ビルボード16週首位の「異例の新人」リル・ナズ・X、命の危険を匂わす不穏なツイート投稿

 4月13日から、「ビルボードHot 100(全米シングル・チャート)」ナンバーワンに君臨し続けているリル・ナズ・Xの「Old Town Road」。全世界にファンを持つテイラー・スウィフトやケイティ・ペリー、ジャスティン・ビーバーとエド・シーランのコラボ曲も彼を首位の座から引きずり降ろすことができず、現時点で16週連続ナンバーワンを記録。17週連続首位を達成すれば新記録樹立となるため、全米中から熱い注目を集めている。20歳にして音楽史に残る驚異的な記録に迫っているリル・ナズ・Xだが、先週ツイッターに「命を狙われている」と言わんばかりの不穏なつぶやきを投稿。ファンを大いに心配させているのだ。

 副業でゴスペル歌手をしている父親の影響で、音楽にのめり込んだというリル・ナズ・X。昨年末にインスタグラムに「Old Town Road」の“さわり”を投稿したところ、「カントリー? それともラップ?」と注目されるように。今年に入って人気アプリ「TikTok」で流行した、カウボーイに変身する「#Yeehawチャレンジ(#カウボーイチャレンジ)」のサウンドに「Old Town Road」が使われたことで、若い層の間で人気に火がついた。

 3月にはジャスティン・ビーバーがインスタグラムのストーリーで、「この曲、最高!」とプッシュし、一気にブレーク。時を同じくして、全米大学体育協会主催のバスケットボール・トーナメントで、テキサス工科大学のチームがこの曲に合わせて歌い、ダンスしながら準決勝進出を喜ぶ動画を公開したことで、トーナメントのファンである中年以上の層にも知られるようになった。

 「Old Town Road」は初登場でビルボード・ホット・カントリーチャート(全米カントリーチャート)の19位にランクイン。好スタートを切ったのだが、ビルボードは「カントリーの要素が足りない」として、カントリーチャートから除外した。多くの人が「白人文化であるカントリーから黒人ラッパーが追放された」と感じ、人種差別問題へと発展。この騒動を収めるために、リル・ナズ・Xのマネージメントはカントリー界の大御所で、人気歌手マイリー・サイラスの父親であるビリー・レイ・サイラスに客演して欲しいと依頼。ビリーは「もともと完璧な曲だけど、自分が参加することでカントリーだと公正な扱いを受けてもらえるのなら」と語っていた。ビリーをフィーチャリングして「ぐっとカントリー感が高まった」バージョンが爆発的な大ヒットとなり、16週連続首位を獲得しているのだ。

 実はリル・ナズ・X、インタビューで「無名時代、曲作りをしながら『ネットを使って音楽を大ヒットさせる研究』に没頭していた」と明かしている。そのため、ビリーを客演させた直後に、彼の末娘のノア・サイラスとウワサになったり、LGBTQプライド月間の最終日に同性愛者だとカミングアウトしたりと、絶妙なタイミングで話題を振りまいているのは「人気を維持するために計算されたもの」という目で見る人もいる。

 先週、Twitterに投稿した「知っておいてほしい。もし僕の身に何か起きたら、僕がみんなのことを愛していたこと、感謝していたことを」という、まるで誰かに命を狙われているかのような不穏なつぶやきも、すぐさま話題になった。

 「誰に狙われてるの!?」「カントリーのチャートに入れてもらったことに激怒している白人至上主義者か?」「同性愛者だから狙われてるのかな。黒人ラッパーの同性愛者はまだまだ認められていないし」など、ネットは「犯人」探しで大盛り上がり。本人はその後、何事もなかったかのようにTwitterを更新しているが、一部のファンは「本気でヒットマンに狙われているからこそ、何事もなかったかのように振る舞っているんだ」と心配している。

 ちなみにリル・ナズ・Xは、大ブレークしたアーティストが受ける「盗作疑惑訴訟」の洗礼を先週受けたばかり。売れっ子になったがためのトラブルが起こるタイミングということもあり、「例のツイートは精神的に疲れてしまい、少しの間、姿を隠したい思っているからでは?」という臆測も流れている。

 良くも悪くも注目されているリル・ナズ・X。一度聞いたらクセになる「Old Town Road」の快進撃はまだまだ続くものとみられているが、ファンとしては「命あってのこと」と、気が気ではないようだ。17週連続首位を達成した際には、ぜひファンを安心させるツイートを投稿してもらいたいものである。

長期化する香港デモにマフィア投入! 中国共産党と黒社会のズブズブ関係 

 7月21日、香港の地下鉄で白シャツにマスク姿の男たちが鉄パイプで「逃亡犯条例」改正案に反対するデモ参加者など一般市民に襲いかかるショッキングな映像が世界中で放映された。映画であれば、ジャッキー・チェン扮する香港警察が助けに駆けつけるところだが、実際に警察官が来たのは、通報から1時間も経過した頃だった。

 以前、当サイトでもお伝えしたが(参照記事)、ジャッキーはいまだに一連のデモについて語ることはなく、すべてのSNS公式アカウントで沈黙を続けている。27日には、そうした暴力行為に反対するため元朗地区でデモが行われ、香港メディアによると29万人が参加。警察官が催涙弾を使用するなど、激しく衝突した。

 白シャツ軍団は犯罪組織「三合会」のメンバーで、警察とつながりがあるのではないかとの疑惑がメディアで報じられてきた。親中派の議員と白シャツの男が握手している動画がネット上に出回ったことでその疑惑は深まっているが、背後にはもっと大きな存在があるようだ。

 米政府系メディア「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」は26日、中国語版のTwitter公式アカウントで、中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室(香港中連弁)新界工作部の李 部長が11日に開かれた委員会で、「彼ら(反条例デモ参加者)が元朗に来て事 を起こすのを許さない」と発言している動画を公開した。香港メディアは、この発言が三合会に行動を起こさせる大号令になったと指摘。確かに中国政府の出先機関幹部の発言だけに、その影響力は無視できない。中国政府の意向をくんでの発言だったとしてもうなずける。

 香港マフィアと中国共産党がつながっているという見方は根強く、天安門事件の学生指導者だった王丹氏は、自身のFacebookで「中共(中国共産党)は黒社会(反社会的組織)化している」と指摘。王氏によれば「黒社会を利用して統治するのは中共の既定方針」であり、「一党独裁政権が黒社会と結託するのは、歴史上よく見られた」こと。「体制そのものが反社組織となんら変わらない」と断じる。

 それを裏付けるように、米ニューヨークに本部を置く明鏡新聞出版集団の何頻総裁は22日放送のRFAのインタビューに対し、香港マフィアと中共が接触するようになったのは、1997年の香港返還前までさかのぼると具体的に言及している。何氏によると、香港返還をスムーズに行うため、公安部の陶 部長(当時)が反社組織と接触。陶氏は「黒社会にも愛国はある」とその存在を容認し、中共の要人が香港を訪れると、マフィアが身辺保護をするようになる。そうした中で香港マフィアは、中共にとって欠かせない警備部隊になっていったと何氏は説明する。つまり、香港マフィアと中共はズブズブの関係なのだ。

 国際社会の目もあり、かつてのように人民解放軍をデモの現場に投入するのは難しい。となると、香港警察やマフィアを利用した弾圧が今後も続くのだろうか? 天安門事件のような悲劇が再発しないことを願いたい。

(文=大橋史彦)

レペゼン地球「炎上パワハラ」からヒートアップ、ジャスミンゆま<嘘ついたからいくら叩いてもいい女>として再びネタ化

 レペゼン地球のDJ社長と共にパワハラ・セクハラ騒動を自作自演し、炎上したタレントのジャスミンゆま。今度はYouTuber「よりひと」の「ジャスミンの目の前で意見を言ってみた」というタイトルの動画に出演し、物議を醸している。

 DJ社長とジャスミンのハラスメント騒動が起きたのは、今月17日。ジャスミンが所属事務所の社長であるDJ社長から「パワハラやセクハラを受けている」と自身のTwitterで告発した。二人が会話をするLINEのスクショ画面も投稿され、翌日、DJ社長はハラスメントを事実と認め、謝罪する動画を投稿。しかし20日になると、今回のハラスメント騒動は自演自作の“炎上商法”であると暴露したのだ。同時にMV風の動画を公開し、DJ社長を非難した人々に向けて「ねぇ、どんな気持ち?」などとあざ笑う場面もあった。

 ハラスメント被害を“ネタ”にしたことは、実在のハラスメント被害を矮小化してしまう可能性があり、非難が集中。ジャスミンとレペゼン地球は謝罪文を公開したが、レペゼン地球のその謝罪はMVに出演したロックバンド・マキシマムザホルモンに対して「巻き込んでしまいすみません」というものであり、虚偽のハラスメント告発で炎上を狙ったやり方についてではなかった。

ジャスミンの頭を叩き続ける「よりひと」
 今月25日によりひとが公開した動画タイトルは「ジャスミンの目の前で意見を言ってみた」で、サムネイルには<世間を騙して炎上したクソ女にパワハラしてみた>とある。

 動画では、ジャスミンが「今回は本当に申し訳ございません」と謝罪した後、よりひとが歌いながら登場し<嘘ついたからいくら叩いてもいいわけ><嫌いだわこういう女><女の悪口言うのが快感すぎて>などと言いながら、ジャスミンの頭をおもちゃのハンマーで何度も叩く。

 また、ひとりの男性が登場し、よりひとが<こいつは嘘ついたから、セクハラしても誰も庇うやつおらん>というと、男性が<いいんですか?>と笑いながらジャスミンの肩に触る場面もあった。

 よりひとといえば、今年2月に投稿した動画で<女性差別して何が悪い><ガキは騙すためにいるけわじゃん>などの女性蔑視、子どもの人権を無視するような発言をし大炎上した。しかし、よりひとは “炎上商法”で稼いでいるYouTuberのひとりで、現在もそのスタンスは変えていないようだ。

 ジャスミンを叩く動画には、「気分が悪い」と不快感を露にする視聴者が多い一方で、ハラスメント騒動以降、ジャスミンには多くのバッシングがされていることから、「よりひとが暴力を振るうことで、ジャスミンの反省をアピールすることが目的」と肯定的に捉える視聴者も一部いる。だが再びパワハラを“ネタ”にした動画で“炎上商法”しているに過ぎず、ただただ残念な展開だとしか言えない。

レペゼン地球のドーム公演中止もファンは「待ってる」
 一方のレペゼン地球は、今回の騒動を受け26日、今年9月に開催する予定であったメットライフドーム(埼玉県所沢市)でのライブ公演中止を発表した。関係各位と協議のうえ、断腸の思いで決断したこと、だという。

 中止の知らせと共にYouTubeチャンネルでは、DJ社長がメンバーにドームでのライブ開催を告知し「頑張ってきた甲斐があった」と感動的に仕上げた動画も公開されたが、これすらも額面通りに受け取ることは難しい。虚偽のパワハラ告発・謝罪という芝居を打った彼らの言動の信用性は著しく低い。

 しかし、よりひととジャスミンまゆの動画を肯定する声があるように、レペゼン地球のファンは「あんな炎上は大したことなかった」「アンチに負けないで」「いつまでも待ってる」など、素直にエールを送っている。

 彼らの動画内容に倫理的な問題があっても、それを「斬新で面白い」と喜ぶファンはおり、たとえそうは思わない層がどんなに批判したとしても、当事者は意に介さないのだろう。このような形で暴走するYouTuberとの対話の難しさを痛感する事象だった。

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「押入れ収納ケース」は買ってはいけない!? 使いやすくて湿気も溜まらない「○○用」が正解!

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-09】カビが発生したぎゅうぎゅうの押入れ(Kさん・37歳)

引き続き、中野区に住むKさん(37歳)の「半間の押入れ」を片付けます。洋服の量を減らした後は、散らからない「収納」を目指します。今回も、「ジモティー」を利用したので費用は0円です!

[Before]部屋の空気が淀んでる!?

 扉を開けると、3段式の連結チェストが鎮座していました。メルカリに出品中だという、着ていないコートも収納を圧迫しています。ムダな空間とモノの山が目立つ、もったいない使い方ですね……。モノが溢れているので、湿気も溜まります。モワ〜ッとした空気が漂い、洋服を選ぶテンションも激落ちです。

奥行きが深くて使いにくい「押入れ収納」を快適化!

 上の図面は、Kさん宅の「押入れ」のサイズです。昔は、布団・着物・五月人形・ひな祭りなど日本の生活道具を収納していた「押入れ」も、ライフスタイルの変化により使いにくい空間へと変わりました。古くは、収納ケースも桐の衣装箱やつづらなど防虫と抗菌を兼ねた、通気性の良い自然素材が使われていましたが、現代ではプラスチックが主流です。風通しの良い部屋なら、こうした収納ケースはまだしも……。Kさん宅もやはり、カビが発生していました。ジメジメした空間を「快適なクローゼット」へと変えるには、どんなコツが必要でしょう?

[Before]風が通らないと、カビが発生します

[After]出し入れを楽にして、定期的な風通しを!

 モノを「ぜんぶ出し」てから、ホコリとカビのもとを一掃します。拭き掃除をしてから、アルコールを吹きかけ扇風機をあてて乾かします。モノを収納する際の一番の湿気対策は、「詰め込まない」こと。キャスター付きの収納ケースまたは、片手で取り出しやすい収納箱へ収めて、風通しを良くします。

 半間の天袋には、使用頻度が低いモノ(季節のモノなど)と保管したいモノ(思い出ボックス)を収めました。隙間にモノを詰め込まないように、手前へ置きます。モノを箱に収めることで、出し入れも楽になり湿気もブロックできます。 除湿剤は、見える場所へ設置して定期的に交換できるように。

[Before]不揃いなハンガーで、出し入れもイライラ

[After]ハンガーを統一するだけで、すべて極楽に!

 ハンガーのサイズがバラバラだと、出し入れが不自由になりストレスも増えます。サイズを統一することで、収納力が増え服の移動も一度で済みます。 壁側サイドは、フックや突っ張り棒を活用して小物(スカーフやベルト)を置くと便利です。ちなみに、クリーニングのビニール袋は“湿気がこもりやすい”ので要注意。 100均の不織布製衣類カバーに変えると、通気性も良く安心です。

[Before]山積みと余白でスペースのムダ使い

 収納ケースでオススメできないのが、押入れ用のサイズ(奥行き80cm)と3段式の連結チェストです。ビフォー写真からも、もったいない使い方だとわかります。押入れのサイズに合わせて収納ケースを揃えると、予算がかかります。とはいえ、収納ケースを使ったほうが「モノの住所」も決まり、湿気対策にもなります。

 といことで今回も、「ジモティー」を使って用意しました。

 ブロック式のクローゼット用収納ケースを、無料でゲットです。少し黄ばんでいたので、「オキシ漬け」をしました。プラスチックに付いた汚れが気になるなら、浴槽に酸素系漂白剤(オキシクリーン)を溶かして漬ければキレイになります。押入れのある生活が続くと限らない方は、ジモティーやリサイクル店を利用して予算を抑えましょう!

奥行きが深い空間は、クローゼット用ケースを「前後」使い

[After]押入れ用ではなく、クローゼット用ケースを利用!

 一般的な押入れの奥行きが80〜85cmに対し、クローゼットは45〜60cmです。押入れのサイズに合わせようとせず、クローゼット用収納ケースを選びます。空間を「前後」に分けて使えば、モノの迷子もなくなります。女性ひとりでも動かせるサイズなので、住み方を変えても融通がききます。また、定期的な出し入れもできるので、ホコリや湿気が溜まる心配もありません

【Point!】洋服は種類別に「タテ」に入れること!

 クローゼットを開けるたび、散らかりが気になるのは「面」が凸凹で色が氾濫しているからです。透明の収納ケースを、画用紙で目隠しして「面」をスッキリ整えます。ラベルも貼って、「モノの住所」もしっかり決めました。

暗い押入れが、快適クローゼットに変身!

[After]

 ビフォー写真に比べ、明るくスッキリした印象へと変わりました。誰が見ても「モノの住所」がわかる仕組みなので、以前のように散らかる心配はありません。大きな空間を便利な収納庫へと変えるときの問題は、予算がかかることです。この先「住まい方が変わる」「モノに縛られたくない」「身軽でいたい」ならお金をかけずに解決すると、手放す決意も簡単になります。次週は、隣の大きな押入れを片付けます!

――次週は、8月4日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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■紹介実例
「バッグ収納」のイライラがスッキリ解決! 200円で狭小クローゼットの容量“2倍増”の方法
タオル収納は「ダイソーのフラップ式ボックス」が正解! 狭い洗面所も清潔&極楽のコツ
ダイソーの「落ちない名品」で、イラッとするトイレの“収納と掃除”が極楽に!

『ビビット』2%台連発で「スポンサー全撤退」も? ジャニーズ公取委スルー、吉本問題で窮地

 吉本芸人らによる特殊詐欺グループへの闇営業問題から、“吉本お家騒動”が勃発し、この一件を扱ったテレビ局は軒並み高視聴率を獲得しているという。特にダウンタウン・松本人志が緊急生放送に臨んだ、7月21日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録、また、極楽とんぼ・加藤浩次が「(取締役が辞めなければ)僕は吉本を辞める」と発言した7月22日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)も10.4%を記録し、吉本所属芸人による発言に多くの注目が集まっている。しかし、そんな中、TOKIO・国分太一がMCを務める『ビビット』(TBS系)に関しては、“ジリ貧状態”ともいえる衝撃的な低視聴率を記録し、追い込まれているようだ。

 すでに、一部メディアは『ビビット』の9月打ち切りを報じているが、実際に現在の放送内容も「消化試合に近い」との声が上がっているという。

「国分をはじめとして、出演者やスタッフにも『爪痕を残そう』といった気概はなく、とにかく“穏便”に最終回を目指している状況でしょう。吉本のお家騒動を取り上げても、歯切れよくコメントしているのは、カンニング竹山くらいです。実際、視聴率も厳しい状態で、裏番組の『スッキリ』で加藤が辞める宣言をした22日は3.4%、翌23日は2.9%、24日は2.5%、25日は2.4%。26日は3.1%と微増したものの、朝8時台の情報番組からすれば、あってはならない水準と言えます。『ビビット』の打ち切りが最初に報じられた4月時点の視聴率は、ほぼ3~4%台で、2%台も見られたものの、最近の2%台連発は、業界的にも衝撃的な数字と言えるでしょう」(スポーツ紙記者)

 同時間帯に放送している情報番組では、『モーニングショー』(テレビ朝日系)が8~10%台でトップを維持し、次いで『スッキリ』『とくダネ!』(フジテレビ系)、そして『ビビット』が最下位という状態が続いている。先日は、ジャニーズ事務所が民放テレビ局に圧力をかけていた疑いがあると伝えられた際、午前8時台の情報番組がほとんどこの一件を取り上げたものの、『ビビット』は“完全スルー”して批判を浴びていた(既報)。

「ただでさえ『ビビット』は、ジャニーズサイドの意向が優先され、局サイドの意見が覆されるような事態が、これまで何度も発生していたそうです。それで数字が獲れているならまだしも、最近は2%台ですから、一部業界関係者から『最後の1カ月はスポンサーも全撤退して、公益社団法人ACジャパンのCMに差し替えられてしまうのでは』と言われている始末です」(前出・関係者)

 今後も“消化試合”を続けるとみられる『ビビット』だが、最終回までに一度だけでも“白熱”する放送が行われることを期待したい。

『ビビット』2%台連発で「スポンサー全撤退」も? ジャニーズ公取委スルー、吉本問題で窮地

 吉本芸人らによる特殊詐欺グループへの闇営業問題から、“吉本お家騒動”が勃発し、この一件を扱ったテレビ局は軒並み高視聴率を獲得しているという。特にダウンタウン・松本人志が緊急生放送に臨んだ、7月21日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録、また、極楽とんぼ・加藤浩次が「(取締役が辞めなければ)僕は吉本を辞める」と発言した7月22日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)も10.4%を記録し、吉本所属芸人による発言に多くの注目が集まっている。しかし、そんな中、TOKIO・国分太一がMCを務める『ビビット』(TBS系)に関しては、“ジリ貧状態”ともいえる衝撃的な低視聴率を記録し、追い込まれているようだ。

 すでに、一部メディアは『ビビット』の9月打ち切りを報じているが、実際に現在の放送内容も「消化試合に近い」との声が上がっているという。

「国分をはじめとして、出演者やスタッフにも『爪痕を残そう』といった気概はなく、とにかく“穏便”に最終回を目指している状況でしょう。吉本のお家騒動を取り上げても、歯切れよくコメントしているのは、カンニング竹山くらいです。実際、視聴率も厳しい状態で、裏番組の『スッキリ』で加藤が辞める宣言をした22日は3.4%、翌23日は2.9%、24日は2.5%、25日は2.4%。26日は3.1%と微増したものの、朝8時台の情報番組からすれば、あってはならない水準と言えます。『ビビット』の打ち切りが最初に報じられた4月時点の視聴率は、ほぼ3~4%台で、2%台も見られたものの、最近の2%台連発は、業界的にも衝撃的な数字と言えるでしょう」(スポーツ紙記者)

 同時間帯に放送している情報番組では、『モーニングショー』(テレビ朝日系)が8~10%台でトップを維持し、次いで『スッキリ』『とくダネ!』(フジテレビ系)、そして『ビビット』が最下位という状態が続いている。先日は、ジャニーズ事務所が民放テレビ局に圧力をかけていた疑いがあると伝えられた際、午前8時台の情報番組がほとんどこの一件を取り上げたものの、『ビビット』は“完全スルー”して批判を浴びていた(既報)。

「ただでさえ『ビビット』は、ジャニーズサイドの意向が優先され、局サイドの意見が覆されるような事態が、これまで何度も発生していたそうです。それで数字が獲れているならまだしも、最近は2%台ですから、一部業界関係者から『最後の1カ月はスポンサーも全撤退して、公益社団法人ACジャパンのCMに差し替えられてしまうのでは』と言われている始末です」(前出・関係者)

 今後も“消化試合”を続けるとみられる『ビビット』だが、最終回までに一度だけでも“白熱”する放送が行われることを期待したい。

長谷川京子、「胸の谷間が……」誕生日を祝福されるも違う部分に視線集中で騒然

 長谷川京子が、自身のインスタグラムを更新して注目が集まっている。

 長谷川といえば先日、「ありがとうございます#birthday#party」とコメントを添え、41歳の誕生日を迎えたことを報告。ファンから、「誕生日おめでとうございます。素敵な一年になりますように」といった祝福コメントが殺到したばかり。

 そんな長谷川が26日に「グータンの収録でお祝いをしていただきました。ありがとうございます」と『グータンヌーボ2』(関西テレビ)の収録現場でも誕生日を祝ってもらったことを報告した。写真には花束とケーキと一緒に笑顔の長谷川の姿が写っていた。

 この投稿にインスタグラム上では「素敵な笑顔!」「たくさんの人に連日お祝いしてもらって幸せそうですね!」「愛されていますね」といった声が多く寄せられていた。

 しかし、こうした声の一方で、「胸の谷間に目がいってしまう」「おっぱい見えすぎ!」「セクシーすぎるでしょ!」と、長谷川の胸元に注目が集まってしまっていた。

「確かに写真を見ると、胸元が大きく開いた状態でセクシーな写真となっている。長谷川は以前も、白のタンクトップ姿を投稿した際に『ノーブラ?』といった声が集まるほど、透け透けの姿を何度か投稿しています。意図してか意図せずか、今回は胸の谷間が全開で、またしても思わぬ注目を集めてしまった格好です」(芸能ライター)

 41歳になった長谷川だが、そのセクシーさはまだまだ健在のようだ。

 

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

グータンの収録でお祝いをしていただきました。 ありがとうございます😊❤️ #グータンヌーボ2#birthday#birthdaycake #関テレ#アマゾンプライム

長谷川京子さん(@kyoko.hasegawa.722)がシェアした投稿 –

長谷川京子、「胸の谷間が……」誕生日を祝福されるも違う部分に視線集中で騒然

 長谷川京子が、自身のインスタグラムを更新して注目が集まっている。

 長谷川といえば先日、「ありがとうございます#birthday#party」とコメントを添え、41歳の誕生日を迎えたことを報告。ファンから、「誕生日おめでとうございます。素敵な一年になりますように」といった祝福コメントが殺到したばかり。

 そんな長谷川が26日に「グータンの収録でお祝いをしていただきました。ありがとうございます」と『グータンヌーボ2』(関西テレビ)の収録現場でも誕生日を祝ってもらったことを報告した。写真には花束とケーキと一緒に笑顔の長谷川の姿が写っていた。

 この投稿にインスタグラム上では「素敵な笑顔!」「たくさんの人に連日お祝いしてもらって幸せそうですね!」「愛されていますね」といった声が多く寄せられていた。

 しかし、こうした声の一方で、「胸の谷間に目がいってしまう」「おっぱい見えすぎ!」「セクシーすぎるでしょ!」と、長谷川の胸元に注目が集まってしまっていた。

「確かに写真を見ると、胸元が大きく開いた状態でセクシーな写真となっている。長谷川は以前も、白のタンクトップ姿を投稿した際に『ノーブラ?』といった声が集まるほど、透け透けの姿を何度か投稿しています。意図してか意図せずか、今回は胸の谷間が全開で、またしても思わぬ注目を集めてしまった格好です」(芸能ライター)

 41歳になった長谷川だが、そのセクシーさはまだまだ健在のようだ。

 

 
 
 
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グータンの収録でお祝いをしていただきました。 ありがとうございます😊❤️ #グータンヌーボ2#birthday#birthdaycake #関テレ#アマゾンプライム

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吉本騒動と千鳥・大悟の”すべらない話”に見た、芸人のすごみ

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(7月21~27日)見たテレビの気になる発言をピックアップします。

太田光「テープなんかいらないんですよ。テープ以上のことが再現できちゃうから」

 吉本興業をめぐる一連の騒動は、20日の宮迫博之と田村亮の記者会見を機に、一層混迷を深めている。反社会勢力が関与するパーティーに宮迫ら複数の芸人が参加し、金銭を受け取っていたことに端を発するこの話題。2人の会見を受けた先週は、松本人志や加藤浩次が会社を離れる離れないの話になり、長時間に及ぶ社長の会見があり、宮迫の契約解除が撤回され、かと思うと契約解除の撤回の撤回が会社側からほのめかされ……と事態が推移していった。

 この騒動に関し、ワイドショーや情報番組で言及されるテーマも多岐に及ぶ。宮迫らと反社会勢力の関係をめぐる事実の確認だけでなく、吉本の若手芸人のギャラの安さ、契約書を交わさないマネジメントのあり方、経営陣と芸人たちの個人的な関係、テレビ局の芸能事務所への忖度、吉本が行政案件に食い込んでいる件、教育事業に乗りだそうとしている件、半グレ集団とは、そもそも芸人とは、池乃めだかの「(吉本興業に言いたいことは)背が高くなる薬を開発してくれということぐらい」発言、などなど。いまだにテーマは拡散し続けている。

 話題が大きくなるのは、語る人が多いためでもある。毎日放送されるワイドショーや情報番組には、吉本芸人や宮迫らをよく知る芸人が司会やコメンテーターなどで多く出演しており、先週は日替わりで誰かが当事者としてこの騒動に言及する状態になっていた。そ して、コメントは次々と連鎖していった。ある情報番組でのある芸人のコメントについて、別の情報番組で別の芸人がコメントする、それがまた別の……という具合に。膨大に交わされ、複雑さを増す言葉の収束点は、今のところ見えない。こういったコメントの連鎖が止まるのは、問題が解決したときではなくて、おそらくは時間がたって、みんなが飽きたときだ。

 今回の騒動に関し、日々積み上がっていく芸人たちの言葉。僕は先週の初めまで、テレビを見ながら一つひとつ書き起こしていた。こういう連載も持たせてもらっているわけだし。けれど、コメントする芸人のあまりの多さと、外野が「会社側」「反会社側」と芸人の対立を煽り始めたことなどに、辟易してやめた。というか、宮迫や田村、あるいは松本人志、加藤浩次、ビートたけしなど、芸人たちが次々とテレビで語る姿を見続けて、書き起こしの手が止まった。

 21日、宮迫・田村の会見翌日の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、爆笑問題の太田光は語る。

「芸人にとって一番つらいのは、舞台を奪われるってことなんですよ」

 宮迫らは、自分たちが自由に話せる状況下での謝罪会見を会社側から止められていた。そうだとすると、宮迫らが何よりも我慢できなかったのは、客に向けて自分の言葉を自由に発する舞台を奪われたことではなかったか、と。

「だからそれを奪っちゃったら、それは反乱しますよ。そこがたぶん、会社側が甘く見たんじゃないかなって僕は思うんだよね。(社長は)『テープ回してないですか?』って言ったけど、昨日の宮迫と亮のしゃべりっていうのは、見事に再現できちゃうんですよ、芸人って。舞台にさえ立てれば自分は表現できるって思ってるから。テープなんかいらないんですよ。テープ以上のことが再現できちゃうから。あれは見事な“すべらない話”だったと俺は思う」

 連日さまざまな芸人の発言をテレビで見聞きする中であらためて認識したのは、芸人が観客の前で披露しているのが、身体的なパフォーマンスであるということだった。だから、テープなど回さなくても、社長との会話を見事に再現できてしまう。いや、その場の会話以上のものも再現できてしまう。世間の空気も動かしてしまう。身体の重みを乗せたそのパフォーマンスのすごみ。そのすごみの前に、文字起こしの手がひるんで止まった。

 太田は宮迫らの会見を「見事な“すべらない話”だった」と評したけれど、そんなタイミングで、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)が27日に放送された。面白い話はたくさんあったけれど、ここでは最もすべらない話をした者に贈られるMVS(Most Valuable すべらない話 )を受賞した、千鳥・大悟の親父の話を紹介したい。2本話されたうちの1本目である。

「子どものころの、ちょっと切ない話でもいいですか?」

 そう前置きして、大悟は語り始めた。自分が生まれ育ったのは瀬戸内海の小さな島。そこではほとんどの家が採石業に携わっている。狭い島に同業者が集まっているため、誰が社長で誰が雇われているのか、誰が「金持ち」で誰が「金持ちじゃない」のかを、みんな明確にわかっている。自分の親父は雇われている側だった。子どものころ、自分が金持ちの家の子とケンカをすると、親父は自分を連れて頭を下げに回ったりもした。謝罪の帰り、軽トラの中で親父は自分に言って聞かせた。

「ワシは頭やったらなんぼでも下げちゃるけぇ。お前は好きなように生きろ」

 そんな父親が18万円で船を買ってきた。その船に乗って、当時小学4年生だった自分は親父と一緒に釣りに出た。島の岩場と船をロープで結び、船を流しながらやる釣りだ。そのとき、クルーザーがやってきた。ロープがあるので親父は「アカンアカン!」とクルーザーに向けて警告する。クルーザーはギリギリで止まり、中から人が出てきた。親父より10~20歳ほど年下の、島の「金持ち」である。

「おいコラ! どこで釣りしとんねん、貧乏人コラ!」

 これから聞きたくない話が始まる。子どもながらにとっさにそう勘づいた。が、船の上なので逃げ場がない。聞くしかない。自分に背中を向けた親父は、「調子乗っとんかコラ!」と年下に引き続きボロクソに言われている。親父、せめて何か言ってくれ。そう願うが、親父は背中を丸めて何も言わず、罵声を浴び続けている。そうこうするうちに、クルーザーは立ち去る。ここで自分は急に悟った。

「(親父が)振り返ったときに言うセリフで、なんかワシの人生決まりそうな気がしたんです」

 自分の一生を左右するかもしれないタイミング。親父はここでなんと言ったのか。

「うちの親父、振り向いて、しわっくちゃな顔で、『お前はああなれよ』って言うたんです」

 大悟が芸人になることを決めたきっかけになったというエピソード。「~って言うたんです」と大悟が話し終わると、松本をはじめ出演者たちは「切なっ!」と言いながら一斉に笑った。僕も笑った。

 が、なぜこの話で笑ったのか、いまだによくわからない。こんなジャンル不明な話を「笑い」の文脈に乗せる大悟の技量。おそらくこの話の面白さは、僕の筆力の乏しさを差し引いても、文字だけでは十分に伝わらないはずだ。舞台に立った芸人は身体の重みを乗せた言葉で、テープが回っていなくとも、テープ以上のものを表現できてしまう。だから、芸人のパフォーマンスを記録したテープからテキストだけを抜き出すと、テープ以上のものは漏れ落ちてしまう。大悟が披露した親父の話もまた、そういう種類の“すべらない話”だった。

 あの謝罪会見をきっかけに、舞台の上に立った芸人のすごみをあらためて感じた。ただ、だからこそ一層、ああいった謝罪会見ではない舞台で、芸人のすごみを感じたいと思った。吉本興業がこれからも芸人に自由な舞台を用意し続けられる会社であることを、視聴者として願う。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

 

吉本騒動と千鳥・大悟の”すべらない話”に見た、芸人のすごみ

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(7月21~27日)見たテレビの気になる発言をピックアップします。

太田光「テープなんかいらないんですよ。テープ以上のことが再現できちゃうから」

 吉本興業をめぐる一連の騒動は、20日の宮迫博之と田村亮の記者会見を機に、一層混迷を深めている。反社会勢力が関与するパーティーに宮迫ら複数の芸人が参加し、金銭を受け取っていたことに端を発するこの話題。2人の会見を受けた先週は、松本人志や加藤浩次が会社を離れる離れないの話になり、長時間に及ぶ社長の会見があり、宮迫の契約解除が撤回され、かと思うと契約解除の撤回の撤回が会社側からほのめかされ……と事態が推移していった。

 この騒動に関し、ワイドショーや情報番組で言及されるテーマも多岐に及ぶ。宮迫らと反社会勢力の関係をめぐる事実の確認だけでなく、吉本の若手芸人のギャラの安さ、契約書を交わさないマネジメントのあり方、経営陣と芸人たちの個人的な関係、テレビ局の芸能事務所への忖度、吉本が行政案件に食い込んでいる件、教育事業に乗りだそうとしている件、半グレ集団とは、そもそも芸人とは、池乃めだかの「(吉本興業に言いたいことは)背が高くなる薬を開発してくれということぐらい」発言、などなど。いまだにテーマは拡散し続けている。

 話題が大きくなるのは、語る人が多いためでもある。毎日放送されるワイドショーや情報番組には、吉本芸人や宮迫らをよく知る芸人が司会やコメンテーターなどで多く出演しており、先週は日替わりで誰かが当事者としてこの騒動に言及する状態になっていた。そ して、コメントは次々と連鎖していった。ある情報番組でのある芸人のコメントについて、別の情報番組で別の芸人がコメントする、それがまた別の……という具合に。膨大に交わされ、複雑さを増す言葉の収束点は、今のところ見えない。こういったコメントの連鎖が止まるのは、問題が解決したときではなくて、おそらくは時間がたって、みんなが飽きたときだ。

 今回の騒動に関し、日々積み上がっていく芸人たちの言葉。僕は先週の初めまで、テレビを見ながら一つひとつ書き起こしていた。こういう連載も持たせてもらっているわけだし。けれど、コメントする芸人のあまりの多さと、外野が「会社側」「反会社側」と芸人の対立を煽り始めたことなどに、辟易してやめた。というか、宮迫や田村、あるいは松本人志、加藤浩次、ビートたけしなど、芸人たちが次々とテレビで語る姿を見続けて、書き起こしの手が止まった。

 21日、宮迫・田村の会見翌日の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、爆笑問題の太田光は語る。

「芸人にとって一番つらいのは、舞台を奪われるってことなんですよ」

 宮迫らは、自分たちが自由に話せる状況下での謝罪会見を会社側から止められていた。そうだとすると、宮迫らが何よりも我慢できなかったのは、客に向けて自分の言葉を自由に発する舞台を奪われたことではなかったか、と。

「だからそれを奪っちゃったら、それは反乱しますよ。そこがたぶん、会社側が甘く見たんじゃないかなって僕は思うんだよね。(社長は)『テープ回してないですか?』って言ったけど、昨日の宮迫と亮のしゃべりっていうのは、見事に再現できちゃうんですよ、芸人って。舞台にさえ立てれば自分は表現できるって思ってるから。テープなんかいらないんですよ。テープ以上のことが再現できちゃうから。あれは見事な“すべらない話”だったと俺は思う」

 連日さまざまな芸人の発言をテレビで見聞きする中であらためて認識したのは、芸人が観客の前で披露しているのが、身体的なパフォーマンスであるということだった。だから、テープなど回さなくても、社長との会話を見事に再現できてしまう。いや、その場の会話以上のものも再現できてしまう。世間の空気も動かしてしまう。身体の重みを乗せたそのパフォーマンスのすごみ。そのすごみの前に、文字起こしの手がひるんで止まった。

 太田は宮迫らの会見を「見事な“すべらない話”だった」と評したけれど、そんなタイミングで、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)が27日に放送された。面白い話はたくさんあったけれど、ここでは最もすべらない話をした者に贈られるMVS(Most Valuable すべらない話 )を受賞した、千鳥・大悟の親父の話を紹介したい。2本話されたうちの1本目である。

「子どものころの、ちょっと切ない話でもいいですか?」

 そう前置きして、大悟は語り始めた。自分が生まれ育ったのは瀬戸内海の小さな島。そこではほとんどの家が採石業に携わっている。狭い島に同業者が集まっているため、誰が社長で誰が雇われているのか、誰が「金持ち」で誰が「金持ちじゃない」のかを、みんな明確にわかっている。自分の親父は雇われている側だった。子どものころ、自分が金持ちの家の子とケンカをすると、親父は自分を連れて頭を下げに回ったりもした。謝罪の帰り、軽トラの中で親父は自分に言って聞かせた。

「ワシは頭やったらなんぼでも下げちゃるけぇ。お前は好きなように生きろ」

 そんな父親が18万円で船を買ってきた。その船に乗って、当時小学4年生だった自分は親父と一緒に釣りに出た。島の岩場と船をロープで結び、船を流しながらやる釣りだ。そのとき、クルーザーがやってきた。ロープがあるので親父は「アカンアカン!」とクルーザーに向けて警告する。クルーザーはギリギリで止まり、中から人が出てきた。親父より10~20歳ほど年下の、島の「金持ち」である。

「おいコラ! どこで釣りしとんねん、貧乏人コラ!」

 これから聞きたくない話が始まる。子どもながらにとっさにそう勘づいた。が、船の上なので逃げ場がない。聞くしかない。自分に背中を向けた親父は、「調子乗っとんかコラ!」と年下に引き続きボロクソに言われている。親父、せめて何か言ってくれ。そう願うが、親父は背中を丸めて何も言わず、罵声を浴び続けている。そうこうするうちに、クルーザーは立ち去る。ここで自分は急に悟った。

「(親父が)振り返ったときに言うセリフで、なんかワシの人生決まりそうな気がしたんです」

 自分の一生を左右するかもしれないタイミング。親父はここでなんと言ったのか。

「うちの親父、振り向いて、しわっくちゃな顔で、『お前はああなれよ』って言うたんです」

 大悟が芸人になることを決めたきっかけになったというエピソード。「~って言うたんです」と大悟が話し終わると、松本をはじめ出演者たちは「切なっ!」と言いながら一斉に笑った。僕も笑った。

 が、なぜこの話で笑ったのか、いまだによくわからない。こんなジャンル不明な話を「笑い」の文脈に乗せる大悟の技量。おそらくこの話の面白さは、僕の筆力の乏しさを差し引いても、文字だけでは十分に伝わらないはずだ。舞台に立った芸人は身体の重みを乗せた言葉で、テープが回っていなくとも、テープ以上のものを表現できてしまう。だから、芸人のパフォーマンスを記録したテープからテキストだけを抜き出すと、テープ以上のものは漏れ落ちてしまう。大悟が披露した親父の話もまた、そういう種類の“すべらない話”だった。

 あの謝罪会見をきっかけに、舞台の上に立った芸人のすごみをあらためて感じた。ただ、だからこそ一層、ああいった謝罪会見ではない舞台で、芸人のすごみを感じたいと思った。吉本興業がこれからも芸人に自由な舞台を用意し続けられる会社であることを、視聴者として願う。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)