N国党のやり方で、あなたも議員になれる!? ポピュリズムの暴走を誘うグロテスクな戦略

 史上2番目の低投票率となる48.8%を記録した参院選を振り返る本企画。前編では、中島氏が「日本政治史上の事件」と語る山本太郎登場の意味が語られるとともに、立憲民主党とてを組むことによる政権交代の可能性にまで話が拡大していった。後編では、れいわ新選組とともに今回の参院選で大きく注目されたN国党、そして、来年に総裁選挙を控える自民党の動きについて聞いた。

 はたして日本の政治は、この先どこへ向かっていくのだろうか?

■N国党の持つ可能性

──前編ではれいわ新選組が「闘技デモクラシー」を起動させ、左派ポピュリズムを味方につけたという話がなされました。その一方、同じく「ポピュリズム」と言われ、政見放送においては「カーセックス」を連呼しながらながらも1議席を獲得した「NHKから国民を守る会」についてはいかがでしょうか?

中島:まず、彼らの主張する内容は、政治的に全く同意できません。

 ただし選挙戦略としては、「政治学を勉強していたのではないか」と思うくらいのとても賢い戦略をとっています。彼らが目をつけたのは、日本の不統一な選挙制度です。衆議院の小選挙区制ばかりが議論されがちですが、地方議会議員選挙では一つの選挙区から複数名が当選する大選挙区制がとられています。この選挙制度では、少ない得票数で当選が可能です。彼らは地方政治から攻めはじめ、インターネットを駆使するだけで動員が可能な数千票を獲得することで、地方議会に議席を獲得しました。この勢力をベースにしながら選挙区で候補を擁立し、比例で1議席を獲得するだけでなく、全国で2パーセント以上の得票という政党要件を満たしていったんです。

 これは戦略としては巧みなものであり、本来リベラル勢力もこのやり方を学べるはずです。市民グループが本当に取り組みたい「子育て」「年金」といった問題を掲げてシングルイシュー政党を結党し、1議席を獲得する。そして、外交問題などにおいてはほかの党に協力する代わりに、掲げているイシューに関しては飲み込んでもらうという戦略が取れるんです。

──山本太郎氏も演説の中で人々の情動を刺激したように、N国も「NHKが気に入らない」という国民の情動を掴んでいました。今回の選挙ではポピュリズムとともに、それを支える「情動」がキーワードだったように感じます。

中島:前編でも紹介したベルギーの政治学者シャンタル・ムフは、左派は合理主義的な政策論を展開するあまり、大衆から乖離してしまったと記します。彼女の議論の中心となるのは大衆の情念をどのように起動させるか、ということなんです。

 ただし、もちろん情動の功罪はあります。

 右派ポピュリズムは、ナショナリズムへと向かい、愛国、排外主義といった面を強く押し出しました。メディア、教育、アカデミズムといった既得権益と考えられている層へのバッシングを行い、人気を獲得していく。このようなやり方を日本で起動させたのは日本維新の会・橋下徹氏でした。N国党のポピュリズムは右派ポピュリズムのグロテスクな姿であり、日本維新の会との連続性が見られるんです。

──北方領土への視察時に「戦争しないとどうしようもない」などと発言し、日本維新の会を除名された丸山穂高議員も参院選後、N国党に入党していますね。

中島:そしてポピュリズムは、暴走するととても危険な状態をもたらす。今回の選挙では、SNS上などでれいわ新選組の支持者と立憲民主党支持者の間に激しい応酬が繰り広げられていましたが、ポピュリズムにおいては有権者の「感情」が動員されるので「枝野が気に入らない」「山本が邪魔だ」となれば、相手を感情的に攻撃してしまう。これは、ポピュリズムのネガティブな側面です。

 だから、ポピュリズムにおいては抑制できるもう一方の車輪として「熟議」が必要になる。そして、その役割をまずは野党第一党の立憲民主党が担うべきです。一方、残念ながら、右派ポピュリズムには熟議が機能していないのが現状です。

■自民党はネオコン政党になる

──では、今回の参院選の結果を踏まえて、自民党側はどのような政権運営を行っていくと考えられますか?

中島:普通に考えれば、オリンピックを契機に安倍首相が退任し、その後衆院選に打って出るという形になると思います。現在、次の総理大臣として菅義偉官房長官が有力候補と目されていますが、安倍氏は次の内閣に対してどのように自分の影響力を残せるかを考えているでしょう。それは、おそらく、自分に近い加藤勝信総務会長や萩生田光一幹事長代行などを幹事長に据えたいと考えているはず。政権が次の総理大臣に移った時、与党支持率が高い場合はすぐに解散、そうでなければ21年の衆議院議員任期が迫る中で解散という形を選ぶのではないかと思います。

 ただし、安倍首相が勝負を仕掛けてくるならば、まったく異なる道筋も見えてきます。

 現在、野党は選挙に対してまったく体制を整えられておらず、今、選挙戦を仕掛けたら自民党は圧勝することが可能かもしれない。消費増税の影響は3カ月程度で出てくるはずなので、年内に仕掛ける可能性もなくはありません。特に、安倍総理が自民党総裁4選を真剣に考えているのであればやるしか手はないでしょうね。

──中島さんは先日、『自民党 価値とリスクのマトリクス』(スタンド・ブックス)を上梓し、安倍晋三、石破茂、菅義偉、小泉進次郎など、現在の自民党の有力者たち9名の思想をその著書やインタビューなどから分析し、マトリクス化しています。

中島:政治はおもに「お金」と「価値」を巡って行われます。この「お金」を、「リスクの社会化」と「リスクの個人化」という軸で、そして夫婦別姓や同性婚といった「価値」の問題を「リベラル」と「パターナル」という軸で読み解き、自民党の政治家をマトリクス上にプロットしながら今の自民党の姿を浮き彫りにしています。

 マトリクスを作成してみてわかったことは、一見するとパターナルでリスクを個人化する安倍晋三氏から、リベラルでリスクの社会化をねらう野田聖子氏まで、自民党のリーダーは多様に見えること。ただし、彼らは20年前の河野洋平氏などが主導権を握っていた時代に初当選を果たしており、河野洋平氏や宮沢喜一氏などハト派として知られる宏池会出身の人々が中心となって選んだことで、多様性が担保されているんです。

 しかし、これまで安倍内閣で5回の選挙が行われています。自民党の衆議院議員のうち、過半数は安倍政権、もしくは安倍執行部の時代に初当選を果たした人々。パターナルでリスクを個人化させる信念を持った彼らが実権を握る10年後、自民党には多様性が失われ“ネオコン(新保守主義)的なイデオロギーだけの政党”になっていくでしょうね。

──「ネオコン政党」と化した自民党は、よりリスクを個人化しパターナルな価値観を推し進めていく……ということになりそうですね。

中島:かつて、自民党は決してそのような政党ではありませんでした。80年代までの自民党は保守本流を掲げ、リスクを社会化していくことを是としていたんです。例えば、田中角栄は、地元利権をフル活用し不透明な再配分を行った。高速道路、新幹線などで田舎の土建屋にカネを落とすことによって彼らを集票マシーンにしていったんです。その一方で裏金が飛び交い、権力者の言うことを聞かなければならない息苦しい時代でした。

 これを改革するにあたって、目指すべきは「透明な再配分」だったのに、再配分の構造そのものが否定され、リスクを個人が引き受ける時代に突入していく。橋本龍太郎氏や小泉純一郎氏らが構造改革を推し進め、リスクを個人化していったことによって生まれたのは1%の金持ちと99%の貧乏人という格差の構図です。それに加えて、安倍首相がパターナルな価値の方へと党の流れを引きずっていったんです。

──80年代以前に比較すると、自民党そのものの内実は、ほとんど別政党であるかのように変わってきているんですね。では、そんな自民党に対して、野党はどのような戦略を展開していくべきでしょうか?

中島:野党がとるべき戦略は、リスクを社会化し、リベラルな価値観を提示することだと考えています。実際、預貯金ゼロの国民は3割を超えており、国民の多くはセーフティネットを望んでいる。安倍首相はパターナルでリスクが個人化された社会を目指していますが、実は、そんな政治に対する有権者からの強い支持は少ない。「政権を担える船が一隻しかないから支持する」という消極的なものにすぎません。

──いわゆる「他にいい人がいない」という状況ですね。

中島:しかし、リベラルでリスクを社会化する側にも政権交代可能な船が浮かんでいれば、国民はそちらに乗り移ることができます。だからこそ、前編でもお話したように山本太郎氏と連帯する野党勢力に可能性を感じているんです。

 山本氏は人の情念をつかめる得難い人物であり、あんな人は野党側にはいない。彼はヤンキーのハートをつかむことができ、祭りの神輿を担いで盛り上がれる人物。比喩的に言えば、「くるりではなくエグザイルを聞く人にも寄り添える」のが山本太郎なんです。これは素晴らしい。ヤンキー的マインドを掴めなければ、選挙で勝つことはできない。

 今後、彼が、現在投票に行ってない5割の有権者を動かし、政治の中心になっていくことは十分考えられると思います。 

※写真/石田寛 Ishida Hiroshi

なかじま・たけし

1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。北海道大学大学院准教授を経て、2017年8月現在は東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』で大佛次郎論壇賞を受賞。著書に『インドの時代』『秋葉原事件』『パール判事』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『ナショナリズムと宗教』『アジア主義』など。最新作『自民党 価値とリスクのマトリクス』がスタンド・ブックスから発売中。

『自民党 価値とリスクのマトリクス』発売:スタンド・ブックス

安倍晋三、石破茂、菅義偉、野田聖子、河野太郎、岸田文雄、加藤勝信、小渕優子、小泉進次郎。9人の有力政治家・首相候補の言葉、著作の分析を積み重ね、現在の自民党の本質をあぶり出す。「リベラル保守」を掲げる政治学者による、これからの日本の選択を考える際の重要な指標となる画期的自民党論。「右」「左」では表しきれない政治のあり方を、「価値」と「リスク」のマトリクスで読み解く!

『あなたの番です』西野七瀬も“犯人”を知らない⁉ 双子説、二重人格説を否定で視聴者大混乱

 犯人はいったい誰?

 9月1日、田中圭と原田知世のダブル主演ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)第19話が放送され、平均視聴率が12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。13.0%の最高記録となった前話からは数字を落としたものの、5話連続で2ケタを維持した。

「同作はマンションで繰り広げられる“交換殺人ゲーム”の謎を解こうとする翔太(田中)と菜奈(原田)だが、菜奈が何者かに殺されたところで前編が終了。後編では翔太が新住人・二階堂忍(横浜流星)と共に“反撃”に転じるという展開となっています。視聴者の多くは、西野七瀬演じる黒島沙和が犯人だと予想していましたが、今回は二階堂がバディであるはずの翔太を羽交い絞めにする衝撃のラストとなり、視聴者も大混乱となったようです」(テレビ誌記者)

 次週の最終回に向けて、最高の“引き”になったが、8月27日発売の「FLASH」(光文社)では取材をもとに真犯人に関する記事を掲載。「黒島犯人説」を徹底検証している。

「記事によると、黒島は記憶を取り戻した久住譲(袴田吉彦)が驚いたり、田宮淳一郎(生瀬勝久)が怯えていたりと、怪しい行動が満載のため、疑惑度がナンバーワンとのこと。西野自身も『もちろん怪しいって言われているのは知ってます。というか怪しいように見えますよね(笑)』と、その状況を自覚しているものの、取材時にはまだ結末の台本を渡されていないため、彼女も犯人を知らずに演じているそうです。同ドラマの鈴間広枝プロデューサーは一部スポーツ紙のインタビューで、ネット上で持ち上がっている『双子説』や『二重人格説』を否定していますから、まったく予想外の結末が起きる可能性もありますね」(前出・テレビ誌記者)

 また西野は、今後の黒島について「疑われたり、疑ったり、誰かに、はめられたり、いろいろしちゃいます」と答えている。次の放送まで、ネットを中心に犯人予想がさらに盛り上がっていきそうだ。

『あなたの番です』西野七瀬も“犯人”を知らない⁉ 双子説、二重人格説を否定で視聴者大混乱

 犯人はいったい誰?

 9月1日、田中圭と原田知世のダブル主演ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)第19話が放送され、平均視聴率が12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。13.0%の最高記録となった前話からは数字を落としたものの、5話連続で2ケタを維持した。

「同作はマンションで繰り広げられる“交換殺人ゲーム”の謎を解こうとする翔太(田中)と菜奈(原田)だが、菜奈が何者かに殺されたところで前編が終了。後編では翔太が新住人・二階堂忍(横浜流星)と共に“反撃”に転じるという展開となっています。視聴者の多くは、西野七瀬演じる黒島沙和が犯人だと予想していましたが、今回は二階堂がバディであるはずの翔太を羽交い絞めにする衝撃のラストとなり、視聴者も大混乱となったようです」(テレビ誌記者)

 次週の最終回に向けて、最高の“引き”になったが、8月27日発売の「FLASH」(光文社)では取材をもとに真犯人に関する記事を掲載。「黒島犯人説」を徹底検証している。

「記事によると、黒島は記憶を取り戻した久住譲(袴田吉彦)が驚いたり、田宮淳一郎(生瀬勝久)が怯えていたりと、怪しい行動が満載のため、疑惑度がナンバーワンとのこと。西野自身も『もちろん怪しいって言われているのは知ってます。というか怪しいように見えますよね(笑)』と、その状況を自覚しているものの、取材時にはまだ結末の台本を渡されていないため、彼女も犯人を知らずに演じているそうです。同ドラマの鈴間広枝プロデューサーは一部スポーツ紙のインタビューで、ネット上で持ち上がっている『双子説』や『二重人格説』を否定していますから、まったく予想外の結末が起きる可能性もありますね」(前出・テレビ誌記者)

 また西野は、今後の黒島について「疑われたり、疑ったり、誰かに、はめられたり、いろいろしちゃいます」と答えている。次の放送まで、ネットを中心に犯人予想がさらに盛り上がっていきそうだ。

吉川ひなの、「誰に何を言われようと……」変わった子育てに全責任持つ宣言も賛否の声

 モデルの吉川ひなのが自身のインスタグラムに投稿した内容が話題となっている。

 吉川といえば、「娘と息子は、独自の『洗わない育児』ということをしてみていて。その名の通り、基本、洗わないの。(中略)娘と息子にはこれが一番合っていて、とってもよいです」と独自の子育て論を明かしたところ、ネット上からは「私が全責任って…もうすでに子供に押し付けているじゃん」「自分だけやるならまだ良かったのにね」といった声が寄せられるなど度々話題となっている。

 そんな吉川が8月30日、インスタグラムに「思うがままに、誰に何を変と言われても自分がいいと思うことを責任を持ってやっていたいです。わたしの育児は、ちょっと変わっていると思います。(中略)オムツしないとか 裸んぼとか裸足とかその他にも色々イロイロ変なところがあるけれど子どもをどうしても裸足で歩かせたいのにはたくさんの理由があります。子どもたちは、裸足の心地よさや大切さを本能で理解しているから、裸足がとっても大好きなんだ。」などと長文にわたり自身の気持ちを明かした。

 この投稿にインスタグラム上では「素敵な母親だと思います!子育てに正解も不正解もないし」「ひなのちゃんらしく子育てしてください」「たとえ失敗しても学べばいいよ!」といった励ましの声が多く寄せられていた。

 しかし、その一方でネット上からは「よその子育てに文句はないけど、この写真をみるとやっぱり足に何か刺さりそうだしケガしそうでちょっと心配だなあ」「私も野性的で楽しそうだなとは思うけど破傷風が一番に怖いね」「写真見るだけで私は怖くてできないわ…」といった声も厳しい声が噴出していた。

 吉川の独特の子育て論は今後もインスタグラムで明かされていくだろうが、応援の声と心配の声が今後も並行して寄せられそうだ。

嵐、京セラドーム公演のウラで……「盗撮」警告の“偽”公式アカウントめぐりファン騒ぎ

 グループ史上最大規模の5大ドームツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』を開催中の嵐。8月30日・9月1日には京セラドーム大阪で公演を行ったが、会場内で一部ファンがステージを“盗撮”するという悪しき行為が見られたようだ。京セラドームのものとみられるTwitterアカウントが盗撮について警告したことが広まり、嵐ファンの間で大きな騒ぎになった。

「ジャニーズのコンサートにおいては基本的に会場内の撮影は禁止されており、本番中はもちろん、開演前後もステージが写るようなカットの撮影はご法度となっています。しかし、近年はスマートフォンなどでの隠し撮りが増え、嵐や動画を意味する絵文字や隠語を使ってSNSに盗撮動画をアップする人も。目立ちたいといった理由や、盗撮の交換や取り引きなどが目的なのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)

 そんな中、嵐の大阪公演初日が終わった30日午後10時台に「京セラドーム大阪」(@kyocera_D_O)を名乗るTwitterアカウントが、「本日の公演におきまして、撮影行為を行う方が多く見られました」と、来場者に理解や協力を求める文章をツイートした。これによって、嵐ファンからは「京セラ公式から盗撮が多かったと言われるほどだったって……本当にショック」「会場側が公式コメント出すなんて、相当な数で目についたんだね」「京セラ公式アカウントに盗撮を注意されるなんて、恥ずかしい」と、呆れた声が続出。

 さらに、当該アカウントに向けてファンマナーの悪さをお詫びするメッセージが寄せられていたほか、「撮影らしきことをされていた方に、『ダメですよ』と言った」「堂々と何回も撮ってる人がいた。今でも気分が悪い」と、盗撮行為を目撃した人がリプライ(返信)を送っていた。

「ところが、ジャニーズサイドではなく、会場側がTwitterで盗撮に苦言を呈するのはおかしいと、一部ファンが疑問を抱いたようです。当該のアカウントにはTwitterの公式マークがついていませんし、京セラドームの公式サイトにもアカウントへのリンクがないんです。不審に思ったファンの中には、京セラドームに電話をかけて確認した人もいたとようで、『公式アカウントではない』との回答をもらったと、Twitter上で報告。アカウントは偽物の可能性が高いとして、『拡散は慎重に』と、呼びかけ合っていました。それでも問題のアカウントは9月1日夜にも『京セラドーム大阪公演最終日にお越し下さり ありがとうございました』『皆様のまたのご来場をお待ちしております』などと、投稿を続けていたんです」(同)

 しかし、2日時点で当該アカウントは「凍結済み」になり、同日には京セラドームもHPに「最近、お客様から京セラドーム大阪の公式ツイッターについてお問い合わせをいただいておりますが、京セラドーム大阪ではツイッターを含む公式SNSはございません。ご注意ください」と、お知らせを掲載した。会場が直接的に嵐コンサートにおけるマナー違反を晒し上げにしたわけではないとわかり、ファンの間で「京セラのTwitter、なりすましだったんだ。でも、本当に撮影マナーは悪かったよ」「盗撮が多いから、正義感でのなりすましかな?」「マナー違反を注意したかったとしても、公式や企業を名乗るのは、ルール違反だよ」「京セラ公式になりすますのはいけないけど、堂々と撮る人が多いのもどうかと思う」「でも、あのツイートで撮影者が減ったのはいいことだと思った」など、さまざまな意見が上がっている。

「京セラと偽ったアカウントは半年ほど前に開設されたもので、嵐の公演前はほかのコンサート・イベントに関する情報も発信していました。今回の一件に限らず、公式だと思い込んだTwitterユーザーが過去にメッセージや質問を送っている例も確認できます。このタイミングで嵐コンサートの盗撮を注意喚起したため、話題になって偽物だと判明した形ですが、そもそも一体何が目的だったのか、疑問が残りますね。一方で、実際に盗撮行為を見たというファンの書き込みは複数出ていますから、わずかにルールを破ったお客さんがいたのは事実なのでしょう」(同)

 次は東京ドームに場所を移し、10月30日・31日に行われる嵐のコンサート。11月に再び京セラドームに戻り、東京、福岡、愛知を巡って12月24日・25日の東京ドームが最終地点となるが、今後は盗撮行為がなくなっていくことを願いたい。

木下優樹菜、セクシーな水着姿にまたもネット上は大荒れ「よく載せようと」「歳を感じる」

 木下優樹菜が自身のインスタグラムを更新して話題になっている。

 木下といえば先日、「みんなありがたや。結婚9年。一緒にいて11年。びびるーーー」とコメントを添えて、夫でお笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史と結婚9年目を迎えたことを報告したところファンからは「おめでとうございます!理想の夫婦です」「ふじもん、ユッキーナ夫婦憧れです!」といった声が多く寄せられたばかり。

 そんな藤本ファミリーは29日から家族で旅行をしている様子をたびたび投稿しているが、同日に「甘甘珈琲なら飲める」とコーヒー牛乳を片手に水着姿で撮影した木下の姿を披露した。

 この投稿にインスタグラム上では「相変わらずスタイルがいいね!」「セクシーなユッキーナだ!」といった声が多く寄せられていた。

 しかし、その一方でネット上では「こんな貧乳で水着姿…よく載せようと思うようね」「全体的にだらしない体型になったね。歳を感じる」と水着姿に厳しい声が多く飛び交っていた。また、ドアップで撮影した写真に対して「眉毛ガタガタ!」「え?眉毛どうしたの?すごい雑な書き方!」といった厳しい声も噴出している。
 
 確かに写真の木下の眉毛を見るといつもより少し適当に書いていると思われてしまいそうな書き方をしているようにも見えるが、仕事ではなくプライベート写真であることから少し気を抜いてしまったと思いたい?

嫌韓「週刊ポスト」の炎上、保守論壇に寄って燃えた「新潮45」を彷彿

 「週刊ポスト」9月13日号(小学館)が組んだ特集「韓国なんて要らない」に、抗議が相次いでいる。「週刊ポスト」9月13日号の表紙には、韓国への侮蔑的な感情を剥き出しにした見出しが躍った。

韓国なんて要らない
「嫌韓」ではなく「断韓」だ 厄介な隣人にサヨウナラ
GSOMIA破棄でソウルが金正恩に占領される悪夢
サムスンのスマホ、LGのテレビも作れなくなる
東京五輪ボイコットで日本のメダルが2桁増?
暴走・文在寅は「竹島上陸』計画中!
「10人に1人は治療が必要」――怒りを抑制できない「韓国人という病理」

 この特集は、<隣国だから、友として親しく付き合わなければならない――そんな“固定観念”を一度、考え直すべき時期なのかもしれない。>と始まる。そのうえで、仮に日韓関係が絶たれたとしても、それによって被る不利益は日本側より韓国側のほうが大きいことが予想されるとして、ゆえに日本人読者は「断韓」を恐れる必要はないと説く内容になっている。

 右派系論壇はかねてよりこの手の嫌韓特集を続けてきたが、総合週刊誌も追随しているかたちだ。日韓の政治的な関係が目に見えて悪化している今、韓国バッシングはより「売れる」特集になっているのだろう。

 しかし韓国という国家、そしてそこにルーツを持つ多くの人々を揶揄し、偏見を強める「週刊ポスト」の特集に、ネット上では複数の作家が版元である小学館への抗議を展開し、中にはもう小学館とは仕事をしないと明言する作家もいる。

 ただ小学館ももともと保守系雑誌「SAPIO」があったし、「週刊ポスト」の嫌韓特集はこれが初めてというわけではない。また、小学館以外でも新書なども含めて中韓ヘイト本を出していない出版社のほうが珍しいくらいではないか。それほど普通に、ビジネスとしての中韓ヘイトが蔓延しているのは確かだ。

 今回の「週刊ポスト」の問題は、昨年休刊した「新潮45」(新潮社)の騒動と地続きだといえるだろう。そこで今あらためて、右派論壇と出版業界の関係を振り返るべく、昨年9月の記事を再掲する。

「新潮45」の暴走を招いた「出版不況」と、過激な右派論壇のニーズ

「新潮45」(新潮社)2018年10月号

 2018年10月号に掲載された特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」の記事が大炎上し、「新潮45」(新潮社)の休刊が発表された。

 LGBT当事者や関係者を不当に傷つけたうえ、社会にまん延する差別や偏見を助長するような原稿を複数回にわたって掲載したことは看過できるものではない。新潮社はとかげの尻尾切りのように「新潮45」を休刊させて終わりにするのではなく、このような状況をつくり出してしまった過程と要因をきちんと洗い出し、検証する必要があるだろう。

 そして、もうひとつ考えておかなくてはならないのは、この問題は新潮社だけに限らず、出版界全体にまたがる問題であるということだ。

 

 9月25日に新潮社から出された「「新潮45」休刊のお知らせ」では、「新潮45」が今回のような問題を引き起こしてしまった原因について、<ここ数年、部数低迷に直面し、試行錯誤の過程において編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていたことは否めません。その結果、「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現」(9月21日の社長声明)を掲載してしまいました。このような事態を招いたことについてお詫び致します>と記されていた。

 「新潮45」はもともと、犯罪や事件のドキュメントで読者を惹き付けていた雑誌。特に、死刑判決を受けていた元暴力団員が表沙汰になっていなかった3件の殺人事件を告白した手記(2005年11月号掲載)は多くのメディアも後追いし、山田孝之が主演した映画『凶悪』のモデルともなった(映画内の雑誌名は「明朝24」となっている)。

 「新潮45」が、現在のような過激な保守オピニオンを掲載する方向に舵を切った要因のひとつは、前掲した「「新潮45」休刊のお知らせ」にある通り、雑誌の部数減にある。2018年9月27日付朝日新聞によれば、最も売れた2002年1月号で5万7359部もあった実売部数は、現在では1万部前後にまで下落。それに伴い編集部の人員も減らされ、最終的には編集長も含めた6人で編集を行っていたという。

 そんな背景のなかで「新潮45」は、方向性を変えていく。「新潮45」は今回取り上げられたLGBT差別以外にも、レイシズムを喚起するような記事も載せるようになっており、実際、2018年9月号では「「日本喰い」中国人」なる特集を組んで、ヘイトを煽るような誌面を作成していた。

 こういった路線は、ここ最近の右派系論壇の傾向でもある。前掲朝日新聞のなかで社会学者の奥武則氏は、<右派系論壇誌の勢力図も様変わりしている。書店で平積みされているのは『WiLL』や『月刊Hanada』など過激さをウリにする新興の雑誌だ。ネットで飛び交う新しい言葉の応酬や決めつけに慣れてしまい、むき出しの言葉ばかりが並ぶようになった>と指摘している。

 ここで名前のあがった「WiLL」はワック、「月刊Hanada」は飛鳥新社と、中小の出版社から刊行されている雑誌だが、新潮社以外の大手出版社も、過激な言説を売りとするヘイト本の人気に乗っかり、その隆盛に手を貸している。

 その典型例が、<「禽獣以下」の社会道徳や公共心しか持たない><自尊心を保つためには、平気で嘘をつくのが韓国人>といった言説で差別を煽り、47万部も売り上げているケント・ギルバート『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』。この本は講談社から刊行されている。

 「新潮45」は世間からの猛批判を浴び、今回のような結末を迎えたが、それでも、ヘイトを煽り立てるような本が手堅い商売として成り立ち、書き手も発表する媒体も存在している以上、「新潮45」の1誌がなくなったところで、現在のような状況は変わらないだろう。

 事実、「新潮45」休刊の原因をつくった杉田水脈衆議院議員は、2018年8月号に寄稿した論考が大炎上した後も、これといった釈明や謝罪をすることもなく沈黙を保って国会議員を続けている。今後も弱者の権利を踏みにじるような原稿をどこかの媒体に寄稿するだろうし、その原稿を欲しがる出版社も確実に存在するだろう。

 また、「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」特集のなかで最も問題とされる原稿を寄稿した小川榮太郎氏も、これによって筆を折るような事態にはもちろんならない。9月26日には「月刊Hanada」2018年11月号の対談企画に出演する旨の宣伝をツイートしているが、前述したような過激な右派論壇誌がビジネス上のニーズを保ち続ける限り、そういった媒体に寄稿し続けるだろう。

 「新潮45」騒動が炙り出した出版界の問題は根深い。

(倉野尾 実)

テレ朝『Mステ』放送枠移動で囁かれ始めた、タモリの”勇退カウントダウン”

 テレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』が10月から毎週金曜日21時に放送枠が移動となることが発表された。1986年の放送開始以来、金曜20時に放送されていた同番組だが、実に34年目にして初の放送枠移動となる。

「これまでは金曜19時台に『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』が放送され、その後に『Mステ』という流れだったのが、今後は金曜20時台に『マツコ&有吉 かりそめ天国』が移動し、その後に『Mステ』となる。子供向けアニメから音楽番組という流れではなかなか視聴者を獲得できないと判断したのでしょう。今後、Mステはバラエティー的な企画も増えるということで、今はまさにその方向性を模索している状態だといえます」(テレビ誌ライター)

 老舗音楽番組である『Mステ』だが、ここ数年は視聴率も芳しくない状態が続いている。

「出演者によって数字は変わりますが、6~8%くらいがアベレージで2ケタを記録することはまれ。同じ生放送の音楽番組でいうと、NHKの『うたコン』がほぼ毎週10%前後を叩き出しているので、完全敗北状態ですね」(音楽業界関係者)

 基本的に新曲を披露する『Mステ』に対して、『うたコン』では、季節にちなんだ名曲のカバーや、歌手同士のコラボ企画も多い。

「『うたコン』は、“プチ紅白”なんて言われていますが、企画性が高く、さらには演歌、アイドル、ロックなど、出演者もバラエティーに富んでいて、視聴者の年齢層も広い。今の時代はテレビの視聴者層自体が高齢化していて、若者をターゲットにした音楽番組というのはなかなか難しい。『Mステ』についても、企画性を高めるのであれば、『うたコン』に近いものになっていくかもしれません」(同)

 さらに、『Mステ』のリニューアルに伴い、気になるのが番組開始からMCを務めているタモリの動向だ。

「『笑っていいとも!』が終了して以来、仕事量をセーブしているタモリさんですが、そろそろ本格的に勇退するのではないかと囁かれ始めています。『いいとも!』の後期は、タモリさんが登場しないコーナーなどもありましたが、もしかしたら今後の『Mステ』についても、同様にタモリの出演時間が減る可能性はあるでしょう」(テレビ局関係者)

 そして、もしもタモリが勇退するなら、そのタイミングで番組も終了するのではないかとも見られている。

「30年以上も続いている番組の場合、大きなきっかけがないとなかなか番組を終わらせることができない。視聴率という点では、すでに継続させる理由もないし、生放送の音楽番組というだけで、予算もかなりかかる。テレビ朝日としても、終わらせるきっかけを探している面もある。リニューアルと言いつつも、店じまいの準備と捉えている関係者も少なくないでしょう」(同)

 34年目の『Mステ』を待ち受けるのは、放送枠移動ということ以上に大きな変化なのかもしれない。