内村光良、不祥事続きの『イッテQ』10月降板へ……後任MCには出川哲朗がガチで急浮上

 10月に大幅リニューアルがある?

 7月5日、人気バラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で大騒動となった“やらせ祭り”問題について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は放送倫理違反に当たるとの見解を示した。

 これを受け、番組MCの内村光良が降板を決意したとの観測が流れている。

「BPOに『やらせ』と認定されたことで、番組のイメージダウンは避けられない。7月7日配信の『東スポWeb』によると、内村は『自分がタレントとして芸人としてまた、一人の人間として納得できる対応策が示されない時は、10月いっぱいで降板する』と発言していたといいます。また、ANZEN漫才・みやぞんやバービーが番組ロケで大けがをしたことにも不満を漏らしていたそうで、番組サイドはやらせ演出や体当たりロケについての改善策を提示して、信頼回復に努めているようですが……」(テレビ関係者)

 かつては日曜の夜(時台で一人勝ちだった『イッテQ』も、裏番組の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に視聴率で完敗続き。テコ入れが必要な時期に来ているとも言える。常々「番組には必ず賞味期限がある」を持論としてきた内村だけに、今が潮時と考えていてもおかしくはない。

 別のテレビ関係者もこう明かす。

「内村はすでに降板の意向を示していて、後任として同じ事務所の出川哲朗をプッシュしていると聞きます。出川のほうには断る理由はなく、『紅白の司会も狙う』と息巻いているとか。彼は『イッテQ』では番組初期から100回以上の体を張ったロケに挑んできており、内村と共に番組の顔役の一人。6月30日の放送では『出川哲朗 およそ100回アワード』と題して、これまでの“出川史”を振り返る企画も放送され、大反響となっています。出川は腰に爆弾を抱えており、55歳とあって肉体的にもロケがきつくなっていますから、MC転向は渡りに舟でしょう」

 最近の出川は「好感度タレント」としてお茶の間の受けは抜群。ポスト内村としては「ありよりのあり」といったところか。

神田うの、”育休7年で退職”の元NHK青山アナを全力で援護するも、知識不足を露呈で批判の嵐

  神田うのが16日、自身のインスタグラムを更新して話題になっている。

 神田といえば先日、伊東美咲らとの”セレブママ友会”の様子を公開し、好意的な声が寄せられる一方で、畳マナーを無視する姿に批判の声があがったばかり。

 そんな神田はこの日、元NHKアナウンサーの青山祐子と過ごした様子を公開した。

 青山といえば以前、育休を取得したまま職場に復帰せずにNHKを退職したことでバッシングを受けた経緯がある。

 神田はそのことを振り返り、「産休中はずっとNHKからお給料や産休手当などは一切頂いておらず無給で在籍だけしていました」「日本の未来の為に子育てして頑張っている女性を応援するではなく批判する社会が本当におかしいととても残念に思います」「これだけ能力が高い女性が4人も子供を生み育てている事はむしろ社会にとって大変有難い存在だと褒め讃えるべきだと思うのです」といった内容の長文をつづった。

 批判を浴びた青山を全面的に庇い、子育てママが批判に晒されてしまう世の風潮に一石を投じたはずだったが、神田の主張を後押しする声は少なかった。

「産休中は、国から給付金が出ますよ!」

「雇用保険や社会保険から働いていたときの50%(期間によっては70%ほど)はずっと7年間もらい続けてますよ」

「仕事復帰する事を前提として育児休業手当がお給料の何十%か支給されています」

「青山さんの事に対して何か言いたいなら労務の事を調べてから発言された方が良かったと思います」

 神田の主張には知識不足と言わざるを得ない側面もあったが、4人の子どもを育てる青山を必要以上に叩く風潮はちょっと不憫か。

島崎遥香に「ずっと韓国にいれば…」罵詈雑言が殺到、「韓国カルチャー好き」なだけで炎上するヤバさ

 元AKB48の島崎遥香のツイッターアカウントが大炎上している。16日、島崎遥香は電車の優先席に関するツイートを連続で投稿したのだが、これがネット民から猛反発を受けたのだ。

 島崎遥香はこんな内容をツイートしていた。

<お爺ちゃんが子供に席を譲ってあげてるのに優先席に座ってる会社員の人たちは何で平気で座ってられるんだろう>
<韓国は素敵だったな〜
健康な若者はみんな立ってた
優先席はガラガラでした
色んな国へ旅して素敵なところを沢山吸収したいな>
<妊婦さんが座れないのも悲しい現実だよね 生理痛が酷い方とかも
もっともっと暮らしやすい国になって一人一人の思いやりが増えたらいいね>

島崎遥香のツイートに殺到した罵詈雑言とは
 島崎遥香の一連のツイートに対し、ネット上ではこんなコメントが飛び交った。引用するのも憚られるが、一部を記載する。

<うわぁ、気持ち悪過ぎるわ もうずっと韓国にいればいいんではないですかね?>
<韓国ネタ振って仕事貰おうとしてんのか 落ち目のブスは大変だねえw>
<嫌韓な雰囲気でこのコメントする心意気は買う 一緒に沈めとも思うけど>

 これらの蔑視的なコメントから分かることは、島崎遥香が「参考にすべき海外」の事例として韓国を上げたことが気に食わず、バッシングする向きがあるということだ。

「韓国カルチャーを好き」と言っただけで炎上
 グルメ、ファッション、コスメ、音楽、文学、映画、ドラマなど、様々な分野で韓国カルチャーが人気を博していることは事実であり、特に若い女性の間においてその影響力は絶大なものがある。

 女性ファッション誌をめくればそれらのカルチャーを紹介するコーナーがどの雑誌でも必ず設けられており、「頭、髪の毛、ヘアスタイル」といった意味の韓国語「モリ」が読者なら当然知っている言葉として出てくることも珍しいことではなくなった。

 しかし、メディアで女性芸能人が韓国カルチャーに慣れ親しんでいることを話すとネット民から総出で叩かれる現象がここのところ多発している。

 今月7日放送『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、<女子高生はいま韓国で生きていると言っても過言じゃないぐらい。コスメも服も全部韓国。韓国染まりしているので、なくてはならないものですね>と、高校生の間における韓国カルチャーの人気ぶりを説明した女優の白本彩奈が大炎上。放送終了後、彼女のツイッターアカウントには罵詈雑言のリプライが殺到した。

 

 他にも、こういった例は枚挙に暇がない。2017年には、乃木坂46(当時)の生駒里奈がブログに<最近K-POPの素晴らしさに魅了されました>と書いたところ攻撃を受けたし、浜辺美波が韓国の男性アイドルグループ・SEVENTEENの音楽を聴いていると雑誌で発言したことが“物議を醸した”ことも記憶に新しい。

 今年4月放送『あさイチ』(NHK)は、ただ単に韓国カルチャーを取り上げた特集を組んだだけで炎上。<間違いなくBPO案件>といったコメントが飛び交う騒動も起きた。「BPO案件」の意味を正しく理解しているのだろうか。

 一連の「炎上」からは、過剰な韓国嫌い・韓国ヘイトが伺える。排外主義に凝り固まり、理不尽な理由で罵詈雑言をインターネット上に書き込んでいるのである。

島崎遥香がツイ消し「日本人として悲しくなった」
 今回の島崎のツイートも、そういう意味では同じだ。「韓国を褒めた」ことで誹謗中傷が殺到した。

 島崎は炎上を受け、本稿冒頭で引いたツイートを削除している。16日夜、彼女はツイートを削除する理由についてこのように投稿していた。

<今日のツイートで考えても考えてもやっぱり他国の方が快く思わないコメントが多くて 日本人として悲しくなったので消させてもらいました。私に向けての誹謗中傷は構わないんですけどね>(この投稿もすでに削除されている)

 「優先席は必要としている人に譲りましょう」「海外で学ぶべきことがあれば積極的に吸収しましょう」という、至極当たり前のことすら受け入れられず、バッシングを繰り返す人々の存在は、確かにとても悲しい。排外主義に染まり、ここまで狭量な社会の風潮を目にし、<日本人として悲しくなった>という島崎の言葉はまさにその通りだと思うのである。

佐藤浩市「空母いぶき」炎上騒動、”芸能界のドン”が参戦で一気に収束の緊迫舞台裏

 佐藤浩市の「空母いぶき」炎上騒動はどうなったのか?

 佐藤は5月、出演する映画『空母いぶき』で総理大臣役を演じるも、雑誌インタビューで「彼はストレスに弱くて、すぐにおなかを下してしまう設定にしてもらった」などと語り、大炎上。これに対する佐藤の見解は出されていない。

 そんななか、明石家さんまが6日放送のラジオ番組『MBSヤングタウン 土曜日』で、自身の誕生日に佐藤から送られてきた動画メッセージを暴露。明らかに酔っている様子で「お誕生日おめでとうございます!すいません。僕は吉本さんにお礼を言わなくてはいけない。いろいろネットで炎上していたのを、吉本さんの〝闇営業〟の炎上で僕は、助かりました。さんまさんから吉本の社長によろしくお伝えください」と言われたという。佐藤も一連の炎上騒動を気にしていたようだが、ネタにするあたり、すでに吹っ切れているようだ。

 実は水面下では最強の援軍も登場していたという。

 さかのぼること2カ月前、TBS系『サンデー・ジャポン』が佐藤の”炎上騒動”を大特集。ああでもない、こうでもないと激論を交わしていたが、CM中にある出来事が起きたという。局内関係者の話が語る。

「CM中に芸能界のドンと呼ばれる人物から、局の上層部にリアルタイムで『いつまでこの件を流すつもりだ!』という”ご意見”が入ったそうです。結果、番組後半でも取り上げる予定だった佐藤さんの件が、きれいさっぱりなくなりました(笑)」

 佐藤の所属事務所社長は、ドンから見れば業界の後輩のようなもの。スポーツ紙記者は「その後輩のところにいる佐藤浩市が公共の電波でイジられているのを見て、いても立ってもいられなくなったのだろう」と察する。それにしても恐るべし、ドンのパワー。佐藤の炎上騒動は、過去の話にせざるをえないようだ。

佐藤浩市「空母いぶき」炎上騒動、”芸能界のドン”が参戦で一気に収束の緊迫舞台裏

 佐藤浩市の「空母いぶき」炎上騒動はどうなったのか?

 佐藤は5月、出演する映画『空母いぶき』で総理大臣役を演じるも、雑誌インタビューで「彼はストレスに弱くて、すぐにおなかを下してしまう設定にしてもらった」などと語り、大炎上。これに対する佐藤の見解は出されていない。

 そんななか、明石家さんまが6日放送のラジオ番組『MBSヤングタウン 土曜日』で、自身の誕生日に佐藤から送られてきた動画メッセージを暴露。明らかに酔っている様子で「お誕生日おめでとうございます!すいません。僕は吉本さんにお礼を言わなくてはいけない。いろいろネットで炎上していたのを、吉本さんの〝闇営業〟の炎上で僕は、助かりました。さんまさんから吉本の社長によろしくお伝えください」と言われたという。佐藤も一連の炎上騒動を気にしていたようだが、ネタにするあたり、すでに吹っ切れているようだ。

 実は水面下では最強の援軍も登場していたという。

 さかのぼること2カ月前、TBS系『サンデー・ジャポン』が佐藤の”炎上騒動”を大特集。ああでもない、こうでもないと激論を交わしていたが、CM中にある出来事が起きたという。局内関係者の話が語る。

「CM中に芸能界のドンと呼ばれる人物から、局の上層部にリアルタイムで『いつまでこの件を流すつもりだ!』という”ご意見”が入ったそうです。結果、番組後半でも取り上げる予定だった佐藤さんの件が、きれいさっぱりなくなりました(笑)」

 佐藤の所属事務所社長は、ドンから見れば業界の後輩のようなもの。スポーツ紙記者は「その後輩のところにいる佐藤浩市が公共の電波でイジられているのを見て、いても立ってもいられなくなったのだろう」と察する。それにしても恐るべし、ドンのパワー。佐藤の炎上騒動は、過去の話にせざるをえないようだ。

中韓エンタメ(禁)大全/韓国人気モデル「ジェナ」日本初セクシー

【第1特集】
中韓エンタメ(禁)大全

今や世界的に無視できないほど巨大な金を生み落とす中国/韓国のエンターテインメント。アメリカのハリウッドやビルボードすら騒がせる映画や音楽事情はもちろん、スポーツやテック、アート、そして食まで――。中韓のエンタメが国内にどのように流入し、浸透していったのかを紐解きながら、あらゆるエンタメのタブーを食べ尽くす!

【目次】
■ブルース・リーからBTSまで――中韓エンタメ受容史
■禁止令が出ても大流行する中国ヒップホップの潜在能力
■お行儀の悪さがK-POPの真髄! 音楽業界裏方座談会
■J-POPとK-POPのハイブリッド! 中国初の“アイドル”ブーム
■「毒肉まんはもはや過去」国家も支援する中国(超)食動画
■ドルガバを追放した中国ファッション界の急成長とリスク
■[COLUMN]アジアの中心に大発展した中国アート市場の成熟度
■韓流のプロたちが厳選! タブー破りの韓国映画&ドラマ
■[ジャズメン・菊地成孔]フロイディズムが息づく統合失調症と夢の物語
■[女優・笛木優子]ドラマチックだけどツッコミたくなるあり得なさが面白い
■[韓流ぴあ編集長・露木恵美子]経済大国へと進む韓国の光と影を表す力作
■[映画監督・片山慎三]『岬の兄妹』監督が推薦!「韓国の黒澤明」による名作
■[韓国映画雑誌記者・キム・ソンフン]隠蔽された民主化の歴史を問う作品たち
■芸能人たちを自殺に追い込む韓国ネチズンの闇
■Jリーグも完敗した中国(金)サッカーリーグの楽しみ方
■[COLUMN]政治や差別に翻弄される中国・少数民族とサッカー
■ブルース・リーから『イップ・マン』へ 香港映画の栄枯盛衰
■一番えげつない攻撃をする国はどこ? 極東暴力映画祭
■世界的人気を誇る新金脈――急速に広がる「中国SF」の世界
■厳しい検閲をくぐり抜け……中国映画1兆円市場・真の良作

【第2特集】

韓国人気モデル「ジェナ」日本初セクシー

ヒュンダイ自動車の中国広告や、韓国の女性誌「Ceci」の専属モデル、そのほかにも化粧品やファッション誌のモデルを務めるなど、中韓を股にかけ活躍するモデルのジェナが、今特集のために一肌脱ぎ、抜群の体躯でグラビアを飾ってくれました。


【P様の匣】

【井桁弘恵】

令和初の仮面ライダーに出演する美少女は実は“ポンコツ”!?


〈News Source〉

  • レアルマドリード移籍の18歳、久保建英を喰物にする魑魅魍魎
  • 浜崎あゆみの二番煎じ!? エイベックス新人・安斉かれんに白羽の矢
  • 総務省が戦々恐々!参院選“裏の見どころ”は「不正操作」?

今月号のプレゼント応募はこちら

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、ジャニー喜多川氏の”少年愛”にシルク・ドゥ・ソレイユ創業者との共通点を見た!?

 解散、脱退、不祥事など、このところジャニーズ事務所の崩壊を予感させる事象が相次いでいたが、そんな中、社長のジャニー喜多川氏が亡くなった。数多くのアイドルを育ててきたカリスマを失い、今後の“ジャニーズ帝国”はどうなるのか? ジャニー氏に負けない先見性と審美眼を持つ 作家の瓜田純士(39)が、ジャニタレの未来を占った。

――創業以来、半世紀以上にわたりジャニーズ事務所を支えてきたジャニーさんが亡くなりました。この報道を受け、何を思いましたか?

瓜田純士(以下、瓜田) ジャニーズには全然詳しくないですけど、連日やっているニュースを見て、すごい人だったんだなって。所属タレントからしたら、本当にいいおじいちゃんだったと思うんですよ。だって、誰も悪く言わないじゃないですか。言えないのかもしれないけど。でも、悪いところがあったら(事務所を)辞めていると思うし、言われた通り信じて残った奴らはたいてい、いいポストに就いているじゃないですか。

――ジャニーさんの印象は?

瓜田 よく知らないですけど、直感的に思うのは、内部にいるタレントたちにとっては怖い存在だったんじゃないでしょうか。怒らせたらクビが飛ぶし、番組やCDもオシャカになる。「ジャニーさんに嫌われたら最後」って認識が、全員の中にあったはず。そのジャニーさんが提唱したとされる「アイドルは結婚しちゃダメ」みたいな掟を、直じゃなくても会社の人間から聞かされたら、守るしかない。「ジャニーさんの目が黒いうちは」みたいな恐怖心が、みんなの中にあったんじゃないでしょうか。

――近影を見たら、優しそうなお顔ですけどね。

瓜田 ヤクザの親分だってそうですよ。外部の人からは「気の良さそうなおっちゃんだな」と見えることが多い。でも、いざ自分がその組織の中に入り、周りから「あの人は雲の上の存在だ」みたいなことをさんざん聞かされて、みんながペコペコ挨拶しているのを3カ月も見ていると、その気の良さそうなおっちゃんが、だんだん神様みたいに見えてきちゃうものなんですよ。

 でもそんなヤクザの親分も、年老いて病気がちになると、月一の集まりでもただ奥に座っているだけのお飾りみたいになって、神通力も失われていく。ジャニーさんも、そうだったんじゃないかな。年を取り、弱気なおじいちゃんになるにつれ、「SMAP解散」「嵐も活動停止」などのほころびが見られるようになり、盤石なジャニーズ帝国ではなくなっていったのかもしれませんね。

 とはいえ、死後に叩かれる極悪な経営者ではなく、多くの所属タレントに愛されていたのは事実だと思いますよ。本当に純粋な少年のような人で、タレントを大事にしていたんじゃないかなって気がします。

――行きすぎた“少年愛”のウワサもありましたが。

瓜田 闘病中のジャニーさんの元をたくさんの所属タレントたちが代わる代わる訪れて、ジャニーさんの好物をみんなで食べて、そのことで容体も一瞬回復したりしつつ、最後は幸せに看取 られたというニュースを見て、俺は確信しましたよ。本当に体調がヤバいときに、ただのビジネス上の付き合いでしかない人たちに病室に来られたら、しんどいじゃないですか。

 家族しか無理ですよ。いや、家族でも会うのはしんどい。普通は側近に「もうすぐ元気になると伝えておいてくれ」と託して、面会を拒絶するぐらいの距離を保つと思う。それを病室まで呼んじゃうっていうことは、間違いなく肉親以上の感情があったということですよ。肉親以上の感情がなかったら、血もつながってない奴らが病室に来るのは無理ですよ。

――肉親以上の感情とは?

瓜田 愛や恋や性的なものだけでは説明できない「好きの感情」ってあると思うんですよ。息子以上にかけられる情熱というかね。もしかしたら、シルク・ドゥ・ソレイユの生みの親とかもそんな感情なのかも。関わるアーティストやスタッフのことを、心の底から愛している。そんな感じの、家族でも立ち入ることができない、あふれる愛があったんだと思う。

――シルク・ドゥ・ソレイユ、お好きなんですか?

瓜田 いや、見たことないので、勝手なイメージです(笑)。さらに勝手なイメージを膨らませるのであれば、何もない砂漠にカジノをつくったベンジャミン・シーゲルや、マコーレー・カルキンとの友情を育んだマイケル・ジャクソン、もしくは恵まれない子どもたちを養子にしているアンジェリーナ・ジョリーあたりの感情にも近いのかも。「この世界、この絆は、俺たち私たちがつくったんだ」というね。そこには部外者が立ち入れない愛のカタチがあると思う。

 ちなみにうちの嫁は、こう言っていました。「ジャニーさんは男やけど、オカンの気持ちやったんちゃう?」と。言い得て妙だな、と思いました。

――ところで、ジャニーズ事務所のこれまでのビジネスを、視聴者としてどんな思いで見ていましたか?

瓜田 10歳やそこらから目を付けて売り出して、本来ならどんどん新陳代謝させなくちゃならないのに、なんで40オーバーのおっさんたちをアイドル然とさせているんだろう? それで経済が回っちゃっているから、やめるにやめられないのかな? と以前は否定的に見ていたんですよ。ところがここ数年、自分もこの年齢になってくると、見方が大きく変わってきましたね。

 タッキーいるじゃないですか。滝沢秀明。彼がこないだね、(ジャニーさんの訃報を受けての会見で)ほうれい線を作ってしゃべっていたんですよ。あのタッキーがほうれい線って、そのショックがわかりますか? ありえないことなんですよ。でもね、そういう年齢になっても一生懸命前に出てきている姿に、俺は胸を打たれたんですよ。

 元SMAPの中居(正広) くんもそうじゃないですか。白髪隠しなのかハゲ隠しなのか、ピンクだか金髪だかよくわかんない色に髪を染めて、ドライヤーで精いっぱいボリュームを出して、小麦色のタンニングローションみたいなのを顔に塗りたくってでも、ああやって前に出てくるというのは、すごいことだと思うんです。

――どういう意味ですごいのでしょう?

瓜田 お金と手間をかけているとはいえ、あの年齢であそこまでの若さを維持しているっていうのは、すごいことじゃないですか。もともと美少年として出てきたから劣化を取り沙汰されがちだけど、マッチ(近藤真彦)やヒガシ(東山紀之)やタッキーなんかは、新橋あたりの居酒屋で禿げ上がって腹出して呑んだくれている同世代のおっちゃんたちと比べたら、今でもまったく別次元のきれいな人たちなんですよ。

――言われてみれば僕も以前、ヒガシと同じ写真に偶然写り込んでしまったことがあるのですが、その写真を見て愕然としました。「ヒガシと俺、果たして同じ人間なのか……?」と。

瓜田 そうなんですよ。「あいつ最近、宮根(誠司)さんみたいになっちまって 」なんて新橋の居酒屋で悪口を言ったところで、向こうから松潤(松本潤)が歩いてきたら、あまりのきれいさに全員ひれ伏しますって。あ、俺は別ですよ。俺はオーラが別格なんで。俺と並んだら、そんな奴らのオーラもかき消えますけど、コシャ平民から見たら、ジャニーズのタレントたちは別次元に映ることでしょう。

――しかし、今回ジャニーさんが亡くなったことにより、所属タレントたちのジャニーズ離れが加速するのではないかと見る向きもあります。瓜田さんはそのへん、どう読みますか?

瓜田 事務所を離脱して、今まで言えなかった、やれなかった言動をし始めて「えへへ」と調子づく奴も出てくるでしょうけど、その一方で、マッチやヒガシやタッキーといった“保守派”の年長者がビシッと気合を入れて、「フラフラするなよ」という空気を出しつつ、ストイックに事務所の伝統を守っていくんじゃないでしょうか。

――そんなジャニーズに残るほうが幸せなのか。それともジャニーズの呪縛から解き放たれたほうが幸せなのか。

瓜田 解き放たれて好きに生きようとした結果が、ぶくぶくに太った今の野村義男じゃないですか。組織から外れて好き勝手やっている奴は、やっぱ自分に甘いんですよ。もちろん、よっちゃんのギターはすごいんだけど、「見られる立場」から降りると、見た目はああなっちゃうんですよ。こないだ、よっちゃんをテレビで見ましたが、テキ屋のおっちゃんかと思いましたよ(笑)。同じたのきんトリオでも、スマートなマッチと全然違うじゃないですか。

 最近俺ね、キムタク(木村拓哉)のことも見直したんですよ。ずっとチビでダサいな思っていたけど、いまだに役者として第一線にいるし、顔も格好いいままだし、浮いた話のひとつもないじゃないですか。その心がけというか、徹底した自己管理は見事というほかない。俺は最近、自分もボディメイクを始めたせいもあって、自己管理をしっかりできる人らにしか共感できないんですよ。

 タッキーもそう。先日の挨拶のときの姿勢や表情ひとつとっても、新橋のサラリーマンとは全然違うじゃないですか。ああいう意識の高さを、われわれも見習わないとダメ。世のお父ちゃん方の良き見本にもなるはずだから、ジャニーズのタレントたちには還暦を過ぎてもアイドルを続けてほしいですね。……って俺、ジャニーズなんか全然知らないとか言っておきながら、どんだけ熱くジャニーズのことを語っているんだ、っていう(笑)。

(取材・文=岡林敬太)

※瓜田純士のYouTube好評配信中!(瓜田純士プロファイリング )  https://www.youtube.com/channel/UCv27YAy0FZ-4wwisy5zPmeg

※「“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき」の記事一覧  https://www.cyzo.com/cat8/outlaw_charisma/

エイズは政府が投与した……計算高き天才か、素の天然か? カニエ・ウェスト”情弱”的論考

――今やヒップホップ・シーンのみならず、セレブリティ界隈でも一挙手一投足が話題になる、ご存じカニエ・ウェスト。音楽プロデューサーからキャリアをスタートさせ、ラッパーとしてデビューした彼の言動を振り返りながら、果たして「天才」なのか「情弱」なのかを徹底分析!(月刊サイゾー19年5月号『情弱ビジネスのカラクリ』より)

「400年間、奴隷だったって言われてるけど……400年だよ。自ら選択したんじゃないかな。そんな状態のままで400年、みんなそろってだよ。それって精神的に監獄に入ってるのと同じだよね」 ――この黒人奴隷制度に関するカニエ・ウェストの発言が、たちまち世界中を駆けめぐったのは2018年4月のこと。いくらなんでも、自分から好き好んで奴隷を選ぶ人間がどこにいるというのか。カニエは頭がおかしくなってしまったのか……等々、すぐさま世界中から多くの非難を浴びたのは記憶に新しい。

 これだけでも十分に問題発言である。だが、この発言に文脈を与えてしまうような前段があり、彼は数日前のツイッターで次のようにツイートしていた。

「あなたたちがトランプに同意する必要はない。ただ、みんなからどんなに責められても、私のトランプへの好意は消えない。私たちは2人ともドラゴン・エナジー。彼は自分にとっての兄弟分。みんなのことは好きだ。自分は誰かの行動すべてに同意はしない。それでこそ個人というものが成り立つわけだから。それに各々の考えを持つ権利が、我々にはある」

 この“ドラゴン・エナジー”とは、創造や力のエキスのことである。それ以上にわかりやすいのは、ツイートと一緒にトランプのモットー「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」(アメリカ合衆国を再び偉大な国にしよう)の文言入りの赤いキャップ(通称「MAGAハット」)をかぶった自撮りが含まれていたことだろう。これらの言動がつながっているとしたら、「カニエはトランプ支持者なのか。だから奴隷制度は奴隷側が間違っているみたいなこと言ってるのか!」という理解が世の中に広まってもおかしくない。

 さらにさかのぼれば、16年11月にカリフォルニア州サンノゼで行われたライブでは、ステージから「自分は投票しなかったけど、していたとしたら、ドナルド・トランプに投票していただろう」と語りかけ、その翌月にはトランプ・タワーを訪れ、2人は15分にわたり会談したのだった。これらからわかるのは、カニエはメインストリームで活躍中の彼以外の多くのラップ・アーティストとは異なり、トランプ大統領にまったく嫌悪を抱いていないことだ。19年現在、多くの人がカニエ・ウェストに対して抱くイメージは、「エゴの強い、ナルシシスティックなセレブ」というものだろう。言うまでもなく、トランプは大統領になる前からセレブだった。そんな世界が認めるセレブでもあるカニエだが、無名時代から今とまるっきり同じだった、というわけではない。彼が最初に音楽業界と接点を持ったのは、音楽プロデューサーとしてだ。簡単に彼の音楽キャリアをおさらいしておこう。

 通常は33回転でプレイするレコードを45回転で再生すると、聴こえてくる歌声は高く早口になり、風変わりな印象を残す。このアイデアをサンプリングとして取り入れたビートが、カニエのプロデューサーとしてのシグニチャー・サウンドとなる。これが時期にして03年前後。そんな彼をプロデューサーとして本格的に起用したのが、かのジェイ・Zだった。「ピンク色のシャツを着ているヤツ」というのがジェイ・Zのカニエへの第一印象だったという。どこまでが明確に意図されたものなのかわからないが、人の印象に強く残る部分をキャリアの最初期から持ち合わせていたことになる。

 こうして、まずはプロデューサーとして音楽業界に食い込むことができたカニエは、ジェイ・Zのレーベル〈ロカフェラ〉と契約を交わし、03年にはラッパーとしてメジャーデビュー。自らプロデュースを手掛け、シグニチャー・サウンドに彩られてラップするデビュー作『The College Dropout』(04年)は大ヒットを記録。ラッパーとしても成功を収め、自分の言葉や主張を獲得した彼は、冒頭に挙げたような問題発言の主としての片鱗を見せ始めるようになる。

「知ってるよ 政府がエイズを投与している/俺たちは祈るのみ 牧師のように」――マルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンをフィーチャーした05年のシングル「Heard ’Em Say」でカニエはこうラップしている。つまり、エイズにまつわるもっとも有名な陰謀論に与しているのだ。しかも、これは一時の気の迷いなどではない。同年、貧困とエイズへの認識を高めることを目的に開催されたコンサート・ツアーにおいて、彼は「人間が作り出した病気が……アフリカに仕掛けられた。ブラック・パンサーの分裂を目的に、ブラック・コミュニティにクラックが仕掛けられたようなものだ」と観客に語りかけたのだ。こうなるとさすがに「おい、カニエ、ヤバくないか」と考えるのが筋だろう。翌年06年に「ローリング・ストーン」誌は、「本当にそう信じているのか?」と、改めてカニエに問うと、「エイズは黒人とゲイを殺す目的で作り出されたものだ」と語ったのだった。

 

■未来を予知した情強発言? 空気を読めない情弱行為?

 カニエを骨抜きの情弱にしてしまった張本人! と思われている節があるが、「カニエはカニエよ」と、亭主の3歩後ろを歩く発言をするキム・カーダシアン。 

 しかし、これらの理由だけで、カニエのことを「陰謀論好きな情報弱者である」とは決められないだろう。すでに05年に、このエイズ陰謀論容認発言よりも圧倒的に大きな規模で報じられる発言を、彼は公の場で残している。それは、甚大な被害を残したハリケーン・カトリーナ襲来後の復興支援チャリティ番組生放送中のことで、「ジョージ・ブッシュは黒人のことは気にかけていない」とサラリと言いのけたのだ。番組側が慌てふためいたのは言うまでもない。もちろん、それが正論だからだ。と同時に、当時のカニエは、たとえ陰謀論であっても、なにより黒人の側に立った見解を完全に支持する立場に自分を置いていた。しかし、そうだとするなら、後の「自分から奴隷でいるのを選んでいた」発言は余計に矛盾することになる。この間、カニエの意識を大きく変えるような重大な出来事が起きたのだろうか? 彼のアーティスト担当であったユニバーサルミュージック合同会社の柴田壯一郎氏に話を聞いた。

「気の毒な話ですが、母親であるドンダ・ウェストが亡くなったことが、彼を大きく変えたのではないでしょうか。母親の大規模な整形手術(脂肪吸引)の費用を全額カニエが負担し、翌日合併症で死亡した事件です。母親はシカゴ州立大学英語学部の学部長を務めるほどの人でしたが、カニエのデビュー後は職を捨て、彼のパーソナルマネージャーとして息子を支えることに従事しました。過去にカニエが来日したタイミングで母親と共に滞在先のホテルで話す機会があったのですが、『母親を三鷹の森ジブリ美術館に連れて行きたい』と話していて、本当に母親思いのアーティストだったことを記憶しています(※しかし、結局美術館は予約待ちで入館することはできなかったようだ)」

 母親であるドンダが亡くなったのは、07年11月。「母親の死をきっかけに、それまで陽だったイメージが“陰”に変化した。例えば、アルバムでいえば『Late Registration』(05年)や『Graduation』(07年)は陽のイメージですが、以降のアルバム作品は陰のイメージが払拭できていないような気がします」と、柴田氏は続ける。さらに追い打ちをかけるように、ガールフレンドとの別れが08年のアルバム『808s & Heartbreak』を生み出すことになった。ほかにも「ビヨンセこそ授賞に値するアーティストだ!」と宣言したい一心で、「MTVビデオ・ミュージック・アワード」の授賞式で、テイラー・スウィフト受賞の瞬間にステージに乱入したのは、09年9月のことだ。

 こうしたネガティブな流れを、少しでもポジティブな流れに変えるきっかけとなったのが、12年に明らかとなったキム・カーダシアンとの交際だった。2人の出会いは04年までさかのぼり、とあるパーティに出席していたことがきっかけといわれている。その後も逢瀬を重ね、カニエはシングル「Cold」(12年)のリリックで、キムとの交際を公にしたのだ。「パリス・ヒルトンの友達」程度の認知度でしかなかった彼女が一躍時の人となったのは、08年の「セックステープ流出事件」であることは、以前の本誌でも紹介済みだが、カニエとキムが結ばれたことで、実際にどのような変化が起きたのか?

「音楽的才能のあるカニエがキムを妻にしたことで、キムをエンタメ界が認める方向に進み、キム・ワナビーみたいな白人たちが有名黒人男性を物色する“Get Out”現象みたいなトレンドができたと感じています。08年前後までは、まだキムやカーダシアン・ファミリーは“エンタメ業界の徒花”といった感じだったので、あれぐらいの距離感だったらまだよかったんですが、アメリカでは付き合うのと結婚するのはまったくの別物ですからね」

 こう語るのは、アメリカのエンタメ事情に詳しい音楽ジャーナリスト/翻訳家の押野素子氏だ。押野氏が述べた「キム・ワナビーのような白人が有名黒人男性を物色する現象」に絡めて言えば、逆に「有名黒人男性が勝手に近づいてきて盛り上げてくれた」トランプとしては、想定外のことだっただろう。そんなカニエがキムと婚約したのは13年10月だったが、いま思えばこの年に「黒人差別の象徴」である南軍旗(南北戦争における「南部白人の誇り」)をあしらったジャケットを作り、物議を醸したこともあった。

「カニエは政治に詳しくないのにトランプを支持しているのは、単に価値観が合い、お互い金持ちという共通項ぐらいの感覚で、トランプの政策には興味を持っていないかと思います。加えて、『黒人だからこうしなきゃいけない』というルールに縛られるのが嫌いなタイプと思われている節も多い。では、ハリケーン・カトリーナのときのブッシュ発言をした意識高い系の気概はどこに? と思う方もいるでしょうが、たぶんあの時はカニエが本当にそう思ったから口に出しただけで、基本的に感情で動く人なのではないかなと思います」(押野氏)

 冒頭で挙げた言動やツイートに対するリアクションの中には、単純にカニエを忌避するものも多かった。が、同時に(我々が愛してきた)カニエがトランプを支持するはずがない、悪いのはカニエではない――。そんな思いを大前提にした“陰謀論”がいくつか生まれた。その中でもっとも広く拡散されたのが、“パフォーマンス・アート説”だ。これはカニエがこれまでツイートしてきた現代アートの作品やアーティストを関連づけて、丁寧に読み解いていくと、「すべて(の言動)はパフォーマンス・アートの一環である」とする見方。次に広まったのが、「今、我々が目にしているのは、それまでのカニエ・ウェストではなく、クローンに違いない」というポスト・ヒューマンな類の陰謀論である。例えば、トランプを称賛したり、恩人であるジェイ・Z&ビヨンセ夫妻を公然と非難したり、些細なことかもしれないが、突然髪をブロンドに染めた行為など。16年にカニエ自身の精神状態が悪化し、24時間の監視下に置かれたことや、体調不良で倒れ緊急搬送入院によってライブを急遽中止したことも、この陰謀論に拍車をかけた。

 いずれにしても、自分の理想とする(ココがミソ!)カニエへの絶対的な愛がない限り、こうした陰謀論も湧いて出てこない。こうして陰謀論の種を蒔いたカニエではあるが、18年8月に地元シカゴのラジオ番組に出演し、奴隷制度における軽率な発言、並びにMAGAハットをかぶったことへの影響について謝罪するに至った。その上で「トランプは黒人が自分のことをどう思っているのか気にかけ、黒人に好かれたいとも思っている。彼は実現が必要であれば実際に行っていくだろう。ほかの誰もと同じように彼にもエゴがあり、最強の大統領になりたがっている。そして、ブラック・コミュニティからの支持もなければ、最強の大統領になれないこともわかっている」と話した。

 とにかく、カニエはトランプを嫌いになれないことだけは確かなようだ。その証拠に、同年10月には再びホワイトハウスにトランプを訪ね、「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」と書かれた言葉をカニエ流にデザインし直した、オリジナルのMAGAハットをトランプとイヴァンカらに贈っている。

 

■計算高き天才か、天然の情弱なのか

 カニエがトランプ・ファミリーにMAGAハットをプレゼントした翌月、妻であるキムは「カニエはトランプのパーソナリティが気に入っただけで、政治についてはわかっていない」と述べた。さらに、キムとカニエの間に娘・ノースが生まれたとき、病院で知り合ったというブレット・イーストン・エリス(『アメリカン・サイコ』で知られる作家)は、カニエの言動に対して取り巻くメディアへ次のような見解を述べている。

「メディアはカニエを小馬鹿にするような態度を取り、『ドラッグをやっている』と決めつけている。確かに要領を得ないところはあるが、カニエが言おうとしていたことはアホでもない限り理解できるのに、そうやってバイアスを感染させていた。メディアは『カニエはドラッグ乱用に対する治療が必要』と持っていきたかったのだ。そして、奴隷発言とトランプ支持で、彼は二度とキャリアを取り戻すことはできず終焉を迎える、とメディア同士がコンセンサスを取っていた」

 そして次の発言は、キムが述べた最新の言葉だ。「カニエは常にカニエであって、私が変えるつもりはまったくない。だって、それが私の愛したカニエなのだから。私が変えられるわけがない」――カニエ・ウェストという愛すべき情弱は、やはり全世界を巻き込む天才なのかもしれない。

 

カニエ・ウェスト●1977年、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のアーティスト/プロデューサー/デザイナー。妻はリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』でもおなじみのキム・カーダシアン(左肩)。これまでにアーティスト、プロデューサーとして数多くのグラミー授賞歴を持つ。と同時に、トランプ大統領(右ヒザ)への賛辞をはじめとする、数多くの問題発言、行動を起こしてしまう愛すべきキャラとして確固たる地位を築いている。左足にくっつているのはカニエのマスコットキャラ、ドロップアウト・ベア。

【スピリチュアル被害】「感謝します!」「幸せです!」“教祖”の教えを守ったら……【第5回】

 とにかく妙な“自称”ヒーラー&霊能者がたくさんいた!

  スピリチュアル商法やトンデモビジネスのカモにされやすい私、マンガ家・華桜こももがこれまで交流してきた“エセ”スピリチュアル人間とのエピソードを紹介☆

  ※おかげで今は“真人間(自称)”です! (……自信はない)

(前回まではこちら)

“教え”を実践したら“都合のいい人”になっていた

――「トンデモ☆スピリチュアル寄行!!」は、隔週水曜の更新。

このマンガへのコメントを読む・書く

華桜こもも(はなさくら・こもも)
秋田県出身、在住のマンガ家。著作に『息子が思春期をこじらせている』『子離れしなきゃダメですか?~社会人息子ふたりに依存する母の日常~』(いずれもぶんか社)など。

・インスタグラム:hana11momo