関ジャニ∞・村上信五、『夜ふかし』宝くじ6億円当選者の“散財”に「ゾワッとした」ワケ

 関ジャニ∞・村上信五が司会を務めるバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系、7月29日深夜放送)にて、村上の“金銭感覚”が垣間見える場面があった。

 番組内では、客が少ない施設施設の“自虐CM”を勝手に作ってPRする「さまざまな観光地で自虐CMを作ってみた件」というコーナーを放送。愛知県の民族博物館「リトルワールド」、熊本県の水族館「シードーナツ」などが取り上げられていたが、どこもかなりさびれている状態で、施設の現状を映したVTRを見た村上と、共演者のマツコ・デラックスは、その惨状に驚愕。

 マツコから、番組で紹介したテーマパークを「買い取っちゃえばいいいじゃないのよ」と提案された村上は、「『toto』当たったら……」と謙遜するも、「あんたには“はした金”でしょ?」と煽られる展開に。すると村上は、神妙な面持ちで「いやいや、マツコさん。お金に、はした金も何もないです! お金は大事!」と返答し、丁重に買い取りを断ったのだった。

 その後、番組は「お金にまつわるアレコレを調査した件」というコーナーに進み、貯金4,000円というドン底状態から、「toto BIG」で6億円当たり、人生一発逆転したという男性が登場。この男性は当選後、高級車やクルーザーを購入したり、“芸能人の卵”を連れて渋谷109で服を好きなだけ買い与えるといった豪遊を楽しんでいると、番組スタッフに告白。

 このインタビューをVTRで見ていた村上は、「いやー、すげえの見た。すげえ通帳見たわ」「どんだけ前世の行い良かったん?」と衝撃。するとまたもマツコに「あんたなんか悪行の数々の上の、100億(の貯金)だもんね?」と真顔で貯金額をツッコまれ、「ヨゴレた金や……」と一度は乗っかるも、すぐに「やかましいわ! アホ!」とノリツッコミで返す“ネタ”を披露した。

 そして2人は「あそこまでだと悔しくないね」と、6億円当たった男性について嫉妬心を覚えないと頷き合う。マツコが「その後(のお金の使い方)は決して褒められた感じにはなってなかったけどね」とコメントすると、村上も「109のくだりは、ちょっとゾワッとしたわ」と共感。嫉妬はしないものの、2人とも男性への“違和感”を覚えていたことがわかり、スタジオからは笑いが漏れていた。

 『夜ふかし』では、マツコから“億万長者”イジリを受けている村上だが、金銭感覚はまだまだ狂っていないようだ。
(小沢由衣子)

地域の夏祭りに疲弊するママ……「女は手伝って当たり前」の前時代的な空気に愚痴爆発!?

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。


 梅雨が明け、いよいよ夏到来。子どもを持つ親は、幼稚園や小学校が夏休みに入り、家に子どもがいる状況だけに、いつも以上に体力を奪われ、疲弊してしまっているかもしれない。10月の増税を見据えて、遠出へのレジャーも控える傾向にある中、身近な催しとして盛んなのが、地域や父母会主催の夏祭り。単身世帯や、地域とのかかわりを持たない生活をしている者にとっては、どのようにその情報がやりとりされているのか疑問に思うかもしれない。今回は、ママ友のLINEグループチャットで情報交換されている夏祭りについて、取り上げたい。

 愛理さん(仮名)は、増税前に中古の戸建てを購入し、都内から関東のベッドタウンに引っ越した。2歳になる男児は、6月から転居先の保育園に転園した。

「すでにママ友グループが出来上がっている中に転園したので、知り合いもなかなかできず、情報が全然入ってきませんでした。この前、保育園に息子を迎えに行ったとき、子どもたちが みんな、浴衣に着替えていたんです。聞いてみたら、近所の公園で大規模な夏祭りがあるらしく、LINEのグループチャットで情報共有をして、仲の良いママたちのグループで出かけるようでした」

 愛理さんが以前住んでいた都心では、あまり地域行事が盛んではなかった。そのために、地域のイベントや夏祭りなどの情報も入ってこなかったという。「みんな夏祭りの情報をどこで知っているのかと疑問だったのですが、商店街などに貼ってある手作りポスターや、小学生の子どもがいる先輩ママなどから情報を得ているらしくって。ものすごくアナログですよね 」と語った。

「息子の同級生のママに『私もグループに加えてもらっていいですか?』と言って仲間に入れてもらいました。 チャットを見て知ったのですが、夏祭り情報の掲示や小学校で配布されたちらしを撮影した画像を、みんなで共有していたんですよ。なんだか二度手間に思えて、もっと簡単な方法でみんなに情報が行き渡る方法はないのかなって感じましたね……」

 幼稚園などで行われる夏祭りや盆踊りは、まだ入園前の子どもを持つ親たちが、園の雰囲気を観察しに行くものでもあるようだ。2歳になる女児を育児中の晴美さん(仮名)は、地域センターが主催するベビーマッサージやママ向けのヨガ教室で知り合ったママたちとのグループチャットで、幼稚園の夏祭り情報を共有しているという。

「妊娠を機に引っ越したために、地元のママ友がいなかったんです。初めての育児で不安が多くて、地域センターの未就学児が集まる時間に顔を出して、ママ友を作る努力をしました。その甲斐あって、幼稚園の夏祭りがいつあるのかとか、入学予定の小学校の盆踊りの情報とか入ってくるようになりましたね」

 地域で人気の幼稚園は、未就学児のママたちの園内見学も兼ねているため、来客数も多い。夏祭り自体が人気イベントとなっているそうだ。

「幼稚園の夏祭りなんて、全然期待していなかったのですが、地元の和菓子店のスイーツや、わたがし、焼きそばなどを売っているような地域ぐるみの盛大なものもあれば、一方で売店が出ていないこじんまりしたもの もあって。行ってみてよかったですね。でも、実際に自分が保護者の立場になると、暑い中、調理を行わなければならないとか、面倒だなって感じました……」

 子どもを持つ保護者にとって、夏祭りは、ただ祭りを楽しむだけではなく、運営側の人数や規模などもチェックするもののようだ。グループチャットでも、「どこどこの園の祭りはバザーがある」など、ネットでは見つけることができないようなリアルな話題で盛り上がるという。

「こういう情報って、去年はだいたい○日だったからという事前情報を元に、街の掲示板をチェックしたり、 ママ友に聞いてみたり。自分で探す能力がないとダメなんですよね」

 夏祭りや地域行事は、近隣との交流が深まるなどの利点もあるが、運営側に立つといいことばかりではないという。都心に住む優香さん(仮名)は、父母会主催の夏祭りで当番をしたときに抱いた不満を、グループチャットで吐きだしているという。

「夫の実家を2世帯にリフォームして、同居しています。保育園までは地域とのつながりも薄くてよかったのですが、小学校に入学すると、地域の父母会が運営する夏祭りのスタッフに私も駆り出されることになりました。というのも、義理の両親が地元で地域活動に参加しているのもあって、 手伝わなくてはいけない雰囲気なんですよ。ワーママでマンション住まいのママ友は『忙しいので無理です』の一言で、行事に参加しておらず、羨ましく感じますね」

 優香さんのグループチャットは、地元出身の夫と結婚して、姑が近所に住んでいたり、同居をしているママと少人数で作ったグループだという。

「『都心に一軒家を買えていいね 』ってママ友から言われたりもするのですが、賃貸で自由にできている方がいいなって思ったりもします。私がいる地域は下町なので、父母会主催の盆踊りや、夏祭り以外にも祭りがあって、準備が大変なんです。スタッフの飲み物なども準備されていない中、お客さんにかき氷を作ったり、軽食を配ったり。女性は手伝って当たり前という文化がまだ残っていたりするので、同じ境遇のママ友と『昨日はお疲れ様。やっと終わったね 』とねぎらい合っています」

 子どもを持つとどうしても地域とのかかわりは避けては通れない。しかし、情報の伝達方法から始まり、行事の運営方法などに不満を持つ保護者は少なくないようだ 。共働きが増えた現代、子どものいる家庭が、こうした 仕組みを検討する必要が出てきているように思った。
(池守りぜね)

「あなたと、 コンビに」が結びつけた“隅っこ”コント師、かが屋の真実

お笑い第7世代と呼ばれる芸人の中で、最も「新しい」と呼ばれる2人、マセキ芸能社所属・かが屋。黒いTシャツの加賀翔と白いTシャツの賀屋壮也が、身近にありながら今まで誰も目を向けなかった「日常の中の非日常」をコントであぶり出す。ガツガツでもギラギラでもないけど、見据える未来はかなりデカい。令和、それは“隅っこ”コント師、かが屋が真ん中を歩く時代である。

 

***

――「第7世代」といわれる芸人さんたちの注目度がいま、急上昇しております。

加賀 第7世代という言葉のおかげで仕事をいただけて。

賀屋 本当にそうなんですよ。

――多くの芸人さんが「かが屋が面白い」と引き合いに出される現状については、どう思われますか?

加賀 ち、ちなみに具体的に誰が言ってたんですか?

――私が聞いたのは、ハナコの3人です。

賀屋 チャンピオンに……あぁ、うれしい。

加賀 信じられないけど、うれしい。

――考えてみたらお2人は、そういう賞的なものって……

加賀 はい、まったくないです。

賀屋 無冠中の無冠でございます。

加賀 決勝にすら行ったことがない。だからまだ、(世間の評価に)まったく追いついてないというのが実際のところです。いや、追いついてないというのも生意気なくらいなんですけど。

――まだ、あまり自覚はないですか?

加賀 どうにかこうにか、周りに引っ張ってもらってるというような。

賀屋 そうですね、本当に。

――「いま舞台袖に一番人が集まる芸人」という表現については?

加賀 ひとつだけ心当たりがあるというか……。全然ウケてなかった時に「声が小さすぎる」って言われてたことがあったんです。じゃあ、いっそのこと舞台上からまったく声がしてなかったら「何が起こってるんだ?」と思って芸人さんが袖に来てくれるんじゃないかと。

賀屋 あいつら何をしてるんだ? って。

加賀 静かにしてたらみんなが集まって……心配して集まってきてくれたという出来事があって。それから静かにできるネタってなんかないかなって、そういうことを試したりしてた時期はありました。芸人さんとかスタッフさんの印象に残ろうとしてましたね。もちろん、お客さんが一番ですけど。

賀屋 僕らと付き合いが長い芸人さんたちは「前は本当に声小さかったよね」って、みんな言います。

加賀 マジでそれはめちゃくちゃ悩んで、ひたすら腹筋してた時期とかありました。声を大きくするために。面白いネタ書くとか以前の問題……。

――今は声の小ささを逆手に取って……という感じですか?

賀屋 今はただ開き直って。もうそっちに近いと思います。

――お2人が出会ったのは、コンビニのアルバイトですよね。

賀屋 そうです。6年前ぐらいかなぁ。

加賀 朝勤と夜勤だったのでまったく会わなかったんですけど、そこを店長がつないでくれたんです。店長が僕とシフトに入った時に話した話、賀屋と入った時に話した話をお互いに行き来させてて。バナナマンが好きって話を僕がしてたら「朝のあいつはバナナマンが好きらしいよ」って、夜の賀屋に伝えてくれて。

――キューピッドが店長……。

加賀 どうやらうちのコンビニに趣味の合うやつがいるらしいって知って、それが1年ぐらい続いたんですけど……そしたら店長が急に「忘年会をやろう」って言いだしたんですよ。しかも、みんなが忘年会に参加できるように、店長自身はずっとシフトに入って。そのためだけに派遣の人をわざわざ雇って。

――なんて素敵な店長……。

加賀 そこで初めて賀屋に話しかけられて。

賀屋 そうなんですよ。

――「バナナマンがお好きなんですよね?」みたいな感じ?

加賀 せっかく店長が企画してくれんですけど、その僕……コンビニの忘年会っていうカオスな状況がちょっと居心地悪くて、外でずっとタバコ吸ってたんですよ。そしたら急に耳元で「バナナマン好きな加賀くん?」って言われて。

賀屋 必死だったんですよ、その時。声かけようと思って。

加賀 鳥肌ゾワッて立って。強烈な印象を残されました。でも、そこから話聞いてったら趣味が合うっていうか、ネタも書いてるって聞いて。

賀屋 そこからコンビ組んだんですけど。ちなみに、そのコンビニはファミリーマートで。「あなたと、コンビに」

――おあとがよろしい……。

賀屋 さらにそのキューピッド店長さんの名字が、大きい矢って書いて「大矢さん」っていうんですよ。キューピッドの矢(ニヤリ)。

――腹立つ~(笑)。

賀屋 これ、絶対に載せてください(笑)。

――お2人は、いつ頃から芸人を目指していたんですか?

加賀 僕は幼なじみに大阪NSCに誘われて……それが高校2年生。僕中退してたんで、特にやることもないし、じゃあって。でもNSCに入る直前、急に向こうから「俺やっぱりやめたい」って言われて。僕、お金振り込んでて、引っ越し先も決めてたんです。結局、大阪には一人で行ったんですけど「あれ? なんで俺一人なんだ?」って。一生懸命ネタの授業も受けてるんですけど「なんでだ?」って。自分一人でここにいる意味わからなくて、授業にも行かなくなって。親に「もうやめたい」って電話したら、親は「帰ってくんな」って。やるって決めたんだからと。

――その後、どうしたんですか?

加賀 決定的だったのは「漫才劇場ができる」っていうウワサがNSCで流れて。若手は漫才しかやっちゃいけないみたいな、そういうウワサが流れて。僕一人だったし、もう大阪ではやれないな、じゃあ東京に行こう……と。

――NSCで、新しい相方を探すことはしなかったんですか?

加賀 人見知りなのと、あんまり友達もいなかったですし。「コントやろう」って言ってくれた子もいたんですが、その時にはもう東京行くって決めてたので断りました。そしたら「俺もお金ためていくから、東京で待っててくれ」って言われたんですよ。だから僕、東京に引っ越して、その子を待ちながらファミリーマートで働き始めました。でも1年たった時に電話かけたら、「芸人やめることにした」って。

賀屋 振られまくってる。

――すれ違いコントみたいだ……。

加賀 2年ネタばらしないアンジャッシュさん……。

賀屋 恋人に振られまくって傷ついてるところに、僕が付け入ったっていう感じでしょうか。タイミング的に。僕は普通に大学生だったんですけど。

――賀屋さんもその時、芸人を目指していたんですか?

賀屋 どちらかというと、放送作家希望でした。バナナマンさんがすごい好きで、オークラさん に憧れてたから。

――3人目のバナナマンですね。

賀屋 そうなんです。でも、就活も控えてて、どうしようかなと思ってたところに、新人で加賀が入ってきた。すごく運命めいたものを感じたのに、ちょっと思いが強すぎて、ファーストコンタクトで怖がらせちゃったっていう。

加賀 結構、熱い感じで「コント書いてるから見てよ」って言われて、5本ぐらい持ってきてくれたんですけど、全部人が死ぬコントだったんですよ。

賀屋 それが格好いいと思ってたんですねぇ(笑)。

加賀 僕はもう「ヤバイ」「この人は危険」って感じて。

賀屋 俺の部屋で見せたんだっけ?

加賀 部屋で……密室で……最後に人が死ぬコントを見た。

――ヤバイですね。

加賀 ヤバイとは思ったんですけど、僕としてはこれでミスったらもう終わりだと思ってたから……「ちょっと、俺中卒だからかなぁ、わからないのは」みたいな逃げ方した。

賀屋 そんなこと思ってたんだ、気使わせちゃった(笑)。

――今でもコントに、そのエッセンスは感じますか?

賀屋 でもまぁ、変な人が出てくるんです。

加賀 やっぱり、なんていうか、学生時代に「面白いね」って言われてたタイプではないので、どうしてもそういう感じになってしまう。

賀屋 だよね、そう。俺は、めちゃめちゃ隅っこにいましたね。

加賀 中学の時は、ものすごくいいポジションにいたんですよ。僕の幼なじみだった女の子が一番強い女ヤンキーで。

賀屋 女ヤンキー……。

加賀 生え抜き? なんていうんだろ? その、ヤンキーになる前の時代から仲良くしてたんで。

賀屋 生え抜きっていうの?(笑)

――野球選手みたいですね(笑)。

賀屋 進化前から知ってるってことだ。

加賀 そう、だからヤンキーの人たちとも仲良くできるし、自分の本来のポジションの人たちとも仲良くしてて。

賀屋 めちゃくちゃ格好いいじゃん。

加賀 無敵だったんですよ。それが高校に進学したら、僕は今まで女ヤンキーのおかげで友達ができてたっていうのをわかってなくて。友達の作り方がわからなくなっちゃったんですよ。そこから誰とも仲良くなれずに……。

――逆高校デビューですね

加賀 でも、学校行かなくなった一番の理由は別にあって。休みがちになっていた頃、一度“不登校児のプロ”みたいなスクールカウンセラーと面談したことがあったんです。その人が「何が好きなの?」って聞くから「お笑い好きです」。「へぇ、そうなんだ。誰が好きなの?」「ダウンタウンさんとか紳助さんとか好きですね」って言ったら急に顔色変わって「ダウンタウンなんか面白くないよ」「ああいう人を傷つけるような笑いをして」って、そのカウンセラーが。

――ああ……。

加賀 僕、むちゃくちゃケンカしちゃって、その人と。「見てますか?」「じゃあ、何見てますか?」「『ガキ使』とか『ダウンタウンDX』とか見てますか?」と。「見てない」って答えたカウンセラーに「見てないのに面白くないとか言うな!!」って、そこで飛び出しちゃって、完全に学校には行かなくなってしまいました。

――(ハードだ……)賀屋さんは、どんな感じだったんですか?

賀屋 僕は逆にもう中学時代は女の子から嫌われてて。

加賀 えぇぇぇ!

賀屋 「えぇぇぇ!」って、知ってんだろ!? 何回も言ってるはずだから! 女の子からいじめられてて。うちの実家ちょっと変わってて、お風呂が薪でたくタイプだったんですよ。薪 だから煙が出るじゃないですか。煙突から出た煙が全部子ども部屋のほうに入ってくるつくりだったんですよ。学生服がそこで長年いぶされて、ずっとスモーキーな香りがしてた。そういうのって、女の子は敏感じゃないですか。「キモイ」とか「臭い」とか「焼いたソーセージのにおいがするね」みたいな。

加賀 焼くの? ソーセージ。

賀屋 好きな子もいたんだよ。私立で中高一貫で2クラスしかなくて、その子は別のクラスで。時々ある合同授業の時にその子が自分のクラスに来るんですよ。それでどの席に座ろうか探してて、僕の席を指さして「これ誰の席?」って友達に聞いてて、友達が「あ、あいつのだよ」って言ったら「うわぁ、最悪なんですけど」って。「あぁ……俺の恋は終わった」と。

――うううう。

賀屋 俺はなぜこの話をしたんだ……。

加賀 そんなこと言う子を好きになったのが間違いだよ!!

賀屋 好きだったんだよ、かわいかったんだよ! 1軍の子が好きだったんですよ! いつも一番かわいい子が好きで、身分不相応なのにその子が好きで。で、そこからどんどん暗くなっちゃった。机に、いじめてくる、悪口言ってくる子の名前をもう彫れるんじゃないかっていうくらいシャーペンで重ね書きして。くっそう……って。

加賀 そんなインタビューじゃ……。

――……続けてください。

賀屋 いじめてたほうは……もう勝手に大人になっていくんですね。大人になってくると、いじめるのダサいとか、みんなで仲良くしたほうが格好いいみたいな方向にシフトチェンジして、僕と仲良くしだしたんですよ。「なんだよこいつら、俺は忘れてないぞ」って。それがずーっとあって。わかって……いただけます?

――わかります……。なんか楽しかったよね、学校。みたいな感じにされて、はぁ?

加賀 まさかの共感。

賀屋 でも、めっちゃかわいかったんでね、何事もなかったかのように仲良くしちゃいました。

――そこ戦ってくださいよ!!

加賀 そういうことですよ。

賀屋 そういうことですね。

――そこからお笑いにつながっていくエネルギーは見つかりましたか?

賀屋 1回……すっごい鮮明にその光景を覚えてるんですけど、高1の夕方……教室のドアのところに僕が立たされて、窓際に12人ぐらい男子がいて、一斉にイジられるっていう。で、僕もそれに返さないわけにはいかないから、「なんでだよ?」「だれがだよ!」「パッと燃えてなくならないわ!」みたいなことを返して。夕方なんで、同級生の背中に日が差して、全部シルエットなんですよ。その光景が時々夢に出てくる。あの12人は、なんだったんだろう……。もしかしたら夢かもしれない。お笑いは好きでしたね。

――急に「お笑いは好きでしたね」って……。

賀屋 ああいう時に一番ダメなのは、イジってこないやつですね。イジるならイジれと思いました。

――賀屋さんの記憶の奥底にあるシルエットが、かが屋のコントになんらかの影響を与えていることはわかった気がします。

加賀 そうなのか……。

――小道具とかもあまり使わないし、衣装もシンプルですし。

賀屋 確かに、あんまり使ってはないですね。

加賀 しかも、コントに入る時の状況説明をしないので、だからこそシチュエーションが偏るというか。電車のネタが異常に多くて。つり革を持つ、リュックを前に背負う――これだけで電車になるから。本当に「『トレイン』っていう単独ライブやったら?」ってイジられるくらい。

賀屋 かが屋単独ライブ「トレイン」。

加賀 本当は昔、衣装や小道具にお金使いすぎて、しかもそれがどんズベりして。結局、自前の白Tシャツ、黒Tシャツ、下ジーンズってなっただけなんですけど。

賀屋 見た目地味だし……衣装も地味なほうがいいかっていう。

加賀 「声が小さい」みたいなことも、人に言われるまで「あ、僕たちは声が小さいんだ」って気づいてなかったんですよ。そういうレベルの人間だったので。

――お笑いスクールでは、一番怒られそうなところですよね。

加賀 ただ、「新しい」と思われたいとか「あいつらすごいな」って思われたいところはめちゃくちゃあって。学歴コンプレックスでしょうか、高学歴の人もいっぱいいる、上手な人、面白い人もたくさんいる中で、「なんでそんなことするの?」って思われるようなことをやらないと生き残ってはいけないとは思ってました。

賀屋 なんか違うことしないと。

加賀 なるべく誰の邪魔もしたくないっていうのもあって。たくさん芸人さんがいるライブだと、設定やキャラがかぶることがあるじゃないですか。できるだけ人の邪魔……嫌われたくないんで「コンビニのネタやりやがって」「面接のネタやりやがって」とか、なるべく言われないように。本当に「すみません」って端っこ、端っこを歩くという。

賀屋 メチャクチャ気にしいだから。

――2人の、これからの夢は?

加賀 自分たちの……いつか冠番組持ちたいっていうのはもちろんあるんですけど、何ができるかっていうのもまだわかってなくて。ネタのことは一生懸命考えてきたんですけど、それ以外のことって正直あんまり考えられてなかったっていうか。でも今、急にトーク番組に行かされたり、ギャップがすごくて。今後のことを本気で考えなきゃいけない時期だなぁとは思ってますけど。

賀屋 観るのはすっごい好きなので、自然と溶け込めたらめっちゃいいなぁとは思うんですけど。

加賀 食レポとかもやりたいよね。

賀屋 一番いいですよね。

加賀 母親やおばあちゃんは、テレビに出てる息子や孫がお笑いやってる姿より飯食ってる姿見れたほうが、絶対に安心すると思うんです。僕ら2人ともシングルマザー家庭なんで。

賀屋 そうなんですよ。だからね、お母さんには、ちゃんと食べてるんだって安心してほしい。あと、大河ドラマ出たいです!
(取材・文=西澤千央)

 

【出演情報】

●8/17(土)27:00~29:00/ニッポン放送『かが屋のオールナイトニッポン0(ZERO)』

●8/23(金)22:00~24:00/RCCラジオ『かが屋の鶴の間』(毎月第4金曜日) 

「あなたと、 コンビに」が結びつけた“隅っこ”コント師、かが屋の真実

お笑い第7世代と呼ばれる芸人の中で、最も「新しい」と呼ばれる2人、マセキ芸能社所属・かが屋。黒いTシャツの加賀翔と白いTシャツの賀屋壮也が、身近にありながら今まで誰も目を向けなかった「日常の中の非日常」をコントであぶり出す。ガツガツでもギラギラでもないけど、見据える未来はかなりデカい。令和、それは“隅っこ”コント師、かが屋が真ん中を歩く時代である。

 

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――「第7世代」といわれる芸人さんたちの注目度がいま、急上昇しております。

加賀 第7世代という言葉のおかげで仕事をいただけて。

賀屋 本当にそうなんですよ。

――多くの芸人さんが「かが屋が面白い」と引き合いに出される現状については、どう思われますか?

加賀 ち、ちなみに具体的に誰が言ってたんですか?

――私が聞いたのは、ハナコの3人です。

賀屋 チャンピオンに……あぁ、うれしい。

加賀 信じられないけど、うれしい。

――考えてみたらお2人は、そういう賞的なものって……

加賀 はい、まったくないです。

賀屋 無冠中の無冠でございます。

加賀 決勝にすら行ったことがない。だからまだ、(世間の評価に)まったく追いついてないというのが実際のところです。いや、追いついてないというのも生意気なくらいなんですけど。

――まだ、あまり自覚はないですか?

加賀 どうにかこうにか、周りに引っ張ってもらってるというような。

賀屋 そうですね、本当に。

――「いま舞台袖に一番人が集まる芸人」という表現については?

加賀 ひとつだけ心当たりがあるというか……。全然ウケてなかった時に「声が小さすぎる」って言われてたことがあったんです。じゃあ、いっそのこと舞台上からまったく声がしてなかったら「何が起こってるんだ?」と思って芸人さんが袖に来てくれるんじゃないかと。

賀屋 あいつら何をしてるんだ? って。

加賀 静かにしてたらみんなが集まって……心配して集まってきてくれたという出来事があって。それから静かにできるネタってなんかないかなって、そういうことを試したりしてた時期はありました。芸人さんとかスタッフさんの印象に残ろうとしてましたね。もちろん、お客さんが一番ですけど。

賀屋 僕らと付き合いが長い芸人さんたちは「前は本当に声小さかったよね」って、みんな言います。

加賀 マジでそれはめちゃくちゃ悩んで、ひたすら腹筋してた時期とかありました。声を大きくするために。面白いネタ書くとか以前の問題……。

――今は声の小ささを逆手に取って……という感じですか?

賀屋 今はただ開き直って。もうそっちに近いと思います。

――お2人が出会ったのは、コンビニのアルバイトですよね。

賀屋 そうです。6年前ぐらいかなぁ。

加賀 朝勤と夜勤だったのでまったく会わなかったんですけど、そこを店長がつないでくれたんです。店長が僕とシフトに入った時に話した話、賀屋と入った時に話した話をお互いに行き来させてて。バナナマンが好きって話を僕がしてたら「朝のあいつはバナナマンが好きらしいよ」って、夜の賀屋に伝えてくれて。

――キューピッドが店長……。

加賀 どうやらうちのコンビニに趣味の合うやつがいるらしいって知って、それが1年ぐらい続いたんですけど……そしたら店長が急に「忘年会をやろう」って言いだしたんですよ。しかも、みんなが忘年会に参加できるように、店長自身はずっとシフトに入って。そのためだけに派遣の人をわざわざ雇って。

――なんて素敵な店長……。

加賀 そこで初めて賀屋に話しかけられて。

賀屋 そうなんですよ。

――「バナナマンがお好きなんですよね?」みたいな感じ?

加賀 せっかく店長が企画してくれんですけど、その僕……コンビニの忘年会っていうカオスな状況がちょっと居心地悪くて、外でずっとタバコ吸ってたんですよ。そしたら急に耳元で「バナナマン好きな加賀くん?」って言われて。

賀屋 必死だったんですよ、その時。声かけようと思って。

加賀 鳥肌ゾワッて立って。強烈な印象を残されました。でも、そこから話聞いてったら趣味が合うっていうか、ネタも書いてるって聞いて。

賀屋 そこからコンビ組んだんですけど。ちなみに、そのコンビニはファミリーマートで。「あなたと、コンビに」

――おあとがよろしい……。

賀屋 さらにそのキューピッド店長さんの名字が、大きい矢って書いて「大矢さん」っていうんですよ。キューピッドの矢(ニヤリ)。

――腹立つ~(笑)。

賀屋 これ、絶対に載せてください(笑)。

――お2人は、いつ頃から芸人を目指していたんですか?

加賀 僕は幼なじみに大阪NSCに誘われて……それが高校2年生。僕中退してたんで、特にやることもないし、じゃあって。でもNSCに入る直前、急に向こうから「俺やっぱりやめたい」って言われて。僕、お金振り込んでて、引っ越し先も決めてたんです。結局、大阪には一人で行ったんですけど「あれ? なんで俺一人なんだ?」って。一生懸命ネタの授業も受けてるんですけど「なんでだ?」って。自分一人でここにいる意味わからなくて、授業にも行かなくなって。親に「もうやめたい」って電話したら、親は「帰ってくんな」って。やるって決めたんだからと。

――その後、どうしたんですか?

加賀 決定的だったのは「漫才劇場ができる」っていうウワサがNSCで流れて。若手は漫才しかやっちゃいけないみたいな、そういうウワサが流れて。僕一人だったし、もう大阪ではやれないな、じゃあ東京に行こう……と。

――NSCで、新しい相方を探すことはしなかったんですか?

加賀 人見知りなのと、あんまり友達もいなかったですし。「コントやろう」って言ってくれた子もいたんですが、その時にはもう東京行くって決めてたので断りました。そしたら「俺もお金ためていくから、東京で待っててくれ」って言われたんですよ。だから僕、東京に引っ越して、その子を待ちながらファミリーマートで働き始めました。でも1年たった時に電話かけたら、「芸人やめることにした」って。

賀屋 振られまくってる。

――すれ違いコントみたいだ……。

加賀 2年ネタばらしないアンジャッシュさん……。

賀屋 恋人に振られまくって傷ついてるところに、僕が付け入ったっていう感じでしょうか。タイミング的に。僕は普通に大学生だったんですけど。

――賀屋さんもその時、芸人を目指していたんですか?

賀屋 どちらかというと、放送作家希望でした。バナナマンさんがすごい好きで、オークラさん に憧れてたから。

――3人目のバナナマンですね。

賀屋 そうなんです。でも、就活も控えてて、どうしようかなと思ってたところに、新人で加賀が入ってきた。すごく運命めいたものを感じたのに、ちょっと思いが強すぎて、ファーストコンタクトで怖がらせちゃったっていう。

加賀 結構、熱い感じで「コント書いてるから見てよ」って言われて、5本ぐらい持ってきてくれたんですけど、全部人が死ぬコントだったんですよ。

賀屋 それが格好いいと思ってたんですねぇ(笑)。

加賀 僕はもう「ヤバイ」「この人は危険」って感じて。

賀屋 俺の部屋で見せたんだっけ?

加賀 部屋で……密室で……最後に人が死ぬコントを見た。

――ヤバイですね。

加賀 ヤバイとは思ったんですけど、僕としてはこれでミスったらもう終わりだと思ってたから……「ちょっと、俺中卒だからかなぁ、わからないのは」みたいな逃げ方した。

賀屋 そんなこと思ってたんだ、気使わせちゃった(笑)。

――今でもコントに、そのエッセンスは感じますか?

賀屋 でもまぁ、変な人が出てくるんです。

加賀 やっぱり、なんていうか、学生時代に「面白いね」って言われてたタイプではないので、どうしてもそういう感じになってしまう。

賀屋 だよね、そう。俺は、めちゃめちゃ隅っこにいましたね。

加賀 中学の時は、ものすごくいいポジションにいたんですよ。僕の幼なじみだった女の子が一番強い女ヤンキーで。

賀屋 女ヤンキー……。

加賀 生え抜き? なんていうんだろ? その、ヤンキーになる前の時代から仲良くしてたんで。

賀屋 生え抜きっていうの?(笑)

――野球選手みたいですね(笑)。

賀屋 進化前から知ってるってことだ。

加賀 そう、だからヤンキーの人たちとも仲良くできるし、自分の本来のポジションの人たちとも仲良くしてて。

賀屋 めちゃくちゃ格好いいじゃん。

加賀 無敵だったんですよ。それが高校に進学したら、僕は今まで女ヤンキーのおかげで友達ができてたっていうのをわかってなくて。友達の作り方がわからなくなっちゃったんですよ。そこから誰とも仲良くなれずに……。

――逆高校デビューですね

加賀 でも、学校行かなくなった一番の理由は別にあって。休みがちになっていた頃、一度“不登校児のプロ”みたいなスクールカウンセラーと面談したことがあったんです。その人が「何が好きなの?」って聞くから「お笑い好きです」。「へぇ、そうなんだ。誰が好きなの?」「ダウンタウンさんとか紳助さんとか好きですね」って言ったら急に顔色変わって「ダウンタウンなんか面白くないよ」「ああいう人を傷つけるような笑いをして」って、そのカウンセラーが。

――ああ……。

加賀 僕、むちゃくちゃケンカしちゃって、その人と。「見てますか?」「じゃあ、何見てますか?」「『ガキ使』とか『ダウンタウンDX』とか見てますか?」と。「見てない」って答えたカウンセラーに「見てないのに面白くないとか言うな!!」って、そこで飛び出しちゃって、完全に学校には行かなくなってしまいました。

――(ハードだ……)賀屋さんは、どんな感じだったんですか?

賀屋 僕は逆にもう中学時代は女の子から嫌われてて。

加賀 えぇぇぇ!

賀屋 「えぇぇぇ!」って、知ってんだろ!? 何回も言ってるはずだから! 女の子からいじめられてて。うちの実家ちょっと変わってて、お風呂が薪でたくタイプだったんですよ。薪 だから煙が出るじゃないですか。煙突から出た煙が全部子ども部屋のほうに入ってくるつくりだったんですよ。学生服がそこで長年いぶされて、ずっとスモーキーな香りがしてた。そういうのって、女の子は敏感じゃないですか。「キモイ」とか「臭い」とか「焼いたソーセージのにおいがするね」みたいな。

加賀 焼くの? ソーセージ。

賀屋 好きな子もいたんだよ。私立で中高一貫で2クラスしかなくて、その子は別のクラスで。時々ある合同授業の時にその子が自分のクラスに来るんですよ。それでどの席に座ろうか探してて、僕の席を指さして「これ誰の席?」って友達に聞いてて、友達が「あ、あいつのだよ」って言ったら「うわぁ、最悪なんですけど」って。「あぁ……俺の恋は終わった」と。

――うううう。

賀屋 俺はなぜこの話をしたんだ……。

加賀 そんなこと言う子を好きになったのが間違いだよ!!

賀屋 好きだったんだよ、かわいかったんだよ! 1軍の子が好きだったんですよ! いつも一番かわいい子が好きで、身分不相応なのにその子が好きで。で、そこからどんどん暗くなっちゃった。机に、いじめてくる、悪口言ってくる子の名前をもう彫れるんじゃないかっていうくらいシャーペンで重ね書きして。くっそう……って。

加賀 そんなインタビューじゃ……。

――……続けてください。

賀屋 いじめてたほうは……もう勝手に大人になっていくんですね。大人になってくると、いじめるのダサいとか、みんなで仲良くしたほうが格好いいみたいな方向にシフトチェンジして、僕と仲良くしだしたんですよ。「なんだよこいつら、俺は忘れてないぞ」って。それがずーっとあって。わかって……いただけます?

――わかります……。なんか楽しかったよね、学校。みたいな感じにされて、はぁ?

加賀 まさかの共感。

賀屋 でも、めっちゃかわいかったんでね、何事もなかったかのように仲良くしちゃいました。

――そこ戦ってくださいよ!!

加賀 そういうことですよ。

賀屋 そういうことですね。

――そこからお笑いにつながっていくエネルギーは見つかりましたか?

賀屋 1回……すっごい鮮明にその光景を覚えてるんですけど、高1の夕方……教室のドアのところに僕が立たされて、窓際に12人ぐらい男子がいて、一斉にイジられるっていう。で、僕もそれに返さないわけにはいかないから、「なんでだよ?」「だれがだよ!」「パッと燃えてなくならないわ!」みたいなことを返して。夕方なんで、同級生の背中に日が差して、全部シルエットなんですよ。その光景が時々夢に出てくる。あの12人は、なんだったんだろう……。もしかしたら夢かもしれない。お笑いは好きでしたね。

――急に「お笑いは好きでしたね」って……。

賀屋 ああいう時に一番ダメなのは、イジってこないやつですね。イジるならイジれと思いました。

――賀屋さんの記憶の奥底にあるシルエットが、かが屋のコントになんらかの影響を与えていることはわかった気がします。

加賀 そうなのか……。

――小道具とかもあまり使わないし、衣装もシンプルですし。

賀屋 確かに、あんまり使ってはないですね。

加賀 しかも、コントに入る時の状況説明をしないので、だからこそシチュエーションが偏るというか。電車のネタが異常に多くて。つり革を持つ、リュックを前に背負う――これだけで電車になるから。本当に「『トレイン』っていう単独ライブやったら?」ってイジられるくらい。

賀屋 かが屋単独ライブ「トレイン」。

加賀 本当は昔、衣装や小道具にお金使いすぎて、しかもそれがどんズベりして。結局、自前の白Tシャツ、黒Tシャツ、下ジーンズってなっただけなんですけど。

賀屋 見た目地味だし……衣装も地味なほうがいいかっていう。

加賀 「声が小さい」みたいなことも、人に言われるまで「あ、僕たちは声が小さいんだ」って気づいてなかったんですよ。そういうレベルの人間だったので。

――お笑いスクールでは、一番怒られそうなところですよね。

加賀 ただ、「新しい」と思われたいとか「あいつらすごいな」って思われたいところはめちゃくちゃあって。学歴コンプレックスでしょうか、高学歴の人もいっぱいいる、上手な人、面白い人もたくさんいる中で、「なんでそんなことするの?」って思われるようなことをやらないと生き残ってはいけないとは思ってました。

賀屋 なんか違うことしないと。

加賀 なるべく誰の邪魔もしたくないっていうのもあって。たくさん芸人さんがいるライブだと、設定やキャラがかぶることがあるじゃないですか。できるだけ人の邪魔……嫌われたくないんで「コンビニのネタやりやがって」「面接のネタやりやがって」とか、なるべく言われないように。本当に「すみません」って端っこ、端っこを歩くという。

賀屋 メチャクチャ気にしいだから。

――2人の、これからの夢は?

加賀 自分たちの……いつか冠番組持ちたいっていうのはもちろんあるんですけど、何ができるかっていうのもまだわかってなくて。ネタのことは一生懸命考えてきたんですけど、それ以外のことって正直あんまり考えられてなかったっていうか。でも今、急にトーク番組に行かされたり、ギャップがすごくて。今後のことを本気で考えなきゃいけない時期だなぁとは思ってますけど。

賀屋 観るのはすっごい好きなので、自然と溶け込めたらめっちゃいいなぁとは思うんですけど。

加賀 食レポとかもやりたいよね。

賀屋 一番いいですよね。

加賀 母親やおばあちゃんは、テレビに出てる息子や孫がお笑いやってる姿より飯食ってる姿見れたほうが、絶対に安心すると思うんです。僕ら2人ともシングルマザー家庭なんで。

賀屋 そうなんですよ。だからね、お母さんには、ちゃんと食べてるんだって安心してほしい。あと、大河ドラマ出たいです!
(取材・文=西澤千央)

 

【出演情報】

●8/17(土)27:00~29:00/ニッポン放送『かが屋のオールナイトニッポン0(ZERO)』

●8/23(金)22:00~24:00/RCCラジオ『かが屋の鶴の間』(毎月第4金曜日) 

TOKIO・松岡昌宏、城島茂に“初メール”! 『鉄腕DASH』を見て「思わず俺は……」

 TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『TOKIO WALKER』(NACK5)。7月28日の放送では、最近見て感動した“動画”について語る場面があった。

 松岡は7日放送の同番組で、「『YouTube』を家で見ることが多い」と明かしていたが、今回は「何の気なしに見て大感動してしまったものがあった」と、とある動画について言及。その動画とは、6月29日に公開されたお笑いコンビ・キングコングの梶原雄太(カジサック)が運営するYouTubeチャンネル『カジサックの部屋』。この回には、相方の西野亮廣がゲストとして登場。一時活動休止した梶原とコンビを解散しなかった理由を語るなどし、ネット上で話題を呼んでいた。

 キングコングと共演経験はあるものの、あまり人柄を知らなかったという松岡。しかし、それぞれの道を歩みながらコンビを続ける2人が、腹を割ってトークを繰り広げる姿を見て、「2人にしかないドラマ、2人にしかわからない共有する言葉、物語みたいのが、きっとあると思うんだけどね。よくもまあ、あそこまで隠さずにちゃんと乗っけたな~って思ったの」としみじみ。「コンビのすばらしさ。人のすばらしさ。そして何よりも、お互いがリスペクトしあって、一番大事なプロフェッショナルであるっていうことを……。(この)回を見て、感動して、気づいたらティッシュ……みたいな感じ」と、感動して泣いたことまで明かしたのだった。

 松岡はその後、もう一つ感動したことがあると報告。それは7月7日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で、メンバーの城島茂が行った企画「七夕相撲」だったそう。番組で城島は、30代のディレクターと相撲を行ったものの、なかなか勝負がつかずに異例の3本試合を敢行。城島は最後、体力の差で負けてしまうも、その熱い試合内容に感動する視聴者が続出していた。

 松岡はこの放送を友人と一緒に居酒屋のテレビで見ていたそうで、「松岡、不覚にもね、ウルッと来てしまった。これは若干酒が入ってたってこともあるんだけど……」と照れながら告白。「いい試合だった! あの七夕相撲」と城島の奮闘を称え、さらに「思わず俺はね、珍しく……ホント初めてじゃないかな。シゲちゃんに『相撲、感動した』ってメールを送ったら、シゲちゃんから『マジ?』って来た」と、感動のあまりメールまで送ったそう。キングコングに負けないほど、熱いやりとりを交わしたようだった。
(小沢由衣子)

【セリアずぼらシュラン】ただ米を詰めるだけじゃNG……「デコおにぎり型セット さくら型」の難点

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドをズボラなアラサー女子がご案内! 私見全開でアイテムを斬る「セリアずぼらシュラン」開店です★

今日のセリアアイテム【デコおにぎり型セット さくら型】

便利度:★★★★☆(コンパクトなおにぎりを作りたいときに便利!)
コスパ:★★★☆☆(形が整えば最高でした…)
できあがりのかわいさ:★★☆☆☆(形がいびつ!)

 最近はやりの“デコ弁”ですが、100均でもデコ弁グッズが多く取り揃えられているのをご存じでしょうか。先日セリアをブラブラしていたところ、通常の調理グッズのほかに、デコ弁グッズがたくさん揃えられているのを知りビックリ。今回はその中でも特に目を引いた「デコおにぎり型セット さくら型」をピックアップ! 桜の形状のおにぎりが簡単に作れる型のようです。

 同商品は花と花びらの2セット入りとなっており、花のサイズは約4.5cm、花びらは5cmとかなり小さめ。厚さはどちらも2.5cm程度となっています。



 早速、桜型にお米を詰めて、どんな形のおにぎりができ上がるのか実証開始。作り方のポイントは“できるだけごはんをいっぱい詰めること”らしいので、その通りにしていきます。一度ふたを閉めた後、ふたを外して中のお米をプッシュ。すると、思った以上にいびつな形の桜ができ上がりました。桜というか、もはや星型に近いかも……!?




 花びら型の方も同様に試してみましたが、言われなければ花びらと気づかないのではないでしょうか。ネット上で実際の使用者を探してみたのですが、桜でんぶなどで色付けをして、「桜っぽく見せる」工夫をしていました。型に米を詰めるだけではデコれないということですね。「お手軽にちょっとだけデコりたい」という人には不向きのアイテムと言えるでしょう。


 ただ、“小さいおにぎりを作る”という点では大いに活躍してくれそうなので、気になる人はチェックしてみてもいいかもしれません。

【セリアずぼらシュラン】ただ米を詰めるだけじゃNG……「デコおにぎり型セット さくら型」の難点

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドをズボラなアラサー女子がご案内! 私見全開でアイテムを斬る「セリアずぼらシュラン」開店です★

今日のセリアアイテム【デコおにぎり型セット さくら型】

便利度:★★★★☆(コンパクトなおにぎりを作りたいときに便利!)
コスパ:★★★☆☆(形が整えば最高でした…)
できあがりのかわいさ:★★☆☆☆(形がいびつ!)

 最近はやりの“デコ弁”ですが、100均でもデコ弁グッズが多く取り揃えられているのをご存じでしょうか。先日セリアをブラブラしていたところ、通常の調理グッズのほかに、デコ弁グッズがたくさん揃えられているのを知りビックリ。今回はその中でも特に目を引いた「デコおにぎり型セット さくら型」をピックアップ! 桜の形状のおにぎりが簡単に作れる型のようです。

 同商品は花と花びらの2セット入りとなっており、花のサイズは約4.5cm、花びらは5cmとかなり小さめ。厚さはどちらも2.5cm程度となっています。



 早速、桜型にお米を詰めて、どんな形のおにぎりができ上がるのか実証開始。作り方のポイントは“できるだけごはんをいっぱい詰めること”らしいので、その通りにしていきます。一度ふたを閉めた後、ふたを外して中のお米をプッシュ。すると、思った以上にいびつな形の桜ができ上がりました。桜というか、もはや星型に近いかも……!?




 花びら型の方も同様に試してみましたが、言われなければ花びらと気づかないのではないでしょうか。ネット上で実際の使用者を探してみたのですが、桜でんぶなどで色付けをして、「桜っぽく見せる」工夫をしていました。型に米を詰めるだけではデコれないということですね。「お手軽にちょっとだけデコりたい」という人には不向きのアイテムと言えるでしょう。


 ただ、“小さいおにぎりを作る”という点では大いに活躍してくれそうなので、気になる人はチェックしてみてもいいかもしれません。

【毒親マンガ】一家でドライブ、墓参り…「本当の家族みたい」なのに私って冷たい?【36話】

「君ってなんだか、僕の母に似てるんだよね」――。

イケメン彼氏の「不可解」な婚約破棄と、それに伴う顛末を描いた実録コミックエッセイ
婚約破棄で訴えてやる!~毒親持ち彼氏と167日間壮絶バトル~』の前日談。

婚約していた彼は、なぜ突然手のひらを返したのか?
あんなに嫌悪していたはずの“毒母”側についたのはどうして?

交際していた当時の記憶から
あの頃の彼の心理と背景を掘り下げてみると、意外な事実が見えてきた――!

一家でドライブ

 

――『私の彼が毒親から逃れられない!』は毎週月・火更新。お楽しみに!

このマンガへのコメントを読む・書く


<バックナンバーはこちら>

■第1回……婚約破棄から10年、残る疑問
■第2回……彼のママは専業主婦だった
■第3回……「辞表出しといた」って!?
■第4回……我が子にセックス回数を暴露!?
■第5回……実家暮らしだった彼と、恋に落ちるまで
■第6回……彼の誕生日に、何度も電話が……。
■第7回……彼母の「息子依存」が過剰すぎる? 
■第8回……朝4時、彼は電話で謝罪中
■第9回……バツイチの私、義母からの印象は?
■第10回…いよいよ彼母と初対面の日
■第11回…初めて会った彼母は……!
■第12回…「過去の彼女」と比較された
■第13回…彼母に受け入れられた……!
■第14回…「君は、僕の母に似てるね」
■第15回…両家の顔合わせも上々で…?
■第16回…実家とアパートを往復する彼
■第17回…母に「汚い」って言われたんだ
■第18回…母にエロ原稿を見られた
■第19回…実母に「クズ」と罵られた
■第20回…我が子の仕事を否定
■第21回…彼母の抱える「トラウマ」
■第22回…「月5万払え」って!?
■第23回…月イチで「毒親被害」に遭う彼
■第24回…DVの構造そっくり!
■第25回…彼の努力が報われた!
■第26回…印税が入ってくる!
■第27回…印税を毒母に渡したら
■第28回…「恥知らず」の「汚れたカネ」
■第29回…彼母は普通の親じゃない?
■第30回…もう逃げるしかないね
■第31回…彼母は更年期障害?
■第32回…プロポーズに喜べない
■第33回…プロポーズを”延期”
■第34回…彼母と一緒にお墓参り
■第35回…これが「鬼母」なの?

■前作……『婚約破棄で訴えてやる!』1-3話

***

前作『婚約破棄で訴えてやる!』は、電子書籍にてすべてご覧いただけます。

★★★各電子書店にてお買い求めいただけます★★★

renta

音咲椿(おとさき・つばき)
男性向けグラビア誌編集長を経て、ポット出版社刊「女の子×女の子のためのエロチックブック・Carmilla」にてイラスト・漫画家デビュー。
単行本「イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。」(ぶんか社刊)好評発売・配信中。
マンガ「『こんな大きいなんて聞いてない!』~外国人と異文化SEX、ヤりまくりました。」「婚約破棄で訴えてやる!~毒親持ち彼氏と167日間壮絶バトル~」配信中。

音咲椿Twitter@otosaki6666

ロンブー田村淳の政界入り浮上で「N国」と「れいわ新選組」で争奪戦の動き

 吉本興業を巡る一連の騒動のせいか、まったく盛り上がらなかったのが7月21日に行われた参議院選挙。与党の圧勝となった中、最も注目を浴びたのが、約99万票を獲得した“N国”こと「NHKから国民を守る党」だった。

 その立花孝志代表は28日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』に出演。自身が掲げた唯一の公約である「NHKをぶっ壊す!」に対する並々ならぬ思いを語っていたが、早くもその言葉どおりの動きを見せている。

「『北方領土を戦争で取り返す』といった主旨の発言が問題視され日本維新の会を除名した丸山穂高議員がN国に入党入り。元行政改革担当相で無所属の渡辺喜美参院議員にも接触し、参院での統一会派結成を目論んでいます。他にもN国は秘書への暴力とパワハラで告発を受けている自民党の石崎徹議員についても入党要請を行っており、今後“問題議員”の受け皿になっていきそうです」

 さらに、N国が2年以内に行われる衆院議員選挙で目論んでいるのが、芸能人候補者だという。

「ロンドンブーツ1号2号の田村淳に白羽の矢を立てているようです。淳はかねてから政界進出の噂があるのに加え、相方の田村亮は闇営業問題で吉本を契約解除される可能性がある。そうなれば、淳も追随して吉本を離れて出馬に踏み切ることも考えられます。ただ、淳に関してはN国同様、参院選で躍進を果たした『れいわ新選組』の山本太郎代表も狙っており、淳が入党するならこちらのほうが有力でしょう。東京から出れば山本代表との二枚看板になりますし、淳の出身地は安倍首相の地盤の下関ですから、そちらから出ても面白いことになりますよ」(週刊誌記者)

 吉本騒動は闇営業問題から、吉本vs.所属芸人に発展しているが、田村淳の政界転身で第3章の主役となるのだろうか。

ロンブー田村淳の政界入り浮上で「N国」と「れいわ新選組」で争奪戦の動き

 吉本興業を巡る一連の騒動のせいか、まったく盛り上がらなかったのが7月21日に行われた参議院選挙。与党の圧勝となった中、最も注目を浴びたのが、約99万票を獲得した“N国”こと「NHKから国民を守る党」だった。

 その立花孝志代表は28日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』に出演。自身が掲げた唯一の公約である「NHKをぶっ壊す!」に対する並々ならぬ思いを語っていたが、早くもその言葉どおりの動きを見せている。

「『北方領土を戦争で取り返す』といった主旨の発言が問題視され日本維新の会を除名した丸山穂高議員がN国に入党入り。元行政改革担当相で無所属の渡辺喜美参院議員にも接触し、参院での統一会派結成を目論んでいます。他にもN国は秘書への暴力とパワハラで告発を受けている自民党の石崎徹議員についても入党要請を行っており、今後“問題議員”の受け皿になっていきそうです」

 さらに、N国が2年以内に行われる衆院議員選挙で目論んでいるのが、芸能人候補者だという。

「ロンドンブーツ1号2号の田村淳に白羽の矢を立てているようです。淳はかねてから政界進出の噂があるのに加え、相方の田村亮は闇営業問題で吉本を契約解除される可能性がある。そうなれば、淳も追随して吉本を離れて出馬に踏み切ることも考えられます。ただ、淳に関してはN国同様、参院選で躍進を果たした『れいわ新選組』の山本太郎代表も狙っており、淳が入党するならこちらのほうが有力でしょう。東京から出れば山本代表との二枚看板になりますし、淳の出身地は安倍首相の地盤の下関ですから、そちらから出ても面白いことになりますよ」(週刊誌記者)

 吉本騒動は闇営業問題から、吉本vs.所属芸人に発展しているが、田村淳の政界転身で第3章の主役となるのだろうか。