テレビ東京の“飯テロ”ドラマ、露骨な丸パクリにネタ元作者が怒りの告発「悔しくて寝れない」

 7月6日に放送された元AKBの板野友美出演のドラマ『愛しのナニワ飯』(テレビ東京系)が他の作品にそっくりだとして、パクられた作者を巻き込んでの騒動となっている。

『愛しのナニワ飯』は、〈テレビ局のADとして働く板野が、大阪への撮影の下見を命じられ、コーディネーター(甲本雅裕)とともに大阪の街へ。大阪グルメの名店を回っているうちに、東京に帰る終電を逃してしまい……〉という物語。ここ最近、地上波で見かける機会がめっきり減った板野にとって、甲本雅裕とのドラマW主演は気合の入る仕事だったに違いない。テレビ関係者が語る。

「松重豊の『孤独のグルメ』(テレビ東京)の大ヒット以降、民放各局では“飯テロ”と呼ばれる深夜のグルメドラマが大ブームになっており、今回の『愛しのナニワ飯』も深夜での連ドラ化を見据えたものでしょう。

 今年4月クールでも、西島秀俊と内野聖陽がW主演する『きのう何食べた?』(同)が話題になりましたし、朝ドラの主演女優の高畑充希も昨年、深夜枠でグルメドラマの『忘却のサチコ』(同)をやりました。ドラマは録画で視聴する人が多いので、今や放送時間は関係ありません。板野にとっては大きなチャンスだったはずです」(テレビ関係者)

 しかし、その内容はツッコミどころ満載だった。大阪のディープなグルメを紹介する漫画『ナニワめし暮らし』の作者のはたのさとしが、自分の作品に酷似しているとして、ツイッターで怒りの声を上げたのだ。

「出てくるグルメ、主人公が東京から来たとか私の漫画『ナニワめし暮らし』も同じで、タイトルも似てる…」

「タイトルやメニューが似ている為、担当編集さんから関係を聞かれましたが、関わっておりません」

「メニューがセイロンライス、ラジオ焼き、かすうどん、おでん入りお好み、串カツ、ちりとり鍋て…全部漫画ナニワめし暮らしに描いてます。そりゃ実際あるメニューだから被るかとあるかもだけど、そこまでそのままて…苦労してチョイスしたのよ」

 同様の感想を抱いたのは作者だけではなく、ネット上では、「コレ、ほとんど同じような内容の漫画を読んだ記憶がある」「ナニワめし暮らしが原作なのかな~と思ってたらパクリかよ……ひでぇドラマだな」「愛しのナニワめし…。これマジあかん案件やよな…。登場させた食べ物全部、ナニワめし暮らし と一緒という……」といった批判コメントが続出している。

 グルメドラマはすでに飽和状態に近いが、なぜここまで人気なのか? 前出のテレビ関係者はこう語る。

「第一の理由は視聴率が期待できるからですが、制作費が安く抑えられるのは大きな魅力です。グルメものは食べ物の“シズル感”で尺が稼げるため、撮影日数を短くできますし、オールロケなのでセットも不要。ロケで使われた店は宣伝になるので、店にお金を払わないケースも珍しくありません。また、グルメドラマは炎上の心配が無いのも、もてはやされる理由の1つです。上手く行けば、DVD化で大儲けできる可能性もあるので、2匹めのドジョウ狙いが後を絶たないのです」(同)

 はたのはその後、「熱演や熱いストーリー、見応えがありました。漫画との類似点云々については、何か前向きに進むよう思慮中で何も言えないのですが、関西グルメのユニークさや幅広さを知っていただくチャンスだと考えています」と、大人の態度を示したが、「悔しくて寝れない」とも述べており、心中は穏やかではないよう。

 主役の板野には何の罪もないが、連ドラ化の道は果てしなく険しそうだ。

テレビ東京の“飯テロ”ドラマ、露骨な丸パクリにネタ元作者が怒りの告発「悔しくて寝れない」

 7月6日に放送された元AKBの板野友美出演のドラマ『愛しのナニワ飯』(テレビ東京系)が他の作品にそっくりだとして、パクられた作者を巻き込んでの騒動となっている。

『愛しのナニワ飯』は、〈テレビ局のADとして働く板野が、大阪への撮影の下見を命じられ、コーディネーター(甲本雅裕)とともに大阪の街へ。大阪グルメの名店を回っているうちに、東京に帰る終電を逃してしまい……〉という物語。ここ最近、地上波で見かける機会がめっきり減った板野にとって、甲本雅裕とのドラマW主演は気合の入る仕事だったに違いない。テレビ関係者が語る。

「松重豊の『孤独のグルメ』(テレビ東京)の大ヒット以降、民放各局では“飯テロ”と呼ばれる深夜のグルメドラマが大ブームになっており、今回の『愛しのナニワ飯』も深夜での連ドラ化を見据えたものでしょう。

 今年4月クールでも、西島秀俊と内野聖陽がW主演する『きのう何食べた?』(同)が話題になりましたし、朝ドラの主演女優の高畑充希も昨年、深夜枠でグルメドラマの『忘却のサチコ』(同)をやりました。ドラマは録画で視聴する人が多いので、今や放送時間は関係ありません。板野にとっては大きなチャンスだったはずです」(テレビ関係者)

 しかし、その内容はツッコミどころ満載だった。大阪のディープなグルメを紹介する漫画『ナニワめし暮らし』の作者のはたのさとしが、自分の作品に酷似しているとして、ツイッターで怒りの声を上げたのだ。

「出てくるグルメ、主人公が東京から来たとか私の漫画『ナニワめし暮らし』も同じで、タイトルも似てる…」

「タイトルやメニューが似ている為、担当編集さんから関係を聞かれましたが、関わっておりません」

「メニューがセイロンライス、ラジオ焼き、かすうどん、おでん入りお好み、串カツ、ちりとり鍋て…全部漫画ナニワめし暮らしに描いてます。そりゃ実際あるメニューだから被るかとあるかもだけど、そこまでそのままて…苦労してチョイスしたのよ」

 同様の感想を抱いたのは作者だけではなく、ネット上では、「コレ、ほとんど同じような内容の漫画を読んだ記憶がある」「ナニワめし暮らしが原作なのかな~と思ってたらパクリかよ……ひでぇドラマだな」「愛しのナニワめし…。これマジあかん案件やよな…。登場させた食べ物全部、ナニワめし暮らし と一緒という……」といった批判コメントが続出している。

 グルメドラマはすでに飽和状態に近いが、なぜここまで人気なのか? 前出のテレビ関係者はこう語る。

「第一の理由は視聴率が期待できるからですが、制作費が安く抑えられるのは大きな魅力です。グルメものは食べ物の“シズル感”で尺が稼げるため、撮影日数を短くできますし、オールロケなのでセットも不要。ロケで使われた店は宣伝になるので、店にお金を払わないケースも珍しくありません。また、グルメドラマは炎上の心配が無いのも、もてはやされる理由の1つです。上手く行けば、DVD化で大儲けできる可能性もあるので、2匹めのドジョウ狙いが後を絶たないのです」(同)

 はたのはその後、「熱演や熱いストーリー、見応えがありました。漫画との類似点云々については、何か前向きに進むよう思慮中で何も言えないのですが、関西グルメのユニークさや幅広さを知っていただくチャンスだと考えています」と、大人の態度を示したが、「悔しくて寝れない」とも述べており、心中は穏やかではないよう。

 主役の板野には何の罪もないが、連ドラ化の道は果てしなく険しそうだ。

大泉洋『ノーサイド・ゲーム』初回13.5%の好発進も、”重厚感ゼロ”のキャストで先行き不安だらけ

 大泉洋が主演するTBS日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(日曜午後9時~)が7日に放送開始。初回は13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で好発進したものの、あまりの重厚感のなさで今後に大きな不安を抱えることになった。

 同ドラマは、人気作家・池井戸潤氏の新作同名小説が原作。主人公の君嶋隼人(大泉)は、大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン(経営戦略室次長)で、出世レースの先頭に立ち、幹部候補とまでいわれていたが、上司である滝川桂一郎・常務取締役営業本部長が主導する企業買収に異を唱えた結果、左遷人事で府中工場に総務部長として飛ばされる。

 同職では、同社のラグビーチーム「アストロズ」のGMを兼務することが慣例となっていた。かつては強豪チームだったアストロズだが、今は成績不振にあえいでいた。出世の道を絶たれた君嶋が、低迷するラグビー部の再建を課され、再起を懸けた戦いを描いた作品だ。

 池井戸氏とTBS日曜劇場がタッグを組んだ作品は、これまで『半沢直樹』(2013年、堺雅人主演)、『ルーズヴェルト・ゲーム』(14年、唐沢寿明主演)、『下町ロケット』(15年、阿部寛主演)、『陸王』(17年、役所広司主演)、『下町ロケット2』(18年、阿部主演)と5作が放送され、いずれも高視聴率をマークしてきた。TBSにとって、池井戸氏はまさにヒットメーカーといえるありがたい存在だ。

 前作の『下町ロケット2』初回が13.9%だったことを思えば、『ノーサイド・ゲーム』初回の13.5%はかなり健闘した数字といえそうだが、問題はこの先だ。

「これまでの池井戸氏の作品と明らかに違うのは、主演を含めたメインキャストのランクが一枚も二枚も落ちていることです。大泉の演技力がどうこうではなく、堺を始めとした、過去の池井戸作品の主役と比べると、格落ちします。大泉のワキを固めるキャストは、松たか子、上川隆也、西郷輝彦、大谷亮平、渡辺裕之、中村芝翫、高橋光臣、眞栄田郷敦、阿部純子といった面々ですが、これまた過去の池井戸作品より、かなり弱く、重厚感がない。TBSにとっては看板ドラマ枠ですが、この面子では、視聴率的にも苦戦しそうな雰囲気が漂ってきます。それに大泉はバラエティ色が強いので、池井戸作品、日曜劇場にはフィットしない印象も。池井戸作品はブランドでもありますから、さすがに1ケタというのはないでしょうが、これまでのような高視聴率をマークするのは厳しいかもしれませんね」(テレビ誌関係者)

 せっかくの池井戸作品なのに、『ノーサイド・ゲーム』は“経費削減”状態で臨むことになったが、日曜劇場では、10月期には木村拓哉が天才シェフ役を演じるドラマ(タイトル未定)をオンエアする。木村の主演ドラマはなにかとコストがかかってしまうのが定番だ。そのために、7月期は“ローコスト”でいくということなのか。実にもったいない気もするのだが……。

大泉洋『ノーサイド・ゲーム』初回13.5%の好発進も、”重厚感ゼロ”のキャストで先行き不安だらけ

 大泉洋が主演するTBS日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(日曜午後9時~)が7日に放送開始。初回は13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で好発進したものの、あまりの重厚感のなさで今後に大きな不安を抱えることになった。

 同ドラマは、人気作家・池井戸潤氏の新作同名小説が原作。主人公の君嶋隼人(大泉)は、大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン(経営戦略室次長)で、出世レースの先頭に立ち、幹部候補とまでいわれていたが、上司である滝川桂一郎・常務取締役営業本部長が主導する企業買収に異を唱えた結果、左遷人事で府中工場に総務部長として飛ばされる。

 同職では、同社のラグビーチーム「アストロズ」のGMを兼務することが慣例となっていた。かつては強豪チームだったアストロズだが、今は成績不振にあえいでいた。出世の道を絶たれた君嶋が、低迷するラグビー部の再建を課され、再起を懸けた戦いを描いた作品だ。

 池井戸氏とTBS日曜劇場がタッグを組んだ作品は、これまで『半沢直樹』(2013年、堺雅人主演)、『ルーズヴェルト・ゲーム』(14年、唐沢寿明主演)、『下町ロケット』(15年、阿部寛主演)、『陸王』(17年、役所広司主演)、『下町ロケット2』(18年、阿部主演)と5作が放送され、いずれも高視聴率をマークしてきた。TBSにとって、池井戸氏はまさにヒットメーカーといえるありがたい存在だ。

 前作の『下町ロケット2』初回が13.9%だったことを思えば、『ノーサイド・ゲーム』初回の13.5%はかなり健闘した数字といえそうだが、問題はこの先だ。

「これまでの池井戸氏の作品と明らかに違うのは、主演を含めたメインキャストのランクが一枚も二枚も落ちていることです。大泉の演技力がどうこうではなく、堺を始めとした、過去の池井戸作品の主役と比べると、格落ちします。大泉のワキを固めるキャストは、松たか子、上川隆也、西郷輝彦、大谷亮平、渡辺裕之、中村芝翫、高橋光臣、眞栄田郷敦、阿部純子といった面々ですが、これまた過去の池井戸作品より、かなり弱く、重厚感がない。TBSにとっては看板ドラマ枠ですが、この面子では、視聴率的にも苦戦しそうな雰囲気が漂ってきます。それに大泉はバラエティ色が強いので、池井戸作品、日曜劇場にはフィットしない印象も。池井戸作品はブランドでもありますから、さすがに1ケタというのはないでしょうが、これまでのような高視聴率をマークするのは厳しいかもしれませんね」(テレビ誌関係者)

 せっかくの池井戸作品なのに、『ノーサイド・ゲーム』は“経費削減”状態で臨むことになったが、日曜劇場では、10月期には木村拓哉が天才シェフ役を演じるドラマ(タイトル未定)をオンエアする。木村の主演ドラマはなにかとコストがかかってしまうのが定番だ。そのために、7月期は“ローコスト”でいくということなのか。実にもったいない気もするのだが……。

『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』劇場公開!! 佐川一政が再会を願った女優・里見瑤子との20年

 パリ人肉事件を起こした佐川一政の近況を追ったドキュメンタリー映画『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』が7月12日(金)より劇場公開される。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門審査員特別賞を受賞したものの、衝撃的な内容から国内の配給会社はどこも手を出さず、日刊サイゾーの兄弟サイト「TOCANA」が配給することになった、いわく付きの問題作だ。

 全編、ほぼ佐川一政と脳梗塞で倒れた兄の介護に努める弟・純さんしか登場しない静謐さを極めた作品だが、ピンク映画界で長く活躍する女優・里見瑤子が後半から姿を見せる。寝たきり状態が続く佐川にとっては、まさに神々しさを感じさせる女神のような存在となっている。実は里見にとって佐川と映像作品で共演するのは、これが2度目だった。20年間にわたる佐川との不思議な関わりを、里見に語ってもらった。

<佐川純さんへのインタビューはこちらから>

 里見は、ピンク映画界では、出演作140本を超えるベテラン女優として知られている。高取英が演出する『聖ミカエラ学園漂流記』などの舞台にも出演。また、今春公開されたドキュメンタリー映画『新宿タイガー』では、新宿きっての名物男・新宿タイガーから「あなたは女神だ、天女だ」と酒の席で称賛される様子が映し出されていた。女優・里見瑤子は、マイノリティー界の人々を魅了するものを持っているようだ。

「大変な映画好きで有名な新宿タイガーさんにあんなふうに持ち上げられると、『女優って、すごい職業なんだな。観た人を元気づけられる、素晴らしい仕事なんだな』と思えてきますよね。あくまでも私個人じゃなくて、女優という職業が──ですが(笑)。マイナーな世界を扱うことなしに、ピンク映画はありえないでしょうね。大学生だった私がピンク映画に出ることになったのは、小林悟監督との出会いでした。小林監督が撮った映画は卑猥だという理由で警察官にスクリーンを破かれ、裁判騒ぎになり、後に“ピンク映画”と呼ばれるようなったんです。その話を知って、『ピンク映画ってかっこいいな、小林監督と一緒に仕事したいな』 と思ったんです。それからピンク映画に140本ほど出ていますが、ピンク映画界では200~300本出ている人も少なくないので、私なんかまだまだ(笑)。予算はないけど、スタッフとキャストが知恵と汗を絞って撮り上げるのがピンク映画。それが楽しいんです」

 問題作『カニバ』を撮ったのは、ハーバード大学感覚民族誌学 研究所に所属するフランス人学者であり、映画作家でもあるヴェレナ・パラヴェルと、同研究所に勤めるディレクターのルーシァン・キャステーヌ=テイラーの2人。“ピンク四天王”として活躍した佐藤寿保監督の作品を観て、ピンク映画のアバンギャルドさにハマり、佐藤監督が撮った日仏合作映画『眼球の夢』(16)のプロデュースも2人は手掛けている。

「ヴェレナとルーシァンはピンク映画に興味があったようですが、カニバリズムについての作品も考えていて、世界中のカニバリストの中で唯一会うことができるのは佐川一政さんだけだったことから、日本に取材に来たようです。でも、佐川さんは脳梗塞で倒れてからは体調がすぐれず、口数も少ない状況。それでヴェレナたちが佐川さんに『何かしたいことは?』と尋ねたところ、私と会いたいと話したそうなんです。そのことを佐藤監督から聞いて、まずはヴェレナたちに会って、佐川さんとの出会いを話すことにしたんです」

 里見は、佐川とは20年前に会っていた。しかも、それは高槻彰監督の『実録SEX犯罪ファイル』という1998年にリリースされたアダルトビデオ作品の撮影現場で、2人は共演者として邂逅していた。今回の『カニバ』の中で佐川が若い女性を相手にベッドや浴室で絡む映像が挿入されているが、編集で顔が映らないようになっているその若い女性こそが、里中ゆりという名義で出演していた20年前の里見だった。

「当時の私は、ピンク映画とかアダルトビデオとかの違いがわからずに仕事していたんです。高槻監督からは『ちょっと変わった作家、一夜を一緒に過ごし、3回絡みがある』という条件を事前に説明されて出演しました。私はパリで起きた事件のことを知らずに、佐川さんのアパートを訪ねたんです。そこで映画の話をしたり、『今度食事に行きましょう』 みたいなおしゃべりをして過ごしていたんですが、途中で高槻監督が事件被害者の女性の写真を取り出して、『それでも映画を観に行けますか? 一緒に食事に行けますか? 絡み、できますか?』と私に訊くわけです。意地の悪い企画ですよね。佐川さんとの絡みですが、ご両親が近くに暮らしていて、撮影があることを話していなかったみたいなんです。いつも家族そろって食事をしていた佐川さんがアパートから出てこないことを心配して、ちょうど絡みのときにドアのチャイムが鳴ったりして、その後もうまくできなかった記憶があります」

 このときの体験は、2人にとって大きな意味を持つものとなる。里見はドキュメンタリー性の強いアダルトビデオから、脚本があり、役を演じることが前提であるピンク映画へと路線を定め、それまでは出演するメディアごとに変えていた芸名を里見瑤子で統一するようになる。女性に対してコンプレックスを長年抱いていた佐川にとっても里見は忘れられない女性となり、しばらくは交流が続いたという。

「その頃の佐川さんは交友関係が広くて、芸能人みたいにきれいな女性をよく連れていました。恒例のバーベキュー大会を開いていましたし、ほかの女友達と一緒に日光まで旅行したこともあります。そのときは、ドキュメンタリー監督の森達也さんが同行していて、カメラを回していました。森さんが撮った映像が作品になったかどうかはわかりません。佐川さんとはそんな感じの交流が一時期ありましたが、特にケンカ別れしたとかではなく、なんとなく疎遠になっていったんです。『カニバ』の撮影は久々の再会でした」

 里見はヴェレナとルーシァンの両監督に、佐川との出会いやアダルトビデオ≒ドキュメンタリーの撮影現場での思い出が彼女にとって決していいものではなかったことを懸命に語ったという。2日間という短い日数だが、『カニバ』の撮影に参加。だが、完成した『カニバ』を観て、『実録SEX犯罪ファイル』の映像が使われていたことに里見は驚く。

「顔は映っていませんが、すぐにこれは自分だとわかりました。両監督から使用するための承諾を求められたか? いいえ、それはないです。女優って、監督や脚本家と違って、出演作に対する著作権がないんです。『実録SEX犯罪ファイル』としての映像が使われているのではなく、佐川さんがビデオ作品にかつて出ていたことを伝えるためにたまたま選ばれた作品なんだと私は思っています。だから、私の顔を見せないようにしているんじゃないでしょうか。友達からは言われます、『嫌な作品は断ればいいのに』と。でも、私にはそれができないんです。オファーされた作品は、すべて受けるようにしています。断るのは、スケジュールが合わないときだけ。自分から『こんな作品に出たい』とアピールすることもしません。仕事を選ぶという発想が私にはないんです」

 久々に再会した佐川とは会話を続けることが難しかったので、里見が佐川をスケッチするなど、絵でのコミュニケーションを図ったという。両監督が用意したメイド服に着替えることには抵抗を感じたが、メイド服姿になった里見は佐川を車椅子に乗せ、近くの公園へ連れ出すことにも成功した。どんなオファーが来ても、全身で対応してみせる女優・里見瑤子。包容力、懐の深さを感じさせる。

「私自身は、包容力なんて、ないんですけど(笑)。3~4週間ほどですが、ストリップ劇場で踊り子をしたことがあります。踊り子がショーを見せるステージとは別に、劇場の一角に“ぬきぬきルーム”という部屋があって、そこで踊り子とは違う女の子たちが男性客を相手にサービスをしているんです。おじさんたちはうれしそうな顔で、部屋に向かうわけです。そんなおじさんたちを相手にしている女の子たちはミューズだなぁ、女神だなぁと感じます。決して、お金だけじゃないと思うんです。踊り子がステージで脚を広げていると、おじいちゃんが『ありがたや』と手を合わせて拝んでいるわけです。その姿にはウソはないと思いますし、そんな女優と観客との一対一の関係性こそが大切なんじゃないのかなって私は思うんです。佐川さんが私のことをどう思ったのかは、全然わかりませんけど」

 女優・里見瑤子が、やはり女神に思えてくる。佐川はそんな女神に救済されることを、ずっと待ち望んでいたのではないだろうか。

(取材・文=長野辰次)

『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』

監督・撮影・編集・製作/ヴェレナ・パラヴェル、ルーシァン・キャステーヌ=テイラー

出演/佐川一政、佐川純、里見瑤子

配給/TOCANA  R15+ 7月12日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー

(c)Norte Productions,S.E.L

https://caniba-movie.com

ジャニー社長死去――深夜ジャニーズタレントが集結した“ある場所”と、マスコミの大騒動

 ジャニーズ事務所は7月9日、ジャニー喜多川社長が永眠したと発表した。情報解禁時間となっていた同日午後11時30分から、テレビ各局が速報を伝えていたが、この少し前から各マスコミは、蜂の巣をつついたような大騒動になっていたという。

「午後10時頃から、芸能マスコミの間で『間もなくジャニーズが重大発表を行う』という情報が駆け巡りました。その発端はほかならぬジャニーズ事務所だったようで、一部のメディアには『発表FAXを送る』と事前連絡があったことが判明。そしてその約30分後、訃報を伝える長文のFAXが、各メディアに送られてきたのです」(テレビ局関係者)

 先月の緊急搬送後、多くのメディアは“万が一”の時に備えていたというものの、このタイミングで発表されることを掴んでいたメディア関係者は、皆無だったようだ。

「葬儀については、所属タレントとジャニーズJr.のみの『家族葬』とされており、日時や場所については明らかにされなかった。それでも、何らかの情報をつかむべく、関係各所に記者やカメラマンが派遣されました」(同)

 こうして東京・港区のジャニーズ事務所、また渋谷区にあるジャニー氏の自宅マンション、さらには入院先の病院にも、報道陣が大挙したという。

「その中でも最も動きがあったのは、ジャニー氏やJr.の“稽古場”でもあったジャニーズの関連ビルです。深夜にもかかわらず、多くのフロアは照明がついたままで、入口付近には複数のガードマンや、スーツ姿のスタッフとみられる男性が集結。そして次々と、ジャニーズの使用する移動車が確認されました」(週刊誌記者)

 日をまたいで明け方近くになっても、車の出入りは続いていたそうだ。

「デビュー組は移動車で乗りつけたものの、Jr.はタクシーでビルに駆けつけ、マスコミだけでなく、“ヤラカシ”(マナーの悪い追っかけファン)も集まる事態に。現場では『タレントたちは、ここでジャニーさんと最後のお別れをしているのかもしれない』とささやかれていました」(同)

 こうしたマスコミの大騒動からも、「芸能界における“ジャニー喜多川”という存在の大きさを感じる」(同)という。一夜明け、各メディアが訃報を大々的に取り上げる中、多くの人がその死を悼んでいる。ジャニー氏の冥福を心よりお祈りしたい。

ジャニー社長死去――深夜ジャニーズタレントが集結した“ある場所”と、マスコミの大騒動

 ジャニーズ事務所は7月9日、ジャニー喜多川社長が永眠したと発表した。情報解禁時間となっていた同日午後11時30分から、テレビ各局が速報を伝えていたが、この少し前から各マスコミは、蜂の巣をつついたような大騒動になっていたという。

「午後10時頃から、芸能マスコミの間で『間もなくジャニーズが重大発表を行う』という情報が駆け巡りました。その発端はほかならぬジャニーズ事務所だったようで、一部のメディアには『発表FAXを送る』と事前連絡があったことが判明。そしてその約30分後、訃報を伝える長文のFAXが、各メディアに送られてきたのです」(テレビ局関係者)

 先月の緊急搬送後、多くのメディアは“万が一”の時に備えていたというものの、このタイミングで発表されることを掴んでいたメディア関係者は、皆無だったようだ。

「葬儀については、所属タレントとジャニーズJr.のみの『家族葬』とされており、日時や場所については明らかにされなかった。それでも、何らかの情報をつかむべく、関係各所に記者やカメラマンが派遣されました」(同)

 こうして東京・港区のジャニーズ事務所、また渋谷区にあるジャニー氏の自宅マンション、さらには入院先の病院にも、報道陣が大挙したという。

「その中でも最も動きがあったのは、ジャニー氏やJr.の“稽古場”でもあったジャニーズの関連ビルです。深夜にもかかわらず、多くのフロアは照明がついたままで、入口付近には複数のガードマンや、スーツ姿のスタッフとみられる男性が集結。そして次々と、ジャニーズの使用する移動車が確認されました」(週刊誌記者)

 日をまたいで明け方近くになっても、車の出入りは続いていたそうだ。

「デビュー組は移動車で乗りつけたものの、Jr.はタクシーでビルに駆けつけ、マスコミだけでなく、“ヤラカシ”(マナーの悪い追っかけファン)も集まる事態に。現場では『タレントたちは、ここでジャニーさんと最後のお別れをしているのかもしれない』とささやかれていました」(同)

 こうしたマスコミの大騒動からも、「芸能界における“ジャニー喜多川”という存在の大きさを感じる」(同)という。一夜明け、各メディアが訃報を大々的に取り上げる中、多くの人がその死を悼んでいる。ジャニー氏の冥福を心よりお祈りしたい。

関西ジャニーズJr.・高橋恭平、嵐の楽曲名を間違える! 「だめだよ」「焦った」とファン衝撃

 関西ジャニーズJr.のメンバーが週替わりでパーソナリティーを務めるラジオ番組『関西ジャニーズJr.のバリバリサウンド』(FM OH!85.1)。7月9日の放送は、関西Jr.内ユニット「なにわ男子」藤原丈一郎、大橋和也、高橋恭平が出演した。

 この日、オープニングからいきなり高橋が「始まって早々なんですけど、この場を借りて言いたいことがあるんですよ!」と興奮気味に語り出す。なんでも、番組前にトイレへ入った際、用を足してズボンを履いた後、突然トイレから“機械音”がしたのだそう。「俺が呼んでへんのに、勝手にウォシュレットが出てきた!」と気づき、パニック状態になった高橋は、ひとまず洋服が濡れないよう、ズボンをまた脱いで「“身”で耐えた」とのこと。

 高橋はこの出来事をどうしても話したかったそうだが、藤原は「いろいろおかしいわ!」と呆れた様子。大橋が「恭平と仲良くなりたかったってことやん、ウォシュレットが」とフォローを入れるも、どうやら高橋はピンと来なかったらしく、「いや、そんなんじゃないッス」とあっさりスルー。せっかくの助け船を流された大橋は、「拾えや!」と豪快なツッコミを入れていた。

 その後、番組内で嵐のデビュー20周年を記念した楽曲「5×20(ファイブ・バイ・トゥエンティ)」を紹介する際には、ちょっとした事件が勃発。曲紹介を担当した高橋は、曲名を「ファイブ・バ“ド”・トゥエンティ」と言い間違え、そのまま曲がスタート。曲が終わると、大橋から改めて曲名が紹介されたのだが、「ファイブ・バ“イ”・トゥエンティでした!」と、高橋が間違えた部分を強調。またしても大橋が、高橋をさりげなくフォローしていたのだ。

 この放送を聞いていたファンからは、「恭平くんの間違いをちゃんと修正してくれる大橋くんの優しさ~!」「大橋×高橋コンビの相性が最高な回だったね。でも、先輩の曲名は間違えちゃダメだよ(笑)」「恭平くんが曲名間違えたとき焦ったけど、和也くんがしっかり修正しててさすがだった」との声が。生放送の番組だからこそ、番組を円滑に進めるためにはメンバー同士の“助け合い”が必要なのだろう。
(アズマミサト)

石原さとみ『Heaven?』、初回10.8%も「もう見ない」「途中でやめた」と“離脱者”続出のワケ

 石原さとみ主演のドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)の第1話が7月9日に放送され、平均視聴率10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。ギリギリ2ケタ発進となったが、視聴者からは「演出がかなりスベってる」「全然面白くない……」と、酷評が相次いでいる。

「同作は、同名漫画が原作で、石原演じる風変りなフレンチレストランオーナー・黒須仮名子と、オーナーに振り回される個性的な従業員たちによるコメディ。第1話では、フレンチレストランでの勤務経験がある伊賀観(福士蒼汰)が、黒須(石原)にスカウトされるところからスタート。伊賀は『理想のレストランを作る』という黒須のもとで働くこととなり、なんとか新しい店のオープンにまでこぎつける、という内容でした」(芸能ライター)

 初回にしてすでに、「来週からは見なくていいや」「1話だったけどキツくて途中で離脱した」という声が続出していた。

「第1話は、福士演じる伊賀の視点で物語が進んでいったのですが、ネット上では『セリフが棒読みで見ててしんどい』『この演技力でよくメインキャストに入れたね』と、散々な言われようでした。主演の石原についても、『何年も女優やってるのに、演技の幅が狭すぎる』『演技がわざとらしくてイライラする』との不満が。2018年に同局で放送された『アンナチュラル』では、やや影のある役が好評でしたが、今回演じた“気の強い女性”は、『石原さとみがこの役やると、ただの嫌な女って感じ』『「アンナチュラル」の方がハマり役だったなあ』などと言われています」(同)

 しかし、視聴者からもっとも不評だったのは、ドラマの“演出”だったよう。

「登場人物が“心の声”で話す際、頭の上に青白い顔が登場。幽霊のような登場人物が、自身の気持ちを語るという演出が続きました。ネット上では『あの“幽体離脱”みたいな演出何なの? 全然面白くないんだけど』『変なCGが多すぎ。サムくて見てられない』と、とにかく不評でした。また、黒須の無茶ぶりに対して、従業員が“諦めの笑顔”を見せるシーンが多々あるのですが、なぜか毎回、背後に“諦観”という文字が画面に出ており、これにも『“諦観”がしつこすぎる。これからずっとだと思うとウンザリする』『演出が何もかもスベってるな。作ってる人たちだけが楽しいドラマ』と、酷評が目立ちました」(同)

 早くも“離脱者”が相次いでいる様子の『Heaven?』だが、このまま視聴率2ケタをキープできるのだろうか。ドラマの展開とともに注目したい。