吉本興業と衝突してテレビから干された大物芸人の嘆き「そんな状態が12年近く続いている」

 “闇営業騒動“に端を発し、”パワハラ”、”隠蔽工作”問題で目下、激震中の吉本興業。岡本社長は会見で、雨上がり決死隊・宮迫博之とロンドンブーツ1号2号・田村亮への処分を撤回するとし、今後2人がどのような決断を下すのか注目が集まるが、かつて一世を風靡した漫才コンビ『B&B』の島田洋七は、吉本を退社してフリーになった後、12年近くもテレビ界から干されている状態が続いている。

 お笑い芸人を目指していた洋七は、当初、吉本に所属したものの、その後、結成した漫才コンビ・B&Bで東京進出するため、吉本を退社。

 上京後、『お笑いスター誕生』(日本テレビ系)で優勝し、ビートたけしのツービートらと80年代の漫才ブームを牽引したが、漫才ブームの終焉にともない、仕事が激減。洋七は相方の島田洋八とともに吉本に出戻った。

 吉本に出戻った後、洋七は自叙伝『佐賀のがばいばあちゃん』を自費出版。その後、徳間書店がこれを文庫化して全国発売すると、大ヒット。累計600万部を超す大ベストセラーになり、映画やドラマ、舞台化もされたが、この出版印税をめぐって会社と揉め、07年8月に吉本を退社している。

 当時、会長だった吉野伊佐男氏は円満退社を強調したが、大崎洋会長(当時、副社長)は、筆者に「吉本に所属している、しかも、売れなくなった洋七さんを吉本は2度も戻したんです。他の所属タレントの手前、1円でもいいから、形だけでも、会社に印税を入れくれと言ったんですが、洋七さんは『自分の力で売ったんだ、吉本には力を貸してもらってない』の一点張り。示しがつかないから辞めてもらったんです」と語っていた。

 ちなみに、出版印税をめぐっては、同社所属のピース・又吉直樹が、著書『火花』で芥川賞を受賞した際、印税の約半分が事務所に入ることが明らかになり、「とり過ぎでは」と疑問の声があがったこともある。

 ともあれ、吉本を退社した洋七は、“がばい御殿”を建築した佐賀県に移住。個人事務所「島田オフィス」を設立したが、独立後、仕事が全く入ってこなくなったという。

「たまにテレビ局の若手スタッフから、『こんな面白い企画があるんですが』と出演依頼がきて打ち合わせをするんですが、その後、『企画が潰れました』と言ってくる。上層部に企画を上げると、吉本に忖度して話がなくなるというんです。そんな状態が12年近く続いてますよ」(島田洋七・談)

 洋七は14年に再起を狙って、大手プロ「オスカープロモーション」に所属するが、状況は変わらず。それも実力がないならば仕方ないが、その話芸は、ビートたけしが「洋七ほどしゃべりが上手いやつはいない」と絶賛するほどなのだ。にもかかわらず、現在のレギュラー番組はTOKYO MXテレビの『バラいろダンディ』の金曜MC1本のみ。この仕事は洋七自身が取ったものだという。

「そのほかは、たまにたけしが自分の番組に誘ってくれるくらい。講演会の依頼があるからなんとかやって行けるんです」

 テレビ局への圧力や忖度といえば、先日、SMAPの元メンバーである稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人に対して、ジャニーズ事務所がテレビ出演させないようテレビ局に圧力をかけた疑いにつながる行為があったとしてて、公正取引委員会から注意を受けたばかり。

 また、この報道を受けて、3年前に「レプロエンタテインメント」との“奴隷契約“を訴えて独立した女優ののん(能年玲奈)のマネジメントを担当する事務所社長は、現場からは企画のオファーがくるものの、「上司や担当役員によって突然潰されてしまうことが繰り返されてきました。その状態が3年も続いております」「のんが3年間テレビ局で1つのドラマにも出演が叶わないことは、あまりにも異常ではないでしょうか?」という訴えを公式サイトに掲載した。

 今後、宮迫と田村が吉本に戻るのか、“フリー”として活動していくのかはまだ不明だが、いずれにしろ、洋七やSMAPの元メンバー、のんのような犠牲者を出さないためにも、テレビ局には大手芸能プロの圧力に屈しない姿勢が求められる。

元モー娘。市井紗耶香が参院選で落選 “第2の今井絵理子”になれなかったワケ

 国民はバカではなかったようだ。

 元モーニング娘。メンバーで、21日に投開票された参議院選挙に立憲民主党の比例代表として出馬した市井紗耶香氏が無残に落選した。

 同党が比例で獲得した枠は8。市井氏の得票は4万9,483票で、9番目だったが、8番目で滑り込み当選となった格闘家・須藤元気氏の7万1,400票とは大差がついた。

 市井氏は2004年に第1子を出産後、4人の子宝に恵まれ、現在は14歳、12歳、6歳、2歳の子どもを育てるママ。選挙戦で、市井氏は「国全体で子育てを支援する必要がある」とのスローガンを掲げたが、及ばなかった。

「今いちばん勢いのある野党である立憲民主党から、厳しい選挙区ではなく、比例での出馬。党もかなりプッシュしていましたので、当選は確実とも思われていました。しかし、フタを開けてみれば、思いのほか、票が伸びず、一般的な知名度で市井氏より劣ると思われた須藤氏の得票よりはるかに少なかった。まさに完敗といっていいでしょうね」(スポーツ紙記者)

 市井氏惨敗の背景には、“女性タレント候補”に多くの国民が「NO」の答を出したからとも思われる。その要因となったのは、自民党所属の参議院議員で、元SPEEDの今井絵理子氏の失敗例がありそう。

「今井氏は16年の参院選に自民党から比例代表で立候補。今井氏は耳に障害がある子どもを育てるシングルマザーということで、たくさんの女性票を得て当選しました。しかし、当時既婚者だった兵庫・神戸市議(当時)の橋本健氏との不倫が報じられました。今井氏は否定しましたが、その後、離婚した橋本氏と堂々の交際宣言をして、世間を驚かせました。橋本氏は政務活動費を不正受給したとして、有罪判決を受けていますから、国民も開いた口がふさがらなかったはず。この件で、世論は“女性タレント議員”に不信感を抱いてしまったのでしょうね」(同)

 明らかに、“第2の今井絵理子氏”を狙った市井氏だが、そのもくろみはもろくも崩れてしまった。世の中はそんなに甘くないということか。

ジャニーズ崩壊の序曲? テレビ局への”圧力”表面化で退所タレント続出か

 公正取引委員会が元SMAPの3人(草なぎ剛、香取慎吾、稲垣吾郎)を出演させないよう、テレビ局に圧力をかけた疑いがあり、独禁法違反につながる恐れのある行為が認められたとしてジャニーズ事務所を注意していたことが明らかになった。

 公取委が調査した結果、直ちに独禁法に違反する事実は認められなかったが、違反行為につながる恐れがあったと判断したという。

 これに対し、ジャニーズは「テレビ局に圧力などをかけた事実はなく、独禁法違反行為があったとして行政処分や警告を受けたものではない。とはいえ、このような調査を受けたことは重く受け止め、今後は誤解を受けないように留意したい」とのコメントを発表し、“圧力”を否定した。

 草なぎらの3人は、2017年9月にジャニーズを退所したが、その後、草なぎ出演の『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)、香取出演の『Sma STATION!!』(同)、『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)、稲垣出演の『ゴロウ・デラックス』(TBS系)が次々に終了。出演を継続している番組は、草なぎがナレーションを担当する『ブラタモリ』(NHK総合)のみ。

 新規に、テレビに出演したのは、草なぎが主演を務めたスペシャルドラマ『未解決事件』(同、18年1月)だけ。民放テレビでは、新たに、この3人が出演した実績はなく、その活動はCM、映画、舞台、ネットに限定されている。

「わかりやすくいえば、公正取引委員会が調査したが、“証拠”が見つからなかったということ。つまりは、事情聴取を受けた民放テレビ局が、圧力を認めなかったのでしょう。元SMAPメンバーに限らず、ジャニーズを退所したら、芸能界で干されるというのは、この世界の定説。そんなことは、一般の人でもわかっています。ジャニーズがテレビ局に対して、『○○を使うなら、うちのタレントは使わせない』といった直接的な圧力は、今の時代にはやっていないとしても、間接的な言い回しで、脅しをかけることはできるわけです。各民放テレビ局にとっては、やはりジャニタレを使えなくなると困るので、過剰に忖度ははたらくでしょうね」(テレビ関係者)

 ジャニーズの元所属タレントに対するスタンスが、限りなく“グレー”だとしても、証拠が出てこない以上、公取委も是正勧告はできないが、“疑惑”が今回表面化したことで、流れが変わる可能性もありそうだ。

「この件で、ジャニーズは間接的な手法であっても、民放テレビ局に対して、圧力をかけづらくなるでしょう。あとは局側が忖度するかしないかの判断になります。そうなると、退所しても、テレビに出ることができる可能性が広がったともいえます。ジャニーズ内には、不満分子がたくさんいますから、これを契機に退所するタレントが続出するかもしれません。ジャニー喜多川さんが亡くなったことで、それに拍車をかけるかもしれませんね」(同)

 こういったことが明らかになっても、民放テレビ局はジャニーズへの忖度を続けるのか? 局側が過剰な忖度をやめれば、“ジャニーズ帝国”は崩壊へと向かう可能性もある。近い将来、元SMAPの3人を始め、需要のある元ジャニタレがテレビに出演できるような芸能界に変わってほしいものだが……。

日本海沿岸を埋め尽くす、韓国からの漂着ごみの実態「周辺はキムチの腐敗臭が……」

 6月に大阪市で開かれたG20首脳会議(サミット)では、加盟国が海洋プラスチックごみ対策の国際枠組み構築に合意した。各国がレジ袋の廃止や植物由来の原料への切り替えにより、プラごみの排出を削減する方針が決まったが、日本と関係が悪化している韓国からプラごみだけでなく生ごみも漂着し、日本海沿岸の住民が迷惑を被っている。悪臭を放つ迷惑ごみの現場に入った――。

 細分化したプラスチックの粒が魚類の内臓から検出されるなど、海洋プラごみ問題が深刻化している。国際的な推計によると、韓国が排出する海洋ごみは世界ランキングで20位以内に入っていない。

 しかし、環境省が漂着ペットボトルを全国各地で調査したところ、山口県下関市と長崎県対馬市では、およそ半数が韓国製と判明。漂着ごみの被害は排出国の総量以外にも、距離の近さが深く関係しているようだ。

「早ければ1週間前に捨てたごみが流れ着く。暑くなると臭いがひどい」と憤るのは、西日本の日本海沿岸に住む住民の男性。実際に海岸を案内してもらったが、梅雨明けで間もなく海水浴客がやってくるというのに、砂浜のそこかしこに漂着ごみがたまっていた。

 漂着ごみは、地元自治体が環境省から補助金を受けて、業者に回収を発注する。自治体関係者に聞くと、「農薬の空き瓶、過酸化水素水など化学物質の溶液が残ったポリタンク、医療廃棄物といった危険物のほか、生ごみが流れ着く」という。回収した漂着ごみは、まとめて産廃処理場に持ち込まれるが、生ごみは漂着した時点ですでに腐っているため、処理場でも悪臭の原因になる。

 住民が撮影した漂着生ごみの写真を見ると、プラごみと食品のカスを分別せずに捨てられたごみ袋、ネットに入ったニンニク、弁当の残り、瓶やタッパーに入ったキムチ、ヤクルトをパクッたような容器に入った健康飲料と多種多様。

 前出の男性は「特にキムチ入りの容器をよく見る。沿岸の人が捨てるのか、それとも漁船の乗組員が誤って落としたものなのか……」といぶかしがる。原因はどうあれ、キムチの容器が漂着した場所の周辺は、異様に酸っぱい臭いに包まれるという。

 こうした迷惑な漂着ごみの回収は、国と自治体の税金で賄うか、ボランティアに頼る以外ない。元徴用工への賠償をに日本企業に対して求める韓国の当局だが、ごみ排出の尻ぬぐいを日本がしていることなど、つゆほども知らないことだろう。

(文・写真=金正太郎)

日本海沿岸を埋め尽くす、韓国からの漂着ごみの実態「周辺はキムチの腐敗臭が……」

 6月に大阪市で開かれたG20首脳会議(サミット)では、加盟国が海洋プラスチックごみ対策の国際枠組み構築に合意した。各国がレジ袋の廃止や植物由来の原料への切り替えにより、プラごみの排出を削減する方針が決まったが、日本と関係が悪化している韓国からプラごみだけでなく生ごみも漂着し、日本海沿岸の住民が迷惑を被っている。悪臭を放つ迷惑ごみの現場に入った――。

 細分化したプラスチックの粒が魚類の内臓から検出されるなど、海洋プラごみ問題が深刻化している。国際的な推計によると、韓国が排出する海洋ごみは世界ランキングで20位以内に入っていない。

 しかし、環境省が漂着ペットボトルを全国各地で調査したところ、山口県下関市と長崎県対馬市では、およそ半数が韓国製と判明。漂着ごみの被害は排出国の総量以外にも、距離の近さが深く関係しているようだ。

「早ければ1週間前に捨てたごみが流れ着く。暑くなると臭いがひどい」と憤るのは、西日本の日本海沿岸に住む住民の男性。実際に海岸を案内してもらったが、梅雨明けで間もなく海水浴客がやってくるというのに、砂浜のそこかしこに漂着ごみがたまっていた。

 漂着ごみは、地元自治体が環境省から補助金を受けて、業者に回収を発注する。自治体関係者に聞くと、「農薬の空き瓶、過酸化水素水など化学物質の溶液が残ったポリタンク、医療廃棄物といった危険物のほか、生ごみが流れ着く」という。回収した漂着ごみは、まとめて産廃処理場に持ち込まれるが、生ごみは漂着した時点ですでに腐っているため、処理場でも悪臭の原因になる。

 住民が撮影した漂着生ごみの写真を見ると、プラごみと食品のカスを分別せずに捨てられたごみ袋、ネットに入ったニンニク、弁当の残り、瓶やタッパーに入ったキムチ、ヤクルトをパクッたような容器に入った健康飲料と多種多様。

 前出の男性は「特にキムチ入りの容器をよく見る。沿岸の人が捨てるのか、それとも漁船の乗組員が誤って落としたものなのか……」といぶかしがる。原因はどうあれ、キムチの容器が漂着した場所の周辺は、異様に酸っぱい臭いに包まれるという。

 こうした迷惑な漂着ごみの回収は、国と自治体の税金で賄うか、ボランティアに頼る以外ない。元徴用工への賠償をに日本企業に対して求める韓国の当局だが、ごみ排出の尻ぬぐいを日本がしていることなど、つゆほども知らないことだろう。

(文・写真=金正太郎)

キンプリコンサートでファン暴走か、盗撮や盗聴報告相次ぐ

 King & Prince(以下、キンプリ)のコンサートツアーが今月19日の横浜アリーナを皮切りにスタートしたが、コンサート中のファンの“暴走”がTwitter上では多数報告されている。

 今回のキンプリのツアーは神奈川、愛知、大阪、福岡、北海道、宮城、新潟の7都市を巡るもので10月後半まで続く。チケットの倍率は非常に高かったようで、Twitterでは「キンプリ全滅」がトレンド入り。チケット転売サイトでは通常6900円のものが、1枚5~10万円にまで吊り上がり問題となった。

コンサートの盗撮・盗聴、水鉄砲をメンバーに発射するファン
 横浜アリーナでのコンサートを観覧した人々によると、コンサート中の盗撮、盗聴をしている人がおり、スタッフに連行される姿をみたファンもいるようだ。また、コンサートではメンバーが観客に向かって水鉄砲をかけるという演出があったが、水鉄砲を持参しているファンがおり、平野紫耀と神宮寺勇太に対して発射する迷惑行為もあったそうだ。報告者によると、平野と神宮寺は非常に驚いた顔をしていたという。その他、ファンが永瀬廉の腕を引っ張っていたなどといった情報もあり、ファンによる“迷惑行為”が多発していたようだ。

 昨年あたりから、ジャニーズファンによる迷惑行為が激化している。キンプリとHey! Say! JUMPに関しては、メンバーの乗車した新幹線にファンが押しかけ、新幹線が遅延する事態に発展。ジャニーズ事務所もファンクラブ会員に向けて注意喚起のメールを配信したり、メンバー自身がブログで苦言を呈したりするなどの対策を講じたが、結局、Hey! Say! JUMPは今年の全国ツアーの見送りを決定。キンプリは開催を発表したものの、ホームページには以下の注意を掲載した。

<マナーの改善が見られないまま2ndツアーを実施すべきか否かを協議し、King & Princeにつきましては昨年が初めてのツアーでありましたことから一定の対策を講じることで今年の全国ツアー開催を決定いたしました>

<改めまして、皆様にはジャニーズネットに掲載されている「公共交通機関利用マナーに関するお願い」をお読み頂き、来年以降も全国ツアーが継続出来ますように、ご協力をお願い致します>

 ここ3日間は横浜での開催だったため交通機関への影響はなかったようだが、会場内での暴走をみると、地方公演では交通機関でのマナー違反が発生するのではと心配でならない。もし、またしても新幹線を遅延させるような事態が発生した場合、キンプリにおいても来年度のコンサートが中止になる可能性は十分にあるだろう。

コンサートでは岩橋玄樹の存在をアピールする演出も
 一方、コンサート内では、パニック障害のため芸能活動を休止している岩橋玄樹の存在を強調する演出があり、ファンの涙を誘った。

 終盤の「King & Prince, Queen & Princes」では、岩橋の立ち位置が彼のメンバーカラーである「濃いピンク」のライトで照らされ、平野紫耀は観客に向かって「玄樹のパートはみんなが歌ってください」と呼びかける。永瀬廉も「まだパズルのピースはひとつ欠けた状態」「今、僕たちがライブを守って、いつでも玄樹が帰ってこられる環境を整えつつ、6人揃った時のパワーを改めてみなさんに感じていただけるように今回のツアーを全力で大成功させます!」と、岩橋を気に掛けるコメントを残した。

 ファンの暴走が目立つ幕開けになってしまった全国ツアーだが、マナー違反をしているのはあくまでも一部だろう。Twitterではファン同士で注意を呼び掛けており、これ以上の問題が発生しないことを願っている。

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押入れクローゼットを制する整理術! 毎朝、着る服に悩まないワードローブ「33着」の掟

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-08】カビが発生したぎゅうぎゅうの押入れ(Kさん・37歳)

 前回に続き、中野区に住むKさん(37歳)のお部屋から、今回は押入れを整理します。押入れの高い収納力をフル活用する前に、まずは不要なモノを減らさなくてはなりません。どれだけ減らせるか、「ワードローブの定数」に触れながら紹介していきます。

[Before]モノの密度が多いほど、ストレスUP!

 ひとり暮らしの量にしては、モノが多すぎます。メルカリで販売中の衣類や来客用の布団など、使っていないモノまで占領していました。この状況をエレベーターや満員電車でたとえると、ストレスフルで呼吸もできません。その証しに、モノの密度により空気や湿気が停滞して“カビが発生”していました。

奥行き80cmの押入れから、詰め込んだモノを「ぜんぶ出し」

 片付けのファーストステップ、押し入れのモノを「ぜんぶ出し」します。すべてのモノを出して見直してみると、何年も使っていないモノや忘れていたモノの量に気付きます。収納ケースごとに1種の衣類(半袖や靴下)が押し込んでありましたが、ワンクールでは着用できない量です。

 Kさんの大好きな帽子を集めた写真です。一つひとつ手に取って「本当に必要か?」を見直す作業をしてもらいます。小物類は、好みが反映されるので同じデザインのモノが目立ちます。しかし、長く持つほど「古びた」印象を帯び、「買った当時の喜び」も色あせます。似たデザインも多いため、大切にしたいほうを選んでもらいました。思い出が残る愛着品は、写真に撮って記録するなどして「必要最小限」まで絞ります。

 気がつくと増えてしまいがちな、冬の服装小物。屋外ライブイベントなどアグレッシブな活動を好むKさんの、オンとオフのチョイスもあって7個の手袋が集まりました。よく見ると、汚れた手袋も目立ちます。こちらも帽子と同様に、丁寧に使っていきたいモノだけを残すこにしました。

 部屋中に転がるバッグを数えると、35個も出てきました。なかには、Kさんのお母さまが80年代に買ったという希少なシャネルバッグも発見! 保存状態が良ければ、ヴィンテージブランドとして高値が付くことも珍しくありません。

 しかも、今どきのスクエアデザインです。なのに、押入れの奥でペタンコに型くずれしていました。外国製のレザー商品は、日本の湿度に弱い欠点があります。定期的なメンテナンスをしないと、内側の生地が傷み表面の輝きが失われます。

35個のバッグより、とっておきのシャネルをひとつ

数を持ってしても、圧倒的なトップブランドの魅力には叶いません。そこで、「バッグの半分を現金に変えて、メンテナンス費用へ回そう」と提案。古い型となると本店でのメンテナンスは難しいのですが、手放すつもりがないのなら修理専門店で復活します。(ブランド価値は失われますが、レザーの補色やクレンジングが可能です)。嬉しいことに、Kさんは即行動に移してくれました。その後、シャネルのメンテナンス費用はもちろん、お母さまの宝石も現代風にリメイクしたと嬉しそうに報告が。

 さて、次は洋服の整理に入ります。ここで質問。女性のワードローブは、いくつあれば足りるのでしょうか? 日本には四季があり、トレンドの移り変わりも猛スピードで変わります。数を持てば、「今日着る服」に迷わずに済むのでしょうか? そんな悩みを解決するヒントがあります。

 少ないモノで豊かに暮らす「ミニマリズム」というライフスタイルが注目になった2010年、アメリカの人気ブロガー・コートニー・カーバーさんが「プロジェクト333」というタイトルで「洋服の定数化」にチャレンジしました。

 内容は、ワンクール(3カ月)に必要なワードロープを33点のみ厳選するというルールです。外出用のワードロープなので、洋服・靴・アクセサリー・バッグに限ります。この33着から、着回し術を磨くのです。ちなみに、日常的に身につける、アクセサリー・下着・家着・運動着は除きます。この案に賛同した多くのユーチューバーが、コーデ術を動画で紹介しています。驚くほどオシャレなので、『Project 333』と検索して参考にしてみてください。

[まとめ]
「大切なのはカラット数ではなく真の輝き」とは、ココ・シャネルの名言です。ダイヤモンドが手元になくても、数より質を大切にする心がしれます。さらに「シンプルさは、すべてのエレガンスの鍵」と語り、色や装飾を排除したブラックドレスを発表。最後に、終の住処として知られるホテル・リッツのクローゼットに残した洋服は、たった2着のシャネルスーツだった逸話も有名です。自分を高めるスタイルは、数ではないことがわかります。

――次週は、7月22日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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スウェーデンで拘束中のエイサップ・ロッキーをセレブが援護する中、カニエでトランプ大統領に直電で支援要請

 ハイブランドが似合うスタイリッシュなニューヨーク出身のラッパー、エイサップ・ロッキー。7月1日、彼とボディガードたちが複数の男性を暴行している様子を収めた動画が、ネット上に流出した。米ニュースサイト「TMZ」は、音楽フェスに出演するために滞在していたスウェーデンの首都ストックホルムで、街を散策中「ヘッドホンを壊したと因縁をつけてきた男たちに、エイサップとボディガードらが暴行を加え、立ち去った」と報じた。

 翌日、エイサップはインスタグラムに、暴行に至るまでの経緯を撮影した動画を2本投稿。そこには、「つきまとわないでくれ」と頼んだボディガードの顔をヘッドホンで叩いた男たちを、エイサップが落ち着いた口調で説得するが、その後も男たちが執拗につきまとう様子が映されており、動画の最後には「あいつらにお尻を叩かれた!」と訴える女性の声が入っていた。男たちは見るからに挙動不審で、エイサップいわく「薬物依存症」。女性に危害を加えたことから、「これ以上被害者が出ないように」と、男たちが動けなくなるまで暴行を加えたようだ。

 この動画を投稿した2日の夜、エイサップは予定通り音楽フェスでパフォーマンスを行った後、自ら警察に出向き、その場で逮捕された。そして、5日、現地の裁判所は「国外に逃亡する危険がある」として、エイサップを2週間拘束するよう命じた。暴行を認めて警察にも出向いたのに、逃亡の疑いをかけられたことに全米が驚いたが、まだ「外国だから制度が違うのかも」「すぐに出られるでしょう」と楽観視されていた。

 しかし6日、エイサップの仲間、エイサップ・ファーグが「エイサップ・ロッキーは、独房に監禁されている」とインスタグラムで発表。これがきっかけで、オンライン署名収集サイト「Change.org」では、スウェーデン当局に「公正な扱いをしろ!」と訴えた上、エイサップの早期釈放を呼びかける活動も開始され、ラッパーのミーク・ミル、女優ジェイダ・ピンケット=スミス、音楽プロデューサーのP・ディディやスクーター・ブラウンらがすぐさま支持を表明。22日18時現在、62万を超える署名が集まっている。

 そんな中、エイサップは保釈請求をしたものの却下され、事実上、無期限の拘束に変更。

 9日、「TMZ」が「現地のアメリカ領事館から面会に行ったスタッフいわく、エイサップは便所のようなひどい場所に拘束されている」と報道。薄っぺらいヨガマットに毛布なしで寝ており、与えられる水は清潔なものではなく、食事も非常に粗末なもの。エイサップは、収容されてから最初の5日間は1日にりんご1個だけを食べていたという。また、エイサップの隣に収容されている男は、四六時中コンクリート壁に頭をたたきつけ、排泄物をいたるところに投げ散らすなどの行為を繰り返す重度の精神病患者で、ぶちまけられた排泄物はそのまま放置されているそう。

 ジャスティン・ビーバー、ショーン・メンデス、クリス・ジェンナー、ポスト・マローン、2チェインズら多くのセレブたちがSNSで釈放を呼びかけ、13日には米下院議員ハキーム・ジェフリーズが、スウェーデンは人種差別主義国だと示唆するツイートを投稿。この頃には、「エイサップが黒人だから、こんなにも不当な扱いを受けているんだ」といった声が高まるなど、ネット上では不穏な空気が漂うようになってきた。

 14日になると、スウェーデンでパフォーマンスする予定だったタイガがエイサップ事件への抗議を込め、出演をキャンセル。16日には、アメリカの連邦議会黒人幹部会がエイサップ釈放を強く求め、17日にはヒップホップトリオ「ミーゴス」のクエヴォが、過去にスウェーデンで「何もしてないのに」逮捕されかけたことがあったと告白。

 19日、「TMZ」が、白人ラッパーでエイサップとのコラボ曲「NO Limit REMIX」を大ヒットさせたGイージーが、昨年5月、スウェーデンで「暴行と違法薬物所持」で逮捕されたものの、わずか1日半で釈放されたことを改めて紹介した。イージーの事件は、ナイトクラブでコカインを吸引した上、警備員に暴力を振るう悪質なものだったが、罪を認め、1万ドル(約107万円)の罰金と警備員への900ドル(約9万6,000円)の慰謝料を支払い、保護観察処分とすることで、問題なく出国できた。そのうえで「エイサップのほうがイージーよりも軽い罪のはずなのに、禁錮6年の刑に処される可能性があるというのは、明らかにおかしい」と伝えた。「TMZ」はまた、15年に大御所黒人ラッパーのスヌープ・ドッグが、スウェーデンで「飲酒/薬物摂取の状況下で車を運転した」容疑で逮捕され、尿検査を強いられたが、薬物・アルコールの反応がなかったために釈放されたことがあったと報じた。「黒人が車を運転してたから逮捕されたんだ」と主張し、二度とスウェーデンには行かないと激怒するスヌープの動画も掲載した。

 この報道を受け、ジェイダ・ピンケット=スミスは「スウェーデンがどんな国だか明確になったわね」と皮肉たっぷりのツイートを投稿。古傷をいじられたイージーも、「悲しいけど、これが現実なんだ」と、自分が白人だったから優遇されたと述べたうえで、「エイサップはおりの中にいるべきじゃない」と、エイサップの釈放を呼びかけた。

 「スウェーデン=人種差別国」だと大バッシングが巻き起こっている中、トランプ大統領を電話1本で動かしたのが、2024年大統領選への出馬を表明しているラッパーで音楽プロデューサーのカニエ・ウエストだ。

 大統領は19日、「カニエ・ウエストと、彼の友人であるエイサップ・ロッキーの収監について話をしたところだ。スウェーデンの首相に電話をして、エイサップ・ロッキーを助けるため、我々にできることはないかを確認する。実に多くの人たちが、早期解決を願っているからね!」とツイート。この直前、「TMZ」は、カニエが、妻キム・カーダシアンに面識を持つ大統領の婿ジャレッド・クシュナーに連絡を取り、エイサップが置かれている状況を大統領に伝えるよう求めた、と報道。事情を聞いたジャレッドは、すぐに大統領に説明。国務長官のマイク・ポンペオも報告を受け、国務省の職員がスウェーデンに派遣されたと報じた。

 キムは、ただちに動いてくれた大統領と国務長官、ジャレッドに対する謝意をツイート。カニエは大統領に直接電話して念押ししたとみられており、ネット上は、カニエを称賛する声であふれた。

 これで事態が好転するかと思いきや、20日には、エイサップの捜査にまだしばらく時間が必要だとして、スウェーデンの検察が最低でも1週間拘束延長の手続きを取ったとの報道が流れた。トランプ大統領はスウェーデンの首相ステファン・ロベーンに電話をし、エイサップが平等に扱われることを約束してもらったことをツイートしたが、「TMZ」の報道によると、ステファン首相はトランプ大統領に対して「わが国の法の前には誰であろうと平等であり、政府が口添えすることはできない」とはねつけたそうだ。

 地獄のような場所に拘束され、まったく先が見えない状況の中、このままではエイサップの精神状態が心配される。1日も早い釈放を求める声は、世界中で増え続けている。

吉本興業 岡本社長は今すぐ辞任すべし! 大崎会長とともに隠蔽を詫びて責任を取れ!!

今週の注目記事・第1位「宮迫博之 半グレ金塊強奪犯と『ギャラ飲み』現場写真」(『フライデー』8/2号)「『吉本・大崎社長』が明かす『闇営業』の核心」(『週刊新潮』7/25号)

同・第2位「ジャニー喜多川 審美眼と『性的虐待』」(『週刊文春』7/25号)「ジャニーズ事務所VS.公取委 なぜ『第一報』はNHKだったのか」(『週刊ポスト』8/2号)

同・第3位「暴行被害の秘書が警察に駆け込んだ『石崎徹代議士』の履歴書」(『週刊新潮』7/25号)

同・第4位「女子高生、球団職員、タレント…DeNA“エース候補”18人不倫」(『週刊文春』7/25号)

同・第5位「山本太郎現象とこぼれ落ちた人々」(『ニューズウイーク日本版』7/23号)

同・第6位「『ボトルで殴打』『蹴り』暴力幹部を広報部長に抜擢したレオパレス」(『週刊文春』7/25号)

同・第7位「『ハンセン病家族訴訟』大誤報の舞台裏」(『週刊新潮』7/25号)

同・第8位「『父草刈正雄』が後ろ盾になる『離婚の乱』」(『週刊新潮』7/25号)

同・第9位「元妻は見た 横綱・輪島『八百長と大麻とヤクザ』」(『週刊文春』7/25号)

同・第10位「『日韓断交』で韓国経済は大崩壊!」(『週刊ポスト』8/2号)

同・第11位「『雅子皇后』に復権をもたらした5つの僥倖」(『週刊新潮』7/25号)

同・第12位「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」(『週刊新潮』7/25号)

同・第13位「凶悪『放火事件』の60年史」(『週刊ポスト』8/2号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 多くの死傷者を出した京都アニメーション放火事件の実行犯・職業不詳の青葉真司容疑者(41)の「動機」はいったい何だったのだろう。

 亡くなった34人の人たちの無念を思うと、胸ふさがる思いがする。ご冥福をお祈りしたい。

 まだ、この事件についての週刊誌報道は、わずかにポストが1ページで触れているだけだが、青葉は、さいたま市内のアパートで暮らしていたらしい。

 隣の住人の証言によると、身長は180cmあり、上の部屋の音と勘違いして、いきなりやってきてドアをドンドン叩いたという。

 勘違いだといいに行くと、「うるせぇ!こっちは余裕ねぇんだ。殺すぞ!」とすごんだそうだ。

 事件現場でも、「死ね!」と叫びながらガソリンをまいたとされる。「パクりやがって」といっていたという話もある。

 相当ひどい火傷をしているようだが、何とか生かして、動機が何だったのかを語らせてほしいものである。

 新潮で始まった「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」が面白くなりそうだ。文太は、深作欣二や鈴木則文などの映画監督と多く仕事をしたが、晩年は疎遠になっていたという。

 彼は、「オレは人を信じないというところからスタートしている」と話していた。それは、おやじとおふくろが2~3歳の時に、別れてしまったことが核を作ったのかもしれないと、生前語っていたそうだ。

 高倉健とはまた違う、背中で寂しさを表現できる俳優だった。書き手は松田美智子。松田優作の最初のカミさんである。どんなものになるのか楽しみにしたい。

 同じ新潮が、雅子皇后に「復権」をもたらした5つの僥倖があると特集している。

 要は、念願だった皇室外交ができるようになったこと。国民から愛されているという自信を持ったこと。

 お世話係のトップである西宮幸子女官長が外交官の妻だったこともあり、気が合うこと。美智子皇后が上皇后になって、あのように完璧にやらなければというプレッシャーが取れたことなどがあるというのである。

 そして一番の僥倖は、秋篠宮眞子さんと小室圭との婚約延期問題が出てきて、雅子さんに対する注目度が薄れたことが、彼女の「安静」を取り戻すことに寄与したというのである。

 私は、雅子さんが自信を取り戻したことが、一番大きいと思っている。周囲に期待されていた以上に、皇室外交で重要な役割を果たしたことで、外交官として活躍していた以前のような自分を取り戻すことに成功し、それが精神的にいい方へ出ている。もう大丈夫だと思う。

 さて、日韓関係が日増しに緊張の度を増している。日本側のいい分もわからないではないが、私は、距離的にも歴史的にも近い韓国と揉めるのは、両国にとっていいことではないと思う。

 ポストは、日本政府が7月4日に実施した対韓輸出の新たな方針が、韓国経済を圧迫している、効果大だと報じている。

 半導体やディスプレイの製造に必要な、感光材、ディスプレイ用の樹脂材料を、従来の簡略な手続きを改めて、個別に輸出許可申請を求めて輸出審査を行う方針に切り替えるという内容だという。

 これは、官邸の極秘指示を受けた霞が関が、昨年12月ごろからシミュレーションを繰り返し、どのような措置が最も効果的かを慎重に練り上げたものだというのである。

 これら3つは、韓国の半導体の屋台骨だから、韓国経済はパニックに陥り、日本に歩み寄らざるを得ないと考えたシナリオだった。

 計算通り、文在寅大統領はトランプに日本との仲介を頼んだりと、動きは急だが、果たして安倍官邸が目論んでいるような効果があるのだろうか。

 私には疑問である。韓国は「恨」の国である。恨みは決して忘れない国である。

 いくら困ったからといって、日本に縋りついてくるとは考えにくい。文在寅政権は支持が低いといわれるが、対日本となれば、国民が一つになる国民性である。

 忘れっぽいこの国の民とは決定的に違う。かつての日本のスローガン「欲しがりません勝つまでは」が生きている国である。

 韓国が日本を棄てて、中国、北朝鮮との関係をさらに強化すれば、孤立して困るのは日本であること間違いない。

 ここは大人の心を持って、話し合いで解決すべきである。それができない安倍首相や河野外務大臣ではないはずだと信じたいのだが。

 輪島という横綱がいた。日大相撲部から角界入りして横綱になったのは、いまだに輪島だけである。

 大学出とは思えない言動は、たびたび顰蹙を買ったが、相撲ファンに愛された力士だった。

 彼の妻で、花籠親方の長女だった中島五月が、破天荒だった輪島について語り、ノンフィクション・ライターの武田頼政が、それをまとめて本にした。

 輪島は、十両入りした直後から、「銀座はサービスエリア」と嘯きクラブ通いして朝帰りしていた。

 初入幕の翌年には関脇になり、大関の座をつかもうかという時には、人気ホステスに入れあげ、稽古をする暇もなかったという。

 その後、輪島の妹が経営してきた相撲茶屋の資金繰りが苦しくなり、6億円の借金をつくる。そのため輪島は、某大手消費者金融への担保として、取引してはいけない「親方株」を差し出していたのである。

 広島の有名な暴力団・共政会が貸金の取り立てに来たというが、そちらは何とか話をつけたが、親方株を担保に入れていたということが発覚してしまう。

 だが、6億円の使途を輪島に問い詰めると、八百長にも充てていたという。いわゆるチュウシャといわれるやつだが、稽古もせずに遊び歩いていたため、八百長を頼まざるを得なかったのだろう。

 愉快な言動と土俵上で見せる豪快な相撲は見せかけだったようだ。だが、記録には残らないが、記憶には残る横綱だった。

 新潮では、草刈正雄の娘、紅蘭(くらん・29)が、内縁の夫、ラッパーのRYKEYこと、下田ムトアリッキー容疑者(31)の激しいDVを告白している。

 こっちもすさまじい根腐れぶりである。リッキーは3年前にも紅蘭へのDVで逮捕され、覚せい剤使用も発覚して、1年服役している。

 出所後に子どもが生まれたそうだが、なぜ別れなかったのだろう。紅蘭によると、別れ話を切り出すと、「コイツ(子供)を殺してオレも死ぬ」といい出すので、躊躇してできなかったというが、私には女心がわからない。

 結局また同じことの繰り返しで、再びリッキーは逮捕されてしまう。「出てきても復縁する気はない」というが、父親の草刈もホッとしていることだろう。

 ところで、朝日新聞の7月9日付の朝刊一面トップに載った「ハンセン病家族訴訟 控訴へ」が大誤報だったことが、大きな話題である。

 しかも、安倍首相は、その日の朝、「控訴断念」の方針を表明したから、朝日が安倍の筋からガセネタを掴まされた、ハメられたのではないかという“説”まで流れているそうである。

 朝日は、その日の夕刊に「おわび記事」を出し、10日の朝刊には。栗原健太郎政治部長名で、釈明記事を載せた。

 新潮によれば、同日の毎日は朝刊で「政府内に控訴断念論」と報じ、NHKは9日午前2時1分に「公訴断念へ」と流しているから、安倍首相の考えは控訴断念に傾いていたはずだと報じている。

 ではなぜ、朝日が誤報してしまったのか? 新潮は、朝日の社会部は政府筋から「控訴は難しいのではないか」という証言を得ていたのに、政治部が、「まだ再取材が可能な時間帯だったにもかかわらず、ほとんど何もしなかった」(政府関係者)というのだ。

 その背景には、安倍嫌いの政治部が、参議院選に打撃を与えてやろうと意図したのではないかと見る向きもあるようだが、自ら自分のところの紙価を貶めるようなことをやるとは考えにくい。

 やはり、責任者の思い込み、二重にも三重にも裏を取らなかったという初歩的なミスだったのではないか。

 文春によれば、この記事の“主犯”と目されるのは官邸キャップのTという人間だそうで、03年に産経新聞から移ってきた人間だという。麻生太郎に食い込んでいるといわれているそうだ。

 このTは、過去にも、G20が麻生の地元の福岡開催で最終調整、厚労相に片山さつきになど、麻生情報源によると思われる誤報があったという。

 産經から来て、朝日の官邸キャップにのし上がったのだから、実力はあるのだろうが、記者に必須の、「情報は疑え」という基本ができていなかったようだ。

 同じ文春が、施工不良問題で揺れるレオパレスに、今度は、暴力を振う広報部長がいると報じている。

 高野宏之がその人。社外の弁護士事務所に設置されたコンプライアンス窓口に、高野のセクハラ・パワハラを告発する文書が寄せられたのは16年10月のことだそうだ。

 女性職員は、飲み会で膝や手を触られた挙句、帰る時に、「泊まらせてくれ」と執拗に迫られた。

 男性部下に対しては、「死ね」「辞めろ」「臭い」「ここから飛び降りろ」などの暴言を日常的に吐き、「罵倒されながら臀部を2度殴られた」「革靴の爪先で頸部を蹴られた」などの暴言・暴力行為が詳細に記されていたという。

 そのような内部告発がなされたにもかかわらず、国際事業統括部長は外れたものの、社の中枢部署の経営企画部に異動になっただけで、今度のような施工不良が次々に出る渦中に、広報部長に就任したのである。

 レオパレスは創業者支配が色濃い会社で、それらの人間に取り入っていれば、セクハラ、パワハラをやろうともお咎めなしのようだ。文春の取材に対して山口雅弘法務部長はこういい放ったそうだ。

「厳しい指導の延長。彼は優秀だからこそパワハラをする。優秀じゃない方はしません。セクハラも、腿を触るなどよくある話でしょ。皆さんの上司がやっている程度のことですよ。強姦したわけでもない」

 この会社、芯から根腐れしているようである。

 ニューズウイーク日本版が、山本太郎の「れいわ新選組」を取り上げている。

 私見だが、山本という人間はあまり好きなタイプではない。だが、今回の動きは注目に値すると考えている。

 何しろ、重度障がい者の木村英子と、難病ALS患者のふなごやすひこを候補として引っ張り出したのだから。

 ほかにも、蓮池透や「女性装」として知られる東大教授のやすとみ歩、創価学会員として沖縄辺野古基地建設を反対した野原ヨシマサなど、異色の面々を集めた手腕と努力は、賞賛に値する。

 しかも、比例の1,2位を障がい者の2人にして、山本は3番目に退いたのである。

 寄付も2億5,000万円を集め、街頭演説時に設けられるテントには、寄付する人の列ができたという。

 異端児、ウケ狙い、売名など、山本には、こうした声が浴びせられることがある。それを軽く受け流し、テレビや新聞は取り上げないが、山本の選んだ候補たちは、多くの有権者たちの関心を集め、木村とふなごが当選するという快挙を成し遂げたのである。

 ニューズでノンフィクション・ライターの石戸諭は、山本自身が体現するのは永田町エリートが独占する既得権への挑戦という物語だといい、山本の主張を左派ポピュリズムだと見ている。

「山本は『持たざる私たち』『将来に不安を抱えている私たち』という枠組みを新たに政治に持ち込もうとしている。彼らには既成政党が捉えきれていない、どこにも属せない『こぼれ落ちた人』の代表という意味が付与される」

 石戸は、れいわが比例で当選させることができるのは1議席だろうと見ていた。だが、れいわのうねりは全国に広がり、予想もできなかった2人当選という夢を実現したのである。

 実をいえば、私は、東京選挙区は既成左派の候補の名前を書いたが、比例は「れいわ」と書いた。

 日曜日の東京は、朝雨が残り、昼前には上がった。いわゆる選挙日和であった。昼頃に投票所になっている小学校へ行ったのだが、割合、若い人の姿が目立った。

 これなら投票率も上がる。そうなれば、野党票が伸びるかもしれないと期待したが、何のことはない、投票率は50%を切り、48.53 %という、戦後2番目に低いものだった。

 年金、消費税、憲法改正という、大問題が争点になっていたはずなのに、この関心の低さはどうしたことだろう。

 日本人の危機意識のなさか、もはや政治などに期待するのは諦めたということなのだろうか。

 朝日新聞や毎日新聞は、改憲派が3分の2に届かずという点を強調して、憂さを晴らしているが、書くべきは、投票率の低さに象徴される、日本人の政治的な無関心であると思う。 

 ニューズの石戸が書いているように、野党がやるべきだったのは、無味乾燥な政治的建前をいい立てる枝野立憲民主党のようなやり方ではなく、将来に不安を抱えている若者、中年たちを抱え込むフレーズであり、反安倍闘争をお祭りにしてしまう知恵ではなかったのか。

 安倍政権にうんざりしている有権者たちに、おざなりの政策を語るのではなく、香港のような、若者たちを中心にした「世直し」運動を広げていけば、関心も高まったはずである。

 枝野や玉木のような知恵のない中年男たちには退いてもらって、いっそ山本太郎を立憲民主党の代表にしたらどうだろう。

 山本が嫌なら、彼に代わるリーダーを大至急、衆院選までに見つけることだ。野党統一候補擁立よりも、そっちのほうが喫緊の課題だと思う。

 さて、根腐れしているのがここにもいた。横浜DeNAベイスターズの綾部翔(かける)投手(22)である。16年にドラフト5位で入団し、ラミレス監督期待の有望株だそうだ。

 だが、昨年2月に結婚して、長女が生まれたのに、彼の妻が、綾部の女遊びの酷さに呆れ果て、離婚協議の真っ最中だと、文春に告発したのだ。

 行動がおかしいと思って彼女が、綾部の荷物を調べると、ラブホのレシートや女性とのプリクラが出てきたという。家の寝室にICレコーダーを置いて録音すると、女性を家に連れ込んでSEXしている声まで録れた。

 以前使っていたスマホから、女性たちと性行為をしている大量の動画が見つかった。

 たまりかねて、彼女と母親で書かせた「誓約書」には、18人の女性の名前が並び、中には女子高生もいたというのだ。もはや堪忍袋の緒も切れた。

 文春は、球団に対して事実関係の確認を求め、球団側も会見を開き、綾部が未成年の少女との関係を認め、無期限の謹慎処分にすると発表した。当然だろう。

 文春は、参院選の候補者たちのスキャンダルが止まらないと書いていたが、読んでみると、スキャンダルではなく「お粗末」なだけだった。

 新潮には本物のスキャンダル議員が登場している。その名を石崎徹(35)という。新潟出身で、慶應大学から財務官僚になり、5年で退職して自民党の公募に応じ、2012年の総選挙に出馬、最年少で当選。現在3期目に入る。

 あの悪名高き「魔の3回生」の一人である。20代で結婚したがすぐに別れて、今は独身だそうだ。

 イケメンで、セクハラ、二股は日常茶飯事で、「今は8人だ。1週間じゃ足りない」といっていると元秘書が語っている。

 だが今回は、セクハラに加えて、パワハラがひどいというお話。石崎より少し上の秘書を怒鳴るばかりではなく、車の運転にケチをつけ、肩を何度も殴ったそうである。件の秘書は、日頃の暴言に加えてこの仕打ちに堪忍袋の緒が切れて、病院へ行って診断書をもらい、6月頭に新潟県警に被害届を出したという。

 新潮によれば、今国会で安倍首相が施政方針演説でパワハラ対策を明言して、5月には「パワハラ防止法」が成立したが、この石崎センセイも賛成の起立をしていたという。

 この人、同期の豊田真由子センセイの「このハゲー!!」大騒動を教訓にしていなかったらしい。

 パワハラを行使する時は、秘書が録音していないか確かめてからでないとやってはいけない。だが、これがかなり難しい。一度丸裸にでもしないといけないが、それがパワハラ、女性秘書ならばセクハラになってしまう。

 バカ、死ねは当たり前で、ノイローゼになった秘書が何人もいるそうだ。

 それでも新潮のインタビューに石崎議員は、「これまでだって秘書に暴力など一度も振るったことはありませんよ。バカとか死ねとかの暴言もない」と完全否定している。

 当然、新潮は、この音声をネットに流すだろうから、ウソはすぐばれる。新潟県警は関心をもって被害者とやりとりしているそうだ。

  石崎徹代議士は、新潮発売後に姿を消した。

 ところで、ジャニー喜多川社長の死を伝える報道は、まるで大本営発表のようだった。

 スポーツ紙はしかたないとしても、週刊誌も手放しの礼賛報道ばかりである。特に新聞社系がすごい。「追悼 ジャニーさん『伝説』は『神話』へと」(サンデー毎日・7/28号)「追悼 ジャニーさん、ありがとう」(週刊朝日・7/26号)。週朝は表紙に、ジャニーズ事務所のタレントが表紙になった号をズラッと並べた。

 中でもAERAは、「追悼・ジャニーさん『YOU! やっちゃいなよ』胸に刻んだ」と銘打ち、大特集を組んだ。そんなに偉大な人だったとは知らなかった私は仰天した。

 ここでも何度か書いたように、ジャニーの性的虐待についてなぜ触れないのか、姉のメリー、その娘のジュリーと、ジャニーとの確執も、今後の事務所の行方を占ううえで大事なことであろう。

 さすがに文春だけは、その問題を取り上げている。文春は1999年に、ジャニー喜多川が少年たちを事務所で性的虐待をしているという告発記事を連載した。

 珍しく、事務所は文春を名誉棄損で訴えた。しかし、ジャニー喜多川は法廷で、少年たちが文春に語った内容に対して、

「彼たち(少年たち)はうその証言をしたということを、僕は明確には言い難いです」

 といったのだ。東京高裁はこのジャニーの発言をもとに、「少年たちの証言は真実性がある」と認めたのである。

 今回も、嵐のメンバーと同年代の元ジュニアが、

「成功したヤツはジャニーさんに感謝しているかもしれない……。でも、僕はそんな気持ちになれない。ジュニア時代、僕がジャニーさんの誘いに抵抗したら、ステージの隅っこに追いやられた。(中略)僕のファーストキッスはジャニーさんですからね。ショックでしたし、もうグレるしかないですよ。(中略)十代前半で悟ったというか、大人の世界って本当に汚いんだなって」

 と語っている。こうした陰の部分も含めて、ジャニー喜多川という人間を論じなくてはならないはずなのに、ジャニーズ事務所やAKB48になると、週刊誌はすぐにジャーナリズムの旗をたたんで、まるで熱烈なファンのような礼賛記事を書いて恥じることがない。

 文春はこの記事中で、SMAPを解散後、事務所を出た稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人をテレビに出演させないよう、事務所が圧力をかけていたことを「スクープ」している。

 それを問題視してきた公正取引委員会が、「近く独占禁止法違反容疑で、ジャニーズ事務所に対し、正式な警告があると見られています」と書いているのである。

 今朝(7月18日)の新聞、スポーツ紙は、このことを一斉に報じてはいるが、「3人を出演させないよう圧力をかけた疑いがあることが17日、関係者への取材で分かった」(スポーツニッポン)と書いて恥じない。お前たちは文春の早刷りをみて、慌てて取材したのだろうが。

 事務所側はコメントを発表して、公取委から「調査を受けた」ことは認めた。これまで陰でこそこそ語られてきたジャニーズ事務所の様々な圧力が、事実だったことが公になったのである。テレビ局の責任者たちは、これについてはっきり見解を述べるべきである。

 私は、文春が書くさらに10年前、ジャニー喜多川の性癖について週刊現代で報じて大騒ぎになった。社は、私を婦人雑誌へ急遽異動させることで、事務所側と手打ちをした。その構造は、今も変わっていないはずである。メディアが、いち芸能プロの圧力や嫌がらせに抗することができないで、さらに始末の悪い権力をチェックすることなどできるはずがない。

 図らずも、ジャニー喜多川死亡報道が、そのことを再び明らかにしたといっていいだろう。

 ポストは、NHKが公取委問題をスクープしたと書いているが、時系列でいっても、最初に書いたのは文春である。

 文春が報じなければ、NHKが報じることができただろうか。ジャニーズ事務所から「今年の紅白にはうちのタレントを出さないわよ」とでもいわれたら、社内で大問題になるはずだ。

 今回は、「文春がやってますから」といえば、エクスキューズできると考えたのではないか。私はそう思うのだが。

 さて、今週の第1位は、宮迫博之と田村亮を涙の会見に追い込んだ、フライデーのスクープにあげたい。

 フライデーは今週、宮迫が半グレで前科3犯の野口和樹被告と一緒に写っている写真を掲載した。

 写真は16年7月27日の夜9時過ぎ、高級キャバクラで撮られたそうだ。

 野口が友人たちと北新地の店を訪れた。奥の個室で仲間と飲んでいた宮迫が、野口の友人の一人を知っていたようで、一緒に乾杯をしようとなり、高級シャンパンを飲んだそうだ。

 野口は半袖で、上半身に和彫りの入れ墨をしているから、宮迫には見えていたはずだと、目撃していた店の関係者が話している。

 しばらく談笑した後、宮迫が帰る段になり、同席者の一人が宮迫に謝礼を渡していたというのだ。目撃者は5万~10万円ぐらいではないかといっている。

 こうした芸人やアイドルが一般人と飲み、その謝礼としていくばくかの金銭を受け取ることを「ギャラ飲み」というそうだ。

 その日の少し前に、JR博多駅近くにあるビルの1階で、会社役員らが運搬していた約7億6000万円相当の金塊を、6人組の男たちがアタッシュケースごと強奪する事件が起きていた。

 この事件の主犯格が野口で、彼は17年5月に逮捕されている。

 宮迫や田村亮らは、詐欺集団の忘年会に出たことが報じられた時も、ギャラはもらっていないといい続けた。吉本は、宮迫は報じられているような額ではないがギャラを受け取っていたと公表したが、実際は100万円という高額な謝礼だったことが判明する。

 そしてこの写真である。宮迫が反社と強いつながりがあったことをいい逃れできなくなったため、吉本は宮迫との契約を解消した。だが、形だけの芸人からの聞き取り調査を何回やっても、反社への闇営業やギャラ飲みを、芸人たちが正直に白状するはずはない。

 吉本興業の大崎洋会長のインタビューを新潮が掲載しているが、この御仁、世の常識とは違う常識で生きている人のようだ。

 大崎が社長になった時点で、役員や社内にも「反社のような人たちがいた」(大崎)が、そいつらを命がけで追い出し、近代化をしたと語っている。

 しばらく前に、中田カウスと暴力団との関係が取り沙汰されたが、大崎は、「07年当時、吉本はカウスさん本人を含め関係者の聴取を行って問題はないと判断しました」といっている。だが、私には疑問だ。それに、その後も島田紳助と暴力団員との親しい関係も明るみに出ているではないか。

 大崎は、僕が社長になってからはコンプライアンスを強化してきたというが、「しかし、『直の営業』については、基本的に、自由にさせてきた」という。だが、この直営業が今回のように、詐欺集団や暴力団に付け込まれる“スキ”になっているのだ。

 直営業に走るのは、吉本9対芸人1ともいわれるギャラの配分や、賃金の安さにあるのに大崎は、「『最低賃金を保障しては』という議論があります。しかし、全員に払っていたら会社が潰れてしまう」と抗弁するのだ。

 いちお笑いプロが、6000人もの芸人を抱える構造そのものに無理があるのだが、そうは思わないらしい。さらに、吉本が持っている劇場が日本に17あり、NSC(吉本総合芸能学院)を出たらすぐに舞台に立つことができ、「プロの舞台に立ったのなら、たとえ1円でも250円でも払うというのが会社の考え方です」という。きょうび250円もらって喜ぶ子どもはいないぞ。

 芸人をタレントとは考えずに消耗品と考えているようだ。「よその事務所へ行くなりしてもいい。でも誰も辞めません」と豪語するが、外で通用するような芸人がほとんどいない証左ではないのか。

 フライデーが発売された翌日、宮迫と田村が会見した。焦心した2人の口から、ギャラをもらっていたのに、ないことにしたことへの詫びと、その間の心の葛藤を、涙を流しながら語った。

 一度は、シラを切り続けようとしたが、亮が「辞めてもいいから会見させてほしい」と岡田に直訴した。

 だが、岡本社長は、宮迫、亮ら5人を部屋に残し、こういったというのである。

「おまえらテープ回してないやろな」と一喝した後、「亮ええよ。お前が辞めて1人で会見してもいいわ。やってもいいけど、全員連帯責任でクビにするから。それでもいいならやれ。俺にはお前ら全員をクビにする力がある」。そう圧力をかけたというのだ。

 何のことはない。吉本という組織がヤクザなのである。大崎会長のいうように、反社の連中と関係のある奴らは、まだまだ残っていると思わざるを得ない。

 この会見を聞いた松本人志は、すぐに岡本と会い、「会見しろ」「大事な芸人を辞めさせてどうするのか」と問い詰めたそうだ。

 明石家さんまも、自分の個人事務所で2人を引き取るといっている。

 岡本社長は、2人と話し合いを持つといい出している。だが待ってくれ。哀れな芸人たちを、先輩や同僚が庇い、会社側もそれを引き受けてめでたしめでたしにする気ではないのか。

 ジャニーズ事務所のテレビ局への圧力問題も、テレビ側から「実はこういうことがあった」と告発する動きは、今のところ見えない。

 吉本の芸人たちと反社との関わりも、このままでは、うやむやにされてしまいかねない。

 スキャンダルを美談に変える。よく芸能界がやる手である。吉本側は、隠蔽していたことを詫び、責任を取って会長、社長は辞任するべきである。

 2人の給与を50%カットするぐらいで済むことではない。

 宮迫、田村亮らは、謹慎1年とし、明けてもしばらくは舞台を中心にして、当分の間テレビには出ない。そのぐらいのけじめをつけなければいけないはずだ。

 吉本は、反社と付き合ったら即解雇。闇営業やギャラ飲みは一切ダメ。その代わり、健康で人間らしい生活ができる程度のカネは保障するとした「契約書」を芸人たちと結ぶ。

 それで吉本が潰れても、それは仕方ないだろう。そうしなければ、同じようなことがまた起こる。

 吉本の芸人たちは、「俺たちの生活を保障しろ」「一舞台5000円よこせ」と書いたプラカードを持ってデモをすればいいと思う。(文中敬称略)

【巻末付録】

 現代からいこう。「全裸海岸2019夏-カメラが捉えたセレブたちの無防備な一瞬 ブレオナ・チェレティ、マーゴット・ロビー、ララ・ビングル」

「小田飛鳥、9頭身ヘアヌード-身長170cm、Iカップの衝撃」。袋とじは「邪悪なSEX2~女たちの告白~-怖いくらいに感じてしまう」。この中では小田飛鳥がいい。

 ポスト。「奈月セナ、ジャングルの女王セナパイ-新時代のグラビアクイーン」「<最高巨乳会議>B20サミット開幕-巨乳リーダー20人が一挙集結 みねりお、ほしのうめ、西田麻衣、夏来唯、宮里ゆりは、叶夢」

 袋とじは「<妄想グラビア>ヘアヌード会社案内-SOD女子社員オールスターズ」。よくある設定だが、オフィスで全裸というのは、一度実物を見てみたいものだが。

「関根優那、オトナの階段-次世代スターが意外なナイスバディを温泉で」「清水あいり、H!-男を惑わす人気グラドルのど迫力バストを接写」「畑中葉子/還暦ヌード-後ろから前からもう一度!」

 今週は、両誌ともに頑張っているが、決め手なし。よって引き分け。

吉本興業 岡本社長は今すぐ辞任すべし! 大崎会長とともに隠蔽を詫びて責任を取れ!!

今週の注目記事・第1位「宮迫博之 半グレ金塊強奪犯と『ギャラ飲み』現場写真」(『フライデー』8/2号)「『吉本・大崎社長』が明かす『闇営業』の核心」(『週刊新潮』7/25号)

同・第2位「ジャニー喜多川 審美眼と『性的虐待』」(『週刊文春』7/25号)「ジャニーズ事務所VS.公取委 なぜ『第一報』はNHKだったのか」(『週刊ポスト』8/2号)

同・第3位「暴行被害の秘書が警察に駆け込んだ『石崎徹代議士』の履歴書」(『週刊新潮』7/25号)

同・第4位「女子高生、球団職員、タレント…DeNA“エース候補”18人不倫」(『週刊文春』7/25号)

同・第5位「山本太郎現象とこぼれ落ちた人々」(『ニューズウイーク日本版』7/23号)

同・第6位「『ボトルで殴打』『蹴り』暴力幹部を広報部長に抜擢したレオパレス」(『週刊文春』7/25号)

同・第7位「『ハンセン病家族訴訟』大誤報の舞台裏」(『週刊新潮』7/25号)

同・第8位「『父草刈正雄』が後ろ盾になる『離婚の乱』」(『週刊新潮』7/25号)

同・第9位「元妻は見た 横綱・輪島『八百長と大麻とヤクザ』」(『週刊文春』7/25号)

同・第10位「『日韓断交』で韓国経済は大崩壊!」(『週刊ポスト』8/2号)

同・第11位「『雅子皇后』に復権をもたらした5つの僥倖」(『週刊新潮』7/25号)

同・第12位「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」(『週刊新潮』7/25号)

同・第13位「凶悪『放火事件』の60年史」(『週刊ポスト』8/2号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 多くの死傷者を出した京都アニメーション放火事件の実行犯・職業不詳の青葉真司容疑者(41)の「動機」はいったい何だったのだろう。

 亡くなった34人の人たちの無念を思うと、胸ふさがる思いがする。ご冥福をお祈りしたい。

 まだ、この事件についての週刊誌報道は、わずかにポストが1ページで触れているだけだが、青葉は、さいたま市内のアパートで暮らしていたらしい。

 隣の住人の証言によると、身長は180cmあり、上の部屋の音と勘違いして、いきなりやってきてドアをドンドン叩いたという。

 勘違いだといいに行くと、「うるせぇ!こっちは余裕ねぇんだ。殺すぞ!」とすごんだそうだ。

 事件現場でも、「死ね!」と叫びながらガソリンをまいたとされる。「パクりやがって」といっていたという話もある。

 相当ひどい火傷をしているようだが、何とか生かして、動機が何だったのかを語らせてほしいものである。

 新潮で始まった「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」が面白くなりそうだ。文太は、深作欣二や鈴木則文などの映画監督と多く仕事をしたが、晩年は疎遠になっていたという。

 彼は、「オレは人を信じないというところからスタートしている」と話していた。それは、おやじとおふくろが2~3歳の時に、別れてしまったことが核を作ったのかもしれないと、生前語っていたそうだ。

 高倉健とはまた違う、背中で寂しさを表現できる俳優だった。書き手は松田美智子。松田優作の最初のカミさんである。どんなものになるのか楽しみにしたい。

 同じ新潮が、雅子皇后に「復権」をもたらした5つの僥倖があると特集している。

 要は、念願だった皇室外交ができるようになったこと。国民から愛されているという自信を持ったこと。

 お世話係のトップである西宮幸子女官長が外交官の妻だったこともあり、気が合うこと。美智子皇后が上皇后になって、あのように完璧にやらなければというプレッシャーが取れたことなどがあるというのである。

 そして一番の僥倖は、秋篠宮眞子さんと小室圭との婚約延期問題が出てきて、雅子さんに対する注目度が薄れたことが、彼女の「安静」を取り戻すことに寄与したというのである。

 私は、雅子さんが自信を取り戻したことが、一番大きいと思っている。周囲に期待されていた以上に、皇室外交で重要な役割を果たしたことで、外交官として活躍していた以前のような自分を取り戻すことに成功し、それが精神的にいい方へ出ている。もう大丈夫だと思う。

 さて、日韓関係が日増しに緊張の度を増している。日本側のいい分もわからないではないが、私は、距離的にも歴史的にも近い韓国と揉めるのは、両国にとっていいことではないと思う。

 ポストは、日本政府が7月4日に実施した対韓輸出の新たな方針が、韓国経済を圧迫している、効果大だと報じている。

 半導体やディスプレイの製造に必要な、感光材、ディスプレイ用の樹脂材料を、従来の簡略な手続きを改めて、個別に輸出許可申請を求めて輸出審査を行う方針に切り替えるという内容だという。

 これは、官邸の極秘指示を受けた霞が関が、昨年12月ごろからシミュレーションを繰り返し、どのような措置が最も効果的かを慎重に練り上げたものだというのである。

 これら3つは、韓国の半導体の屋台骨だから、韓国経済はパニックに陥り、日本に歩み寄らざるを得ないと考えたシナリオだった。

 計算通り、文在寅大統領はトランプに日本との仲介を頼んだりと、動きは急だが、果たして安倍官邸が目論んでいるような効果があるのだろうか。

 私には疑問である。韓国は「恨」の国である。恨みは決して忘れない国である。

 いくら困ったからといって、日本に縋りついてくるとは考えにくい。文在寅政権は支持が低いといわれるが、対日本となれば、国民が一つになる国民性である。

 忘れっぽいこの国の民とは決定的に違う。かつての日本のスローガン「欲しがりません勝つまでは」が生きている国である。

 韓国が日本を棄てて、中国、北朝鮮との関係をさらに強化すれば、孤立して困るのは日本であること間違いない。

 ここは大人の心を持って、話し合いで解決すべきである。それができない安倍首相や河野外務大臣ではないはずだと信じたいのだが。

 輪島という横綱がいた。日大相撲部から角界入りして横綱になったのは、いまだに輪島だけである。

 大学出とは思えない言動は、たびたび顰蹙を買ったが、相撲ファンに愛された力士だった。

 彼の妻で、花籠親方の長女だった中島五月が、破天荒だった輪島について語り、ノンフィクション・ライターの武田頼政が、それをまとめて本にした。

 輪島は、十両入りした直後から、「銀座はサービスエリア」と嘯きクラブ通いして朝帰りしていた。

 初入幕の翌年には関脇になり、大関の座をつかもうかという時には、人気ホステスに入れあげ、稽古をする暇もなかったという。

 その後、輪島の妹が経営してきた相撲茶屋の資金繰りが苦しくなり、6億円の借金をつくる。そのため輪島は、某大手消費者金融への担保として、取引してはいけない「親方株」を差し出していたのである。

 広島の有名な暴力団・共政会が貸金の取り立てに来たというが、そちらは何とか話をつけたが、親方株を担保に入れていたということが発覚してしまう。

 だが、6億円の使途を輪島に問い詰めると、八百長にも充てていたという。いわゆるチュウシャといわれるやつだが、稽古もせずに遊び歩いていたため、八百長を頼まざるを得なかったのだろう。

 愉快な言動と土俵上で見せる豪快な相撲は見せかけだったようだ。だが、記録には残らないが、記憶には残る横綱だった。

 新潮では、草刈正雄の娘、紅蘭(くらん・29)が、内縁の夫、ラッパーのRYKEYこと、下田ムトアリッキー容疑者(31)の激しいDVを告白している。

 こっちもすさまじい根腐れぶりである。リッキーは3年前にも紅蘭へのDVで逮捕され、覚せい剤使用も発覚して、1年服役している。

 出所後に子どもが生まれたそうだが、なぜ別れなかったのだろう。紅蘭によると、別れ話を切り出すと、「コイツ(子供)を殺してオレも死ぬ」といい出すので、躊躇してできなかったというが、私には女心がわからない。

 結局また同じことの繰り返しで、再びリッキーは逮捕されてしまう。「出てきても復縁する気はない」というが、父親の草刈もホッとしていることだろう。

 ところで、朝日新聞の7月9日付の朝刊一面トップに載った「ハンセン病家族訴訟 控訴へ」が大誤報だったことが、大きな話題である。

 しかも、安倍首相は、その日の朝、「控訴断念」の方針を表明したから、朝日が安倍の筋からガセネタを掴まされた、ハメられたのではないかという“説”まで流れているそうである。

 朝日は、その日の夕刊に「おわび記事」を出し、10日の朝刊には。栗原健太郎政治部長名で、釈明記事を載せた。

 新潮によれば、同日の毎日は朝刊で「政府内に控訴断念論」と報じ、NHKは9日午前2時1分に「公訴断念へ」と流しているから、安倍首相の考えは控訴断念に傾いていたはずだと報じている。

 ではなぜ、朝日が誤報してしまったのか? 新潮は、朝日の社会部は政府筋から「控訴は難しいのではないか」という証言を得ていたのに、政治部が、「まだ再取材が可能な時間帯だったにもかかわらず、ほとんど何もしなかった」(政府関係者)というのだ。

 その背景には、安倍嫌いの政治部が、参議院選に打撃を与えてやろうと意図したのではないかと見る向きもあるようだが、自ら自分のところの紙価を貶めるようなことをやるとは考えにくい。

 やはり、責任者の思い込み、二重にも三重にも裏を取らなかったという初歩的なミスだったのではないか。

 文春によれば、この記事の“主犯”と目されるのは官邸キャップのTという人間だそうで、03年に産経新聞から移ってきた人間だという。麻生太郎に食い込んでいるといわれているそうだ。

 このTは、過去にも、G20が麻生の地元の福岡開催で最終調整、厚労相に片山さつきになど、麻生情報源によると思われる誤報があったという。

 産經から来て、朝日の官邸キャップにのし上がったのだから、実力はあるのだろうが、記者に必須の、「情報は疑え」という基本ができていなかったようだ。

 同じ文春が、施工不良問題で揺れるレオパレスに、今度は、暴力を振う広報部長がいると報じている。

 高野宏之がその人。社外の弁護士事務所に設置されたコンプライアンス窓口に、高野のセクハラ・パワハラを告発する文書が寄せられたのは16年10月のことだそうだ。

 女性職員は、飲み会で膝や手を触られた挙句、帰る時に、「泊まらせてくれ」と執拗に迫られた。

 男性部下に対しては、「死ね」「辞めろ」「臭い」「ここから飛び降りろ」などの暴言を日常的に吐き、「罵倒されながら臀部を2度殴られた」「革靴の爪先で頸部を蹴られた」などの暴言・暴力行為が詳細に記されていたという。

 そのような内部告発がなされたにもかかわらず、国際事業統括部長は外れたものの、社の中枢部署の経営企画部に異動になっただけで、今度のような施工不良が次々に出る渦中に、広報部長に就任したのである。

 レオパレスは創業者支配が色濃い会社で、それらの人間に取り入っていれば、セクハラ、パワハラをやろうともお咎めなしのようだ。文春の取材に対して山口雅弘法務部長はこういい放ったそうだ。

「厳しい指導の延長。彼は優秀だからこそパワハラをする。優秀じゃない方はしません。セクハラも、腿を触るなどよくある話でしょ。皆さんの上司がやっている程度のことですよ。強姦したわけでもない」

 この会社、芯から根腐れしているようである。

 ニューズウイーク日本版が、山本太郎の「れいわ新選組」を取り上げている。

 私見だが、山本という人間はあまり好きなタイプではない。だが、今回の動きは注目に値すると考えている。

 何しろ、重度障がい者の木村英子と、難病ALS患者のふなごやすひこを候補として引っ張り出したのだから。

 ほかにも、蓮池透や「女性装」として知られる東大教授のやすとみ歩、創価学会員として沖縄辺野古基地建設を反対した野原ヨシマサなど、異色の面々を集めた手腕と努力は、賞賛に値する。

 しかも、比例の1,2位を障がい者の2人にして、山本は3番目に退いたのである。

 寄付も2億5,000万円を集め、街頭演説時に設けられるテントには、寄付する人の列ができたという。

 異端児、ウケ狙い、売名など、山本には、こうした声が浴びせられることがある。それを軽く受け流し、テレビや新聞は取り上げないが、山本の選んだ候補たちは、多くの有権者たちの関心を集め、木村とふなごが当選するという快挙を成し遂げたのである。

 ニューズでノンフィクション・ライターの石戸諭は、山本自身が体現するのは永田町エリートが独占する既得権への挑戦という物語だといい、山本の主張を左派ポピュリズムだと見ている。

「山本は『持たざる私たち』『将来に不安を抱えている私たち』という枠組みを新たに政治に持ち込もうとしている。彼らには既成政党が捉えきれていない、どこにも属せない『こぼれ落ちた人』の代表という意味が付与される」

 石戸は、れいわが比例で当選させることができるのは1議席だろうと見ていた。だが、れいわのうねりは全国に広がり、予想もできなかった2人当選という夢を実現したのである。

 実をいえば、私は、東京選挙区は既成左派の候補の名前を書いたが、比例は「れいわ」と書いた。

 日曜日の東京は、朝雨が残り、昼前には上がった。いわゆる選挙日和であった。昼頃に投票所になっている小学校へ行ったのだが、割合、若い人の姿が目立った。

 これなら投票率も上がる。そうなれば、野党票が伸びるかもしれないと期待したが、何のことはない、投票率は50%を切り、48.53 %という、戦後2番目に低いものだった。

 年金、消費税、憲法改正という、大問題が争点になっていたはずなのに、この関心の低さはどうしたことだろう。

 日本人の危機意識のなさか、もはや政治などに期待するのは諦めたということなのだろうか。

 朝日新聞や毎日新聞は、改憲派が3分の2に届かずという点を強調して、憂さを晴らしているが、書くべきは、投票率の低さに象徴される、日本人の政治的な無関心であると思う。 

 ニューズの石戸が書いているように、野党がやるべきだったのは、無味乾燥な政治的建前をいい立てる枝野立憲民主党のようなやり方ではなく、将来に不安を抱えている若者、中年たちを抱え込むフレーズであり、反安倍闘争をお祭りにしてしまう知恵ではなかったのか。

 安倍政権にうんざりしている有権者たちに、おざなりの政策を語るのではなく、香港のような、若者たちを中心にした「世直し」運動を広げていけば、関心も高まったはずである。

 枝野や玉木のような知恵のない中年男たちには退いてもらって、いっそ山本太郎を立憲民主党の代表にしたらどうだろう。

 山本が嫌なら、彼に代わるリーダーを大至急、衆院選までに見つけることだ。野党統一候補擁立よりも、そっちのほうが喫緊の課題だと思う。

 さて、根腐れしているのがここにもいた。横浜DeNAベイスターズの綾部翔(かける)投手(22)である。16年にドラフト5位で入団し、ラミレス監督期待の有望株だそうだ。

 だが、昨年2月に結婚して、長女が生まれたのに、彼の妻が、綾部の女遊びの酷さに呆れ果て、離婚協議の真っ最中だと、文春に告発したのだ。

 行動がおかしいと思って彼女が、綾部の荷物を調べると、ラブホのレシートや女性とのプリクラが出てきたという。家の寝室にICレコーダーを置いて録音すると、女性を家に連れ込んでSEXしている声まで録れた。

 以前使っていたスマホから、女性たちと性行為をしている大量の動画が見つかった。

 たまりかねて、彼女と母親で書かせた「誓約書」には、18人の女性の名前が並び、中には女子高生もいたというのだ。もはや堪忍袋の緒も切れた。

 文春は、球団に対して事実関係の確認を求め、球団側も会見を開き、綾部が未成年の少女との関係を認め、無期限の謹慎処分にすると発表した。当然だろう。

 文春は、参院選の候補者たちのスキャンダルが止まらないと書いていたが、読んでみると、スキャンダルではなく「お粗末」なだけだった。

 新潮には本物のスキャンダル議員が登場している。その名を石崎徹(35)という。新潟出身で、慶應大学から財務官僚になり、5年で退職して自民党の公募に応じ、2012年の総選挙に出馬、最年少で当選。現在3期目に入る。

 あの悪名高き「魔の3回生」の一人である。20代で結婚したがすぐに別れて、今は独身だそうだ。

 イケメンで、セクハラ、二股は日常茶飯事で、「今は8人だ。1週間じゃ足りない」といっていると元秘書が語っている。

 だが今回は、セクハラに加えて、パワハラがひどいというお話。石崎より少し上の秘書を怒鳴るばかりではなく、車の運転にケチをつけ、肩を何度も殴ったそうである。件の秘書は、日頃の暴言に加えてこの仕打ちに堪忍袋の緒が切れて、病院へ行って診断書をもらい、6月頭に新潟県警に被害届を出したという。

 新潮によれば、今国会で安倍首相が施政方針演説でパワハラ対策を明言して、5月には「パワハラ防止法」が成立したが、この石崎センセイも賛成の起立をしていたという。

 この人、同期の豊田真由子センセイの「このハゲー!!」大騒動を教訓にしていなかったらしい。

 パワハラを行使する時は、秘書が録音していないか確かめてからでないとやってはいけない。だが、これがかなり難しい。一度丸裸にでもしないといけないが、それがパワハラ、女性秘書ならばセクハラになってしまう。

 バカ、死ねは当たり前で、ノイローゼになった秘書が何人もいるそうだ。

 それでも新潮のインタビューに石崎議員は、「これまでだって秘書に暴力など一度も振るったことはありませんよ。バカとか死ねとかの暴言もない」と完全否定している。

 当然、新潮は、この音声をネットに流すだろうから、ウソはすぐばれる。新潟県警は関心をもって被害者とやりとりしているそうだ。

  石崎徹代議士は、新潮発売後に姿を消した。

 ところで、ジャニー喜多川社長の死を伝える報道は、まるで大本営発表のようだった。

 スポーツ紙はしかたないとしても、週刊誌も手放しの礼賛報道ばかりである。特に新聞社系がすごい。「追悼 ジャニーさん『伝説』は『神話』へと」(サンデー毎日・7/28号)「追悼 ジャニーさん、ありがとう」(週刊朝日・7/26号)。週朝は表紙に、ジャニーズ事務所のタレントが表紙になった号をズラッと並べた。

 中でもAERAは、「追悼・ジャニーさん『YOU! やっちゃいなよ』胸に刻んだ」と銘打ち、大特集を組んだ。そんなに偉大な人だったとは知らなかった私は仰天した。

 ここでも何度か書いたように、ジャニーの性的虐待についてなぜ触れないのか、姉のメリー、その娘のジュリーと、ジャニーとの確執も、今後の事務所の行方を占ううえで大事なことであろう。

 さすがに文春だけは、その問題を取り上げている。文春は1999年に、ジャニー喜多川が少年たちを事務所で性的虐待をしているという告発記事を連載した。

 珍しく、事務所は文春を名誉棄損で訴えた。しかし、ジャニー喜多川は法廷で、少年たちが文春に語った内容に対して、

「彼たち(少年たち)はうその証言をしたということを、僕は明確には言い難いです」

 といったのだ。東京高裁はこのジャニーの発言をもとに、「少年たちの証言は真実性がある」と認めたのである。

 今回も、嵐のメンバーと同年代の元ジュニアが、

「成功したヤツはジャニーさんに感謝しているかもしれない……。でも、僕はそんな気持ちになれない。ジュニア時代、僕がジャニーさんの誘いに抵抗したら、ステージの隅っこに追いやられた。(中略)僕のファーストキッスはジャニーさんですからね。ショックでしたし、もうグレるしかないですよ。(中略)十代前半で悟ったというか、大人の世界って本当に汚いんだなって」

 と語っている。こうした陰の部分も含めて、ジャニー喜多川という人間を論じなくてはならないはずなのに、ジャニーズ事務所やAKB48になると、週刊誌はすぐにジャーナリズムの旗をたたんで、まるで熱烈なファンのような礼賛記事を書いて恥じることがない。

 文春はこの記事中で、SMAPを解散後、事務所を出た稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人をテレビに出演させないよう、事務所が圧力をかけていたことを「スクープ」している。

 それを問題視してきた公正取引委員会が、「近く独占禁止法違反容疑で、ジャニーズ事務所に対し、正式な警告があると見られています」と書いているのである。

 今朝(7月18日)の新聞、スポーツ紙は、このことを一斉に報じてはいるが、「3人を出演させないよう圧力をかけた疑いがあることが17日、関係者への取材で分かった」(スポーツニッポン)と書いて恥じない。お前たちは文春の早刷りをみて、慌てて取材したのだろうが。

 事務所側はコメントを発表して、公取委から「調査を受けた」ことは認めた。これまで陰でこそこそ語られてきたジャニーズ事務所の様々な圧力が、事実だったことが公になったのである。テレビ局の責任者たちは、これについてはっきり見解を述べるべきである。

 私は、文春が書くさらに10年前、ジャニー喜多川の性癖について週刊現代で報じて大騒ぎになった。社は、私を婦人雑誌へ急遽異動させることで、事務所側と手打ちをした。その構造は、今も変わっていないはずである。メディアが、いち芸能プロの圧力や嫌がらせに抗することができないで、さらに始末の悪い権力をチェックすることなどできるはずがない。

 図らずも、ジャニー喜多川死亡報道が、そのことを再び明らかにしたといっていいだろう。

 ポストは、NHKが公取委問題をスクープしたと書いているが、時系列でいっても、最初に書いたのは文春である。

 文春が報じなければ、NHKが報じることができただろうか。ジャニーズ事務所から「今年の紅白にはうちのタレントを出さないわよ」とでもいわれたら、社内で大問題になるはずだ。

 今回は、「文春がやってますから」といえば、エクスキューズできると考えたのではないか。私はそう思うのだが。

 さて、今週の第1位は、宮迫博之と田村亮を涙の会見に追い込んだ、フライデーのスクープにあげたい。

 フライデーは今週、宮迫が半グレで前科3犯の野口和樹被告と一緒に写っている写真を掲載した。

 写真は16年7月27日の夜9時過ぎ、高級キャバクラで撮られたそうだ。

 野口が友人たちと北新地の店を訪れた。奥の個室で仲間と飲んでいた宮迫が、野口の友人の一人を知っていたようで、一緒に乾杯をしようとなり、高級シャンパンを飲んだそうだ。

 野口は半袖で、上半身に和彫りの入れ墨をしているから、宮迫には見えていたはずだと、目撃していた店の関係者が話している。

 しばらく談笑した後、宮迫が帰る段になり、同席者の一人が宮迫に謝礼を渡していたというのだ。目撃者は5万~10万円ぐらいではないかといっている。

 こうした芸人やアイドルが一般人と飲み、その謝礼としていくばくかの金銭を受け取ることを「ギャラ飲み」というそうだ。

 その日の少し前に、JR博多駅近くにあるビルの1階で、会社役員らが運搬していた約7億6000万円相当の金塊を、6人組の男たちがアタッシュケースごと強奪する事件が起きていた。

 この事件の主犯格が野口で、彼は17年5月に逮捕されている。

 宮迫や田村亮らは、詐欺集団の忘年会に出たことが報じられた時も、ギャラはもらっていないといい続けた。吉本は、宮迫は報じられているような額ではないがギャラを受け取っていたと公表したが、実際は100万円という高額な謝礼だったことが判明する。

 そしてこの写真である。宮迫が反社と強いつながりがあったことをいい逃れできなくなったため、吉本は宮迫との契約を解消した。だが、形だけの芸人からの聞き取り調査を何回やっても、反社への闇営業やギャラ飲みを、芸人たちが正直に白状するはずはない。

 吉本興業の大崎洋会長のインタビューを新潮が掲載しているが、この御仁、世の常識とは違う常識で生きている人のようだ。

 大崎が社長になった時点で、役員や社内にも「反社のような人たちがいた」(大崎)が、そいつらを命がけで追い出し、近代化をしたと語っている。

 しばらく前に、中田カウスと暴力団との関係が取り沙汰されたが、大崎は、「07年当時、吉本はカウスさん本人を含め関係者の聴取を行って問題はないと判断しました」といっている。だが、私には疑問だ。それに、その後も島田紳助と暴力団員との親しい関係も明るみに出ているではないか。

 大崎は、僕が社長になってからはコンプライアンスを強化してきたというが、「しかし、『直の営業』については、基本的に、自由にさせてきた」という。だが、この直営業が今回のように、詐欺集団や暴力団に付け込まれる“スキ”になっているのだ。

 直営業に走るのは、吉本9対芸人1ともいわれるギャラの配分や、賃金の安さにあるのに大崎は、「『最低賃金を保障しては』という議論があります。しかし、全員に払っていたら会社が潰れてしまう」と抗弁するのだ。

 いちお笑いプロが、6000人もの芸人を抱える構造そのものに無理があるのだが、そうは思わないらしい。さらに、吉本が持っている劇場が日本に17あり、NSC(吉本総合芸能学院)を出たらすぐに舞台に立つことができ、「プロの舞台に立ったのなら、たとえ1円でも250円でも払うというのが会社の考え方です」という。きょうび250円もらって喜ぶ子どもはいないぞ。

 芸人をタレントとは考えずに消耗品と考えているようだ。「よその事務所へ行くなりしてもいい。でも誰も辞めません」と豪語するが、外で通用するような芸人がほとんどいない証左ではないのか。

 フライデーが発売された翌日、宮迫と田村が会見した。焦心した2人の口から、ギャラをもらっていたのに、ないことにしたことへの詫びと、その間の心の葛藤を、涙を流しながら語った。

 一度は、シラを切り続けようとしたが、亮が「辞めてもいいから会見させてほしい」と岡田に直訴した。

 だが、岡本社長は、宮迫、亮ら5人を部屋に残し、こういったというのである。

「おまえらテープ回してないやろな」と一喝した後、「亮ええよ。お前が辞めて1人で会見してもいいわ。やってもいいけど、全員連帯責任でクビにするから。それでもいいならやれ。俺にはお前ら全員をクビにする力がある」。そう圧力をかけたというのだ。

 何のことはない。吉本という組織がヤクザなのである。大崎会長のいうように、反社の連中と関係のある奴らは、まだまだ残っていると思わざるを得ない。

 この会見を聞いた松本人志は、すぐに岡本と会い、「会見しろ」「大事な芸人を辞めさせてどうするのか」と問い詰めたそうだ。

 明石家さんまも、自分の個人事務所で2人を引き取るといっている。

 岡本社長は、2人と話し合いを持つといい出している。だが待ってくれ。哀れな芸人たちを、先輩や同僚が庇い、会社側もそれを引き受けてめでたしめでたしにする気ではないのか。

 ジャニーズ事務所のテレビ局への圧力問題も、テレビ側から「実はこういうことがあった」と告発する動きは、今のところ見えない。

 吉本の芸人たちと反社との関わりも、このままでは、うやむやにされてしまいかねない。

 スキャンダルを美談に変える。よく芸能界がやる手である。吉本側は、隠蔽していたことを詫び、責任を取って会長、社長は辞任するべきである。

 2人の給与を50%カットするぐらいで済むことではない。

 宮迫、田村亮らは、謹慎1年とし、明けてもしばらくは舞台を中心にして、当分の間テレビには出ない。そのぐらいのけじめをつけなければいけないはずだ。

 吉本は、反社と付き合ったら即解雇。闇営業やギャラ飲みは一切ダメ。その代わり、健康で人間らしい生活ができる程度のカネは保障するとした「契約書」を芸人たちと結ぶ。

 それで吉本が潰れても、それは仕方ないだろう。そうしなければ、同じようなことがまた起こる。

 吉本の芸人たちは、「俺たちの生活を保障しろ」「一舞台5000円よこせ」と書いたプラカードを持ってデモをすればいいと思う。(文中敬称略)

【巻末付録】

 現代からいこう。「全裸海岸2019夏-カメラが捉えたセレブたちの無防備な一瞬 ブレオナ・チェレティ、マーゴット・ロビー、ララ・ビングル」

「小田飛鳥、9頭身ヘアヌード-身長170cm、Iカップの衝撃」。袋とじは「邪悪なSEX2~女たちの告白~-怖いくらいに感じてしまう」。この中では小田飛鳥がいい。

 ポスト。「奈月セナ、ジャングルの女王セナパイ-新時代のグラビアクイーン」「<最高巨乳会議>B20サミット開幕-巨乳リーダー20人が一挙集結 みねりお、ほしのうめ、西田麻衣、夏来唯、宮里ゆりは、叶夢」

 袋とじは「<妄想グラビア>ヘアヌード会社案内-SOD女子社員オールスターズ」。よくある設定だが、オフィスで全裸というのは、一度実物を見てみたいものだが。

「関根優那、オトナの階段-次世代スターが意外なナイスバディを温泉で」「清水あいり、H!-男を惑わす人気グラドルのど迫力バストを接写」「畑中葉子/還暦ヌード-後ろから前からもう一度!」

 今週は、両誌ともに頑張っているが、決め手なし。よって引き分け。