「レンタルなんもしない人」の妻子別居に批判炎上、何もしない夫は「クズ」なのか?

 15日放送の『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)は、「レンタルなんもしない人」に密着した「なんもしないボクを貸し出します ~『レンタルなんもしない人』の夏~」を放送した。

 「レンタルなんもしない人」こと森本祥司さん(35歳)は、約1年前、文字通り“何もしない”活動を開始。森本さんは長身ですらっと細身、清潔感があり、気取った印象やガツガツした怖さは見えない。そのうえ「なんもしない」ので、「何かされたくない」人にとって非常に安心感のあるサービスといえるだろう。

 「レンタルなんもしない人」の活動はTwitterで評判になり、森本さんは今年、いくつもの書籍もリリース。日々、「レンタルさん」として依頼をこなしている。『ザ・ノンフィクション』の放送後には、フォロワー数は24万人を突破した。

<なんもしない人(ぼく)を貸し出します。常時受付中です。1万円と、国分寺駅からの交通費と、飲食代等の諸経費だけ(かかれば)お支払いいただきます。お問い合わせはDMでもなんでも。飲み食いと、ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます。>

 依頼者とのやり取りは、全てTwitterのダイレクトメール。以前は交通費などの経費以外にギャランティは発生しなかったが、『ザ・ノンフィクション』の放送翌日から1万円という価格設定に変更された。

— レンタルなんもしない人 (@morimotoshoji) 2019年9月16日

「妻と子どもを養わないのは無責任!」という批判
 森本さんが<生活費や養育費をもっと家庭に入れろという声が多いので>と記したように、『ザ・ノンフィクション』放送中から、彼への批判的な意見がTwitter上には溢れ炎上した。森本さんが「夫で父“なのに”なにもしない」からだ。

 結婚10年目の森本さんは妻と幼い子どもと3人で暮らす。「レンタルなんもしない人」が話題になったことによって3冊の本を出版しているものの、「レンタルなんもしない人」の活動自体は無料で、依頼者に諸経費しか貰っていない森本さんに、生活に十分な固定した収入はない。家族の生活は、この活動をする以前に貯めていた貯金と、イラストレーターをしている妻の収入で成り立っているという。

 番組スタッフが森本さん宅を訪ねた際、妻は森本さんの活動について<なんとかなるだろう。なんとかなってるし><いろいろやってみた結果、これがやっとハマったみたいな感じ>と受け入れているように見えた。

 ところが、密着取材期間中に、森本さんの生活に変化が起きた。妻子と別居することになったのだ。別居の理由は<僕がもうちょっと自由にやりたい>から。家事・育児を巡る喧嘩がもとで、森本さんが一方的に家を出たようだった。

<嫌なことを避けて逃げて生きていたらどうなるかっていう、これも実験の一つかもしれない>
<(妻子と)暮らすこと自体はすごく楽しかったんですけども、楽しさを制約に感じることが上回ってしまったので、一回その制約を外してみたいなという気持ち>
<スティーブ・ジョブズとかあまり育児参加をしていなかったって聞きますし、もしもスティーブ・ジョブズが育児参加を頑張っていてiPhoneが生まれなかったら、僕は残念なんですよ。新しい価値を生み出そうとしている人がそこよりも家事とか育児を優先してしまっているとしたら、残念な世の中だと思いますし>
<世間で言われていることの圧力を常に感じている。その圧力を今回も息苦しく感じたから家を出たということ>

 これを妻子に対する無責任と捉える人は少なくなかったようで、ネット上には「それなら子ども作るべきじゃなかった」「ちゃんと働いて妻子を養うべき」「やっぱり奥さんは我慢していたんだ」といった批判の声が上がり、彼を「クズ」扱いする罵詈雑言も躍った。

 だが、それは森本さんの人生で、森本さん家族の問題だ。「男が働いて妻子を養うべき」という一般常識が存在することは確かだが、それに従うかどうかは誰もが自分たちで決めていい。

「レンタルなんもしない人」をモデルにした漫画『レンタルなんもしない人』(「モーニング」連載、原案:レンタルなんもしない人/漫画:プクプク/講談社)で、こんなシーンがある。

 テレビ番組の司会が、「35歳 お子さんも小さくて…一番働かなくてはいけないときなのでは?」と尋ねる。森本さんはこう答える。

「そう言われて当然だと僕も思います…」
「働いてお金を受け取らないと 生きてはいけないとされている世の中ですから」
「でもそれだけだとしたら しんどいなって 僕は思うんです」
「人は果たしてなにもしないで生きていけるのか? その実験を僕は自らしているんです」

 また、無料で活動していることについても、「社会や人のために善意でやってるわけではないので ボランティアではないですよ」というセリフも。

 もっとも、これはあくまで漫画のセリフで、そもそも森本さんはこの漫画について「美化されているように感じる」としているのだが、「働いてお金を受け取らないと生きてはいけないとされている世の中」が「しんどい」ことは確かだろう。「しんどい」から、それをしない人を罵倒してしまうのではないだろうか?

 これは「働く」ことに限らない。家事や育児もそうだろう。もちろんネグレクトや虐待はなにがあっても決して肯定できないことだが、一方で、誰に見られても恥ずかしくないような家事育児をしなければならないような世の中も、しんどい。

 そしてスティーブ・ジョブズのくだりもまた、誰しも当てはまることだ。特に、新しい価値を生み出そうとしていたのに、そこよりも家事や育児を優先せざるを得ない状況に陥って諦めた女性がこれまで、どれだけ大勢いただろうか。

 ただ、森本さんは放送後にTwitterで<ジョブズのくだりについては完全に"民放テレビ局による編集芸"をやられた気がする。信頼していいのはNHKだけかもしれない>とつぶやいている。森本さんは新しい価値を生み出したくてこの活動をしているわけではなく、そもそも「なんもしたくない」だけだったのかもしれない。

何かしてくれる人は気を遣うし、何かしてくる人は怖い
 森本さんは、Twitter(レンタルなんもしない人アカウント)で<妻と別居することになりこちら側は住まいを失ったため、宿泊をともなう依頼も積極的に引き受けられる状況となりました>とツイート。疑問や批判の声が相次ぐ一方で、「うちに泊まって下さい」という依頼も多く寄せられた。

 宿泊込みで森本さんに依頼した女性は、最近彼氏と噛み合わず、喧嘩でヒステリックになることが多い。しかし彼氏が来ない部屋で、自分の寂しさを埋めたくて、誰か「人」にいてほしかったという。

 友達など頼める人がいないわけではないが、友達の場合はもてなしや遊びを考えなければならない。その点、森本さんの「端正な顔立ち」や「人柄の良さ」、そして「なんもしない人」であることが、女性には心地よかったようだ。

 他の依頼者たちにもいえることだが、一定の人間関係にある相手には気遣いや配慮を持って接さなければならないし、今後も関係を継続させたいのであれば、相手が困ることや引いてしまうであろうことは頼めない。

 一定の人間関係があれば相手が「何かしてくれる」としても気を遣うし、逆に自分が「何かしてあげなければ」と気を遣うこともある。見ず知らずの相手は、「何かしてくる」のではないかと、怖い。だけど誰かにいてほしい。人間にはそういう欲求が確かにある。

 ただそこにいて自分を受け入れてほしいという欲求、そのニーズに「レンタルなんもしない人」は応えているのだろう。そして森本さんもまた「レンタルなんもしない人」の活動を通じて、何もしない自分を認めてもらえる。

 こういう目新しい活動は、「いつまで続けられるのか?」と揶揄されがちだ。けれどそもそも、活動を持続可能なものにすることが目的ではないだろうし、なんなら目標もなさそうだ。目標や夢、大義名分がなくても、何かしていても、何もしなくてもいいのだから。

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本田翼がDV被害にあっていた!? 疑惑を深める2つの激ヤバな状況証拠が急浮上!

 イニシャル記事を特定するのが得意なネット上の「捜索班」も、今回は難航しているようだ。

 9月20日の東京スポーツが、若手人気女優のDV被害に関する記事を掲載。ネット上を騒然とさせている。

「記事によると、被害に遭った女優Xは20代の売れっ子で、数々のドラマや映画にヒロイン級で出演しているとのこと。ほかにも、『大手企業を中心に多数のCMに起用されてきた売れっ子』『サバサバしたクールな性格』『しかしどこか抜けている天然キャラ』『男性人気も高い』『男との浮いた話はゼロ』と、ヒントが記されています。そんなXには過去、年上の彼氏がいて、2人は当時、半同棲状態にあったものの男のDVが悪化し、1年ほど前に警察署に被害を相談していたというのです。すでにその恋人とは別れているようですが、Xが男性恐怖症になってしまった可能性もあるといいます」(芸能記者)

 ネット上ではすぐにX探しが始まり、新木優子、飯豊まりえらの名前が挙がるなか、多くの人の頭に浮かんだのが本田翼だったようだ。週刊誌記者が言う。

「本田はほとんど全ての項目で当てはまっていますが、以前には三浦翔平や菅田将暉との熱愛が報じられており、『浮いた話がゼロ』という部分だけは一致しない。しかし、今年出演したバラエティ番組では『お金目当ての男はダメ』と発言し、ヤバイ男とつきあっていた疑惑が浮上しています」

 さらには、本田の趣味が”バイオレンスな闇”を感じさせる痕跡があったという。

「本田はちょっと前まで、海外のハードなバイオレンスゲームにハマっていたことも明かしています。そのゲームというのが、プレイヤーは殺人鬼か生存者になって殺人鬼であれば生存者を狩り、生存者になった場合は生き延びるために駆けずり回るというサバイバルホラー。生存者をフックに吊るして死ぬのを待つというシーンもあるそうで、精神的な闇を感じます。うがたった見方かもしれませんが……」(前出・週刊誌記者)

 このところ、熱愛報道がピタリとなくなっている本田。変な風評被害が起こる前に、デート現場でも撮られておいたほうがいいかも?

禁漁水域で投網漁中に落水し……人気動画配信者が生配信中に溺死

 日本同様、中国の若者の間では動画配信で収入を得る者が増えている。その数3億人といわれるが、注目を浴びるために危険な行為に及ぶ者も多く、事故が頻発している。そんな中、人気配信者が生配信中に死亡するという事故が起こってしまった。

「半島網」(9月2日付)によると8月28日、江蘇省南京市の川で、人気動画配信者の男性が溺死した。友人2人を連れ、市内の秦淮河で投網漁の様子を生配信していたという。

 深夜1時からの配信にもかかわらず、およそ7,000人の視聴者が見守る中、事故は起こった。友人2人と小型船上で作業を行っていたところ、配信者の男性がバランスを崩し、足を滑らせて、川に転落してしまったのだ。カメラを片手に実況しながら、まさに網を巻き上げようとしていたときだった。

 事故発生当時、夜で周囲は真っ暗だったうえ、雨で川が増水していたこともあって救助は難航。視聴者たちの応援もむなしく、男性の姿は水面から消えた。地元警察は、翌日午後4時過ぎになってようやく、心肺停止状態の男性を水中で発見した。

 この地域の川では釣りが禁止されており、注意喚起の看板なども立てられていた。警察は、2人の友人から事情聴取を行い、釣りを行った経緯などを調べている。

 こうした動画配信中の死亡事故は、今回が初めてではない。今年3月には大連市の男性が動画配信中に酒や油を大量に飲んで死亡する事故が、また5月には高層ビルで危険なパフォーマンスを行っていた動画配信者の男性が転落死している。

 名を売りたいがため、PVを稼ぎたいがための命の危険を顧みない動画配信者に対し、サイト運営側はアカウント凍結などの措置を応じているが、対策としては十分とはいえないようだ。

(文=青山大樹)

 

サラダランチは「自己満足」!? 松屋、ココイチ並みのカロリーに戦慄……【インスタ映えの甘くない現実】

 フルーツとクリームが山ほど盛られたパフェ、チーズをたっぷり乗せたカレー、色鮮やかなアイスクリーム……写真に映えれば映えるほど、食べた後の“代償”が大きい「フォトジェニックグルメ」。写真を見るだけではわからない、インスタ映えの甘くない現実とは――。

<登場人物>
◎インスタ疲弊中・バエ子……ちょっと前まで「いいね!」に躍起になっていた、“インスタ映え”に疲れ始めたアラサー。友人がまだ“キラキラ”に固執していて、よく付き合わされる。
◎管理栄養士・カロリー先生……インスタ映えの現実を(頼んでないのに)教えてくれる管理栄養士。人にアドバイスしつつ、自分は金曜の夜に食べるジャンクフードが好き。

バエ子 「今日は打ち合わせをしながらサクッとランチ。忙しい日ほど体に気を使いたいから、サラダ専門店『クリスプ・サラダワークス』で大好きなシーザーサラダをいただきました☆」……カ~ッ! 忙しい日のランチは「富士そば」に決まっとろーがっ! 何がサラダだ!? 忙しいなら「かけそば」でも食っとけ!

カロリー先生 バエ子さん、友人のインスタをチェックしてヒートアップしていますね。謎の“富士そば愛”も気になりますが。

バエ子 昨今の「インスタ映え」は、カワイイだけじゃダメなのよ。ライフスタイルから映えて、意識の高さを見せないといけないの! ハ~、めんどくせえ~!!

カロリー先生 意識の高さをわざわざアピールするという、意識の低さがいいですよね。

バエ子 ……最近本当に辛辣ですよね、先生。

◎サラダだけでは“食物繊維”が十分に摂れない!?

バエ子 「体に気を使いたい」とか言ってるけど、そもそもサラダって健康にいいわけ?

カロリー先生 いつも通り、サクッと「クリスプ・サラダワークス」のメニューを見ていきましょうか。

■CLASSIC CHICKEN CAESAR 404kcal/1,060円(税込)
(ロメインレタス、グリルドチキン、パルメザンチーズ、トマト、自家製クルトン、シーザードレッシング)

カロリー先生 「サラダ」として考えると、このカロリーが特別高いということはありません。栄養素的な面で見ると、チキンが入っているので、タンパク質も摂取できます。気になるのは、パルメザンチーズやシーザードレッシングの“脂質”でしょうか。

バエ子 本当だ、サラダだけど肉が入ってる。その分、満腹感はあるかもしれないなあ。

カロリー先生 見た目はたくさん野菜を摂取しているように感じますが……“食物繊維”が不足しがちなメニューですね。

バエ子 えっ!? 野菜ばっかりなのに、食物繊維が足りないなんてことあるの?

カロリー先生 よく勘違いされているのですが、「サラダ=食物繊維」ではありません。食物繊維を摂取したいのなら、生野菜よりも海藻、キノコ、根菜類や芋類を食べることをおすすめします。100gあたりで比較すると、生野菜より食物繊維を多く含んでいるんですよ。

バエ子 エーッ! 完全にイメージに騙されてた!

カロリー先生 ちなみに404kcalだと、マクドナルドの「月見バーガー」が408kcalなので、だいたい同じですね。

バエ子 ちょっと待って先生、このサラダ……1,060円もするんだけど!?

カロリー先生 「月見バーガー」は単品で340円(税込)ですよ。しかも、10月中旬までの限定商品です!

バエ子 明日のランチは「月見バーガー」に決めたわ。

カロリー先生 「秋はマックの月見を食え」という格言もありますもんね。ほかのメニューも見てみましょうか。

バエ子 初めて聞きました、その格言。

◎「ヴィーガンメニュー=低カロリー」という間違い

■EARTHY NUTTY CRUNCHY 609kcal/1,140円(税込)
(ロメインレタス、ロースト豆腐、ブラックビーンズ、グリルドコーン、レッドキャベツ、ウォルナッツ、サンフラワーシード、レモンタヒニドレッシング)

カロリー先生 こちらは、最近話題の“ヴィーガン”向けメニューで、肉や魚を使っていません。ロメインレタスのカリウムやビタミンK、ナッツやコーンで食物繊維、豆腐で植物性タンパク質が摂取できます。サンフラワーシードやウォルナッツが入っているので、噛み応えのあるメニューですね。

バエ子 ヴィーガンじゃないのにヴィーガンメニューを食べるとか、意識高い系の極みみたいな感じ。

カロリー先生 ダイエットのために選ぶ人もいますが、ヴィーガンメニューだからといって、低カロリーになるとは限りません。ロースト豆腐や、脂質の多いナッツがトッピングされているので、カロリーは上がります。実際、先ほどのシーザーサラダよりもカロリーが高いですよね。

バエ子 これもまた、イメージにとらわれてる感じがするなあ。「サラダ=食物繊維」ではないように、「肉・魚=カロリー」でもないってわけか。

カロリー先生 ヴィーガンメニューは植物性の食材を使用するので、肉などの動物性脂肪に含まれ、コレステロールを上げる原因だと言われている飽和脂肪酸は少なくなります。しかし、魚も食べないとなると、オメガ3などの必須脂肪酸、多価不飽和脂肪酸が不足してしまうため、アマニ油やえごま油などを意識的に摂って、バランスを補う必要がありますね。

バエ子 アマニ油とか、えごま油は知ってるわ。意識高めの人たちが「油すまし」みたいに舐めてるやつでしょ?

カロリー先生 バエ子さんは意識高めの人たちに、一体どんな恨みがあるんですか? カロリーよりそっちが気になってきましたよ。ちなみに、松屋の「牛めし」はミニ盛が510kcal、並盛が709kcalなので、609kcalというのは、ちょうどその間という感じでしょうか。

バエ子 わかりやすいような、わかりにくいような感じだな!? でも私なら、サラダより「牛めし」ミニ盛を選ぶわ。店内で食べると味噌汁もサービスで付いてくるし、お得でおなかも満たせるなんて最高。

カロリー先生 松屋では9月3日に、あの「ビビン丼」が復活したばかりですよ。甘辛タレがとてもおいしい、伝説のメニューです。

バエ子 ……先生、何でそんなに詳しいわけ? まあいいわ、次のメニュー行きましょう。

■FARM BOWL 753kcal/1,180円(税込)
(ワイルドライス+雑穀米、ほうれん草、グリルドチキン、ホワイトチェダーチーズ、スナップエンドウ、グリルドコーン、アーモンド、キャロットチリビネグレット)

カロリー先生 こちらは黒米入りの雑穀米が入っているサラダなので、エネルギー源となる炭水化物や食物繊維、ビタミンB1などを摂取することができます。雑穀米の紫色と野菜の緑が綺麗な、見た目でも楽しめるメニューですね。

バエ子 ボリュームもありそうだし、やっと食事っぽい感じになってきたね。

カロリー先生 炭水化物により血糖値を上げますので、これまで見たメニューよりも、満腹感は得やすいはずです。チキンも入っていますし、バランスは悪くないと思います。ただし、チェダーチーズやドレッシング、ナッツの脂質があるので、意外にもカロリーは高くなります。

バエ子 チーズやドレッシングにもカロリーがあること、ついつい忘れがちなのよね。牛丼に乗せる紅しょうがのようなノリで、ドカドカかけちゃう。

カロリー先生 ちなみに、カレーハウスCoCo壱番屋の「ポークカレー」が755kcalなので、カレー1杯と大体同じカロリーということになりますね。

バエ子 ええ!? カレーとサラダが並ぶって、なかなかの衝撃じゃない? “ヘルシー”とは何なのか考えてしまうわ……。

カロリー先生 ちなみに「ポークカレー」は505円(税込)です。

バエ子 ココイチ行くわ(即答)。

◎断言しよう、サラダは「自己満足」であると!

バエ子 3品見たけど、サラダって別に体にいいわけではなさそうだよね。

カロリー先生 生野菜を食べると、ビタミンCなど水溶性のビタミンが摂取できます。また、シャキシャキとして食べ応えがあるため、咀嚼の回数が増えて満腹感を得やすいです。ドレッシングをかけすぎたりしなければ、和食よりも塩分摂取量を抑えられるというメリットは、確かにあります。

バエ子 でもさあ、サラダってやっぱり「いいことしてる」って満足感があるんだよね。「野菜ジュースじゃなくて、本物の野菜を食べてるぞ!」みたいな。

カロリー先生 「ヘルシーなものを食べた」と“自己満足”するのは結構ですが、サラダだけで食事を済ませると、栄養価はそんなに得られません。要するに、そういう気分になる“だけ”ですね。

バエ子 先生こそ、生野菜に何か恨みでもあるんじゃないの!?

カロリー先生 「クリスプ・サラダワークス」は、1品で1,000円弱というお値段ですし、それなら「ご飯、味噌汁、野菜の煮物、焼き魚」といった定食の方が、脂質もずっと少なく、食物繊維も摂れて、栄養バランスの偏らない食事ができると思います。

バエ子 ド正論すぎて、グウの音も出ないわ。

カロリー先生 大戸屋の「もろみチキンの炭火焼き定食」は、「五穀ご飯、味噌汁、お新香、もろみチキンの炭火焼き」のセットで754kcal/890円(税込)。「FARM BOWL」とほぼ同じカロリーですよ。

バエ子 なんてこった……。私、今から「ヘルシー」を考える旅に出ようと思います。

次回……カロリー先生、「海外セレブが注目する朝食」を「晩酌のつまみに良さそう」と評価
(佐藤真琴)

中国人女性との“偽装結婚”を手助け――「誰からも好かれる人」が「被告」になった理由

 殺人、暴行、わいせつ、薬物、窃盗……毎日毎日、事件がセンセーショナルに報じられる中、大きな話題になるわけでもなく、犯した罪をひっそりと裁かれていく人たちがいます。彼らは一体、どうして罪を犯してしまったのか。これからの生活で、どうやって罪を償っていくのか。傍聴席に座り、静かに(時に荒々しく)語られる被告の言葉に耳を傾けると、“人生”という名のドラマが見えてきます――。

【#003号法廷】

罪状:電磁的公正証書原本不実記録 同供用幇助
被告人:会社役員S(60歳・男性)

 裁判傍聴をする際にまず確認するものと言えば、その日に行われる裁判がズラリと書かれた「開廷表」。東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎では、ロビーでこれを確認できるのですが、罪状を見ただけでは何がなんだかわからなかったので、こちらの事件を傍聴してみることに。

 双方に結婚の意思が無いのに、虚偽の婚姻届を出して(不実記録)、新しい戸籍(公正証書)を作ったので、この罪名になった模様。ちなみに、紙の台帳に記録されていた公文書の原本が、現在はデータベース(デジタル)化されているため、“電磁的”という言葉がついているようです。簡単に言えば、「偽装結婚の手助けをした」ということなのですが、何ともややこしい罪名ですよね。今回は正直、軽い感じの裁判を予想していたのですが、なかなか濃いドラマが展開されました。罪名はデジタルですが、内容はコテコテの“アナログ人情劇”だったのです。

<事件の概要>

 平成27年、被告Sは行きつけの中華料理店・店主夫婦の中国人妻Wから、「甥の元妻Cが日本に来たいと言っているけど、どうかな?」「(偽装結婚で相手に支払う報酬の)“相場”はいくら?」と、軽い調子でCの“相手探し”を持ちかけられた。被告Sはあまり深く考えずに「中国人女性が日本に来たいだけ」だと思い、前に勤めていた会社で懇意にしていた、自身の元部下Hを紹介。この時被告Sは、Hが天涯孤独であることを案じていて、「いずれは本当の夫婦になれるかも」と気遣う気持ちもあったとか。そして、報酬としてHに月々6万円ずつ支払うということで、話がまとまった。

 平成28年7月、店主夫妻の招待で、被告SとHは中国旅行に赴く。訪問したのは店主妻Wの故郷で、そこで偽装結婚を望む甥の元妻・中国人女性CとHが引き合わされ、親族を呼んで“結婚祝賀パーティー”まで催された。被告SとHの渡航費を含め、一切の費用は店主夫婦持ちだったそうで(被告Sは支払いの意志を見せたものの、店主夫婦に拒否された)、結局、おとなしく接待にあずかることに。被告Sは偽装結婚に関する仲介手数料も受け取らなかったそうだが、次第に「このままだと、犯罪に関わってしまうのでは?」と感じるように。

 「配偶者ビザ」を入国管理局に申請するため、「(偽装結婚した2人は)長野県の国民休暇村で出会った」という、“嘘の馴れ初め”まで考えたという被告S。元部下Hと中国人女性Cは、帰国後に東京S区に婚姻届を提出し、書類上“夫婦”となった。しかし、2人はこの事件が発覚するまで、同居もせず、肉体関係もなかったという。のちに、被告Sは店主妻Wに「偽装結婚あっせん」の“前科”があったことを知るのだった。

 ……と、ここまでが検察による冒頭陳述(事件のあらすじ)で、このあと弁護側の証人が登場しました。弁護側の基本的な法廷戦術には、裁判官の“情”に訴え、少しでも心証を良くしようと「情状証人」を連れてくることがありますが、今回の裁判では、まさにこの情状証人が登場。とにかく被告Sを褒めまくるという、ちょっと不思議な光景を目の当たりにしました。

 情状証人には、被告の本質は善良であり、深く反省していて、再犯の可能性は絶対になく、出所後も支えてくれる身元引受人がおり……などなど、「被告は本来“いい人”で、罪を犯すに至らしめた不幸な環境があった」という内容を語らせるケースが多いです。今回の事件で、被告Sに重い判決が下される可能性は極めて低いと思われますが、それでも証人が2人も現れたことに鑑みると、彼にはよっぽど人徳があるのでしょう。

 1人目の証人は、被告Sと30年の付き合いがある共同経営者。「頼まれると親身になって相談に乗る人」「誰からも好かれる」という素敵な人物像を語ったかと思えば、つい最近、被告Sと起業したばかりなので「勾留留時には(運営に)困った」との本音も。

 続く2人目の証人は、被告Sの妻。2人は学生時代からの付き合いだそうで、「あまり深く考えずに引き受けてしまったのでは」「とても反省している」などと、「自分がサポートして一緒に罪を償っていく」決意を語りました。法廷では、事実と違う証言をしたら「偽証罪」に問われる可能性があります。その危険を冒してまで出て来てくれる妻がいることに、少し安堵。途中から、石井ふく子プロデュースのドラマを見ているような気分になってしまいました。

 被告Sが罪を犯したことは事実だとしても、情状証人の話を聞いていると、つい「本当はいい人なんだな」と心が動きます。自分の部下として働いてくれた仲間であり、身寄りのない中年の友人でもあるHを結婚相手として紹介したのも、彼の老後を思いやった上のことなのだろうと、納得できてしまうんですよね。「最初は偽装だけど、いずれは本当の夫婦になれるかもと思った」という被告Sの一言にも、ちょっとウルっときてしまいました。

 面倒見が良すぎて一線を越えてまったこの事案は、「“悪意”がなくても犯罪者になってしまうことがある」という教訓を、私たちに提示してくれた一件だったと言えるでしょう。

<ぶらり東京地裁なび>

 法廷の傍聴席入口に下げられた「満員」の札。傍聴は基本的に先着順で立ち見はできないため、この札がかかってしまっていたら、すごすご退散するしかありません。逆に定数に達していない時は、係員の人が入口で「あと○席ありますよ~!」と、路上のキャッチのように“呼び込み”している、なんてことも。
(オカヂマカオリ)

N国・立花党首、予算委員会のテレビ中継で大演説なるか? NHKが恐れる最悪の事態が現実に

 NHKから国民を守る党(N国)」の立花孝志参院議員に対し、取材する政治記者たちが食傷気味になっている。

「マツコ・デラックスやTBSに噛みつき、NHK放送センターに突撃するなど、身体を張る姿勢が支持を得て、YouTubeでの再生回数は100万を超えるほどに。さらに丸山穂高衆院議員、渡辺喜美参院議員が参入し、政治部としても目を離せないのは確か。ただ当選から二カ月が経ち、さすがに報じるネタもなくなってきた。記者会見はYouTuberらが入り乱れてグダグダな時もありますし、青汁王子の都知事選出馬まで浮上すると、真剣に報じるわけにもいかないですしね」とは野党担当記者の弁だ。

 潮目が変わったのは9月9日、立花氏が中央区議に対する脅迫容疑で警視庁に任意聴取されたことだった。

「これまでの政治家像を”ぶっ壊す”立花氏の姿勢に、政治記者たちも少なからず温かい目で見てきて、過去のスキャンダルも不問に付してきた。ただ立法府の一員である現職国会議員が被疑者扱いされたとなれば、さすがに”資質”が問われます」(同前)

 こうした中、立花氏を熱い視線で見つめるメディアがある。 当然といえば当然だが、NHKである。

 NHKの開票速報での票読みは最も正確で、候補者は同社の「当選確実」を待ってバンザイするほどだが、この参院選では、そのNHKをもってしてもN国は議席を取らないと分析していた。

_「よくよく考えればNHKスタッフの出口調査に、N国の支持層が素直に答えるわけがないんですが、希望的観測もあったのでしょう。それまで取材体制をとっていなかった報道局は急遽、記者らを会見場に向かわせました。何かトラブルがあっても対処できるように、管理職をつけています。ただ意外にも、立花氏はNHK記者に紳士的に対応したそうです」(週刊誌記者)

 だがNHKにすれば、そこからが本番だった。何しろNHKの予算は放送法により国会の承認が必要。つまりは立花氏にも理解を求めなければならないのだ。

「NHK側は、立花氏をテレビ中継のある予算委員会、そしてNHK予算を審議する総務委員会入りを、政治部記者らを使って阻止しようとしました。総務委員会入りこそなかったものの、渡辺氏の会派入りによって予算委員となる資格を得たため、渡辺氏が委員に。委員差し替えが出来ますから、生中継で立花氏がNHK批判を展開する事態もありそうです」(前出・記者)

 議員たちへの説明や根回しは経営企画局幹部が行い、その多くは政治部記者出身だ。N国からもすでに「レク」の呼び出しを受けているが、NHK内では、”ある指示”が出ているという。

「記者出身だけに議員の懐に飛び込んで、理解を得てもらおうとしがちですが、N国に関しては距離を取ることにしたそうです。もしオフレコでも重要なことを漏らせば、すぐにYouTubeや国会質問で使われてしまうでしょうからね。これは担当記者も同様の構えです」(同前)

 NHKにとっては、安倍政権より、立花氏の動向が気になって仕方がないようだ。

隠し子疑惑、流血事件! 天皇と国民的アニメ『一休さん』の接点とは?【日本のアウト皇室史】

 皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な天皇家のエピソードを教えてもらいます!

“天皇家の策略”と国民的アニメ『一休さん』の深い関係

堀江宏樹(以下、堀江) NHK連続テレビ小説『なつぞら』を見ていると、主人公・なつ(広瀬すず)が夫・坂場和久(中川大志)のことを「いっきゅうさん」って連呼していますよね。その光景を見るたびに、国民的アニメ『一休さん』を思い出す読者も多いのではないでしょうか? いきなりですが、アニメのモデルになったと言われている、「史実」の一休さんって、室町時代のとある天皇の御落胤(父親に認知されない庶子、私生児)だったという有名な仮説をご存じですか?

――堀江さんの著書、『天皇愛』(実業之日本社)でチラッと読んだことがありますが、詳しくは知りません。

堀江 一休さんこと、臨済宗の僧侶・一休宗純(いっきゅうそうじゅん)(1394~1481)。今回は読者になじみ深い「一休さん」の名前で彼を呼びますが、彼の実父は室町時代の「後小松天皇」だったという仮説があるんです。一休さんの後半生には、すでにこのウワサが世の中にじわじわっと広まっていたようで、一休さんが亡くなって13年目くらいに、公家・東坊城和長(ひがしぼうじょう・かずなが)が、自身の日記『和長卿記』で「秘伝だけど、一休和尚は後小松天皇の私生児だ。でも、世間はこのことを知らない……」といった意味のことを書き記しました。東坊城和長は子孫に伝えようと日記に書いたものの、いつの間にか世間に広まり、朝廷もこのウワサを黙認したのです。現在でも、京都・酬恩庵一休寺にある一休さんの墓所は、宮内庁が管理していますし、墓所には皇族の出身であることを示す「菊の御紋」が付いています。

――それでも、御落胤のウワサが事実かどうかはわからないのでしょうか?

堀江 文献的に見た場合、決定打に欠けていて。その上で、一休さんがいくら有名人だったにせよ、天皇家が“仮説”を半公認のように扱われていることは驚きです。ただ、それには“天皇家の策略”があったと僕は推測していて、「衰退していた天皇家の“カリスマ性”を一休さんの知名度や話題性を借り、復活させようとしたのでは?」と考えています。わかりやすくいえば、意外な新メンバー加入で、人気を盛り返そうとするアイドルグループみたいな感じかな。

――天皇家も人気を気にする時代だったんですね。“歴史”や“血”といった意味では、現在の皇室とつながっているものの、考え方があまりにも違いすぎますね。

堀江 仮説といえば、一休さんの父親という説がある後小松天皇も、実は足利義満の子どもだったのかもしれない……という恐ろしいウワサがありますよ! これは、昭和の有名歴史作家・海音寺潮五郎の仮説なんですがね。

――「火のない所に煙は立たぬ」という有名なことわざがありますが、当時の上流社会は、“性愛”が乱れていたため、さまざまな仮説も生まれたのでしょうか。

堀江 “お盛ん”だったことはたしかなようで、理由の一つと言えます。系図上では、後小松天皇の父親は後円融天皇であるものの、後小松天皇の誕生にも“ウラ”があると囁かれているんですよ。後円融天皇の同い年のいとこに、通称・金閣寺などを建造した室町幕府第三代将軍・足利義満がいるんです。勘が鋭い方はお気付きになるかもしれませんが、2人は後宮の女官を奪い合ったりしていたとか。

――権力を持つ男性は、本能的に肉食化が加速するんですかね。

堀江 足利義満は、後円融天皇が愛した女性たちを我が物にしていったようなので、かなりの肉食系ですね。そして、嫉妬を爆発させた後円融天皇は、義満と関係を持った後宮・三条厳子(さんじょう・たかこ)に、ケガをさせる流血事件を起こしたというエピソードも残っています。ちなみに三条厳子が出産したのが、一休さんの父親“かもしれない”後小松天皇。

――血気盛んな時代とはいえ、さすがに臣下の義満が後宮の女性たちに手を出すなんてアウトなのでは? そんなことをしたら、大事な皇統が乱れる可能性もありますし、当時はDNA鑑定もないのに……。

堀江 平安時代以来、天皇家は第百代で滅亡するという“都市伝説”が、日本中で広まっていました。歴史用語でいえば「百王論(ひゃくおうろん)」と言います。「天皇家の終わり=日本の終わり」と考える人もいたでしょう。

 第99代目の天皇が、足利義満にひどい目に遭わせられた後円融天皇。天皇家の威厳・カリスマ性が衰退していく一方で、足利義満は天皇以上に人を惹きつけ、骨太な人物ではあったと言われています。足利義満は後円融天皇にも、かなりの圧で接していたという記録まで残っており、「天皇家を乗っ取ろうとした」などとも言われているんですよ。その後、足利義満は、第100代目の天皇・後小松天皇の在位中に突然死を遂げましたが、それくらいの出来事では、天皇家の勢いを盛り返すことはできません。そんな時に、元・皇子の肩書をもつ一休さんが登場したら……。天皇側も調査したはずですが、可能性が少しでもあれば、一休さんを血縁者として黙認、つまり身内に取り込み、弱りつつある天皇家のカリスマ性を補強したかったのでしょう。

――御落胤の一休さんが、本家を乗っ取るとは考えなかったのでしょうか?

堀江 一休さんは、正当な後継者にはなれない庶子(本妻以外の女性から生まれた子)ですからね。出家もしているし、安心といえば安心。まぁ、これは歴史エッセイストの僕の想像ですが。

 一説によると、一休さんの母上様は、日野家という高い身分の公家出身だったといい、並みいる後宮の女官たちを出し抜き、後小松天皇の寵愛を勝ち取ったそう。ただ、彼女の幸運に嫉妬した、ほかの女たちから命を狙われるほどになり、生まれた子ども(後の一休さん)と共に後宮から逃げ出さざるをえなくなりました。それにしても、このストーリーはなんだか美化されすぎていて、怪しいんですけどね~。

――そして、史実の一休さんは成長後、かなりエロい人になったとか……。天皇からの寵愛を受けるほど、恋愛能力が高そうな母親のDNAをバッチリ受け継いだんでしょうね。

堀江 一休さんはケタ外れのカリスマの持ち主ですし、「英雄色を好む」ということわざ通り、エロスの方面もすごい気がします。『源氏物語』でもその手の資質は、母の桐壺更衣から息子の光源氏に見事に遺伝していますね。

 お話が良いところにさしかかりましたが(笑)、詳しくは次回に続きます。

――次回は10月5日更新!

堀江宏樹(ほりえ・ひろき)
1977年、大阪府生まれ。作家・歴史エッセイスト。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。日本・世界を問わず歴史のおもしろさを拾い上げる作風で幅広いファン層をもつ。2019年7月1日、新刊『愛と欲望の世界史』が発売。好評既刊に『本当は怖い世界史 戦慄篇』『本当は怖い日本史』(いずれも三笠書房・王様文庫)など。
Twitter/公式ブログ「橙通信

母親の万引きに利用された幼女――店長とGメンの心を揺さぶった「純真無垢」な言葉

 こんにちは、保安員の澄江です。

 さまざまなニュースサイトで報じられる万引きの事件記事を、日々チェックしている私ですが、ここのところ悪質な犯行が頻発しているように思います。最近は、特定の店舗に狙いを定めた窃盗団による系列店舗を狙った連続的な犯行が頻発しており、関係者は戦々恐々。いまや貧困を理由に万引き行為に至る者より、法の隙間を突いた計画的で粗暴な換金目的の犯行に徹する者が多く、その対応に限界を感じることも多くなりました。用いられる手口や犯行態様は、悪質かつ複雑化していて、現行法では対応しきれないような事案まで発生しているのです。なかでも、犯意を否定する目的で、罪に問われることのない年齢の子どもを利用する犯行は個人的に許せません。今回は、幼い我が子を利用して犯行に及ぶ万引き女についてお話ししたいと思います。

 当日の現場は、東京のベッドタウンに位置する生鮮食品スーパーL。ここは団地に囲まれた地域密着型の中規模スーパーで、いわゆる“荒れている”中学校や外国人向けの日本語学校が近隣にあることもあって、相当数の常習者を抱えている状況にあります。1日入れば、一人は挙がる。私たちから言わせれば、そんなイメージの現場だと言えるでしょう。ところが、この日は、生憎の雨。来店者が少なく、特に変わったことのないまま、後半の勤務を迎えることになりました。天候の悪い日は、万引きする人が少ないのです。

 夕方のピークを迎えて、少し賑わい始めた店内を流すように歩いていると、30代前半と思しき太めの女性に、引きずられるようにして歩く小さな女の子の姿が目に止まりました。まだ3歳くらいでしょうか。足元のおぼつかない女の子を連れているにもかかわらず、子どもがあたふたするくらいの早足で歩く彼女の姿が、どこか異様に見えたのです。彼女の背中には、生後半年に満たないくらいに見える赤ちゃんも背負われており、激しい歩調に合わせて体を大きく上下させていました。遠目から見ると、もぐらたたきを彷彿させる動きで、とても居心地が悪そうに見えます。

(なにを、そんなに慌てているのかしら……)

 すれ違いざまに彼女の人着を確認すると、どことなく喪黒福造さんに似ている感じの女性で、色あせたグリーンのジャンバーと、靴底が擦り切れて外側に向けて繊維が放出されているサンダルが目につきました。女の子の着ている白いワンピースも薄汚れてグレーがかっており、プリキュアがプリントされたピンクの靴までもが泥だらけの状態で、二人共に相当の不潔感を放っています。

 カゴの中に目を落とせば、いつの間に手にしたのか、鶏肉、アサリ、牛乳、卵、菓子パン等、あまり万引きされることのない安価な商品ばかりが入っていました。買い物カゴを持つ左手の手首には、雑誌の付録で話題になったDEAN&DELUCAのトートバッグがかけられており、不自然なほど大きく口を広げています。あくまでも個人的な見解ですが、付録のトートバッグは犯罪供用物(犯行に使われる道具のこと)に用いられることが多く、警戒せざるを得ない気持ちにさせられるのです。

(あのバッグは気になるけど、安いモノばかりだから、やらないかな………)

 そう思いつつも、どこか捨てきれずに観察していると、この店一番の死角である菓子売場に一家が入っていくのがみ見えました。客を装って、棚の端から覗き見れば、ママにおねだりする女の子の声が聞こえてきます。

「ねえ、ママ。あめちゃん、食べていい?」
「うん、いいわよ。好きなのを取りなさい」

 すると、うれしそうにキャンディーを選び始めた女の子の後ろに隠れるようにした彼女は、カゴにある商品を全てトートバッグにしまってしまいました。棚取り(棚から商品を取るところを目撃すること。犯意成立要件の一つ)は、なに一つ見ていないので、このまま出られてしまえば見送るほかありません。空になったカゴを、売場通路にある柱の影に放置したところを見れば、これ以上に商品を隠匿することはなさそうです。

(あの飴玉は、買うのかしら? あれをやったら声をかけよう)

 そんな気持ちで見守っていると、3本のチュッパチャップスを手にした女の子が、彼女に言いました。

「ねえ、ママ。いま食べてもいい?」
「1本だけね」
「やったー。いちごのにしよう!」
「ほかのは、この袋に入れて」

 女の子は、手渡されたビニール袋に、いま食べたいらしいイチゴ味以外のチュッパチャップスを入れ、破顔の笑みを浮かべてイチゴ味の包装を解き始めます。

「開けにくいでしょ? ママが持っていてあげようか?」
「いや! 自分で!」
「もう、早くしてよ」

 イラついた様子を見せる彼女を尻目に、そこそこの時間をかけて包装フィルムを剥がした女の子が、それを口に含むと、一家は出口に向かって歩き始めました。女の子の手を引く彼女のスピードは、先にも増して素早く、一見すればグズる子どもを無理に連れ帰る母親の姿にしか見えません。しきりと後方を振り返る彼女の視線をかいくぐり、証拠とするために女の子が途中で捨てた包装フィルムを拾い上げた私は、外に出た彼女が駐輪場に停めてある自転車に手をかけたところで声をかけました。

「警備の者です。お子様の持たれているキャンディーとか、お支払いしていただきたいのですが……」
「え? あれ? あ、この子、いつの間に……。申し訳ありません」

 包装フィルムを片手に声をかけると、ひどく動揺した様子の彼女は、全てを子どものせいにしてから、事務所への同行に応じてくれました。事務所の応接室に入り、向かい合って座ると、何日かお風呂に入れていないのか、ホームレスの人たちと同種の臭いが、彼女の方から漂ってきます。何気なく頭髪を見れば、脂気が多く見える髪の毛はボサボサで、大量のフケが付着していました。

「すみません、おいくらですか?」

 どうやらチュッパチャップスの精算だけを済ませて、この場を収めようとしているようですが、彼女の脇に置かれたトートバッグの中身が気になります。ビニール袋を娘さんに渡すところのほかに、カゴにあった商品をバッグに隠すところも見たと、少し遠回しな言い方で伝えてみると、途端に顔色を変えた彼女は、脇に置いたトートバッグの口を押さえて否認しました。これ以上の質問は、取り調べ類似行為になりかねないので、一通りのことを、いとうあさこさん似の女性店長に報告して判断を仰ぎます。

「あんな小さな子どもを使って万引きするなんてあり得ないわね。警察を呼びましょう」

 まもなくして男女一組の警察官が到着すると、そのうちの女性警察官が、彼女の顔を見るなり言いました。

「あ! Fさんじゃないのよ。あんた、またやっちゃったの?」 
「いや、違うんです。子どもがアメを……」

 耳に入る二人の話を聞いていると、二人の子どもを抱える無職のシングルマザーだった彼女は、署内でも有名な常習者のようでした。「123」(警察無線で使用される犯歴照会の隠語)の結果、前回の件で審判中であることも判明。彼女が頑なに罪を逃れようとする理由は、これだったのです。

 警察官による取り調べの結果、トートバッグの中にある商品も盗んだと認めてくれた彼女でしたが、所持金は20円ほどで商品の買取はできず、立替えてくれるような人やガラウケも用意できないと言います。このまま被害届が出されてしまえば、彼女は逮捕となり、しばらくの間留置されることになる。そうなれば子どもの面倒をみるのは、誰になるのでしょうか。重苦しい状況のなか、女性店長は、一家の将来を左右する被害申告の判断を迫られ、頭を悩ませています。すると、それを眺めていた女の子がビニール袋から1本のチュッパチャップスを取り出して言いました。

「これ、どうぞ!」
「……ありがとう」

 自分の店で盗まれたチュッパチャップスを差し出された女性店長は、それを受け取ると警察官に被害申告しないことを告げて、彼女に出入禁止の誓約書を書いてもらうよう私に指示しました。盗んだ商品は、私の現認不足を理由に返却を受け付けないこととし、子どもが食べてしまったチュッパチャップスの支払いも求めないと言います。

「娘さんに救われたこと、忘れたらダメですよ」

 店長の優しさに触れた彼女は、低い声で嗚咽を漏らすと、顔を覆って泣き始めました。

「これ、どうぞ!」

 最後のチュッパチャップスを、母親に差し出す女の子の純真無垢な目は、いまも忘れられません。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)

「ジャニーズは恐ろしい」「人間として最低」スピード違反をしてバッシングされた有名人3人

 昨今、高齢ドライバーが引き起こした悲惨な交通事故や、あおり運転などの危険運転に関する報道が絶えない。交通事故の被害者、そして加害者にならないためにも、それぞれが交通安全に対する意識を高めるべき時だが、2019年6月に小説家引退を表明した百田尚樹氏が、自身のTwitterで速度超過(スピード)違反をしたことを明かし、物議を醸した。

 9月9日、百田氏はTwitterに「今日、スピード違反で、検察庁の支部に出頭。生年月日や現住所の確認のあと、職業を聞かれ、『小説家です』と答えると、『先日、引退されましたよね』と言われた。仕方なく『無職です』と答えた。」と投稿。百田氏は4月、東京・池袋で起きた、87歳の男性が運転する乗用車が暴走し、母娘2人の命を奪った事故に対して、「炎上覚悟で言う! ほっといてももうすぐ死ぬジジイが、若い母親と幼子の命を奪い、家族を悲しみの淵に叩き込んだ! ジジイにもムカつくが、こんなジジイから免許を取り上げなかった嫁や息子にも怒りがおさまらん。」とTwitterに投稿し、賛否を集めていた。

「百田氏がスピード違反をしていたことに対し、ネット上からは『自分には甘いんだね』『交通規則違反を投稿する神経が理解できない』『自分のことを棚に上げるって、まさにこのこと』と、事故を引き起こした高齢男性とその家族に向けて、怒りをぶちまけた百田氏だけに、当然ながら非難が噴出しました」(芸能ライター)

 元横綱・若乃花の花田虎上氏と07年に離婚したタレントでヨガインストラクターの花田美恵子は、移住先のハワイで12回も交通違反を起こしているという。
 
 09年からハワイで生活を送っている美恵子は、移住から半年後の同年10月に「ヘッドライト点灯義務違反」を犯した。その9日後には、走行中に携帯電話を使用するなど「ながら運転」の違反を、翌月には「車両からのポイ捨て」で逮捕され、有罪判決を受けたという。そのほかにも、「スピード違反」や「通行妨害」などを繰り返し、さらには、交通違反の裁判に遅刻し、罰金刑150ドルを支払ったという記録まで残っているそうだ。

「度重なる美恵子の交通違反に、ネットユーザーからは『反省するまで免許停止にしてもいいんじゃない?』『運転には人格が出ると言うけど、モラルが低すぎるし人間として最低』『人身事故や追突事故など、いつか被害者を出しそうで恐い……』と辛辣な言葉が集まりました」(同)

 また、木村拓哉も11年と12年の2度にわたり、スピード違反で検挙され免許停止の処分を受けている。

 12年3月15日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によって、木村のスピード違反が報じられ、ジャニーズ事務所はマスコミ各社に向けて謝罪文をFAX。木村も「心からお詫びしたい」とコメントした。ただ、17年6月には、信号待ちをしていたバイクに追突し、3台がからむ玉突き事故を起こしてしまっている。木村は「考え事をしていてブレーキを緩めてしまった」と説明した。

「木村は、トヨタ自動車『カローラ』のCMに1994~2017年まで起用されていたこともあり、ネット上では『商品のイメージダウンにしかならない』『スピード違反をしてもCMに出続けていたのか……ジャニーズ事務所の力が恐ろしい』という声や『お金もあるんだし、運転手を雇えばいいのに』とごもっともな意見もありました」(同)

 小さなルール違反が、大きな事故につながることは珍しくない。一人ひとりが交通ルールとマナーを守り、事故のない安全な社会をつくっていきたいものだ。
(立花はるか)

弟夫婦に便乗して日本デビュー⁉ 福原愛をヤキモキさせる“モンスター義姉”の正体とは

 2人の子どもの母親として、またタレントとして日本や台湾で活躍を続けている、元卓球女子日本代表の福原愛。日頃からSNSに夫で卓球台湾代表の江宏傑(ジャン・ホンジェ)とのラブラブな写真を投稿するなど、プライベートも順調だ。ファッション雑誌やテレビ出演など夫婦で活躍の場を広げる2人だが、ここにきて気になるニュースが報じられている。

 台湾メディア「NOWnews」が、今年39歳にして芸能界デビューを果たした福原の義姉、江恒亘(ジャン・リガ)の独占インタビューを掲載している。彼女は江宏傑の実姉で、身長167センチ、体重48キロというスタイルの良さと、39歳とは思えないその美貌を自身のインスタグラムでたびたび披露。芸能界デビューを期待する声も高まっていた。また、台湾体育運動大学でバレエを専攻し、その後、台北芸術大学大学院を卒業。さらに、ロンドン芸術大学に留学し、演劇芸術を学んだ才女でもあるのだ。

 くだんのインタビューでは、「弟とは9つ離れていて、時には先生のような、また友人のような感覚で接してきたの。弟のマネジャーとして活動した時は、多くの人に助けてもらったわ。弟は本当に親孝行で良い子なの」と、弟との関係や、過去の恋愛遍歴などを明かしている。

 一方で、行きすぎた言動が注目を集めてしまうこともしばしばだ。弟のマネジャーを務めていた2016年、福原の結婚に対し“格差婚”と報じられた際には、メディアに対し「弟の収入はそんなに低くない! 報道は間違っている!!」と強く反発。これに対し、ネット上では「ムキになりすぎ」「愛ちゃんより収入が低いことは確かだろう」などと批判が上がった。その後、リガは「いろいろ言ってしまったけど、後悔してる。良くも悪くも私が言うべきことではなかったわ」と反省の弁を述べている。

 また、今年8月には台湾メディア「自由時報」のインタビューに応え、「海外にいるときはいつも外国人からナンパされて、外出するのに困っちゃってたの。だから偽の結婚指輪したりして、警戒心強めてたわ 。ナンパは全部断ってきたの」とモテ自慢をして、ネットをざわつかせた。

 さらに福原と弟の結婚記念日などには、決まってそれに便乗するかのようにSNSを更新。弟夫婦との仲の良さをアピールしているが、「うっとうしがられているに違いない」とツッコむネット民も少なくない。

 そんな中、一部メディアは、リガの日本進出についても報じている。

 香港メディア「毎日頭条」(9月16日付)は、リガが、福原の知名度を日本進出の足掛かりにしたいとのではと、日本での報道を引用する形で報じている。現在、福原はアース製薬「サラテクト」のCMに夫婦で出演し、流暢な中国語を披露したり、バラエティ番組などにも出演している。日本進出を目指すリガにとって、心強い身内となるわけだ。しかし、福原は現在、仕事よりも家庭を優先させており、日本の芸能界ともそこまで深いコネがあるわけではないため、義姉の日本進出には戸惑いもあるようだ。

 弟が日本人女性と結婚し、さらに父親もかつて日本企業で働いていたリガにとって、日本への思いは強いに違いない。しかし、目立ちたがり屋が過ぎる彼女は、弟夫婦にとって心配の種ともなりそうだ。

(文=青山大樹)