チュートリアル徳井の所得隠し、3年間無申告の不自然「税金を払えない本当の事情」とは?

 約1億2000万円の申告漏れなどがあったと東京国税局に指摘されたお笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実。重加算税などを含む追徴税約3,400万円を支払ったという。

 徳井は個人会社「株式会社チューリップ」を通して、所属する吉本興業からのギャラを受け取っていた。2012年から15年までの4年間で、私的な旅費や洋服代を必要経費として計上し、約2,000万円の所得を隠していたとされる。また、16年から18年までの3年間は約1億円の収入をまったく申告していなかったという。

 まさかの人気芸人の所得隠し事件だが、芸能事務所関係者はこう話す。

「芸能人の場合、洋服代は経費として計上できるケースも多いほか、旅費についてもその後の話のネタにもなるだろうし、たとえば“研究費”といった名目で計上できる可能性もある。もちろんこのあたりは本人や税理士、国税局とで解釈が異なる部分でもあるので、話し合いで落とし所を見つけることも多い。必ずしも摘発されるような案件ではないと思います。

 ただ、徳井さんの場合は、その後の3年間まったく申告しておらず、この点については国税局も無視できなかった。さらに13年までの所得も無申告だったため、数年前にも指摘を受けている。そんな経緯で、経費についても厳しく指摘されたという流れなのではないかと推測します。

  無申告の3年があったから、その前の4年間の怪しい経費についても指摘されたという流れなのではないかと推測します。徳井さんは人気もあるし、収入も多いので、“見せしめ効果”も大きいですからね」

 23日深夜、徳井は記者会見を開き、「想像を絶するほどのだらしなさ、ルーズさ」ゆえに、申告を怠ったと釈明した。

「確定申告が面倒くさいということで先延ばしにするタレントは少なくない。でも、そこは税理士に頼んで上手くやってもらうというのが基本。徳井さんの個人会社は税理士と顧問契約をしていたわけではなく、確定申告の時だけ頼んでいたとのことなので、常に、誰かに指摘されるまでずっと放っておいたということなのかもしれません」(同)

 とはいえ、国民に納税義務があるのは当たり前のこと。いくらルーズな徳井だからといって、それくらいは理解していたはずだろう。何らかの事情で申告ができなかった可能性はないのだろうか……。とある会社経営者は、「あくまでも想像の範疇」として、こう話す。

「もしかしたら、税金として収めるためのお金が手元になかった可能性もありますね。たとえば、何かの投資話に乗っていて、ギャラの多くをそちらに回していたがために、銀行の残高がなくて税金を払えなくなった……とか。3年も無申告なんてあまりにも不自然ですから、どうしても払えない事情があったんじゃないかとも邪推してしまいますよ」

 たしかに、単なる所得隠しとしては、腑に落ちない部分も多い今回のケース。さらに深く徳井の身辺調査を進める必要性がありそうだ。

『おっさんずラブ -in the sky-』登場人物の名前でゲイを揶揄? 配慮に欠ける表現に批判も

 11月2日にスタートする『おっさんずラブ -in the sky-』(テレビ朝日系)。主人公の春田創一(田中圭)と“ヒロイン”の黒澤武蔵(吉田鋼太郎)という主要キャストと役は前作と同じだが、そのほかの設定が異なる“パラレルワールド”になっているということで、ファンから大ブーイングを受けている。

「どういった事情があったにせよ、前作のファンにしてみれば、何もかもをひっくり返されたような気持ちでしょう。何の説明もなく、いきなり“パラレルワールドになった”といわれても納得できませんよね」(ドラマ関係者)

 バッシングの火種となっているのはパラレルワールド化したことだけではない。登場人物の名前についても不適切なのではないかという指摘がある。

「物語の舞台となる航空会社の女性広報の名前が橘緋夏(たちばな ひな)で、女性CAの名前が根古遥(ねこ はるか)というんですよ。ゲイ用語であるところの“タチ”と“ネコ”をもじっているのではないかと言われています」(おっさんずラブのファン)

「タチ」とは同性同士の性行為において“リードする側”、「ネコ」は“受け身側”を表す同性愛者用語である。

「“タチ”や“ネコ”という言葉が認知度を高めつつあるとはいえ、当事者以外の間ではどうしても揶揄的に扱われることが多いのも事実。LGBTを尊重するのであれば、不用意に使うべきではない言葉のはずです。しかし、『-in the sky-』では、これらの言葉をわざわざ役名に忍ばせていて、なんとなく面白半分な印象を受ける。差別的な意識はないとしても、LGBTを“イジっている”ようにも思えるわけで、その点において不適切だといわれるのは当然だと思います」(メディア関係者)

 いきなりの設定変更でファンを裏切っただけでなく、LGBTに対しても配慮に欠けているといわざるを得ない『おっさんずラブ -in the sky-』。

「男性同士の恋愛模様を正面から描き、性的多様性をしっかりと認める方向性の作品かと思いきや、実はそうではなかったのではないかという疑惑すら浮上しますよね。あまりにもLGBTに対する認識が浅いし、ただ単に“BLは女性ファンに受けるらしい”くらいの浅薄な判断で制作されたドラマであるかのようにも思える。強固なイデオロギーが必要とまではいわないにしても、マジョリティーがマイノリティーをイジっているかのような表現は避けるべきだったと思います」(同)

 放送前に、いろいろと騒動ばかりが勃発してしまっている『おっさんずラブ -in the sky-』。前作同様、多くの人に愛される作品になるのは難しそう?

3代目局長は松本人志に決定! 「探偵!ナイトスクープ」紆余曲折のキャスティング事情

 人気バラエティー番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)の新たな局長に、お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志が就任することが分かった。

 スタジオを一つの探偵事務所に見立てて、視聴者から寄せられた依頼を“探偵局員”たちが依頼者とともに調査し、その内容を紹介する同番組は、1988年にスタート。

 関西圏を中心に人気を集め、初代局長の上岡龍太郎の後を継ぎ、01年からは俳優・西田敏行が長年にわたって2代目局長を務めていたが、今月18日の放送回で、11月22日の放送をもって西田が降板することが突然発表されて話題となっていた。

「一部では西田さんの体調不安説も取り沙汰されましたが、所属事務所は否定しています。実際のところは西田さんもすでに70歳を過ぎていますし、活動拠点としている東京から番組が収録される大阪への移動など体力的なこともあり、元気なうちに勇退したいという思いもあったのではないかともっぱらです」(芸能記者)

 西田の降板が発表される中、人気番組の“顔”である3代目局長を巡ってはタモリや上沼恵美子、宮根誠司などさまざまな憶測がインターネット上で飛び交い、実際本サイトもテレビ関係者の証言により「宮根誠司が本命だったようだ」としたが、松本が就任することが決定した。

 松本は3年前の16年に依頼者として同番組に出演したこともあり、有力候補の一人と目されていたが……。

「松本さんは同番組のファンとしても知られていますし、大阪への愛着も強い。それに近年は何かとコンプライアンスにうるさいキー局の番組ばかりやるのに疲れたのか、インターネット配信番組をプロデュースしたり、同局で放送されている『松本家の休日』や福岡放送の『福岡人志、 松本×黒瀬アドリブドライブ』などローカル局の番組にも関心を寄せていましたからね。番組サイドにとっても大物の松本さんの出演は願ったりかなったりでしょう」(前出の芸能記者)

 松本新局長に要注目だ。

“カメ止め”上田慎一郎監督の才能は本物なのか? 噓と救済をめぐる物語『スペシャルアクターズ』

 無名俳優たちをキャスティングした上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』(18)は興収31億円の大ヒットを記録し、口コミで人気が広がっていく様子は“カメ止め”現象と呼ばれるまでになった。無名監督から一躍注目の存在となった上田監督の劇場用長編映画第2弾『スペシャルアクターズ』が現在公開中だ。『カメ止め』の斬新な物語構成は2014年に解散した劇団「PEACE」の舞台「GHOST IN THE BOX!」から着想を得たものだったことから、完全オリジナル作となる『スペシャルアクターズ』で上田監督は真価を問われる立場となっている。

 実際のところ、想像もしなかった大ヒットの直後だけに、新作の脚本を執筆するのは相当のプレッシャーだったようだ。若手監督の起用で定評のある「松竹ブロードキャスティング」から2017年11月の段階でオリジナル作のオファーを受けていた上田監督は、“カメ止め”ブームがようやく落ち着き始めた2018年12月から動き始める。年明けから新作映画用のキャストオーディションとワークショップを行い、キャストにアテ書きする形で脚本を執筆しようしたが、『カメ止め』での成功が逆に重荷として大きくのしかかり、まったく書けない状態に陥ってしまった。

 本作の監督補を務める妻のふくだみゆきさん、「松竹ブロードキャスティング」のプロデューサーらに励まされ、またキャストからも意見やキーワードを募り、クランクインが迫る切羽詰まった状況の中で生まれたのが、プレッシャーに遭うと失神してしまうという気弱な主人公の物語だった。自身が置かれた状況をそのまま生かす形で、上田監督は撮影1週間前にようやく完成稿を書き上げた。

 主人公は売れない役者の和人(大澤数人)。子どもの頃に熱中した特撮ヒーロー映画『レスキューマン』に憧れ、俳優の道へと進んだものの、オーディションには落ち続ける。プレッシャーを感じると気を失ってしまうという特異体質のせいだった。アパートの家賃も払えないどん底状態の和人は、久しぶりに弟の宏樹(河野宏紀)と再会。兄の影響を受けた宏樹も俳優となり、芸能プロダクション「スペシャルアクターズ」に所属しているという。「スペシャルアクターズ」は主に映画やドラマにちょい役の俳優たちを派遣する“仕出し”系の小さなプロダクションだった。他にもイベントのサクラ役など“演じる”ことなら何でも引き受ける便利屋でもあった。

 金欠状態の和人は弟に誘われるがままに「スペシャルアクターズ」に登録するが、思いがけない大役が回ってくる。新興宗教「ムスビル」を名乗るカルト集団によって洗脳された旅館の若女将を救ってほしい、という若女将の妹からの依頼だった。和人と宏樹は「ムスビル」に信者として潜入し、熱心な信者となっている若女将の里奈(津上理奈)を救出するという命懸けのミッションに挑むことに。

 上田監督ならではの、売れてはないけど味のある無名俳優たちが織り成すサスペンスコメディとなった本作。主人公の和人は極度に緊張すると気を失ってしまうという、俳優としては致命的な欠陥の持ち主だが、カルト集団によって洗脳された里奈を救いたいという強い想いから、「ムスビル」の信者になりすまし、一世一代の大芝居を打つことになる。演じることを生業(なりわい)とする俳優 vs.うさん臭い教義を説くことで信者たちから金を巻き上げる新興宗教との騙し合いバトルだ。果たして、“演技”は不幸な人間を“救済”することができるのか? そんな壮大なテーマが本作には込められている。

 前作『カメ止め』では、ゾンビ映画をワンカメ・ワンカットで撮るという無茶ぶりの中で、ディレクター役の濱津隆之やゾンビから逃げ惑うアイドル女優役の秋山ゆずきたちが迫真の演技を見せた。ギリギリの極限状態に追い込まれたことで、無名俳優たちは眠っていた能力を発揮した。演じている本人たちが考えていた以上の熱演となり、『カメ止め』は劇場を感動の渦に巻き込んだ。演じることによって、出演者たちの人生も大きく変わった。

 俳優ならずとも演じることは誰もが経験することだろう。仕事先でのプレゼンや恋人へのプロポーズなど、うまくいくかどうかは別にして大事な席での言動は芝居がかったものになりがちだ。そういったハレの場に限らずとも、気の弱い人間は自己暗示をかけ、新しい自分を演じることで難しい局面を乗り切るしかない。最初は手探り状態の演技であっても、現実社会の中で演じ続けることで、リアルなものへと変わっていく。また、ウディ・アレン主演作『ボギー! 俺も男だ』(72)の主人公のように、架空のキャラクターに悩みを打ち明ける人もいるだろう。人は時に自分自身を鼓舞し、別キャラを演じることで、窮地を脱することもある。

 里奈を救いたい一心だった和人だが、このミッションを成功させることは彼自身が救済されることにもつながっていく。これは本作を撮った上田監督にも当てはまることだ。上田監督は20代のころは映画づくりへの熱い想いが空回りし続け、マルチ商法にハマって300万円の借金を背負うなどの失敗を繰り返した。だが、失敗も含めたそれまでの人生経験を生かすことで、『カメ止め』はダメ人間たちが奇跡を呼ぶ、珠玉の人間ドラマとして実を結んだ。上田監督は過去の失敗にへこたれずに、映画を撮り続け、その結果として映画の神さまに微笑んでもらうことに成功した。

 人は悪質な噓やデマに踊らされ、深く傷つくこともある一方、舞台や映画といったフィクションの世界の架空のキャラクターたちに励まされ、勇気づけられることもある。“演技”と“救済”というテーマ性を明確に打ち出したことだけでも、上田監督にとって『カメ止め』に続く『スペシャルアクターズ』を完成させたことは、とてもスペシャルな体験だったのではないだろうか。

(文=長野辰次)

 

『スペシャルアクターズ』

監督・脚本・編集・宣伝プロデュサー/上田慎一郎

出演/大澤数人、河野宏紀、富士たくや、北浦愛、上田耀介、清瀬やえこ、仁後亜由美、淡梨、三月達也、櫻井麻七、川口貴弘、南久松真奈、津上理奈、小川未祐、原野拓巳、広瀬圭祐、宮島三郎、山下一世

配給/松竹 10月18日より全国公開中

(c)松竹ブロードキャスティング

http://special-actors.jp

 

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『スッキリ』が献血ポスターを「不快だから環境型セクハラ」と歪曲

 今月24日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)が、賛否両論を呼んでいる日本赤十字社のポスターについて取り上げた。しかしその内容が「Twitter上の意見を捏造している」として、批判の声が集まっている。

 問題となっているポスターは、漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』(KADOKAWA)の女性キャラクター“宇崎ちゃん”が描かれたものだ。“宇崎ちゃん”は小柄で「バストサイズは96センチのJカップ」という設定のため胸は大きく誇張されて描かれている。

 日本のアニメ描写ではよくみられる誇張だが、献血を呼びかけるこのポスターが注目されたきっかけは、あるアメリカ人男性のツイートだった。男性は新宿駅で見かけたというこのポスターに対して「過度に性的な宇崎ちゃんを使ったキャンペーンは残念」「こういうものは時と場所がある」と、苦言を呈した。

 太田啓子弁護士がこのツイートを拡散、もとの指摘に同意し「このポスターは女性をものとして扱う価値観を補強してしまう」「TPOをわきまえてほしい」という批判の声が大きくなった。同時に、「別に気にならない」「漫画とのコラボは献血を若い人へのアピールで合理的」など、ポスターを肯定する声もあり、賛否両論を呼んでいる。

 罵詈雑言飛び交う極端な対立も発生しており、冷静な議論が必要なこの問題だが、『スッキリ』の取り上げ方はむしろ冷静な議論を阻み、対立を激化させかねないものだった。

『スッキリ』スタジオは献血ポスター批判に「行き過ぎ」の空気
 24日の『スッキリ』ではまず、“宇崎ちゃん”のポスターに対する街の人の声やネット上の声を紹介。「不適切」「適切」それぞれの意見が並び、MCの加藤浩次を始めとしたスタジオの出演者は「このポスターに文句をつけるのは行き過ぎている」との方向性を示した。

 唯一、ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏だけは、「日本は昔から性に寛容的な文化があるが、西洋の感覚は違う」「簡単に議論できるものではない」との意見を述べていた。

 そして番組では、Twitter上で「環境型セクハラ」という指摘も出ているとし、ポスターとともに複数のツイートをモニターに映し出した。

<公共の空間で環境型セクハラしているようなもの!>
<献血でこんなイラスト使うなんて環境型セクハラだ>
<これは間違いなく環境型セクハラですね。理由は私が不快と感じたから>

 「環境型セクハラ」というフレーズはTwitter上でたちまち話題となり、番組視聴者から「自分が不快に感じたからといって排除するなんて」といった驚きや批判が続出。一部では、「環境型セクハラ」を主張し快・不快で善悪を決めようとしているのはフェミニストだとし、「やっぱりフェミニストは過激で傲慢」とフェミニストを嘲笑する意見もみられる。

 たしかに<公共空間で環境型セクハラしてるようなもの>というコメントは、前述のアメリカ人男性のツイートを引用して拡散した太田啓子弁護士が、<なんであえてこういうイラストなのか、もう麻痺してるんでしょうけど公共空間で環境型セクハラしてるようなものですよ>と指摘していた。

 しかし3番めのコメントは文脈を無視した“捏造”だという。

 番組放送後、<これは間違いなく環境型セクハラですね。理由は私が不快と感じたから>とツイートしたのは自分だというTwitterユーザーが、「違う意図で使われた」と、Twitter上で反論。この投稿は、弁護士の太田啓子氏がポスターを環境型セクハラだと指摘したことを皮肉ったものだったと説明した。

 さらに、番組が“宇崎ちゃん”のポスターを無許可で使用したことも、『宇崎ちゃんは遊びたい』の作者である丈(たけ)氏のツイートで判明。

<日テレさんからの打診はあったと聞いてて僕も担当編集もキッパリ断ったはずなんですが誰がいつテレビで使うことを許可したのかそれとも勝手に使われたのか説明は欲しいところですね>

“宇崎ちゃん”献血ポスターが孕む無数の問題
 献血を呼びかける“宇崎ちゃん”のポスターをめぐる問題はとても複雑で多層だ。女性を性的な存在としてのみ扱うような表現が公共空間で(疑問や意図を持たず)展示されることの是非。女性を性的な記号として扱う表現を、許容し続けていいのかどうか。虚構であるはずのコンテンツが実在の男女に不利益を与えている可能性はないか。

 性的な記号を誇張した表現は、もっと適切にゾーニングすべきではないか。そもそも件のポスターは過度に性的ではない、という意見もあり、では何をもって過度に性的かそうでないか判断するのかもまた問題だ。

 あるいはポスターを禁止してほしいという動きが表現の自由を規制する方向に発展する懸念はないか。まだまだ足りないだろう。こうした検討は、コンテンツや表現そのものの価値を否定するものではない。

 ポスター批判への反論として、若者に献血を促すために人気漫画のキャタクターを利用するのは必然で合理的だという意見、献血が重要かつ尊い行為であることは間違いなくこんなことで献血事業の邪魔をすべきでないという意見、献血をするのは男性の方が多いのだから男性向けでもおかしくないとする意見なども出た。

 だから、冷静な態度で話し合うべきなのだ。「これはこうだ」と決めつけたり、「いいや違う」とはねのけたり、現状はその繰り返しになっている。これでは議論が成熟するどころかスタートすらしない。

 『スッキリ』のスタッフがツイートの意図を勘違いして採用したのか、番組にとって編集しやすく都合のいい形で使用する意図があったのかはわからないが、「ニュース番組」を謳う以上、「こんな炎上が起きています」と紹介するのなら正確に事象を把握してほしい。そのうえで、いかに複雑で切実な問題であるかを番組内で伝えるべきではないだろうか。

カテゴリー: 未分類

『スッキリ』が献血ポスターを「不快だから環境型セクハラ」と歪曲

 今月24日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)が、賛否両論を呼んでいる日本赤十字社のポスターについて取り上げた。しかしその内容が「Twitter上の意見を捏造している」として、批判の声が集まっている。

 問題となっているポスターは、漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』(KADOKAWA)の女性キャラクター“宇崎ちゃん”が描かれたものだ。“宇崎ちゃん”は小柄で「バストサイズは96センチのJカップ」という設定のため胸は大きく誇張されて描かれている。

 日本のアニメ描写ではよくみられる誇張だが、献血を呼びかけるこのポスターが注目されたきっかけは、あるアメリカ人男性のツイートだった。男性は新宿駅で見かけたというこのポスターに対して「過度に性的な宇崎ちゃんを使ったキャンペーンは残念」「こういうものは時と場所がある」と、苦言を呈した。

 太田啓子弁護士がこのツイートを拡散、もとの指摘に同意し「このポスターは女性をものとして扱う価値観を補強してしまう」「TPOをわきまえてほしい」という批判の声が大きくなった。同時に、「別に気にならない」「漫画とのコラボは献血を若い人へのアピールで合理的」など、ポスターを肯定する声もあり、賛否両論を呼んでいる。

 罵詈雑言飛び交う極端な対立も発生しており、冷静な議論が必要なこの問題だが、『スッキリ』の取り上げ方はむしろ冷静な議論を阻み、対立を激化させかねないものだった。

『スッキリ』スタジオは献血ポスター批判に「行き過ぎ」の空気
 24日の『スッキリ』ではまず、“宇崎ちゃん”のポスターに対する街の人の声やネット上の声を紹介。「不適切」「適切」それぞれの意見が並び、MCの加藤浩次を始めとしたスタジオの出演者は「このポスターに文句をつけるのは行き過ぎている」との方向性を示した。

 唯一、ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏だけは、「日本は昔から性に寛容的な文化があるが、西洋の感覚は違う」「簡単に議論できるものではない」との意見を述べていた。

 そして番組では、Twitter上で「環境型セクハラ」という指摘も出ているとし、ポスターとともに複数のツイートをモニターに映し出した。

<公共の空間で環境型セクハラしているようなもの!>
<献血でこんなイラスト使うなんて環境型セクハラだ>
<これは間違いなく環境型セクハラですね。理由は私が不快と感じたから>

 「環境型セクハラ」というフレーズはTwitter上でたちまち話題となり、番組視聴者から「自分が不快に感じたからといって排除するなんて」といった驚きや批判が続出。一部では、「環境型セクハラ」を主張し快・不快で善悪を決めようとしているのはフェミニストだとし、「やっぱりフェミニストは過激で傲慢」とフェミニストを嘲笑する意見もみられる。

 たしかに<公共空間で環境型セクハラしてるようなもの>というコメントは、前述のアメリカ人男性のツイートを引用して拡散した太田啓子弁護士が、<なんであえてこういうイラストなのか、もう麻痺してるんでしょうけど公共空間で環境型セクハラしてるようなものですよ>と指摘していた。

 しかし3番めのコメントは文脈を無視した“捏造”だという。

 番組放送後、<これは間違いなく環境型セクハラですね。理由は私が不快と感じたから>とツイートしたのは自分だというTwitterユーザーが、「違う意図で使われた」と、Twitter上で反論。この投稿は、弁護士の太田啓子氏がポスターを環境型セクハラだと指摘したことを皮肉ったものだったと説明した。

 さらに、番組が“宇崎ちゃん”のポスターを無許可で使用したことも、『宇崎ちゃんは遊びたい』の作者である丈(たけ)氏のツイートで判明。

<日テレさんからの打診はあったと聞いてて僕も担当編集もキッパリ断ったはずなんですが誰がいつテレビで使うことを許可したのかそれとも勝手に使われたのか説明は欲しいところですね>

“宇崎ちゃん”献血ポスターが孕む無数の問題
 献血を呼びかける“宇崎ちゃん”のポスターをめぐる問題はとても複雑で多層だ。女性を性的な存在としてのみ扱うような表現が公共空間で(疑問や意図を持たず)展示されることの是非。女性を性的な記号として扱う表現を、許容し続けていいのかどうか。虚構であるはずのコンテンツが実在の男女に不利益を与えている可能性はないか。

 性的な記号を誇張した表現は、もっと適切にゾーニングすべきではないか。そもそも件のポスターは過度に性的ではない、という意見もあり、では何をもって過度に性的かそうでないか判断するのかもまた問題だ。

 あるいはポスターを禁止してほしいという動きが表現の自由を規制する方向に発展する懸念はないか。まだまだ足りないだろう。こうした検討は、コンテンツや表現そのものの価値を否定するものではない。

 ポスター批判への反論として、若者に献血を促すために人気漫画のキャタクターを利用するのは必然で合理的だという意見、献血が重要かつ尊い行為であることは間違いなくこんなことで献血事業の邪魔をすべきでないという意見、献血をするのは男性の方が多いのだから男性向けでもおかしくないとする意見なども出た。

 だから、冷静な態度で話し合うべきなのだ。「これはこうだ」と決めつけたり、「いいや違う」とはねのけたり、現状はその繰り返しになっている。これでは議論が成熟するどころかスタートすらしない。

 『スッキリ』のスタッフがツイートの意図を勘違いして採用したのか、番組にとって編集しやすく都合のいい形で使用する意図があったのかはわからないが、「ニュース番組」を謳う以上、「こんな炎上が起きています」と紹介するのなら正確に事象を把握してほしい。そのうえで、いかに複雑で切実な問題であるかを番組内で伝えるべきではないだろうか。

カテゴリー: 未分類

ダイソー、セリア、キャンドゥ……「100均化粧水」10選の成分とおすすめ度をプロが大検証!

 ありとあらゆる「100円」のアイテムが揃う「ダイソー」「セリア」「キャンドゥ」などの100円均一ショップ。最近ネット上では、「100円なのに使える」スキンケアアイテムが話題になることも多いが、一方で肌に直接つけるものだけに「100円だけど成分は大丈夫?」と思っている人も少なくない様子。そこで今回、化粧品検定一級で化粧品開発の経験を持つ安藤美和子氏(「アンチエイジングの神様」)が、「ダイソー」「セリア」「キャンドゥ」で購入できる100均化粧水の成分を大検証! あわせて、おすすめ度を「★5」で評価してもらった。

1.「酒しずく」:★★

【成分一覧】
水、グリセリン、エタノール、コメ醗酵液、クエン酸、クエン酸Na、香料、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 美肌成分「コメ発酵液」を配合したシンプルな保湿化粧水です。「コメ発酵液」は、低刺激で肌のうるおいに欠かせないアミノ酸やビタミン、ミネラルをバランス良く含んでいて、浸透力も高いのが特徴です。

 ただし、保湿成分は「コメ発酵液」と「グリセリン」しか配合されておらず、それ以外の安定剤と防腐剤が目立ちます。エタノールがやや多く、クエン酸やクエン酸Naといった安定剤やフェノキシエタノールなどの防腐剤が配合されているのです。そのため、乾燥しやすい肌には不向きでしょうが、一方で刺激に強い肌の方や、さっぱりしたつけ心地を好む混合肌〜脂性肌の人にはおすすめです。

2.「ヒアルロン酸配合化粧水」:★★★

【成分一覧】
水、PG、グリセリン、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、PVP、カルボマー、キサンタンガム、水酸化K、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 肌ラボ「極潤」にも使われている浸透性・保湿性に優れた「アセチルヒアルロン酸Na」が配合されている高保湿化粧水です。

 ヒアルロン酸は1gあたり6Lもの水分を抱え込むことができる高保湿成分。ヒアルロン酸には、肌の奥まで浸透するものから肌表面の保湿ケアを得意としているものなどいくつか種類がありますが、この「ヒアルロン酸配合化粧水」には、3種類ものヒアルロン酸が配合されているので、乾燥しやすく、最近化粧水の入りが悪くなったと感じる方におすすめです。

 ただし、保湿効果の期待できる化粧水である一方、「PVP」「カルボマー」が配合されているので、テクスチャーの好みが分かれます。皮膜感や“オールインワンゲル”のテクスチャーが苦手な方は避けた方がいいでしょう。

3.「コラーゲン配合化粧水」:★★★

【成分一覧】
水、PG、グリセリン、水溶性コラーゲン、サクシノイルアテロコラーゲン、加水分解コラーゲン、BG、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、水酸化K、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 美肌成分コラーゲンを3種類配合した保湿化粧水です。「2」の「ヒアルロン酸配合化粧水」よりも保湿力が低く、さっぱりしているので、春〜夏のスキンケアとして、または肌の保水力がある10代〜20代向けです。

 保湿成分である「グリセリン」や「水溶性コラーゲン」「サクシノイルアテロコラーゲン」「加水分解コラーゲン」は、肌表面の保湿ケアには優れた効果を発揮します。コラーゲンはヒアルロン酸Naと同じくらい有名ですが、保湿効果を考えるとヒアルロン酸Naに軍配が上がります。

 また、コラーゲンは高分子で角層の奥まで浸透できないため、肌のくすみやごわつきが気になる方は、「2」の「ヒアルロン酸配合化粧水」の方が有効です。

【成分一覧】
水、PG、ローヤルゼリーエキス、加水分解ローヤルゼリータンパク、ハチミツ、プロポリスエキス、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、グリセリン、カルボマー、水酸化K、カラメル、BG、エタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 ローヤルゼリーエキス配合のしっとりした化粧水です。名前に”はりツヤ”とあるのでエイジングケア用と思って購入する人が多いでしょうが、そこまでの効果は期待できないと考えます。

 配合成分を分析すると、肌荒れしやすい人やインナードライ肌向けの保湿化粧水と言えるでしょう。ローヤルゼリーエキスには、保湿だけでなく、皮脂コントロール効果もあります。

 使ってすぐは、あまり変化を感じないかもしれませんが1〜2カ月使っていくうちに肌の水分バランスが整っていき、メイクのりや崩れにくさを実感できますよ。

 ただし、水の次に「PG(プロピレングリコール)」という稀に刺激を感じる成分(保湿・防腐作用)が配合されているので、肌が敏感な人は二の腕や顔の一部だけにつけて、刺激を感じないか試した方が良いでしょう。

5.「日本酒と米セラミド(配合)の潤い化粧水」:★★★★★

【成分一覧】
水、PG、コメ醗酵液、グリセリン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、コメヌカ・ダイズペプチド発酵物、コメ胚芽油、コメヌカ油、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、PPG-6デシルテトラデセス-30、クエン酸Na、クエン酸、オレイン酸ポリグリセリル-10、BG、レシチン、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 今回、検証した化粧水の中では保湿力の高い化粧水です。100円にもかかわらず、コメ発酵液や植物性セラミド(米ぬかスフィンゴ糖脂質)など、低刺激で保湿力のある成分が多く配合されているのでおすすめできます。

 フェノキシエタノールなど抗菌剤は配合されていますが、敏感肌化粧品でおなじみの「キュレル」や「無印良品」の敏感肌シリーズにも使われており、刺激は控えめなので、敏感肌でも使いやすいでしょう。

 ただし、日本酒の香りはきつく、口コミでも好みが分かれている化粧水でもあります。慣れてくると香りも気にならなくなりますが、購入前に確認するとよいでしょう。

6.「薬用美白化粧水 プラセンタエキス配合」:★★★★★

【成分一覧】
有効成分:アラントイン、プラセンタエキス(1)

その他の成分:精製水、濃グリセリン、アロエエキス-2、エタノール、DL-アラニン、DL-PCA・Na液、POE硬化ヒマシ油、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、BG、クエン酸Na、無水クエン酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料

 美白有効成分「プラセンタエキス」と抗炎症成分「アラントイン」を配合した美白化粧水です。「薬用」と名乗るためには大きな開発費用がかかるので、100円で購入できるというのは、非常にコスパが良いと言えるでしょう。

 美白効果を高めるには、肌の炎症を抑え、保湿成分もたっぷり必要になりますが、抗炎症成分(アラントイン)も保湿成分(濃グリセリン、アロエエキス-2)も配合されているので、ドラッグストアでプチプラの美白化粧水を使うのであれば、まずはこちらの美白化粧水から試してみるといいと思います。

 ただし、クエン酸Naや2種類のパラベンなど防腐作用の添加物の種類が多いので、ケミカルな成分で肌荒れしやすい人は控えた方が良いでしょう。

【成分一覧】
水、エタノール、グリセリン、PCA-Na、アロエベラ葉エキス、メチルパラベン、甘草エキス、ダイズ種子エキス、クエン酸

 保湿ケアに効果的なアロエベラ葉エキスを配合した保湿化粧水です。エタノールが多く配合されているので、さっぱりしており保湿力はありながらもベタッとしすぎないテクスチャーです。混合肌〜脂性肌、夏のスキンケアにぴったりです。

 一般的な化粧水と比較して、配合成分の数が少なくシンプルな設計なので、肌が敏感な人でも試しやすいと思います。

 アロエベラ葉エキスやグリセリン、PCA-Naは、低刺激で敏感肌でも安心の保湿成分ですが、「うるおいキープ力」はセラミドやヒアルロン酸には劣るため、コットンパックや重ね付けでの使用が良いでしょう。

8.「豆乳化粧水」:★★★★

【成分一覧】
水、グリセリン、DPG、エタノール、豆乳発酵液、ダイズ種子エキス、アルニカ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、セイヨウキズタエキス、ハマメリス葉エキス、ブドウ葉エキス、セイヨウトチノキ葉エキス、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、トリエチルヘキサノイン、ジフェニルジメチコン、BG、メチルパラベン、クエン酸

 プチプラ化粧水で人気のなめらか本舗「しっとり化粧水」(豆乳イソフラボン含有)とそっくりな保湿化粧水です。

 配合成分は類似していますが、100均の豆乳化粧水に多く配合されているグリセリンやDPGの作用によって、なめらか本舗の化粧水よりもしっとりしています。

 また、なめらか本舗の化粧水には配合されていない肌のキメを整える成分や肌荒れケアに効果的な植物エキスが多く配合されているので、インナードライ肌や肌荒れしやすい20代後半〜30代の乾燥ケアにおすすめです。

 界面活性剤や感触改良成分が入っているものの、刺激性は低いものを使用しているため、肌が弱い方も使いやすいでしょう。

9.「薬用美白化粧水」:★★

【成分一覧】
有効成分:プラセンタエキス(1)、グリチルリチン酸ジカリウム

その他の成分:精製水、エタノール、ジプロピレングリコール、1,3-プチレングリコール、濃グリセリン、DL-アラニン、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、アロエエキス(2)、オトギリソウエキス、アルニカエキス、カモミラエキス(1)、セイヨウキズタエキス、マロニエエキス、トウキンセンカエキス、ハマメリスエキス、ブドウ葉エキス、シナノキエキス、ヤグルマギクエキス、ローマカミツレエキス、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、無水クエン酸、クエン酸ナトリウム、エデト酸ニナトリウム、メチルパラベン、エチルパラベン

 「6」の「薬用美白化粧水 プラセンタエキス配合」と似ていますが、それよりも保湿力がやや劣るため、普通肌や混合肌の人に適した美白化粧水です。美白化粧水なので、美白成分が入っていれば良いと思う方もいるかもしれませんが、美白効果は肌の保湿力で効果に差が出ます。

 保湿力は控えめではあるものの、低価格なのにプラセンタエキス以外にもカモミラエキスなど美白ケアをサポートする植物エキスを含んでいるのは評価できるポイントです。

 気をつける点としては、精製水の次にエタノールが多く、植物エキスも多いことから、肌に合う・合わないが出やすいと考えられます。また、防腐剤や安定剤の役割を持つ添加物が複数配合されているので、肌が敏感な人はパッチテストをしてから試すことをおすすめします。

10. 「豆乳イソフラボン化粧水」:★★

【成分一覧】
水、グリセリン、ソルビトール、BG、フェノキシエタノール、トレハロース、オレス-5、ヒドロキシエチルセルロース、メチルパラベン、アルニカエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、ゴボウエキス、セイヨウキズタエキス、ニンニクエキス、マツエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ダイズエキス、豆乳発酵液

 「8」の「豆乳化粧水」に比べて豆乳発酵液やダイズエキスの配合が少なく、メインの保湿成分はヒアルロン酸よりも保湿力が低いグリセリンやソルビトールなので、しっかり保湿ケアをしたい方には物足りなさを感じる化粧水です。

 豆乳発酵液以外に植物エキスが多種類配合されていますが、どれも抗炎症効果のある成分ばかりで保湿や美白効果はあまり期待できません。

 そのため、乾燥肌の保湿ケアであれば、「8」の「豆乳化粧水」の方が適しており、こちらの「豆乳イソフラボン化粧水」は、うるおいと皮脂がしっかりある10代の肌荒れケアにおすすめです。

安藤美和子(あんどう・みわこ)
化粧品開発の経験とネットワークを活かし、医師、エステティシャン、スポーツトレーナー、美容部員、美容師、など美と健康の専門家を組織化。(「アンチエイジングの神様)サイトを立ち上げ、編集ディレクターを務める。サプリメントアドバイザー、化粧品検定一級の有資格者で、雑誌やWEBメディアへの寄稿も行う。

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ダイソー、セリア、キャンドゥ……「100均化粧水」10選の成分とおすすめ度をプロが大検証!

 ありとあらゆる「100円」のアイテムが揃う「ダイソー」「セリア」「キャンドゥ」などの100円均一ショップ。最近ネット上では、「100円なのに使える」スキンケアアイテムが話題になることも多いが、一方で肌に直接つけるものだけに「100円だけど成分は大丈夫?」と思っている人も少なくない様子。そこで今回、化粧品検定一級で化粧品開発の経験を持つ安藤美和子氏(「アンチエイジングの神様」)が、「ダイソー」「セリア」「キャンドゥ」で購入できる100均化粧水の成分を大検証! あわせて、おすすめ度を「★5」で評価してもらった。

1.「酒しずく」:★★

【成分一覧】
水、グリセリン、エタノール、コメ醗酵液、クエン酸、クエン酸Na、香料、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 美肌成分「コメ発酵液」を配合したシンプルな保湿化粧水です。「コメ発酵液」は、低刺激で肌のうるおいに欠かせないアミノ酸やビタミン、ミネラルをバランス良く含んでいて、浸透力も高いのが特徴です。

 ただし、保湿成分は「コメ発酵液」と「グリセリン」しか配合されておらず、それ以外の安定剤と防腐剤が目立ちます。エタノールがやや多く、クエン酸やクエン酸Naといった安定剤やフェノキシエタノールなどの防腐剤が配合されているのです。そのため、乾燥しやすい肌には不向きでしょうが、一方で刺激に強い肌の方や、さっぱりしたつけ心地を好む混合肌〜脂性肌の人にはおすすめです。

2.「ヒアルロン酸配合化粧水」:★★★

【成分一覧】
水、PG、グリセリン、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、PVP、カルボマー、キサンタンガム、水酸化K、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 肌ラボ「極潤」にも使われている浸透性・保湿性に優れた「アセチルヒアルロン酸Na」が配合されている高保湿化粧水です。

 ヒアルロン酸は1gあたり6Lもの水分を抱え込むことができる高保湿成分。ヒアルロン酸には、肌の奥まで浸透するものから肌表面の保湿ケアを得意としているものなどいくつか種類がありますが、この「ヒアルロン酸配合化粧水」には、3種類ものヒアルロン酸が配合されているので、乾燥しやすく、最近化粧水の入りが悪くなったと感じる方におすすめです。

 ただし、保湿効果の期待できる化粧水である一方、「PVP」「カルボマー」が配合されているので、テクスチャーの好みが分かれます。皮膜感や“オールインワンゲル”のテクスチャーが苦手な方は避けた方がいいでしょう。

3.「コラーゲン配合化粧水」:★★★

【成分一覧】
水、PG、グリセリン、水溶性コラーゲン、サクシノイルアテロコラーゲン、加水分解コラーゲン、BG、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、水酸化K、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 美肌成分コラーゲンを3種類配合した保湿化粧水です。「2」の「ヒアルロン酸配合化粧水」よりも保湿力が低く、さっぱりしているので、春〜夏のスキンケアとして、または肌の保水力がある10代〜20代向けです。

 保湿成分である「グリセリン」や「水溶性コラーゲン」「サクシノイルアテロコラーゲン」「加水分解コラーゲン」は、肌表面の保湿ケアには優れた効果を発揮します。コラーゲンはヒアルロン酸Naと同じくらい有名ですが、保湿効果を考えるとヒアルロン酸Naに軍配が上がります。

 また、コラーゲンは高分子で角層の奥まで浸透できないため、肌のくすみやごわつきが気になる方は、「2」の「ヒアルロン酸配合化粧水」の方が有効です。

【成分一覧】
水、PG、ローヤルゼリーエキス、加水分解ローヤルゼリータンパク、ハチミツ、プロポリスエキス、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、グリセリン、カルボマー、水酸化K、カラメル、BG、エタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 ローヤルゼリーエキス配合のしっとりした化粧水です。名前に”はりツヤ”とあるのでエイジングケア用と思って購入する人が多いでしょうが、そこまでの効果は期待できないと考えます。

 配合成分を分析すると、肌荒れしやすい人やインナードライ肌向けの保湿化粧水と言えるでしょう。ローヤルゼリーエキスには、保湿だけでなく、皮脂コントロール効果もあります。

 使ってすぐは、あまり変化を感じないかもしれませんが1〜2カ月使っていくうちに肌の水分バランスが整っていき、メイクのりや崩れにくさを実感できますよ。

 ただし、水の次に「PG(プロピレングリコール)」という稀に刺激を感じる成分(保湿・防腐作用)が配合されているので、肌が敏感な人は二の腕や顔の一部だけにつけて、刺激を感じないか試した方が良いでしょう。

5.「日本酒と米セラミド(配合)の潤い化粧水」:★★★★★

【成分一覧】
水、PG、コメ醗酵液、グリセリン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、コメヌカ・ダイズペプチド発酵物、コメ胚芽油、コメヌカ油、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、PPG-6デシルテトラデセス-30、クエン酸Na、クエン酸、オレイン酸ポリグリセリル-10、BG、レシチン、フェノキシエタノール、メチルパラベン

 今回、検証した化粧水の中では保湿力の高い化粧水です。100円にもかかわらず、コメ発酵液や植物性セラミド(米ぬかスフィンゴ糖脂質)など、低刺激で保湿力のある成分が多く配合されているのでおすすめできます。

 フェノキシエタノールなど抗菌剤は配合されていますが、敏感肌化粧品でおなじみの「キュレル」や「無印良品」の敏感肌シリーズにも使われており、刺激は控えめなので、敏感肌でも使いやすいでしょう。

 ただし、日本酒の香りはきつく、口コミでも好みが分かれている化粧水でもあります。慣れてくると香りも気にならなくなりますが、購入前に確認するとよいでしょう。

6.「薬用美白化粧水 プラセンタエキス配合」:★★★★★

【成分一覧】
有効成分:アラントイン、プラセンタエキス(1)

その他の成分:精製水、濃グリセリン、アロエエキス-2、エタノール、DL-アラニン、DL-PCA・Na液、POE硬化ヒマシ油、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、BG、クエン酸Na、無水クエン酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料

 美白有効成分「プラセンタエキス」と抗炎症成分「アラントイン」を配合した美白化粧水です。「薬用」と名乗るためには大きな開発費用がかかるので、100円で購入できるというのは、非常にコスパが良いと言えるでしょう。

 美白効果を高めるには、肌の炎症を抑え、保湿成分もたっぷり必要になりますが、抗炎症成分(アラントイン)も保湿成分(濃グリセリン、アロエエキス-2)も配合されているので、ドラッグストアでプチプラの美白化粧水を使うのであれば、まずはこちらの美白化粧水から試してみるといいと思います。

 ただし、クエン酸Naや2種類のパラベンなど防腐作用の添加物の種類が多いので、ケミカルな成分で肌荒れしやすい人は控えた方が良いでしょう。

【成分一覧】
水、エタノール、グリセリン、PCA-Na、アロエベラ葉エキス、メチルパラベン、甘草エキス、ダイズ種子エキス、クエン酸

 保湿ケアに効果的なアロエベラ葉エキスを配合した保湿化粧水です。エタノールが多く配合されているので、さっぱりしており保湿力はありながらもベタッとしすぎないテクスチャーです。混合肌〜脂性肌、夏のスキンケアにぴったりです。

 一般的な化粧水と比較して、配合成分の数が少なくシンプルな設計なので、肌が敏感な人でも試しやすいと思います。

 アロエベラ葉エキスやグリセリン、PCA-Naは、低刺激で敏感肌でも安心の保湿成分ですが、「うるおいキープ力」はセラミドやヒアルロン酸には劣るため、コットンパックや重ね付けでの使用が良いでしょう。

8.「豆乳化粧水」:★★★★

【成分一覧】
水、グリセリン、DPG、エタノール、豆乳発酵液、ダイズ種子エキス、アルニカ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、セイヨウキズタエキス、ハマメリス葉エキス、ブドウ葉エキス、セイヨウトチノキ葉エキス、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、トリエチルヘキサノイン、ジフェニルジメチコン、BG、メチルパラベン、クエン酸

 プチプラ化粧水で人気のなめらか本舗「しっとり化粧水」(豆乳イソフラボン含有)とそっくりな保湿化粧水です。

 配合成分は類似していますが、100均の豆乳化粧水に多く配合されているグリセリンやDPGの作用によって、なめらか本舗の化粧水よりもしっとりしています。

 また、なめらか本舗の化粧水には配合されていない肌のキメを整える成分や肌荒れケアに効果的な植物エキスが多く配合されているので、インナードライ肌や肌荒れしやすい20代後半〜30代の乾燥ケアにおすすめです。

 界面活性剤や感触改良成分が入っているものの、刺激性は低いものを使用しているため、肌が弱い方も使いやすいでしょう。

9.「薬用美白化粧水」:★★

【成分一覧】
有効成分:プラセンタエキス(1)、グリチルリチン酸ジカリウム

その他の成分:精製水、エタノール、ジプロピレングリコール、1,3-プチレングリコール、濃グリセリン、DL-アラニン、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、アロエエキス(2)、オトギリソウエキス、アルニカエキス、カモミラエキス(1)、セイヨウキズタエキス、マロニエエキス、トウキンセンカエキス、ハマメリスエキス、ブドウ葉エキス、シナノキエキス、ヤグルマギクエキス、ローマカミツレエキス、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、無水クエン酸、クエン酸ナトリウム、エデト酸ニナトリウム、メチルパラベン、エチルパラベン

 「6」の「薬用美白化粧水 プラセンタエキス配合」と似ていますが、それよりも保湿力がやや劣るため、普通肌や混合肌の人に適した美白化粧水です。美白化粧水なので、美白成分が入っていれば良いと思う方もいるかもしれませんが、美白効果は肌の保湿力で効果に差が出ます。

 保湿力は控えめではあるものの、低価格なのにプラセンタエキス以外にもカモミラエキスなど美白ケアをサポートする植物エキスを含んでいるのは評価できるポイントです。

 気をつける点としては、精製水の次にエタノールが多く、植物エキスも多いことから、肌に合う・合わないが出やすいと考えられます。また、防腐剤や安定剤の役割を持つ添加物が複数配合されているので、肌が敏感な人はパッチテストをしてから試すことをおすすめします。

10. 「豆乳イソフラボン化粧水」:★★

【成分一覧】
水、グリセリン、ソルビトール、BG、フェノキシエタノール、トレハロース、オレス-5、ヒドロキシエチルセルロース、メチルパラベン、アルニカエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、ゴボウエキス、セイヨウキズタエキス、ニンニクエキス、マツエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ダイズエキス、豆乳発酵液

 「8」の「豆乳化粧水」に比べて豆乳発酵液やダイズエキスの配合が少なく、メインの保湿成分はヒアルロン酸よりも保湿力が低いグリセリンやソルビトールなので、しっかり保湿ケアをしたい方には物足りなさを感じる化粧水です。

 豆乳発酵液以外に植物エキスが多種類配合されていますが、どれも抗炎症効果のある成分ばかりで保湿や美白効果はあまり期待できません。

 そのため、乾燥肌の保湿ケアであれば、「8」の「豆乳化粧水」の方が適しており、こちらの「豆乳イソフラボン化粧水」は、うるおいと皮脂がしっかりある10代の肌荒れケアにおすすめです。

安藤美和子(あんどう・みわこ)
化粧品開発の経験とネットワークを活かし、医師、エステティシャン、スポーツトレーナー、美容部員、美容師、など美と健康の専門家を組織化。(「アンチエイジングの神様)サイトを立ち上げ、編集ディレクターを務める。サプリメントアドバイザー、化粧品検定一級の有資格者で、雑誌やWEBメディアへの寄稿も行う。

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Kis-My-Ft2・玉森裕太、「狂ってる」「最高!」と『キスブサ』での“フェチ”告白に賛否両論!

 Kis-My-Ft2の冠番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)が、10月24日深夜に放送。この日はゲストとして、タレントの若槻千夏、m-floのLISA、モデルでタレントのゆきぽよ(木村有希)が登場。彼女から「何フェチ?」と聞かれたときの対応に、Kis-My-Ft2メンバーが挑戦することとなった。

 この日、最初に登場したのは北山宏光。フェチを聞かれ、「あんまりフェチとかってないんだけど……」としつつ、「強いて言うなら、声」と回答。さらに、「まったく同じ声の人って会ったことなくない?」「マイコ(彼女)の声は、マイコにしかないでしょう?」と話し、「要するに俺は、マイコの声フェチだし」と笑顔を見せていた。この回答に、ゲスト審査員が全員「満点」の評価を出し、総合得点は81点と高得点に。

 一方、1位常連の藤ヶ谷太輔は、「マイコをきっかけにフェチになったものがある。背中のほくろ」と、マニアックなフェチを告白。彼女が戸惑う中、「俺、すごく好きなの」と迫り、「あっち向いて。シャツまくります、確認です」とイタズラしようとする場面も。結局、彼女からやんわりと拒否された藤ヶ谷は、「じゃあ、今は見るの我慢するわ。今夜はしっかり見ちゃうけどね!」といい、スタジオからは黄色い歓声が上がっていた。これに若槻とゆきぽよは高得点を付けたものの、LISAが「1点」だったこともあり、総合得点は77点。惜しくも北山に破れてしまった。

 そんな中、最後に登場したのは、最近“ダメ対応”を見せ続けている、玉森裕太。フェチについて聞かれ、「足の爪の垢の匂いフェチ」とまさかの回答を繰り出した。彼女が“ドン引き”の表情を見せる中、玉森は「わからない? 説明するよりやった方が早いかな」といい、彼女の足を持って、親指の爪から垢を取り、匂いを嗅いで「くっさ! 臭いよ、マイコ!」と大興奮。その後、彼女にも同じ匂いを嗅がせ、「この匂い好きなの。鼻の下に付けておこうかな。いつでも嗅げるように。……くっせ!」と笑顔を見せていたが、ゲスト審査員は全員「0点」。ぶっちぎりの最下位となっていた。

 この日の放送に視聴者からは、玉森の対応に対し苦言が続出。「もはやネタに走ってない? しかも面白くないという……」「さすがにこれは引く。見てるのキツかったわ」「最近キャラが崩壊してるよね。大丈夫かな」という声が寄せられた。一方で、玉森は以前から「足の爪の垢の匂いフェチ」をメディアで公言していたため、「玉森くんがブレてなくて最高!」「絶対最下位になるのに、志を貫いた玉ちゃんはすごい」「イケメンなのに狂ってるって素晴らしいね!」と絶賛するファンも。玉森の対応は、ファンを喜ばせるための“作戦”だったのかも……?
(福田マリ)

日テレのドル箱だった日曜ゴールデン帯が完全崩壊! テレ朝『珍百景』に完敗の惨状

 かつては絶対的な強さを誇っていた日本テレビの日曜ゴールデン帯が、完全崩壊してしまったようだ。

 20日、多くの国民がラグビーワールドカップ準々決勝の日本対南アフリカ戦に熱狂したが、同試合を中継したNHK総合では41.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)もの驚異的な視聴率をマークした。

 その裏の民放各局では、残された小さなパイを巡って、熾烈な視聴率争奪戦を繰り広げていた。同日、“王者”日テレでは午後7時から『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!秋の2時間SP』をオンエアしたが、視聴率は『DASH!!』が7.9%、『イッテQ!』が8.6%とよもやの1ケタ台を記録する惨状だった。

 一方、ライバル局のテレビ朝日はどうだったか。同日は超人気番組『ポツンと一軒家』が休止で、苦戦も予想されたが、午後6時半から放送した『ナニコレ珍百景』2時間半スペシャルが11.3%で2ケタをキープ。前回(6日)の13.3%には及ばなかったが、ラグビー日本戦の裏で大善戦し、日テレに完勝した。

 それだけではない。テレ朝では同日、午後9時から、伊東四朗&羽田美智子主演『おかしな刑事』スペシャルを放送したが、これまた10.3%と2ケタ台を記録して、一部の時間帯でバッティングした『イッテQ!』を打ち負かしてしまったのだ。

「『イッテQ!』はもともと常時17~18%をマークしていましたが、昨年11月に発覚した“祭り企画”でのやらせの影響で視聴者の信頼を失墜し、視聴率が降下。気が付けば、昨年10月からレギュラー放送となった『ポツンと』にまったく勝てなくなってしまいました。『DASH!!』も、ここのところ低調続きで、『珍百景』に負けることが多くなりました。ましてや『イッテQ!』が『おかしな刑事』に負けたのは深刻です。20日のように、テレ朝に完敗を喫するようだと、先が思いやられます。『ポツンと』『珍百景』の主たる登場人物は一般人で、出演料がいりませんから、コストパフォーマンスも抜群にいい。一般人が主の番組に日テレの番組が負けているのですから救いようがありません」(テレビ誌記者)

 まさにドル箱だった日テレの日曜ゴールデン帯が崩壊したことで、テレ朝が日テレの視聴率3冠王を阻止する可能性も高くなったといえそうだ。