総会屋のドンが社長に!? 元社員が語る『キネマ旬報物語』、映画ファンなら”絶対読むべき”理由とは?

 1919年(大正8)年に創刊され、2019年7月に100周年(!)を迎えた世界最古の映画雑誌「キネマ旬報(じゅんぽう)」。その創刊から現在までの歴史を記した『キネマ旬報物語』が刊行された。著者は掛尾良夫。1978年から2013年まで同誌を発行するキネマ旬報社に在籍し、編集長も務めた人物だ。

 ちなみに、私(稲田)はキネマ旬報社の親会社に2002年から2008年まで、当のキネマ旬報社に2008年から2012年まで在籍していた。2011年には掛尾の著書『「ぴあ」の時代』の編集も担当したので、立場上、本書には並々ならぬ因縁がある。

 本書には、3つの大きな読ませどころがある。

 ひとつは、雑誌「キネマ旬報」と併走する国内映画業界の状況史として。これはもう、純粋に勉強になる。ネットでググってもたやすくは出てこない1920~30年代の興行事情、日本における外国映画の立ち位置の変遷、各時代の映画人や映画ファンの性向などが、古い資料や豊富なバックナンバーをひもときながら、克明に語られる。40代のこわっぱライター(私)からすれば、知らないことだらけだ。

そもそもなぜ総会屋が出版社の社長なのか?

 これに比べると、WEBの映画興行ビジネス記事でよく見かける「シネコン登場以降のスクリーン数の変遷」やら「製作委員会方式の功罪」やら「邦高洋低/洋高邦低傾向」等、ここ20~30年スパンの興行分析は、実に“近視眼的”に見えて仕方ない。

 ふたつめは、古参映画人の間でたまに話題になる、キネマ旬報社の社長が総会屋(!)だった時代の白井佳夫編集長解任(1976年)、およびルポライター・竹中労の連載打ち切りについて。業界内では俗に「キネマ旬報事件」と呼ばれているものだ。

 白井佳夫編集長体制について、掛尾は称賛を惜しまない。白井が推し進めた映画評論家以外の作家や政治家を起用したジャーナリスティックな企画、誌上での論争セッティング、読者の誌面参加促進などを、掛尾は高く評価する。

 その白井時代、竹中が「キネマ旬報」に連載していたのが「日本映画横断」「日本映画縦断」だ。竹中といえば、昭和を代表する“反骨のルポライター”。10代で共産党に入党(のちに党員資格剥奪)、山谷で肉体労働者経験、過激な労組活動で逮捕歴アリと、なかなの筋金入りだ。

 当時のキネマ旬報社社長は、文藝春秋社を創設した菊池寛の通い書生からはじまり、戦後は財界のフィクサーとして暗躍した上森子鐵(かみもり・してつ)。彼がなぜ白井を解任したのか、竹中の連載はなぜ打ち切りになり、その背景には何があったのか、そもそもなぜ総会屋が出版社の社長なのか。掛尾はその経緯を丁寧に解説する。

「キネマ旬報事件」のくだりはドキュメンタリータッチのルポとしても、よくできている。存命関係者のコメントも、おそらくは掛尾と当事者との関係性でしか引き出せないものだ。長らく映画業界人の間で語り継がれてきた同事件に、別の視座と印象を与えている点は大きな功績。Wikipediaへの項目追加を切に願う。

 3つめは、キネマ旬報社が角川書店傘下から映画配給会社のギャガ傘下に移った2002年以降、親会社のMBOやらベンチャーキャピタルの介入やらに翻弄・蹂躙されまくったキネ旬の“ドナドナ”状態(♪かわいい子牛 売られてゆくよ)に対する、掛尾の無念な想い。

「世界最古の映画雑誌」と言えば聞こえはいいが、掛尾はキネマ旬報社という会社が一貫して「編集と経営のバランスが常に課題であった」として、その時々の経営陣のミスジャッジや能力不足を暗に指摘する。たびたび襲う経営難やカネのトラブルが“人災”によるものであったことも、行間から読み取れるのだ。

 その“不具合”が加速度的に進行したのが、2002年以降である。経営陣のひとりとして渦中にいた掛尾の、親会社やベンチャーキャピタルに対する困惑、脱力、嘆き、憤り、無念はいかほどのものであったか。「キネマ旬報社がギャガの傘下に入ることには強烈な違和感があった」「この決定(当時の親会社フットノートとキネマ旬報社の合併)を私は本当に悔やんだ。(中略)キネマ旬報社は小規模だからこそ、どんな苦境も乗り越えてきた」といった言葉からは、苦しい胸の内が推し量られよう。

 当時はまさに私(稲田)が、フットノート(前身はギャガの子会社)に在籍していた時期。そして「フットノート(“脚注”の意)」は社内公募によってつけられた社名だが、発案者は誰あろう私である。その後同社がキネマ旬報社と合併したことにより、この社名はたった4ヶ月で消滅した。なんというか、酒が呑みたい。

 なおキネマ旬報社は、掛尾が退職した2013年頃からの緊縮体制が限界を迎え、2017年、新たな株主を得て経営体制が一新された。

 400ページ超の労作。決して読みやすい本でも、快適な読後感が約束される本でもない。しかし、映画産業に少しでも関わる者、出版に少しでも関わる者ならば、本書の内容を完全な他人事にすることはできないだろう。

 映画産業の端っこで駄文をしたためる身として、出版人のはしくれとして、元キネ旬社員として、読了した瞬間の気持ちはズバリ、「胸が詰まる」であった。

 読み終えて、改めて疑問が湧く。

 これほどの大著ながら、掛尾編集長時代の誌面や編集方針についてほとんど触れられていないのは、どういうわけか。そもそも、400ページのうち350ページ付近でようやく「創刊60年(1979年)」にたどりつき、以降の40年間はかなり駆け足でしか語られない。特にギャガ傘下になってから(2002年~)は20ページ程度しか割かれておらず、その間の編集長体制についても、ほとんど言及されない。

 このバランスの悪さはやはり気になる。在籍中の現役社員に対する配慮と忖度なのか、まだ評価を固めるほど時が経っていないということなのか。あるいは――。

 表紙に記された副題「前途は遥けく、行路難く」が、今さらながら身に染みる。本書が「キネマ旬報」に連載された原稿の書籍化にもかかわらず、刊行元がキネマ旬報社ではない別の出版社である、という痛々しい事実も含めて。

 嗚呼、酒が呑みたい。

上野樹里『朝顔』1位、三浦春馬と小泉孝太郎はワースト入り! 7月期ドラマ視聴率ランク

 テレビ朝日系で通年放送されている『科捜研の女』を除き、7月期の連続ドラマ(民放、午後8~10時台)が最終回を迎えた。平均視聴率で栄えある1位になったのは、上野樹里主演の月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)。全11話の平均は12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、初回から最終回まで全話2ケタで完走した。

 同作は、東日本大震災により母が行方不明となった新米法医学者・万木朝顔(上野)が、ベテラン刑事の父・平(時任三郎)や、自身の恋人である新米刑事・桑原真也(風間俊介)らと事件を解明していくストーリー。初回は13.7%、2話も12.3%と高水準をキープしていたが、3話目となる7月22日のオンエアーは18日に発生したアニメ制作会社「京都アニメーション」の放火事件を受け、1話と2話を振り返るダイジェストスペシャルに変更した(視聴率は7.9%)。あらためて実施された3話(同29日)は12.3%を獲得し、以降は最高で14.4%(6話)、最低値は10.2%(8話)をマーク。9月30日には2時間スペシャルの特別編が放送される。

 ベスト2位は、全10話の平均が11.8%だった大泉洋主演の『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)。日曜午後9時台の「日曜劇場」枠で定番になっている池井戸潤氏の原作をドラマ化したもので、初回は13.5%を記録するも、2話は11.8%に下降し、7話で唯一の1ケタ(9.7%)を出してしまった。また、最終回には嵐の櫻井翔が登場。同作に出演したラグビー元日本代表キャプテン・廣瀬俊朗と慶應義塾大学の同級生という縁もあり、作品の中心であるラグビーチーム「アストロズ」の練習場に現れる謎の男・赤木役を演じた。櫻井効果か、ラストは番組最高の13.8%でフィニッシュ。2位に食い込んだのも、最終回でのジャンプアップが大きいだろう。

 続いて、ベスト3位は少年隊・東山紀之主演の『刑事7人』(テレビ朝日系)。人気作のシーズン5とあって、初回時点で13.2%の好スタートを切り、2話も13.1%を記録。6話で9.9%にダウンしてしまったものの、全10話の平均は11.7%で幕を閉じた。昨年のシーズン4は平均11.8%(全10話)だったため、わずかに下回る結果となったが、この数字ならば続編は確定とみて間違いなさそうだ。また、テレ朝は大森南朋主演の『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』が初回こそ14.3%のトップに着いたが、平均ランクでは総合4位に転落している。

 一方で、ワースト3位以内は、平均6.5%の三浦春馬主演『TWO WEEKS』(フジテレビ系、全10話)と、小泉孝太郎主演『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』(テレビ東京系、全8話)が同着に。『TWO WEEKS』は、殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城大地(三浦)が、白血病の娘の命を救うために立ち向かった2週間の逃亡劇を描いた作品。韓国で13年に大ヒットしたドラマのリメーク版だが、「最後の最後までハラハラ、ドキドキの連続で、中身の濃い逃走劇だった」「脚本に不自然な点は多々あったけど、どの役者も良かった」と好意的な感想や、最終回に関しては「日本のアレンジがつまらないのか、がっかりな最終回だった」「違和感だらけの最終回で、一番ひどかった」といったシビアな声も出ていた。

 テレ東の人気シリーズ『警視庁ゼロ係』は、“空気は読めないが事件は読めるKY刑事”の小早川冬彦(小泉)と、男まさりなベテラン刑事・寺田寅三(松下由樹)の迷コンビが、ゼロ係のメンバーとともにさまざまな難事件を解決していく物語。昨年7月期の『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ THIRD SEASON』は、今期より1話少ない全7話にして平均7.2%で終わっており、0.7ポイントの差がついてしまった。しかし、なかなかドラマの数字に恵まれないテレ東にとっては、優秀な成績といえるだろう。

 そして最下位は、やはりそのテレ東の反町隆史主演の『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』(同)で、全7話の平均は3.8%だった。初回から5.4%とランキング最下位で始まり、3~4%を推移しつつ、最終回手前の6話で2.4%の大爆死。深夜ドラマ並みの低視聴率を叩き出したとはいえ、前期の玉木宏主演『スパイラル~町工場の奇跡~』が平均3.6%(全8話)のため、0.2ポイント上回った。放送されているのは、昨年4月に新設された月曜午後10時台の「ドラマBiz」枠で、過去作も平均5%以下が相次いでいる。10月期は中谷美紀主演の『ハル ~総合商社の女~』だが、次クールこそ“平均ランク最下位”の呪縛から抜けられるだろうか?

 10月スタートの秋ドラマは、月9枠がディーン・フジオカ主演の『シャーロック』で、フジ系ではほかに『結婚できない男』(2006年7月期放送)の続編となる阿部寛主演『まだ結婚できない男』や、新木優子、高良健吾出演の『モトカレマニア』が控えている。また、木村拓哉がフランス料理の天才シェフに扮する『グランメゾン東京』(TBS系)と、生田斗真が“31歳独身ニート”のダメ男を演じる『俺の話は長い』(日本テレビ系)といった注目作がズラリ。テレ朝は『科捜研の女』に加えて、人気シリーズ『相棒season18』『ドクターX ~外科医・大門未知子~』という強力ラインナップを揃えており、視聴率争いの激化が予想される。まずは初回放送を楽しみに待ちたい。

【2019年夏ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】

1位『監察医 朝顔』(フジテレビ系・月曜午後9時)全11話/12.5%
2位『ノーサイド・ゲーム』(TBS系・日曜午後9時)全10話/11.8%
3位『刑事7人』(テレビ朝日系・水曜午後9時)全10話/11.7%
4位『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系・木曜午後9時)全9話/11.0%
5位『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系・土曜午後10時)全10話/10.9%
6位『偽装不倫』(日本テレビ系・水曜午後10時)全10話/10.3%
7位『凪のお暇』(TBS系・金曜午後10時)全10話/9.9%
8位『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系・火曜午後10時)全10話/8.7%
9位『ルパンの娘』(フジテレビ系・木曜午後10時)全11話/7.1%
10位『TWO WEEKS』(フジテレビ系・火曜午後9時)全10話/6.5%
10位『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』(テレビ東京系・金曜午後8時)全8話/6.5%
12位『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』(テレビ東京系・月曜午後10時)全7話/3.8%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。通年放送の『科捜研の女』(テレ朝系)と、4月から2クール連続で放送された『あなたの番です』(日テレ系)はランキング対象外とする。

堀ちえみ、体調の悪さで涙を流すもネット民から同情が集まらなかったワケ

 堀ちえみが、体調の悪さから涙を流したことを告白したものの、ネットからは苦言が集まっている。

 今年2月にステージ4の舌がんに罹ったことを公表していた堀。2017年にはリウマチと神経障害性疼痛も患っており、ブログではその後遺症などもつづっている。

 そんな中、堀は24日にブログを更新し、「ありがとうとごめんなさい」というタイトルのエントリーを投稿。この日は大学病院でリウマチ科と口腔外科の診察があったといい、診察後、コーヒーチェーン店で「コーヒータイム」を取ったことを明かした。

 堀は「考えてみると…確か先週から、ずっと怠さがありました」と、現在あまりいい状態でないことを告白。「あと喋りの方がなかなか進まない状態も、強いストレスと もどかしさで、その事を思っただけで…」「この記事を書いているだけで、涙が溢れてきます」と、体調の悪さがストレスになり、店内で涙を流してしまったと吐露した。現在、「伝わらない言葉だらけですが、『ありがとう』と、『ごめんなさい」と、『すみません』は、しっかりと伝える事が出来ます」といい、「ケセラセラ 成るように成る」と気持ちを切り替えたことを明かしていた。

 しかし、このブログ後、堀はおにぎり専門店で1時間並んだことをブログで報告するなどしていたこともあり、ネットからは、「旅行行きまくったりおにぎり屋に並んだり…本当に痛みで泣いてるの?」「食べ物を前にして強いストレスネタされても…」「泣くほど体調の悪い人は旅行にも行けないし、おにぎり食べるために1時間も並べないよ」というツッコミが寄せられてしまっていた。

 痛みのつらさは人それぞれではあるが、堀の行動に違和感を覚えてしまったネットユーザーが多くいたようだった。

「パンケーキ食べたい」の夢屋まさる、テレビ業界で早くも干されかけている?

「パンケーキ食べたい、パンケーキ食べたい~♪」のリズムネタでプチブレークした芸人の夢屋まさるが、早くも干されかけているという。

 夢屋は若手の登竜門と呼ばれている元旦深夜の『ぐるナイ おもしろ荘』(日本テレビ系)でチャンスをつかみ、一躍人気者に。実は慶應義塾大学経済学部在学中という高学歴タレントでもあり、所属事務所サンミュージックのカズレーザーとは、よく「クイズ飲み」をする仲だという。

 そんな先輩からも可愛がられる夢屋だが、番組スタッフの評判はというと、決して芳しくはない。

「高学歴だからテレビのキャラはプロとしての役作りかと思ったら、プライベートでもあんな調子。目上のスタッフにもタメ口で、お偉いさんの話にもスマホを見ながら『は~い』と答える始末。本人に悪気はないが、なんだかんだ体育会系のテレビ業界では『何だよ、あいつ!』となる。このところ『パンケーキ(夢屋)と話していると腹立つから、一緒に仕事したくない』という声をよく聞きますね」(番組スタッフ)

 言われてみれば、このところめっきり露出が減ったような……。

 中堅芸能プロのマネジャーは「サンミュージックはアットホームな会社ですが、最低限の言葉遣いや社会常識は教えてあげてほしい。あれでは本人もかわいそうですよ」と話す。

 最近は本人もファッション業界など別の分野でのビジネスに興味津々と言うが、知名度アップにはメディアに出ることが必須条件。来年の今ごろ「あれ、誰だっけ?」となっていなければいいのだが。

軽減税率、駆け込み購入はお得じゃない!? 増税後に“得する”買い物術をFPが解説

 2019年10月1日より、現行の8%から10%に消費税率が引き上げになる。今回の増税では、一部の品目に「軽減税率」が導入されるなど、家計への負担を緩和する措置が取られているものの、内情は非常にわかりにくく、「増税前に買いだめしておくべき?」「これは軽減税率の対象品目なの?」など、開始前から混乱を招いているのが現状だ。そこでファイナンシャル・プランナーの浅田里花さんに、正しい軽減税率の知識や、増税前後の上手な買い物について、話をうかがった。

紛らわしい軽減税率をFPが徹底解説!

――10月より導入される「軽減税率」とは、一体どのようなものなのでしょうか?

浅田里花さん(以下、浅田) 増税によって、年収400万円世帯で年間4~5万円ほどの負担増になるとの試算もあり、家計への影響は決して少なくありません。そこで、増税が家計を圧迫しないよう、生きていく上で必要不可欠な一部の品目の税率を“8%”に据え置くというのが、軽減税率。対象品目は大まかに分けると、「酒類と外食を除く飲食料品」「定期購読契約を締結し、週2回以上発行される新聞」の2種になりますが、対象となるのか否か紛らわしい品目について詳しく説明していきます。

◎コンビニ、電子版で購入する新聞

 まず、「新聞」に関しては、「定期購読契約を締結し、週2回以上発行される新聞」“だけ”が軽減税率の対象なので、コンビニなどで購入した場合は10%になります。購読料を毎月払っている電子版の新聞も「電気通信利用役務の提供」に該当し、軽減税率対象外に。

軽減税率対象(8%) 軽減税率対象外(10%)
定期購読契約を締結し、
週2回以上発行されている新聞
(一般紙、スポーツ新聞、業界紙、
日本語以外の新聞)
電子版
コンビニなどで、その都度購入


◎飲料に適さない料理酒

 次に、「酒類」に関してですが、ビールやワインなどが軽減税率対象外であることは多くの方が理解できると思いますが、「アルコール入りのお菓子」や「調味料」については迷う人も多いのではないでしょうか。酒類とは、酒税法第2条第1項において「アルコール分一度以上の飲料」と定義されているので、それに準ずるものは全て軽減税率対象外。例えば、調味料の“本みりん”はアルコール度数が14%前後あるので、調味料であっても酒類。つまり、“10%”の消費税がかかります。一方、“みりん風調味料”はアルコール度数が1%未満のため、軽減税率の対象になり8%のままです。ただ、“みりんタイプ調味料”は、アルコール度数が5〜15%前後ありますが、食塩が含まれており、飲料に適さないように加工されているので、アルコール度数が1%を超えていても軽減税率の対象になります。また、アルコール入りのお菓子も、名目が「菓子」であれば、含まれるアルコール度数に関係なく、全て軽減税率の対象になります。

軽減税率対象(8%)  軽減税率対象外(10%)
みりん風調味料
みりんタイプ調味料
(アルコール度数に関係なく)
アルコール入りのお菓子
(アルコール度数に関係なく)
本みりん

◎栄養ドリンクや「トクホ」食品

 次いで、栄養ドリンクや健康食品系についてですが、法律で規定されている「医薬品」「医薬部外品」は食品に該当しないため、これらの記載がある栄養ドリンクの税率は“10%”です。また、トクホと言われる「特定保健用食品」や「栄養機能食品」、「健康食品」「美容食品」に当たるものは、食品として扱われ軽減税率の対象になります。具体的な商品を挙げると、リポビタンDは「指定医薬部外品」のため10%、オロナミンCは「炭酸飲料」なので8%、サプリメントなども「健康食品」「美容食品」に該当することが多いので8%です。

軽減税率対象(8%) 軽減税率対象外(10%)
特定保健用食品
栄養機能食品
健康食品
美容食品
大塚製薬「オロナミンC」
サプリメント
医薬品
医薬部外品
大正製薬「リポビタンD」

 
◎店内で食べきれなった食品、バーベキュー

 店側が設置したテーブルやイスなど飲食スペースで食べると10%、持ち帰ると8%というように税率が異なります。また、食べきれなかった食品を持ち帰る際、販売した時点の税率が適用されるので、“10%”のまま。そのほかに屋台での飲食も紛らわしいです。ラーメンのように「業者が用意したイスなどを用いて、その場で食べる」屋台は外食扱いになり10%ですが、「テイクアウトが基本」の屋台であれば、軽減税率が適用され8%になります。

 出前は食事を届けるだけで、飲食は“自宅”になるため、こちらも軽減税率の対象です。一方、ケータリングは、「指定された場所での調理や給仕」という扱いになるので、標準税率の10%なんです。

 レジャー関連に目を向けると、最近増えている「手ぶらでできるバーベキュー」は飲食場所の設備と食品を提供しているので、軽減税率は適用されず10%。イチゴ狩りや潮干狩りなどの「味覚狩り」は、「狩り」というサービスを提供しているので10%になりますが、収穫した果物や魚を「持ち帰り用」に購入した場合は8%になります。

 そして、社員食堂や学食については、利用が“選択性”になっていることから、軽減税率の該当にならず10%。一方、学校給食や有料老人ホームの食事に関しては、1日につき、1食の金額が税抜き640円以下で合計1,920円までであれば8%です。「公共」寄りのケースには配慮したということなのではないでしょうか。

軽減税率対象(8%) 軽減税率対象外(10%)
出前
味覚狩りの持ち帰り(イチゴ、潮干狩り)
学校給食
有料老人ホームの食事
食べきれなかった食品
ケータリング
バーベキュー
味覚狩りの入園料(イチゴ、潮干狩り)
社員食堂
学食

 

――一部の品目に軽減税率が適用されるとはいえ、増税による家計の負担を少しでも軽くするために、増税前に購入した方がいいものはありますか?

浅田 今回の消費増税では、19年10月~20年6月の9カ月間、届出済みの中小・小規模商店で対象商品をキャッシュレス決済した場合、支払額の“2%または5%”のポイント還元が受けられることになっているので、慌てて無駄な出費を増やすよりも、ポイント還元などを狙った方がお得かもしれません。大手ECサイト「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」の3社も、一部の商品を除き決済金額の5%分に相当する金額を還元するということなので、こちらを活用するとお得だと思いますよ。

 例えば、増税後に、1万円の商品を購入した場合、税込みで1万1,000円となり、これまで1万800円で購入できたものが、200円も高くなります。しかし、5%還元となる店で購入すれば、550円分のポイント還元(1万1,000円の5%)を受けられるので、実質1万450円の支出になり、つまり増税前より350円“安く”購入できたことになります。

 このように、増税後に購入した方がお得になるケースもあるので、駆け込み購入をするよりも、還元制度の情報を十分に収集して、自分の欲しい商品や、利用する店舗が、還元の対象かどうかなど、じっくり見極めることが先決だと思います。その点を踏まえても、増税前に購入をオススメする商品は、「ポイント還元の対象にならず、高額で値崩れしにくい」ブランド家電や語学学校の回数券、通勤定期ぐらいではないでしょうか。
 
 大手家電量販店などはポイント還元の“対象外店舗”ではあるものの、消費者の買い控えを懸念して、秋口にセールを行う店舗もあるでしょうし、電化製品などモデルチェンジのあるものは、型落ちすると安くなります。そういった場合は、増税後の方がお得になる可能性も高いと思うので、購入先や購入時期を検討すると失敗しづらいかもしれませんね。

※現在、経済産業省の公式ホームページでポイント還元対象店舗を確認することができる。また、公式のキャッシュレス還元マップも提供される。今後、キャンペーンの対象店舗は、「還元率」「利用可能決済方法」が一目でわかる経済産業省発行のポスターを張り出す予定。

利用額の2%ポイント還元  利用額の5%ポイント還元
コンビニ、外食、ガソリンスタンドなど
フランチャイズチェーン等の一部店舗


Amazon  楽天市場

Yahoo!ショッピング
中小企業・小規模事業者が運営する店舗

 ――増税後に損することなく生活するには、どのような点に気を付けたらいいでしょうか?

浅田 増税のように、自分の裁量ではどうにもできない支出が増えるからこそ、家計管理が大切になります。今回の増税をきっかけに、家計簿アプリやポイント制度などを上手に活用し、家計を見直すといいかもしれません。我慢しすぎず、「今月は服を買いすぎたから、交際費を抑えよう」などメリハリをつけたりしながら、限られた収入の中で確実に貯金するクセをつけることをオススメします。
(文=千葉こころ)

浅田里花(あさだ・りか)
1959年、兵庫県生まれ。 82年同志社大学文学部卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。88年独立系FP会社(株)エムエムアイに入社し、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得。93年に独立し、生活者対象のファイナンシャル・プランニングを担当するほか、執筆、講演活動もこなす。現在、FP会社㈱生活設計塾クルー取締役。日本FP協会会員CFP(サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー)一級FP技能士。著書に、『知ってトクする生命保険と個人年金の上手な掛け方選び方』(日本実業出版社)などがある。

King&Prince・高橋海人、「『ZIP!』の悪い所はこういうとこ」とスタッフの“無茶ぶり”に苦言

 朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)にて、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向け、King&Princeがさまざまなスポーツに挑戦する『MEDAL RASH』が放送。9月23~27日は、高橋海人が「サーフィン」に挑戦した。

 私物のサングラスをかけて颯爽と登場した高橋は、「この日を待ってた、僕は。ずっと!」とやる気十分。サーフィン初心者ながら、実はスタッフに「サーフィンがしたい」と直訴していたのだとか。念願叶って、高橋はプロサーファー・平原颯馬選手が波に乗る姿に「すげぇ! すげぇ!」と大興奮。さらに、海から上がってきた平原選手に対し、高橋は「いや、ちょっと待って! べらぼうにイケ散らかしてる!」とそのルックスを大絶賛。「何歳ですか?」と質問すると、平原選手は「17歳です」と答え、高橋よりも年下だと判明したのだった。

 そんな中、「早速乗ってみましょうか」とスタッフに無茶ぶりされ、高橋は「えっ、もうッスか?」と動揺。年下の平原選手に対し、「こういうところなんですよ、『ZIP!』さん。ホントに悪い所!」と愚痴をこぼす場面も。

 サーフィンで使うボードを選ぶことになった高橋は、「ロングボード」と「ショートボード」の2種類の中から、オリンピック競技に使われる「ショートボード」を選択。初心者の場合、バランスがとりやすい「ロングボード」から始めるのが一般的とのことだが、以前このコーナーで「スケートボード」に挑戦し、あっさり技を習得していた高橋は、「今回、ちょっとイケる気がする」と自信があるよう。

 とはいえ、上級者向けのショートボードは、平原選手いわく「1回でできたら本当にすごいですね。短い間で」とのこと。その言葉を受け、高橋はすぐにロングボードへ変更。すると、わずか3本目でバランス良くボードの上に立ち上がることができ、「ヘイヘイヘイヘイ!」と高橋もテンションアップ。「今のはベスト! びっくりしました、3本目であんな……。センスあります。お世辞なしでセンスあると思う」と、平原選手も太鼓判を押していた。

 ロングボードで10秒以上波に乗ることができた高橋は、再び「ショートやりたい! “リベンジ・ザ・ショート”したい」と要求。しかし、安定感が悪いショートボードでは、やはり立つことすらままらない。持ち前の運動神経と努力で、難しいと言われるスポーツもクリアしてきた高橋だが、ここまで苦戦するのは、コーナー始まって以来のこと。そもそも、3時間足らずの練習で初心者がショートボードに乗ること自体、“不可能”に近いという。

 一方、平原選手は「波が良くない」と気が付き、波が安定している別の場所へ高橋を誘導。するとその直後、高橋はショートボードで波に乗ることに成功! その後も、長い間波に乗ったり、ターンなどの技を決められるようになったりと絶好調で、「3カ月後くらいに公式サイト見てください。『特技:サーフィン』になっています!」と高らかに宣言。すっかりサーフィンの魅力にハマり、満足そうにしていた高橋だった。

 この放送にファンからは、「不可能を可能にした海ちゃん、めちゃくちゃかっこいい!」「ちょっと海人くんすごすぎない!? 鳥肌立っちゃった!」「サーフィン姿はカッコいいし、何でもできちゃうし、あまりにも完璧……!」など、驚きと興奮の声が寄せられていた。
(華山いの)

TOKIO城島茂の結婚相手は「酒好き美女」、2人で仲良くスナックをハシゴする姿も

 ジャニーズ事務所の人気グループ・TOKIOの城島茂が結婚することが28日、ファンクラブ会員向けサイトで結婚を発表した。

 お相手は、2017年5月に一部で交際が伝えられていた24歳年下のハーフのグラビアアイドル・菊池梨沙で、近く婚姻届を提出するという。

 TOKIOにとっては、元メンバーの山口達也氏を除くと、15年9月に一般人女性と結婚した国分太一に次いで2人目の既婚メンバーとなるが、別の芸能事務所のマネジャーは城島の結婚についてこう語る。

「ジャニーズ事務所さんも所属タレントのバラエティー番組や情報番組、報道番組のMC業進出などマルチタレント化が進む中、メンバーの活躍の土壌によっては昔ほど結婚に対して消極的でもなさそうですしね。まして城島さんは50歳手前ですし、近年はバラエティー番組などでの活躍も目立っており、結婚が芸能活動を続けるうえで必ずしもマイナスに作用しないという判断もあり、ゴーサインを出したのではないでしょうか」

 菊地との交際については、2人とも酒好きということで、仲良く行きつけのスナックやバーを夜な夜なハシゴしていると一部で報じられていたが、「城島さんの酒好きは業界内でも有名ですからね」とは前出の芸能事務所マネジャー。

 そのうえで、こう続ける。

「城島さんといえば、酒好きと同時に大のキャバクラ好きとしても知られていました。僕も10年ほど前、六本木の人気キャバクラ店『L』に城島さんが1人で来店しているところに偶然出くわしたことがあるのですが、終始ニコニコ顔で偉ぶることなく自分からキャストの女のコに話を振り、ジョークを飛ばして笑わせたり、相談に乗ってあげるなど、およそ売れっ子芸能人らしからぬ紳士的かつフレンドリーな飲み方、にじみ出る人柄の良さに関心させられました」

 酒席ではその人間性が表れやすいとはよく言うが、互いに酒を飲み交わす中で、菊池も城島の男としての器の大きさに惚れ込んだのかもしれない。

 酒にまつわるトラブルが後を絶たないジャニーズタレントたちだが、24歳年下の酒好き美女と見事にゴールインを果たした城島には、今後後輩たちへのスマートな酒の飲み方指導も期待したいところである。

『PRODUCE 101 JAPAN』第一回レビュー 素人男子たちの熱きバトルに魅了される!

 韓国の人気サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』の第一回が9月25日にTBS系で放送された。テレビ放送の際はかなり内容が省略されていたようだが、26日には完全版と言える内容をGYAOで見ることができた。

 その内容は韓国で放送されていた『PRODUCE 101』シリーズを踏襲したもので、101位までの順位が付けられたイスに座るシーンや、厳しいトレーナーによってA~Fまでのランク分けがされるシーンなど恒例の場面が多々。『PRODUCE 101』シリーズを見ていた人にとってはおなじみのイベントが満載だった。

 韓国で放送された前シリーズの『PRODUCE 101 X』を見ていない人でも、かつての人気オーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)や、EXILEボーカリストオーディションのドキュメンタリー番組などに馴染みがあれば、スッと入っていける世界観だろう。

 放送前には、司会のナインティナインがデビュー候補の練習生にセクハラ発言を放ったという観覧参加者のツイートも話題になっていたが、今回の放送では練習生本人たちと練習生たちに指導するトレーナーの発言の分量が多く、大きな問題があると感じられる発言は見受けられなかった。件の収録は第3話以降の放送分になるようだ。

Aランクに入った3人の魅力
 今回の練習生は「事務所に所属していない」ということが応募条件で、アイドルとしての活動経験がある練習生から歌やダンスは未経験という練習生までいる。全員がどこかの事務所に所属していた韓国版の『PRODUCE 101』シリーズよりも練習生の実力の幅が大きい。

 A~Fにレベル分けされるパフォーマンス評価では、やはり経験者の方が比較的高い評価を受けていると感じた。

 今回の放送分で、最高評価のAランクに入ったのは、事前に公開されていた「ツカメ~It’s Coming~」パフォーマンス動画でセンターポジションを務めていた川尻蓮と、高校生ながらダンスのインストラクターも務めている豆原一成、芸能活動経験のある林龍太。

 川尻蓮は全員がバックダンサーの経験を持つ「UN Backers」の一員としてGOT7の「MY SWAGGER」を披露。激しく踊りながらも歌声は安定しており、表情の作り方も上手く、文句なしに見入ってしまった。第一回の投票結果も1位だったが、これまで『PRODUCE 101』シリーズのテーマソングでセンターを務めたメンバーは全員最終デビューメンバーに選ばれているため、彼がデビューメンバーに入れるかどうか、気になるところだ。

 豆原一成は田園風景を自転車で走るシーンや、これぞ実家の子供部屋といった素朴な雰囲気の部屋で夢を語るシーンなど、特別なVTRが用意され、制作陣の期待がかけられている様子だった。三浦大知の「EXCITE」を披露したが、期待に違わずダンスの実力は抜群で、1人チームであるにも関わらずステージの余白を感じさせない。歌も抜群、とまではいかなかったが、トレーナーはポテンシャルを感じたようで、A評価をもらっていた。

 「SmileMAGIC」の一員としてAAAの「MAGIC」を披露した林龍太は過去芸能活動の経験があり「役者としての仕事が増えつつあったがアーティスト活動を続けたい」と応募したきっかけを語っていた通り、パフォーマンスの実力はもちろん、歌への情熱が高く評価されA評価だった。

歌・ダンス以外の魅力を持つ面々
 トレーナーは歌・ダンスの能力だけでなく「魅せる力」や「態度」、「情熱」も厳しくチェックしていた。

 Alexandrosの「ワタリドリ」を披露した「シックスパックス」の3人は、6つに割れた腹筋と明るいキャラクターを見せつけて会場を沸かせ、全員が「B」評価だった。

 高校生のみで構成され、嵐の「Love So Sweet」を披露した5人組「Team DK」のパフォーマンスの実力はそれほど高くないと感じたが、とにかくメンバーみんなが可愛くて目が離せない。ナインティナインも「可愛らしかったですよ」と魅了されていた。

 アイドルとして人気を獲得するには歌・ダンス以外の能力も重要なのだと思い知らされたパフォーマンスだった。

 第一回の放送は、韓国で放送された前シリーズの『PRODUCE 101 X』にも出演していた上原潤のパフォーマンスが始まるところで終わった。前シリーズの『PRODUCE 101 X』では序盤で脱落してしまった彼の再びの挑戦が気になるところだ。

『PRODUCE 101 JAPAN』第一回レビュー 素人男子たちの熱きバトルに魅了される!

 韓国の人気サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』の第一回が9月25日にTBS系で放送された。テレビ放送の際はかなり内容が省略されていたようだが、26日には完全版と言える内容をGYAOで見ることができた。

 その内容は韓国で放送されていた『PRODUCE 101』シリーズを踏襲したもので、101位までの順位が付けられたイスに座るシーンや、厳しいトレーナーによってA~Fまでのランク分けがされるシーンなど恒例の場面が多々。『PRODUCE 101』シリーズを見ていた人にとってはおなじみのイベントが満載だった。

 韓国で放送された前シリーズの『PRODUCE 101 X』を見ていない人でも、かつての人気オーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)や、EXILEボーカリストオーディションのドキュメンタリー番組などに馴染みがあれば、スッと入っていける世界観だろう。

 放送前には、司会のナインティナインがデビュー候補の練習生にセクハラ発言を放ったという観覧参加者のツイートも話題になっていたが、今回の放送では練習生本人たちと練習生たちに指導するトレーナーの発言の分量が多く、大きな問題があると感じられる発言は見受けられなかった。件の収録は第3話以降の放送分になるようだ。

Aランクに入った3人の魅力
 今回の練習生は「事務所に所属していない」ということが応募条件で、アイドルとしての活動経験がある練習生から歌やダンスは未経験という練習生までいる。全員がどこかの事務所に所属していた韓国版の『PRODUCE 101』シリーズよりも練習生の実力の幅が大きい。

 A~Fにレベル分けされるパフォーマンス評価では、やはり経験者の方が比較的高い評価を受けていると感じた。

 今回の放送分で、最高評価のAランクに入ったのは、事前に公開されていた「ツカメ~It’s Coming~」パフォーマンス動画でセンターポジションを務めていた川尻蓮と、高校生ながらダンスのインストラクターも務めている豆原一成、芸能活動経験のある林龍太。

 川尻蓮は全員がバックダンサーの経験を持つ「UN Backers」の一員としてGOT7の「MY SWAGGER」を披露。激しく踊りながらも歌声は安定しており、表情の作り方も上手く、文句なしに見入ってしまった。第一回の投票結果も1位だったが、これまで『PRODUCE 101』シリーズのテーマソングでセンターを務めたメンバーは全員最終デビューメンバーに選ばれているため、彼がデビューメンバーに入れるかどうか、気になるところだ。

 豆原一成は田園風景を自転車で走るシーンや、これぞ実家の子供部屋といった素朴な雰囲気の部屋で夢を語るシーンなど、特別なVTRが用意され、制作陣の期待がかけられている様子だった。三浦大知の「EXCITE」を披露したが、期待に違わずダンスの実力は抜群で、1人チームであるにも関わらずステージの余白を感じさせない。歌も抜群、とまではいかなかったが、トレーナーはポテンシャルを感じたようで、A評価をもらっていた。

 「SmileMAGIC」の一員としてAAAの「MAGIC」を披露した林龍太は過去芸能活動の経験があり「役者としての仕事が増えつつあったがアーティスト活動を続けたい」と応募したきっかけを語っていた通り、パフォーマンスの実力はもちろん、歌への情熱が高く評価されA評価だった。

歌・ダンス以外の魅力を持つ面々
 トレーナーは歌・ダンスの能力だけでなく「魅せる力」や「態度」、「情熱」も厳しくチェックしていた。

 Alexandrosの「ワタリドリ」を披露した「シックスパックス」の3人は、6つに割れた腹筋と明るいキャラクターを見せつけて会場を沸かせ、全員が「B」評価だった。

 高校生のみで構成され、嵐の「Love So Sweet」を披露した5人組「Team DK」のパフォーマンスの実力はそれほど高くないと感じたが、とにかくメンバーみんなが可愛くて目が離せない。ナインティナインも「可愛らしかったですよ」と魅了されていた。

 アイドルとして人気を獲得するには歌・ダンス以外の能力も重要なのだと思い知らされたパフォーマンスだった。

 第一回の放送は、韓国で放送された前シリーズの『PRODUCE 101 X』にも出演していた上原潤のパフォーマンスが始まるところで終わった。前シリーズの『PRODUCE 101 X』では序盤で脱落してしまった彼の再びの挑戦が気になるところだ。