ジャニーズWEST・中間淳太、「ソロでやる曲じゃない!」と冠番組のカラオケ企画に抗議

 ジャニーズWESTの冠番組『エージェントWEST!』(朝日放送)が、9月14日深夜に放送。同番組は、ゲストの“ささやかな願い”を叶えるトークバラエティで、今回はお笑い芸人・阿佐ヶ谷姉妹が出演した。

 阿佐ヶ谷姉妹の「ささやかな願い」とは、「ゼリーが容器から気持ちよく出る瞬間を追求してきて!」というもの。願いを叶えるロケはすでに桐山照史が実行済みだが、このVTRを見るには、阿佐ヶ谷姉妹がWESTメンバーからの質問に答えなければならない。

 この日は、阿佐ヶ谷姉妹が実際によく利用するという、東京・阿佐ヶ谷にあるカラオケ店の一室で収録が行われた。阿佐ヶ谷姉妹が「95点以上を目指すガチカラオケ」に挑戦する流れになると、渡辺江里子が抜群の歌唱力を発揮し、難なく95点をクリア。

 すると、阿佐ヶ谷姉妹が「みなさんの歌もね、せっかくカラオケですから……」と、WESTメンバーに“ガチカラオケ”をリクエスト。この提案を受け入れ、阿佐ヶ谷姉妹とWESTメンバーでそれぞれペアになり、メドレーを1曲歌うこととなった。しかし、なぜか中間淳太だけが“ソロ”という歌割りとなり、「こんだけおってソロ!?」と抗議するも、そのままメドレーがスタート。

 挑戦するのは、ジャニーズ事務所の先輩・KinKi Kidsのメドレー。まず「硝子の少年」(1997年)から始まり、重岡大毅と神山智洋が甘い歌声を披露すると、次は「愛されるよりも愛したい」(97年)を桐山と濱田崇裕がノリノリで歌唱。「全部だきしめて」(98年)を小瀧望と藤井流星で歌い上げ、ソロ・中間の出番に。

 ここで回って来たのは、よりにもよって、大人数で盛り上がるのにふさわしい楽曲「フラワー」(99年)。これには中間が「ソロでやる曲じゃない!」と不満を爆発させ、メンバーは大爆笑。サビまでは中間が1人で歌っていたが、さすがにメンバーから「みんなで歌ってあげよ」と声が上がり、最後は全員で大合唱。点数は81点と思うように伸びなかったものの、阿佐ヶ谷姉妹は「天国かと思った~!」と喜び、重岡も「点数低かったけど楽しかったな!」と大満足していた。

 この日の放送を見ていたファンからも、「みんなでカラオケ最高! 今日は神回!」「貴重な回やったなあ~! 阿佐ヶ谷姉妹さんのことも好きになった!」「KinKi Kids先輩のメドレーというチョイスも素晴らしい!」と反響があり、大興奮の放送回となったようだ。
(アズマミサト)

目黒・結愛ちゃん虐待死で懲役8年――専門家が語る「虐待を防ぐために私たちがすべきこと、社会がすべきこと」

 昨年3月、東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5歳)が両親から虐待され死亡したとされる事件で、母親の優里被告(27)に懲役8年(求刑懲役11年)の判決が下された。東京地裁は、「両親による食事制限はひどく、医療処置を受けさせなかったことも悪質で強く非難されるべきだ」とした上で、元夫・雄大被告(34)の「意向に従ってしまった面が否定できない」と言い渡した。

 事件の発覚当時、父親から日常的に暴力を振るわれ、十分な食事を与えられず衰弱死したという悲惨な虐待の内容と、結愛ちゃんが書いた「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」という手書きの文章は、社会に大きな衝撃を与えた。それから1年半の時が経過する中で、行政面では児相の体制強化や体罰禁止などの法改正が進んだが、一方で、事件への関心が徐々に薄れつつあったことも否定できないだろう。

 サイゾーウーマンでは、昨年に【目黒事件から改めて虐待を考える】と題した全5回の特集を展開している。母親・優里被告に判決が下ったいま、改めて記事を再掲する。この機会に、ぜひ読んでいただきたい。

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(初出:2018年8月24日)

kosodateimage06 今回の【目黒事件から改めて虐待を考える】特集では、すでに起こっている虐待事案のデータを分析し、児童相談所の対応や虐待している側の心理などをテーマに5回にわたって専門家のインタビューを掲載してきた。実際に凄惨な虐待事案が起きた場合は児童相談所などの関係機関の対応が要になるが、虐待を予防するためにできることは私たちにもあるはず。最終回では、各専門家に聞いた「虐待を防ぐために必要なこと」を掲載する。

 他人との距離感がわかりにくい時代、自分が傷つきたくないがために他人への無関心を装ったり、必要以上に遠慮したり、夫婦であっても話し合いを持たないことは珍しいことではない。ただ、目黒区の結愛ちゃん事件もほかの虐待死事案も「誰かがもう少し気にかけていれば」「ちゃんと話を聞いていれば」の積み重ねが、最悪のケースを招いたともいえる。虐待事件報道のたびに感じる「やりきれない気持ち」をそのままにせず、幼い子の命を守るため、専門家の提言を一歩踏み出す力に変えてほしい。

【第1回】「加害者の半数は実母」「幼児より新生児の被害が圧倒的に多い」――児童虐待の事実をどのぐらい知っていますか?

【第2回】児童相談所の権限強化や警察との全件共有は、本当に救える命を増やすのだろうか?

【第3回】悲しいことに結愛ちゃんが書いた「ゆるして」は珍しくない……子どもへの暴力を認めている日本の現状

【第4回】虐待した保護者、虐待された子のその後は――? 児童相談所の「措置機能」を考える

【第5回】なぜ「虐待する親」「パートナーの虐待を止めない親」が生まれるのか、臨床心理士が心理状態を分析

虐待を防ぐのは配偶者のサポート 「子どもの虹情報研修センター」専門相談室長・小出太美夫さん

 虐待を防ぐためにすべきことは「孤立を防ぐこと」。虐待加害者の半数が「母親」である現状では、孤立を防ぐためには配偶者である父親のサポートが重要です。日本のお父さんは子育ての「協力」と「サポート」の違いがわかってないのかもしれません。「協力」は家事や子どものおむつ替えで、「サポート」は子育てのメインになりがちな母親の話を聞く、評価し褒めることです。とはいえ、仕事を理由に「協力」はおろか、「サポート」すらしない男性も多い。そういった夫婦は、情緒的ネグレクトとなっているケースが多いように見受けられます。例えば夕食を作ってもらっても、「おいしいね」と言うこともなく、それが当然だと思っている。また、母親が子どもの話をしても無視する。一方的に交流を断つことは一種のネグレクトで、それを続けられたら母親は子育てする気力が出てこない。配偶者のサポートというのは、虐待の予防や再発防止、虐待連鎖を断つ大きな力です。

さまざまな“貧しさ”をなくすこと 日本社会事業大学専門職大学院教授・宮島清さん

 貧しさをなくすこと。貧しさというのは、金銭的な貧しさ、時間の貧しさ、空間の貧しさ、発想の貧しさを含みます。結愛ちゃんの父親のように、幸せなろうとして努力したのに失敗してしまった人を、単純に鬼畜だと考える想像の貧しさ。児童相談所の職員を「税金で楽してる」と考え、がんばっている人を追い詰める貧しさ。人生で当たり前に起こり得るさまざまな困難や失敗に陥った人を蔑み、社会が共有している税金を使うことを嫌がったり、福祉に関わる人を「単純労働だから給料が安くても構わない」と思ったりする心の貧しさです。こういった貧しさからなんとか脱却していかないと、虐待はなくならない。虐待をはじめ、さまざまなニュースを自分のことだと思って考える当事者性を持たなければ、社会は良くならない。 

他人になにか言われても、他人の感情を引き受けすぎない NPO法人「児童虐待防止全国ネットワーク」理事・高祖常子さん

 社会が子育て中の親に対して、「見張る」のではなく「見守りの目」を向けること。電車の中で赤ちゃんが泣いていたら周りの人は思わずそちらを見ることが多いでしょうが、親が「刺さるような目」と感じるのか、「見守ってくれてるな」と感じるのか。それだけでも子育てのしやすさは違うはずです。「この時期の子は泣いちゃうんだよね」「うちの子も泣いてたわ」と声をかけるだけで、普段肩身の狭い思いをしている親はふと肩の荷が下りる。小さなことですが、虐待加害者を厳罰化するよりも、温かい目で見る人を増やしていく方が子育ては楽しくなるし、みんなが暮らしやすい世の中になると思います。

 私の肌感覚ですが、いまも10人中9人ぐらいは子育てしている人に優しいのではないかと思います。ただ親としては、「私がこんな行動をしたから、あの人は怒ったんじゃないか」と機嫌が悪そうな人に過敏になってしまう。共感することも大事ですが、他人の感情は他人のもの。過剰にそれを引き受け過ぎないことが大事です。それは子どもに対しても同じです。「子どもが泣きやまないのは、私がうまくできないからだ」と自分を責めるのではなく、「泣きたいときだってあるよね」と子どもの気持ちを受け止め、割り切って考えてもいいんです。

「叩いてしまった」を繰り返さないのが大切 臨床心理士・杉山崇さん

 虐待の社会的背景には、貧困問題があると思います。人は、お金がないとみじめな気持ちになり、自尊心を失うもの。こうした貧困によって受けた苦痛を、今度はほかの誰かに与えたいとする心理が働き、それが児童虐待につながっている面もあるのではないでしょうか。そもそも今の日本社会は、アメリカナイズされたビジネスの価値観が浸透しています。例えば、内向的な人より外交的な人、消極的より積極的な人が優れているといった考え方で、人と比べることによって優劣が成り立つ、つまり“自尊心の奪い合い”が起こっているんです。大きな話になってしまいましたが、虐待の原因が自尊心の欠落に関係しているとすれば、“負け組”を生み出す社会構造に問題がある、虐待防止には、その点にも目を向けるべきといえるのではないでしょうか。

 一方で、親がすべきことについて。もし感情的に叱ったり、叩いたりしてしまったときは、ただ自分を責めるのではなく、「どんな親でも、子どもが敵に見えてしまうことはある」「大切なのは繰り返さないためにどうしたらいいか」と、考えるようにしてほしいです。乳幼児期は脳が未発達なので、全力で欲求を訴えます。そんなとき、「親を困らせようとしているのではない」ということを頭の片隅においておけば、気持ちが少し楽になるかもしれません。

SOSを出すことは親としての責務 子ども家庭福祉学者・柏女霊峰さん

 社会がすべきことは、子どもとその保護者に、関心を寄せること。民生委員/児童委員という制度があり、高齢者のご家庭には、委員の方が「今日は暑いけど、ちゃんと水飲んでる?」などといって、気軽に立ち寄ることもあるようなんですが、子育てをしているご家庭には、「なかなか入りにくい」と足が遠のいてしまいがちだそうです。地域の中で、人々が関心を持ち合うことができれば、赤ちゃんの泣き声が止まらないご家庭に、「どうしたの?」と声をかけにいってあげられますよね。今は、「すぐに児童相談所に通告を」といわれていますが、まずは地域での関係性を密にすることが大事だと思っています。

 また、親がすべきことは、周囲に対してSOSを出すこと。昔は、おじいちゃんやおばあちゃん、ご近所さんが声をかけてくれたから、親も何とか子育てができていたけど、今はもうそういった環境が減ってきています。だからこそ、親自らが、子どもと自分のために、SOSを出さなければいけないんです。周囲を頼ること、助けを求めることは、親としての“権利”であり、“責務”でもあると考えるべきだと思います。

『監察医 朝顔』高視聴率の裏に「月9勝利の法則」? 10月期は「不安視」されるワケ

 9月16日放送、上野樹里主演の月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)の第10話が、12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を獲得。初回の13.7%以降、大幅に下がることなくオール2ケタ台を記録している。しかし、10月期クールで放送される『シャーロック』はフジの“勝利の法則”から外れているため、一部業界内から、「一体、どう転ぶのか……」(テレビ局関係者)と不安視されているという。

 『監察医 朝顔』は、2006年に「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)で連載が始まり、人気を博した同名漫画のドラマ版。上野演じる新米法医学者・万木朝顔が真摯に遺体と向き合い、事件の謎を解き明かしていく物語で、時任三郎、風間俊介、志田未来、中尾明慶、ジャニーズJr.内ユニット・SixTONESの森本龍太郎らが脇を固めている。

「1話から13.7%の好発進となり、2~5話は12.3%をマーク。6話で初回を上回る14.4%を記録したものの、7話は11.4%、8話で10.2%にダウンしました。しかし、9話で12.7%に盛り返し、翌週は12.3%と0.4ポイントの微減に留まっています。次回23日に最終回を迎えますが、7月期の視聴率ランキングで首位になる可能性は高いでしょう。視聴者の間でも『上野樹里の演技がうまくて、見入っちゃう。キャスティングも、物語の進み方も良い』『心に刺さる秀逸なドラマ。樹里ちゃんの演技が泣ける』と、高く評価されています」(芸能ライター)

 そんな月9枠は、今年に入ってから医療系ドラマを立て続けに放送している。1月期は関ジャニ∞・錦戸亮主演の『トレース~科捜研の男~』で、4月期は窪田正孝主演『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』。『トレース』の全話平均視聴率は10.6%、『ラジエーションハウス』も12.1%と、2クール連続で2ケタ台に届いていた。

「かつてのトレンディ路線やラブストーリーを撤廃し、“鉄板”とされる医療モノに手を出したところ、結局はそれこそが“勝利の法則”だったようです。月9は、16年1月期の有村架純&高良健吾主演『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』以降、5作連続で全話平均視聴率が8~9%と低迷。17年1月期に放送された、西内まりやとflumpool・山村隆太の恋愛ドラマ『突然ですが、明日結婚します』に至っては6.7%で、さらに、同4月期は嵐・相葉雅紀の『貴族探偵』も8.6%と大コケ。ところが同7月期は、7年ぶりにレギュラーで復活した山下智久主演『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』が14.8%と、有終の美を飾りました」(同)

 16~17年頃は、一部業界関係者の間で「フジが月9枠を廃止するのでは」をというウワサがささやかれていたが、『コード・ブルー』の成功をきっかけに、フジは月9枠に医療ドラマを放送することで、視聴率を回復させたと言えるだろう。そんな中、注目の10月期はディーン・フジオカが月9初主演を務める『シャーロック』が放送される。世界一有名なミステリー小説『シャーロック・ホームズ』を原作にしたミステリーエンターテインメントで、シャーロックの相棒となるワトソン役はEXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE・岩田剛典が演じ、佐々木蔵之介、山田真歩、ゆうたろうの出演が明らかになっている。

「不朽の名作とはいえ、ディーン自身の旬が過ぎている印象は否めません。また、ディーンはフジ系のドラマではあまり好成績を残せておらず、昨年4月期の主演作『モンテ・クリスト伯 ‐華麗なる復讐‐』の全話平均視聴率が6.2%と大爆死したほか、今年1月放送の特別ドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』も7.0%で不発に終わりました。今回の『シャーロック』が低視聴率だった場合、来年以降の月9は、完全に医療ドラマ枠になってしまうかもしれませんね」(前出・テレビ局関係者)

 ひとまず、『朝顔』の最終回と、『シャーロック』の初回の視聴率に期待が高まる。

関ジャニ∞・村上信五、『夜ふかし』グラドルの“お尻”企画を「これは違う」苦言で称賛集まる

 関ジャニ∞・村上信五がMCを務めるバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系、9月16日深夜放送)にて、村上がディレクターに苦言を呈する場面があった。

 「言われてみればすごい人」というコーナーにて、「300人以上のケツの穴を見た男」を探すべく、TOTO株式会社に取材を行った。しかし、広報担当の社員によると、初代のウォシュレット開発に携わり、300人以上のお尻の穴の位置を研究してきたスタッフたちは皆、定年退職を迎えて退社しているとのことだった。

 そこで、このコーナーを担当していた番組ディレクターは、TOTO広報部に「お尻の穴の位置のデータの取り方」を聞く。その方法は、トイレの便座の真ん中に針金を貼り、座った時にお尻の穴の位置がどこかわかるよう、針金にシールを貼るというシンプルなものだった。

 その後、番組で「お尻の穴の位置調査を再現」するため、グラビアアイドル・青山めぐに協力を仰ぐ。青山が事務所のスタッフに企画参加の承諾を得ている間、トレーニングスパッツを穿いたお尻がアップで映し出される演出があったのだが、そのVTRを見ていた村上は苦い顔をしながら無言に。

 青山がお尻の穴の位置調査に協力できることとなり、番組ディレクターは「男性スタッフはみんな出よう」と、収録が行われていた部屋から男性スタッフを退出させ、女性スタッフのみで調査を行うことに。青山は女性スタッフに囲まれながら便座に座らされ、指示通りにお尻の穴の位置を確認していたのだった。

 この様子をスタジオで見ていた村上は、「ちょ、待って待って……」と困惑し、共演のマツコ・デラックスも「これ、(見ていて)うれしいの?」と内容を疑問視。村上は「これはうれしくない……」「これ、違う」と答え、マツコも「これはうれしくないよね」と賛同。

 その後、2人は番組ディレクターへの“ダメ出し”を始める。村上は「これは違うよ」と真顔で言い、「なんかもう、生々しいというかね……」と感想を述べる。番組ディレクターが「(村上に)大絶賛をいただけると思った」と返答すると、村上は「ごめんなさい、ちょっとこれは……。逆に、お尻の穴の位置は知りたくなかった。前から後ろから、手をこんな回させるような演出含め。あんなめぐちゃん、俺は見たくなかったですよ」と、柔らかい口調ながらも企画内容を否定していた。

 この村上の発言に対して、ネット上では「何が面白いのかさっぱりわからない。村上くんがダメ出ししてくれてよかった」「村上くんの言う通り。私もあんなめぐちゃん見たくない」「これで適当に笑って流してたら、また同じことやると思う。村上くんがきちんと注意してくれてホッとした」など、称賛の声が続出していた。

 空気がピリつかないように配慮しながらも、行き過ぎた内容をしっかりと指摘した村上。今回の企画を考えた番組ディレクターは、村上の苦言を素直に聞き入れたほうがよさそうだ。
(小沢由衣子)

『ザ・ノンフィクション』ひたすらに淡々と“薄情”、誰にもできない仕事「レンタルなんもしない人」

 NHKの金曜夜の人気ドキュメント番組『ドキュメント72時間』に対し、こちらも根強いファンを持つ日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。9月15日の放送は「なんもしないボクを貸し出します ~『レンタルなんもしない人』の夏~」。「何でもする」便利屋とは真逆の「何もしない」を仕事にしている「レンタルなんもしない人」。彼は何者で、また、彼に来る依頼とはどのようなものなのか。

あらすじ

 フォロワー約23万人の「レンタルなんもしない人」こと森本祥司、35歳(以下、レンタルさん)。彼のTwitterのプロフィールにはこうある。

「なんもしない人(ぼく)を貸し出します。国分寺駅からの交通費と飲食代等の諸経費だけ(かかれば)ご負担いただきます。飲み食いと、ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます」

 レンタルさんには番組内だけでも、「掃除をついついさぼってしまうので、部屋の掃除をする間、家にいてほしい」「愛想笑いするクセを直したく真顔で話す練習台になってほしい」「最近うまくいっていない彼氏と会うとまた喧嘩しそうなので、今日は一緒に過ごしてほしい」「自分の見た夢の話を聞いてほしい」「自分から体臭がにおっていないか確認してほしい」などの依頼が寄せられる。

レンタルさんの収入を推測

 「レンタルなんもしない人」の事業は基本、交通費や飲食代など、実費のみの支払いになる。中には「おふせ」と書いた銀行封筒に2,000円を入れ、レンタルさんに渡していた人もいたが、皆がそうしてくれるとは限らないだろう。

 果たして、レンタルさんはどう金銭を得ているのか? 番組内では、貯金を切り崩しながら、イラストの仕事をしている妻の稼ぎで生活している、とナレーションで触れていた。一方でレンタルさんは本を出版しており、印税収入があることも紹介された。

 ここではいやらしくレンタルさんの印税額を推測してみたい。まず、「本を出せば儲かる」自体は大きな誤解だ。世の中の9割の本は初回の印刷部数もさばけず売れ残る。このような状況ではさっぱり儲からない。しかし、レンタルさんのTwitterを見ると、出版した3冊の本のうち1冊が発売3日で3刷(1回の印刷じゃ売れに売れて追い付かず、3回刷った)と紹介されていた。

 なお、印税率10%(※)の本体価格1,000円の本が1万冊売れたら、著者には1,000円×10%×10,000冊=100万円が入る。3日で3刷にもなった本なら1万冊は刷っているはずだ。これが10倍、10万冊売れれば印税も1000万円だ。ただし、「漫画以外の本が10万冊売れる」ことは激レアと言っていいだろう。

 印税が著者に入るのは出版社によって異なり、結構先になるケースもある。Amazonを見る限りレンタルさんの本はすべて今年の4月以降から出されているため、「貯金を切り崩しながら妻のイラストの仕事で食べている」も事実なのだろうが、印税が今まさに入ろうとしているのも事実だろう。

 こうして計算してみたのは「レンタルさん、ああ見えて稼いでやがるぜ」という揶揄の意味ではまったくない。直接の利用者から金を取らずしても稼げるのはすごいことだ。これが「レンタルさん」を認定資格制度にして、半年通う週1のスクールを開講し、月額制のオンラインサロンを開いて、ノウハウをnoteの有料記事で公開して……みたいなことにしたら、一気にフォロワーが離れてしまうだろう。そういう“生臭み”“いやらしさ”がないからウケているのだ。

 ※ちなみに印税率10%は「いい方」だが、フォロワー23万人というレンタルさんの宣伝力を見越し、10%で推測してみた。なお、印刷や流通のコストを抑えられる電子書籍の印税率はもっと高い。

 フォロワー23万人という、ネット界の有名人。やっていることはそこにいるだけであり、資格や経歴は不要――そんなレンタルさんを見て、「よし俺も」「私も」という2匹目以降のどじょうを狙う第2、第3のレンタルさんも今Twitter上に多数いると番組で紹介されていた。

番組内でレンタルさんをレンタルし、自分の夢日記をレンタルさんに読ませた26歳女性「よもぎ」も自身を「レンタル話を聞く人」として売り出し中だ。ただ、よもぎをレンタルした男性客は「頭にゴミがついてるよ」と、よもぎの髪に触れてみせた。あくまで私個人は、そこに男性客の「触れたい」という意図を感じてしまった。若い女性が男性相手に「レンタルさん」的仕事をすると、大なり小なりこの要素はつきまといそうだ。

 本家のレンタルさんは35歳の男性。中年太りと無縁の、すらっと細身で、清潔感のある青年だ。35という年齢もいい。25歳の男性なら、まだ自然に活力がほとばしるので「何もしない」仕事内容とマッチしないし、またこれがもっと年齢が上になると、容貌的にはどうしても衰えるだろうし、利用者側が気軽に呼べなかったり、気を使って楽しくなくなってしまうだろう。

 またレンタルさんの希少性は、とにかく“雰囲気”だ。男性がつい陥りがちな「俺は俺は」のアクや押しの強さはなく、一方、そうではない男性が抱く「どうせ俺なんて」といういじけた感じもない。レンタルさんはフラットなのだ。その平坦さと、なにもしないというサービスが合致しているように思う。

 しかし、番組が進むほどレンタルさんは意外と野心の人であることがわかってくる。レンタルさんは「それを売りにしたくないが、たぶん(自分は)発達障害なんだと思う」 と話しており、大阪大学大学院卒と勉強はできたが文化祭などの行事はさっぱり役に立たず、その後就職しても職を転々とする。みんなができる普通のことが自分にはできなかったという強いコンプレックスを抱えていて、コピーライターや構成作家の塾に通ったりと模索を続ける。妻に出した昔の手紙では「絶対世に出たいですね」と切実な思いを綴っている。

感情や野心が見えず、ひたすらに淡々と薄情

 レンタルさんの不思議なところは、そのかなりギラギラとした野心が見た目や雰囲気に驚くほど出ないところだ。見た目に野心が出ていたら、女性は「家で掃除する様子を見ていてほしい」なんて気軽に自宅に呼べないだろう。また、番組で見る限りレンタルさんが「うんざりしてそう」「退屈そう」な様子は見えなかったし、一方で「前のめり」な様子も一切なかった。「見た夢の話を延々と聞かされる」という地獄のような依頼すら淡々と受けていた。

 さらに、レンタルさんはレンタルなんもしない人の仕事が軌道に乗り「世に出る」ことに成功すると、家庭よりも仕事を優先したいと、妻と幼い子どものいる家から“淡々と”出ていってしまう。この薄情な行いは、自身のイメージを損なう大打撃のようにも思えるが、一方でそれを隠さずTwitterでつぶやき、それでも依頼は途絶えない。「薄情なことをしている自覚はあるが、それが何か?」という居直りではなく、ただ淡々と薄情なのだ。これはなかなかできることではない。

 レンタルさんは今、「自分の自然な状態」と「職業」が合致していて、さらにそれが受け入れられているというとんでもなく幸福な状況だ。まさに天職だが、レンタルさんの見た目の小ぎれいさと、“淡々と”を貫ける独特な考え方に依るところが大きい。やっていることは何もしないことと簡単そうに見えて、なかなかこれはほかの人には真似できないだろう。

 次回のザ・ノンフィクションは『半グレをつくった男 ~償いの日々…そして結婚~』。最凶の半グレ集団「怒羅権(ドラゴン)」の創設メンバー汪楠(ワン・ナン)は現在受刑者や出所者を支援する活動を行っている。改心のきっかけと活動の日々を追う。

石徹白未亜(いとしろ・みあ)
ライター。専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)。
HP:いとしろ堂

『ザ・ノンフィクション』ひたすらに淡々と“薄情”、誰にもできない仕事「レンタルなんもしない人」

 NHKの金曜夜の人気ドキュメント番組『ドキュメント72時間』に対し、こちらも根強いファンを持つ日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。9月15日の放送は「なんもしないボクを貸し出します ~『レンタルなんもしない人』の夏~」。「何でもする」便利屋とは真逆の「何もしない」を仕事にしている「レンタルなんもしない人」。彼は何者で、また、彼に来る依頼とはどのようなものなのか。

あらすじ

 フォロワー約23万人の「レンタルなんもしない人」こと森本祥司、35歳(以下、レンタルさん)。彼のTwitterのプロフィールにはこうある。

「なんもしない人(ぼく)を貸し出します。国分寺駅からの交通費と飲食代等の諸経費だけ(かかれば)ご負担いただきます。飲み食いと、ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます」

 レンタルさんには番組内だけでも、「掃除をついついさぼってしまうので、部屋の掃除をする間、家にいてほしい」「愛想笑いするクセを直したく真顔で話す練習台になってほしい」「最近うまくいっていない彼氏と会うとまた喧嘩しそうなので、今日は一緒に過ごしてほしい」「自分の見た夢の話を聞いてほしい」「自分から体臭がにおっていないか確認してほしい」などの依頼が寄せられる。

レンタルさんの収入を推測

 「レンタルなんもしない人」の事業は基本、交通費や飲食代など、実費のみの支払いになる。中には「おふせ」と書いた銀行封筒に2,000円を入れ、レンタルさんに渡していた人もいたが、皆がそうしてくれるとは限らないだろう。

 果たして、レンタルさんはどう金銭を得ているのか? 番組内では、貯金を切り崩しながら、イラストの仕事をしている妻の稼ぎで生活している、とナレーションで触れていた。一方でレンタルさんは本を出版しており、印税収入があることも紹介された。

 ここではいやらしくレンタルさんの印税額を推測してみたい。まず、「本を出せば儲かる」自体は大きな誤解だ。世の中の9割の本は初回の印刷部数もさばけず売れ残る。このような状況ではさっぱり儲からない。しかし、レンタルさんのTwitterを見ると、出版した3冊の本のうち1冊が発売3日で3刷(1回の印刷じゃ売れに売れて追い付かず、3回刷った)と紹介されていた。

 なお、印税率10%(※)の本体価格1,000円の本が1万冊売れたら、著者には1,000円×10%×10,000冊=100万円が入る。3日で3刷にもなった本なら1万冊は刷っているはずだ。これが10倍、10万冊売れれば印税も1000万円だ。ただし、「漫画以外の本が10万冊売れる」ことは激レアと言っていいだろう。

 印税が著者に入るのは出版社によって異なり、結構先になるケースもある。Amazonを見る限りレンタルさんの本はすべて今年の4月以降から出されているため、「貯金を切り崩しながら妻のイラストの仕事で食べている」も事実なのだろうが、印税が今まさに入ろうとしているのも事実だろう。

 こうして計算してみたのは「レンタルさん、ああ見えて稼いでやがるぜ」という揶揄の意味ではまったくない。直接の利用者から金を取らずしても稼げるのはすごいことだ。これが「レンタルさん」を認定資格制度にして、半年通う週1のスクールを開講し、月額制のオンラインサロンを開いて、ノウハウをnoteの有料記事で公開して……みたいなことにしたら、一気にフォロワーが離れてしまうだろう。そういう“生臭み”“いやらしさ”がないからウケているのだ。

 ※ちなみに印税率10%は「いい方」だが、フォロワー23万人というレンタルさんの宣伝力を見越し、10%で推測してみた。なお、印刷や流通のコストを抑えられる電子書籍の印税率はもっと高い。

 フォロワー23万人という、ネット界の有名人。やっていることはそこにいるだけであり、資格や経歴は不要――そんなレンタルさんを見て、「よし俺も」「私も」という2匹目以降のどじょうを狙う第2、第3のレンタルさんも今Twitter上に多数いると番組で紹介されていた。

番組内でレンタルさんをレンタルし、自分の夢日記をレンタルさんに読ませた26歳女性「よもぎ」も自身を「レンタル話を聞く人」として売り出し中だ。ただ、よもぎをレンタルした男性客は「頭にゴミがついてるよ」と、よもぎの髪に触れてみせた。あくまで私個人は、そこに男性客の「触れたい」という意図を感じてしまった。若い女性が男性相手に「レンタルさん」的仕事をすると、大なり小なりこの要素はつきまといそうだ。

 本家のレンタルさんは35歳の男性。中年太りと無縁の、すらっと細身で、清潔感のある青年だ。35という年齢もいい。25歳の男性なら、まだ自然に活力がほとばしるので「何もしない」仕事内容とマッチしないし、またこれがもっと年齢が上になると、容貌的にはどうしても衰えるだろうし、利用者側が気軽に呼べなかったり、気を使って楽しくなくなってしまうだろう。

 またレンタルさんの希少性は、とにかく“雰囲気”だ。男性がつい陥りがちな「俺は俺は」のアクや押しの強さはなく、一方、そうではない男性が抱く「どうせ俺なんて」といういじけた感じもない。レンタルさんはフラットなのだ。その平坦さと、なにもしないというサービスが合致しているように思う。

 しかし、番組が進むほどレンタルさんは意外と野心の人であることがわかってくる。レンタルさんは「それを売りにしたくないが、たぶん(自分は)発達障害なんだと思う」 と話しており、大阪大学大学院卒と勉強はできたが文化祭などの行事はさっぱり役に立たず、その後就職しても職を転々とする。みんなができる普通のことが自分にはできなかったという強いコンプレックスを抱えていて、コピーライターや構成作家の塾に通ったりと模索を続ける。妻に出した昔の手紙では「絶対世に出たいですね」と切実な思いを綴っている。

感情や野心が見えず、ひたすらに淡々と薄情

 レンタルさんの不思議なところは、そのかなりギラギラとした野心が見た目や雰囲気に驚くほど出ないところだ。見た目に野心が出ていたら、女性は「家で掃除する様子を見ていてほしい」なんて気軽に自宅に呼べないだろう。また、番組で見る限りレンタルさんが「うんざりしてそう」「退屈そう」な様子は見えなかったし、一方で「前のめり」な様子も一切なかった。「見た夢の話を延々と聞かされる」という地獄のような依頼すら淡々と受けていた。

 さらに、レンタルさんはレンタルなんもしない人の仕事が軌道に乗り「世に出る」ことに成功すると、家庭よりも仕事を優先したいと、妻と幼い子どものいる家から“淡々と”出ていってしまう。この薄情な行いは、自身のイメージを損なう大打撃のようにも思えるが、一方でそれを隠さずTwitterでつぶやき、それでも依頼は途絶えない。「薄情なことをしている自覚はあるが、それが何か?」という居直りではなく、ただ淡々と薄情なのだ。これはなかなかできることではない。

 レンタルさんは今、「自分の自然な状態」と「職業」が合致していて、さらにそれが受け入れられているというとんでもなく幸福な状況だ。まさに天職だが、レンタルさんの見た目の小ぎれいさと、“淡々と”を貫ける独特な考え方に依るところが大きい。やっていることは何もしないことと簡単そうに見えて、なかなかこれはほかの人には真似できないだろう。

 次回のザ・ノンフィクションは『半グレをつくった男 ~償いの日々…そして結婚~』。最凶の半グレ集団「怒羅権(ドラゴン)」の創設メンバー汪楠(ワン・ナン)は現在受刑者や出所者を支援する活動を行っている。改心のきっかけと活動の日々を追う。

石徹白未亜(いとしろ・みあ)
ライター。専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)。
HP:いとしろ堂

【100均ずぼらシュラン】気持ちいいけど、ニオイが残念!? ダイソー「骨盤ストレッチまくら」

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドをズボラなアラサー女子がご案内! 私見全開でアイテムを斬る「ダイソーずぼらシュラン」開店です★

今日のダイソーアイテム【骨盤ストレッチまくら】

便利度:★★★★★(とっても気持ちよくストレッチできます)
コスパ:★★★★★(機能はバツグン! 100円じゃもったいないくらい!?)
デザイン:★★★★☆(小悪魔チックなデザインが気に入ってる)

 運動不足を解消すべく、エクササイズや柔軟運動で使用するストレッチ用のクッションをAmazonでチェックしところ、大半が2,000円以上で販売されており、意外と高額……。1万円の商品まであり、「流石にないか……」と思いつつダイソーを物色したところ、見つけたのが「骨盤ストレッチまくら」。空気を入れて膨らますタイプの健康まくらです。早速、使い心地を確認していきましょう!

 直径約10センチ、長さ約36センチの同商品を箱から取り出すと、ピンク色の生地に紫色のシマシマ模様が入ったまくらがお目見え。中央には黒いリボンがプリントされており、なんとも小悪魔チックなデザインです。浮き輪のように空気穴へ息を吹込み、十分に膨らんだらまくらの準備は完了。

 パッケージには「おなかのエクササイズ」「背中のストレッチ」「足のリラックス」といった、まくらを使ったストレッチが紹介されています。実際に「おなかのエクササイズ」を試すべく、仰向けになって背中の後ろにまくら挿入。すると“グ~ン”とおなかを伸ばすことができて、使用感はバツグンでした! 筋肉の伸びる感覚がすごく気持ちよくて、思わず「んんん~~~!」と声にならない声を上げたほどです。ただ、塩化ビニル素材のニオイが少々気になり、そこはマイナスポイントでした。

 ネット上には、「骨盤ストレッチまくら」を1日5分使用し、ぽっこりお腹が解消した人もいるとのことなので、コツコツと続けて100円で美しい体形を手に入れたいと思います。超おトクな健康アイテムをぜひお試しあれ。

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フジテレビW杯バレー、会場の悪マナーファンが減ったのは、ジャニーズWESTに人気がないから!?

 9月14日に開幕した「FIVBワールドカップバレー2019」。日本戦全試合を生中継するフジテレビは、ジャニーズ事務所の 7人組アイドルグループ・ジャニーズWESTをスペシャルサポーターに起用、大会テーマソング「Big Shot!!」を歌い、大会を盛り上げている。

「フジテレビのバレー中継では、ジャニーズの新人グループがスペシャルサポーターを務めることが多かったのですが、ジャニーズWESTはデビュー6年目ということで、異例の中堅からの起用ともいえますね。まあ、現状ジャニーズWESTはまだブレイクしきれていませんし、錦戸亮の脱退で関ジャニ∞が危機的状況にあることを考えると、“ポスト関ジャニ∞”を期待されているとも言えるでしょう」(テレビ誌ライター)

 人気や勢いという点では少々物足りなさも感じるジャニーズWEST。会場での盛り上がりはどうなのだろうか。

 「それなりに盛り上がっていますよ。ただ、いかんせんメンバーの知名度が低いので、ジャニーズWESTのファン以外への求心力が決定的に足りない。SNSで言及しているのはファンだけだし、ここから広がるとは考えにくい。何かしらネットでバズるようなニュースがないと、どうしようもない感じです」(メディア関係者)

 また、ジャニーズタレントをバレー大会のサポーターに起用するたびに問題となるのが、ジャニーズのファンのマナー。つまり、バレーに興味はないが、ジャニーズタレントを観たいがために会場に足を運ぶファンが多く、そのなかにはルールを破った応援をしているケースが見られるのだ。

 「基本はバレーボール観戦なので、本来であればジャニーズ応援用のうちわやペンライトなどは、あまり持ち込むべきではないと言われています。でも、今回もやはりうちわやペンライトを持ってジャニーズWESTを応援してるファンがいて、バレーボールファンやその他の視聴者からは批判の対象となっています。そういったマナーが悪いファンのせいで、ジャニーズWESTのイメージも悪化するでしょう」(同)

 しかし、中にはこんな意見もある。とあるバレーボールファンは、9月14日と15日にフジテレビで放送されていたワールドカップバレー2019女子の日本戦を見て、こんな感想を述べている。

 「ジャニヲタのマナーについては毎回注目しています。今回も、確かにうちわなんかを持ち込んでいるファンもいますけど、これまでよりは少なくなった気もします。それだけマナーが良くなっているということかもしれませんが、一方で、そもそも例年よりもジャニヲタが少ないのではないかとも言われているんです。ジャニーズWESTの人気が低いから、マナーの悪いジャニヲタも少ないのでは…ということ。大会を盛り上げるのがジャニーズの役目なのだから、マナーが悪くなるのは困るけど、正直ジャニーズWESTにはもっと注目されてほしいです」

 大会はまだ始まったばかりであり、ジャニーズWESTの貢献度を計るにはまだ早い。とはいえ、低調な走り出しに不安を覚えるバレー関係者も少なくなさそうだ。

コロチキ・ナダルが投げかけた「コマネチ」本当に面白いのか問題

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(9月8~14日)見たテレビの気になる発言をピックアップします。

細川たかし「電車、初めて乗りましたね。満員でしたね」   

 私たちは多くのことを知らない。数学の難問の答えを知らないし、未解決事件の犯人を知らない。不倫発覚後の原田龍二が繰り返し口にする「深い反省」が本当かどうかも知らない。けれどこれらは、世界中の数学者が考え続けたり、警察の捜査が進んだりすれば、いつか答えが出るかもしれない。原田についても、今後また不倫するかどうかで答えを知ることができるかもしれない。知りたいかどうかはともかくとして。

 他方で、世界中の数学者がそこに難問があることに気づいていなかったり、誰にも気づかれずに犯人が事件を完遂していたり、原田の不倫が報じられずに家庭内でのみ問題になっていたとしたらどうだろう。このとき私たちは、問いの答えを知らないのではなく、そこに問いがあることにすら気づいていない。知らないということすら、知らない状態にあるのだ。

 そんな、知らないことすら知らなかったという場面を、先週のテレビの中からいくつか報告したい。

 たとえば、15日の『カンニング竹山の新しい人生、始めます!』(BSテレ東)で、あご勇が密着されていた。かつて芸人として一世を風靡したあご。一時期はテレビとラジオのレギュラー番組が12本、年収は3,000万円に上ったというが、その姿をメディアで見なくなって久しい。そんなあごは、2年ほど前から日帰りバスツアーの添乗員として活躍しているという。

 あるいは、12日の『勇者ああああ』(テレビ東京系)。この日は、メインMCのアルコ&ピースとゲストがスタジオでVTRを見る形式の企画だったが、そのVTRに、にしおかすみこが出ていた。女王様に扮したピン芸人として活躍していた彼女。しかし、今回画面に映っていたにしおかは、普通の清楚な服に身を包んでいた。なお、お化け屋敷に入ろうとするシーンがあったのだけれど、にしおかは過去に失神したことがあるので、お化け屋敷はNGらしい。

 そして、9日の『ごごナマ』(NHK総合)。関東方面を台風が襲ったこの日のゲストは、細川たかしとその弟子の杜このみ。しかし、細川は生放送の冒頭に姿がなかった。台風の影響で到着が遅れている細川は、車をあきらめ電車での移動に切り替えたらしい。杜は、電車に乗るのが初めてだという師匠を心配する。

「切符の買い方とかわかるかな?」

 細川は番組開始から41分ほどたったところで到着。開口一番、69歳にして初体験だという満員電車の様子をリポートし、しみじみと感想を漏らした。

「電車、初めて乗りましたね。満員でしたね」

「あれを通勤の朝やってると思ったら、大変なことですね」

 さらに、台風のため衣装が届いていなかった細川の装いは、いつものような着物ではなく私服だった。胸のところにドクロマークの入った、テカテカ光る素材の黒いブルゾンのようなものと、黒のズボン。そんな黒ずくめの格好で新曲「冬嵐」を歌い上げた。なお、歌声と髪形はいつもと変わらなかった。

 私たちは多くのことを知らない。しかし、あご勇の現在、にしおかすみこの現在とNG項目、細川たかしの電車経験の有無と私服。これらは、そもそも多くの人が疑問にすら思っていなかったことだ。そんな知らないということすら知らなかった数々のことを、先週もテレビを通じて知ることができた。

 知りたかったかどうかはともかくとして。

 9日の『痛快! 明石家電視台』(毎日放送)に、コロコロチキチキペッパーズが出演していた。「キングオブコント」でコロチキが優勝したのは2015年。その後、特にナダルは「ポンコツ」なキャラクターがウケて、バラエティ番組(の中でも、特にお笑い色の強い番組)でよく見かけるようになった。この日も、相方の西野が、ナダルの「ポンコツ」ぶりを示すエピソードを紹介していた。

 たとえば、ナダルは、その発言がしばしばネットニュースになる。そこに寄せられるコメントは、「ホントにナダル大嫌い」とか「コイツが出てたらチャンネル変える」といった批判的なものらしい。しかしその中にひとつだけ、「本当にナダルは面白い。これからのお笑いを背負っていく」というコメントがあった。しかし、実はこれ、ナダルが自分で書き込んだもの。真相を問われたナダルは、真っすぐな目で答える。

「これからも投稿しますよ。かわいそうやもん」

 すがすがしいまでの自作自演。なお、アカウント名は「チェンジアップ」らしい。

 また西野いわく、ナダルは千鳥よりも自分が面白いと思っているという。千鳥がMCを務める番組に出演したときのこと。ナダルはいつものように「ポンコツ」ぶりを披露し、それをノブらがツッコミ、笑いに変えていた。しかし、ナダルは、それが不服だったらしい。収録後に楽屋に戻り、「千鳥さん、しんどいな」と口にした。

 さんまによると、今田耕司を怒らせたこともある。今田がナダルを飲みに誘ったとき、朝6時開始の学園祭を理由に断られた。あからさまな「ウソ」にキレる今田。しかし、ナダルにしてみるとこれはギャグで、「そんな学園祭があるわけない」とツッコんでほしかったのだという。そんなことがあったので、ナダルは今田を力不足だと思っているらしい。

 このように「ポンコツ」ぶりを示すエピソードに事欠かないナダルだが、ひそかに先輩たちを含む芸人のギャグのランキングもつけているという。自身のギャグである「やっべぇぞ」の順位は200位と低い。「だってウケないですもん」と評価は冷静だ。他方で201位はというと、ビートたけしの「コマネチ」だという。

「コマネチ、全盛期はすごかったです。冷静に、冷静にね、今たけしさんここ出てきてコマネチやったとするでしょ。誰が笑いますか?」

 とっさに「笑うやろ」と、周囲の芸人が反射的にツッコむ。しかし、コマネチが「面白い」かどうかあらためて問われると、少し悩んでしまう。

 もちろん、状況次第では笑えることもあるはずだ。けれど多くの場面でのコマネチは、もはや爆笑を狙ったギャグというか縁起物、あるいは始球式に近い気もする。だからむしろ、かしこまった舞台でたけしがコマネチをやると、ちゃんとウケる。そんな「コマネチ」をほかのギャグと同列に並べ、笑いの量で比べるのは適切ではないのかもしれないが、いずれにせよ、反射的に「笑うやろ」と却下できない洞察がナダルの問いにはあるようにも思えて厄介。さんまも少しズラす形で、この問いには応答していた。

「コマネチでは……そら笑われへんやん。オレら同業者やしやな、次の展開考えるよな、どうしても。コマネチやった後」

 これまであまり問われなかったことを、ナダルが問う。番組内で答えは出なかったし、別に出す必要はないわけだけれど、さて、たけしのコマネチは面白いのか。最後に面倒な問いを抱え込んでしまった。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

 

元オアシスのリアムが、不仲の兄ノエルを結婚式に招待! その意外な理由とは……

 世界中でヒット曲を飛ばし続けた、イギリスの伝説的ロックバンドOasis(オアシス)。兄ノエルと弟リアムのギャラガー兄弟は、共にバンドの中心メンバーで、オアシス時代から兄弟仲が悪く、ライブの真っ最中でも口論や殴り合いのケンカを繰り広げることで有名だった。

 ノエルは、リアムにタンバリンを投げつけられた1994年9月と、「おまえの娘はカミさんと浮気相手の子。おまえの子じゃねぇよ」とののしられた2000年5月の2回、バンドを一時的に脱退。09年8月の英音楽フェスティバルをドタキャンした際には、「出られなかったのはリアムが二日酔いだから」と説明したノエルに、リアムが「喉頭炎だっつってんだろ! 診断書もあるんだぞ!」と激怒し、事態は訴訟にまで発展した。同月末にパリで開催された音楽フェスに出演する直前、また兄弟ゲンカが起こり、うんざりしたノエルが「これ以上、奴と一緒に働くのは無理」とオアシスを脱退してしまった。

 これで兄弟は顔を合わせることがなくなったが、リアムがノエルのソロデビューアルバムを「マジでクソ」とディスるなど、2人の仲は最悪なまま。さらには、Twitterで、リアムの息子がノエルの娘に「おまえって、おまえの親父がブロンドのウィッグをかぶったような顔してるよな」とケンカを吹っ掛け、兄弟の因縁は次世代にまで引き継がれるのか、と世間からあきれられるようになった。

 そんなリアムとノエルのツーショットが、来年久しぶりに見られるかもしれない。リアムが再々婚することになり、挙式にノエルを招待すると明言したのだ。

 リアムは9月15日、英紙「Sunday Mirror」のインタビューで、5年以上交際しているマネジャーのデビー・グィザーに休暇先のイタリアでプロポーズしたと発表。「3度目の正直だ。オレはやるぜ」「彼女は最高。オレのヨーコ(・オノ)だ」「披露宴ではプロダンサー並みのダンスを披露してやる」と興奮気味に語り、ダンスの特訓を受けるつもりだと宣言。

 来夏に、家族や友人ら約150人をイタリアに招いて結婚式を挙げる計画を立てていると明かし、「もちろん、ノエルも招待するよ。お袋に『あんた、ちゃんと招待するのよ』と言われたからさ。あいつの玄関にも招待状が届くようにするさ」と明言した。

 先日受けたスペインの新聞紙「El Pais」のインタビューで、「ノエルは本気でオレのことを好きじゃないんだなと、確信し始めている」「オレは、あいつのことが大好きだけど。兄弟だし」と気弱に語ったリアムは、ノエルが結婚式に来てくれるかについては自信がないようで、「来ねぇだろけど」と発言。「でも、わかんねぇし。あいつら、開会式とかオープニングに手当たり次第行ってんじゃん」と期待を寄せていた。

 リアムはかなりのマザコンで、17年に英誌「Huck Magazine」で、母親には毎日、時には1日に2~3回電話していると語った。電話で「チビ男から連絡あったか?」とノエルのことを聞き、「あったわよ」と言われるたびに「チビ男も、やっとヨチヨチ歩きし始めたのか?」とバカにするため、母親から「あんた、やめなさい!」と怒られることを笑いながら明かした。ノエルも母親に電話してはリアムの動向を探っているそうで、「世間にはオレのことなんかスルー、というふりしてるくせに。オレのことが気になんだよ」とうれしそうに語っていた。

 リアムがノエル相手に起こした訴訟も、「兄弟でそんなことするなんて!」と母親が取り乱したため、お互いが妥協して訴えを取り下げるなど、2人とも母親思い。これまでも「兄弟は仲良くしなさい」との言いつけ以外は、基本的に母親の言うことを聞いてきた。今回、リアムが「ノエルを結婚式に招待する」と明言したのも、母親の「兄弟仲良く」という願いをそろそろかなえてあげたいのかもしれない。

 はたしてノエルは、リアムの結婚式に出席するのか? リアムのことを祝福し、和やかな時を過ごせるのか? さらには結婚式でオアシスをサプライズ再結成し、バンドが生んだ数々の名曲を演奏する可能性はあるのか? 期待して続報を待ちたい。