
今週の注目記事・第1位「宮迫博之 半グレ金塊強奪犯と『ギャラ飲み』現場写真」(『フライデー』8/2号)「『吉本・大崎社長』が明かす『闇営業』の核心」(『週刊新潮』7/25号)
同・第2位「ジャニー喜多川 審美眼と『性的虐待』」(『週刊文春』7/25号)「ジャニーズ事務所VS.公取委 なぜ『第一報』はNHKだったのか」(『週刊ポスト』8/2号)
同・第3位「暴行被害の秘書が警察に駆け込んだ『石崎徹代議士』の履歴書」(『週刊新潮』7/25号)
同・第4位「女子高生、球団職員、タレント…DeNA“エース候補”18人不倫」(『週刊文春』7/25号)
同・第5位「山本太郎現象とこぼれ落ちた人々」(『ニューズウイーク日本版』7/23号)
同・第6位「『ボトルで殴打』『蹴り』暴力幹部を広報部長に抜擢したレオパレス」(『週刊文春』7/25号)
同・第7位「『ハンセン病家族訴訟』大誤報の舞台裏」(『週刊新潮』7/25号)
同・第8位「『父草刈正雄』が後ろ盾になる『離婚の乱』」(『週刊新潮』7/25号)
同・第9位「元妻は見た 横綱・輪島『八百長と大麻とヤクザ』」(『週刊文春』7/25号)
同・第10位「『日韓断交』で韓国経済は大崩壊!」(『週刊ポスト』8/2号)
同・第11位「『雅子皇后』に復権をもたらした5つの僥倖」(『週刊新潮』7/25号)
同・第12位「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」(『週刊新潮』7/25号)
同・第13位「凶悪『放火事件』の60年史」(『週刊ポスト』8/2号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
多くの死傷者を出した京都アニメーション放火事件の実行犯・職業不詳の青葉真司容疑者(41)の「動機」はいったい何だったのだろう。
亡くなった34人の人たちの無念を思うと、胸ふさがる思いがする。ご冥福をお祈りしたい。
まだ、この事件についての週刊誌報道は、わずかにポストが1ページで触れているだけだが、青葉は、さいたま市内のアパートで暮らしていたらしい。
隣の住人の証言によると、身長は180cmあり、上の部屋の音と勘違いして、いきなりやってきてドアをドンドン叩いたという。
勘違いだといいに行くと、「うるせぇ!こっちは余裕ねぇんだ。殺すぞ!」とすごんだそうだ。
事件現場でも、「死ね!」と叫びながらガソリンをまいたとされる。「パクりやがって」といっていたという話もある。
相当ひどい火傷をしているようだが、何とか生かして、動機が何だったのかを語らせてほしいものである。
新潮で始まった「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」が面白くなりそうだ。文太は、深作欣二や鈴木則文などの映画監督と多く仕事をしたが、晩年は疎遠になっていたという。
彼は、「オレは人を信じないというところからスタートしている」と話していた。それは、おやじとおふくろが2~3歳の時に、別れてしまったことが核を作ったのかもしれないと、生前語っていたそうだ。
高倉健とはまた違う、背中で寂しさを表現できる俳優だった。書き手は松田美智子。松田優作の最初のカミさんである。どんなものになるのか楽しみにしたい。
同じ新潮が、雅子皇后に「復権」をもたらした5つの僥倖があると特集している。
要は、念願だった皇室外交ができるようになったこと。国民から愛されているという自信を持ったこと。
お世話係のトップである西宮幸子女官長が外交官の妻だったこともあり、気が合うこと。美智子皇后が上皇后になって、あのように完璧にやらなければというプレッシャーが取れたことなどがあるというのである。
そして一番の僥倖は、秋篠宮眞子さんと小室圭との婚約延期問題が出てきて、雅子さんに対する注目度が薄れたことが、彼女の「安静」を取り戻すことに寄与したというのである。
私は、雅子さんが自信を取り戻したことが、一番大きいと思っている。周囲に期待されていた以上に、皇室外交で重要な役割を果たしたことで、外交官として活躍していた以前のような自分を取り戻すことに成功し、それが精神的にいい方へ出ている。もう大丈夫だと思う。
さて、日韓関係が日増しに緊張の度を増している。日本側のいい分もわからないではないが、私は、距離的にも歴史的にも近い韓国と揉めるのは、両国にとっていいことではないと思う。
ポストは、日本政府が7月4日に実施した対韓輸出の新たな方針が、韓国経済を圧迫している、効果大だと報じている。
半導体やディスプレイの製造に必要な、感光材、ディスプレイ用の樹脂材料を、従来の簡略な手続きを改めて、個別に輸出許可申請を求めて輸出審査を行う方針に切り替えるという内容だという。
これは、官邸の極秘指示を受けた霞が関が、昨年12月ごろからシミュレーションを繰り返し、どのような措置が最も効果的かを慎重に練り上げたものだというのである。
これら3つは、韓国の半導体の屋台骨だから、韓国経済はパニックに陥り、日本に歩み寄らざるを得ないと考えたシナリオだった。
計算通り、文在寅大統領はトランプに日本との仲介を頼んだりと、動きは急だが、果たして安倍官邸が目論んでいるような効果があるのだろうか。
私には疑問である。韓国は「恨」の国である。恨みは決して忘れない国である。
いくら困ったからといって、日本に縋りついてくるとは考えにくい。文在寅政権は支持が低いといわれるが、対日本となれば、国民が一つになる国民性である。
忘れっぽいこの国の民とは決定的に違う。かつての日本のスローガン「欲しがりません勝つまでは」が生きている国である。
韓国が日本を棄てて、中国、北朝鮮との関係をさらに強化すれば、孤立して困るのは日本であること間違いない。
ここは大人の心を持って、話し合いで解決すべきである。それができない安倍首相や河野外務大臣ではないはずだと信じたいのだが。
輪島という横綱がいた。日大相撲部から角界入りして横綱になったのは、いまだに輪島だけである。
大学出とは思えない言動は、たびたび顰蹙を買ったが、相撲ファンに愛された力士だった。
彼の妻で、花籠親方の長女だった中島五月が、破天荒だった輪島について語り、ノンフィクション・ライターの武田頼政が、それをまとめて本にした。
輪島は、十両入りした直後から、「銀座はサービスエリア」と嘯きクラブ通いして朝帰りしていた。
初入幕の翌年には関脇になり、大関の座をつかもうかという時には、人気ホステスに入れあげ、稽古をする暇もなかったという。
その後、輪島の妹が経営してきた相撲茶屋の資金繰りが苦しくなり、6億円の借金をつくる。そのため輪島は、某大手消費者金融への担保として、取引してはいけない「親方株」を差し出していたのである。
広島の有名な暴力団・共政会が貸金の取り立てに来たというが、そちらは何とか話をつけたが、親方株を担保に入れていたということが発覚してしまう。
だが、6億円の使途を輪島に問い詰めると、八百長にも充てていたという。いわゆるチュウシャといわれるやつだが、稽古もせずに遊び歩いていたため、八百長を頼まざるを得なかったのだろう。
愉快な言動と土俵上で見せる豪快な相撲は見せかけだったようだ。だが、記録には残らないが、記憶には残る横綱だった。
新潮では、草刈正雄の娘、紅蘭(くらん・29)が、内縁の夫、ラッパーのRYKEYこと、下田ムトアリッキー容疑者(31)の激しいDVを告白している。
こっちもすさまじい根腐れぶりである。リッキーは3年前にも紅蘭へのDVで逮捕され、覚せい剤使用も発覚して、1年服役している。
出所後に子どもが生まれたそうだが、なぜ別れなかったのだろう。紅蘭によると、別れ話を切り出すと、「コイツ(子供)を殺してオレも死ぬ」といい出すので、躊躇してできなかったというが、私には女心がわからない。
結局また同じことの繰り返しで、再びリッキーは逮捕されてしまう。「出てきても復縁する気はない」というが、父親の草刈もホッとしていることだろう。
ところで、朝日新聞の7月9日付の朝刊一面トップに載った「ハンセン病家族訴訟 控訴へ」が大誤報だったことが、大きな話題である。
しかも、安倍首相は、その日の朝、「控訴断念」の方針を表明したから、朝日が安倍の筋からガセネタを掴まされた、ハメられたのではないかという“説”まで流れているそうである。
朝日は、その日の夕刊に「おわび記事」を出し、10日の朝刊には。栗原健太郎政治部長名で、釈明記事を載せた。
新潮によれば、同日の毎日は朝刊で「政府内に控訴断念論」と報じ、NHKは9日午前2時1分に「公訴断念へ」と流しているから、安倍首相の考えは控訴断念に傾いていたはずだと報じている。
ではなぜ、朝日が誤報してしまったのか? 新潮は、朝日の社会部は政府筋から「控訴は難しいのではないか」という証言を得ていたのに、政治部が、「まだ再取材が可能な時間帯だったにもかかわらず、ほとんど何もしなかった」(政府関係者)というのだ。
その背景には、安倍嫌いの政治部が、参議院選に打撃を与えてやろうと意図したのではないかと見る向きもあるようだが、自ら自分のところの紙価を貶めるようなことをやるとは考えにくい。
やはり、責任者の思い込み、二重にも三重にも裏を取らなかったという初歩的なミスだったのではないか。
文春によれば、この記事の“主犯”と目されるのは官邸キャップのTという人間だそうで、03年に産経新聞から移ってきた人間だという。麻生太郎に食い込んでいるといわれているそうだ。
このTは、過去にも、G20が麻生の地元の福岡開催で最終調整、厚労相に片山さつきになど、麻生情報源によると思われる誤報があったという。
産經から来て、朝日の官邸キャップにのし上がったのだから、実力はあるのだろうが、記者に必須の、「情報は疑え」という基本ができていなかったようだ。
同じ文春が、施工不良問題で揺れるレオパレスに、今度は、暴力を振う広報部長がいると報じている。
高野宏之がその人。社外の弁護士事務所に設置されたコンプライアンス窓口に、高野のセクハラ・パワハラを告発する文書が寄せられたのは16年10月のことだそうだ。
女性職員は、飲み会で膝や手を触られた挙句、帰る時に、「泊まらせてくれ」と執拗に迫られた。
男性部下に対しては、「死ね」「辞めろ」「臭い」「ここから飛び降りろ」などの暴言を日常的に吐き、「罵倒されながら臀部を2度殴られた」「革靴の爪先で頸部を蹴られた」などの暴言・暴力行為が詳細に記されていたという。
そのような内部告発がなされたにもかかわらず、国際事業統括部長は外れたものの、社の中枢部署の経営企画部に異動になっただけで、今度のような施工不良が次々に出る渦中に、広報部長に就任したのである。
レオパレスは創業者支配が色濃い会社で、それらの人間に取り入っていれば、セクハラ、パワハラをやろうともお咎めなしのようだ。文春の取材に対して山口雅弘法務部長はこういい放ったそうだ。
「厳しい指導の延長。彼は優秀だからこそパワハラをする。優秀じゃない方はしません。セクハラも、腿を触るなどよくある話でしょ。皆さんの上司がやっている程度のことですよ。強姦したわけでもない」
この会社、芯から根腐れしているようである。
ニューズウイーク日本版が、山本太郎の「れいわ新選組」を取り上げている。
私見だが、山本という人間はあまり好きなタイプではない。だが、今回の動きは注目に値すると考えている。
何しろ、重度障がい者の木村英子と、難病ALS患者のふなごやすひこを候補として引っ張り出したのだから。
ほかにも、蓮池透や「女性装」として知られる東大教授のやすとみ歩、創価学会員として沖縄辺野古基地建設を反対した野原ヨシマサなど、異色の面々を集めた手腕と努力は、賞賛に値する。
しかも、比例の1,2位を障がい者の2人にして、山本は3番目に退いたのである。
寄付も2億5,000万円を集め、街頭演説時に設けられるテントには、寄付する人の列ができたという。
異端児、ウケ狙い、売名など、山本には、こうした声が浴びせられることがある。それを軽く受け流し、テレビや新聞は取り上げないが、山本の選んだ候補たちは、多くの有権者たちの関心を集め、木村とふなごが当選するという快挙を成し遂げたのである。
ニューズでノンフィクション・ライターの石戸諭は、山本自身が体現するのは永田町エリートが独占する既得権への挑戦という物語だといい、山本の主張を左派ポピュリズムだと見ている。
「山本は『持たざる私たち』『将来に不安を抱えている私たち』という枠組みを新たに政治に持ち込もうとしている。彼らには既成政党が捉えきれていない、どこにも属せない『こぼれ落ちた人』の代表という意味が付与される」
石戸は、れいわが比例で当選させることができるのは1議席だろうと見ていた。だが、れいわのうねりは全国に広がり、予想もできなかった2人当選という夢を実現したのである。
実をいえば、私は、東京選挙区は既成左派の候補の名前を書いたが、比例は「れいわ」と書いた。
日曜日の東京は、朝雨が残り、昼前には上がった。いわゆる選挙日和であった。昼頃に投票所になっている小学校へ行ったのだが、割合、若い人の姿が目立った。
これなら投票率も上がる。そうなれば、野党票が伸びるかもしれないと期待したが、何のことはない、投票率は50%を切り、48.53 %という、戦後2番目に低いものだった。
年金、消費税、憲法改正という、大問題が争点になっていたはずなのに、この関心の低さはどうしたことだろう。
日本人の危機意識のなさか、もはや政治などに期待するのは諦めたということなのだろうか。
朝日新聞や毎日新聞は、改憲派が3分の2に届かずという点を強調して、憂さを晴らしているが、書くべきは、投票率の低さに象徴される、日本人の政治的な無関心であると思う。
ニューズの石戸が書いているように、野党がやるべきだったのは、無味乾燥な政治的建前をいい立てる枝野立憲民主党のようなやり方ではなく、将来に不安を抱えている若者、中年たちを抱え込むフレーズであり、反安倍闘争をお祭りにしてしまう知恵ではなかったのか。
安倍政権にうんざりしている有権者たちに、おざなりの政策を語るのではなく、香港のような、若者たちを中心にした「世直し」運動を広げていけば、関心も高まったはずである。
枝野や玉木のような知恵のない中年男たちには退いてもらって、いっそ山本太郎を立憲民主党の代表にしたらどうだろう。
山本が嫌なら、彼に代わるリーダーを大至急、衆院選までに見つけることだ。野党統一候補擁立よりも、そっちのほうが喫緊の課題だと思う。
さて、根腐れしているのがここにもいた。横浜DeNAベイスターズの綾部翔(かける)投手(22)である。16年にドラフト5位で入団し、ラミレス監督期待の有望株だそうだ。
だが、昨年2月に結婚して、長女が生まれたのに、彼の妻が、綾部の女遊びの酷さに呆れ果て、離婚協議の真っ最中だと、文春に告発したのだ。
行動がおかしいと思って彼女が、綾部の荷物を調べると、ラブホのレシートや女性とのプリクラが出てきたという。家の寝室にICレコーダーを置いて録音すると、女性を家に連れ込んでSEXしている声まで録れた。
以前使っていたスマホから、女性たちと性行為をしている大量の動画が見つかった。
たまりかねて、彼女と母親で書かせた「誓約書」には、18人の女性の名前が並び、中には女子高生もいたというのだ。もはや堪忍袋の緒も切れた。
文春は、球団に対して事実関係の確認を求め、球団側も会見を開き、綾部が未成年の少女との関係を認め、無期限の謹慎処分にすると発表した。当然だろう。
文春は、参院選の候補者たちのスキャンダルが止まらないと書いていたが、読んでみると、スキャンダルではなく「お粗末」なだけだった。
新潮には本物のスキャンダル議員が登場している。その名を石崎徹(35)という。新潟出身で、慶應大学から財務官僚になり、5年で退職して自民党の公募に応じ、2012年の総選挙に出馬、最年少で当選。現在3期目に入る。
あの悪名高き「魔の3回生」の一人である。20代で結婚したがすぐに別れて、今は独身だそうだ。
イケメンで、セクハラ、二股は日常茶飯事で、「今は8人だ。1週間じゃ足りない」といっていると元秘書が語っている。
だが今回は、セクハラに加えて、パワハラがひどいというお話。石崎より少し上の秘書を怒鳴るばかりではなく、車の運転にケチをつけ、肩を何度も殴ったそうである。件の秘書は、日頃の暴言に加えてこの仕打ちに堪忍袋の緒が切れて、病院へ行って診断書をもらい、6月頭に新潟県警に被害届を出したという。
新潮によれば、今国会で安倍首相が施政方針演説でパワハラ対策を明言して、5月には「パワハラ防止法」が成立したが、この石崎センセイも賛成の起立をしていたという。
この人、同期の豊田真由子センセイの「このハゲー!!」大騒動を教訓にしていなかったらしい。
パワハラを行使する時は、秘書が録音していないか確かめてからでないとやってはいけない。だが、これがかなり難しい。一度丸裸にでもしないといけないが、それがパワハラ、女性秘書ならばセクハラになってしまう。
バカ、死ねは当たり前で、ノイローゼになった秘書が何人もいるそうだ。
それでも新潮のインタビューに石崎議員は、「これまでだって秘書に暴力など一度も振るったことはありませんよ。バカとか死ねとかの暴言もない」と完全否定している。
当然、新潮は、この音声をネットに流すだろうから、ウソはすぐばれる。新潟県警は関心をもって被害者とやりとりしているそうだ。
石崎徹代議士は、新潮発売後に姿を消した。
ところで、ジャニー喜多川社長の死を伝える報道は、まるで大本営発表のようだった。
スポーツ紙はしかたないとしても、週刊誌も手放しの礼賛報道ばかりである。特に新聞社系がすごい。「追悼 ジャニーさん『伝説』は『神話』へと」(サンデー毎日・7/28号)「追悼 ジャニーさん、ありがとう」(週刊朝日・7/26号)。週朝は表紙に、ジャニーズ事務所のタレントが表紙になった号をズラッと並べた。
中でもAERAは、「追悼・ジャニーさん『YOU! やっちゃいなよ』胸に刻んだ」と銘打ち、大特集を組んだ。そんなに偉大な人だったとは知らなかった私は仰天した。
ここでも何度か書いたように、ジャニーの性的虐待についてなぜ触れないのか、姉のメリー、その娘のジュリーと、ジャニーとの確執も、今後の事務所の行方を占ううえで大事なことであろう。
さすがに文春だけは、その問題を取り上げている。文春は1999年に、ジャニー喜多川が少年たちを事務所で性的虐待をしているという告発記事を連載した。
珍しく、事務所は文春を名誉棄損で訴えた。しかし、ジャニー喜多川は法廷で、少年たちが文春に語った内容に対して、
「彼たち(少年たち)はうその証言をしたということを、僕は明確には言い難いです」
といったのだ。東京高裁はこのジャニーの発言をもとに、「少年たちの証言は真実性がある」と認めたのである。
今回も、嵐のメンバーと同年代の元ジュニアが、
「成功したヤツはジャニーさんに感謝しているかもしれない……。でも、僕はそんな気持ちになれない。ジュニア時代、僕がジャニーさんの誘いに抵抗したら、ステージの隅っこに追いやられた。(中略)僕のファーストキッスはジャニーさんですからね。ショックでしたし、もうグレるしかないですよ。(中略)十代前半で悟ったというか、大人の世界って本当に汚いんだなって」
と語っている。こうした陰の部分も含めて、ジャニー喜多川という人間を論じなくてはならないはずなのに、ジャニーズ事務所やAKB48になると、週刊誌はすぐにジャーナリズムの旗をたたんで、まるで熱烈なファンのような礼賛記事を書いて恥じることがない。
文春はこの記事中で、SMAPを解散後、事務所を出た稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人をテレビに出演させないよう、事務所が圧力をかけていたことを「スクープ」している。
それを問題視してきた公正取引委員会が、「近く独占禁止法違反容疑で、ジャニーズ事務所に対し、正式な警告があると見られています」と書いているのである。
今朝(7月18日)の新聞、スポーツ紙は、このことを一斉に報じてはいるが、「3人を出演させないよう圧力をかけた疑いがあることが17日、関係者への取材で分かった」(スポーツニッポン)と書いて恥じない。お前たちは文春の早刷りをみて、慌てて取材したのだろうが。
事務所側はコメントを発表して、公取委から「調査を受けた」ことは認めた。これまで陰でこそこそ語られてきたジャニーズ事務所の様々な圧力が、事実だったことが公になったのである。テレビ局の責任者たちは、これについてはっきり見解を述べるべきである。
私は、文春が書くさらに10年前、ジャニー喜多川の性癖について週刊現代で報じて大騒ぎになった。社は、私を婦人雑誌へ急遽異動させることで、事務所側と手打ちをした。その構造は、今も変わっていないはずである。メディアが、いち芸能プロの圧力や嫌がらせに抗することができないで、さらに始末の悪い権力をチェックすることなどできるはずがない。
図らずも、ジャニー喜多川死亡報道が、そのことを再び明らかにしたといっていいだろう。
ポストは、NHKが公取委問題をスクープしたと書いているが、時系列でいっても、最初に書いたのは文春である。
文春が報じなければ、NHKが報じることができただろうか。ジャニーズ事務所から「今年の紅白にはうちのタレントを出さないわよ」とでもいわれたら、社内で大問題になるはずだ。
今回は、「文春がやってますから」といえば、エクスキューズできると考えたのではないか。私はそう思うのだが。
さて、今週の第1位は、宮迫博之と田村亮を涙の会見に追い込んだ、フライデーのスクープにあげたい。
フライデーは今週、宮迫が半グレで前科3犯の野口和樹被告と一緒に写っている写真を掲載した。
写真は16年7月27日の夜9時過ぎ、高級キャバクラで撮られたそうだ。
野口が友人たちと北新地の店を訪れた。奥の個室で仲間と飲んでいた宮迫が、野口の友人の一人を知っていたようで、一緒に乾杯をしようとなり、高級シャンパンを飲んだそうだ。
野口は半袖で、上半身に和彫りの入れ墨をしているから、宮迫には見えていたはずだと、目撃していた店の関係者が話している。
しばらく談笑した後、宮迫が帰る段になり、同席者の一人が宮迫に謝礼を渡していたというのだ。目撃者は5万~10万円ぐらいではないかといっている。
こうした芸人やアイドルが一般人と飲み、その謝礼としていくばくかの金銭を受け取ることを「ギャラ飲み」というそうだ。
その日の少し前に、JR博多駅近くにあるビルの1階で、会社役員らが運搬していた約7億6000万円相当の金塊を、6人組の男たちがアタッシュケースごと強奪する事件が起きていた。
この事件の主犯格が野口で、彼は17年5月に逮捕されている。
宮迫や田村亮らは、詐欺集団の忘年会に出たことが報じられた時も、ギャラはもらっていないといい続けた。吉本は、宮迫は報じられているような額ではないがギャラを受け取っていたと公表したが、実際は100万円という高額な謝礼だったことが判明する。
そしてこの写真である。宮迫が反社と強いつながりがあったことをいい逃れできなくなったため、吉本は宮迫との契約を解消した。だが、形だけの芸人からの聞き取り調査を何回やっても、反社への闇営業やギャラ飲みを、芸人たちが正直に白状するはずはない。
吉本興業の大崎洋会長のインタビューを新潮が掲載しているが、この御仁、世の常識とは違う常識で生きている人のようだ。
大崎が社長になった時点で、役員や社内にも「反社のような人たちがいた」(大崎)が、そいつらを命がけで追い出し、近代化をしたと語っている。
しばらく前に、中田カウスと暴力団との関係が取り沙汰されたが、大崎は、「07年当時、吉本はカウスさん本人を含め関係者の聴取を行って問題はないと判断しました」といっている。だが、私には疑問だ。それに、その後も島田紳助と暴力団員との親しい関係も明るみに出ているではないか。
大崎は、僕が社長になってからはコンプライアンスを強化してきたというが、「しかし、『直の営業』については、基本的に、自由にさせてきた」という。だが、この直営業が今回のように、詐欺集団や暴力団に付け込まれる“スキ”になっているのだ。
直営業に走るのは、吉本9対芸人1ともいわれるギャラの配分や、賃金の安さにあるのに大崎は、「『最低賃金を保障しては』という議論があります。しかし、全員に払っていたら会社が潰れてしまう」と抗弁するのだ。
いちお笑いプロが、6000人もの芸人を抱える構造そのものに無理があるのだが、そうは思わないらしい。さらに、吉本が持っている劇場が日本に17あり、NSC(吉本総合芸能学院)を出たらすぐに舞台に立つことができ、「プロの舞台に立ったのなら、たとえ1円でも250円でも払うというのが会社の考え方です」という。きょうび250円もらって喜ぶ子どもはいないぞ。
芸人をタレントとは考えずに消耗品と考えているようだ。「よその事務所へ行くなりしてもいい。でも誰も辞めません」と豪語するが、外で通用するような芸人がほとんどいない証左ではないのか。
フライデーが発売された翌日、宮迫と田村が会見した。焦心した2人の口から、ギャラをもらっていたのに、ないことにしたことへの詫びと、その間の心の葛藤を、涙を流しながら語った。
一度は、シラを切り続けようとしたが、亮が「辞めてもいいから会見させてほしい」と岡田に直訴した。
だが、岡本社長は、宮迫、亮ら5人を部屋に残し、こういったというのである。
「おまえらテープ回してないやろな」と一喝した後、「亮ええよ。お前が辞めて1人で会見してもいいわ。やってもいいけど、全員連帯責任でクビにするから。それでもいいならやれ。俺にはお前ら全員をクビにする力がある」。そう圧力をかけたというのだ。
何のことはない。吉本という組織がヤクザなのである。大崎会長のいうように、反社の連中と関係のある奴らは、まだまだ残っていると思わざるを得ない。
この会見を聞いた松本人志は、すぐに岡本と会い、「会見しろ」「大事な芸人を辞めさせてどうするのか」と問い詰めたそうだ。
明石家さんまも、自分の個人事務所で2人を引き取るといっている。
岡本社長は、2人と話し合いを持つといい出している。だが待ってくれ。哀れな芸人たちを、先輩や同僚が庇い、会社側もそれを引き受けてめでたしめでたしにする気ではないのか。
ジャニーズ事務所のテレビ局への圧力問題も、テレビ側から「実はこういうことがあった」と告発する動きは、今のところ見えない。
吉本の芸人たちと反社との関わりも、このままでは、うやむやにされてしまいかねない。
スキャンダルを美談に変える。よく芸能界がやる手である。吉本側は、隠蔽していたことを詫び、責任を取って会長、社長は辞任するべきである。
2人の給与を50%カットするぐらいで済むことではない。
宮迫、田村亮らは、謹慎1年とし、明けてもしばらくは舞台を中心にして、当分の間テレビには出ない。そのぐらいのけじめをつけなければいけないはずだ。
吉本は、反社と付き合ったら即解雇。闇営業やギャラ飲みは一切ダメ。その代わり、健康で人間らしい生活ができる程度のカネは保障するとした「契約書」を芸人たちと結ぶ。
それで吉本が潰れても、それは仕方ないだろう。そうしなければ、同じようなことがまた起こる。
吉本の芸人たちは、「俺たちの生活を保障しろ」「一舞台5000円よこせ」と書いたプラカードを持ってデモをすればいいと思う。(文中敬称略)
【巻末付録】
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今週は、両誌ともに頑張っているが、決め手なし。よって引き分け。