「戸棚の中がグチャグチャ」「クローゼットがすぐ散らかる」「デッドスペースを活用したい」「トイレに収納がない」など、 “片付かない”ちょっとした悩みはありませんか? 収納ライターの伊藤まきが、イライラする“収納の悩み”を“簡単で安く”解決するコツを提案します!
■今週の相談者>>>N・Hさん(28歳)富山県在住
「洗面所に、パジャマと下着を置く収納を作りたい!」
[お悩みの全体写真]
ドアが邪魔して使いにくい?

家族3人(夫婦+子ども)で、分譲戸建てに住んでいます。問題は、洗面所の収納が難しいところ。洗濯機まわりに空間がありますが、排水口が邪魔をして収納ラックが置けません。とりあえず、出窓に収納ボックスを置いて放り込んでいる状態です。また、脱いだ衣類を入れるランドリーバスケットも直置きで気になります。
排水口が邪魔で、壁側に寄せられない?

収納に悩む点が、4つあります。
[1]排水口の位置が悪い
[2]出窓まわりの空間を使いたいけど、光は塞ぎたくない
[3]お風呂のドア前にある脱衣カゴが邪魔
[4]洗面所のドアが内側に開くため、壁が使えない
この問題を解決して、パジャマ、下着、タオルを収納したいです。
【伊藤まきの回答】
Nさんの洗濯機には、キャスターが付いていますね。固定された「防水パン」と違って、可動できる「キャスター付き・洗濯機置き台」の上に置いてあります。これなら、洗濯機を置く場所が選べるはずです。
取扱説明書またはメーカーHPから、「排水ホース」の延長ができるかどうか確認をお願いしました。
Nさん宅の洗面所サイズ

Nさんが用意してくれた寸法から、上の図面を想定しました。洗濯機を寄せることで、約30cmの収納スペースが確保できそうですね。これだけの空間があれば、収納棚を設置できます。
[After]清潔感が溢れる明るい洗面所に!

さっそく、問題の[1]が解決できたと写真を送ってくれました。洗面台側に洗濯機を移動して、収納ケースを設置したとのこと。これで、出窓[2]の問題も同時解決です。洗面所に限らず、どんな空間も「自然の光」を家具やモノで遮らないようにしましょう。窓まわりを塞ぐと、掃除の目が行き届かなくなります。人間と太陽の関係は、健康面にも関係するため「光と風の入り口」は、必ず確保しましょう!
ドア周りの動線は、「キャスター付き」でスッキリ!
[After]ランドリーバスケットも可動型に!

続けて、2つのドア[3][4]問題も解決しました。お風呂場への入り口に直置きしていたランドリーバスケットを「可動型」のキャスター付きに変更したことで、洗面所のドアからの動線もスムーズになります。人が出入りする場所に障害物があると、毎日の生活にストレスを感じます。動線上にモノを置くときは、「動く家具」を選ぶことが大切です。
[完成After]可愛すぎるランドリールーム!

その後、完成した写真を添えたお便りが届きました。「あれから、洗面所のインテリアも変えました。ゴチャついた空間にプチストレスが溜まっていたので、心地よい空間作りのきっかけになりました。これからも生活スタイルに合った収納を考えていきたいと思います」とNさん。
とても素敵な完成写真と親切なメッセージをありがとうございます。Nさんの人柄を感じる、ナチュラルで優しいランドリールームです。
生活にストレスを溜めない「5つのスッキリ」対策
Nさんの言葉どおり、空間を整えることでメンタルが変わります。毎日の生活でストレスを溜めない「5つのスッキリ」とは?
[その1]窓から入る「光と風」の通り道を確保すること。
[その2]壁や床の面積が広いほど「広く見える」こと。
[その3]色の氾濫を防ぐ「テーマカラー」を統一すること。
[その4]家具や家電は「可動型」で清潔感を保つこと。
[その5]人の動線を邪魔しない「余白」を保つこと。
空間に不満を感じたら、この5項目を意識して動くことが大切です。使い勝手に満足するほど、「生活を楽しむセンス」が光ります。最後に、Nさんが希望していた「洗面所に置きたい!パジャマ収納」の件についても触れておきましょう。
「子どものパジャマと下着」収納のこと
子育てファミリーの片付けへ訪問すると、「洗面所に子どものパジャマと下着を置きたいです」と相談されます。洗面所は、子どもとママにとって、朝晩のスタート&ゴールの場所です。特に子育て中は効率的ですね。でも、子どもが自分で身支度セットを用意できるようになったら? ぜひ、「片付ける心を育てる」ために、見直しましょう。
整理収納の基本では、「家族全員が使う場所に個人の私物を置かない」が鉄則です。自分のモノを管理し責任を持つために、置くモノの「定数」や「制限」を作ります。洗面所は、家族と客人が使用する公的な場所です。みんなが必要なモノを置くと、すぐに散らかります。ただし、それは理想であって実際には、家の広さや収納の容量によって変わります。狭い空間なら、無理に置かずに「持ち込み式」を採用しましょう。
――「お片付けSOS相談」は次回、9月9日(月)に更新!
<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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