東山紀之、『刑事7人』シリーズ化で、テレ朝とジャニーズの癒着がさらに加速する!

 7月10日、少年隊の東山紀之がテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』に生出演し、9日に解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で亡くなったジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏をしのんだ。

「東山は、この日同局でスタートする主演ドラマ『刑事7人』の番組宣伝で出演することが決まっていましたが、かなりツラいタイミングとなってしまった。それでも、『倒れて3週間あった。ゆっくり時間をかけてさよならすることできたので。安らかな顔で天国に行きましたので』と気丈にコメント。『川崎に住んでいた男の子をよく見つけてくれたなというのが一番の思い出になりますかね』と、自身がスカウトされたときのことを思い返していました」(テレビ誌ライター)

 2015年からスタートした『刑事7人』は、今回でシーズン5を迎えている。

「シーズン1、シーズン2と視聴率は2ケタに届くかどうかというレベルでしたが、シーズン3以降、2ケタは堅く、さらに上の数字まで見込めている期待の作品。今回も、局内で期待する声は多い」(テレビ関係者)

 シーズン4からは吉田鋼太郎、北大路欣也、田辺誠一と役者陣も一層、重厚になっている。

「テレ朝内では『相棒』が刑事ドラマの中では一番ですが、それに並ぶ刑事ドラマの人気シリーズを作ることが局員の課題となっている。さらに、テレ朝が念頭に置いているのは、ジャニーズ事務所との強固な関係作り。木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』や、井ノ原快彦主演の『特捜9』もありますが、やはりフジテレビ、日本テレビと比べると、まだまだ関係は希薄と見ている。『刑事7人』の数字が振るわなくとも、続編を重ねてきたのはそんな背景があるからです。今後は『相棒』に並ぶコンテンツとして映画化も見据えているそうで、シーズン5の視聴率しだいではその動きも早まるかもしれません」(前出・テレビ関係者)

 華やかなエンターテインメントが好きだったジャニー社長も、東山の雄姿をスクリーンで観たかったに違いない。

杏『偽装不倫』、消えたイケメン韓国人設定と宮沢氷魚の顔面レベルに原作ファンが大ブーイング!

 原作ファンは色んな意味で納得できなかったようだ。

 7月10日に放送された杏主演のドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)の平均視聴率が、10.1%だったことがわかった。

 原作は『東京タラレバ娘』などで知られる東村アキコの同名漫画で、32歳独身の主人公が博多へ一人旅に向かう飛行機の中でイケメンに対し、「既婚者」だと嘘をついたことから始まるラブコメディ。しかし、原作での“肝”となる設定が変更されていたことで、ネット上ではブーイングが飛び交っている。

「原作ではこのイケメンが韓国人なのに対し、ドラマでは宮沢氷魚演じる日本人に変更されています。昨今は、日韓関係の冷え込みが深刻化している。また第1話では主人公が旅先で出会った男性に『不貞しませんか?』と提案されてあっさり抱かれてしまうという内容だっただけに、原作どおりに描けば『韓国人に日本人は簡単に抱けると思われる』などと、局やスポンサーにクレームが殺到した可能性が高かった。おそらく、それを見越して設定を日本人に変えたのでしょう」(テレビ誌ライター)

 しかし、政治とは裏腹に女性たちの間で韓流は浸透しており、韓国イケメンとの恋愛に胸キュンしていた原作ファンにとっては肩透かしとなったようだ。

 さらに、その設定以上にガッカリされているのが、「イケメン」役の宮沢の顔面偏差値の低さについて。ネット上では「まったくイケメンじゃない!チェンジで」「もうちょい顔がいい若手いなかったのか」「相手役がブサイクなうえに棒。杏は家に帰っても棒がいるのにかわいそう」「竹内涼真くらいじゃないと」と散々な言われようだ。

「当初、日テレは杏サイドと彼女のヒット作『花咲舞が黙ってない』の続編をオファーし、承諾を得ていた。しかし、正式発表前に情報が漏れて、一部週刊誌にすっぱ抜かれたことで急遽、杏サイドから変更要求が出て差し替えになったと言われています。そのため、思ったような配役ができなかったのかもしれません」

宮沢の父親は『THE BOOM』のボーカル・宮沢和史だが、今回ばかりは親しみやすい『島唄』な雰囲気よりも、現実感とかけ離れた世界観を視聴者は求めていたのかもしれない。

元フジ・田中大貴アナ、女性トラブルで所属事務所のオスカープロをクビになった顛末

 元フジテレビのフリーアナウンサー、田中大貴が女性トラブルで所属事務所のオスカープロモーションをクビになっていたことがわかった。11日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。

 報道によると、女性トラブルとは6月中旬に田中の出張先で行なわれた合コンで起きたもの。田中は介抱と称して、泥酔した合コン参加者の女子大学院生を自身が宿泊するホテルに連れ込み、数日後に女子大学院生の母親から所属事務所に「田中に乱暴された」と訴える電話があったという。 事態を重く見たオスカーは翌日付で契約解除に踏み切った、というのが事の次第。

「事務所の聞き取りに対して、田中は男女関係を否定したそうですが、昨今は女性トラブルに厳しいご時世なので、真偽のほどはともかく、大事になる前にオスカーは田中のクビを切ったのでしょう。しかし、妻子持ちであるにもかかわらず、出張先で合コンに参加するなんて、どう否定しようともその気が十分あったと言うしかないでしょう。そもそも、彼はフジ時代から素行に問題があった」(スポーツ紙記者)

 2003年に慶應義塾大学を卒業後、フジに入社した田中は情報番組などで主にスポーツ担当。長身とさわやかなルックスで、イケメンアナとして人気を集めた。だが、一昨年5月に「週刊女性」(主婦と生活社)で、怪しい副業に手を染めていることが報じられた。

「知り合いの会社経営者などに、後輩の女子アナやモデルなどとの合コンをセッティングし、女性に渡るべきタクシー代などを自分の懐に入れて私腹を肥やしていたそうです。また、局に黙ってトークショーの司会のバイトをした上、金銭トラブルも起こしていました。その結果、当時出演していた深夜の報道番組『ユアタイム』(16年4月~17年9月放送)を降板させられ、社内に居場所がなくなったためにフリーへ転身した、というのが実際のところ。決して“円満退社”とは言えないのです」(同)

 花形職業であるフジのアナウンサーから退社を余儀なくされ、フリーになったはいいが、不祥事に足をすくわれてしまうという一連の流れは、田中と同じくフジ出身の長谷川豊を想起させる。

「長谷川もまた横領疑惑でフリーへ転身せざるを得なくなり独立したものの、舌禍による炎上騒ぎをたびたび起こしています。最近も、今夏の参院選比例代表に日本維新の会公認で立候補予定でしたが、被差別部落への差別を助長する発言がもとで公認が取り消され、立候補を断念しました」(同)

 田中や長谷川の体たらくを見るにつけ、前職場をキレイに辞められたかどうかが、その後のキャリアにとっていかに大事か改めて痛感させられる。

元フジ・田中大貴アナ、女性トラブルで所属事務所のオスカープロをクビになった顛末

 元フジテレビのフリーアナウンサー、田中大貴が女性トラブルで所属事務所のオスカープロモーションをクビになっていたことがわかった。11日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。

 報道によると、女性トラブルとは6月中旬に田中の出張先で行なわれた合コンで起きたもの。田中は介抱と称して、泥酔した合コン参加者の女子大学院生を自身が宿泊するホテルに連れ込み、数日後に女子大学院生の母親から所属事務所に「田中に乱暴された」と訴える電話があったという。 事態を重く見たオスカーは翌日付で契約解除に踏み切った、というのが事の次第。

「事務所の聞き取りに対して、田中は男女関係を否定したそうですが、昨今は女性トラブルに厳しいご時世なので、真偽のほどはともかく、大事になる前にオスカーは田中のクビを切ったのでしょう。しかし、妻子持ちであるにもかかわらず、出張先で合コンに参加するなんて、どう否定しようともその気が十分あったと言うしかないでしょう。そもそも、彼はフジ時代から素行に問題があった」(スポーツ紙記者)

 2003年に慶應義塾大学を卒業後、フジに入社した田中は情報番組などで主にスポーツ担当。長身とさわやかなルックスで、イケメンアナとして人気を集めた。だが、一昨年5月に「週刊女性」(主婦と生活社)で、怪しい副業に手を染めていることが報じられた。

「知り合いの会社経営者などに、後輩の女子アナやモデルなどとの合コンをセッティングし、女性に渡るべきタクシー代などを自分の懐に入れて私腹を肥やしていたそうです。また、局に黙ってトークショーの司会のバイトをした上、金銭トラブルも起こしていました。その結果、当時出演していた深夜の報道番組『ユアタイム』(16年4月~17年9月放送)を降板させられ、社内に居場所がなくなったためにフリーへ転身した、というのが実際のところ。決して“円満退社”とは言えないのです」(同)

 花形職業であるフジのアナウンサーから退社を余儀なくされ、フリーになったはいいが、不祥事に足をすくわれてしまうという一連の流れは、田中と同じくフジ出身の長谷川豊を想起させる。

「長谷川もまた横領疑惑でフリーへ転身せざるを得なくなり独立したものの、舌禍による炎上騒ぎをたびたび起こしています。最近も、今夏の参院選比例代表に日本維新の会公認で立候補予定でしたが、被差別部落への差別を助長する発言がもとで公認が取り消され、立候補を断念しました」(同)

 田中や長谷川の体たらくを見るにつけ、前職場をキレイに辞められたかどうかが、その後のキャリアにとっていかに大事か改めて痛感させられる。

倉持由香、「ついにタワマンを購入しました!」グラビア一本で成り上がった驚きの”ニッチ戦略”

 グラビアアイドルの倉持由香が9日、自身のTwitterでタワーマンションを購入したことを報告した。

 倉持は「ついにタワマンを購入しました〜〜!!!」とのツイートとともに、新居の画像や住宅ローン「フラット35」の書類の写真を投稿。そして、死ぬ気でローンを返済していくと、決意をつづっている。

「何よりも驚いたのは、だださえ芸能人には銀行の融資が下りにくいのに、グラドルの倉持が住宅ローンの審査に通ったこと。体が資本のグラドルが活躍できるのは、ごく短い期間ですからね。35年もの長期の融資を受けられたのは意外です。もちろんガッツリ稼いで繰り上げ返済をするなり、適当な時期に売却して残債と相殺するなり、いろいろと考えてはいるのでしょうが」(グラビア誌編集者)

 倉持が購入したのは、都心に立地する中古のタワマン。駅からも近く、間取りは2LDK。そして、その前に住んでいたのも賃貸のタワマンだった。収入の相当部分を家賃に注ぎ込んでいたそうだが、それもこれもデビューしてから数年間は当時の事務所の床で寝泊まりしていたため、タワマンのような豪華な住居への憧れが強かったからだという。

「ああ見えて、倉持はなかなかの苦労人。昨今は雑誌や写真集など、グラビアは48グループや坂道シリーズが独占しており、本職のグラドルにとって冬の時代。そんな中、彼女は自身の境遇を嘆くわけでもなく、持ち前の自己プロデュース力でここまでのし上がってきました」(同)

 倉持は“100cmのもっちりヒップ”をキャッチコピーに、自身を「尻職人」と称して巨尻を強調した自撮り画像を2013年頃からTwitterに投稿。SNSの活用は、雑誌グラビアをグループアイドルに奪われたために意識的に行ったニッチ戦略で、他のグラドル仲間とともに「グラドル自画撮り部」を立ち上げた。その結果、3,000人程度にすぎなかったTwitterのフォロワー数が、尻職人を名乗るようになってから飛躍的に伸び、現在は39万人を超えるまでになっている。

「とはいえ、雑誌グラビアやゴールデンタイムのテレビ番組などにたびたび登場することが売れっ子と定義するならば、現在も倉持は売れっ子とは言えません。しかし、SNSやネット番組など、グループアイドルの勢力が及ばない分野を独自に開拓することで、タワマンを購入できるほどの収入を得るようになったわけですから大したものです。最近では彼女の仕事術が注目され、『グラビアアイドルの仕事論 打算と反骨のSNSプロデュース術』(星海社新書)を出版するなど、その活動は写真集のみならず、ビジネス書の分野にまで及んでいます。今や、単なるグラドルの域を越えつつあるほど」(同)

 倉持のタワマン購入は、グループアイドルに駆逐された不遇のグラドルにとって、やり方次第で活躍の場を広げられるといった、大きな気づきと励みを与えるに違いない。

人気シリーズの「続編」チェック! 『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』DVDプレゼント

 サイ女読者の皆さま、『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』という映画をご存じでしょうか。ジョニー・デップ主演による世界的大ヒットシリーズの第5弾。本作では、ベールに包まれてきた孤高の海賊・ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の誕生の秘密が明らかになります。原題の「デッド・メン・テル・ノー・テイルズ」は「死人に口無し」を意味しているそうですが、一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじを見てきましょう!

 ジャック・スパロウと海賊軍団が、英国海軍に勝利した決戦の日から十数年後。ある夜の海、12歳の少年・ヘンリーターナー(ブレントン・スウェイツ)は、ボートに乗って「フライング・ダッチマン号」に拘束されている、父・ウィルターナー(オーランド・ブルーム)に会いに行った。ヘンリーは、10年に一度しか陸に上がれない呪いをかけられたウィルの呪いを解こうと、「最後の海賊」だけが見つけ出せる秘宝「ポセイドンの槍」を探すため、ジャック・スパロウに近づこうとする。しかし、ヘンリーを心配するウィルに「ジャックに関わるな!」と反対され、陸へ戻されてしまう。それから9年後、21歳になったヘンリーは、英国海軍の船「モナーク号」の乗組員として勤務し、ウィルの呪いを解くチャンスを待つが……。

 日本吹替版では、実写映画の吹き替え初挑戦の俳優・中川大志がヘンリー・ターナーを、女優・栗山千明が物語の鍵を握る女性天文学者カリーナ・スミスをそれぞれ担当。こちらも要注目です。

 今回は、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン最後の海賊』DVDを3名の方にプレゼント。『パイレーツ・オブ・カリビアン』の第一作目は見たことがあるけれど、のちのシリーズは見ていないという人も少なくないのでは? サイ女読者の皆さま、奮ってご応募ください。お待ちしております!

※7月22日正午〆

ご応募はこちらから
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【ROLAND】「俺か、俺以外か。」名言を連発する現代ホスト界の帝王、その新たな野望とは?

――「自分に嘘をついたことは一度もない」。虚構渦巻く歌舞伎町の夜をくぐり抜け、実業家に転身したROLANDの現在地。

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(写真/石黒淳二)

 ギリシャ神話の美少年ナルキッソスは、湖面に映る自分の姿と恋に落ち、届かぬ思いに絶望しながら、やがて水仙の花と化す。「ナルシスト」の語源となる逸話である。

 そして現代、新宿歌舞伎町のネオンの奥に「くだらないSNSを見ているくらいなら、鏡を見ているほうがいい」と言い放つひとりの男がいる。現代ホスト界の帝王ROLAND。「世界には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か。」の決め台詞でネットやテレビをにぎわせるあの男だ。サラサラのブロンドヘアにバッキバキの腹筋。ホスト時代、月間6000万円を売り上げたエピソードでも知られる。そんな彼は、2018年末で現役ホストを引退し、実業家に転身。ホストクラブの運営など、さまざまな事業を手がけている。なかでも力を入れているのが、新宿にオープンしたメンズ脱毛サロンROLAND Beauty Loungeの運営だ。

「ホスト引退後は、本当に情熱を感じられること以外は仕事にしないと決めていて、メンズ美容の分野なら最高のものを目指せると思ったんです。自分もホスト時代から全身脱毛をしていて、あらゆる施術を試しました。脱毛ってやっぱり痛いんですよ。人生を生きているうえで『犠牲なくしてリターンはない』と思って耐えてきたんですけど、探しているうちに痛みもなくて、効果が続く脱毛方法が見つかって……。これなら自信持って紹介できると」

 犠牲なくしてリターンなし――。しっかり名言をぶち込んでくるところはさすがである。本人いわく、「行きたくなる美容サロンを自分のために作っただけ」とのこと。それでも評判は上々だという。そこで、気になるのは脱毛へのこだわりだ。全身ツルツルになると、男が上がるのだろうか?

ジャニー喜多川氏の少年たちへの性虐待を認めた東京高裁判決は、永久に黙殺されるのか

 7月9日にジャニーズ事務所の代表取締役であるジャニー喜多川氏が亡くなり、事務所からの知らせを受けてテレビ、新聞、ネットニュースはいっせいにその死を報じた。ジャニー喜多川氏の生前の功績を振り返る特集を組むメディアも多い。

 ジャニー喜多川氏が新人発掘やプロデュースにおいて類い稀な才能をもち、多くの人気グループを世に送り出したのは紛れもない事実である。日本芸能界のショービジネスを発展させた功労者であり、男性アイドル文化を築いた。

 その功績を振り返り、称える企画は当然あってしかるべきだ。しかし同時に、故人の負の側面を報じることは憚られるのが日本文化なのだろうか。それともジャニーズ事務所との関係を考えたメディア側が配慮しているか……。

「ニューヨーク・タイムズ」「BBCニュース」の報道
 海外メディアでは、ジャニー氏の訃報を伝える記事で裁判についてはっきり記している。2019年9月9日付ネットニュース版「ニューヨーク・タイムズ」に掲載されたジャニー氏の訃報を伝える記事にはこのように書かれている。

<2002年、東京地方裁判所は、所属する若いタレントたちへのセクシャルハラスメントを報じた週刊誌が名誉棄損であるとの喜多川の主張を支持したが、その後、裁判所は判決の一部を覆した>(編集部訳、以下同)

 同じ日のネットニュース版「BBCニュース」でも同様だった。

<彼のキャリアは論争と無縁ではなかった。1999年、日本の雑誌「週刊文春」が事務所の少年たちに対して性的虐待を加えている記事を何度も掲載したのだ。喜多川はすべての告発を否定。そして、雑誌を相手どった名誉毀損の裁判を起こし勝利した。しかし、その後、裁判所は判決の一部を覆した。彼はどの告発に関しても罪に問われることはなかった>

「週刊文春」が報じたジャニー氏のセクハラとは
 ジャニー氏の性的虐待疑惑については、タレントたちが暴露本で告発してきた。

 元フォーリーブスの北公次による『光GENJIへ』(データハウス)、元ジャニーズの中谷良『ジャニーズの逆襲』(データハウス)、平本淳也『ジャニーズのすべて 少年愛の館』(鹿砦社)、豊川誕『ひとりぼっちの旅立ち』(鹿砦社)、そして、2005年には光GENJIの候補メンバーだった木山将吾による『Smapへ――そして、すべてのジャニーズタレントへ』(鹿砦社)と、何冊も暴露本が出版されている。

 だがすべては“公然の秘密”のままだった。しかし、「週刊文春」は1999年から2000年にかけ、10回以上におよぶ追及記事を掲載した。

 記事によれば、「合宿所」と呼ばれているジャニー氏の自宅や、コンサート先のホテルにジュニアのメンバーが宿泊する際、夜中になるとジャニー氏が夜這いをしかけてきて、そのまま肉体関係を強要するのだという。

 ジャニー氏はほとんど同じ手口で何人ものジュニアのメンバーに関係を迫った。「週刊文春」の追及記事では、複数の少年が同様の被害を語っている。

 ジャニー氏は翌朝になると必ず数万円単位のお小遣いを渡すというが、少年たちが肉体関係に応じたのは、そんなはした金のためではない。

 ジャニー氏の要求を断れば、事務所内での自分の立ち位置が悪くなったり、グループとしてデビューさせてもらえないかもしれないという恐怖があるからだ。実際、記事ではジャニー氏との関係を拒絶したことによって口をきいてもらえなくなった例も記されている。

 ジャニーズ事務所のタレントとして成功したければ、どんな理不尽なハラスメントであろうとも、歯を食いしばって耐えるしかない。「週刊文春」は、ジャニー氏のハラスメント自体はもちろん、こうした権力構造そのものを、記事のなかで何度も繰り返し批判していた。

東京高裁はジャニー氏のセクハラを事実と認定
 これに対しジャニーズ事務所とジャニー氏は、キャンペーン記事によって名誉を毀損されたとして東京地裁に民事訴訟を起こした。

 一審ではジャニーズ側の勝訴となったのだが、二審ではセクハラ行為の部分は事実であると認定して損害賠償額が減額された。

 「週刊文春」によれば、控訴審判決のなかで東京高裁は<喜多川が少年らに対しセクハラ行為をしたとの各証言はこれを信用することができ、喜多川が少年達が逆らえばステージの立ち位置が悪くなったり、デビューできなくなるという抗拒不能な状態にあるのに乗じ、セクハラ行為をしているとの本件記事は、その重要な部分について真実であることの証明があった>と結論づけたという。

 この後、ジャニーズ側は上告したが棄却された。結果的に、名誉毀損自体は認められたが、それは「合宿所のなかで少年らに飲酒や喫煙をさせている」といった記述に対するものであり、ジャニー氏のセクシャルハラスメント自体は事実と認定されたのである。

 しかし、「週刊文春」記事やこの裁判について、日本国内の主要メディアは黙殺した。マスメディアは総出で少年への性虐待を見ないようにし、ジャニー氏の行為は糾弾されることも罰されることもなかった。こうした日本メディアの「圧力に屈する」「権力に忖度する」といった構図がジャニーズタブーをつくりだし、結果的に、少年たちの心に一生残るような傷を残す非道な行為がまかり通る環境を生み出してしまった。

 これもジャニーズ事務所への忖度が必要ない海外メディアは別であり、2000年1月30日付「ニューヨーク・タイムズ」では、ジャニー氏の性的虐待のみならず、強大な力をもつジャニーズ事務所に屈服してジャニー氏に関するネガティブな報道ができない日本のメディア状況も含めて報道された。

メディアの「ジャニーズタブー」が悲劇を生んだ
 先に紹介した「BBCニュース」のジャニー氏訃報記事では、やはりこんな記述がある。

<彼の事務所は業界を支配していたため、ジャニー喜多川には誰も触れることができず、あえて強大な事務所を脅かそうとする日本の主要メディアはいなかった>

 もちろん、亡くなってすぐに故人に対する批判を行うのは不謹慎であるという感情論も理解できなくはない。

 しかし、たとえば、今年3月に亡くなった萩原健一の訃報を伝える際には、俳優・ミュージシャンとしての功績のみならず、大麻取締法違反、飲酒運転、出演料をめぐる恐喝未遂容疑といった、過去の逮捕歴も同時に報道するメディアが多かった。

 であれば、ジャニー氏の訃報を伝える際、男性アイドルの市場を盛り上げた功績だけでなく、その裏で確かに起きていた性虐待に言及するのもメディアとして当然の責務なのではないだろうか。

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