【雑誌付録レビュー】「VOCE」12月号、「毛穴埋めファンデブラシ」の実力は……?【女性誌】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。しかし、本当に使えるのかどうかは「開けてみないとわからない」のが付録の悩ましいところ。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと……」というものまで、そのクオリティは千差万別。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録:VOCE 2019年12月「テク上げメイクブラシセット」「カバーマーク トリートメント クレンジングミルク」ほか

お得度:★★★★★(ブラシ2本にメイク落としのセット)
もっと使いたい:★★★★★(肌触りが最高に気持ち良い!)
落ちやすさ:★★★★★(軽くなでるだけでするんと落ちる)

VOCE(ヴォーチェ)12月号と付録

 「VOCE(ヴォーチェ)」(講談社)12月号の付録は内容盛りだくさん! 4つのアイテムがついています。

・テク上げメイクブラシセット
・カバーマーク トリートメント クレンジングミルク 30g
・エスト G.P.エンリッチドセラム 0.8g×2包/G.P.コンディショニングセラム 1.2ml×2包
・2019クリスマスコフレ&限定コスメBOOK

 テク上げメイクブラシセットは、ヘア&メイクアップアーティストの中山友恵さん監修のもので、「毛穴埋めファンデブラシ」と「多機能アイブロウブラシ」の2本セット♪ さらに、名品コスメとして名高いカバーマークのトリートメントクレンジングミルクも付いていて、30gとお得感があります! 

 サイズは、毛穴埋めファンデブラシがタテ15cm、多機能アイブロウブラシがタテ10.5cm(キャップなし時)。それほど大きなサイズではありませんので、ポーチに入れて持ち運びも可能。毛の材質はナイロン、持ち手はABS樹脂でとても軽い!

 名品コスメとして名高い「カバーマーク トリートメント クレンジングミルク」は、チューブタイプなのでお得感があり、旅行用にも最適な大きさです。

 ほかにも張り込み付録で、循環力を高める美容液「エスト G.P.エンリッチドセラム 」「エスト G.P.コンディショニングセラム」がそれぞれ2包、「2019クリスマスコフレ&限定コスメBOOK」も付いています。

VOCE 2019年12月付録メイクブラシセット

 毛穴埋めファンデブラシは、パウダリーファンデーションやチークを付けるときに使用します。

 触ってみるとコシがありつつも、一本一本の毛がとても細く毛先がふんわりとしています。ブラシをパウダリーファンデーションの上に滑らせるとしっかりとついてくれて、肌に当ててみるとティッシュで触れているかのような柔らかさ!

VOCE 2019年12月付録メイクブラシセット2

 小さな毛穴から、開ききった毛穴までバッチリ埋めてくれました。誌面では、ブラシを使った「きちんと肌」と「カジュアル肌」の作り方も説明されているので、使いこなせるようになりたいです! ただ、個人的にはブラシの面の大きさが物足りないので、顔全体に使用するというより、毛穴が特に気になる部分に使いたいと思いました。

VOCE 2019年12月付録多機能アイブロウブラシ

 多機能アイブロウブラシは、毛先を使えば細く、面全体を使えば大きく描いたりぼかしたりできるのでとても優秀。キャップもちゃんと付いています。

VOCE 2019年12月付録レビュー

 力の入れ具合でさまざまなぼかし方ができるので、眉頭にも眉尻にも使えそうです! 監修した中山さんによると、「眉頭の立ち上げ、面を使って眉を描く、エッジを使ってシャープな線を描くなど、他にはないマルチな機能が魅力」とのこと。こちらも、誌面で「しっかり眉」「ふわっと眉」の作り方を説明してくれてますよ。

VOCE 2019年12月付録カバーマーク トリートメント クレンジングミルク

 カバーマークの「トリートメントクレンジングミルク」は、テクスチャー軽めのジェル。柑橘系の香りがしてとても爽やかです♪

VOCE 2019年12月付録カバーマーク トリートメント クレンジングミルク2

 早速、先ほどアイブロウブラシで描いた線をこれで落としてみました。

 指の腹で軽くなでるだけで、するする落ちていきます。「軽いのにオイル並みのクレンジング力」と美容のプロが絶賛しているそう。洗い流した後もつっぱることなくしっとり。美容液成分が89%も配合されているんですね! 現物のお値段は¥3000(200g)なので、30gだと¥450。ハイコスパな付録に大満足です♪

 次は貼り込み付録の、エスト「G.P.コンディショニングセラム」「G.P.エンリッチドセラム」を、見た目の違いが分かりやすいようにプレートに出してみました。左がG.P.コンディショニングセラム、右がG.P.エンリッチドセラムです。

エスト G.P.コンディショニングセラム、G.P.エンリッチドセラム

 お肌に付ける順番としては左から右の流れでG.P.コンディショニングセラム→G.P.エンリッチドセラムです。

 G.P.コンディショニングセラムは、とろみのあるテクスチャーのローション状美容液。G.P.エンリッチドセラムは、乳液状美容液でよくある乳液よりコクがあります。乳液とクリームの間くらいのイメージですね。

 どちらもデパコスのような高級感のある香りが印象的で、塗って時間がたった後でも肌がしっとりしました。

 一通り付録を試した後は、今年は何買おうかな?と、「2019クリスマスコフレ&限定コスメBOOK」に目を通したのですがこれがものすごい情報量!事前にこれだけ見られるのはうれしいし、すごく助かるなと思いました♪

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

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「このくそババア!」鬼嫁にブチギレられた“万引き老婆”……Gメンとの再会で恨み節炸裂!!

 こんにちは、保安員の澄江です。

 いままで多くの万引き犯を捕まえてきた私ですが、印象深い被疑者や現在取り扱っている常習者を除いては、そのほとんどを記憶に残していません。日々、さまざまな土地の現場を巡回しているので、自分の手で捕まえた犯人はおろか、お店や警察の担当者の顔を覚えるだけでも大変なのです。年齢のせいか、最近は記憶力が低下したのか、日常生活における物忘れも増えてきました。「貯金」(限りなく被疑者に近い不審者のこと)に対する反応も鈍くなってきており、犯行の瞬間を記憶するので精一杯の状況のようにも思えます。年を追うごとに視力も悪くなっているので、確実な現認が取れなくなった時が引退するときだと、心に決めている次第です。

 しかし、捕まえられた側からすれば、私の顔は忘れられないのでしょう。私の声かけをきっかけに、多額の罰金を支払ったり、刑務所に行くことになった人などは、なおさらのこと。なかには報復願望を持たれている方もおられるようで、過去には捕捉現場となった店舗内で捜索され、追い回してくる人もいました。今回は、拘置所から出てきた被疑者との望まぬ再会について、お話ししていきたいと思います。

「あら、あなた。こんなところで会えるとは思わなかったわ……」

 うっかり体調を崩してしまい、かかりつけの病院で診察を受けるべく待合室で待機していると、見知らぬ老婆から声をかけられました。あまりに痩せ細った体は、骨と皮だけで構成されているような雰囲気で、全体的に鳥をイメージさせます。

(見たことある人のような気もするけど、誰だっけ……)

 痩せこけた「湯ばあば」のように微笑む老婆を前に、愛想笑いを浮かべて記憶を辿ってみますが、まるで思い当たりません。すると、全てを察したらしい老婆は、いやらしくほくそ笑みながら言いました。

「あんた、まだ、あのスーパーでやっているのかい?」
「え?」

 鼻を掻きながら上目使いに言う老婆の顔は、憎悪に満ち溢れている感じで、背筋に悪寒が走ります。魔女のように尖った鼻を掻く老婆の皮張った手と、馴染み深い現場の店名をヒントに記憶を辿ってまもなく、この老婆が事務室で大声を出しているシーンを鮮明に思い出しました。

 あれは確か、3年ほど前のことだったと思います。巡回中、豚ロースのブロック肉や明太子、トマト、高級ウインナー、サランラップなどの商品をバッグに隠した彼女が、金を払わずに店を出たところで声をかけると、話を聞く様子を見せずに立ち去ろうとしたのです。

「ちょっと待って。そのバッグの中のモノ、なにも払ってないでしょう?」
「あんた、なんなのよ。あたしは、ここの常連なのよ。そんな言いがかりをつけて、ただで済むと思っているのかい?」

 犯行の一部始終は、この目ではっきり見たので、どんなに否認されても怯むことはありません。爆笑問題の太田光さんにそっくりなマネージャーが、たまたま近くにいたので手を借り、嫌がる老婆を説得しながら引きずるようにして事務所まで連れて行くと、席に着いた途端に不遜な態度で喚き始めました。

「あたしは、この店に何十年も通う上客なんだよ。あんたみたいな下っ端じゃなく、店長を呼んでおくれ」
「店長はお休みで、今日の責任者は私です。おばあちゃんね、あなたは上客どころか、迷惑客ですよ」

 事務的に処理を進めるマネージャーを前に、途端に狼狽してみせた老婆は、使い古されたガマグチから5,000円札を取り出してテーブルの上に置きました。それに併せて、商品を隠したバッグも差し出します。

「ここに入れちゃったから、払うのを忘れちゃったんです。ちゃんと払いますから、これで勘弁しておくれよ」
「盗った量も多いし、警察呼びますね」
「いつも来ているんだから、そんなこと言わないでおくれよ。実は、嫁があたしに冷たくするから、それがつらくてねえ……」

 居直りが通用しないとみるや、嫁にいじめられて毎日が辛いと泣きを入れ始めた老婆でしたが、見るからにクールなマネージャーの心を変えるには至りません。

「雨の日に限って、買い物と子どもの送り迎えを私に押しつけるような嫁なんだ。ロスだ、ハワイだって、自分たちばっかり遊びに行って、あたしは年金すら自由にできないんだよ」

 警察官が到着するまでの間、嫁によるいじめの詳細を涙ながらに吐露し続けた老婆は、警察官の姿を見た途端に態度を急変させます。

「こんなことくらいで警察を呼ぶなんて、ひどいじゃないか。あんたのこと、忘れないからね!」

 その後、前科のあったらしい老婆は基本送致となり、当然のことながら逮捕者である私も警察署に同行されました。犯行現場における実況見分を済ませてパトカーで警察署に向かい、地域課の取調室で様々な書類を作成すること、およそ6時間。ようやくに逮捕手続きを終えて廊下に出ると、ドキッとするほど大きな女性の怒鳴り声が聞こえてきます。

「このくそババア! 今回は許さないからね。もう家から出て行ってもらうよ」

 壁際に設置された背もたれのないベンチをみれば、取り調べを終えたらしい老婆がガラ受けにきたお嫁さんらしき人に見下ろされる形で座っており、だらだらと涙を流しています。

「あんたみたいな泥棒は、早く死ねばいいのにね。これ以上、私たちに迷惑をかけるなら、葬式も出してやらないから」
「ううっつ、もうしないから、勘弁しておくれよ……」

 罵詈雑言を浴びせて老婆を責めるお嫁さんらしき人の顔を見れば、話しかける気が起こらないほどに冷たく、まるで汚物を前にしているかのような態度で老婆に接しています。

 本音を言えば近付きたくありませんが、署内の構造上、階下まで降りるにはベンチの前を通過するほかありません。素知らぬふりをして、なるべく見られないように、そそくさとベンチの前を通過しようとすると、私の姿を見た老婆が突然に顔を上げて叫びました。

「全部あんたのせいだ! あんたのことだけは、絶対に忘れない!」

 呪いつけるような目で私を睨む老婆の眼よりも、その横で軽い微笑みを浮かべて私を見つめるお嫁さんらしき人の表情が印象的で、この老婆のことは記憶に埋もれてしまったようです。

「あなた、あの時の……」
「あたしは、40万円の罰金刑になって、労役に行かされたんだ。罰金を払えるような金はないし、家族にも立て替えてもらえなかったから、3カ月近くも拘置所で働かされたの。あんたのおかげで、もう地獄だった」
「そんなこと言われても困りますね。悪いことをしたのはあなただし、罰を受けるのも仕方ないじゃないですか」
「ふん、なによ。たかが警備員のくせして、偉そうに。あたしは家を追い出されて、6畳一間のアパートに独りで暮らしているんだ。あれから孫にも会えていないし、あんたへの恨みは、一生忘れないから」

 この人に、何を言っても仕方ない。言葉を返すこともなく、待合室で睨み合っていると、私の名前がタイミングよくアナウンスされました。診察室に向かうべく、老婆の視線を無視する形で立ち上がったところ、憎々しげな顔の老婆が私の背中に向けて呟きます。

「こんなに人を不幸にしておきながら平気な顔して、あんたみたいな人が一番悪いわ」

 診察室に入ると、怒りからなのか顔が相当に紅潮していたようで、担当してくださる舟木一夫似の医師に驚かれました。ここだけの話だと、堪えきれずに事情を話せば、深呼吸をするよう進言され、少し落ち着いたところで医師が言います。

「私も、ここだけの話をしますね。あのおばあちゃんね、かなり認知症が進行しているので、近いうちに忘れちゃうと思います。だから、心配しないで。大丈夫ですよ」

 素敵な笑顔で慰められて、老婆への怒りが鎮まった私でしたが、今度は目の前にいる医師に向けて心拍数を上昇させることになりました。素敵な男性の優しさに触れると、年齢に関係なく、ときめいてしまうものなのです。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)

「このくそババア!」鬼嫁にブチギレられた“万引き老婆”……Gメンとの再会で恨み節炸裂!!

 こんにちは、保安員の澄江です。

 いままで多くの万引き犯を捕まえてきた私ですが、印象深い被疑者や現在取り扱っている常習者を除いては、そのほとんどを記憶に残していません。日々、さまざまな土地の現場を巡回しているので、自分の手で捕まえた犯人はおろか、お店や警察の担当者の顔を覚えるだけでも大変なのです。年齢のせいか、最近は記憶力が低下したのか、日常生活における物忘れも増えてきました。「貯金」(限りなく被疑者に近い不審者のこと)に対する反応も鈍くなってきており、犯行の瞬間を記憶するので精一杯の状況のようにも思えます。年を追うごとに視力も悪くなっているので、確実な現認が取れなくなった時が引退するときだと、心に決めている次第です。

 しかし、捕まえられた側からすれば、私の顔は忘れられないのでしょう。私の声かけをきっかけに、多額の罰金を支払ったり、刑務所に行くことになった人などは、なおさらのこと。なかには報復願望を持たれている方もおられるようで、過去には捕捉現場となった店舗内で捜索され、追い回してくる人もいました。今回は、拘置所から出てきた被疑者との望まぬ再会について、お話ししていきたいと思います。

「あら、あなた。こんなところで会えるとは思わなかったわ……」

 うっかり体調を崩してしまい、かかりつけの病院で診察を受けるべく待合室で待機していると、見知らぬ老婆から声をかけられました。あまりに痩せ細った体は、骨と皮だけで構成されているような雰囲気で、全体的に鳥をイメージさせます。

(見たことある人のような気もするけど、誰だっけ……)

 痩せこけた「湯ばあば」のように微笑む老婆を前に、愛想笑いを浮かべて記憶を辿ってみますが、まるで思い当たりません。すると、全てを察したらしい老婆は、いやらしくほくそ笑みながら言いました。

「あんた、まだ、あのスーパーでやっているのかい?」
「え?」

 鼻を掻きながら上目使いに言う老婆の顔は、憎悪に満ち溢れている感じで、背筋に悪寒が走ります。魔女のように尖った鼻を掻く老婆の皮張った手と、馴染み深い現場の店名をヒントに記憶を辿ってまもなく、この老婆が事務室で大声を出しているシーンを鮮明に思い出しました。

 あれは確か、3年ほど前のことだったと思います。巡回中、豚ロースのブロック肉や明太子、トマト、高級ウインナー、サランラップなどの商品をバッグに隠した彼女が、金を払わずに店を出たところで声をかけると、話を聞く様子を見せずに立ち去ろうとしたのです。

「ちょっと待って。そのバッグの中のモノ、なにも払ってないでしょう?」
「あんた、なんなのよ。あたしは、ここの常連なのよ。そんな言いがかりをつけて、ただで済むと思っているのかい?」

 犯行の一部始終は、この目ではっきり見たので、どんなに否認されても怯むことはありません。爆笑問題の太田光さんにそっくりなマネージャーが、たまたま近くにいたので手を借り、嫌がる老婆を説得しながら引きずるようにして事務所まで連れて行くと、席に着いた途端に不遜な態度で喚き始めました。

「あたしは、この店に何十年も通う上客なんだよ。あんたみたいな下っ端じゃなく、店長を呼んでおくれ」
「店長はお休みで、今日の責任者は私です。おばあちゃんね、あなたは上客どころか、迷惑客ですよ」

 事務的に処理を進めるマネージャーを前に、途端に狼狽してみせた老婆は、使い古されたガマグチから5,000円札を取り出してテーブルの上に置きました。それに併せて、商品を隠したバッグも差し出します。

「ここに入れちゃったから、払うのを忘れちゃったんです。ちゃんと払いますから、これで勘弁しておくれよ」
「盗った量も多いし、警察呼びますね」
「いつも来ているんだから、そんなこと言わないでおくれよ。実は、嫁があたしに冷たくするから、それがつらくてねえ……」

 居直りが通用しないとみるや、嫁にいじめられて毎日が辛いと泣きを入れ始めた老婆でしたが、見るからにクールなマネージャーの心を変えるには至りません。

「雨の日に限って、買い物と子どもの送り迎えを私に押しつけるような嫁なんだ。ロスだ、ハワイだって、自分たちばっかり遊びに行って、あたしは年金すら自由にできないんだよ」

 警察官が到着するまでの間、嫁によるいじめの詳細を涙ながらに吐露し続けた老婆は、警察官の姿を見た途端に態度を急変させます。

「こんなことくらいで警察を呼ぶなんて、ひどいじゃないか。あんたのこと、忘れないからね!」

 その後、前科のあったらしい老婆は基本送致となり、当然のことながら逮捕者である私も警察署に同行されました。犯行現場における実況見分を済ませてパトカーで警察署に向かい、地域課の取調室で様々な書類を作成すること、およそ6時間。ようやくに逮捕手続きを終えて廊下に出ると、ドキッとするほど大きな女性の怒鳴り声が聞こえてきます。

「このくそババア! 今回は許さないからね。もう家から出て行ってもらうよ」

 壁際に設置された背もたれのないベンチをみれば、取り調べを終えたらしい老婆がガラ受けにきたお嫁さんらしき人に見下ろされる形で座っており、だらだらと涙を流しています。

「あんたみたいな泥棒は、早く死ねばいいのにね。これ以上、私たちに迷惑をかけるなら、葬式も出してやらないから」
「ううっつ、もうしないから、勘弁しておくれよ……」

 罵詈雑言を浴びせて老婆を責めるお嫁さんらしき人の顔を見れば、話しかける気が起こらないほどに冷たく、まるで汚物を前にしているかのような態度で老婆に接しています。

 本音を言えば近付きたくありませんが、署内の構造上、階下まで降りるにはベンチの前を通過するほかありません。素知らぬふりをして、なるべく見られないように、そそくさとベンチの前を通過しようとすると、私の姿を見た老婆が突然に顔を上げて叫びました。

「全部あんたのせいだ! あんたのことだけは、絶対に忘れない!」

 呪いつけるような目で私を睨む老婆の眼よりも、その横で軽い微笑みを浮かべて私を見つめるお嫁さんらしき人の表情が印象的で、この老婆のことは記憶に埋もれてしまったようです。

「あなた、あの時の……」
「あたしは、40万円の罰金刑になって、労役に行かされたんだ。罰金を払えるような金はないし、家族にも立て替えてもらえなかったから、3カ月近くも拘置所で働かされたの。あんたのおかげで、もう地獄だった」
「そんなこと言われても困りますね。悪いことをしたのはあなただし、罰を受けるのも仕方ないじゃないですか」
「ふん、なによ。たかが警備員のくせして、偉そうに。あたしは家を追い出されて、6畳一間のアパートに独りで暮らしているんだ。あれから孫にも会えていないし、あんたへの恨みは、一生忘れないから」

 この人に、何を言っても仕方ない。言葉を返すこともなく、待合室で睨み合っていると、私の名前がタイミングよくアナウンスされました。診察室に向かうべく、老婆の視線を無視する形で立ち上がったところ、憎々しげな顔の老婆が私の背中に向けて呟きます。

「こんなに人を不幸にしておきながら平気な顔して、あんたみたいな人が一番悪いわ」

 診察室に入ると、怒りからなのか顔が相当に紅潮していたようで、担当してくださる舟木一夫似の医師に驚かれました。ここだけの話だと、堪えきれずに事情を話せば、深呼吸をするよう進言され、少し落ち着いたところで医師が言います。

「私も、ここだけの話をしますね。あのおばあちゃんね、かなり認知症が進行しているので、近いうちに忘れちゃうと思います。だから、心配しないで。大丈夫ですよ」

 素敵な笑顔で慰められて、老婆への怒りが鎮まった私でしたが、今度は目の前にいる医師に向けて心拍数を上昇させることになりました。素敵な男性の優しさに触れると、年齢に関係なく、ときめいてしまうものなのです。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)

「専門家でもないのに」「きれいごと」学校教育への持論を展開し物議を醸した有名人3人

ロックバンド、RADWIMPS・野田洋次郎が自身のTwitterで、日本の教育について自らの考えを述べ、物議を醸した。10月8日、野田は「学生の皆は全教科を満遍なくできるようになる必要など全くないと思います」と書き出し、「この国の教育をそこまで信じる必要もない。英語はその最たるもの」と、日本の教育に問題提起。そして、「どれか一つでも飛び抜けて好きになれれば全部平均点の人よりずっと強いと思います」と持論をつづった。

「野田が『日本でまじめに6年、9年間英語の授業を受けてもほとんどの人が英語を話せない。そんなの普通に考えておかしい』と日本の英語教育を批判したところ、ネットユーザーからは『教育の専門家でもないのに、口出ししない方がいい』『偉そうなことを言うなら、教育者にでもなれば?』といった辛口コメントのほかに、『一つだけ得意科目があっても、受験には合格できない。ある程度、万遍なく学ぶことも大事』といった指摘が寄せられることに」(芸能ライター)

 また、元サッカー日本代表・本田圭佑も野田と同様に、Twitter上で日本の学校教育に物申し、多くのリプライが寄せられ議論を招くことになった。8月7日、本田は「なぜ学校では学問を最初に教えようとするのか? 本当にそれが生きていく為に必要なことなのか?」「何か起こったときに火を自分でおこしたこともない僕はちゃんとした教育を受けたことになるのか? こんなにも自然災害が身近であるのに」と学問よりも学ぶべきことがあるといった趣旨の投稿をした。

「地震や台風など、自然災害が多発する日本の現状を踏まえ上での発言でしたが、『教育現場に携わっているけど、学校でそれを教えるのは難しい。家庭やボーイスカウトなど、学校外で学ぶものだと思う』『言いたいことはわかるけど、火を起こす方法よりも学校で学ぶ勉強の方が使う頻度が圧倒的に高い』『火起こしだって、科学の知識が必要でしょ』とネット上ではさまざまな意見が飛び交いました」(同)

 さらに、歌手・米津玄師も、日本の学校教育について、Twitter上で考えをつづったことがある。米津は3月6日、小学生時代に通っていた絵画教室で、「同年代の生徒が描いた絵を指導という名目でズケズケと塗りつぶしながら修正した教師をそばで見ていた」と切り出し、その時の「こんな悪人が世にいるのか」と思った記憶が、自身の人格に影響していることを明かした。そして、この経験について「痛みがなければ理解できないという理由で、暴力を正当なものだと挿げ替えようとすることの浅ましさ」と分析し、「その胸には暴力に耐え切った優秀なケースだけが成功体験として残り、足元に積み上がった失敗には一切目を向けない。自分の指導能力のなさを子供に押し付ける態度でしょうね」と、教師を痛烈に批判した。

「米津の投稿に、ネットユーザーからは『教育現場や子育てをしている立場からすると、ただのきれいごとのように感じる』『絵画教室の先生は、“技術”を教えるためにそうしたんじゃないの?』『自分を正当化して、価値観が合わない人を罵っているようで不快』と厳しい意見が噴出しました」(同)

 彼らの発言も一理ある一方、教育現場の現実との温度差を感じたネットユーザーからは、同意を得られなかったようだ。
(立花はるか)

「専門家でもないのに」「きれいごと」学校教育への持論を展開し物議を醸した有名人3人

ロックバンド、RADWIMPS・野田洋次郎が自身のTwitterで、日本の教育について自らの考えを述べ、物議を醸した。10月8日、野田は「学生の皆は全教科を満遍なくできるようになる必要など全くないと思います」と書き出し、「この国の教育をそこまで信じる必要もない。英語はその最たるもの」と、日本の教育に問題提起。そして、「どれか一つでも飛び抜けて好きになれれば全部平均点の人よりずっと強いと思います」と持論をつづった。

「野田が『日本でまじめに6年、9年間英語の授業を受けてもほとんどの人が英語を話せない。そんなの普通に考えておかしい』と日本の英語教育を批判したところ、ネットユーザーからは『教育の専門家でもないのに、口出ししない方がいい』『偉そうなことを言うなら、教育者にでもなれば?』といった辛口コメントのほかに、『一つだけ得意科目があっても、受験には合格できない。ある程度、万遍なく学ぶことも大事』といった指摘が寄せられることに」(芸能ライター)

 また、元サッカー日本代表・本田圭佑も野田と同様に、Twitter上で日本の学校教育に物申し、多くのリプライが寄せられ議論を招くことになった。8月7日、本田は「なぜ学校では学問を最初に教えようとするのか? 本当にそれが生きていく為に必要なことなのか?」「何か起こったときに火を自分でおこしたこともない僕はちゃんとした教育を受けたことになるのか? こんなにも自然災害が身近であるのに」と学問よりも学ぶべきことがあるといった趣旨の投稿をした。

「地震や台風など、自然災害が多発する日本の現状を踏まえ上での発言でしたが、『教育現場に携わっているけど、学校でそれを教えるのは難しい。家庭やボーイスカウトなど、学校外で学ぶものだと思う』『言いたいことはわかるけど、火を起こす方法よりも学校で学ぶ勉強の方が使う頻度が圧倒的に高い』『火起こしだって、科学の知識が必要でしょ』とネット上ではさまざまな意見が飛び交いました」(同)

 さらに、歌手・米津玄師も、日本の学校教育について、Twitter上で考えをつづったことがある。米津は3月6日、小学生時代に通っていた絵画教室で、「同年代の生徒が描いた絵を指導という名目でズケズケと塗りつぶしながら修正した教師をそばで見ていた」と切り出し、その時の「こんな悪人が世にいるのか」と思った記憶が、自身の人格に影響していることを明かした。そして、この経験について「痛みがなければ理解できないという理由で、暴力を正当なものだと挿げ替えようとすることの浅ましさ」と分析し、「その胸には暴力に耐え切った優秀なケースだけが成功体験として残り、足元に積み上がった失敗には一切目を向けない。自分の指導能力のなさを子供に押し付ける態度でしょうね」と、教師を痛烈に批判した。

「米津の投稿に、ネットユーザーからは『教育現場や子育てをしている立場からすると、ただのきれいごとのように感じる』『絵画教室の先生は、“技術”を教えるためにそうしたんじゃないの?』『自分を正当化して、価値観が合わない人を罵っているようで不快』と厳しい意見が噴出しました」(同)

 彼らの発言も一理ある一方、教育現場の現実との温度差を感じたネットユーザーからは、同意を得られなかったようだ。
(立花はるか)

『おっさんずラブ』茨城空港での記者会見にテレ朝から送迎バスも…タイアップ成功で予算は潤沢に!?

 テレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ -in the sky-』(11月2日スタート、主演:田中圭)の制作記者会見が10月23日、茨城県小美玉市の茨城空港で行われた。人気ドラマの第2シリーズの記者会見というだけあり、テレビ朝日も相当気合を入れていたようだ。実際にこの会見を取材したメディア関係者はこう話す。

「テレビ朝日から茨城空港まで、記者やカメラマンを移動させるための送迎バスが2台出ていたんです。しかも、記者やカメラマン用に朝食と昼食のお弁当も出て、さらに茨城空港からのお土産もあった。なかなかのおもてなしでしたね」

 テレビ局が儲かっていた時代であれば、取材するメディアの交通費や食費をテレビ局側が負担するということも珍しくなかったが、最近ではこういったことは減少しているという。

「まあ、テレビ朝日は比較的メディア対応に経費を使う方で、『科捜研の女』なんかは京都での取材のために東京からの交通費を負担してくれることもありました。でも、『おっさんずラブ』は夜11時台のドラマですからね。制作予算を考えれば、ここまで手厚くもてなすことは珍しいです」(同)

 同作品は架空の航空会社「天空ピーチエアライン」が舞台となり、撮影も飛行場でのロケがほとんどだという。

 また、実在するLCCのPeachが『おっさんずラブ -in the sky-』の撮影に全面協力。作中にPeachの実機が登場するほか、航空会社のリアリティーを出すために、Peachが脚本の監修も行っている。さらに、Peachでは『おっさんずラブ』の特別機を運行、番組オリジナルグッズの販売も予定しているという。

「いうなれば、Peachと『おっさんずラブ』との大規模なタイアップ企画ですよね。Peachの協力があったからこそ、11時台のドラマとしては異例の予算で宣伝できるということ。よくあるタイアップではありますが、作品内でPeachの宣伝をしているようなものでもあるから、ステマ感は否めませんけどね」(同)

 前作からの設定変更によって一部のファンから批判を受けている『おっさんずラブ -in the sky-』だが、それがもしもPeachとのタイアップありきの展開だったとすれば、さらに反感を買うことも予想される。ドラマスタート後も、ファンからの批判は続きそうだ。

工藤静香、「仲良しアピール?」明石家さんまと2ショット披露に冷ややかな声

 工藤静香が自身のインスタグラムで、明石家さんまとのツーショット写真を披露した。

 SNSでは日常の様子も明かし、ファンからの反響を集めている工藤。そんな工藤だが、23日にインスタグラムを更新し、「明石家紅白で歌わせていただきました」と、さんまがMCを務める音楽番組『明石家紅白!』(NHK総合)に出演したことを報告。さんまとのツーショット写真を披露した。

 工藤はさんまと寄り添い、笑顔を浮かべているさんまの横で微笑みを見せている。工藤のワンショットもほかに2枚アップしており、さんまとの共演について「さんまさんとお仕事でご一緒させて頂くのは11年振り」と久々だったことを明かし、「相変わらず素敵なさんまさんでしたよ!」とつづっていた。

 この投稿に工藤のインスタグラムには、「さんまさんとの写真、素敵です!」「放送が楽しみ」といった声が寄せられていたが、一方ネットからは、「さんま、肩に手まわしてるじゃん。共演は11年振りだけど密着するほど仲良しって言いたいのかな?」「こんな密着して仲良しアピールか…」といった厳しい声も寄せられていた。

 さんまといえば工藤の夫の木村拓哉と仲が良く、家族ぐるみの付き合いがあるが、ネットから寄せられたのは冷ややかな反応になってしまったようだ。

【100均ずぼらシュラン】セリア「ポリ袋クリップ」他5アイテム【週間まとめ10/21~10/25】

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドのアイテムを、ズボラなアラサー女子が私見全開で斬る「ダイソーずぼらシュラン」、今週のまとめです。

ダイソー【クレイジーストロー(YAY)】

「yay」の形に曲がったストロー。パーティーやインスタ映えに。

セリア【ポリ袋クリップ ハンドバッグタイプ】

お菓子やパンの袋にパチッと装着するクリップです。

ダイソー【足らくらくパット】

ペディキュアを塗る時に指の足をガッチリ固定してくれます。

ダイソー【シリコーン リボン指サック】

ピンク・桃色・紫のリボンの形の指サック。これを指に装着すれば、事務仕事も捗る?

セリア【プチブーケ ホスピタルケース】

保険証や診察券を入れる「プチブーケ ホスピタルケース」で、お財布のパンパン事情を解消?

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ダイソー、セリアの商品をチェック! 100均ずぼらシュランバックナンバー

【100均ずぼらシュラン】セリア「ポリ袋クリップ」他5アイテム【週間まとめ10/21~10/25】

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドのアイテムを、ズボラなアラサー女子が私見全開で斬る「ダイソーずぼらシュラン」、今週のまとめです。

ダイソー【クレイジーストロー(YAY)】

「yay」の形に曲がったストロー。パーティーやインスタ映えに。

セリア【ポリ袋クリップ ハンドバッグタイプ】

お菓子やパンの袋にパチッと装着するクリップです。

ダイソー【足らくらくパット】

ペディキュアを塗る時に指の足をガッチリ固定してくれます。

ダイソー【シリコーン リボン指サック】

ピンク・桃色・紫のリボンの形の指サック。これを指に装着すれば、事務仕事も捗る?

セリア【プチブーケ ホスピタルケース】

保険証や診察券を入れる「プチブーケ ホスピタルケース」で、お財布のパンパン事情を解消?

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チュート徳井の芸人生命は完全終了!? 吉本興業内部からも「かばいきれない」の声

 お笑いコンビ、チュートリアルの徳井義実が、芸能界引退の危機に直面しそうだ。

 徳井の個人事務所「チューリップ」に吉本興業から支払われた出演料などのうち、2016年からの3年分、約1億2000万円の所得を一切申告していなかったことが判明。加えてプライベートの旅行費用や衣装、アクセサリー代を経費計上していたが認められず、1900万円の所得隠しを東京国税局に指摘された。重加算税などの追徴税額は約3400万円に及んだ。

 これだけで済めば良かったが、新たにチューリップを設立した2009年から一貫して未申告であったことがわかり、非難轟々となっている。

 徳井は23日深夜に行った記者会見で、申告漏れの経緯について「時間ないし銀行へ行ってなんやかんやと明日にしようとなって、そこからのびのびになって、来年まとめて申告しようとなって…。自分の想像を絶するルーズさが原因」と説得力はない。

「さすがに10年近く未申告はありえない。納税は国民の義務。そもそも支払う気があったのか?というレベル。『バレたら払えばいい』くらいに思っていたのではないか。逮捕はされていないが、批判は免れません」(スポーツ紙記者)

 吉本興業は当初、謹慎などの処分は「考えていない」としたが、あまりにも稚拙な手口に、内部からも「かばいきれない」という声が上がり始めているという。

「闇営業問題がようやく沈静化した矢先のこれですからね。国と仕事をしている以上、反社会的勢力との付き合いと脱税はご法度。徳井さんのケースは脱税とは呼ばれていませんが『うっかりミス』では済まされないレベルです。これ以上、ハレーションが広がるようなら、闇営業問題の宮迫博之さんのように引退を切り出す方向に持っていってもおかしくありません」(芸能プロ関係者)

 聞けば聞くほど、44歳とは思えないほど浅い税知識。お笑い関係者によると「徳井はまだそこまで危機感を持っていない」というが、いずれ人生の”追徴課税”を払わされるハメになりそうだ。