芸人をタダで見られるムショの慰問――元女囚が獄中で出会った印象深い芸能人

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■芸人を管理するのが吉本興業の役割

 吉本興業が何かと話題ですね。私も大阪出身でお笑いは大好きですし、ダウンタウンなど吉本の芸人さんのファンでもあるので、気にはなっています。早く落ち着いてほしいです。

 もともと昔の芸人さんは「芸以外」のことは超テキトーやったと聞いています。今でもたまに不倫とか話題になりますよね(笑)。お酒やギャンブル、異性関係の誘惑に弱いから、そこをうまいこと管理するのが吉本興業のような会社の役割なんでしょう。

 芸人さんを甘やかさず、でも厳しすぎず、がんばっておもろい芸を磨いてもらう……。難しいことやと思います。コワモテやないと、言うことも聞かない芸人さんもいてるでしょうしね。そういう厳しい世界で有名になって、テレビ番組でレギュラーを持つなんて、ホンマに大変なことです。会社も世間も、もう少しいろいろゆるくなってほしいなあと思っています。

■獄中(なか)で見られる一流の芸

 読者の皆さんは、芸人さんの芸をナマでご覧になったことがありますか? それをタダで見られる(かもしれない)のがムショです。

 今は、法務省の「矯正支援官」という役職があって、トップの「特別矯正監」である杉良太郎さんのほか、噺家の桂才賀さん、コロッケさん、石田純一さん、刑務所のアイドルPaix2(ペペ)のお2人、EXILEのATSUSHIさん、元AKB48の高橋みなみさんなどが就任されています。ちなみに浜崎あゆみさんは、すぐにやめられてますね。杉様に「差別された」そうです。 

 この矯正支援官になると、ムショまでの交通費など実費は出るそうですが、もともともうかるものではないですから、それをわかって来てくださる皆さんには感謝しかありません。慰問のある日は缶ジュースやお菓子も出るので、懲役はとても楽しみにしています。

 そして……たまにプロの「慰問」ではなく、「拷問」といわれるご近所のカラオケ同好会の「歌謡ショー」や、幼稚園や保育園の子どもたちのお遊戯会などもあります。地元のおじいさんたちのカラオケを黙って聞かされるのはホンマ微妙なんですが、目の前のオバハンたちの「正体」を知らない小さな子たちが一生懸命歌ったり踊ったりしているのは、子どものいる懲役(私もです)には胸に迫るものがありましたね。

 こういう時はシャバで待っている子どもたちに申し訳なくて、「ああ、もうシャブなんかやったらアカン。ムショなんか来たらアカン」とかマジ思うんですが、また戻ってきちゃう。その繰り返しでした。

 私の慰問の思い出といえば、まずは八代亜紀さんですね。最高にきれいでした。それと香水をたくさんつけてきてくれて、講堂中がめっちゃいい香りになりました。なんかデパートの化粧品売り場に来たみたいで、みんなでひそかに興奮したものです。騒ぐと叱られますからね。

 Paix2(ペペ)もよかったですね。元懲役は、だいたい出てきてからもカラオケでけっこう歌ってるんですよ(笑)。

 あとは、和歌山刑務所のトクメン(篤志面接委員)をされている桂文福さんの面談も印象に残っています。トクメンとは、ボランティアで懲役たちの悩みを聞いてあげたり、講話をしたりする方です。お坊さんや元教師、元刑事さんなんかが多いようですが、才賀さんもされているそうです。こういう方との面談は希望者が多いので、競争率が高いです。私もダメ元で応募したのですが、なぜか当選して、お話しさせてもらいました。

 文福さんの第一印象は、「でかっ」の一言(笑)。170センチ、103キロだそうで、顔もカラダもとにかく大きな方でした。獄中では男の人を見る機会がまずないので、余計にそう思ったのかもしれません。いろんな話をして、「キミはそのままで最高や。変わらなくていいんやで」と言われました。

「えっ? こんなシャブで懲役のダメダメな私でも?」
「そうそう。キミは明るいし、大丈夫や。そのままでいいんや」

 やっぱり、そういうふうに言われるとうれしいですよね。聞けば文福さんは吃音(どもり)にも悩んでいたそうで、明るくて楽しそうな噺家さんにも、実はいろんなことがあるんやなーと思いました。

 こうして獄中でさまざまな出会いや経験があって、シャバに戻ってくるわけですが、住むところや仕事など「居場所」がなければまた逆戻りです。私は今のところは大丈夫なんで、このままがんばりたいと思っています。そして、いつかは私もトクメンになって、懲役の話をバリバリ聞ける人になりたいと本気で思っています。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」

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女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)発売中です。

「キャラが痛い」「不思議ちゃんぶるな」好きなタイプを明かしブーイングされた芸能人3人

 バラエティー番組などで、タレントが「好きなタイプ」を語ることは珍しくない。しかし、正直に話しすぎて、視聴者からドン引きされた芸能人がいる。元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈もその一人。

 7月14日放送の『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)に出演した丸山は、進行役であるお笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二から好きな男性のタイプについて尋ねられると、「何でも包んで食べる人。焼肉とか、サンチュで包んで食べる人がいい」と語った。さらに、「食材を包んで食べるくらいだから、人間も包む力があるんじゃないかな。心の優しい人っていうか、わかりません?」と持論を展開し、小峠から「もちろん全国民がわかってないと思う」と冷たくあしらわれていたが……。

「ネットユーザーからも、『小峠のツッコミの通り、誰も理解できない』『いい加減、不思議ちゃんぶらないでほしい』『キャラ作りに必死すぎて痛々しい』と厳しい声が続出しました」(芸能ライター)

 また、King&Princeの岸優太は、6月11日放送の『踊る! さんま御殿!!』(同)で、好みの女性の“体形”を明かし、物議を醸した。

 番組ではKing&Princeのメンバーそれぞれが「キュンとする女性」について語り、平野紫耀は「ふくよかな女性が好きなんですよね」と告白。芸人の渡辺直美や、おかずクラブ・ゆいPの名前を挙げた。続いて岸も「太ってはいないんですけど、肉付きがちょっといいくらい」と話すと、MCの明石家さんまから具体的な芸能人を聞かれ、岸は身長172センチでスレンダー体形の菜々緒の名を口にした。

「菜々緒は“肉付きがいい”という言葉からかけ離れたタイプだけに、ネット上からは『意味を正しく理解できていないのでは?』『肉付きがいい人ってことで名前を出された菜々緒にも失礼』『菜々緒が肉付きいいなら、誰が痩せてるの?』と猛バッシングされました」(同)

 さらに、フリーアナウンサーの岡副麻希も16年12月13日放送の同番組で、好きな男性のタイプを明かし、視聴者から反感を買った。

 岡副は「高校生の時、ちょっと仲良くしていた人がすごい女ったらしだったんですね。浮気とかしちゃうような。でも(自分が)一番ならいいやって思ってて。今でもそうなっちゃうんですよ。(恋人に何人か女性がいても)結婚してくれるならいい。一番だよって言ってくれたらいいって思ってしまう」と独特の恋愛観を明かし、スタジオを騒然とさせた。さらに、好きなタイプを質問されると、「(元中日ドラゴンズの)山本昌さんみたいな体形の人が好きです。おなかがちょっとポコッとしてるような方がいい。くまさんみたいな人がギューってしたくなります」と告白。

「岡副の数々の発言に、ネットユーザーからは、『なんとかして目立とうとしているよね……』『不倫肯定派のアナウンサーはどうかと』『浮気を容認する、寛容な自分をアピールしているの?』と非難の言葉が飛び交いました」(同)

 好みタイプは人それぞれだが、あまりにも常識からかけ離れた発言は、視聴者から呆れられるだけなのかもしれない。
(福田マリ)

今田耕司「トップにいるべき人ではない」”岡本社長批判”が失笑ものだったワケ

 収録中には、今の状況をまったく読めていなかったようだ。

 7月27日、お笑い芸人の今田耕司が『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』(読売テレビ)に出演。 詐欺グループへの闇営業問題から発展した吉本興業の一連の騒動について言及した。

「今田は吉本の岡本昭彦社長が『吉本はファミリー』と発言したことを受け、同社の元会長である故林庄之助さんを真似しただけだと一刀両断。『吉本というお笑いの楽しい会社のトップにいるべき人ではない』『いち歩兵からやり直して、また社長を目指してくださいよ。社員の信頼を得て……』と熱弁を振るいながら、厳しい口調で糾弾していました。実は、この収録は岡本社長の会見が始まって2時間後のことで、吉本批判のテンションが高かったため、感情的になっていたようです」(テレビ誌ライター)

 会見直後は、他の芸人たちもSNSなどで岡本社長や会社批判を繰り広げていたが、その後、松本人志、明石家さんまらのベテランが吉本サイドに立って仲裁に入ったことで、反旗芸人たちを鎮圧。そうした矢先の発言だけに、ネット上でも注目を浴びたようだ。

「経営陣が退陣しなければ吉本を辞めると宣言していた加藤浩次も、ここにきて一気にトーンダウン。ラジオ番組では『僕もああいう発言をして、いろんな方としゃべらせていただいて、これからいろいろ決まっていくのかな。僕もいま冷静に、あのときは熱くなった部分もあるから』と語るなど、和解に向けた話し合いをしていくことを示唆しています」(芸能記者)

 雨上り決死隊・宮迫博之については、『フライデー』で金塊強奪犯とのギャラ飲み疑惑が続報されており、世間や芸人たちの同情ムードは一変した。

「その中で、“数日前”のテンションで話した姿が放送された今田は、オンエアを観て頭を抱えていたでしょうね」(同・芸能記者)

 ネット上では「次は今田の乱か!」と称賛されているが、すでに反乱軍は撤収済み。今田は吐いた唾をどう飲み込むのだろうか。

加藤浩次がついに白旗? 「加藤の乱」の名前が負けフラグだったの声も

 7月26日、極楽とんぼの加藤浩次が相方の山本圭壱がMCを務めるラジオ番組『極楽とんぼ山本圭壱のいよいよですよ』(宮崎サンシャインFM)に生出演。MCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で、経営陣が刷新されなければ吉本興業を辞めると表明したことについて言及した。

「“狂犬”の異名どおり、加藤は同番組で再三『僕の決意は決まっている』と退社の意向を示していました。ところが、今回のラジオでは『あのときは熱くなった』と完全にトーンダウン。ネット上では“チワワ”と揶揄される体たらくに。加藤の退社宣言直後は平成ノブシコブシ・吉村崇やハリセンボン・近藤春菜らが同調していましたが、松本人志や明石家さんまが吉本サイドに立って火消しに走ったことで大きな広がりを見せませんでした。盟友のナインティナイン・岡村隆史も『加藤浩次は辞めません、辞めさせません!』と吉本残留を求めています」(芸能記者)

 もともと今回の「加藤の乱」は、かつて政界で起きたクーデーターにちなんでつけられたもの。その結末もまったく同じ展開になっていることから、「加藤の乱」という名前自体がすでに負けフラグだったとの声も聞かれる。

 元祖・加藤の乱は、2000年11月に第2次森内閣打倒を目指して与党・自由民主党の加藤紘一氏・山崎拓氏らが起こした一連の倒閣運動を指す。

 当時、野党だった森内閣不信任決議案に加藤派と山崎派が同調すれば過半数を上回る状況だったが、自民党幹事長だった野中広務氏が加藤派議員を切り崩したことで失敗に。討ち死に覚悟で本会議場に向かう加藤氏を、谷垣禎一氏が『加藤先生は大将なんだから!』と必死に止めようとしたのはよく知られている。

「松本人志、明石家さんまという“印籠”を使って鎮圧しようとした吉本興業側の作戦勝ちでもあり、吉本の若手芸人たちが、自民党の国会議員並みに勝ち負けを読む力があったともいえる結果ですね」(週刊誌記者)

 内紛後、加藤氏は党内での力を失っていったが、「加藤浩次」も同じ道をたどるのだろうか。

加藤浩次がついに白旗? 「加藤の乱」の名前が負けフラグだったの声も

 7月26日、極楽とんぼの加藤浩次が相方の山本圭壱がMCを務めるラジオ番組『極楽とんぼ山本圭壱のいよいよですよ』(宮崎サンシャインFM)に生出演。MCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で、経営陣が刷新されなければ吉本興業を辞めると表明したことについて言及した。

「“狂犬”の異名どおり、加藤は同番組で再三『僕の決意は決まっている』と退社の意向を示していました。ところが、今回のラジオでは『あのときは熱くなった』と完全にトーンダウン。ネット上では“チワワ”と揶揄される体たらくに。加藤の退社宣言直後は平成ノブシコブシ・吉村崇やハリセンボン・近藤春菜らが同調していましたが、松本人志や明石家さんまが吉本サイドに立って火消しに走ったことで大きな広がりを見せませんでした。盟友のナインティナイン・岡村隆史も『加藤浩次は辞めません、辞めさせません!』と吉本残留を求めています」(芸能記者)

 もともと今回の「加藤の乱」は、かつて政界で起きたクーデーターにちなんでつけられたもの。その結末もまったく同じ展開になっていることから、「加藤の乱」という名前自体がすでに負けフラグだったとの声も聞かれる。

 元祖・加藤の乱は、2000年11月に第2次森内閣打倒を目指して与党・自由民主党の加藤紘一氏・山崎拓氏らが起こした一連の倒閣運動を指す。

 当時、野党だった森内閣不信任決議案に加藤派と山崎派が同調すれば過半数を上回る状況だったが、自民党幹事長だった野中広務氏が加藤派議員を切り崩したことで失敗に。討ち死に覚悟で本会議場に向かう加藤氏を、谷垣禎一氏が『加藤先生は大将なんだから!』と必死に止めようとしたのはよく知られている。

「松本人志、明石家さんまという“印籠”を使って鎮圧しようとした吉本興業側の作戦勝ちでもあり、吉本の若手芸人たちが、自民党の国会議員並みに勝ち負けを読む力があったともいえる結果ですね」(週刊誌記者)

 内紛後、加藤氏は党内での力を失っていったが、「加藤浩次」も同じ道をたどるのだろうか。

SMAP絡みの圧力はそもそも飯島氏発祥? テレビ局員を悩ませた「飯島詣で」の悪しき風習も

 元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾を番組に出演させないようにテレビ局に圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会から調査を受けたジャニーズ事務所。7月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、嵐の元マネージャーが圧力をかけたと報じている。

「この元マネージャーは、藤島ジュリー景子副社長の右腕と言われていた人物を指している。ジャニーズ社内で展開されていたジュリー副社長と、現在“新しい地図”を率いるSMAPの元マネージャー・飯島三智氏との対立構造が、今なお続いていることを示しています」(芸能事務所関係者)

 今回は”ジャニーズの圧力”の被害者となっている形の飯島氏。しかし、そもそも飯島氏は、圧力をかける側の人間だったという。

「ジャニーズ事務所というと、退所したタレントを干したり、ライバル関係にある男性グループを干したりするというイメージがありますが、そういった豪腕を先頭に立って振るっていたと言われるのが飯島さんです。特にSMAPがブレイクした後は、いろんな形で“圧力”らしき行為があった。直接的なものはそれほどなかったとしても、SMAPを起用したいテレビ局側が飯島さんの機嫌を取るために、いろいろと忖度して動いていたのは間違いありません」(テレビ局関係者)

 そして、そんな飯島氏の豪腕を上手く活用していたのが、ジュリー副社長だったとも言われている。

「飯島さんの豪腕のおかげで、SMAPだけでなくジャニーズのタレント全部が特別扱いになっていったところはある。飯島さんが、局のスタッフと強い感じで交渉してくれたから、ジャニーズ事務所全体が怖がられるようになったという感じでしょうか。ジュリー派にとってみれば、飯島さんが悪者になったおかげで、そのほかのタレントを高く売ることができたという側面もあるでしょうね」(同)

 かつては、テレビ各局の幹部が飯島氏に手土産を持って挨拶に行く「飯島詣で」なる悪しき風習もあったというから驚く。

「飯島さんに高級ブランドのバッグなんかをプレゼントして、ご機嫌を伺うテレビ局スタッフも少なくなかった。飯島さんがジャニーズ事務所を辞めたことで、挨拶に行かなくて済んだとホッとしている局員も多いほど」(別のテレビ局関係者)

 そんな飯島氏が今や圧力を受ける側に回っているとは、なんとも皮肉な話だ。

SMAP絡みの圧力はそもそも飯島氏発祥? テレビ局員を悩ませた「飯島詣で」の悪しき風習も

 元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾を番組に出演させないようにテレビ局に圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会から調査を受けたジャニーズ事務所。7月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、嵐の元マネージャーが圧力をかけたと報じている。

「この元マネージャーは、藤島ジュリー景子副社長の右腕と言われていた人物を指している。ジャニーズ社内で展開されていたジュリー副社長と、現在“新しい地図”を率いるSMAPの元マネージャー・飯島三智氏との対立構造が、今なお続いていることを示しています」(芸能事務所関係者)

 今回は”ジャニーズの圧力”の被害者となっている形の飯島氏。しかし、そもそも飯島氏は、圧力をかける側の人間だったという。

「ジャニーズ事務所というと、退所したタレントを干したり、ライバル関係にある男性グループを干したりするというイメージがありますが、そういった豪腕を先頭に立って振るっていたと言われるのが飯島さんです。特にSMAPがブレイクした後は、いろんな形で“圧力”らしき行為があった。直接的なものはそれほどなかったとしても、SMAPを起用したいテレビ局側が飯島さんの機嫌を取るために、いろいろと忖度して動いていたのは間違いありません」(テレビ局関係者)

 そして、そんな飯島氏の豪腕を上手く活用していたのが、ジュリー副社長だったとも言われている。

「飯島さんの豪腕のおかげで、SMAPだけでなくジャニーズのタレント全部が特別扱いになっていったところはある。飯島さんが、局のスタッフと強い感じで交渉してくれたから、ジャニーズ事務所全体が怖がられるようになったという感じでしょうか。ジュリー派にとってみれば、飯島さんが悪者になったおかげで、そのほかのタレントを高く売ることができたという側面もあるでしょうね」(同)

 かつては、テレビ各局の幹部が飯島氏に手土産を持って挨拶に行く「飯島詣で」なる悪しき風習もあったというから驚く。

「飯島さんに高級ブランドのバッグなんかをプレゼントして、ご機嫌を伺うテレビ局スタッフも少なくなかった。飯島さんがジャニーズ事務所を辞めたことで、挨拶に行かなくて済んだとホッとしている局員も多いほど」(別のテレビ局関係者)

 そんな飯島氏が今や圧力を受ける側に回っているとは、なんとも皮肉な話だ。

パパ活じゃない? 美尻でタワマンを購入した倉持由香のビジネス論に絶賛の嵐

 あからさまな炎上商法や、キャラ作りなどでしのぎを削るグラドルが多い昨今、100センチのヒップを生かし、「尻職人」として、地道に自撮り画像を投稿し続け、ついにタワーマンションを購入したのは、グラドルの倉持由香だ。

 グラドルがタワーマンションに住むというと、ついつい“パパ活しているのでは?”といった妄想が働いてしまうが……。

「倉持のツイッターを見ると、『死ぬ気でローン返していくぞ~~‼』との投稿があるように、実は彼女、35年の住宅ローンを組み、自分の力でマンションを購入したそうなんです」

 こう話すのは、彼女をよく知るグラビア関係者だ。お尻一本でグラビア界を渡り歩く倉持だが、実はかなりの苦労人。

 デビュー当時は事務所のキッチンで、寝袋で寝泊まりしていた時期もあり、『いつかは自分の家を持ちたい』という気持ちをバネに、コツコツと自撮り画像を投稿。『グラドル自撮り部』を立ち上げるなどし、今の地位に上り詰めている。

「彼女が書き上げた初のビジネス書『グラビアアイドルの仕事論』は、コミュニケーション戦略を周到に練り、どうやったらオンリーワンになれるかを考え抜いているのがポイント。エゴサーチでの市場調査や検証を欠かさず、『グラビア界というレッドオーシャンを自分流のやり方で生き抜いているのが素晴らしい』と各メディアで絶賛されています。内容が濃いため、芸能界だけではなく、他の業界からも注目されているようです」(同)

 グラドル界に革命を起こした尻職人が、ビジネス界でトップを取る日も近い?

パパ活じゃない? 美尻でタワマンを購入した倉持由香のビジネス論に絶賛の嵐

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 こう話すのは、彼女をよく知るグラビア関係者だ。お尻一本でグラビア界を渡り歩く倉持だが、実はかなりの苦労人。

 デビュー当時は事務所のキッチンで、寝袋で寝泊まりしていた時期もあり、『いつかは自分の家を持ちたい』という気持ちをバネに、コツコツと自撮り画像を投稿。『グラドル自撮り部』を立ち上げるなどし、今の地位に上り詰めている。

「彼女が書き上げた初のビジネス書『グラビアアイドルの仕事論』は、コミュニケーション戦略を周到に練り、どうやったらオンリーワンになれるかを考え抜いているのがポイント。エゴサーチでの市場調査や検証を欠かさず、『グラビア界というレッドオーシャンを自分流のやり方で生き抜いているのが素晴らしい』と各メディアで絶賛されています。内容が濃いため、芸能界だけではなく、他の業界からも注目されているようです」(同)

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GUCCIが偽ブランド品をサンプリング! “ブート・クチュール”の複雑化する最尖端

――ブランドのロゴを勝手に使い、自己流にアレンジした“ブート・クチュール”と呼ばれるアイテムが、最近ファッション界でイケてるという。しかし、“偽ブランド品”とは何が違うのか? ファッションと法律の両観点から、その最新状況と是非を整理してみたい。

 “ブート”とは、“Bootleg(ブートレグ)=海賊版、密造品”のこと。それらを自分流に解釈して仕立てる(=クチュール)ことを指した“ブート・クチュール”なる言葉がある。“オート(=高級)クチュール”とは真逆といえるものだが、近年、ファッション界でこのブート・クチュールが注目を集めている。しかも、悪い意味ではなく“良い意味”において、である。

 2018年夏、グッチは30年前のブート品をサンプリングした「グッチ〔ダッパー・ダン〕コレクション」(84ページ写真上)を発売した。ダッパー・ダンとは、1980年代から90年代初めにかけてカルト的人気を誇った、ニューヨーク・マンハッタン出身の黒人テイラーだ。独学で服づくりを学び、ハーレムにショップを開くと、グッチ、フェンディ、ルイ・ヴィトンなどハイブランドのモノグラムを全面にプリントしたファブリックやレザーを密造。およそそのブランドの製品とは思えない独自のスタイルを生み出し、ブルゾンやスーツなどをオーダーメードで仕立てた。もちろんブランド側には許可を取っていない違法ビジネスだったが、黒人のヒップホップ・スターやアスリートたちにとって彼のアイテムを着用することがある種のステータスになっていた。

 ところが88年、彼の顧客だったプロボクサー、マイク・タイソンとライバルのミッチ・グリーンがダッパー・ダンの店で暴行事件を起こす。この事件はテレビや新聞で大きく報道され、ダッパー・ダンの存在やブート・クチュールも世間に露呈してしまう。これが原因でブランド側がこぞって彼を訴え、92年、ダッパー・ダンの店は閉店に追い込まれた。

 ヒップホップのクラシック(名盤)のひとつとされている、エリック・B&ラキムのアルバム『Paid in Full』(1987年)。このジャケットで2人が身にまとっていたのも、ダッパー・ダンが手がけたブート・クチュールだった。
 ファッションジャーナリストのA氏は、ダッパー・ダンについてこう評する。

「単にブランド名をプリントしただけのコピー品は、アジアを中心に世界で流通していますが、自身のテイラーの技術を駆使したクリエイティブなブートという意味で、彼は異質でした。サンプリングの仕方にしてもひねりが効いていて、同時代のヒップホップ文化と完璧にリンクしていたといえます」

 そこに注目したのが、2015年にグッチのクリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレだ。17年6月に発表した18年クルーズコレクションには、袖が大きく膨らんだファージャケットが登場。これが、ダッパー・ダンがかつてデザインしたジャケットに似ているとインスタグラムのアカウント「Diet Prada」(87ページのコラム参照)で指摘されて、話題となった。ほどなくアレッサンドロ・ミケーレは、このジャケットはダッパー・ダンへの“オマージュ”とソーシャルメディアで説明。その後、同年9月にはダッパー・ダンを17年秋冬シーズンのメンズのテーラリングキャンペーンモデルに起用し、18年にはオーダーメードでメンズウェアを仕立てるダッパー・ダンのアトリエをオープンした。そして、18年秋冬コレクションではダッパー・ダンとコラボレーションした先述の「グッチ〔ダッパー・ダン〕コレクション」を発表するに至ったわけだ。すなわち、本家がニセモノをリスペクトした上にフィーチャーするという、複雑な事態が起きたのである。

■ストリートにすり寄るハイブランドの魂胆

 似たような動きはほかのブランドでもないことはない。ニューヨークで1994年に創業した、ストリートブランドのシュプリームは、2000年にルイ・ヴィトンのモノグラムを全面に配したスケートボードデッキを販売したが、ルイ・ヴィトン側からクレームを受け、発売から約2週間で販売中止となってしまった。ところが17年、シュプリームはルイ・ヴィトンと正式にタッグを組み、ウェアやバッグ、財布、iPhoneケースなど限定コラボ商品を販売した。

 とはいえ、今や世界的な人気を誇るシュプリームと、30年前に密造屋の烙印を押されて表舞台から姿を消したダッパー・ダンとでは、衝撃度が大きく違う。

「当時のダッパーはニューヨークのハーレム限定のスターデザイナーであり、欧米のファッション業界ではほとんど知られていなかったはずです。でも、2010年代に入ってから、70~80年代のヒップホップをディグる動きが顕著になって、当時のヒップホップのファッションの重要人物として、注目を集めるようになりました。Netflixがドラマ『ゲットダウン』やドキュメンタリー『ヒップホップ・エボリューション』といった70年代の黎明期から90年代の黄金期までヒップホップの変遷をたどる番組を配信したのも、大きく影響していると思います」(A氏)

 加えて、それ以前にハイブランドがストリートブランドにすり寄ってきたことも背景にある。例えば2008年、リカルド・ティッシ(現バーバリーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー)がジバンシィのメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任し、数シーズンにわたってストリートスタイルに大きな影響を受けたコレクションを発表。また同時期、世界的ラッパーのカニエ・ウェストは、従来のストリートスタイルにハイブランドをミックスしたスタイルを好むように。そして09年、ルイ・ヴィトンがそんなカニエのデザインによるスニーカーを発売。以降、さまざまなハイブランドが、ストリート・カルチャーにインスパイアされたコレクションを発表したり、ストリートブランドとのコラボを盛んに行ったりするようになった。顧客とのタッチポイントの多様化、購買ニーズの多様化が進む時代、各ブランドはこうして顧客の若返りを目指したのである。その試みが功を奏し、2010年代半ばになると、ハイブランドとストリート色の強いアイテムを組み合わせる“ラグジュアリーストリート(ラグスト)”が大流行した。

 こうした流れの一要素として、ブート・クチュールもとらえられるだろう。実例としては、16年にデビューし、新世代のポップ・アイコンとして注目されるLA在住の17歳の歌姫ビリー・アイリッシュは、しばしばアーティストのTsuwoopによるルイ・ヴィトンのモノグラムを使ったブート・クチュールを着て公の場に登場(85ページ写真)。なおTsuwoopは、ルイ・ヴィトンだけでなくグッチやシャネル、フェンディのロゴやモノグラムを勝手に派手な色使いにアレンジして仕立てたストリートウェアやスニーカーを次々と発表。それらの画像はインスタグラムの自身のアカウントでアップしているが、それらを公式に販売しているかどうかは明らかになっていない。

「アメリカではそうしたブートのファッションが非常に盛り上がっています。お金で買えないもの、自分だけの一点ものを求める傾向が世界的に強まっていることも、一要因としてあるでしょう」(同)

■シュプリームのロゴをバグらせて刺繍する

 ブートとは文脈が異なるが、日本のファッション業界では“サンプリング”や“オマージュ”の動きが盛ん。過去の銘品を参照して別の物を生みだしたり、別の方法で作り変えたりする手法である。

「2018年度のLVMHプライズを受賞したダブレットの井野将之は、過去の銘品をサンプリングして新しいものに作り変える発想と技術力が、世界から高く評価されています。オマージュという手法では、東京・浅草をベースに活動する革製品のブランド、エンダースキーマのオマージュラインが代表例。誰もが知るスポーツブランドの名作スニーカーを、ヌメ革で手工業的なアプローチで製作していて、こちらも高い評価を受けています。17年からは“公式二次創造物”と銘打ち、アディダスと正式にコラボレーションを実現させました。これは、本当に画期的なことだと思います。洋服やシューズのデザインはある程度出尽くしているので、こうしたリスペクトのあるサンプリングやオマージュの手法は、今後ますます盛んになっていくでしょう」(同)

 また、スタイリストの小山田孝司氏は、日本におけるある種のブート・クチュールの発展形について、こう話す。

「ファッション・デザイナー/アーティスト、Nukeme(ヌケメ)のグリッチ刺繍シリーズは、コンピュータミシンに読み込ませる刺繍データを意図的に破損させて刺繍することで作品化しています。14年にはサンリオとコラボレーションし、キャラクターをグリッチ刺繍の手法で制作したTシャツを伊勢丹新宿店で販売しました。キャラクターの取り扱いに非常に敏感といわれるサンリオが、わざとキャラクターの形を崩したりしている商品にOKを出したのは画期的でしたね」

 そんなNukemeは17年、GraphersRock名義でも活動するアートディレクター岩屋民穂との合作展「Dear Supreme, Dear PLAY」を開催。2人が特に思い入れが強いシュプリームのボックスロゴとコム デ ギャルソンの「PLAY」ラインのハートロゴを、グリッチ刺繍した作品を展示した。いずれも、正規店で購入した“本物”の上から、グリッチ刺繍したロゴを叩きつける、という手法で制作。つまり、単なるブートではなく、オリジナルを用いたカスタムなのだ(画像1枚目)。

「さらに、ブランド品以外の模刻まで行われることもあります。例えば、ジュエリーブランドのDO NOT DOは、硬貨を模したペンダントやリングを制作していますね(86ページ写真上)」(小山田氏)

 もっとも、通貨偽造罪は無期懲役または3年以上の懲役(20年以下)と重罰に処されるが、「ペンダントの場合、本物の硬貨とデザインは同じでありながら、安価な素材から高価な素材へ変更し、図柄自体も反転させている」(同)という。

■ZARAパクリ事件がもたらしたインパクト

 通貨偽造罪はともかく、「例えばブランドのロゴを商標権者の許可なく使って商品を販売すれば、日本法では商標権侵害となる」と弁護士法人プラム綜合法律事務所の梅澤康二弁護士は話す。

「商標は、商標となるロゴやマークなどと、その用途となる商品やサービスである指定商品・指定役務がセットで登録されています。例えば、あるブランドが『衣料品にこのロゴを使用する』と登録した場合、別の事業者が衣料品やこれに類する商品に勝手に同じロゴを使用することは商標権侵害に。この場合、権利者は当該侵害行為を行う者に、商標の使用差止めや損害賠償を求めることができます。また、こうした商標権侵害が組織的・営利的に行われるなど悪質なケースであれば、民事とは別に刑事事件として立件されることも。仮に刑事事件で起訴されて有罪となれば、その行為類型にもよりますが、もっとも重い場合は10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金刑、またはその併科となる可能性があります(法人が併せて処罰される場合の罰金額は、最大3億円とされています)。このような商標権侵害については、販売行為だけでなく、販売目的で所持・譲渡する場合も取り扱いは同様」(梅澤氏)

 また、ロゴを改変した場合には、著作権侵害に当たる可能性もあるという。

「個人的な趣味の範囲内で著作物であるロゴにアレンジを加える程度であれば、これが権利侵害となるかは別として、ことさら責任追及を受ける可能性は高くないかもしれません。しかし、企業側はブランド価値の維持のために、ロゴやマークの権利にある程度のコストをかけているのが通常。そのため、『単なるオマージュだから』と気軽にタダ乗りして販売利益を得ることを是認すると、企業はそうしたコストをかけることに躊躇し、登録を前提とする商標制度自体が崩壊するかもしれません。そのため、“オマージュ”という理由は権利侵害を正当化する理由にはなり得ないでしょう。なお、インターネットが発達した現代では、グレーゾーンと思える事象も。例えばブート・クチュールを着た姿をSNSに投稿することなどがあり得ます。こうした行為が商標の使用、そのほか商標権侵害行為となるかは慎重な判断を要すると思われます。他方で、ブート・クチュールを着た投稿で“オシャレな人”として知名度を得た上で、別の営利行為につなげるケースも考えられるので、これを規制の対象外と言い切るのもどうかと思います」(同)

 なお、日本では18年7月、アメリカで買い付けたグッチやシャネルなどの古着のブート品59点を、販売目的で所持していた古着店の店主ら2人が逮捕されている。警視庁によると、約3年前から古着店においてブート品の販売が目立つようになったという。とはいえ、ブランド側はパクられるばかりでなく、パクることもある。

「もともと、ファッション業界は引用に対して寛容でした。アートや建築からの引用は一般的な商法ですし、近年は“文化の盗用”という言葉で批判されることも多くなっていますが、少数部族の民族衣装を取り入れることも多かった。また、業界内では“抜く”という隠語で、優れたブランドの洋服のパターン(設計図)をそのままパクるということも公然と行われていました。18年に日本のブランドのザ・リラクスが、同社が販売するモッズコートをZARAが模倣して販売したとしてザラ・ジャパンを提訴し、ザラが敗訴することがありましたが、この事例は“抜く”という行為が違法であることを認めた画期的な判決だったと思います」(同氏)

 ただ、ファッションにおいて偽物、ブート、オマージュ、サンプリング……といった分類の境界線はやはり見えづらいところがある。また、ここまで見てきたように、オリジナルがブート(的表現)をさらにサンプリングしたりする複雑な状況にもなっている。その上、個人レベルの創作物もSNSで簡単に発信できる今、新たなグレーゾーンが生じ、問題は一層ややこしくなっているため、この先、ブート・クチュールの定義と意義がまた変化していくのかもしれない。(月刊サイゾー6月号『令和時代の(新)タブー』より

(写真:1枚目、5枚目/小濱晴美)

(スタイリング:画像1枚目のキャップ、5枚目のジュエリー/小山田孝司)