできるアルバイトなのだろうか? 被害者と信頼関係を構築できること、性暴力被害者に対してなにが二次被害になり得るかを把握していること、医療・カウンセリング・法律などに関する知識など、求められているものは高度かつ専門的な能力であるにもかかわらず、人件費に割く予算があまりに少なすぎる。

 この点を質問された男女共同参画担当大臣(当時)の片山さつき氏の口から発せられた回答はこうだ。

<この財政事情のなかでやっていきますと、やはりある意味、いろいろ経験があった方が、まあ、半ばボランティア的にって言うんですか、前職の経験を活かしてですね、というようなことに依拠している部分があるんですけれども>

 もちろん、現状維持のままで良いとしているわけではない。片山氏は委員会で、<もちろん、それだけでは限界が来るというのはわかっておりますので、今年度の部分だけではご期待に添えない部分も含めてですね、きっちりこのワンストップ支援センターの機能および体制ということについて、絶え間ない検討を重ねて参りたいと思っております>とも答弁していた。

 しかし“限界が来る”とわかっていながら、予算内におさめるために交付金を申請された額から8000万円も削減。期待に添えないどころではない。

 相談員の増員および待遇改善、ワンストップ支援センターの増設、すべてのセンターの24時間365日化、ワンストップ支援センターの周知徹底など、国が支援して進めなければならないことはあまりにも多い。

 ワンストップ支援センターは、男女問わず国民の安全な生活を守るために必要なものである。税金を投入すべき場所は、本来こういうところなのではないだろうか。ここに十分な予算を充てない理由がさっぱりわからない。

相談機関
◆全国性暴力被害者支援相談機関リンク集

◆性暴力救援センター・東京(SARC東京)

24時間365日受付の電話相談
性暴力救援ダイヤルNaNa 03-5607-0799

◆性暴力救援センター大阪(SACHICO)

24時間ホットライン072-330-0799

◆東京・強姦救援センター

03-3207-3692

◆NPO法人 レイプクライシスセンターTSUBOMI(ツボミ)

03-5577-4042

◆NPO法人 ハーティ仙台

022-274-1885

◆特定非営利活動法人 しあわせなみだ

「性暴力ゼロ」を目指して活動する団体です。相談受付は準備中ですが、性暴力に合った時どのように対処すればよいかなどHPに記載があります。

[wezzy_blogcard 21225]

[wezzy_blogcard 22446]

カテゴリー: 未分類

Hey!Say!JUMP・伊野尾慧、『めざまし』で巧妙な“宣伝”!? 「ぜひ行って」と呼びかけた場所

 Hey!Say!JUMP・伊野尾慧が木曜レギュラーを務める情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)が、10月31日に放送。この日の「伊野尾ピクチャー」では、同月30日リリースのニューアルバム『PARADE』に収録されている新曲「獣と薔薇」で、伊野尾が使用した“マスク”の紹介があった。

 「獣と薔薇」のミュージックビデオ(以下、MV)は、「人間と幸せに暮らしていた狼たち。ある日、戦が起きて人々は命を落とす。残された狼たちは愛した人間の姿となって歩き出す」という、ファンタジックなストーリーのもと作られたそう。メンバーが狼のマスクを着用したり、獣のように地面を這ったり、これまでにないワイルドなダンスも披露している。

 「伊野尾ピクチャー」では、伊野尾が「『PARADE』のMVの撮影で使ったこのマスクなんですけれども……」と言いつつ、「獣と薔薇」で着用した狼のマスクを顔に当てた、自身の写真を披露。狼の毛並みまで忠実に再現されていることがうかがえ、伊野尾は「よくできてると思いません!?」と得意げ。

 スタジオから「リアルですね!」と称賛が飛ぶと、伊野尾はさらに「生で見ると、本当の獣のような毛並み」「これ、メンバーそれぞれデザインが違うんです」と解説。伊野尾のマスクは黄色と灰色、そして茶色が混ざり合ったワイルドなデザインで、山田涼介は茶色で統一されつつ赤が混じったもの、八乙女光は青や緑など複数の色が混ざったもの……といったように、微妙にデザインの異なるマスクが使用されている。

 伊野尾がこのマスクを「生で見たくないですか?」と出演者に質問すると、「見たい!」との声が。ここでニヤリとほほえんだ伊野尾は、「名古屋のCDショップに行くと、僕のこのマスク、見れます!」といきなり宣伝。実際に、10月29日~11月4日の期間中、全国8都市のCDショップでメンバー着用のマスク展示が行われており、各地で盛り上がりを見せている様子。伊野尾は最後にダメ押しで、「ぜひみなさん行ってください!」と呼びかけていた。

 この日の放送にファンからは、「巧妙な宣伝! 伊野尾くんの話術すごい」「さすがJUMPの広報部長! いつもお疲れ様です(笑)」という声が。また、すでに展示を見たというファンからは、「伊野尾くんの言う通り、めちゃくちゃリアルな毛並みだった! ぜひ見てほしい~」「ちょうど昨日見てきたよ。うれしくて写真撮りまくっちゃった(笑)」との声も寄せられていた。
(福田マリ)

忘れがちなマイナンバーカードが五輪以降に劇的進化! 先に知っておきたいお得な新機能とは?

「知ってた? マイナンバーカードのスゴイ新機能!」

 元国税局職員さんきゅう倉田です。

 仕事がないときは、税金やお金の本を一日中読み、タイミングが合えば税金に興味がある人たちと集まって、知られざるお金の話を共有しています。例えば、年収8,000万円の会社員はアメリカの中古不動産を買って、それを賃貸することで源泉所得税を何千万円も還付するそうです。

 さて、10月からキャッシュレス還元事業がはじまりました。キャッシュレス決済でのポイント付与は6月で終わってしまいますが、その後はマイナンバーカードによるポイント付与が始まります。

 マイナンバーカードとキャッシュレス決済を紐付けることで、マイナポイントが貯まるようになります。もちろん、PayPayで決済すればPayPayのポイントが貯まり、クレジットカードで決済すれば、クレジットカードのポイントが貯まります。

 2019年11月現在では、身分証明書として使うくらいが主な使用方法だと思います。でも実は、それ以外にも便利な機能があります。

 例えば、コンビニで戸籍謄本や印鑑証明、住民票を発行することができるんです。マイナンバーカードさえあれば、いちいち役所に出向く必要がありません。また、自治体によっては、図書カードとして使えるところもあります。

 さらに、これからどんどん新しい機能が追加されます。

 2021年3月からは、健康保険証として使用できます。さらに、2021年10月からは、お薬手帳にもなります。もう、病院や薬局にお薬手帳を持参する必要がありません。健康保険証の機能が追加されたマイナンバーカード1枚で良いのです。これに伴って、スマホで服薬履歴や医療費情報をチェックできるようになります。

 2021年分の確定申告、つまり、2022年の2月に行う確定申告では、マイナンバーカードによって医療費が自動表示されます。かさばる医療費の領収証を保存し、集計して、現在は提出が必要な「明細書」を記入する必要がなくなります。医療費の金額を表示するだけでなく、医療費控除が受けられるかどうかも分かるようになるんです。

 それから2022年以降になりますが、教員免許状やハローワークカードの機能も備わります。公的機関が発行するありとあらゆるカードの代わりや証明になるといいですね。

マイナンバーカードの申請もどこでもできるようになる

 

 さらに、まだマイナンバーカードを持っていない方は、どこで申請するのかも分かっていないと思います。今までは、役所に行くか郵送するかスマホで申請していました。

 これでも十分ですが、さらに、ハローワークや税務署、病院、郵便局といった様々な場所で申請ができるようになります。ますます気軽になりますね。

☆今回のポイント

「マイナンバーカードはどんどん便利になる。持っていないと損をする」

 来年7月からのマイナポイントの恩恵は計り知れません。さらに、健康保険証になり、医療費の領収証のデータが保存されるとなると、国民全員にマイナンバーカードを持つメリットがあります。持っていない方は、役所に行くか、スマホを操作して、すぐに申請しましょう。

●さんきゅう倉田
大学卒業後、国税専門官試験を受けて東京国税局に入庁。法人税の調査などを行ったのち退職、芸人となる。芸人活動の傍ら、執筆や講演で生計を立てる。好きな言葉『増税』。

日テレ看板番組『笑点』が視聴率2ケタ割れの大低迷で「年内に昇太クビ説」が急浮上

 日本テレビ系の国民的お笑い番組『笑点』の司会でお馴染みの人気落語家・春風亭昇太。今年6月30日に同番組の生放送で結婚を電撃発表し、今月19日にめでたく披露宴が行われたが、『笑点』的にはこの結婚が裏目に出て視聴率が低下。司会交代まで囁かれているという。

「昇太といえば、“結婚できない男”という自虐が受けて人気を集めていましたが、その後、お相手の一般女性が、実は元タカラジェンヌで、実家の資産が50億円超という令嬢だということが判明。これによって主婦層の嫉妬を買って、人気が急落したとみられています。実際、『笑点』の視聴率は、電撃結婚を発表した回こそ16.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)でしたが、その後、15.9%、12.1%と下がり続け、今もだいたい13~15%の間を低迷中。そのため、昇太の司会降板まで噂されているのです」(演芸ライター)

 2016年に、それまで5代目司会を務めてきた故・桂歌丸さんが体調不良で降板した際には、6代目司会の座をめぐって、水面下で大喜利メンバーの熾烈な争いがあった。

 なかでも、三遊亭圓楽一門が積極的に動いたが、日テレは若返りを図るため、昇太を抜擢。その結果、就任当初は、20%前後の視聴率を記録したが、昨年1月にNHKの大相撲中継に抜かれて15%割れ。それ以降、視聴率が下がり始めて苦戦していたが、同年4月のエイプリフール企画で圓楽が一日司会を務めたところ、数字が20%近くに回復。司会に関して“圓楽待望論”が持ち上がった。

「圓楽は、番組では“腹黒”キャラなうえ、“錦糸町ラブホ不倫“が発覚して主婦層に反感を買っていると言われてますが、『笑点』の収録が行われる後楽園ホールの楽屋口には、圓楽を出待ちするおばさんたちが列をなしている。隠れた人気があるんです」(番組スタッフ)

 そんな中、7代目司会就任は時間の問題と言われていたものの、昨年9月に肺がんを公表。司会交代は遠のいたと見られていたが、復帰後の『笑点』の視聴率が19.9%を記録。人気の根強さを証明した。

 一方、昇太は今年6月に落語芸術協会会長に就任。同時期に、“結婚できない男”を返上して、60歳を前に18歳年下の一般女性との結婚を発表。結婚発表時はご祝儀視聴率もあって16.3%を記録したが、その後、視聴率は再び低迷し、9月5日に放送された『笑点』では、9.8%と、とうとう10%を割ってしまった。

「やはり、昇太の“結婚できない男“という自虐ネタが使えないのは大きい。大喜利メンバーも突っ込めなくなって、番組の売りがひとつ減ってしまいました」(番組関係者)

 そんな中、視聴率回復を狙って、関係者の間で再び圓楽待望論が再燃したというが、7月には新たに圓楽に脳腫瘍が見つかることに。もっとも、円楽はその後、腫瘍を放射線療法で除去。10月6日に放送された『笑点』で復帰を果たした。

「2度の大病を克服した圓楽は、来年2月で70歳。番組スタッフからは、その前に7代目司会に抜擢して、花道を飾らせてやりたいという声があがっています」(前同)

 圓楽自身も大喜利の司会に執念を燃やしており、早ければ年内にも昇太からバトンタッチされるのでは、という噂まで囁かれているが、日テレがどんな決断を下すのか、注目したい。

『同期のサクラ』でまたロボット・ヒロインに……“朝ドラ女優”高畑充希はこれでいいのか?

 NHKの朝ドラに出演することは、若手女優にとって大きな登竜門だ。

 今クールのドラマを見ても、主演では『少年寅次郎』(NHK)の井上真央、『G線上のあなたと私』(TBS系)の波瑠、『同期のサクラ』(日本テレビ系)の高畑充希。

 脇役では『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)の吉岡里帆や『俺の話は長い』(日本テレビ系)の清原果耶など、朝ドラ出演で注目を浴びた女優が目立った活躍を見せている。

 つまり朝ドラで全国的な知名度を獲得してから次のステップを踏むことが出世コースとなっているが、同時に朝ドラで成功した後、どんな役を演じるのかという進路の選択に苦労しているように見える。

 そんな中、朝ドラ出演によって演じる役が大きく変わったのが高畑だ。

 高畑は現在、水曜夜10時の『同期のサクラ』で主演を務めている。本作は、故郷の離島と本土の間に橋をかけたいという目標を持って大手建設会社に就職した北野サクラ(高畑)と同期の仲間たちの、2009年から現在(19年)までの10年間を描いた物語だ。

 脚本は遊川和彦。高畑とは『過保護のカホコ』(日本テレビ系)に続いての再タッグ。『過保護のカホコ』も『同期のサクラ』も、高畑が演じるのは空気を読まずに自分の思っていることを言って周囲を翻弄する、機械のようなしゃべり方をする極端に記号化されたロボットのような女性だ。これは遊川が最も得意とするヒロイン造形で、かつて大ヒットした『女王の教室』(同) も『家政婦のミタ』(同)も同じパターンで作られていた。

 しかしまさか、遊川作品のヒロインを高畑が演じ、ここまでハマるとは思わなかった。なぜなら、今まで高畑が演じてきた役はサクラのようなロボット・ヒロインとは真逆の、一見ふつうに見えるが、心の奥底にめんどくさい感情を隠し持った繊細な女性だったからだ。

 高畑は現在27歳。05年、中学生の時にホリプロが主催したミュージカル『山口百恵トリビュートミュージカル プレイバックpart2 ~屋上の天使』のオーディションで主演の座を獲得し、女優デビューを果たした。

 

 その後、07~12年までミュージカル『ピーターパン』の8代目ピーターパンを務め、『奇跡の人』など、さまざまな舞台で活動。

 テレビドラマで大きく注目されたのは、木皿泉が脚本を手掛けたSFテイストの学園ドラマ『Q10』(日本テレビ系)だろう。本作で高畑は、自分に自信がない真面目な優等生を演じた。

『Q10』を筆頭に、自分に自信のない女性の繊細な内面、男には若干めんどくさく見える鬱屈した内面を抱えた女性を演じさせると、高畑は突出した魅力を見せた。

 中でも坂元裕二脚本の『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(同)では、一見社会に適応している社会人だが、その奥底に不安やいらだちを抱えた不安定な女性を見事に演じていた。

 当時の高畑は二番手、三番手の役が多く、社会に過剰適応した優等生的な内面を抱えた女性を演じさせたら右に出る者がいない名脇役というポジションだった。

 そんな高畑の立ち位置は、朝ドラの『とと姉ちゃん』で連続ドラマ初主演を務めたことで大きく変化する。彼女が演じたのは亡き父に代わって、2人の妹と母親を支えようとする“とと姉ちゃん”こと小橋常子。物語は王道の朝ドラで、出版社の編集長へと成長していく常子の姿を半年間かけて演じ、高く評価された。

 その後、高畑は主演の仕事が増えるのだが、主演を演じるようになると、求められる役割はめんどくさい内面を抱えた鬱屈した女性から、わかりやすい記号的なキャラクターへと変化し、『過保護のカホコ』や『忘却のサチコ』(テレビ東京系)など、感情を表に出さない(もしくは極端に記号的な振る舞いをする)ロボット・ヒロイン路線が続いている。

 一方で、ドラマ『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)の女刑事や地方在住のギャルを演じた映画『アズミ・ハルコは行方不明』など、人間的な役も演じてはいるのだが、やはり印象に残るのは『同期のサクラ』のようなロボット・ヒロイン路線で、後者が高畑のパブリック・イメージになりつつある現況を見ていると、果たしてこの方向性でいいのだろうかと思ってしまう。

 もちろんロボット・ヒロインといっても、高畑が演じているだけあって、もう少し複雑だ。サクラも、感情を表に出さない機械のように見えながら、時々、人間らしい感情がにじみ出る瞬間があり、そこで物語の感動が生まれる作りになっている。

 そんな、微妙な感情のゆらぎを見ていると、高畑自体は今も変わっておらず、求められる役割をクリアしながら、なんとか自分の持ち味を出そうと模索している渦中なのかもしれない。そんな高畑のけなげな姿には、やっぱり真面目な優等生だなぁと感心する。しかし一方で、昔からのファンとしては、もっとめんどくさい高畑が見たいと思ってしまうのだ。

●なりま・れいいち
1976年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。

◆「女優の花道」過去記事はこちらから◆